JPH0857690A - コア・ダイヤフラム等の溶接治具装置 - Google Patents
コア・ダイヤフラム等の溶接治具装置Info
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- JPH0857690A JPH0857690A JP19953894A JP19953894A JPH0857690A JP H0857690 A JPH0857690 A JP H0857690A JP 19953894 A JP19953894 A JP 19953894A JP 19953894 A JP19953894 A JP 19953894A JP H0857690 A JPH0857690 A JP H0857690A
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- diaphragm
- welding
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】簡潔な操作で外形や寸法の異なるコア・ダイヤ
フラムの軸芯出し支持を行い、下向きの連続溶接ができ
るようにした治具を提供する。 【構成】基台Fと、基台に設けられ水平配置したコア・
ダイヤフラムを挟持する一対の支持手段17,19と、
支持手段を移動させてコア・ダイヤフラムを押圧するた
めの押圧機構と、支持手段に設けられコア・ダイヤフラ
ムを回転するための回転駆動機構とよりなるコア・ダイ
ヤフラムの溶接治具において、基台に支持手段と直交す
る方向にコア・ダイヤフラム芯出し手段50を設ける。
コア・ダイヤフラム芯出し手段は、水平方向から相互に
等距離接近離反自在に取付けられコア・ダイヤフラムの
軸芯を支持手段の回転中心と一致させるべく水平方向の
位置を調節可能な一対の支持部材67,69と、支持部
材に設けられ軸芯を垂直方向に位置を調節可能な水平支
持部材71,73とを備えている。
フラムの軸芯出し支持を行い、下向きの連続溶接ができ
るようにした治具を提供する。 【構成】基台Fと、基台に設けられ水平配置したコア・
ダイヤフラムを挟持する一対の支持手段17,19と、
支持手段を移動させてコア・ダイヤフラムを押圧するた
めの押圧機構と、支持手段に設けられコア・ダイヤフラ
ムを回転するための回転駆動機構とよりなるコア・ダイ
ヤフラムの溶接治具において、基台に支持手段と直交す
る方向にコア・ダイヤフラム芯出し手段50を設ける。
コア・ダイヤフラム芯出し手段は、水平方向から相互に
等距離接近離反自在に取付けられコア・ダイヤフラムの
軸芯を支持手段の回転中心と一致させるべく水平方向の
位置を調節可能な一対の支持部材67,69と、支持部
材に設けられ軸芯を垂直方向に位置を調節可能な水平支
持部材71,73とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コア・ダイヤフラム等
の溶接治具装置に関し、特に、仮溶接されたコア・ダイ
ヤフラムをその軸芯位置で支持させ、安定した姿勢にて
その全周を連続溶接できるようにした溶接治具装置に係
る。
の溶接治具装置に関し、特に、仮溶接されたコア・ダイ
ヤフラムをその軸芯位置で支持させ、安定した姿勢にて
その全周を連続溶接できるようにした溶接治具装置に係
る。
【0002】
【従来の技術】従来、四角の角筒を短尺のサイコロ状に
切断し、この両端にダイヤフラムを溶接した建設用のコ
ア・ダイヤフラム(センターコラムとも云う)が提供さ
れている。上記コア・ダイヤフラムは、柱と柱とを延長
したり、柱と梁とを接続する継手部材としての重要な機
能を持ち、その製作作業はサイコロ(コア)とこの両端
面に溶接されるダイアフラムを裏当金により仮溶接した
のち、溶接固定する。
切断し、この両端にダイヤフラムを溶接した建設用のコ
ア・ダイヤフラム(センターコラムとも云う)が提供さ
れている。上記コア・ダイヤフラムは、柱と柱とを延長
したり、柱と梁とを接続する継手部材としての重要な機
能を持ち、その製作作業はサイコロ(コア)とこの両端
面に溶接されるダイアフラムを裏当金により仮溶接した
のち、溶接固定する。
【0003】その製作には、例えば図8に示すような溶
接方法を採用している。この溶接方法は最も原始的なも
ので、定盤1上に仮溶接されたコア・ダイヤフラムを複
数(図では4個)並列的に置き、先ず、第1のコア・ダ
イヤフラムにつき、溶接作業者の正面に位置するコア5
の上面(1面)を溶接棒7を手に持ち、コア5とダイヤ
フラム3の接合面を下向きのアーク溶接法にて手操作で
溶接する。
接方法を採用している。この溶接方法は最も原始的なも
ので、定盤1上に仮溶接されたコア・ダイヤフラムを複
数(図では4個)並列的に置き、先ず、第1のコア・ダ
イヤフラムにつき、溶接作業者の正面に位置するコア5
の上面(1面)を溶接棒7を手に持ち、コア5とダイヤ
フラム3の接合面を下向きのアーク溶接法にて手操作で
溶接する。
【0004】続いて、第2〜第4のコア・ダイヤフラム
について順次同様の作業を行う。この間、第1のコア・
ダイヤフラムが冷えたところで、定盤1上で90度回転
させ、コア5の「2面」を溶接作業者の正面に置く。第
2〜4のコア・ダイヤフラムについても同様に回転させ
る。そして第4のコア・ダイヤフラムの作業後、再び第
1のコア・ダイヤフラムの「2面」を下向きアーク溶接
する。以下、この作業を繰り返しコア・ダイアフラムの
全周を溶接する。
について順次同様の作業を行う。この間、第1のコア・
ダイヤフラムが冷えたところで、定盤1上で90度回転
させ、コア5の「2面」を溶接作業者の正面に置く。第
2〜4のコア・ダイヤフラムについても同様に回転させ
る。そして第4のコア・ダイヤフラムの作業後、再び第
1のコア・ダイヤフラムの「2面」を下向きアーク溶接
する。以下、この作業を繰り返しコア・ダイアフラムの
全周を溶接する。
【0005】更に、図10に示すように、旋回チャック
装置101のチャック103にコア5の一端を把持さ
せ、溶接速度に合わせてチャック103を回転させ、仮
溶接されたダイヤフラム3とコア5の上面縁を溶接ロボ
ット105の溶接棒7にて自動溶接するものがある。
装置101のチャック103にコア5の一端を把持さ
せ、溶接速度に合わせてチャック103を回転させ、仮
溶接されたダイヤフラム3とコア5の上面縁を溶接ロボ
ット105の溶接棒7にて自動溶接するものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の図8に示す
溶接方法によると、次のような問題があった。コア5の
各面を溶接するとき、その角部で一旦溶接作業を中断
し、コア5の向きを変えて4面の溶接を繰り返してい
る。従って、図9に示すように、その角部Aには溶接ビ
ートBが盛られず、又、仮りに盛られていても不完全
で、溶接強度を低下させているばかりか溶接歪みも大き
くなる。又、重量物であるコア・ダイヤフラムを回転さ
せる作業も面倒で多大の労力を要してしまい製作のため
の手間が必要以上にかかっている。
溶接方法によると、次のような問題があった。コア5の
各面を溶接するとき、その角部で一旦溶接作業を中断
し、コア5の向きを変えて4面の溶接を繰り返してい
る。従って、図9に示すように、その角部Aには溶接ビ
ートBが盛られず、又、仮りに盛られていても不完全
で、溶接強度を低下させているばかりか溶接歪みも大き
くなる。又、重量物であるコア・ダイヤフラムを回転さ
せる作業も面倒で多大の労力を要してしまい製作のため
の手間が必要以上にかかっている。
【0007】また、溶接ロボット105による自動溶接
装置100においては、この自動溶接装置100が高価
であるばかりか、コア・ダイヤフラムCDの寸法や外形
変更に伴い、溶接プログラムの変更をしなければならな
いとか、据付面積も広く取るなど、中小零細企業等での
少資本と狭い工場敷地内での使用や多品種少量の手作業
を伴う溶接作業には、導入でき難いものである。
装置100においては、この自動溶接装置100が高価
であるばかりか、コア・ダイヤフラムCDの寸法や外形
変更に伴い、溶接プログラムの変更をしなければならな
いとか、据付面積も広く取るなど、中小零細企業等での
少資本と狭い工場敷地内での使用や多品種少量の手作業
を伴う溶接作業には、導入でき難いものである。
【0008】本発明は、上記問題点に基づいてなされた
もので、外形や寸法の異なるコア・ダイヤフラムの軸芯
出しが簡潔な操作にて迅速且つ高精度に行えるように
し、作業者による手動溶接でのコア・ダイヤフラムの溶
接作業において、仮溶接されたコア・ダイヤフラム等を
その軸芯位置で支持し、90度毎に寸動される旋回時に
安定姿勢にて下向きの連続溶接が容易且つ確実にできる
ようにしたコア・ダイヤフラム等の溶接治具装置を提供
することを目的とする。
もので、外形や寸法の異なるコア・ダイヤフラムの軸芯
出しが簡潔な操作にて迅速且つ高精度に行えるように
し、作業者による手動溶接でのコア・ダイヤフラムの溶
接作業において、仮溶接されたコア・ダイヤフラム等を
その軸芯位置で支持し、90度毎に寸動される旋回時に
安定姿勢にて下向きの連続溶接が容易且つ確実にできる
ようにしたコア・ダイヤフラム等の溶接治具装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
請求項1記載の発明は、基台と、上記基台に設けられ水
平配置したコア・ダイヤフラム等を両側から挟持する一
対の支持手段と、上記基台に設けられ上記支持手段を移
動させてコア・ダイヤフラム等を押圧するための押圧機
構と、上記支持手段に設けられコア・ダイヤフラム等を
所定角回転するための回転駆動機構と、よりなるコア・
ダイヤフラム等の溶接治具装置において、上記基台に上
記支持手段と直交する方向にコア・ダイヤフラム芯出し
手段を設け、上記コア・ダイヤフラム芯出し手段は、水
平方向から相互に等距離接近離反自在に取付けられコア
・ダイヤフラム等の軸芯を上記支持手段の旋回中心と一
致させるべく水平方向の位置を調節可能な一対の支持部
材と、上記支持部材に設けられコア・ダイヤフラム等の
軸芯を上記支持手段の旋回中心と一致させるべく垂直方
向に位置を調節可能な水平支持部材とを備えているもの
であることを特徴とするものである。
請求項1記載の発明は、基台と、上記基台に設けられ水
平配置したコア・ダイヤフラム等を両側から挟持する一
対の支持手段と、上記基台に設けられ上記支持手段を移
動させてコア・ダイヤフラム等を押圧するための押圧機
構と、上記支持手段に設けられコア・ダイヤフラム等を
所定角回転するための回転駆動機構と、よりなるコア・
ダイヤフラム等の溶接治具装置において、上記基台に上
記支持手段と直交する方向にコア・ダイヤフラム芯出し
手段を設け、上記コア・ダイヤフラム芯出し手段は、水
平方向から相互に等距離接近離反自在に取付けられコア
・ダイヤフラム等の軸芯を上記支持手段の旋回中心と一
致させるべく水平方向の位置を調節可能な一対の支持部
材と、上記支持部材に設けられコア・ダイヤフラム等の
軸芯を上記支持手段の旋回中心と一致させるべく垂直方
向に位置を調節可能な水平支持部材とを備えているもの
であることを特徴とするものである。
【0010】又、請求項2記載の発明は、上記基台は、
ベース上に旋回及び傾斜自在なターンテーブルを配置し
たものであることを特徴とするものである。又、請求項
3記載の発明は、上記水平支持部材の上面はフリーベア
リングであることを特徴とするものである。
ベース上に旋回及び傾斜自在なターンテーブルを配置し
たものであることを特徴とするものである。又、請求項
3記載の発明は、上記水平支持部材の上面はフリーベア
リングであることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によると、先ず、溶接をし
ようとするコア・ダイヤフラムの大きさに応じて、上記
支持部材に設けた水平支持部材の垂直方向の位置を調節
し、コア・ダイヤフラム等をこれに載置することでその
軸芯を上記支持手段の旋回中心と一致するようにする。
次に、一対の支持部材上にコア・ダイヤフラムを載せ、
水平方向から相互に等距離接近離反自在に取付けられた
支持部材を接近させ、コア・ダイヤフラムに当接させる
ことによりコア・ダイヤフラム等の軸芯を上記支持手段
の旋回中心と一致させる。これにより、上記支持手段の
旋回中心とコア・ダイヤフラムの軸芯が一致する。次
に、押圧機構を作動させて、基台上の一対の支持手段
に、仮溶接状態のコア・ダイヤフラムを両側から挟持す
る。
ようとするコア・ダイヤフラムの大きさに応じて、上記
支持部材に設けた水平支持部材の垂直方向の位置を調節
し、コア・ダイヤフラム等をこれに載置することでその
軸芯を上記支持手段の旋回中心と一致するようにする。
次に、一対の支持部材上にコア・ダイヤフラムを載せ、
水平方向から相互に等距離接近離反自在に取付けられた
支持部材を接近させ、コア・ダイヤフラムに当接させる
ことによりコア・ダイヤフラム等の軸芯を上記支持手段
の旋回中心と一致させる。これにより、上記支持手段の
旋回中心とコア・ダイヤフラムの軸芯が一致する。次
に、押圧機構を作動させて、基台上の一対の支持手段
に、仮溶接状態のコア・ダイヤフラムを両側から挟持す
る。
【0012】この芯出し・挟持後に、支持部材を後退さ
せコア・ダイヤフラムから離反させて、溶接作業に入
る。上記支持手段上のコア・ダイヤフラムは、回転駆動
機構により、例えば90度ずつ寸動旋回されるから、溶
接棒を下向きで溶接を進め、角部にさしかかるとフット
スイッチ等によりコア・ダイヤフラムをゆっくり90度
旋回させながら次の面の溶接作業を連続して続行する。
せコア・ダイヤフラムから離反させて、溶接作業に入
る。上記支持手段上のコア・ダイヤフラムは、回転駆動
機構により、例えば90度ずつ寸動旋回されるから、溶
接棒を下向きで溶接を進め、角部にさしかかるとフット
スイッチ等によりコア・ダイヤフラムをゆっくり90度
旋回させながら次の面の溶接作業を連続して続行する。
【0013】しかして、このコア・ダイヤフラムの溶接
治具装置によると、外形や寸法の異なるコア・ダイヤフ
ラムの軸芯出しが簡潔な操作にて迅速且つ高精度に行
え、且つ、支持手段にてコア・ダイヤフラムの軸芯を正
確に支持することにより、安定した姿勢での高精度な溶
接が可能となり、コア・ダイヤフラムに対してその全周
を連続して下向き溶接されるから、溶接ビートの不連続
による溶接欠陥を完全に解消できる。
治具装置によると、外形や寸法の異なるコア・ダイヤフ
ラムの軸芯出しが簡潔な操作にて迅速且つ高精度に行
え、且つ、支持手段にてコア・ダイヤフラムの軸芯を正
確に支持することにより、安定した姿勢での高精度な溶
接が可能となり、コア・ダイヤフラムに対してその全周
を連続して下向き溶接されるから、溶接ビートの不連続
による溶接欠陥を完全に解消できる。
【0014】又、請求項2記載の発明によると、基台
は、ベース上に旋回及び傾斜自在なターンテーブルを配
置したものとしているので、先ず、ベース上に旋回自在
に支承されたターンテーブル上の一対の支持手段に、仮
溶接状態のコア・ダイヤフラムを両側から挟持する。続
いて、ターンテーブルを溶接作業し易い傾斜角に調節す
る。これにより、作業者は溶接作業が楽な姿勢の基にで
き、作業しやすく且つ正確な溶接が可能となる。又、コ
ア・ダイヤフラムの一方の端部の溶接作業が終了した
ら、ターンテーブルを180度旋回させ、ターンテーブ
ルを逆方向の傾斜角に調節することにより、コア・ダイ
ヤフラムを支持したまま、他方の端部の溶接作業がで
き、作業性が向上する。
は、ベース上に旋回及び傾斜自在なターンテーブルを配
置したものとしているので、先ず、ベース上に旋回自在
に支承されたターンテーブル上の一対の支持手段に、仮
溶接状態のコア・ダイヤフラムを両側から挟持する。続
いて、ターンテーブルを溶接作業し易い傾斜角に調節す
る。これにより、作業者は溶接作業が楽な姿勢の基にで
き、作業しやすく且つ正確な溶接が可能となる。又、コ
ア・ダイヤフラムの一方の端部の溶接作業が終了した
ら、ターンテーブルを180度旋回させ、ターンテーブ
ルを逆方向の傾斜角に調節することにより、コア・ダイ
ヤフラムを支持したまま、他方の端部の溶接作業がで
き、作業性が向上する。
【0015】又、請求項3記載の発明によると、水平支
持部材の上面をフリーベアリングとしたので、一対の支
持部材上にコア・ダイヤフラムを載せ、水平方向から相
互に等距離接近離反自在に取付けられた支持部材を接近
させ、コア・ダイヤフラムに当接させる際、及び、芯出
し・挟持後に、支持部材を後退させコア・ダイヤフラム
から離反させる際に、重量物であるコア・ダイヤフラム
を容易に移動でき、作業性が向上する。
持部材の上面をフリーベアリングとしたので、一対の支
持部材上にコア・ダイヤフラムを載せ、水平方向から相
互に等距離接近離反自在に取付けられた支持部材を接近
させ、コア・ダイヤフラムに当接させる際、及び、芯出
し・挟持後に、支持部材を後退させコア・ダイヤフラム
から離反させる際に、重量物であるコア・ダイヤフラム
を容易に移動でき、作業性が向上する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図7を参照
して具体的に説明する。まず、溶接治具装置200は、
基台F上に設けられる。すなわち、ベース11上に載置
したターンテーブル13が手操作等で任意な傾斜角θに
傾けられるとともに、ターンテーブル13を中心にして
手操作等で旋回する。尚、基台Fの構成は上記のものに
限らず、傾斜・旋回しないものでもよい。
して具体的に説明する。まず、溶接治具装置200は、
基台F上に設けられる。すなわち、ベース11上に載置
したターンテーブル13が手操作等で任意な傾斜角θに
傾けられるとともに、ターンテーブル13を中心にして
手操作等で旋回する。尚、基台Fの構成は上記のものに
限らず、傾斜・旋回しないものでもよい。
【0017】上記ターンテーブル13上には、水平配置
したコア・ダイヤフラムCD(サイコロ5の両端面にダ
イアフラム3を裏当金で仮溶接したもの)を両側から挟
持するための一対の支持手段17,19を備え、上記支
持手段の片側17にはコア・ダイヤフラムCDを所定角
回転するための回転駆動機構21(図3,4に示すモー
ターM)を備え、又、他側の支持手段19にはコア・ダ
イヤフラムCDを開閉弁Vの操作で押圧するための押圧
機構31(図2,4に示すエアシリンダC)を備え、上
記支持手段17,19にてコア・ダイヤフラムCDを挟
持する。
したコア・ダイヤフラムCD(サイコロ5の両端面にダ
イアフラム3を裏当金で仮溶接したもの)を両側から挟
持するための一対の支持手段17,19を備え、上記支
持手段の片側17にはコア・ダイヤフラムCDを所定角
回転するための回転駆動機構21(図3,4に示すモー
ターM)を備え、又、他側の支持手段19にはコア・ダ
イヤフラムCDを開閉弁Vの操作で押圧するための押圧
機構31(図2,4に示すエアシリンダC)を備え、上
記支持手段17,19にてコア・ダイヤフラムCDを挟
持する。
【0018】即ち、一対の支持手段17,19を水平方
向に対向配置し、この間に図1のように横向きにしたコ
ア・ダイヤフラムCDを、その旋回中心Oと一対の支持
手段17,19の軸芯を一致させて挟持する。もし、こ
の旋回中心Oから偏った位置で挟持すると、大きなコア
・ダイヤフラムCDを取付けての旋回溶接時にコア・ダ
イヤフラムCDが偏心回転して下向き溶接作業が著しく
困難となり、又、コア・ダイヤフラムCDをターンテー
ブル13に衝突させたり、偏心荷重により支持手段1
7,19より脱落するというトラブルを発生するおそれ
がある。そこで基台F上にコア・ダイヤフラム芯出し手
段50を設け、これにより旋回中心Oに支持手段17,
19の軸芯を一致させて挟持するようにしている。
向に対向配置し、この間に図1のように横向きにしたコ
ア・ダイヤフラムCDを、その旋回中心Oと一対の支持
手段17,19の軸芯を一致させて挟持する。もし、こ
の旋回中心Oから偏った位置で挟持すると、大きなコア
・ダイヤフラムCDを取付けての旋回溶接時にコア・ダ
イヤフラムCDが偏心回転して下向き溶接作業が著しく
困難となり、又、コア・ダイヤフラムCDをターンテー
ブル13に衝突させたり、偏心荷重により支持手段1
7,19より脱落するというトラブルを発生するおそれ
がある。そこで基台F上にコア・ダイヤフラム芯出し手
段50を設け、これにより旋回中心Oに支持手段17,
19の軸芯を一致させて挟持するようにしている。
【0019】上記溶接治具装置200のうち、基台Fの
部分の構成につき、図2乃至図5を参照して説明する。
先ず、ターンテーブル13は、ベース11上に備える旋
回部材30(ベアリングは図示なし)上に載置した基板
22上の左右両端部の軸受部材23,25により、その
両側フレーム13A,13Bを支持され、片側の軸受部
材23はウォーム減速機23A等を兼用したものであ
る。従って、ウォーム減速機23Aのハンドル27を手
動操作することで、ターンテーブル13を任意な傾斜角
θに傾けられ、且つ、ターンテーブル13は旋回部材3
0にて手操作等で旋回する。
部分の構成につき、図2乃至図5を参照して説明する。
先ず、ターンテーブル13は、ベース11上に備える旋
回部材30(ベアリングは図示なし)上に載置した基板
22上の左右両端部の軸受部材23,25により、その
両側フレーム13A,13Bを支持され、片側の軸受部
材23はウォーム減速機23A等を兼用したものであ
る。従って、ウォーム減速機23Aのハンドル27を手
動操作することで、ターンテーブル13を任意な傾斜角
θに傾けられ、且つ、ターンテーブル13は旋回部材3
0にて手操作等で旋回する。
【0020】次に、上記ターンテーブル13上の一対の
支持手段17,19につき説明する。コア・ダイヤフラ
ムCDを所定角回転するための回転駆動機構21(図
2,4に示すモーターM)を備えた上記支持手段17
は、ターンテーブル13上の片側に直立した中空支柱3
2の頂部に水平姿勢のもとに回転自在に支承されてい
る。その構成は、支軸33の内端に支持爪34付きの円
板35を備え、支軸33の中腹にスプロケット37を嵌
着させてなる。上記スプロケット37に対してターンテ
ーブル13内の減速機付モータMのスプロケット39が
チェーン40を介して連結された回転駆動機構21であ
る。従って、回転駆動機構21の減速機付モータMは、
フットスイッチFSの操作で制御器CBが正転又は逆転
起動し、支持手段17の円板35が90度回転したとこ
ろで図示されていないがリミットスイッチ等の感知で減
速機付モータMを停止するように構成されている。
支持手段17,19につき説明する。コア・ダイヤフラ
ムCDを所定角回転するための回転駆動機構21(図
2,4に示すモーターM)を備えた上記支持手段17
は、ターンテーブル13上の片側に直立した中空支柱3
2の頂部に水平姿勢のもとに回転自在に支承されてい
る。その構成は、支軸33の内端に支持爪34付きの円
板35を備え、支軸33の中腹にスプロケット37を嵌
着させてなる。上記スプロケット37に対してターンテ
ーブル13内の減速機付モータMのスプロケット39が
チェーン40を介して連結された回転駆動機構21であ
る。従って、回転駆動機構21の減速機付モータMは、
フットスイッチFSの操作で制御器CBが正転又は逆転
起動し、支持手段17の円板35が90度回転したとこ
ろで図示されていないがリミットスイッチ等の感知で減
速機付モータMを停止するように構成されている。
【0021】他方の支持手段19は、ターンテーブル1
3上の反対側に直立した支柱41の頂部に水平姿勢のも
とに回転自在に支承されている。その構成は、支軸の内
端に支持爪42付きの円板43を備えたものであり、上
記支柱41はターンテーブル13の両側フレーム13
A,13Bの内側に付設したガイドバー45,45に係
合する移動体47上に直立されている。そして、上記移
動体47は中空支柱32等の内壁面に付設したエアシリ
ンダCのロッド49と連結され、コア・ダイヤフラムC
Dを押圧するための押圧機構31を構成する。従って、
開閉弁Vの操作でエアシリンダCのロッド49を矢印方
向に進退させ、これに連結する支持手段19が対面する
支持手段17に対して離接作動し、コア・ダイヤフラム
CDのダイヤフラム3を支持爪34,42で掴んだ状態
にて挟持するように構成されている。
3上の反対側に直立した支柱41の頂部に水平姿勢のも
とに回転自在に支承されている。その構成は、支軸の内
端に支持爪42付きの円板43を備えたものであり、上
記支柱41はターンテーブル13の両側フレーム13
A,13Bの内側に付設したガイドバー45,45に係
合する移動体47上に直立されている。そして、上記移
動体47は中空支柱32等の内壁面に付設したエアシリ
ンダCのロッド49と連結され、コア・ダイヤフラムC
Dを押圧するための押圧機構31を構成する。従って、
開閉弁Vの操作でエアシリンダCのロッド49を矢印方
向に進退させ、これに連結する支持手段19が対面する
支持手段17に対して離接作動し、コア・ダイヤフラム
CDのダイヤフラム3を支持爪34,42で掴んだ状態
にて挟持するように構成されている。
【0022】続いて、コア・ダイヤフラム芯出し手段5
0につき、図5〜図7に基づいて説明する。まず、上記
ターンテーブル13の両側フレーム13A,13B上に
ガイドレール51,53を敷設し、その敷設位置が固定
側の支持手段17に寄った略半分の区間を占めている。
上記ガイドレール51,53上には移動体55が係合
し、2本のガイドバー59,59により枠組みされてお
り、手で押すとガイドレール51,53の長手方向(支
持手段17,19の方向)へ軽く移動する。更に、上記
2本のガイドバー59上には、左右位置に配したスライ
ダ61,63及びこれに直立させた支持部材67,69
が支持され、且つ、2本のガイドバー59と並設した送
りねじ棒65の右ねじ部65Aと左ねじ部65Bとに各
々螺合している。従って、送りねじ棒65のハンドル6
5Cを正逆転すると、左右位置に配した支持部材67,
69は相互に離接移動し、常にその中間点Pが支持手段
17,19間を結ぶ線上の軸芯Oの上下に位置する関係
となっている。
0につき、図5〜図7に基づいて説明する。まず、上記
ターンテーブル13の両側フレーム13A,13B上に
ガイドレール51,53を敷設し、その敷設位置が固定
側の支持手段17に寄った略半分の区間を占めている。
上記ガイドレール51,53上には移動体55が係合
し、2本のガイドバー59,59により枠組みされてお
り、手で押すとガイドレール51,53の長手方向(支
持手段17,19の方向)へ軽く移動する。更に、上記
2本のガイドバー59上には、左右位置に配したスライ
ダ61,63及びこれに直立させた支持部材67,69
が支持され、且つ、2本のガイドバー59と並設した送
りねじ棒65の右ねじ部65Aと左ねじ部65Bとに各
々螺合している。従って、送りねじ棒65のハンドル6
5Cを正逆転すると、左右位置に配した支持部材67,
69は相互に離接移動し、常にその中間点Pが支持手段
17,19間を結ぶ線上の軸芯Oの上下に位置する関係
となっている。
【0023】上記一対の支持部材67,69には、その
対面した内側に水平支持部材71,73が設けられてい
る。すなわち、支持部材67,69には上下に一定間隔
Zで係合孔68,68・・が穿設されているとともに、
ボルトの挿入孔70,70・・が穿設され、一方、水平
支持部材71,73には上記係合孔68の何れかに挿入
される係合棒(ノックピン)72が突設されているとと
もに、雌ねじ部75が形成され、ボルト77により水平
支持部材71,73を支持部材67,69に締結・固定
している。上記間隔Zは規格化されたコラム(コア)5
やパイプ80の口径寸法により決定されており、図6に
示すように最少寸法のコラム(コア)5から最大寸法の
パイプ80にも適応可能である。
対面した内側に水平支持部材71,73が設けられてい
る。すなわち、支持部材67,69には上下に一定間隔
Zで係合孔68,68・・が穿設されているとともに、
ボルトの挿入孔70,70・・が穿設され、一方、水平
支持部材71,73には上記係合孔68の何れかに挿入
される係合棒(ノックピン)72が突設されているとと
もに、雌ねじ部75が形成され、ボルト77により水平
支持部材71,73を支持部材67,69に締結・固定
している。上記間隔Zは規格化されたコラム(コア)5
やパイプ80の口径寸法により決定されており、図6に
示すように最少寸法のコラム(コア)5から最大寸法の
パイプ80にも適応可能である。
【0024】上記水平支持部材71,73の上面先端側
には、これに載せたコア・ダイヤフラムCDを支え、且
つ、その移動・旋回を容易にするフリーベアリング79
を数個備えている。そして、コア・ダイヤフラムCDは
所定の位置に設置した水平支持部材71,73に載置す
ることにより、その軸芯Oが支持手段17,19の旋回
中心と一致するように構成されている。尚、水平支持部
材71,73はその長さを調節できるように複数のピー
スを連結したものを使用し、又は、長さの異なる複数の
ピースを予め用意して使用してもよい。
には、これに載せたコア・ダイヤフラムCDを支え、且
つ、その移動・旋回を容易にするフリーベアリング79
を数個備えている。そして、コア・ダイヤフラムCDは
所定の位置に設置した水平支持部材71,73に載置す
ることにより、その軸芯Oが支持手段17,19の旋回
中心と一致するように構成されている。尚、水平支持部
材71,73はその長さを調節できるように複数のピー
スを連結したものを使用し、又は、長さの異なる複数の
ピースを予め用意して使用してもよい。
【0025】本発明の溶接治具装置200は上記のよう
に構成され、以下のように作用する。先ず、図7〜図1
0に示すように、上記一対の支持部材67,69と、こ
れに付設した水平支持部材71,73とからなるコア・
ダイヤフラム芯出し手段50に溶接すべきコア・ダイヤ
フラム5やパイプ80を載せ、ハンドル65Cを正逆転
させて支持部材67,69で両側から挟むと左右位置が
その中間点Pに決められる。そして、上下位置は係合孔
70,70・・の一つを選んだ水平支持部材板71,7
3の高さ調節で支持手段17,19間を結ぶ線上の軸芯
にコア・ダイヤフラムCDやパイプ80の軸芯Oが合わ
され芯出しされる。
に構成され、以下のように作用する。先ず、図7〜図1
0に示すように、上記一対の支持部材67,69と、こ
れに付設した水平支持部材71,73とからなるコア・
ダイヤフラム芯出し手段50に溶接すべきコア・ダイヤ
フラム5やパイプ80を載せ、ハンドル65Cを正逆転
させて支持部材67,69で両側から挟むと左右位置が
その中間点Pに決められる。そして、上下位置は係合孔
70,70・・の一つを選んだ水平支持部材板71,7
3の高さ調節で支持手段17,19間を結ぶ線上の軸芯
にコア・ダイヤフラムCDやパイプ80の軸芯Oが合わ
され芯出しされる。
【0026】上記コア・ダイヤフラム芯出し手段50に
より、支持手段17,19間を結ぶ線上の軸芯Oに芯出
しされたコア・ダイヤフラムCDやパイプ80は、一対
の支持手段17,19(各円板35,43)間に挟持さ
れる。仮溶接されたコア・ダイヤフラムCDを一対の支
持手段17,19間に装着するには、支持手段19を開
閉弁Vの操作でエアシリンダCのロッド49を実線矢印
方向に移動した状態から、開閉弁Vの操作でエアシリン
ダCのロッド49を破線矢印方向に移動させ、図1,4
のようにコア・ダイヤフラムCDを一対の支持手段1
7,19(各円板35,43)間に挟持する。尚、一対
の支持手段17,19間に装着されるコア・ダイヤフラ
ムCDの長さ範囲は、支持手段19のストロークにより
決定され、最少寸法Lminから最大寸法Lmaxまで
となる。
より、支持手段17,19間を結ぶ線上の軸芯Oに芯出
しされたコア・ダイヤフラムCDやパイプ80は、一対
の支持手段17,19(各円板35,43)間に挟持さ
れる。仮溶接されたコア・ダイヤフラムCDを一対の支
持手段17,19間に装着するには、支持手段19を開
閉弁Vの操作でエアシリンダCのロッド49を実線矢印
方向に移動した状態から、開閉弁Vの操作でエアシリン
ダCのロッド49を破線矢印方向に移動させ、図1,4
のようにコア・ダイヤフラムCDを一対の支持手段1
7,19(各円板35,43)間に挟持する。尚、一対
の支持手段17,19間に装着されるコア・ダイヤフラ
ムCDの長さ範囲は、支持手段19のストロークにより
決定され、最少寸法Lminから最大寸法Lmaxまで
となる。
【0027】この挟持を待って、上記コア・ダイヤフラ
ム芯出し手段50をコア・ダイヤフラムCDやパイプ8
0から離反すべく、ハンドル65Cの回転操作により、
図7の2点鎖線のように、一対の支持板67,69とこ
れに付設した水平支持板71,73を後退させる。この
とき、水平支持部材71,73の上面先端側に備えたフ
リーベアリング79の作用によりその移動・旋回を容易
にする。これにより、支持手段17,19間を結ぶ線上
の軸芯に芯出しされたコア・ダイヤフラムCDの旋回が
可能となる。
ム芯出し手段50をコア・ダイヤフラムCDやパイプ8
0から離反すべく、ハンドル65Cの回転操作により、
図7の2点鎖線のように、一対の支持板67,69とこ
れに付設した水平支持板71,73を後退させる。この
とき、水平支持部材71,73の上面先端側に備えたフ
リーベアリング79の作用によりその移動・旋回を容易
にする。これにより、支持手段17,19間を結ぶ線上
の軸芯に芯出しされたコア・ダイヤフラムCDの旋回が
可能となる。
【0028】上記のように一対の支持手段17,19
(各円板35,43)間に挟持されたコア・ダイヤフラ
ムCDは、下向き溶接の姿勢に適合するようにハンドル
27を操作してターンテーブル13を所定角θに傾斜さ
せるとともに、所定位置に旋回する。この状態にて溶接
治具装置200の手前等に座った作業者は、図1に示す
ように溶接棒Wを手に持ち、矢印方向又はその逆方向へ
下向き溶接を進める。
(各円板35,43)間に挟持されたコア・ダイヤフラ
ムCDは、下向き溶接の姿勢に適合するようにハンドル
27を操作してターンテーブル13を所定角θに傾斜さ
せるとともに、所定位置に旋回する。この状態にて溶接
治具装置200の手前等に座った作業者は、図1に示す
ように溶接棒Wを手に持ち、矢印方向又はその逆方向へ
下向き溶接を進める。
【0029】そして、上述したように、コア5の角部に
差し掛かるとフットスイッチFSを踏んで制御器CBが
モータMを起動し、支持手段17,19を90度(4分
の1回転)だけゆっくり溶接を続けながらコア・ダイヤ
フラムCDを反時計方向(又は逆方向)へ旋回して停止
する。これで溶接点が次の面に変更され、再度、図1に
示すように、コア・ダイヤフラムCDの上面縁を下向き
溶接にて矢印方向へ溶接棒Wを移動して溶接する。以
下、コア・ダイヤフラムCDの4面について連続した下
向き溶接が行われ、この後は、ターンテーブル13を手
操作等で180度旋回反転し、且つ、その傾斜角θを逆
方向へ向けることで、コア・ダイヤフラムCDの反対側
の上面縁について図1に示す状態となし、これを上記と
同様に下向き連続溶接をする。
差し掛かるとフットスイッチFSを踏んで制御器CBが
モータMを起動し、支持手段17,19を90度(4分
の1回転)だけゆっくり溶接を続けながらコア・ダイヤ
フラムCDを反時計方向(又は逆方向)へ旋回して停止
する。これで溶接点が次の面に変更され、再度、図1に
示すように、コア・ダイヤフラムCDの上面縁を下向き
溶接にて矢印方向へ溶接棒Wを移動して溶接する。以
下、コア・ダイヤフラムCDの4面について連続した下
向き溶接が行われ、この後は、ターンテーブル13を手
操作等で180度旋回反転し、且つ、その傾斜角θを逆
方向へ向けることで、コア・ダイヤフラムCDの反対側
の上面縁について図1に示す状態となし、これを上記と
同様に下向き連続溶接をする。
【0030】以上本実施例によると、次のような効果を
奏することができる。まず、コア・ダイヤフラム芯出し
手段50により外形や寸法の異なるコア・ダイヤフラム
CDやパイプ80を簡潔な操作にて正確に芯出しでき、
位置決めが高精度に行える。又、正確な芯出しにより、
正確にコア・ダイヤフラムCDを旋回してその全周を連
続して下向き溶接できるから、溶接ビートBの不連続に
よる溶接欠陥を完全に解消できる。
奏することができる。まず、コア・ダイヤフラム芯出し
手段50により外形や寸法の異なるコア・ダイヤフラム
CDやパイプ80を簡潔な操作にて正確に芯出しでき、
位置決めが高精度に行える。又、正確な芯出しにより、
正確にコア・ダイヤフラムCDを旋回してその全周を連
続して下向き溶接できるから、溶接ビートBの不連続に
よる溶接欠陥を完全に解消できる。
【0031】又、基台Fはベース11上に旋回及び傾斜
自在なターンテーブル13を配置したものとしたことに
より、コア・ダイヤフラムを任意の角に傾斜させて作業
できるので、作業者は溶接作業が楽な姿勢の基にでき作
業性がよい。又、コア・ダイヤフラムの一方の端部の溶
接作業が終了したら、ターンテーブルを180度旋回さ
せ、ターンテーブルを逆方向の傾斜角に調節することに
より、コア・ダイヤフラムを支持したまま、他方の端部
の溶接作業ができ、作業性が向上する。
自在なターンテーブル13を配置したものとしたことに
より、コア・ダイヤフラムを任意の角に傾斜させて作業
できるので、作業者は溶接作業が楽な姿勢の基にでき作
業性がよい。又、コア・ダイヤフラムの一方の端部の溶
接作業が終了したら、ターンテーブルを180度旋回さ
せ、ターンテーブルを逆方向の傾斜角に調節することに
より、コア・ダイヤフラムを支持したまま、他方の端部
の溶接作業ができ、作業性が向上する。
【0032】又、水平支持部材71,73の上面をフリ
ーベアリング79としたので、コア・ダイヤフラムの載
置及び芯出し作業後の支持部材及び水平支持部材の後退
が容易にでき、作業性が向上する。
ーベアリング79としたので、コア・ダイヤフラムの載
置及び芯出し作業後の支持部材及び水平支持部材の後退
が容易にでき、作業性が向上する。
【0033】本発明は、上記各実施例に限定されず、発
明の要旨内での設計変更が可能である。例えば、支持手
段17,19によるコア・ダイヤフラムの挟持について
は、一方を固定し、他方を移動するようにしたが、両方
を移動させる構成としてもよい。又、水平支持部材7
1,73の垂直方向に位置を調節する手段としては、係
合孔と係合棒による位置決めとボルトにより固定する手
段のほか、送りねじ機構により任意の位置に移動するよ
うにしてもよい。
明の要旨内での設計変更が可能である。例えば、支持手
段17,19によるコア・ダイヤフラムの挟持について
は、一方を固定し、他方を移動するようにしたが、両方
を移動させる構成としてもよい。又、水平支持部材7
1,73の垂直方向に位置を調節する手段としては、係
合孔と係合棒による位置決めとボルトにより固定する手
段のほか、送りねじ機構により任意の位置に移動するよ
うにしてもよい。
【0034】又、押圧機構31についても、シリンダ機
構のほか、送りねじ機構等を使用してもよい。又、支持
手段17,19の回転駆動機構21については、モータ
を支軸に直結する等の構成としてもよい。又、ターンテ
ーブル13の傾斜機構,旋回機構,制御器CB等の構成
についても図示のものに限定されない。又、ワークもコ
ア・ダイヤフラムCDに限らず、パイプ80や多角形体
等のほか各種形状体が適用できる。
構のほか、送りねじ機構等を使用してもよい。又、支持
手段17,19の回転駆動機構21については、モータ
を支軸に直結する等の構成としてもよい。又、ターンテ
ーブル13の傾斜機構,旋回機構,制御器CB等の構成
についても図示のものに限定されない。又、ワークもコ
ア・ダイヤフラムCDに限らず、パイプ80や多角形体
等のほか各種形状体が適用できる。
【0035】
【効果】以上詳述したように、請求項1の発明による
と、コア・ダイヤフラム等に対してその全周を連続して
下向き溶接されるから、溶接ビートの不連続による溶接
欠陥を完全に解消でき、高精度な溶接を可能にする効果
がある。又、コア・ダイヤフラム芯出し手段を備えたの
で、外形や寸法の異なるコア・ダイヤフラムの軸芯出し
が簡潔な操作にて迅速且つ高精度に行える効果がある。
と、コア・ダイヤフラム等に対してその全周を連続して
下向き溶接されるから、溶接ビートの不連続による溶接
欠陥を完全に解消でき、高精度な溶接を可能にする効果
がある。又、コア・ダイヤフラム芯出し手段を備えたの
で、外形や寸法の異なるコア・ダイヤフラムの軸芯出し
が簡潔な操作にて迅速且つ高精度に行える効果がある。
【0036】又、請求項2の発明によると、コア・ダイ
ヤフラムを任意の角に傾斜させて作業できるので、作業
者は溶接作業が楽な姿勢の基にでき作業性がよい。又、
コア・ダイヤフラムの一方の端部の溶接作業が終了した
ら、ターンテーブルを180度旋回させ、ターンテーブ
ルを逆方向の傾斜角に調節することにより、コア・ダイ
ヤフラムを支持したまま、他方の端部の溶接作業ができ
作業性が向上する。
ヤフラムを任意の角に傾斜させて作業できるので、作業
者は溶接作業が楽な姿勢の基にでき作業性がよい。又、
コア・ダイヤフラムの一方の端部の溶接作業が終了した
ら、ターンテーブルを180度旋回させ、ターンテーブ
ルを逆方向の傾斜角に調節することにより、コア・ダイ
ヤフラムを支持したまま、他方の端部の溶接作業ができ
作業性が向上する。
【0037】又、請求項3の発明によると、水平支持部
材の上面をフリーベアリングとしたので、コア・ダイヤ
フラムの載置及び芯出し作業後の支持部材及び水平支持
部材の後退が容易にでき、作業性が向上する効果があ
る。
材の上面をフリーベアリングとしたので、コア・ダイヤ
フラムの載置及び芯出し作業後の支持部材及び水平支持
部材の後退が容易にでき、作業性が向上する効果があ
る。
【図1】本発明の一実施例を示す図で、溶接治具装置の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図で、溶接治具装置の
平面図である。
平面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す図で、図2のAーA断
面図である。
面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す図で、図2のBーB断
面図である。
面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す図で、溶接治具装置の
平面図である。
平面図である。
【図6】本発明の一実施例を示す図で、溶接治具装置の
断面図である。
断面図である。
【図7】本発明の一実施例を示す図で、溶接治具装置の
断面図である。
断面図である。
【図8】従来例の手作業による溶接を示す図で、溶接手
順の正面図である。
順の正面図である。
【図9】従来例の溶接方法によるコア・ダイヤフラムの
斜視図である。
斜視図である。
【図10】従来例の自動溶接を示す図で、溶接ロボット
の斜視図である。
の斜視図である。
3 ダイヤフラム 5 コア(コラム) F 基台 11 ベース 13 ターンテーブル 17,19 支持手段 17A,19A 凸部 21 回転駆動機構 31 押圧機構 30 旋回部材 50 コア・ダイヤフラム芯出し手段 67,69 支持部材 71,73 水平支持部材 θ 傾斜角 C エアシリンダ CB 制御器 C1,C2 センター孔 O 旋回中心 CD コア・ダイヤフラム FS フットスイッチ M 減速機付モータ V 開閉弁 Z 間隔 200 溶接治具装置
Claims (3)
- 【請求項1】 基台と、上記基台に設けられ水平配置し
たコア・ダイヤフラム等を両側から挟持する一対の支持
手段と、上記基台に設けられ上記支持手段を移動させて
コア・ダイヤフラム等を押圧するための押圧機構と、上
記支持手段に設けられコア・ダイヤフラム等を所定角回
転するための回転駆動機構と、よりなるコア・ダイヤフ
ラム等の溶接治具装置において、上記基台に上記支持手
段と直交する方向にコア・ダイヤフラム芯出し手段を設
け、上記コア・ダイヤフラム芯出し手段は、水平方向か
ら相互に等距離接近離反自在に取付けられコア・ダイヤ
フラム等の軸芯を上記支持手段の旋回中心と一致させる
べく水平方向の位置を調節可能な一対の支持部材と、上
記支持部材に設けられコア・ダイヤフラム等の軸芯を上
記支持手段の旋回中心と一致させるべく垂直方向に位置
を調節可能な水平支持部材とを備えているものであるこ
とを特徴とするコア・ダイヤフラム等の溶接治具装置。 - 【請求項2】 上記基台は、ベース上に旋回及び傾斜自
在なターンテーブルを配置したものであることを特徴と
する請求項1記載のコア・ダイヤフラム等の溶接治具装
置。 - 【請求項3】 上記水平支持部材の上面はフリーベアリ
ングであることを特徴とする請求項1又は2記載のコア
・ダイヤフラム等の溶接治具装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19953894A JPH0857690A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | コア・ダイヤフラム等の溶接治具装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19953894A JPH0857690A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | コア・ダイヤフラム等の溶接治具装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0857690A true JPH0857690A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16409504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19953894A Pending JPH0857690A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | コア・ダイヤフラム等の溶接治具装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0857690A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001300728A (ja) * | 2000-04-19 | 2001-10-30 | Hitachi Ltd | 自動溶接方法 |
KR20040013878A (ko) * | 2002-08-09 | 2004-02-14 | 김이수 | 대형구조물의 용접용 공중 회전장치 |
KR100555291B1 (ko) * | 1999-10-25 | 2006-03-03 | 이태수 | 라운드형 사각용기의 용접방법 및 장치 |
CN102672408A (zh) * | 2011-03-11 | 2012-09-19 | 深圳市比克电池有限公司 | 焊接夹具 |
CN107252969A (zh) * | 2017-08-11 | 2017-10-17 | 厦门市三熠智能科技有限公司 | 一种锂电池激光焊接精密夹具 |
-
1994
- 1994-08-24 JP JP19953894A patent/JPH0857690A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100555291B1 (ko) * | 1999-10-25 | 2006-03-03 | 이태수 | 라운드형 사각용기의 용접방법 및 장치 |
JP2001300728A (ja) * | 2000-04-19 | 2001-10-30 | Hitachi Ltd | 自動溶接方法 |
KR20040013878A (ko) * | 2002-08-09 | 2004-02-14 | 김이수 | 대형구조물의 용접용 공중 회전장치 |
CN102672408A (zh) * | 2011-03-11 | 2012-09-19 | 深圳市比克电池有限公司 | 焊接夹具 |
CN107252969A (zh) * | 2017-08-11 | 2017-10-17 | 厦门市三熠智能科技有限公司 | 一种锂电池激光焊接精密夹具 |
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