JPH085762B2 - 植物保護用懸濁液 - Google Patents
植物保護用懸濁液Info
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- JPH085762B2 JPH085762B2 JP3332708A JP33270891A JPH085762B2 JP H085762 B2 JPH085762 B2 JP H085762B2 JP 3332708 A JP3332708 A JP 3332708A JP 33270891 A JP33270891 A JP 33270891A JP H085762 B2 JPH085762 B2 JP H085762B2
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- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N25/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests
- A01N25/02—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests containing liquids as carriers, diluents or solvents
- A01N25/04—Dispersions, emulsions, suspoemulsions, suspension concentrates or gels
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
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Description
【0001】
【発明の分野】本発明は、新規な水性植物保護用懸濁液
に関する。
に関する。
【0002】
【発明の背景】殺虫剤、殺カビ剤、除草剤、殺菌剤、殺
ダニ剤、殺線虫剤、殺軟体動物剤、殺そ剤、誘引剤、駆
虫剤、及び複数のこれらの化合物の組み合わせの如き活
性物質は一般には水不溶性である。
ダニ剤、殺線虫剤、殺軟体動物剤、殺そ剤、誘引剤、駆
虫剤、及び複数のこれらの化合物の組み合わせの如き活
性物質は一般には水不溶性である。
【0003】これらは有機溶剤中に溶解させた溶液の形
態で通常使用することができるが、これらの溶液はその
使用時に水中に乳化される。
態で通常使用することができるが、これらの溶液はその
使用時に水中に乳化される。
【0004】キシレン又はケロシンの如き溶剤の使用
は、明白な環境汚染問題を提起する。
は、明白な環境汚染問題を提起する。
【0005】活性物質の組成物の他の調製形態は、一般
に“流動性”と称されそして使用時点において希釈され
る水性分散流体からなる。これらの水性分散体は、1種
以上の表面活性剤を含有する。
に“流動性”と称されそして使用時点において希釈され
る水性分散流体からなる。これらの水性分散体は、1種
以上の表面活性剤を含有する。
【0006】様々な環境汚染問題に対する批判が増々高
まるにつれて、毒性が一層低い植物保護用組成物を求め
る研究が行われている。
まるにつれて、毒性が一層低い植物保護用組成物を求め
る研究が行われている。
【0007】本発明は、非毒性で無刺激性の生分解性化
合物より少なくとも一部分なる表面活性系の使用によっ
てこの発展に寄与するものである。
合物より少なくとも一部分なる表面活性系の使用によっ
てこの発展に寄与するものである。
【0008】脂肪物質の水性分散系を調製するのにシュ
クログリセリドの乳化性及び分散性が有用であることは
知られている。シュクログリセリドは、天然Vは合成ト
リグリセリドとシュクロースとのエステル交換によって
得られる生成物の混合物である。これらの混合物は、モ
ノグリセリド、ジグリセリド、少量の非エステル化トリ
グリセリド、シュクロースのモノエステル及びジエステ
ルを含有する。
クログリセリドの乳化性及び分散性が有用であることは
知られている。シュクログリセリドは、天然Vは合成ト
リグリセリドとシュクロースとのエステル交換によって
得られる生成物の混合物である。これらの混合物は、モ
ノグリセリド、ジグリセリド、少量の非エステル化トリ
グリセリド、シュクロースのモノエステル及びジエステ
ルを含有する。
【0009】液状シュクログリセリドの製造法について
記載するヨーロッパ特許第91,331号には、該シュ
クログリセリドは表面活性を有しそして必須油又は再生
ミルクのエマルジョンの調製に特に使用することができ
る。シュクログリセリドは、レシチン及び液状油と組み
合わせることもできる。
記載するヨーロッパ特許第91,331号には、該シュ
クログリセリドは表面活性を有しそして必須油又は再生
ミルクのエマルジョンの調製に特に使用することができ
る。シュクログリセリドは、レシチン及び液状油と組み
合わせることもできる。
【0010】スイス特許第423,442号には、シュ
クログリセリド及びレシチンを乳化系として使用して油
又は固体脂肪物質のエマルジョンを製造する方法が記載
されている。
クログリセリド及びレシチンを乳化系として使用して油
又は固体脂肪物質のエマルジョンを製造する方法が記載
されている。
【0011】本発明は、活性植物保護用物質の安定な懸
濁液を得るためにシュクログリセリドのこの分散能を使
用することよりなる。
濁液を得るためにシュクログリセリドのこの分散能を使
用することよりなる。
【0012】
【発明の概要】それ故に、本発明は、45℃以上の融点
を有し実質上水不溶性の固体活性物質の濃厚水性懸濁液
であって、 −該活性物質、 −シュクログリセリド、 −アルコキシル化トリグリセリド及び(又は)アルコキ
シル化脂肪酸及び(又は)ソルビタンエステル及び(又
は)アルコキシル化ソルビタンエステル、及び −水、を含有することを特徴とする濃厚水性懸濁液に関
するものである。
を有し実質上水不溶性の固体活性物質の濃厚水性懸濁液
であって、 −該活性物質、 −シュクログリセリド、 −アルコキシル化トリグリセリド及び(又は)アルコキ
シル化脂肪酸及び(又は)ソルビタンエステル及び(又
は)アルコキシル化ソルビタンエステル、及び −水、を含有することを特徴とする濃厚水性懸濁液に関
するものである。
【0013】好ましくは、そして特により濃厚な懸濁液
即ち一般には水性懸濁液容量当り30重量%よりも多く
の活性物質を含有するものを得るためには、これらの懸
濁液に湿潤剤が添加される。
即ち一般には水性懸濁液容量当り30重量%よりも多く
の活性物質を含有するものを得るためには、これらの懸
濁液に湿潤剤が添加される。
【0014】それ故に、好ましくは、本発明は、45℃
以上の融点を有し実質上水不溶性の固体活性物質の濃厚
水性懸濁液であって、 −活性物質、 −シュクログリセリド、 −アルコキシル化トリグリセリド及び(又は)アルコキ
シル化脂肪酸及び(又は)ソルビタンエステル及び(又
は)アルコキシル化ソルビタンエステル、 −陰イオン性塩の表面活性剤、アルコキシル化アルコー
ル又はフェノール、シリコーン系表面活性剤及びフッ素
化表面活性剤の中から選択される湿潤剤、及び −水、 を含むことを特徴とする濃厚水性懸濁液に関するもので
ある。
以上の融点を有し実質上水不溶性の固体活性物質の濃厚
水性懸濁液であって、 −活性物質、 −シュクログリセリド、 −アルコキシル化トリグリセリド及び(又は)アルコキ
シル化脂肪酸及び(又は)ソルビタンエステル及び(又
は)アルコキシル化ソルビタンエステル、 −陰イオン性塩の表面活性剤、アルコキシル化アルコー
ル又はフェノール、シリコーン系表面活性剤及びフッ素
化表面活性剤の中から選択される湿潤剤、及び −水、 を含むことを特徴とする濃厚水性懸濁液に関するもので
ある。
【0015】
【発明の具体的な記載】先に記載したように、シュクロ
グリセリドは、トリグリセリドとシュクロースとのエス
テル交換によって得られる。
グリセリドは、トリグリセリドとシュクロースとのエス
テル交換によって得られる。
【0016】本明細書において、用語「シュクログリセ
リド」は、唯1種の化合物よりなるものを示すものでは
ないことを理解されたい。
リド」は、唯1種の化合物よりなるものを示すものでは
ないことを理解されたい。
【0017】トリグリセリドとして、少なくとも4個の
炭素原子を持つ飽和又は不飽和脂肪酸のトリグリセリド
が一般に用いられる。好ましくは、トリグリセリドが誘
導されるところの酸は、10〜20個の炭素原子を含有
する。
炭素原子を持つ飽和又は不飽和脂肪酸のトリグリセリド
が一般に用いられる。好ましくは、トリグリセリドが誘
導されるところの酸は、10〜20個の炭素原子を含有
する。
【0018】シュクログリセリドの製造は、グリセロー
ル及び脂肪酸の反応によって得られる合成トリグリセリ
ドを使用して実施することができる。しかしながら、経
済上の面から、天然トリグリセリドを使用するのが有効
である。これらの天然トリグリセリドはトリグリセリド
の混合物である。
ル及び脂肪酸の反応によって得られる合成トリグリセリ
ドを使用して実施することができる。しかしながら、経
済上の面から、天然トリグリセリドを使用するのが有効
である。これらの天然トリグリセリドはトリグリセリド
の混合物である。
【0019】かかる天然トリグリセリドの例として、ラ
ード、牛脂、ピーナツ油、バターオイル、綿実油、アマ
ニ油、オリーブ油、パーム油、ブドウ種油、魚油、大豆
油、ヒマシ油、ナタネ油、ヤシ油及びココヤシ油が挙げ
られる。
ード、牛脂、ピーナツ油、バターオイル、綿実油、アマ
ニ油、オリーブ油、パーム油、ブドウ種油、魚油、大豆
油、ヒマシ油、ナタネ油、ヤシ油及びココヤシ油が挙げ
られる。
【0020】本発明では、使用されるシュクログリセリ
ドは、パーム油、ラード、ヤシ油、牛脂、ナタネ油及び
ヒマシ油から得られるのが好ましい。
ドは、パーム油、ラード、ヤシ油、牛脂、ナタネ油及び
ヒマシ油から得られるのが好ましい。
【0021】これらは、ナタネ油若しくはヒマシ油のシ
ュクログリセリドのような液状形態にあるか又は多かれ
少なかれ濃厚なペーストの形態にあり、そして特にそれ
らの融点によって区別し得るものである。 −ラードのシュクログリセリド: 47〜50℃ −牛脂のシュクログリセリド: 50〜55℃ −パーム油のシュクログリセリド:55〜58℃ −ヤシ油のシュクログリセリド: 60〜62℃
ュクログリセリドのような液状形態にあるか又は多かれ
少なかれ濃厚なペーストの形態にあり、そして特にそれ
らの融点によって区別し得るものである。 −ラードのシュクログリセリド: 47〜50℃ −牛脂のシュクログリセリド: 50〜55℃ −パーム油のシュクログリセリド:55〜58℃ −ヤシ油のシュクログリセリド: 60〜62℃
【0022】シュクログリセリドの製造法については、
フランス特許第2,463,512号に記載されてい
る。
フランス特許第2,463,512号に記載されてい
る。
【0023】水性懸濁液は、シュクログリセリドと組み
合わせて燐脂質を含有することもできる。しかしなが
ら、その存在は必須要件ではない。
合わせて燐脂質を含有することもできる。しかしなが
ら、その存在は必須要件ではない。
【0024】本発明の範囲内でシュクログリセリドと共
に用いることができる燐脂質としては、大豆レシチン、
卵黄レシチン及び任意のレシチン画分の如き植物又は動
物源の粗レシチンを挙げることができる。
に用いることができる燐脂質としては、大豆レシチン、
卵黄レシチン及び任意のレシチン画分の如き植物又は動
物源の粗レシチンを挙げることができる。
【0025】水性懸濁液は、懸濁液の全容量に関して一
般には0.1〜5重量%、好ましくは0.2〜4重量%
/容量のシュクログリセリド又は随意としてシュクログ
リセリド及び燐脂質を含む。
般には0.1〜5重量%、好ましくは0.2〜4重量%
/容量のシュクログリセリド又は随意としてシュクログ
リセリド及び燐脂質を含む。
【0026】シュクログリセリドと共に燐脂質が存在す
るときには、シュクログリセリド/燐脂質の重量比は一
般には3:1〜1:3である。
るときには、シュクログリセリド/燐脂質の重量比は一
般には3:1〜1:3である。
【0027】本発明において使用する活性植物保護用物
質は実質上水不溶性であるが、このことは20℃におけ
るその水溶解度が5g/リットルよりも低いことを表わ
している。
質は実質上水不溶性であるが、このことは20℃におけ
るその水溶解度が5g/リットルよりも低いことを表わ
している。
【0028】当然のこととして、使用される活性物質
は、水に対して安定でなければならない。
は、水に対して安定でなければならない。
【0029】本発明に従って懸濁液中に用いることがで
きる活性物質の例としては次のものが挙げられるが、こ
れらに限定されるものではない。 −デルタメスリン(deltamethrin), −プロファム(propham), −テトラメスリン(tetramethrin), −フラルアクシル(furalaxyl), −ヘプタクロール(heptachlor), −プロパニル(propanil), −オキサジアゾン(oxadiazon), −トリフルミゾール(triflumizole), −ジメサメトリン(dimethametryn), −アトラジン(atrazine), −デュロン(diuron), −ネブロン(neburon), −リヌロン(linuron), −イソプロテュロン(isoproturon), −シマジン(simazine), −アメトリン(ametryne), −フェンメディファム(phenmedipham), −ペンジメサリン(pendimethalin).
きる活性物質の例としては次のものが挙げられるが、こ
れらに限定されるものではない。 −デルタメスリン(deltamethrin), −プロファム(propham), −テトラメスリン(tetramethrin), −フラルアクシル(furalaxyl), −ヘプタクロール(heptachlor), −プロパニル(propanil), −オキサジアゾン(oxadiazon), −トリフルミゾール(triflumizole), −ジメサメトリン(dimethametryn), −アトラジン(atrazine), −デュロン(diuron), −ネブロン(neburon), −リヌロン(linuron), −イソプロテュロン(isoproturon), −シマジン(simazine), −アメトリン(ametryne), −フェンメディファム(phenmedipham), −ペンジメサリン(pendimethalin).
【0030】本発明に従った懸濁液は、少なくとも1種
のアルコキシル化トリグリセリド及び(又は)アルコキ
シル化脂肪酸及び(又は)ソルビタンエステル及び(又
は)アルコキシル化ソルビタンエステル(より具体的に
言えば、エトキシル化トリグリセリド、エトキシル化脂
肪酸、ソルビタンエステル及びエトキシル化ソルビタン
エステルの中から選択される)も含む。
のアルコキシル化トリグリセリド及び(又は)アルコキ
シル化脂肪酸及び(又は)ソルビタンエステル及び(又
は)アルコキシル化ソルビタンエステル(より具体的に
言えば、エトキシル化トリグリセリド、エトキシル化脂
肪酸、ソルビタンエステル及びエトキシル化ソルビタン
エステルの中から選択される)も含む。
【0031】エトキシル化トリグリセリドは、植物又は
動物源のエトキシル化トリグリセリド(ラード、牛脂、
ピーナツ油、バターオイル、綿実油、アマニ油、オリー
ブ油、パーム油、ブドウ種油、魚油、大豆油、ヒマシ
油、ナタネ油、ヤシ油及びココヤシ油の如き)であって
よい。
動物源のエトキシル化トリグリセリド(ラード、牛脂、
ピーナツ油、バターオイル、綿実油、アマニ油、オリー
ブ油、パーム油、ブドウ種油、魚油、大豆油、ヒマシ
油、ナタネ油、ヤシ油及びココヤシ油の如き)であって
よい。
【0032】エトキシル化脂肪酸は、脂肪酸(例えばオ
レイン酸、ステアリン酸の如き)のエトキシル化エステ
ルであってよい。
レイン酸、ステアリン酸の如き)のエトキシル化エステ
ルであってよい。
【0033】ソルビタンエステルは、ラウリン酸、ステ
アリン酸又はオレイン酸の如きC10〜C20脂肪酸の環状
ソルビトールエステルである。これらのソルビタンエス
テルはエトキシル化されてもよい。
アリン酸又はオレイン酸の如きC10〜C20脂肪酸の環状
ソルビトールエステルである。これらのソルビタンエス
テルはエトキシル化されてもよい。
【0034】本明細書における用語「エトキシル化トリ
グリセリド」は、エチレンオキシドによるトリグリセリ
ドのエトキシル化によって得られる生成物、並びにトリ
グリセリドとポリエチレングリコールとのエステル交換
によって得られるものを意味する。
グリセリド」は、エチレンオキシドによるトリグリセリ
ドのエトキシル化によって得られる生成物、並びにトリ
グリセリドとポリエチレングリコールとのエステル交換
によって得られるものを意味する。
【0035】同様に、用語「エトキシル化脂肪酸」は、
エチレンオキシドによる脂肪酸のエトキシル化によって
得られる生成物、並びに脂肪酸によるポリエチレングリ
コールのエステル化によって得られるものを包含する。
エチレンオキシドによる脂肪酸のエトキシル化によって
得られる生成物、並びに脂肪酸によるポリエチレングリ
コールのエステル化によって得られるものを包含する。
【0036】アルコキシル化トリグリセリド及び(又
は)アルコキシル化脂肪酸及び(又は)ソルビタンエス
テル及び(又は)アルコキシル化ソルビタンエステル
は、懸濁液の容量当り一般には0.1〜3重量%、好ま
しくは0.2〜2.8重量%/容量に相当する。
は)アルコキシル化脂肪酸及び(又は)ソルビタンエス
テル及び(又は)アルコキシル化ソルビタンエステル
は、懸濁液の容量当り一般には0.1〜3重量%、好ま
しくは0.2〜2.8重量%/容量に相当する。
【0037】湿潤剤は、「NFT73−000」基準に
規定される如き化合物である。
規定される如き化合物である。
【0038】具体的に言えば、それは、次の式 R1 −SO3 −M、R2 −SO4 −M、R3 −(EO)
n −H、R3 −(PO)n −H、R3 −(EO−PO)
n −H、R4 −COONa、 [式中、 −R1 は、 ・アルキルフェニル基(ドデシルフェニルの如き)、 ・アルキル基(ドデシルの如き)、 ・1,2−ビス(オクチルオキシカルボニル)エチル基
(好ましくは1,2−ビス(2−エチルヘキシルオキシ
カルボニル)エチル)、を表わし、 −R2 は、 ・アルキル基(ドデシルの如き)、 ・エトキシル化アルキルフェノール基(2〜50個のE
O単位を持つエトキシル化ノニルフェノールの如き)、 ・エトキシル化アルキル基、を表わし、 −R3 は、 ・アルキルアリール基(ノニルフェニル、アルキルナフ
チルの如き)、 ・8〜20個の炭素原子、好ましくは10〜14個の炭
素原子を有するアルキル基、を表わし、 −nは4〜12の数であり、 −R4 は10〜22個の炭素原子を有するアルキル基を
表わし、 −MはNa、K、NH4 又はトリエタノールアンモニウ
ム陽イオンを表わす]によって表わされる陰イオン塩の
表面活性剤、アルコキシル化アルコール又はアルコキシ
ル化アルキルフェノールのうちの1種である。
n −H、R3 −(PO)n −H、R3 −(EO−PO)
n −H、R4 −COONa、 [式中、 −R1 は、 ・アルキルフェニル基(ドデシルフェニルの如き)、 ・アルキル基(ドデシルの如き)、 ・1,2−ビス(オクチルオキシカルボニル)エチル基
(好ましくは1,2−ビス(2−エチルヘキシルオキシ
カルボニル)エチル)、を表わし、 −R2 は、 ・アルキル基(ドデシルの如き)、 ・エトキシル化アルキルフェノール基(2〜50個のE
O単位を持つエトキシル化ノニルフェノールの如き)、 ・エトキシル化アルキル基、を表わし、 −R3 は、 ・アルキルアリール基(ノニルフェニル、アルキルナフ
チルの如き)、 ・8〜20個の炭素原子、好ましくは10〜14個の炭
素原子を有するアルキル基、を表わし、 −nは4〜12の数であり、 −R4 は10〜22個の炭素原子を有するアルキル基を
表わし、 −MはNa、K、NH4 又はトリエタノールアンモニウ
ム陽イオンを表わす]によって表わされる陰イオン塩の
表面活性剤、アルコキシル化アルコール又はアルコキシ
ル化アルキルフェノールのうちの1種である。
【0039】また、湿潤剤は、ポリジメチルシロキサン
とエチレングリコールホモ重合体か若しくはエチレング
リコール/プロピレングリコール共重合体のどちらかと
の共重合体の如きシリコーン系表面活性剤、又は疎水性
で疎油性の線状パーフルオル炭素鎖と、例えば酸性若し
くは中性のスルホン基、カルボン酸基又はエトキシル化
アルコール基を含有する親水性部分とを含有する化合物
の如きフッ素化表面活性剤であっても良い。
とエチレングリコールホモ重合体か若しくはエチレング
リコール/プロピレングリコール共重合体のどちらかと
の共重合体の如きシリコーン系表面活性剤、又は疎水性
で疎油性の線状パーフルオル炭素鎖と、例えば酸性若し
くは中性のスルホン基、カルボン酸基又はエトキシル化
アルコール基を含有する親水性部分とを含有する化合物
の如きフッ素化表面活性剤であっても良い。
【0040】懸濁液は、懸濁液の全容量に関して一般に
は0.05〜1重量%、好ましくは0.1〜0.8重量
%/容量の湿潤剤を含有する。
は0.05〜1重量%、好ましくは0.1〜0.8重量
%/容量の湿潤剤を含有する。
【0041】水性懸濁液は、懸濁液の全容量に関して一
般には30〜90重量%、好ましくは40〜85重量%
/容量の活性物質を含有する。
般には30〜90重量%、好ましくは40〜85重量%
/容量の活性物質を含有する。
【0042】この濃度範囲の下限は特に厳密なものでは
ない。これは、懸濁液の経済的に有効な貯蔵に対して最
少限であると通常見なされる濃度に単に相当するもので
ある。
ない。これは、懸濁液の経済的に有効な貯蔵に対して最
少限であると通常見なされる濃度に単に相当するもので
ある。
【0043】実際に、本発明の懸濁液は経時的に且つ広
範囲の温度(例えば−10〜+54℃の間)にわたって
極めて安定であるので、それらを濃厚形態で貯蔵しそし
て使用時のみに希釈するのが経済上の面から好ましい。
範囲の温度(例えば−10〜+54℃の間)にわたって
極めて安定であるので、それらを濃厚形態で貯蔵しそし
て使用時のみに希釈するのが経済上の面から好ましい。
【0044】本発明に従った懸濁液の利益のうちの1つ
は、凝集又は沈降の問題を伴わずにそれらをユーザーが
望む濃度即ち通常0.5〜2%の濃度に希釈して約24
時間の使用期間の間安定なままの希薄懸濁液を得ること
ができることである。
は、凝集又は沈降の問題を伴わずにそれらをユーザーが
望む濃度即ち通常0.5〜2%の濃度に希釈して約24
時間の使用期間の間安定なままの希薄懸濁液を得ること
ができることである。
【0045】これらの懸濁液の他の利益は、それらが含
有するところのシュクログリセリドに由来するいくらか
の消泡能を有する点にある。
有するところのシュクログリセリドに由来するいくらか
の消泡能を有する点にある。
【0046】以下に記載する本発明の実施例では、懸濁
液中の各成分の量は、1,000cm3 の懸濁液を得る
ためのg数で与えられている。
液中の各成分の量は、1,000cm3 の懸濁液を得る
ためのg数で与えられている。
【0047】使用した操作は、各実施例において同じで
ある。これは、先ず、60℃において10重量%/重量
で水中で単に混合することによって溶融シュクログリセ
リドを分散させることよりなる。この予備分散によっ
て、シュクログリセリドの膨潤が可能になる。各実施例
では、シュクログリセリドは、水中における10重量%
/重量の予備分散体の形態で使用される。
ある。これは、先ず、60℃において10重量%/重量
で水中で単に混合することによって溶融シュクログリセ
リドを分散させることよりなる。この予備分散によっ
て、シュクログリセリドの膨潤が可能になる。各実施例
では、シュクログリセリドは、水中における10重量%
/重量の予備分散体の形態で使用される。
【0048】エトキシル化トリグリセリド又はエトキシ
ル化脂肪酸及び湿潤剤が水中に溶解される。
ル化脂肪酸及び湿潤剤が水中に溶解される。
【0049】次いで、シュクログリセリド及び任意成分
としてのゲル化防止用化合物の予備分散体が加えられ
る。
としてのゲル化防止用化合物の予備分散体が加えられ
る。
【0050】次いで、活性物質が少しずつ混合下に加え
られ、必要ならば消泡剤も加えられる。
られ、必要ならば消泡剤も加えられる。
【0051】タービンを使用して混合物を均質化してか
ら、それは、ボールミル(直径1mmのガラスビーズ)
において活性物質の3〜4μmの平均顆粒が得られるま
で数分間粉砕される。
ら、それは、ボールミル(直径1mmのガラスビーズ)
において活性物質の3〜4μmの平均顆粒が得られるま
で数分間粉砕される。
【0052】粒度計を使用して粒度の直径の変動が監視
される。
される。
【0053】必要に応じて増稠剤(キサンタンガム)が
加えられ、そして混合が約30分間続けられる。
加えられ、そして混合が約30分間続けられる。
【0054】
【実施例】例1〜4及び比較試験A アトラジンの水性懸濁液の調製 アトラジン(atrazine)は、175℃の融点及
び0.028g/リットルの水溶解度(25℃)を有す
る公知の除草剤である。
び0.028g/リットルの水溶解度(25℃)を有す
る公知の除草剤である。
【化1】 先に記載した操作に従って、アトラジンの4種の水性懸
濁液(本発明に従ったもの)、並びにエトキシル化トリ
グリセリドを含有しないアトラジンの水性懸濁液(比較
試験A)を調製した。各々の組成を以下の表1に記載す
る。また、表1には、各懸濁液について、 −活性物質の粒子の平均直径(μm)、 −フォード・カップNo.4(FC No.4)を使用
した懸濁液の流量(増稠剤キサンタンガムの添加前)の
測定値(秒)、 −略語「EO」は、トリグリセリド又はエトキシル化脂
肪酸の式におけるオキシエチレン単位に相当すること、 も示されている。使用した消泡剤は、ポリジオルガノシ
ロキサンである。例1〜4における懸濁液はすべて、 −45℃において2ケ月以上、及び −+45℃で24時間そして−5℃で24時間の温度サ
イクルにおいて2ケ月以上、 安定であった。水による希釈によって、0.5〜2%の
活性物質を含む懸濁液を得た。これは、約24時間の使
用期間の間凝集又は沈降を生じなかった。比較試験に従
った懸濁液も貯蔵に対して安定であったが、しかし粉砕
するのが困難でありそして水での希釈時に凝集が認めら
れた。
濁液(本発明に従ったもの)、並びにエトキシル化トリ
グリセリドを含有しないアトラジンの水性懸濁液(比較
試験A)を調製した。各々の組成を以下の表1に記載す
る。また、表1には、各懸濁液について、 −活性物質の粒子の平均直径(μm)、 −フォード・カップNo.4(FC No.4)を使用
した懸濁液の流量(増稠剤キサンタンガムの添加前)の
測定値(秒)、 −略語「EO」は、トリグリセリド又はエトキシル化脂
肪酸の式におけるオキシエチレン単位に相当すること、 も示されている。使用した消泡剤は、ポリジオルガノシ
ロキサンである。例1〜4における懸濁液はすべて、 −45℃において2ケ月以上、及び −+45℃で24時間そして−5℃で24時間の温度サ
イクルにおいて2ケ月以上、 安定であった。水による希釈によって、0.5〜2%の
活性物質を含む懸濁液を得た。これは、約24時間の使
用期間の間凝集又は沈降を生じなかった。比較試験に従
った懸濁液も貯蔵に対して安定であったが、しかし粉砕
するのが困難でありそして水での希釈時に凝集が認めら
れた。
【0055】
【表1】
【0056】例5〜8 アトラジンの水性懸濁液の調製 先に記載した操作に従って、アトラジンの4種の水性懸
濁液を調製した。各々の組成及び特性を以下の表2に記
載する(表1におけると同じ略語が使用されている)。
例1〜4における懸濁液の場合のように、例5〜8の懸
濁液はすべて、 −45℃において2ケ月以上、及び −+45℃で24時間そして−5℃で24時間の温度サ
イクルにおいて2ケ月以上、 安定であった。水で希釈することによって、0.5〜2
%の活性物質を含む懸濁液を得た。これは、約24時間
の使用期間の間凝集又は沈降を生じなかった。
濁液を調製した。各々の組成及び特性を以下の表2に記
載する(表1におけると同じ略語が使用されている)。
例1〜4における懸濁液の場合のように、例5〜8の懸
濁液はすべて、 −45℃において2ケ月以上、及び −+45℃で24時間そして−5℃で24時間の温度サ
イクルにおいて2ケ月以上、 安定であった。水で希釈することによって、0.5〜2
%の活性物質を含む懸濁液を得た。これは、約24時間
の使用期間の間凝集又は沈降を生じなかった。
【0057】
【表2】
【0058】例9〜11 アトラジンの水性懸濁液の調製 先に記載した操作に従って、アトラジンの3種の水性懸
濁液を調製した。各々の組成及び特性を以下の表3に記
載する(表1におけると同じ略語が使用されている)。
例1〜4における懸濁液の場合のように、例9〜11の
懸濁液はすべて、 −45℃において2ケ月以上、及び −+45℃で24時間そして−5℃で24時間の温度サ
イクルにおいて2ケ月以上、 安定であった。水で希釈することによって、0.5〜2
%の活性物質を含む懸濁液を得た。これは、約24時間
の使用期間の間凝集又は沈降を生じなかった。
濁液を調製した。各々の組成及び特性を以下の表3に記
載する(表1におけると同じ略語が使用されている)。
例1〜4における懸濁液の場合のように、例9〜11の
懸濁液はすべて、 −45℃において2ケ月以上、及び −+45℃で24時間そして−5℃で24時間の温度サ
イクルにおいて2ケ月以上、 安定であった。水で希釈することによって、0.5〜2
%の活性物質を含む懸濁液を得た。これは、約24時間
の使用期間の間凝集又は沈降を生じなかった。
【0059】
【表3】
【0060】比較試験B アトラジンの水性懸濁液の調製 先に記載した操作に従って、アトラジンの水性懸濁液を
調製した。この組成及び特性を以下に記載する(表1に
おけると同じ略語が使用されている)。 −アトラジン 500g −トリエタノールアミンで中和したエトキシル化トリスチリルフェノール (16EO)の燐酸エステル(モノ−及びジ−): 20g −エトキシル化ノニルフェノール(10EO) : 5g −モノプロピレングリコール : 80g −キサンタンガム(水中で2%) : 50g −消泡剤 : 1g −全体を1,000cm3 にするための水 : 420g 粒子の平均直径(μm) : 3.6 CF No.4 : 18秒 例1〜4における懸濁液の場合のように、試験Bの懸濁
液は、 −45℃において2ケ月以上、及び −+45℃で24時間そして−5℃で24時間の温度サ
イクルにおいて2ケ月以上、 安定であった。水で希釈することによって、0.5〜2
%の活性物質を含む懸濁液を得た。これは、約24時間
の使用期間の間凝集又は沈降を生じなかった。無毒性で
生分解性のシュクログリセリドを含有する本発明に従っ
た組成物を使用すると、従来技術の最良の懸濁液を用い
る場合と同じ安定性が活性物質の高濃度で得ることがで
きることに注目すべきである。
調製した。この組成及び特性を以下に記載する(表1に
おけると同じ略語が使用されている)。 −アトラジン 500g −トリエタノールアミンで中和したエトキシル化トリスチリルフェノール (16EO)の燐酸エステル(モノ−及びジ−): 20g −エトキシル化ノニルフェノール(10EO) : 5g −モノプロピレングリコール : 80g −キサンタンガム(水中で2%) : 50g −消泡剤 : 1g −全体を1,000cm3 にするための水 : 420g 粒子の平均直径(μm) : 3.6 CF No.4 : 18秒 例1〜4における懸濁液の場合のように、試験Bの懸濁
液は、 −45℃において2ケ月以上、及び −+45℃で24時間そして−5℃で24時間の温度サ
イクルにおいて2ケ月以上、 安定であった。水で希釈することによって、0.5〜2
%の活性物質を含む懸濁液を得た。これは、約24時間
の使用期間の間凝集又は沈降を生じなかった。無毒性で
生分解性のシュクログリセリドを含有する本発明に従っ
た組成物を使用すると、従来技術の最良の懸濁液を用い
る場合と同じ安定性が活性物質の高濃度で得ることがで
きることに注目すべきである。
【0061】例12〜15 デュロンの水性懸濁液の調製 デュロン(Diuron)は、158℃の融点及び0.
042g/リットルの水溶解度(25℃)を有する公知
の除草剤である。
042g/リットルの水溶解度(25℃)を有する公知
の除草剤である。
【化2】 先に記載した操作に従って、デュロンの4種の水性懸濁
液(本発明に従ったもの)を調製した。各々の組成を以
下の表4に記載する(表1におけると同じ略語が使用さ
れている)。例1〜4における懸濁液の場合のように、
例12〜15の懸濁液はすべて、 −45℃において2ケ月以上、及び −+45℃で24時間そして−5℃で24時間の温度サ
イクルにおいて2ケ月以上、 安定であった。水で希釈することによって、0.5〜2
%の活性物質を含む懸濁液を得た。これは、約24時間
の使用期間の間凝集又は沈降を生じなかった。
液(本発明に従ったもの)を調製した。各々の組成を以
下の表4に記載する(表1におけると同じ略語が使用さ
れている)。例1〜4における懸濁液の場合のように、
例12〜15の懸濁液はすべて、 −45℃において2ケ月以上、及び −+45℃で24時間そして−5℃で24時間の温度サ
イクルにおいて2ケ月以上、 安定であった。水で希釈することによって、0.5〜2
%の活性物質を含む懸濁液を得た。これは、約24時間
の使用期間の間凝集又は沈降を生じなかった。
【0062】
【表4】
【0063】例16〜20 デュロンの水性懸濁液の調製 先に記載した操作に従って、デュロンの5種の水性懸濁
液(本発明に従った)を調製した。各々の組成を以下の
表5に記載する(表1におけると同じ略語が使用されて
いる)。例1〜4における懸濁液の場合のように、例1
6〜20の懸濁液はすべて、 −45℃において2ケ月以上、及び −+45℃で24時間そして−5℃で24時間の温度サ
イクルにおいて2ケ月以上、 安定であった。水で希釈することによって、0.5〜2
%の活性物質を含む懸濁液を得た。これは、約24時間
の使用期間の間凝集又は沈降を生じなかった。
液(本発明に従った)を調製した。各々の組成を以下の
表5に記載する(表1におけると同じ略語が使用されて
いる)。例1〜4における懸濁液の場合のように、例1
6〜20の懸濁液はすべて、 −45℃において2ケ月以上、及び −+45℃で24時間そして−5℃で24時間の温度サ
イクルにおいて2ケ月以上、 安定であった。水で希釈することによって、0.5〜2
%の活性物質を含む懸濁液を得た。これは、約24時間
の使用期間の間凝集又は沈降を生じなかった。
【0064】
【表5】
【0065】例21〜22 デュロンの水性懸濁液の調製 先に記載した操作に従って、デュロンの2種の水性懸濁
液(本発明に従ったもの)を調製した。各々の組成を以
下の表6に記載する(表1におけると同じ略語が使用さ
れている)。例1〜4における懸濁液の場合のように、
例21〜22の懸濁液はすべて、 −45℃において2ケ月以上、及び −+45℃で24時間そして−5℃で24時間の温度サ
イクルにおいて2ケ月以上、 安定であった。水で希釈することによって、0.5〜2
%の活性物質を含む懸濁液を得た。これは、約24時間
の使用期間の間凝集又は沈降を生じなかった。
液(本発明に従ったもの)を調製した。各々の組成を以
下の表6に記載する(表1におけると同じ略語が使用さ
れている)。例1〜4における懸濁液の場合のように、
例21〜22の懸濁液はすべて、 −45℃において2ケ月以上、及び −+45℃で24時間そして−5℃で24時間の温度サ
イクルにおいて2ケ月以上、 安定であった。水で希釈することによって、0.5〜2
%の活性物質を含む懸濁液を得た。これは、約24時間
の使用期間の間凝集又は沈降を生じなかった。
【0066】
【表6】
【0067】例23〜24 トリフルミゾールの水性懸濁液の調製 トリフルミゾール(Triflumizole)は、6
3℃の融点及び0.012g/リットルの水溶解度(2
5℃)を有する公知の殺菌剤である。
3℃の融点及び0.012g/リットルの水溶解度(2
5℃)を有する公知の殺菌剤である。
【化3】 先に記載した操作に従って、トリフルミゾールの2種の
水性懸濁液(本発明に従ったもの)を調製した。各々の
組成を以下の表7に記載する(表1におけると同じ略語
が使用されている)。例1〜4における懸濁液の場合の
ように、例23〜24の懸濁液はすべて、 −45℃において2ケ月以上、及び −+45℃で24時間そして−5℃で24時間の温度サ
イクルにおいて2ケ月以上、 安定であった。水で希釈することによって、0.5〜2
%の活性物質を含む懸濁液を得た。これは、約24時間
の使用期間の間凝集又は沈降を生じなかった。
水性懸濁液(本発明に従ったもの)を調製した。各々の
組成を以下の表7に記載する(表1におけると同じ略語
が使用されている)。例1〜4における懸濁液の場合の
ように、例23〜24の懸濁液はすべて、 −45℃において2ケ月以上、及び −+45℃で24時間そして−5℃で24時間の温度サ
イクルにおいて2ケ月以上、 安定であった。水で希釈することによって、0.5〜2
%の活性物質を含む懸濁液を得た。これは、約24時間
の使用期間の間凝集又は沈降を生じなかった。
【0068】
【表7】
Claims (10)
- 【請求項1】 45℃以上の融点を有し実質上水不溶性
の固体活性物質の濃厚水性懸濁液であって、 −該活性物質、 −シュクログリセリド、 −アルコキシル化トリグリセリド及び(又は)アルコキ
シル化脂肪酸及び(又は)ソルビタンエステル及び(又
は)アルコキシル化ソルビタンエステル、及び−水、 を含有することを特徴とする濃厚水性懸濁液。 - 【請求項2】 −活性物質、 −シュクログリセリド、 −アルコキシル化トリグリセリド及び(又は)アルコキ
シル化脂肪酸及び(又は)ソルビタンエステル及び(又
は)アルコキシル化ソルビタンエステル、 −陰イオン性塩の表面活性剤、アルコキシル化アルコー
ル、置換又は非置換アルコキシル化フェノール、シリコ
ーン系表面活性剤及びフッ素化表面活性剤の中から選択
される湿潤剤、及び −水、 を含むことを特徴とする請求項1記載の懸濁液。 - 【請求項3】 使用するシュクログリセリドがパーム
油、ラード、ヤシ油、牛脂、ナタネ油及びヒマシ油から
得られたものであることを特徴とする請求項1又は2項
記載の懸濁液。 - 【請求項4】 燐脂質も含有することを特徴とする請求
項1〜3のいずれか一項記載の懸濁液。 - 【請求項5】 懸濁液の全容量に関して0.1〜5重量
%のシュクログリセリド又は任意としてシュクログリセ
リド及び燐脂質を含むことを特徴とする請求項1〜4の
いずれか一項記載の懸濁液。 - 【請求項6】 シュクログリセリド/燐脂質の重重比が
3:1〜1:3であることを特徴とする請求項4又は5
項記載の懸濁液。 - 【請求項7】 活性植物保護用物質が、 −デルタメスリン(deltamethrin)、 −プロファム(propham)、 −テトラメスリン(tetramethrin)、 −フラルアクシル(furalaxyl)、 −ヘプタクロール(heptachlor)、 −プロパニル(propanil)、 −オキサジアゾン(oxadiazon)、 −トリフルミゾール(triflumizole)、 −ジメサメトリン(dimethametryn)、 −アトラジン(atrazine)、 −デュロン(diuron)、 −ネブロン(neburon)、 −リヌロン(linuron)、 −イソプロテュロン(isoproturon)、 −シマジン(simazine)、 −アメトリン(ametryne)、 −フェンメディファム(phenmedipham)、 −ペンジメサリン(pendimethalin) から選択されることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
か一項記載の懸濁液。 - 【請求項8】 懸濁液の全容量に関して30〜90重量
%の活性物質を含有することを特徴とする請求項1〜7
のいずれか一項記載の懸濁液。 - 【請求項9】 懸濁液の容量当り0.1〜3重量%のア
ルコキシル化トリグリセリド及び(又は)アルコキシル
化脂肪酸及び(又は)ソルビタンエステル及び(又は)
アルコキシル化ソルビタンエステルを含有することを特
徴とする請求項1〜8のいずれか一項記載の懸濁液。 - 【請求項10】 懸濁液の全容量に関して0.05〜1
重量%の湿潤剤を含有することを特徴とする請求項1〜
9のいずれか一項記載の懸濁液。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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FR90-15738 | 1990-12-10 | ||
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04316501A JPH04316501A (ja) | 1992-11-06 |
JPH085762B2 true JPH085762B2 (ja) | 1996-01-24 |
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EP (1) | EP0490781B1 (ja) |
JP (1) | JPH085762B2 (ja) |
AT (1) | ATE126011T1 (ja) |
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CA (1) | CA2057281A1 (ja) |
DE (1) | DE69111999T2 (ja) |
FR (1) | FR2670085B1 (ja) |
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