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JPH0855181A - インビジブルマーキングの読取り法 - Google Patents

インビジブルマーキングの読取り法

Info

Publication number
JPH0855181A
JPH0855181A JP6208227A JP20822794A JPH0855181A JP H0855181 A JPH0855181 A JP H0855181A JP 6208227 A JP6208227 A JP 6208227A JP 20822794 A JP20822794 A JP 20822794A JP H0855181 A JPH0855181 A JP H0855181A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printed
ink
parts
marking
infrared
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6208227A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Maruyama
孜 丸山
Atsushi Akiyama
厚 秋山
Hiroyasu Matsuki
弘泰 松木
Kazuo Sanada
和夫 真田
Sadao Chigira
定雄 千吉良
Masanobu Hidaka
正伸 日高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Fujikura Ltd
Matsuo Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Fujikura Ltd
Matsuo Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd, Fujikura Ltd, Matsuo Sangyo Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP6208227A priority Critical patent/JPH0855181A/ja
Priority to US08/466,995 priority patent/US5686725A/en
Priority to EP95109231A priority patent/EP0697673A3/en
Priority to TW084106124A priority patent/TW280894B/zh
Priority to KR1019950022342A priority patent/KR960008616A/ko
Publication of JPH0855181A publication Critical patent/JPH0855181A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/08Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code using markings of different kinds or more than one marking of the same kind in the same record carrier, e.g. one marking being sensed by optical and the other by magnetic means
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    • G06K19/18Constructional details
    • GPHYSICS
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    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
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    • GPHYSICS
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    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 錫酸化物、インジウム−錫混合酸化物、或い
は錫酸化物またはインジウム−錫混合酸化物とアルミ
ナ、硫酸バリウム、二酸化珪素および炭酸カルシウムか
ら選ばれる1種以上との混合物を含有するマーキングイ
ンキで情報を金属基体面または波長2〜10μmの赤外
線を透過する基材に印刷し、さらに必要ならばその表面
をクリヤー塗料または着色インキで被覆し、波長2〜1
0μmの赤外線CCDカメラもしくは赤外線検出器で該
情報を識別することを特徴とする情報読取り法。 【効果】 被印刷物からの光反射率が大きくてもそれが
ノイズとならずに容易に情報を識別することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【利用できる産業分野】本発明は、肉眼では見えない特
定のインキ(マーキング剤)でバーコード、マーク、ロ
ット番号などの情報を印刷(インビジブルマーキング)
し、この印刷部分とその他の部分との赤外線の放出量の
差を赤外線CCDカメラもしくは赤外線検出器で測定し
て情報を識別することを特徴とする読取法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】例えばバーコードは白と黒の
バーでできた商品情報メディアであり、これを光学的装
置で読み取り、商品の種類、価格、販売数、在庫管理な
どを管理する目的で多く使用されており、その利用範囲
も今後さらに広くなると思われる。しかし、これまでの
バーコードは肉眼で見えるように白黒に印刷されている
ために、商品自体のデザイン上好ましくなく、また汚れ
やすい部分には適用できないなどの欠陥があった。本
来、バーコードそのものは一般消費者にとって意味のな
いもので、商品管理を目的にのみ使用されている。
【0003】そこで、肉眼では見えず、かつ赤外線照射
で情報識別可能なバーコード(いわゆる、ステルスバー
コード)が提案されている。例えば、赤外線吸収性化合
物としてインジウム−錫酸化物(ITO)でバーコード
印刷し、この部分を赤外線照射装置で識別する方法が提
案されているが、この方法では印刷部分は依然として着
色(黄緑色)しており、肉眼で容易に識別でき、上記の
問題点は完全に解消されていない。しかも、印刷部分を
識別するための赤外線照射装置が大型化し、印刷物表面
からの一様な反射光がノイズとなり、測定に支障を来す
という欠点を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は上記欠点
を解消し、被印刷物からの光反射率が大きくてもそれが
ノイズとならずに容易に識別可能であり、しかも肉眼で
は殆どもしくは全く見えないように情報を印刷すること
ができ、かつその印刷部分(インビジブルマーク)をコ
ンパクトな器具で識別する方法を開発することであり、
その特徴とするところは、赤外線吸収化合物として、錫
酸化物、インジウム−錫混合酸化物、或いは錫酸化物ま
たはインジウム−錫混合酸化物とアルミナ、硫酸バリウ
ム、二酸化珪素および炭酸カルシウムから選ばれる1種
以上との混合物を用い、これらを含有するマーキングイ
ンキでバーコード、マーク、ロット番号などの情報を印
刷し、該印刷部分を、波長2〜10μmの赤外線CCD
カメラもしくは赤外線検出器で該情報を識別する点にあ
る。
【0005】しかして、本発明は、錫酸化物、インジウ
ム−錫混合酸化物、或いは錫酸化物またはインジウム−
錫混合酸化物とアルミナ、硫酸バリウム、二酸化珪素お
よび炭酸カルシウムから選ばれる1種以上との混合物を
含有するマーキングインキで情報を金属基体面に印刷
し、さらに必要ならばその表面をクリヤー塗料または着
色インキで被覆し、波長2〜10μmの赤外線CCDカ
メラもしくは赤外線検出器で該情報を識別することを特
徴とする情報読取り法を提供するものである。
【0006】本発明はまた、錫酸化物、インジウム−錫
混合酸化物、或いは錫酸化物またはインジウム−錫混合
酸化物とアルミナ、硫酸バリウム、二酸化珪素および炭
酸カルシウムから選ばれる1種以上との混合物を含有す
るマーキングインキで情報を波長2〜10μmの赤外線
を透過する基体に印刷し、さらに必要ならばその表面を
クリヤー塗料または着色インキで被覆し、波長2〜10
μmの赤外線CCDカメラもしくは赤外線検出器で該情
報を識別することを特徴とする情報読取り法を提供する
ものである。
【0007】この読取りおよび識別は、該マーキングイ
ンキから放出される赤外線を測定し、印刷部分とその他
の部分とにおける放射率の違いを検出することにより行
うものである。
【0008】以下、本発明の方法をさらに詳細に説明す
る。
【0009】本発明で使用するマーキングインキは、被
印刷物(基体)表面にバーコードなどの情報を印刷する
ためのマーキング剤である。特に、その印刷部分は、3
0℃未満において、波長2〜10μ、好ましくは3〜5
μの赤外線の吸収率が大きいという特性を有している。
その結果、該マーキングインキを金属製基体や波長2〜
10μmの赤外線を透過する基体に印刷し、該印刷部分
から放出される赤外線を赤外線CCDカメラもしくは赤
外検出器でキャッチして情報を識別、管理することがで
きることを見出した。
【0010】このマーキングインキは、錫酸化物;イン
ジウム−錫混合酸化物;並びに錫酸化物またはインジウ
ム−錫混合酸化物とアルミナ、硫酸バリウム、二酸化珪
素および炭酸カルシウムから選ばれる1種以上との混合
物のいずれかまたは複数併用した(以下、これを「マー
キング成分」という)ものを主成分とし、さらに必要に
応じてこれに塗料用樹脂、有機溶剤や水などの溶媒、分
散媒、体質顔料などを配合することにより調製すること
ができる。
【0011】錫酸化物はSnOまたはSnO2で示され
る化合物である。また、インジウム−錫混合酸化物(以
下、ITOという)は酸化インジウム(In23)と上
記錫酸化錫との混合物であり、該混合物は波長2〜10
μの赤外線を照射すると、この範囲内のいずれの波長の
ものを照射してもほぼ一定の反射率を示すという特性を
持っている。該混合酸化物において、酸化インジウムと
酸化錫との混合比率は特に制限されないが、該両成分の
合計重量に基いて、酸化インジウムは1〜95%、特に
40〜90%、そして酸化錫は99〜5%、特に60〜
10%がそれぞれ好ましい。
【0012】以上に述べた錫酸化物またはインジウム−
錫混合酸化物と、アルミナ(Al23)、硫酸バリウム
(BaSO4)、二酸化珪素(SiO2)および炭酸カル
シウム(CaCO3)から選ばれる1種以上と混合物は
錫酸化物またはインジウム−錫混合酸化物に比べ印刷部
分は肉眼で殆どまたは全く識別できないのでより好適で
ある。該混合物における混合割合は、錫酸化物またはイ
ンジウム−錫混合酸化物100重量部あたりアルミナ、
硫酸バリウム、二酸化珪素および炭酸カルシウムのうち
の1種または2種以上の合計が5〜400重量部、特に
20〜200重量部の範囲内にあるようにするのが好ま
しい。
【0013】塗料用樹脂は、マーキング成分を均一に分
散し、マーキングインキ被膜を形成させるための基礎成
分として使用されるものであり、その組成は特に限定さ
れず、インキおよび塗料分野において一般に使用されて
いるものが適用できる。具体的には、ポリエステル樹
脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、ビニル樹脂、フッ素
樹脂、ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリミド樹脂、
ポリシロキサンおよびアクリル樹脂などがあげられる。
これらは熱可塑性、常温架橋性または熱硬化性のいずれ
であってもさしつかえない。そして、該樹脂を架橋硬化
せしめるのに、必要に応じてメラミン樹脂、尿素樹脂、
ポリイソシアネート化合物、多価カルボン酸(無水物も
含む)、エポキシ化合物などの架橋剤を併用することも
可能である。
【0014】マーキングインキにおけるマーキング成分
の含有率は厳密に制限されるものではないが、通常、該
塗料用樹脂の固形分100重量部あたり10〜1000
重量部、特に100〜500重量部の範囲内が適してい
る。
【0015】該マーキングインキはマーキング成分およ
び塗料用樹脂を必須成分とするものであり、必要に応じ
て、これらを有機溶剤および/または水に溶解もしくは
分散せしめることによって、マーキング作業性を向上さ
せることができる。ここで使用しうる有機溶剤は、粉末
状のマーキング成分および塗料用樹脂を溶解または分散
するものであればよく、例えば、脂肪族または芳香族炭
化水素系、アルコール系、エステル系、ケトン系などか
ら選ばれる1種もしくは2種以上の溶媒を使用すること
ができる。水性系のマーキングインキを所望とする場合
には、脱イオン水、上水などを溶媒または分散媒として
使用することができる。
【0016】本発明において、このマーキングインキを
適用しうる基体(被印刷物)は金属または波長2〜10
μmの赤外線を透過する基材である。このうち、金属製
基体としては、例えばアルミニウム、ブリキ、鉄、ステ
ンレス、銅またはこれらを含む合金などがあげられ、こ
れらの基体には必要に応じてプライマー(下塗り)など
をあらかじめ塗装しておいてもさしつかえない。また、
金属蒸着した紙またはプラスチックや、金属にプラスチ
ックフィルムをラミネートしたものなども金属製基体と
して使用することができる。これら蒸着した基材の場
合、蒸着面もしくは非蒸着面のいずれかにマーキングイ
ンキを塗布することができる。また、ラミネートした基
材の場合には、フィルム面または金属面のいずれかにマ
ーキングインキを塗布することができる。
【0017】一方、波長2〜10μmの赤外線を透過す
る基体としては、例えば、プラスチック、紙、木材、布
などのフィルムまたはシート状のものがあげられる。
【0018】これらの基体の形状は特に制限されず、円
筒状、箱状、袋状、シート状、板状、球状などの任意の
形状をとることができる。これらの基体にマーキングす
るにあたり、インキの付着性をよくする等の目的で、あ
らかじめその表面に化成処理などの処理を施してもよ
い。
【0019】基体へのマーキング(印刷)は、例えば、
グラビア印刷、シルク印刷、オフセット印刷、インクジ
ェット方式などによって行うことができ、その膜厚は乾
燥塗膜に基づいて0.5〜10μの範囲内が好ましい。
マーキング塗膜は、使用するビヒクル成分の種類によ
り、室温放置もしくは加熱により、または紫外線もしく
は電子線の照射によって硬化せしめることができる。
【0020】また、マーキングの形状は特に制限され
ず、例えば、文字、数字、マーク、模様などとすること
ができ、具体的にはバーコード、製造年月日、ロット番
号、マークなどがあげられる。
【0021】かくして形成されるマーキング面には、さ
らに必要に応じてクリヤー塗料や着色インキを塗布する
ことができる。これらを塗布することによって、印刷イ
ンキが保護されるので一層好ましい。
【0022】特に、錫酸化物またはインジウム−錫混合
酸化物を含むマーキングインキの印刷部分は肉眼で識別
できることがあるので、その場合には、その印刷部分の
表面を着色インキを塗布しておくことが好ましい。
【0023】該クリヤー塗料は、透明塗膜を形成する塗
料であり、塗料用樹脂を主成分とし、さらに必要に応じ
て有機溶剤や水などの溶媒もしくは分散媒などを配合し
てなるものを使用することができる。該塗料用樹脂とし
ては、前記マーキングインキについて例示したものから
選ばれる塗料用樹脂が好適であり、これには適宜架橋剤
を配合することができる。一方、マーキングインキ層を
隠蔽するために用いられる着色インキは該クリヤー塗料
に着色顔料または染料などを配合して着色したものが好
適である。
【0024】これらのクリヤー塗料や着色インキの印刷
は、例えば、グラビア印刷、シルク印刷、オフセット印
刷、インクジェット方式などによって行うことができ、
その膜厚は硬化塗膜に基づいて1〜20μの範囲内が好
ましい。クリヤー塗料塗膜は、使用するビヒクル成分の
種類により、室温放置もしくは加熱により、または紫外
線もしくは電子線の照射によって硬化せしめることがで
きる。
【0025】以上に述べたようにして形成されるインビ
ジブルマーキング記録体に印刷されたマーキングインキ
は、該マーキングインキ以外の部分との間で2〜10μ
m、特に3〜5μmの範囲の波長の赤外線に対して高い
放射光量の差を持っている。本発明によって形成された
記録体に印刷された情報の読取りは、該記録体を2〜1
0μmの範囲内に波長感度をもつ赤外線CCDカメラも
しくは赤外検出器を用いて行なうことができ、それによ
って、印刷部分からの赤外放射光を検出することにより
マーキングインキ印刷部分とその他の部分との識別を行
うことができる。したがって、この読取りに赤外線の照
射光源は必要としない。
【0026】また、記録体から放射される赤外線の検出
は、例えば、赤外検出器、赤外線CCDカメラなどを用
いて行うことができ、マーキングインキ印刷部分とその
他の部分の赤外線の放出量の差を測定して記録体に印刷
された情報を識別し読み取ることができる。
【0027】本発明に従うインビジブルマーキングの読
取り法を、図1〜図4に示す具体例についてさらに具体
的に説明する。
【0028】物体から発散する熱放射のエネルギーは、
同一温度の物体では完全放射体が最も大きく、完全放射
体の分光放射輝度をL(λ,T)とすると、ある物体の
分光放射輝度Lλ,Tは放射率をε(0<ε<1)として
次式で与えられる。
【0029】 Lλ,T=εL(λ,T) ・・・・・(1) ここで、放射率εはその物質の吸収率に等しく、その物
質の反射率ρと透過率τとの間には次式が成立する。
【0030】 ε+ρ+τ=1 ・・・・・(2) 式(1)から、同一温度の物体でも、物体固有の放射率
が異なれば、分光放射輝度の違いにより、識別できるこ
とがわかる。
【0031】Al基板上に該インビジブルインキでバー
コードのマーキングを行い、その上にクリヤー塗料で被
覆した試料を準備した(図1)。図2に示すように、該
インビジブルマーキングは赤外域2〜10μmにおい
て、式(3)で与える放射率(吸収率)の比kが該マー
キング以外の部分に比べ高い値を示すため、インビジブ
ルマーキングと該マーキング以外の部分との識別を行う
ことができる。
【0032】 k=(1−εM)/(1−εR)・・・・(3) εM;インビジブルマーキング部分の放射率 εR;インビジブルマーキング以外の放射率 さらに、放射率は温度によっても変化し、該インビジブ
ルマーキングにおいては、常温に比べ高温になるほどマ
ーキング以外の部分との放射率の差が多くなる。従つ
て、識別しようとする試料を高温に加熱することによ
り、高いS/N比で識別することが可能となる。
【0033】図3に赤外カメラを使用したインビジブル
マーキングの読み取り装置の実施例を示す。
【0034】装置構成は、該インビジブルインキでマー
キングした記録体を加熱温度25℃から120℃の範囲
で一定温度に保つ温度調整器、3〜5μmの赤外域に感
度を持つ赤外カメラ、カメラからのビデオ出力をモニタ
するCRT、及び該インビジブルインキでマーキングし
たバーコードや文字を読み取るための画像処理装置から
なる。画像処理装置で読み取った結果はモニタやプリン
タ、計算機等に外部出力する。
【0035】図4は赤外検出器を使用したバーコード読
み取り装置の実施例を示す。
【0036】構成は、前記例と同様に記録体を加熱する
温度調整器、測定に不要な波長域の光をカットする波長
フィルタ、入射光を変調するチョッパ、該マーキングを
検出器上に投影するための対物レンズ、赤外検出器、バ
ンドパスフィルタ、ロックインアンプ、該マーキングの
読み込みデータを解読処理するための中央演算処理部
(CPU)、処理データを表示する表示部、及びデータ
の外部出力端末からなる。赤外検出器として、常温状態
で2〜3μmの赤外域の検出可能なPbSeまたはPb
Sを使用することができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例によってさらに具体的
に説明する。なお、部および%はいずれも重量に基く。
【0038】実施例1 インジウム−錫酸化物(ITO)(富士チタン工業社
製、粒径0.03μ)320部、アルミナ粉(#100
0 ホワイトアランダム、昭和電工製、商品名)400
部、ポリエステル樹脂(固形分含有率50%溶液)14
0部、酢酸ブチル200部およびトルエン150部を混
合し、ペイントコンディショナーで分散してマーキング
インキ(1)を得た。
【0039】該インキ(1)をアルミニウム板(厚さ
0.3mm)にグラビアコーターにより厚さ3μm(硬
化塗膜として、以下同様)になるようにバーコード模様
に印刷し、100℃で乾燥した。
【0040】ついで、このバーコード模様面に、アクリ
ル樹脂系水性クリヤーコートを厚さ3μmになるように
塗装し、150℃で60秒間乾燥した。
【0041】25℃の室温で赤外線CCDカメラを用
い、印刷塗板の印刷面側からバーコードチェックを行っ
た。バーコードの識別は良好な結果を与えた。
【0042】一方、該インキ(1)からITOを除いた
ものについて同様に印刷し、赤外線CCDカメラでバー
コードチェックを行ったが、バーコードの識別はできな
かった。
【0043】実施例2 ITO300部、硫酸バリウム400部、アクリル樹脂
エマルジョン300部(固形分含有率40%)および上
水500部を混合し、サンドミルで分散してマーキング
インキ(2)を得た。
【0044】アルミニウム蒸着紙(厚さ0.3mm)の
アルミニウム面にインキ(2)でバーコード模様に膜厚
5μmで印刷し、100℃で乾燥した。その印刷面に、
アクリルニトリル−ブタジエン系エマルジョンからなる
クリヤーコートを、グラビアコーターで膜厚6μmにな
るように塗装し乾燥した。
【0045】インキ(2)の塗膜は透明でかつアルミニ
ウム蒸着紙との付着性は良好で、しかも印刷していない
部分との目視による識別は困難であった。また、20℃
で、図2に示す赤外線CCDカメラマーク読取り装置で
印刷塗膜側から観察を行ったところ、バーコードをモニ
ター上で赤外線の吸収を明確に確認できた。
【0046】実施例3 ITO600部、二酸化珪素140部、ポリシロキサン
樹脂400部(固形分含有率40%)、イソプロピルア
ルコール200部および酢酸イソブチル500部を混合
し、サンドミルで分散してマーキングインキ(3)を得
た。
【0047】該マーキングインキ(3)をさらにメチル
エチルケトンで希釈し、ブリキ板(厚さ0.3mm)に
ジェット印刷により「ABC」のマークを印刷し(膜厚
1μm)、200℃で乾燥した。
【0048】このものを、実施例1と同様にして25℃
で読取りを行った結果、マークの識別が明確に行われ、
しかも印刷塗膜とブリキ板との付着性も良好であった。
しかも、マーク部分は目視で識別不可能であった。
【0049】実施例4 ITO300部、炭酸カルシウム50部、アクリル樹脂
溶液500部(固形分含有率30%)、メチルエチルケ
トン200部および酢酸ブチル400部を混合し、ボー
ルミルで分散を行いマーキングインキ(4)を得た。
【0050】ブリキ板(厚さ0.5mm)にインキ
(4)をグラビアコーターで数字「123」を印刷し、
その印刷面に実施例1で使用した水性クリヤーコートを
塗装し(膜厚10μm)、乾燥した。
【0051】このものを、赤外線CCDカメラで読取り
を行った結果、印刷した数字の識別が明確に行われ、し
かも印刷塗膜とブリキ板との付着性も良好であった。し
かも、印刷した数字の部分の目視による識別は不可能で
あった。
【0052】実施例5 PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム(厚さ
12.5μm)に実施例1のインキ(1)をグラビアコ
ーターにより[ALESCO]という英文字を膜厚4μ
mになるように印刷し乾燥した。その印刷面に接着剤を
グラビアコーターにより塗装し、溶剤を揮散させてか
ら、アルミニウム板(厚さ0.3mm)に180℃でラ
ミネートした。
【0053】得られたラミネート体のPET側から、赤
外線CCDカメラにより実施例2と同様に試験した結
果、印刷部分の識別が明確に行われ、しかも印刷塗膜の
付着性も良好であった。しかも、印刷部分は目視で識別
不可能であった。
【0054】実施例6 アルミニウム板(厚さ0.8mm)に有機溶剤型白色塗
料を膜厚4μmになるように塗布し、140℃で乾燥
後、その塗面に、実施例3で得たマーキングインキ
(3)をバーコード模様に印刷し(膜厚2μm)、乾燥
した。ついで、該印刷面側から40℃において赤外線C
CDカメラにより識別性を試験した結果、識別が明確に
行われ、しかも印刷塗膜アルミニウム板との付着性も良
好であった。しかも、印刷したバーコード模様は目視で
識別不可能であった。
【0055】実施例7 インジウム−錫酸化物(ITO)(富士チタン工業社
製、粒径0.03μm)400部、ポリエステル樹脂
(東洋紡社製、商品名「バイロン」)80部、トルエン
180部、メチルエチルケトン170部および酢酸エチ
ル170を混合し、ペイントコンディショナーで分散し
てマーキングインキ(5)を得た。
【0056】該インキ(5)をアルミニウム板(厚さ
0.3mm)にグラビアコーターにより厚さ3μm(硬
化塗膜として)になるようにバーコード模様に印刷し、
100℃で乾燥した。
【0057】ついで、ポリエステル樹脂(東洋紡社製、
商品名「バイロン」)100部、二酸化チタン80部、
トルエン150部、メチルエチルケトン150部および
酢酸エチル130部を混合し、ペイントコンディショナ
ーで分散してなる白色インキを、上記バーコード模様面
に厚さ3μmになるように塗装し、100℃で乾燥し
た。
【0058】得られた印刷塗板について、26℃で、印
刷面側から波長3〜5μmの赤外線CCDカメラで識別
を行った。マーキングインキを印刷した部分は赤外線の
放出が異なり、バーコードの識別が良好であった。IT
Oを除いたマーキングインキでは該赤外線CCDカメラ
での識別は困難であった。
【0059】実施例8 実施例1で使用したマーキングインキ(1)をPETフ
ィルムをラミネートしたアルミニウム板(厚さ0.23
mm)にグラビアコーターにより厚さ2μmになるよう
にバーコード模様に印刷し、100℃で乾燥した。
【0060】ついで、ポリエステル樹脂(東洋紡社製、
商品名「バイロン」)100部、酸化亜鉛100部、ト
ルエン160部、メチルエチルケトン150部および酢
酸エチル140部を混合し、ペイントコンディショナー
で分散して白色インキを得た。
【0061】この白色インキを上記バーコード模様を付
したアルミニウム板に厚さ3μmになるように塗装し、
100℃で乾燥した。
【0062】得られた印刷塗板を45℃の温度で3〜5
μmの赤外線CCDカメラで識別を行なった。マーキン
グインキを印刷した部分は赤外線の放射率が異なり、バ
ーコードの識別が良好であった。
【0063】実施例9 ITO300部、アルミナ(微粉アルミナ日本アエロジ
ル社製)40部、ポリエステル樹脂140部(固形分含
有率50%溶液)、酢酸グチル200部およびトルエン
150部を混合溶解し、ペイントコンディショナーで分
散してマーキングインキ(6)を得た。
【0064】このインキ(6)をブリキ板(厚さ0.3
mm)に膜厚4μmになるように印刷し、80℃で乾燥
した。その印刷面に白色インキ(「アレスアクアグロス
白」、関西ペイント社製、水性上塗り塗料)をワイヤー
コーターで膜厚5μmになるように塗装し、90℃で乾
燥した。
【0065】得られた印刷塗板を27℃の温度で3〜5
μmの赤外線CCDカメラで識別を行なった。マーキン
グインキを印刷した部分は赤外線の吸収が認められ、バ
ーコードの識別が良好であった。
【0066】実施例10 ITO300部、硫酸バリウム400部、アクリル樹脂
エマルジョン250部(固形分含有率40%)および上
水300部を混合し、サンドミルで分散してマーキング
インキ(7)を得た。
【0067】このインキ(7)をアルミニウムとPET
とのラミネートフィルムに膜厚5μmで数字を印刷し、
100℃で8秒間乾燥した。その印刷面に、固形分含有
率35%のアクリルエマルジョン500部、二酸化チタ
ン180部、カーボンブラック0.5部および水100
を混合し、ペイントコンディショナーで分散して得た灰
色インキを、グラビアコーターで膜厚4μmになるよう
に塗装し、90℃で乾燥した。この印刷ラミネートを赤
外線CCDカメラで22℃で識別を行なった。識別性は
良好であった。
【0068】実施例11 ITO600部、二酸化珪素140部、ポリシロキサン
樹脂350部(固形分含有率40%)、イソプロピルア
ルコール200部および酢酸イソブチル300部を混合
し、サンドミルで分散してマーキングインキ(8)を得
た。
【0069】また、ポリシロキサン樹脂400部(固形
分含有率40%)、酸化鉄50部および酸化亜鉛40部
を混合分散して淡黄色インキを得た。
【0070】まず、アルミニウム板(厚さ0.3mm)
にインキ(8)を数字印刷し、(膜厚2μm)、100
℃で8秒間乾燥した。その印刷面に、淡茶色インキを、
ロールコーターで膜厚4μmになるように塗装し、90
℃で乾燥した。
【0071】得られた印刷塗板を18℃の温度で3〜5
μmの赤外線CCDカメラで識別を行なった。マーキン
グインキを印刷した部分は赤外線の放射率が異なり、バ
ーコードの識別が良好であった。
【0072】実施例12 ITO300部、炭酸カルシウム400部、ポリエステ
ル樹脂300部(固形分含有率50%)、トルエン20
0部および酢酸エチル200部を混合し、ペイントコン
ディショナーで分散してマーキングインキ(9)を得
た。
【0073】まず、ティンフリースチール板(厚さ0.
5mm)にインキ(9)をマーク模様に印刷し(膜厚5
μm)、80℃で乾燥した。その印刷面に、実施例7の
白色インキを、グラビアコーターで膜厚6μmになるよ
うに塗装し、110℃で乾燥した。
【0074】ついで、ポリエステル樹脂溶液200部
(固形分含有率40%)、フタロシアニンブルー10
部、トルエン150部およびメチルエチルケトン100
部をペイントコンディショナーで分散して青色インキを
得た。
【0075】この青色インキを上記模様を施したティン
フリースチール板に厚さ4μmになるように印刷し、1
00℃で乾燥した。
【0076】得られた印刷塗板を23℃の温度で3〜5
μmの赤外線CCDカメラで識別を行なった。マーキン
グインキを印刷したマーク模様部分は赤外線の放出率が
異なり、バーコードの識別が良好であった。
【0077】実施例13 PETフィルム(厚さ12.5μm)に白色インキ
(a)を膜厚4μmになるように塗装し、乾燥後、印刷
インキ(7)をグラビアコートでバーコード模様に印刷
し(膜厚3μm)、乾燥した。その印刷面に、電子線硬
化タイプの接着剤を塗装し、アルミニウム板に接着し、
電子線を4Mrad照射して硬化させた。
【0078】得られた印刷塗板を40℃の温度で3〜5
μmの赤外線CCDカメラで識別を行なった。マーキン
グインキを印刷した部分は赤外線の放出率が異なり、バ
ーコードの識別が良好であった。
【0079】実施例14 アルミニウム蒸着紙に有機溶剤型白色塗料を膜厚4μm
になるように塗装し、乾燥後、マーキングインキ(6)
をグラビアコートで英文字模様に印刷し(膜厚5μ
m)、乾燥した。ついで、ポリエステル樹脂溶液(40
%溶液)200部、モノアゾ系赤顔料20部、トルエン
150部およびメチルエチルケトン150部をペイント
コンディショナーで分散して赤インキを得た。この赤イ
ンキを上記英文字模様印刷面に厚さ5μmになるように
印刷し、100℃で乾燥した。
【0080】得られた印刷板を25℃で、波長3〜5μ
mの赤外線CCDカメラで識別を行った。マーキングイ
ンキを印刷部分は赤外線の放出が異なり、バーコードの
識別が良好であった。
【0081】実施例15 アルミニウム蒸着したPETフィルムにマーキングイン
キ(6)を厚さ1μmになるようにグラビアコーターで
英文字に印刷し乾燥した。その印刷面上に、接着剤を塗
布した延伸ポリプロピレンフィルムをラミネートした。
ついで、該ポリプロピレンフィルム側から、25℃で、
波長3〜5μmの赤外線CCDカメラで識別を行った。
マーキングインキを印刷部分は赤外線の放出が異なり、
バーコードの識別が良好であった。
【0082】実施例16 厚さ0.5mmの塩化ビニルシート面にマーキングイン
キ(2)を厚さ2μmになるように数字を印刷し乾燥し
た。その印刷面上に、接着剤を塗布した白色PETフィ
ルム(75μm)をラミネートした。ついで、塩化ビニ
ルシート側(裏面)にブリキ板を設置した後、該白色P
ETフィルム側から、25℃で、波長3〜5μmの赤外
線CCDカメラで識別を行った。マーキングインキを印
刷部分は赤外線の放出が異なり、バーコードの識別が良
好であった。裏側にブリキ板を設置しない場合は識別性
不良であった。
【0083】実施例17 厚さ0.5mmの紙面にマーキングインキ(1)をグラ
ビアコートにより厚さ1μmになるように模様を印刷し
乾燥した。その模様面上に、実施例9に記載の白色イン
キをロールコーターで厚さ5μmになるように塗装し、
80℃で乾燥した。この塗装紙の裏側(紙側)にアルミ
ニウム板を設置した後、該白色インキ側から、25℃
で、波長3〜5μmの赤外線CCDカメラで識別を行っ
た。マーキングインキを印刷部分は赤外線の放出が異な
り、バーコードの識別が良好であった。裏側にアルミニ
ウム板を設置しない場合は識別性不良であった。
【0084】実施例18 錫酸化物400部、アルミナ微粉末50部、ポリエステ
ル樹脂(固形分含有率50%溶液)140部、酢酸ブチ
ル200部およびトルエン150部を混合し、ペイント
コンディショナーで分散してマーキングインキ(10)
を得た。
【0085】該インキ(10)をアルミニウム板(厚さ
0.3mm)にグラビアコーターにより厚さ2μmにな
るようにバーコード模様に印刷し、100℃で乾燥し
た。
【0086】ついで、このバーコード模様面に、実施例
9に記載の水性白色インキを厚さ5μmになるように塗
装し、150℃で60秒間乾燥した。
【0087】25℃の室温で図4に示す赤外線検出器を
用い、印刷面側からバーコードチェックを行った。バー
コードの識別は良好な結果が得られた。
【0088】実施例19 酸化錫300部、アクリル樹脂エマルジョン300部
(固形分含有率40%)および上水500部を混合し、
サンドミルで分散してマーキングインキ(11)を得
た。
【0089】アルミニウム蒸着紙(厚さ0.3mm)の
アルミニウム面にインキ(11)でバーコード模様に膜
厚5μmで印刷し、100℃で乾燥した。その印刷面
に、実施例9に記載の水性白色インキを、グラビアコー
ターで膜厚6μmになるように塗装し乾燥した。
【0090】インキ(11)とアルミニウム蒸着紙との
付着性は良好で、かつ印刷していない部分との目視によ
る識別は困難であった。また、20℃で、図2に示す赤
外線CCDカメラマーク読取り装置で印刷塗膜側から観
察を行ったところ、良好な識別が確認できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】アルミニウム基材上にインビジブルマーキング
でバーコードのマーキングを行ない、その上にクリヤー
塗料で被覆した試料を示す図である。
【図2】図1に示すインビジブルマーキングにおける2
〜10μmの波長域の赤外線に対する放射率変化を示す
グラフである。
【図3】赤外線カメラを使用したインビジブルマーキン
グの読み取り装置の実施例を示す概略図である。
【図4】赤外検出器を使用したバーコード読み取り装置
の実施例を示す概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 厚 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 (72)発明者 松木 弘泰 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 (72)発明者 真田 和夫 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 千吉良 定雄 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 日高 正伸 神奈川県横浜市港北区新横浜2−3−8 東伸24新横浜ビルB棟 松尾産業株式会社 内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錫酸化物、インジウム−錫混合酸化物、
    或いは錫酸化物またはインジウム−錫混合酸化物とアル
    ミナ、硫酸バリウム、二酸化珪素および炭酸カルシウム
    から選ばれる1種以上との混合物を含有するマーキング
    インキで情報を金属基体面に印刷し、さらに必要ならば
    その表面をクリヤー塗料または着色インキで被覆し、波
    長2〜10μmの赤外線CCDカメラもしくは赤外線検
    出器で該情報を識別することを特徴とする情報読取り
    法。
  2. 【請求項2】 錫酸化物、インジウム−錫混合酸化物、
    或いは錫酸化物またはインジウム−錫混合酸化物とアル
    ミナ、硫酸バリウム、二酸化珪素および炭酸カルシウム
    から選ばれる1種以上との混合物を含有するマーキング
    インキで情報を波長2〜10μmの赤外線を透過する基
    材に印刷し、さらに必要ならばその表面をクリヤー塗料
    または着色インキで被覆し、波長2〜10μmの赤外線
    CCDカメラもしくは赤外線検出器で該情報を識別する
    ことを特徴とする情報読取り法。
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