JPH085506B2 - 缶容器 - Google Patents
缶容器Info
- Publication number
- JPH085506B2 JPH085506B2 JP61199295A JP19929586A JPH085506B2 JP H085506 B2 JPH085506 B2 JP H085506B2 JP 61199295 A JP61199295 A JP 61199295A JP 19929586 A JP19929586 A JP 19929586A JP H085506 B2 JPH085506 B2 JP H085506B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- score
- container
- pressure
- winding
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 16
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000003313 weakening effect Effects 0.000 description 2
- 239000000443 aerosol Substances 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 230000023753 dehiscence Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000003578 releasing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エアゾル缶などの、いわゆる圧力流体を収
容する缶容器の、特に、圧力解放構造に関する。
容する缶容器の、特に、圧力解放構造に関する。
[従来技術] 缶容器の火中への投入や環境温度の上昇などにより缶
内圧力が異常に高くなったとき、缶が吹き飛ぶ危険性を
防ぐために、缶に圧力上昇によって裂開するスコアを設
け、裂開部分から内部の圧力(ガス)を徐々に漏洩させ
る手段が、例えば特公昭51-31606号公報や実公昭57-123
20号公報によって知られている。
内圧力が異常に高くなったとき、缶が吹き飛ぶ危険性を
防ぐために、缶に圧力上昇によって裂開するスコアを設
け、裂開部分から内部の圧力(ガス)を徐々に漏洩させ
る手段が、例えば特公昭51-31606号公報や実公昭57-123
20号公報によって知られている。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術の前者は、第4図に示す如く、缶胴
(イ)に巻締めたドーム状の金属蓋(ロ)の巻締め部の
頂部、つまり、巻締めにより缶胴内壁に沿って当接垂下
した垂直蓋板部分(ハ)の途中から、巻締めの頂部にま
たがる範囲にスコア(ニ)を設けたものであるが、この
ものは内圧上昇によって圧力が矢印方向に働き、缶胴内
壁と垂直蓋板部分(ハ)との当接部に侵入することによ
り、蓋(ロ)が第5図のように膨出変形し、それにより
スコア(ニ)が裂開され、内部のガスを徐々に漏出さ
せ、缶の吹き飛びを防がせるものであるが、問題は上記
スコア(ニ)が上記のような巻締め範囲に設けられてい
るため、蓋(ロ)がその垂直蓋板部分(ハ)と、それに
連なる頂部分とがめくり上がる程大きく変形する状態に
なる迄はスコア(ニ)を破壊させることができず、この
ことは内圧上昇時に直ちに圧の解放を行わせ得ない時間
的遅延による危険性を伴う。
(イ)に巻締めたドーム状の金属蓋(ロ)の巻締め部の
頂部、つまり、巻締めにより缶胴内壁に沿って当接垂下
した垂直蓋板部分(ハ)の途中から、巻締めの頂部にま
たがる範囲にスコア(ニ)を設けたものであるが、この
ものは内圧上昇によって圧力が矢印方向に働き、缶胴内
壁と垂直蓋板部分(ハ)との当接部に侵入することによ
り、蓋(ロ)が第5図のように膨出変形し、それにより
スコア(ニ)が裂開され、内部のガスを徐々に漏出さ
せ、缶の吹き飛びを防がせるものであるが、問題は上記
スコア(ニ)が上記のような巻締め範囲に設けられてい
るため、蓋(ロ)がその垂直蓋板部分(ハ)と、それに
連なる頂部分とがめくり上がる程大きく変形する状態に
なる迄はスコア(ニ)を破壊させることができず、この
ことは内圧上昇時に直ちに圧の解放を行わせ得ない時間
的遅延による危険性を伴う。
加えて、缶容器の巻締め頂部に上記のようなスコアを
設けることは、巻締め強度の脆弱化要因をもたらす不合
理な技術といわねばならない。
設けることは、巻締め強度の脆弱化要因をもたらす不合
理な技術といわねばならない。
一方、従来技術の後者は、特に図示しないが缶容器に
巻締められた上向きに膨出するドーム状の底蓋に巻締め
部を外れた位置にスコアを設けたもので、そして作用と
して内圧上昇によって蓋板が下向きに反転し、変形する
ことによりスコアを裂開させることが記載されている
が、そもそも圧は缶胴内に連通する巻締めのの始端、つ
まり巻締めのきわに集中するため、このきわから底蓋の
膨出変形が始まるものであって、底蓋の面に圧が作用し
ても、この面が下向きに反転されることはあり得ず、よ
ってこの開示技術によるスコアからの圧力解放は不能で
あると云わざるを得ない。
巻締められた上向きに膨出するドーム状の底蓋に巻締め
部を外れた位置にスコアを設けたもので、そして作用と
して内圧上昇によって蓋板が下向きに反転し、変形する
ことによりスコアを裂開させることが記載されている
が、そもそも圧は缶胴内に連通する巻締めのの始端、つ
まり巻締めのきわに集中するため、このきわから底蓋の
膨出変形が始まるものであって、底蓋の面に圧が作用し
ても、この面が下向きに反転されることはあり得ず、よ
ってこの開示技術によるスコアからの圧力解放は不能で
あると云わざるを得ない。
そこで、この発明は上記従来技術の前者の問題点に鑑
み、内圧が巻締めのきわに集中することに着目し、この
きわにスコアを設け、このきわから始まる変形が未だ巻
締め部に波及しない時点でスコアを裂開させ、もって時
間的遅延による圧力解放時間の遅れによって生ずる缶の
吹き飛び危険性を防止することを目的とするものであ
る。
み、内圧が巻締めのきわに集中することに着目し、この
きわにスコアを設け、このきわから始まる変形が未だ巻
締め部に波及しない時点でスコアを裂開させ、もって時
間的遅延による圧力解放時間の遅れによって生ずる缶の
吹き飛び危険性を防止することを目的とするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明は、缶胴の上端開口
周縁に上向きに膨出するドーム状の金属蓋の周縁を巻締
め、この巻締により缶胴の内壁にそって当接垂下した垂
直蓋板部分の下端に、上記ドームの裾まわりが弧状の落
込み部を介して連なり、該落込み部の下面が上記垂直蓋
板部分と缶胴内壁との当接部に連通する缶容器におい
て、上記落込み部に裂開可能のスコアを円周方向に所要
間隔毎に設けたことを特徴としてなる缶容器を要旨とす
る。
周縁に上向きに膨出するドーム状の金属蓋の周縁を巻締
め、この巻締により缶胴の内壁にそって当接垂下した垂
直蓋板部分の下端に、上記ドームの裾まわりが弧状の落
込み部を介して連なり、該落込み部の下面が上記垂直蓋
板部分と缶胴内壁との当接部に連通する缶容器におい
て、上記落込み部に裂開可能のスコアを円周方向に所要
間隔毎に設けたことを特徴としてなる缶容器を要旨とす
る。
[実施例] 1は金属製缶胴で、この缶胴1の上端開口周縁にドー
ム状の金属蓋2の周縁が巻締められる。上記巻締めによ
り缶胴1の内壁に沿って当接垂下した垂直蓋板部分3の
下端に、上記ドームの裾まわりが、弧状の落込み部4を
介して連なり、該落込み部4の下面が上記垂直蓋板部分
3と缶胴内壁との当接部に連通する缶容器において、上
記落込み部4にスコア5を円周方向に所要間隔毎に設け
たものである。
ム状の金属蓋2の周縁が巻締められる。上記巻締めによ
り缶胴1の内壁に沿って当接垂下した垂直蓋板部分3の
下端に、上記ドームの裾まわりが、弧状の落込み部4を
介して連なり、該落込み部4の下面が上記垂直蓋板部分
3と缶胴内壁との当接部に連通する缶容器において、上
記落込み部4にスコア5を円周方向に所要間隔毎に設け
たものである。
上記スコア5は、本例では裾部4の表面側に設けてい
るが、裏面側でもよい。
るが、裏面側でもよい。
[作用] 圧力缶容器の内圧力が異常に高くなったとき、落込み
部4の下面、つまり、巻締め部のきわから垂直蓋板部分
3と缶胴内壁との当接部に侵入し、落込み部4を変形さ
せ、この変形により落込み部4に設けたスコア6を裂開
し、裂開したスコア5から圧を解放させるものである。
部4の下面、つまり、巻締め部のきわから垂直蓋板部分
3と缶胴内壁との当接部に侵入し、落込み部4を変形さ
せ、この変形により落込み部4に設けたスコア6を裂開
し、裂開したスコア5から圧を解放させるものである。
[発明の効果] 上述のように本発明によれば、缶胴への蓋の巻締めに
よって自ずと缶胴の内壁にそって当接垂下した垂直蓋板
部分の下端にドームの裾まわりが落込み部を介し連なっ
ていることと、該落込み部の下面が垂直蓋板部分と缶胴
内壁との当接部に連通していることに着目し、上記落込
み部にスコアを設けたので、上記落込み部が変形し始め
た時点、換言すれば、巻締め部に未だ波及しない巻締め
のきわでスコアを破壊させ、速やかに危険性を解除させ
ることを可能としたもので、従来の巻締め部の頂部にス
コアを設けた圧力缶容器にては望み得ない安全な圧力解
放作用を果たし得るものである。
よって自ずと缶胴の内壁にそって当接垂下した垂直蓋板
部分の下端にドームの裾まわりが落込み部を介し連なっ
ていることと、該落込み部の下面が垂直蓋板部分と缶胴
内壁との当接部に連通していることに着目し、上記落込
み部にスコアを設けたので、上記落込み部が変形し始め
た時点、換言すれば、巻締め部に未だ波及しない巻締め
のきわでスコアを破壊させ、速やかに危険性を解除させ
ることを可能としたもので、従来の巻締め部の頂部にス
コアを設けた圧力缶容器にては望み得ない安全な圧力解
放作用を果たし得るものである。
併せて巻締め部の頂部にスコアがないので、巻締め部
の脆弱化要因を解消することができる。
の脆弱化要因を解消することができる。
第1図は圧力缶容器の正面図、第2図は同上平面図、第
3図は同上要部の拡大断面図、第4図は従来例の圧力缶
容器の一部の断面図、第5図は同上圧力解放状態を示す
断面図である。 1……缶胴,2……金属蓋,3……垂直蓋板部分,4……落込
み部,5……スコア。
3図は同上要部の拡大断面図、第4図は従来例の圧力缶
容器の一部の断面図、第5図は同上圧力解放状態を示す
断面図である。 1……缶胴,2……金属蓋,3……垂直蓋板部分,4……落込
み部,5……スコア。
Claims (1)
- 【請求項1】缶胴の上端開口周縁に上向きに膨出するド
ーム状の金属蓋の周縁を巻締め、この巻締により缶胴の
内壁にそって当接垂下した垂直蓋板部分の下端に、上記
ドームの裾まわりが弧状の落込み部を介して連なり、該
落込み部の下面が上記垂直蓋板部分と缶胴内壁との当接
部に連通する缶容器において、上記落込み部に裂開可能
のスコアを円周方向に所要間隔毎に設けたことを特徴と
してなる缶容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61199295A JPH085506B2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 | 缶容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61199295A JPH085506B2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 | 缶容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6355079A JPS6355079A (ja) | 1988-03-09 |
JPH085506B2 true JPH085506B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=16405429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61199295A Expired - Lifetime JPH085506B2 (ja) | 1986-08-25 | 1986-08-25 | 缶容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH085506B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006051964A (ja) * | 2004-08-10 | 2006-02-23 | Daiwa Can Co Ltd | 缶容器 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH089032Y2 (ja) * | 1990-07-04 | 1996-03-13 | 誠一 北林 | エアゾール噴出容器 |
US6783965B1 (en) * | 2000-02-10 | 2004-08-31 | Mountain View Pharmaceuticals, Inc. | Aggregate-free urate oxidase for preparation of non-immunogenic polymer conjugates |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5131606A (ja) * | 1974-09-11 | 1976-03-17 | Nippon Steel Corp | Kinzokukanetsuniokeru sukeeruseiseiboshiho |
JPS5712320U (ja) * | 1980-06-25 | 1982-01-22 |
-
1986
- 1986-08-25 JP JP61199295A patent/JPH085506B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006051964A (ja) * | 2004-08-10 | 2006-02-23 | Daiwa Can Co Ltd | 缶容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6355079A (ja) | 1988-03-09 |
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