JPH0853686A - 粘度指数向上剤 - Google Patents
粘度指数向上剤Info
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- JPH0853686A JPH0853686A JP21047694A JP21047694A JPH0853686A JP H0853686 A JPH0853686 A JP H0853686A JP 21047694 A JP21047694 A JP 21047694A JP 21047694 A JP21047694 A JP 21047694A JP H0853686 A JPH0853686 A JP H0853686A
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Abstract
な粘度指数向上剤を開発する。 【構成】 アルキルアクリレートとアルキルメタクリレ
ートとの特定割合の共重合体は、高粘度指数油に用いら
れた場合、低い低温粘度を与える。
Description
る。更に詳しくは、異性化パラフィンを含有する高粘度
指数鉱物油用の粘度指数向上剤に関する。
て、潤滑油や作動油は低温粘度の低いことが強く望まれ
るようになってきた。これを解決する手段の一つとして
異性化パラフィンを含有する高粘度指数油、またはこれ
と通常の溶剤精製鉱物油や合成潤滑油、MLDW油との
併用が行われるようになりつつある。これに対し、流動
点降下剤を用いて低温粘度を良くする試みがなされてい
る。この例としては、特開昭54−70305号公報等
に認められるが、本高粘度指数油用に好適な粘度指数向
上剤が要望されている。一方、メタクリレートにアクリ
レートを積極的に共重合させた粘度指数向上剤は公知で
ある。この例としては、特開昭47−12982号公報
が挙げられる。しかし、該公報は粘度指数100程度の
通常の溶剤精製鉱物油を用いたエンジン油用に係わるも
のの記載があるが、異性化パラフィンを含有する高粘度
指数油に用いることは開示されていない。ましてや高粘
度指数油に用いて低温粘度の低い潤滑油や作動油を与え
ることは、なんら開示していない。なお、該公報出願当
時には高粘度指数油は使用されておらず、低温粘度を極
めて低くすることに言及されていないのは当然のことで
ある。
油と組成が著しく異なり、またこれに伴い粘度指数が高
い高粘度指数油に用いられた場合、優れた低温粘度を与
える粘度指数向上剤を開発する。
した結果、全く予期しないことに、従来公知であったポ
リマーが近年使用されつつある高粘度指数油に用いると
極めて低い低温粘度を与えることを見いだし本発明に至
った。本発明は構成単位としてアルキルアクリレート
(a1)20〜70重量%とアルキルメタアクリレート
(b1)80〜30重量%とを含有する重合体(A)か
らなる、異性化パラフィンを含有する高粘度指数油用の
粘度指数向上剤である。
ート(a1)とは、通常アルキル基の炭素数1〜22の
直鎖または/および分枝アルキル基を有するアクリレー
ト類である。これらの例としては、メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、イソプロピルアクリレート、
n−ブチルアクリレート、s−ブチルアクリレート、t
−ブチルアクリレート、ペンチルアクリレート、オクチ
ルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、i
−デシルアクリレート、ドデシルアクリレート、テトラ
デシルアクリレート、ペンタデシルアクリレート、セチ
ルアクリレート、オクタデシルアクリレート等が挙げら
れる。これら各種のアクリレート類の内、低温粘度の低
い潤滑油等を与える点で炭素数10以下のアルキル基を
有するものが好ましく、特に炭素数1〜4のアルキル基
を有するアクリレートと、炭素数5〜10のアルキル基
を有するアクリレートを併用した場合、もしくは炭素数
5〜10のアルキル基を有するアクリレートのみの場合
が好ましい。更に好ましくは炭素数8のアルキル基を有
するオクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レートである。
リレート(b1)とは、通常、炭素数1〜22のもの
で、これらの例としてはアクリレートのアルキル基と同
じものを有するメタアクリレート類である。これら各種
のメタクリレートの内、好ましいのは炭素数10以上の
アルキル基を有するメタクリレート類であり、特に好ま
しくは、メタアクリレートの合計量に対しアルキル基の
炭素数が1〜4のものが0〜30重量%、アルキル基の
炭素数12〜13のものが10〜65重量%、アルキル
基の炭素数14〜15のものが10〜65重量%、アル
キル基の炭素数16〜18のものが0〜30重量%の場
合である。
アルキルメタアクリレート(b1)との共重合割合には
好ましい範囲がある。低温粘度特性の点から(a1):
(b1)は20〜70:80〜30の範囲にあるときに
一般的に好ましく、特に30〜60:70〜40の範囲
にあるときに好ましい。
子量がある。通常重量平均分子量(Mw)で1〜50万
の範囲にあることが必要である。1万未満では増粘効果
が不足し、50万を越えるとせん断安定性が悪くなる。
駆動系潤滑油(マニュアルトランスミッション油、デフ
ァレンシャルギヤ油、オートマチックトランスミッショ
ン油など)に用いられる場合には、好ましくはMwが2
〜15万であり、作動油(建設機械の作動油、パワース
テアリング油、ショックアブソーバー油など)に用いら
れる場合にはMwは3〜20万の範囲にあるときに好ま
しく、エンジン油(ガソリン用、ディーゼル用等)に用
いられる場合にはMw13〜50万の範囲にあるときで
ある。尚、本分子量はポリスチレンを検量線として用い
たGPCによる値である。
リレートとアルキルメタアクリレートからなる共重合体
であるが、必要に応じて窒素原子、酸素原子、硫黄原子
から選ばれる1種以上の原子を有する単量体を1種以上
含有する重合体でもよい。導入方法としてはランダム共
重合やグラフト共重合、グラフト付加等が挙げられる。
この場合には、粘度指数向上剤に清浄分散性や抗酸化性
などを付与でき好ましい。この例としては、USP50
13468,USP5013470,EP50801
2,USP4606834,USP4036766,U
SP4036768,USP4904404,USP4
812261,USP4668412,USP4790
948,USP4795577,特開昭60−1107
90、特開昭61−247719、特開昭63−514
97、特開昭63−179999、特開平01−193
308、特開平01−284593、特開昭62−14
1096、特開平02−296811、特開平04−2
11498等に記載されているもの等が使用できる。具
体的な例としては、ランダム共重合や、グラフト共重合
する化合物の例としては、N−ビニルピロリドン、N−
ビニルチオピロリドン、ビニルピリジン、N,N−ジア
ルキルアミノアルキレン(メタ)アクリレート(アルキ
ル基の炭素数は通常1〜4)、N,N−ジアルキルアミ
ノアルキレン(メタ)アクリルアミド(アルキル基の炭
素数は、通常1〜4)、ビニルイミダゾール、モルフォ
リノアルキレン(メタ)アクリレート等や、アミノフェ
ノチアジン、N−アリールフェニレンジアミン、アミノ
カルバゾール、アミノチアゾール、アミノインドール、
アミノピロール、アミノイミダゾリン、アミノメルカプ
トチアゾール、アミノピペリジン残基を有する(メタ)
アクリレート誘導体等各種のものが挙げられる。また、
グラフト付加する化合物の例としては、アクリレートと
メタアクリレートの共重合時にカルボン酸化合物(無水
マレイン酸、メタアクリル酸、クロトン酸、イタコン酸
など)を少量(例えば0.5〜5重量%)共重合し、こ
れに(ポリ)アミン類でアミド化、イミド化したもの
や、ホルムアルデヒドと(ポリ)アミン類でマンニッヒ
縮合させたものなどが挙げられる。さらには、共重合体
(A)にラジカル触媒等を用いて非ビニル化合物(例え
ば、フェノチアジン類、イミダゾール類、チアゾール
類、ベンゾチアゾール類、トリアゾール類、チアゾリン
ジン類、ピリミジン類、ピペラジン類、ピロリジノン
類、オキサゾール類、チオモルフォリン類等)をグラフ
ト付加させたものなどが挙げられる。これら各種の化合
物の重合体(A)中における量は、通常20重量%以下
であり、好ましくは10重量%以下、特に好ましくは5
重量%以下である。
して、30重量%未満、好ましくは20重量%未満の範
囲で,(a1)および(b1)以外に、重合可能な二重
結合を有する他の化合物を含有することができる。これ
らの例としては、例えばアルキル基の炭素数1〜30の
不飽和モノまたは/およびポリカルボン酸エステル類
(ブチルクロトネート、オクチルクロトネート、ドデシ
ルクロトネート、ジブチルマレエート、ジオクチルフマ
レート、ジラウリルマレエート、ジステアリルフマレー
ト、ジオクチルイタコネート、ジラウリルイタコネート
等)や、ビニル芳香族化合物(スチレン、ビニルトルエ
ン等)、ビニルエーテル類(メチルビニルエーテル、ブ
チルビニルエーテル等)、ビニルエステル類(酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル等)、アルファオレフィン類
(デセン、ドデセン等)等が挙げられる。
よって容易に得ることができる。例えば前記したモノマ
ー類を鉱物油や溶剤中でラジカル重合することにより得
られる。この場合、重合触媒としてアゾ系(例えば、ア
ゾビスイソブチロニトリル、アゾビスバレロニトリル
等)や過酸化物系(例えば、ベンゾイルパーオキシド、
クミルパーオキシド、ラウリルパーオキシド等)を用い
る。
降下剤を含有していることが好ましい。この流動点降下
剤としては、ポリメタクリレートの従来公知のものが使
用される。例えば、アルキル基の炭素数が10〜20の
メタクリレート系のもの、又これらメタクリレート系の
もので組成や分子量が異なる2種類以上のものを組み合
わせたもの(例えば、特開昭54−70305等に記載
のもの)や、更には非常に高分子量のもの(例えばUS
P5229021のものなど)等が挙げられる。このよ
うに流動点降下剤を含有する場合には、重合体(A)1
00重量部に対し流動点降下剤は通常30重量部以下、
好ましくは20重量部以下である。
化パラフィン含有高粘度指数油とは、通常の溶剤精製な
どによって製造されるものとは、性能的にも組成的にも
大きく異なるものである。この高粘度指数油は、オラン
ダ国特許出願第7613854号や特開平5−2143
49等に記載の方法で製造されるものである。すなわ
ち、n−パラフィンを触媒を用いて水素化分解しi−パ
ラフィンに異性化した成分を含有するものである。この
時の水素化分解触媒としては、貴金属触媒などが通常用
いられる。尚、このようにして製造されたi−パラフィ
ン含有異性化鉱物油を、更に溶剤精製したものも本発明
の対象鉱物油に含まれる。このような異性化パラフィン
含有鉱物油は、通常の溶剤精製鉱物油とは組成が大きく
異なることから、粘度指数は大きく、製造法やi−パラ
フィン含量などにより異なるが通常110〜160程度
のものとなる(通常の鉱物油は、粘度指数が90〜10
5程度)。本発明の粘度指数向上剤は、異性化パラフィ
ン含有高粘度指数油単独に使用されることは当然である
が、これに通常の鉱物油や合成潤滑油、更にはMLDW
油等と混合された場合も本発明に含まれる。ここで、通
常の鉱物油とは、減圧蒸留油や脱れき油等をフルフラー
ル等により芳香族成分を溶剤で除去した後、トルエン/
メチルエチルケトン混合溶剤やプロパン溶剤により脱ろ
うしたものをいう。又、合成潤滑油とは、エステル系の
もの(トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトー
ル、ヘキサメチレンジオール等のアルコール類と脂肪酸
とのエステル類や、アジピン酸と脂肪族アルコールとの
エステルなど)やポリオレフィン系のもの(例えばデセ
ンオリゴマーなどのPAO系のものなど)である。ま
た、MLDW油とは、モービル・ルーブ・ディワキシン
グと呼ばれるプロセスで製造されるもので、具体的には
合成ゼオライト触媒などによりワックスを分解・除去し
たものである。高粘度指数油と他のものが配合されて使
用される場合も本発明に含まれるが、この場合高粘度指
数油の含量は100〜30容量%程度である。
共に用いられ、エンジン油や駆動系潤滑油、作動油に最
適のものとなる。これらの内、低温粘度が低いことを強
く要求される駆動系潤滑油や作動油に用いられた場合、
その優れた効果を一層発揮し好ましい。
分、例えば清浄剤(スルフォネート系、サリチレート
系、フェネート系、ナフテネート系のもの等)、分散剤
(イソブテニルコハク酸イミド系、マンニッヒ縮合物系
等)、抗酸化剤(ジンクジチオフォスフェート、アミン
系、ヒンダードフェノール系等)、油性剤(脂肪酸系、
脂肪酸エステル系等)、摩擦摩耗調整剤(モリブデンジ
チオフォスフェート、モリブデンカーバメイト等)、極
圧剤(硫黄リン系、クロル系等)を含んでいても良い。
が、本発明はこれに限定されるものではない。尚、特に
断わらない限り%は重量%を表すものとする。
ッター反応器に、鉱物油を300g入れ、窒素にて反応
器中の空気を置換した後、70℃に温度を上げ、少量の
窒素を流しつつ、単量体として2−エチルヘキシルアク
リレート90g、ドデシルメタクリレートとトリデシル
メタクリレートとの混合物(ドバノールから製造したも
の、以下12/13MAと略す)210g,触媒として
アゾビスバレロニトリル0.9g,連鎖移動剤としてラ
ウリルメルカプタン1.4gの混合液を4時間にわたっ
て滴下し、更に3時間同温度に保ち重合を完結させた。
その結果、Mw3.8万、Mw/Mn1.9のポリマー
濃度49%の重合物を得た。
g,テトラデシルメタクリレートとペンタデシルメタク
リレートとの混合物(ドバノールから製造したもの、以
下14/15MAと略す)165gを使用した以外、実
施例1と同様な方法で重合を行い、Mw3.9万、Mw
/Mn1.9のポリマー濃度49%の重合物を得た。
0g,テトラデシルメタクリレート120gを使用した
以外、実施例1と同様な方法で重合を行い、Mw4.0
万、Mw/Mn2.0のポリマー濃度49%の重合物を
得た。
g,ドデシルメタクリレート41g,テトラデシルメタ
クリレート105g,セチルメタクリレートとオクタデ
シルメタクリレートの7:3混合物(以下16/18M
Aと略す)19gを用いる以外は実施例1と同様な方法
で重合し、Mw3.7万、Mw/Mn1.8のポリマー
濃度49%の重合物を得た。
代わりにブチルアクリレート30g,2−エチルヘキシ
ルアクリレート105g用いた以外は実施例4と同様な
方法で重合を行い、Mw3.8万、Mw/Mn1.9の
ポリマー濃度49%の重合物を得た。
デシルアクリレート135gを用いた以外は実施例4と
同様な方法で重合を行い、Mw3.7万、Mw/Mn
1.7のポリマー濃度49%の重合物をえた。
g、ジクミルパーオキシド1.8g、鉱物油3gをガラ
ス製1リッター反応器に入れ、窒素で反応器中の空気を
置換した後、攪拌しつつ150Cで4時間反応させ、ビ
ニルピロリドンがグラフト共重合したMw4.3万、M
w/Mn2.4のポリマー濃度50%の重合物を得た。
と同様な方法で重合を行い、Mw22万、Mw/Mn
2.9のポリマー濃度50%の重合物を得た。
す)50g,12/13MA200g、16/18MA
50gを用いる以外は、実施例1と同様な方法で重合を
行いMw3.8万、Mw/Mn1.9のポリマー濃度4
9%の重合物を得た。
16/18MA50gを用いた以外は実施例1と同様な
方法で重合を行い、Mw3.8万、Mw/Mn1.9の
ポリマー濃度49%の重合物を得た。
4/15MA93g,16/18MA62gを用いた以
外は実施例1と同様な方法で重合を行い、Mw3.9
万、Mw/Mn1.8のポリマー濃度49%の重合物を
得た。
4/15MA113g,16/18MA62gを用いる
以外は、実施例1と同様な方法で重合を行いMw3.9
万、Mw/Mn1.8のポリマー濃度49%の重合物を
得た。
と同様な方法で重合し、Mw22万、Mw/Mn3.0
のポリマー濃度50%の重合物を得た。
施例1〜7の重合物、比較例1〜4の重合物を16〜1
7%、流動点降下剤としてアクルーブ122(三洋化成
工業株式会社製)1%を、高粘度指数油A(粘度指数1
23の100ニュートラル油)及び高粘度指数油B(粘
度指数138の100ニュートラル油)に各々添加し、
オートマチックトランスミッション油に必要な100℃
での動粘度を7.4〜7.6cStに調製した。これら
の−40℃での粘度を測定し表1の結果を得た。表1か
ら明らかなように本発明のものは低温時粘度が低いこと
が判る。
わりに通常の溶剤精製鉱物油A(粘度指数101の10
0ニュートラル油)、溶剤精製鉱物油B(粘度指数98
の100ニュートラル油)に実施例1〜7、比較例1〜
4のものを使用例1〜7、比較使用例1〜4と同様にし
て加え、−40℃の粘度を測定し、表2の結果を得た。
表2から判るように、通常の鉱物油を用いた場合には、
実施例1〜7、比較例1〜4の場合とも低温粘度は余り
変わらない。このことは、高粘度指数油と通常の鉱物油
とでは同じ粘度指数向上剤を用いても、低温粘度に与え
る影響が随分、異なっていることを示している。
〜7及び比較使用例1〜4に用いた高粘度指数油A及び
Bに、実施例8、比較例5の重合物を3%と流動点降下
剤としてアクルーブ133(三洋化成工業株式会社製)
0.5%を加え、エンジン油の10W/30油に必要な
100C粘度を10.2〜10.6cStに調製し−2
0℃でのCCS粘度を測定し表3の結果を得た。
15に用いた通常の溶剤精製鉱物油A及びBを用い、使
用例8及び比較使用例16と同様に潤滑油を調製し表4
の結果を得た。
5、比較例3のものを用い、流動点降下剤を用いなかっ
た以外は、使用例1〜7、比較使用例1〜4と同様にし
て−40℃粘度を測定して表5の結果を得た。
実施例2、実施例4、実施例5、比較例3のものを用
い、基油として高粘度指数油A:通常鉱物油A=50:
50(容量%;基油Aと略す)、高粘度指数油B:通常
鉱物油B=50:50(容量%;基油Bと略す)を用い
た以外は、実施例1、比較例1と同様にして−40℃粘
度を測定し表6の結果を得た。
に、本発明の向上剤を高粘度指数油に用いると、非常に
低い低温(−40℃)時粘度を与えることが判る。
Claims (6)
- 【請求項1】 構成単位としてアルキルアクリレート
(a1)20〜70重量%とアルキルメタアクリレート
(b1)80〜30重量%とを含有する重合体(A)か
らなる、異性化パラフィンを含有する高粘度指数油用の
粘度指数向上剤。 - 【請求項2】 (a1)が、炭素数10以下のアルキル
基を有するアルキルアクリレートである請求項1に記載
の向上剤。 - 【請求項3】 (a1)が、炭素数1〜4のアルキル基
を有するアルキルアクリレート(a1−1)と、炭素数
5〜10のアルキル基を有するアクリレート(a1−
2)との併用、もしくは(a1−2)のみである請求項
1または2に記載の向上剤。 - 【請求項4】 (a1−2)が、炭素数8のアルキル基
を有するアルキルアクリレートである請求項3に記載の
向上剤。 - 【請求項5】 更に流動点降下剤(B)を含有する請求
項1〜4のいずれかに記載の向上剤。 - 【請求項6】 エンジン油用、駆動系潤滑油用、または
作動油用である請求項1〜5のいずれかに記載の向上
剤。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP21047694A JP2754340B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 粘度指数向上剤 |
US08/513,562 US5763374A (en) | 1994-08-10 | 1995-08-10 | Lubricating oil compositions of reduced high-temperature high-shear viscosity |
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Country Status (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002167591A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Sanyo Chem Ind Ltd | 流動点降下剤及び潤滑油組成物 |
JP2004155924A (ja) * | 2002-11-07 | 2004-06-03 | Tonengeneral Sekiyu Kk | 変速機用潤滑油組成物 |
JP2007138179A (ja) * | 2005-11-22 | 2007-06-07 | Rohm & Haas Co | アクリル系合成潤滑剤 |
-
1994
- 1994-08-10 JP JP21047694A patent/JP2754340B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2007138179A (ja) * | 2005-11-22 | 2007-06-07 | Rohm & Haas Co | アクリル系合成潤滑剤 |
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JP2754340B2 (ja) | 1998-05-20 |
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