[go: up one dir, main page]

JPH08507624A - 電子的物品保護システム - Google Patents

電子的物品保護システム

Info

Publication number
JPH08507624A
JPH08507624A JP6515982A JP51598294A JPH08507624A JP H08507624 A JPH08507624 A JP H08507624A JP 6515982 A JP6515982 A JP 6515982A JP 51598294 A JP51598294 A JP 51598294A JP H08507624 A JPH08507624 A JP H08507624A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protection system
electronic article
signal
article protection
receiver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6515982A
Other languages
English (en)
Inventor
ジー. ウィーラ,リチャード
エス. エイブラムズ,バートン
エム. キャノン,ジョゼフ
ジェイ. ケイシー,スティーブン
シー. チャン,ルーク
シー. アートワイン,ボン
エス. マコフカ,ダグラス
エイ. マストロコラ,ルイス
アール.,ジュニア ウェイプルズ,カルビン
Original Assignee
チェックポイント システムズ インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by チェックポイント システムズ インコーポレイテッド filed Critical チェックポイント システムズ インコーポレイテッド
Publication of JPH08507624A publication Critical patent/JPH08507624A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B13/00Burglar, theft or intruder alarms
    • G08B13/22Electrical actuation
    • G08B13/24Electrical actuation by interference with electromagnetic field distribution
    • G08B13/2402Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting
    • G08B13/2405Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting characterised by the tag technology used
    • G08B13/2414Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting characterised by the tag technology used using inductive tags
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B13/00Burglar, theft or intruder alarms
    • G08B13/22Electrical actuation
    • G08B13/24Electrical actuation by interference with electromagnetic field distribution
    • G08B13/2402Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting
    • G08B13/2465Aspects related to the EAS system, e.g. system components other than tags
    • G08B13/2468Antenna in system and the related signal processing
    • G08B13/2471Antenna signal processing by receiver or emitter
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B13/00Burglar, theft or intruder alarms
    • G08B13/22Electrical actuation
    • G08B13/24Electrical actuation by interference with electromagnetic field distribution
    • G08B13/2402Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting
    • G08B13/2465Aspects related to the EAS system, e.g. system components other than tags
    • G08B13/2468Antenna in system and the related signal processing
    • G08B13/2474Antenna or antenna activator geometry, arrangement or layout
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B13/00Burglar, theft or intruder alarms
    • G08B13/22Electrical actuation
    • G08B13/24Electrical actuation by interference with electromagnetic field distribution
    • G08B13/2402Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting
    • G08B13/2465Aspects related to the EAS system, e.g. system components other than tags
    • G08B13/248EAS system combined with another detection technology, e.g. dual EAS and video or other presence detection system
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B13/00Burglar, theft or intruder alarms
    • G08B13/22Electrical actuation
    • G08B13/24Electrical actuation by interference with electromagnetic field distribution
    • G08B13/2402Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting
    • G08B13/2465Aspects related to the EAS system, e.g. system components other than tags
    • G08B13/2482EAS methods, e.g. description of flow chart of the detection procedure

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 電気的物品防護装置(10)が、電磁エネルギー発生のための送信機(100)と、検出領域における電磁界の確立のため送信機(100)から受信される電磁エネルギーの放出と、検出領域内の防護タグ(12)から生ずる擾乱を含む電磁界の擾乱の検出のための単一アンテナ(150)とを具備する。受信機(200)が感知される擾乱に関係するアンテナ(150)からの信号を処理しそして出力信号を提供する。データ処理および制御装置(300)が出力信号を分析しそして電磁界内の感知擾乱が検出領域内の防護タグ(12)の存在により引き起こされたものであるかどうかを決定する。受信機(200)からの出力信号は、防護タグの確率百分率の確立のため、もし防護タグ(12)が検出領域内に存在すれば予想されるであろう受信機出力信号に基づいて所定の基準およびパターン認識技術に従って分析される。

Description

【発明の詳細な説明】 電子的物品保護システム [産業上の利用分野] 本発明は、検出帯域内の保護タグを検出するための電子的物品保護システムに 関し、特定すると、より広い検出帯域にわたり信頼性を高めた、改善された電子 的物品保護システムに関する。 [発明の背景] 小売り店舗や、図書館のようなその他の設備からの物品や商品の窃盗または不 法な持出しを検出し、阻止するための電子的物品保護システムが広まってきた。 一般に、この種のシステムは、物品(またはその包装)、代表的には潜在的顧客 や設備のユーザーが容易に接近でき、したがって不法な持出しを受け易い物品に 固定される、あるいはこの種の物品に関連して設けられる保護タグを採用する。 保護タグは、使用下にある電子的物品保護システムの特定の形式、保護されるべ き物品の形式や寸法、物品に対する包装等に依存して多くの異なる寸法、形状ま たは形式を取り得る。一般に、この種の電子的物品保護システムは、保護タグの 存在(または不存在)、したがって被監視保護領域または検出ゾーン内における 保護物品の検出のために採用される。大抵の場合、検出ゾーンは、設備または設 備の一部の入口または出口、また はその回りに配置される。 広く人気を博した電子的物品保護システムの一つの形式は、小型のほぼ平坦な 印刷回路の形式の自蔵の受動的共振回路を含む保護タグを利用するもので、そし てこの共振回路は、検出周波数範囲内で予定された周波数で共振する。検出周波 数に同調された送信機が、電磁エネルギを検出帯域に送信するために採用される 。これも検出周波数に同調された受信機が、検出帯域近傍に位置づけられる。普 通、送信機および送信機アンテナは、出口またはアイル(廊下)の一側に配置さ れ、受信機および受信機アンテナは出口またはアイルの他側に配置されていて、 人間が、設備を出るためには送信機および受信機アンテナ間を通過せねばならぬ ようになっている。取り付けられた保護タグを有する物品が検出帯域中に移動し 、あるいは検出帯域中を移動すると、保護タグは送信エネルギに露出され、タグ の共振回路は共振して、受信機により検出可能な出力信号を供給することとなる 。受信機によるこのような出力信号の検出は、検出帯域内における保護タグを有 する物品の存在を指示し、受信機は警報を作動して適当な防護手段またはその他 の人間に警告を発する。 上述の形式およびその他の形式の既存の電子的物品保護システムは、物品、特 に値段が高く寸法が比較的小さい物品の窃盗または不法な除去を防ぐのに有効で あることが分かったが、この種の装置は、環境的および取締り 上の配慮のため、比較的範囲が限定された。普通、この種の従来システムの範囲 は、送信機アンテナと受信機アンテナ間が最大約3フィートの程度である。もし もアンテナがそれ以上距離離れていると、この種の既存の電子的保護システムの 忠実度は相当に減ずる。さらに詳しく言うと、送信機およびアンテナ間の距離が 3フィートを越えると、この種の既存の電子的物品保護システムが検出帯域内に おける保護タグの存在を正確に検出し、「誤肯定」(保護タグが検出帯域に存在 しないときに警報を発生する)を発生するのを長時間にわたり一貫的に避ける能 力は、大幅に減ぜられる。この種の既存の限定された検出帯域の電子的物品保護 システムは、例えば単一の入口ドアのみを有するストアや図書館のような限定さ れた入口および出口領域を有する応用においては適切であるが、幅広な出口領域 またはアイル(廊下)を有する応用、例えば8または10あるいはそれ以上の並 んで配置されたドアを有する大型の小売店のような幅広な出口領域またはアイル を有する応用や、店の正面に10フィートまたはそれ以上のほぼ開放した領域を 有する大型のモールストア(ショッピングセンタ)の場合さほど有効でない。時 折、この種の幅広のアイルや幅広の入口や出口での応用においては、複数の電子 的物品保護システムが、設備の入口を横切って一列に一緒に接続され、あるいは 回路網化される。しかしながら、この種の配置は、繁雑化をもたらし審美的に快 くない。 本発明は、大型の(幅広の)検出帯域(6フィートまたはそれ以上)を提供す るに十分適合しかつ非常に忠実な態様で機能する電子的物品保護システムより成 る。 発明の概要 簡単にいえば、本発明は検出領域内の保護ないし防護タグの存在の検出のため の電子的あるいは電気的な物品防護システムないし装置を構成する。本装置は電 磁エネルギー発生のために送信機手段と、検出領域内における電磁界の確立のた めに送信機手段からの受信電磁エネルギーを放出するためにそして検出領域内の 防護タグから生ずる擾乱を含む電磁界内の擾乱を感知するためにアンテナ手段を 具備する。感知擾乱に関係するアンテナ手段からの信号の処理のためそして出力 信号の提供のため受信機手段が提供される。データ処理および制御手段が受信機 手段からの出力信号を分析しそして電磁界内の感知擾乱が検出領域内の防護タグ の存在により引き起こされたものかどうかを決定する。もし防護タグが検出領域 内に存在すれば予想されるであろう受信機出力信号に基づき所定の基準およびパ ターン認識技術に従って受信機手段からの出力信号を分析するためそして受信機 出力信号のために防護タグ確率百分率を確立するための手段を具備する。 図面の簡単な説明 上記概要および以下の本発明の好ましい実施例の詳細な説明は、添付図面を参 照しつつ読めばより一層良好に理解されるであろう。本発明を例示する目的のた めに、 現在の好ましい実施例が図面に示されているけれども、本発明は開示されている まさにその構成および手段に限定されないことを理解されたい。 図面において、 図1は本発明の好ましい実施例による電気的物品防護装置の一般的な機能ブロ ックの概略図である。 図2は図1に図示の装置の送信機部分のより詳細な機能ブロック図である。 図2Aは、図2の送信機との関連において使用できるマスタファイバドライバ の機能ブロック図である。 図3は、図1に示す装置のアンテナ組立体の機能的な概略図である。 図4は、図1に示す装置の受信機部分のより詳細な機能ブロック概略図である 。 図5は、図1に示す装置のデータ処理および制御部分のより詳細な機能ブロッ クの概略図である。 図6は、図5のデータ処理および制御装置の一部の機能動作を示す流れ図であ る。 図7は、共鳴防護タグから生ずる典型的な3ローブ信号の図解表示である。 図8は、図5のデータ処理および制御装置の別の部分の機能動作を示す流れ図 である。 図9は、図5のデータ処理および制御装置のさらに別の部分の機能動作を示す 流れ図である。 図10は、図1の電気的物品防護装置のハウジングの 好ましい実施例の透視図である。 図11は、図1の電気的物品防護装置のフロントパネルの好ましい実施例を示 す図10の線11−11に沿って得られる部分断面図である。 図12は、マスタ/スレーブ関係において動作する2つの電気的物品防護装置 を示す機能的な概略図である。 図13a〜図13dは、図12の電気的物品防護装置間の通信のための好まし いディジタル形式を示す。 好ましい実施例の詳細な説明 同様の参照番号指定が全図面を通じて対応する構成要素に対して行われている 図面を参照すると、図1には、本発明による電気的物品防護装置(EAS、Electro nic Article Surveillance)の一般的な機能ブロックの概略図が示されている。 電気的物品防護装置10は、所定の領域または構内(図示せず)からの物品(図 示せず)の許可されない除去ないし移動を検出するために使用される。開示のタ イプの電気的物品防護装置は、セルフサービス店またはその他の小売店または卸 売り業者設備からの製品の万引き阻止、図書館または文書保管所からの書籍また はその他の文書の不許可移動の阻止、ビデオレンタル設備からのビデオテープの 不許可移動の阻止、在庫目録からの品目の不許可移動の阻止などを含む種々の応 用を有する。本装置10を含む電気的物品防護装置が、トランスポンダ、ターゲ ットまたは防護タグ12と呼ばれる 部品を使用し、しかしてこの部品は、防護タグ12が防護物品と一緒に移動する ように、一時的または永久的いずれかの態様で防護されるべき物品に固定される 。他の電気的物品防護装置と同様に、本装置10は典型的には設備出口またはそ の近傍で使用されそして取り付けられた防護タグ12を有する防護物品が本装置 10により確立される防護または検出領域を通過することなく設備から除去でき ないような仕方で配置される。電気的物品防護装置10の検出領域内の防護タグ 12それゆえ防護物品の存在は本装置により決定されそして適当な警報指示が適 当な防護責任者に提供される。購入あるいは別の方法で設備からの除去が許可さ れた防護物品は、かかる許可物品が警報状態を招くことなく本装置10の検出領 域の通行を可能にするために、取り外されるかまたは賦活解除される関連の防護 タグを有してもよい。 本実施例において、電気的物品防護装置10は、検出領域内の防護タグ12の 存在の検出のために使用される高周波電磁エネルギー信号を発生しそして送信す る送信機手段または送信機100を具備する。本実施例において、送信機100 は、所定の周波数範囲内で所定の掃引周波数にて上昇する方向に掃引されるそし て下降する方向に掃引される出力信号を発生する。現在好ましい周波数範囲が7 .4MHzと9.0MHzとの間でありそして好ましい掃引割合は164Hzで ある。 送信機100からの出力信号は電磁界の確立のため、 高周波送信機出力信号を検出領域へ放射または放出するためにアンテナ手段また はアンテナ組立体150に適用される。タグ12が、特定の周波数または特定の 周波数領域(典型的にはタグの共鳴周波数)の電磁界に露呈されるとき、電磁界 擾乱を発生する当業者によく知られるタイプの回路(図示せず)を含む。本実施 例のアンテナ組立体150は、検出領域の電磁界内に発生される擾乱の感知また は受信のため受信機アンテナとしても機能する。アンテナ組立体150により実 行される機能は、所望に応じて別々の送信アンテナ組立体および受信アンテナ組 立体(図示せず)により実行可能である。アンテナ組立体150の受信機部分の 出力は受信機手段または受信機200に適用される。検出領域内の擾乱がタグ1 2またはその他のソースの存在によるものかどうかを決定する処理のため、受信 機200は、検出領域内の擾乱の存在を検出しそして検出された擾乱信号を隔絶 するよう機能する。 本実施例において、受信機200からの出力信号はデータ処理および制御の手 段または部300に提供される。データ処理および制御部300は受信機200 からの出力信号を受信し、そして一連の処理段階を通じて(以下で詳述する)、 検出領域内の電磁界の感知擾乱が検出領域内の防護タグ12の存在により引き起 こされたものかどうか決定する。もしデータ処理および制御部300が、タグ1 2が検出領域に存在することを決定しそして 他の決定(後述する)がなされれば、警報信号が発生される。 本実施例の電気的物品防護装置10は防護される領域の大きさ、すなわち検出 領域の大きさ、に依存して、少くとも3つの異なる構成または動作モードで使用 され得る。第1の動作モードにおいて、電気的物品防護装置10は、アンテナ組 立体の横方向両側部に約6フィートおよび3フィートの検出領域を提供するため 、単一ユニットとして単独使用される。電気的物品防護装置10は単一の比較的 狭い(すなわち6フィート以下)出口領域のみ有する設備との関連において第1 の動作モードにおいて典型的に使用される。 第2の構成または動作モードにおいて、出口領域または検出領域は、完全な検 出可能範囲が相互接続の2つの電気的物品防護装置10により得られるように、 6フィートよりも大きく通常12フィート以下である。各装置が発生する電磁界 と電磁界との間の干渉の排除およびタグ検出範囲の改善のために、2つの電気的 物品防護装置10が使用される場合、アンテナ装置150は、発生電磁界が異な る位相(好ましくは正確に互いに180゜位相が異なる)よう調整される。電気 的物品防護装置のうちの一つがマスタまたは制御装置として指定されそして他方 の電気的物品防護装置がスレーブまたは被制御装置として指定される。2つの電 気的物品防護装置10は、以下で詳述するような態様において、適当な異なる位 相 動作のため一緒に接続される。 第3の構成または動作モードにおいて、3つまたはそれ以上の相互接続の電気 的物品防護装置10が、より広範な検出領域の提供のため、単一列に沿って通常 並列な網において使用される。典型的には、かかる3つまたはそれ以上の装置は 、広い(典型的には12フィートよりも広い)出口通路を有する大型の小売店な どの大きな設備内で使用される。もし3つまたはそれ以上の電気的物品防護装置 10が使用されれば、別々の制御装置またはマスタドライバ(図1に図示せず) が、タグ検出範囲の改善および隣接装置からの発生電磁界間の干渉の阻止のため 、それぞれのアンテナ装置150の適当な調整のために使用される。典型的には 、かかる3つまたはそれ以上の電気的物品防護装置10が単一ラインに沿って使 用されるとき、一つおきの(すなわち第1番目、第3番目など)の装置により発 生される電磁界はそれぞれ共通の第1の位相に維持(すなわち同位相)されそし てそれらの間の(すなわち第2番目、第4番目などの)装置により発生される電 磁界はそれぞれ第1の位相に関して異なる位相、好ましくは全て正確に180゜ 異なる位相、に維持される。 図2は、本電気的物品防護装置10において使用するための送信機100の好 ましい実施例のより詳細な機能的なブロック図である。上で簡単に説明したよう に、電気的物品防護装置10で使用されるタグ12の共鳴周波 数をほぼ包囲する所定の周波数範囲内で所定の掃引割合にて上昇方向および下降 方向に掃引されるアンテナ組立体150へ高周波出力信号を提供するため送信機 100が使用される。現在の好ましい実施例において、出力周波数は7.4MH zの低周波数と9.0MHzの高周波数との間で掃引され、かくして、約1.6 MHzの帯域幅と8.2MHzの中心周波数を有する。電気的物品防護装置10 で使用されるタグ12が典型的には8.2MHzの共鳴周波数を有し、共鳴周波 数は、製造許容差や環境条件などを含む種々の要因により上昇する方向または下 降する方向に変化し得る。8.2MHzの両側部のバンドを通じての掃引により 、電気的物品防護装置10はかかるタグ変化を補償しそして検出領域内に存在す る全てのタグ12の高率の存在を信頼性高く検出できる。好ましい実施例におい て、掃引割合は164Hzである。当業者であれば、特定の応用のために、異な る中心周波数を有する異なる掃引周波数範囲(広いかまたは狭い)が選択され得 そして/または所望であれば掃引割合を変化し得ることを理解するであろう。 好ましくは、送信機100からの出力信号はほぼ正弦波形状の波の形式である 。その周波数変化は、上昇掃引および下降掃引の両方で少くとも約7.6MHz ないし8.8MHzの範囲内でほぼ直線的な領域の提供のため、丸められた上側 曲がり角および下側曲がり角を有する。好ましい実施例において、送信機100 からの出力信 号パワーは約4.5ワット最大値を有する。ところで、出力波形の形状および出 力パワーは変化してもよいことを理解されたい。 送信機100は一般に当技術分野でよく知られるタイプの電圧制御発振器(V CO)102を含む。本実施例において、電圧制御発振器102は8.2MHz の中心周波数と約6.5MHzないし9.9MHzの最大掃引範囲を有する。電 圧制御発振器の中心周波数および偏差は所望ならば変化してもよい。 電圧制御発振器102は、データ処理および制御部300内に含まれる制御器 (図2には図示せず)により提供される164Hzの方形波制御信号により制御 される。制御信号は、164Hzの周波数にて正弦波出力信号を電圧制御発振器 102に提供するため、当業者によく知られるタイプの適当なバッファ、積分回 路およびフィルタ構成要素および回路を含むフィルタ装置104へ適用される。 制御信号の周波数かくして電圧制御発振器102への出力信号は、電圧制御発振 器102の掃引割合を変化するため、所望であれば変化してもよい。 電圧制御発振器102からの掃引出力信号は本実施例において、ワイヤスレー ブドライバ106およびファイバオプチックドライバ108であるドライバ手段 に適用される。ワイヤスレーブドライバ106は、ワイヤまたはケーブル(図示 せず)などの伝送路を経て相互接続される異なるタイプの電気的物品防護装置と のマスタ/ス レーブ関係における本電気的物品防護装置10の使用のために使用され得る。フ ァイバオプチックドライバ108は、本電気的物品防護装置10が第1のモード (単一装置)または第2のモード(マスタ/スレーブ構成の2つの装置)におい て作動されるときに使用される。ファイバオプチックドライバ108は電圧制御 発振器102からの掃引出力信号を受信しそして出力信号を増幅しそして正確に 同位相の2つの同一信号を提供する。結果的に得られる信号はそれぞれ、本実施 例において、分離ファイバオプチックケーブル110および112からなる伝送 路に沿っての伝送のため当業者によく知られる仕方で順次適当に変調される。両 方のファイバオプチックケーブル110、112は正確に同じ長さであり、各ケ ーブル110、112の遠方端部における被変調信号が同じ正確な位相関係で維 持される。ファイバオプチックケーブル110、112は当業者によく知られる タイプのものである。ファイバオプチックドライバ108の構造および動作の別 途詳細は本発明の完全な理解にとって必要ではなくこれ以上説明しない。 送信機100は、本実施例において当業者によく知られるタイプのファイバオ プチック受信機114である伝送路受信手段を別途具備する。ファイバオプチッ ク受信機114は、その入力ポート(図示せず)に接続されたファイバオプチッ クケーブルからの信号を受信および復調する。ファイバオプチック受信機114 の入力ポート に接続のファイバオプチックケーブルは、電気的物品防護装置10の特定の動作 モードに依存する。もし電気的物品防護装置10が第1のモード(単一装置)で 動作すれば、ファイバオプチックドライバ108からのファイバオプチックケー ブル110、112のいずれかがファイバオプチック受信機114に接続されそ して他のファイバオプチックケーブル110、112は使用されない。もし、電 気的物品防護装置10が第2のモード(マスタ/スレーブ構成の2つの装置)で 動作すれば、ファイバオプチックケーブル110、112のうちの一方がマスタ 系のファイバオプチック受信機114の入力ポートに接続されそしてマスタ系か らの他方のファイバオプチックケーブル110、112は、第2のまたはスレー ブの電気的物品防護装置(図示せず)のファイバオプチック受信機114の入力 ポートに接続される。このような態様において、マスタ系送信機はマスタ系電圧 制御発振器からの一方の信号で動作しそしてスレーブ系送信機は、同じマスタ系 電圧制御発振器からの他の信号で動作する。 もし電気的物品防護装置10が第3のモード(3つ以上の装置)における一つ の装置として動作すれば、ファイバオプチック受信機114への入力は図2Aに 示されるごとくマスタファイバドライバ500により供給される。マスタファイ バドライバ500は、制御器、フィルタ104、電圧制御発振器102およびフ ァイバオプチ ックドライバ108の機能態様を単一の独立多重出力部において結合する。詳述 すると、マスタファイバドライバ500は被変調掃引周波数同期出力信号を複数 の同位相ファイバオプチックケーブル502へ提供するよう機能する。マスタフ ァイバドライバ500からのファイバオプチック出力ケーブル502の全てが正 確に同じ長さであり、全ての出力信号間の正確な位相関係がケーブル502の遠 方端部にて維持される。ファイバオプチックケーブル502のうちの一つが、使 用される個々の電気的物品防護装置のファイバオプチック受信機114の入力ポ ートにそれぞれ接続される。 電気的物品防護装置10が光ファイバ通信手段を使用しない別の装置と一緒に スレーブユニットとして機能するのを可能ならしめるため、ケーブルまたはワイ ヤを通じて異なるタイプの別の装置(図示せず)からの発振器出力信号の受信の ため、送信機100はワイヤスレーブ入力部品116の形式の伝送路受信手段を 別途具備する。代替例として、ワイヤケーブル(図示せず)がワイヤスレーブド ライバ106を第1の動作モードで動作する単一装置のワイヤスレーブ入力部1 16へ接続できよう。ワイヤスレーブ入力部品116およびファイバオプチック 受信機114の出力は、別の異なるタイプのマスタ系が使用されないときはいつ でもファイバオプチック受信機114へ切り替えられる、本実施例では、図2に 図示のセレクタースイッチ118である選択手段の入力に それぞれ接続される。 簡潔さのため、電気的物品防護装置10の以下の説明は、図2に図示の第1の モードで動作する装置に限定する。電気的物品防護装置10は単一ユニット動作 に限定されないことをそして当業者であれば以下の説明から本装置10がどのよ うにマスタ/スレーブ構成において機能するかを理解できることに注意されたい 。 所望されない調波の除去のため、信号が増幅されそして低域ろ波される低域フ ィルタおよび増幅器120を含む適当なフィルタおよび増幅器を具備する増幅手 段へスイッチ118を通じてファイバオプチック受信機114からの復調掃引周 波数信号が適用される。低域フィルタおよび増幅器120は当業者によく知られ るタイプのものである。低域フィルタおよび増幅器120からの出力信号は、こ れもまた当業者によく知られるタイプのものである多段パワー増幅器122へ適 用される。パワー増幅器122は、所望される出力レベル、本実施例において約 4.5ワット最大値へ増幅する。出力レベルは、装置10の特定の動作環境およ び他の要因に依存して変化してもよい。 パワー増幅器122からの出力信号は、これもまた当業者によく知られるタイ プのものである別個の低域フィルタ124へ適用される。本実施例において、低 域フィルタ124は12MHz低域フィルタであるが、当業者であれば、低域フ ィルタ124は、他の任意の適当な周 波数範囲を通過するため設置可能であることは明らかであろう。このような態様 において、残余の調波および他の所望されない信号が送信機100の出力信号か ら除去される。 低域フィルタ124からの増幅通過出力信号は、検出領域への伝送のため、ア ンテナ組立体150へ送られる。アンテナ組立体150は、送信機100からの アンテナ組立体ドライブ信号が「同位相態様」および「異位相態様」という2つ の態様のうちのいずれかで構成されるのを可能にするための手段を含む。位相は 、アンテナ組立体150により確立される電磁界の配向を決定する。好ましい実 施例において、位相配向は、一対のジャンパケーブル(図示せず)が接続される 態様によって決定されるが、この特徴は当業者に知られるあるいは自明な他の態 様において達成され得る。装置が第1のモードで動作されるとき、いずれかの位 相構成が使用され得る。第2のモードで動作するとき、マスタ系は一つの位相で 動作しそしてスレーブ系は他の位相で動作する。第3のモードで動作するとき、 一つのおきの装置(すなわち、第1、第3など)が一つの位相(「同位相」)で 動作しそして交互装置(すなわち第2および第4など)が他の位相(「異位相」 )で動作する。当業者によく知られる適当なインピーダンス整合回路が低域フィ ルタ124からの出力信号をアンテナ組立体150へ結合するために使用され得 る。 パワーレベル制御部、本実施例において、自動パワーレベル制御部126もま た低域フィルタ124から出力信号を受信する。自動パワーレベル制御部126 は、低域フィルタ124からの出力信号の振幅とシステムユーザにより設定され る所定の基準レベルとを比較し、所定基準レベルに対応するある振幅を有する出 力信号の提供のためパワー増幅器122の増幅度を調整するためパワー増幅器1 22へ適用される出力制御信号を発生する。自動パワーレベル制御部126は当 業者によく知られるタイプのものである。上述したごとく、送信機100からの 出力パワーレベルはシステムユーザにより制御可能であり、環境要因および他の 要因に依存してシステム毎に変化する。 パワー増幅器122の中間段出力が得られ、そして信号を増幅、制限およびろ 波しそして信号位相をアンテナ組立体150により送信機出力信号に対して行わ れる模擬位相変化量に調整するフィルタ部品128に適用される。フィルタ部品 128からの出力はかくして後述の態様で受信機200により局部発振器基準信 号として使用される正確に同位相の掃引周波数信号である。フィルタ部品128 からの出力信号はシールドされたケーブル(図示せず)に沿って受信機200へ 送信されるのが好ましい。 上述の送信機100が現在好ましいけれども、所望ならば、適当な出力パワー レベルにてアンテナ組立体15 0へ適当な高周波信号を提供するようになされた他の任意のタイプの送信機が使 用可能である。本発明は図示のそして上述した特定の送信機100に限定されな い。 図3は本発明によるアンテナ組立体150の好ましい実施例の機能的な概略図 である。本発明において送信機アンテナならびに受信機アンテナの両方として供 されるアンテナ組立体150は主として2つのアンテナループ152、154か ら構成される。本実施例において、2つのループ152、154は、ループ15 2が上方または上部ループを形成しそしてループ154が下方または下部ループ を形成するよう、一方のループ152が他方のループ154よりも上のほぼ同一 平面上にある。ところで、ループ152、154は本発明の技術思想から逸脱す ることなく、好ましくはたとえば横並びなど同一平面配向のような他の配向にて 配列されてもよい。アンテナ組立体150は送信機アンテナおよび受信機アンテ ナの両方として供されるされるけれども、所望ならばこれら2つの機能は、別々 の物理的に分離される送信アンテナ組立体および受信アンテナ組立体により提供 してもよい。 本実施例において、各アンテナループ152、154は、ほぼ平行なそしてほ ぼ垂直方向に延長する第1の側部152a、152bおよび第2の側部154a 、154bと、2つの平行側部に対してほぼ垂直なそしてこれらを接続するほぼ 水平方向の第3の側部152c、15 4cそして90度以外の角度で2つの平行側部間に延在する第4の側部152d 、154dを含む一般に四辺形の形状である。上部ループ152の側部152d の角度は下部ループ154の側部154dの角度と互いにほぼ補角であり、かど のあるあるいは角付けされた側部152d、154dは互いにほぼ平行でありそ してわずかに離間される。好ましい実施例において、角付け側部152d、15 4dと側部152b、154aとの間に形成される角度は約60度であるが、任 意の他の適当な角度が替わりに使用できる。 各ループ152、154の全体寸法または包囲面積は実質的に同じであり、ル ープは相補形状であり、ループ152を上部にそしてループ154を下部にそし てループの角付け側部152d、154dを互いに隣接した状態で図示のごとく 配向されるとき、アンテナ組立体150を形成する組み合わせループの全体形状 がほぼ矩形形状である。当業者であれば、他のループまたはアンテナ組立体の幾 何学的配列が代替例において使用し得ることを理解するであろう。 上述したごとく、ループの全体寸法は実質的に同じである。すなわち、各ルー プ152、154内に包含されるまたはこれにより取り囲まれる領域は実質的に 同じでありそして各ループ152、154の全周囲長は実質的に同じである。こ のようにして、各ループから放射される電磁界が互いに大きさがほぼ同じである ように実質的 に等しい電流が各ループを流れ得る。各ループ152、154の寸法は送信およ び受信される高周波エネルギーの波長よりも相当に短い。 好ましくは、各ループ152、154は単一の導体長尺体または電気的物品防 護の技術分野における当業者によく知られるタイプの多撚糸型ワイヤを具備する 。ところで、本発明の技術思想から逸脱することなく、所望ならば、単繊維ワイ ヤを含む他の導体要素が使用可能であることは当業者にとって理解可能であろう 。ループ152の一方の端部が、角付け側部152d、154dに沿って延在す る導体156によりループ154の一方の端部に接続される。各ループの他方の 端部は中心タップ付き変成器158の一次巻線の対向端部に接続される。 上述のアンテナは電気的物品防護装置10のための送信アンテナおよび受信ア ンテナとして同時機能する。送信機100からの増幅高周波出力信号は適当なイ ンピーダンス整合回路160を通じてアンテナ組立体150へ適用される。好ま しい実施例において、整合回路160は、一対の抵抗(図示せず)、一対のキャ パシタ(図示せず)および一対の同調可能インダクタ(図示せず)を具備し、ア ンテナループ152、154に固有の誘導性インピーダンスと電気接続されると き、全体の正味の抵抗性インピーダンスが送信機100に付与される。ところで 、当業者であれば、他の適当な整合回路が代替例において使用可能であることを 理解するであろう。 整合回路160の出力は、導体156において各アンテナループ152、15 4の一方の端部にそして変成器158の一次巻線の中心タップを通じて各アンテ ナループの他方の端部に接続される。このようにして、送信機100からの出力 信号電流は、整合回路160を通った後、反対方向にてアンテナループ152、 154を流れる。たとえば、もし送信機からの出力信号がアンテナループ152 を時計回りの方向に流れれば、送信機出力信号はアンテナループ154を反時計 回りの方向に流れる。2つのアンテナループ152、154はほぼ等しい寸法で あるので、各アンテナループ152、154を流れる電流は大きさがほぼ等しく そして反対向きである。したがって、アンテナループ152、154により放射 される電磁界はほぼ大きさが等しくそして反対方向に延びる、すなわち180` 位相が異なる。このようにして、アンテナ組立体150は、アンテナ組立体15 0から遠くの放射場の複数波長において測定されるとき、放射場の実質的な打消 しを効果的に実現する。 送信アンテナとして機能することに加えて、アンテナ組立体150は電気的物 品防護装置10のために受信アンテナとして同時機能する。変成器158の2次 巻線は、出力が受信機200の入力に接続された適当な整合回路162に接続さ れる。好ましい実施例において、整合回路162は、単一のキャパシタ(図示せ ず)を具備するが、所望ならば他の整合回路が使用できる。 2つのアンテナループ152、154を流れる電流が等しい(すなわち、送信 機信号がアンテナループ152、154に存在しそしてアンテナループ152、 154により発生される電磁界内に検出可能な擾乱を発生するためのタグ12ま たはその他の目標物が存在しない)ときに、変成器158の一次巻線を通ずる電 流により発生される正味の磁束がゼロでありそして受信機に適用される信号がな いように変成器158は構成される。従って、変成器158の二次巻線電圧もま たゼロである。アンテナ組立体150近傍のタグ12の存在など外部的に発生さ れる電磁界により引き起こされる変成器158の一次巻線を通ずる電流差が、2 つのアンテナループ152、154を流れる電流間の差(かくして変成器158 の一次巻線を流れる電流)に比例して変成器158の二次巻線に電圧を生じさせ る磁束を発生する。このようにして、アンテナ組立体150はアンテナ組立体に より放射される電磁界に対して無感応であるが、タグ12などの外部ソースによ り放射される電磁界に対して非常に敏感である。当業者であれば、2つのループ 152、154の電流差感知の機能は所望であれば他の態様において達成できる ことを理解するであろう。たとえば、方向性結合器が使用できあるいはブリッジ 回路が、2つのブリッジ要素を構成する2つのアンテナループ152、154で 構成できる。 アンテナループ152、154の角付け側部152d 、154dの目的がアンテナ組立体150の垂直中心近傍におけるアンテナ組立 体150の個別要素により発生される電磁界取消しの大きさを低減することであ る。従来技術のアンテナでは、アンテナの平行側部要素間の交差要素はアンテナ ループの上側部および下側部に対して実質平行であり、従ってアンテナ中心近傍 の結果的に生ずる電磁界の大きさは低減された。角付けループ側部152d、1 54dを有することの別の利益が、交差要素近傍の低減アンテナ電磁界の領域が アンテナ組立体150の全幅を横切る水平面内になく、角付けループ側部152 d、154dの通常角付けされる平面に追従し、それにより取り付けられたタグ 12を有する防護物品が検出されずに固定された配向において検出領域を通過す るのをより一層困難にすることである。 受信機200の好ましい実施例が図4に示されている。受信機は上述したごと く適当なインピーダンス整合回路(図4で図示せず)を通じてアンテナ装置15 0から高周波信号を受信する。アンテナ装置の出力信号は、別途の信号処理を容 易にするのに十分高いレベルへと受信アンテナ信号を増幅する低雑音高周波増幅 器または前置増幅器202へ最初送られる。高周波増幅器202は一般に当業者 によく知られるタイプのものであり約15dBまたはそれ以上の利得を提供する のが好ましい。 高周波増幅器202からの出力信号は一般に当業者によく知られるタイプの帯 域フィルタ204へ送られる。 本実施例において、帯域フィルタ204は8.2MHzの中心周波数を有しそし て6.5MHzないし10.0MHzの範囲の信号を通過するのが好ましい。好 ましい実施例において、帯域フィルタ204は能動的なダブル同調型のものであ るが、当業者であれば、他の任意の適当な帯域フィルタが替わりに使用されても よいことを理解するであろう。 本実施例は、信号対雑音比の改善、従って検出の改善のためにイメージ拒否ミ クサを使用する。帯域フィルタ204からの出力信号は6dBの同位相スプリッ ター(図示せず)を通じて平衡型ミクサ206、208それぞれの第1の入力に 同時適用される。各ミクサ206、208はさらに第2の入力に別々の局部発振 器信号を受信する。局部発振器信号は、シールドケーブル(図示せず)を通じて 送信機100から局部発振器基準信号を受信することにより得られる。局部発振 器基準信号は、互いに90度位相偏移された2出力を有する90゜ハイブリッド カプラ212に最初適用される。90゜ハイブリッドカプラの第1出力は第1の ミクサ206の第2の入力に適用されそして90゜ハイブリッドカプラの第2出 力は第2のミクサ208の第2の入力に適用される。このようにして、ミクサ2 06、208の第2入力は90゜の有効位相差を有する。90゜ハイブリッドカ プラ212は受信機の分野でよく知られるタイプのものである。 アンテナ装置150からの増幅フィルタ信号は、90 ゜の位相差で2つのミクサ206、208において送信機100からの局部発振 器信号と混合される。このように信号を混合することは、送信機200の上昇掃 引および下降掃引の両方で存在するイメージ雑音の拒否を可能にする。上昇掃引 中、局部発振器周波数よりも上のイメージ雑音が拒否されそして下降掃引中、局 部発振器周波数よりも低いイメージ雑音が拒否される。高周波入力信号が局部発 振器周波数よりも高いかまたは低いかどうかに依存して、一方の出力信号が他方 の出力信号よりも進んでいるかまたは遅れている、90゜位相が異なる一対の低 雑音ミクサ出力信号が混合によって生ずる。ミクサ206、208からの出力信 号はその後、以下に述べる態様で、分離したしかし通常並列の回路によって処理 される。 第1のミクサ206からの検出出力信号は高周波雑音を効果的に除去する低域 フィルタ214へ適用される。本実施例において、低域フィルタ214は30K Hz以上の周波数にある信号の全ての部分を除去する。低域フィルタからの出力 信号は別の低域フィルタ216へ適用される。本実施例において、低域フィルタ 216は4極のバタワース型のものが好ましく、10KHz以下の周波数にある 全ての信号を効果的に通過する。 低域フィルタ216からの出力信号は高域フィルタ218へ適用される。好ま しい実施例において、高域フィルタ218もまた6極のバタワース型のものが好 ましく そして2KHz以上の周波数を有する信号の通過のため同調される。高域フィル タ218からの出力信号は、信号の振幅レンジの増大のため増幅器200により 増幅される。 同時に、第2のミクサ208の検出出力は、低域フィルタ214と実質同一の 低域フィルタ224へ適用される。低域フィルタ224の出力は、他方のチャン ネルよりも90゜だけ信号を効果的に遅らせる時間遅延回路226へ順次適用さ れる。この部位で、チャンネルは効果的に180゜離れ、一方の掃引方向におい て同位相でありそして他方の掃引方向において異位相の信号を実現する。時間遅 延回路226からの出力信号は低域フィルタ216と実質的に同様の低域フィル タ228に適用される。低域フィルタ228からの出力は高域フィルタ218と 実質的に同様の高域フィルタ230に適用される。高域フィルタ230からの出 力は増幅器220と同様の増幅器232に適用される。このように、各増幅器2 20、232からの出力信号は、別々に処理されるそして通常並列である180 ゜位相差の受信機チャンネルを表わす。 増幅器220、232からの出力の両方が和/差回路236へ適用される。和 /差回路236は、所望されるタグ情報が局部発振器周波数よりも低いときに、 送信機掃引の上昇する方向(すなわち、7.4MHzから9.0MHzへ向う) の掃引部分中、2つのチャンネルから の2つの検出入力信号の和を取り、そして所望されるタグ情報が局部発振器周波 数よりも高いときに、送信機掃引の下降する方向(すなわち、9.0MHzから 7.4MHzへ向う)の掃引部分中、2つのチャンネルからの2つの入力信号間 の差を取るために、局部発振器基準信号からの掃引方向に従って機能する。和/ 差回路からの出力は、本実施例で6ボルトのピークピーク値である所定の最大信 号レベルに出力を制限するリミッタ234によりアナログ−ディジタル変換のた めサンプルされそして一定に保持される。 送信機100からの局部発振器基準信号は、164Hzの掃引制御信号の回復 のため、局部発振器基準信号を検出すなわち復調する復調器238にも適用され る。回復された164Hzの信号は90゜ずらされそしてフェーズロックループ 回路240へ送られる方形波へ変換される。フェーズロックループ回路240の フィードバックループは、アナログ−ディジタル変換器252(後述)のための サンプリングそして変換クロックとして使用される1、511、424Hz周波数にフィ ードバックループをロックさせる9216による除算を含む。和/差回路をして 送信機が上昇掃引および下降掃引しているときを知るのを可能にするために、フ ェーズロックループ回路240からの位相同期出力信号は和/差回路236にも 適用されそして以下に述べる2つの高周波レベル信号の多重化制御のためマルチ プレクサ250にも適用される。 低域フィルタ214からの出力信号はさらに3KHz帯域フィルタ242にも 送られる。帯域フィルタ242は当業者によく知られるタイプのものでありそし て本実施例において、12KHzの中心周波数を有しそして10.5KHzと1 3.5KHzとの間の周波数を通す。本実施例において掃引時間(すなわち1/ 164秒)と符合する所定時間について、第1のミクサ206からのフィルタ出 力信号内の高周波雑音(10.5KHz〜13.5KHz)の平均振幅レベルを 効果的に決定するレベル検出器244に帯域フィルタ242からの出力が適用さ れる。 上と同様、時間遅延回路226からの出力信号は、一般に当業者によく知られ るタイプの第2の3KHz帯域フィルタ246に適用される。帯域フィルタ24 6は19〜22KHzの周波数範囲の信号を通過する。帯域フィルタ246から の出力信号は、第2のミクサ208からの通過遅延出力信号内の高周波雑音(1 9〜22KHz)の平均振幅レベルを決定する第2のレベル検出器248に適用 される。レベル検出器244、248からの出力信号は、以下で明らかとなる目 的のためデータ処理および制御装置300により周期的にサンプルされる。レベ ル検出器244、248からの出力信号はマルチプレクサ250の別々の入力に 適用される。マルチプレクサ250はさらに和/差回路236からの出力信号を 受信する。本実施例において、マルチプレクサ250は一 般に当業者によく知られるタイプのアナログマルチプレクサである。送信機掃引 信号の直線部分の間、リミッタ234からの信号の通過のため、そして、タグ信 号が予想されない送信機掃引信号の曲線部分の間、高周波レベル信号の通過のた め、マルチプレクサ250はフェーズロックループ回路240からの信号の制御 の下に機能する。 マルチプレクサ250からの出力は16ビットアナログ−ディジタル変換手段 または変換器(ADC)252に提供される。アナログ−ディジタル変換器25 2は、本実施例では当業者によく知られるタイプのものでありそしてアリゾナ州 のBurr-Brown of Tuscon社を含む種々のソースから商業的に入手可能である。ア ナログ−ディジタル変換器252は、7.4MHzから上方に9.0MHzへそ れから下方へ7.4MHzへ向う送信機信号のそれぞれの完全掃引期間と符合す る、マルチプレクサ250からのアナログ出力信号の256個の時間的に離間さ れたサンプルを取る。従って、128個のサンプルが各送信機掃引サイクルの上 昇掃引部分に対応しそして128個のサンプルが各送信機掃引サイクルの下降掃 引部分に対応する。それぞれの256個のサンプル(一完全送信機掃引サイクル )が一フレームと定義されそして以下で一フレームと呼ばれるとともに、アナロ グ−ディジタル変換器からのサンプルの全てが記憶されそして一般に、一フレー ムをベースに(後述するごとく)操作さ れる。上述したごとく、送信機は7.4−9.0−7.4MHzバンドにわたり 好ましい掃引周波数164Hzで掃引される。こうして、アナログ−ディジタル 変換器252は毎秒約42、000サンプルまたはディジタル数の出力を提供す る。サンプリングのためのタイミングは、同期化のため送信機100からの局部 発振器基準信号を利用するフェーズロックループ回路240により提供される。 こうして、たとえ毎秒あたりの掃引サイクル数が変化しても、256個のサンプ ルは送信機掃引サイクルごとに常に発生される。一定サンプル数を各掃引サイク ルの掃引送信機信号周波数に接近して固定することにより、検出性能が改善され る。アナログ−ディジタル変換器の構造および動作の別途詳細は本発明の装置の 理解に必要ではなくまた製造業者から得られる。 本実施例はその構造および動作について上述した受信機200を使用するけれ ども、当業者であれば、本発明は特定受信機または上述の受信機と同じタイプの ものにさえ限定されないことを理解するであろう。特定装置により使用される高 周波の出力範囲の信号の受信、検出、復調または復号できる任意の他の適当なタ イプの受信機が替わりに使用できる。さらに、所望ならば、受信機のアナログ− ディジタル変換は受信機機能と切り離して実行できる。 アナログ−ディジタル変換器252からの出力サンプルからなるフレームはデ ータ処理および制御部または装置300に提供される。図5は、データ処理およ び制御装置300のハードウエア部分の好ましい実施例の概略ブロック図である 。図示の実施例のデータ処理および制御装置300の核心は、マルチタスク型プ ロセッサまたはプロセッサ302(好ましい実施例においてINTEL社から商 業入手可能な80186マイクロプロセッサである)と一対のディジタル信号プ ロセッサ304、306(以後それぞれDSP1、DSP2と呼ぶ)の組み合わ せにある。好ましい実施例において、ディジタル信号プロセッサDSP1および DSP2はTexas Instruments社から入手可能なTMS320C25であり、両方ともプロ セッサ302の制御の下にある。当業者であれば、特定のマイクロプロセッサチ ップおよび特定のディジタル信号プロセッサチップが好ましいけれども、本発明 が開示の特定マイクロプロセッサチップおよび/またはディジタル信号プロセッ サチップに限定されず、代わりに他の任意の適当なマイクロプロセッサチップお よび/またはプロセッサチップまたは他の任意のタイプのプロセッサを分離して または一緒に使用することによって実施できることを理解するであろう。さらに 、処理の一部は所望ならば離散ディジタルまたはアナログ回路の使用により達成 できる。 DSP1およびDSP2チップはメモリ(本実施例に おいて2K×16ビット共用RAM308)を共用する。共用メモリ308は2 つのDSPチップ間でデータを送る、さらに詳しくいうと、以下に述べる態様で の別途の処理のためDSP1からDSP2へ処理される出力データを送る、のに 使用される。当業者によく知られるタイプの記憶メッセージ/中断手続がデータ を送るのに使用される。DSP1チップおよびDSP2チップはそれぞれ、チッ プ内部にあってもよいしまたは分離したRAM(本実施例において32K×16 ビット)としてもよいところの自身のプログラムおよびデータ空間メモリ305 、307をも有する。メモリ305、307はデータおよび動作命令の記憶のた めDSP1、DSP2により使用される。DSP1およびDSP2のチップはそ れぞれマルチタスク型プロセッサ302と追加のメモリを共用する(本実施例に おいて2K×16ビット共用ランダムアクセスメモリ303Aおよび303B) 。共用メモリ303Aおよび303Bは、当業者によく知られるタイプのメッセ ージ記憶/中断手続を使用し、マルチタスク型プロセッサ302とDSP1およ びDSP2チップとの間でデータおよび命令を送るために使用される。マルチタ スク型プロセッサ302は、本実施例において従来の離散論理回路を具備するD SP制御器301を通じてDSP1またはDSP2と直接的に通信をも行い得る 。代替例としてマルチタスク型プロセッサ302は適当なバス線(図示せず)に 沿ってDSP1またはDSP 2と直接通信可能である。 システムの初期化、試験、動作およびアップグレード化のために必要なソフト ウエアおよびデータの記憶のため使用される包括的に参照番号310により示さ れる自信のメモリをマルチタスク型プロセッサ302は有する。本実施例におい て、マルチタスク型プロセッサメモリ310は、RAM311、コードフラッシ ュROM312(CFROM)およびボイスフラッシュROM313(VFRO M)の組み合わせを含む。詳述すると、RAM311は256K×16ビットダ イナミックRAM(DRAM)(図示せず)およびクロック付き不揮発性バッテ リー後置型RAM(BRAM)(図示せず)により形成される高速の作業用記憶 域メモリの組み合わせを具備する。コードフラッシュROM312は、以下で述 べるごとく、入出力手段を通ずるデータ、パラメータおよびシステムソフトウエ アに対する遠方更新、アップグレード化、微細同調または他の調整または変化を 可能にするために、プログラム可能な128K×16ビットコードフラッシュR OMを具備する。VFROM313は、以下で述べるごとく可聴出力ならびにコ ードを容易にするために、データ記憶のための128K×16ビットボイスフラ ッシュROMを具備する。当業者であれば、所望ならば、本発明の技術思想を逸 脱することなく、異なるタイプまたは組み合わせのメモリ部品または所望ならば たとえ単一のメモリ部品を使用しても、他の態様にお いてマルチタスク型プロセッサメモリ310が実施されることをそして所望なら ば種々のメモリ部品が他の目的のために使用可能であることを理解するであろう 。 マルチタスク型プロセッサメモリ部品310の各々は当業者によく知られる態 様において共通バス314によりマルチタスク型プロセッサ302に接続される 。他の使用可能なメモリ/プロセッサアーキテクチャもまた当業者にとって明ら かであろう。共用メモリ303Aおよび303BおよびDSP制御器301は、 本実施例において、共通バス314の使用によりマルチタスク型プロセッサ30 2とも通信を行うが、これらは、分離バス(図示せず)の使用によりまたは当業 者に明らかな他の態様において通信可能である。 データ処理および制御装置300はさらに、包括的に参照番号316として図 示されている複数の入出力装置をも含む。好ましい実施例において、データ処理 および制御装置300の動作の制御または変化のため、メニューによって起動さ れるソフトウエアで使用するための一連の入力スイッチ(図示せず)および液晶 ディスプレイ(図示せず)を具備するディスプレイパネル318を入出力装置3 16は有する。警報ランプ(本実施例において一対の警報ランプ)320が警報 状態の存在(後述)において点灯されるために提供される。検出領域内の人間ま たは対象物の存在検出を可能にするためにそして隣接する電気的物品防護装置間 での通信チャンネルの提供 のために、赤外ビーム回路322が検出領域内での赤外ビーム光の発生および検 出のために提供される。プロセッサ302によりターンオンまたはターンオフで きるタグ模擬同調回路323がデータ処理回路の自己または自動型同調のために 提供される。一対のシリアル入出力ポート324が外部通信のために提供される 。データ処理および制御装置300からのデータ入手またはこれへのデータまた は命令提供のための適当なケーブル/コネクタ配列(図示せず)を通じての遠方 場所からの通信、診断試験およびサービス提供を可能にするためにRS232ポ ート326が提供される。第2のまたは第3の動作モードのいずれかにおいて近 傍で動作し得る他の電気的物品防護ユニットまたは装置(図示せず)のデータ処 理および制御装置とデータ処理および制御装置300との間の通信を可能にする ためにRS485ポート328が提供される。RS485ポート238は適当な インタフェースアダプタを通じてのサービス提供および診断試験のためにも使用 される。一対のリレー327が外部遠方の警報合図に使用するため提供される( 後述)。 入出力装置316は、ディジタル−アナログ変換器の制御器329を通じての マルチタスク型プロセッサ302からのディジタル信号を受信しそしてディジタ ル信号をアナログ信号に変換するディジタル−アナログ変換手段または変換器3 30を別途含む。ディジタル−アナログ変換制御器329は、DSP1およびD SP2の直接 的なサービス提供および診断試験を容易にするために、分離バス331に沿って DSP1およびDSP2にも直接される。アナログ信号へ変換される一組の受信 ディジタル信号は、後にプロセッサ制御音声再生増幅器332にそれから音声再 生スピーカ334に提供されるボイスまたはトーン信号である。適当な試験機器 (図示せず)が監視、試験またはその他の信号分析のために取りつけられるとこ ろのアナログ試験場所アダプタTP1においてユーザまたは取扱者に利用できる ようになされそしてアナログ信号に変換される制御、診断およびデータ信号をデ ィジタル−アナログ変換器330が受信する。 入出力装置316の全てが当業者によく知られる従来のタイプのものでありそ して種々の方式および形式において多数の製造業者から商業入手可能である。本 実施例は上述のごとく特定の入出力部品316を使用するけれども、当業者であ れば、追加の部品もまた使用可能であることそして異なる部品または異なる部品 の組合せが使用可能であることは明らかであろう。さらに、所望ならば、データ 処理および制御装置300と他の部品または構成要素(図示せず)との間の通信 を可能にするために、余分のまたは予備の入出力ポート(図示せず)が提供可能 である。入出力部品のあるものは装置の基部の共通制御パネル領域(後述)に都 合よく配置されそしてすべてバス314を通じてマルチタスク型プロセッサ30 2と接続されるのが好ましい。 データ処理および制御装置300により行われるディジタル信号処理の主目的 が、タグ12が実際に存在するときだけ電気的物品防護装置10の探索または検 出領域内のタグ信号の存在の確実なそして正確な決定のために、受信機200か らの入手可能な信号データの使用量をできるだけ最大にすることである。ディジ タル信号プロセッサDSP1およびDSP2は、高い確率のタグ検出そしてこれ に対応する低い確率の誤った肯定(タグが存在しないときのタグ指示)の提供の ため、パターン認識分析のため明瞭なそして相当に高い強さの低雑音ディジタル 信号を提供するために、ディジタル化受信機信号データをろ波しディジタル化受 信機出力信号の雑音を低減するために使用される。 電気的物品防護装置が受ける2つの主要なタイプの雑音が、(1)一般に比較 的長い持続時間(5秒またはそれ以上)のそして反復性の(非ランダムな)相関 付けられる雑音または環境雑音と(2)一般に短い持続時間(通常0.2秒以下 )のそしてランダムな相関付けられない雑音または過渡的な雑音である。本装置 、詳細にいえばDSP1は、相関雑音および非相関雑音を低減または除去しそし て高いレベルの正確さおよび再現性で電気的物品防護装置10の検出領域内のタ グ12の存在を指示する共鳴を検出するよう機能する。 図6はDSP1により実施される機能的段階を図示する流れ図である。ディジ タルフィルタ動作における第1 の段階は(一フレームあたり256個のサンプル数の)完全ディジタルデータフ レームの各々を受信しそしてメモリ305に一時記憶するDSP1により実行さ れる。サンプル数指標器337が、受信機200から得られる関連のディジタル 化データと同時発生的にDSP1およびDSP2に同期のとれたサンプル数を提 供する。受信機200からのディジタル信号は、受信機からの基本的なまたは生 のデータがTP1を通じての分析のために得られるよう、ディジタル−アナログ 変換制御器329にも提供される。一つおきのサンプルの除去または削除により 各フレーム中のサンプル数を効果的に低減(すなわち一フレームあたり128個 のサンプルのみ残されるように)するDSP1ソフトウエアにおいてフレームは 2によって分割(decimated)される。フレームあたりのサンプル数の低減は、 信号情報の重大な損失なしにより迅速なノイズ除去を可能にする。フレームあた りのサンプル数は所望ならば他の因子または方式により低減できる。たとえば、 近傍のサンプルが任意の選択されたサンプル数にわたり平均化できる。 各フレームの128個の残りのサンプルのそれぞれの振幅を、メモリ305に 記憶の所定数の先行フレーム(好ましくは直前フレーム)内の対応サンプルのそ れぞれと1対1をベースにして平均化することにより、ランダムなまたは過渡的 雑音をできるだけ最小限にするよう、DSP1はそのとき第1のフィルタ、本実 施例において 高速応答フィルタまたは好ましい実施例において有限インパルス応答フィルタを 実施する。本実施例において、高速応答フィルタは、相関付けられないあるいは 短持続時間のランダム雑音を効果的に除去しそして約15dBの信号対雑音比の 増大を提供する一定の32個フレーム移動サンプル平均の提供のため、現在フレ ームの128個の残余サンプルの各々と最も最近の31個の先行フレームの対応 するサンプルの各々との平均をとる。15dBの増大は、32個フレームのサン プルが組み合わされるとき、信号強さは完全に加算されるが雑音は平均化される フレーム数の2乗平方根の係数だけ加算されるのみであるという事実から生ずる 。かくして、もし2つのフレームが加え合わされれば、信号の強さは2倍とされ 、雑音は1.414だけ増加されるだけであり、3dBの利得を提供する。当業 者であれば、32個フレーム平均は任意に選択されたものであることをそして本 発明の技術思想および精神から逸脱することなく他のより少ないまたはより多い フレーム数が平均できることを理解するであろう。さらに、本実施例において、 有限インパルス応答フィルタは各フレームの128個のサンプルに適用されるけ れども、所望ならば、より多いサンプル数(すなわち256)またはより少ない サンプル数(すなわち64、32など)が使用できる。 同時に、DSP1が、相関雑音の除去のため、第2のフィルタ、本実施例にお いて自動再帰的または有限イン パルス応答フィルタを各フレームの同じ128個の残余サンプルに適用する。フ レーム信号データのデエンファシスを行いそしてより一定のバックグラウンドま たは環境雑音の同定のため、自動再帰的フィルタは実質的に第1のフィルタより も多いフレーム数にわたりあるいは長い時間にわたり1対1をベースにして12 8個のサンプルの振幅を平均化する。好ましい実施例において、素早い応答のフ ィルタが約0.2秒にわたり平均を取り、そして自動再帰的フィルタは有限数の 先行フレームにわたり平均をとり、各先行フレームの重みは、単一フレームの寄 与が時間にわたり無視してよくなるまで連続的に低下される。こうして、自動再 帰的フィルタでは、単一フレームは結果に対して意味のある寄与を提供せず、出 力は、現在の環境的な(相関付けられる)条件またはバックグラウンド条件の下 で発生される本質的により一定の出力である。もちろん、自動再帰的フィルタが 適用されるところの自動再帰的フィルタ使用の時間幅またはフレーム数およびフ レーム当りのサンプル数は本発明の技術思想から逸脱することなく変化可能であ る。 DSP1はそのとき自動再帰的フィルタの出力(バックグラウンド)を取り、 そしてソフトウエア除算手段の利用によりこれを急速応答フィルタ出力から差し 引き、バックグラウンド雑音または環境雑音信号を効果的に除去しそして大幅に 改善された信号対雑音比を有する結果的として得られるフレーム信号を存在する 環境雑音量に 応じて15〜40dBの総合利得において提供する。かくして、短い持続時間の ランダム雑音信号および環境信号が除去または最小化されるが、より長い持続時 間の非ランダム雑音(たとえばタグに発生される信号)は結果フレーム信号にお いて別途強調される。 結果フレーム信号は、それぞれの側での2つのサンプル平均として、除去され た128個のサンプルの各々を効果的に再度発生するため補間される。結果フレ ームはこうして完全な256個のサンプルの包含のため拡張される。拡張結果フ レームはDSP2による別途の処理のため共用メモリ308に記憶される。DS P1は、ろ波されそして処理されるデータの新規フレームの利用可能性について 合図しそして次データフレーム処理のために復帰するためにDSP2を中断する 。所望されるフィルタ機能は、たとえば一サンプルをベースにするなど他の態様 でも実行でき、あるいはアナログ−ディジタル変換構成要素など離散的電子部品 の使用により実行できる。所望ならば、結果フレーム信号は信号対雑音比を改善 する追加のフィルタを通されてもよい。 DSP2において、タグ12が電気的物品防護装置10の検出領域内に実際に 存在しているかどうかを予想しようとする際に、もしタグが検出領域内に存在す れば予想されるであろう受信機出力信号に基づいて所定基準およびパターン認識 技術に従って各結果フレームを分析するためにソフトウエアが一手段として使用 される。タグ 12の存在は送信機上昇掃引(サンプル64)および送信機下降掃引(サンプル 192)の両方で約8.2MHzの周波数にて特性的なタグ信号を生ずる。特性 タグ指示信号は図7に示される既知の信号でありそして2つが軸線の下側にそし て1つが軸線の上側にある3つの主要な突出部ないしローブ、予想可能な零交差 、予想可能パルス幅および信号エネルギーなどの特徴を含む。タグ信号の特徴は アンテナ組立体150および受信機200において起こるアナログ信号処理に依 存する。本実施例は、受信機の処理動作に基づくタグ信号の特徴における変化お よび装置ごとに変化し得るまたは異なる装置の動作環境において変化し得る他の 変化する特徴を補償するために調整可能である。 図8の流れ図により示されるごとく、DSP2が中断された後、DSP2は、 適当な幅を有する特性タグ指示信号の3つの主要ローブが結果フレーム中に存在 するかどうかを決定するために、約7.6MHzと8.4MHzとの間で各フレ ーム(サンプル16〜80)の上昇掃引部分を調査する。特性タグ信号の各ロー ブは、その中に所定の最小数および最大数のサンプルを有する。もしローブごと のサンプル数基準を満たす、すなわち最小数よりも多いサンプル数および最大数 よりも少ないサンプル数の3ローブ信号があれば、特性3ローブ信号は見出され たといわれる。もし3ローブ信号はフレームの上向き掃引部分で見出されなけれ ば、所定の結果フレームの 分析は完了しそしてデータ処理および制御装置300はタグが検出領域内に存在 しないと結論付ける。DSP2は別途の分析を実行するため次の結果フレーム中 断を待つ。 もし特性3ローブ信号幅が約7.6MHzと8.4MHzとの間でフレームの 上昇掃引部分において見出されれば、同様の通常のローブ幅を有する別の3ロー ブ信号、すなわち最小値よりも大きく最大サンプル数よりも少ないが逆転されて いる3ローブ信号が対応する鏡像サンプル場所にまたは近傍に存在しているかど うかの決定のため、DSP2は約8.4MHzと7.6MHzとの間のフレーム の下降掃引部分(サンプル176〜240)を調査する。もしかかる第2の3ロ ーブ特性指示信号が下降掃引で存在すれば、データ処理および制御装置300は タグが特定フレームについて検出領域内に存在しないと結論付ける。DSP2は 別途の分析の実行のため引き続き次の後続の結果フレーム中断を待つ。 もし特性3ローブ信号が7.6MHzと8.4MHzとの間のフレームの上昇 および下降掃引部分において見出されれば、整流信号対雑音比の確定のため、同 定3ローブ信号の調整ないし整流平均が決定されそして現行の整流平均雑音レベ ルと比較される。もし整流信号対雑音比が所定の最小限のスレッショルドレベル よりも小さければ、データ処理および制御装置300はタグが検出領域内に存在 しないと結論付けそしてDSP2は別途の分 析を行うため次の結果フレーム中断を待つ。 もしDSP2が特性タグ指示信号がフレームの上昇掃引および下降掃引部分の 両方において存在すると決定しそして信号の整流信号対雑音比が所定の最小スレ ッショルドレベルと等しいかまたはこれよりも大きいと決定すれば、DSP2は 3つの別途のパターン認識調査を実行する。第1の調査において、DSP2は上 昇掃引部分および下降掃引部分の両方について同定された信号の3主要ローブの 振幅のピーク比を決定する。計算されたピーク振幅比は既知のタグピーク振幅比 について事前確立された基準と比較される。たとえば、もしタグが検出領域内に 存在すれば、各3ローブ信号について、第2のローブについて第1のローブのピ ーク振幅比が約0.75と1.25との間とされるであろう。これと対応して、 もしタグが検出領域内に存在すれば、第3のローブ振幅について第2のローブの 振幅比は0.5と1.0との間とされるであろう。上昇掃引および下降掃引部分 の両方における予想範囲内にあると決定されるローブピーク比の数に依存して分 析される特定フレームについて第1の確率百分率係数が割り当てられる。 同様に、第2の調査において、DSP2は上昇掃引および下降掃引の両方につ いて、同定3ローブ信号の各ローブのエネルギーレベルを分析する。ローブエネ ルギーは上昇掃引における3ローブの各々についてサンプルの二乗振幅和を得そ して下降掃引における3つのローブの サンプルの二乗振幅和を取ることにより計算される。比または分数が分母として 2つの結果のうち最も大きいものを用いて作られる。結果的に得られる分数(二 乗振幅比レベルと呼ばれる)は1と比較されそして第2の確率百分率係数が、分 数がどのくらい1に近いかに依存して特定フレームに割り当てられる。 第3の調査において、上昇掃引部分および下降掃引部分の両方について、第1 番目の零交差と第4番目の零交差との間のサンプル数の計算により同定される3 ローブ信号の全パルス幅を計算する。上昇掃引3ローブ信号について第1および 第4の零交差間で計数されるサンプル数は下降掃引3ローブ信号について第1お よび第4の零交差間で計算されるサンプル数と順次比較される。もし、上昇掃引 信号および下降掃引信号における計数サンプル数の差が2未満であれば、第3の 確率百分率係数がフレームに割り当てられる。もし差が2以上であれば、ゼロの 確率百分率係数が特定の結果フレームに割り当てられる。 上述の分析の全てのものの実行後、特定結果フレームについて3つの確率百分 率係数は、共用メモリ303Bに各フレーム毎に記憶される全フレーム確率百分 率の提供のために加え合わされる。各基準が検出領域内のタグ存在を指示する見 込みの程度を勘酌するために、異なる態様で分析の種々の段階および対応する確 率百分率係数が種々の態様で重み付けられる。もしタグが存在すれば 、重み付けおよび分析は100%近傍のフレーム確率百分率を招き、そして検出 領域におけるタグの不在において100%よりも有意に低い。DSP2により使 用される検出基準は修正されそして確率百分率係数は局部条件および/または電 気的物品防護装置の操作者の希望に適応するために変化され得る。たとえば、特 定の場所において、局部環境条件が、改善されたタグ検出のためピーク振幅比基 準が修正されなければならないなど、装置に影響を与え得る。高確率スレッショ ルドが、現在の高周波数信号レベルの平均レベルから適合形成可能な偏移設定に より確立される。平均レベルは、高周波数スレッショルドの確立のため比較的長 い時間にわたり平均化される受信機レベル検出器244、248による検出され た高周波数信号レベルを使用する。平均化期間は、数分から一日またはそれ以上 にわたるよう確立され得る。受信される高周波レベルは増大する高周波レベルで 迅速なアタック時間の間そして低下する高周波レベルで緩慢な崩壊時間の間、D SP2においてろ波され、低減高周波レベルに対する重みよりも大きな重みを増 大高周波レベルに付与する。DSP2は高周波スレッショルドの各々を発生しそ してこれらをそれぞれの通過される現在高周波レベルとを比較する。もし通過さ れる現在周波数レベルのいずれかまたは両方が、高いタグ確率百分率が決定され るときと同じ時間にそれぞれのスレッショルドを超えるならば、全フレーム確率 百分率は有意な係数だけ低減 される。本実施例において、もしいずれかのスレッショルドが超えられれば、全 フレーム確率百分率が25%だけ低減されそしてもし両方のスレッショルドが超 えられれば、50%だけ低減される。 DSP2は予想されるタグ信号の第1および第2のローブ間におけるゼロクロ スオーバ点のサンプル数をも計算する。第1および第2のローブ間のゼロクロス オーバ点は、理想的には、検出領域内の完全タグそして完全同調装置10につい てサンプル数64(8.2MHz)の場所で生じ得る。タグ12の中心周波数に 対応する第1および第2のローブ間のゼロクロスオーバサンプル数は各フレーム 毎に共用メモリ303Bにも記憶される。 結果として全フレーム確率百分率および各フレーム毎の第1および第2のロー ブ間のゼロクロスオーバ点サンプル数は共用メモリ303Bからマルチタスク型 プロセッサ302により得られる。図9の流れ図に示されるごとく、マルチタス ク型プロセッサ302は、現在フレームについての結果の全フレーム確率百分率 と他のフレームについて全フレーム確率百分率とを平均化する。本実施例におい て、平均は5フレーム移動確率平均の提供のためそれまでの4つのフレームとの 平均であるが、より少ないかまたはより多いフレーム数が平均され得る。移動5 フレーム確率百分率平均は順次所定のスレッショルド数と比較される。スレッシ ョルド数は、できるだけ最小限の誤り肯定または無誤り肯定で首尾一貫したタグ 検 出の提供のために選択される。スレッショルド数は装置の操作者の望みまたは局 部条件に基づいて変化され得る。もし移動5フレーム確率百分率平均が所定のス レッショルドよりも小さければ、マルチタスク型プロセッサ302は現在フレー ムについてタグが検出領域内に存在しないと結論付ける。 同様に、連続移動をベースにして5フレームについてゼロクロスオーバデータ の提供のため、現在フレームについて、第1および第2のローブ間のゼロクロス オーバ点のサンプル数が他のフレーム(本実施例においてそれまでの4つのフレ ーム)のゼロクロスオーバサンプル数と比較される。所望ならば、より多いまた は少ない数のフレームが使用できる。あらかじめ確立される許容できる窓内の最 も普通のゼロクロスオーバサンプル数および別の最も普通のゼロクロスオーバサ ンプル数が決定される。2つの分離した比較が同時に行われる。第1に、過去の 5つのフレームについて最も普通のゼロクロスオーバサンプル数が第1の所定の スレッショルド計数と比較される。第2に、過去の5つのフレームにわたる、第 1の最も普通のゼロクロスオーバサンプル数および第2の最も普通のゼロクロス オーバサンプル数の和は第2の所定のスレッショルド計数と比較される。スレッ ショルド計数は、装置の性能の改善および/または変化のため所望ならば変化さ れ得る。両方の比較の結果がそれぞれの所定のスレッショルド計数よりも小さけ れば、マルチタ スク型プロセッサ302は、現在フレームについてタグが検出領域内に存在しな いと決定する。 もしマルチタスク型プロセッサ302が5フレーム移動平均確率百分率スレッ ショルドとの一致または超過を決定すれば、そして、2つの比較の結果のうちの いずれかあるいは両方が、過去の5つのフレームについてそれぞれの所定のスレ ッショルド計数と等しいかまたはそれ以上であれば、警報条件が許可あるいは可 能化される(enabled)。警報条件可能化の効果は、上記分析および処理にもと づいて、現在フレームの信号が特性タグ信号にぴったりと対応する信号を高い可 能性で含む、それゆえタグが検出領域内に存在することを強く指示することの決 定をデータ処理および制御装置が行うことである。 警報条件が可能化されるけれども、検出領域内の対象物(人)の存在の検出と 同時にまたはその検出前または検出後の所定時間内に可能化されなければ、警報 信号は発生されない。本発明は検出領域内の対象物または人の物理的な存在を証 明するための手段を具備する。本実施例において、証明手段は検出領域を横切っ て延びる一対の赤外ビームを具備するが、所望ならば他のタイプの証明手段が使 用できる。もし警報条件が可能化されれば、検出領域内の対象物の存在は、好ま しい実施例において、一対の赤外ビームのいずれかまたは両方が途切れたかどう かにより決定される。マルチタスク型プロセッサ302は赤外ビームが、警報条 件が可能化されるところの 現在フレームの後所定時間内にまたは現在フレームの前に所定時間途切れたかど うかを決定する。好ましい実施例において、赤外ビームが途切れる前1/2秒以 内にまたは赤外ビームが途切れた後、1/2秒以内に可能化されるときのみ警報 信号が発生される。 図10に示されるごとく、本発明の電気的物品防護装置10の好ましい実施例 は、単一のハウジングまたは台20の内部に包含される。台は下方部分または基 部22と、基部22の両端部から所定の高さまで延びるほぼ管状の上方部分24 と基部22の中央部から上部方向に延びる中央の支持部材21とから形成される 。管状部分24はアンテナ組立体150、詳細に述べるとアンテナループ152 、154を包含し、そして押し出された高分子材料、または電気的物品防護装置 の技術分野でよく知られるタイプの金属材料など任意の適当な材料から作られ得 る。当業者であれば、管状部分の実際の形状および美的あるいは装飾的外観は図 10に示されるものとは異なったものとし得ることを理解するであろう。管状部 分24は、美的に心地よい外観を有しそして所望ならば、特別の注文に応じて作 る表示パネル上に適当な標識を取りつけるために、スロット、タブ、突起または 同様物を包含するのが好ましい。 基部22はプリント回路板や、送信機100、受信機200、ディジタル処理 および制御装置300および通信回路などを含む電気的物品防護装置10の動作 に必要 な他の電気および電子回路を包含する。好ましくは、基部22は、高分子材料、 鋼、アルミニウムまたは同様物などの相当に高い強度の軽量物質から形成される 。当業者であれば、任意の他の適当な物質が基部22の形成のために使用可能で あることが明瞭に理解されるであろう。 基部22は図11に最も良好に示されるフロントパネル26を含む。フロント パネル26は小さなディスプレイパネルまたはディスプレイスクリーン318、 複数のコントロールスイッチ30、リセットスイッチ31および適当なコネクタ 、本実施例においてRS232コネクタ326を含む。本実施例において、ディ スプレイスクリーン318は当業者によく知られるタイプの2×16の液晶ディ スプレイであり、そして多数の供給者から通常商業的に入手可能である。ディス プレイスクリーン318はこうしてそれぞれ16個の文字からなる2つの列を表 示できる(ディスプレイスクリーン318に表示される文字はASCII文字である のが好ましい)。当業者であれば、ディスプレイスクリーン318の寸法および タイプ、ディスプレイスクリーンに表示される文字のタイプは所望ならば変化可 能であることが理解されよう。電気的物品防護装置10の状態に関するユーザの ための出力情報の表示のためにそして以下で明瞭となる態様におけるメニュー起 動ソフトウエアを利用する電気的物品防護装置10のサービス提供または再プロ グラム動作を容 易にするためにディスプレイスクリーン318が使用される。ディスプレイ調整 つまみ29がディスプレイスクリーン318の視認性の制御のためフロントパネ ル26に設けられる。 好ましい実施例において、フロントパネル26のスイッチ30は、押圧されあ るいは解放されるときにユーザが電気的物品防護装置10(詳述するとディジタ ル処理および制御装置300)と通信を行うのを許容する4つの押しボタン型ス イッチと、押しボタン型であるが他のスイッチ30よりも小さいリセットスイッ チ31とから構成される。4つのプッシュボタンスイッチ30はそれぞれ、電気 的物品防護装置10のプログラミング、再プログラミング、試験、監視動作また は調整との関連における特定ユーザに都合のよいメニュー起動ソフトウエアの実 行のために使用される。 コネクタ326は電気的物品防護装置10と他の電子部品(たとえばコンピュ ータ(図示せず))との間の通信を可能にするために提供される。こうして、台 20の近傍に配置された携帯可能なまたは他のコンピュータが、遠隔分析または 報告印刷のためのデータのダウンロードを容易にするためにそしてコンピュータ による電気的物品防護装置10のプログラミング、再プログラミング、試験、監 視または調整の可能にするために、コネクタ326を通じての電気的物品防護装 置10のディジタル処理および制御回路300に直接接続可能である。代替 例として、同様の目的を達成するために、コネクタ326または(変換器を使用 する)コネクタ328が適当なモデム(図示せず)および通信装置(550)へ 接続可能である。このようにして、開発された新規なソフトウエアまたは既存ソ フトウエアに対する修正物が、基部22を開くことなくまたはそれ以外の任意の 態様における装置分解をすることなく電気的物品防護装置10内に装着可能であ る。さらに、電気的物品防護装置の動作の現場でのまたは遠隔の監視動作がコネ クタ326の利用により達成され得る。所望ならば、基部22内に配置されるR S485コネクタ328(図5)が同様の目的のために使用され得る。 警報指示ランプまたは光源320が少くとも一方の端部に、本実施例において 台20の両端部に配置される。警報指示光320(図5)が適当な管球(バルブ )ならびに所定の頻度で管球を発光または消光するためのタイミング部品(図示 せず)を含む。警報指示光源320は台20の遠方端部に透明または半透明のケ ース36を別途含み、しかしてこのケース36は認識の容易さのために台20の 端部の相当な部分に沿って警報状態中、管球により提供される光を導く。台20 の各端部の頂部の適当な全方向性反射器(図示せず)が全ての方向において外側 に光を反射する。当業者であれば、所望ならば追加の警報指示光が他の場所(た とえば、台20の上側中央部分)に配置可能である。 本発明は警報指示光源320を使用するのが好ましいが、可聴警報(図示せず )が指示光源320と関連してまたは指示光源の代わりに使用可能である。フロ ントパネルは、スピーカ334(図5)からの音声出力信号の放出を容易にする ために、適当なグリルまたは格子35を包含する。聴取可能な警報は連続トーン または異なる周波数を有する一連のトーン、断続的なトーンまたは一連の複数の 断続的なトーンまたはVFROM313のおいて入手可能な記憶されたメッセー ジから得られるあらかじめ記録されたメッセージなどのボイス警報を含み得る。 可聴周波警報メッセージが当業者によく知られる手順および技術を使用しVFR OMに記憶され得る。さらに、本実施例において、プロセッサ302の制御の下 にリミッタ234の前の場所において受信機200に接続されるたとえばテープ レコーダやマイクロホンからの可聴信号を利用し可聴周波警報メッセージが入れ られる。代替例として、可聴周波警報メッセージはコネクタ326、328のい ずれかを通じて入れられる。 代替例として、遠隔警報がたとえば店または設備の奥の部屋などの他の場所に 提供可能である。本実施例は、それぞれが少くとも一組の常開接点と少くとも一 つの常閉接点とを有する一対のリレー327を有する。各リレー327のコイル に向う電流はプロセッサ302により制御される。好ましい実施例において、プ ロセッサ302は実際の警報の発生の際に両方のリレー327のコイ ルに電流を提供する。リレー327のコイルに向う電流の付加はリレー接点組の 各々の状態を変化する。リレー327の接点組の変化状態は、適当な警備組織ま たは他の警報発生担当者またはスチルまたはビデオカメラなどの他の機器の賦活 のため、たとえばベル、ブザー、サイレンまたは光などの指示部品の賦活または 賦活解除のため遠隔場所において使用可能である。 上述したごとく、電気的物品防護装置10は、警報条件が可能化されかつ一対 の赤外ビームのいずれかまたは両方が警報条件の可能化前または可能化後、所定 の時間内に途切れることがなければ、警報を発生しない。赤外ビームは赤外送信 手段、本実施例において台20の内部(好ましくは所定の高さにおいて中央指示 部材21の内部)に配置される一対の赤外送信機(図示せず)によって発生され る。好ましい実施例において、所定高さは台の全体高さの約1/3である。赤外 ビームは台20の各横側部から外側へそして支持部材21の両横側部に提供され る2つの適当な寸法のビーム送信機開口40(図10に一つだけ示されている) を通じて検出領域へと送信される。好ましい実施例において、両方の赤外ビーム 送信機開口40は、好ましい実施例において、台20の高さの約1/3のほぼ同 じ高さにある。当業者であれば、赤外ビーム送信機および赤外送信機開口40は 所望ならば互いに異なる高さそして台20に関して異なる高さに配置可能である ことが理解されるであろう。 赤外受信手段、本実施例において一対の赤外ビーム受信機(図示せず)もまた 中央支持部材21内に所定の高さにて配置される。赤外ビーム受信機は、支持部 材21の両横側部に配置される2つの適当な寸法のビーム受信機開口42(図1 0において一つだけ示す)を通じて受け取られる赤外ビームを受信しそして復調 しあるいはデコードするために提供される。好ましい実施例において、赤外受信 機は赤外送信機とほぼ同様の高さに配置されそして赤外受信機開口42は赤外ビ ーム送信機開口40とほぼ同じ高さにある。本実施例において、ビーム送信機開 口40は、約4インチないし6インチだけ赤外受信機開口42から離間されるが 、間隔は所望ならば変化可能である。さらに、本実施例において、台20の各横 側側部のビーム送信機開口40は、赤外ビームが検出領域を通じて受信機へ送ら れるように標準化された態様において、台20の対向側部の赤外受信機開口42 とほぼ整列される。詳述すると、図10に示される台20の横側側部を第1の側 部と仮定すると、第2の側部(図示せず)のビーム送信機開口40は赤外受信機 開口42とほぼ整列せられそして第2の側部(図示せず)の赤外受信機開口42 は第1の側部のビーム送信機開口40とほぼ整列せられる。 2つの電気的物品防護装置10が図12に概略的に示されるごとく並列関係に おいて第2の動作モードにて使用されるとき、台20、20′はその間の検出領 域と一 緒にして配置されそして検出領域の第1の側部の一方の台20から送信される赤 外ビームの一つが検出領域の第2の側部の他方の台20′において受信される( その反対も同様)よう位置付けられる。本質的に、各台の赤外ビーム開口40、 42は互いに整列されるよう一方の台20の第1横側部20aが他方の台20′ の第2横側部20′bと対面するよう同じ配向において位置付けられる。このよ うに、図12の流れ矢印により示されるごとく各方向において検出領域を通じて 延びるビームの提供のため、単一赤外ビームが各台20、20′から送信されそ して単一赤外ビームが各台により他方の台から受け取られる。 電気的物品防護装置10が単一ユニットとして使用されるとき、適当な反射手 段または反射器19が、検出領域を通る送信赤外ビームを赤外ビーム開口40、 42を通じて台の各横側部で赤外受信器へと反射するように台20と反対側の検 出領域の側部に適宜配置される。同様に、2つの台20、20′が使用されると き、反射器19はより外側の側部(すなわち、互いに対面しない台横側部20b 、20′a)からの送信赤外ビームを同じ横側部の赤外受信機に反射するために 反射器19が使用可能である。3つまたはそれ以上の台が第3の動作モードにお いて使用されるとき、同様のタイプの配列が使用可能である。各台が同様の態様 で配向され(すなわち各台の第1または「a]側部が隣接台の第2または「b」 側 部と対面しそして防護領域の増大が所望されるときには、より外側のまたは端部 の2つの台のための反射器を有する)そして適宜整列されるかぎり、任意数の台 が使用可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN ,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SK,UA,VN (72)発明者 キャノン,ジョゼフ エム. アメリカ合衆国 08051 ニュージャージ ー,マンテュア,ウッドストリーム コー ト 14 (72)発明者 ケイシー,スティーブン ジェイ. アメリカ合衆国 08053 ニュージャージ ー,マールトン,ブリジウォータ ドライ ブ 64 (72)発明者 チャン,ルーク シー. アメリカ合衆国 08066 ニュージャージ ー,ウェスト デットフォード,クラブハ ウス ドライブ 3812 (72)発明者 アートワイン,ボン シー. アメリカ合衆国 19053 ペンシルベニア, ラングホーン,ウッド ストリーム ドラ イブ 27 (72)発明者 マコフカ,ダグラス エス. アメリカ合衆国 19090 ペンシルベニア, ウィロウ グローブ,フェアヒル ストリ ート 516 (72)発明者 マストロコラ,ルイス エイ. アメリカ合衆国 19422 ペンシルベニア, ブルー ベル,マクディビット ドライブ 1250 (72)発明者 ウェイプルズ,カルビン アール.,ジュ ニア アメリカ合衆国 08085 ニュージャージ ー,スウィーズボロ,ラファイエット ド ライブ 207

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)電磁エネルギを発生するための送信機手段と、 検出帯域内に電磁界を設定するために送信機から受け取る電磁エネルギを輻射 し、かつ検出帯域内における保護タグから生ずる擾乱を含む電磁界内における擾 乱を感知するためのアンテナ手段と、 感知された擾乱に関するアンテナ手段からの信号を処理し、出力信号を供給す るための受信機手段と、 受信機手段からの出力信号を分析し、電磁界内で感知される擾乱が検出帯域内 における保護タグの存在により引き起こされたか否かを決定するためのデータ処 理および制御手段と を備える、検出帯域内における保護タグの存在を検出するための電子的物品保護 システムにであって、前記送信機が データ処理および制御手段から制御信号を受信して、制御信号により設定され る予定された速度にて、予定された周波数範囲にわたり周波数が変化する電磁出 力信号を発生するための制御発振器と、 この発振器出力信号を受信して、予定された伝送路に沿って発振器出力信号を 送るためのドライバ手段と、 この伝送路に接続でき、発振器出力信号を受信するための伝送路受信機手段と 、 この伝送路受信機手段に接続され、発振器出力信号を 受信、増幅して、アンテナ手段より輻射される電磁エネルギを提供するための増 幅器手段と を備えることを特徴とする電子的物品保護システム。 (2)ドライバ手段が光ファイバドライバより成り、伝送路が光ファイバケーブ ルより成り、伝送路受信機手段が光ファイバ受信機より成る請求項1記載の電子 的物品保護システム。 (3)光ファイバドライバが、光ファイバケーブルに各々接続される二つの出力 を有する請求項2記載の電子的物品保護システム。 (4)各光ファイバケーブルの末端における発振器出力信号が正確に同相である ように、両光ファイバケーブルが正確に同長である請求項3記載の電子的物品保 護システム。 (5)光ファイバケーブルの一方のケーブルの端末が光ファイバ受信機に接続さ れ、他方の光ファイバケーブルの末端が第2の電子的物品保護システムの光ファ イバ受信機に接続されていて、同じ発振器出力信号が両光ファイバ受信機に供給 されて、両電子的物品保護システムがマスタ/スレーブ関係で動作することを可 能にするようになされている請求項4記載の電子的物品保護システム。 (6)ドライバ手段がワイヤドライバより成り、伝送路がワイヤより成り、伝送 路受信機手段がワイヤ受信機より成る請求項1記載の電子的物品保護システム。 (7)ドライバ手段が、発振器出力信号を各々受信する光ファイバドライバおよ びワイヤドライバより成る請求項1記載の電子的物品保護システム。 (8)伝送路受信機手段が、光ファイバ受信機とワイヤ受信機とより成り、そし てさらに増幅器手段を光ファイバ受信機またはワイヤ受信機のいずれかに選択的 に接続するためのセレクタ手段を備える請求項7記載の電子的物品保護システム 。 (9)予定された制御速度で予定された周波数範囲にわたり周波数が変わる電磁 出力信号を発生するための制御発振器を含むマスタファイバドライバを備え、該 マスタファイバドライバが、複数の光ファイバケーブルの一つに各々接続された 複数の出力を備え、各光ファイバケーブルの末端が、電子的物品保護システムお よび他方の電子的物品保護システムの光ファイバ受信機に接続可能であり、同じ 発振器出力信号を全電子的物品保護システムに供給して、全電子的物品保護シス テムが互いに不当に干渉することなく同じ総括的領域で動作することを可能にす る請求の範囲第1項記載の電子的物品保護システム。 (10)全光ファイバケーブルが正確に同長であって、各光ファイバの末端におけ る発振器出力信号が正確に同相であるようになされている請求項9記載の電子的 物品保護システム。 (11)電磁エネルギを発生するための送信機手段と、 検出帯域内に電磁界を設定するために送信機から受け取る電磁エネルギを輻射 し、かつ検出帯域内における保護タグから生ずる擾乱を含む電磁界内における擾 乱を感知するためのアンテナ手段と、 感知された擾乱に関するアンテナ手段からの信号を処理し、出力信号を供給す るための受信機手段と、 受信機手段からの出力信号を分析し、電磁界内で感知される擾乱が検出帯域内 における保護タグの存在により引き起こされたか否かを決定するためのデータ処 理および制御手段と を備える、検出帯域内における保護タグの存在を検出するための電子的物品保護 システムにであって、前記受信機手段が、 第1の検出信号を設定するために、アンテナ手段からの信号と、送信機手段か らの信号を受信し、混合するための第1の平衡形ミクサと、 第1検出信号に関して位相のずれた第2の検出信号を設定するため、アンテナ 手段からの信号と送信機手段からの位相変位信号を受信し、混合するための第2 の平衡形ミクサと、 ミクサからの第1および第2検出信号を受信し、制御された態様で、検出信号 間の和または差のいずれかを出力するための和/差回路と を備えることを特徴とする電子的物品保護システム。 (12)送信機手段から第2ミクサへの信号が90°位相変位 されている請求項11記載の電子的物品保護システム。 (13)送信機手段からの電磁エネルギ出力が、予定された速度にて予定された周 波数範囲にわたり周波数が変わり、和/差回路の動作が、送信機手段の周波数の 変動により制御される請求項11記載の電子的物品保護システム。 (14)和/差回路が、送信機手段からの出力の周波数が増加しつつあるとき、二 つのミクサからの検出信号の和を出力する請求項13記載の電子的物品保護シス テム。 (15)ミクサからの各検出信号が、和/差回路により受信される前にローパスフ ィルタおよび高パスフィルタにより濾波される請求の範囲14記載の電子的物品 保護システム。 (16)第1検出信号を濾波して、フィルタ帯域の外側にある第1検出信号部分を 除去するバンドパスフィルタと、バンドパスフィルタを通過する第1検出信号部 分を受信し、受信された信号部分の平均振幅レベルを決定するためのレベル検出 器を備える請求項11記載の電子的物品保護システム。 (17)バンドパスフィルタが、10.5KHzおよび13.5KHz間の周波数を通過させる請 求項16記載の電子的物品保護システム。 (18)バンドパスフィルタが19KHzおよび22KHz間の周波数を通過させることを特 徴とする請求項16記載の電子 的物品保護システム。 (19)和/差回路回路からの出力が、アナログ−ディジタルコンバータに供給さ れる請求項11記載の電子的物品保護システム。 (20)和/差回路からの出力およびレベル検出器からの出力を受信し、受信され た信号を多重化するためのマルチプレクサを備える請求項16記載の電子的物品 保護システム。 (21)マルチプレクサからの出力が、アナログ−ディジタルコンバータに供給さ れる請求項20記載の電子的物品保護システム。 (22)電磁エネルギを発生するための送信機手段と、 検出帯域内に電磁界を設定するために送信機から受け取る電磁エネルギを輻射 し、かつ検出帯域内における保護タグから生ずる擾乱を含む電磁界内における擾 乱を感知するためのアンテナ手段と、 感知された擾乱に関するアンテナ手段からの信号を処理し、出力信号を供給す るための受信機手段と、 受信機手段からの出力信号を分析し、電磁界内で感知される擾乱が検出帯域内 における保護タグの存在により引き起こされたか否かを決定するためのデータ処 理および制御手段と を備える、検出帯域内における保護タグの存在を検出するための電子的物品保護 システムにであって、前記処理および制御手段が、 受信機手段からの出力信号の短期間フィルタ平均を遂行するための第1のフィ ルタと、 受信機からの出力信号の長期間フィルタ平均を遂行するための第2のフィルタ と、 第1フィルタ平均の結果から第2フィルタ平均の結果を減算し、ランダムまた は過渡ノイズが減ぜられ、相関または周囲ノイズが減ぜられ、信号対雑音比が向 上された合成信号を供給する減算手段と を備えることを特徴とする電子的物品保護システム。 (23)受信機手段からの出力をディジタル形式に変換するためのアナログ−ディ ジタルコンバータを備える請求項22記載の電子的物品保護システム。 (24)受信機からの出力信号が、予定された長さを有しかつ予定された数のディ ジタルサンプルより各々成る一連のフレームにグループ化される請求項23記載 の電子的物品保護システム。 (25)送信機手段が、予定された掃引速度で予定された周波数範囲にわたり周波 数が変わる電磁エネルギを発生し、各フレームの長さが、各送信機周波数掃引の 周期にほぼ対応している請求項24記載の電子的物品保護システム。 (26)各フレームの開始が、送信機手段の各掃引サイクルの開始と時間的に一致 している請求項25記載の電子的物品保護システム。 (27)第1フィルタが、各フレームのサンプルを予定され た数の直前の先行の対応するサンプルとともに1対1の基準で連続的に濾波して 、一定のマルチフレーム可動マルチサンプル濾波レスポンス(応答)を提供する 有限応答フィルタである請求項24記載の電子的物品保護システム。 (28)予定された数の直前の先行のフレームが31である請求項27記載の電子 的物品保護システム。 (29)平均されたサンプル数が128/フレームである請求項27記載の電子的物 品保護システム。 (30)第2フィルタが、各フレームのサンプルを先行のフレームの対応するサン プルとともに1対1の基準で連続的に濾波して、マルチフレーム、マルチサンプ ル濾波レスポンス(応答)を提供する有限応答フィルタである請求項24記載の 電子的物品保護システム。 (31)先行のフレームの数が有限であり、各先行のフレームの重みが、各フレー ムの寄与がある時間にわたり無視できるように連続的に低減される請求項30記 載の電子的物品保護システム。 (32)濾波されたサンプルの数が128/フレームである請求項30記載の電子的物 品保護システム。 (33)電磁エネルギを発生するための送信機手段と、 検出帯域内に電磁界を設定するために送信機から受け取る電磁エネルギを輻射 し、かつ検出帯域内における保護タグから生ずる擾乱を含む電磁界内における擾 乱を感知するためのアンテナ手段と、 感知された擾乱に関するアンテナ手段からの信号を処理し、出力信号を供給す るための受信機手段と、 受信機手段からの出力信号を分析し、電磁界内で感知される擾乱が検出帯域内 における保護タグの存在により引き起こされたか否かを決定するためのデータ処 理および制御手段と を備え、検出帯域内における保護タグの存在を検出するための電子的物品保護シ ステムにであって、データ処理および制御手段が、 保護タグが検出帯域に存在した場合に予測されるような受信機出力信号に基づ いて予定された基準およびパターン確認技術にしたがって受信機からの出力信号 を分析し、かつ受信機出力信号に対して保護タグの確率パーセンテージを設定す るための手段と を備えることを特徴とする電子的物品保護システム。 (34)受信機からの出力信号をディジタル形式に変換するためのアナログ−ディ ジタルコンバータを備える請求項33記載の電子的物品保護システム。 (35)送信機手段が、周波数が予定された周波数範囲内で予定された掃引速度で 上向きおよび下向きに掃引されて、前記周波数範囲にわたり変化する電磁エネル ギを発生し、アナログ−ディジタルコンバータが送信機手段の周波数掃引と同期 されて、ディジタル化受信機出力信号を一連のフレームにグループ化し、この各 フレームが、予定された数のディジタルサンプルを含みかつ送信機手段 の周波数掃引の周期に対応する長さを有していて、各フレームのサンプルの半分 が送信機手段周波数の上向き掃引に対応し、各フレームのサンプルの他の半分が 送信機手段周波数の下向き掃引に対応するようになされている請求項34記載の 電子的物品保護システム。 (36)受信機からのディジタル出力信号がフレームごとに分析されて、各フレー ムに対して保護タグ確率パーセンテージを提示する請求項35記載の電子的物品 保護システム。 (37)各フレームの上向き掃引部分を分析して、予定された最小のサンプル数を 越すが予定された最大のサンプル数を越さない継続時間を有する3ローブ信号が 存在して、検出帯域に保護タグの存在の可能性を指示するか否かを決定する請求 項36記載の電子的物品保護システム。 (38)予定された最小のサンプル数を越すが予定された最大のサンプル数を越さ ない継続時間を有する3ローブ信号がフレームの上向き掃引部分に存在すれば、 フレームの下向き掃引部分を分析して、3ローブ上向き掃引信号とほぼ同じ継続 時間を有する3ローブ信号が存在して、検出帯域における保護タグの存在の可能 性を指示するか否かを決定する請求項37記載の電子的物品保護システム。 (39)予定された最小のサンプル数を越すが予定された最大のサンプル数を越さ ない継続時間を有する3ローブ信 号がフレームの上向きおよび下向き掃引部分の両方に存在すれば、3ローブ信号 の整流平均が決定され、フレームの整流された雑音レベルに比較され、検出帯域 における保護タグの検出の可能性を指示するために予定された最小スレッショル ドレベルを越さねばならないフレームに対する整流信号対雑音比を設定する請求 項38記載の電子的物品保護システム。 (40)ディジタル化受信機出力信号の各フレームが、下記の規準の少なくとも一 つを使って分析される、すなわち、 (a)フレームの上向き掃引部分における3ローブ信号の継続時間を予定された 最小および最大規準に比較する、 (b)フレームの下向き掃引部分における3ローブ信号の継続時間を予定された 最小および最大基準に比較する、 (c)フレーム内の3ローブ信号における整流信号対雑音比を決定し、整流信号 対雑音比を予定されたスレッショルドレベルに比較する、 (d)フレームにおける3ローブ信号のローブのピーク振幅比を決定し、このピ ーク振幅比を予定された規準に比較する、 (e)フレームの上向き掃引部分および下向き掃引部分内の3ローブ信号の平方 振幅レベルの和を決定して、1に比較される比を確立する、 (f)フレームの上向き掃引部分および下向き掃引部分内の3ローブ信号のサン プル数を決定し、サンプル数間の差を決定する、 の少なくとも一つの規準を使用する請求項36記載の電子的物品保護システム。 (41)規準のすべてが利用される請求項40記載の電子的物品保護システム。 (42)規準(a),(b)および(c)のすべて満足されねばならず、さもなけれ ば、システムは、分析されつつあるフレームに対して保護タグが検出帯域にない ことを決定する請求項40記載の電子的物品保護システム。 (43)実際の保護タグから得られる予期されるピーク振幅比範囲内にあるピーク 振幅比の数に依存して、第1の保護タグ確率パーセンテージファクタ(係数)が フレームに割り当てられる請求項42記載の電子的物品保護システム。 (44)平方振幅レベル比がどの位1に近似しているかに依存して、第2の保護タ グ確率パーセンテージファクタがフレームに割り当てられる請求項43記載の電 子的物品保護システム。 (45)フレームの上向き掃引部分内の3ローブ信号のサンプル数とフレームの下 向き掃引部分内の3ローブ信号のサンプルの数の差の大きさに依存して、第3の 保護タグ確率パーセンテージファクタがフレームに割り当てられる請求項44記 載の電子的物品保護システム。 (46)保護タグ確率パーセンテージファクタの各々が、予定されたスレッショル ドに比較される全フレーム確率パーセンテージを提供するために加算され、もし もスレッショルド以下であれば、システムは、分析されつつあるフレームに対し て保護タグが検出帯域内に存在しないことを決定する請求項45記載の電子的物 品保護システム。 (47)受信機手段内にあって、保護タグ信号の周波数より上の検出受信機信号を 濾波して、フィルタ帯域の外側の信号を除去するバンドパスフィルタ、およびバ ンドパスフィルタを通過する信号を受信し、かつ予定された時間期間にわたり受 信信号の平均振幅レベルを決定してシステムに対する高周波数スレッショルドを 確定するレベル検出器と、 各フレーム中のバンドパスフィルタからの信号を高周波数スレッショルドと比 較するための比較手段と、 フレームの分析結果に基づいて保護タグ確率パーセンテージファクタをフレー ムに割り当てるための手段と、 もしもフレームに対する高周波数信号が高周波数スレッショルドを越えれば割 り当てられた確率パーセンテージファクタを低減するための手段 を備える請求項40記載の電子的物品保護システム。 (48)受信機手段内にあって、保護タグ信号の周波数より上の検出受信機信号を 濾波して、フィルタ帯域の外側の 信号を除去するバンドパスフィルタ、およびフィルタを通過する信号を受信し、 かつ予定された期間にわたり受信信号の平均振幅レベルを決定して、高周波数ス レッショルドレベルを確定するレベル検出器を備え、各フレームに対するバンド パスフィルタからの信号が、高周波数スレッショルドに比較され、もしも高周波 数スレッショルドを越えると、フレームに対する全フレーム確率パーセンテージ が低減される請求項46記載の電子的物品保護システム。 (49)3ローブ信号の第1および第2ローブ間のゼロ交差点のサンプル数が決定 される請求項40記載の電子的物品保護システム。 (50)3ローブ信号の第1および第2ローブ間のゼロ交差点のサンプル数が決定 される請求項48記載の電子的物品保護システム。 (51)複数のフレームに対する全フレーム確率パーセンテージが平均化され、ス レッショルド数に比較されるマルチフレーム可動確率パーセンテージ平均を出し 、もしも可動確率パーセンテージ平均がスレッショルド数以下であれば、システ ムが、分析されつつあるフレームに対して保護タグが存在しないと判断する請求 項46記載の電子的物品保護システム。 (52)複数のフレームに対する全フレーム確率パーセンテージが平均化され、ス レッショルド数に比較されるマルチフレーム可動確率パーセンテージ平均を出し 、もしも 可動確率パーセンテージ平均がスレッショルド数以下であれば、システムが、分 析されつつあるフレームに対して保護タグが存在しないと判断する請求項48記 載の電子的物品保護システム。 (53)複数のフレームに対する全フレーム確率パーセンテージが平均化され、ス レッショルド数に比較されるマルチフレーム可動確率パーセンテージ平均を出し 、もしも可動確率パーセンテージ平均がスレッショルド数以下であれば、システ ムが、分析されつつあるフレームに対して保護タグが存在しないと判断する請求 項50記載の電子的物品保護システム。 (54)分析されつつあるフレームに対する3ローブ信号の第1および第2ローブ 間のゼロ交差点のサンプル数が、予定された数の前のフレームに対する対応する ゼロ交差点のサンプル数に比較され、比較されたフレームのうちの最も共通のゼ ロ交差点サンプル数および二番目に共通のゼロ交差点サンプル数が確定され、最 も共通のゼロ交差点サンプル数が第1のスレッショルド計数値に比較され、最も 共通および2番目に共通のゼロ交差点サンプルの和が第2のスレッショルド計数 値に比較され、もしも各比較の結果がそれぞれのスレッショルド計数値より小さ ければ、システムが検出帯域に保護タグが存在しないことを決定する請求項49 記載の電子的物品保護システム。 (55)検出帯域における対象物の物理的存在を確認するた めの手段を備え、検出帯域内の感知された擾乱が保護タグの存在により引き起こ されたものであることをシステムが決定し、確認手段が検出帯域内における対象 物の物理的存在を確認しない限り、データ処理および制御手段が警報を発生する ことを阻止される請求項33記載の電子的物品保護システム。 (56)保護タグの存在が決定され、検出帯域内における対象物の物理的存在が実 質的に同時に確認されない限り、システムが警報を発することを阻止される請求 項55記載の電子的物品保護システム。 (57)確認手段が、赤外線ビームを検出帯域に送信するための赤外線送信機と、 赤外線ビームを受信し、かつ検出帯域内の対象物が赤外線ビームが受信されるの を阻止する結果として赤外線ビームが受信されないとき確認信号を発生するため の赤外線受信機手段とを備える請求項55記載の電子的物品保護システム。 (58)赤外線送信機が検出帯域の第1の側に配置され、赤外線受信機が、赤外線 ビームが検出帯域中を通過するように検出帯域の第2の側に配置される請求項5 7記載の電子的物品保護システム。 (59)赤外線送信機および赤外線受信機が検出帯域の第1の側に配置され、反射 器手段が検出帯域の第2の側に配置されていて、送信機手段からの赤外線ビーム が検出帯域中を通過し、反射器手段により赤外線受信機手段に反射されるように なされている請求項57記載の電子的物 品保護システム。 (60)電磁エネルギを発生するための送信機手段と、 検出帯域内に電磁界を設定するために送信機から受け取る電磁エネルギを輻射 し、かつ検出帯域内における保護タグから生ずる擾乱を含む電磁界内における擾 乱を感知するためのアンテナ手段と、 感知された擾乱に関するアンテナ手段からの信号を処理し、出力信号を供給す るための受信機手段と、 受信機手段からの出力信号を分析し、電磁界内で感知される擾乱が検出帯域内 における保護タグの存在により引き起こされたか否かを決定するためのデータ処 理および制御手段と を備え、前記データ処理および制御手段が、保護タグの検出に拘りなく検出帯域 内の対象物の物理的存在を確認するための確認手段を備える検出帯域における保 護タグの存在を検出することを特徴とする、検出帯域内における保護タグの存在 を検出するための電子的物品保護システム。 (61)検出帯域内の感知された擾乱が、検出帯域内における保護タグにより引き 起こされたことが決定され、確認手段が実質的に同時に検出帯域内における対象 物の物理的存在を確認するた場合のみ、データ処理および制御手段が警報を発生 する請求項60記載の電子的物品保護システム。 (62)検出帯域内における保護タグにより引き起こされた ことが決定された検出帯域における擾乱の発生前の第1の予定された期間、また は発生以後の第2の予定された期間に、確認手段が検出帯域における対象物の物 理的存在を確認した場合のみ、データ処理および制御手段が警報を発生する請求 項60記載の電子的物品保護システム。 (63)第1および第2の予定された期間が1秒の1/2に等しい請求項62記載の 電子的物品保護システム。 (64)確認手段が、 赤外線ビームを検出帯域に送信するための赤外線送信機と、 赤外線ビームを受信し、かつ検出帯域における対象物が赤外線が受信されるのを 阻止する結果として赤外ビームが受信されないとき、確認信号を発生するための 赤外線受信機 を備える請求項61記載の電子的物品保護システム。 (65)赤外線送信機が検出帯域の第1の側に配置され、赤外線受信機が、赤外線 ビームが検出帯域中を通過するように検出帯域の第2の側に配置される請求項6 4記載の電子的物品保護システム。 (66)赤外線送信機が、第1の電子的物品保護システムの一部であり、赤外線受 信機が第2の電子的物品保護システムの一部であり、検出帯域が二つの電子的物 品保護システム間に配置されている請求項65記載の電子的物品保護システム。 (67)赤外ビームが、第1電子的物品保護システムからの制御信号およびデータ を第2電子的物品保護システムに通すのに採用されている請求項66記載の電子 的物品保護システム。 (68)制御信号およびデータが、赤外線ビームに沿って伝送のためコード化され ている請求項67記載の電子的物品保護システム。 (69)赤外線送信機および赤外線受信機が、両方とも検出帯域の第1の側に配置 され、反射器が、赤外線送信機からの赤外線ビームを赤外線受信機に反射するた め検出帯域の第2の側に配置され、赤外線ビームが少なくとも1度検出帯域中を 通過する請求項64記載の電子的物品保護システム。 (70)データ処理および制御手段が、確認手段からデータを受信し、予定された 期間中検出帯域に物理的に存在する対象物の数の計数値データを記憶する請求項 60記載の電子的物品保護システム。 (71)データ処理手段および制御手段が、計数値データを出力するための出力手 段を備える請求項70記載の電子的物品保護システム。 (72)出力手段が、計数値データを表示するためのディスプレイスクリーンを備 える請求項71記載の電子的物品保護システム。 (73)計数値データが、電子的物品保護システムが動作する各時間(hour)に対 して時間基準で記憶される請求項7 2記載の電子的物品保護システム。 (74)計数値データが、電子的物品保護システムが作動される各日に対して日基 準で記憶される請求項72記載の電子的物品保護システム。 (75)電磁エネルギを発生するための送信機手段と、 検出帯域内に電磁界を設定するために送信機から受け取る電磁エネルギを輻射 し、かつ検出帯域内における保護タグから生ずる擾乱を含む電磁界内における擾 乱を感知するためのアンテナ手段と、 感知された擾乱に関するアンテナ手段からの信号を処理し、出力信号を供給す るための受信機手段と、 受信機手段からの出力信号を分析し、電磁界内で感知される擾乱が検出帯域内 における保護タグの存在により引き起こされたか否かを決定するためのデータ処 理および制御手段と を備え、該データ処理および制御手段が、電磁界内における擾乱が、検出帯域内 における保護タグの存在からもたらされたことが決定されたとき警報を発生する ための警報手段を備え、警報が、可聴警報、可視警報、遠隔警報またはその任意 の組合せから成ることを特徴とする、検出帯域内における保護タグの存在を検出 するための電子的物品保護システム。 (76)可聴警報が、警報が発生されるとき予め記録された音声メッセージを供給 するための音声警報を含む請求項75記載の電子的物品保護システム。 (77)遠隔警報が、警報が発生されるとき作動されるリレーにより提供される請 求項75記載の電子的物品保護システム。 (78)可視警報が、警報が発生されるとき照明される警報指示光を含む請求項7 5記載の電子的物品保護システム。 (79)電磁エネルギを発生するための送信機手段と、 検出帯域内に電磁界を設定するために送信機から受け取る電磁エネルギを輻射 し、かつ検出帯域内における保護タグから生ずる擾乱を含む電磁界内における擾 乱を感知するためのアンテナ手段と、 感知された擾乱に関するアンテナ手段からの信号を処理し、出力信号を供給す るための受信機手段と、 受信機手段からの出力信号を分析し、電磁界内で感知される擾乱が検出帯域内 における保護タグの存在により引き起こされたか否かを決定するためのデータ処 理および制御手段と を備え、該データ処理および制御手段が、該データ処理および制御手段に直接ア クセスするための入力/出力手段を備え、データ処理および制御手段のプログラ ミング、再プログラミング、監視、試験または調節を可能にすることを特徴とす る、検出帯域内における保護タグの存在を検出するための電子的物品保護システ ム。 (80)入力/出力手段がRS 232型コネクタを備える請求項79記載の電子的物品 保護システム。 (81)入力/出力手段がRS 485型コネクタを備える請求項79記載の電子的物品 保護システム。 (82)入力/出力手段が、ディスプレイスクリーンと少なくとも一つの制御スイ ッチを備える請求項79記載の電子的物品保護システム。 (83)入力/出力手段が複数のスイッチをさらに備える請求項82記載の電子的 物品保護システム。 (84)データ処理および制御手段がメニュー作動ソフトウェアを備えており、使 用者が、ディスプレイスクリーンおよび複数の制御スイッチを使用して、電子的 物品保護システムの動作を変更、制御し得る請求項83記載の電子的物品保護シ ステム。 (85)入力/出力手段が、ディジタル−アナログコンバータと、監視または試験 装置と接続のためのアナログ試験点アダプタを備える請求項79記載の電子的物 品保護システム。 (86)データ処理および制御手段が、システムの動作特性に関するデータを受信 、記憶するためのメモリ手段を備え、入力/出力手段が、分析およびレポートの 生成のために記録されたデータにアクセスするために採用されている請求項79 記載の電子的物品保護システム。 (87)入力/出力手段が通信システムに接続可能であり、データ処理および制御 装置を遠隔位置からプログラミング、再プログラミング、監視、試験または調節 することを可能にする請求項79記載の電子的物品保護システム 。 (88)電磁エネルギを発生するための送信機手段と、 検出帯域内に電磁界を設定するために送信機から受け取る電磁エネルギを輻射 し、かつ検出帯域内における保護タグから生ずる擾乱を含む電磁界内における擾 乱を感知するためのアンテナ手段と、 感知された擾乱に関するアンテナ手段からの信号を処理し、出力信号を供給す るための受信機手段と、 受信機手段からの出力信号を分析し、電磁界内で感知される擾乱が検出帯域内 における保護タグの存在により引き起こされたか否かを決定するためのデータ処 理および制御手段と を備え、該データ処理および制御手段が、感知される擾乱が保護タグにより引き 起こされたか否かを決定するシステムの能力を向上させるため、データ処理パラ メータを自動的に調節して局部的環境ファクタおよびシステム動作ファクタを補 償する自動同調手段を備えることを特徴とする、検出帯域内における保護タグの 存在を検出するための電子的物品保護システム。 (89)自動同調手段が、検出帯域内における疑似保護タグを含む請求項88記載 の電子的物品保護システム。 (90)自動同調手段が、電子的物品保護システムがターンオンされる度ごとに賦 活される請求項88記載の電子的物品保護システム。 (91)自動同調装置が、電子的物品保護システムの動作中 周期的間隔で賦活される請求項88記載の電子的物品保護システム。 (92)自動同調装置が、システムの検査およびサービスを容易にするため保守作 業者により賦活される請求項88記載の電子的物品保護システム。 (93)電磁エネルギを発生するための送信機手段と、 検出帯域内に電磁界を設定するために送信機から受け取る電磁エネルギを輻射 し、かつ検出帯域内における保護タグから生ずる擾乱を含む電磁界内における擾 乱を感知するためのアンテナ手段と、 感知された擾乱に関するアンテナ手段からの信号を処理し、出力信号を供給す るための受信機手段と、 受信機手段からの出力信号を分析し、電磁界内で感知される擾乱が検出帯域内 における保護タグの存在により引き起こされたか否かを決定するためのデータ処 理および制御手段と を備え、該データ処理および制御手段が、検出帯域内を通る人間の移動方向を決 定するための手段を備えることを特徴とする、検出帯域内における保護タグの存 在を検出するための電子的物品保護システム。 (94)移動方向決定手段が、 第1および第2の離間された赤外線ビームを検出帯域に送信するための赤外線 送信機と 第1および第2赤外線ビームを受信するための赤外線受信機 を備え、システムが、検出帯域中を通過する人間により赤外線ビームが中断され る順序により人間の移動方向を決定する請求項93記載の電子的物品保護システ ム。 (95)赤外線送信機が、検出帯域の第1および第2の側に配置され、赤外線受信 機が、検出帯域の前記第1および第2側に配置されていて、第1赤外線ビームが 第1の方向において検出帯域を通過し、第2赤外線ビームが第2の方向において 検出帯域を通過するようになされている請求項94記載の電子的物品保護システ ム。 (96)第1および第2赤外線ビームが互に平行であり、第1方向が第2方向とほ ぼ反対である請求項95記載の電子的物品保護システム。 (97)赤外線ビームがコード化されており、第1赤外線ビームが、第2赤外線ビ ームがコード化される態様から区別され得る態様でコード化されていて、受信機 が、どちらの赤外線ビームが受信されつつあるかを決定し得るようになされてい る請求項96記載の電子的物品保護システム。 (98)赤外線ビームが約5インチ(12.70)離間されている請求項97記載の電 子的物品保護システム。 (99)第1赤外線ビームが、第2赤外線ビームがコード化される態様から直行関 係で一意的な態様でコード化されている請求項97記載の電子的物品保護システ ム (100)電磁エネルギを発生するための送信機手段と、 検出帯域内に電磁界を設定するために送信機から受け 取る電磁エネルギを輻射し、かつ検出帯域内における保護タグから生ずる擾乱を 含む電磁界内における擾乱を感知するためのアンテナ手段と、 感知された擾乱に関するアンテナ手段からの信号を処理し、出力信号を供給す るための受信機手段と、 受信機手段からの出力信号を分析し、電磁界内で感知される擾乱が検出帯域内 における保護タグの存在により引き起こされたか否かを決定するためのデータ処 理および制御手段と を備え、該データ処理および制御手段が、マルチプルシステムネットワークを設 定するため他の電子的物品保護システムと通信するための手段を備えており、感 知された擾乱が保護タグにより発生されたか否かを決定するネットワーク内の第 1電子的物品保護システムが、ネットワーク内の他の電子的物品保護システムに 対する賦活解除信号を発生することを特徴とする、検出帯域内における保護タグ の存在を検出するための電子的物品保護システム。 (101)感知された擾乱が保護タグにより引き起こされたか否かを決定するネッ トワーク内の第2電子的物品保護システムが、ネットワーク内の他の電子的物品 保護システムに賦活解除信号を発生し、賦活解除信号が発生される順序で擾乱を 引き起こす保護タグの位置を確定する請求項100記載の電子的物品保護システ ム。 (102)領域の第1の側に配置され、領域中を第1の方向 で第1の電子ビームを送信するための第1の赤外線送信機手段と、 領域の第2の側に配置され、領域中を前記第1方向と反対の第2の方向で、前 記第1赤外線ビームとほぼ平行で予定された間隔離間されかつ第2の赤外線ビー ムを送信するための第2の赤外線送信機手段と を備え、第1および第2赤外線ビームは互いに区別できるように別個にコード化 されており、そしてさらに 領域の第2側に配置されかつ第1赤外線送信機手段とほぼ整列されていて、第 1赤外線ビームを受信し、第1の出力信号を発生するための第1の赤外線受信機 手段と、 領域の第1側に配置されかつ第2赤外線送信機手段とほぼ整列されていて、第2 赤外線ビームを受信し、第2の出力信号を発生するための第2の赤外線受信機手 段と、を備え、第1および第2手段が、どちらの赤外線ビームが受信されつつあ るかを決定するための手段を備えることを特徴とする双方向赤外線通信システム 。 (103)第1および第2赤外線ビームが、相互に識別できるように個々にコード 化され、第1および第2受信機手段がどちらの赤外線ビームが受信されつつある かを決定するための決定手段を備える請求項102記載の双方向赤外線通信シス テム。 (104)第1赤外線ビームに対して使用されるコードが、第2赤外線ビームに対 して使用されるコードから直交関 係において一意的である請求項103記載の双方向赤外線通信システム。 (105)赤外線ビームが領域をデータを横切って通過させるようにコード化され ている請求項104記載の双方向赤外線通信システム。 (106)赤外線ビームが約5インチ(12.70cm)の距離離間されている請求項10 5記載の双方向赤外線通信システム。
JP6515982A 1993-01-04 1993-11-22 電子的物品保護システム Pending JPH08507624A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US000,481 1993-01-04
US08/000,481 US5353011A (en) 1993-01-04 1993-01-04 Electronic article security system with digital signal processing and increased detection range
PCT/US1993/011349 WO1994016421A1 (en) 1993-01-04 1993-11-22 Electronic article security system

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08507624A true JPH08507624A (ja) 1996-08-13

Family

ID=21691705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6515982A Pending JPH08507624A (ja) 1993-01-04 1993-11-22 電子的物品保護システム

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5353011A (ja)
EP (1) EP0677197A4 (ja)
JP (1) JPH08507624A (ja)
AU (1) AU674908B2 (ja)
CA (1) CA2153040A1 (ja)
IE (1) IE931016A1 (ja)
NZ (1) NZ250312A (ja)
WO (1) WO1994016421A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11161885A (ja) * 1997-11-25 1999-06-18 Matsushita Electric Works Ltd 出入監視システム
KR100634296B1 (ko) * 1998-11-24 2006-10-16 가부시키가이샤 코진 자명식 물품감시장치
JP2010527485A (ja) * 2007-05-17 2010-08-12 センサーマティック・エレクトロニクス・コーポレーション 電子物品監視システムの電力管理のための方法およびシステム
JP2012530325A (ja) * 2009-06-15 2012-11-29 サーイグ,アデル,オーデ 商品監視システム

Families Citing this family (125)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5491468A (en) * 1993-06-24 1996-02-13 Westinghouse Electric Corporation Identification system and method with passive tag
US6998541B2 (en) 1994-08-05 2006-02-14 Clearcount Medical Solutions, Inc. Automatic surgical sponge counter and blood loss determination system
US5650596A (en) * 1994-08-05 1997-07-22 Surgical Resources, L.L.C. Automatic surgical sponge counter and blood loss determination system
US5923001A (en) * 1994-08-05 1999-07-13 Surgical Resources, L.L.C. Automatic surgical sponge counter and blood loss determination system
US5512878A (en) * 1994-10-06 1996-04-30 Sensormatic Electronics Corporation Pulsed electronic article surveillance systems
SE9403495D0 (sv) * 1994-10-13 1994-10-13 Leif Aasbrink Anordning vid elektroniska larmsystem
DE69610491T2 (de) * 1995-04-07 2001-02-08 Minnesota Mining And Mfg. Co., Saint Paul Elektronisches warenüberwachungssystem mit adaptiver filterung und digitaler detektierung
JPH0944621A (ja) * 1995-07-25 1997-02-14 Yokohama Rubber Co Ltd:The 情報記憶素子及びスキャナ並びに情報記憶再生装置
EP0700026A1 (de) * 1995-07-25 1996-03-06 Actron Produktion AG Verfahren und Vorrichtung zur Ferndetektion von elektrischen Resonanzgebilden
US7002475B2 (en) * 1997-12-31 2006-02-21 Intermec Ip Corp. Combination radio frequency identification transponder (RFID tag) and magnetic electronic article surveillance (EAS) tag
JP3803982B2 (ja) * 1995-08-23 2006-08-02 マスプロ電工株式会社 盗難防止システム
JPH0962952A (ja) * 1995-08-29 1997-03-07 Maspro Denkoh Corp 盗難防止システム
JPH0962953A (ja) * 1995-08-29 1997-03-07 Maspro Denkoh Corp 盗難防止システム
US5600304A (en) * 1995-11-02 1997-02-04 Sensormatic Electronics Corporation EAS system with common control station for different personality local stations
US5737241A (en) * 1995-11-02 1998-04-07 Sensormatic Electronics Corporation User management interface for EAS system
FR2741980B1 (fr) * 1995-12-01 1998-01-23 Pierre Raimbault Procede de mise en phase d'etiquettes electroniques station d'interrogation et etiquette electronique pour sa mise en oeuvre
US5970227A (en) * 1996-04-30 1999-10-19 International Business Machines Corp. Wireless proximity detector security feature
US6286102B1 (en) * 1996-04-30 2001-09-04 International Business Machines Corporation Selective wireless disablement for computers passing through a security checkpoint
US5793630A (en) * 1996-06-14 1998-08-11 Xerox Corporation High precision spatially defined data transfer system
US6104311A (en) * 1996-08-26 2000-08-15 Addison Technologies Information storage and identification tag
US5745036A (en) * 1996-09-12 1998-04-28 Checkpoint Systems, Inc. Electronic article security system for store which uses intelligent security tags and transaction data
DE19647905A1 (de) * 1996-11-20 1998-05-28 Meto International Gmbh Vorrichtung zur Überwachung eines elektronischen Sicherungselementes in einer Abfragezone
JP3294131B2 (ja) * 1996-11-22 2002-06-24 アルプス電気株式会社 盗難監視装置
US5970199A (en) * 1996-12-11 1999-10-19 Act Communications, Inc. Frame for supporting fiber optic cable splices
US6176422B1 (en) 1996-12-16 2001-01-23 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Information storage device, scanner and information storage and reproducing apparatus
US6111507A (en) * 1997-02-03 2000-08-29 Sensormatic Electronics Corporation Energizing circuit for EAS marker deactivation device
US6297727B1 (en) * 1997-05-05 2001-10-02 George N. Nelson, Jr. Transponder identification and record assembly
US5963134A (en) 1997-07-24 1999-10-05 Checkpoint Systems, Inc. Inventory system using articles with RFID tags
US6025780A (en) * 1997-07-25 2000-02-15 Checkpoint Systems, Inc. RFID tags which are virtually activated and/or deactivated and apparatus and methods of using same in an electronic security system
US6084513A (en) * 1997-09-26 2000-07-04 Innovative Control Systems Method and apparatus for tracking a patient
US5990791A (en) * 1997-10-22 1999-11-23 William B. Spargur Anti-theft detection system
US6188310B1 (en) 1997-11-28 2001-02-13 Sensormatic Electronics Corporation Natural frequency measurement of magnetic markers
US5995002A (en) * 1997-11-28 1999-11-30 Sensormatic Electronics Corporation Line synchronized delays for multiple pulsed EAS systems
US5969659A (en) * 1997-11-28 1999-10-19 Sensormatic Electronics Corporation Analog to digital converters with extended dynamic range
US6118378A (en) * 1997-11-28 2000-09-12 Sensormatic Electronics Corporation Pulsed magnetic EAS system incorporating single antenna with independent phasing
US5909178A (en) * 1997-11-28 1999-06-01 Sensormatic Electronics Corporation Signal detection in high noise environments
US5963173A (en) * 1997-12-05 1999-10-05 Sensormatic Electronics Corporation Antenna and transmitter arrangement for EAS system
US5927988A (en) * 1997-12-17 1999-07-27 Jenkins; William M. Method and apparatus for training of sensory and perceptual systems in LLI subjects
US6362738B1 (en) * 1998-04-16 2002-03-26 Motorola, Inc. Reader for use in a radio frequency identification system and method thereof
US6154137A (en) 1998-06-08 2000-11-28 3M Innovative Properties Company Identification tag with enhanced security
ES2364696T3 (es) * 1998-06-17 2011-09-12 EISAI R&D MANAGEMENT CO., LTD. Análogos macrocíclicos y procedimientos para su uso y preparación.
FR2781587B1 (fr) * 1998-07-21 2000-09-08 Dassault Electronique Lecteur perfectionne pour badges sans contact
US5955950A (en) * 1998-07-24 1999-09-21 Checkpoint Systems, Inc. Low noise signal generator for use with an RFID system
ATE323910T1 (de) * 1998-07-24 2006-05-15 Checkpoint Systems Inc Rauscharmer signalgenerator zur verwendung in einem rfid system
US5959531A (en) * 1998-07-24 1999-09-28 Checkpoint Systems, Inc. Optical interface between receiver and tag response signal analyzer in RFID system for detecting low power resonant tags
BR9912929A (pt) 1998-08-14 2001-05-08 3M Innovative Properties Co Sistema de antena, combinação, e, processo para interrogar determinados artigos
US6424262B2 (en) 1998-08-14 2002-07-23 3M Innovative Properties Company Applications for radio frequency identification systems
EP1862981B1 (en) 1998-08-14 2014-12-31 3M Innovative Properties Company Applications for radio frequency identification systems
EP1145189B1 (en) 1998-08-14 2008-05-07 3M Innovative Properties Company Radio frequency identification systems applications
US6304181B1 (en) * 1998-10-20 2001-10-16 Sanyo Electronics Co., Ltd Antitheft system and monitoring system
US6317027B1 (en) * 1999-01-12 2001-11-13 Randy Watkins Auto-tunning scanning proximity reader
US6232878B1 (en) 1999-05-20 2001-05-15 Checkpoint Systems, Inc. Resonant circuit detection, measurement and deactivation system employing a numerically controlled oscillator
US6356230B1 (en) * 1999-08-20 2002-03-12 Micron Technology, Inc. Interrogators, wireless communication systems, methods of operating an interrogator, methods of monitoring movement of a radio frequency identification device, methods of monitoring movement of a remote communication device and movement monitoring methods
US6208260B1 (en) * 1999-11-02 2001-03-27 Jill West Personal warning method and apparatus for traveling loads
US6275156B1 (en) * 2000-02-07 2001-08-14 Westvaco Corporation EAS ready paperboard
US6281795B1 (en) * 2000-02-08 2001-08-28 Moore North America, Inc. RFID or EAS label mount with double sided tape
BR0207122A (pt) * 2001-02-08 2004-02-10 Sensormatic Electronics Corp Sincronização sem fio automática de sistemas de vigilância de artigos eletrônicos
GB2377341A (en) * 2001-06-01 2003-01-08 George L Powell Signal sampling to reduce noise effects in an identification system
US7588185B2 (en) 2001-06-07 2009-09-15 3M Innovative Properties Company RFID data collection and use
US7245315B2 (en) * 2002-05-20 2007-07-17 Simmonds Precision Products, Inc. Distinguishing between fire and non-fire conditions using cameras
US7280696B2 (en) * 2002-05-20 2007-10-09 Simmonds Precision Products, Inc. Video detection/verification system
WO2003105480A1 (en) * 2002-05-20 2003-12-18 Simmonds Precision Products, Inc. Video detection verification system
US7256818B2 (en) * 2002-05-20 2007-08-14 Simmonds Precision Products, Inc. Detecting fire using cameras
US6864792B2 (en) * 2002-09-06 2005-03-08 Sensormatic Electronics Corporation Portable electronic security key for electronic article surveillance device
US6992586B2 (en) * 2002-10-01 2006-01-31 Novelis, Inc. Methods of conducting promotional contests and beverage containers for use therein
US7151435B2 (en) * 2002-11-26 2006-12-19 Ge Medical Systems Information Technologies, Inc. Method and apparatus for identifying a patient
US6982639B2 (en) * 2002-11-26 2006-01-03 Ge Medical Systems Information Technologies, Inc. Wireless subject locator
US8542717B2 (en) 2003-03-03 2013-09-24 Veroscan, Inc. Interrogator and interrogation system employing the same
US7019650B2 (en) 2003-03-03 2006-03-28 Caducys, L.L.C. Interrogator and interrogation system employing the same
US8948279B2 (en) 2004-03-03 2015-02-03 Veroscan, Inc. Interrogator and interrogation system employing the same
US7764178B2 (en) 2003-03-03 2010-07-27 Veroscan, Inc. Interrogator and interrogation system employing the same
US7541933B2 (en) * 2003-03-03 2009-06-02 Veroscan, Inc. Interrogator and interrogation system employing the same
US8063760B2 (en) 2003-03-03 2011-11-22 Veroscan, Inc. Interrogator and interrogation system employing the same
US8174366B2 (en) 2003-03-03 2012-05-08 Veroscan, Inc. Interrogator and interrogation system employing the same
US7671744B2 (en) * 2003-03-03 2010-03-02 Veroscan, Inc. Interrogator and interrogation system employing the same
US7893840B2 (en) 2003-03-03 2011-02-22 Veroscan, Inc. Interrogator and interrogation system employing the same
SG122786A1 (en) * 2003-05-27 2006-06-29 Kenetics Innovations Pte Ltd Method and apparatus for an enhanced RFID tag interrogator
DE60331697D1 (de) * 2003-07-07 2010-04-22 Mitsubishi Electric Corp Verzögerungszeitdiskriminator
US6946962B2 (en) * 2003-10-29 2005-09-20 Sensormatic Electronics Corporation Electronic article surveillance marker deactivator using inductive discharge
US7026934B2 (en) * 2003-10-31 2006-04-11 Sensormatic Electronics Corporation Method and apparatus to prevent unauthorized removal of a pedestal from a base
US7119692B2 (en) * 2003-11-10 2006-10-10 3M Innovative Properties Company System for detecting radio-frequency identification tags
US7372364B2 (en) 2003-11-10 2008-05-13 3M Innovative Properties Company Algorithm for RFID security
US7501948B2 (en) 2004-09-29 2009-03-10 Lone Star Ip Holdings, Lp Interrogation system employing prior knowledge about an object to discern an identity thereof
US20070164845A1 (en) * 2004-12-21 2007-07-19 Checkpoint Systems, Inc. System and method for monitoring security systems
FR2880746A1 (fr) * 2005-01-13 2006-07-14 Spirtech Sarl Lecteur pour la communication sans contact par induction avec un un objet portatif
US7420468B2 (en) * 2005-02-10 2008-09-02 Fabian Carl E Surgical implement detector
US20060182209A1 (en) * 2005-02-17 2006-08-17 Lockheed Martin Corporation Multi-sampling monobit receiver
US8786439B2 (en) * 2005-09-02 2014-07-22 Wg Security Products Active antenna
US8181860B2 (en) 2006-09-13 2012-05-22 Clearcount Medical Solutions, Inc. Apparatus and methods for monitoring objects in a surgical field
EP2119025A1 (en) 2007-02-28 2009-11-18 Rf Surgical Systems, Inc. Method, apparatus and article for detection of transponder tagged objects, for example during surgery
US7696877B2 (en) 2007-05-01 2010-04-13 Rf Surgical Systems, Inc. Method, apparatus and article for detection of transponder tagged objects, for example during surgery
US20080278320A1 (en) * 2007-05-07 2008-11-13 Sensormatic Electronics Corporation Method and system for reduction of electronic article surveillance system false alarms
US7782207B2 (en) * 2007-06-12 2010-08-24 Checkpoint Systems, Inc. Comprehensive theft security system
US7755491B2 (en) 2007-08-13 2010-07-13 Veroscan, Inc. Interrogator and interrogation system employing the same
JP2009140254A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Toshiba Tec Corp 無線通信装置
RU2453926C2 (ru) * 2008-05-22 2012-06-20 Закрытое акционерное общество "Научно-производственное предприятие УРАЛЧЕРМЕТАВТОМАТИКА" Способ защиты от краж и устройство для его осуществления
WO2009151946A2 (en) 2008-05-27 2009-12-17 Rf Surgical Systems, Inc. Multi-modal transponder and method and apparatus to detect same
WO2009154987A2 (en) * 2008-05-28 2009-12-23 Rf Surgical Systems, Inc. Method, apparatus and article for detection of transponder tagged objects, for example during surgery
US20090315715A1 (en) * 2008-06-17 2009-12-24 Larsen Jan Pt Interactive desk unit
US8264342B2 (en) 2008-10-28 2012-09-11 RF Surgical Systems, Inc Method and apparatus to detect transponder tagged objects, for example during medical procedures
US8726911B2 (en) 2008-10-28 2014-05-20 Rf Surgical Systems, Inc. Wirelessly detectable objects for use in medical procedures and methods of making same
US9226686B2 (en) 2009-11-23 2016-01-05 Rf Surgical Systems, Inc. Method and apparatus to account for transponder tagged objects used during medical procedures
US9035774B2 (en) 2011-04-11 2015-05-19 Lone Star Ip Holdings, Lp Interrogator and system employing the same
US20130307763A1 (en) * 2012-05-21 2013-11-21 Amplifier Research Corporation Field analyzer
DE102013214283A1 (de) 2013-07-22 2015-01-22 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Vorrichtung und Verfahren zur Überwachung eines Zugriffs auf einen Lagerbereich einer Mehrzahl von Lagerbereichen für Waren
CN106102955B (zh) 2014-02-10 2018-04-03 丹尼尔和科菲森梅克尼齐有限公司 锻造机
US10339269B2 (en) 2014-03-31 2019-07-02 Covidien Lp Hand-held spherical antenna system to detect transponder tagged objects, for example during surgery
US9514341B2 (en) 2014-03-31 2016-12-06 Covidien Lp Method, apparatus and article for detection of transponder tagged objects, for example during surgery
US20150287304A1 (en) * 2014-04-07 2015-10-08 Southern Imperial, Inc. Identification Capturing Security Gate
US9412246B2 (en) * 2014-10-01 2016-08-09 Tyco Fire & Security Gmbh Systems and methods for intra-zone detection
US9595177B2 (en) 2014-12-14 2017-03-14 Wg Security Products, Inc. Noise compensating EAS antenna system
WO2016118755A1 (en) 2015-01-21 2016-07-28 Covidien Lp Sterilizable wirelessly detectable objects for use in medical procedures and methods of making same
US9690963B2 (en) 2015-03-02 2017-06-27 Covidien Lp Hand-held dual spherical antenna system
USD775331S1 (en) 2015-03-02 2016-12-27 Covidien Lp Hand-held antenna system
US10193209B2 (en) 2015-04-06 2019-01-29 Covidien Lp Mat based antenna and heater system, for use during medical procedures
US10187093B2 (en) * 2015-06-12 2019-01-22 Sony Mobile Communications Inc. Power amplification apparatus for massive MIMO base stations
US20170140621A1 (en) * 2015-11-12 2017-05-18 Checkpoint Systems, Inc. Site profiling and automated calibration
US9589438B1 (en) 2015-12-03 2017-03-07 Checkpoint Systems, Inc. Automated optimization of EAS device detection
US20170178478A1 (en) * 2015-12-18 2017-06-22 Checkpoint Systems, Inc. Reduction of false alarms in eas systems
PT3553477T (pt) * 2018-04-13 2021-01-20 Ontech Security S L Aparelho de medição de perturbações num campo magnético controlado
WO2020180844A1 (en) 2019-03-05 2020-09-10 The Procter & Gamble Company Wireless measurement of human product interaction
US11620464B2 (en) 2020-03-31 2023-04-04 Covidien Lp In-vivo introducible antenna for detection of RF tags
CN112633022B (zh) * 2020-12-04 2023-06-27 北京信息科技大学 一种射频标签安检机
USD1051399S1 (en) 2021-02-26 2024-11-12 Stryker Corporation Reader cradle for a surgical stand
US20220319297A1 (en) * 2021-04-02 2022-10-06 United States Postal Service Detecting an Obstruction to a Feature of a Building and Warning of the Obstruction

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4023167A (en) * 1975-06-16 1977-05-10 Wahlstrom Sven E Radio frequency detection system and method for passive resonance circuits
US4382291A (en) * 1980-10-17 1983-05-03 Secom Co., Ltd. Surveillance system in which a reflected signal pattern is compared to a reference pattern
US4512000A (en) * 1980-12-23 1985-04-16 Tokyo Shibaura Denki Kabushiki Kaisha Object detector which compares returned signals from successive transmissions
NL8202951A (nl) * 1982-07-21 1984-02-16 Nedap Nv Absorptiedetectiestelsel.
US4668942A (en) * 1984-11-19 1987-05-26 Progressive Dynamics, Inc. Signal analysis apparatus including recursive filter for electromagnetic surveillance system
US4859991A (en) * 1987-08-28 1989-08-22 Sensormatic Electronics Corporation Electronic article surveillance system employing time domain and/or frequency domain analysis and computerized operation
US5103234A (en) * 1987-08-28 1992-04-07 Sensormatic Electronics Corporation Electronic article surveillance system
US4812822A (en) * 1987-08-31 1989-03-14 Monarch Marking Systems, Inc. Electronic article surveillance system utilizing synchronous integration
NL8900658A (nl) * 1989-03-17 1990-10-16 Nedap Nv Hoogfrequent winkeldiefstaldetectiesysteem volgens het transmissieprincipe.
US5023598A (en) * 1990-01-02 1991-06-11 Pitney Bowes Inc. Digital signal processor for electronic article gates
US5243183A (en) * 1992-09-15 1993-09-07 Triad Controls, Inc. Obstruction position detecting system with comparison and memory means

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11161885A (ja) * 1997-11-25 1999-06-18 Matsushita Electric Works Ltd 出入監視システム
KR100634296B1 (ko) * 1998-11-24 2006-10-16 가부시키가이샤 코진 자명식 물품감시장치
JP2010527485A (ja) * 2007-05-17 2010-08-12 センサーマティック・エレクトロニクス・コーポレーション 電子物品監視システムの電力管理のための方法およびシステム
JP2012530325A (ja) * 2009-06-15 2012-11-29 サーイグ,アデル,オーデ 商品監視システム

Also Published As

Publication number Publication date
NZ250312A (en) 1996-11-26
AU674908B2 (en) 1997-01-16
US5353011A (en) 1994-10-04
WO1994016421A1 (en) 1994-07-21
IE931016A1 (en) 1994-07-13
CA2153040A1 (en) 1994-07-21
EP0677197A4 (en) 1996-04-17
AU5616494A (en) 1994-08-15
EP0677197A1 (en) 1995-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08507624A (ja) 電子的物品保護システム
CA2770148C (en) Electronic article surveillance system with metal detection capability and interference detector resulting in adjustment
AU701366B2 (en) Pulsed electronic article surveillance device employing expert system techniques for dynamic optimization
EP2243124B1 (en) Electronic article surveillance system neural network minimizing false alarms and failures to deactivate
US6133829A (en) Walk-through metal detector system and method
CA2251326C (en) Electronic article surveillance system
EP0410245B1 (en) Multi-Mode Electronic article Surveillance System
CN102763143B (zh) 用于使用相干传输信号进行接收器清空的方法和系统
JPH0158555B2 (ja)
AU2001259460B2 (en) EAS system with wide exit coverage and reduced over-range
JPH0620165A (ja) 万引き防止ラベル検知装置
US7034687B2 (en) Error-avoiding anti-theft surveillance system
EP1125264A2 (en) Security systems for inhibiting theft of goods from retail stores
DK167417B1 (da) Varesikringssystem
US9595177B2 (en) Noise compensating EAS antenna system
EP1687785A1 (en) Article surveillance system