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JPH0850622A - 保守情報管理装置 - Google Patents

保守情報管理装置

Info

Publication number
JPH0850622A
JPH0850622A JP18456194A JP18456194A JPH0850622A JP H0850622 A JPH0850622 A JP H0850622A JP 18456194 A JP18456194 A JP 18456194A JP 18456194 A JP18456194 A JP 18456194A JP H0850622 A JPH0850622 A JP H0850622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
maintenance information
maintenance
main body
prom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18456194A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Kawai
合 俊 彦 河
Hiroyuki Sato
藤 弘 行 佐
Yoshiomi Mizuta
田 佳 臣 水
Akio Kawahara
原 章 男 川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP18456194A priority Critical patent/JPH0850622A/ja
Publication of JPH0850622A publication Critical patent/JPH0850622A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 メンテナンスユニットを装置本体から取り外
した状態においても、ユニットの保守情報が維持され、
かつ、その保守情報は書き替え可能な保守情報管理装置
を提供する。 【構成】 最小機能ユニットである各メンテナンスユニ
ットに、それぞれ書き替え可能な不揮発性メモリを備
え、装置本体にはインタフェイス手段を備えることによ
り、各ユニットに関する保守情報は装置の使用等に応じ
て随時更新され、維持される。また、ユニットを装置本
体から取り外した状態で保守作業を行う際には、保守情
報はその場で読み出し、書き替えることが可能なので、
該ユニットに関する正確な保守情報を把握し、維持管理
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保守情報管理装置に関
し、特に金融機関等で使用される貨幣処理装置のメンテ
ナンス情報の管理に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】金融機関等で使用される貨幣処理装置に
おいては、高機能化・多機能化が進んでおり、特に自動
取引装置等では多様な取引機能が実現している。通常、
貨幣処理装置は、それぞれ異なる機能を有する複数のユ
ニット、例えば、紙幣投入口であるホッパー部、紙幣を
識別する識別部、紙幣を分類するソーター部、紙幣を1
00枚ずつまとめる整理部、紙幣を帯封する帯封部等か
ら構成されている。
【0003】このような貨幣処理装置においては、高度
の信頼性が要求されるので、機構部異常検出器によって
センサ自体の異常または劣化を検出したり、バッテリの
電源電圧からバッテリの異常を検出することなどによ
り、内部の異常を検出した際には、保守作業を要求する
表示等を行う。そのような場合には、金融機関などの顧
客から障害が発生したとの連絡を受けて、保守作業者が
現地へ赴き、障害が発生したユニット、またはユニット
の部品の交換・調整を行っている。
【0004】また、異常発生を未然に防止するため、保
守作業者が定期的に装置の点検を行い、障害が予想され
るユニット、またはユニットの部品の交換・調整を行
い、さらに摩耗したり、消耗した部品は、予め交換する
ということも行っている。
【0005】そのため、装置の制御部において、故障発
生の履歴や紙幣のパス枚数、各ユニット内の部品の使用
回数・時間等の保守情報が記憶されるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、貨幣処
理装置においては、通常、各ユニットは摩耗・消耗した
部品を交換しながら継続して使用されるので、入れ替え
られたユニットは新品であるとは限らず、むしろ中古品
である場合が多く、したがって、次のような問題を生じ
る。
【0007】すなわち、入れ替えられた装置内部のユニ
ットが中古品である場合、交換を要する部品については
新品の部品に交換されているが、それ以外の部品につい
ては調整等を行ってそのまま継続して使用されている。
したがって、ユニット内部には、新品の部品と、ある程
度摩耗・消耗している部品が混在していることになる。
各ユニットの故障発生の履歴や、紙幣のパス枚数、使用
回数・時間等の保守情報は、装置本体の制御部によって
管理されているため、取り外されたユニットの替わりに
中古のユニットが取り付けられた場合、新品に交換され
た部品については以前の情報をクリアして新たに記録し
ていけば良いが、中古の部品についてはそれまでにどの
程度使用されたものかという情報がない。
【0008】したがって、装置本体の制御部に記録され
ている故障発生の履歴や、紙幣のパス枚数、各ユニット
内の部品の使用回数・時間等の保守情報をもとに判断し
て障害が予想されるユニット、またはユニットの部品の
交換・調整を行うということが出来なくなり、障害の発
生を未然に防止できなかったり、交換する必要がない部
品を交換してしまう場合があった。
【0009】さらに、市場から引き上げてきたユニット
を修理・点検する際にも、そのユニットに関する保守情
報がないために的確な対応ができない場合があった。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、貨幣処理装置を構成するユニットの修理や交換を
行う際に、各ユニット及びユニット内の部品の使用頻
度、使用回数・時間、故障発生の履歴や、紙幣のパス枚
数等を正確に把握し、保守作業者のメンテナンス情報、
あるいはユニット交換後の修理情報として使用できる情
報を記録し、維持することができる保守情報管理装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、最小機
能ユニットであるメンテナンスユニットを複数個有する
電子制御装置内に備えられた保守情報管理装置におい
て、各メンテナンスユニットには各メンテナンスユニッ
トが電子制御装置本体から取り外された状態においても
書き替え可能な不揮発性メモリをそれぞれ備え、電子制
御装置本体には不揮発性メモリに接続されることによ
り、不揮発性メモリに記録された各メンテナンスユニッ
トに関する保守情報について書き込み/読み出しをする
インタフェイス手段を備えたことを特徴とする。
【0012】また、電子制御装置本体は不揮発性メモリ
に記録された保守情報を基に各メンテナンスユニットが
耐用限度内にあるか否かを判断する管理手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0013】さらに、保守情報を表示する表示手段を電
子制御装置本体に備えたことを特徴とする。
【0014】加えて、表示手段は保守情報として少なく
とも交換を要する部品名、調整を要する部品名を含む表
示をすることを特徴とする。
【0015】
【作用】各メンテナンスユニットに書き替え可能な不揮
発性メモリをそれぞれ備えることにより、電子制御装置
本体からユニットを取り外した状態においても該ユニッ
トに関する保守情報は維持され、書き込み/読み出しが
可能であるので、保守作業の際には、電子制御装置本体
のメモリ手段を用いることなく該ユニットの不揮発性メ
モリに記録された情報を基に的確に対応することがで
き、部品を交換した場合には直ちに該部品に関する記録
を書き替えることにより、ユニット内のすべての部品に
関する正確な保守情報を管理することができる。
【0016】電子制御装置本体には不揮発性メモリに記
録されたメンテナンスユニットに関する保守情報につい
て書き込み/読み出しをするインタフェイス手段を備え
ることにより、各メンテナンスユニットを電子制御装置
本体に接続した状態においても、各ユニットの必要な保
守情報を読み出し、保守作業の際には、この情報を基に
的確に対応することができる。装置の使用回数・時間、
故障発生の履歴や、紙幣のパス枚数等に応じて各ユニッ
ト内の保守情報は随時書き替えられ、ユニットまたはユ
ニット内の部品を交換した場合には該ユニットまたは該
部品に関する記録を書き替えることにより、装置内のユ
ニットのすべての部品に関する正確な保守情報を管理す
ることができる。
【0017】また、電子制御装置本体は不揮発性メモリ
に記録された保守情報を基に各メンテナンスユニットが
耐用限度内にあるか否かを判断する管理手段を備えるこ
とにより、ユニット内の各部品について使用回数・時
間、紙幣のパス枚数等の数値の範囲を設定して特に重要
な保守情報を判断し、選定することができる。この場合
において、保守情報を表示する表示手段を電子制御装置
本体に備えることにより、保守情報の利用を容易にする
ことができる。
【0018】さらに、表示手段は保守情報として、少な
くとも交換を要する部品名、調整を要する部品名を表示
するものとすることにより、適切な交換時期・調整時期
を判断し、保守作業を的確に行うことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明にかかる一実施例につき図面を
参照しながら説明する。
【0020】図2は、本発明にかかる貨幣処理装置の外
観を示す斜視図である。この装置は、図2に示すように
横幅が狭く、金融機関等においてデスク間に設置して使
用することができる形態になっている。機体11の上面
前部には、整理すべき紙幣をばら状態で堆積して受入れ
るホッパー部13が設けられており、このホッパー部1
3から繰込み口14へ紙幣が一枚ずつ繰込まれる。
【0021】この貨幣処理装置によって紙幣を分類する
場合には、機体11の上面に前後方向に配列された3箇
所の排出部12へ金種別に分類して排出される。紙幣が
損傷等により識別できない場合は、リジェクト紙幣とし
て排出部15から排出される。この際、紙幣の総パス枚
数、金種別のパス枚数、リジェクト紙幣のパス枚数、紙
幣の損傷の状態等が保守情報として記録される。機体1
1の上面には表示部16が設けられており、操作キー1
6aで所定の操作を行うことにより保守情報等を表示さ
せることができる。
【0022】図1は、図2の貨幣処理装置の内部に設け
られているユニットを示す略断面図である。装置内部に
は最小機能ユニットとして、紙幣投入口であるホッパー
部(HP部)1、紙幣を識別する識別部(BV部)2、
紙幣を分類するソーター部(STR部)3、紙幣を10
0枚ずつまとめる整理部(AR部)4、装置本体の筐体
に配設され、本体に関する機能の保守情報を管理する本
体筐体部(MN部)5、紙幣を帯封する帯封部(BD
部)6が備えられ、それぞれにE2 PROM1a、2
a、3a、4a、5a、6aが乗った基板が配設されて
いる。各E2 PROMはそれぞれが配設されているユニ
ットの保守情報管理を行う。そしてこれら各E2 PRO
Mのインタフェイス手段として本体筐体部5にメイン基
板7が設けられ、各E2 PROMとケーブルにより互い
に接続される。このメイン基板7により各E2 PROM
をコントロールし互いに接続することにより、各E2
ROMの設定、保守情報の書き込み/読み出し等を行う
ことができる。
【0023】この他、E2 PROMは備えていないが、
100枚ずつまとめた紙幣を移動させるアーム部(AM
部)8、帯封紙の繰出しを行うテープセット部(TS
部)9が備えられている。
【0024】図3は、メイン基板7と各ユニット及び各
2 PROM等の接続関係を表すブロック図である。メ
イン基板7が直接E2 PROMを制御しているのは、ホ
ッパー部(HP部)1、ソーター部(STR部)3、整
理部(AR部)4、本体筐体部(MN部)5の各部であ
る。識別部(BV部)2、帯封部(BD部)6の保守情
報はそれぞれ識別部メイン処理基板(BV CPU)2
b、帯封部駆動基板(BD DRIVE)6b外に設け
られたE2 PROM 6aに書き込まれており、それら
のデータをメイン基板7との間で送受信することにより
管理されている。
【0025】また、ホッパー部駆動基板(HP DRI
VE)1bはホッパー部E2 PROM1aによって、ソ
ーター部駆動基板(STR DRIVE)3bはソータ
ー部E2 PROM3aによって、整理部駆動基板(AR
DRIVE)4b及び整理部センサ基板(AR SE
NSOR)4cは整理部E2 PROM4aによって、そ
れぞれ保守情報管理されている。
【0026】図4は、メイン基板7及び各E2 PROM
等のハードウェア構成図である。ホッパー部(HP部)
用E2 PROM1a、ソーター部(STR部)用E2
ROM3a、整理部(AR部)用E2 PROM4a、本
体筐体部(MN部)用E2 PROM5aのそれぞれの書
き込みデータ及び同期クロックは、メイン基板7のI/
Oポート7aを介して共通ラインであるマルチケーブル
10によってメイン基板7との間で送受信され、データ
ラッチと読み出しデータに関してはそれぞれメイン基板
7との間にI/Oポート7aを介して専用ラインが設け
られ、送受信されている。
【0027】また、識別部メイン処理基板(BV CP
U)2b、帯封部駆動基板(BDDRIVE)6bはそ
れぞれ専用プロトコルによる通信でメイン基板7と接続
されており、識別部アナログ基板(BV AMP)2c
上に設けられた識別部メイン処理基板(BV CPU)
2b、帯封部駆動基板(BD DRIVE)6b外に設
けられたE2 PROM6aにおいて書き込み/読み出し
を行っている。さらに、識別部メイン処理基板(BV
CPU)2bはI/Oポート2dを介して、図3におけ
る識別部アナログ基板(BV AMP)2cの基板上に
設けられたE2 PROM2aに接続されており、帯封部
駆動基板(BD DRIVE)6bはI/Oポート6d
を介して帯封部(BD部)用E2 PROM6aに接続さ
れている。これにより、それぞれの制御及び保守情報管
理が行われている。
【0028】各ユニットに設けられたE2 PROMに
は、それぞれ各ユニットについての保守情報が記録され
ている。ユニットの製造番号、出荷番号、最新点検日、
取付日、エラー別件数、エラー時系列データ、紙幣のパ
ス枚数等は各ユニットがそれぞれ記録している保守情報
である。本体筐体部(MN部)5に設けられたE2 PR
OM5aには、各ユニットの号機番号のほか、装置本体
に属する機能に関する保守情報を記録し、管理してい
る。この他に、各ユニットのE2 PROMには、各ユニ
ットに固有の機能、部品に対応して、各ユニット及びユ
ニット内の各部品の使用頻度、使用回数・時間、故障発
生の履歴等の保守情報が記録されている。
【0029】図1におけるこの貨幣処理装置の表示部1
6は、メイン基板に接続されており、各ユニットのE2
PROMに記録されている保守情報をメイン基板に読み
出すことにより、その内容を表示部6に表示させること
ができる。また、表示部のキー16aを操作することに
より各E2 PROMの設定、保守情報の書き込みも行う
ことができる。
【0030】図5は、各E2 PROM基板内の構成図で
あり、図6は書き込みシーケンス、図7は読み出しシー
ケンスである。E2 PROMにはI/Oポートを介して
書き込み/読み出しを行っており、E2 PROMとI/
Oポートとの間は、書き込みデータライン、読み出しデ
ータライン、同期クロックライン、データラッチライン
の4本の線で接続されており、これらの線の制御はすべ
てソフトウェアで行う。ただし、図4のメイン基板及び
各E2 PROM等のハードウェア構成図で示したよう
に、書き込みデータ及び周期クロックは、I/Oポート
を介して共通ラインであるマルチケーブルによってメイ
ン基板との間で送受信され、データラッチと読み出しデ
ータに関してはそれぞれメイン基板との間にI/Oポー
トを介して専用ラインが設けられ、送受信されている。
【0031】E2 PROMの入出力形式は、図6の書き
込み動作を示すタイミングチャート及び図7の読み出し
動作を示すタイミングチャートでそれぞれ表され、クロ
ックの立ち上りエッジでデータを読み込み、クロックの
立ち下がりに同期してデータを出力する。データは8ビ
ット単位で区切られ、最初の8ビットはモード、次の8
ビットはアドレス、それ以降の16ビットは入出力デー
タを指定する。
【0032】図8は、各メンテナンスユニット内に設け
られたE2 PROMのメモリ内の割り付けを示す説明図
である。ここではホッパー部(HP部)に備えられたE
2 PROMの場合について示している。
【0033】以下、本実施例の場合のメモリ内の各領域
について説明する。領域21は、データを書き込んだ年
月日を記録することにより、保守作業を行った年月日を
管理する。領域22は、ユニットを交換した場合に、装
置本体にユニットを取り付けた年月日を記録する。領域
23は、ユニット固有の号機番号が記録されている。領
域24は、ユニットが取り付けられた装置本体の号機番
号を記録する。
【0034】領域26は、ホッパー部(HP部)におけ
るエラーを時系列順に記録し、領域27は、ホッパー部
(HP部)におけるエラー別のカウントデータを記録す
る。このデータを基に、機構内の要点検箇所を特定す
る。
【0035】領域28は、ユニット出荷時におけるセン
サ電圧を記録する。領域29は、ユニット出荷時におけ
るセンサの調整値を記録する。
【0036】領域33は、ホッパー部(HP部)の特定
箇所を通過した紙幣のパス枚数を、以前の記録をクリア
せずに加算して紙幣の総パス枚数を記録することによ
り、ユニットが耐用限度内にあるか否かを判断する基準
となる重要な保守情報である。領域34、領域35は、
それぞれホッパー部(HP部)内に備えられた、紙幣を
逆転するための逆転ローラ部、紙幣を装置内に繰り込む
ためのフィードローラ部を通過した紙幣の枚数を記録す
る。この紙幣パス枚数の記録は、それぞれ逆転ローラ
部、フィードローラ部の部品を交換する時期を判断する
ために用いるものなので、部品が新品に交換される度に
クリアされる。
【0037】領域38は、このメモリ内のアドレス0番
地から510番地までの加算値を記録するサムコードで
ある。
【0038】図9は、装置本体から取り外したメンテナ
ンスユニット内の基板に設けられたE2 PROM91a
にケーブル92でパーソナルコンピュータ93を接続し
て、書き込み/読み出しを行っている様子を示した図で
ある。図9では、装置本体から取り外したホッパー部
(HP部)91にパーソナルコンピュータ93を接続し
た場合を示している。
【0039】修理・点検のために装置本体から取り外
し、市場から引き上げてきたユニットは、修理・点検終
了後に、交換、調整、修理等を行った箇所や部品に関す
るデータを更新し、または書き替えることにより、正確
な保守情報を維持し、管理することができる。
【0040】図10は、パーソナルコンピュータを識別
部(BV部)のユニットに接続した場合の画面表示例で
ある。パーソナルコンピュータの表示画面には、後述す
る本体表示部の表示と同様の内容を表示させることがで
きる。図10の画面右端に「Fキー」とあり、「キー
1,2,…,5,6」と表示されているのは、この実施
例においてパーソナルコンピュータのファンクションキ
ーに表示内容を変更したり、情報を書き換えたりする機
能が割り付けられていることを表している。
【0041】次に、本体表示部に表示させる保守情報内
容の一例について説明する。
【0042】本実施例において、保守情報の内容を表示
部に表示させる表示機能は、装置が待機状態にあるとき
に表示部のキー操作により表示メニュー画面に入り、表
示モードの選択を行う。
【0043】表示モードのメニューの中に点検ログがあ
り、次のような内容を表示部に表示させることができ
る。図11は、本体表示部における保守情報の表示例で
ある。
【0044】(1)期間 前回点検日から今回点検日までの期間を表示する。
【0045】(2)総パス数 装置の中の特定箇所を通過した紙幣の総数を表示する。
【0046】(3)期間パス数 前回点検日から今回点検日までの期間に特定箇所を通過
した紙幣の枚数を表示する。
【0047】(4)前回点検日 前回点検ログに入った年月日を表示する。
【0048】(5)今回点検日 点検ログに入った時点の年月日を自動的に読み込み表示
する。再度点検ログに入るとその日付は自動的に前回点
検日に移動し、今回点検日には最新の日付が表示され
る。
【0049】(6)今回点検内容 各ユニット及びユニット内の部品について耐用限度や適
切な交換時期、調整時期を判断するために、使用回数・
時間や紙幣のパス枚数等を装置本体のメイン基板内のメ
モリにあらかじめ設定しておき、点検ログに入った時点
で記録された保守情報と設定値を基に判断し、該当する
ユニットや部品について、それぞれ交換、調整、清掃、
点検等の項目別に表示する。この他、エラー状況とし
て、エラー内容別カウントデータを基に件数の多いエラ
ーを3件表示する。
【0050】(7)次回点検内容 各ユニット及びユニット内の部品について装置本体の過
去の使用状況を基に、今回は交換、調整等を要しない
が、次回は交換、調整等を要することが予想されるもの
を判断するための使用回数・時間や紙幣のパス枚数等を
装置本体のメイン基板のメモリにあらかじめ設定してお
き、点検ログに入った時点で記録された保守情報と設定
値を基に判断し、該当するユニットや部品について、そ
れぞれ交換、調整、清掃、点検等の項目別に表示する。
ただし、今回点検内容で表示しているものについては表
示しない。
【0051】また、表示部のキー操作によって、メイン
基板を通じて各E2 PROMの設定、保守情報の書き込
みまたは書き替えを行うことができる。装置に何等かの
異状が発生して、その場で修理、調整、または部品の交
換を行った場合には、表示部のキー操作により、メイン
基板を通じて各E2 PROMの保守情報を、書き替え、
更新する。
【0052】図12は、装置使用状態において部品交換
のアラーム表示が出た場合の画面表示例である。この場
合は、画面中央上部に「磁気ヘッド交換時期です」と表
示されているので、速やかに当該部品を交換することに
より、装置の障害発生を未然に防止することができる。
また、交換した部品に関する保守情報は直ちに書き換え
ることにより、正確な内容の保守情報を維持し、管理す
ることができる。
【0053】本体筐体部(MN部)のE2 PROMで
は、本体及び各ユニットの号機番号、点検を行った日付
や紙幣のパス枚数、装置本体に属する機能や設定値等に
関する保守情報を管理している。本体筐体部(MN部)
の保守情報は通常、装置本体に付属している表示部の操
作キーにより書き込み/読み出しを行うが、その他のユ
ニットに関しては、前述のように、本体に接続されてい
る状態では装置本体に付属している表示部の操作キーに
より、本体から取り外した状態ではケーブルで接続され
たパーソナルコンピュータにより書き込み/読み出しを
行う。
【0054】以上の実施例のように、各メンテナンスユ
ニットにそれぞれ書き替え可能な不揮発性メモリを備え
ることにより、各ユニットを装置本体から取り外した状
態で行った修理、調整、点検、部品の交換等に関する正
確な保守情報を管理することができ、中古のユニットが
装置本体に取り付けられた場合でも該ユニットに関する
正確な保守情報を把握することができる。
【0055】また、各ユニットが装置本体に接続された
状態では、装置本体に備えられたインタフェイス手段に
より装置の使用回数・時間、故障発生の履歴や、紙幣の
パス枚数等に応じて各ユニット内の保守情報は随時書き
替えられ、その場で行った保守作業の内容に関する保守
情報は装置本体のキー操作により書き替えることができ
る。
【0056】さらに、装置本体は不揮発性メモリに記録
された保守情報を基に各メンテナンスユニットが耐用限
度内にあるか否かを判断する管理手段を備えたので、ユ
ニット及びユニット内の各部品に関して、点検時期や交
換時期を判断するための使用時間・回数、紙幣のパス枚
数等の数値をあらかじめ設定しておくことにより、交換
を要する部品、調整を要する部品等を判断させ、表示さ
せることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各メンテナンスユニットに、各メンテナンスユニットを
電子制御装置本体から取り外した状態においても書き替
え可能な不揮発性メモリをそれぞれ備えたので、各メン
テナンスユニットに関する保守情報は常に維持され、保
守作業の際には、電子制御装置本体のメモリ手段を用い
ることなく該ユニットの不揮発性メモリに記録された情
報を基に的確に対応することができ、修理、調整、点
検、部品の交換を行った場合には、直ちに当該記録を書
き替えることにより、ユニット内のすべての部品に関す
る正確な保守情報を管理することができる。
【0058】また、電子制御装置本体には不揮発性メモ
リに記録されたメンテナンスユニットに関する保守情報
について書き込み/読み出しをすることができるインタ
フェイス手段を備えたので、各メンテナンスユニットを
電子制御装置本体に接続した状態においても、装置の使
用回数・時間、故障発生の履歴や、紙幣のパス枚数等に
応じて各ユニット内の保守情報は随時書き替えられる。
保守作業の際には各ユニットの必要な保守情報を読み出
してこの情報を基に的確に対応することができ、ユニッ
トまたはユニット内の部品を交換した場合には該ユニッ
トまたは該部品に関する記録を書き替えることにより、
装置内のユニットのすべての部品に関する正確な保守情
報を管理することができ、中古のユニットが装置本体に
取り付けられた場合でも該ユニットに関する正確な保守
情報を把握することができる。
【0059】また、電子制御装置本体は不揮発性メモリ
に記録された保守情報を基に各メンテナンスユニットが
耐用限度内にあるか否かを判断する管理手段を備えたの
で、ユニット及びユニット内の各部品について使用回数
・時間、紙幣のパス枚数等の数値の範囲をあらかじめ設
定しておくことにより、特に重要な保守情報を判断し、
選定することができる。この場合において、保守情報を
表示する表示手段を電子制御装置本体に備えたので、保
守情報の利用を容易にすることができる。
【0060】さらに、表示手段は保守情報として、少な
くとも交換を要する部品名、調整を要する部品名を表示
するものとしたので、適切な交換時期・調整時期を判断
し、保守作業を的確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる保守情報管理装置の一実施例で
ある貨幣処理装置の内部に設けられているユニットを示
す略断面図。
【図2】図1に記載の貨幣処理装置の外観を示す斜視
図。
【図3】図1に記載の貨幣処理装置内に設けられたメイ
ン基板と各ユニット内に設けられた各E2 PROM等の
接続関係を表すブロック図。
【図4】図1に記載の貨幣処理装置内に設けられたメイ
ン基板及び各ユニット内に設けられた各E2 PROM等
のハードウェア構成図。
【図5】各メンテナンスユニット内に設けられたE2
ROM基板内の構成図。
【図6】E2 PROMの書き込みシーケンス。
【図7】E2 PROMの読み出しシーケンス。
【図8】E2 PROMのメモリ内の割り付けを示す説明
図。
【図9】貨幣処理装置本体から取り外したメンテナンス
ユニット内の基板に設けられたE2 PROMにケーブル
でパーソナルコンピュータを接続した様子を示した図。
【図10】識別部(BV部)のユニットに接続したパー
ソナルコンピュータの画面表示例。
【図11】本体表示部における保守情報の表示例。
【図12】本体表示部におけるアラームの画面表示例。
【符号の説明】
1 ホッパー部(HP部) 2 識別部(BV部) 3 ソーター部(STR部) 4 整理部(AR部) 5 本体筐体部(MN部) 6 帯封部(BD部) 7 メイン基板 8 アーム部(AM部) 9 テープセット部(TS部) 1a、2a、3a、4a、5a、6a E2 PROM 1b ホッパー部駆動基板(HP DRIVE) 2b 識別部メイン処理基板(BV CPU) 2c 識別部アナログ基板(BV AMP) 2d、6d、7a I/Oポート 3b ソーター部駆動基板(STR DRIVE) 4b 整理部駆動基板(AR DRIVE) 4c 整理部センサ基板(AR SENSOR) 6b 帯封部駆動基板(BD DRIVE) 10 マルチケーブル 11 機体 12 排出部 13 ホッパー部 14 繰込み口 15 排出部 16 表示部 16a 操作キー 21〜38 E2 PROMのメモリ内の各領域 91 メンテナンスユニット(ホッパー部) 91a E2 PROM 92 ケーブル 93 パーソナルコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川 原 章 男 兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グロ ーリー工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最小機能ユニットであるメンテナンスユニ
    ットを複数個有する電子制御装置内に備えられた保守情
    報管理装置において、前記各メンテナンスユニットには
    前記各メンテナンスユニットが前記電子制御装置本体か
    ら取り外された状態においても書き替え可能な不揮発性
    メモリをそれぞれ備え、前記電子制御装置本体には前記
    不揮発性メモリに接続されることにより、前記不揮発性
    メモリに記録された前記各メンテナンスユニットに関す
    る保守情報について書き込み/読み出しをするインタフ
    ェイス手段を備えたことを特徴とする保守情報管理装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の保守情報管理装置におい
    て、前記電子制御装置本体は前記不揮発性メモリに記録
    された前記保守情報を基に前記各メンテナンスユニット
    が耐用限度内にあるか否かを判断する管理手段を備えた
    ことを特徴とする保守情報管理装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の保守情報管理装置におい
    て、前記保守情報を表示する表示手段を前記電子制御装
    置本体に備えたことを特徴とする保守情報管理装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の保守情報管理装置におい
    て、前記表示手段は前記保守情報として少なくとも交換
    を要する部品名、調整を要する部品名を含む表示をする
    ことを特徴とする保守情報管理装置。
JP18456194A 1994-08-05 1994-08-05 保守情報管理装置 Pending JPH0850622A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000299365A (ja) * 1999-04-12 2000-10-24 Murata Mach Ltd 光データ伝送装置
JP2001291143A (ja) * 2000-04-06 2001-10-19 Oki Electric Ind Co Ltd 媒体取扱装置
JP2005294863A (ja) * 2005-05-30 2005-10-20 Murata Mach Ltd 光データ伝送装置
JP2011008476A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Panasonic Corp 硬貨識別装置

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