JPH084797B2 - 流速制御装置 - Google Patents
流速制御装置Info
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- JPH084797B2 JPH084797B2 JP62302141A JP30214187A JPH084797B2 JP H084797 B2 JPH084797 B2 JP H084797B2 JP 62302141 A JP62302141 A JP 62302141A JP 30214187 A JP30214187 A JP 30214187A JP H084797 B2 JPH084797 B2 JP H084797B2
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Activated Sludge Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は汚泥等沈澱物を含む混合水の流速制御装置に
関するものである。
関するものである。
B.発明の概要 本発明は汚泥のように沈澱物を含む混合水槽内の汚泥
混合水をポンプを作動させて送水管路に供給すると共
に、送水管路に設けた濃度検出器からの検出信号により
ポンプを制御する流速制御装置において、 前記送水管路の上面と下面に第1及び第2の濃度検出
器を設け、汚泥混合水の流速をこれらの検出器の差によ
る沈澱物の沈澱状況によって求め前記ポンプを制御し、
また断面積の異なる送水管路に送水が到達したときの送
水到達位置信号と、流速変更信号から断面積に応じたポ
ンプ駆動制御信号を選択するようにしたことにより、送
泥管路内の流量を連続的に制御することができ、また送
水管路に応じた最適な制御をすることができるようにし
たものである。
混合水をポンプを作動させて送水管路に供給すると共
に、送水管路に設けた濃度検出器からの検出信号により
ポンプを制御する流速制御装置において、 前記送水管路の上面と下面に第1及び第2の濃度検出
器を設け、汚泥混合水の流速をこれらの検出器の差によ
る沈澱物の沈澱状況によって求め前記ポンプを制御し、
また断面積の異なる送水管路に送水が到達したときの送
水到達位置信号と、流速変更信号から断面積に応じたポ
ンプ駆動制御信号を選択するようにしたことにより、送
泥管路内の流量を連続的に制御することができ、また送
水管路に応じた最適な制御をすることができるようにし
たものである。
C.従来の技術 例えば下水処理場、特に活性汚泥法による下水処理を
行っている処理場では、汚泥の管理が重要である。下水
の有機物はエアレーションタンク内で活性汚泥中の微生
物と反応するが、その有機物の一部は微生物にとり込ま
れるので汚泥の増加が生ずる。汚泥と上澄水は次段の最
終沈澱池で分離されるが、沈澱した汚泥が増加している
ためにその汚泥の全部を前記エアレーションタンクに戻
す訳にはいかなくなる。それ故に、余った汚泥は余剰汚
泥として引き抜き、濃縮、消化、脱水、焼却等によって
処理されている。この余剰汚泥と対応するのがエアレー
ションタンクに返送される返送汚泥で、返信汚泥は余剰
汚泥の引き抜き量の増大に伴って低下する。従って、か
かる下水の処理、汚泥の処理過程においては、余剰汚泥
及び返送汚泥の量を制御するためにその流量と濃度を測
定する必要がある。また、汚泥処理の方法としては、各
下水処理場で行う方式と、複数の下水処理場で発生する
汚泥を集中して処理する方式の2種類があるが、近年で
は用地、環境及び効率等の問題から集中処理方式が多く
用いられている。
行っている処理場では、汚泥の管理が重要である。下水
の有機物はエアレーションタンク内で活性汚泥中の微生
物と反応するが、その有機物の一部は微生物にとり込ま
れるので汚泥の増加が生ずる。汚泥と上澄水は次段の最
終沈澱池で分離されるが、沈澱した汚泥が増加している
ためにその汚泥の全部を前記エアレーションタンクに戻
す訳にはいかなくなる。それ故に、余った汚泥は余剰汚
泥として引き抜き、濃縮、消化、脱水、焼却等によって
処理されている。この余剰汚泥と対応するのがエアレー
ションタンクに返送される返送汚泥で、返信汚泥は余剰
汚泥の引き抜き量の増大に伴って低下する。従って、か
かる下水の処理、汚泥の処理過程においては、余剰汚泥
及び返送汚泥の量を制御するためにその流量と濃度を測
定する必要がある。また、汚泥処理の方法としては、各
下水処理場で行う方式と、複数の下水処理場で発生する
汚泥を集中して処理する方式の2種類があるが、近年で
は用地、環境及び効率等の問題から集中処理方式が多く
用いられている。
第3図は集中処理方式を用いた従来の流速制御装置の
一例を示す構成図である。この図において、符号Tは汚
泥を送る送泥側を示し、Bは汚泥を受けて汚泥処理する
受泥側である。送泥側Tには汚泥を一時貯留する汚泥槽
100、ポンプの作動で汚泥槽100の汚泥を送泥管路102に
送る送泥ポンプ101、処理水を貯留する処理水槽110、ポ
ンプの作動で処理水槽110内の処理水を送泥管路102に送
る送水ポンプ111が設けられている。
一例を示す構成図である。この図において、符号Tは汚
泥を送る送泥側を示し、Bは汚泥を受けて汚泥処理する
受泥側である。送泥側Tには汚泥を一時貯留する汚泥槽
100、ポンプの作動で汚泥槽100の汚泥を送泥管路102に
送る送泥ポンプ101、処理水を貯留する処理水槽110、ポ
ンプの作動で処理水槽110内の処理水を送泥管路102に送
る送水ポンプ111が設けられている。
送泥管路102は送泥側Tと受泥側Rを接続し、汚泥を
受泥側Rに送る管である。103は送泥管路102に取り付け
られ、汚泥の濃度を測定するための濃度計である。ま
た、受泥側Rはバルブの作動で汚泥を着泥層103に供給
する汚泥バルブ104、バルブの作動で処理水を処理水槽
に供給する処理水バルブ105、水処理設備に用いる処理
水を一時貯留する処理水槽106及び汚泥処理設備に用い
る着泥を一時貯留する着泥槽107から成る。濃度計103は
弁の切換え操作を行うための活性濃度変化に対して出力
応答時間が短く、かつ低濃度から、高濃度(処理水濃度
から濃縮活性濃度)までの広い検出感度領域を有するよ
うになっている。この送泥管路102における汚泥濃度の
測定方法としては、一般に超音波方式と光散乱方式があ
り、前者は超音波の汚泥による減衰を利用した濃度測定
方法であり、また後者は光散乱を利用した濃度測定方法
である。
受泥側Rに送る管である。103は送泥管路102に取り付け
られ、汚泥の濃度を測定するための濃度計である。ま
た、受泥側Rはバルブの作動で汚泥を着泥層103に供給
する汚泥バルブ104、バルブの作動で処理水を処理水槽
に供給する処理水バルブ105、水処理設備に用いる処理
水を一時貯留する処理水槽106及び汚泥処理設備に用い
る着泥を一時貯留する着泥槽107から成る。濃度計103は
弁の切換え操作を行うための活性濃度変化に対して出力
応答時間が短く、かつ低濃度から、高濃度(処理水濃度
から濃縮活性濃度)までの広い検出感度領域を有するよ
うになっている。この送泥管路102における汚泥濃度の
測定方法としては、一般に超音波方式と光散乱方式があ
り、前者は超音波の汚泥による減衰を利用した濃度測定
方法であり、また後者は光散乱を利用した濃度測定方法
である。
この光散乱方式では、ガラス面近くの汚泥を測定する
ため、全体的に気泡が混入していても、比較的その影響
が少なくなる。それ故、光散乱方式では連続測定が可能
であり、処理場内の返送汚泥、余剰汚泥のインライン監
視、汚泥集中処理システムにおけるバルブ制御のための
測定用として多用されている。
ため、全体的に気泡が混入していても、比較的その影響
が少なくなる。それ故、光散乱方式では連続測定が可能
であり、処理場内の返送汚泥、余剰汚泥のインライン監
視、汚泥集中処理システムにおけるバルブ制御のための
測定用として多用されている。
D.発明が解決しようとする問題点 かかる従来の流速制御装置では、第3図に示すように
送泥管路102内における汚泥の腐敗を防ぐために常時は
送泥管102に処理水(下水を処理した比較的きれいな
水)が満たされている。そして、汚泥槽102に汚泥が蓄
積され、送泥の時間になったとき、送泥ポンプ101が始
動して汚泥槽100内の汚泥を送泥管路102に圧送される
が、このとき送泥管路102内の処理水は、押されて移動
する。この時、汚泥バルブ104は閉じ、処理水バルブ105
が開になり、送泥管路102中にあった処理水が受泥側R
の処理水槽106に貯留される。送泥側Tでは汚泥槽100の
汚泥がなくなると、送泥ポンプ101が停止し、送水ポン
プ111が始動し、処理水槽110の処理水が送り出されるよ
うになる。また、受泥側Rでは送泥管路102に設けられ
た濃度計103により、汚泥の到達が検出されると、汚泥
バルブ104が開で、処理水バルブ105ガ閉となり、汚泥が
着泥槽107に送られる。その後、濃度計103で汚泥の通過
が終了したことを汚泥濃度から測定する。このようにし
て再び送泥管路102内が処理水のみとなると、送水ポン
プ111が停止して汚泥バルブ104を閉じる。
送泥管路102内における汚泥の腐敗を防ぐために常時は
送泥管102に処理水(下水を処理した比較的きれいな
水)が満たされている。そして、汚泥槽102に汚泥が蓄
積され、送泥の時間になったとき、送泥ポンプ101が始
動して汚泥槽100内の汚泥を送泥管路102に圧送される
が、このとき送泥管路102内の処理水は、押されて移動
する。この時、汚泥バルブ104は閉じ、処理水バルブ105
が開になり、送泥管路102中にあった処理水が受泥側R
の処理水槽106に貯留される。送泥側Tでは汚泥槽100の
汚泥がなくなると、送泥ポンプ101が停止し、送水ポン
プ111が始動し、処理水槽110の処理水が送り出されるよ
うになる。また、受泥側Rでは送泥管路102に設けられ
た濃度計103により、汚泥の到達が検出されると、汚泥
バルブ104が開で、処理水バルブ105ガ閉となり、汚泥が
着泥槽107に送られる。その後、濃度計103で汚泥の通過
が終了したことを汚泥濃度から測定する。このようにし
て再び送泥管路102内が処理水のみとなると、送水ポン
プ111が停止して汚泥バルブ104を閉じる。
上記流量制御装置では、汚泥等の混合液を長距離の汚
泥管路102を通過する場合にその流体の流速を最適に選
んでシステム全体の効率を向上させる必要がある。しか
し、例えば管内の流速が大きすぎる場合には、汚泥管路
102内の摩擦抵抗による損失が大きくなるためにポンプ
の負荷が過大になり、電気代が嵩んでしまい、また汚泥
管路102内面あるいはバルブ等の消耗を早めてしまうと
いう不都合がある。そのためにかかる制御装置では送泥
側Tの圧力上昇を伴うので、それに耐えうる設備にしな
ければならない。また、流速が小さ過ぎる場合には、送
泥に時間がかかり、かつ沈澱し易い物質が含まれている
ときは送泥中に沈澱して管路を狭めたり、また成分の変
化をきたてしまうという不都合がある。
泥管路102を通過する場合にその流体の流速を最適に選
んでシステム全体の効率を向上させる必要がある。しか
し、例えば管内の流速が大きすぎる場合には、汚泥管路
102内の摩擦抵抗による損失が大きくなるためにポンプ
の負荷が過大になり、電気代が嵩んでしまい、また汚泥
管路102内面あるいはバルブ等の消耗を早めてしまうと
いう不都合がある。そのためにかかる制御装置では送泥
側Tの圧力上昇を伴うので、それに耐えうる設備にしな
ければならない。また、流速が小さ過ぎる場合には、送
泥に時間がかかり、かつ沈澱し易い物質が含まれている
ときは送泥中に沈澱して管路を狭めたり、また成分の変
化をきたてしまうという不都合がある。
そこで、本発明は送泥管路の上面と下面の濃度検出器
を設けること等により、両検出器の濃度検出差を得て、
送泥管路内の汚泥状況を把握して送泥管路内の流速制御
を行うことができる流速制御装置を提供することを目的
とする。
を設けること等により、両検出器の濃度検出差を得て、
送泥管路内の汚泥状況を把握して送泥管路内の流速制御
を行うことができる流速制御装置を提供することを目的
とする。
E.問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するための手段として本発明は、混
合水槽内の汚泥混合水をポンプを作動させて送水管路に
供給し、この送水管路に設けた濃度検出器で送られた汚
泥混合水の濃度を検出し、その混合水濃度検出により前
記ポンプを制御し、送水管路に流れる汚泥混合水の流量
を制御する流速制御装置において、前記送水管路の上面
に設けた第1の濃度検出器と、前記送水管路の下面に設
けた第2の濃度検出器と、前記送水管路に設けた流量計
と、前記第1及び第2の濃度検出器より検出された濃度
検出信号の差を求める演算器と、この演算器からの演算
出力信号と前記流量計から送出される流量信号によりポ
ンプ駆動制御信号を出力する制御回路と、この制御回路
から送出されるポンプ駆動制御信号で前記ポンプを駆動
するポンプ駆動装置、及び前記第1又は第2の濃度検出
器より第1又は第2の信号変換器を経て得られる断面積
の異なる前記送水管路に汚泥混合水が到達したときの位
置を示す汚泥混合水到達位置信号と、前記流量計から送
出される流量の変更を示す流量変更信号に基づいて前記
送水管路の断面積に応じたポンプ駆動制御信号を選択す
る選択回路から成ることを特徴とする。
合水槽内の汚泥混合水をポンプを作動させて送水管路に
供給し、この送水管路に設けた濃度検出器で送られた汚
泥混合水の濃度を検出し、その混合水濃度検出により前
記ポンプを制御し、送水管路に流れる汚泥混合水の流量
を制御する流速制御装置において、前記送水管路の上面
に設けた第1の濃度検出器と、前記送水管路の下面に設
けた第2の濃度検出器と、前記送水管路に設けた流量計
と、前記第1及び第2の濃度検出器より検出された濃度
検出信号の差を求める演算器と、この演算器からの演算
出力信号と前記流量計から送出される流量信号によりポ
ンプ駆動制御信号を出力する制御回路と、この制御回路
から送出されるポンプ駆動制御信号で前記ポンプを駆動
するポンプ駆動装置、及び前記第1又は第2の濃度検出
器より第1又は第2の信号変換器を経て得られる断面積
の異なる前記送水管路に汚泥混合水が到達したときの位
置を示す汚泥混合水到達位置信号と、前記流量計から送
出される流量の変更を示す流量変更信号に基づいて前記
送水管路の断面積に応じたポンプ駆動制御信号を選択す
る選択回路から成ることを特徴とする。
F.作用 本装置では送水管路の上面と下面の濃度検出器の濃度
検出差を求め、この濃度検出差から送水管路内の汚泥混
合水の流れを把握して送泥管路内の流速を連続的に制御
して最適な流速になし、また断面積の異なる送泥管路に
汚泥混合水が到達したときの位置を示す汚泥混合水到達
位置信号と、前記流量計から送出される流量の変更を示
す流量変更信号に基づいて前記送泥管路の断面積に応じ
たポンプ駆動制御信号を選択し、送泥管路に応じた最適
な流量制御をする。
検出差を求め、この濃度検出差から送水管路内の汚泥混
合水の流れを把握して送泥管路内の流速を連続的に制御
して最適な流速になし、また断面積の異なる送泥管路に
汚泥混合水が到達したときの位置を示す汚泥混合水到達
位置信号と、前記流量計から送出される流量の変更を示
す流量変更信号に基づいて前記送泥管路の断面積に応じ
たポンプ駆動制御信号を選択し、送泥管路に応じた最適
な流量制御をする。
G.実施例 次に、本発明の実施例を第1図に基づいて説明する。
第1図は本発明の第1の実施例を示す回路図である。こ
の図において、符号1は汚泥槽で、この汚泥槽1には汚
泥が貯留されている。2はポンプで、ポンプ2を後述す
るポンプ駆動装置12により駆動させて、汚泥槽1内の汚
泥を送泥管路3に送る。この送泥管路3は第3図に示す
ように汚泥バルブを介して着泥槽と処理水バルブを介し
て処理水槽に配管され、この送泥管路3の途中には流量
計4、濃度検出器5,6が設けられている。流量計4はポ
ンプ2が駆動中の送泥管路3を通過する汚泥の流量を管
断面積Sと平均流速Vから測定し、流量信号S4を得る。
濃度検出器5は送泥管路3の上面に取り付けられた検出
器で、濃度検出器6は汚泥管路3の下面に取り付けられ
た検出器で、これらの検出器5,6は例えば交散乱方式に
よって汚泥濃度を検出するものである。符号7は流量変
換器で、この変換器7では流量計4で測定した汚泥の流
量を流量に比例した電気信号に変換し流量信号Qを出力
する。8,9は濃度変換器で、この変換器8,9では濃度検出
器5,6で検出された検出信号を濃度検出信号C8,S9に変換
する。10は演算器で、この演算部10では濃度検出信号S
8,S9に応じた演算出力信号αを得る。11は制御回路で、
この回路11では演算出力信号αと流量信号Qに基づいて
ポンプ駆動制御信号rを得る。ポンプ制御装置12はポン
プ2の出力制御をする。
第1図は本発明の第1の実施例を示す回路図である。こ
の図において、符号1は汚泥槽で、この汚泥槽1には汚
泥が貯留されている。2はポンプで、ポンプ2を後述す
るポンプ駆動装置12により駆動させて、汚泥槽1内の汚
泥を送泥管路3に送る。この送泥管路3は第3図に示す
ように汚泥バルブを介して着泥槽と処理水バルブを介し
て処理水槽に配管され、この送泥管路3の途中には流量
計4、濃度検出器5,6が設けられている。流量計4はポ
ンプ2が駆動中の送泥管路3を通過する汚泥の流量を管
断面積Sと平均流速Vから測定し、流量信号S4を得る。
濃度検出器5は送泥管路3の上面に取り付けられた検出
器で、濃度検出器6は汚泥管路3の下面に取り付けられ
た検出器で、これらの検出器5,6は例えば交散乱方式に
よって汚泥濃度を検出するものである。符号7は流量変
換器で、この変換器7では流量計4で測定した汚泥の流
量を流量に比例した電気信号に変換し流量信号Qを出力
する。8,9は濃度変換器で、この変換器8,9では濃度検出
器5,6で検出された検出信号を濃度検出信号C8,S9に変換
する。10は演算器で、この演算部10では濃度検出信号S
8,S9に応じた演算出力信号αを得る。11は制御回路で、
この回路11では演算出力信号αと流量信号Qに基づいて
ポンプ駆動制御信号rを得る。ポンプ制御装置12はポン
プ2の出力制御をする。
次に、本第1の実施例の動作について説明する。今、
送泥管路3の流速が遅くなると流体内の懸濁物が沈澱
し、管路の下側は透明度を失い上側は透明度が増し、濃
度検出信号S8と信号S9に差が現れる。この場合には、ポ
ンプ駆動装置12を駆動させて送泥管路3内の汚泥流速を
はやめる制御が行われ、この制御回路11のポンプ駆動制
御信号rによって行われる。今、ポンプが駆動していて
ある流量Q(管断面積S,,平均流速V)で汚泥が流れて
いるとする。このとき濃度検出信号S8,S9は演算器10に
よりα=f(SA,SB)なる演算が行われる。制御回路11
には濃度検出信号αと流量計4の出力信号Qが入力さ
れ、この入力に従った出力:rが出されポンプ駆動装置12
に送られる。
送泥管路3の流速が遅くなると流体内の懸濁物が沈澱
し、管路の下側は透明度を失い上側は透明度が増し、濃
度検出信号S8と信号S9に差が現れる。この場合には、ポ
ンプ駆動装置12を駆動させて送泥管路3内の汚泥流速を
はやめる制御が行われ、この制御回路11のポンプ駆動制
御信号rによって行われる。今、ポンプが駆動していて
ある流量Q(管断面積S,,平均流速V)で汚泥が流れて
いるとする。このとき濃度検出信号S8,S9は演算器10に
よりα=f(SA,SB)なる演算が行われる。制御回路11
には濃度検出信号αと流量計4の出力信号Qが入力さ
れ、この入力に従った出力:rが出されポンプ駆動装置12
に送られる。
S8およびS9に差の現れる場合は、流速が遅すぎるため
流体内の懸濁物が沈澱していることを示す。従って、こ
れを防ぐための制御の1例を次います。
流体内の懸濁物が沈澱していることを示す。従って、こ
れを防ぐための制御の1例を次います。
(ポンプ駆動装置は、入力信号rに対しポンプ出力流量 の特性をもっていると仮定する。) α=f(SA,SB)=K1(SB−SA) もしも α>α0ならば r=K2(Q+β) α≦α0ならば r=K2(Q−β) K1,K2,α,β,r,α0は正数 Qminは送泥に許される、最長の時間、あるいはポンプ
特性、によりQmaxは、各機器の保護、あるいはポンプ特
性から、決められる定数である。
特性、によりQmaxは、各機器の保護、あるいはポンプ特
性から、決められる定数である。
従って管路内の沈澱状況を把握し、平均流速V(=Q/
S)を制御することができる。
S)を制御することができる。
次に、本発明の第2の実施例を第2図に基づいて説明
する。第2図は本発明の第2の実施例を示す回路図でこ
の回路図は管断面積Sが異なる場合(S1,S2…)に流量
制御をする回路を示す。第1図と同様の構成については
同じ符号を付して詳しい説明を省略する。符号S1〜S3は
断面積が異なる送泥管路で、A〜Cは第1図の流速制御
回路と同一構成から成る濃度検出、演算及び制御回路か
ら成るユニットである。符号20は選択回路でこの選択回
路20にはユニットAの制御回路11から送出される流量変
更信号riと汚泥到達位置信号(信号S8または信号S9より
得る)x1が入力する。またこの選択回路20からはユニッ
トBより流量変更信号r2と汚泥到達位置の信号x2が入力
し、またユニットCから流量変更信号r3と汚泥到達位置
の信号x3が入力するようなっている。
する。第2図は本発明の第2の実施例を示す回路図でこ
の回路図は管断面積Sが異なる場合(S1,S2…)に流量
制御をする回路を示す。第1図と同様の構成については
同じ符号を付して詳しい説明を省略する。符号S1〜S3は
断面積が異なる送泥管路で、A〜Cは第1図の流速制御
回路と同一構成から成る濃度検出、演算及び制御回路か
ら成るユニットである。符号20は選択回路でこの選択回
路20にはユニットAの制御回路11から送出される流量変
更信号riと汚泥到達位置信号(信号S8または信号S9より
得る)x1が入力する。またこの選択回路20からはユニッ
トBより流量変更信号r2と汚泥到達位置の信号x2が入力
し、またユニットCから流量変更信号r3と汚泥到達位置
の信号x3が入力するようなっている。
次に、本第2実施例の動作について説明する。例え
ば、汚泥を処理水で押し流されている状態であるとす
る。ここでこの位置に汚泥が到達したことをS8またはS9
で検出し、上述と同様にα>α0のとき α≦αのとき ただし S0はポンプ出口断面積 S1は測定位置(汚泥到達位置)の断面積 すなわち汚泥到達位置の信号x1(S8またはS9より得
る)および流量変更のための信号r1を選択回路と入力
し、rを出力する。次に汚泥が異なった断面積S2の位置
に設けられた検出ユニットからの位置信号x2が選択回路
に入力するまではx1のときに得られた最適流量を保持す
る。x2では同様に断面積S2に対したr2が得られr=r2と
して流量が制御される。
ば、汚泥を処理水で押し流されている状態であるとす
る。ここでこの位置に汚泥が到達したことをS8またはS9
で検出し、上述と同様にα>α0のとき α≦αのとき ただし S0はポンプ出口断面積 S1は測定位置(汚泥到達位置)の断面積 すなわち汚泥到達位置の信号x1(S8またはS9より得
る)および流量変更のための信号r1を選択回路と入力
し、rを出力する。次に汚泥が異なった断面積S2の位置
に設けられた検出ユニットからの位置信号x2が選択回路
に入力するまではx1のときに得られた最適流量を保持す
る。x2では同様に断面積S2に対したr2が得られr=r2と
して流量が制御される。
以下同様に各位置の断面積に応じて最適の流速が得ら
れる様にポンプ出力が制御される。
れる様にポンプ出力が制御される。
以上のように本実施例によれば、送泥管路内の上下に
濃度の差がでて、その差が設定値以内であれば沈澱を生
じていないものとして流速を減じ、また濃度が大きくな
ったときは沈澱を生じたものとして流速を増すようにし
ているので送泥管路内の流量を常に最適に保つことがで
きる。
濃度の差がでて、その差が設定値以内であれば沈澱を生
じていないものとして流速を減じ、また濃度が大きくな
ったときは沈澱を生じたものとして流速を増すようにし
ているので送泥管路内の流量を常に最適に保つことがで
きる。
尚、上記実施例においては下水汚泥を送泥する場合に
ついて述べたが、これのみに限定されるものではなく、
この他に上水汚泥、化学薬品及び食品材料等の沈澱物を
含む混合水の流速制御にも同様に適用される。この場
合、汚泥に相当するものが混合水であり、また送泥管路
は混合水を送る送水管路となる。
ついて述べたが、これのみに限定されるものではなく、
この他に上水汚泥、化学薬品及び食品材料等の沈澱物を
含む混合水の流速制御にも同様に適用される。この場
合、汚泥に相当するものが混合水であり、また送泥管路
は混合水を送る送水管路となる。
H.発明の効果 上記のように本発明によれば、送泥管路の上面と下面
の濃度検出器の濃度検出差から送泥管路内の汚泥の沈澱
状況を把握して送泥管路内の流速を連続的に制御するこ
とができる。また、送泥管路の断面積が一様でない場合
にも送泥管路に応じた最適な流速制御をすることができ
る。
の濃度検出器の濃度検出差から送泥管路内の汚泥の沈澱
状況を把握して送泥管路内の流速を連続的に制御するこ
とができる。また、送泥管路の断面積が一様でない場合
にも送泥管路に応じた最適な流速制御をすることができ
る。
従って、送泥管路内の流速が過大になって、管路内ロ
スを増加させてポンプを過負荷にしたり、また流速が過
大となることがないので、装置の消耗を早めたり耐圧を
上げる必要がない。更に、管路内流速が過小となって管
路内に懸濁物が沈澱することもないので、管路が閉塞さ
れたり、管路内の流体の成分が変質することがない最適
な流速制御が行われる。
スを増加させてポンプを過負荷にしたり、また流速が過
大となることがないので、装置の消耗を早めたり耐圧を
上げる必要がない。更に、管路内流速が過小となって管
路内に懸濁物が沈澱することもないので、管路が閉塞さ
れたり、管路内の流体の成分が変質することがない最適
な流速制御が行われる。
第1図は本発明の第1の実施例を示す回路図、第2図は
本発明の第2の実施例を示す回路図、第3図は従来の流
速制御装置の一例を示す構成図である。 1……汚泥槽、2……ポンプ、3……送泥管路、4……
流量計、5,6……濃度検出器、10……演算器、11……制
御回路、12……ポンプ駆動装置、S1〜S3……異なる断面
積の送泥管路、20……選択回路。
本発明の第2の実施例を示す回路図、第3図は従来の流
速制御装置の一例を示す構成図である。 1……汚泥槽、2……ポンプ、3……送泥管路、4……
流量計、5,6……濃度検出器、10……演算器、11……制
御回路、12……ポンプ駆動装置、S1〜S3……異なる断面
積の送泥管路、20……選択回路。
Claims (2)
- 【請求項1】混合水槽内の汚泥混合水をポンプを作動さ
せて送水管路に供給し、この送水管路に設けた濃度検出
器で送られた汚泥混合水の濃度を検出し、その汚泥混合
水濃度検出により前記ポンプを制御し、送水管路に流れ
る汚泥混合水の流量を制御する流速制御装置において、
前記送水管路の上面に設けた第1の濃度検出器と、前記
送水管路の下面に設けた第2の濃度検出器と、前記送水
管路に設けた流量計と、前記第1及び第2の濃度検出器
により検出された濃度検出信号の差を求める演算器と、
この演算器からの演算出力信号と前記流量計から送出さ
れる流量信号によりポンプ駆動制御信号を出力する制御
回路と、この制御回路から送出されるポンプ駆動制御信
号で前記ポンプを制御するポンプ駆動装置から成ること
を特徴とする流速制御装置。 - 【請求項2】混合水槽内の汚泥混合水をポンプを作動さ
せて送水管路に供給し、この送水管路に設けた濃度検出
器で送られた汚泥混合水の濃度を検出し、その混合濃度
検出により前記ポンプ制御し、送水管路に流れる汚泥混
合水の流量を制御する流速制御装置において、前記送水
管路の上面に設けた第1の濃度検出器と、前記汚泥管路
の下面に設けた第2の濃度検出器と、前記送水管路に設
けた流量計と、前記第1及び第2の濃度検出器より検出
された濃度検出信号の差を求める演算器と、この演算器
からの演算出力信号と前記流量計から送出される流量信
号によりポンプ駆動制御信号を出力する制御回路と、前
記第1又は第2の濃度検出器より得られる断面積の異な
る前記送水管路に汚泥混合水が到達したときの位置を示
す汚泥混合水到達位置信号と、前記流量計から送出され
る流量の変更を示す流量変更信号に基づいて前記送水管
路の断面積に応じたポンプ駆動制御信号を選択する選択
回路から成ることを特徴とする流速制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62302141A JPH084797B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 流速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62302141A JPH084797B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 流速制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01143696A JPH01143696A (ja) | 1989-06-06 |
JPH084797B2 true JPH084797B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=17905401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62302141A Expired - Lifetime JPH084797B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 流速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH084797B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104053363B (zh) * | 2011-12-01 | 2016-10-12 | 株式会社Az | 杀菌剂、口腔用杀菌剂、杀菌方法、杀菌装置及杀菌剂的评价方法 |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP62302141A patent/JPH084797B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01143696A (ja) | 1989-06-06 |
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