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JPH084443Y2 - 長尺テープ巻回体収納コンテナー用シャフト - Google Patents

長尺テープ巻回体収納コンテナー用シャフト

Info

Publication number
JPH084443Y2
JPH084443Y2 JP8845289U JP8845289U JPH084443Y2 JP H084443 Y2 JPH084443 Y2 JP H084443Y2 JP 8845289 U JP8845289 U JP 8845289U JP 8845289 U JP8845289 U JP 8845289U JP H084443 Y2 JPH084443 Y2 JP H084443Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape winding
hub
shaft
long tape
winding body
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP8845289U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0329475U (ja
Inventor
修二 東
達夫 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP8845289U priority Critical patent/JPH084443Y2/ja
Publication of JPH0329475U publication Critical patent/JPH0329475U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH084443Y2 publication Critical patent/JPH084443Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Package Frames And Binding Bands (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は長尺テープ巻回体を収納するコンテナー用の
その巻回体を支持するシャフトに関する。
従来の技術 従来、磁気テープは製造工場において、原反から製品
幅に切断しただけで、長尺状態のまま、ハブに巻回した
後、記録工場へ移してデュプリケータに入れ、マスタテ
ープから録画、録音し、更に組込工場へ移し、完成品と
しての長さに細断してカセットケースに組み込んでい
る。このように磁気テープは最終の長さに切断するま
で、長尺テープ巻回体のまま取り扱い、輸送や移動、保
管、記録処理等を行なう。なお、長尺テープ巻回体は通
常パンケーキと呼ぶ。輸送や移動に際しては、外力や塵
埃から保護するため、当然ケース中に収納する。
この種のケースとして、多数の長尺テープ巻回体を一
度に収納できるコンテナーが適している。特にキャスタ
ー付きで、前蓋に対応する後板の内面に、積層した多数
の長尺テープ巻回体を支持するシャフトを複数個突設し
たものは、コンテナーを必要に応じて自在に適切な位置
まで移動できる上、前蓋を開けて固定具を外し、シャフ
トから長尺テープ巻回体を持って抜くだけで取り出せる
ため、格別の解梱作業が必要でなく好ましい。また、収
納時には、各シャフト毎に長尺テープ巻回体を持って、
そのハブ穴にシャフトを挿通させ、順次に適宜の個数嵌
めた後、そこに固定具で止めて支持させ、前蓋を閉じる
だけで、梱包が完成する。これ等のシャフトは長尺テー
プ巻回体のハブ内面に接触する両側縁部をそれぞれ上方
に突出し、その両縁間には作業用の所要空間を設けた細
長い基部から成る。しかも、その長手方向に直角な断面
形状はV形であって左右対称である。この形はシャフト
への取り付け、取り外し等の作業性を重視したものであ
り、通常その基部とハブ間には遊び空間がある。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような長尺テープ巻回体の輸送は
録画、録音工場が関東地方に集中しているため、製造工
場からそこへ輸送し、更に組込工場へ輸送する等、国内
輸送が主である。そこで、輸送時の安定性と共に、特に
収納時、取出し時の作業性に対する配慮が必要である。
V形のものは第6図に示すようにシャフト10の両縁12、
14のみがハブ16に接触し、下方に遊びがあるため、作業
性は良くても輸送時に長尺テープ巻回体18ががたついて
安定性が悪い。しかも、がたつきが大きく激しいと、巻
回した長尺テープの層間ずれによる段差や削れ粉が発生
し易い。
本考案はこのような従来の問題点に着目してなされた
ものであり、長尺テープ巻回体を輸送時には安定的に支
持し、収納、取出し時には素早く取り付け、取り外しが
できる等、作業性に優れた長尺テープ巻回体収納コンテ
ナー用シャフトを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するための手段を、以下実施例に対応
する第1図、第4図及び第5図を用いて説明する。
この長尺テープ巻回体収納コンテナー用シャフト20
は、長尺テープ巻回体52のハブ60の内面に接触する両側
縁部36,38をそれぞれ上方に突出し、その両縁間には作
業空間S2を設け、それ自身とハブ60との間には遊び空間
S1を有する細長い基部40から成り、その長手方向に直角
な断面形状が左右対称になっているものである。そし
て、両側縁部36、38の断面形状をそれぞれ直線状にし
て、それ等の延長線の交差角度θを120°にし、その両
縁をハブ内面の溝64、66へ嵌挿する箇所にする。
又、両側縁部76、78の断面形状はそれぞれハブ74の内
周に略一致する部分的な弧状とし、基部を略V字状にす
る。
作用 上記のように構成すると、両側縁部36、38は基部40よ
り、それ等の延長線が120°に交差するように突出する
ため、シャフト34が積層した多数の長尺テープ巻回体52
を支持する時、それ等の巻回体52の重量はハブ60の内面
に接触する両縁に、2等分されてそれぞれ加わり、合成
されて基部40に作用する。従って、長尺テープ巻回体52
は輸送時にバランス良く支持され、がたつかずに安定す
る。しかも、両縁をハブ内面の溝64、66に入れることに
より、がたつきが一層なくなり安定する。取り付け、取
り外し時には、両縁間の距離はハブ穴62の直径より少し
小さいため、基部40の突出方向に遊び空間S1があると、
長尺テープ巻回体52を少し余分に持ちあげるだけで、簡
単に嵌め、或いは抜き取ることができる。
又、両側縁部76、78の断面形状をそれぞれハブ74の内
周に略一致する部分的な弧状にすると、弧の曲率はハブ
74の曲率に近付くため、長尺テープ巻回体72のハブ74は
それ等の弧状外面とある程度広い範囲に亘って接触し、
良く支持されて、がたつかずに安定する。しかも、略V
字状の基部80とハブ74との間には遊び空間S4があるた
め、作業性は良い。
実施例 以下、添付図面に基づいて、本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案を適用した長尺テープ巻回体収納コン
テナーを示す斜視図である。図中、20はコンテナーであ
り、22はその前側を広く覆っている前蓋、24は後板、2
6、28は上底板、30、32は左右側板である。これ等の6
面の内、前蓋22と左右側板30、32には内部が透視できる
ように、ビニール、アクリル等の透明部材を用いる。し
かし、後板24や上底板26、28には機械的強度を考慮し、
合板等を用いる。この前蓋22は4辺にマジックバンドを
備える。従って、内部に塵埃が侵入しないように良好に
閉鎖できるし、適宜に前側の全域を広く開放し、或いは
一部だけ開放できる。後板24にはその内面から前蓋22の
方向に向かって垂直に、左右上下にほぼ等間隔の距離を
保って複数個例えば6個の金属製シャフト34が突設す
る。このため、後板24は内、外の平板からなる2重構造
にして、特に機械的強度を大きくし、各シャフト34の根
元を強固に保持する。これ等のシャフト34はいずれも長
尺テープ巻回体のハブ内面に接触する両側縁部36、38を
上方に突出し、その両縁間には手等を入れるための作業
用空間を設け、それ自身とハブ間には遊び空間を有する
細長い基部40から成り、その長手方向に直角な断面形状
が左右対称で、後述する特徴を有する。なお、42は基部
40の先端にあるハブ固定ねじを受けるねじ穴である。左
右側板30、32にはそれぞれ操作ハンドル設置部44、46を
設ける。一方の操作ハンドル設置部44はコンテナー持ち
上げ用に左側板30の中央付近に設け、他方の操作ハンド
ル設置部46は押し引き用に右側板32の上側寄りに設け
る。更に、底板28には下面の4隅にそれぞれキャスタ48
を設置する。
このようなコンテナー20に、以下の手順に従って長尺
テープ巻回体を収納する。先ず、前蓋22を開け、前側の
全域を広く開放する。次に、シャフト34に対し、第2図
に示す配列に従って、厚紙スペーサー50、長尺テープ巻
回体52を20リール、ハブ固定板54、ハブ固定ねじ56の順
に取り付ける。その際、ハブ固定ねじ56をシャフト34の
先端に、ハブ固定板54を介在して螺着する、すると、20
リールの長尺テープ巻回体52は奥側にスペーサー50を配
置して積層し、シャフト34に固定、支持される。なお、
積層した長尺テープ巻回体52の手前側にもスペーサー50
を配置するのが好ましい。そこで、積層した長尺テープ
巻回体52の上に、フィルム状の塵埃防止カバーを胴巻き
し、合せ目をセロハンテープで止める。他の各シャフト
34に対しても、積層した長尺テープ巻回体52等を同様に
取り付けた後、前蓋22を閉じる。すると、輸送等が可能
になる。
第3図はコンテナー20に積層した20リールの長尺テー
プ巻回体52を6グループ収納した状態を示す斜視図であ
る。なお、58は塵埃防止カバーである。これ等の長尺テ
ープ巻回体52等に対し、シャフト34の長手方向に直角な
断面形状は第4図に示すように左右対称である。即ち、
シャフト34の両側縁部36、38はそれぞれ延長線の交差角
度θが120°に交差する直線状であり、その角度を2等
分する方向にU形基部40が突出する。このようにシャフ
ト34の両側縁部36、38と基部40をそれぞれ120°異なら
せて突出させると、円を3等分するため、シャフト34が
積層した20リールの長尺テープ巻回体52を支持する時、
それ等の巻回体52の重量例えば40Kgはハブ60の内面か
ら、その内周に沿って120°離れた位置で接触する両縁
(先端)に2等分されてそれぞれ20Kgずつ加わり、合成
されて基部40の突出方向に作用する。従って、長尺テー
プ巻回体52は輸送時にバランス良く支持され、かたつか
ずに安定する。その際、ハブ60の内面に、円周に沿って
120°毎にシャフト34の長手方向に伸びる溝64、66、68
を配設しておくと、長尺テープ巻回体52はシャフト34の
両縁をそれ等の溝例えば64、66に入れることによって、
一層がたつかずに安定する。この結果、長尺テープの層
間ずれによる段落ちや削れ粉が発生し難くなる。因み
に、磁気テープの表面に塵埃が付着すると、信号のエラ
ーが発生し、ヒデオデータであれば画像が乱れ、オーデ
ィオテープであれば音飛びの原因となり、ノイズも発生
する。
取り付け、取り外し時には、両縁間の距離はハブ穴62
の直径より少し小さいため、基部40の突出方向におい
て、基部40とハブ60との間に遊び空間S1があると、両縁
間の作業用空間S2を利用し、長尺テープ巻回体52をシャ
フト34に対し、少し余分に持ち上げるだけで、簡単に嵌
め、或いは抜き取ることができる。
第5図は本考案を適用した他の長尺テープ収納コンテ
ナー用シャフトにおける第4図と同様な断面面である。
図中、70は上記実施例と同様に、長尺テープ巻回体72の
ハブ74の内面に接触する両側縁部76、78をそれぞれ上方
に突出し、その両縁間には作業用空間S3を設け、それ自
身とハブ74との間に遊び空間S4を有する細長い基部80か
ら成り、その長手方向に直角な断面形状が左右対称のシ
ャフトである。但し、両端縁部76、78はそれぞれハブ74
の内周に略一致する部分的な弧状になっている。それ
故、弧の曲率はハブ74の曲率に近付くことになるため、
長尺テープ巻回体72はそれ等の弧状外面とある程度広い
範囲に亘って接触し、良く支持されて、がたつかずに安
定する。しかも、基部80を直交する部材から略V字状に
構成し、ハブ74との遊び空間S4を設けると、作業性が良
くなる。なお、両側縁部76、78の外方に向く表面に磨き
をかけると、作業性が良くなる。
考案の効果 以上説明した本考案によれば、シャフトの両側縁部は
基部より、それ等の延長線が120°に交差するように突
出するため、長尺テープ巻回体はバランス良く支持さ
れ、がたつかずに安定する。しかも、シャフトの両縁を
ハブ内面の溝に嵌めるため、一層がたつかずに安定す
る。従って、長尺テープの層間ずれによる段落ちや削れ
粉が発生し難い。そして、両縁間の距離をハブ穴の直径
より適宜小さくし、基部とハブとの間に遊び空間を設け
ておくと、当然作業性も良くなる。
又、シャフトの両側縁部をハブの内周に略一致する部
分的な弧状にすると、長尺テープ巻回体はそれ等の弧状
外面とある程度広い範囲に亘って接触するため、良く支
持されて、がたつかずに安定する。しかも、両側縁部の
付け根間の距離をハブ穴の直径より適宜小さくし、略V
字状の基部とハブとの間に遊び空間を設けておくと、当
然作業性も良くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した長尺テープ巻回体収納コンテ
ナーを示す斜視図である。 第2図は同コンテナー用シャフトに対する長尺テープ巻
回体等の取り付け配列を示す斜視図である。 第3図は同コンテナーに長尺テープ巻回体を収納した状
態を示す斜視図である。 第4図は同巻回体の支持状態を示すシャフトの長手方向
に直角な断面図である。 第5図は本考案を適用した他の長尺テープ巻回体収納コ
ンテナー用シャフトにおける第4図と同様な断面図であ
る。 第6図は従来の長尺テープ巻回体収納コンテナー用シャ
フトにおける第4図と同様な断面図である。 20……長尺テープ巻回体収納コンテナー、34、70……シ
ャフト、36、38、76、78……両側縁部、40、80……基
部、60、74……ハブ、62、82………ハブ穴、64、66、68
……溝、S1、S4……遊び空間、S2、S3……作業用空間、
θ……交差角度

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺テープ巻回体のハブ内面に接触する両
    側縁部をそれぞれ上方に突出し、その両縁間には作業用
    空間を設け、それ自身とハブ間には遊び空間を有する細
    長い基部から成り、その長手方向に直角な断面形状が左
    右対称である長尺テープ巻回体収納コンテナー用シャフ
    トにおいて、上記両側縁部の断面形状をそれぞれ直線状
    にして、それ等の延長線の交差角度を120°にし、その
    両縁をハブ内面の溝へ嵌挿する箇所にすることを特徴と
    する長尺テープ巻回体収納コンテナー用シャフト。
  2. 【請求項2】長尺テープ巻回体のハブ内面に接触する両
    側縁部をそれぞれ上方に突出し、その両縁間には作業用
    空間を設け、それ自身とハブ間には遊び空間を有する細
    長い基部から成り、その長手方向に直角な断面形状が左
    右対称である長尺テープ巻回体収納コンテナー用シャフ
    トにおいて、上記両側縁部の断面形状をそれぞれハブの
    内周に略一致する部分的な弧状とし、基部を略V字状に
    することを特徴とする長尺テープ巻回体収納コンテナー
    用シャフト。
JP8845289U 1989-07-27 1989-07-27 長尺テープ巻回体収納コンテナー用シャフト Expired - Fee Related JPH084443Y2 (ja)

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