JPH084243B2 - 多チャンネルエコー除去方法および装置 - Google Patents
多チャンネルエコー除去方法および装置Info
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- JPH084243B2 JPH084243B2 JP5167261A JP16726193A JPH084243B2 JP H084243 B2 JPH084243 B2 JP H084243B2 JP 5167261 A JP5167261 A JP 5167261A JP 16726193 A JP16726193 A JP 16726193A JP H084243 B2 JPH084243 B2 JP H084243B2
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- 230000003044 adaptive effect Effects 0.000 claims description 41
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 23
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- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims 1
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M9/00—Arrangements for interconnection not involving centralised switching
- H04M9/08—Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic
- H04M9/082—Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic using echo cancellers
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10K—SOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10K2210/00—Details of active noise control [ANC] covered by G10K11/178 but not provided for in any of its subgroups
- G10K2210/10—Applications
- G10K2210/108—Communication systems, e.g. where useful sound is kept and noise is cancelled
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- G10K2210/505—Echo cancellation, e.g. multipath-, ghost- or reverberation-cancellation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の受信信号と単数
または複数の送信信号を有するシステムにおける、エコ
ー除去方法および装置に関するものである。
または複数の送信信号を有するシステムにおける、エコ
ー除去方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の受信信号と単数または複数の送信
信号を有するシステムにおいて、受信信号が空間音響経
路を伝搬することによって生じるエコーを除去する多チ
ャンネルエコー除去方法あるいは装置に関しては、電子
情報通信学会技術研究報告Vol.84,No.33
0,pp.7−4,CS−84−178(以下文献1)
において、縦続接続型および線形結合型が提案されてい
る。しかしながら、第6回ディジタル信号処理シンポジ
ウム講演論文集pp.144−149,A5−3(以下
文献2)において、縦続接続型および線形結合型には、
ハードウエア規模がチャンネル数の自乗に比例するため
ハードウエア規模が大きくなる、受信信号が強い相互相
関を持つ場合には適応フィルタの収束が遅くなる、適応
フィルタの係数が最適値にに収束しない場合がある、な
どの問題があることが指摘されている。この問題を解決
するために、1991年電子情報通信学会春期大会講演
論文集第1巻pp.202,A−202(以下文献3)
において、1チャンネル1個の適応フィルタで構成され
る多チャンネルエコー除去装置が提案されている。以
下、文献3にしたがって、この多チャンネルエコー除去
装置を受信信号、送信信号ともに2チャンネルのテレビ
会議システムに適用した場合について説明する。
信号を有するシステムにおいて、受信信号が空間音響経
路を伝搬することによって生じるエコーを除去する多チ
ャンネルエコー除去方法あるいは装置に関しては、電子
情報通信学会技術研究報告Vol.84,No.33
0,pp.7−4,CS−84−178(以下文献1)
において、縦続接続型および線形結合型が提案されてい
る。しかしながら、第6回ディジタル信号処理シンポジ
ウム講演論文集pp.144−149,A5−3(以下
文献2)において、縦続接続型および線形結合型には、
ハードウエア規模がチャンネル数の自乗に比例するため
ハードウエア規模が大きくなる、受信信号が強い相互相
関を持つ場合には適応フィルタの収束が遅くなる、適応
フィルタの係数が最適値にに収束しない場合がある、な
どの問題があることが指摘されている。この問題を解決
するために、1991年電子情報通信学会春期大会講演
論文集第1巻pp.202,A−202(以下文献3)
において、1チャンネル1個の適応フィルタで構成され
る多チャンネルエコー除去装置が提案されている。以
下、文献3にしたがって、この多チャンネルエコー除去
装置を受信信号、送信信号ともに2チャンネルのテレビ
会議システムに適用した場合について説明する。
【0003】図7に、2つのテレビ会議室20,21を
結ぶ2チャンネルテレビ会議システムのうち、音声部分
のブロック図を示す。ここでは、第1のテレビ会議室2
0における音響エコー除去を例にとって説明する。
結ぶ2チャンネルテレビ会議システムのうち、音声部分
のブロック図を示す。ここでは、第1のテレビ会議室2
0における音響エコー除去を例にとって説明する。
【0004】第2のテレビ会議室21に第2の話者9が
いると仮定する。第2の話者9が発する音声101は、
空間音響経路を経て第3のマイク111で収録されて、
第2のエコー除去装置1202に供給される。第3のマ
イク111で収録された音声は、第1の受信信号11と
して、第1のテレビ会継室20に送られる。同様に、第
2の話者9が発する音声102は、空間音響経路を経て
第4のマイク112で収録されて、第2のエコー除去装
置1202に供給される。第4のマイク112で収録さ
れた音声は、第2の受信信号12として、第1のテレビ
会議室20に送られる。
いると仮定する。第2の話者9が発する音声101は、
空間音響経路を経て第3のマイク111で収録されて、
第2のエコー除去装置1202に供給される。第3のマ
イク111で収録された音声は、第1の受信信号11と
して、第1のテレビ会継室20に送られる。同様に、第
2の話者9が発する音声102は、空間音響経路を経て
第4のマイク112で収録されて、第2のエコー除去装
置1202に供給される。第4のマイク112で収録さ
れた音声は、第2の受信信号12として、第1のテレビ
会議室20に送られる。
【0005】第1のテレビ会議室20において、第1の
受信信号11が第1のスピーカ21で再生され、空間音
響経路を経て第1のマイク31に至って生じる第1のエ
コー71と、第2の受信信号12が第2のスピーカ22
で再生され、空間音響経路を経て第1のマイク31に至
って生じる第2のエコー72と、第1のマイク31に至
った第1の話者6の発する音声である第1の送信信号8
1が加算されて、第1の混在信号41となる。同様に、
第1の受信信号11が第1のスピーカ21で再生され、
空間音響経路を経て第2のマイク32に至って生じる第
3のエコー73と、第2の受信信号12が第2のスピー
カ22で再生され、空間音響経路を経て第2のマイク3
2に至って生じる第4のエコー74と、第2のマイク3
2に至った話者6の発する音声である第2の送信信号8
2が加算されて、第2の混在信号42となる。第1およ
び第2の混在信号41,42に含まれるエコー71,7
2,73,74を除去するために、第1のエコー除去装
置1201を使用する。
受信信号11が第1のスピーカ21で再生され、空間音
響経路を経て第1のマイク31に至って生じる第1のエ
コー71と、第2の受信信号12が第2のスピーカ22
で再生され、空間音響経路を経て第1のマイク31に至
って生じる第2のエコー72と、第1のマイク31に至
った第1の話者6の発する音声である第1の送信信号8
1が加算されて、第1の混在信号41となる。同様に、
第1の受信信号11が第1のスピーカ21で再生され、
空間音響経路を経て第2のマイク32に至って生じる第
3のエコー73と、第2の受信信号12が第2のスピー
カ22で再生され、空間音響経路を経て第2のマイク3
2に至って生じる第4のエコー74と、第2のマイク3
2に至った話者6の発する音声である第2の送信信号8
2が加算されて、第2の混在信号42となる。第1およ
び第2の混在信号41,42に含まれるエコー71,7
2,73,74を除去するために、第1のエコー除去装
置1201を使用する。
【0006】遅延時間差推定回路110は、第1の受信
信号11および第2の受信信号12を入力とし、第2の
話者9の音声101,102が第2のテレビ会議室21
から第1のテレビ会議室20に送られるまでに要する遅
延時間の差である遅延時間差を推定し、受信信号選択回
路111に供給する。受信信号選択回路111は、前記
遅延時間差推定回路110の推定結果に基づいて、2つ
の受信信号11,12のどちらが遅延時間が短いかを検
出して、遅延時間が短い受信信号を指定する受信信号選
択情報としてセレクタ105に供給する。セレクタ10
5は、第1および第2の受信信号11,12を入力と
し、2つの受信信号11,12のうち、前記受信信号選
択情報が指定する受信信号106を選択し、第1の適応
フィルタ1121および第2の適応フィルタ1122に
供給する。
信号11および第2の受信信号12を入力とし、第2の
話者9の音声101,102が第2のテレビ会議室21
から第1のテレビ会議室20に送られるまでに要する遅
延時間の差である遅延時間差を推定し、受信信号選択回
路111に供給する。受信信号選択回路111は、前記
遅延時間差推定回路110の推定結果に基づいて、2つ
の受信信号11,12のどちらが遅延時間が短いかを検
出して、遅延時間が短い受信信号を指定する受信信号選
択情報としてセレクタ105に供給する。セレクタ10
5は、第1および第2の受信信号11,12を入力と
し、2つの受信信号11,12のうち、前記受信信号選
択情報が指定する受信信号106を選択し、第1の適応
フィルタ1121および第2の適応フィルタ1122に
供給する。
【0007】第1の適応フィルタ1121は、セレクタ
105が選択した受信信号106を入力として、第1の
混在信号41に含まれるエコーに対応するエコーレプリ
カ1081を生成し、第1の減算器1091に供給す
る。第1の減算器1091は、第1の混在信号41か
ら、第1の適応フィルタ1121の出力であるエコーレ
プリカ1081を差し引き、その結果を第1の出力信号
51とする。第1の適応フィルタ1121は、第1の出
力信号51を最小とするように制御される。
105が選択した受信信号106を入力として、第1の
混在信号41に含まれるエコーに対応するエコーレプリ
カ1081を生成し、第1の減算器1091に供給す
る。第1の減算器1091は、第1の混在信号41か
ら、第1の適応フィルタ1121の出力であるエコーレ
プリカ1081を差し引き、その結果を第1の出力信号
51とする。第1の適応フィルタ1121は、第1の出
力信号51を最小とするように制御される。
【0008】同様に、第2の適応フィルタ1122は、
セレクタ105が選択した受信信号106を入力とし
て、第2の混在信号42に含まれるエコーに対応するエ
コーレプリカ1082を生成し、第2の減算器1092
に供給する。第2の減算器1092は、第2の混在信号
42から、第2の適応フィルタ1122の出力であるエ
コーレプリカ1082を差し引き、その結果を第2の出
力信号52とする。第2の適応フィルタ1122は、第
2の出力信号52を最小とするように制御される。
セレクタ105が選択した受信信号106を入力とし
て、第2の混在信号42に含まれるエコーに対応するエ
コーレプリカ1082を生成し、第2の減算器1092
に供給する。第2の減算器1092は、第2の混在信号
42から、第2の適応フィルタ1122の出力であるエ
コーレプリカ1082を差し引き、その結果を第2の出
力信号52とする。第2の適応フィルタ1122は、第
2の出力信号52を最小とするように制御される。
【0009】従来の多チャンネルエコー除去装置では、
第1および第2の受信信号11,12間の遅延時間が第
2のテレビ会議室21における第2の話者9の位置に応
じて変化することを仮定している。しかし、第2の話者
9の位置に応じたパワー差を生じるが、遅延時間差はほ
とんど生じないマイクもある。このようなマイクを使用
すると、従来の多チャンネルエコーキャンセラは適切な
受信信号を選択できなくなるため、正しく動作できない
という問題があった。
第1および第2の受信信号11,12間の遅延時間が第
2のテレビ会議室21における第2の話者9の位置に応
じて変化することを仮定している。しかし、第2の話者
9の位置に応じたパワー差を生じるが、遅延時間差はほ
とんど生じないマイクもある。このようなマイクを使用
すると、従来の多チャンネルエコーキャンセラは適切な
受信信号を選択できなくなるため、正しく動作できない
という問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上、図7を用いて詳
細に述べたように、従来の多チャンネルエコー除去方法
および装置には、チャンネル間の遅延時間差を生じない
マイクを使用すると正しく動作しないという問題があっ
た。本発明の目的は、チャンネル間の遅延時間差を生じ
ないマイクを使用しても正しく動作する多チャンネルエ
コー除去方法および装置を提供することにある。
細に述べたように、従来の多チャンネルエコー除去方法
および装置には、チャンネル間の遅延時間差を生じない
マイクを使用すると正しく動作しないという問題があっ
た。本発明の目的は、チャンネル間の遅延時間差を生じ
ないマイクを使用しても正しく動作する多チャンネルエ
コー除去方法および装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、複数の受
信信号と単数または複数の送信信号を有するシステムに
おいて、前記受信信号が空間音響経路を伝搬することに
よって、あるいは回線の漏話等によって生じるエコーと
前記送信信号が混在する混在信号から、前記受信信号を
入力とする適応フィルタによって生成された前記エコー
のレプリカを差し引くことによってエコーを除去する際
に、前記受信信号のうち最もパワーの大きいものを選択
し、前記選択された受信信号を前記混在信号と1対1に
対応した適応フィルタに入力して前記レプリカを生成
し、前記生成されたレプリカを対応する前記混在信号か
ら差し引いてエコーを除去することを特徴としている。
信信号と単数または複数の送信信号を有するシステムに
おいて、前記受信信号が空間音響経路を伝搬することに
よって、あるいは回線の漏話等によって生じるエコーと
前記送信信号が混在する混在信号から、前記受信信号を
入力とする適応フィルタによって生成された前記エコー
のレプリカを差し引くことによってエコーを除去する際
に、前記受信信号のうち最もパワーの大きいものを選択
し、前記選択された受信信号を前記混在信号と1対1に
対応した適応フィルタに入力して前記レプリカを生成
し、前記生成されたレプリカを対応する前記混在信号か
ら差し引いてエコーを除去することを特徴としている。
【0012】第2の発明は、第1の発明において前記受
信信号を選択する際に、前記受信信号のうち最も絶対値
の大きいものを選択することをことを特徴としている。
信信号を選択する際に、前記受信信号のうち最も絶対値
の大きいものを選択することをことを特徴としている。
【0013】第3の発明は、複数の受信信号と単数また
は複数の送信信号を有するシステムで、前記受信信号が
空間音響経路を伝搬することによって、あるいは回線の
漏話等によって生じるエコーと前記送信信号が混在する
混在信号から前記エコーを除去する際に、前記複数の受
信信号と1対1に対応し、前記受信信号のパワーを推定
して受信信号パワーの推定値とする複数のパワー推定回
路と、前記受信信号パワーの推定値に基づいて、前記複
数の受信信号のうち、パワーが最も大きいものを検出す
る受信信号選択回路と、前記受信信号選択回路の選択結
果に基づいて入力された前記複数の受信信号のうちパワ
ーが最も大きいものを選択して出力するセレクタと、前
記混在信号と1対1に対応し、前記セレクタで選択され
た受信信号を入力して前記エコーのレプリカを生成する
複数の適応フィルタと、前記混在信号と1対1に対応
し、前記生成されたエコーのレプリカを前記混在信号か
ら差し引いて出力信号とする複数の減算器とを少くとも
具備することを特徴としている。
は複数の送信信号を有するシステムで、前記受信信号が
空間音響経路を伝搬することによって、あるいは回線の
漏話等によって生じるエコーと前記送信信号が混在する
混在信号から前記エコーを除去する際に、前記複数の受
信信号と1対1に対応し、前記受信信号のパワーを推定
して受信信号パワーの推定値とする複数のパワー推定回
路と、前記受信信号パワーの推定値に基づいて、前記複
数の受信信号のうち、パワーが最も大きいものを検出す
る受信信号選択回路と、前記受信信号選択回路の選択結
果に基づいて入力された前記複数の受信信号のうちパワ
ーが最も大きいものを選択して出力するセレクタと、前
記混在信号と1対1に対応し、前記セレクタで選択され
た受信信号を入力して前記エコーのレプリカを生成する
複数の適応フィルタと、前記混在信号と1対1に対応
し、前記生成されたエコーのレプリカを前記混在信号か
ら差し引いて出力信号とする複数の減算器とを少くとも
具備することを特徴としている。
【0014】第4の発明は、第3の発明におけるパワー
計算回路を絶対値計算回路で置き換えたことを特徴とし
ている。
計算回路を絶対値計算回路で置き換えたことを特徴とし
ている。
【0015】
【作用】本発明の多チャンネルエコー除去方法および装
置は、受信信号間の強度差に基づいて受信信号を選択す
るので、チャンネル間の遅延時間差を生じないマイクを
使用しても正しく動作する。また、通常、遅延時間差を
生ずるマイクはチャンネル間のパワー差も生ずるので、
このようなマイクを用いても正しく動作する。
置は、受信信号間の強度差に基づいて受信信号を選択す
るので、チャンネル間の遅延時間差を生じないマイクを
使用しても正しく動作する。また、通常、遅延時間差を
生ずるマイクはチャンネル間のパワー差も生ずるので、
このようなマイクを用いても正しく動作する。
【0016】
【実施例】受信信号がスピーカから空間音響経路を伝搬
してマイクで収録される音響エコーを除去する音響エコ
ー除去を例にとり、図1から図5を用いて、本発明の実
施例を詳細に説明する。
してマイクで収録される音響エコーを除去する音響エコ
ー除去を例にとり、図1から図5を用いて、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0017】図1に、本発明において受信信号および送
信信号がMチャンネルである場合の第1の実施例を示
す。Mチャンネルの受信信号11,・・・,1Mと1対
1に対応するM個のパワー計算回路1011,・・・,
101Mが、対応する受信信号のパワー1021,・・
・,102Mを計算し、受信信号選択回路103に供給
する。受信信号選択回路103は、パワー計算回路10
11,・・・,101Mが計算した受信信号のパワー1
021,・・・,102Mに基づいて、パワーが最も大
きい受信信号を検出し、受信信号選択情報104とし
て、セレクタ105に供給する。セレクタ105は、M
チャンネルの受信信号11,・・・,1Mを入力とし、
受信信号選択情報104に基づいて、パワーが最も大き
い受信信号106を選択し、M個の適応フィルタ107
1,・・・,107Mに供給する。
信信号がMチャンネルである場合の第1の実施例を示
す。Mチャンネルの受信信号11,・・・,1Mと1対
1に対応するM個のパワー計算回路1011,・・・,
101Mが、対応する受信信号のパワー1021,・・
・,102Mを計算し、受信信号選択回路103に供給
する。受信信号選択回路103は、パワー計算回路10
11,・・・,101Mが計算した受信信号のパワー1
021,・・・,102Mに基づいて、パワーが最も大
きい受信信号を検出し、受信信号選択情報104とし
て、セレクタ105に供給する。セレクタ105は、M
チャンネルの受信信号11,・・・,1Mを入力とし、
受信信号選択情報104に基づいて、パワーが最も大き
い受信信号106を選択し、M個の適応フィルタ107
1,・・・,107Mに供給する。
【0018】Mチャンネルの受信信号l1 、・・・、l
M と1対1に対応するM個の適応フィルタ1071 、・
・・、107M およびM個の減算器1091 、・・・、
109M は、全て同じ構成で、かつ、同様の動作をする
ので、任意のi番目(1≦U≦M)の適応フィルタ10
7i および減算器109i について説明する。適応フィ
ルタ107i は、最もパワーの大きい受信信号106を
入力とし、混在信号4i に混入したエコーのレプリカ1
08i を計算し、減算器109i に供給する。減算器1
09i は、混在信号4i からエコーのレプリカ108i
を差し引き、その結果を第iチャンネルの出力信号5i
として、出力する。適応フィルタ107i は、第iチャ
ンネルの出力信号5i を最小とするよう制御する。ここ
で、本発明の多チャンネルエコー除去方法および装置
が、1つの受信信号よりエコーレプリカを生成すること
で他の受信信号によるエコーを除去できる原理を説明す
る。本発明を、2つのテレビ会議室を結ぶ多チャンネル
テレビ会議システムに適用した場合を考える。テレビ会
議においては、1つの会議室で同時に発言する話者は1
名であることが多い。この場合、全てのチャンネルの受
信信号は非常に相関が高く、1つの受信信号から他の受
信信号を推定できるので、他の受信信号によるエコーも
推定することができる。したがって、全ての受信信号に
よるエコーも除去できる。複数の話者が同時に発言する
場合には、本発明のエコー除去方法および装置は、送信
信号から、最もパワーの大きい話者の音声、すなわち、
エコーに最も多く含まれる話者の音声を除去する。他の
話者の音声は完全には除去できずにエコーとして残る。
しかし、残ったエコーのパワーは小さく、かつ、このよ
うな状況が発生する頻度は非常に少ないので、その影響
は十分に小さい。
M と1対1に対応するM個の適応フィルタ1071 、・
・・、107M およびM個の減算器1091 、・・・、
109M は、全て同じ構成で、かつ、同様の動作をする
ので、任意のi番目(1≦U≦M)の適応フィルタ10
7i および減算器109i について説明する。適応フィ
ルタ107i は、最もパワーの大きい受信信号106を
入力とし、混在信号4i に混入したエコーのレプリカ1
08i を計算し、減算器109i に供給する。減算器1
09i は、混在信号4i からエコーのレプリカ108i
を差し引き、その結果を第iチャンネルの出力信号5i
として、出力する。適応フィルタ107i は、第iチャ
ンネルの出力信号5i を最小とするよう制御する。ここ
で、本発明の多チャンネルエコー除去方法および装置
が、1つの受信信号よりエコーレプリカを生成すること
で他の受信信号によるエコーを除去できる原理を説明す
る。本発明を、2つのテレビ会議室を結ぶ多チャンネル
テレビ会議システムに適用した場合を考える。テレビ会
議においては、1つの会議室で同時に発言する話者は1
名であることが多い。この場合、全てのチャンネルの受
信信号は非常に相関が高く、1つの受信信号から他の受
信信号を推定できるので、他の受信信号によるエコーも
推定することができる。したがって、全ての受信信号に
よるエコーも除去できる。複数の話者が同時に発言する
場合には、本発明のエコー除去方法および装置は、送信
信号から、最もパワーの大きい話者の音声、すなわち、
エコーに最も多く含まれる話者の音声を除去する。他の
話者の音声は完全には除去できずにエコーとして残る。
しかし、残ったエコーのパワーは小さく、かつ、このよ
うな状況が発生する頻度は非常に少ないので、その影響
は十分に小さい。
【0019】図2に、パワー計算回路1011,・・
・,101Mの第1の実施例を示す。このパワー計算回
路200は、入力信号201の瞬時パワーを計算する。
乗算器203で入力信号201を二乗し、その結果を入
力信号201のパワー202として、出力する。
・,101Mの第1の実施例を示す。このパワー計算回
路200は、入力信号201の瞬時パワーを計算する。
乗算器203で入力信号201を二乗し、その結果を入
力信号201のパワー202として、出力する。
【0020】次に、適応フィルタ1071,・・・,1
07Mの実施例を説明する。適応フィルタとしては、P
roceedings of the IEEE,Vo
l.63,No.12,pp.1692−1716,1
975,USA(以下文献4)にLMSアルゴリズムに
基づくトランスバーサル形適応フィルタが、IEEEt
ransactions on automatic
control,Vol.AC−12,No.3,19
67,USA(以下文献5)に学習同定法に基づくトラ
ンスバーサル形適応フィルタが記載されている。ここで
は、LMSアルゴリズムに基づくトランスバーサル形適
応フィルタを仮定し、適応フィルタの動作と実施例を説
明する。
07Mの実施例を説明する。適応フィルタとしては、P
roceedings of the IEEE,Vo
l.63,No.12,pp.1692−1716,1
975,USA(以下文献4)にLMSアルゴリズムに
基づくトランスバーサル形適応フィルタが、IEEEt
ransactions on automatic
control,Vol.AC−12,No.3,19
67,USA(以下文献5)に学習同定法に基づくトラ
ンスバーサル形適応フィルタが記載されている。ここで
は、LMSアルゴリズムに基づくトランスバーサル形適
応フィルタを仮定し、適応フィルタの動作と実施例を説
明する。
【0021】適応フィルタ300のタップ数をN、時刻
nにおける適応フィルタへの入力信号301をx
(n)、適応フィルタの出力信号302をy(n)、誤
差信号303をe(n)、第i番目のフィルタ係数をw
(i,n)(i=0,・・・,N−1)とすると、出力
信号302は
nにおける適応フィルタへの入力信号301をx
(n)、適応フィルタの出力信号302をy(n)、誤
差信号303をe(n)、第i番目のフィルタ係数をw
(i,n)(i=0,・・・,N−1)とすると、出力
信号302は
【0022】
【数1】
【0023】で、フィルタ係数の更新は w(i,n+1)=w(i,n)+μe(n)x(n−i) (2) で与えられる。
【0024】以上の処理は、1タップ分の演算を行う演
算回路を縦続接続することで実現できる。第j番目の演
算回路(j=1,・・・,N)は、遅延器入力xj−1
(n)、加算器入力yj−1(n)、フィルタ係数更新
量Δ(n)、を入力とし、遅延処理 xj(n)=xj−1(n−1) (3) 畳み込み演算 yj(n)=yj−1(n)+w(j−1,n)xj−1(n) (4) 係数更新 w(j−1,n+1)=w(j−1,n)+Δ(n)x(n−j+1) (5) を行い、遅延器出力xj(n)、加算器出力yj(n)
を出力とする。ここで、xo(n)およびyo(n)
は、 xo(n)=x(n) (6) yo(n)=0 (7) で与えられ、フィルタ係数更新量Δ(n)は、 Δ(n)=μe(n) (8) で定義される。なお、フィルタ係数更新量Δ(n)を
算回路を縦続接続することで実現できる。第j番目の演
算回路(j=1,・・・,N)は、遅延器入力xj−1
(n)、加算器入力yj−1(n)、フィルタ係数更新
量Δ(n)、を入力とし、遅延処理 xj(n)=xj−1(n−1) (3) 畳み込み演算 yj(n)=yj−1(n)+w(j−1,n)xj−1(n) (4) 係数更新 w(j−1,n+1)=w(j−1,n)+Δ(n)x(n−j+1) (5) を行い、遅延器出力xj(n)、加算器出力yj(n)
を出力とする。ここで、xo(n)およびyo(n)
は、 xo(n)=x(n) (6) yo(n)=0 (7) で与えられ、フィルタ係数更新量Δ(n)は、 Δ(n)=μe(n) (8) で定義される。なお、フィルタ係数更新量Δ(n)を
【0025】
【数2】
【0026】で置き換えると、文献5で提案されている
学習同定法となる。
学習同定法となる。
【0027】図3に、適応フィルタ1071,・・・,
107Mの実施例を示す。この適応フィルタ300は、
受信信号301を入力とし、出力信号302を求める。
また、誤差信号303が小さくなるようにフィルタ係数
を更新する。適応フィルタへの入力信号301は、遅延
器入力として第1の演算回路3041に供給される。第
1の演算回路3041は、適応フィルタへの入力信号3
01を遅延器入力とし、第1の定数レジスタ305に格
納されている定数0を加算器入力として、遅延処理、畳
み込み演算、係数更新を行なう。また、遅延器出力を第
2の演算回路3042の遅延器入力に供給し、加算器出
力を第2の演算回路3042の加算器入力に供給する。
第2の演算回路3042は、第1の演算回路の遅延器出
力を遅延器入力とし、第1の演算回路の加算器出力を加
算器入力として遅延処理、畳み込み演算、係数更新を行
なう。遅延器出力を第3の演算回路3043の遅延器入
力に供給し、加算器出力を第3の演算回路3043の加
算器入力に供給する。第j番目の演算回路304j(j
=3,・・・,N−1)は第2の演算回路3042と同
様に、第j−1番目の演算回路の遅延器出力を遅延器入
力とし、第j−1番目の演算回路の加算器出力を加算器
入力として遅延処理、畳み込み演算、係数更新を行な
う。遅延器出力を第j+1番目の演算回路304j+1
の遅延器入力に供給し、加算器出力を第j+1番目の演
算回路304j+1の加算器入力に供給する。同様に、
第N番目の演算回路304Nは、第N−1番目の演算回
路の遅延器出力を遅延器入力とし、第N−1番目の演算
回路の加算器出力を加算器入力として遅延処理、畳み込
み演算、係数更新を行なう。加算器出力が適応フィルタ
300の出力信号302となる。第N番目の演算回路3
04の遅延器出力は使用しない。乗算器307は、誤差
信号303に定数レジスタ306の内容を乗じ、乗算結
果をN個の演算回路3041,・・・,304Mに供給
する。
107Mの実施例を示す。この適応フィルタ300は、
受信信号301を入力とし、出力信号302を求める。
また、誤差信号303が小さくなるようにフィルタ係数
を更新する。適応フィルタへの入力信号301は、遅延
器入力として第1の演算回路3041に供給される。第
1の演算回路3041は、適応フィルタへの入力信号3
01を遅延器入力とし、第1の定数レジスタ305に格
納されている定数0を加算器入力として、遅延処理、畳
み込み演算、係数更新を行なう。また、遅延器出力を第
2の演算回路3042の遅延器入力に供給し、加算器出
力を第2の演算回路3042の加算器入力に供給する。
第2の演算回路3042は、第1の演算回路の遅延器出
力を遅延器入力とし、第1の演算回路の加算器出力を加
算器入力として遅延処理、畳み込み演算、係数更新を行
なう。遅延器出力を第3の演算回路3043の遅延器入
力に供給し、加算器出力を第3の演算回路3043の加
算器入力に供給する。第j番目の演算回路304j(j
=3,・・・,N−1)は第2の演算回路3042と同
様に、第j−1番目の演算回路の遅延器出力を遅延器入
力とし、第j−1番目の演算回路の加算器出力を加算器
入力として遅延処理、畳み込み演算、係数更新を行な
う。遅延器出力を第j+1番目の演算回路304j+1
の遅延器入力に供給し、加算器出力を第j+1番目の演
算回路304j+1の加算器入力に供給する。同様に、
第N番目の演算回路304Nは、第N−1番目の演算回
路の遅延器出力を遅延器入力とし、第N−1番目の演算
回路の加算器出力を加算器入力として遅延処理、畳み込
み演算、係数更新を行なう。加算器出力が適応フィルタ
300の出力信号302となる。第N番目の演算回路3
04の遅延器出力は使用しない。乗算器307は、誤差
信号303に定数レジスタ306の内容を乗じ、乗算結
果をN個の演算回路3041,・・・,304Mに供給
する。
【0028】図4に、演算回路3041,・・・,30
4Nの実施例を示す。この演算回路320は、遅延器入
力321,加算器入力322,フィルタ係数更新量32
3を入力として遅延処理、畳み込み演算、係数更新を行
い、遅延器出力324,加算器出力325を出力とす
る。
4Nの実施例を示す。この演算回路320は、遅延器入
力321,加算器入力322,フィルタ係数更新量32
3を入力として遅延処理、畳み込み演算、係数更新を行
い、遅延器出力324,加算器出力325を出力とす
る。
【0029】遅延器入力321は遅延器326および第
1の乗算器327に供給される。遅延器326は、遅延
器入力321を1サンプル遅延させたものを遅延器出力
324として出力する。第1の乗算器327は遅延器入
力321と係数レジスタ331の内容を乗算し、乗算結
果を第1の加算器328に供給する。第1の加算器32
8は第1の乗算器327の乗算結果と加算器入力322
を加算し、加算結果を加算器出力325として出力す
る。
1の乗算器327に供給される。遅延器326は、遅延
器入力321を1サンプル遅延させたものを遅延器出力
324として出力する。第1の乗算器327は遅延器入
力321と係数レジスタ331の内容を乗算し、乗算結
果を第1の加算器328に供給する。第1の加算器32
8は第1の乗算器327の乗算結果と加算器入力322
を加算し、加算結果を加算器出力325として出力す
る。
【0030】第2の乗算器329は遅延器入力321と
フィルタ係数更新貴323を乗算し、乗算結果を第2の
加算器330に供給する。第2の加算器330は第2の
乗算器329の乗算結果と係数レジスタ331の内容を
加算し、加算結果を係数レジスタ331に格納する。
フィルタ係数更新貴323を乗算し、乗算結果を第2の
加算器330に供給する。第2の加算器330は第2の
乗算器329の乗算結果と係数レジスタ331の内容を
加算し、加算結果を係数レジスタ331に格納する。
【0031】図5に、パワー計算回路の第2の実施例を
示す。このパワー計算回路200は、入力信号201の
平均パワーを計算する。乗算器203で入力信号201
を二乗し、その結果を平均値計算回路に供給する。平均
値計算回路は、乗算結果の時間平均を求め、入力信号2
01のパワー202として、出力する。時間平均の代わ
りに、中間値、最頻値を用いてもよい。
示す。このパワー計算回路200は、入力信号201の
平均パワーを計算する。乗算器203で入力信号201
を二乗し、その結果を平均値計算回路に供給する。平均
値計算回路は、乗算結果の時間平均を求め、入力信号2
01のパワー202として、出力する。時間平均の代わ
りに、中間値、最頻値を用いてもよい。
【0032】図6に、本発明において受信信号および送
信信号がMチャンネルである場合の第2の実施例を示
す。本実施例は、図1におけるパワー計算回路10
11,・・・,101Mを絶対値計算回路1131,・
・・,113Mで置き換えたものである。絶対値計算回
路11311Mは、入力信号の絶対値を計算し、出力と
する。絶対値の代わりに、その時間平均、中間値、最頻
値を用いてもよい。
信信号がMチャンネルである場合の第2の実施例を示
す。本実施例は、図1におけるパワー計算回路10
11,・・・,101Mを絶対値計算回路1131,・
・・,113Mで置き換えたものである。絶対値計算回
路11311Mは、入力信号の絶対値を計算し、出力と
する。絶対値の代わりに、その時間平均、中間値、最頻
値を用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明の多チャンネルエコー除去方法お
よび装置は、受信信号間のパワー差に基づいて受信信号
を選択するので、チャンネル間の遅延時間差を生じない
マイクを使用すると正しく動作しないという問題を解決
できる。また、通常、遅延時間差を生ずるマイクはチャ
ンネル間のパワー差も生ずるので、任意のマイクを使用
できるようになる。
よび装置は、受信信号間のパワー差に基づいて受信信号
を選択するので、チャンネル間の遅延時間差を生じない
マイクを使用すると正しく動作しないという問題を解決
できる。また、通常、遅延時間差を生ずるマイクはチャ
ンネル間のパワー差も生ずるので、任意のマイクを使用
できるようになる。
【図1】本発明の多チャンネルエコー除去装置の第1の
実施例のブロック図である。
実施例のブロック図である。
【図2】図1におけるパワー計算回路の第1の実施例の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】図1における適応フィルタのブロック図であ
る。
る。
【図4】図3における演算回路のブロック図である。
【図5】図1におけるパワー計算回路の第2の実施例の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図6】本発明の多チャンネルエコー除去装置の第2の
実施例のブロック図である。
実施例のブロック図である。
【図7】従来の多チャンネルエコー除去装置のブロック
図である。
図である。
1 受信信号 2,12 スピーカ 3,11マイク 4 混在信号 5 エコー除去装置の出力信号 6,9 話者 7 エコー 8 送信信号 10 話者の音声 20,21 テレビ会議室 100,121 本発明の多チャンネルエコー除去装置 101 パワー計算回路 102 信号パワー 103 受信信号選択回路 104 受信信号選択情報 105 セレクタ 106 選択された受信信号 107 適応フィルタ 108 エコーのレプリカ 109 減算器 110 遅延時間差推定回路 111 受信信号選択回路 112 係数切替え可能適応フィルタ 113 絶対値計算回路 120 従来の多チャンネルエコー除去装置 200 パワー計算回路 201 入力信号 202 パワー 203 乗算器 204 平均値計算回路 300 適応フィルタ 301 受信信号 302 出力信号 303 誤差信号 304 演算回路 305,306 定数レジスタ 307 乗算器 320 演算回路 321 遅延器入力 322 加算器入力 323 フィルタ係数更新量 323 フィルタ係数選択信号 324 遅延器出力 325 加算器出力 326 遅延器 327,329 乗算器 328,330 加算器 331 係数レジスタ
Claims (4)
- 【請求項1】複数の受信信号と単数または複数の送信信
号を有するシステムにおいて、前記受信信号が空間音響
経路を伝搬することによって、あるいは回線の漏話等に
よって生じるエコーと前記送信信号が混在する混在信号
から、前記受信信号を入力とする適応フィルタによって
生成された前記エコーのレプリカを差し引くことによっ
てエコーを除去する際に、前記受信信号のうち最もパワ
ーの大きいものを選択し、前記選択された受信信号を前
記混在信号と1対1に対応した適応フィルタに入力して
前記レプリカを生成し、前記生成されたレプリカを対応
する前記混在信号から差し引いてエコーを除去すること
を特徴とする多チャンネルエコー除去方法。 - 【請求項2】前記受信信号を選択する際に、前記受信信
号のうち最も絶対値の大きいものを選択することをこと
を特徴とする請求項1に記載の多チャンネルエコー除去
方法。 - 【請求項3】複数の受信信号と単数または複数の送信信
号を有するシステムで、前記受信信号が空間音響経路を
伝搬することによって、あるいは回線の漏話等によって
生じるエコーと前記送信信号が混在する混在信号から前
記エコーを除去する際に、前記複数の受信信号と1対1
に対応し、前記受信信号のパワーを計算する複数のパワ
ー計算回路と、前記受信信号パワーに基づいて、前記複
数の受信信号のうち、パワーが最も大きいものを選択す
る受信信号選択回路と、前記受信信号選択回路の選択結
果に基づいて入力された前記複数の受信信号のうちパワ
ーが最も大きいものを選択して出力するセレクタと、前
記混在信号と1対1に対応し、前記セレクタで選択され
た受信信号を入力して前記エコーのレプリカを生成する
複数の適応フィルタと、前記混在信号と1対1に対応
し、前記生成されたエコーのレプリカを前記混在信号か
ら差し引いて出力信号とする複数の減算器とを少くとも
具備することを特徴とする多チャンネルエコー除去装
置。 - 【請求項4】前記パワー計算回路を絶対値計算回路で置
き換えたことを特徴とする請求項3に記載の多チャンネ
ルエコー除去装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5167261A JPH084243B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 多チャンネルエコー除去方法および装置 |
DE69433000T DE69433000T2 (de) | 1993-05-31 | 1994-05-30 | Mehrkanal-Echokompensationsverfahren und Vorrichtung dafür |
CA002124662A CA2124662C (en) | 1993-05-31 | 1994-05-30 | Multi-channel echo cancelling method and a device thereof |
EP94108319A EP0627825B1 (en) | 1993-05-31 | 1994-05-30 | Multi-channel echo cancelling method and a device thereof |
US08/251,236 US5513265A (en) | 1993-05-31 | 1994-05-31 | Multi-channel echo cancelling method and a device thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5167261A JPH084243B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 多チャンネルエコー除去方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06343051A JPH06343051A (ja) | 1994-12-13 |
JPH084243B2 true JPH084243B2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=15846462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5167261A Expired - Fee Related JPH084243B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 多チャンネルエコー除去方法および装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5513265A (ja) |
EP (1) | EP0627825B1 (ja) |
JP (1) | JPH084243B2 (ja) |
CA (1) | CA2124662C (ja) |
DE (1) | DE69433000T2 (ja) |
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DE19517469A1 (de) * | 1995-05-12 | 1996-11-14 | Sel Alcatel Ag | Freisprechverfahren für ein mehrkanaliges Übertragungssystem |
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FR2762467B1 (fr) | 1997-04-16 | 1999-07-02 | France Telecom | Procede d'annulation d'echo acoustique multi-voies et annuleur d'echo acoustique multi-voies |
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