JPH083675A - 鍛造用アルミニウム合金 - Google Patents
鍛造用アルミニウム合金Info
- Publication number
- JPH083675A JPH083675A JP10904594A JP10904594A JPH083675A JP H083675 A JPH083675 A JP H083675A JP 10904594 A JP10904594 A JP 10904594A JP 10904594 A JP10904594 A JP 10904594A JP H083675 A JPH083675 A JP H083675A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- forging
- aluminum alloy
- amount
- casting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000005242 forging Methods 0.000 title claims abstract description 34
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 32
- 229910019018 Mg 2 Si Inorganic materials 0.000 claims abstract description 25
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims abstract description 15
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims abstract description 15
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims abstract description 11
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims abstract description 8
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 28
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 18
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 2
- 230000005496 eutectics Effects 0.000 description 12
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 11
- 239000000047 product Substances 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 5
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 230000035882 stress Effects 0.000 description 4
- 229910018134 Al-Mg Inorganic materials 0.000 description 3
- 229910018467 Al—Mg Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 3
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 3
- 238000001953 recrystallisation Methods 0.000 description 3
- 229910018125 Al-Si Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910018520 Al—Si Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910018182 Al—Cu Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910017818 Cu—Mg Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910008048 Si-S Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910006336 Si—S Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 239000012467 final product Substances 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 230000002401 inhibitory effect Effects 0.000 description 1
- 229910000765 intermetallic Inorganic materials 0.000 description 1
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 238000000048 melt cooling Methods 0.000 description 1
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 1
- 238000010791 quenching Methods 0.000 description 1
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 238000007670 refining Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 1
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 1
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Forging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 引張り強さ,耐力,伸び等の機械的特性に優
れた鍛造用アルミニウム合金を得る。 【構成】 この鍛造用アルミニウム合金は、Si:0.
6〜3.0%,Mg:0.2〜2.0%,Cu:0.3
〜1.0%,Ti:0.01〜0.1%,B:0.00
01〜0.01%,Mn:0.1〜0.5%,Cr:
0.1〜0.5%及びFe:0.05〜0.5%を含
み、且つ合金設計値から換算したMg2 Si量が1.5
%以上となるように成分設計されている。または、合金
設計値から換算したMg2 Si当量以外のSi量が0.
5%以上となるように成分設計する。このアルミニウム
合金は、冷却速度200℃/秒以下で鋳造された後、1
0〜50%の据込み率で鍛造加工される。
れた鍛造用アルミニウム合金を得る。 【構成】 この鍛造用アルミニウム合金は、Si:0.
6〜3.0%,Mg:0.2〜2.0%,Cu:0.3
〜1.0%,Ti:0.01〜0.1%,B:0.00
01〜0.01%,Mn:0.1〜0.5%,Cr:
0.1〜0.5%及びFe:0.05〜0.5%を含
み、且つ合金設計値から換算したMg2 Si量が1.5
%以上となるように成分設計されている。または、合金
設計値から換算したMg2 Si当量以外のSi量が0.
5%以上となるように成分設計する。このアルミニウム
合金は、冷却速度200℃/秒以下で鋳造された後、1
0〜50%の据込み率で鍛造加工される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車部品,家電製品
等に使用され、良好な強度及び大きな伸び率を呈する鍛
造用アルミニウム合金に関する。
等に使用され、良好な強度及び大きな伸び率を呈する鍛
造用アルミニウム合金に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム合金の代表的な鍛造用素材
として、6061合金が使用されている。しかし、60
61合金は、押出工程を経て鍛造用素材にされることか
ら、コスト高になる。また、押出し材を鍛造することか
ら、製品形状がおのずと単純な形状に限定される。その
ため、形状が複雑な製品を得る場合、鍛造用素材を鋳造
で得る必要が生じる。現在、鋳造によって所定の形状が
付与された素材、すなわち予形材で鍛造が可能な材料と
しては、AC4C,AC4CH等がJISで掲げられて
いる。しかし、AC4C,AC4CH等のアルミニウム
合金は、6061合金に比較し伸び率等の引張り特性が
劣り、形状特性に優れた鍛造製品を得ることができな
い。
として、6061合金が使用されている。しかし、60
61合金は、押出工程を経て鍛造用素材にされることか
ら、コスト高になる。また、押出し材を鍛造することか
ら、製品形状がおのずと単純な形状に限定される。その
ため、形状が複雑な製品を得る場合、鍛造用素材を鋳造
で得る必要が生じる。現在、鋳造によって所定の形状が
付与された素材、すなわち予形材で鍛造が可能な材料と
しては、AC4C,AC4CH等がJISで掲げられて
いる。しかし、AC4C,AC4CH等のアルミニウム
合金は、6061合金に比較し伸び率等の引張り特性が
劣り、形状特性に優れた鍛造製品を得ることができな
い。
【0003】AC4C,AC4CH等のアルミニウム合
金を鋳造することにより得られた鍛造用素材の伸び率を
大きくするため、Si含有量を3重量%程度まで少な
く、更にNa、Sr、Sb等を添加し、共晶Siを微細
化することが、特開昭54−13407号公報で紹介さ
れている。共晶Siの微細化によって、伸び率がある程
度改善される。しかし、依然として6061合金の伸び
率には及ばず、鍛造性に問題が残っている。また、得ら
れた鍛造製品の耐力が十分でないことから、所定の構造
強度をだすために厚肉化することを余儀なくされてい
た。その結果、軽量化部品としてのアルミニウム材料の
長所を活用できない現状である。本発明者等は、このよ
うな問題を解消したアルミニウム合金として、P含有量
を規制し共晶Siを十分に微細化することにより、鍛造
性を始めとして機械強度等に優れた鍛造用合金を特開平
5−9637号公報で紹介した。
金を鋳造することにより得られた鍛造用素材の伸び率を
大きくするため、Si含有量を3重量%程度まで少な
く、更にNa、Sr、Sb等を添加し、共晶Siを微細
化することが、特開昭54−13407号公報で紹介さ
れている。共晶Siの微細化によって、伸び率がある程
度改善される。しかし、依然として6061合金の伸び
率には及ばず、鍛造性に問題が残っている。また、得ら
れた鍛造製品の耐力が十分でないことから、所定の構造
強度をだすために厚肉化することを余儀なくされてい
た。その結果、軽量化部品としてのアルミニウム材料の
長所を活用できない現状である。本発明者等は、このよ
うな問題を解消したアルミニウム合金として、P含有量
を規制し共晶Siを十分に微細化することにより、鍛造
性を始めとして機械強度等に優れた鍛造用合金を特開平
5−9637号公報で紹介した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鍛造後の最
終製品になるべく近い形状をもつ鋳造品を鋳造する際、
Si量が少ない6061,6063等の展伸用材料で
は、鋳造時の熱間割れ,鋳巣等の欠陥が発生し易い。一
方、Si量が多いAC4C,AC4CH等の鋳造用合金
では、鋳造時に問題が生じないが、鍛造後の強度や靭性
が劣る傾向を示す。本発明は、このような問題を解消す
べく案出されたものであり、鋳造後のMg2 Si量又は
Mg2 Si量以外の過剰Si量を調整することにより、
鋳造時に熱間割れが発生せず、且つ鍛造後に強度及び靭
性が向上する鍛造用アルミニウム合金を提供することを
目的とする。
終製品になるべく近い形状をもつ鋳造品を鋳造する際、
Si量が少ない6061,6063等の展伸用材料で
は、鋳造時の熱間割れ,鋳巣等の欠陥が発生し易い。一
方、Si量が多いAC4C,AC4CH等の鋳造用合金
では、鋳造時に問題が生じないが、鍛造後の強度や靭性
が劣る傾向を示す。本発明は、このような問題を解消す
べく案出されたものであり、鋳造後のMg2 Si量又は
Mg2 Si量以外の過剰Si量を調整することにより、
鋳造時に熱間割れが発生せず、且つ鍛造後に強度及び靭
性が向上する鍛造用アルミニウム合金を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の鍛造用アルミニ
ウム合金は、その目的を達成するため、Si:0.6〜
3.0重量%,Mg:0.2〜2.0重量%,Cu:
0.3〜1.0重量%,Ti:0.01〜0.1重量
%,B:0.0001〜0.01重量%,Mn:0.1
〜0.5重量%,Cr:0.1〜0.5重量%及びF
e:0.05〜0.5重量%を含み、且つ合金設計値か
ら換算したMg2 Si量が1.5重量%以上となるよう
に成分設計されていることを特徴とする。或いは、合金
設計値から換算したMg2 Si当量以外のSi量が0.
5重量%以上となるように、成分設計する。前掲した組
成をもつアルミニウム合金溶湯は、200℃/秒以下の
冷却速度で所定形状に鋳造される。得られた鋳造品は、
10〜50%の据込み率で鍛造加工され、素形材とな
る。
ウム合金は、その目的を達成するため、Si:0.6〜
3.0重量%,Mg:0.2〜2.0重量%,Cu:
0.3〜1.0重量%,Ti:0.01〜0.1重量
%,B:0.0001〜0.01重量%,Mn:0.1
〜0.5重量%,Cr:0.1〜0.5重量%及びF
e:0.05〜0.5重量%を含み、且つ合金設計値か
ら換算したMg2 Si量が1.5重量%以上となるよう
に成分設計されていることを特徴とする。或いは、合金
設計値から換算したMg2 Si当量以外のSi量が0.
5重量%以上となるように、成分設計する。前掲した組
成をもつアルミニウム合金溶湯は、200℃/秒以下の
冷却速度で所定形状に鋳造される。得られた鋳造品は、
10〜50%の据込み率で鍛造加工され、素形材とな
る。
【0006】鍛造後にT6 処理を施すアルミニウム合金
を自動車用部品として使用するとき、引張り強さ300
N/mm2 以上,耐力250N/mm2 以上及び伸び1
0%以上の機械的性質が要求される。本発明の鍛造用ア
ルミニウム合金は、この要求に十分応える特性を呈す
る。なお、本発明のアルミニウム合金は、押出し後に鍛
造することによっても製造されるが、コスト低減のため
に押出し工程を省略し、鋳造後に直接鍛造することによ
って所定の機械的性質を付与することができる。そのた
め、製造コスト自体も低減される。
を自動車用部品として使用するとき、引張り強さ300
N/mm2 以上,耐力250N/mm2 以上及び伸び1
0%以上の機械的性質が要求される。本発明の鍛造用ア
ルミニウム合金は、この要求に十分応える特性を呈す
る。なお、本発明のアルミニウム合金は、押出し後に鍛
造することによっても製造されるが、コスト低減のため
に押出し工程を省略し、鋳造後に直接鍛造することによ
って所定の機械的性質を付与することができる。そのた
め、製造コスト自体も低減される。
【0007】
【作用】本発明の鍛造用アルミニウム合金においては、
鋳造後のMg2 Si量又はMg2 Si量以外の過剰Si
量を調整することにより、鋳造時の熱間割れが防止され
る。鋳造時に発生したミクロポロシティは、据込み率1
0〜50%の鍛造によって押し潰される。その結果、鍛
造加工性に優れ機械的性質が向上したアルミニウム合金
が得られる。
鋳造後のMg2 Si量又はMg2 Si量以外の過剰Si
量を調整することにより、鋳造時の熱間割れが防止され
る。鋳造時に発生したミクロポロシティは、据込み率1
0〜50%の鍛造によって押し潰される。その結果、鍛
造加工性に優れ機械的性質が向上したアルミニウム合金
が得られる。
【0008】以下、合金成分及びその含有量等について
説明する。 Si:0.6〜3.0重量% 本発明の鍛造用アルミニウム合金は、鋳造で得られた予
形材を鍛造することにより、所定形状をもつ製品とされ
る。この予形材を得るために、溶湯の流動性,引け性等
が良く、鋳造割れ等の欠陥が発生しないことが要求され
る。この鋳造性を確保する上から、Siを含有させるこ
とが必要である。Si含有量が0.6重量%未満では、
Mg2 Si化合物以外の過剰Siが0.5重量%未満と
なるため、鋳造時に割れが発生し易くなる。しかし、多
量のSi含有は、アルミニウム合金の伸びや機械的強度
を低下させる。0.6〜3.0重量%の範囲のSi含有
量で、必要とする伸びや機械的強度が得られると共に、
鋳造性も良好になる。Si含有量が3.0重量%を超え
ると、ミクロ組織でも検出されるように粒界に比較的多
量の共晶Siが晶出し、伸び,機械的強度等を劣化させ
る。逆に、Si含有量が0.6重量%未満のときには、
鋳造性が悪化し、鋳造時に割れが発生し易くなる。
説明する。 Si:0.6〜3.0重量% 本発明の鍛造用アルミニウム合金は、鋳造で得られた予
形材を鍛造することにより、所定形状をもつ製品とされ
る。この予形材を得るために、溶湯の流動性,引け性等
が良く、鋳造割れ等の欠陥が発生しないことが要求され
る。この鋳造性を確保する上から、Siを含有させるこ
とが必要である。Si含有量が0.6重量%未満では、
Mg2 Si化合物以外の過剰Siが0.5重量%未満と
なるため、鋳造時に割れが発生し易くなる。しかし、多
量のSi含有は、アルミニウム合金の伸びや機械的強度
を低下させる。0.6〜3.0重量%の範囲のSi含有
量で、必要とする伸びや機械的強度が得られると共に、
鋳造性も良好になる。Si含有量が3.0重量%を超え
ると、ミクロ組織でも検出されるように粒界に比較的多
量の共晶Siが晶出し、伸び,機械的強度等を劣化させ
る。逆に、Si含有量が0.6重量%未満のときには、
鋳造性が悪化し、鋳造時に割れが発生し易くなる。
【0009】Mg:0.2〜2.0重量% Siと共存して熱処理によりMg2 Siとして析出し、
引張強さ,耐力等の機械的強度を向上させる。しかし、
Mg含有量が2.0重量%を越えると,Mgによる強度
改善効果が飽和する。また、0.2重量%未満のMg含
有量では、強度の向上に有効なMg2 Siとして働くM
g分が不足する。 Cu:0.3〜1.0重量% 時効処理後にAl−Cu系,Al−Cu−Mg系等の析
出物となって、アルミニウム合金の強度を上昇させる。
このような効果を得るためには、0.3重量%以上のC
u含有量が必要である。また、Mgとの併用添加によっ
て、十分な伸びが確保される。しかし、1.0重量%を
超える多量のCuが含まれると、耐糸錆性が劣化する。
引張強さ,耐力等の機械的強度を向上させる。しかし、
Mg含有量が2.0重量%を越えると,Mgによる強度
改善効果が飽和する。また、0.2重量%未満のMg含
有量では、強度の向上に有効なMg2 Siとして働くM
g分が不足する。 Cu:0.3〜1.0重量% 時効処理後にAl−Cu系,Al−Cu−Mg系等の析
出物となって、アルミニウム合金の強度を上昇させる。
このような効果を得るためには、0.3重量%以上のC
u含有量が必要である。また、Mgとの併用添加によっ
て、十分な伸びが確保される。しかし、1.0重量%を
超える多量のCuが含まれると、耐糸錆性が劣化する。
【0010】Ti:0.01〜0.1重量%及びB:
0.0001〜0.01重量% アルミニウム合金の鋳造組織は、Ti及びBの併用添加
によって微細化される。鋳造組織の微細化に伴い、粒界
に析出する不純物やシュリンケージ等が細かく分散さ
れ、機械的特性が向上する。このような効果を得るため
には、0.01重量%以上のTi及び0.0001重量
%以上のBを含有させることが必要である。しかし、T
i含有量及びB含有量がそれぞれ0.1重量%及び0.
01重量%を超えると、析出する介在物が多くなり、却
って靭性,強度,伸び等が劣化する。
0.0001〜0.01重量% アルミニウム合金の鋳造組織は、Ti及びBの併用添加
によって微細化される。鋳造組織の微細化に伴い、粒界
に析出する不純物やシュリンケージ等が細かく分散さ
れ、機械的特性が向上する。このような効果を得るため
には、0.01重量%以上のTi及び0.0001重量
%以上のBを含有させることが必要である。しかし、T
i含有量及びB含有量がそれぞれ0.1重量%及び0.
01重量%を超えると、析出する介在物が多くなり、却
って靭性,強度,伸び等が劣化する。
【0011】Mn及びCr:0.1〜0.5重量% 加工時にアルミニウム合金が再結晶することを防止する
ために、添加される元素である。再結晶防止を図るため
には、0.1重量%以上のMn及び0.1重量%以上の
Crを複合して含有させることが必要である。0.1重
量%以上のMn及びCrを含有させるとき、熱間加工中
及びその後のT6 処理(520℃×4時間加熱→水冷→
160℃×6時間加熱→放冷)における再結晶が防止さ
れる。しかし、これら元素を多量に添加すると、粗大な
金属間化合物が生成し、材料特性を低下させる。また、
Mn又はCrを単独添加した場合では、鍛造繊維組織の
方向に幅1〜2mm及び長さ5mm程度の再結晶粒が発
達する。この再結晶粒は、Mn及びCrを併用添加する
ことにより、幅及び長さ共に1mm以下に抑えられる。
更に、Mn及びCrの過剰添加は、マトリックスの硬度
が上昇し、却って加工性が低下する。そこで、Mn含有
量及びCr含有量の上限は、共に0.5重量%に規定し
た。
ために、添加される元素である。再結晶防止を図るため
には、0.1重量%以上のMn及び0.1重量%以上の
Crを複合して含有させることが必要である。0.1重
量%以上のMn及びCrを含有させるとき、熱間加工中
及びその後のT6 処理(520℃×4時間加熱→水冷→
160℃×6時間加熱→放冷)における再結晶が防止さ
れる。しかし、これら元素を多量に添加すると、粗大な
金属間化合物が生成し、材料特性を低下させる。また、
Mn又はCrを単独添加した場合では、鍛造繊維組織の
方向に幅1〜2mm及び長さ5mm程度の再結晶粒が発
達する。この再結晶粒は、Mn及びCrを併用添加する
ことにより、幅及び長さ共に1mm以下に抑えられる。
更に、Mn及びCrの過剰添加は、マトリックスの硬度
が上昇し、却って加工性が低下する。そこで、Mn含有
量及びCr含有量の上限は、共に0.5重量%に規定し
た。
【0012】Fe:0.05〜0.5重量% 鋳造時にβ−AlFeSi系の晶出物を粒界に発生さ
せ、すでに発生している初晶のAl結晶粒を結合させる
作用を呈する。その結果、鋳造割れが防止される。この
ような効果は、0.05重量%以上のFe含有量で顕著
になる。しかし、0.5重量%を超える多量のFeが含
まれると、巨大な晶出物が生成し、機械的性質に悪影響
を与える。 Mg2 Si量:1.5重量%以上 Mg2 Si量は、合金設計の段階で含まれるMg量(分
析値)に(1+1/1.73)を乗じる設計値で算出さ
れる。この設計値が1.5重量%以上になると鋳造時に
割れの発生が抑えられるので、設計値1.5重量%以上
を満足するようにSi含有量及びMg含有量が決定され
る。Mg2 Si量が割れ抑制に与える関係は、表1に示
すように本発明者等による多数の実験結果から求められ
たものである。
せ、すでに発生している初晶のAl結晶粒を結合させる
作用を呈する。その結果、鋳造割れが防止される。この
ような効果は、0.05重量%以上のFe含有量で顕著
になる。しかし、0.5重量%を超える多量のFeが含
まれると、巨大な晶出物が生成し、機械的性質に悪影響
を与える。 Mg2 Si量:1.5重量%以上 Mg2 Si量は、合金設計の段階で含まれるMg量(分
析値)に(1+1/1.73)を乗じる設計値で算出さ
れる。この設計値が1.5重量%以上になると鋳造時に
割れの発生が抑えられるので、設計値1.5重量%以上
を満足するようにSi含有量及びMg含有量が決定され
る。Mg2 Si量が割れ抑制に与える関係は、表1に示
すように本発明者等による多数の実験結果から求められ
たものである。
【0013】表1では、リングテスト試料における表面
の割れのトータル長さが1.5cm以下を合格とした。
リングテスト法では、所定組成の溶湯を710℃の保持
し、柄杓で約100gを金型温度150℃の金型に注
ぎ、凝固後のリング表面全体に表れる割れの長さを測定
した。金型としては、外径58mm及び内径38mmの
リング状金型を使用し、断面の形状は高さ20mm及び
横10mmの四角形でコーナー部が丸くなっている。こ
のときの溶湯冷却速度は、約15℃/秒であった。ま
た、表面割れの総長で1.5cm以下を合格とした。表
1の試料No.1〜4にみられるように、Mg2 Si量が
設計値1.5重量%以上で割れの発生がなくなってい
る。Mg2 Si量の調整による割れが抑制されること
は、Al−Mg2 Si系においてMg2 Siが共晶とし
て存在していると、Al−Mg2 Siの共晶溶湯が結晶
粒界に補給されることに起因するものと推察される。
の割れのトータル長さが1.5cm以下を合格とした。
リングテスト法では、所定組成の溶湯を710℃の保持
し、柄杓で約100gを金型温度150℃の金型に注
ぎ、凝固後のリング表面全体に表れる割れの長さを測定
した。金型としては、外径58mm及び内径38mmの
リング状金型を使用し、断面の形状は高さ20mm及び
横10mmの四角形でコーナー部が丸くなっている。こ
のときの溶湯冷却速度は、約15℃/秒であった。ま
た、表面割れの総長で1.5cm以下を合格とした。表
1の試料No.1〜4にみられるように、Mg2 Si量が
設計値1.5重量%以上で割れの発生がなくなってい
る。Mg2 Si量の調整による割れが抑制されること
は、Al−Mg2 Si系においてMg2 Siが共晶とし
て存在していると、Al−Mg2 Siの共晶溶湯が結晶
粒界に補給されることに起因するものと推察される。
【0014】
【表1】
【0015】過剰Si量:0.5重量%以上 過剰Si量が設計計算値で0.5重量%以上になると、
表1のNo.5,6にみられるように割れが防止される。
過剰Siによる割れ抑制作用は、Al−Mg2 Si−S
i系において、SiがAl−Si系の共晶となり、結晶
粒界にAl−Si系共晶溶湯が補給されることに由来す
るものと推察される。すなわち、Mgが全てMg2 Si
になっていると推定し、残りの過剰Siが共晶Siにな
るものと考えられる。そこで、設計計算値で0.5重量
%以上の過剰Si量となるように、Si含有量及びMg
含有量を決定する。 鋳造時の溶湯冷却速度:200℃/秒以下 鋳造割れが生じないためには、共晶Mg2 Si又はSi
の存在が重要である。共晶Mg2 Si又はSiは溶湯の
冷却速度に依存し、冷却速度が遅いほど発生量が多くな
ることから、必要量の共晶Mg2 Si又はSiを確保す
るため溶湯の冷却速度を200℃/秒以下にする。
表1のNo.5,6にみられるように割れが防止される。
過剰Siによる割れ抑制作用は、Al−Mg2 Si−S
i系において、SiがAl−Si系の共晶となり、結晶
粒界にAl−Si系共晶溶湯が補給されることに由来す
るものと推察される。すなわち、Mgが全てMg2 Si
になっていると推定し、残りの過剰Siが共晶Siにな
るものと考えられる。そこで、設計計算値で0.5重量
%以上の過剰Si量となるように、Si含有量及びMg
含有量を決定する。 鋳造時の溶湯冷却速度:200℃/秒以下 鋳造割れが生じないためには、共晶Mg2 Si又はSi
の存在が重要である。共晶Mg2 Si又はSiは溶湯の
冷却速度に依存し、冷却速度が遅いほど発生量が多くな
ることから、必要量の共晶Mg2 Si又はSiを確保す
るため溶湯の冷却速度を200℃/秒以下にする。
【0016】鍛造時の据込み率:10〜50% 鋳造品に生じているポロシティが据込み率10%以上の
鍛造によって押し潰され、アルミニウム合金の機械的特
性を改善する。据込み率がポロシティに与える影響を図
1に示す。しかし、50%を超える据込み率は、ポロシ
ティ圧潰作用を飽和させ、且つ図2に示すように引張り
強さ及び耐力の値が低下する傾向を示し、却って鍛造加
工に要する費用を上昇させる。
鍛造によって押し潰され、アルミニウム合金の機械的特
性を改善する。据込み率がポロシティに与える影響を図
1に示す。しかし、50%を超える据込み率は、ポロシ
ティ圧潰作用を飽和させ、且つ図2に示すように引張り
強さ及び耐力の値が低下する傾向を示し、却って鍛造加
工に要する費用を上昇させる。
【0017】
【実施例】表2に示した合金成分の素材をJISD4号
の舟形鋳型を使用して鋳造した。金型を200℃に予熱
しておいた。このとき、溶湯の冷却速度は約10℃/秒
であった。得られた素材を450℃に加熱し、型温度2
00℃で据込み率40%の熱間鍛造を施し、T6 処理
(520℃×4時間加熱→水焼入れ→160℃×6時間
加熱→空冷)した後、機械的性質を調査した。Mg2 S
i量及び過剰Si量の計算値及び鋳造割れの結果を表3
に、鋳造材をT6 処理した後の機械的性質を表4に示
す。
の舟形鋳型を使用して鋳造した。金型を200℃に予熱
しておいた。このとき、溶湯の冷却速度は約10℃/秒
であった。得られた素材を450℃に加熱し、型温度2
00℃で据込み率40%の熱間鍛造を施し、T6 処理
(520℃×4時間加熱→水焼入れ→160℃×6時間
加熱→空冷)した後、機械的性質を調査した。Mg2 S
i量及び過剰Si量の計算値及び鋳造割れの結果を表3
に、鋳造材をT6 処理した後の機械的性質を表4に示
す。
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】
【表4】
【0021】表3にみられるように、Mg2 Si量及び
過剰Si量が鋳造割れの抑制に効果的であり、それぞれ
1.5重量%以上及び0.5重量%以上になっているの
で、Si及びMg以外の元素の添加にも拘らず割れの発
生が見られなかった。鋳造材をT6 処理した後の機械的
性質は、表4に示すように、試料No.10,11では何
れも据込み率40%のときの目標値である引張り強さ3
00N/mm2 ,耐力250N/mm2 以上及び伸び1
0%以上を満足している。試料No.10について、据込
み率とポロシティとの関係を調査した。ポロシティ量
は、試験片の比重を測定し、据込み率60%のときの比
重に対する差で表した。図1から明らかなように、据込
み率10%でポロシティがほぼつぶれていることが判
る。また、試料No.10について据込み率と機械的性質
との関係をしめした図2から、引張り強さ及び耐力は、
据込み率40〜50%で飽和していることが判る。
過剰Si量が鋳造割れの抑制に効果的であり、それぞれ
1.5重量%以上及び0.5重量%以上になっているの
で、Si及びMg以外の元素の添加にも拘らず割れの発
生が見られなかった。鋳造材をT6 処理した後の機械的
性質は、表4に示すように、試料No.10,11では何
れも据込み率40%のときの目標値である引張り強さ3
00N/mm2 ,耐力250N/mm2 以上及び伸び1
0%以上を満足している。試料No.10について、据込
み率とポロシティとの関係を調査した。ポロシティ量
は、試験片の比重を測定し、据込み率60%のときの比
重に対する差で表した。図1から明らかなように、据込
み率10%でポロシティがほぼつぶれていることが判
る。また、試料No.10について据込み率と機械的性質
との関係をしめした図2から、引張り強さ及び耐力は、
据込み率40〜50%で飽和していることが判る。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の鍛造用
アルミニウム合金は、Mg2 Si量及び過剰Si量を調
整することにより、鋳造時に発生し易い熱間割れを防止
し、鍛造後優れたに強度及び靭性を呈する。また、鋳造
材に含まれているポロシティは、鍛造によって押し潰さ
れ、良好な機械的特性を持った製品が得られる。
アルミニウム合金は、Mg2 Si量及び過剰Si量を調
整することにより、鋳造時に発生し易い熱間割れを防止
し、鍛造後優れたに強度及び靭性を呈する。また、鋳造
材に含まれているポロシティは、鍛造によって押し潰さ
れ、良好な機械的特性を持った製品が得られる。
【図1】 本発明鍛造用アルミニウム合金の据込み率と
ポロシティとの関係を示したグラフ
ポロシティとの関係を示したグラフ
【図2】 同じく据込み率がアルミニウム合金の機械的
特性に与える影響を示したグラフ
特性に与える影響を示したグラフ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 昭自 静岡県庵原郡蒲原町蒲原161番地 株式会 社日軽技研内
Claims (4)
- 【請求項1】 Si:0.6〜3.0重量%,Mg:
0.2〜2.0重量%,Cu:0.3〜1.0重量%,
Ti:0.01〜0.1重量%,B:0.0001〜
0.01重量%,Mn:0.1〜0.5重量%,Cr:
0.1〜0.5重量%及びFe:0.05〜0.5重量
%を含み、且つ合金設計値から換算したMg2 Si量が
1.5重量%以上となるように成分設計されている鍛造
用アルミニウム合金。 - 【請求項2】 Si:0.6〜3.0重量%,Mg:
0.2〜2.0重量%,Cu:0.3〜1.0重量%,
Ti:0.01〜0.1重量%,B:0.0001〜
0.01重量%,Mn:0.1〜0.5重量%,Cr:
0.1〜0.5重量%及びFe:0.05〜0.5重量
%を含み、且つ合金設計値から換算したMg2 Si当量
以外のSi量が0.5重量%以上となるように成分設計
されている鍛造用アルミニウム合金。 - 【請求項3】 冷却速度を200℃/秒以下に設定し請
求項1又は2記載の組成をもつアルミニウム合金溶湯を
鋳造することを特徴とする鍛造用アルミニウム合金の鋳
造方法。 - 【請求項4】 請求項1又は2記載の組成をもつアルミ
ニウム合金を鋳造し、10〜50%の据込み率で鍛造加
工を施した素形材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10904594A JP3471421B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | アルミニウム合金鍛造材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10904594A JP3471421B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | アルミニウム合金鍛造材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH083675A true JPH083675A (ja) | 1996-01-09 |
JP3471421B2 JP3471421B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=14500216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10904594A Expired - Fee Related JP3471421B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | アルミニウム合金鍛造材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3471421B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000514138A (ja) * | 1996-07-04 | 2000-10-24 | コマルコ アルミニウム リミテッド | 6xxx系アルミニウム合金 |
EP1158068A1 (en) * | 2000-05-24 | 2001-11-28 | Pechiney Rhenalu | Thick products made of heat-treatable aluminum alloy with improved toughness and process for manufacturing these products |
WO2004031424A1 (ja) * | 2002-10-01 | 2004-04-15 | Asahi Tec Corporation | 鋳造鍛造用アルミニウム合金、アルミニウム鋳造鍛造品及び製造方法 |
WO2008044564A1 (fr) | 2006-10-05 | 2008-04-17 | Gohsyu Co., Ltd. | Matériau de traitement de haute résistance, SON procédé de fabrication, et appareil de production associé |
JP2008117839A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Oya Giken:Kk | 磁芯部材およびその製造方法 |
US20100288401A1 (en) * | 2007-11-08 | 2010-11-18 | Ksm Castings Gmbh | Aluminum casting alloy |
JPWO2021230080A1 (ja) * | 2020-05-13 | 2021-11-18 |
-
1994
- 1994-04-25 JP JP10904594A patent/JP3471421B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000514138A (ja) * | 1996-07-04 | 2000-10-24 | コマルコ アルミニウム リミテッド | 6xxx系アルミニウム合金 |
EP1158068A1 (en) * | 2000-05-24 | 2001-11-28 | Pechiney Rhenalu | Thick products made of heat-treatable aluminum alloy with improved toughness and process for manufacturing these products |
US7135077B2 (en) | 2000-05-24 | 2006-11-14 | Pechiney Rhenalu | Thick products made of heat-treatable aluminum alloy with improved toughness and process for manufacturing these products |
EP1566458A1 (en) * | 2002-10-01 | 2005-08-24 | Asahi Tec Corporation | Aluminum alloy for casting-forging, aluminum cast/forged article, and method formanufacture thereof |
JPWO2004031424A1 (ja) * | 2002-10-01 | 2006-02-02 | 旭テック株式会社 | 鋳造鍛造用アルミニウム合金、アルミニウム鋳造鍛造品及び製造方法 |
EP1566458A4 (en) * | 2002-10-01 | 2006-04-26 | Asahi Tec Corp | ALUMINUM ALLOY ALLOY FOR FORGING AND ALUMINUM MOLD FORGING PRODUCT AND MANUFACTURING METHOD THEREFOR |
WO2004031424A1 (ja) * | 2002-10-01 | 2004-04-15 | Asahi Tec Corporation | 鋳造鍛造用アルミニウム合金、アルミニウム鋳造鍛造品及び製造方法 |
WO2008044564A1 (fr) | 2006-10-05 | 2008-04-17 | Gohsyu Co., Ltd. | Matériau de traitement de haute résistance, SON procédé de fabrication, et appareil de production associé |
US8250897B2 (en) | 2006-10-05 | 2012-08-28 | Gohsyu Co., Ltd. | High strength workpiece material and method and apparatus for producing the same |
JP2008117839A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Oya Giken:Kk | 磁芯部材およびその製造方法 |
US20100288401A1 (en) * | 2007-11-08 | 2010-11-18 | Ksm Castings Gmbh | Aluminum casting alloy |
JPWO2021230080A1 (ja) * | 2020-05-13 | 2021-11-18 | ||
WO2021230080A1 (ja) * | 2020-05-13 | 2021-11-18 | 日本軽金属株式会社 | アルミニウム合金鍛造材及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3471421B2 (ja) | 2003-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3684313B2 (ja) | 自動車のサスペンション部品用高強度高靱性アルミニウム合金鍛造材 | |
US20110116966A1 (en) | Aluminum alloy, method of casting aluminum alloy, and method of producing aluminum alloy product | |
JP2697400B2 (ja) | 鍛造用アルミニウム合金 | |
JP3335732B2 (ja) | 亜共晶Al−Si系合金及びその鋳造法 | |
WO2006083982A2 (en) | Aluminum-zinc-magnesium-scandium alloys and methods of fabricating same | |
JPH07109536A (ja) | 鍛造用アルミニウム合金及びその熱処理 | |
JPWO2019167469A1 (ja) | Al−Mg−Si系アルミニウム合金材 | |
JP2001115226A (ja) | 展伸材用アルミニウム合金 | |
JP3346186B2 (ja) | 耐摩耗性,鋳造性,鍛造性に優れた鋳造・鍛造用アルミ合金材及びその製造法 | |
JP3471421B2 (ja) | アルミニウム合金鍛造材の製造方法 | |
JPH11286758A (ja) | アルミ鋳造材を用いた鍛造製品の製造方法 | |
JPH07197165A (ja) | 高耐磨耗性快削アルミニウム合金とその製造方法 | |
JP5575028B2 (ja) | 高強度アルミニウム合金、高強度アルミニウム合金鋳物の製造方法および高強度アルミニウム合金部材の製造方法 | |
JPH09249949A (ja) | アルミ押出し材鍛造製品の製造方法 | |
JPH11286759A (ja) | アルミニウム押出し材を用いた鍛造製品の製造方法 | |
JPH07145440A (ja) | アルミニウム合金鍛造素材 | |
JPH07150312A (ja) | アルミニウム合金鍛造素材の製造方法 | |
JPH07197164A (ja) | 高強度高加工性アルミニウム合金とその製造方法 | |
JP2848368B2 (ja) | 耐摩耗性及び靭性に優れたコンプレッサー部品用アルミ合金の製造方法 | |
JPH11350058A (ja) | 成形性及び焼き付け硬化性に優れるアルミニウム合金板及びその製造方法 | |
JPH0734169A (ja) | 強度に優れた耐摩耗性アルミニウム合金 | |
JPH10259464A (ja) | 成形加工用アルミニウム合金板の製造方法 | |
JPH11152552A (ja) | Al−Zn−Si系合金の加工方法 | |
JPS6154853B2 (ja) | ||
JP2743709B2 (ja) | 押出し・鍛造用アルミニウム合金 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |