JPH0835150A - 織機において繊維くずの付着を減少する装置 - Google Patents
織機において繊維くずの付着を減少する装置Info
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- JPH0835150A JPH0835150A JP7082386A JP8238695A JPH0835150A JP H0835150 A JPH0835150 A JP H0835150A JP 7082386 A JP7082386 A JP 7082386A JP 8238695 A JP8238695 A JP 8238695A JP H0835150 A JPH0835150 A JP H0835150A
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H11/00—Arrangements for confining or removing dust, fly or the like
- D01H11/005—Arrangements for confining or removing dust, fly or the like with blowing and/or suction devices
- D01H11/006—Arrangements for confining or removing dust, fly or the like with blowing and/or suction devices travelling along the machines
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
- D03J—AUXILIARY WEAVING APPARATUS; WEAVERS' TOOLS; SHUTTLES
- D03J1/00—Auxiliary apparatus combined with or associated with looms
- D03J1/002—Climatic conditioning or removing lint or dust
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 織機の内部において繊維くずの大部分を捕捉
し、繊維くずによる織機の休止および繊維くずの織物へ
の織り込みを防止する。 【構成】 織り平面2の上側にあるたて糸6の上を往復
走行できるブロー装置3が、後方開口13の下側にあ
り、織機1の状態に合わせて適合調整できる本発明に基
づく吸込み通路体・複合体17と共働する。吸込み通路
体・複合体17は織り幅にわたって延び、吸込みスリッ
ト23を備え互いにチェーンの形に結合されている個々
の吸込み通路体18から構成されている。
し、繊維くずによる織機の休止および繊維くずの織物へ
の織り込みを防止する。 【構成】 織り平面2の上側にあるたて糸6の上を往復
走行できるブロー装置3が、後方開口13の下側にあ
り、織機1の状態に合わせて適合調整できる本発明に基
づく吸込み通路体・複合体17と共働する。吸込み通路
体・複合体17は織り幅にわたって延び、吸込みスリッ
ト23を備え互いにチェーンの形に結合されている個々
の吸込み通路体18から構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織り平面の上側におい
て往復移動できる少なくとも一つのブロー(吹出し)装
置と織機の内部に存在する少なくとも一つの吸込み装置
とから構成されている織機において繊維くずの付着を減
少する装置に関する。
て往復移動できる少なくとも一つのブロー(吹出し)装
置と織機の内部に存在する少なくとも一つの吸込み装置
とから構成されている織機において繊維くずの付着を減
少する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】単相のよこ糸通し・よこ糸叩き方式の織
機において、近年、よこ糸通し周波数が非常に高められ
ている。この種の織機の出力を一層増加することには、
特にそれに伴ってたて糸およびよこ糸の負荷が増大する
ので限度がある。糸が大きく負荷されると糸の破片が増
大する。この糸の破片は織機の周囲の空気中における繊
維くずの量を増大し、織機上および織機内における繊維
くずの付着(沈殿)を増大する。
機において、近年、よこ糸通し周波数が非常に高められ
ている。この種の織機の出力を一層増加することには、
特にそれに伴ってたて糸およびよこ糸の負荷が増大する
ので限度がある。糸が大きく負荷されると糸の破片が増
大する。この糸の破片は織機の周囲の空気中における繊
維くずの量を増大し、織機上および織機内における繊維
くずの付着(沈殿)を増大する。
【0003】織機における繊維くず分布を試験した結
果、糸の破片の約75%は後方開口の範囲で生じ、残り
の約25%はシャフト(そうこう枠)の範囲で生ずるこ
とが分かった。バックレストおよびおさの範囲における
糸の破片は大部分が染料からなり、後方開口およびシャ
フトの範囲における糸の破片は主に糸からなっている。
糸の破片が生ずる原因は、たて糸が相対摩擦することお
よび織り開口を形成する際にたて糸固着部が引き裂かれ
ることにある。
果、糸の破片の約75%は後方開口の範囲で生じ、残り
の約25%はシャフト(そうこう枠)の範囲で生ずるこ
とが分かった。バックレストおよびおさの範囲における
糸の破片は大部分が染料からなり、後方開口およびシャ
フトの範囲における糸の破片は主に糸からなっている。
糸の破片が生ずる原因は、たて糸が相対摩擦することお
よび織り開口を形成する際にたて糸固着部が引き裂かれ
ることにある。
【0004】フランス特許第1385540号明細書に
おいて織機の浄化装置が知られている。この浄化装置は
織り平面の上側に配置され織り幅にわたって走行できる
空気ブロー装置を有し、このブロー装置は織り平面に向
けられた多数のブローノズルを装備している。織り平面
の下側において織機の内部に、漏斗状に形成された吸込
み開口を持った吸込み装置が設けられている。その吸込
み開口は、たて糸の入口方向に、この吸込み開口がたて
糸ガイドの範囲および織り開口の形成範囲を吸込み装置
の垂直に延びる吸込み部分に比べて非常に緩くなってい
る漏斗面で覆うように突出している。
おいて織機の浄化装置が知られている。この浄化装置は
織り平面の上側に配置され織り幅にわたって走行できる
空気ブロー装置を有し、このブロー装置は織り平面に向
けられた多数のブローノズルを装備している。織り平面
の下側において織機の内部に、漏斗状に形成された吸込
み開口を持った吸込み装置が設けられている。その吸込
み開口は、たて糸の入口方向に、この吸込み開口がたて
糸ガイドの範囲および織り開口の形成範囲を吸込み装置
の垂直に延びる吸込み部分に比べて非常に緩くなってい
る漏斗面で覆うように突出している。
【0005】突出した吸込み開口の場合、吸込み開口の
範囲において十分な吸引作用を得るために極めて大きな
吸込み動力を必要とするという欠点がある。大きな吸込
み動力は大きなエネルギ消費を必要とする。実際の経験
により、ブロー装置が吸込み装置と共働して同時に作用
するにも拘わらず、織り平面に対して非常に緩くなって
いる吸込み装置の面に繊維くずおよび別の成分が粘着し
堆積することを避けられないことが分かっている。従っ
て、この付着物は別の方式で例えば手作業で除去する必
要がある。
範囲において十分な吸引作用を得るために極めて大きな
吸込み動力を必要とするという欠点がある。大きな吸込
み動力は大きなエネルギ消費を必要とする。実際の経験
により、ブロー装置が吸込み装置と共働して同時に作用
するにも拘わらず、織り平面に対して非常に緩くなって
いる吸込み装置の面に繊維くずおよび別の成分が粘着し
堆積することを避けられないことが分かっている。従っ
て、この付着物は別の方式で例えば手作業で除去する必
要がある。
【0006】更にスイス特許第584302号明細書に
おいて織機、特にベルト式織機における空気式浄化装置
が知られている。その場合、織り平面の下側および特に
開口形成の範囲においてブローノズルが開口形成範囲に
向けられ、これに対向して織り平面の上側に主に開口形
成の範囲に吸込み装置が配置されている。
おいて織機、特にベルト式織機における空気式浄化装置
が知られている。その場合、織り平面の下側および特に
開口形成の範囲においてブローノズルが開口形成範囲に
向けられ、これに対向して織り平面の上側に主に開口形
成の範囲に吸込み装置が配置されている。
【0007】このような浄化装置の場合、ブローノズル
が織機に固定して配置されている。これによってブロー
ノズルは開口形成の範囲において変化する状態に適合で
きない。即ち、例えばグリッパ式織機を例えば2個のシ
ャフトから最大28個のシャフトに切り換える場合、そ
の変化した後方開口に浄化装置を、ブローノズルが必要
な浄化作用を行えるように適合調整することはできな
い。従ってブロー装置が開口形成に十分柔軟に適合でき
ないという大きな欠点がある。
が織機に固定して配置されている。これによってブロー
ノズルは開口形成の範囲において変化する状態に適合で
きない。即ち、例えばグリッパ式織機を例えば2個のシ
ャフトから最大28個のシャフトに切り換える場合、そ
の変化した後方開口に浄化装置を、ブローノズルが必要
な浄化作用を行えるように適合調整することはできな
い。従ってブロー装置が開口形成に十分柔軟に適合でき
ないという大きな欠点がある。
【0008】繊維くずなどを繊維機械から除去する別の
方式がドイツ連邦共和国特許出願公開第1919229
号明細書に開示されている。織機の織り平面の上を往復
移動できる多数のブローノズルは約300〜6000m
/minの速度で空気噴射流を放出する。これらのブロ
ーノズルは繊維くず付着物を除去する働きをするか、あ
るいは繊維くずの付着が初から生じないようにする。こ
のブロー装置には繊維くずを吸い出す装置は付属されて
いない。従って、これでは、織機における繊維くずの付
着物を吸い出しと関連して除去するという問題は解決さ
れない。
方式がドイツ連邦共和国特許出願公開第1919229
号明細書に開示されている。織機の織り平面の上を往復
移動できる多数のブローノズルは約300〜6000m
/minの速度で空気噴射流を放出する。これらのブロ
ーノズルは繊維くず付着物を除去する働きをするか、あ
るいは繊維くずの付着が初から生じないようにする。こ
のブロー装置には繊維くずを吸い出す装置は付属されて
いない。従って、これでは、織機における繊維くずの付
着物を吸い出しと関連して除去するという問題は解決さ
れない。
【0009】織機における繊維くずの付着物を除去する
ために、ドイツ連邦共和国特許第1679571号明細
書において空気式浄化装置が知られている。この浄化装
置は往復走行可能なブリッジに結合され、織機の上にお
いて位置決めでき、その浄化装置は下向きに織機に向け
られている少なくとも一つのブローノズルを有してい
る。ブローノズルの空気流によって捕捉された繊維くず
は織機の内部に吹き込まれ、場合によって、そこで静止
して設けられている床吸出しノズルによって受け止めら
れる。
ために、ドイツ連邦共和国特許第1679571号明細
書において空気式浄化装置が知られている。この浄化装
置は往復走行可能なブリッジに結合され、織機の上にお
いて位置決めでき、その浄化装置は下向きに織機に向け
られている少なくとも一つのブローノズルを有してい
る。ブローノズルの空気流によって捕捉された繊維くず
は織機の内部に吹き込まれ、場合によって、そこで静止
して設けられている床吸出しノズルによって受け止めら
れる。
【0010】このようなブローノズルは公知のように織
機の床ブローノズルから大きく距離を隔てて配置されて
いるので、ブロー空気によって舞い上げられた繊維くず
は、床吸出しノズルが吸込み作用をするにも拘わらずね
らって吸い出せない。
機の床ブローノズルから大きく距離を隔てて配置されて
いるので、ブロー空気によって舞い上げられた繊維くず
は、床吸出しノズルが吸込み作用をするにも拘わらずね
らって吸い出せない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、織り
平面の上側において往復走行できるそれ自体公知の吹出
し装置と組み合わせて、かつ条件づけられた構造的な状
態を考慮して、できるだけ僅かなエネルギ消費で織機の
内部における大部分の繊維くずを吸収し搬出する吸込み
作用制御可能の吸込み装置を作ることにある。
平面の上側において往復走行できるそれ自体公知の吹出
し装置と組み合わせて、かつ条件づけられた構造的な状
態を考慮して、できるだけ僅かなエネルギ消費で織機の
内部における大部分の繊維くずを吸収し搬出する吸込み
作用制御可能の吸込み装置を作ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は、それ自体公知のように織り平面の上側においてた
て糸に向けられている少なくとも一つのブローノズルを
持った空気ブロー装置が織機幅にわたって走行でき、た
て糸の下側において例えば連結部材を介してリンクチェ
ーンの形に結合され織り幅にわたって延びる吸込み通路
体の複合体が設けられ、この吸込み通路体・複合体が水
平平面内において後方開口の幾何学的形状および深さに
近似して適合調整でき、垂直平面においてシャフトに対
して平行に織機床の方向に延びていることによって達成
される。
的は、それ自体公知のように織り平面の上側においてた
て糸に向けられている少なくとも一つのブローノズルを
持った空気ブロー装置が織機幅にわたって走行でき、た
て糸の下側において例えば連結部材を介してリンクチェ
ーンの形に結合され織り幅にわたって延びる吸込み通路
体の複合体が設けられ、この吸込み通路体・複合体が水
平平面内において後方開口の幾何学的形状および深さに
近似して適合調整でき、垂直平面においてシャフトに対
して平行に織機床の方向に延びていることによって達成
される。
【0013】公知のブロー装置および個々の吸込み通路
体からなり例えば吸込み通路体・群の形に結合され種々
の吸込み作用で運転できる吸込み通路体・複合体は、圧
力流ないし吸引流を投入および遮断するために同時に制
御できる調整弁によって作用される。
体からなり例えば吸込み通路体・群の形に結合され種々
の吸込み作用で運転できる吸込み通路体・複合体は、圧
力流ないし吸引流を投入および遮断するために同時に制
御できる調整弁によって作用される。
【0014】個々の吸込み通路体はたて糸側およびシャ
フト側に繊維くずを吸引する吸込みスリットを備えてい
る。各吸込み通路体の例えば右側あるいは左側に開口す
る吸込み管を介して繊維くずは搬出される。
フト側に繊維くずを吸引する吸込みスリットを備えてい
る。各吸込み通路体の例えば右側あるいは左側に開口す
る吸込み管を介して繊維くずは搬出される。
【0015】各吸込み通路体の両側に存在しその一方が
吸込み管でもある連結部材に、連結手段が係合してい
る。従って各吸込み通路体はリンクチェーンの形に互い
にヒンジ結合されている。
吸込み管でもある連結部材に、連結手段が係合してい
る。従って各吸込み通路体はリンクチェーンの形に互い
にヒンジ結合されている。
【0016】二つの連結手段の自在継手は吸込み通路体
・複合体を側面から見て互いに隣接する二つの吸込み通
路体の間に位置している。吸込み通路体・チェーンを支
えるために、織機の内部において側壁の範囲に後方開口
の深さに適合調整される支持棒がそれぞれ存在してい
る。
・複合体を側面から見て互いに隣接する二つの吸込み通
路体の間に位置している。吸込み通路体・チェーンを支
えるために、織機の内部において側壁の範囲に後方開口
の深さに適合調整される支持棒がそれぞれ存在してい
る。
【0017】支持棒が調整できることによって、吸込み
通路体・チェーンは後方開口の深さに適合調整できる。
通路体・チェーンは後方開口の深さに適合調整できる。
【0018】本発明に基づく装置によれば、それ自体公
知のブロー装置の支援により、特にダストおよび繊維く
ずの濃度が高い範囲においてダストおよび繊維くずを直
接捕捉することができる。特に織り過程を光学的センサ
によって監視している場合に繊維くずの堆積により故障
してしまい、織り過程が中断するかあるいは例えば繊維
くずが織物に織り込まれてしまうような危険は、本発明
に基づく装置によって十分に回避される。
知のブロー装置の支援により、特にダストおよび繊維く
ずの濃度が高い範囲においてダストおよび繊維くずを直
接捕捉することができる。特に織り過程を光学的センサ
によって監視している場合に繊維くずの堆積により故障
してしまい、織り過程が中断するかあるいは例えば繊維
くずが織物に織り込まれてしまうような危険は、本発明
に基づく装置によって十分に回避される。
【0019】吸込み通路体は簡単に製造でき、シャフト
とたて糸巻きとの間の空間的な状態に応じて織機の中に
容易に据え付けおよび取り外しできる。これはグリッパ
式織機および空気ノズル式織機に自由に採用でき、特別
な制限はない。
とたて糸巻きとの間の空間的な状態に応じて織機の中に
容易に据え付けおよび取り外しできる。これはグリッパ
式織機および空気ノズル式織機に自由に採用でき、特別
な制限はない。
【0020】例えばブロー装置から流出する空気が空調
され、必要な相対空気湿度を有していることが有利であ
る。
され、必要な相対空気湿度を有していることが有利であ
る。
【0021】
【実施例】以下図に示した実施例を参照して本発明を詳
細に説明する。
細に説明する。
【0022】図1において織機1の織り平面2の上側
に、少なくとも一つのブローノズル3aを持ったそれ自
体公知のブロー(吹出し)装置3が配置されている。こ
こでは、例えば織り空間の天井に配置されている案内レ
ール4が問題とされている。この案内レール4は、例え
ば、複数台の織機1を操縦できるようにするために、複
数のブロー装置3を案内するために使用する。矢印5は
ブローノズル3aのたて糸列7のたて糸6に向いたブロ
ー方向を示している。たて糸6はたて糸巻き8からバッ
クレスト9を介して織り開口の形成作用をするシャフト
(そうこう枠)10を通って織物12の結び点11まで
導かれる。その場合、採用されるシャフト10の数に応
じて深くあるいは浅く後方開口13および前方開口14
を形成する。
に、少なくとも一つのブローノズル3aを持ったそれ自
体公知のブロー(吹出し)装置3が配置されている。こ
こでは、例えば織り空間の天井に配置されている案内レ
ール4が問題とされている。この案内レール4は、例え
ば、複数台の織機1を操縦できるようにするために、複
数のブロー装置3を案内するために使用する。矢印5は
ブローノズル3aのたて糸列7のたて糸6に向いたブロ
ー方向を示している。たて糸6はたて糸巻き8からバッ
クレスト9を介して織り開口の形成作用をするシャフト
(そうこう枠)10を通って織物12の結び点11まで
導かれる。その場合、採用されるシャフト10の数に応
じて深くあるいは浅く後方開口13および前方開口14
を形成する。
【0023】図1において、少数のシャフト10が採用
される場合の後方開口13が実線で示され、多数のシャ
フト10が採用される場合の後方開口13が破線で示さ
れている。
される場合の後方開口13が実線で示され、多数のシャ
フト10が採用される場合の後方開口13が破線で示さ
れている。
【0024】織機1の左右の側壁15の範囲において横
にシャフト10とたて糸巻き8との間にそれぞれ、後方
開口13の深さに合わせて調整できる支持棒16が配置
されている。この支持棒16は複合体17の形に結合さ
れている吸込み通路体18を支えている。支持棒16の
様式およびその調整方式は本発明にとって重要ではない
ので、ここでは詳細に説明しない。
にシャフト10とたて糸巻き8との間にそれぞれ、後方
開口13の深さに合わせて調整できる支持棒16が配置
されている。この支持棒16は複合体17の形に結合さ
れている吸込み通路体18を支えている。支持棒16の
様式およびその調整方式は本発明にとって重要ではない
ので、ここでは詳細に説明しない。
【0025】下側たて糸6の下側に後方開口13の幾何
学的形状に近似して吸込み通路体・複合体17の吸込み
通路体18が設けられていること、および個々の吸込み
通路体18がこれらが織機1の内部および後方開口13
の下側において位置決め可能な吸込み通路体・複合体1
7を形成するように互いに結合されていることが、本発
明にとって重要なことである。
学的形状に近似して吸込み通路体・複合体17の吸込み
通路体18が設けられていること、および個々の吸込み
通路体18がこれらが織機1の内部および後方開口13
の下側において位置決め可能な吸込み通路体・複合体1
7を形成するように互いに結合されていることが、本発
明にとって重要なことである。
【0026】このような吸込み通路体・複合体17は支
持棒16によって、吸込み通路体・複合体17が後方開
口13に近似して適合調整できるだけでなく、垂直平面
においてシャフト10に対して平行に延びているように
支えられている。繊維くずおよび破片の大部分が生ずる
織機の部所は、このように構成された吸込み通路体18
によって十分広く覆われている。
持棒16によって、吸込み通路体・複合体17が後方開
口13に近似して適合調整できるだけでなく、垂直平面
においてシャフト10に対して平行に延びているように
支えられている。繊維くずおよび破片の大部分が生ずる
織機の部所は、このように構成された吸込み通路体18
によって十分広く覆われている。
【0027】ブロー装置3および吸込み通路体18の複
合体17はブローノズル・吸込み通路体制御装置(図示
せず)によって同時に作用する。その場合、吸込み通路
体・複合体17の互いに結合されている複数の吸込み通
路18が、例えば1〜n群の吸込み通路体群に結合され
ていることが重要である。これらの吸込み通路群は一緒
にあるいは個々にブロー装置3と一緒に作用する。
合体17はブローノズル・吸込み通路体制御装置(図示
せず)によって同時に作用する。その場合、吸込み通路
体・複合体17の互いに結合されている複数の吸込み通
路18が、例えば1〜n群の吸込み通路体群に結合され
ていることが重要である。これらの吸込み通路群は一緒
にあるいは個々にブロー装置3と一緒に作用する。
【0028】図2には個々の吸込み通路体18を相互に
結合する方式の一例が示されている。各吸込み通路体1
8の左右の側壁18aに連結部材19が存在している。
各吸込み通路体18の連結部材19は吸込み管として形
成され、吸込み通路体18の内部に開口している。各連
結部材19に連結リンク20が係合している。個々の連
結リンク20は、それらが互いに隣接する二つの吸込み
通路体18の間に自在継手21を形成し、この自在継手
21において互いに結合されるように形成されている。
連結リンク20の様式は本発明にとって重要ではなく、
これもここでは詳細に説明しない。
結合する方式の一例が示されている。各吸込み通路体1
8の左右の側壁18aに連結部材19が存在している。
各吸込み通路体18の連結部材19は吸込み管として形
成され、吸込み通路体18の内部に開口している。各連
結部材19に連結リンク20が係合している。個々の連
結リンク20は、それらが互いに隣接する二つの吸込み
通路体18の間に自在継手21を形成し、この自在継手
21において互いに結合されるように形成されている。
連結リンク20の様式は本発明にとって重要ではなく、
これもここでは詳細に説明しない。
【0029】重要な点は、ただ、連結リンク20が個々
の吸込み通路体18をリンクチェーンのように形成され
た吸込み通路体・チェーンの形に組み合わせ、吸込み通
路体・チェーンが織機1の内部において後方開口13の
下側およびシャフト10の後ろに位置でき、この範囲に
存在する支持棒16によって支えられていることにあ
る。このような支持棒16は織機1の内部において吸込
み通路体・チェーンの両側に存在している。これら両支
持棒16は織り方向22に見て往復調整できる。これに
よって吸込み通路体・チェーンは、その都度の後方開口
13の深さに適合調整される。
の吸込み通路体18をリンクチェーンのように形成され
た吸込み通路体・チェーンの形に組み合わせ、吸込み通
路体・チェーンが織機1の内部において後方開口13の
下側およびシャフト10の後ろに位置でき、この範囲に
存在する支持棒16によって支えられていることにあ
る。このような支持棒16は織機1の内部において吸込
み通路体・チェーンの両側に存在している。これら両支
持棒16は織り方向22に見て往復調整できる。これに
よって吸込み通路体・チェーンは、その都度の後方開口
13の深さに適合調整される。
【0030】図2には、更に、吸込み通路体18が少な
くともたて糸6の側およびシャフト10の側に吸込みス
リット23を有していることが示されている。各吸込み
スリット23の横断面積は変更できる。それぞれの吸込
み通路18の内部に開口する個々の吸込み管に可撓性の
吸込み配管24が接続されている。この吸込み配管24
は例えば中央負圧発生装置(図示せず)に制御弁を介し
て接続されている。
くともたて糸6の側およびシャフト10の側に吸込みス
リット23を有していることが示されている。各吸込み
スリット23の横断面積は変更できる。それぞれの吸込
み通路18の内部に開口する個々の吸込み管に可撓性の
吸込み配管24が接続されている。この吸込み配管24
は例えば中央負圧発生装置(図示せず)に制御弁を介し
て接続されている。
【0031】ブロー装置3は、図3に示されているよう
に、織機に結合して配置することもできる。その場合、
支柱25が織機1の左右の側壁15に結合されている。
これらの支柱25は織り平面2から距離を隔ててレール
26を支えている。このレール26は織機1の織り幅に
わたって延びている。レール26上にブロー装置3が往
復走行可能に設けられている。ブロー空気の導入はブロ
ー装置3に開口する配管3bを介して行われる。
に、織機に結合して配置することもできる。その場合、
支柱25が織機1の左右の側壁15に結合されている。
これらの支柱25は織り平面2から距離を隔ててレール
26を支えている。このレール26は織機1の織り幅に
わたって延びている。レール26上にブロー装置3が往
復走行可能に設けられている。ブロー空気の導入はブロ
ー装置3に開口する配管3bを介して行われる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、織機の内部において繊
維くずの大部分を捕捉し、繊維くずの付着による織機の
休止および繊維くずの織物への織り込みを防止すること
ができる。
維くずの大部分を捕捉し、繊維くずの付着による織機の
休止および繊維くずの織物への織り込みを防止すること
ができる。
【図1】ブローノズルが織り平面の上側において走行で
き、後方開口の範囲に吸込み通路体・複合体が設けられ
ている織機の側面図。
き、後方開口の範囲に吸込み通路体・複合体が設けられ
ている織機の側面図。
【図2】チェーン状に形成されている吸込み通路体・複
合体の斜視図。
合体の斜視図。
【図3】織機に結合されているブロー装置の斜視図。
1 織機 2 織り平面 3 ブロー(吹出し)装置 3a ブローノズル 3b 配管 4 案内レール 5 矢印 6 たて糸 7 たて糸列 8 たて糸巻き 9 バックレスト 10 シャフト(そうこう枠) 11 結び点 12 織物 13 後方開口 14 前方開口 15 織機側壁 16 支持棒 17 吸込み通路体・複合体 18 吸込み通路体 18a 吸込み通路体の側壁 19 連結部材/吸込み管 20 連結リンク 21 自在継手 22 織り方向 23 吸込みスリット 24 吸込み配管 25 支柱 26 レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュテファン、アルント、 ドイツ連邦共和国リンダウ、ロールシュト ラーセ、21 (72)発明者 トリンヒ、デュイ、ディエン ベトナム国ハノイ、ミンハイ、ストリート 326
Claims (9)
- 【請求項1】織機が織り平面を形成し、この織り平面の
上側においてブロー作用を制御可能な空気ブロー装置が
縦横に走行でき、織り平面の下側に好適には織り開口形
成の範囲の下側に吸込み作用を制御可能な空気吸込み装
置が配置されているような織機において繊維くずの付着
を減少する装置において、 吸込み装置が互いにヒンジ結合され吸込みスリット(2
3)を備えている個々の吸込み通路体(18)の吸込み
通路体・複合体(17)から構成されていることを特徴
とする織機において繊維くずの付着を減少する装置。 - 【請求項2】吸込み通路体・複合体(17)の複数の吸
込み通路体(18)が互いに独立して作用する吸込み通
路体・群(1〜n)の形に結合できることを特徴とする
請求項1記載の装置。 - 【請求項3】ブロー装置(3)が各吸込み通路体・群
(1〜n)と一緒に作用することを特徴とする請求項1
又は2記載の装置。 - 【請求項4】吸込み通路体(18)がたて糸側ないしシ
ャフト側に吸込みスリット(23)を有していることを
特徴とする請求項1記載の装置。 - 【請求項5】吸込みスリット(23)が可変横断面積を
有していることを特徴とする請求項4記載の装置。 - 【請求項6】各吸込み通路体(18)の左右に少なくと
も一つの連結部材(19)が設けられ、これらの連結部
材(19)に吸込み通路体(18)を自在継手(21)
において互いにチェーン状に結合する連結リンク(2
0)が係合していることを特徴とする請求項1記載の装
置。 - 【請求項7】少なくとも一方の連結部材(19)が吸込
み管として形成され、中央吸込み通路に接続されている
ことを特徴とする請求項6記載の装置。 - 【請求項8】自在継手(21)が吸込み通路体(18)
の外側で互いに隣接する二つの吸込み通路体(18)の
間に位置していることを特徴とする請求項6記載の装
置。 - 【請求項9】吸込み通路体(18)が後方開口(13)
の状態に合わせて調整できる第1および第2の支持棒
(16)によって支えられていることを特徴とする請求
項1記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0835150A true JPH0835150A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=6514812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7082386A Pending JPH0835150A (ja) | 1994-04-07 | 1995-04-07 | 織機において繊維くずの付着を減少する装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5524676A (ja) |
EP (1) | EP0676494A1 (ja) |
JP (1) | JPH0835150A (ja) |
DE (1) | DE4411963C1 (ja) |
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DE50309723D1 (de) * | 2002-10-04 | 2008-06-12 | Sultex Ag | Webmaschine zur Herstellung von Drehergeweben |
US7118103B2 (en) * | 2003-04-14 | 2006-10-10 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Device for conveying sheets through a printing machine |
DE102004037808A1 (de) * | 2004-08-03 | 2006-03-16 | Maschinenfabrik Rieter Ag | Absaugvorrichtung |
CN101781825B (zh) * | 2010-03-10 | 2011-08-10 | 蔡宝祥 | 带有除尘装置的圆织机 |
BE1024099B1 (nl) * | 2015-01-07 | 2017-11-16 | Nv Michel Van De Wiele | Gaapvormingsinrichting met ventilatie-inrichting |
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FR1385540A (fr) * | 1963-12-03 | 1965-01-15 | Installation de nettoyage pour métiers à tisser | |
US3571840A (en) * | 1968-07-11 | 1971-03-23 | Eaton Yale & Towne | Cleaning apparatus for looms |
CH584302A5 (en) * | 1974-12-10 | 1977-01-31 | Mueller Jakob Forschungs Und F | Pneumatic cleaning device for tape-weaving machine - formed by blower pipe located below shed and a suction hood disposed above shed over pipe |
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DE3566687D1 (en) * | 1985-02-20 | 1989-01-12 | Sulzer Ag | Cleaning apparatus for textile machines |
US4676277A (en) * | 1986-04-18 | 1987-06-30 | Abington, Inc. | Vacuum cleaning system for the automatic insertion area of a weaving machine |
BE1000552A4 (nl) * | 1987-05-12 | 1989-01-31 | Picanol Nv | Inrichting voor het verwijderen van afvalprodukten bij textielmachines. |
BE1005398A5 (nl) * | 1991-09-20 | 1993-07-13 | Wiele Michel Van De Nv | Ontstoffingsinstallatie voor machines. |
-
1994
- 1994-04-07 DE DE4411963A patent/DE4411963C1/de not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-03-13 EP EP95103578A patent/EP0676494A1/de not_active Withdrawn
- 1995-04-04 US US08/416,327 patent/US5524676A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-04-07 JP JP7082386A patent/JPH0835150A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5524676A (en) | 1996-06-11 |
EP0676494A1 (de) | 1995-10-11 |
DE4411963C1 (de) | 1995-10-12 |
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