JPH0834288A - 車両用後写鏡装置 - Google Patents
車両用後写鏡装置Info
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- JPH0834288A JPH0834288A JP6170874A JP17087494A JPH0834288A JP H0834288 A JPH0834288 A JP H0834288A JP 6170874 A JP6170874 A JP 6170874A JP 17087494 A JP17087494 A JP 17087494A JP H0834288 A JPH0834288 A JP H0834288A
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- rotation
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Abstract
写鏡装置において、ハウジングを回転させる駆動ユニッ
トの種類を最小にさせることにある。 【構成】 ミラー41をもつハウジング13がこれの回
転中心軸上に位置しかつベースと対面する領域に開口お
よび受け部32をもつとともに、駆動ユニット114が
受け部に対応する装着部54をもち、ハウジングの最大
回転角度を決める機構が格納位置の各々においてたがい
に係合するベース上の突起とハウジング上のへこみ15
9とからなっている。車体の左右に設置されるベースと
ハウジングとのセットの各々にセットの形状がかわって
も、おなじ駆動ユニットの組み込みをおこなうことが出
来る。
Description
かかわり、さらに詳しくは、自動車などの車体の両側面
に設置され、ミラーを組み込まれたハウジングを手動あ
るいは電動によって回転させることによって、ドライバ
ーに後方視界をあたえる車体側面から突出する使用位置
と、車体とほぼ平行にたおれる格納位置とのあいだの回
転をハウジングになさせることができる車両用後写鏡装
置に関している。
特開昭61−94845号公報に記載されているよう
に、ミラーを組み込まれたハウジングが手で押されると
車体側面から突出する使用位置と車体の後方にむかって
車体とほぼ平行に倒れる第一の格納位置とのあいだの回
転をおこない、人やものなどが接触すると、第一の格納
位置あるいは車体の前方にむかって車体とほぼ平行に倒
れる第二の格納位置に回転するようになっている。この
ための、駆動ユニットは、ベースに固定される固定側部
材およびハウジングに固定される回転側部材をもち、シ
ャフトが固定側部材に設けられ、回転側部材がャフトに
回転可能に取り付けられているとともに、シャフトに挿
入されたコイルばねによって固定側部材に押し付けられ
ていて、ハウジングが手でもって押されると、回転側部
材がコイルばねのばね力に抗してハウジングといっしょ
に使用位置あるいは第一の格納位置に回転されるように
なっている。
タによってハウジングを回転させるものがたとえば実開
昭4−114839号公報に記載されている。この後写
鏡装置における駆動ユニットは、固定側部材上のシャフ
ト、シャフトにかん合された歯車、歯車とシャフトとの
あいだに配置されたクラッチ、回転側部材上のモータお
よび前記歯車にかみ合いつつ自転と前記歯車のまわりの
公転とをおこなう歯車を含む歯車群などを備えていて、
モータが歯車群を回転させると、歯車群におけるシャフ
ト上の歯車にかみ合う歯車に自転とシャフト上の歯車の
まわりの公転とをおこなって、回転側部材にシャフトを
中心とする使用位置あるいは第一の格納位置への回転を
なさせ、モータが停止している状態にて手でもってハウ
ジングを押すと、クラッチがきれ、シャフト上の歯車が
回転側部材といっしょに回転し、回転側部材にシャフト
を中心とする使用位置あるいは第一の格納位置への回転
をなさせ、そして、人やものなどがハウジングに接触す
ると、クラッチがきれ、シャフトを中心とする第一の格
納位置あるいは第二の格納位置への回転を回転側部材に
なさせている。
用位置に回転されたときのハウジングの位置決めは、回
転側部材に保持されているボールがハウジングの回転シ
ャフトと中心を共有して固定側部材に設けられた扇形溝
の端部に接触し、回転側部材の回転を制限することによ
ってなされている。そして、人やものなどがハウジング
に接触したときのハウジングの回転阻止は、固定側部材
から回転側部材の側面にのびる突起が、回転側部材にあ
るへこみにはまり込むことによってなされている。
は、このように、駆動ユニットはハウジングの回転をモ
ータによっておこなうものと手動によっておこなうもの
に加えて、設置される車体がたとえば自動車であると、
後写鏡装置が車体外部の両側面にひとつづつ設置される
ため、車体の左側面の後写鏡装置に組み込まれるモータ
によってハウジングを回転させる駆動ユニットと、車体
の右側面の後写鏡装置に組み込まれるモータによってハ
ウジングを回転させる駆動ユニットと、車体の左側面の
後写鏡装置に組み込まれる手動によってハウジングを回
転させる駆動ユニットと、車体の右側面の後写鏡装置に
組み込まれる手動によってハウジングを回転させる駆動
ユニットとがある。さらに、ハウジングおよびベースは
車体のスタイルに応じてさまざまな形状に造形され、内
部のスペースがハウジングごとに異なるため、モータに
よってハウジングを回転させる駆動ユニットと手動によ
ってハウジングを回転させる駆動ユニットはベースとハ
ウジングとのセットごとにつくられており、駆動ユニッ
トの種類がかなりの数になっている。このため、駆動ユ
ニットの製造にあたって、多くの成形型や治具の製作、
これらのチェックおよび管理などをおこなわなければな
らないばかりか、製作された多種類のパーツの管理、そ
れに完成した多数の駆動ユニットの管理もおこなわなけ
ればならず、製造にかなりのコストを必要としている。
せることができる、改良されたこの種の車両用後写鏡装
置を提供するものである。
置は、車体の側面に固定されるベースと、ミラーを組み
込まれたハウジングと、ベースに結合される固定側部
材、ハウジングに結合される回転側部材および回転部材
にハウジングといっしょに前記位置の回転をなさせるた
めに回転側部材と固定側部材とのあいだに配置され、あ
る軸を中心にして車体側面から突出する使用位置、車体
の後方にむかって車体側面とほぼ平行に倒れる第一の格
納位置および車体の前方にむかって車体側面とほぼ平行
に倒れる第二の格納位置の回転をハウジングにベース上
においてなさせる回転機構とをもつ駆動ユニットとを含
み、ハウジングがハウジングの回転中心軸上に位置しか
つベースと対面する領域に開口をもつとともに、開口の
周囲に駆動ユニットの受け部をもち、駆動ユニットが前
記受け部に対応する装着部をもち、ベースがハウジング
にむかってのびる突起をもち、ハウジングが格納位置の
一方において突起に係合してハウジングの回転を阻止す
るへこみをもつとともに、回転側部材が格納位置に他方
において突起に係合してハウジングの回転を阻止するへ
こみをもっている。
開口周囲に受け部をもつとともに、駆動ユニットがハウ
ジングの受け部に対応する装着部をもっているため、車
体の右側面に設置されるベースとハウジングとのセット
と車体の左側面に設置されるベースとハウジングとのセ
ットとにおなじ開口と受け部とを設けることによって、
車体の左右に設置されるベースとハウジングとのセット
の各々におなじ駆動ユニットの組み込みをおこなえ、各
々のセットが車体にスタイルに応じてかわっても、各々
のセットのハウジングにおなじ受け部を設けることによ
って、おなじ駆動ユニットの組み込みをおこなえ、逆に
ハウジングの回転をモータによっておこなう駆動ユニッ
トおよびハウジングの回転を手動によっておこなわせる
駆動ユニットがおなじ装着部を設けることによって、こ
れらの駆動ユニットの各々をベースとハウジングとのセ
ットの各々にたいして組み込みをおこなえるため、各々
のベースとハウジングとのセットごとに駆動ユニットを
必要としない。
はハウジングの最大回転角度が異なっていても、たがい
に係合する突起とへこみとからなり、突起がベースに、
へこみの一方がハウジングにそれぞれ配置されているた
め、駆動ユニットの種類をさらに減少させることができ
る。すなわち、二つの格納位置におけるハウジングの回
転阻止はハウジングの回転中心に関するへこみとへこみ
とのあいだの角度によって決まるが、本発明においてへ
こみの一方はハウジング上に配置され、ハウジングの最
大回転角度が異なると、ハウジングが別製作されるた
め、車体の左右に設置されるかいなかにかかわらず、車
体にスタイルに応じて造形されているどうかにかかわり
なしに、ベースとハウジングとのセットの各々にたいし
て、おなじ駆動ユニットの組み込みをおこなえるため、
車体の左右に配置されるベースとハウジングとのセット
に、車体のスタイルごとに造形されたベースとハウジン
グとのセットの各々にハウジングをモータによって回転
させる駆動ユニットおよびハウジングを手動によって回
転させる駆動ユニットの組み込みをおこなえることとあ
いまって、駆動ユニットの種類をいちじるしく減少させ
ることができる。
面を参照して説明する。
による後写鏡装置を示している。この後写鏡装置は、自
動車の車体の側面に固定されるベース11、垂直軸を中
心にして車体側面から突出する使用位置、車体の後方に
むかって車体側面とほぼ平行に倒れる第一の格納位置お
よび車体の前方にむかって車体側面とほぼ平行に倒れる
第二の格納位置の回転をベース上においておこなう、ミ
ラーユニット12を組み込まれたハウジング13、ハウ
ジング13にモータによってこれらの回転をなさせる駆
動ユニット14および手動によってハウジングの回転を
なさせる駆動ユニット114を具備している。
ー22とを具備している。これらのベース本体21およ
びベースカバー22はほぼL字形の形態をもっている。
ベース本体21は、L字の一辺を形成する部分23をベ
ースカバー22の一辺となる部分24の上に位置させ
て、部分23をベースカバー22の他辺にある開口25
に貫通させことによって、ひとつのベースを構成するよ
うにさせられている。
箱形の形態をもっており、底面壁におけるベース11の
部分23と対面する領域に開口31を設けられ、開口3
1における対面する一組の側縁にそって駆動ユニット1
4,114をマウントするための受け部を設けられてい
る。図1には片方の受け部32Aのみが示されている
が、ハウジング13にはもうひとつの受け部が開口31
の反対側側縁にそって設けられている。ミラーユニット
12はミラー41およびミラーホルダ42からなってお
り、ミラー41はミラーホルダ42に固定されている。
そして、ミラーホルダ42は球46A、傾動ユニット4
5にある球座46B、コイルばね46C、止めねじ46
Dなどからなる球継手を介して傾動ユニット45に取り
付けられ、傾動ユニット45には二本のロッド47A、
ロッドの各々を独立して進退させるモータおよび減速歯
車などが組み込まれていて、モータがロッド47Aを進
退させ、ロッド47Aがミラーホルダ42の背面下部を
押し、球継手を中心にしてミラーホルダ42を上下方向
に回転させるとともに、もうひとつのモータがロッド4
7Bを進退させて、ロッド47Bにミラーホルダ42の
背面側部を押し、球継手を中心にしてミラーホルダ42
を左右方向に回転させることによって、ミラーユニット
12を任意の方向に傾動させるようにしている。
をなさせる機構と回転機構を担持するサポートとからな
っている。サポートは固定側部材50と回転側部材51
とを具備している。固定側部材50はほぼ板状の形態を
もつものからなっている。回転側部材51は本体部材5
2と本体部材52からカバー部材53とからなってい
る。本体部材52は、全体として上部が開放されたほぼ
中空の箱の形態をもつもので、板状の下部部分と下部部
分と一体に形成され筒状の上部部分とからなっている。
カバー部材53は、下部を開放されたほぼ中空の箱の形
態をもつもので、本体部材52における筒状の上部部分
にはまって、密閉容器のカバー側を形成するサイズと形
状とをあたえられている。そして、本体部材52には、
ハウジング13にある受け部32Aともうひとつの受け
部に対応する装着部54A,54Bを設けられている。
とによって形成される容器の内部に組み込まれかつ外部
空間から密閉されている。回転機構自体は、あとから詳
しく説明するように、シャフト、シャフトにクラッチを
介在して取り付けられている歯車、回転側部材51に組
み込まれたモータ、モータとシャフト上の歯車とをつな
ぐ歯車群などからなっている。シャフトは固定側部材5
0に設けられ、回転側部材51はシャフトに保持され、
歯車はシャフトに挿入され、クラッチはこの歯車とシャ
フトとのあいだに、モータおよび歯車群は回転側部材5
1に組み込まれている。そして、固定側部材50にはシ
ャフトと中心を共有する扇形溝を設けられ、回転側部材
51は本体部材52に保持されたボールあるいは本体部
材52と一体に形成された半球を扇形溝内に位置させて
シャフトに挿入されている。
4の組み付けは、駆動ユニット14をハウジング13の
内部に配置し、固定側部材50をハウジング13にある
開口31に位置させながら、装着部54Aを受け部32
Aに、装着部54Bをもうひとつの受け部にそれぞれ接
触させたあと、駆動ユニット14をハウジング13にボ
ルト結合し、固定側部材50をベース本体21の部分2
3にボルト結合することによってなされている。
けられた後写鏡装置では、ハウジング13が第一の格納
位置にあるときに、モータが作動すると、歯車群におけ
るシャフトにある歯車にかみ合う歯車が自転しかつシャ
フト上の歯車にかみ合いつつ公転をおこなって、回転側
部材51がハウジング13といっしょにシャフトを中心
にして使用位置にむかって回転し、またモータが逆転す
ると、ハウジング13が第一の格納位置にむかって回転
する。また、ハウジング13が手でもってつよく押され
ると、クラッチがシャフト上の歯車を固定側部材50か
ら切り離し、回転側部材51がシャフト上の歯車といっ
しょにシャフトを中心とする使用位置と第一の格納位置
とのあいだの回転をおこなう。そして、人やものなどが
ハウジング13に接触すると、クラッチがシャフト上の
歯車を回転側部材51から切り離し、回転側部材51が
ハウジング13といっしょにシャフトを中心として第二
の格納位置への回転をおこなう。
ユニット114もハウジング13に回転をなさせる機構
と回転機構を担持するサポートとからなっている。サポ
ートは固定側部材150および回転側部材151を具備
している。固定側部材150はほぼ板状の形態をもつも
のからなっている。回転側部材151も、板状の形態を
もつもので、ハウジング13の受け部32Aともうひと
つの受け部にたいする装着部154A,154Bを形成
され、装着部154A,154Bは駆動ユニット14の
これらと同一に構成されている。回転機構は、あとから
詳しく説明するように、回転側部材151を保持する固
定側部材上のシャフト、このシャフトに挿入された回転
側部材151を固定側部材150に押し付けるコイルば
ねなどからなっている。そして、固定側部材150には
シャフトと中心を共有する扇形溝が設けられ、回転側部
材151は本体部材152に保持されたボールあるいは
本体部材152と一体に形成された半球を扇形溝内に位
置させてシャフトに挿入されている。
動ユニット14とおなじに、固定側部材150をハウジ
ング13にある開口31に位置させかつ装着部154A
を受け部32Aに、装着部154Bをもうひとつの受け
部に接触させつつ、駆動ユニット114をハウジング内
部に配置したあと、駆動ユニット114をハウジング1
3にボルト93によって結合するとともに、固定側部材
50をベース本体21の部分23にボルト84でもって
結合することによってなされている。使用位置あるいは
第一の格納位置へのハウジング13の回転は、ハウジン
グ13を手で押して、回転側部材151をシャフト上に
て回転させることによってなされる。そして、使用位置
にあるときに、人やものなどがハウジング13に接触す
ると、回転側部材151がシャフト上で回転し、ハウジ
ング13を第一の格納位置あるいは第二の格納位置に回
転させる。
ウジングおよびベースは、図示されていないが、車体右
側面に設置される後写鏡装置のハウジング13およびベ
ース11と対称に形成されている。そして、車体左側面
に設置される後写鏡装置のハウジングにたいする双方の
駆動ユニットのハウジングにたいする組み付けも、固定
側部材をハウジングにある開口に位置させかつ片方の装
着部をハウジング13にある受け部に接触させ、もう片
方の装着部をハウジングにあるもうひとつの受け部に接
触させて、回転側部材をハウジングの内部に配置し、装
着部と受け部とをボルト93によって結合し、固定側部
材をベース本体にボルト94でもって結合することによ
ってなされている。
おけるハウジング13の停止は固定側部材50,150
と回転側部材51,151とのあいだにあるボールが固
定側部材50,150の扇形溝の端部にあたることによ
ってなされているが、第一の格納位置の各々におけるハ
ウジング13の回転阻止はベースにある突起が回転側部
材50,150にあるへこみにはまり込み、第二の格納
位置のそれはベース11にある突起がハウジング13に
あるへこみにはまり込むことによって、あるいは第一の
格納位置の各々におけるハウジング13の回転阻止はベ
ース11にある突起がハウジング13にあるへこみには
まり込み、第二の格納位置のそれはベース11にある突
起が回転側部材50,150にあるへこみにはまり込む
ことによってなされている。たとえば図1に示されてい
る車体右側に設置される後写鏡装置について説明すれ
ば、突起26は、シャフトと中心を共有する仮想円上に
位置してベース11に設けられているとともに、先端が
ハウジング13の底面までのびており、回転側部材5
1,151にあるへこみ59,159はハウジング13
が第一の格納位置に回転されたときの突起26の位置に
対応する前記仮想円上の位置に位置して回転側部材5
1,151の下部部分に、ハウジング13にあるへこみ
は図示されていないがハウジング13が第二の格納位置
に回転されたときの突起26の位置に対応する前記仮想
円上の位置に位置してハウジング13における開口31
のまわりにそれぞれ設けられている。突起26は、ハウ
ジング13が第一の格納位置に回転されると、回転側部
材51,151にあるへこみ59,159にはまり込ん
で回転側部材51,151の回転を阻止し、ハウジング
13が第二の格納位置に回転すると、ハウジング13に
あるへこみにはまり込んで回転側部材51,151の回
転を阻止している。なお、車体左側に設置される後写鏡
装置はハウジングにおけるへこみがハウジング13にあ
るへこみと対称に配置されている。これらにおいて、使
用位置および第一の格納位置におけるモータの作動停止
は、たとえば、回転側部材にあるボールが扇形溝の端部
とのにあたったときのモータ負荷の上昇およびベースに
ある突起が分離部材あるいは回転側部材にあるへこみに
はまり込んだときのモータ負荷の上昇にともなう電流量
の増大を検出して、モータにたいする給電をとめること
によってなされている。
ハウジング13が底壁におけるベース11と対面する領
域に駆動ユニット14,114の固定側部材50,15
0のはまる開口31と駆動ユニット14,114を保持
する受け部32Aとこれと対を形成する受け部とをも
ち、駆動ユニット14,114がこれらの受け部に対応
する装着部54A,54Bを回転側部材51,151に
設けられ、しかも開口、受け部および装着部がおなじに
構成されているため、ハウジング13の回転をモータに
よっておこなう駆動ユニット14とハウジング13の回
転を手動によっておこなわせる駆動ユニット114とを
おなじベース11とハウジング13とのセットにたいし
て組み込みをおこなええ、車体の左側面に設置されるベ
ースとハウジングとのセットおよび車体の右側面に設置
されるベースとハウジングとのセットにたいしても駆動
ユニット14あるいは駆動ユニット114の組み込みを
おこなえ、ベースとハウジングとのセットの各々が車体
にスタイルに応じて形状の異なる複数のセットからなっ
ていても、駆動ユニット14あるいは駆動ユニット11
4の組み込みをおこなえ、各々のセットにあわせた駆動
ユニットを必要としない。
グ13の回転阻止が突起とふたつのへこみとによってな
されているが、一方の格納位置におけるハウジング13
の回転阻止がベース11にある突起26とハウジング1
3にあるへこみ87によっておこなわれているため、第
一の格納位置と第二の格納位置とのあいだの角度範囲が
異なっていても、おなじ駆動ユニットの組み込みをおこ
なえる。すなわち、第一の格納位置および第二の格納位
置におけるハウジング13の回転阻止はふたつのへこ
み、つまりへこみ59,159とへこみ87とがハウジ
ング13の回転中心軸に関して形成する角度によって決
まるが、本発明による後写鏡装置、たとえば車体右側面
に設置される後写鏡装置について説明すれば、片方のへ
こみ87はハウジング13に配置され、ハウジング13
は最大回転角度が異なるとハウジング13も別製作され
ているため、固定側部材50,150が組み合わされる
ハウジングの最大回転角度に対応した周長からなる扇形
溝をもっているようにさせることによって、第一の格納
位置と第二の格納位置とのあいだの角度範囲が異なるハ
ウジングとベースとのセットの各々にたいして、おなじ
駆動ユニット14の組み込みをおこなえ、車体における
設置位置や車体のスタイルなどにもとづくハウジングの
差異にかかわりなしに、ベースとハウジングとからなる
セットの各々にたいして、ハウジング13をモータによ
って回転させる駆動ユニット14およびハウジング13
を手動によって回転させる駆動ユニット114の組み込
みをおこなえ、車体における設置位置や車体のスタイル
などに応じたハウジングの差異にかかわりなしに、ベー
スとハウジングとからなるセットの各々にたいしておな
じ駆動ユニットの組み込みをおこなえることとあいまっ
て、双方の駆動ユニットの種類をきわめて少なくさせる
ことができる。
ング13を回転させる後写鏡装置の詳細を示している。
合成樹脂成形物からなっていて、図1および図2に関連
して説明したように、ベース本体21とベースカバー2
2とを具備していて、ベース本体21の部分23をベー
スカバー22の開口24に貫通させてベースカバー22
に組み合わされている。
ており、前述のように前面が開放されたほぼ箱形の形態
をもつもので、開口31がハウジング13におけるベー
ス本体21の部分に対応する領域に位置してハウジング
底壁に設けられているとともに、駆動ユニット14を取
り付けるための受け部32A,32Bが開口31におけ
る対面する一組の側縁にそって設けられている。受け部
32Aは開口31の一側縁を形成するハウジング13の
側壁の下面に、受け部32Bはハウジング13の底壁に
おける開口31の反対側縁にそってはしる突出部分の上
面にそれぞれ形成されている。図示されていないが、ミ
ラーユニットは図1に関連して説明したように、傾動ユ
ニットに取り付けられ、ハウジング13の前面開口内に
配置されかつ傾動ユニットを介在してハウジングにボル
ト止めされている。
グ13の回転をなさせる機構とこの回転機構を担持する
サポートとからなっている。サポートは合成樹脂成形物
からなっていて、固定側部材50および回転側部材51
を具備している。固定側部材50はほぼ板状の形態をも
っている。回転側部材51は本体部材52とカバー部材
53とからなっている。本体部材52は、板状の形態を
なす下部部分と筒形の上部部分とからなる、全体として
上面が開放されたほぼ中空の箱形の形態をもっている。
本体部材52の内部には軸受部分60およびブリッジ受
け61が一体に形成されている。ブリッジ63がブリッ
ジ受け61に載せられかつこれに固定されている。ま
た、カバー部材53は、下面が開放された中空の箱形の
形態をもつもので、本体部材52の上部部分にはまり、
本体部材52とともにひとつの密閉容器を形成するよう
に形成されているとともに、両端にハウジング13に取
り付けるための装着部54A,54Bを設けられてい
る。本体部材52とカバー部材53との結合は部材51
の広い側面にあるつめとカバー部材53の内面にある溝
とがかん合することによってなされている。
シャフト64は、周面の一部に長手方向にそってのびる
平面をもつ中空構造のもので、固定側部材50と一体に
形成されている。固定側部材50は、シャフト64に軸
受部分60をかん合させて、回転側部材51に組み付け
られている。シャフト64における回転側部材51から
抜け出た部分には歯車65が回転とシャフト64にそう
スライドとをおこえるようにかん合されている。さらに
歯車65と固定側部材50とのあいだには歯車65とと
もにクラッチを構成する部材66が配置されている。部
材66は、歯車65をむいた端面につめをもつほぼリン
グの形態のもので、シャフト64に挿入されているとと
ともに、シャフト64の周面の一部に形成された平面に
よって回転をとめられていて、シャフト64にそってス
ライドのみおこなえる。歯車65における部材66をむ
いた端面には部材66のつめにかみ合う溝を形成されて
いて、歯車65はこれらのつめおよび溝がかん合するよ
うにシャフト64にはめられている。座板67が部材6
6と固定側部材50とのあいだに位置しかつ回転側部材
51における固定側部材50よりも高くなっている部分
に接触してシャフト64にはめられている。コイルばね
68が、歯車65とシャフト64の自由端側に固定され
たばね受け69とのあいだに位置してシャフト64に挿
入され、部材66のつめと歯車65の溝とのかん合を維
持させているとともに、歯車65、部材66および座板
67を回転側部材51にむかって押し付けている。
いる。モータ71はモータシャフトをブリッジ63にあ
る孔に貫通させて回転側部材51に固定され、モータシ
ャフトにおけるブリッジ63から突出する部分にはカッ
プリング72を介在してウォーム73が取り付けられて
いる。ウォーム73は、ブリッジ63の下方に配置され
かつ本体部材52にある軸受に保持されているととも
に、ブリッジ63の下方に配置されたウォームホイール
74にかみ合っている。ウォームホイール74はウォー
ム75のシャフトにかん合かつ固定され、ウォーム75
のシャフトは本体部材52にある軸受に保持されている
とともに、このシャフトの端部と本体部材52とのあい
だに配置されているボール75Aがウォーム75のスラ
スト荷重をうけている。また、シャフト76がブリッジ
63と本体部材52の底面壁とを横断するように配置さ
れ、両端をこれらにある軸受に保持されている。ウォー
ムホイールおよび平歯車を同軸に形成されている歯車7
7がウォームホイールをウォームにかみ合わせてシャフ
ト76にかん合かつ固定されている。さらに、シャフト
78が同軸歯車77の付近に位置して本体部材52にあ
る軸受に保持され、歯車79がシャフト64にかん合か
つ固定されている。歯車79はシャフト78と平行に固
定側部材50に組み込まれたシャフト64にある歯車6
5にかみ合っている。
されているように回転側部材51の部材をむいた面に扇
形溝81を設けられている。扇形溝81は、使用位置に
おいてハウジング13の回転を制限するためのもので、
シャフト64と中心を共有するように固定側部材50に
設けられている。回転側部材51はこれにあるへこみ8
2に保持されているボール83を扇形溝81に位置させ
て軸受部分60をシャフト64に挿入されている。
ユニットと自動車に組み込まれた制御装置とのあいだを
接続するもので、制御回路にコネクタによって接続され
たあと、ベース本体21とベースカバー22とのあいだ
に形成される空間およびシャフト64の孔を貫通し、こ
のケーブルに含まれる一部のワイヤをモータ71の駆動
回路に接続されるとともに、残余のワイヤをカバー部材
53にある開口を抜けて傾動ユニット45にあるモータ
に接続されている。ミラーユニットは、図示されていな
いが、図1に示す回動ユニット45を介在してハウジン
グ13の内部にある受け33にボルト92によって取り
付けられている。
4の組み込みは、ケーブル84のワイヤの一部を傾動ユ
ニット45にあるモータに接続し、固定側部材50をハ
ウジング13の開口31の内部に位置させるとともに、
カバー部材53にある装着部54Aを開口31の一側縁
にある受け部32Aに、装着部54Bを受け部32Bに
接触させて駆動ユニット14をハウジング13の内部に
いれ、ハウジング13の底面から受け部32A,32B
および装着部54A,54Bにボルト93をねじ込み、
固定側部材50をベース本体21の部分にボルト94で
もって結合することによってなされている。
グ13とはテーパかん合され、ハウジング13にたいし
て駆動ユニット14をがたつきなしに組み込むことがで
きるようにさせている。詳しく説明する。ハウジング1
3にある開口31は駆動ユニット14の回転側部材にお
ける下部部分がはまるサイズと形状をもつように形成さ
れている。開口31の巾wはハウジングの外側に位置す
る端部がせまく、ハウジングの内側に位置する端部がひ
ろくなっている。受け部32Aはこの開口31の一側縁
の上部に位置しかつ開口31に突出するようにハウジン
グ13の側面壁に、受け部32Bはハウジング13の底
壁における開口31の反対側縁に位置しかつ開口31の
外部に位置してハウジング底面壁の内表面から突出して
設けられている。受け部32Aを形成する突出の下面お
よび受け部32Bに形成する突出の上面は平面にそれぞ
れ形成され、そして、受け部32Bにはボルト93にた
いするねじ孔が設けられている。他方、回転側部材51
のカバー部材53における下部部分は下面からみた形状
が開口31と相似形状に形成されている。上部部分は一
端が下部部分からオバーハングするように下部部分上に
配置されかつ下部部分と一体に形成されていて、装着部
54Aが下部部分における上部部分から突出する部分に
よって、装着部54Bが上部部分における下部部分から
突出する部分によって形成されている。装着部54Aの
上面および装着部54Bの下面は平面からなっており、
装着部54Bにはボルト93を挿入するためのボルト孔
が設けられている。装着部54Bにあるボルト孔はおな
じピッチで配置された四個のボルト孔からなっている。
ハウジング13にたいする駆動ユニット14の組み込み
は、固定側部材50をハウジング13の開口31の内部
に位置させるとともに、回転側部材51のカバー部材5
3にある装着部54Aを受け部32Aに、装着部54B
を受け部32Bにそれぞれ接触させて、駆動ユニット1
4を押し込むことによってなされている。このときに、
装着部54A,54Bは受け部32A,受け部32Bと
ともにたがいに反対方向をむいて配置されているため、
駆動ユニット14が片側に集中してモータや歯車群など
の重量のあるものを組み付けられていても、装着部54
Bが駆動ユニットが14に発生するモーメントによって
受け部32Bに押し付けられ、さらに開口31の巾は外
側がせまく、内側がひろくなっているとともに、駆動ユ
ニット14の下部部分がハウジング13に開口31と下
面からみた形状が相似形状に形成されているため、つま
り、ハウジング13と駆動ユニット14とがテーパかん
合されているため、がたつきなしに駆動ユニット14を
ハウジング13に組み込むことができる。そして、装着
部54Bにあるボルト孔は複数あるため、ハウジング1
3の形状が車体のスタイルなどに応じてかわり、受け部
32Bのねじ孔の数および配置を変更しなければならな
くなっても、受け部32Bのねじ孔とねじ孔とのあいだ
のピッチを装着部54Bのボルト孔とボルト孔とのそれ
のおなじにあるいは整数倍にしておくことによって、お
なじ駆動ユニット14の組み込みをおこなえる。
ジング13の回転は、モータ71を作動させて、ウォー
ム73にウォームホイール74の回転を、ウォーム75
に同軸歯車77の回転をなさせ、歯車79に自転と歯車
65のまわりを公転とをなさせて、シャフト64を中心
とする回転をハウジング13におこなわせることによっ
て、あるいは、モータ71を逆回転させて、歯車79に
反対方向の自転と歯車65まわりの反対方向の公転とを
なさせることによっておこなわれる。ハウジング13が
使用位置に回転されると、ボール83が図7に実線で示
すように固定側部材50にある扇形溝81の端部に接触
してハウジング13のさらの回転を制限し、第一の格納
位置に回転されると、ベース11にある突起が回転側部
材50にあるへこみにはまり込んでハウジング13の回
転を阻止し、モータ71が作動を停止する。また、モー
タ71が停止している状態において、ハウジング13が
手によって回転されると、たとえば第一の格納位置から
使用位置にむかって手によって押されると、歯車群73
〜79が回転をロックされかつクラッチを形成する部材
66が回転をおこなえないため、歯車65が回転側部材
51といっしょにシャフト64を中心に回転し、歯車6
5が部材66にたいしてすべるとともに、歯車65にあ
る溝が部材66のつめからはずれて、回転側部材51が
ハウジング13およびミラーユニット12といっしょに
シャフト64を中心に回転する。そして、ハウジング1
3が使用位置にあるときに、人やものなどがハウジング
13に接触したときにも、歯車77が回転をロックさ
れ、部材66がシャフト64に回転をとめられた状態に
おいて取り付けられているため、歯車65が回転側部材
51といっしょにシャフト64を中心に回転し、歯車6
5の溝が部材66のつめがからはずれ、歯車65が回転
側部材51といっしょに回転し、回転側部材51がハウ
ジング13といっしょにシャフト64を中心に第一の格
納位置あるいは第二の格納位置まで回転され、ベース1
1にある突起が回転側部材51にあるへこみあるいはハ
ウジング13にあるへこみにはまり込むことによって第
二の格納位置においてハウジング13の回転が阻止され
る。
けるハウジング13の回転阻止をおこなうための突起2
6は、図3および図6によく示されているように、ハウ
ジング13の回転中心軸と中心を共有する扇形の形態を
もつもので、ベース本体21の部分に一体に形成されて
いる。回転側部材51は、図4に示すように、この駆動
ユニット14がハウジング13に組み込まれ、装着部5
4A,54Bがハウジング13の受け部32A,32B
に接触したときに、最下面51Aがハウジング13の底
面と同一平面に位置しているように形成されている。本
体部材52の下面およびハウジング13の底面には突起
26がはまる溝を設けられている。この溝は一端が本体
部材52における下部部分の側面に位置するへこみ59
からなるとともに、他端がハウジング13の開口31に
形成されたへこみ87からなる、一部が欠けた円の形態
をもっている。図8は本体部材52の下面を示してい
て、下部部分の側面にへこみ59と環状溝の一部となる
へこみ88とが形成されている。ハウジング13の開口
31を形成している壁面には、これらのへこみ59とへ
こみ88とをつなぐへこみ89と、へこみ88の反対端
につながるへこみ87とが設けられている。へこみ59
は回転側部材51がハウジング13といっしょに第一の
格納位置に回転されたときに、突起26の一端が溝88
の片方の端部がはまり込む位置にあり、へこみ87は回
転側部材51がハウジング13といっしょに第二の格納
位置に回転されたときに、突起26の他端がはまり込む
位置に配置されている。
り付けは、突起26をこれらのへこみ59,87〜89
によって形成される溝にはめ、ベース本体21の部分2
3と固定側部材50とをボルト94によって結合するこ
とによってなされている。ハウジング13が人やものに
接触し、ハウジング13が第一の格納位置に回転される
と、突起26が図9に示すように回転側部材51にある
へこみ59にはまり込んで回転部材51およびハウジン
グ13の回転を阻止し、逆にハウジング13が第二の格
納位置に回転されると、突起26が図10に示すように
ハウジング13にあるへこみ87にはまり込んで、回転
側部材51およびハウジング13の回転を阻止する。各
々の格納位置におけるモータ71の作動停止は、突起2
6がへこみ59あるいはへこみ87にはまり込んだとき
に、自動車に組み込まれている制御回路がモータ71に
ながれる電流の大きさを検出して、モータ71にたいす
る給電を遮断することによってなされている。なお、ハ
ウジング13が使用位置に回転されたときのモータ71
の停止も、ボール83が扇形溝81の端部に接触したと
きのモータ71の負荷変化を検出することによってなさ
れている。
格納位置におけるハウジング13の回転阻止がベース1
1にある突起26とハウジング13にあるへこみ87と
によっておこなわれているため、突起26の巾が異なる
ベースを用意することによって、格納位置のあいだの回
転角度が異なるベースとハウジングとのセットにも駆動
ユニット14の組み付けをおこなえる。さらに、ベース
とハウジングとのセットが形状あるいはサイズが異なっ
ている場合にも、突起26の円周方向の巾あるいはハウ
ジング13にあるへこみ87の深さをかえることによっ
て、駆動ユニット14を変更することなしに、これらの
セットにおなじ駆動ユニット14の組み付けをおこなえ
る。
1にはもうひとつのへこみ59Aが回転側部材51の長
手方向中心軸に関してへこみ59と対称位置に位置して
回転側部材51に設けられていて、この駆動ユニット1
4を車体の左側面に設置されるハウジングとベースとの
セットに組み込まれたときに、第一の格納位置において
ハウジングの回転を阻止することができるようにさせて
いる。さらに、へこみ59Aは、たとえば車体スタイル
とのスタイル上のバランスをとるために、ハウジング1
3がこれの回転中心軸よりも前面に位置する部分の厚み
を薄く造形されていても、おなじ駆動ユニット14の組
み込みおこなえるようにさせている。すなわち、へこみ
89が配置される仮想円の直径は駆動ユニット14のへ
こみ59によって決まるため、図2ないし図10に示す
後写鏡装置のハウジング13のようにハウジング回転中
心軸よりも前面に位置する部分の厚みが大きいと、へこ
み89をハウジング13に設けることができても、ハウ
ジングにおけるハウジング回転中心軸よりも前面に位置
する部分の厚みが薄いと、へこみ89をハウジングに設
けることができなくなるが、この後写鏡装置ではへこみ
59と対称配置されたへこみ59Aを回転側部材51に
もっているため、ハウジングにおけるへこみ87,89
に対応するへこみを図3におけるへこみ87およびへこ
み89と対称になるようにハウジングにおける回転中心
軸よりも背面に位置する部分に設け、ハウジングが第二
の格納位置にあるときに、突起26がへこみ59Aに対
応するへこみはいり込むようにさせることによって、厚
みが薄いハウジングにも、駆動ユニット14の組み込み
おこなえる。
ングの回転をなさせる後写鏡装置の詳細を示している。
ないし図10に関連して説明した後写鏡装置におけるこ
れらとおなじに構成されている。すなわち、ベース11
はベース本体21とベースカバー22とからなってお
り、ベース本体21の部分23をベースカバー22の開
口31を貫通させてベースカバー22に組み合わされて
いる。ハウジング13は、前面が開放された箱形の形態
をもち、開口31がハウジング13におけるベース本体
21の部分に対応する領域に位置してハウジング13の
底面壁に設けられ、そして、駆動ユニット114を取り
付けるための受け部32が背面壁に設けられている。ミ
ラーユニットは、前述のように、傾動ユニット45を介
在してハウジング13に取り付けられている。
同様にハウジング13に回転をなさせる機構とこの回転
機構を担持するサポートとからなっている。サポート
は、合成樹脂成形物からなり、固定側部材150および
回転側部材151を具備している。固定側部材150は
図2ないし図10に関連して説明した固定側部材150
と同様に板状の形態をもっている。回転側部材151は
ほぼ板状の形態をもつ単一の部材からなっていて、中央
に軸受部分160を一体に形成され、両端にハウジング
13に取り付けるための装着部154A,154Bを形
成されている。装着部154Aは回転側部材150にお
ける一側面の上面に、装着部154Bは回転側部材15
0における反対側側面の下面に平面をそれぞれ形成され
ているとともに、ハウジング13をモータによって回転
させる駆動ユニット14の装着部とおなじサイズと形状
とをあたえられている。
材150と一体に形成されている。固定側部材150は
シャフト164を軸受部分160にはめ込むことによっ
て回転側部材151に組み付けられている。コイルばね
168は、シャフト164における回転側部材151か
ら突出している部分に挿入されているとともに、シャフ
ト164の端部にあるばね受け169によって圧縮さ
れ、座板167を介在して回転側部材151を固定側部
材150にむかって押し付けている。さらに、固定側部
材150には、シャフト164と中心を共有する扇形溝
181を設けられている。回転側部材151はこれにあ
るボール183あるいは一体に形成された半球を扇形溝
181に位置させてシャフト164にはめられている。
させる機構と自動車に組み込まれた制御装置とのあいだ
を直接に接続しており、制御回路にコネクタによって接
続されたあと、ベース本体21およびベースカバー22
のあいだに形成される空間をとおり、シャフト161の
孔を貫通し、傾動ユニット45のモータに接続されてい
る。
14の組み付けは、ケーブル184を傾動ユニット45
にあるモータの駆動回路に接続したあと、固定側部材1
50をハウジング13の開口31に位置させて駆動ユニ
ット114をハウジング13にいれ、駆動ユニット11
4を水平方向に滑らせて、回転側部材151のカバー部
材153の装着部154Aを開口31の一側縁にある受
け部32Aに、装着部154Bを受け部32Bに接触さ
せたあと、回転側部材151をボルト93などによって
ハウジング13に固定し、固定側部材150をベース本
体21の部分にボルト94でもって結合することによっ
てなされている。このときにも、装着部154A,15
4Bが反対方向をむいて配置され、装着部154A,1
54Bが受け部32A,32Bに接触したときに、駆動
ユニット114がハウジング13に保持されるため、ハ
ウジング13にたいする駆動ユニット114の組み込み
を容易におこなえる。
ジング13の回転は、手でもってハウジング13を押す
ことによってなされる。押されると、ハウジング13は
シャフト161を中心に回転し、使用位置まで回転され
ると、ボール183が固定側部材150にある扇形溝1
81の端部にあたりハウジングの13の回転を制限する
とともに、コイルばね168が回転側部材151を固定
側部材150に押し付けることによって位置を固定され
る。また、ハウジング13が使用位置に回転されている
ときに、人やものなどがハウジング13に接触すると、
ハウジング13は第一の格納位置あるいは第二の格納位
置まで回転される。
置におけるハウジング13の回転阻止は、ベース11に
ある突起がハウジング13にあるへこみ87あるいは回
転側部材151にあるへこみ159にはまり込むことに
よってなされている。これらのうち、突起26は、ハウ
ジング13の回転中心軸と中心を共有する扇形の形態を
もつもので、ベース本体21の部分23にこれと一体に
形成されている。回転側部材151にあるへこみ159
は、ハウジング13を第一の格納位置に回転させたとき
に、突起26がはまり込む位置に位置して回転側部材1
51の側面に設けられている。ハウジング13にあるへ
こみ87は、前述のように、ハウジング13を第二の格
納位置に回転させたときに、突起26がはまり込むよう
にハウジング13に設けられている。これらのへこみ1
59,87を接続するためのへこみ188,89が回転
側部材151の下面およびハウジング13における開口
31を形成する反対壁にそれぞれ設けられている。へこ
み159,87,188,89のすべては、同一深さを
もつとともに、ハウジング13が回転したときの突起2
6の軌跡円上に配置されている。固定側部材150にた
いするベース11の取り付けは、突起26を回転側部材
151の溝188にはめるとともに、ベース本体21の
部分123を固定側部材150にボルト94でもってね
じ込むことによってなされている。ハウジング13が人
やものに接触し、第一の格納位置に回転されると、突起
26が図14に示すように回転側部材151のへこみ1
59にはまり込んで回転側部材151の回転を阻止し、
逆に、ハウジング13が第二の格納位置に回転される
と、突起26が図15に示すようにハウジング13にあ
るへこみ87にはまり込んで回転側部材151の回転を
阻止する。なお、この駆動ユニット114も、回転側部
材151には第二のへこみ159Aが回転側部材151
の長手方向中心軸に関してへこみ159と対称に設けら
れていて、ハウジング13の形状およびサイズにかかわ
りなく、車体の右側面あるいは左側面に設置されるどう
かにかかわりなしに、おなじ駆動ユニットの114の組
み込みをおこなえるようにさせている。
たように、駆動ユニットの種類がいちじるしく減少する
ため、駆動ユニットに要していたコストが減少するばか
りか、部品全体の数が減少し、成形型、治具の検査およ
び管理のためのコストも低減させることができるばかり
か、量産化をおこなって、より品質が安定しかつより低
コストでもって製造をおこなえる。
示す分解斜視図である。
構成を示す正面図である。
る。
を示す斜視図である。
展開した図である。
している本体部材の斜視図である。
納位置に回転されたときの図2のA−A線にそう下面図
である。
他の格納位置に回転されたときの図2のA−A線にそう
下面図である。
詳細な構成を示す正面図である。
が一方の格納位置に回転されたときの図11のE−E線
にそう下面図である。
が他の格納位置に回転されたときの図12のE−E線に
そう下面図である。
ユニット、26…突起、31…ハウジングの開口、32
…受け部、41…ミラー、50…固定側部材、51…回
転側部材、54…装着部、59,159…回転側部材の
へこみ、64〜69,71〜79,81〜83…回転機
構、87…ハウジングのへこみ。
Claims (1)
- 【請求項1】 車体の側面に固定されるベースと、ミラ
ーを組み込まれたハウジングと、ベースに結合される固
定側部材、ハウジングに結合される回転側部材および回
転部材にハウジングといっしょに前記位置の回転をなさ
せるために回転側部材と固定側部材とのあいだに配置さ
れ、ある軸を中心にして車体側面から突出する使用位
置、車体の後方にむかって車体側面とほぼ平行に倒れる
第一の格納位置および車体の前方にむかって車体側面と
ほぼ平行に倒れる第二の格納位置の回転をハウジングに
ベース上においてなさせる回転機構とをもつ駆動ユニッ
トとを含み、ハウジングがハウジングの回転中心軸上に
位置しかつベースと対面する領域に開口をもつととも
に、開口の周囲に駆動ユニットの受け部をもち、駆動ユ
ニットが前記受け部に対応する装着部をもち、ベースが
ハウジングにむかってのびる突起をもち、ハウジングが
格納位置の一方において突起に係合してハウジングの回
転を阻止するへこみをもつとともに、回転側部材が格納
位置に他方において突起に係合してハウジングの回転を
阻止するへこみをもっていること、を特徴とする車両用
後写鏡装置。
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