JPH08340672A - 過電流保護機能を有するスイッチングレギュレータ - Google Patents
過電流保護機能を有するスイッチングレギュレータInfo
- Publication number
- JPH08340672A JPH08340672A JP14492195A JP14492195A JPH08340672A JP H08340672 A JPH08340672 A JP H08340672A JP 14492195 A JP14492195 A JP 14492195A JP 14492195 A JP14492195 A JP 14492195A JP H08340672 A JPH08340672 A JP H08340672A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- overcurrent
- input voltage
- voltage
- switching regulator
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Rectifiers (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
- Power Conversion In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 入力電圧の変化に対して過電流保護の動作を
可変にすることにより過電流時の発熱量を抑え、小型化
及び信頼性向上の図れる過電流保護機能を有するスイッ
チングレギュレータを提供する。 【構成】 スイッチング素子Q1を用いて脈流入力から
直流出力を得る過電流保護機能を有するスイッチングレ
ギュレータにおいて、パワーMOSFETQ2を備えて
スイッチング素子Q1に流れる電流値を電圧値に変換す
る過電流検出抵抗部50と、脈流入力の電圧を検出する
入力電圧検出回路部60とを備え、パワーMOSFET
Q2が入力電圧検出手段60の検出した入力電圧に基づ
いて導通及び非導通動作、あるいは線形動作をすること
により前記入力電圧が大きい場合には過電流検出抵抗部
50の抵抗値を大きくして過電流検出抵抗部50によっ
て変換された電圧値が一定、あるいはその変化量が小さ
くなるようにした。
可変にすることにより過電流時の発熱量を抑え、小型化
及び信頼性向上の図れる過電流保護機能を有するスイッ
チングレギュレータを提供する。 【構成】 スイッチング素子Q1を用いて脈流入力から
直流出力を得る過電流保護機能を有するスイッチングレ
ギュレータにおいて、パワーMOSFETQ2を備えて
スイッチング素子Q1に流れる電流値を電圧値に変換す
る過電流検出抵抗部50と、脈流入力の電圧を検出する
入力電圧検出回路部60とを備え、パワーMOSFET
Q2が入力電圧検出手段60の検出した入力電圧に基づ
いて導通及び非導通動作、あるいは線形動作をすること
により前記入力電圧が大きい場合には過電流検出抵抗部
50の抵抗値を大きくして過電流検出抵抗部50によっ
て変換された電圧値が一定、あるいはその変化量が小さ
くなるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スイッチング素子を
用いて脈流入力から直流出力を得る過電流保護機能を有
するスイッチングレギュレータに関する。
用いて脈流入力から直流出力を得る過電流保護機能を有
するスイッチングレギュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の過電流保護機能を有するスイッチ
ングレギュレータにあっては、その主回路の一部に過電
流を検出するための過電流検出用抵抗を挿入してこれに
生じる電圧から過電流を検出するようにしている。この
ようなスイッチングレギュレータを図6(a),(b)
を参照にして説明する。
ングレギュレータにあっては、その主回路の一部に過電
流を検出するための過電流検出用抵抗を挿入してこれに
生じる電圧から過電流を検出するようにしている。この
ようなスイッチングレギュレータを図6(a),(b)
を参照にして説明する。
【0003】図6(a)は一石式ON/ON制御式の絶
縁型スイッチングレギュレータの回路図であり、交流電
源からの入力はダイオードブリッジ整流回路10で全波
整流され、コンデンサC1で平滑される。入力電圧V1
はスイッチング回路を構成するトランス20の一次巻線
L1と大電力用のMOS形電界効果トランジスタ、即ち
パワーMOSFET等の電力半導体素子(パワーデバイ
ス)からなるスイッチング素子Q1との直列回路に印加
される。スイッチング素子Q1は制御部40により前記
交流電源より充分高い周波数でオン/オフ駆動され、一
次巻線L1に流れる電流を断続する。トランス20の二
次巻線L2から得られるチョッパ回路の出力はダイオー
ドD1,D2で整流されるとともにチョークコイルL3
とコンデンサC2で平滑され、電圧V2の直流出力に変
換される。制御部40はPWM回路等を備えて炉波回路
の出力電圧V2が所定値になるようにスイッチング素子
Q1のパルス駆動のデューティ比を変化させる。
縁型スイッチングレギュレータの回路図であり、交流電
源からの入力はダイオードブリッジ整流回路10で全波
整流され、コンデンサC1で平滑される。入力電圧V1
はスイッチング回路を構成するトランス20の一次巻線
L1と大電力用のMOS形電界効果トランジスタ、即ち
パワーMOSFET等の電力半導体素子(パワーデバイ
ス)からなるスイッチング素子Q1との直列回路に印加
される。スイッチング素子Q1は制御部40により前記
交流電源より充分高い周波数でオン/オフ駆動され、一
次巻線L1に流れる電流を断続する。トランス20の二
次巻線L2から得られるチョッパ回路の出力はダイオー
ドD1,D2で整流されるとともにチョークコイルL3
とコンデンサC2で平滑され、電圧V2の直流出力に変
換される。制御部40はPWM回路等を備えて炉波回路
の出力電圧V2が所定値になるようにスイッチング素子
Q1のパルス駆動のデューティ比を変化させる。
【0004】具体的には、スイッチング素子Q1がオン
のとき、整流回路10からスイッチング素子Q1を通し
てトランス一次巻線L1に電流が流れ、L2に電圧が発
生する。このオン期間の電流増加量は、入力電圧V1に
反比例するとともにオン時間に比例する。スイッチング
素子Q1がオフすると、L3に蓄積されたエネルギ―の
放出による電流が二次側に流れ、整流平滑された後、負
荷(図示省略)に直流電力が供給されるようになってい
る。
のとき、整流回路10からスイッチング素子Q1を通し
てトランス一次巻線L1に電流が流れ、L2に電圧が発
生する。このオン期間の電流増加量は、入力電圧V1に
反比例するとともにオン時間に比例する。スイッチング
素子Q1がオフすると、L3に蓄積されたエネルギ―の
放出による電流が二次側に流れ、整流平滑された後、負
荷(図示省略)に直流電力が供給されるようになってい
る。
【0005】上述したようなスイッチングレギュレータ
にあっては、過電流状態を検出するための過電流検出回
路として過電流検出抵抗R1が配設されている。制御部
40ではこの抵抗R1の両端電圧に基づいてPWM回路
のパルス幅を小さくする制御がなされ、これによって出
力電圧及び出力電流が低下することにより過電流の保護
動作が行われる。
にあっては、過電流状態を検出するための過電流検出回
路として過電流検出抵抗R1が配設されている。制御部
40ではこの抵抗R1の両端電圧に基づいてPWM回路
のパルス幅を小さくする制御がなされ、これによって出
力電圧及び出力電流が低下することにより過電流の保護
動作が行われる。
【0006】具体的には、スイッチング素子Q1に流れ
る電流Idを過電流検出用抵抗R1で電圧値に変換して
この電圧値に基づいて過電流状態を検出しており、この
電流Id及び抵抗R1の両端電圧は図6(b)の経時変
化波形に示すような実線の波形になる。この波形におい
てピーク値Ip2に達すると上述したような過電流保護
動作を開始するようにしている。
る電流Idを過電流検出用抵抗R1で電圧値に変換して
この電圧値に基づいて過電流状態を検出しており、この
電流Id及び抵抗R1の両端電圧は図6(b)の経時変
化波形に示すような実線の波形になる。この波形におい
てピーク値Ip2に達すると上述したような過電流保護
動作を開始するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したような過電流
保護機能を有するスイッチングレギュレータにあって
は、例えば交流入力電圧が小さくなるとこれに反比例し
てスイッチング素子Q1に流れる電流Idのピーク値は
大きくなり、図5(b)の破線で示すような波形及びピ
ーク値Ip2になる。具体的には、整流平滑後の直流電
圧の変動範囲が105〜195Vである場合、105V
のときのピーク値は195Vのときのピーク値の2倍に
まで達してしまう。
保護機能を有するスイッチングレギュレータにあって
は、例えば交流入力電圧が小さくなるとこれに反比例し
てスイッチング素子Q1に流れる電流Idのピーク値は
大きくなり、図5(b)の破線で示すような波形及びピ
ーク値Ip2になる。具体的には、整流平滑後の直流電
圧の変動範囲が105〜195Vである場合、105V
のときのピーク値は195Vのときのピーク値の2倍に
まで達してしまう。
【0008】上述したように大きな電流がスイッチング
素子Q1に流れると、スイッチング素子Q1に大きなス
トレスが加わることになり、素子の劣化を促進し、予期
せぬ原因で長時間に亘って流れ続けた場合には破損する
ことがあった。
素子Q1に流れると、スイッチング素子Q1に大きなス
トレスが加わることになり、素子の劣化を促進し、予期
せぬ原因で長時間に亘って流れ続けた場合には破損する
ことがあった。
【0009】このようなストレスに対応するためには大
容量のトランジスタ及び大きな放熱器を用いなければな
らず高価格化を促進するとともに大型化を招いた。ま
た、スイッチング素子Q1に過電流が流れ続けると出力
電圧が低下し、スイッチングレギュレータに接続されて
いる負荷に対して悪影響を及ぼすことがあった。
容量のトランジスタ及び大きな放熱器を用いなければな
らず高価格化を促進するとともに大型化を招いた。ま
た、スイッチング素子Q1に過電流が流れ続けると出力
電圧が低下し、スイッチングレギュレータに接続されて
いる負荷に対して悪影響を及ぼすことがあった。
【0010】本発明は以上の問題を鑑みてなされたもの
であり、その目的は、入力電圧の変化に対して過電流保
護のための電流検出値を可変にすることにより小型化及
び信頼性向上の図れる過電流保護機能を有するスイッチ
ングレギュレータを提供することにある。
であり、その目的は、入力電圧の変化に対して過電流保
護のための電流検出値を可変にすることにより小型化及
び信頼性向上の図れる過電流保護機能を有するスイッチ
ングレギュレータを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の過電流保護機能を有するスイッチングレギュレ
ータにあっては、スイッチング素子を用いて脈流入力か
ら直流出力を得る過電流保護機能を有するスイッチング
レギュレータにおいて、前記スイッチング素子に流れる
電流値を電圧値に変換する過電流検出抵抗部と、前記脈
流入力の電圧を検出する入力電圧検出回路部とを備え、
前記過電流検出抵抗部は可変抵抗素子を有し、前記可変
抵抗素子は前記入力電圧検出回路部の検出した入力電圧
が大きい場合には前記過電流検出抵抗部の抵抗値を大き
くし、且つ前記入力電圧が小さい場合には前記抵抗値を
小さくすることにより、前記過電流検出抵抗部によって
変換された前記電圧値が前記入力電圧の大きさによって
大きく変化せずに一定、あるいはその変化量が小さくな
るようにしてなるのである。
本発明の過電流保護機能を有するスイッチングレギュレ
ータにあっては、スイッチング素子を用いて脈流入力か
ら直流出力を得る過電流保護機能を有するスイッチング
レギュレータにおいて、前記スイッチング素子に流れる
電流値を電圧値に変換する過電流検出抵抗部と、前記脈
流入力の電圧を検出する入力電圧検出回路部とを備え、
前記過電流検出抵抗部は可変抵抗素子を有し、前記可変
抵抗素子は前記入力電圧検出回路部の検出した入力電圧
が大きい場合には前記過電流検出抵抗部の抵抗値を大き
くし、且つ前記入力電圧が小さい場合には前記抵抗値を
小さくすることにより、前記過電流検出抵抗部によって
変換された前記電圧値が前記入力電圧の大きさによって
大きく変化せずに一定、あるいはその変化量が小さくな
るようにしてなるのである。
【0012】好ましくは、前記可変抵抗素子が電力半導
体素子(パワーデバイス)からなり、この電力半導体素
子が前記入力電圧検出手段の検出した入力電圧に基づい
て導通及び非導通動作、あるいは線形動作をするように
してなるのである。
体素子(パワーデバイス)からなり、この電力半導体素
子が前記入力電圧検出手段の検出した入力電圧に基づい
て導通及び非導通動作、あるいは線形動作をするように
してなるのである。
【0013】また、前記電力半導体素子が大電力用のM
OS形電界効果トランジスタ、即ちパワーMOSFET
でなるのが好ましい。
OS形電界効果トランジスタ、即ちパワーMOSFET
でなるのが好ましい。
【0014】さらに好ましくは、前記可変抵抗素子が小
電力型スイッチングトランジスタからなり、この小電力
型スイッチングトランジスタが前記入力電圧検出手段の
検出した入力電圧に基づいて導通及び非導通動作をする
ようにしてなるのである。
電力型スイッチングトランジスタからなり、この小電力
型スイッチングトランジスタが前記入力電圧検出手段の
検出した入力電圧に基づいて導通及び非導通動作をする
ようにしてなるのである。
【0015】また、本発明では、前記スイッチング素子
に流れる電流値を電圧値に変換する過電流検出抵抗部
と、前記脈流入力の電圧を検出する入力電圧検出回路部
と、前記過電流検出抵抗部の変換した前記電圧値と過電
流基準電圧とを比較して過電流状態を検出する過電流検
出制御部とを備え、前記入力電圧検出回路部は、検出し
た入力電圧が大きい場合には前記過電流基準電圧を小さ
くし、且つ前記入力電圧が小さい場合には前記過電流基
準電圧を大きくして過電流検出制御部の出力を制御する
ことにより、前記入力電圧の増大に連れて前記スイッチ
ング素子に流れる電流が小さくなるようにしてなるので
ある。
に流れる電流値を電圧値に変換する過電流検出抵抗部
と、前記脈流入力の電圧を検出する入力電圧検出回路部
と、前記過電流検出抵抗部の変換した前記電圧値と過電
流基準電圧とを比較して過電流状態を検出する過電流検
出制御部とを備え、前記入力電圧検出回路部は、検出し
た入力電圧が大きい場合には前記過電流基準電圧を小さ
くし、且つ前記入力電圧が小さい場合には前記過電流基
準電圧を大きくして過電流検出制御部の出力を制御する
ことにより、前記入力電圧の増大に連れて前記スイッチ
ング素子に流れる電流が小さくなるようにしてなるので
ある。
【0016】
【作用】前記入力電圧検出回路部の検出した入力電圧が
大きい場合には前記過電流検出抵抗部の抵抗値を大きく
し、且つ前記入力電圧が小さい場合には前記抵抗値を小
さくすることにより前記抵抗部によって変換された電圧
値が一定、あるいはその変化量が小さくなるようにした
ので、入力電圧が変動しても前記電圧値が一定、あるい
は変化してもその変化量を小さくすることができる。
大きい場合には前記過電流検出抵抗部の抵抗値を大きく
し、且つ前記入力電圧が小さい場合には前記抵抗値を小
さくすることにより前記抵抗部によって変換された電圧
値が一定、あるいはその変化量が小さくなるようにした
ので、入力電圧が変動しても前記電圧値が一定、あるい
は変化してもその変化量を小さくすることができる。
【0017】したがって、スイッチング素子に前記入力
電圧の増大に連れて大きな電流が流れ込むことを防止で
き、入力電圧の変化に対して過電流保護の動作を可変に
することができる。また、入力電圧の大きさに影響を受
けることなく過電流時の消費電力を抑えることができ発
熱量を抑えることができる。
電圧の増大に連れて大きな電流が流れ込むことを防止で
き、入力電圧の変化に対して過電流保護の動作を可変に
することができる。また、入力電圧の大きさに影響を受
けることなく過電流時の消費電力を抑えることができ発
熱量を抑えることができる。
【0018】また、前記可変抵抗素子がパワーMOSF
ET等の電力半導体素子である場合には、この電力半導
体素子が前記入力電圧検出手段の検出した入力電圧に基
づいて導通及び非導通動作、あるいは線形動作(リニア
動作)をすることにより入力電圧のmV単位の変化に追
従できるので高精度な線形動作や導通及び非導通動作を
させることができる。したがって、過電流状態を検出す
る電圧を高精度に所定値、あるいは所定範囲内に制御す
ることができる。
ET等の電力半導体素子である場合には、この電力半導
体素子が前記入力電圧検出手段の検出した入力電圧に基
づいて導通及び非導通動作、あるいは線形動作(リニア
動作)をすることにより入力電圧のmV単位の変化に追
従できるので高精度な線形動作や導通及び非導通動作を
させることができる。したがって、過電流状態を検出す
る電圧を高精度に所定値、あるいは所定範囲内に制御す
ることができる。
【0019】前記入力電圧検出回路部は、前記入力電圧
検出回路部の検出した入力電圧が大きい場合には前記過
電流基準電圧を小さくし、且つ前記入力電圧が小さい場
合には前記過電流基準電圧を大きくする。このことによ
り、過電流検出制御部の出力を制御し、前記入力電圧の
増大に連れて前記スイッチング素子に流れる電流が小さ
くなるようにしたので、スイッチング素子に前記入力電
圧の増大に連れて大きな電流が流れ込むことを防止で
き、入力電圧の変化に対して過電流保護の動作を可変に
することができる。また、入力電圧の大きさに影響を受
けることなく過電流時の消費電力を抑えることができ発
熱量を抑えることができる。
検出回路部の検出した入力電圧が大きい場合には前記過
電流基準電圧を小さくし、且つ前記入力電圧が小さい場
合には前記過電流基準電圧を大きくする。このことによ
り、過電流検出制御部の出力を制御し、前記入力電圧の
増大に連れて前記スイッチング素子に流れる電流が小さ
くなるようにしたので、スイッチング素子に前記入力電
圧の増大に連れて大きな電流が流れ込むことを防止で
き、入力電圧の変化に対して過電流保護の動作を可変に
することができる。また、入力電圧の大きさに影響を受
けることなく過電流時の消費電力を抑えることができ発
熱量を抑えることができる。
【0020】
【実施例】本発明に係る過電流保護機能を有するスイッ
チングレギュレータの第1実施例を図1乃至図4を参照
にして説明する。図1乃至図4で示す構成と前述の図6
(a)で示した従来の構成と以下の点が相違する。
チングレギュレータの第1実施例を図1乃至図4を参照
にして説明する。図1乃至図4で示す構成と前述の図6
(a)で示した従来の構成と以下の点が相違する。
【0021】第1実施例では、前述の従来例として図6
(a)に示した回路における過電流検出抵抗R1に代え
て過電流検出抵抗部50を設けるとともに入力電圧検出
回路部60を付加している。
(a)に示した回路における過電流検出抵抗R1に代え
て過電流検出抵抗部50を設けるとともに入力電圧検出
回路部60を付加している。
【0022】上記の相違点以外は基本的に図6(a)の
従来例と同じ構成であるためこれら相違点について主に
説明する。図1(a)に示す過電流保護機能を有するス
イッチングレギュレータでは出力を5V−10Aとし過
電流保護の動作電流値を12Aとしている。
従来例と同じ構成であるためこれら相違点について主に
説明する。図1(a)に示す過電流保護機能を有するス
イッチングレギュレータでは出力を5V−10Aとし過
電流保護の動作電流値を12Aとしている。
【0023】過電流検出抵抗部50は可変抵抗素子Q2
と各抵抗R10〜40とを備えており、スイッチング素
子Q1を流れる電流Idが抵抗10を経て可変抵抗素子
Q2と抵抗R20とに流れ、このときの可変抵抗素子Q
2と抵抗R10及びR20の合成抵抗R70によって定
まる過電流検出用電圧としての合成電圧V3を過電流検
出状態を検出する検出値としている。そして、従来同
様、制御部40ではこの検出値に基づいて過電流保護動
作をするようにしている。
と各抵抗R10〜40とを備えており、スイッチング素
子Q1を流れる電流Idが抵抗10を経て可変抵抗素子
Q2と抵抗R20とに流れ、このときの可変抵抗素子Q
2と抵抗R10及びR20の合成抵抗R70によって定
まる過電流検出用電圧としての合成電圧V3を過電流検
出状態を検出する検出値としている。そして、従来同
様、制御部40ではこの検出値に基づいて過電流保護動
作をするようにしている。
【0024】入力電圧検出回路部60は比較器(コンパ
レータ)COと抵抗R50,R60及び基準電圧源Vre
f とを備えており、入力電圧V1を抵抗R50と抵抗R
60とで分圧し、その分圧された電圧と基準電圧源Vre
f の基準電圧とを比較器COで比較する。この比較器C
Oは、過電流検出抵抗部50の可変抵抗素子Q2に対し
て、分圧された電圧が基準電圧以下の場合にはQ2がO
Nする電圧を出力する一方、基準電圧を越えた場合には
負電圧又はQ2がONできない電圧を出力するようにし
ている。
レータ)COと抵抗R50,R60及び基準電圧源Vre
f とを備えており、入力電圧V1を抵抗R50と抵抗R
60とで分圧し、その分圧された電圧と基準電圧源Vre
f の基準電圧とを比較器COで比較する。この比較器C
Oは、過電流検出抵抗部50の可変抵抗素子Q2に対し
て、分圧された電圧が基準電圧以下の場合にはQ2がO
Nする電圧を出力する一方、基準電圧を越えた場合には
負電圧又はQ2がONできない電圧を出力するようにし
ている。
【0025】比較器COの出力信号は抵抗R40を介し
て可変抵抗素子Q2のゲート端子に入力されるように構
成されており、この出力信号によって可変抵抗素子Q2
は導通及び非導通動作(スイッチング動作)をする。
て可変抵抗素子Q2のゲート端子に入力されるように構
成されており、この出力信号によって可変抵抗素子Q2
は導通及び非導通動作(スイッチング動作)をする。
【0026】具体的には、図1(b)の交流入力電圧V
in(AC)に対する各回路素子の特性図に示すように、ほぼ
150Vの交流入力電圧Vin(AC)を境にして合成抵抗R
70が階段状に変化し、これに伴って合成電圧V3は三
角形状の特性となり所定の小さな範囲に収まる結果、過
電流保護の動作時にはスイッチング素子Q1に流れる電
流Idが線形に(リニアに)小さくなるようになってい
る。
in(AC)に対する各回路素子の特性図に示すように、ほぼ
150Vの交流入力電圧Vin(AC)を境にして合成抵抗R
70が階段状に変化し、これに伴って合成電圧V3は三
角形状の特性となり所定の小さな範囲に収まる結果、過
電流保護の動作時にはスイッチング素子Q1に流れる電
流Idが線形に(リニアに)小さくなるようになってい
る。
【0027】詳しくは、交流入力電圧Vin(AC)が150
Vまでの範囲では、比較器COが正電圧を出力するため
可変抵抗素子Q2はONの状態を保つ結果、合成抵抗R
70は比較的低い一定値を保ち、交流入力電圧Vin(AC)
が150Vを越えた範囲では、比較器COが負電圧を出
力するため可変抵抗素子Q2はOFFの状態を保つ結
果、合成抵抗R70は比較的高い一定値を保つことにな
る。
Vまでの範囲では、比較器COが正電圧を出力するため
可変抵抗素子Q2はONの状態を保つ結果、合成抵抗R
70は比較的低い一定値を保ち、交流入力電圧Vin(AC)
が150Vを越えた範囲では、比較器COが負電圧を出
力するため可変抵抗素子Q2はOFFの状態を保つ結
果、合成抵抗R70は比較的高い一定値を保つことにな
る。
【0028】ここで、過電流保護の動作時における回路
素子の発熱量を前述の図6(a)の従来例と本実施例と
で比較するため、スイッチング素子Q1とダイオードD
1,D2の消費電力を測定した。その結果を表1に示
す。
素子の発熱量を前述の図6(a)の従来例と本実施例と
で比較するため、スイッチング素子Q1とダイオードD
1,D2の消費電力を測定した。その結果を表1に示
す。
【0029】
【表1】 表1に示すように、従来では、スイッチング素子Q1と
ダイオードD1,D2とは共に、交流入力電圧Vin(AC)
が100Vから200Vへ2倍になると消費電力も2
倍、即ち発熱量も2倍になっている。これに対して本願
では、交流入力電圧Vin(AC)が2倍になってもこれら消
費電力、即ち発熱量はほぼ同じとなっている。このこと
により、本実施例が従来例に比し入力電圧に影響されず
に回路の発熱量を所定値に抑えることができることが確
認された。
ダイオードD1,D2とは共に、交流入力電圧Vin(AC)
が100Vから200Vへ2倍になると消費電力も2
倍、即ち発熱量も2倍になっている。これに対して本願
では、交流入力電圧Vin(AC)が2倍になってもこれら消
費電力、即ち発熱量はほぼ同じとなっている。このこと
により、本実施例が従来例に比し入力電圧に影響されず
に回路の発熱量を所定値に抑えることができることが確
認された。
【0030】次に、本実施例の変形例について説明す
る。交流入力電圧Vin(AC)の変動に対して合成抵抗R7
0の抵抗値を変化させるにあたって、前述した第1実施
例ではこの抵抗値を階段状に変化させる構成としたが、
本変形例では入力電圧検出回路部60の比較器COに代
えて増幅器(オペアンプ)を用いることにより、線形に
変化させる構成とした。
る。交流入力電圧Vin(AC)の変動に対して合成抵抗R7
0の抵抗値を変化させるにあたって、前述した第1実施
例ではこの抵抗値を階段状に変化させる構成としたが、
本変形例では入力電圧検出回路部60の比較器COに代
えて増幅器(オペアンプ)を用いることにより、線形に
変化させる構成とした。
【0031】具体的には、図1(c)の交流入力電圧V
in(AC)に対する各回路素子の特性図に示すように、交流
入力電圧Vin(AC)の増大に伴って合成抵抗R70が線形
に増大し、これに伴ってスイッチング素子Q1に流れる
電流Idが線形に小さくなる結果、合成電圧V3は一定
の値となっている。
in(AC)に対する各回路素子の特性図に示すように、交流
入力電圧Vin(AC)の増大に伴って合成抵抗R70が線形
に増大し、これに伴ってスイッチング素子Q1に流れる
電流Idが線形に小さくなる結果、合成電圧V3は一定
の値となっている。
【0032】また、本変形例においても、前述した表1
と同様に、交流入力電圧Vin(AC)が2倍になってもこれ
ら消費電力、即ち発熱量はほぼ同じとなった。このこと
により、本実施例が従来例に比し入力電圧に影響されず
に回路の発熱量を所定値に抑えることができることが確
認された。
と同様に、交流入力電圧Vin(AC)が2倍になってもこれ
ら消費電力、即ち発熱量はほぼ同じとなった。このこと
により、本実施例が従来例に比し入力電圧に影響されず
に回路の発熱量を所定値に抑えることができることが確
認された。
【0033】なお、前述した第1実施例及びその変形例
において、可変抵抗素子Q2として大電力用のMOS形
電界効果トランジスタ、即ちパワーMOSFETからな
る電力半導体素子(パワーデバイス)を用いた。このパ
ワーMOSFETの導通及び非導通動作、あるいは線形
動作(リニア動作)により入力電圧V1のmV単位の変
化に追従して合成抵抗R70の抵抗値を変化させること
ができ、過電流状態を検出するための合成電圧V3を高
精度に所定値、あるいは所定範囲内に制御することがで
きた。
において、可変抵抗素子Q2として大電力用のMOS形
電界効果トランジスタ、即ちパワーMOSFETからな
る電力半導体素子(パワーデバイス)を用いた。このパ
ワーMOSFETの導通及び非導通動作、あるいは線形
動作(リニア動作)により入力電圧V1のmV単位の変
化に追従して合成抵抗R70の抵抗値を変化させること
ができ、過電流状態を検出するための合成電圧V3を高
精度に所定値、あるいは所定範囲内に制御することがで
きた。
【0034】また、合成抵抗R70の回路構成にあって
は、第1実施例及びその変形例で示したものの他に、図
2(a),(b)に示すような種々の変形が可能であ
り、同図(a)は可変抵抗素子Q2に抵抗R10を直列
接続しており、同図(b)は可変抵抗素子Q2に抵抗R
10を直列接続した回路に抵抗R20を並列接続してい
る。
は、第1実施例及びその変形例で示したものの他に、図
2(a),(b)に示すような種々の変形が可能であ
り、同図(a)は可変抵抗素子Q2に抵抗R10を直列
接続しており、同図(b)は可変抵抗素子Q2に抵抗R
10を直列接続した回路に抵抗R20を並列接続してい
る。
【0035】さらに、回路の動作特性を適切に設定する
ことにより過電流状態を検出する合成電圧V3を任意の
一定値あるいは所定範囲内に納めることができる。
ことにより過電流状態を検出する合成電圧V3を任意の
一定値あるいは所定範囲内に納めることができる。
【0036】さらにまた、合成抵抗R70の抵抗値を変
化させるにあたって、交流入力電圧Vin(AC)に基づいて
いるがこれに限らず様々なパラメータに基づいて変更す
ることが可能であり、スイッチングレギュレータや負荷
について内部の温度や湿度などの動作環境または部品の
破損などの動作状態に関するパラメータなどが考えられ
る。回路構成としては、図3(a)に示すように、回路
の温度に基づいた制御信号を出力する制御手段Aと負荷
の状態に基づいた制御信号を出力する制御手段Bと用
い、これら制御手段A,Bを比較器COの出力端子と抵
抗素子Q2のゲート端子との間にOR接続する。この構
成において、温度制御手段Aに関しては図3(b)のよ
うに電源や負荷の内部温度の上昇に基づいて合成抵抗R
70の抵抗値を調整してスイッチング素子Q1に流れる
電流Idを線形に大きくあるいは小さくするようにす
る。このことにより、過電流状態を検出する合成電圧V
3を制御できる。
化させるにあたって、交流入力電圧Vin(AC)に基づいて
いるがこれに限らず様々なパラメータに基づいて変更す
ることが可能であり、スイッチングレギュレータや負荷
について内部の温度や湿度などの動作環境または部品の
破損などの動作状態に関するパラメータなどが考えられ
る。回路構成としては、図3(a)に示すように、回路
の温度に基づいた制御信号を出力する制御手段Aと負荷
の状態に基づいた制御信号を出力する制御手段Bと用
い、これら制御手段A,Bを比較器COの出力端子と抵
抗素子Q2のゲート端子との間にOR接続する。この構
成において、温度制御手段Aに関しては図3(b)のよ
うに電源や負荷の内部温度の上昇に基づいて合成抵抗R
70の抵抗値を調整してスイッチング素子Q1に流れる
電流Idを線形に大きくあるいは小さくするようにす
る。このことにより、過電流状態を検出する合成電圧V
3を制御できる。
【0037】次に、前述した第1実施例の別の変形例を
説明する。この変形例では、前述の図1(a)の回路図
における合成抵抗R70を図4(a)の回路図に示すよ
うに構成したものである。図4(a)において、抵抗R
20aとR20との接続点をスイッチングトランジスタ
Q1に接続して過電流検出抵抗としてはあくまで抵抗R
20のみとし、図1(a)の大電力型パワーMOSFE
TからなるQ2に代えて小電力型のスイッチングトラン
ジスタを可変抵抗素子Q3として用いている。また、抵
抗R20aと20bとの接続点を図1(a)の制御部4
0に接続して過電流状態を検出する合成電圧V3を印加
している。
説明する。この変形例では、前述の図1(a)の回路図
における合成抵抗R70を図4(a)の回路図に示すよ
うに構成したものである。図4(a)において、抵抗R
20aとR20との接続点をスイッチングトランジスタ
Q1に接続して過電流検出抵抗としてはあくまで抵抗R
20のみとし、図1(a)の大電力型パワーMOSFE
TからなるQ2に代えて小電力型のスイッチングトラン
ジスタを可変抵抗素子Q3として用いている。また、抵
抗R20aと20bとの接続点を図1(a)の制御部4
0に接続して過電流状態を検出する合成電圧V3を印加
している。
【0038】以上の構成において、可変抵抗素子Q3は
あくまで抵抗R20、20a、20b、及び可変抵抗素
子Q3からなる合成抵抗R70の分圧比を決定するため
のものであり、このことにより、図4(b)の交流入力
電圧Vin(AC)に対する各回路素子の特性図に示すような
各回路素子の特性が得られる。
あくまで抵抗R20、20a、20b、及び可変抵抗素
子Q3からなる合成抵抗R70の分圧比を決定するため
のものであり、このことにより、図4(b)の交流入力
電圧Vin(AC)に対する各回路素子の特性図に示すような
各回路素子の特性が得られる。
【0039】ほぼ150Vの交流入力電圧Vin(AC)を境
にして合成抵抗R70が三角波状に変化し(図示略)、
図4(b)に示すように、これに伴って過電流検出を検
出する電圧としての合成電圧V3は三角波となり所定の
小さな範囲に収まる結果、スイッチング素子Q1に流れ
る電流Id及び電圧V4が線形に小さくなるようになっ
ている。
にして合成抵抗R70が三角波状に変化し(図示略)、
図4(b)に示すように、これに伴って過電流検出を検
出する電圧としての合成電圧V3は三角波となり所定の
小さな範囲に収まる結果、スイッチング素子Q1に流れ
る電流Id及び電圧V4が線形に小さくなるようになっ
ている。
【0040】詳しくは、交流入力電圧Vin(AC)が150
Vまでの範囲では、比較器COが正電圧を出力するため
可変抵抗素子Q3はONの状態を保つ結果、合成抵抗R
70は線形に低下し、交流入力電圧Vin(AC)が150V
を越えた範囲では、比較器COが負電圧を出力するため
可変抵抗素子Q3はOFFになる結果、合成抵抗R70
は一旦上昇して線形に低下することになる。この合成抵
抗R70の変化に合わせて合成電圧V3も同様な軌跡で
変化し、これにより電流Id及び電圧V3は線形に低下
する。
Vまでの範囲では、比較器COが正電圧を出力するため
可変抵抗素子Q3はONの状態を保つ結果、合成抵抗R
70は線形に低下し、交流入力電圧Vin(AC)が150V
を越えた範囲では、比較器COが負電圧を出力するため
可変抵抗素子Q3はOFFになる結果、合成抵抗R70
は一旦上昇して線形に低下することになる。この合成抵
抗R70の変化に合わせて合成電圧V3も同様な軌跡で
変化し、これにより電流Id及び電圧V3は線形に低下
する。
【0041】また、入力電圧検出回路部60の比較器C
Oに代えて増幅器を用いることにより、図4(c)に示
すように、交流入力電圧Vin(AC)の増大に対して合成抵
抗R70及び電圧V3が一定の状態を保ち、これに対し
て合成抵抗V4とスイッチング素子Q1に流れる電流I
dとは線形に低下する。
Oに代えて増幅器を用いることにより、図4(c)に示
すように、交流入力電圧Vin(AC)の増大に対して合成抵
抗R70及び電圧V3が一定の状態を保ち、これに対し
て合成抵抗V4とスイッチング素子Q1に流れる電流I
dとは線形に低下する。
【0042】さらに、図4(d)に示す構成にすること
により、可変抵抗素子Q3で直接、制御部40へ入力さ
れる過電流検出電圧を制御してもよい。
により、可変抵抗素子Q3で直接、制御部40へ入力さ
れる過電流検出電圧を制御してもよい。
【0043】以上説明した本変形例においても、前述し
た表1と同様に、交流入力電圧Vin(AC)が2倍になって
もこれら消費電力、即ち発熱量はほぼ同じとなった。こ
のことにより、本実施例が従来例に比し入力電圧に影響
されずに回路の発熱量を所定値に抑えることができるこ
とが確認された。
た表1と同様に、交流入力電圧Vin(AC)が2倍になって
もこれら消費電力、即ち発熱量はほぼ同じとなった。こ
のことにより、本実施例が従来例に比し入力電圧に影響
されずに回路の発熱量を所定値に抑えることができるこ
とが確認された。
【0044】したがって、スイッチング素子Q1に入力
電圧V1の増大に連れて大きな電流Idが流れ込むこと
を防止でき、入力電圧の変化に対して過電流保護の動作
を可変にすることができる。また、入力電圧V1の大き
さに影響を受けることなく過電流時の消費電力を抑える
ことができ発熱量を抑えることができる。
電圧V1の増大に連れて大きな電流Idが流れ込むこと
を防止でき、入力電圧の変化に対して過電流保護の動作
を可変にすることができる。また、入力電圧V1の大き
さに影響を受けることなく過電流時の消費電力を抑える
ことができ発熱量を抑えることができる。
【0045】次に、本発明の第2実施例を図5(a)乃
至(c)を参照にして説明する。本実施例では、図5
(a)に示すように、制御部40内に過電流検出制御部
40aが配設され、この過電流検出制御部40aは誤差
増幅器Aと基準電圧源Vref1等を備えている。
至(c)を参照にして説明する。本実施例では、図5
(a)に示すように、制御部40内に過電流検出制御部
40aが配設され、この過電流検出制御部40aは誤差
増幅器Aと基準電圧源Vref1等を備えている。
【0046】過電流検出抵抗部50は直列に接続された
抵抗R20、R20aを備え、これら抵抗R20及びR
20aの両端には合成電圧V3が発生し、入力電圧検出
回路部60は前記第1実施例と同じ構成であるが比較器
COの出力は可変基準電圧Vref´として用いられ
る。
抵抗R20、R20aを備え、これら抵抗R20及びR
20aの両端には合成電圧V3が発生し、入力電圧検出
回路部60は前記第1実施例と同じ構成であるが比較器
COの出力は可変基準電圧Vref´として用いられ
る。
【0047】誤差増幅器Aには、入力電圧検出回路部6
0の可変基準電圧Vref´と基準電圧源Vref1の
電圧とを合成した過電流基準電圧Vrと、過電流検出抵
抗部50の合成電圧V3とがそれぞれ印加される。誤差
増幅器Aは合成電圧V3と過電流基準電圧Vrとを比較
して過電流状態を検出し、制御部40に配設されたPW
M回路でスイッチング素子Q1のオン時間を絞り込み、
過電流状態を防止する。
0の可変基準電圧Vref´と基準電圧源Vref1の
電圧とを合成した過電流基準電圧Vrと、過電流検出抵
抗部50の合成電圧V3とがそれぞれ印加される。誤差
増幅器Aは合成電圧V3と過電流基準電圧Vrとを比較
して過電流状態を検出し、制御部40に配設されたPW
M回路でスイッチング素子Q1のオン時間を絞り込み、
過電流状態を防止する。
【0048】入力電圧検出回路部60の比較器COは、
検出した入力電圧V1が大きい場合には可変基準電圧V
ref´を小さくして過電流基準電圧Vrを小さくする
一方、入力電圧V1が小さい場合には過電流基準電圧V
rを大きくするように動作する。このことにより、入力
電圧V1が増大してもスイッチング素子Q1に流れる電
流Idが小さくなる。
検出した入力電圧V1が大きい場合には可変基準電圧V
ref´を小さくして過電流基準電圧Vrを小さくする
一方、入力電圧V1が小さい場合には過電流基準電圧V
rを大きくするように動作する。このことにより、入力
電圧V1が増大してもスイッチング素子Q1に流れる電
流Idが小さくなる。
【0049】以上の構成において、図4(b)に示すよ
うに、ほぼ150Vの交流入力電圧Vin(AC)を境にして
可変基準電圧Vref´が階段状に変化し、これに伴っ
てスイッチング素子Q1に流れる電流Idが線形に小さ
くなる結果、合成電圧V3は線形に小さくなるようにな
っている。
うに、ほぼ150Vの交流入力電圧Vin(AC)を境にして
可変基準電圧Vref´が階段状に変化し、これに伴っ
てスイッチング素子Q1に流れる電流Idが線形に小さ
くなる結果、合成電圧V3は線形に小さくなるようにな
っている。
【0050】詳しくは、交流入力電圧Vin(AC)が150
Vまでの範囲では、比較器COが正電圧を出力するため
過電流基準電圧Vrは比較的大きな一定値を保ち、交流
入力電圧Vin(AC)が150Vを越えた範囲では、比較器
COが負電圧を出力するため可変抵抗素子Q2はOFF
の状態を保つ。このことにより、電流Id及び合成電圧
V3は線形に低下する。
Vまでの範囲では、比較器COが正電圧を出力するため
過電流基準電圧Vrは比較的大きな一定値を保ち、交流
入力電圧Vin(AC)が150Vを越えた範囲では、比較器
COが負電圧を出力するため可変抵抗素子Q2はOFF
の状態を保つ。このことにより、電流Id及び合成電圧
V3は線形に低下する。
【0051】また、入力電圧検出回路部60の比較器C
Oに代えて増幅器を用いることにより、図5(c)に示
すように、交流入力電圧Vin(AC)の増大に伴って基準電
圧Vref ´を線形に小さくしてもよい。この場合、スイ
ッチング素子Q1に流れる電流Idが線形に小さくなる
結果、合成電圧V3が線形に小さくなっている。
Oに代えて増幅器を用いることにより、図5(c)に示
すように、交流入力電圧Vin(AC)の増大に伴って基準電
圧Vref ´を線形に小さくしてもよい。この場合、スイ
ッチング素子Q1に流れる電流Idが線形に小さくなる
結果、合成電圧V3が線形に小さくなっている。
【0052】さらに、基準電圧Vref1を過電流検出
制御部40aの内部に設けずに制御部40の外部に設け
るようにしてもよい。
制御部40aの内部に設けずに制御部40の外部に設け
るようにしてもよい。
【0053】以上説明した第2実施例においても、前述
した表1と同様に、交流入力電圧Vin(AC)が2倍になっ
てもこれら消費電力、即ち発熱量はほぼ同じとなった。
このことにより、本実施例が従来例に比し入力電圧に影
響されずに回路の発熱量を所定値に抑えることができる
ことが確認された。
した表1と同様に、交流入力電圧Vin(AC)が2倍になっ
てもこれら消費電力、即ち発熱量はほぼ同じとなった。
このことにより、本実施例が従来例に比し入力電圧に影
響されずに回路の発熱量を所定値に抑えることができる
ことが確認された。
【0054】したがって、スイッチング素子Q1に入力
電圧V1の増大に連れて大きな電流が流れ込むことを防
止でき、入力電圧の変化に対して過電流保護の動作を可
変にすることができる。また、入力電圧V1の大きさに
影響を受けることなく過電流時の消費電力を抑えること
ができ発熱量を抑えることができる。
電圧V1の増大に連れて大きな電流が流れ込むことを防
止でき、入力電圧の変化に対して過電流保護の動作を可
変にすることができる。また、入力電圧V1の大きさに
影響を受けることなく過電流時の消費電力を抑えること
ができ発熱量を抑えることができる。
【0055】なお、前述した第1及び第2実施例におい
て、スイッチング素子Q1に流れる電流Idの検出にカ
レントトランスを適宜用いてもよい。
て、スイッチング素子Q1に流れる電流Idの検出にカ
レントトランスを適宜用いてもよい。
【0056】また、本願発明は、ON/ON一石式の回
路方式のみでなく、ON/OFF方式、二石式、四石式
等の各種のスイッチング方式にも用いることが可能であ
る。
路方式のみでなく、ON/OFF方式、二石式、四石式
等の各種のスイッチング方式にも用いることが可能であ
る。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の過電流保
護機能を有するスイッチングレギュレータにあっては、
スイッチング素子に前記入力電圧の増大に連れて大きな
電流が流れ込むことを防止でき、入力電圧の変化に対し
て過電流保護の動作を可変にすることができる。また、
入力電圧の大きさに影響を受けることなく過電流時の回
路の発熱量を所定値に抑えることができる。このため、
ヒートシンク等の放熱器を小型化若しくは省略化でき安
価にできる。
護機能を有するスイッチングレギュレータにあっては、
スイッチング素子に前記入力電圧の増大に連れて大きな
電流が流れ込むことを防止でき、入力電圧の変化に対し
て過電流保護の動作を可変にすることができる。また、
入力電圧の大きさに影響を受けることなく過電流時の回
路の発熱量を所定値に抑えることができる。このため、
ヒートシンク等の放熱器を小型化若しくは省略化でき安
価にできる。
【0058】また、回路動作の不安定要因である回路素
子の発熱を小さくできるのでスイッチングレギュレータ
の信頼性が向上するとともに回路素子の発熱対策を従来
に比し考慮しないで済むため設計自由度が大きくなる。
子の発熱を小さくできるのでスイッチングレギュレータ
の信頼性が向上するとともに回路素子の発熱対策を従来
に比し考慮しないで済むため設計自由度が大きくなる。
【0059】さらに、前記過電流検出抵抗部がパワーM
OSFET等の電力半導体素子を備えた場合には、この
電力半導体素子を前記入力電圧検出手段の検出した入力
電圧に基づいて導通及び非導通動作、あるいは線形動作
をさせることにより入力電圧のmV単位の変化に追従で
きるので高精度な線形動作や導通及び非導通動作をさせ
ることができ、信頼性の高い過電流検出が行える。
OSFET等の電力半導体素子を備えた場合には、この
電力半導体素子を前記入力電圧検出手段の検出した入力
電圧に基づいて導通及び非導通動作、あるいは線形動作
をさせることにより入力電圧のmV単位の変化に追従で
きるので高精度な線形動作や導通及び非導通動作をさせ
ることができ、信頼性の高い過電流検出が行える。
【図1】本発明に係る第1実施例による過電流保護機能
を有するスイッチングレギュレータを示し、(a)は回
路図、(b)及び(c)は(a)の回路の動作特性図で
ある。
を有するスイッチングレギュレータを示し、(a)は回
路図、(b)及び(c)は(a)の回路の動作特性図で
ある。
【図2】本発明に係る第1実施例の合成抵抗60の変形
例を示し、(a)は可変抵抗素子Q2に抵抗R10を直
列接続した回路図、(b)は可変抵抗素子Q2に抵抗R
10を直列接続した回路に抵抗R20を並列接続した回
路図である。
例を示し、(a)は可変抵抗素子Q2に抵抗R10を直
列接続した回路図、(b)は可変抵抗素子Q2に抵抗R
10を直列接続した回路に抵抗R20を並列接続した回
路図である。
【図3】本発明に係る第1実施例の変形例を示し、
(a)は回路図、(b)は(a)の回路の動作特性図で
ある。
(a)は回路図、(b)は(a)の回路の動作特性図で
ある。
【図4】本発明に係る第1実施例の別の変形例を示し、
(a)は回路図、(b)及び(c)は(a)の回路の動
作特性図、(d)は(a)の回路の変形例である。
(a)は回路図、(b)及び(c)は(a)の回路の動
作特性図、(d)は(a)の回路の変形例である。
【図5】本発明に係る第2実施例による過電流保護機能
を有するスイッチングレギュレータを示し、(a)は回
路図、(b)及び(c)は(a)の回路の動作特性図で
ある。
を有するスイッチングレギュレータを示し、(a)は回
路図、(b)及び(c)は(a)の回路の動作特性図で
ある。
【図6】従来の過電流保護機能を有するスイッチングレ
ギュレータを示し、(a)は回路図であり、(b)は
(a)の回路の動作特性図である。
ギュレータを示し、(a)は回路図であり、(b)は
(a)の回路の動作特性図である。
10 ダイオードブリッジ整流回路 20 トランス 40 制御部 40a 過電流
検出制御部 50 過電流検出抵抗部 60 入力電圧
検出回路部 Q1 スイッチング素子 Q2、Q3 可
変抵抗素子 A 誤差増幅器 R70 合成抵
抗 CO 比較器 V1 直流入力
電圧 V3 合成電圧 Vref 基準電
圧 Vref 1 基準電圧源 Vref' 可変基
準電圧 Vr 過電流基準電圧 Vin(AC) 交流
入力電圧 D1、D2 ダイオード Id スイッチング素子Q1に流れる電流
検出制御部 50 過電流検出抵抗部 60 入力電圧
検出回路部 Q1 スイッチング素子 Q2、Q3 可
変抵抗素子 A 誤差増幅器 R70 合成抵
抗 CO 比較器 V1 直流入力
電圧 V3 合成電圧 Vref 基準電
圧 Vref 1 基準電圧源 Vref' 可変基
準電圧 Vr 過電流基準電圧 Vin(AC) 交流
入力電圧 D1、D2 ダイオード Id スイッチング素子Q1に流れる電流
Claims (5)
- 【請求項1】 スイッチング素子(Q1)を用いて脈流
入力から直流出力を得る過電流保護機能を有するスイッ
チングレギュレータにおいて、該スイッチング素子(Q
1)に流れる電流値を電圧値に変換する過電流検出抵抗
部(50)と、該脈流入力の電圧を検出する入力電圧検
出回路部(60)とを備え、該過電流検出抵抗部(5
0)は可変抵抗素子(Q2、Q3)を有し、該可変抵抗
素子(Q2、Q3)は該入力電圧検出回路部(60)の
検出した入力電圧が大きい場合には該過電流検出抵抗部
(50)の抵抗値を大きくし、且つ該入力電圧が小さい
場合には該抵抗値を小さくすることにより、該過電流検
出抵抗部(50)によって変換された該電圧値が該入力
電圧の大きさによって大きく変化せずに一定、あるいは
その変化量が小さくなるようにしてなることを特徴とす
る過電流保護機能を有するスイッチングレギュレータ。 - 【請求項2】 前記可変抵抗素子が電力半導体素子(Q
2)からなり、この電力半導体素子(Q2)が前記入力
電圧検出手段(60)の検出した入力電圧に基づいて導
通及び非導通動作、あるいは線形動作をするようにして
なることを特徴とする請求項1に記載の過電流保護機能
を有するスイッチングレギュレータ。 - 【請求項3】 前記電力半導体素子(Q2)がパワーM
OSFETでなることを特徴とする請求項2に記載の過
電流保護機能を有するスイッチングレギュレータ。 - 【請求項4】 前記可変抵抗素子が小電力型スイッチン
グトランジスタ(Q3)からなり、この小電力型スイッ
チングトランジスタ(Q3)が前記入力電圧検出手段
(60)の検出した入力電圧に基づいて導通及び非導通
動作をするようにしてなることを特徴とする請求項1に
記載の過電流保護機能を有するスイッチングレギュレー
タ。 - 【請求項5】 スイッチング素子(Q1)を用いて脈流
入力から直流出力を得る過電流保護機能を有するスイッ
チングレギュレータにおいて、該スイッチング素子(Q
1)に流れる電流値を電圧値に変換する過電流検出抵抗
部(50)と、該脈流入力の電圧を検出する入力電圧検
出回路部(60)と、該過電流検出抵抗部(50)の変
換した該電圧値と過電流基準電圧とを比較して過電流状
態を検出する過電流検出制御部(40a)とを備え、該
入力電圧検出回路部(60)は、検出した入力電圧が大
きい場合には該過電流基準電圧を小さくし、且つ該入力
電圧が小さい場合には該過電流基準電圧を大きくして過
電流検出制御部(40a)の出力を制御することによ
り、該入力電圧の増大に連れて該スイッチング素子(Q
1)に流れる電流が小さくなるようにしてなることを特
徴とする過電流保護機能を有するスイッチングレギュレ
ータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14492195A JPH08340672A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 過電流保護機能を有するスイッチングレギュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14492195A JPH08340672A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 過電流保護機能を有するスイッチングレギュレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08340672A true JPH08340672A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15373332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14492195A Pending JPH08340672A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 過電流保護機能を有するスイッチングレギュレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08340672A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100472719B1 (ko) * | 2001-07-13 | 2005-03-10 | 세이코 인스트루 가부시키가이샤 | 전압 레귤레이터의 과전류 보호 회로 |
JP2005518177A (ja) * | 2002-02-14 | 2005-06-16 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | パワーコンバータの騒音低減 |
JP2010528574A (ja) * | 2007-05-25 | 2010-08-19 | トムソン ライセンシング | 電源 |
JP2010197160A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Daikin Ind Ltd | 電圧制限回路 |
JP2011078228A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Minebea Co Ltd | 過電流保護回路 |
CN102347690A (zh) * | 2010-07-21 | 2012-02-08 | 索尼公司 | 开关电源设备 |
WO2012147453A1 (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-01 | ミツミ電機株式会社 | 直流電源装置 |
JP2013192406A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Minebea Co Ltd | 電源装置 |
KR101436967B1 (ko) * | 2010-05-31 | 2014-09-02 | 캐논 가부시끼가이샤 | 전류 공진 전원 |
JP2020188582A (ja) * | 2019-05-14 | 2020-11-19 | オムロン株式会社 | 力率改善回路 |
-
1995
- 1995-06-12 JP JP14492195A patent/JPH08340672A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100472719B1 (ko) * | 2001-07-13 | 2005-03-10 | 세이코 인스트루 가부시키가이샤 | 전압 레귤레이터의 과전류 보호 회로 |
JP2005518177A (ja) * | 2002-02-14 | 2005-06-16 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | パワーコンバータの騒音低減 |
US8254151B2 (en) | 2007-05-25 | 2012-08-28 | Thomson Licensing | Power supply |
JP2010528574A (ja) * | 2007-05-25 | 2010-08-19 | トムソン ライセンシング | 電源 |
JP2010197160A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Daikin Ind Ltd | 電圧制限回路 |
JP2011078228A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Minebea Co Ltd | 過電流保護回路 |
KR101436967B1 (ko) * | 2010-05-31 | 2014-09-02 | 캐논 가부시끼가이샤 | 전류 공진 전원 |
JP2012029395A (ja) * | 2010-07-21 | 2012-02-09 | Sony Corp | スイッチング電源装置 |
CN102347690A (zh) * | 2010-07-21 | 2012-02-08 | 索尼公司 | 开关电源设备 |
WO2012147453A1 (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-01 | ミツミ電機株式会社 | 直流電源装置 |
JP2012235561A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Mitsumi Electric Co Ltd | 直流電源装置 |
JP2013192406A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Minebea Co Ltd | 電源装置 |
JP2020188582A (ja) * | 2019-05-14 | 2020-11-19 | オムロン株式会社 | 力率改善回路 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5408401A (en) | Power source circuit with a compact size and operating efficiently at low temperature | |
US8525498B2 (en) | Average input current limit method and apparatus thereof | |
US10673331B2 (en) | Circuit with reduced light load power dissipation and a method thereof | |
JP3961505B2 (ja) | 電圧検出回路、電源装置及び半導体装置 | |
US5202819A (en) | Capacitor input type rectifier having a circuit for preventing inrush current | |
JP2004171359A (ja) | 直流安定化電源装置 | |
US7006363B2 (en) | DC-DC converter circuit having correction circuit for outputting voltage level inversely proportional to input voltage | |
JPH08340672A (ja) | 過電流保護機能を有するスイッチングレギュレータ | |
KR20200018446A (ko) | 실리콘 카바이드 바이폴라 접합 트랜지스터들용 진보된 게이트 드라이버들 | |
US5708572A (en) | Switched-mode power supply | |
JP3561876B2 (ja) | 出力電圧可変電源装置 | |
JP6791744B2 (ja) | スイッチング電源 | |
JP2001157442A (ja) | 電流制限回路および過電流保護機能を備えるスイッチングレギュレータ | |
JP4576933B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
CN111525805A (zh) | 具有过温度保护补偿的电源转换器 | |
JPH1169789A (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP3963095B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
TWI822227B (zh) | 具共用接腳之高效率升壓功因修正電路及其轉換控制電路 | |
JPH0641386U (ja) | スイッチング電源 | |
JP3391201B2 (ja) | Dc−dcコンバータ | |
JP3580491B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP3684353B2 (ja) | 負荷検出回路 | |
JP2004173391A (ja) | 電源回路 | |
JPH0336222Y2 (ja) | ||
JPH10243646A (ja) | スイッチングレギュレータの過電流保護回路 |