[go: up one dir, main page]

JPH08339114A - 帯電部材、該帯電部材を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents

帯電部材、該帯電部材を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置

Info

Publication number
JPH08339114A
JPH08339114A JP8086570A JP8657096A JPH08339114A JP H08339114 A JPH08339114 A JP H08339114A JP 8086570 A JP8086570 A JP 8086570A JP 8657096 A JP8657096 A JP 8657096A JP H08339114 A JPH08339114 A JP H08339114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
metal
charging member
layer
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8086570A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Takenaka
正明 竹中
Yoshihiro Hirai
義浩 平井
Takashi Yamashita
崇史 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Canon Chemicals Inc
Original Assignee
Canon Inc
Canon Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc, Canon Chemicals Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8086570A priority Critical patent/JPH08339114A/ja
Publication of JPH08339114A publication Critical patent/JPH08339114A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 抵抗値の局所的不均一が少なく、表面平滑性
が良好な帯電部材、該帯電部材を有するプロセスカート
リッジ及び電子写真装置を提供する。 【解決手段】 被帯電体に接触配置され、電圧を印加さ
れることにより該被帯電体を帯電する帯電部材におい
て、該帯電部材が基体、金属層及びシームレスチューブ
を含有する表面層をこの順に有する帯電部材、該帯電部
材を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被帯電体に接触配
置され、電圧を印加されることにより該被帯電体を帯電
する帯電部材に関する。
【0002】また、本発明は、上記帯電部材を有するプ
ロセスカートリッジ及び電子写真装置に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、電子写真装置や静電記録装置など
の画像形成装置に用いられる帯電手段として、接触帯電
方式の帯電手段の採用が進められている。接触帯電は、
被帯電体に接触配置された帯電部材に電圧を印加するこ
とによって被帯電体を所定の極性、電位に帯電させるも
のであり、電源の電圧を低くすることができる、オゾン
などのコロナ生成物の発生を少なくすることができる、
構造が簡単で低コスト化を図ることができるなどの利点
がある。
【0004】帯電部材に印加する電圧は直流電圧のみを
印加する方式(DC印加方式)でもよいが、直流電圧を
接触帯電部材に印加した時の被帯電体の帯電開始電圧の
2倍以上のピーク間電圧を有する振動電界(時間と共に
電圧値が周期的に変化する電界)を接触帯電部材と被帯
電体との間に形成して被帯電体面を帯電処理する手法
(AC印加方式)は、より均一な帯電をすることが可能
であり、有効である。
【0005】また、接触帯電装置は、被帯電体に接触さ
せる帯電部材の形状や形態から、帯電部材をローラ状部
材(帯電ローラ)としたローラ型帯電器(特開昭63−
7380号及び同56−91253号公報など)、ブレ
ード状部材(帯電ブレード)としたブレード型帯電器
(特開昭64−24264号及び同56−194349
号公報など)及びブラシ状部材(帯電ブラシ)としたブ
ラシ型帯電器(特開昭64−24264号公報など)な
どに大別される。
【0006】帯電ローラは回転自由に軸受保持されて被
帯電体に所定の圧力で圧接され、被帯電体の移動に伴い
従動回転する。
【0007】上記帯電ローラは通常、基体として中心に
設けた芯金と、該芯金の周囲にローラ状に設けた導電性
の弾性層と、更にその外周に設けた表面層などを有する
多層構造体である。
【0008】上記各層のうち、芯金はローラの形状を維
持するための剛体であると共に、給電電極層としての役
割を有している。
【0009】また、上記弾性層は通常、104 〜109
Ω・cmの体積固有抵抗を有すること、及び弾性変形す
ることにより被帯電体との均一な接触を確保する機能が
要求されるため、通常導電性が付与されたゴム硬度(J
IS A)70度以下の柔軟性を有する加硫ゴムが使用
される。そして、従来の帯電ローラには、弾性層として
ゴム発泡体(またはスポンジ状ゴム)を使用した発泡タ
イプとゴム発泡体を使用しないソリッドタイプがあっ
た。
【0010】また、上記表面層は、被帯電体の帯電均一
性を向上させ、被帯電体表面のピンホールなどに起因す
るリークの発生を防止すると共に、トナー粒子や紙粉な
どの固着を防止する機能、更には弾性層の硬度を低下さ
せるために用いられるオイルや可塑剤などの軟化剤のブ
リードを防止する機能なども有している。表面層の体積
固有抵抗は通常105 〜1013Ω・cmであり、従来、
導電性塗料を塗布すること、あるいはシームレスチュー
ブをかぶせることなどにより形成されていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発泡タ
イプの帯電ローラの場合、気泡の大きさや、その分布状
態を均一にすることが困難であること、及び発泡タイ
プ、ソリッドタイプのいずれにおいても、加硫の度合を
均一にすることが困難であることなどの理由により弾性
層の抵抗値の局所的な不均一が生じ易く、帯電不良の原
因となることがあった。
【0012】更に、発泡タイプ帯電ローラの場合、加硫
時に弾性層表面に形成されるスキン層の平滑性が悪いた
め、研磨処理によるスキン層の除去が必要となるが、気
泡径の均一化が困難であることから、研磨により表面に
大きな気泡が露出すると、次工程で塗布した表面層に凹
みが生成することになる。表面層に凹みがある帯電ロー
ラを使用すると、帯電不良を生じ、良好な画像が得られ
ない。
【0013】本発明の目的は、弾性層の抵抗値の局所的
な不均一や表面層の凹凸に起因する帯電不良が生じにく
い接触帯電部材を提供することにある。
【0014】また、本発明の目的は、上記帯電部材を有
するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、被帯電
体に接触配置され、電圧を印加されることにより該被帯
電体を帯電する帯電部材において、該帯電部材が基体、
金属層及びシームレスチューブを含有する表面層をこの
順に有することを特徴とする帯電部材である。
【0016】また、本発明は、上記帯電部材を有するプ
ロセスカートリッジ及び電子写真装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明における基体は、給電電極
層を兼ねていてもよく、その形状や材質などは特に限定
されないが、通常はローラの芯金である。基体の材質は
ステンレス、アルミニウムまたはその合金、銅またはそ
の合金、鉄またはその合金、更には、導電性エンジニア
リングプラスチックなど高剛性の良導体であれば何れの
ものでも使用することができる。
【0018】本発明における金属層としては、例えばア
ルミニウム、銅、鉄、またはこれらを含む合金などの良
導体が好適に用いられることから、従来技術において問
題になる弾性層の抵抗値の局所的不均一が帯電の不均一
に起因する帯電不良を防止することができるだけではな
く、導電性物質分散樹脂層に比較してより優れた表面均
一性を有する。この点から、本発明に用いられる金属層
は、0.1〜1.5mmの厚さを有する金属管であるこ
とが好ましい。中でも表面平滑性が極めて良好で、肉厚
の均一性、真円度及び真直度においても十分満足でき
る、更には安価に入手可能なアルミニウム管であること
が好ましい。
【0019】また、コストに加え、被帯電部材との接触
性及び帯電音などを考慮すると、本発明に用いられる金
属層は、5〜100μmの厚さを有する金属箔であるこ
とが好ましい。
【0020】次に、本発明において用いられる表面層に
ついて説明する。本発明における表面層は予めシームレ
スチューブの形態に成膜された重合体であって、前記金
属層に外嵌し、密着させて用いられる。
【0021】本発明のシームレスチューブに用いられる
好ましい重合体としては、シリコーンゴム、エチレン−
プロピレンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、エピクロ
ルヒドリンゴム、アクリルゴム、天然ゴム、イソプレン
ゴム、プタジエンゴム、1,2−ポリブタジエン、スチ
レン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴ
ム、ブチルゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、多硫
化ゴム及び塩素化ポリエチレンなどのゴム;スチレン
系、オレフィン系、エステル系、ウレタン系、イソプレ
ン系、1,2−ブタジエン系、塩化ビニル系、アミド系
及びアイオノマー系などの各種熱可塑性エラストマー;
及びポリエチレン、各種エチレン系共重合体、ポリプロ
ピレン、プロピレン/エチレン共重合体及びポリブテン
などのポリオレフィン、ナイロン6、ナイロン66、ナ
イロン11、ナイロン12及びその他の共重合ナイロン
などのポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などの飽
和ポリエステル;ポリスレチン、ハイインパクトポリス
チレン(HIPS)、アクリロニトリル−ブタジエン−
スチレン樹脂(ABS)及びアクリロニトリル−エチレ
ン/プロピレンゴム−スチレン樹脂(AES)、アクリ
ロニトリル−アクリルゴム−スチレン樹脂(AAS)な
どのスチレン系樹脂;及びアクリル樹脂、塩化ビニル樹
脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリカーボネート、ポリアセ
タール、ポリフェニレンオキシドまたはそのポリスチレ
ン変性体、ポリイミド樹脂、ポリアリレート及びフッ化
ビニリデン単独重合体及び共重合体などの熱可塑性樹脂
などが挙げられる。
【0022】更に、上記ゴム、熱可塑性エラストマー及
び熱可塑性樹脂から選ばれた2種以上の重合体からなる
ポリマーアロイまたはポリマーブレンドも使用できる。
【0023】本発明のシームレスチューブは上記各種重
合体と、下記の導電性付与剤及び必要ならばその他の添
加剤からなる導電性重合体組成物を押出成形法、射出成
形法、ブロー成形法などによりチューブ状に成膜するこ
とにより得ることができる。上記各種成形法のうちでは
押出成形法が特に好適である。
【0024】上記導電性付与剤としては、公知の素材が
使用でき、例えば、カーボンブラック、グラファイトな
どの炭素微粒子;ニッケル、銀、アルミニウム及び銅な
どの金属微粒子;酸化スズ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸
化アルミニウム及びシリカなどを主成分とし、これに原
子価の異なる不純物イオンをドーピングした導電性金属
酸化物微粒子;炭素繊維などの導電性繊維;ステンレス
繊維などの金属繊維;炭素ウイスカやチタン酸カリウム
ウイスカの表面を金属酸化物や炭素などにより導電化処
理した導電性チタン酸カリウムウイスカなどの導電性ウ
イスカ;及びポリアニリン及びポリピロールなどの導電
性重合体微粒子などが挙げられる。
【0025】本発明に用いられるシームレスチューブは
単に上記各種成形法により形成しただけでも使用できる
が、例えばより優れた耐久性や耐環境性などを得ること
を目的として、上記各種成形法により得られたシームレ
スチューブを更に架橋させて導電性架橋重合体とするこ
とが好ましい。チューブ状に成膜された導電性重合体を
架橋させる方法としては、重合体の種類に応じて硫黄、
有機過酸化物及びアミン類などの架橋剤を予め添加して
おき、高温下に架橋結合を生成させる化学的架橋法や、
電子線やγ線などの放射線を照射することにより架橋さ
せる放射線架橋法などが有効である。上記各種架橋法の
うちでは電子線架橋法が架橋剤またはその分解生成物の
移行による被帯電体の汚染の恐れがなく、更に、高温処
理の必要がない点及び安全性の点で特に好ましい。
【0026】本発明に用いられる表面層の抵抗値は、1
5 〜1013Ω・cmであることが好ましく、特には1
6 〜1012Ω・cmであることが好ましい。
【0027】本発明においては、シームレスチューブを
表面層として用いることにより金属層上に多少の凹凸が
あっても、それが表面層の凹凸としては現れにくく、極
めて優れた帯電の均一性を達成することができた。
【0028】また、本発明においては、良導電体である
金属層を用いているので、成形時に生じると思われる、
チューブ層特有の技術課題である特に周方向における抵
抗の不均一をも解決することができ、極めて均一な抵抗
値を有する帯電部材を得ることができるのである。
【0029】本発明に用いられる表面層は種々の方法で
成膜することができるが、前記のように押出法が好適で
ある。即ち、予め重合体と導電性付与剤及び必要に応じ
て、架橋剤、安定剤及びその他の添加剤を混合したコン
パウンドを製造し、該コンパウンドを押出機によりリン
グ状スリットを有するダイスより押出し、冷却すること
によって連続的にシームレスチューブを製造することが
できる。冷却の途中でまたは冷却後再加熱して空気加圧
などの手段を用いてチューブ径を拡大すれば熱収縮チュ
ーブが得られ、拡大処理をしなければ非熱収縮チューブ
が得られる。
【0030】本発明に用いられるシームレスチューブは
非熱収縮性機と熱収縮性のいずれであってもよいが、い
ずれであるかにより、外嵌処理の方法が異なる。
【0031】非熱収縮チューブである場合、金属層と表
面層の密着性を確保するためにはチューブ内径は金属層
外径以下であることが必要である。圧縮空気を吹き込む
ことによりチューブ径を拡大させた状態で金属管、また
は金属層を有するローラ体を挿入し、空気圧を解除すれ
ば外嵌処理が完了する。
【0032】一方、熱収縮チューブの場合、チューブ内
径は金属層外径より大きいことが好ましく、金属管、ま
たはローラ体を挿入した後、恒温槽の中で所定時間加熱
するなどの方法で金属層に密着するようチューブを熱収
縮させることにより外嵌処理がなされる。
【0033】本発明においては、帯電部材が基体と金属
層の間に弾性層などの支持層を有することが好ましい。
【0034】従来技術においては、弾性層は抵抗がある
レベルで均一化された導電性弾性体であることが必須条
件であった。しかし、本発明における支持層は上記従来
技術において用いられる導電性弾性層に代えて用いられ
るものであって、絶縁体であってもよく、また帯電装置
の長さ方向全体に一様に形成されていることを必ずしも
必要としない。
【0035】更に、本発明における支持層は柔軟性を有
する弾性体であってもよく、硬質体(または柔軟性の少
ない剛体)例えば絶縁性または導電性硬質プラスチック
であってもよい。なぜなら、前記したように、従来技術
において弾性層が使用される主な理由は、被帯電体との
均一な接触を確保するためであり、本発明において十分
な真円度及び真直度を有するアルミニウム管などが金属
層として使用された場合には、支持層が柔軟性の少ない
硬質体で形成されていても、被帯電体との均一な接触は
確保できるからである。
【0036】即ち、給電電極と金属層の間の電気的導通
手段が何らかの形で準備されていれば、支持層の機能は
金属層を支持することだけでもよい。
【0037】いうまでもなく、本発明においては、従来
技術において用いられた弾性と導電性という2種類の機
能を合わせ持った弾性体を用いることも可能である。
【0038】本発明においては、給電電極と金属層の間
の電気的導通手段として、例えば、金属製のスプリング
や箔、導電性重合体またはその発泡体、導電性塗料また
は導電性接着剤なども用いることができる。
【0039】以下、図1〜4に基づいて、本発明の具体
的な構成を説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
【0040】図1においては、2Aは表面層であって、
シームレスチューブが用いられる。2Bは金属管であ
り、2Caは絶縁性の硬質体である。2Cbは基体であ
り、芯金であり、給電電極である2Dと金属管2Bの間
の電気的導通手段である。該導通手段としては導電性ゴ
ム発泡体を想定しているが、金属スプリングなどを用い
ることもできる。2Ca及び2Cbを合わせて支持層2
Cと呼ぶことにする。
【0041】図2においては、支持層2Cは弾性と導電
性を同時に有しており、導電性弾性体が使用される。こ
の場合、金属層2Bが存在するため、支持層2Cの抵抗
に局所的不均一があっても問題がない。
【0042】図3においては、金属層2Bとして金属箔
を使用しており、2Caは絶縁性弾性体であり、2Cb
は導電性塗料であって、基体であり、芯金であり、給電
電極である2Dと金属層2Bの電気的導通手段である。
2Caと2Cbを合わせて支持層2Cと呼ぶ。図3に示
す帯電ローラは2Caとして絶縁性ゴムを使用すること
から、製造するに当って抵抗値の管理が不要であり、ま
た、汎用的なゴムチューブを利用できる。したがって、
製造コストを低くすることができる。更に、環境の変化
に伴なう抵抗値の変動が無視でき、品質の安定した帯電
ローラの製造が可能になる。
【0043】図4においては、芯金2Dを短くし、両端
部のみに取り付けるようにしている。また、電気的導通
手段として導電性塗料2Cbを用いている。この構成
は、図1の構成よりも組み立てが容易であり、製造コス
トの低減が可能になる。
【0044】図5に本発明の帯電部材を有するプロセス
カートリッジを有する電子写真装置の概略構成を示す。
【0045】図において、1は電子写真感光体であり、
矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。感光体1
は、回転過程において、本発明の帯電部材2によりその
周面に正または負の所定電位の均一帯電を受け、次い
で、スリット露光やレーザービーム走査露光などの像露
光手段(不図示)からの画像露光光3を受ける。こうし
て感光体1の周面に静電潜像が順次形成されていく。
【0046】形成された静電潜像は、次いで現像手段4
によりトナー現像され、現像されたトナー現像像は、不
図示の給紙部から感光体1と転写手段5との間に感光体
1の回転と同期取りされて給紙された転写材6に、転写
手段5により順次転写されていく。
【0047】像転写を受けた転写材6は、感光体面から
分離されて像定着手段7へ導入されて像定着を受けるこ
とにより複写物(コピー)として装置外へプリントアウ
トされる。
【0048】像転写後の感光体1の表面は、クリーニン
グ手段8によって転写残りトナーの除去を受けて清浄面
化され、繰り返し像形成に使用される。
【0049】本発明においては、上述の電子写真感光体
1、帯電部材2、現像手段4及びクリーニング手段8な
どの構成要素のうち、複数のものをプロセスカートリッ
ジとして一体に結合して構成し、このプロセスカートリ
ッジを複写機やレーザービームプリンターなどの電子写
真装置本体に対して着脱可能に構成してもよい。例え
ば、現像手段4及びクリーニング手段8を感光体1及び
帯電部材2と共に一体に支持してカートリッジ化して、
装置本体のレール10などの案内手段を用いて装置本体
に着脱可能なプロセスカートリッジ9とすることができ
る。
【0050】また、画像露光光4は、電子写真装置が複
写機やプリンターである場合には、原稿からの反射光や
透過光、あるいは、センサーで原稿を読取り、信号化
し、この信号に従って行われるレーザービームの走査、
LEDアレイの駆動及び液晶シャッターアレイの駆動な
どにより照射される光である。
【0051】
【実施例】以下、実施例により、本発明を更に詳細に説
明する。 (実施例1)本実施例は、図1に示される帯電ローラに
関するものである。
【0052】外径12mm、内径10mm、長さ225
mmのアルミニウム管(昭和アルミニウム社製)に内径
16.5mm、肉厚250μmの熱収縮チューブ(住友
電工社製、スミチューブG3)をかぶせ、200℃の空
気雰囲気の恒温槽中で10分間加熱収縮させることによ
り、アルミニウム管に密着した表面層を形成した。
【0053】上記熱収縮チューブは導電性塩素化ポリエ
チレンを押出法により成膜し、電子線照射により架橋さ
せた後、加熱軟化させて空気圧によりチューブ径を拡大
し、冷却することにより熱収縮性を付与したシームレス
チューブである。収縮後の上記チューブの抵抗は1×1
8 Ω・cmであった。
【0054】次に、直径6mm、長さ251mmの芯金
の長手方向中央部に厚さ3mm、幅8mm、長さ100
mmの短冊形に切断した導電性ウレタンフォーム(BS
東海化成社製、エバーライトEPT−51)をらせん状
に巻き付け、両端を粘着テープにより芯金に固定するこ
とにより、アルミニウム管と芯金の間に電気的導通路が
形成されるようにした。上記導電性ウレタンフォームの
抵抗値は1×105 Ω・cmであった。
【0055】上述の表面層を形成したアルミニウム管に
上記芯金を挿入し、該芯金の両端より長さ10mm、外
径10mm、内径6mmの絶縁性6ナイロンよりなる硬
質リングを押し込み、エポキシ系接着剤を塗布した後、
アルミニウム管と芯金を図1のような配置に固定した。
【0056】上記帯電ローラの局所的抵抗値を次の方法
により測定した。即ち、図6に示すように帯電ローラ2
上に幅10mmのアルミ箔11を巻き、芯金と該アルミ
箔間に電源13より直流250Vを印加し、そのときに
流れる電流を計測し、芯金とアルミ箔間の抵抗値を算出
した。そして、アルミ箔の位置を移動することにより、
帯電ローラの長手方向の抵抗値の局所的な変動を測定し
た。このようにして測定した上記帯電ローラの局所的抵
抗値は(5.0±0.05)×104 Ωであり、極めて
均一性が高いことがわかった。
【0057】更に、目視により上記帯電ローラ表面の凹
凸を観察したが、問題になるように凹凸は見られなかっ
た。
【0058】次に、上記帯電ローラをカートリッジ(キ
ヤノン社製、EP−L)に搭載し、該カートリッジをレ
ーザビームプリンター(キヤノン社製、Laser S
hot A404)に装着して目視により出力画像の画
質を評価した。その結果、25℃、50%RHの環境下
で3500枚の画像を出力しても全く異常が認められな
かった。
【0059】(実施例2)本実施例は、図2に示される
帯電ローラに関するものである。
【0060】EPDM(三井石油化学社製、EPT40
45)100重量部(以下部と称す)、亜鉛華1号10
部、ステアリン酸2部、促進剤M2部、促進剤BZ1
部、イオウ2部、発泡剤(三協化成社製、セルマイク
C)5部、発泡助剤(三協化成社製、セルトンNP)5
部、FEFカーボン20部、絶縁オイル70部、及びケ
ッチェンブラックEC8部を配合し、二本ロールを用い
て均一に分散混練し導電性ゴムコンパウンドを得た。
【0061】実施例1と同一形状の芯金にプライマーを
付け、上記ゴムコンパウンドを巻き付け、金型に入れ、
40℃、100kg/cm2 にてプレフォームし、芯金
上に厚さ1mmのゴムコンパウンド層を形成した。これ
を実施例1と同一形状のアルミニウム管に挿入し、蒸気
加熱(160℃、30分)により加熱して発泡させると
共に加硫し、アルミニウム管とゴム層を密着させた。こ
のようにして得たローラ体に実施例1で用いたのと同じ
熱収縮チューブをかぶせ、実施例1と同一条件で加熱収
縮させることによって、帯電ローラを完成させた。
【0062】実施例1と同様の方法で上記帯電ローラの
局所的抵抗値を測定したところ、(5.2±0.03)
×104 Ωであり、極めて均一性が高いことがわかっ
た。また帯電ローラ表面の凹凸も、問題になるようなも
のは観測されなかった。
【0063】更に、実施例1と同様の方法で出力画像の
画質を評価したが、3500枚の画像を出力しても全く
異常は認められなかった。
【0064】(実施例3)本実施例は、図3に示される
帯電ローラに関するものである。
【0065】市販の天然ゴムチューブ(内径6mm×外
径12mm)を長さ225mmに切断し、実施例1で用
いたのと同じ芯金を挿入し、ゴムローラとした。次に、
厚さ20μmのアルミ箔をゴム部分全体に一様に巻きつ
け、片端に合成ゴム系導電性接着剤(スリーボンド社
製、3315)を塗布してアルミ箔と芯金間に電気的導
通路を形成した。
【0066】このようにして得たローラ体に実施例1と
同様の熱収縮チューブをかぶせ、実施例1と同一の条件
で加熱収縮させた。
【0067】実施例1と同様の方法で局所的抵抗値を測
定したところ、(5.8±0.06)×104 Ωであ
り、極めて均一性が高いことがわかった。また、帯電ロ
ーラ表面の凹凸も、問題になるようなものは観測されな
かった。
【0068】実施例1と同様の方法で出力画像の画質を
評価したが、3500枚の画像を出力しても全く異常は
認められなかった。
【0069】(実施例4)本実施例は、図4に示される
帯電ローラに関するものである。
【0070】芯金として長さ50mmのものを両端にそ
れぞれ取りつけ、全長を251mmとしたこと、及び実
施例3において用いた導電性接着剤を片端に塗布するこ
とにより導通路を形成したこと以外は実施例1と同様に
して帯電ローラを完成させた。
【0071】局所的抵抗値の変動、表面の凹凸及び出力
画像の画質につい実施例1と同様の方法で評価し、同様
の結果を得た。
【0072】(実施例5)アルミ箔の代わりに厚さ20
μmの鉄箔を用いた以外は実施例3と同様の方法で帯電
ローラを作成し、評価した。抵抗値測定及び画質評価の
結果は実施例3と同様であった。
【0073】(実施例6)アルミ箔の代わりに厚さ20
μmのステンレス箔を用いた以外は実施例3と同様の方
法で帯電ローラを作成し、評価した。抵抗値測定及び画
質評価の結果は実施例3と同様であった。
【0074】(比較例1)熱収縮チューブ(住友電工社
製、スミチューブG3)をかぶせなかったこと以外は実
施例1と同様の方法によりローラ体を作成した。該ロー
ラ体は図1における表層2Aが存在しないものと同等で
ある。
【0075】次に、メトキシメチル化ナイロン(帝国化
学産業社製、トレジンEF30T)75g、メタノール
315g、トルエン110g、クエン酸1.5g、カー
ボンブラック(ケッチェンブラックEC)1.5gから
なる分散溶液を調製し、これに上記ローラ体を浸漬し、
70℃で15分乾燥する操作を2回繰り返すことによ
り、表層2Aを形成し、帯電ローラとした。表層2Aの
厚さは30μmであった。
【0076】実施例1と同様の方法で抵抗値の局所的変
動を測定したところ、(4.3±0.05)×104 Ω
であり、実施例1と同等であった。目視による凹凸の観
察結果も同等であった。
【0077】更に、実施例1と同様の方法で画質評価を
したところ、2000枚の画像出力後に以上が認められ
た。カートリッジを分解し、ローラを取り外して観察し
たところ、ローラ表面のトナー付着状態が不均質であ
り、感光体と当接していない部分が存在し、その部分に
トナーが厚く付着し、画像以上が発生したことが判明し
た。本比較例で作成した表層の厚さが薄く、かつ硬いた
め、十分なニップがとれないことが原因であること推定
された。
【0078】(比較例2)実施例2と同様の方法で得た
ローラ体からアルミニウム管を取り外し、芯金とゴム層
のみからなるローラ体を得た。
【0079】上記ローラ体に実施例1で用いたのと同様
の熱収縮チューブをかぶせ、実施例1と同一条件で加熱
収縮させることにより帯電ローラを完成させた。
【0080】実施例1と同様の方法で抵抗値の局所的変
動を測定したところ、(25.5±11.2)×104
Ωであり、変動が大きいことがわかった。帯電ローラ表
面の凹凸は問題になるようなものは観察されなかった。
【0081】更に、実施例1と同様の方法で画質評価を
したところ、2500枚からの画像異常が発生した。そ
の状況を詳細に検討したところ、帯電ローラの高抵抗部
分に対応してかぶりが発生していることが明らかになっ
た。
【0082】
【発明の効果】以上のように、本発明による接触帯電装
置は抵抗値の局所的不均一が少なく、表面平滑性が良好
であるなど優れた特性を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の接触帯電部材の模式縦断面図であ
る。
【図2】実施例2の接触帯電部材の模式縦断面図であ
る。
【図3】実施例3の接触帯電部材の模式縦断面図であ
る。
【図4】実施例4の接触帯電部材の模式縦断面図であ
る。
【図5】本発明の接触帯電部材を有するプロセスカート
リッジを有する電子写真装置の概略構成図である。
【図6】帯電ローラの局所抵抗の測定要領図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 崇史 茨城県稲敷郡茎崎町茎崎1888−2 キヤノ ン化成株式会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被帯電体に接触配置され、電圧を印加さ
    れることにより該被帯電体を帯電する帯電部材におい
    て、該帯電部材が基体、金属層及びシームレスチューブ
    を含有する表面層をこの順に有することを特徴とする帯
    電部材。
  2. 【請求項2】 帯電部材が基体と金属層の間に支持層を
    有する請求項1記載の帯電部材。
  3. 【請求項3】 金属層が金属管である請求項1または2
    記載の帯電部材。
  4. 【請求項4】 金属管がアルミニウム管である請求項3
    記載の帯電部材。
  5. 【請求項5】 金属層が金属箔である請求項1または2
    記載の帯電部材。
  6. 【請求項6】 金属箔がアルミ箔である請求項5記載の
    帯電部材。
  7. 【請求項7】 帯電部材がローラ状である請求項1乃至
    6のいずれか記載の帯電部材。
  8. 【請求項8】 被帯電体が電子写真感光体である請求項
    1乃至7のいずれか記載の帯電部材。
  9. 【請求項9】 電子写真感光体及び帯電部材、あるいは
    電子写真感光体、帯電部材及び現像手段またはクリーニ
    ング手段を有するプロセスカートリッジにおいて、 該帯電部材が該電子写真感光体に接触配置され、電圧を
    印加されることにより該電子写真感光体を帯電し、 基体、金属層及びシームレスチューブを含有する表面層
    をこの順に有し、 該電子写真感光体及び帯電部材、あるいは電子写真感光
    体、帯電部材及び現像手段またはクリーニング手段を一
    体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを
    特徴とするプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 帯電部材が基体と金属層の間に支持層
    を有する請求項9記載のプロセスカートリッジ。
  11. 【請求項11】 金属層が金属管である請求項9または
    10記載の帯電部材。
  12. 【請求項12】 金属管がアルミニウム管である請求項
    11記載のプロセスカートリッジ。
  13. 【請求項13】 金属層が金属箔である請求項9または
    10記載のプロセスカートリッジ。
  14. 【請求項14】 金属箔がアルミ箔である請求項13記
    載のプロセスカートリッジ。
  15. 【請求項15】 帯電部材がローラ状である請求項9乃
    至14のいずれか記載のプロセスカートリッジ。
  16. 【請求項16】 電子写真感光体、帯電部材、露光手
    段、現像手段及び転写手段を有する電子写真装置におい
    て、 該帯電部材が該電子写真感光体に接触配置され、電圧を
    印加されることにより該電子写真感光体を帯電し、 基体、金属層及びシームレスチューブを含有する表面層
    をこの順に有することを特徴とする電子写真装置。
  17. 【請求項17】 帯電部材が基体と金属層の間に支持層
    を有する請求項16記載の電子写真装置。
  18. 【請求項18】 金属層が金属管である請求項16また
    は17記載の電子写真装置。
  19. 【請求項19】 金属管がアルミニウム管である請求項
    18記載の電子写真装置。
  20. 【請求項20】 金属層が金属箔である請求項16また
    は17記載の電子写真装置。
  21. 【請求項21】 金属箔がアルミ箔である請求項20記
    載の電子写真装置。
  22. 【請求項22】 帯電部材がローラ状である請求項16
    乃至21のいずれか記載の電子写真装置。
JP8086570A 1995-04-11 1996-04-09 帯電部材、該帯電部材を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 Pending JPH08339114A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8086570A JPH08339114A (ja) 1995-04-11 1996-04-09 帯電部材、該帯電部材を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-85209 1995-04-11
JP8520995 1995-04-11
JP8086570A JPH08339114A (ja) 1995-04-11 1996-04-09 帯電部材、該帯電部材を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08339114A true JPH08339114A (ja) 1996-12-24

Family

ID=26426231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8086570A Pending JPH08339114A (ja) 1995-04-11 1996-04-09 帯電部材、該帯電部材を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08339114A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008180829A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Casio Electronics Co Ltd 帯電ローラ
JP2010151893A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Fuji Xerox Co Ltd 弾性ロール、弾性ロールの製造方法、帯電装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008180829A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Casio Electronics Co Ltd 帯電ローラ
JP2010151893A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Fuji Xerox Co Ltd 弾性ロール、弾性ロールの製造方法、帯電装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5742880A (en) Charging member, and process cartridge and electrophotographic apparatus having the charging member
JPH11125953A (ja) 帯電部材、該帯電部材の製造方法、及び該帯電部材を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置
JPH08339114A (ja) 帯電部材、該帯電部材を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置
JPH08254876A (ja) 接触帯電部材、その製造方法及びそれを用いた電子写真装置
JP3507306B2 (ja) 帯電部材、該帯電部材の製造方法、及び該帯電部材または該製造方法により製造された帯電部材を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP2003316124A (ja) 帯電ローラ
US6470162B2 (en) Conductive member, process cartridge and electrophotographic apparatus
JP4076759B2 (ja) シームレスチューブ製造装置
JP4574907B2 (ja) 導電性部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP2002169356A (ja) 帯電ローラの製造方法及び帯電ローラ
JP3618991B2 (ja) 帯電部材およびそれを用いた電子写真装置
JP4629450B2 (ja) 帯電部材用被覆チューブの製造方法
JP2004326099A (ja) 帯電ローラー、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP2003316123A (ja) 帯電ローラ
JP4651803B2 (ja) 帯電部材及び該帯電部材を有する電子写真装置
JP4527854B2 (ja) 多層同時成形されたチューブを用いた帯電部材の製造方法、及び該帯電部材を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP3825851B2 (ja) 帯電部材及び電子写真装置
JP2004009588A (ja) 導電性樹脂チューブ及びそれを用いた装置
JP2003156922A (ja) シームレスチューブ製造装置、該シームレスチューブを用いた帯電ローラ、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JPH09325571A (ja) 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JPH10228156A (ja) 帯電ローラ、該帯電ローラの製造方法及び該帯電ローラを有する帯電装置
JP2003071904A (ja) 帯電部材用被覆チューブの製造方法及び帯電部材
JP2005090627A (ja) 発泡ローラ及び該発泡ローラの製造方法
JP2003071902A (ja) 帯電部材用被覆チューブの製造方法、帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP2006091674A (ja) 帯電部材用被覆チューブ製造装置、帯電部材、電子写真装置用カートリッジ及び電子写真装置