JPH08332413A - スクリューデカンタ型遠心分離機 - Google Patents
スクリューデカンタ型遠心分離機Info
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- JPH08332413A JPH08332413A JP7141488A JP14148895A JPH08332413A JP H08332413 A JPH08332413 A JP H08332413A JP 7141488 A JP7141488 A JP 7141488A JP 14148895 A JP14148895 A JP 14148895A JP H08332413 A JPH08332413 A JP H08332413A
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Links
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Landscapes
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Centrifugal Separators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置構成を簡素化でき、装置の製造コストば
かりでなくランニングコストも低く抑えることが可能
で、かつ軸受の寿命が長くなり脱水(分離)性能を向上
させることのできるスクリューデカンタ型遠心分離機を
得ること。 【構成】 主駆動モータ58により円筒形のボウル8を
一方向に回転させるとともに、ボウル8内においてこれ
と同軸でかつ回転差を有して同方向に回転自在なスクリ
ューコンベア13を、このスクリューコンベア13の軸
にたわみ軸継手65を介して連結されたベクトル制御イ
ンバータにより制御される誘導電動機52でダイレクト
ドライブにより回転させるようにしたもの。
かりでなくランニングコストも低く抑えることが可能
で、かつ軸受の寿命が長くなり脱水(分離)性能を向上
させることのできるスクリューデカンタ型遠心分離機を
得ること。 【構成】 主駆動モータ58により円筒形のボウル8を
一方向に回転させるとともに、ボウル8内においてこれ
と同軸でかつ回転差を有して同方向に回転自在なスクリ
ューコンベア13を、このスクリューコンベア13の軸
にたわみ軸継手65を介して連結されたベクトル制御イ
ンバータにより制御される誘導電動機52でダイレクト
ドライブにより回転させるようにしたもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上水・下水処理場、し
尿処理場、ごみ焼却・処分場、食品工業、畜産業、化学
工業、鉱鋼業等の多分野において、これらから発生する
汚泥や各種の原料あるいは製品を脱水もしくは濃縮する
ために用いられる遠心分離機、特に一方向に回転する円
筒形のボウルと、ボウル内においてこれと同軸でかつ回
転差を有して同方向に回転するスクリューコンベアとを
備えたスクリューデカンタ型遠心分離機(横型連続遠心
脱水機)に関するものである。
尿処理場、ごみ焼却・処分場、食品工業、畜産業、化学
工業、鉱鋼業等の多分野において、これらから発生する
汚泥や各種の原料あるいは製品を脱水もしくは濃縮する
ために用いられる遠心分離機、特に一方向に回転する円
筒形のボウルと、ボウル内においてこれと同軸でかつ回
転差を有して同方向に回転するスクリューコンベアとを
備えたスクリューデカンタ型遠心分離機(横型連続遠心
脱水機)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、スクリューデカンタ型遠心分離
機は、一方向に回転する円筒形のボウルと、ボウル内に
おいてこれと同軸でかつ回転差を有して同方向に回転す
るスクリューコンベアとを備えている。ボウルは、遠心
力を発生して流動性のある供給混合物質を脱水し、固形
物を多く含む成分(以下、脱水ケーキいう)とそうでな
い成分(液体)とに分離するために一定ではあるが色々
な速度で回転される。この回転で発生する遠心力によ
り、水分に比し重量の重い固形物はボウルの内面側に集
められる。スクリューコンベアはボウルに対し微小の相
対速度で回転する。この差動回転は一連のスクリューと
ボウルの壁との間に相対運動を生成し、その結果、固形
物はボウルの壁に沿ってゆっくりと筒軸方向へ運ばれ
る。供給混合物質中の軽い部分すなわち液体は、遠心力
の結果として固形物から分離し、半径方向内方に移動す
る。その後、分離された重い物質である脱水ケーキと軽
い物質である液体は、通常、ボウルの両端から別々に排
出される。
機は、一方向に回転する円筒形のボウルと、ボウル内に
おいてこれと同軸でかつ回転差を有して同方向に回転す
るスクリューコンベアとを備えている。ボウルは、遠心
力を発生して流動性のある供給混合物質を脱水し、固形
物を多く含む成分(以下、脱水ケーキいう)とそうでな
い成分(液体)とに分離するために一定ではあるが色々
な速度で回転される。この回転で発生する遠心力によ
り、水分に比し重量の重い固形物はボウルの内面側に集
められる。スクリューコンベアはボウルに対し微小の相
対速度で回転する。この差動回転は一連のスクリューと
ボウルの壁との間に相対運動を生成し、その結果、固形
物はボウルの壁に沿ってゆっくりと筒軸方向へ運ばれ
る。供給混合物質中の軽い部分すなわち液体は、遠心力
の結果として固形物から分離し、半径方向内方に移動す
る。その後、分離された重い物質である脱水ケーキと軽
い物質である液体は、通常、ボウルの両端から別々に排
出される。
【0003】スクリューコンベアとボウルとの間の差動
速度は、幾つかのパラメータや固形物を分離して取り出
そうとする供給混合物質の所要品質に基づき、遠心分離
機の運転中に変えることができるが、実際に運転する場
合はこれらの条件は既知となっているので、ボウル側に
ついては回転数を一定とするのが一般的である。一方、
スクリューコンベアの回転数は、ボウルの回転数に対し
常に一定の差速とする方式と、スクリューコンベアの搬
送トルクに応じ差速を変化させる方式がある。
速度は、幾つかのパラメータや固形物を分離して取り出
そうとする供給混合物質の所要品質に基づき、遠心分離
機の運転中に変えることができるが、実際に運転する場
合はこれらの条件は既知となっているので、ボウル側に
ついては回転数を一定とするのが一般的である。一方、
スクリューコンベアの回転数は、ボウルの回転数に対し
常に一定の差速とする方式と、スクリューコンベアの搬
送トルクに応じ差速を変化させる方式がある。
【0004】スクリューデカンタ型遠心分離機の運転に
おいては、ボウル内での閉塞をもたらすことなく、得ら
れる脱水ケーキの濃度を一定にし、かつ含水率を最小に
することが求められる。脱水性に効果を及ぼす機械的因
子として遠心力と脱水時間、ボウル形状、圧密作用があ
る。圧密作用とは、ボウル内壁にたまった固形物質が高
遠心力下で、それ自体に加わる荷重によって圧縮されて
密度を高くし、水分を放出する働きをいう。遠心分離機
に供給する固形物濃度が大であると、ボウル内に滞留す
る固形物量が大となり、それに伴ってスクリューコンベ
アの搬送トルクが大となり、場合によっては許容値をオ
ーバーし機械が故障する。
おいては、ボウル内での閉塞をもたらすことなく、得ら
れる脱水ケーキの濃度を一定にし、かつ含水率を最小に
することが求められる。脱水性に効果を及ぼす機械的因
子として遠心力と脱水時間、ボウル形状、圧密作用があ
る。圧密作用とは、ボウル内壁にたまった固形物質が高
遠心力下で、それ自体に加わる荷重によって圧縮されて
密度を高くし、水分を放出する働きをいう。遠心分離機
に供給する固形物濃度が大であると、ボウル内に滞留す
る固形物量が大となり、それに伴ってスクリューコンベ
アの搬送トルクが大となり、場合によっては許容値をオ
ーバーし機械が故障する。
【0005】したがって、ボウルの回転数に対しスクリ
ューコンベアの回転数を常に一定の差速とする方式で
は、供給する物質量や固形物濃度が変化して大となった
場合にもスクリューコンベアの搬送トルクが許容値をオ
ーバーしないように差速を大きくとるようにしている。
このため、この一定差速方式においては、圧密作用が少
なく、脱水性能を上げるのに限界がある。
ューコンベアの回転数を常に一定の差速とする方式で
は、供給する物質量や固形物濃度が変化して大となった
場合にもスクリューコンベアの搬送トルクが許容値をオ
ーバーしないように差速を大きくとるようにしている。
このため、この一定差速方式においては、圧密作用が少
なく、脱水性能を上げるのに限界がある。
【0006】これに対し、スクリューコンベアの回転数
をその搬送トルクに応じ変化させる方式では、供給する
物質量や固形物濃度の変化に対しても、常に一定の圧密
作用を確保でき、脱水性能を向上させることができる。
この場合、ボウル内壁の固形物量が減少傾向にあると、
スクリューコンベアの搬送トルクが減少するので、圧密
作用の減少を防ぐため差速を小さくし、スクリューコン
ベアの搬送量を減少させることにより、ボウル内壁の固
形物量を回復させて圧密作用を回復させるようにしてい
る。また逆に、ボウル内壁の固形物量が増加傾向にある
と、スクリューコンベアの差速を大とし、スクリューコ
ンベアの搬送量を増加させ、その結果ボウル内壁の固形
物量を減少させて、スクリューコンベアの搬送トルクも
減少させるようにしている。
をその搬送トルクに応じ変化させる方式では、供給する
物質量や固形物濃度の変化に対しても、常に一定の圧密
作用を確保でき、脱水性能を向上させることができる。
この場合、ボウル内壁の固形物量が減少傾向にあると、
スクリューコンベアの搬送トルクが減少するので、圧密
作用の減少を防ぐため差速を小さくし、スクリューコン
ベアの搬送量を減少させることにより、ボウル内壁の固
形物量を回復させて圧密作用を回復させるようにしてい
る。また逆に、ボウル内壁の固形物量が増加傾向にある
と、スクリューコンベアの差速を大とし、スクリューコ
ンベアの搬送量を増加させ、その結果ボウル内壁の固形
物量を減少させて、スクリューコンベアの搬送トルクも
減少させるようにしている。
【0007】遠心分離機のボウルとスクリューとの間に
差動速度を発生させるための駆動方式として、多くの形
式のものがあるが、2つに大別することができる。1つ
は電気モータと差動歯車を利用したバック駆動方式であ
り、他の1つは油圧モータを利用した駆動方式である。
差動速度を発生させるための駆動方式として、多くの形
式のものがあるが、2つに大別することができる。1つ
は電気モータと差動歯車を利用したバック駆動方式であ
り、他の1つは油圧モータを利用した駆動方式である。
【0008】図2は例えば特開平5ー184973号公
報に示されている電気モータバック駆動方式による従来
のスクリューデカンタ型遠心分離機の例を示す概略構成
図である(従来例1)。この電気モータ駆動方式を用い
たスクリューデカンタ型遠心分離機1は、主駆動モータ
2とバック駆動モータ3を有し、これらは制御装置4を
介してAC電源5に接続されている。主駆動モータ2
は、Vベルト6及びプーリ7を介して遠心分離機1のボ
ウル8を駆動する。バック駆動モータ3は、Vベルト
9、プーリ11、及びギヤボックス(遊星差動歯車)1
2を介して遠心分離機1のスクリューコンベア13を駆
動する。制御装置4は、V/Fコントローラ14の第1
部分14Aで交流(AC)電力を直流(DC)電力に変
換し、かつ第2部分14BでDC電力を可変電圧のAC
電力に変換して、主駆動モータ2を可変速制御する。一
方、V/Fコントローラ14に共通DCバス15で接続
された別のV/Fコントローラ16は、V/Fコントロ
ーラ14と同様の第1部分16Aと第2部分16Bを有
し、バック駆動モータ3を主駆動モータ2とはボウルの
回転数に対しスクリューの回転数が差速分だけ低くなる
よう異なる第2の速度で可変速制御する。
報に示されている電気モータバック駆動方式による従来
のスクリューデカンタ型遠心分離機の例を示す概略構成
図である(従来例1)。この電気モータ駆動方式を用い
たスクリューデカンタ型遠心分離機1は、主駆動モータ
2とバック駆動モータ3を有し、これらは制御装置4を
介してAC電源5に接続されている。主駆動モータ2
は、Vベルト6及びプーリ7を介して遠心分離機1のボ
ウル8を駆動する。バック駆動モータ3は、Vベルト
9、プーリ11、及びギヤボックス(遊星差動歯車)1
2を介して遠心分離機1のスクリューコンベア13を駆
動する。制御装置4は、V/Fコントローラ14の第1
部分14Aで交流(AC)電力を直流(DC)電力に変
換し、かつ第2部分14BでDC電力を可変電圧のAC
電力に変換して、主駆動モータ2を可変速制御する。一
方、V/Fコントローラ14に共通DCバス15で接続
された別のV/Fコントローラ16は、V/Fコントロ
ーラ14と同様の第1部分16Aと第2部分16Bを有
し、バック駆動モータ3を主駆動モータ2とはボウルの
回転数に対しスクリューの回転数が差速分だけ低くなる
よう異なる第2の速度で可変速制御する。
【0009】スクリューコンベア13には、その軸部先
端側(図の右側)に、供給混合物質である原液をボウル
8内に供給するための複数のノズル17が設けられてい
る。ボウル8は、その両端を支持体18A,18Bによ
って回転自在に支承されるとともに、一端側にテーパ1
9が形成されており、テーパ19部に原液から分離され
た脱水ケーキの複数の排出口21が、更に他端側に原液
から分離された液体の複数の排水口22が設けられてい
る。また、制御装置4内には、バック駆動モータ3がブ
レーキングにより電力を発生した際に、この電力をAC
電源5側へ戻す回生パッケージ23が設けられている。
端側(図の右側)に、供給混合物質である原液をボウル
8内に供給するための複数のノズル17が設けられてい
る。ボウル8は、その両端を支持体18A,18Bによ
って回転自在に支承されるとともに、一端側にテーパ1
9が形成されており、テーパ19部に原液から分離され
た脱水ケーキの複数の排出口21が、更に他端側に原液
から分離された液体の複数の排水口22が設けられてい
る。また、制御装置4内には、バック駆動モータ3がブ
レーキングにより電力を発生した際に、この電力をAC
電源5側へ戻す回生パッケージ23が設けられている。
【0010】この電気モータ駆動方式による従来のスク
リューデカンタ型遠心分離機において、スクリューコン
ベア13は、ボウル8に満たされた液体および脱水ケー
キの回転によって生ずるトルクおよび摩擦により、ボウ
ル8の速度で回ろうとする。したがって、運転中、バッ
ク駆動モータ3は、ボウル回転数より差速分だけ低い回
転数で回転させるためスクリューコンベア13からトル
クを受けて常にブレーキとして作用し、ボウル8とスク
リューコンベア13間の一定の差動速度を維持する。
リューデカンタ型遠心分離機において、スクリューコン
ベア13は、ボウル8に満たされた液体および脱水ケー
キの回転によって生ずるトルクおよび摩擦により、ボウ
ル8の速度で回ろうとする。したがって、運転中、バッ
ク駆動モータ3は、ボウル回転数より差速分だけ低い回
転数で回転させるためスクリューコンベア13からトル
クを受けて常にブレーキとして作用し、ボウル8とスク
リューコンベア13間の一定の差動速度を維持する。
【0011】図3は例えば特開平4ー290562号公
報に示されている油圧モータ駆動方式による従来のスク
リューデカンタ型遠心分離機の例を示す概略構成図であ
る(従来例2)。この油圧モータ駆動方式を用いたスク
リューデカンタ型遠心分離機31は、ボウル8を駆動す
る主駆動モータとしての電気モータ32と、スクリュー
コンベア13を駆動するモータとしての油圧モータ33
と、油圧モータ33を駆動するための油圧ユニット34
とを有し、油圧モータ33はスクリューコンベア13の
軸に直結されている。電気モータ32の駆動力は、Vベ
ルト35及びプーリ36を介してボウル8に伝達される
ようになっている。油圧ユニット34は、油圧モータ3
3を駆動するための調節ポンプ37と、この調節ポンプ
駆動用の電気モータ38と、調節ポンプ37の吐出量を
調整する調節弁39と、調節弁39のスプール位置設定
手段39aと、油圧モータ33に送られる油圧の圧力を
検出する圧力検出器41と、圧力検出器41からの出力
信号により切り換えられて調節弁39を作動する三位置
切換弁42と、フィルタ43及びタンク44とから構成
されている。
報に示されている油圧モータ駆動方式による従来のスク
リューデカンタ型遠心分離機の例を示す概略構成図であ
る(従来例2)。この油圧モータ駆動方式を用いたスク
リューデカンタ型遠心分離機31は、ボウル8を駆動す
る主駆動モータとしての電気モータ32と、スクリュー
コンベア13を駆動するモータとしての油圧モータ33
と、油圧モータ33を駆動するための油圧ユニット34
とを有し、油圧モータ33はスクリューコンベア13の
軸に直結されている。電気モータ32の駆動力は、Vベ
ルト35及びプーリ36を介してボウル8に伝達される
ようになっている。油圧ユニット34は、油圧モータ3
3を駆動するための調節ポンプ37と、この調節ポンプ
駆動用の電気モータ38と、調節ポンプ37の吐出量を
調整する調節弁39と、調節弁39のスプール位置設定
手段39aと、油圧モータ33に送られる油圧の圧力を
検出する圧力検出器41と、圧力検出器41からの出力
信号により切り換えられて調節弁39を作動する三位置
切換弁42と、フィルタ43及びタンク44とから構成
されている。
【0012】この油圧モータ駆動方式による従来のスク
リューデカンタ型遠心分離機においては、搬送トルクを
高く設定できるため、ボウル内の脱水ケーキ層を厚くし
て脱水ケーキの圧密度を高めることができる。
リューデカンタ型遠心分離機においては、搬送トルクを
高く設定できるため、ボウル内の脱水ケーキ層を厚くし
て脱水ケーキの圧密度を高めることができる。
【0013】油圧モータ駆動方式による従来のスクリュ
ーデカンタ型遠心分離機としてはその他、主駆動モータ
及びスクリューコンベア駆動モータをいずれも油圧モー
タから構成したもの(特開平3ー60751号公報)等
があるが、この場合でも油圧ユニットが必要であること
は言うまでもない。
ーデカンタ型遠心分離機としてはその他、主駆動モータ
及びスクリューコンベア駆動モータをいずれも油圧モー
タから構成したもの(特開平3ー60751号公報)等
があるが、この場合でも油圧ユニットが必要であること
は言うまでもない。
【0014】図4は特開平3−505698号公報に示
されたデカンタ遠心分離機の概略構成図である(従来例
3)。このデカンタ遠心分離機は、ギヤ(差動歯車)1
2と遠心分離機1のボウル8及びスクリューコンベア1
3とを、曲げ剛性とねじり剛性を有する2つの継手4
5,46で連結し、ギヤ12をギヤ単独の軸受47,4
8で支持したものである。そして、このように構成した
ことにより、遠心分離機1側の重量を軽減し、遠心分離
機1から発する振動がギヤ12に伝達されるのを阻止す
ることにより、遠心分離機1の最高許容回転数を増大
し、分離効果の向上をはかっている。
されたデカンタ遠心分離機の概略構成図である(従来例
3)。このデカンタ遠心分離機は、ギヤ(差動歯車)1
2と遠心分離機1のボウル8及びスクリューコンベア1
3とを、曲げ剛性とねじり剛性を有する2つの継手4
5,46で連結し、ギヤ12をギヤ単独の軸受47,4
8で支持したものである。そして、このように構成した
ことにより、遠心分離機1側の重量を軽減し、遠心分離
機1から発する振動がギヤ12に伝達されるのを阻止す
ることにより、遠心分離機1の最高許容回転数を増大
し、分離効果の向上をはかっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
1のスクリューデカンタ型遠心分離機は、駆動モータ3
とスクリューコンベア13が直結されていないため、以
下のような問題がある。 イ)Vベルト9の滑りによる伝達ロス、遅れがある。 ロ)ボウル8の回転速度を考慮した場合、スクリューコ
ンベア13の駆動系内のギヤの減速比を大きくとれず、
大出力化が困難である。 ハ)差速が最小3〜5rpmであり、これより小さくす
るのが困難である。 ニ)搬送負荷がボウル8側にかかるため、主駆動モータ
2の容量を大きくしなければならない。 ホ)省エネ運転のためには回生回路を組む必要がある。 ヘ)ギヤ(差動歯車)が高価である。
1のスクリューデカンタ型遠心分離機は、駆動モータ3
とスクリューコンベア13が直結されていないため、以
下のような問題がある。 イ)Vベルト9の滑りによる伝達ロス、遅れがある。 ロ)ボウル8の回転速度を考慮した場合、スクリューコ
ンベア13の駆動系内のギヤの減速比を大きくとれず、
大出力化が困難である。 ハ)差速が最小3〜5rpmであり、これより小さくす
るのが困難である。 ニ)搬送負荷がボウル8側にかかるため、主駆動モータ
2の容量を大きくしなければならない。 ホ)省エネ運転のためには回生回路を組む必要がある。 ヘ)ギヤ(差動歯車)が高価である。
【0016】ト)V/F制御インバータは、誘導電動機
のスリップにより必要トルクを発生させるものであっ
て、誘導電動機の回転数が変動するものであるため、独
立したトルク制御ができない。このため、V/F制御イ
ンバータを用いたものにおいて、スクリューコンベア1
3の搬送トルクを一定制御するには、スクリューコンベ
ア13にトルク検出器を設けて負荷トルクを検知し、計
算機により予想回転数を求めてスクリューコンベア駆動
モータに回転数を指示し、再び負荷トルクが設定値とな
っているか判断するという試行錯誤を繰り返しながら制
御しなければならない。更に、前記イ)の理由から指示
値と測定値が一致しにくいため、搬送負荷(トルク)の
一定制御は困難である。
のスリップにより必要トルクを発生させるものであっ
て、誘導電動機の回転数が変動するものであるため、独
立したトルク制御ができない。このため、V/F制御イ
ンバータを用いたものにおいて、スクリューコンベア1
3の搬送トルクを一定制御するには、スクリューコンベ
ア13にトルク検出器を設けて負荷トルクを検知し、計
算機により予想回転数を求めてスクリューコンベア駆動
モータに回転数を指示し、再び負荷トルクが設定値とな
っているか判断するという試行錯誤を繰り返しながら制
御しなければならない。更に、前記イ)の理由から指示
値と測定値が一致しにくいため、搬送負荷(トルク)の
一定制御は困難である。
【0017】チ)ギヤ(差動歯車)12は力学的に片持
梁構造であり、しかもその重量がスクリューデカンタ型
遠心分離機1の総回転重量のかなりの部分を占めている
ため、支持体18Aのラジアル荷重が大きく、そのため
支持体18Aの寿命が短い。
梁構造であり、しかもその重量がスクリューデカンタ型
遠心分離機1の総回転重量のかなりの部分を占めている
ため、支持体18Aのラジアル荷重が大きく、そのため
支持体18Aの寿命が短い。
【0018】リ)スクリューデカンタ型遠心分離機1
は、ボウル8とスクリューコンベア13の釣合のアンバ
ランス、ボウル8内への異物の混入によるスクリューコ
ンベア13の円滑な回転の阻害、支持体18A,18B
の摺動面の傷や油膜ぎれ、ギヤ(差動歯車)12の摩耗
等の理由により振動する。ギヤ(差動歯車)12は、精
密に加工された歯車の噛合いによりトルクを伝達するも
のであり、外部からの振動は好ましくなく、また、この
振動は比較的重いギヤ(差動歯車)12が存在すること
により増幅されることがある。これらのことから、ギヤ
(差動歯車)12及び支持体18A,18Bの寿命が短
くなる。
は、ボウル8とスクリューコンベア13の釣合のアンバ
ランス、ボウル8内への異物の混入によるスクリューコ
ンベア13の円滑な回転の阻害、支持体18A,18B
の摺動面の傷や油膜ぎれ、ギヤ(差動歯車)12の摩耗
等の理由により振動する。ギヤ(差動歯車)12は、精
密に加工された歯車の噛合いによりトルクを伝達するも
のであり、外部からの振動は好ましくなく、また、この
振動は比較的重いギヤ(差動歯車)12が存在すること
により増幅されることがある。これらのことから、ギヤ
(差動歯車)12及び支持体18A,18Bの寿命が短
くなる。
【0019】ヌ)上記チ)、リ)の要因により、ボウル
8の回転数をより大きくしたり、スクリューコンベア1
3の搬送トルクをより大きくしようとしても、ギヤ(差
動歯車)12の重量に制約されて実現困難である。
8の回転数をより大きくしたり、スクリューコンベア1
3の搬送トルクをより大きくしようとしても、ギヤ(差
動歯車)12の重量に制約されて実現困難である。
【0020】また、従来例2のスクリューデカンタ型遠
心分離機は、前述のような問題は発生せず、かつ差速を
0.5rpmまで小さくできるという利点を有するもの
の、以下のような新たな問題が発生する。 ル)油圧ユニット34が別途必要になる。 ヲ)油圧ロスが大きい。 ワ)油圧の冷却水が必要となる。 カ)装置構成が複雑にならざるを得ない。 ヨ)油圧モータ33、油圧ユニット34が高価である。 タ)油は火災の原因となる。
心分離機は、前述のような問題は発生せず、かつ差速を
0.5rpmまで小さくできるという利点を有するもの
の、以下のような新たな問題が発生する。 ル)油圧ユニット34が別途必要になる。 ヲ)油圧ロスが大きい。 ワ)油圧の冷却水が必要となる。 カ)装置構成が複雑にならざるを得ない。 ヨ)油圧モータ33、油圧ユニット34が高価である。 タ)油は火災の原因となる。
【0021】レ)油圧モータ33は力学的に片持梁構造
であり、しかもその重量はギヤ(差動歯車)の重量より
は多少小さくなるが、依然としてスクリューデカンタ型
遠心分離機31の総重量のかなりの部分を占めており、
油圧モータ33側のボウル8の軸受のラジアル荷重が大
となるため、この軸受の寿命が短い。 ソ)上記レ)の要因により、ボウル8の回転数をより大
きくしようとしても、油圧モータ33の重量が制約とな
り困難である。
であり、しかもその重量はギヤ(差動歯車)の重量より
は多少小さくなるが、依然としてスクリューデカンタ型
遠心分離機31の総重量のかなりの部分を占めており、
油圧モータ33側のボウル8の軸受のラジアル荷重が大
となるため、この軸受の寿命が短い。 ソ)上記レ)の要因により、ボウル8の回転数をより大
きくしようとしても、油圧モータ33の重量が制約とな
り困難である。
【0022】さらに、従来例3のデカンタ遠心分離機
は、次のような問題がある。 ツ)ギヤ(差動歯車)12を曲げ剛性とねじり剛性を有
する2つの継手45,46でボウル8とスクリューコン
ベア13に連結しているが、継手を特殊な二重構造にせ
ざるを得ないので、実用上製作及びメンテナンスがきわ
めて困難である。 ネ)ギヤ(差動歯車)12を支持する軸受47,48が
別に必要であり、しかも片持構造であるためラジアル荷
重が大となり、軸受47,48の寿命が短い。
は、次のような問題がある。 ツ)ギヤ(差動歯車)12を曲げ剛性とねじり剛性を有
する2つの継手45,46でボウル8とスクリューコン
ベア13に連結しているが、継手を特殊な二重構造にせ
ざるを得ないので、実用上製作及びメンテナンスがきわ
めて困難である。 ネ)ギヤ(差動歯車)12を支持する軸受47,48が
別に必要であり、しかも片持構造であるためラジアル荷
重が大となり、軸受47,48の寿命が短い。
【0023】本発明は、前記イ)〜ネ)のような課題を
解決するためになされたもので、装置構成を簡素化で
き、装置の製造コストばかりでなくランニングコストも
低く抑えることが可能で、かつ、軸受の寿命が長くな
り、脱水(分離)性能を向上させることのできるスクリ
ューデカンタ型遠心分離機を得ることを目的とする。
解決するためになされたもので、装置構成を簡素化で
き、装置の製造コストばかりでなくランニングコストも
低く抑えることが可能で、かつ、軸受の寿命が長くな
り、脱水(分離)性能を向上させることのできるスクリ
ューデカンタ型遠心分離機を得ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスクリュー
デカンタ型遠心分離機は、一方向に回転する円筒形のボ
ウルと、ボウルを駆動する主駆動モータと、ボウル内に
おいてこれと同軸でかつ回転差を有して同方向に回転す
るスクリューコンベアと、スクリューコンベアを駆動す
るモータとを備え、スクリューコンベアの搬送トルクに
応じ差速を変化させるスクリューデカンタ型遠心分離機
において、スクリューコンベア駆動モータにベクトル制
御インバータにより制御される誘導電動機を用い、これ
をスクリューコンベアの軸にたわみ軸継手を介して連結
したものである。
デカンタ型遠心分離機は、一方向に回転する円筒形のボ
ウルと、ボウルを駆動する主駆動モータと、ボウル内に
おいてこれと同軸でかつ回転差を有して同方向に回転す
るスクリューコンベアと、スクリューコンベアを駆動す
るモータとを備え、スクリューコンベアの搬送トルクに
応じ差速を変化させるスクリューデカンタ型遠心分離機
において、スクリューコンベア駆動モータにベクトル制
御インバータにより制御される誘導電動機を用い、これ
をスクリューコンベアの軸にたわみ軸継手を介して連結
したものである。
【0025】
【作用】本発明においては、スクリューコンベアを駆動
するモータとして誘導電動機を用い、これをスクリュー
コンベアの軸にたわみ軸継手を介して連結し、誘導電動
機をベクトル制御インバータ(三相正弦波PWM制御・
デジタル・ベクトル制御)により制御するものである。
ベクトル制御とは、誘導電動機に供給する一次電流が誘
導電動機の内部で設定値通りの励磁電流(磁束を発生さ
せる電流)とトルク電流(トルクを発生させる電流)に
分配させるように、一次電流の大きさ、周波数および位
相(すなわち電流ベクトル)を制御することをいう。ベ
クトル制御には誘導電動機の磁束検出を必要とする磁界
オリエンテーション方式と誘導電動機の回転速度検出を
必要とするすべり周波数制御方式の二つの方式があり、
いずれを用いてもよい。ベクトル制御は励磁電流とトル
ク電流を独立に制御できるので、従来のV/F一定制御
に比べ以下の特長がある。 トルク制御ができる。 零速から速度制御が行え、速度制御範囲が広い。 制御の応答性が良い。 加減速特性が良い。
するモータとして誘導電動機を用い、これをスクリュー
コンベアの軸にたわみ軸継手を介して連結し、誘導電動
機をベクトル制御インバータ(三相正弦波PWM制御・
デジタル・ベクトル制御)により制御するものである。
ベクトル制御とは、誘導電動機に供給する一次電流が誘
導電動機の内部で設定値通りの励磁電流(磁束を発生さ
せる電流)とトルク電流(トルクを発生させる電流)に
分配させるように、一次電流の大きさ、周波数および位
相(すなわち電流ベクトル)を制御することをいう。ベ
クトル制御には誘導電動機の磁束検出を必要とする磁界
オリエンテーション方式と誘導電動機の回転速度検出を
必要とするすべり周波数制御方式の二つの方式があり、
いずれを用いてもよい。ベクトル制御は励磁電流とトル
ク電流を独立に制御できるので、従来のV/F一定制御
に比べ以下の特長がある。 トルク制御ができる。 零速から速度制御が行え、速度制御範囲が広い。 制御の応答性が良い。 加減速特性が良い。
【0026】ベクトル制御をしていない誘導電動機で
は、負荷が変わるとすべりが変化し、回転数が変化する
が、ベクトル制御をしている誘導電動機では、何等付加
的な計器が不要で1/1000秒以下という非常に短い応答
時間で負荷の変化に対しても回転数一定制御ができる。
加えてスクリューコンベアをダイレクトドライブによっ
て駆動するため、ベルトの伝達遅れやロスがなく負荷ト
ルクと発生トルクが一致する。すなわち、周波数を0〜
約120Hz 、速度制御範囲を1:3000〜50000にとる
ことができ、スクリューコンベア回転数を4極電動機で
は0〜3600rpm、ボウルとスクリューコンベアの
差速を約0.1〜1rpmのピッチで制御できる。更に
高出力化が可能で、これにより圧密沈降効果が増大し、
脱水、分離性能が向上する。
は、負荷が変わるとすべりが変化し、回転数が変化する
が、ベクトル制御をしている誘導電動機では、何等付加
的な計器が不要で1/1000秒以下という非常に短い応答
時間で負荷の変化に対しても回転数一定制御ができる。
加えてスクリューコンベアをダイレクトドライブによっ
て駆動するため、ベルトの伝達遅れやロスがなく負荷ト
ルクと発生トルクが一致する。すなわち、周波数を0〜
約120Hz 、速度制御範囲を1:3000〜50000にとる
ことができ、スクリューコンベア回転数を4極電動機で
は0〜3600rpm、ボウルとスクリューコンベアの
差速を約0.1〜1rpmのピッチで制御できる。更に
高出力化が可能で、これにより圧密沈降効果が増大し、
脱水、分離性能が向上する。
【0027】このような利点を利用し、ボウルの回転数
Nに対し差速ΔNとなるように一般的には(N+ΔN)
の回転数をスクリューコンベアに与えるような差速制御
を行う。一方、スクリューコンベアの回転数を(N−Δ
N)の回転数となるようバック駆動することも可能であ
るが、この場合省エネ運転とするには別途回生回路が必
要となるので合理的とは言えない。また前述の差速制御
と同時に、スクリューコンベア搬送負荷(トルク)が上
昇すると、差速を大とし、これにより固体搬送速度を大
として固体排出量を増やし、逆にスクリューコンベア搬
送負荷(トルク)が減少すると、差速を小とし、これに
より固体搬送速度を小として固体排出量を減らし、ボウ
ル内での固体滞留時間を延ばして圧密効果を大とするよ
うな搬送負荷(トルク)一定制御を行う。
Nに対し差速ΔNとなるように一般的には(N+ΔN)
の回転数をスクリューコンベアに与えるような差速制御
を行う。一方、スクリューコンベアの回転数を(N−Δ
N)の回転数となるようバック駆動することも可能であ
るが、この場合省エネ運転とするには別途回生回路が必
要となるので合理的とは言えない。また前述の差速制御
と同時に、スクリューコンベア搬送負荷(トルク)が上
昇すると、差速を大とし、これにより固体搬送速度を大
として固体排出量を増やし、逆にスクリューコンベア搬
送負荷(トルク)が減少すると、差速を小とし、これに
より固体搬送速度を小として固体排出量を減らし、ボウ
ル内での固体滞留時間を延ばして圧密効果を大とするよ
うな搬送負荷(トルク)一定制御を行う。
【0028】そして、本発明においては、スクリューコ
ンベアは、ボウルとは動力学的に何んら関与することな
く独立して回転することができるので、ギヤ(差動歯
車)や油圧モータは不要であり、ベクトル制御された誘
導電動機とスクリューコンベアとを、たわみ軸継手を介
して連結することができる。
ンベアは、ボウルとは動力学的に何んら関与することな
く独立して回転することができるので、ギヤ(差動歯
車)や油圧モータは不要であり、ベクトル制御された誘
導電動機とスクリューコンベアとを、たわみ軸継手を介
して連結することができる。
【0029】
【実施例】図1は本発明に係るスクリューデカンタ型遠
心分離機を示す概略構成であり、図中、従来例(図2)
に相当する部分には同一符号を付してある。本実施例の
スクリューデカンタ型遠心分離機51は、スクリューコ
ンベア13を駆動するモータに誘導電動機52を用い、
これをスクリューコンベア13の軸に曲げ剛性、ねじり
剛性を有する継手65(以下たわみ軸継手という)を介
して連結すると共に、速度・トルク制御装置53を介し
てAC電源5Aに接続したものである。速度・トルク制
御装置53は、誘導電動機52の速度を検出する回転計
54とボウル8の速度を検出する回転計55に接続され
てこれら回転計54,55の検出結果に基づき差速を算
出し、誘導電動機52の速度を決定する速度制御器56
と、速度制御器56からの速度指令値と回転計54から
の誘導電動機52の実際の速度に基づき、誘導電動機5
2の励磁電流とトルク電流を独立して制御し、スクリュ
ーコンベア13の搬送トルクの変動に対しても常に目標
差速を保持できるベクトル制御器57とから構成されて
いる。
心分離機を示す概略構成であり、図中、従来例(図2)
に相当する部分には同一符号を付してある。本実施例の
スクリューデカンタ型遠心分離機51は、スクリューコ
ンベア13を駆動するモータに誘導電動機52を用い、
これをスクリューコンベア13の軸に曲げ剛性、ねじり
剛性を有する継手65(以下たわみ軸継手という)を介
して連結すると共に、速度・トルク制御装置53を介し
てAC電源5Aに接続したものである。速度・トルク制
御装置53は、誘導電動機52の速度を検出する回転計
54とボウル8の速度を検出する回転計55に接続され
てこれら回転計54,55の検出結果に基づき差速を算
出し、誘導電動機52の速度を決定する速度制御器56
と、速度制御器56からの速度指令値と回転計54から
の誘導電動機52の実際の速度に基づき、誘導電動機5
2の励磁電流とトルク電流を独立して制御し、スクリュ
ーコンベア13の搬送トルクの変動に対しても常に目標
差速を保持できるベクトル制御器57とから構成されて
いる。
【0030】一方、主駆動モータ58は、直接AC電源
5Bに接続され、Vベルト59及びプーリ61を介して
遠心分離機51のボウル8を駆動するようになっている
が、VVVF制御により周波数変換を行えるようにする
ことが好ましい。ボウル8は、その両端を支持体18
A,18Bによって回転自在に支承されるとともに、一
端側にテーパ19が形成されている。一方(図の左側)
の支持体18Aには原液の注入パイプ62が取付けら
れ、注入パイプ62の末端がスクリューコンベア13軸
心部の内部空間に挿入されている。スクリューコンベア
13には、注入パイプ62より供給された原液をボウル
8内に導入するための複数の孔13aが穿設されてい
る。他方(図の右側)の支持体18Bには原液から分離
された脱水ケーキの排出口63が取付けられている。そ
れ以外の構成は前述の従来例(図2)と同様である。
5Bに接続され、Vベルト59及びプーリ61を介して
遠心分離機51のボウル8を駆動するようになっている
が、VVVF制御により周波数変換を行えるようにする
ことが好ましい。ボウル8は、その両端を支持体18
A,18Bによって回転自在に支承されるとともに、一
端側にテーパ19が形成されている。一方(図の左側)
の支持体18Aには原液の注入パイプ62が取付けら
れ、注入パイプ62の末端がスクリューコンベア13軸
心部の内部空間に挿入されている。スクリューコンベア
13には、注入パイプ62より供給された原液をボウル
8内に導入するための複数の孔13aが穿設されてい
る。他方(図の右側)の支持体18Bには原液から分離
された脱水ケーキの排出口63が取付けられている。そ
れ以外の構成は前述の従来例(図2)と同様である。
【0031】本実施例のスクリューデカンタ型遠心分離
機において、速度・トルク制御装置53は、ボウル8の
回転数Nに対し差速ΔNとなるように(N+ΔN)の回
転数をスクリューコンベア13に与えるような差速制御
を行う。また同時に、スクリューコンベア搬送負荷(ト
ルク)が上昇すると、差速を大とし、これにより固体搬
送速度を大として固体排出量を増やし、逆にスクリュー
コンベア搬送負荷(トルク)が減少すると、差速を小と
し、これにより固体搬送速度を小として固体排出量を減
らし、ボウル内での固体滞留時間を延ばして圧密効果を
大とするような搬送負荷(トルク)一定制御を行う。
機において、速度・トルク制御装置53は、ボウル8の
回転数Nに対し差速ΔNとなるように(N+ΔN)の回
転数をスクリューコンベア13に与えるような差速制御
を行う。また同時に、スクリューコンベア搬送負荷(ト
ルク)が上昇すると、差速を大とし、これにより固体搬
送速度を大として固体排出量を増やし、逆にスクリュー
コンベア搬送負荷(トルク)が減少すると、差速を小と
し、これにより固体搬送速度を小として固体排出量を減
らし、ボウル内での固体滞留時間を延ばして圧密効果を
大とするような搬送負荷(トルク)一定制御を行う。
【0032】このように本実施例のスクリューデカンタ
型遠心分離機は、スクリューコンベア13を駆動するモ
ータにベクトル制御インバータにより制御される誘導電
動機52を用い、これをスクリューコンベア13の軸に
たわみ軸継手65を介して連結したので、トルク検出器
等を用いることなく、ボウル8の回転数に対し、僅かな
差速となるように誘導電動機52の速度およびトルクを
速度・トルク制御装置53によって独立に制御すること
ができるとともに、搬送トルクに応じて差速を高精度に
かつ応答性良く変化させることができる。
型遠心分離機は、スクリューコンベア13を駆動するモ
ータにベクトル制御インバータにより制御される誘導電
動機52を用い、これをスクリューコンベア13の軸に
たわみ軸継手65を介して連結したので、トルク検出器
等を用いることなく、ボウル8の回転数に対し、僅かな
差速となるように誘導電動機52の速度およびトルクを
速度・トルク制御装置53によって独立に制御すること
ができるとともに、搬送トルクに応じて差速を高精度に
かつ応答性良く変化させることができる。
【0033】上述のように、本発明においては、スクリ
ューコンベア13をボウル8と動力学的になんら関与す
ることなく、ボウル8と独立して駆動するようにしたの
で、ギヤ(差動歯車)や油圧モータが不要であり、ベク
トル制御されている誘導電動機52とスクリューコンベ
ア13の軸とを、たわみ軸継手を介して連結することが
できる。これにより、誘導電動機52は、遠心分離機5
1側と縁切りできて別支持となるので、支持体18Bの
ラジアル荷重は遠心分離機51側の荷重のみとなって小
さくなるため、支持体18Bの寿命を長くすることがで
きる。また、遠心分離機1側の総回転重量が小さくな
り、かつ、遠心分離機51側から発生する振動が誘導電
動機52に伝達されないので、振動は遠心分離機51の
みで抑えられて他との共振がなくなるため、振動が小さ
くなる。したがって、支持体(軸受)の寿命が大となり
より大きい遠心効果を得るため、ボウル8の回転数をあ
げることや、より大きな圧密効果を得るためにスクリュ
ーコンベア13の搬送トルクをあげることが容易にな
り、脱水(分離効果)機能を向上することができる。
ューコンベア13をボウル8と動力学的になんら関与す
ることなく、ボウル8と独立して駆動するようにしたの
で、ギヤ(差動歯車)や油圧モータが不要であり、ベク
トル制御されている誘導電動機52とスクリューコンベ
ア13の軸とを、たわみ軸継手を介して連結することが
できる。これにより、誘導電動機52は、遠心分離機5
1側と縁切りできて別支持となるので、支持体18Bの
ラジアル荷重は遠心分離機51側の荷重のみとなって小
さくなるため、支持体18Bの寿命を長くすることがで
きる。また、遠心分離機1側の総回転重量が小さくな
り、かつ、遠心分離機51側から発生する振動が誘導電
動機52に伝達されないので、振動は遠心分離機51の
みで抑えられて他との共振がなくなるため、振動が小さ
くなる。したがって、支持体(軸受)の寿命が大となり
より大きい遠心効果を得るため、ボウル8の回転数をあ
げることや、より大きな圧密効果を得るためにスクリュ
ーコンベア13の搬送トルクをあげることが容易にな
り、脱水(分離効果)機能を向上することができる。
【0034】なお、比較的小型のスクリュー型遠心分離
機の場合は、スクリューコンベア13を駆動するモータ
として、ベクトル制御インバータにより制御された誘導
電動機52に代えて、一般にACサーボモータといわれ
ている回転子位置検出器を備えたブラシレスモータをベ
クトル制御したものを用いてもよい。ここでいうブラシ
レスモータとは、一般的には回転子に永久磁石を用い、
固定子巻線に交流又は脈流を流して回転磁界を作ること
で、従来の直流モータで必要であったブラシと整流子を
不要にしたものである。
機の場合は、スクリューコンベア13を駆動するモータ
として、ベクトル制御インバータにより制御された誘導
電動機52に代えて、一般にACサーボモータといわれ
ている回転子位置検出器を備えたブラシレスモータをベ
クトル制御したものを用いてもよい。ここでいうブラシ
レスモータとは、一般的には回転子に永久磁石を用い、
固定子巻線に交流又は脈流を流して回転磁界を作ること
で、従来の直流モータで必要であったブラシと整流子を
不要にしたものである。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、スクリュ
ーコンベアを駆動するモータにベクトル制御インバータ
により制御される誘導電動機を用い、これをスクリュー
コンベアの軸にたわみ軸継手を介して連結したので、装
置構成が簡素化され、装置の製造コストばかりでなくラ
ンニングコストも低く抑えることができるとともに、速
度制御およびトルク制御を独立に制御することができ、
かつ搬送トルクに応じて差速を高精度にかつ応答性良く
変化させることができる。
ーコンベアを駆動するモータにベクトル制御インバータ
により制御される誘導電動機を用い、これをスクリュー
コンベアの軸にたわみ軸継手を介して連結したので、装
置構成が簡素化され、装置の製造コストばかりでなくラ
ンニングコストも低く抑えることができるとともに、速
度制御およびトルク制御を独立に制御することができ、
かつ搬送トルクに応じて差速を高精度にかつ応答性良く
変化させることができる。
【0036】また、スクリューコンベアは、ボウルとは
動力学的になんら関与することなく、ボウルから独立し
て駆動できるのでギヤ(差動歯車)や油圧モータが不要
であり、ベクトル制御されている誘導電動機とスクリュ
ーコンベアの軸とを、たわみ軸継手を介して連結するこ
とができる。これにより、支持体(軸受)のラジアル荷
重が小さく、かつ、スクリューデカンダ型遠心分離機の
総回転重量が小さくなり、さらに、遠心分離機から発生
する振動がベクトル制御されている誘導電動機に伝達さ
れない。これらのことから、遠心分離機は振動が発生し
にくい構造になるため、支持体の寿命が大となってボウ
ルの回転数を上げることができ、より大きな遠心効果を
得ることができる。さらに、スクリューコンベアの搬送
トルクを上げることができるので、より大きい圧密効果
を得ることができ、これらにより、脱水(分離)機能を
大幅に向上させることができる。
動力学的になんら関与することなく、ボウルから独立し
て駆動できるのでギヤ(差動歯車)や油圧モータが不要
であり、ベクトル制御されている誘導電動機とスクリュ
ーコンベアの軸とを、たわみ軸継手を介して連結するこ
とができる。これにより、支持体(軸受)のラジアル荷
重が小さく、かつ、スクリューデカンダ型遠心分離機の
総回転重量が小さくなり、さらに、遠心分離機から発生
する振動がベクトル制御されている誘導電動機に伝達さ
れない。これらのことから、遠心分離機は振動が発生し
にくい構造になるため、支持体の寿命が大となってボウ
ルの回転数を上げることができ、より大きな遠心効果を
得ることができる。さらに、スクリューコンベアの搬送
トルクを上げることができるので、より大きい圧密効果
を得ることができ、これらにより、脱水(分離)機能を
大幅に向上させることができる。
【図1】本発明に係るスクリューデカンタ型遠心分離機
の概略構成図である。
の概略構成図である。
【図2】電気モータ駆動方式による従来のスクリューデ
カンタ型遠心分離機の概略構成図である。
カンタ型遠心分離機の概略構成図である。
【図3】油圧モータ駆動方式による従来のスクリューデ
カンタ型遠心分離機の概略構成図である。
カンタ型遠心分離機の概略構成図である。
【図4】他の従来例の概略構成図である。
8 ボウル 13 スクリューコンベア 52 誘導電動機(スクリューコンベア駆動モータ) 58 主駆動モータ 65 たわみ軸継手
Claims (1)
- 【請求項1】 一方向に回転する円筒形のボウルと、こ
のボウルを駆動する主駆動モータと、前記ボウル内にお
いてこれと同軸でかつ回転差を有して同方向に回転する
スクリューコンベアと、このスクリューコンベアを駆動
するモータとを備え、スクリューコンベアの搬送トルク
に応じて差速を変化させるスクリューデカンタ型遠心分
離機において、 前記スクリューコンベア駆動モータにベクトル制御イン
バータにより制御される誘導電動機を用い、これをスク
リューコンベアの軸にたわみ軸継手を介して連結したこ
とを特徴とするスクリューデカンタ型遠心分離機。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7141488A JPH08332413A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | スクリューデカンタ型遠心分離機 |
US08/549,259 US5681256A (en) | 1994-11-10 | 1995-10-27 | Screw decanter centrifuge having a speed-torque controller |
EP95117427A EP0711608A1 (en) | 1994-11-10 | 1995-11-06 | Screw decanter centrifuge |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7141488A JPH08332413A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | スクリューデカンタ型遠心分離機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08332413A true JPH08332413A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15293086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7141488A Pending JPH08332413A (ja) | 1994-11-10 | 1995-06-08 | スクリューデカンタ型遠心分離機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08332413A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004308555A (ja) * | 2003-04-07 | 2004-11-04 | Ebara Corp | 水中モータポンプ |
JP2008154837A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Tosen Machinery Corp | 遠心脱水機、および遠心脱水方法 |
JP4808219B2 (ja) * | 2005-08-26 | 2011-11-02 | 巴工業株式会社 | デカンタ型遠心分離機 |
WO2013183287A1 (ja) | 2012-06-05 | 2013-12-12 | 巴工業株式会社 | 遠心分離装置 |
CN115318453A (zh) * | 2022-07-27 | 2022-11-11 | 扬州工业职业技术学院 | 一种含油固体废物的处理装置 |
-
1995
- 1995-06-08 JP JP7141488A patent/JPH08332413A/ja active Pending
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