JPH0833178B2 - 積層金属ガスケット - Google Patents
積層金属ガスケットInfo
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- JPH0833178B2 JPH0833178B2 JP22225887A JP22225887A JPH0833178B2 JP H0833178 B2 JPH0833178 B2 JP H0833178B2 JP 22225887 A JP22225887 A JP 22225887A JP 22225887 A JP22225887 A JP 22225887A JP H0833178 B2 JPH0833178 B2 JP H0833178B2
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Landscapes
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は積層金属ガスケットに係り、特に折返した
中間構成体の燃焼室孔側周縁部の一面と中間構成体の一
表面とに生ずる第1段差と折返した中間構成体の燃焼室
孔側周縁部の他面と中間構成体の他表面とに生ずる第2
段差とを略同一に形成すべく中間構成体には補償用折曲
部を設けることにより、中間構成体に積層する夫々基板
のビードの機能劣化を防止し、シール性の向上を図ると
ともに、耐久性の向上を図り得る積層金属ガスケットに
関する。
中間構成体の燃焼室孔側周縁部の一面と中間構成体の一
表面とに生ずる第1段差と折返した中間構成体の燃焼室
孔側周縁部の他面と中間構成体の他表面とに生ずる第2
段差とを略同一に形成すべく中間構成体には補償用折曲
部を設けることにより、中間構成体に積層する夫々基板
のビードの機能劣化を防止し、シール性の向上を図ると
ともに、耐久性の向上を図り得る積層金属ガスケットに
関する。
内燃機関を構成する被接合体であるシリンダヘッドと
シリンダブロックとの接合部には、金属ガスケットが利
用されている。金属ガスケットは、シリンダヘッドとシ
リンダブロックとのデッキ面をシールすべく形成された
ビードを有し、このビードが被接合体同士を接合する締
結用ボルト等の締結手段の締結力によりデッキ面に弾性
的なシール線を形成し、シールを果すものである。
シリンダブロックとの接合部には、金属ガスケットが利
用されている。金属ガスケットは、シリンダヘッドとシ
リンダブロックとのデッキ面をシールすべく形成された
ビードを有し、このビードが被接合体同士を接合する締
結用ボルト等の締結手段の締結力によりデッキ面に弾性
的なシール線を形成し、シールを果すものである。
近年、内燃機関は、軽量化、性能向上、経済性が要求
されるとともに耐久性を有するものが望まれている。従
って、内燃機関が長い機関に亙って使用されるので、内
燃機関の熱変形や膨縮等が頻繁に惹起する。よって、シ
リンダヘッドとシリンダブロックとの接合部をシールす
る金属ガスケットには、内燃機関の熱変形等に耐え得る
ものが望まれていた。そこで、この発明の出願人は、耐
久性を向上すべく、例えば特願昭60−292893号の如き出
願をしている。この出願に記載のものは、中間構成体を
構成すべく中間板と補償板とを積層させるとともに補償
板の燃焼室孔側周縁部を折返して補償部を形成し、ビー
ドを形成した基板を中間板の表面と補償板の表面とに配
設して構成されている。
されるとともに耐久性を有するものが望まれている。従
って、内燃機関が長い機関に亙って使用されるので、内
燃機関の熱変形や膨縮等が頻繁に惹起する。よって、シ
リンダヘッドとシリンダブロックとの接合部をシールす
る金属ガスケットには、内燃機関の熱変形等に耐え得る
ものが望まれていた。そこで、この発明の出願人は、耐
久性を向上すべく、例えば特願昭60−292893号の如き出
願をしている。この出願に記載のものは、中間構成体を
構成すべく中間板と補償板とを積層させるとともに補償
板の燃焼室孔側周縁部を折返して補償部を形成し、ビー
ドを形成した基板を中間板の表面と補償板の表面とに配
設して構成されている。
ところで、金属ガスケットを介してシリンダブロック
にシリンダヘッドを締結用ボルトによって締結した際
に、ボルト締結力によって例えばシリンダヘッドが湾曲
し、特に燃焼室周りの間隙が大となり、歪みが生ずるも
のである。
にシリンダヘッドを締結用ボルトによって締結した際
に、ボルト締結力によって例えばシリンダヘッドが湾曲
し、特に燃焼室周りの間隙が大となり、歪みが生ずるも
のである。
しかし、従来の金属ガスケットにおいては、補償部を
形成すべく補償板の燃焼室孔側周縁部を単に中間板側に
折返をしただけなので、補償板の燃焼室孔側周縁部を折
返さない側に配設された基板のビードに補償部の機能、
つまりストッパが充分に作用せず、このため使用時に爆
発力や機関熱等の影響でビードにたたかれ等が生じ、ば
ね特性が低下し、シール性が悪化するとともに、耐久性
が損われるという不都合を招いた。
形成すべく補償板の燃焼室孔側周縁部を単に中間板側に
折返をしただけなので、補償板の燃焼室孔側周縁部を折
返さない側に配設された基板のビードに補償部の機能、
つまりストッパが充分に作用せず、このため使用時に爆
発力や機関熱等の影響でビードにたたかれ等が生じ、ば
ね特性が低下し、シール性が悪化するとともに、耐久性
が損われるという不都合を招いた。
そこでこの発明の目的は、上述の不都合を除去すべく
折返した中間構成体の燃焼室孔側周縁部の一面と中間構
成体の一表面とに生ずる第1段差と折返した中間構成体
の燃焼室孔側周縁部の他面と中間構成体の他表面とに生
ずる第2段差とを略同一に形成すべく中間構成体には補
償用折曲部を設けることにより、中間構成体に積層され
る夫々基板のビードに補償部の機能を充分に作用させ、
夫々ビードの保護を図ってばね特性等の低下を阻止し
て、シール性の向上を図るとともに、耐久性の向上を図
り得る積層金属ガスケットを実現するにある。
折返した中間構成体の燃焼室孔側周縁部の一面と中間構
成体の一表面とに生ずる第1段差と折返した中間構成体
の燃焼室孔側周縁部の他面と中間構成体の他表面とに生
ずる第2段差とを略同一に形成すべく中間構成体には補
償用折曲部を設けることにより、中間構成体に積層され
る夫々基板のビードに補償部の機能を充分に作用させ、
夫々ビードの保護を図ってばね特性等の低下を阻止し
て、シール性の向上を図るとともに、耐久性の向上を図
り得る積層金属ガスケットを実現するにある。
この目的を達成するためにこの発明は、燃焼室孔を囲
繞してビードを形成した弾性金属板からなる二枚の基板
を設け、この二枚の基板間に中間構成体を介装した積層
金属ガスケットにおいて、前記夫々基板のビードを前記
中間構成体に対して対称形状に配設し、前記中間構成体
の燃焼室孔側周縁部を折返して所定厚さの補償部を形成
するとともに、前記折返した中間構成体の燃焼室孔側周
縁部の一面と前記中間構成体の一表面とに生ずる第1段
差と前記折返した中間構成体の燃焼室孔側内縁部の他面
と前記中間構成体の他表面とに生ずる第2段差とを略同
一に形成すべく前記中間構成体には補償用折曲部を設け
たことを特徴とする。
繞してビードを形成した弾性金属板からなる二枚の基板
を設け、この二枚の基板間に中間構成体を介装した積層
金属ガスケットにおいて、前記夫々基板のビードを前記
中間構成体に対して対称形状に配設し、前記中間構成体
の燃焼室孔側周縁部を折返して所定厚さの補償部を形成
するとともに、前記折返した中間構成体の燃焼室孔側周
縁部の一面と前記中間構成体の一表面とに生ずる第1段
差と前記折返した中間構成体の燃焼室孔側内縁部の他面
と前記中間構成体の他表面とに生ずる第2段差とを略同
一に形成すべく前記中間構成体には補償用折曲部を設け
たことを特徴とする。
この発明の構成によれば、シリンダヘッドとシリンダ
ブロックとの燃焼室周りに生ずるデッキ面間隙を補償す
るために、中間構成体の燃焼室孔側周縁部を折返してビ
ード部位よりも燃焼室孔側に厚さの大なる補償部が形成
されている。また、折返した中間構成体の燃焼室孔側周
縁部の一面と中間構成体の一表面とに生ずる第1段差部
と折返した中間構成体の燃焼室孔側周縁部の他面と中間
構成体の他表面とに生ずる第2段差部とは、略同一に形
成されている。これにより、中間構成体に積層される夫
々基板のビードを補償部によって保護させ、ばね特性等
の低下を阻止し、シール性を向上させるとともに、耐久
性を向上させる。
ブロックとの燃焼室周りに生ずるデッキ面間隙を補償す
るために、中間構成体の燃焼室孔側周縁部を折返してビ
ード部位よりも燃焼室孔側に厚さの大なる補償部が形成
されている。また、折返した中間構成体の燃焼室孔側周
縁部の一面と中間構成体の一表面とに生ずる第1段差部
と折返した中間構成体の燃焼室孔側周縁部の他面と中間
構成体の他表面とに生ずる第2段差部とは、略同一に形
成されている。これにより、中間構成体に積層される夫
々基板のビードを補償部によって保護させ、ばね特性等
の低下を阻止し、シール性を向上させるとともに、耐久
性を向上させる。
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体
的に説明する。
的に説明する。
第1〜3図は、この発明の第1実施例を示すものであ
る。図において、2は積層金属ガスケットである。この
積層金属ガスケット2は、第1、第2基板4、6、これ
等第1、第2基板4、6間に介装する中間構成体8であ
る中間板10及び補償板12により構成される。前記第1、
第2基板4、6は、硬質の弾性金属板からなり、夫々が
板厚t1を有している。また、前記中間板10は、板厚t2を
有する金属板で構成されている。更に、前記補償板12
は、板厚t3を有する金属板で構成されている。
る。図において、2は積層金属ガスケットである。この
積層金属ガスケット2は、第1、第2基板4、6、これ
等第1、第2基板4、6間に介装する中間構成体8であ
る中間板10及び補償板12により構成される。前記第1、
第2基板4、6は、硬質の弾性金属板からなり、夫々が
板厚t1を有している。また、前記中間板10は、板厚t2を
有する金属板で構成されている。更に、前記補償板12
は、板厚t3を有する金属板で構成されている。
前記第1、第2基板4、6、中間板10、補償板12は、
夫々積層される。この第1、第2基板4、6、中間板1
0、補償板12には、燃焼室孔14が形成されるとともに、
この燃焼室孔14の周辺に後述する締結手段である締結用
ボルト36を挿通する複数のボルト孔16が形成されてい
る。
夫々積層される。この第1、第2基板4、6、中間板1
0、補償板12には、燃焼室孔14が形成されるとともに、
この燃焼室孔14の周辺に後述する締結手段である締結用
ボルト36を挿通する複数のボルト孔16が形成されてい
る。
前記第1基板4には、燃焼室孔14を囲繞して第1ビー
ド18が形成されている。また、前記第2基板6には、燃
焼室孔14を囲繞して前記第1ビード18と同一形状の第2
ビード20が形成されている。
ド18が形成されている。また、前記第2基板6には、燃
焼室孔14を囲繞して前記第1ビード18と同一形状の第2
ビード20が形成されている。
第2図においては、補償板12の燃焼室孔14側の補償周
縁部12eは、曲げ加工等により中間板10が位置する側に
折返されている。これにより、中間板10の燃焼室孔14側
の中間周縁部10eに第1補償周縁部12e−1が重合すると
ともに、第2基板6側には第2補償周縁部12e−2が位
置する。このとき、補償板12の燃焼室孔14側の第1補償
部12e−1の一面F1と中間構成体8の一表面である中間
板10の表面10fとに生ずる第1段差h1と段差状になった
補償板12の燃焼室孔14側の第2補償周縁部12e−2の他
面F2と中間構成体8の他表面である補償板12の表面12f
とに生ずる第2段差h2とを略同一に形成するために、中
間板10及び補償板12に第1、第2補償用折曲部22及び第
2補償用折曲部24を形成する。これにより、補償板12の
燃焼室孔14側の第1補償周縁部12e−1の一面F1が中間
板10の表面10fよりも第1段差h1分だけ高く形成される
とともに、補償板12の燃焼室14側の第2補償周縁部12e
−2の他面F2が補償板12の表面12fよりも第2段差h2分
だけ高く形成される。
縁部12eは、曲げ加工等により中間板10が位置する側に
折返されている。これにより、中間板10の燃焼室孔14側
の中間周縁部10eに第1補償周縁部12e−1が重合すると
ともに、第2基板6側には第2補償周縁部12e−2が位
置する。このとき、補償板12の燃焼室孔14側の第1補償
部12e−1の一面F1と中間構成体8の一表面である中間
板10の表面10fとに生ずる第1段差h1と段差状になった
補償板12の燃焼室孔14側の第2補償周縁部12e−2の他
面F2と中間構成体8の他表面である補償板12の表面12f
とに生ずる第2段差h2とを略同一に形成するために、中
間板10及び補償板12に第1、第2補償用折曲部22及び第
2補償用折曲部24を形成する。これにより、補償板12の
燃焼室孔14側の第1補償周縁部12e−1の一面F1が中間
板10の表面10fよりも第1段差h1分だけ高く形成される
とともに、補償板12の燃焼室14側の第2補償周縁部12e
−2の他面F2が補償板12の表面12fよりも第2段差h2分
だけ高く形成される。
更に、前記第1ビード18を形成した第1基板4は、第
1ビード18の頂部18aが中間板10の表面10fに当接し且つ
基部18b−1、18b−2が例えば第3図に示すシリンダヘ
ッド30のデッキ面30dに当接するように配設される。ま
た、補償板12の表面12fに積層される第2基板6は、第
2ビード20が前記第1ビード18が位置する箇所におい
て、第2ビード20の頂部20aが補償板12の表面12fに当接
するとともに基部20b−1、20b−2が例えば第3図に示
すシリンダブロック32のデッキ面32dに当接するように
配設されている。つまり、第1基板4と第2基板6と
は、夫々の頂部18a、頂部20aが中間板10の表面10f、補
償板12の表面12fに当接し、これ等中間板10及び補償板1
2に対し対称形状に配設されている。従って、積層金属
ガスケット2の燃焼室孔14周りには、第1基板4の第1
周縁部4eと、第2基板6の第2周縁部6eと、中間板10の
中間周縁部10eと、グロメット状に形成された補償板12
の第1、第2補償周縁部12e−1、12e−2とによって最
大の厚さを有する補償部26が形成される。即ち、この補
償部26は、第1、第2ビード18、20が位置するビード部
位28よりも燃焼室孔14側に形成される。また、補償部26
の厚さは、第1基板4と第2基板6と中間板10と補償板
12とを重合した厚さよりも大きく、しかもシリンダヘッ
ド30とシリンダブロック32とを締結用ボルト36で締付た
際に生ずる燃焼室38周りのデッキ面の間隙よりも少許大
きく形成されている。詳述すれば、補償部26において
は、他部位の第1、第2基板4、6、中間板10、補償板
12を重合した厚さに比し、補償板12の第1補償周縁部12
e−1の厚さ分だけ大きく形成されている。これによ
り、燃焼室38周りのデッキ面30d、32dの間隙を確実に補
償させるものである。
1ビード18の頂部18aが中間板10の表面10fに当接し且つ
基部18b−1、18b−2が例えば第3図に示すシリンダヘ
ッド30のデッキ面30dに当接するように配設される。ま
た、補償板12の表面12fに積層される第2基板6は、第
2ビード20が前記第1ビード18が位置する箇所におい
て、第2ビード20の頂部20aが補償板12の表面12fに当接
するとともに基部20b−1、20b−2が例えば第3図に示
すシリンダブロック32のデッキ面32dに当接するように
配設されている。つまり、第1基板4と第2基板6と
は、夫々の頂部18a、頂部20aが中間板10の表面10f、補
償板12の表面12fに当接し、これ等中間板10及び補償板1
2に対し対称形状に配設されている。従って、積層金属
ガスケット2の燃焼室孔14周りには、第1基板4の第1
周縁部4eと、第2基板6の第2周縁部6eと、中間板10の
中間周縁部10eと、グロメット状に形成された補償板12
の第1、第2補償周縁部12e−1、12e−2とによって最
大の厚さを有する補償部26が形成される。即ち、この補
償部26は、第1、第2ビード18、20が位置するビード部
位28よりも燃焼室孔14側に形成される。また、補償部26
の厚さは、第1基板4と第2基板6と中間板10と補償板
12とを重合した厚さよりも大きく、しかもシリンダヘッ
ド30とシリンダブロック32とを締結用ボルト36で締付た
際に生ずる燃焼室38周りのデッキ面の間隙よりも少許大
きく形成されている。詳述すれば、補償部26において
は、他部位の第1、第2基板4、6、中間板10、補償板
12を重合した厚さに比し、補償板12の第1補償周縁部12
e−1の厚さ分だけ大きく形成されている。これによ
り、燃焼室38周りのデッキ面30d、32dの間隙を確実に補
償させるものである。
また、第1基板4と第2基板6と中間板10と補償板12
とを一体的に結合する場合には、例えばボルト孔16に中
空円筒状の止め具(図示せず)を挿入するとともに止め
具の両端部を第1基板4、第2基板6面上に折曲げてか
しめを施したり、あるいは第1基板4、第2基板6、中
間板10、補償板12の外縁部の一部を突出させて形成し、
これ等の突出部位をスポット溶接やリベット止めする。
とを一体的に結合する場合には、例えばボルト孔16に中
空円筒状の止め具(図示せず)を挿入するとともに止め
具の両端部を第1基板4、第2基板6面上に折曲げてか
しめを施したり、あるいは第1基板4、第2基板6、中
間板10、補償板12の外縁部の一部を突出させて形成し、
これ等の突出部位をスポット溶接やリベット止めする。
第3図において、30、32は内燃機関を構成するシリン
ダヘッド、シリンダブロックであり、このシリンダヘッ
ド30のデッキ面30dとシリンダブロック32のデッキ面32d
間の接合部34にこの発明の積層金属ガスケット2を介装
し、締結用ボルト36により締結する。なお、符号38は燃
焼室である。
ダヘッド、シリンダブロックであり、このシリンダヘッ
ド30のデッキ面30dとシリンダブロック32のデッキ面32d
間の接合部34にこの発明の積層金属ガスケット2を介装
し、締結用ボルト36により締結する。なお、符号38は燃
焼室である。
次に、この第1実施例の作用を説明する。
シリダヘッド30のデッキ面30dに第1基板4のビード1
8の基部18b−1、18b−2が当接するとともにシリンダ
ブロック32のデッキ面32dには第2基板6の第2ビード2
0の基部20b−1、20b−2が当接して接合部34に介装さ
れた積層金属ガスケット2は、締結用ボルト36の締結力
により圧縮され、これにより第1、第2ビード18、20が
高さを低減して圧縮変形される。このとき、第1、第2
ビード18、20は、締結用ボルト36の締結力により漸次高
さを低減するが、第1基板4の第1周縁部4eが第1補償
周縁部12e−1の一面F1に当接するとともに、第2基板
6の第2周縁部6eが第2補償周縁部12e−2の他面F2に
当接することによってその押下押圧が阻止され、つまり
押圧変形が抑制され、偏平にならない。
8の基部18b−1、18b−2が当接するとともにシリンダ
ブロック32のデッキ面32dには第2基板6の第2ビード2
0の基部20b−1、20b−2が当接して接合部34に介装さ
れた積層金属ガスケット2は、締結用ボルト36の締結力
により圧縮され、これにより第1、第2ビード18、20が
高さを低減して圧縮変形される。このとき、第1、第2
ビード18、20は、締結用ボルト36の締結力により漸次高
さを低減するが、第1基板4の第1周縁部4eが第1補償
周縁部12e−1の一面F1に当接するとともに、第2基板
6の第2周縁部6eが第2補償周縁部12e−2の他面F2に
当接することによってその押下押圧が阻止され、つまり
押圧変形が抑制され、偏平にならない。
そして、締結用ボルト36をさらに強く締付けた場合に
は、ボルト締結力に対する内燃機関の剛性不足等によっ
てシリンダヘッド30に歪みを生じ、特に燃焼室38周りの
デッキ面の間隙が大となる問題がある。しかし、前述の
如く、ビード部位28よりも燃焼室孔14側に補償部26を構
成したことにより、この補償部26の厚さによって、シリ
ンダヘッド30の歪みに起因する大なる間隙を確実に補償
することができる。またこのとき、積層金属ガスケット
2は、圧縮され補償部26の厚さが締付られる前の厚さよ
りも少許減少する。
は、ボルト締結力に対する内燃機関の剛性不足等によっ
てシリンダヘッド30に歪みを生じ、特に燃焼室38周りの
デッキ面の間隙が大となる問題がある。しかし、前述の
如く、ビード部位28よりも燃焼室孔14側に補償部26を構
成したことにより、この補償部26の厚さによって、シリ
ンダヘッド30の歪みに起因する大なる間隙を確実に補償
することができる。またこのとき、積層金属ガスケット
2は、圧縮され補償部26の厚さが締付られる前の厚さよ
りも少許減少する。
そして、第1、第2ビード18、20には略同一高さに突
出した第1、第2補償周縁部12e−1、12e−2によって
均等な変形状態を担保させ、第1、第2ビード18、20に
たたかれ等が生ずるのを回避させ、ばね特性等の低下を
阻止させる。これにより、燃焼室38からの燃焼ガスのリ
ークを効率良く阻止することが可能となる。また、燃焼
ガス圧力や、機関熱の影響によりデッキ面が拡縮するの
を補償部26によって防止させ、第1、第2ビード18、26
に作用するたたかれ等による交番荷重を補償部26によっ
て弱化させ、第1、第2ビード18、20のへたりを効果的
に防止する。そして、締結用ボルト36やこの締結用ボル
ト36の係合するシリンダヘッド30部位の損壊を防止し得
るとともに、締結用ボルト36の締結力の低減を回避さ
せ、安定したシール効果を得る。
出した第1、第2補償周縁部12e−1、12e−2によって
均等な変形状態を担保させ、第1、第2ビード18、20に
たたかれ等が生ずるのを回避させ、ばね特性等の低下を
阻止させる。これにより、燃焼室38からの燃焼ガスのリ
ークを効率良く阻止することが可能となる。また、燃焼
ガス圧力や、機関熱の影響によりデッキ面が拡縮するの
を補償部26によって防止させ、第1、第2ビード18、26
に作用するたたかれ等による交番荷重を補償部26によっ
て弱化させ、第1、第2ビード18、20のへたりを効果的
に防止する。そして、締結用ボルト36やこの締結用ボル
ト36の係合するシリンダヘッド30部位の損壊を防止し得
るとともに、締結用ボルト36の締結力の低減を回避さ
せ、安定したシール効果を得る。
更に、この実施例によれば、第1、第2基板4、6の
第1、第2ビード18、20を中間板10及び補償板12に対し
て対称形状に配設したので、ビード部位28の復元量及び
復元力を増大させ、ビード部位28のシール効果を向上さ
せる。従って、燃焼室38周りは補償部26とビード部位28
との2箇所でシールされるので、更に高いシール効果を
得ることができ、燃焼ガスのリークを効率良く防止す
る。
第1、第2ビード18、20を中間板10及び補償板12に対し
て対称形状に配設したので、ビード部位28の復元量及び
復元力を増大させ、ビード部位28のシール効果を向上さ
せる。従って、燃焼室38周りは補償部26とビード部位28
との2箇所でシールされるので、更に高いシール効果を
得ることができ、燃焼ガスのリークを効率良く防止す
る。
更にまた、補償部26の厚さを変更する際には、中間板
10あるいは補償板12の補償周縁部12eの板厚を変更すれ
ばよいだけなので、厚さの変更を容易に果し得て、また
積層金属ガスケット2の製作も容易である。
10あるいは補償板12の補償周縁部12eの板厚を変更すれ
ばよいだけなので、厚さの変更を容易に果し得て、また
積層金属ガスケット2の製作も容易である。
第4図は、この発明の第2実施例を示すものである。
以下の実施例においては、上述の第1実施例と同一機能
を果す箇所には同一符号を付して説明する。
以下の実施例においては、上述の第1実施例と同一機能
を果す箇所には同一符号を付して説明する。
この第2実施例の特徴とするところは、以下の点にあ
る。即ち、板厚t3を有する補償板12には、補償板12の板
厚t3よりも小なる板厚t4を有する中間板42が積層され
る。この中間板42と補償板12とにより、中間構成体44が
構成される。また、補償板12の燃焼室孔14側の補償周縁
部12eは、曲げ加工等により前記中間板42が積層した面
側に折返され、前記中間板42の中間周縁部42eとは重合
せず、つまり端面が該中間板42の燃焼室孔12側の中間周
縁部42eの端面と所定距離C1だけ離間して配設される。
更に、中間構成体44の一表面である中間板42の表面42f
と折返した補償板12の第1補償周縁部12e−1の一面F3
とに生ずる第1段差h3と中間構成体44の他表面である補
償板12の表面12fと段差状になった補償板12の第2補償
周縁部12e−2の他面F4とに生ずる第2段差h4とが略同
一になるように、補償板12には補償用折曲部46が形成さ
れる。
る。即ち、板厚t3を有する補償板12には、補償板12の板
厚t3よりも小なる板厚t4を有する中間板42が積層され
る。この中間板42と補償板12とにより、中間構成体44が
構成される。また、補償板12の燃焼室孔14側の補償周縁
部12eは、曲げ加工等により前記中間板42が積層した面
側に折返され、前記中間板42の中間周縁部42eとは重合
せず、つまり端面が該中間板42の燃焼室孔12側の中間周
縁部42eの端面と所定距離C1だけ離間して配設される。
更に、中間構成体44の一表面である中間板42の表面42f
と折返した補償板12の第1補償周縁部12e−1の一面F3
とに生ずる第1段差h3と中間構成体44の他表面である補
償板12の表面12fと段差状になった補償板12の第2補償
周縁部12e−2の他面F4とに生ずる第2段差h4とが略同
一になるように、補償板12には補償用折曲部46が形成さ
れる。
この第2実施例の構成によれば、上述の第1実施例と
同効を得るとともに、積層金属ガスケット2のビード部
位28と補償部26との厚さを、中間板42の板厚t4および/
または補償板12の板厚t3を変更することによって変更さ
せることができ、デッキ面30d、32dに作用させるシール
面圧を補償部26の厚さによって所望に応じて容易に変更
設定することができる。また、補償用折曲部46を補償板
12にのみ形成すればよいだけなので、製作を容易に果し
得る。
同効を得るとともに、積層金属ガスケット2のビード部
位28と補償部26との厚さを、中間板42の板厚t4および/
または補償板12の板厚t3を変更することによって変更さ
せることができ、デッキ面30d、32dに作用させるシール
面圧を補償部26の厚さによって所望に応じて容易に変更
設定することができる。また、補償用折曲部46を補償板
12にのみ形成すればよいだけなので、製作を容易に果し
得る。
第5図は、この発明の第3実施例を示すものである。
この第3実施例の特徴とするところは、以下の点にあ
る。即ち、板厚t3を有する補償板12に板厚t5の第1中間
板52を積層するとともにこの第1中間板52には板厚t6を
有する第2中間板54を積層し、中間構成体56を構成す
る。また、補償板12の燃焼室孔14側の補償周縁部12e
は、第1、第2中間板52、54側に折返され、第2中間板
54の第1中間周縁部54eとは重合せず、つまり端面が第
2中間板54の第2中間周縁部54eの端面とは所定距離C2
だけ離間して配設されるとともに、第1補償周縁部12e
−1が第1中間板52の第1中間周縁部52eに重合して配
設される。更に、中間構成体56の一表面である第2中間
板54の表面54fと補償板12の第1補償周縁部12e−1の一
面F5とに生ずる第1段差h5と中間構成体56の他表面であ
る補償板12の表面12fと補償板12の第2補償周縁部12e−
2の他面F6とに生ずる第2段差h6とが略同一になるよう
に、補償板12、第1中間板52には補償用折曲部58、第1
中間補償用折曲部60が形成されている。
る。即ち、板厚t3を有する補償板12に板厚t5の第1中間
板52を積層するとともにこの第1中間板52には板厚t6を
有する第2中間板54を積層し、中間構成体56を構成す
る。また、補償板12の燃焼室孔14側の補償周縁部12e
は、第1、第2中間板52、54側に折返され、第2中間板
54の第1中間周縁部54eとは重合せず、つまり端面が第
2中間板54の第2中間周縁部54eの端面とは所定距離C2
だけ離間して配設されるとともに、第1補償周縁部12e
−1が第1中間板52の第1中間周縁部52eに重合して配
設される。更に、中間構成体56の一表面である第2中間
板54の表面54fと補償板12の第1補償周縁部12e−1の一
面F5とに生ずる第1段差h5と中間構成体56の他表面であ
る補償板12の表面12fと補償板12の第2補償周縁部12e−
2の他面F6とに生ずる第2段差h6とが略同一になるよう
に、補償板12、第1中間板52には補償用折曲部58、第1
中間補償用折曲部60が形成されている。
また、前記補償板12、第1中間板52、第2中間板54
は、前記第1、第2基板4、6よりも軟質材で構成され
ている。
は、前記第1、第2基板4、6よりも軟質材で構成され
ている。
この第3実施例の構成によれば、上述第1実施例と同
効を得るとともに、第1、第2基板4、6の第1、第2
ビード18、20の頂部18a、20aが軟質材からなる第2中間
板54及び補償板12に当接するので、夫々頂部18a、20aが
損耗するのを回避させ、第1、第2ビード18、20の保護
を図り、使用寿命を長くし得る。
効を得るとともに、第1、第2基板4、6の第1、第2
ビード18、20の頂部18a、20aが軟質材からなる第2中間
板54及び補償板12に当接するので、夫々頂部18a、20aが
損耗するのを回避させ、第1、第2ビード18、20の保護
を図り、使用寿命を長くし得る。
第6図は、この発明の第4実施例を示すものである。
この第4実施例の特徴とするところは、以下の点にあ
る。即ち、中間構成体72は、板厚t3を有する一枚の補償
板12によって構成される。また、この補償板12の燃焼室
孔14側の補償周縁部12eを折返して補償部26を形成する
とともに、中間構成体72の一表面である補償板12の一表
面12f−1と第1補償周縁部12e−1の一面F7とに生ずる
第1段差h7と中間構成体72の他表面である補償板12の他
表面12f−2と第2補償周縁部12e−2の他面F8とに生ず
る第2段差h8とを略同一にするように、補償板12には補
償用折曲部74を形成する。
る。即ち、中間構成体72は、板厚t3を有する一枚の補償
板12によって構成される。また、この補償板12の燃焼室
孔14側の補償周縁部12eを折返して補償部26を形成する
とともに、中間構成体72の一表面である補償板12の一表
面12f−1と第1補償周縁部12e−1の一面F7とに生ずる
第1段差h7と中間構成体72の他表面である補償板12の他
表面12f−2と第2補償周縁部12e−2の他面F8とに生ず
る第2段差h8とを略同一にするように、補償板12には補
償用折曲部74を形成する。
この第4実施例の構成によれば、上述の第1実施例と
同効を得るとともに、中間構成体72を一枚の補償板12で
構成し、積層金属ガスケット2の構成を簡単にし得る。
同効を得るとともに、中間構成体72を一枚の補償板12で
構成し、積層金属ガスケット2の構成を簡単にし得る。
なお、この発明は上述の実施例に限定されず、種々応
用改変が可能であることは勿論である。
用改変が可能であることは勿論である。
例えば、上述の第1〜4実施例において、第1、第2
基板の夫々周縁部には、補償部の厚さを調整するため
に、メッキ、溶射、塗着等を施したり、あるいは金属ま
たは耐熱性樹脂等の部材を設けることも可能である。
基板の夫々周縁部には、補償部の厚さを調整するため
に、メッキ、溶射、塗着等を施したり、あるいは金属ま
たは耐熱性樹脂等の部材を設けることも可能である。
また、補償板の折曲した補償周縁部の厚さ分を、シリ
ンダヘッドあるいはシリンダブロックのデッキ面に補償
部材を固着したり、あるいはデッキ面と基板間に補償部
材を介設することも可能である。
ンダヘッドあるいはシリンダブロックのデッキ面に補償
部材を固着したり、あるいはデッキ面と基板間に補償部
材を介設することも可能である。
更に、補償板の折曲した補償周縁部の厚さ分を、燃焼
室周り全体に形成せず、所望に応じて燃焼室周りに部分
的に設けることが可能である。これにより、例えばボル
ト締結部位においては点接触させる一方、ボルト締結部
位から離間する箇所においては線接触させ、シール性を
担保し得る。
室周り全体に形成せず、所望に応じて燃焼室周りに部分
的に設けることが可能である。これにより、例えばボル
ト締結部位においては点接触させる一方、ボルト締結部
位から離間する箇所においては線接触させ、シール性を
担保し得る。
更にまた、補償板の折曲した補償周縁部の厚さを、例
えばボルト締結部位において小さくする一方、ボルト締
結部位から離間する箇所においては大きくし、シール面
圧の均一化を図り、シール性を向上させることも可能で
ある。
えばボルト締結部位において小さくする一方、ボルト締
結部位から離間する箇所においては大きくし、シール面
圧の均一化を図り、シール性を向上させることも可能で
ある。
また、積層金属ガスケットの表裏面、つまり第1基板
の表面及び第2基板の表面にはデッキ面のツールマーク
等の不整面を補償するメッキ層やシール材を被着するこ
とも可能である。
の表面及び第2基板の表面にはデッキ面のツールマーク
等の不整面を補償するメッキ層やシール材を被着するこ
とも可能である。
更に、第1、第2ビードの幅や高さを、デッキ面間隙
に応じて変更することも可能である。
に応じて変更することも可能である。
更にまた、補償部の高さを調整するために、中間構成
体、即ち補償板や中間板の燃焼室孔側周縁部の板厚を所
望に応じて変更することも可能である。
体、即ち補償板や中間板の燃焼室孔側周縁部の板厚を所
望に応じて変更することも可能である。
以上詳細な説明から明らかなようにこの発明によれ
ば、折返した中間構成体の燃焼室孔側周縁部の一面と中
間構成体の一表面とに生ずる第1段差と折返した中間構
成体の燃焼室孔周縁部の他面と中間構成体の他表面とに
生ずる第2段差とを略同一に形成したことにより、中間
構成体の両面に配設する夫々基板のビードに対して補償
部の機能を充分に作用させ、爆発力等による夫々ビード
のたたかれを阻止させ、ばね特性等の低下を防止してシ
ール性を向上させるとともに、耐久性を向上させ得る。
ば、折返した中間構成体の燃焼室孔側周縁部の一面と中
間構成体の一表面とに生ずる第1段差と折返した中間構
成体の燃焼室孔周縁部の他面と中間構成体の他表面とに
生ずる第2段差とを略同一に形成したことにより、中間
構成体の両面に配設する夫々基板のビードに対して補償
部の機能を充分に作用させ、爆発力等による夫々ビード
のたたかれを阻止させ、ばね特性等の低下を防止してシ
ール性を向上させるとともに、耐久性を向上させ得る。
第1〜3図はこの発明の第1実施例を示し、第1図は積
層金属ガスケットの平面図、第2図は第1図のII−II線
による要部拡大断面図、第3図は積層金属ガスケットを
接合部に介装した状態の一部省略した要部断面図であ
る。 第4図はこの発明の第2実施例を示し、積層金属ガスケ
ットの要部拡大断面図である。 第5図はこの発明の第3実施例を示し、積層金属ガスケ
ットの要部拡大断面図である。 第6図はこの発明の第4実施例を示し、積層金属ガスケ
ットの要部拡大断面図である。 図において、2は積層金属ガスケット、4は第1基板、
6は第2基板、8は中間構成体、10は中間板、12は補償
板、14は燃焼室孔、18は第1ビード、20は第2ビード、
22は第1補償用折曲部、24は第2補償用折曲部、26は補
償部、28はビード部位、30はシリンダヘッド、32はシリ
ンダブロック、34は接合部、36は締結用ボルト、そして
38は燃焼室である。
層金属ガスケットの平面図、第2図は第1図のII−II線
による要部拡大断面図、第3図は積層金属ガスケットを
接合部に介装した状態の一部省略した要部断面図であ
る。 第4図はこの発明の第2実施例を示し、積層金属ガスケ
ットの要部拡大断面図である。 第5図はこの発明の第3実施例を示し、積層金属ガスケ
ットの要部拡大断面図である。 第6図はこの発明の第4実施例を示し、積層金属ガスケ
ットの要部拡大断面図である。 図において、2は積層金属ガスケット、4は第1基板、
6は第2基板、8は中間構成体、10は中間板、12は補償
板、14は燃焼室孔、18は第1ビード、20は第2ビード、
22は第1補償用折曲部、24は第2補償用折曲部、26は補
償部、28はビード部位、30はシリンダヘッド、32はシリ
ンダブロック、34は接合部、36は締結用ボルト、そして
38は燃焼室である。
Claims (1)
- 【請求項1】燃焼室孔を囲繞してビードを形成した弾性
金属板からなる二枚の基板を設け、この二枚の基板間に
中間構成体を介装した積層金属ガスケットにおいて、前
記夫々基板のビードを前記中間構成体に対して対称形状
に配設し、前記中間構成体の燃焼室孔側周縁部を折返し
て所定厚さの補償部を形成するとともに、前記折返した
中間構成体の燃焼室孔側周縁部の一面と前記中間構成体
の一表面とに生ずる第1段差と前記折返した中間構成体
の燃焼室孔側周縁部の他面と前記中間構成体の他表面と
に生ずる第2段差とを略同一に形成すべく前記中間構成
体には補償用折曲部を設けたことを特徴とする積層金属
ガスケット。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22225887A JPH0833178B2 (ja) | 1987-09-05 | 1987-09-05 | 積層金属ガスケット |
DE8888113695T DE3869877D1 (de) | 1987-09-05 | 1988-08-23 | Laminierte metalldichtung. |
EP88113695A EP0306766B1 (en) | 1987-09-05 | 1988-08-23 | Laminated metallic gasket |
US07/238,924 US4836562A (en) | 1987-09-05 | 1988-08-31 | Laminated metallic gasket |
KR1019880011456A KR920010898B1 (ko) | 1987-09-05 | 1988-09-05 | 적층(積層) 금속 가스켓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22225887A JPH0833178B2 (ja) | 1987-09-05 | 1987-09-05 | 積層金属ガスケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6465367A JPS6465367A (en) | 1989-03-10 |
JPH0833178B2 true JPH0833178B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=16779571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22225887A Expired - Lifetime JPH0833178B2 (ja) | 1987-09-05 | 1987-09-05 | 積層金属ガスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0833178B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102018109201B3 (de) | 2018-04-18 | 2019-08-14 | Ishikawa Gasket Co., Ltd. | Flachdichtung |
US10711897B2 (en) | 2018-04-18 | 2020-07-14 | Ishikawa Gasket Co., Ltd. | Gasket |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3142155B2 (ja) * | 1991-08-21 | 2001-03-07 | 日本ガスケット株式会社 | 金属製ガスケット |
US6220606B1 (en) | 1991-11-26 | 2001-04-24 | Nippon Gasket Co., Ltd. | Metallic gasket |
DE4219709C2 (de) * | 1992-06-16 | 2001-07-12 | Reinz Dichtungs Gmbh | Metallische Flachdichtung |
US5618049A (en) * | 1993-06-04 | 1997-04-08 | Japan Metal Gasket Co., Ltd. | Metallic gasket |
JP3006422B2 (ja) * | 1994-08-04 | 2000-02-07 | 国産部品工業株式会社 | メタルガスケット |
JP3489755B2 (ja) | 1994-08-05 | 2004-01-26 | 日本ガスケット株式会社 | 金属製ガスケット |
JP3129626B2 (ja) * | 1995-02-06 | 2001-01-31 | 日本ガスケット株式会社 | 金属製ガスケット |
JP3230959B2 (ja) * | 1995-09-05 | 2001-11-19 | 日本ガスケット株式会社 | 金属ガスケット |
JP3230966B2 (ja) * | 1995-10-09 | 2001-11-19 | 日本ガスケット株式会社 | 金属製ガスケット |
JP2016125582A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | Nok株式会社 | 積層ガスケット |
US20170191445A1 (en) * | 2016-01-05 | 2017-07-06 | Federal-Mogul Corporation | Multi-Layer Gasket Assembly |
JP6343694B1 (ja) * | 2017-02-23 | 2018-06-13 | 石川ガスケット株式会社 | ガスケット |
CN110360022B (zh) * | 2018-04-11 | 2021-08-13 | 石川密封垫板有限责任公司 | 密封垫 |
-
1987
- 1987-09-05 JP JP22225887A patent/JPH0833178B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102018109201B3 (de) | 2018-04-18 | 2019-08-14 | Ishikawa Gasket Co., Ltd. | Flachdichtung |
US10711897B2 (en) | 2018-04-18 | 2020-07-14 | Ishikawa Gasket Co., Ltd. | Gasket |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6465367A (en) | 1989-03-10 |
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