JPH08326131A - 衛生洗浄装置の安全装置 - Google Patents
衛生洗浄装置の安全装置Info
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- JPH08326131A JPH08326131A JP13301295A JP13301295A JPH08326131A JP H08326131 A JPH08326131 A JP H08326131A JP 13301295 A JP13301295 A JP 13301295A JP 13301295 A JP13301295 A JP 13301295A JP H08326131 A JPH08326131 A JP H08326131A
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Abstract
られたとき、この異常水圧を迅速に軽減する安全弁を貯
湯タンクに取付けたことにある。 【構成】 洗浄水を適温に加熱して貯湯する貯湯タンク
6の下部に、水圧逃し孔34を穿孔し、この水圧逃し孔
34に貯湯タンク6内に設定圧以上の水圧が加えられた
とき、前記水圧逃し孔34を開放する弁本体35を備え
た安全弁33を便器本体2に近接して取付け、貯湯タン
ク6に設定値以上の水圧が加えられたとき、安全弁33
が開放されて貯湯タンク6内の洗浄水を、前記安全弁3
3に隣接して設けた水抜き栓24の排水路19を通して
便器本体2に排水することにより、洗浄水をその飛散に
よって電気部品に悪影響を与えることなく迅速に排水す
るようにしたことを特徴とする。
Description
衛生洗浄装置に係り、その目的とするところは、洗浄用
の温水を貯湯する貯湯タンクが、内圧の変化によって破
損するのを良好に回避する安全装置に関する。
して貯湯タンク内に適温に加熱して貯湯されている温水
を噴出ノズルから噴射させて、人体の局部を洗浄するよ
うに構成されており、その具体的な構造は、例えば、特
開平2−210125号公報に示されている。そして、
前記公報に示されている衛生洗浄装置の構造は、給水口
と連通する減圧弁と、その下流側に設置した電磁弁と、
この電磁弁の下流に連接した温水の噴出量を調節する流
量調節弁と、捨水口を具備した安全弁と、この安全弁と
連通されて水道水を一定温度に加熱して貯湯する密閉状
態の貯湯タンクと、貯湯タンクの温水を例えば水道圧に
よって噴射させる洗浄ノズルとを備えて概略構成されて
いる。
る水道水の圧力(水圧)が地域毎、あるいは、住宅の形
態等によって通常0.5〜9kgf/cm2 とバラツキ
があるため、あらかじめ、減圧弁によって常に安定した
噴出圧で洗浄水が噴出できるように所定の設定圧に調圧
し、つづいて、電磁弁の開閉及び流量調節弁による洗浄
ノズルへの洗浄水の供給量を調節設定し、前記洗浄ノズ
ルより貯湯タンク内に適温で貯湯されている洗浄水を、
常に安定した噴出量で使用者に不快感を与えないように
噴射して局部の洗浄を行っている。
生洗浄装置において、例えば、水道圧調節用の減圧弁が
故障等により動作不良となった場合、電磁弁の開放時に
おいては、水道圧が密閉状態の貯湯タンクに直接作用し
てこれを破損することが考えられるため、この場合は、
安全弁の捨水口から貯湯タンクに供給される水道水の一
部を強制的に排出させて、貯湯タンクに不必要な水道圧
が加わることにより該貯湯タンクを破損するという事態
を未然に回避していた。
を排水すると、前記排水された水道水は、安全弁が通水
の関係から衛生洗浄装置のケーシング端部に設置するこ
とが多いので、衛生洗浄装置を収容するケーシングの底
面に形成した排水路を通り、前記ケーシングの中央部分
から便器内に流下させていたが、水道水が前記のように
減圧弁の動作不良により、電磁弁を介して安全弁より排
出した場合、水道水は相当な水道圧によってケーシング
内に溢流することになるので、安全弁の周辺に配置され
ている電気部品に、前記溢流した水道水の一部が飛散し
たり、あるいは、ケーシング内を水浸しにするという問
題があった。
良好に排水する場合は、前記安全弁が通水の関係からケ
ーシングの端部において、減圧弁,電磁弁,流量調節弁
とともにユニット化したバルブユニットとして構成され
ているため、ケーシングの底面に溢流水を円滑に排水す
るための専用の排水路を特別に形成したり、あるいは、
安全弁の捨水口にビニールパイプをつなぐ等して溢流水
を便器内に導出する等、溢流水によって電気部品が損傷
するのを回避する手段を必要とする問題があった。
ブユニットとしての減圧弁、電磁弁等と一体的に形成さ
れているため、バルブユニット自体は部品点数の増大に
伴い大形化するとともに、前記溢流水を排水する排水路
をケーシングに設けたり、あるいは、安全弁と溢流水を
排水するケーシング側の排水口とをビニールパイプで直
接接続したりしなければならない等、衛生洗浄装置は減
圧弁の動作不良に対応する手段として、安全弁をはじめ
ビニールパイプ等を特別に準備しなければならないの
で、構成が複雑化することはもとより大形化するため、
組立工数及び製作コストが嵩むという問題があった。
道水(洗浄水)を適温に加熱する貯湯タンクに、水抜き
栓と近接して簡易的な安全弁を前記水抜き栓と共通する
カバー体を用いてほぼ一体的に形成し、前記安全弁から
流出する貯湯タンク内の適温水を、前記水抜き栓の排水
路を利用して排水することにより、貯湯タンクを破損す
ることなく、該貯湯タンクに加わる水圧を容易に逃出可
能とした衛生洗浄装置の安全装置を提供することにあ
る。
解決するために、ケーシング内に組込んだ耐熱性に優れ
た合成樹脂からなる貯湯タンク正面の下部側方に、便器
内と連通する排水路と対応して径大な水抜き孔(排水ド
レン)と、径小な水圧逃し孔とを互いに近接して開口
し、前記水抜き孔には該水抜き孔を開閉する開閉弁体を
進退可能に取付けて水抜き栓を設け、一方、水圧逃し孔
には該水圧逃し孔を開閉する弁本体を遊合し、これら水
抜き及び水圧逃し孔の外側に、前記水抜き栓を開閉する
開閉弁体が外部に突出するのを阻止して水抜き栓の水抜
き孔と連通可能に開口した排水口と、前記水圧逃し孔と
連通する排水筒とをそれぞれ一体的に形成したカバー体
を被着し、前記貯湯タンクの水抜き栓に近接して、前記
水圧逃し孔内に遊合した弁本体を常時水圧逃し孔の流通
口側に押圧付勢する圧縮ばねを前記カバー体の排水筒に
挿入して設けた、安全弁により貯湯タンクの安全装置を
構成したので、その作用は次に示すとおりである。
栓に近接して水圧逃し孔を設け、この水圧逃し孔に貯湯
タンク内の水圧が所定の設定値以上に上昇したとき、弁
本体を押動して水圧逃し孔を開放して、貯湯タンク内の
適温水を便器内と連通する水抜き栓の排水路に排水させ
る安全弁を貯湯タンクに具備させたので、貯湯タンクが
不必要な水圧を受けて破損するのを未然に回避するよう
にしたので、貯湯タンクの破損によって生ずる弊害が確
実に除去できる。しかも、前記安全弁を貯湯タンクに設
けることにより、貯湯タンクに加えられる異常水圧が生
じたとき、直ちに貯湯タンク内の適温水を水抜き栓の排
水路を利用して便器内に排出して、貯湯タンクに加わる
異常水圧を開放することができるようにしたので、前記
適温水を排出するための専用排出路を特別に必要としな
いので至便である。
栓の水抜き孔とともに、同一のカバー体によって、簡易
に弁本体の開閉を可能とした状態で閉鎖することができ
るので、貯湯タンクを異常水圧から保護するためにバル
ブユニットに設けた安全弁、及びこの安全弁から溢流し
た水道水を便器内まで導出するビニールパイプからなる
排水手段、あるいは、排水路を特別に設けたりする必要
は全くなく、簡素な構成で貯湯タンクを異常水圧から保
護する安全装置を設けることができるので、衛生洗浄装
置を簡易な構成で経済的に製作できる利点がある。
逃し孔は、水抜き栓の水抜き孔に近接して設けてあるの
で、貯湯タンクに異常水圧が加わってタンク内の適温水
を排水する場合、この適温水は水抜き孔の排水路を利用
して直ちに便器内に流下させることができ、又、水圧逃
し孔から排出される適温水によって、貯湯タンクに近接
する電気部品に悪影響を与えたり、ケーシング内が水浸
しとなるといった問題を確実に解消することができる。
よって説明する。図1は本発明の安全装置を備えた衛生
洗浄装置を便器本体に据付けた状態を示す平面図であ
る。図1において、1は便器本体2の上面後背部を利用
して設置した衛生洗浄装置で、この衛生洗浄装置1は、
上ケーシング(図1に一部分のみ示す)3aと下ケーシ
ング3bとを合体して内部空間を備えた状態で、前記下
ケーシング3bを便器本体2に固定して据え付けられ
る。そして、前記上ケーシング3aには図示しない便
座、便蓋が開閉自在に取付けられている。衛生洗浄装置
1の機能部は、例えば、上ケーシング3aの側部に前方
に向けて突出形成した操作盤3c内の図示しないコント
ローラを、操作盤3c上に配設した洗浄、乾燥、停止等
衛生洗浄装置1の機能部を操作する操作スイッチ等の操
作手段4を手動操作して作動させる。
る。図1に示す5は上ケーシング3a側方(図1の左
側)の図示しない給水源と貯湯タンク6との間に配置さ
れたバルブユニットを示し、このバルブユニット5は図
示しない給水源(例えば、水道の給水口)と接続ホース
等を介して連結した水道圧調節用の減圧弁5aと、水路
開閉用の電磁弁5bと、更に流量調節弁(図示せず)と
を具備して構成されている。又、貯湯タンク6は図3,
4のように内部が空洞化した上及び下ケース6a,6b
を、それぞれフランジ6c,6dを熱溶着する等して、
内部の空洞部に適温水が所定量貯湯できるように構成さ
れている。7は電磁弁5bと貯湯タンク6下部の洗浄水
流入口(図3参照)8とを連通可能に接続する通水管
で、前記電磁弁5bの開放により洗浄水を貯湯タンク6
に供給する。
6a,6bからなる貯湯タンク6の構造を図2ないし図
4において説明する。この貯湯タンク6は図1に示す下
ケーシング3bの中央から左側の位置にバルブユニット
5に近接して取付けられており、貯湯タンク6内の洗浄
水は加熱ヒータ9により加熱し、温度センサ10によっ
て湯温を検出して、所定温度の温水(以下、適温水とい
う)を生成するように構成されている。11は貯湯タン
ク6の上部に温度センサ10に近接して取付けた適温水
過熱防止用のバイメタルスイッチであり、12は貯湯タ
ンク6内の洗浄水が定量供給されたときのみ、加熱ヒー
タ9を通電させて洗浄水の加熱を可能とした空焚き防止
用のフロートスイッチである。
ース6a上部の適温水出湯口14に設けた大気開閉弁で
あり、この開閉弁13の上部には大気と連通する大気連
通口15を有し、側壁には適温水の流出口16を開口
し、更に、内部には前記出湯口14上部の弁座17と接
離する弁体18が昇降可能に収容されている。そして、
適温水の流出時はその水流によって弁体18を押上げ、
大気連通口15を弁体18により閉鎖し、適温水の非流
出時は弁体18が自重降下して出湯口14を閉止し、大
気連通口15を開放状態とする。
に、先端を貯湯タンク6のドレン水を排水する排水路1
9に延出した給気管20が接続されており、又、流出口
16には図1に示すように、貯湯タンク6の右側に配置
したノズル装置21が、給湯管22を介して接続されて
いる。なお、図4に示す23は多数の通孔23aを穿孔
して貯湯タンク6の下ケース6b内に取付けた波浪防止
板で、洗浄水流入口8から貯湯タンク6に流入する洗浄
水が、タンク6内で波打つことによって生ずる適温水と
の混合を抑制して適温水の湯温低下を防止する。
洗浄水流入口8と反対側(図3の右側)に設けた水抜き
栓で、図5及び図8で示すように、貯湯タンク6に開口
した径大な水抜き孔25(排水ドレン)を開閉する開閉
弁体26と、この開閉弁体26に水平方向に貫通させて
止着した弁棒27とからなり、この弁棒27の貯湯タン
ク6内に位置する一方端を、貯湯タンク6の下ケース6
b底面に突設した支持座28に水平移動可能に挿通支持
し、水抜き孔25の外側に突出する他方端(先端)を、
後述するカバー体29の排水口30の中心部に横設した
支持枠30aに水平移動可能に挿通支持させることによ
り、前記開閉弁体26を前記カバー体29の排水口30
内側に形成した弁座31に接離させる。32は開閉弁体
26を弁座31側に付勢するばね部材である。
の横に併設した安全弁であり、図5,6で示すように、
貯湯タンク6に前記水抜き孔25と連通可能に開口した
径小な水圧逃し孔34と、貯湯タンク6内の水圧が所定
の水圧に達したとき、前記水圧逃し孔34を開放する弁
本体35とからなり、この弁本体35には、前記排水口
30を形成したカバー体29に、該排水口30と並行し
てカバー体29と一体的に形成した小径な排水筒36に
一方端を係止状態で挿入した圧縮ばね37の他方端を係
着することにより、前記弁本体35は常時圧縮ばね37
の荷重を受けて水圧逃し孔34側に付勢され、該水圧逃
し孔34を所要の荷重で閉鎖するように構成されてい
る。38は排水筒36の突端に排水路19側に向けて形
成した排水ノズルである。
栓24の水抜き孔25に連通する排水口30と、安全弁
33の水圧逃し孔34と連通する排水筒36とをそれぞ
れ具備し、図5に示すように、水抜き孔25と排水口3
0,水圧逃し孔34と排水筒36とをそれぞれ相対応さ
せて貯湯タンク6にねじ部材を用いて止着されている。
この結果、常時水抜き栓24は開閉弁体26により排水
口30を、安全弁33は弁本体35にて水圧逃し孔34
をそれぞれ閉鎖している。なお、図1に示す39は水抜
き栓24の弁棒27を外部から押動操作する操作杆であ
る。又、図1に示す40は洗浄後の局部を乾燥する温風
装置である。
洗浄を行わないとき貯湯タンク6内の洗浄水は、加熱ヒ
ータ9で加熱され温度センサ10により湯温を検出し、
図示しないコントローラと連動させて所定温度の適温水
が得られるように制御されている。この際、大気開閉弁
13は弁体18が降下して貯湯タンク6上部の出湯口1
4を閉鎖し、逆に、大気連通口15を開放している。こ
のため、大気連通口15と適温水の流出口16は大気中
に開放されているので、ノズル装置21内の残留水を良
好に排出できるとともに、ノズル装置21内の残留水が
万一給湯管22を逆流して大気開閉弁13内に流入した
場合、この残留水は出湯口14が図3に示すように、弁
体18により閉鎖されているので、貯湯タンク6内に逆
流することなく、大気連通口15から給気管20を通っ
て排水路19に排出され便器本体2内に流下する。
る。操作盤3c上に配置した機能部操作用の各操作スイ
ッチを配設した操作手段4の中から、例えば、洗浄スイ
ッチを手動操作して電磁弁5bを開放し、貯湯タンク6
に所定の水圧に減圧された洗浄水が流入口8から流入す
る。洗浄水の流入により貯湯タンク6内の適温水は洗浄
水の流入分だけ押し上げられ、弁体18を上動させて大
気連通口15を閉鎖すると同時に出湯口14を開放し、
前記押し上げられた適温水は大気開閉弁13の流出口1
6から給湯管22を介してノズル装置21に通水され、
ノズル装置21内の図示しない洗浄ノズルを、例えば、
ノズル装置21に通水される適温水の水圧を利用して便
器本体2内に突出させ、このノズル装置21に通水され
た適温水を洗浄ノズルから噴射して局部の洗浄を行う。
ッチを操作してバルブユニット5の電磁弁5bを閉鎖す
る。電磁弁5bの閉鎖により貯湯タンク6内には洗浄水
が流入しないので、大気開閉弁13の弁体18は降下し
て出湯口14を閉鎖し、逆に、大気連通口15を開放す
る。このため、給気管20から流入した空気は適温水の
流出口16を通ってノズル装置21に流入し、ノズル装
置21内に残留している適温水を、その通水停止に伴う
水圧の消滅により押圧が解除されてノズル装置21内に
後退する図示しない洗浄ノズルの噴出口から便器本体2
内に排出する。前記洗浄ノズルの後退中に残留水が万一
大気開閉弁13内に逆流した場合は、出湯口14が弁体
18により閉鎖されているので、前記逆流水は給気管2
0→排水路19を通り便器本体2内に排水される。
ルブユニット5の減圧弁5aが故障により動作不良とな
って水道水の水圧がコントロールできなくなると、貯湯
タンク6には水道水の水圧が直接加わるとともに、ノズ
ル装置21から適温水を噴射する場合はその噴射量も急
に上昇する。前記のように、貯湯タンク6内の水圧があ
らかじめ設定した圧力以上に達すると、図7に示すよう
に、貯湯タンク6の下ケース6bに設けた安全弁33の
弁本体35が、圧縮ばね37の力に抗して図7の左方に
押動されて水圧逃し孔34を開放する。このため貯湯タ
ンク6内に流入した洗浄水は、図7において水圧逃し孔
34→排水筒36→排水ノズル38を通り、図1のよう
に排水路19に流下して便器本体2内に排水される。
貯湯タンク6内の水圧によって後退すると、前記弁本体
35は排水筒36の弁本体35側に位置する開口端縁の
周方向に部分的に突設した衝止突起41に受止められて
保持される結果、水圧逃し孔34から流出する洗浄水
は、図7に矢印で示すように、弁本体35の周囲から弁
本体35後端と衝止突起41との間に形成される隙間4
2を通って排水筒36に流入するように安全弁33が構
成されているので、貯湯タンク6内の異常水圧によって
洗浄水が排水筒36から流出することにより、その跳ね
水が飛散して衛生洗浄装置1の機能部を構成する電気部
品に付着して悪影響を及ぼすという事態を確実に回避す
ることができる。
ル38は排水筒36より小径に形成されているため、排
水筒36から洗浄水が急激に噴出するのを抑制すること
が可能となり、これにより、洗浄水が急激に噴射するこ
とによって生ずる弊害を良好に回避することができる。
しかも、前記貯湯タンク6にあらかじめ設定した設定値
以上の水圧が加わると、この異常水圧はその一部を前記
安全弁33によって外部に逃出させることができるとと
もに、貯湯タンク6内の適温水をノズル装置21側に急
速に排出し、前記ノズル装置21の図示しない洗浄ノズ
ルから正常時に比べて噴出圧を強くして適温水を噴出さ
せるため、前記貯湯タンク6の異常圧力を前記安全弁3
3と分担して確実に排出することができる。
わると、前記安全弁33と洗浄ノズルから異常水圧の大
部分を良好に排出させることができるとともに、ノズル
装置21からの適温水の噴射圧力が増大するため、衛生
洗浄装置1の利用者は、正常時よりも強い噴出圧で適温
水が噴出することによる異常状態に気付き、直ちに操作
手段4の中から停止スイッチを投入して電磁弁5bを閉
鎖することにより、洗浄水が貯湯タンク6に流入するの
を防ぐことができるので、異常圧力が貯湯タンク6に作
用するのを良好に阻止することができる。
に異常水圧が加わった場合、貯湯タンク6が破損しない
範囲で洗浄水を良好に排出してタンク6内の異常水圧を
軽減するように形成されているので、貯湯タンク6の破
損が良好に防止でき、かつ、洗浄水が不必要に流出する
という無駄を確実に回避することができる。
きを行う場合、即ち、厳寒時における貯湯タンク6の凍
結防止、あるいは、長期不使用時の場合において、図1
に示す操作杆39を、外部から図示しない連結杆を介し
て該操作杆39の支持部aを支点として水抜き栓24の
弁棒27側に回動(図1の反時計方向)し、前記弁棒2
7を図9で示すように、貯湯タンク6の内側方向にばね
部材32の荷重に抗して押動する。弁棒27を押動する
と開閉弁体26が弁座31から離れて排水口30を開放
する。このため、貯湯タンク6側の水抜き孔25とカバ
ー体29の前記排水口30は支持枠30aを除いて連通
するため、貯湯タンク6内の水は水抜き孔25から排水
口30を通って排水路19に流下し、便器本体2に排水
される。
タンク6上部の出湯口14を閉鎖しているので、空気は
貯湯タンク6内に流入していないものの、カバー体29
に形成した排水口30は、貯湯タンク6の水抜き孔25
と同径に近い大きさで、しかも、高さ方向の寸法を大き
くすることにより、排水口30の上下方向において水頭
圧に差が生じ、この水頭圧の差によって空気が排水口3
0の上部側から貯湯タンク6内に流入する結果、前記大
気開閉弁13が閉鎖されていても、貯湯タンク6内の水
は前記排水口30から良好に排水することができる。
杆39を元の位置に戻すことにより、弁棒27に加えら
れていた外力が消滅するため、弁棒27は図8で示すよ
うに、ばね部材32の付勢力によって図8の左側に押動
され、開閉弁体26を弁座31に当接させて排水口30
を閉鎖する。なお、前記水抜き栓24の弁棒27を操作
する操作杆39は、前記したように、例えば衛生洗浄装
置1の上ケーシング3aを取り外して操作するか、ある
いは、図示しない連結杆を操作杆39と駆動可能に連結
し、この連結杆を下部ケーシング3bの外側から操作し
て操作杆39を操作すればよい。
る貯湯タンクの下部に、貯湯タンク内の水圧が設定値以
上に達したとき、前記水圧によって開放する安全弁が取
付けてあるので、貯湯タンクはその内部において異常水
圧が加えられたとしても前記安全弁により、異常水圧を
良好に軽減することができるため、貯湯タンクを前記異
常水圧による破損から良好に保護することができる。
に開口した水圧逃し孔を弁本体により開閉する構造が採
用され、かつ、安全弁自体が便器本体に近接して設けて
あるので、貯湯タンクに異常水圧が加えられたとき、貯
湯タンク内の水を従来のように、特別な排水路を形成し
て排水したり、ビニールパイプ等の排水手段を用いるこ
となく、直接便器本体内に排水することができ、安全弁
の構造の簡素化と相まって、貯湯タンク内の水を衛生洗
浄装置の電気部品に悪影響を与えることなく排水するこ
とが可能なため、安全性に優れた衛生洗浄装置を簡素な
構成で経済的に製作することができる。
開放する安全弁に隣接して水抜き栓が併設されており、
水抜き栓は安全弁から排水される水を便器本体に近接す
る共通の排水路を利用して貯湯タンク内の水抜きを行う
ことができる。しかも、安全弁からの排水と同様に便器
本体に近接した位置で貯湯タンクの水抜きが行えるた
め、水抜き時に便器本体内に排水される水が飛散して、
衛生洗浄装置の電気部品に悪影響を与えるといった弊害
を確実に回避することができる利点がある。
を示す平面図である。
図である。
る。
の安全装置に併設した水抜き栓とを示す横断面図であ
る。
図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 便器本体の背部上面に固定されて局部洗
浄のための機能部とこの機能部に供給する洗浄水を適温
に加熱して貯湯する貯湯タンクを備えた衛生洗浄装置に
おいて、前記貯湯タンクに、その下部に開口した水圧逃
し孔と、この水圧逃し孔を貯湯タンク内の水圧が設定値
以上に達したとき開放する弁本体とによって構成した安
全弁を取付けたことを特徴とする衛生洗浄装置の安全装
置。 - 【請求項2】 便座本体の背部上面に固定されて局部洗
浄のための機能部とこの機能部に供給する洗浄水を適温
に加熱して貯湯する貯湯タンクを備えた衛生洗浄装置に
おいて、前記貯湯タンクに、その下部に開口した水圧逃
し孔と、この水圧逃し孔を貯湯タンク内の水圧が設定値
以上に達したとき開放する弁本体とによって構成した安
全弁と、前記貯湯タンクの安全弁の側方に開口した前記
水圧逃し孔より径大な水抜き孔、及びこの水抜き孔を必
要に応じて開閉する開閉弁体を具備して構成した水抜き
栓とを取付けたことを特徴とする衛生洗浄装置の安全装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13301295A JP3559352B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 衛生洗浄装置の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13301295A JP3559352B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 衛生洗浄装置の安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08326131A true JPH08326131A (ja) | 1996-12-10 |
JP3559352B2 JP3559352B2 (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=15094736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13301295A Expired - Fee Related JP3559352B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 衛生洗浄装置の安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3559352B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017002503A (ja) * | 2015-06-05 | 2017-01-05 | Toto株式会社 | 衛生洗浄装置 |
JP2017002700A (ja) * | 2015-09-10 | 2017-01-05 | Toto株式会社 | 衛生洗浄装置 |
CN108151320A (zh) * | 2018-02-08 | 2018-06-12 | 西马智能科技股份有限公司 | 一种即热模块 |
-
1995
- 1995-05-31 JP JP13301295A patent/JP3559352B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017002503A (ja) * | 2015-06-05 | 2017-01-05 | Toto株式会社 | 衛生洗浄装置 |
JP2017002700A (ja) * | 2015-09-10 | 2017-01-05 | Toto株式会社 | 衛生洗浄装置 |
CN108151320A (zh) * | 2018-02-08 | 2018-06-12 | 西马智能科技股份有限公司 | 一种即热模块 |
CN108151320B (zh) * | 2018-02-08 | 2024-04-23 | 西马智能科技股份有限公司 | 一种即热模块 |
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JP3559352B2 (ja) | 2004-09-02 |
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