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JPH0832028B2 - 高能率符号化装置 - Google Patents

高能率符号化装置

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Publication number
JPH0832028B2
JPH0832028B2 JP61110096A JP11009686A JPH0832028B2 JP H0832028 B2 JPH0832028 B2 JP H0832028B2 JP 61110096 A JP61110096 A JP 61110096A JP 11009686 A JP11009686 A JP 11009686A JP H0832028 B2 JPH0832028 B2 JP H0832028B2
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JP
Japan
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dynamic range
circuit
block
bits
value
Prior art date
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Application number
JP61110096A
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English (en)
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JPS62266989A (ja
Inventor
哲二郎 近藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP61110096A priority Critical patent/JPH0832028B2/ja
Publication of JPS62266989A publication Critical patent/JPS62266989A/ja
Publication of JPH0832028B2 publication Critical patent/JPH0832028B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ディジタルテレビジョン信号等の画像デ
ータの1画素当たりの平均ビット数を圧縮する高能率符
号化装置に関する。
〔発明の概要〕
この発明では、ディジタルテレビジョン信号等の画像
データを伝送する際に適用される高能率符号化装置にお
いて、1画面が多数の2次元的又は3次元的ブロックに
分割され、各ブロック内の画素の相関により狭くなった
ダイナミックレンジに適応した可変のビット長により符
号化により、ブロック内の画素データを圧縮されたビッ
ト長で符号化でき、元のデータのビット数に比して低減
されたビット数の伝送データを形成できる。また、ビッ
ト長をダイナミックレンジに応じて設定する時に、最大
歪を一定とせずに、ダイナミックレンジに応じて最大歪
が変化するように非線形にビット長を設定するものであ
る。この発明に依れば、受信側における復元画像の質を
低下させずに、圧縮率を高くすることができる。
〔従来の技術〕
テレビジョン信号の符号化方法として、伝送帯域を狭
くする目的でもって、1画素当たりの平均ビット数又は
サンプリング周波数を小さくするいくつかの方法が知ら
れている。
サンプリング周波数を下げる符号化方法としては、サ
ブサンプリングにより画像データを1/2に間引き、サブ
サンプリング点と、補間の時に使用するサブサンプリン
グ点の位置を示す(即ち補間点の上下又は左右の何れの
サブサンプリング点のデータを使用するかを示す)フラ
グとを伝送するものが提案されている。
1画素当たりの平均ビット数を少なくする符号化方法
のひとつとして、DPCM(differential PCM)が知られて
いる。DPCMは、テレビジョン信号の画素同士の相関が高
く、近接する画素同士の差が小さいことに着目し、この
差分信号を量子化して伝送するものである。
1画素当たりの平均ビット数を少なくする符号化方法
の他のものとして、1フィールドの画面を微少なブロッ
クに細分化して、ブロック毎に平均値及び標準偏差と各
画素毎の1ビットの符号化コードを伝送するものがあ
る。
サブサンプリングを用いてサンプリング周波数を低減
しようとする符号化方法は、サンプリング周波数が1/2
になるために、折り返し歪が発生するおそれがあった。
DPCMは、誤りが以後の復合化に伝播する問題点があっ
た。
ブロック単位で符号化を行う方法は、ブロック同士の
境界においてブロック歪が生じる欠点があった。
本願出願人は、上述の問題点を解決するために、特願
昭59−266407号明細書に記載されているような、2次元
ブロック内に含まれる複数画素の最大値及び最小値によ
り規定されるダイナミックレンジを求め、このダイナミ
ックレンジに適応した可変のビット長でもって、符号化
を行う高能率符号化装置を提案している。
第11図は、先に提案されているダイナミックレンジに
適応した可変なビット長の符号化の説明に用いるもので
ある。ダイナミックレンジが例えば(4ライン×4画素
=16画素)からなる2次元的なブロック毎に算出され
る。また、8ビットの1サンプルとする入力画素データ
からそのブロック内で最小のレベル(最小値)が除去さ
れる。この最小値が除去された画素データが量子化され
る。この量子化は、最小値が除去された画素データを代
表レベルに変換する処理である。この量子化の際に生じ
る量子化歪の許容できる最大値(最大歪と称する。)が
所定の値例えば4とされる。
第11図Aは、ダイナミックレンジDRが(最大値MAXと
最小値MINの差)が8の場合を示す。(DR=8)の場合
では、中央のレベル4が代表レベルL0とされ、(最大歪
E=4)となる。つまり、(0≦DR≦8)の時には、ダ
イナミックレンジの中央のレベルが代表レベルとされ、
量子化されたデータを伝送する必要がない。従って、必
要とされるビット長Nbが0である。受信側では、ブロッ
クの最小値MIN及びダイナミックレンジDRから代表レベ
ルL0を復元値とする復号がなされる。
第11図Bは、(DR=17)の場合を示し、代表レベルが
(L0=4)(L1=13)と夫々定められ、最大歪Eが4と
なる。2個の代表レベルL0,L1があるので、(Nb=1)
となる。(9≦DR≦17)の場合には、(Nb=1)であ
る。最大歪Eは、ダイナミックレンジDRが狭いほど小と
なる。
第11図Cは、(DR=35)の場合を示し、代表レベルが
(L0=4)(L1=13)(L2=22)(L3=31)と夫々定め
られ、(E=4)である。4個の代表レベルL0〜L3があ
るので、(Nb=2)となる。(18≦DR≦35)の場合で
は、(Nb=2)される。
(36≦DR≦71)の場合では、8個の代表レベル(L0〜
L7)が用いられる。第11図Dは、(DR=71)の場合を示
し、代表レベルが(L0=4)(L1=13)(L2=22)(L3
=31)(L4=40)(L5=49)(L6=58)(L7=67)と夫
々定められる。8個の代表レベルL0〜L7の区別のため
に、(Nb=3)とされる。
(72≦DR≦143)の場合では、16個の代表レベル(L0
〜L15)が用いられる。第11図Eは、(DR=143)の場合
を示し、代表レベルが(L8=76)(L9=85)(L10=9
4)(L11=103)(L12=112)(L13=121)(L14=13
0)(L15=139)(L0〜L7は、上記の値と同じ)と定め
られる。16個の代表レベル(L0〜L15)の区別のため
に、(Nb=4)とされる。
(144≦DR≦287)の場合では、32個の代表レベル(L0
〜L31)が用いられる。第11図Fは、(DR=287)の場合
を示し、代表レベルが(L16=148)(L17=157)(L18
=166)(L19=175)・・・・・(L27=247)(L28=25
6)(L29=265)(L30=274)(L31=283)(L0〜L15
は、上記の値と同じ)と定められる。32個の代表レベル
(L0〜L31)の区別のために、(Nb=5)とされる。実
際には、入力画素データが8ビットで量子化されている
ので、ダイナミックレンジDRの最大値が255であり、代
表レベル(L28〜L31)に量子化されることがない。
1ブロック内のテレビジョン信号が水平方向,垂直方
向の2次元方向並びに時間方向に関する3次元的な相関
を有しているので、定常部では、同一のブロックに含ま
れる画素データのレベルの変化幅は、小さい。従って、
ブロック内の画素データが共有する最小レベルMINを除
去した後のデータDTIのダイナミックレンジを元の量子
化ビット数より少ない量子化ビット数により量子化して
も、量子化歪は、殆ど生じない。量子化ビット数を少な
くすることにより、データの伝送帯域幅を元のものより
狭くすることができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述のビット長が可変のダイナミックレンジに適応し
た符号化装置では、許容できる最大歪Eが例えば4と定
められていた。この最大歪Eの値をより大きくすれば、
ビット長Nbがより小さくなり、圧縮率を高くすることが
できる。しかしながら、最大歪Eを大きくすると、ブロ
ック歪が発生する。
従って、この発明の目的は、ブロック歪のような復元
画像の劣化を生じることなく、より圧縮率が高くできる
高能率符号化装置を提供することにある。
この発明では、ビット長Nbが決定される時に、ダイナ
ミックレンジDRに対して、最大歪を一定とせずに、人間
の視覚特性にマッチングした非線形な特性で最大歪が変
えられ、ビット長Nbがより小さくされる。一般に、ブロ
ック内で急峻な輝度レベルの変化がある場合、即ち、ダ
イナミックレンジDRが大きい時には、輝度レベルの小さ
な変化が目につき難い。従って、この発明では、ダイナ
ミックレンジDRが大きいブロックでは、相対的に最大歪
Eの値が大きくされ、ビット長Nbが小さくされる。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、ディジタル画像信号の同一フィールド又
は連続する複数フィールドに属する領域からなるブロッ
ク内に含まれる複数の画素データの最大値、複数の画素
データの最小値及び上記ブロック毎のダイナミックレン
ジを求める手段と、 ダイナミックレンジを規定する値を基準とした相対的
なレベル関係を持つように修正された修正入力データを
形成する手段と、 ディジタル画像信号の量子化ビット数によって規定さ
れるダイナミックレンジのとりうる値をレベル方向に複
数の範囲に分割し、範囲にそれぞれ異なるビット数を割
り当て、ダイナミックレンジが大きいほど、割り当てら
れるビット数をより多くすると共に、最大歪がより大と
なるように量子化を行い、修正入力データの値が属する
範囲と対応するビット数の符号化コード信号を発生する
量子化手段と、 ブロック毎のダイナミックレンジの情報、最大値、最
小値のうち少なくとも2つを付加コードとして、符号化
コード信号と共に送出する手段と からなることを特徴とする高能率符号化装置である。
〔作用〕
ダイナミックレンジDRに適応した可変なビット長の符
号化により、圧縮率が高くできる。特に、この発明で
は、ダイナミックレンジDRが大きい時には、最大歪が大
きくても、ブロック歪が生じないので、ビット長がより
短くされる。従って、ブロック歪みを生じることなく、
圧縮率をより高くすることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説
明する。この発明は、下記の項目の順序でなされる。
a.送信側の構成 b.受信側の構成 c.ブロック及びブロック化回路 d.ダイナミックレンジ検出回路 e.量子化回路 f.変形例 a.送信側の構成 第1図は、この発明の送信側(記録側)の構成を全体
として示すものである。1で示す入力端子に例えば1サ
ンプルが8ビットに量子化されたディジタルテレビジョ
ン信号が入力される。このディジタルテレビジョン信号
がブロック化回路2に供給される。
ブロック化回路2により、入力ディジタルテレビジョ
ン信号が符号化の単位である2次元ブロック毎に連続す
る信号に変換される。この実施例では、1ブロックが
(4ライン×4画素=16画素)の大きさとされている。
ブロック化回路2の出力信号がダイナミックレンジ検出
回路3及び減算回路4に供給される。ダイナミックレン
ジ検出回路3は、ブロック毎にダイナミックレンジDR及
び最小値MINを検出する。ブロック化回路2からの画素
データPDが減算回路4に供給され、減算回路4におい
て、最小値MINが除去された画素データPDIが形成され
る。
また、検出されたダイナミックレンジDRがビット長決
定回路6に供給される。ビット長決定回路6は、ダイナ
ミックレンジDRと対応して量子化ビット数(ビット長N
b)を決定する。この場合、人間の視覚特性を考慮して
ビット長Nbが定められている。即ち、ダイナミックレン
ジDRが大きい場合では、最大歪Eが大きくされる。一例
として、ビット長決定回路6では、次のように、ダイナ
ミックレンジDRに応じてビット長Nbが定められる。
この決定されたビット長Nbが量子化回路5に供給され
る。量子化回路5には、減算回路4からの最小値除去後
の画素データPDIが供給される。量子化回路5では、上
述のブロック毎のビット長Nbでもって、画素データPDI
の量子化が行われる。
この量子化回路5からの符号化コードDTがフレーム化
回路7に供給される。フレーム化回路7には、ブロック
毎の付加コードとして、ダイナミックレンジDR(8ビッ
ト)及び最小値MIN(8ビット)が供給される。フレー
ム化回路7は、符号化コードDT及び上述の付加コードに
誤り訂正符号化の処理を施し、また同期信号を付加す
る。フレーム化回路7の出力端子8に送信データが得ら
れ、この送信データがディジタル回線等の伝送路に送出
される。
前述のように、符号化コードDTは、ブロック毎に可変
のビット数のものであるが、付加コード中のダイナミッ
クレンジDRからそのブロックの画素データのビット長の
一義的に定まる。従って、可変長符号を採用しているに
も拘らず、伝送データ中にデータの区切りを示す冗長な
コードを挿入する必要がない利点がある。
b.受信側の構成 第2図は、受信(又は再生)側の構成を示す。入力端
子11からの受信データは、フレーム分解回路12により供
給される。フレーム分解回路12により、符号化コードDT
と付加コードDR,MINとが分離されると共に、エラー訂正
処理がなされる。符号化コードDTが復号化回路13に供給
され、ダイナミックレンジDRがビット長決定回路14に供
給される。
ビット長決定回路14では、送信側と同様にダイナミッ
クレンジDRからブロック毎のビット長が判別される。こ
のビット長の復号化回路13に供給される。復号化回路13
は、送信側の量子化回路5の処理と逆の処理を行う。即
ち、8ビットの最小レベル除去後のデータが代表レベル
に復号され、このデータと8ビットの最小値MINとが加
算回路15により加算され、元の画素データが復号され
る。加算回路15の出力データがブロック分解回路16に供
給される。ブロック分解回路16は、送信側のブロック化
回路2と逆に、ブロックの順番の復号データをテレビジ
ョン信号の走査と同様の順番に変換するための回路であ
る。ブロック分解回路16の出力端子に復号されたテレビ
ジョン信号が得られる。
c.ブロック及びブロック化回路 第3図を参照して、符号化の単位であるブロックにつ
いて説明する。この例では、1フィールドの画面を分割
することにより、第3図に示される(4ライン×4画
素)の2次元ブロックが多数形成される。第3図におい
て、実線は、奇数フィールドのラインを示し、破線は、
偶数フィールドのラインを示す。この例と異なり、例え
ば4フレームの各フレームに属する4個の2次元領域か
ら構成された3次元ブロックに対してもこの発明が適用
できる。
ブロック化回路2について第4図,第5図及び第6図
を参照して説明する。説明の簡単のため、1フィールド
の画面が第5図に示すように、(4ライン×8画素)の
構成と仮定し、この画面が破線で示すように、垂直方向
に2分割され、水平方向に4分割され、(2ライン×2
画素)の8個のブロックが形成される場合について説明
する。
第4図において、21で示す入力端子に第6図Aに示す
ように、(Th0〜Th3)の4ラインからなる入力データA
が供給され、22で示す入力端子に入力データAと同期し
ているサンプリングクロックB(第6図B)が供給され
る。数字の(1〜8)がラインTh0のサンプルデータを
夫々示し、数字の(11〜18)がラインTh1のサンプルデ
ータを夫々示し、数字の(21〜28)がラインTh2のサン
プルデータを夫々示し、数字の(31〜38)がラインTh3
のサンプルデータを夫々示す。入力データAがThの遅延
量の遅延回路23及び2Ts(Ts:サンプリング周期)の遅延
量の遅延回路24に供給される。また、サンプリングクロ
ックBが1/2分周回路27に供給される。
遅延回路24の出力信号C(第6図C)がスイッチ回路
25及び26の一方の入力端子に夫々供給され、遅延回路23
の出力信号D(第6図D)がスイッチ回路25及び26の他
方の入力端子に夫々供給される。スイッチ回路25は、1/
2分周回路27の出力信号E(第6図E)により制御さ
れ、また、スイッチ回路26はパルス信号Eがインバータ
28により反転されたパルス信号により制御される。スイ
ッチ回路25及び26は、2Ts毎に交互に入力信号(C又は
D)を選択する。スイッチ回路25からの出力信号Fが第
6図Fに示され、スイッチ回路26からの出力信号Gが第
6図Gに示される。
スイッチ回路25の出力信号Fがスイッチ回路29の第1
の入力端子及び4Tsの遅延量を有する遅延回路30に供給
される。スイッチ回路26の出力信号Gが2Tsの遅延量を
有する遅延回路31に供給される。遅延回路30の出力信号
H(第6図H)がスイッチ回路29の第3の入力端子に供
給される。遅延回路31の出力信号I(第6図I)がスイ
ッチ回路29の第2の入力端子及び4Tsの遅延量を有する
遅延回路32に供給される。遅延回路32の出力信号J(第
6図J)がスイッチ回路29の第4の入力端子に供給され
る。
1/2分周回路33には、1/2分周回路27の出力信号が供給
され、出力信号K(第6図K)が形成される。この信号
Kによってスイッチ回路29が制御され、4Ts毎に第1,第
2,第3及び第4の入力端子が順次選択される。従って、
スイッチ回路29から出力端子34に取り出される信号L
は、第6図Lに示すものとなる。つまり、データのフィ
ールド毎の順序がブロック毎の順序(例えば1→2→11
→12)に変換される。勿論、1フィールドの実際の画素
数は、第5図に示される例と異なってはるかに多いが、
上述と同様の走査変換によって、第3図に示すブロック
毎の順序に変換される。
d.ダイナミックレンジ検出回路 第7図は、ダイナミックレンジ検出回路3の一例の構
成を示す。41で示される入力端子には、ブロック化回路
2から前述のように、1ブロック毎に符号化が必要な領
域の画像データが順次供給される。この入力端子41から
の画素データは、選択回路42及び選択回路43に供給され
る。一方の選択回路42は、入力ディジタルテレビジョン
信号の画素データとラッチ44の出力データとの間で、よ
りレベルの大きい方を選択して出力する。他方の選択回
路43は、入力ディジタルテレビジョン信号の画素データ
とラッチ45の出力データとの間で、よりレベルの小さい
方を選択して出力する。
選択回路42の出力データが減算回路46に供給される共
に、ラッチ44に取り込まれる。選択回路43の出力データ
が減算回路46及びラッチ48に供給されると共に、ラッチ
45に取り込まれる。ラッチ44及び45には、ラッチパルス
が制御部49から供給される。制御部49には、入力ディジ
タルテレビジョン信号と同期するサンプリングクロッ
ク,同期信号等のタイミング信号が端子50から供給され
る。制御部49は、ラッチ44,45及びラッチ47,48にラッチ
パルスを所定のタイミングで供給する。
各ブロックの最初で、ラッチ44及び45の内容が初期設
定される。ラッチ44には、全て‘0'のデータが初期設定
され、ラッチ45には、全て‘1'のデータが初期設定され
る。順次供給される同一のブロックの画素データの中
で、最大レベルがラッチ44に貯えられる。また、順次供
給される同一のブロックの画素データの中で、最小レベ
ルがラッチ45に貯えられる。
最大レベル及び最小レベルの検出が1ブロックに関し
て終了すると、選択回路42の出力に当該ブロックの最大
レベルが生じる。一方、選択回路43の出力に当該ブロッ
クの最小レベルが生じる。1ブロックに関しての検出が
終了すると、ラッチ44及び45が再び初期設定される。
減算回路46の出力には、選択回路42からの最大レベル
MAX及び選択回路43からの最小レベルMINを減算してなる
各ブロックのダイナミックレンジDRが得られる。これら
のダイナミックレンジDR及び最小レベルMINが制御ブロ
ック49からのラッチパルスにより、ラッチ47及び48に夫
々ラッチされる。ラッチ47の出力端子51に各ブロックの
ダイナミックレンジDRが得られ、ラッチ48の出力端子52
に各ブロックの最小値MINが得られる。
e.量子化回路 量子化回路5の一例について、第8図を参照して説明
する。第8図において、56で示す入力端子にダイナミッ
クレンジDRからビット長決定回路6で求められたビット
長Nb(2ビット)が供給され、57で示す入力端子に最小
値MINが除去された後の画素データPDIが供給される。こ
れらのデータNb及びPDIが量子化のためのデータ変換テ
ーブルが格納されたROM55のアドレス入力とされる。ROM
55から3ビットの符号化コードDTが得られる。この符号
化コードDTは、(Nb=0)の場合では、3ビットの全て
のビットが無効であり、(Nb=1)の場合では、3ビッ
トの中の最下位ビットが有効であり、(Nb=2)の場合
では、3ビットの中の最下位ビット及びその上位の2ビ
ットが有効であり、(Nb=3)の場合では、3ビットの
全てが有効である。
この実施例では、復元値として用いられる代表レベル
の値をビット長Nbに応じて固定の値としている。ダイナ
ミックレンジDRが(0≦DR≦10)で、(Nb=0)の場合
では、符号化コードを伝送する必要がなく、第9図Aに
示すように、ダイナミックレンジDRの中央の値(5)が
代表レベルL0とされる。最大歪は、(E0=5)である。
(11≦DR≦25)で、(Nb=1)の場合では、ROM55に
よって、最大歪が(E1=6)の1ビット量子化がされ
る。第9図Bに示すように、画素データPDIが(0〜1
2)の範囲内にあれば、符号化コードDTとして“0"が出
力され、また、画素データPDIが(13〜25)の範囲内に
あれば、符号化コードDTとして“1"が出力される。この
場合、受信側の復元値として用いられる代表レベルは、
(L0=6)(L1=19)である。
(26≦DR≦99)で、(Nb=2)の場合には、ROM55に
よって、(E2=12)の2ビット量子化がされる。第9図
Cに示すように、画素データPDIが(0〜24),(25〜4
9),(50〜74),(75〜99)の何れの範囲内にあるか
に応じて、(00),(01),(10),(11)が符号化コ
ードDTとして出力される。この場合、受信側の復元値と
して用いられる代表レベルは、(L0=12)(L1=35)
(L2=62)(L3=87)である。
(100≦DR≦255)で、(Nb=3)の場合には、ROM55
によって、(E3=16)の2ビット量子化がされる。第9
図Dに示すように、画素データPDIが(0〜32),(33
〜65),(66〜98),(99〜131),(132〜164),(1
65〜197),(198〜230),(231〜263)の何れの範囲
内にあるかに応じて、(000),(001),(010),(0
11),(100),(101),(110),(111)が符号化コ
ードDTとして出力される。この場合、受信側の復元値と
して用いられる代表レベルは、(L0=16)(L1=49)
(L2=82)(L3=115)(L4=148)(L5=181)(L6=2
14)(L7=247)である。
このように、受信側で復元値として用いられる代表レ
ベルをダイナミックレンジと対応する所定の値とする場
合には、付加コードとして、必ずしもダイナミックレン
ジDR(8ビット)を送る必要がなく、最小値(8ビッ
ト)及びビット長Nbを送れば良い。
一方、この一実施例と異なり、各ダイナミックレンジ
DRに適応して、その都度、分割範囲を決定する方式の量
子化を行うようにしても良い。この場合には、ダイナミ
ックレンジDRがビット長Nbの代わりにROMにアドレス信
号として供給される。ROMに格納されている量子化のた
めのデータ変換テーブルが視覚特性にマッチして最大歪
が変化するものとされる。この方式では、付加コード
は、最小値(8ビット)、ダイナミックレンジDR(8ビ
ット)、最大値(8ビット)の何れか2個となる。後者
の方式は、データの圧縮率が下がるが、復元歪は、前述
の方式に比して大幅に改善される。
受信側では、ビット長Nbと符号化コードDTとから定ま
る代表レベルが復元値として得られ、この復元値に最小
値MINが加算されて画素データとされる。
f.変形例 例えば(Nb=2)の時に、第10図に示すように、代表
レベルL0が最小値MINと等しく、また、代表レベルL3がM
AXと等しいように、量子化を行うようにしても良い。
また、1ブロックのデータをフレームメモリ,ライン
遅延回路,サンプル遅延回路を組み合わせた回路によ
り、同時に取り出すようにしても良い。
〔発明の効果〕
この発明に依れば、伝送するデータの量は、元のデー
タに比して充分に減少でき、伝送帯域を狭くすることが
できる。また、この発明は、輝度レベルの変化幅が小さ
い定常部では、受信データから元の画素データを略々完
全に復元することができ、画質の劣化が殆どない利点が
ある。更に、この発明では、ダイナミックレンジがブロ
ック毎に対応して定まるので、変化幅が大きいエッジ等
の過渡部での応答が良いものとなる。
この発明では、区切りコードが不要な可変長符号化で
あるため、圧縮率を高くすることができる。特に、この
発明では、視覚特性にマッチした非線形特性による可変
長符号化を行うので、各画素の符号化コードのビット数
を減少させてもブロック歪等による受信画像の質の劣下
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図は受
信側の構成を示すブロック図、第3図は符号化の処理の
単位であるブロックの説明に用いる略線図、第4図,第
5図及び第6図はブロック化回路の構成の一例,その説
明のための略線図及びタイミングチャート、第7図はダ
イナミックレンジ検出回路の一例のブロック図、第8図
は量子化回路の一例のブロック図、第9図及び第10図は
夫々量子化の一例及び他の例の説明に用いる略線図、第
11図は先に提案されている高能率符号化の説明に用いる
略線図である。 図面における主要な符号の説明 1:ディジタルテレビジョン信号の入力端子、2:ブロック
化回路、3:ダイナミックレンジ検出回路、5:量子化回
路、6:ビット長決定回路、7:フレーム化回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル画像信号の同一フィールド又は
    連続する複数フィールドに属する領域からなるブロック
    内に含まれる複数の画素データの最大値、上記複数の画
    素データの最小値及び上記ブロック毎のダイナミックレ
    ンジを求める手段と、 上記ダイナミックレンジを規定する値を基準とした相対
    的なレベル関係を持つように修正された修正入力データ
    を形成する手段と、 上記ディジタル画像信号の量子化ビット数によって規定
    される上記ダイナミックレンジのとりうる値をレベル方
    向に複数の範囲に分割し、上記範囲にそれぞれ異なるビ
    ット数を割り当て、上記ダイナミックレンジが大きいほ
    ど、上記割り当てられるビット数をより多くすると共
    に、最大歪がより大となるように量子化を行い、上記修
    正入力データの値が属する上記範囲と対応するビット数
    の符号化コード信号を発生する量子化手段と、 上記ブロック毎のダイナミックレンジの情報、上記最大
    値、上記最小値のうち少なくとも2つを付加コードとし
    て、上記符号化コード信号と共に送出する手段と からなることを特徴とする高能率符号化装置。
JP61110096A 1986-05-14 1986-05-14 高能率符号化装置 Expired - Lifetime JPH0832028B2 (ja)

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