JPH08318440A - リニアモータを用いてテーブル交換を行なう工作機械 - Google Patents
リニアモータを用いてテーブル交換を行なう工作機械Info
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- JPH08318440A JPH08318440A JP14842695A JP14842695A JPH08318440A JP H08318440 A JPH08318440 A JP H08318440A JP 14842695 A JP14842695 A JP 14842695A JP 14842695 A JP14842695 A JP 14842695A JP H08318440 A JPH08318440 A JP H08318440A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 工作機械のテーブル交換をリニアモータを利
用して行なう。 【構成】 ガイドレールGL、マグネットMG1を備え
たテーブルTB1を交換する為には、Y軸テーブルTL
をテーブル交換位置へ位置決めし、X軸を駆動するリニ
アモータのスライダSL1,スライダSL2に順次通電
し、テーブルTB1をテーブル交換台6へ渡す。テーブ
ル交換台6は、ガイドロッドGRに沿ってエアシリンダ
機構ASによって位置決めされる移動体TCを備える。
テーブルTB1,TB2の載置位置に対応して、スライ
ダSL2,SL3、ガイドナットGNが配置される。エ
アシリンダASを付勢して、移動体TCを図中上方へ移
動させ、テーブル交換位置へもって来る。スライダSL
3,スライダSL1に順次通電し、テーブルTB2を工
作機械本体1へ渡すことにより、テーブルTB1とテー
ブルTB2の交換が達成される。
用して行なう。 【構成】 ガイドレールGL、マグネットMG1を備え
たテーブルTB1を交換する為には、Y軸テーブルTL
をテーブル交換位置へ位置決めし、X軸を駆動するリニ
アモータのスライダSL1,スライダSL2に順次通電
し、テーブルTB1をテーブル交換台6へ渡す。テーブ
ル交換台6は、ガイドロッドGRに沿ってエアシリンダ
機構ASによって位置決めされる移動体TCを備える。
テーブルTB1,TB2の載置位置に対応して、スライ
ダSL2,SL3、ガイドナットGNが配置される。エ
アシリンダASを付勢して、移動体TCを図中上方へ移
動させ、テーブル交換位置へもって来る。スライダSL
3,スライダSL1に順次通電し、テーブルTB2を工
作機械本体1へ渡すことにより、テーブルTB1とテー
ブルTB2の交換が達成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、工作機械のテーブル
を交換する為の技術に関し、更に詳しく言えば、テーブ
ル交換時のテーブル移動手段としてリニアモータを利用
した工作機械に関する。なお、ここで、「テーブルの交
換」とは、ある工作機械の本体部分にワーク加工の為に
セットされた位置と、その工作機械本体の外部に配置さ
れたなんらかのテーブル載置手段上との間で受渡しを行
なうことを一般的に指すものとする。
を交換する為の技術に関し、更に詳しく言えば、テーブ
ル交換時のテーブル移動手段としてリニアモータを利用
した工作機械に関する。なお、ここで、「テーブルの交
換」とは、ある工作機械の本体部分にワーク加工の為に
セットされた位置と、その工作機械本体の外部に配置さ
れたなんらかのテーブル載置手段上との間で受渡しを行
なうことを一般的に指すものとする。
【0002】従って、例えば、工作機械の本体部分にセ
ットされたテーブルをその工作機械本体の外部へ移動さ
せ、ワークを交換した上で再度テーブルをその工作機械
の本体部分にセットする場合や、複数台の工作機械の各
本体部間でテーブルの受渡しを行なう場合についても、
「テーブル交換」の概念に含まれることとする。
ットされたテーブルをその工作機械本体の外部へ移動さ
せ、ワークを交換した上で再度テーブルをその工作機械
の本体部分にセットする場合や、複数台の工作機械の各
本体部間でテーブルの受渡しを行なう場合についても、
「テーブル交換」の概念に含まれることとする。
【0003】
【従来技術】工作機械を用いてワークの加工を行なう際
には、生産効率を上げる為に、加工中のワークとは別の
ワークについて加工前あるいは加工後の作業(例えば、
ワークの固定と固定の解除)が行なわれることが一般的
である。このような加工中のワークとは別のワークにつ
いての作業は、工作機械の外部で行なわれることにな
る。その為には、ワークを載置するテーブルを複数個装
備させ、これらを加工位置と工作機械の外部の位置(加
工前後の作業位置。以下、「非加工位置」と言う。)と
の間で選択的あるいは交番的に移動させる機構を設ける
ことが考えられる。
には、生産効率を上げる為に、加工中のワークとは別の
ワークについて加工前あるいは加工後の作業(例えば、
ワークの固定と固定の解除)が行なわれることが一般的
である。このような加工中のワークとは別のワークにつ
いての作業は、工作機械の外部で行なわれることにな
る。その為には、ワークを載置するテーブルを複数個装
備させ、これらを加工位置と工作機械の外部の位置(加
工前後の作業位置。以下、「非加工位置」と言う。)と
の間で選択的あるいは交番的に移動させる機構を設ける
ことが考えられる。
【0004】しかし、工作機械のテーブルの移動機構は
ボールネジを用いたものが一般的であり、加工位置と非
加工位置の間で各テーブルを移動させる為の長大なボー
ルネジを含む移動機構が必要となるという問題を生じ
る。
ボールネジを用いたものが一般的であり、加工位置と非
加工位置の間で各テーブルを移動させる為の長大なボー
ルネジを含む移動機構が必要となるという問題を生じ
る。
【0005】そこで、テーブルに対して着脱可能なパレ
ットを利用する方式が一般的に用いられている。図1は
これを例示的に説明する図である。同図において、工作
機械本体は符号1で示され、テーブルは符号2で示され
ている。テーブル2はボールネジ、サーボモータ等を含
む周知の機構(図示省略)によってXY方向あるいはX
YZ方向等に移動される。符号3は、テーブル2の移動
範囲を概念的に示している。
ットを利用する方式が一般的に用いられている。図1は
これを例示的に説明する図である。同図において、工作
機械本体は符号1で示され、テーブルは符号2で示され
ている。テーブル2はボールネジ、サーボモータ等を含
む周知の機構(図示省略)によってXY方向あるいはX
YZ方向等に移動される。符号3は、テーブル2の移動
範囲を概念的に示している。
【0006】テーブル2にはパレット4Aが装着され、
このパレット4A上に位置決め固定されたワーク5Aに
対し、工作機械本体1の加工工具(図示省略)による加
工が行なわれる。工作機械本体1の周辺には、パレット
台6が配置される。パレット台6には複数個(ここでは
最大2個)のパレットを載置することが出来るようにな
っている。図には、1台のパレット4Bが載置された状
態が示されている。符号4A’はテーブル2に装着中の
パレット4Aの為の載置スペースを表わしている。
このパレット4A上に位置決め固定されたワーク5Aに
対し、工作機械本体1の加工工具(図示省略)による加
工が行なわれる。工作機械本体1の周辺には、パレット
台6が配置される。パレット台6には複数個(ここでは
最大2個)のパレットを載置することが出来るようにな
っている。図には、1台のパレット4Bが載置された状
態が示されている。符号4A’はテーブル2に装着中の
パレット4Aの為の載置スペースを表わしている。
【0007】パレット4Bはパレット4Aと同じく、テ
ーブル2に対して着脱可能な構造を有しているので、ワ
ーク5Aに対する加工が行なわれている間に、他のワー
ク5Bに対する加工準備作業(あるいは加工後の作業)
をパレット4B上で行なうことが出来る。ここで示した
配置を用いた作業サイクルは、例えば次のようなものと
なる。
ーブル2に対して着脱可能な構造を有しているので、ワ
ーク5Aに対する加工が行なわれている間に、他のワー
ク5Bに対する加工準備作業(あるいは加工後の作業)
をパレット4B上で行なうことが出来る。ここで示した
配置を用いた作業サイクルは、例えば次のようなものと
なる。
【0008】(1)ワーク5Aの加工中に、未加工の別
のワーク5Bをパレット4B上に位置決め固定する作業
を並行して行う。 (2)ワーク31の加工完了後にパレット4Aをテーブ
ル2から取り外し、パレット台6上のスペース4A’へ
載置し、ワーク5Aをパレット4Aから取り外す。取り
外されたワーク5Aは必要に応じて次の工程に送られ
る。
のワーク5Bをパレット4B上に位置決め固定する作業
を並行して行う。 (2)ワーク31の加工完了後にパレット4Aをテーブ
ル2から取り外し、パレット台6上のスペース4A’へ
載置し、ワーク5Aをパレット4Aから取り外す。取り
外されたワーク5Aは必要に応じて次の工程に送られ
る。
【0009】(3)ワーク5Bが位置決め固定されたパ
レット4Bを新たにテーブル2に装着し、ワーク5Bに
対する加工を開始する。 以下、(1)〜(3)と同様の作業を繰り返すことで、
多数のワークに対する加工が順次行なわれる。
レット4Bを新たにテーブル2に装着し、ワーク5Bに
対する加工を開始する。 以下、(1)〜(3)と同様の作業を繰り返すことで、
多数のワークに対する加工が順次行なわれる。
【0010】このようなパレットを使用する方式では、
テーブル2に対してワークの荷重以外にパレットの荷重
がかかるので、テーブルの高速送りや加減速が難しくな
ったり、積載可能なワーク重量が低下することが避けら
れない。
テーブル2に対してワークの荷重以外にパレットの荷重
がかかるので、テーブルの高速送りや加減速が難しくな
ったり、積載可能なワーク重量が低下することが避けら
れない。
【0011】工作機械本体1とパレット台6の間のパレ
ット4A,4Bの移動、所定位置へのセット等を含むパ
レッット交換作業を自動的に行なう手段としてパレット
チェンジャを利用することが出来るが、機構も複雑で高
価である。
ット4A,4Bの移動、所定位置へのセット等を含むパ
レッット交換作業を自動的に行なう手段としてパレット
チェンジャを利用することが出来るが、機構も複雑で高
価である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の目的は、リ
ニアモータを利用することにより、上記従来技術の問題
点を克服し、工作機械のテーブル自体を簡単に交換する
ことを可能にする技術を提供することにある。また、そ
のことを通して、工作機械のテーブルに載置されるパレ
ットをオートチェンジャを用いて交換する方式を採用し
なくとも、加工中のワークとは別のワークについて必要
な作業を並行的に実行出来るようにすることにある。
ニアモータを利用することにより、上記従来技術の問題
点を克服し、工作機械のテーブル自体を簡単に交換する
ことを可能にする技術を提供することにある。また、そ
のことを通して、工作機械のテーブルに載置されるパレ
ットをオートチェンジャを用いて交換する方式を採用し
なくとも、加工中のワークとは別のワークについて必要
な作業を並行的に実行出来るようにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願発明は、工作機械本
体と工作機械本体の外部に配置されたテーブル載置手段
との間でテーブルを受け渡す為のテーブル移動手段とし
てリニアモータを利用することによって上記課題を解決
した。このリニアモータの構成形態は2種類に大別され
る。
体と工作機械本体の外部に配置されたテーブル載置手段
との間でテーブルを受け渡す為のテーブル移動手段とし
てリニアモータを利用することによって上記課題を解決
した。このリニアモータの構成形態は2種類に大別され
る。
【0014】第1の形態では、テーブルに設けられたマ
グネットと、工作機械本体及びその外部に配置されたテ
ーブル載置手段に設けられたスライダと、テーブルの移
動を案内するガイド機構が用いられる。
グネットと、工作機械本体及びその外部に配置されたテ
ーブル載置手段に設けられたスライダと、テーブルの移
動を案内するガイド機構が用いられる。
【0015】また、第2の形態では、テーブルに設けら
れたスライダと、工作機械本体及びその外部に配置され
たテーブル載置手段に設けられたマグネットと、テーブ
ルの移動を案内するガイド機構が用いられる。工作機械
本体の外部に配置されたテーブル載置手段としては、例
えばテーブル交換台あるいは他の工作機械の本体部を配
置し得る。テーブル交換台としては、少なくとも2個の
テーブル載置部を備え、それらテーブル載置部に工作機
械本体との間で各テーブル載置部に対応したテーブルの
受け渡しを行なう為の位置を選択的にとらせる為のテー
ブル載置部移動手段を備えているものを使用し得る。
れたスライダと、工作機械本体及びその外部に配置され
たテーブル載置手段に設けられたマグネットと、テーブ
ルの移動を案内するガイド機構が用いられる。工作機械
本体の外部に配置されたテーブル載置手段としては、例
えばテーブル交換台あるいは他の工作機械の本体部を配
置し得る。テーブル交換台としては、少なくとも2個の
テーブル載置部を備え、それらテーブル載置部に工作機
械本体との間で各テーブル載置部に対応したテーブルの
受け渡しを行なう為の位置を選択的にとらせる為のテー
ブル載置部移動手段を備えているものを使用し得る。
【0016】
【作用】本願発明の工作機械は、工作機械本体と工作機
械本体の外部に配置されたテーブル載置手段との間でテ
ーブルを受け渡す為のテーブル移動手段としてリニアモ
ータを利用することに基本的な特徴がある。リニアモー
タは、マグネット側とスライダ側のいずれか一方を他方
に対して直線的に移動させるものである。
械本体の外部に配置されたテーブル載置手段との間でテ
ーブルを受け渡す為のテーブル移動手段としてリニアモ
ータを利用することに基本的な特徴がある。リニアモー
タは、マグネット側とスライダ側のいずれか一方を他方
に対して直線的に移動させるものである。
【0017】マグネットとスライダの一方をテーブル側
(移動側)に設け、他方を工作機械本体、テーブル交換
台等の側(非移動側)に設け、スライダに周知の方式で
通電を行なうことで、工作機械本体内外でテーブルの受
け渡しの為の移動が実現される。
(移動側)に設け、他方を工作機械本体、テーブル交換
台等の側(非移動側)に設け、スライダに周知の方式で
通電を行なうことで、工作機械本体内外でテーブルの受
け渡しの為の移動が実現される。
【0018】2個以上のテーブルの取扱を可能にする為
には、例えばテーブル交換台として2個以上のテーブル
載置部を備え、それらテーブル載置部に工作機械本体と
の間で各テーブル載置部に対応したテーブルの受け渡し
を行なう為の位置を選択的にとらせる為のテーブル載置
部移動手段を備えているものを使用すれば良い。工作機
械本体側でテーブル載置部に対応したテーブルの受け渡
しを行なう為の位置を選択的にとらせるようにしても良
い。
には、例えばテーブル交換台として2個以上のテーブル
載置部を備え、それらテーブル載置部に工作機械本体と
の間で各テーブル載置部に対応したテーブルの受け渡し
を行なう為の位置を選択的にとらせる為のテーブル載置
部移動手段を備えているものを使用すれば良い。工作機
械本体側でテーブル載置部に対応したテーブルの受け渡
しを行なう為の位置を選択的にとらせるようにしても良
い。
【0019】
【実施例】図2は、本発明に従ってリニアモータを利用
したテーブル交換方式が適用される工作機械の制御を行
なう数値制御装置(CNC)のハードウェアの構成を表
わす要部ブロック図である。同図において、符号10で
示された数値制御装置(CNC)は全体を統括制御する
プロセッサ11を備える。プロセッサ11は、バス21
を介して、ROM12に格納されたシステムプログラム
を読み出し、このシステムプログラムに従って、数値制
御装置(CNC)10全体の制御を実行する。例えばD
RAMで構成されるRAM13には一時的に計算デー
タ、表示データ等が格納される。
したテーブル交換方式が適用される工作機械の制御を行
なう数値制御装置(CNC)のハードウェアの構成を表
わす要部ブロック図である。同図において、符号10で
示された数値制御装置(CNC)は全体を統括制御する
プロセッサ11を備える。プロセッサ11は、バス21
を介して、ROM12に格納されたシステムプログラム
を読み出し、このシステムプログラムに従って、数値制
御装置(CNC)10全体の制御を実行する。例えばD
RAMで構成されるRAM13には一時的に計算デー
タ、表示データ等が格納される。
【0020】CMOS14には、加工プログラム及び各
種パラメータが格納される。また、後述実施例で述べる
態様でテーブルの交換の為の移動動作を行なう為のプロ
グラムが格納される。以下、これらプログラムを合わせ
て動作プログラムと呼ぶこととする。CMOS14は図
示されないバッテリでバックアップされ、数値制御装置
(CNC)10の電源がオフされてもデータが消去され
ない不揮発性メモリとして機能する。
種パラメータが格納される。また、後述実施例で述べる
態様でテーブルの交換の為の移動動作を行なう為のプロ
グラムが格納される。以下、これらプログラムを合わせ
て動作プログラムと呼ぶこととする。CMOS14は図
示されないバッテリでバックアップされ、数値制御装置
(CNC)10の電源がオフされてもデータが消去され
ない不揮発性メモリとして機能する。
【0021】インターフェイス15は、外部機器用との
入出力を行なう為に設けられ、オフラインプログラミン
グ装置、プリンタ等の外部機器31が接続される。オフ
ラインプログラミング装置で作成された動作プログラム
のデータは、インターフェイス15を介して数値制御装
置(CNC)10に読み込まれる。数値制御装置(CN
C)10で編集された動作プログラムのデータは、例え
ばプリンタで出力可能である。
入出力を行なう為に設けられ、オフラインプログラミン
グ装置、プリンタ等の外部機器31が接続される。オフ
ラインプログラミング装置で作成された動作プログラム
のデータは、インターフェイス15を介して数値制御装
置(CNC)10に読み込まれる。数値制御装置(CN
C)10で編集された動作プログラムのデータは、例え
ばプリンタで出力可能である。
【0022】PMC(プログラマブル・マシン・コント
ローラ)16は、数値制御装置(CNC)10に内蔵さ
れ、ラダー形式で作成されたシーケンスプログラムで機
械を制御する。即ち、動作プログラムで指令されたM機
能、S機能及びT機能に従って、これらをシーケンスプ
ログラムで必要な信号に変換し、I/Oユニット17か
ら機械側に出力する。この出力信号は、機械側(工作機
械本体の他、テーブル交換台等の周辺機器を適宜含
む。)のマグネット、油圧バルブ、空圧バルブ、ボール
ネジ、電気アクチュエータ等を作動させる。機械側のリ
ミットスイッチ及び機械操作盤のスイッチ等の信号を受
けて、必要な処理をして、プロセッサ11に渡す。
ローラ)16は、数値制御装置(CNC)10に内蔵さ
れ、ラダー形式で作成されたシーケンスプログラムで機
械を制御する。即ち、動作プログラムで指令されたM機
能、S機能及びT機能に従って、これらをシーケンスプ
ログラムで必要な信号に変換し、I/Oユニット17か
ら機械側に出力する。この出力信号は、機械側(工作機
械本体の他、テーブル交換台等の周辺機器を適宜含
む。)のマグネット、油圧バルブ、空圧バルブ、ボール
ネジ、電気アクチュエータ等を作動させる。機械側のリ
ミットスイッチ及び機械操作盤のスイッチ等の信号を受
けて、必要な処理をして、プロセッサ11に渡す。
【0023】グラッフィク制御回路18は、各軸の現在
位置、アラーム、パラメータ、画像データ等のディジタ
ルデータを画像信号に変換して出力する。この画像信号
は、CRT/MDIユニット25の表示装置26に送ら
れ、表示装置26に表示される。インターフェイス19
は、CRT/MDIユニット25内のキーボード27か
らデータを受けて、プロセッサ11へ渡す。
位置、アラーム、パラメータ、画像データ等のディジタ
ルデータを画像信号に変換して出力する。この画像信号
は、CRT/MDIユニット25の表示装置26に送ら
れ、表示装置26に表示される。インターフェイス19
は、CRT/MDIユニット25内のキーボード27か
らデータを受けて、プロセッサ11へ渡す。
【0024】インターフェイス20は、手動パルス発生
器32に接続され、手動パルス発生器32からのパルス
を受ける。手動パルス発生器32は機械操作盤に実装さ
れ、手動で機械本体及びテーブル交換台の可動部を移
動、位置決めするのに使用される。
器32に接続され、手動パルス発生器32からのパルス
を受ける。手動パルス発生器32は機械操作盤に実装さ
れ、手動で機械本体及びテーブル交換台の可動部を移
動、位置決めするのに使用される。
【0025】軸制御回路41〜43は、プロセッサ11
からの各軸の移動指令を受けて、各軸の指令をサーボア
ンプ51〜53に出力する。サーボアンプ51〜53
は、この移動指令を受けて、各軸のサーボモータ61〜
63を駆動する。これら各軸のサーボモータ61〜63
は、X軸、Y軸、Z軸を駆動する。これらサーボモータ
61〜63の全部または一部はリニアモータとされる。
但し、テーブル交換の為の移動を行なう軸としては、X
軸またはY軸が使用され、その軸に関しては、必ずリニ
アモータが使用される。
からの各軸の移動指令を受けて、各軸の指令をサーボア
ンプ51〜53に出力する。サーボアンプ51〜53
は、この移動指令を受けて、各軸のサーボモータ61〜
63を駆動する。これら各軸のサーボモータ61〜63
は、X軸、Y軸、Z軸を駆動する。これらサーボモータ
61〜63の全部または一部はリニアモータとされる。
但し、テーブル交換の為の移動を行なう軸としては、X
軸またはY軸が使用され、その軸に関しては、必ずリニ
アモータが使用される。
【0026】符号631はZ軸駆動用のサーボモータ6
3に付設された位置検出器としてのパルスコーダであ
る。X軸、Y軸駆動用の各サーボモータ61,62にも
図示しないパルスコーダが付設される。これらパルスコ
ーダの出力パルスは位置フィードバック信号や速度のフ
ィードバック信号の生成に使用される。リニアモータで
駆動される軸に関しては、位置検出器としてリニアスケ
ールが使用される。なお、Z軸の駆動を必要としない工
作機械の場合には、サーボモータ63とその制御系は不
要となる。
3に付設された位置検出器としてのパルスコーダであ
る。X軸、Y軸駆動用の各サーボモータ61,62にも
図示しないパルスコーダが付設される。これらパルスコ
ーダの出力パルスは位置フィードバック信号や速度のフ
ィードバック信号の生成に使用される。リニアモータで
駆動される軸に関しては、位置検出器としてリニアスケ
ールが使用される。なお、Z軸の駆動を必要としない工
作機械の場合には、サーボモータ63とその制御系は不
要となる。
【0027】スピンドル制御回路71は、スピンドル回
転指令及びスピンドルのオリエンテーション等の指令を
受けて、スピンドルアンプ72にスピンドル速度信号を
出力する。スピンドルアンプ72は、このスピンドル速
度信号を受けて、スピンドルモータ73を指令された回
転速度で回転させる。また、オリエンテーション指令に
よって所定の位置にスピンドルを位置決めする。
転指令及びスピンドルのオリエンテーション等の指令を
受けて、スピンドルアンプ72にスピンドル速度信号を
出力する。スピンドルアンプ72は、このスピンドル速
度信号を受けて、スピンドルモータ73を指令された回
転速度で回転させる。また、オリエンテーション指令に
よって所定の位置にスピンドルを位置決めする。
【0028】スピンドルモータ73には歯車あるいはベ
ルトでポジションコーダ82が結合されている。従っ
て、ポジションコーダ82はスピンドルモータ73に同
期して回転し、帰還パルスを出力し、その帰還パルスは
スピンドル制御回路71にフィードバックされる。この
帰還パルスは速度信号の生成にも利用される。
ルトでポジションコーダ82が結合されている。従っ
て、ポジションコーダ82はスピンドルモータ73に同
期して回転し、帰還パルスを出力し、その帰還パルスは
スピンドル制御回路71にフィードバックされる。この
帰還パルスは速度信号の生成にも利用される。
【0029】次に、本願発明の考え方に従ってテーブル
交換を行なう為の配置と構造について説明する。テーブ
ル交換時のテーブル移動は、(1)テーブル交換台との
間、または(2)別の工作機械の間で行なわれる。これ
らについて、図3以下を参照していくつかの実施例を順
に説明する。なお、各実施例及び対応図において、共通
性を有する要素については適宜同じ参照記号を使用し
た。また、テーブル交換を行なう為に直接関係の無い部
分については、記載を適宜省略した。
交換を行なう為の配置と構造について説明する。テーブ
ル交換時のテーブル移動は、(1)テーブル交換台との
間、または(2)別の工作機械の間で行なわれる。これ
らについて、図3以下を参照していくつかの実施例を順
に説明する。なお、各実施例及び対応図において、共通
性を有する要素については適宜同じ参照記号を使用し
た。また、テーブル交換を行なう為に直接関係の無い部
分については、記載を適宜省略した。
【0030】[1]実施例1 図3には、実施例1の配置と構造が、主要部を透視する
形の上面図(1)並びに正面図(2)で示されている。
本実施例の配置は、1台づつの工作機械本体1とテーブ
ル交換台6を含み、2個のX軸テーブルTB1,TB2
の交換を行い得るように構成されている。なお、以下X
軸テーブルをTB1,TB2・・等で表記し、単にテー
ブルをTB1,TB2・・等と呼ぶ。
形の上面図(1)並びに正面図(2)で示されている。
本実施例の配置は、1台づつの工作機械本体1とテーブ
ル交換台6を含み、2個のX軸テーブルTB1,TB2
の交換を行い得るように構成されている。なお、以下X
軸テーブルをTB1,TB2・・等で表記し、単にテー
ブルをTB1,TB2・・等と呼ぶ。
【0031】工作機械本体1上には、Y軸テーブルTL
が装備されている。Y軸テーブルTLのY軸方向の位置
決めは、Y軸テーブルTLに設けられたスライダS
L’、工作機械本体1の基台側に設けられたマグネット
MG’及びガイドレールとガイドナットを含むガイド機
構GDで構成されるリニアモータによって行なわれる。
このY軸テーブルTLはテーブル交換の対象となるもの
ではない。
が装備されている。Y軸テーブルTLのY軸方向の位置
決めは、Y軸テーブルTLに設けられたスライダS
L’、工作機械本体1の基台側に設けられたマグネット
MG’及びガイドレールとガイドナットを含むガイド機
構GDで構成されるリニアモータによって行なわれる。
このY軸テーブルTLはテーブル交換の対象となるもの
ではない。
【0032】Y軸テーブルTL上には、第1のテーブル
TB1を移動、案内する為のスライダSL1及びガイド
ナットGNが設けられている。テーブルTB1は、ガイ
ドナットGNに適合したガイドレールGLと、スライダ
SL1に適合したマグネットMG1を備えている。第1
のテーブルTB1が工作機械本体1で使用されている時
(加工位置にある時)には、ガイドレールGLは、Y軸
テーブルTL上のガイドナットGNに嵌合し、案内され
る。
TB1を移動、案内する為のスライダSL1及びガイド
ナットGNが設けられている。テーブルTB1は、ガイ
ドナットGNに適合したガイドレールGLと、スライダ
SL1に適合したマグネットMG1を備えている。第1
のテーブルTB1が工作機械本体1で使用されている時
(加工位置にある時)には、ガイドレールGLは、Y軸
テーブルTL上のガイドナットGNに嵌合し、案内され
る。
【0033】テーブルTB1上にセットされたワークに
対する加工時には、図2で説明した制御装置を用い、X
軸、Y軸及び図示しないスピンドル軸が駆動制御される
(本実施例では、Z軸の駆動は不要)。X軸、Y軸の駆
動時には、スライダSL1,SL’内に装備されたコイ
ルに図示を省略したケーブルを通して通電が行なわれ
る。
対する加工時には、図2で説明した制御装置を用い、X
軸、Y軸及び図示しないスピンドル軸が駆動制御される
(本実施例では、Z軸の駆動は不要)。X軸、Y軸の駆
動時には、スライダSL1,SL’内に装備されたコイ
ルに図示を省略したケーブルを通して通電が行なわれ
る。
【0034】一方、テーブル交換台6は、第1のテーブ
ルTB1と第2のテーブルTB2の並列載置が可能な水
平移動体TCと、これをY軸方向に沿って位置決めする
為のエアシリンダ機構ASを備えている。符号GRは水
平移動体TCをY軸方向に沿って案内する為のガイドロ
ッドである。
ルTB1と第2のテーブルTB2の並列載置が可能な水
平移動体TCと、これをY軸方向に沿って位置決めする
為のエアシリンダ機構ASを備えている。符号GRは水
平移動体TCをY軸方向に沿って案内する為のガイドロ
ッドである。
【0035】水平移動体TC上には、テーブルTB1,
TB2の載置される各位置に対応して、スライダSL
2,SL3並びに適宜数のガイドナットGNが配置され
ている。図示された状態においては、テーブルTB1が
工作機械本体1上(加工位置)にあり、テーブルTB2
がテーブル交換台6上(非加工位置)にある。テーブル
TB2にも各ガイドナットGNに適合したガイドレール
(図示省略)が装備されている。
TB2の載置される各位置に対応して、スライダSL
2,SL3並びに適宜数のガイドナットGNが配置され
ている。図示された状態においては、テーブルTB1が
工作機械本体1上(加工位置)にあり、テーブルTB2
がテーブル交換台6上(非加工位置)にある。テーブル
TB2にも各ガイドナットGNに適合したガイドレール
(図示省略)が装備されている。
【0036】本実施例のテーブル交換機能を理解する為
に、図示された状態から出発してテーブルTB1とテー
ブルTB2を交換までの動作手順の例を説明すれば、次
のようになる。
に、図示された状態から出発してテーブルTB1とテー
ブルTB2を交換までの動作手順の例を説明すれば、次
のようになる。
【0037】(1)図示された状態で、テーブルTB1
にセットされたワークの加工が行なわれている間に、テ
ーブル交換台6上で待機中のテーブルTB2に次回の加
工予定のワークをセットする(いわゆる段取り作業)。
にセットされたワークの加工が行なわれている間に、テ
ーブル交換台6上で待機中のテーブルTB2に次回の加
工予定のワークをセットする(いわゆる段取り作業)。
【0038】(2)テーブルTB1にセットされたワー
クの加工が終了したら、Y軸テーブルTLをテーブル交
換位置へ位置決めする。テーブル交換位置は、テーブル
交換台6側と工作機械本体1側のガイドナットGNが整
列する位置として、制御装置に予め教示しておく。
クの加工が終了したら、Y軸テーブルTLをテーブル交
換位置へ位置決めする。テーブル交換位置は、テーブル
交換台6側と工作機械本体1側のガイドナットGNが整
列する位置として、制御装置に予め教示しておく。
【0039】(3)更に、スライダSL1,スライダS
L2に順次通電し、テーブルTB1をテーブル交換台6
へ渡す。スライダSL1,スライダSL2への通電の開
始、切換、終了等のタイミングは、工作機械本体1ある
いはテーブル交換台6の適宜位置に設けられたリミット
スイッチの出力を制御装置へ送ることで制御することが
出来る。リミットスイッチを用いずに、リニアスケール
を用いた位置検出出力に基づく位置決め機能によってテ
ーブルの受渡しを行なっても良い。
L2に順次通電し、テーブルTB1をテーブル交換台6
へ渡す。スライダSL1,スライダSL2への通電の開
始、切換、終了等のタイミングは、工作機械本体1ある
いはテーブル交換台6の適宜位置に設けられたリミット
スイッチの出力を制御装置へ送ることで制御することが
出来る。リミットスイッチを用いずに、リニアスケール
を用いた位置検出出力に基づく位置決め機能によってテ
ーブルの受渡しを行なっても良い。
【0040】(4)エアシリンダASを付勢して、水平
移動体TCをY軸方向(図中上方)へ移動させテーブル
交換位置へもって来る。テーブル交換位置は、待機中の
テーブルTB2のガイドレール(図示省略)をガイドす
るガイドナットGNと工作機械本体1側のガイドナット
GNとが整列する位置である。
移動体TCをY軸方向(図中上方)へ移動させテーブル
交換位置へもって来る。テーブル交換位置は、待機中の
テーブルTB2のガイドレール(図示省略)をガイドす
るガイドナットGNと工作機械本体1側のガイドナット
GNとが整列する位置である。
【0041】(5)更に、スライダSL3,スライダS
L1に順次通電し、テーブルTB2を工作機械本体1へ
渡す。スライダSL3,スライダSL1への通電の開
始、切換、終了等のタイミングの制御については、上記
(3)のプロセスと同様である。以上で、テーブルTB
1に代えてテーブルTB2を工作機械本体1に渡すテー
ブル交換が達成される。
L1に順次通電し、テーブルTB2を工作機械本体1へ
渡す。スライダSL3,スライダSL1への通電の開
始、切換、終了等のタイミングの制御については、上記
(3)のプロセスと同様である。以上で、テーブルTB
1に代えてテーブルTB2を工作機械本体1に渡すテー
ブル交換が達成される。
【0042】以後、スライダSL1〜スライダSL3,
スライダSL’,エアシリンダASを適宜の順序で通電
あるいは作動させることによって、テーブルTB1,T
B2を交番的に使用する形で加工作業を遂行することが
出来る。なお、リニアモータ(テーブル)の移動方向の
反転(±X軸方向、±Y軸方向など)は、スライダに流
す電流の極性を反転することで実行される(以下同
様)。
スライダSL’,エアシリンダASを適宜の順序で通電
あるいは作動させることによって、テーブルTB1,T
B2を交番的に使用する形で加工作業を遂行することが
出来る。なお、リニアモータ(テーブル)の移動方向の
反転(±X軸方向、±Y軸方向など)は、スライダに流
す電流の極性を反転することで実行される(以下同
様)。
【0043】[2]実施例2 図4には、実施例2の配置と構造が、主要部を透視する
形の上面図(1)、正面図(2)並びに(3)側面図で
示されている。本実施例の配置は、実施例1と同様に、
1台づつの工作機械本体1とテーブル交換台6を含み、
2個のテーブルTB1,TB2の交換を行い得るように
構成されている。但し、テーブル交換台6上におけるテ
ーブル移動が水平方向ではなく、鉛直方向に行なわれる
点が実施例1とは異なっている。
形の上面図(1)、正面図(2)並びに(3)側面図で
示されている。本実施例の配置は、実施例1と同様に、
1台づつの工作機械本体1とテーブル交換台6を含み、
2個のテーブルTB1,TB2の交換を行い得るように
構成されている。但し、テーブル交換台6上におけるテ
ーブル移動が水平方向ではなく、鉛直方向に行なわれる
点が実施例1とは異なっている。
【0044】図4(1)〜(3)に描かれているよう
に、工作機械本体1上には、Y軸テーブルTLが装備さ
れている。Y軸テーブルTLのY軸方向の位置決めは、
Y軸テーブルTLに設けられたスライダSL’、工作機
械本体1の基台側に設けられたマグネットMG’及びガ
イドレールとガイドナットを含むガイド機構GDで構成
されるリニアモータによって行なわれる。このY軸テー
ブルTLはテーブル交換の対象となるものではない。
に、工作機械本体1上には、Y軸テーブルTLが装備さ
れている。Y軸テーブルTLのY軸方向の位置決めは、
Y軸テーブルTLに設けられたスライダSL’、工作機
械本体1の基台側に設けられたマグネットMG’及びガ
イドレールとガイドナットを含むガイド機構GDで構成
されるリニアモータによって行なわれる。このY軸テー
ブルTLはテーブル交換の対象となるものではない。
【0045】Y軸テーブルTL上には、第1のテーブル
TB1を移動、案内する為のスライダSL1及びガイド
ナットGNが設けられている。テーブルTB1は、ガイ
ドナットGNに適合したガイドレールGL1と、スライ
ダSL1に適合したマグネットMG1を備えている。
TB1を移動、案内する為のスライダSL1及びガイド
ナットGNが設けられている。テーブルTB1は、ガイ
ドナットGNに適合したガイドレールGL1と、スライ
ダSL1に適合したマグネットMG1を備えている。
【0046】第1のテーブルTB1が工作機械本体1で
使用されている時(加工位置にある時)には、ガイドレ
ールGL1は、Y軸テーブルTL上のガイドナットGN
に嵌合し、案内される。テーブルTB1上にセットされ
たワークに対する加工時には、図2で説明した制御装置
を用い、X軸、Y軸及び図示しないスピンドル軸が駆動
制御される(本実施例では、Z軸の駆動は不要)。X
軸、Y軸の駆動時には、スライダSL1,SL’内に装
備されたコイルに図示を省略したケーブルを通して通電
が行なわれる。
使用されている時(加工位置にある時)には、ガイドレ
ールGL1は、Y軸テーブルTL上のガイドナットGN
に嵌合し、案内される。テーブルTB1上にセットされ
たワークに対する加工時には、図2で説明した制御装置
を用い、X軸、Y軸及び図示しないスピンドル軸が駆動
制御される(本実施例では、Z軸の駆動は不要)。X
軸、Y軸の駆動時には、スライダSL1,SL’内に装
備されたコイルに図示を省略したケーブルを通して通電
が行なわれる。
【0047】一方、テーブル交換台6は、第1のテーブ
ルTB1と第2のテーブルTB2を上下段で載置が可能
な昇降移動体VCと、これをZ軸方向に沿って位置決め
する為のエアシリンダ機構ASを備えている。符号GR
は昇降移動体VCをZ軸方向に沿って案内する為のガイ
ドロッドである。
ルTB1と第2のテーブルTB2を上下段で載置が可能
な昇降移動体VCと、これをZ軸方向に沿って位置決め
する為のエアシリンダ機構ASを備えている。符号GR
は昇降移動体VCをZ軸方向に沿って案内する為のガイ
ドロッドである。
【0048】昇降移動体VCはトンネル状の載置部TN
を含む2段構造を有する。テーブルTB1,TB2は、
トンネル状の載置部TN(下段載置部)とその屋根部
(上段載置部)に載置される。テーブルをTB1,TB
2を載置する各位置に対応して、スライダSL2,SL
3並びに適宜数のガイドナットGNが配置されている。
を含む2段構造を有する。テーブルTB1,TB2は、
トンネル状の載置部TN(下段載置部)とその屋根部
(上段載置部)に載置される。テーブルをTB1,TB
2を載置する各位置に対応して、スライダSL2,SL
3並びに適宜数のガイドナットGNが配置されている。
【0049】図示された状態においては、テーブルTB
1が工作機械本体1上(加工位置)にあり、テーブルT
B2がテーブル交換台6の上段載置部(上段側の非加工
位置)にある。テーブルTB2にも各ガイドナットGN
に適合したガイドレールGL2が装備されている。
1が工作機械本体1上(加工位置)にあり、テーブルT
B2がテーブル交換台6の上段載置部(上段側の非加工
位置)にある。テーブルTB2にも各ガイドナットGN
に適合したガイドレールGL2が装備されている。
【0050】本実施例のテーブル交換機能を理解する為
に、図示された状態から出発してテーブルTB1とテー
ブルTB2を交換までの動作手順の例を説明すれば、次
のようになる。
に、図示された状態から出発してテーブルTB1とテー
ブルTB2を交換までの動作手順の例を説明すれば、次
のようになる。
【0051】(1)図示された状態で、テーブルTB1
にセットされたワークの加工が行なわれている間に、テ
ーブル交換台6上で待機中のテーブルTB2に次回の加
工予定のワークをセットする(いわゆる段取り作業)。
にセットされたワークの加工が行なわれている間に、テ
ーブル交換台6上で待機中のテーブルTB2に次回の加
工予定のワークをセットする(いわゆる段取り作業)。
【0052】(2)テーブルTB1にセットされたワー
クの加工が終了したら、Y軸テーブルTLをテーブル交
換位置へ位置決めする。テーブル交換位置は、テーブル
交換台6側と工作機械本体1側のガイドナットGNが整
列する位置として、制御装置に予め教示しておく。
クの加工が終了したら、Y軸テーブルTLをテーブル交
換位置へ位置決めする。テーブル交換位置は、テーブル
交換台6側と工作機械本体1側のガイドナットGNが整
列する位置として、制御装置に予め教示しておく。
【0053】(3)更に、スライダSL1,スライダS
L3に順次通電し、テーブルTB1をテーブル交換台6
の下段載置部へ渡す。スライダSL1,スライダSL3
への通電の開始、切換、終了等のタイミングは、工作機
械本体1あるいはテーブル交換台6の適宜位置に設けら
れたリミットスイッチの出力を制御装置へ送ることで制
御することが出来る。リミットスイッチを用いずに、リ
ニアスケールを用いた位置検出出力に基づく位置決め機
能によってテーブルの受渡しを行なっても良い。
L3に順次通電し、テーブルTB1をテーブル交換台6
の下段載置部へ渡す。スライダSL1,スライダSL3
への通電の開始、切換、終了等のタイミングは、工作機
械本体1あるいはテーブル交換台6の適宜位置に設けら
れたリミットスイッチの出力を制御装置へ送ることで制
御することが出来る。リミットスイッチを用いずに、リ
ニアスケールを用いた位置検出出力に基づく位置決め機
能によってテーブルの受渡しを行なっても良い。
【0054】(4)エアシリンダASを付勢して、昇降
移動体VCをZ軸方向(図中下方)へ移動させ、上段載
置部をテーブル交換位置へもって来る。上段載置部の為
のテーブル交換位置は、待機中のテーブルTB2のガイ
ドレール(図示省略)をガイドするガイドナットGNと
テーブル交換態勢にある工作機械本体1側のガイドナッ
トGNとが整列する位置である。
移動体VCをZ軸方向(図中下方)へ移動させ、上段載
置部をテーブル交換位置へもって来る。上段載置部の為
のテーブル交換位置は、待機中のテーブルTB2のガイ
ドレール(図示省略)をガイドするガイドナットGNと
テーブル交換態勢にある工作機械本体1側のガイドナッ
トGNとが整列する位置である。
【0055】なお、同様に、下段載置部の為のテーブル
交換位置は、下段載置部に載置されたテーブルTB2の
ガイドレール(図示省略)をガイドするガイドナットG
Nとテーブル交換態勢にある工作機械本体1側のガイド
ナットGNとが整列する位置である。
交換位置は、下段載置部に載置されたテーブルTB2の
ガイドレール(図示省略)をガイドするガイドナットG
Nとテーブル交換態勢にある工作機械本体1側のガイド
ナットGNとが整列する位置である。
【0056】(5)更に、スライダSL2,スライダS
L1に順次通電し、テーブルTB2を工作機械本体1へ
渡す。スライダSL2,スライダSL1への通電の開
始、切換、終了等のタイミングの制御については、上記
(3)のプロセスと同様である。以上で、テーブルTB
1に代えてテーブルTB2を工作機械本体1に渡すテー
ブル交換が達成される。
L1に順次通電し、テーブルTB2を工作機械本体1へ
渡す。スライダSL2,スライダSL1への通電の開
始、切換、終了等のタイミングの制御については、上記
(3)のプロセスと同様である。以上で、テーブルTB
1に代えてテーブルTB2を工作機械本体1に渡すテー
ブル交換が達成される。
【0057】以後、スライダSL1〜スライダSL3,
スライダSL’,エアシリンダASを適宜の順序で通電
あるいは作動させることによって、テーブルTB1,T
B2を交番的に使用する形で加工作業を遂行することが
出来る。
スライダSL’,エアシリンダASを適宜の順序で通電
あるいは作動させることによって、テーブルTB1,T
B2を交番的に使用する形で加工作業を遂行することが
出来る。
【0058】[3]実施例3 図5には、実施例3の配置と構造が、主要部を透視する
形の上面図(1)並びに正面図(2)で示されている。
本実施例の配置は、実施例1と同様に、1台づつの工作
機械本体1とテーブル交換台6を含み、2個のテーブル
TB1,TB2の交換を行い得るように構成されてい
る。但し、テーブル交換態勢をとらせる為のY軸方向の
テーブル移動を工作機械本体1側で行なうようにした点
が実施例1とは異なっている。
形の上面図(1)並びに正面図(2)で示されている。
本実施例の配置は、実施例1と同様に、1台づつの工作
機械本体1とテーブル交換台6を含み、2個のテーブル
TB1,TB2の交換を行い得るように構成されてい
る。但し、テーブル交換態勢をとらせる為のY軸方向の
テーブル移動を工作機械本体1側で行なうようにした点
が実施例1とは異なっている。
【0059】工作機械本体1上には、Y軸テーブルTL
が装備されている。Y軸テーブルTLのY軸方向の位置
決めは、Y軸テーブルTLに設けられたスライダS
L’、工作機械本体1の基台側に設けられたマグネット
MG’及びガイドレールとガイドナットを含むガイド機
構GDで構成されるリニアモータによって行なわれる。
このY軸テーブルTLは、実施例1の場合と同じく、テ
ーブル交換の対象となるものではない。但し、Y軸を駆
動するリニアモータとして、工作機械本体1にテーブル
交換の為の態勢をとらせる為に十分な動作範囲を有して
いる。
が装備されている。Y軸テーブルTLのY軸方向の位置
決めは、Y軸テーブルTLに設けられたスライダS
L’、工作機械本体1の基台側に設けられたマグネット
MG’及びガイドレールとガイドナットを含むガイド機
構GDで構成されるリニアモータによって行なわれる。
このY軸テーブルTLは、実施例1の場合と同じく、テ
ーブル交換の対象となるものではない。但し、Y軸を駆
動するリニアモータとして、工作機械本体1にテーブル
交換の為の態勢をとらせる為に十分な動作範囲を有して
いる。
【0060】Y軸テーブルTL上には、第1のテーブル
TB1を移動、案内する為のスライダSL1及びガイド
ナットGNが設けられている。テーブルTB1は、ガイ
ドナットGNに適合したガイドレールGLと、スライダ
SL1に適合したマグネットMG1を備えている。第1
のテーブルTB1が工作機械本体1で使用されている時
(加工位置にある時)には、ガイドレールGLは、Y軸
テーブルTL上のガイドナットGNに嵌合し、案内され
る。
TB1を移動、案内する為のスライダSL1及びガイド
ナットGNが設けられている。テーブルTB1は、ガイ
ドナットGNに適合したガイドレールGLと、スライダ
SL1に適合したマグネットMG1を備えている。第1
のテーブルTB1が工作機械本体1で使用されている時
(加工位置にある時)には、ガイドレールGLは、Y軸
テーブルTL上のガイドナットGNに嵌合し、案内され
る。
【0061】テーブルTB1上にセットされたワークに
対する加工時には、図2で説明した制御装置を用い、X
軸、Y軸及び図示しないスピンドル軸が駆動制御される
(本実施例では、Z軸の駆動は不要)。X軸、Y軸の駆
動時には、スライダSL1,SL’内に装備されたコイ
ルに図示を省略したケーブルを通して通電が行なわれ
る。
対する加工時には、図2で説明した制御装置を用い、X
軸、Y軸及び図示しないスピンドル軸が駆動制御される
(本実施例では、Z軸の駆動は不要)。X軸、Y軸の駆
動時には、スライダSL1,SL’内に装備されたコイ
ルに図示を省略したケーブルを通して通電が行なわれ
る。
【0062】一方、テーブル交換台6上には、テーブル
TB1,TB2の載置される各位置に対応して、スライ
ダSL2,SL3並びに適宜数のガイドナットGNが配
置されている。図示された状態においては、テーブルT
B1が工作機械本体1上(加工位置)にあり、テーブル
TB2がテーブル交換台6上(非加工位置)にある。テ
ーブルTB2にも各ガイドナットGNに適合したガイド
レール(図示省略)が装備されている。
TB1,TB2の載置される各位置に対応して、スライ
ダSL2,SL3並びに適宜数のガイドナットGNが配
置されている。図示された状態においては、テーブルT
B1が工作機械本体1上(加工位置)にあり、テーブル
TB2がテーブル交換台6上(非加工位置)にある。テ
ーブルTB2にも各ガイドナットGNに適合したガイド
レール(図示省略)が装備されている。
【0063】本実施例のテーブル交換機能を理解する為
に、図示された状態から出発してテーブルTB1とテー
ブルTB2を交換までの動作手順の例を説明すれば、次
のようになる。
に、図示された状態から出発してテーブルTB1とテー
ブルTB2を交換までの動作手順の例を説明すれば、次
のようになる。
【0064】(1)図示された状態で、テーブルTB1
にセットされたワークの加工が行なわれている間に、テ
ーブル交換台6上で待機中のテーブルTB2に次回の加
工予定のワークをセットする(いわゆる段取り作業)。
にセットされたワークの加工が行なわれている間に、テ
ーブル交換台6上で待機中のテーブルTB2に次回の加
工予定のワークをセットする(いわゆる段取り作業)。
【0065】(2)テーブルTB1にセットされたワー
クの加工が終了したら、Y軸テーブルTLをテーブル交
換位置へ位置決めする。テーブル交換位置は、テーブル
交換台6のテーブルTB2が載置されていない側のガイ
ドナットGNと工作機械本体1側のガイドナットGNが
整列する位置として、制御装置に予め教示しておく。
クの加工が終了したら、Y軸テーブルTLをテーブル交
換位置へ位置決めする。テーブル交換位置は、テーブル
交換台6のテーブルTB2が載置されていない側のガイ
ドナットGNと工作機械本体1側のガイドナットGNが
整列する位置として、制御装置に予め教示しておく。
【0066】(3)更に、スライダSL1,スライダS
L2に順次通電し、テーブルTB1をテーブル交換台6
へ渡す。スライダSL1,スライダSL2への通電の開
始、切換、終了等のタイミングは、工作機械本体1ある
いはテーブル交換台6の適宜位置に設けられたリミット
スイッチの出力を制御装置へ送ることで制御することが
出来る。リミットスイッチを用いずに、リニアスケール
を用いた位置検出出力に基づく位置決め機能によってテ
ーブルの受渡しを行なっても良い。
L2に順次通電し、テーブルTB1をテーブル交換台6
へ渡す。スライダSL1,スライダSL2への通電の開
始、切換、終了等のタイミングは、工作機械本体1ある
いはテーブル交換台6の適宜位置に設けられたリミット
スイッチの出力を制御装置へ送ることで制御することが
出来る。リミットスイッチを用いずに、リニアスケール
を用いた位置検出出力に基づく位置決め機能によってテ
ーブルの受渡しを行なっても良い。
【0067】(4)Y軸テーブルTLをもう一方のテー
ブル交換位置へ位置決めする。このテーブル交換位置
は、テーブル交換台6のテーブルTB2が載置されてい
る側のガイドナットGNと工作機械本体1側のガイドナ
ットGNが整列する位置として、制御装置に予め教示し
ておく。
ブル交換位置へ位置決めする。このテーブル交換位置
は、テーブル交換台6のテーブルTB2が載置されてい
る側のガイドナットGNと工作機械本体1側のガイドナ
ットGNが整列する位置として、制御装置に予め教示し
ておく。
【0068】(5)更に、スライダSL3,スライダS
L1に順次通電し、テーブルTB2を工作機械本体1へ
渡す。スライダSL3,スライダSL1への通電の開
始、切換、終了等のタイミングの制御については、上記
(3)のプロセスと同様である。以上で、テーブルTB
1に代えてテーブルTB2を工作機械本体1に渡すテー
ブル交換が達成される。
L1に順次通電し、テーブルTB2を工作機械本体1へ
渡す。スライダSL3,スライダSL1への通電の開
始、切換、終了等のタイミングの制御については、上記
(3)のプロセスと同様である。以上で、テーブルTB
1に代えてテーブルTB2を工作機械本体1に渡すテー
ブル交換が達成される。
【0069】以後、スライダSL1〜スライダSL3,
スライダSL’,エアシリンダASを適宜の順序で通電
あるいは作動させることによって、テーブルTB1,T
B2を交番的に使用する形で加工作業を遂行することが
出来る。
スライダSL’,エアシリンダASを適宜の順序で通電
あるいは作動させることによって、テーブルTB1,T
B2を交番的に使用する形で加工作業を遂行することが
出来る。
【0070】[4]実施例4 図6には、実施例4の配置と構造が示されている。本実
施例の配置は、1台のテーブル交換台6の両側に2台の
工作機械本体1,1’を配置し、2個のテーブルTB
1,TB1’上にセットされたワーク(図示省略)の段
取り作業、交換等を行い得るように構成されている。な
お、本実施例では類似した説明の繰り返しを避ける為、
上面図の記載と説明を省略し、正面図のみを用いて説明
を行なう。
施例の配置は、1台のテーブル交換台6の両側に2台の
工作機械本体1,1’を配置し、2個のテーブルTB
1,TB1’上にセットされたワーク(図示省略)の段
取り作業、交換等を行い得るように構成されている。な
お、本実施例では類似した説明の繰り返しを避ける為、
上面図の記載と説明を省略し、正面図のみを用いて説明
を行なう。
【0071】同図に描かれているように、テーブル交換
台6の両側に配置された各工作機械本体1,1’上に
は、Y軸テーブルTL,TL’が装備されている。Y軸
テーブルTL,TL’のY軸方向の位置決めは、Y軸テ
ーブルTL,TL’に設けられたスライダSL’,S
L”、工作機械本体1,1’の基台側に設けられたマグ
ネットMG’,MG”及びガイドレールとガイドナット
を含むガイド機構GD,GD’で構成される各リニアモ
ータによって行なわれる。これらのY軸テーブルTL,
TL’はテーブル交換の対象となるものではない。
台6の両側に配置された各工作機械本体1,1’上に
は、Y軸テーブルTL,TL’が装備されている。Y軸
テーブルTL,TL’のY軸方向の位置決めは、Y軸テ
ーブルTL,TL’に設けられたスライダSL’,S
L”、工作機械本体1,1’の基台側に設けられたマグ
ネットMG’,MG”及びガイドレールとガイドナット
を含むガイド機構GD,GD’で構成される各リニアモ
ータによって行なわれる。これらのY軸テーブルTL,
TL’はテーブル交換の対象となるものではない。
【0072】Y軸テーブルTL,TL’上には、各テー
ブルTB1,TB1’を移動、案内する為のスライダS
L1,SL2及びガイドナットGNが設けられている。
各テーブルTB1,TB1’は、それぞれに対応したガ
イドナットGNに適合したガイドレールGL1,GL
1’と、スライダSL1,SL2に各々適合したマグネ
ットMG1,MG1’を備えている。
ブルTB1,TB1’を移動、案内する為のスライダS
L1,SL2及びガイドナットGNが設けられている。
各テーブルTB1,TB1’は、それぞれに対応したガ
イドナットGNに適合したガイドレールGL1,GL
1’と、スライダSL1,SL2に各々適合したマグネ
ットMG1,MG1’を備えている。
【0073】テーブルTB1が工作機械本体1で使用さ
れている時(加工位置にある時)には、ガイドレールG
L1は、Y軸テーブルTL上のガイドナットGNに嵌合
し、案内される。テーブルTB1上にセットされたワー
クに対する加工時には、図2で説明した制御装置を用
い、X軸、Y軸及び図示しないスピンドル軸が駆動制御
される(本実施例では、Z軸の駆動は不要)。X軸、Y
軸の駆動時には、スライダSL1,SL’内に装備され
たコイルに図示を省略したケーブルを通して通電が行な
われる。
れている時(加工位置にある時)には、ガイドレールG
L1は、Y軸テーブルTL上のガイドナットGNに嵌合
し、案内される。テーブルTB1上にセットされたワー
クに対する加工時には、図2で説明した制御装置を用
い、X軸、Y軸及び図示しないスピンドル軸が駆動制御
される(本実施例では、Z軸の駆動は不要)。X軸、Y
軸の駆動時には、スライダSL1,SL’内に装備され
たコイルに図示を省略したケーブルを通して通電が行な
われる。
【0074】同様に、テーブルTB1’が工作機械本体
1’で使用されている時(加工位置にある時)には、ガ
イドレールGL1’は、Y軸テーブルTL’上のガイド
ナットGNに嵌合し、案内される。テーブルTB1’上
にセットされたワークに対する加工時には、図2で説明
した制御装置を用い、X軸、Y軸及び図示しないスピン
ドル軸が駆動制御される(本実施例では、Z軸の駆動は
不要)。X軸、Y軸の駆動時には、スライダSL3,S
L’内に装備されたコイルに図示を省略したケーブルを
通して通電が行なわれる。
1’で使用されている時(加工位置にある時)には、ガ
イドレールGL1’は、Y軸テーブルTL’上のガイド
ナットGNに嵌合し、案内される。テーブルTB1’上
にセットされたワークに対する加工時には、図2で説明
した制御装置を用い、X軸、Y軸及び図示しないスピン
ドル軸が駆動制御される(本実施例では、Z軸の駆動は
不要)。X軸、Y軸の駆動時には、スライダSL3,S
L’内に装備されたコイルに図示を省略したケーブルを
通して通電が行なわれる。
【0075】一方、テーブル交換台6は、テーブルTB
1,テーブルTB1’の一方をY軸方向に沿って案内す
るガイド機構(図示省略)並びにスライダSL2を備え
ている。テーブルTB1あるいはTB2がテーブル交換
台6上に存在する時(非加工位置にある時)には、ガイ
ドレールGL1またはGL1’は、テーブル交換台6上
のガイド機構に含まれたガイドナットに嵌合し、案内さ
れる。
1,テーブルTB1’の一方をY軸方向に沿って案内す
るガイド機構(図示省略)並びにスライダSL2を備え
ている。テーブルTB1あるいはTB2がテーブル交換
台6上に存在する時(非加工位置にある時)には、ガイ
ドレールGL1またはGL1’は、テーブル交換台6上
のガイド機構に含まれたガイドナットに嵌合し、案内さ
れる。
【0076】本実施例のテーブル交換機能を理解する為
に、図示された状態(テーブルTB1,TB1’上で加
工実行中)から出発してテーブルTB1,TB1’をテ
ーブル交換台6上に順次戻して所要の作業高なう際の動
作手順の例を説明すれば、次のようになる。ここでは、
説明の便宜上、テーブルTB1にセットされた方のワー
クの加工が先に終了するものとする。
に、図示された状態(テーブルTB1,TB1’上で加
工実行中)から出発してテーブルTB1,TB1’をテ
ーブル交換台6上に順次戻して所要の作業高なう際の動
作手順の例を説明すれば、次のようになる。ここでは、
説明の便宜上、テーブルTB1にセットされた方のワー
クの加工が先に終了するものとする。
【0077】(1)テーブルTB1にセットされたワー
クの加工が終了したら、Y軸テーブルTLをテーブル交
換位置へ位置決めする。テーブル交換位置は、テーブル
交換台6側と工作機械本体1側のガイドナットGNが整
列する位置として、制御装置に予め教示しておく。
クの加工が終了したら、Y軸テーブルTLをテーブル交
換位置へ位置決めする。テーブル交換位置は、テーブル
交換台6側と工作機械本体1側のガイドナットGNが整
列する位置として、制御装置に予め教示しておく。
【0078】(2)更に、スライダSL1,スライダS
L2に順次通電し、テーブルTB1をテーブル交換台6
へ渡す。スライダSL1,スライダSL2への通電の開
始、切換、終了等のタイミングは、工作機械本体1ある
いはテーブル交換台6の適宜位置に設けられたリミット
スイッチの出力を制御装置へ送ることで制御することが
出来る。リミットスイッチを用いずに、リニアスケール
を用いた位置検出出力に基づく位置決め機能によってテ
ーブルの受渡しを行なっても良い。
L2に順次通電し、テーブルTB1をテーブル交換台6
へ渡す。スライダSL1,スライダSL2への通電の開
始、切換、終了等のタイミングは、工作機械本体1ある
いはテーブル交換台6の適宜位置に設けられたリミット
スイッチの出力を制御装置へ送ることで制御することが
出来る。リミットスイッチを用いずに、リニアスケール
を用いた位置検出出力に基づく位置決め機能によってテ
ーブルの受渡しを行なっても良い。
【0079】(3)テーブル交換台6上で、加工済みの
ワークをテーブルTB1から取り外し、別のワークをテ
ーブルTB1上に位置決めする。
ワークをテーブルTB1から取り外し、別のワークをテ
ーブルTB1上に位置決めする。
【0080】(4)スライダSL2,スライダSL1に
順次通電し、テーブルTB1を工作機械本体1へ戻す。
スライダSL2,スライダSL1への通電の開始、切
換、終了等のタイミングの制御については、上記(2)
の過程と同様である。
順次通電し、テーブルTB1を工作機械本体1へ戻す。
スライダSL2,スライダSL1への通電の開始、切
換、終了等のタイミングの制御については、上記(2)
の過程と同様である。
【0081】(5)テーブルTB1’にセットされたワ
ークの加工が終了したら、Y軸テーブルTL’をテーブ
ル交換位置へ位置決めする。テーブル交換位置は、テー
ブル交換台6側と工作機械本体1’側のガイドナットG
Nが整列する位置として、制御装置に予め教示してお
く。
ークの加工が終了したら、Y軸テーブルTL’をテーブ
ル交換位置へ位置決めする。テーブル交換位置は、テー
ブル交換台6側と工作機械本体1’側のガイドナットG
Nが整列する位置として、制御装置に予め教示してお
く。
【0082】(6)更に、スライダSL3,スライダS
L2に順次通電し、テーブルTB1’をテーブル交換台
6へ渡す。スライダSL3,スライダSL2への通電の
開始、切換、終了等のタイミングの制御については、上
記(2)の過程と同様である。
L2に順次通電し、テーブルTB1’をテーブル交換台
6へ渡す。スライダSL3,スライダSL2への通電の
開始、切換、終了等のタイミングの制御については、上
記(2)の過程と同様である。
【0083】(7)テーブル交換台6上で、加工済みの
ワークをテーブルTB1’から取り外し、別のワークを
テーブルTB1’上に位置決めする。
ワークをテーブルTB1’から取り外し、別のワークを
テーブルTB1’上に位置決めする。
【0084】(8)スライダSL2,スライダSL3に
順次通電し、テーブルTB1’を工作機械本体1’へ戻
す。スライダSL2,スライダSL3への通電の開始、
切換、終了等のタイミングの制御については、上記
(2)あるいは(4)の過程と同様である。
順次通電し、テーブルTB1’を工作機械本体1’へ戻
す。スライダSL2,スライダSL3への通電の開始、
切換、終了等のタイミングの制御については、上記
(2)あるいは(4)の過程と同様である。
【0085】以後、スライダSL1〜スライダSL3,
スライダSL’,SL”に適宜の順序で通電を行なうこ
とによって、テーブルTB1,TB1’の交換(テーブ
ル交換台との受渡し)を交番的に行なう形で加工作業を
遂行することが出来る。
スライダSL’,SL”に適宜の順序で通電を行なうこ
とによって、テーブルTB1,TB1’の交換(テーブ
ル交換台との受渡し)を交番的に行なう形で加工作業を
遂行することが出来る。
【0086】[5]実施例5 図7には、実施例5の配置と構造が示されている。本実
施例の配置は、テーブル交換台を使用せず、複数台の工
作機械本体1,1’,1”・・・を並列配置し、1個ま
たは2個以上のテーブルTB1,TB1’をこれら工作
機械本体1,1’,1”・・・間で互いに受け渡すこと
が出来るように構成されている。なお、本実施例におい
ても類似した説明の繰り返しを避ける為、上面図の記載
と説明を省略し、正面図のみを用いて説明を行なう。ま
た、工作機械本体は2台1,1’のみを実線で示し、3
台目1”を破線で簡略描示した。
施例の配置は、テーブル交換台を使用せず、複数台の工
作機械本体1,1’,1”・・・を並列配置し、1個ま
たは2個以上のテーブルTB1,TB1’をこれら工作
機械本体1,1’,1”・・・間で互いに受け渡すこと
が出来るように構成されている。なお、本実施例におい
ても類似した説明の繰り返しを避ける為、上面図の記載
と説明を省略し、正面図のみを用いて説明を行なう。ま
た、工作機械本体は2台1,1’のみを実線で示し、3
台目1”を破線で簡略描示した。
【0087】同図に描かれているように、各工作機械本
体1,1’上には、Y軸テーブルTL,TL’が装備さ
れている。Y軸テーブルTL,TL’のY軸方向の位置
決めは、Y軸テーブルTL,TL’に設けられたスライ
ダSL’,SL”、工作機械本体1,1’の基台側に設
けられたマグネットMG’,MG”及びガイドレールと
ガイドナットを含むガイド機構GD,GD’で構成され
る各リニアモータによって行なわれる。これらのY軸テ
ーブルTL,TL’はテーブル交換の対象となるもので
はない。
体1,1’上には、Y軸テーブルTL,TL’が装備さ
れている。Y軸テーブルTL,TL’のY軸方向の位置
決めは、Y軸テーブルTL,TL’に設けられたスライ
ダSL’,SL”、工作機械本体1,1’の基台側に設
けられたマグネットMG’,MG”及びガイドレールと
ガイドナットを含むガイド機構GD,GD’で構成され
る各リニアモータによって行なわれる。これらのY軸テ
ーブルTL,TL’はテーブル交換の対象となるもので
はない。
【0088】Y軸テーブルTL,TL’上には、各テー
ブルTB1,TB1’を移動、案内する為のスライダS
L1,SL2及びガイドナットGNが設けられている。
各テーブルTB1,TB1’は、それぞれに対応したガ
イドナットGNに適合したガイドレールGL1,GL
1’と、スライダSL1,SL2に各々適合したマグネ
ットMG1,MG1’を備えている。
ブルTB1,TB1’を移動、案内する為のスライダS
L1,SL2及びガイドナットGNが設けられている。
各テーブルTB1,TB1’は、それぞれに対応したガ
イドナットGNに適合したガイドレールGL1,GL
1’と、スライダSL1,SL2に各々適合したマグネ
ットMG1,MG1’を備えている。
【0089】テーブルTB1が工作機械本体1で使用さ
れている時(加工位置にある時)には、ガイドレールG
L1は、Y軸テーブルTL上のガイドナットGNに嵌合
し、案内される。テーブルTB1上にセットされたワー
クに対する加工時には、図2で説明した制御装置を用
い、X軸、Y軸及び図示しないスピンドル軸が駆動制御
される(本実施例では、Z軸の駆動は不要)。X軸、Y
軸の駆動時には、スライダSL1,SL’内に装備され
たコイルに図示を省略したケーブルを通して通電が行な
われる。
れている時(加工位置にある時)には、ガイドレールG
L1は、Y軸テーブルTL上のガイドナットGNに嵌合
し、案内される。テーブルTB1上にセットされたワー
クに対する加工時には、図2で説明した制御装置を用
い、X軸、Y軸及び図示しないスピンドル軸が駆動制御
される(本実施例では、Z軸の駆動は不要)。X軸、Y
軸の駆動時には、スライダSL1,SL’内に装備され
たコイルに図示を省略したケーブルを通して通電が行な
われる。
【0090】同様に、テーブルTB1’が工作機械本体
1’で使用されている時(加工位置にある時)には、ガ
イドレールGL1’は、Y軸テーブルTL’上のガイド
ナットGNに嵌合し、案内される。テーブルTB1’上
にセットされたワークに対する加工時には、図2で説明
した制御装置を用い、X軸、Y軸及び図示しないスピン
ドル軸が駆動制御される(本実施例では、Z軸の駆動は
不要)。X軸、Y軸の駆動時には、スライダSL2,S
L’内に装備されたコイルに図示を省略したケーブルを
通して通電が行なわれる。なお、なお、3台目の破線で
簡略表示された工作機械本体1”についても、同様の構
成と機能を備えている。
1’で使用されている時(加工位置にある時)には、ガ
イドレールGL1’は、Y軸テーブルTL’上のガイド
ナットGNに嵌合し、案内される。テーブルTB1’上
にセットされたワークに対する加工時には、図2で説明
した制御装置を用い、X軸、Y軸及び図示しないスピン
ドル軸が駆動制御される(本実施例では、Z軸の駆動は
不要)。X軸、Y軸の駆動時には、スライダSL2,S
L’内に装備されたコイルに図示を省略したケーブルを
通して通電が行なわれる。なお、なお、3台目の破線で
簡略表示された工作機械本体1”についても、同様の構
成と機能を備えている。
【0091】本実施例のテーブル交換機能を理解する為
に、図示された状態(テーブルTB1,TB1’上で加
工実行中であり、工作機械本体1”上にはテーブルが載
置されていないものとする。)から出発し、テーブルT
B1’を工作機械本体1”へ渡し、テーブルTB1を工
作機械本体1’へ渡す際の動作手順の例を説明すれば、
次のようになる。
に、図示された状態(テーブルTB1,TB1’上で加
工実行中であり、工作機械本体1”上にはテーブルが載
置されていないものとする。)から出発し、テーブルT
B1’を工作機械本体1”へ渡し、テーブルTB1を工
作機械本体1’へ渡す際の動作手順の例を説明すれば、
次のようになる。
【0092】(1)テーブルTB1’にセットされたワ
ークの加工が終了したら、Y軸テーブルTL’をテーブ
ル交換位置へ位置決めする。テーブル交換位置は、工作
機械本体1’側と工作機械本体1”側のガイドナット
(図示省略)が整列する位置として、制御装置に予め教
示しておく。
ークの加工が終了したら、Y軸テーブルTL’をテーブ
ル交換位置へ位置決めする。テーブル交換位置は、工作
機械本体1’側と工作機械本体1”側のガイドナット
(図示省略)が整列する位置として、制御装置に予め教
示しておく。
【0093】(2)更に、工作機械本体1’のスライダ
SL2と工作機械本体1”のスライダ(図示省略)に順
次通電し、テーブルTB1’を工作機械本体1”へ渡
す。各スライダへの通電の開始、切換、終了等の制御に
ついては、これまでの実施例と同様であるから説明を省
略する。
SL2と工作機械本体1”のスライダ(図示省略)に順
次通電し、テーブルTB1’を工作機械本体1”へ渡
す。各スライダへの通電の開始、切換、終了等の制御に
ついては、これまでの実施例と同様であるから説明を省
略する。
【0094】(3)テーブルTB1にセットされたワー
クの加工が終了したら、Y軸テーブルTLをテーブル交
換位置へ位置決めする。テーブル交換位置は、工作機械
本体1’側と工作機械本体1側のガイドナット(図示省
略)が整列する位置として、制御装置に予め教示してお
く。
クの加工が終了したら、Y軸テーブルTLをテーブル交
換位置へ位置決めする。テーブル交換位置は、工作機械
本体1’側と工作機械本体1側のガイドナット(図示省
略)が整列する位置として、制御装置に予め教示してお
く。
【0095】(4)更に、工作機械本体1’のスライダ
SL2と工作機械本体1のスライダSL1に順次通電
し、テーブルTB1を工作機械本体1’へ渡す。各スラ
イダへの通電の開始、切換、終了等の制御については、
これまでの実施例と同様であるから説明を省略する。
SL2と工作機械本体1のスライダSL1に順次通電
し、テーブルTB1を工作機械本体1’へ渡す。各スラ
イダへの通電の開始、切換、終了等の制御については、
これまでの実施例と同様であるから説明を省略する。
【0096】工作機械の台数が多い場合にも、このよう
なプロセスを隣合う工作機械本体について順次実行する
ことにより、多数の工作機械本体間で任意方向にテーブ
ルを受け渡すことが出来る。
なプロセスを隣合う工作機械本体について順次実行する
ことにより、多数の工作機械本体間で任意方向にテーブ
ルを受け渡すことが出来る。
【0097】以上、説明した実施例1〜実施例5におい
ては、交換対象とされるテーブルを工作機械本体に対し
て出入りさせる為の移動手段としてリニアモータを構成
する際に、交換対象とされるテーブル側にマグネットを
設け、テーブル載置手段側にスライダを設けた。これは
スライダ内のコイルに対して通電を行なうケーブルを移
動するテーブル側に接続する必要がない点で有利であ
る。しかし、場合によっては、交換対象とされるテーブ
ル側にスライダを設け、テーブル載置手段側にマグネッ
トを設けることも可能である。そこで、この方式を採用
した場合のリニアモータの要部構成を実施例6として説
明する。
ては、交換対象とされるテーブルを工作機械本体に対し
て出入りさせる為の移動手段としてリニアモータを構成
する際に、交換対象とされるテーブル側にマグネットを
設け、テーブル載置手段側にスライダを設けた。これは
スライダ内のコイルに対して通電を行なうケーブルを移
動するテーブル側に接続する必要がない点で有利であ
る。しかし、場合によっては、交換対象とされるテーブ
ル側にスライダを設け、テーブル載置手段側にマグネッ
トを設けることも可能である。そこで、この方式を採用
した場合のリニアモータの要部構成を実施例6として説
明する。
【0098】[6]実施例6 図8には、実施例6の配置と構造が、主要部を透視する
形の上面図(1)、正面図(2)並びに側面図(3)で
示されている。本実施例では、1台の工作機械本体1と
テーブル交換台6との間でテーブルTB1を受け渡す機
構を中心に述べる。
形の上面図(1)、正面図(2)並びに側面図(3)で
示されている。本実施例では、1台の工作機械本体1と
テーブル交換台6との間でテーブルTB1を受け渡す機
構を中心に述べる。
【0099】工作機械本体1上には、Y軸テーブルTL
が装備されている。Y軸テーブルTLのY軸方向の位置
決めは、Y軸テーブルTLに設けられたスライダS
L’、工作機械本体1の基台側に設けられたマグネット
MG’及びガイドレールGL’とガイドナットGNを含
むガイド機構で構成されるリニアモータによって行なわ
れる。このY軸テーブルTLは、テーブル交換の対象と
なるものではない。
が装備されている。Y軸テーブルTLのY軸方向の位置
決めは、Y軸テーブルTLに設けられたスライダS
L’、工作機械本体1の基台側に設けられたマグネット
MG’及びガイドレールGL’とガイドナットGNを含
むガイド機構で構成されるリニアモータによって行なわ
れる。このY軸テーブルTLは、テーブル交換の対象と
なるものではない。
【0100】Y軸テーブルTL上には、テーブルTB1
をX軸方向に移動させる為のリニアモータの一部を構成
するマグネットMG1及びガイドレールGLが設けられ
ている。テーブルTB1は、ガイドレールGLに適合し
たガイドナットGNと、マグネットMG1に適合したス
ライダSL1を備えている。テーブルTB1が工作機械
本体1で使用されている時(加工位置にある時)には、
ガイドレールGLは、テーブルTB上のガイドナットG
Nに嵌合する形でテーブルTB1がX軸方向に沿って案
内される。
をX軸方向に移動させる為のリニアモータの一部を構成
するマグネットMG1及びガイドレールGLが設けられ
ている。テーブルTB1は、ガイドレールGLに適合し
たガイドナットGNと、マグネットMG1に適合したス
ライダSL1を備えている。テーブルTB1が工作機械
本体1で使用されている時(加工位置にある時)には、
ガイドレールGLは、テーブルTB上のガイドナットG
Nに嵌合する形でテーブルTB1がX軸方向に沿って案
内される。
【0101】テーブルTB1上にセットされたワークに
対する加工時には、図2で説明した制御装置を用い、X
軸、Y軸及び図示しないスピンドル軸が駆動制御される
(本実施例では、Z軸の駆動は不要)。X軸、Y軸の駆
動時には、スライダSL1,SL’内に装備されたコイ
ルに図示を省略したケーブルを通して通電が行なわれ
る。
対する加工時には、図2で説明した制御装置を用い、X
軸、Y軸及び図示しないスピンドル軸が駆動制御される
(本実施例では、Z軸の駆動は不要)。X軸、Y軸の駆
動時には、スライダSL1,SL’内に装備されたコイ
ルに図示を省略したケーブルを通して通電が行なわれ
る。
【0102】一方、テーブル交換台6上には、テーブル
TB1の載置される位置に対応してマグネットMG2が
配置されている。図示された状態においては、テーブル
TB1が工作機械本体1上(加工位置)にある。テーブ
ル交換台6には、テーブルTB1に設けられたガイドナ
ットGNに適合したガイドレールGL’が装備されてい
る。
TB1の載置される位置に対応してマグネットMG2が
配置されている。図示された状態においては、テーブル
TB1が工作機械本体1上(加工位置)にある。テーブ
ル交換台6には、テーブルTB1に設けられたガイドナ
ットGNに適合したガイドレールGL’が装備されてい
る。
【0103】テーブルTB1にセットされたワークの加
工が終了した際などに行なわれるテーブルTB1のテー
ブル交換台6への受け渡しは、例えば次のように行なわ
れる。
工が終了した際などに行なわれるテーブルTB1のテー
ブル交換台6への受け渡しは、例えば次のように行なわ
れる。
【0104】(1)工作機械本体1のY軸テーブルTL
をテーブル交換位置へ位置決めする。
をテーブル交換位置へ位置決めする。
【0105】(2)テーブルTB1に設けられたスライ
ダSL1に通電し、テーブルTB1をテーブル交換台6
へ渡す。スライダSL1への通電の開始、終了のタイミ
ング制御等は、工作機械本体1あるいはテーブル交換台
6の適宜位置に設けられたリミットスイッチの出力を制
御装置へ送ることで行い得る。また、リミットスイッチ
を用いずに、リニアスケールを用いた位置検出出力に基
づく位置決め機能によってテーブルの受渡しを行なって
も良い。
ダSL1に通電し、テーブルTB1をテーブル交換台6
へ渡す。スライダSL1への通電の開始、終了のタイミ
ング制御等は、工作機械本体1あるいはテーブル交換台
6の適宜位置に設けられたリミットスイッチの出力を制
御装置へ送ることで行い得る。また、リミットスイッチ
を用いずに、リニアスケールを用いた位置検出出力に基
づく位置決め機能によってテーブルの受渡しを行なって
も良い。
【0106】テーブル交換台6側から工作機械本体1側
へのテーブルの受渡しは、実施例1〜実施例5の場合と
同様、テーブルTB1に設けられたスライダSL1への
通電の極性を逆転させることで行なうことが出来る。
へのテーブルの受渡しは、実施例1〜実施例5の場合と
同様、テーブルTB1に設けられたスライダSL1への
通電の極性を逆転させることで行なうことが出来る。
【0107】以上実施例1〜実施例6で、いくつかの配
置、構造について説明したが、これらは本願発明を限定
する趣旨のものではない。例えば、各実施例で採用され
ている配置を適宜組み合わせた配置も可能である。ま
た、テーブル交換台や工作機械本体の配置台数、交換対
象としてテーブル交換台で扱われるテーブル数等を適宜
増やすことも出来る。更に、工作機械本体内外のテーブ
ルの受渡し為の移動以外の移動手段については本願発明
はなんら制限を設けるるものではない。
置、構造について説明したが、これらは本願発明を限定
する趣旨のものではない。例えば、各実施例で採用され
ている配置を適宜組み合わせた配置も可能である。ま
た、テーブル交換台や工作機械本体の配置台数、交換対
象としてテーブル交換台で扱われるテーブル数等を適宜
増やすことも出来る。更に、工作機械本体内外のテーブ
ルの受渡し為の移動以外の移動手段については本願発明
はなんら制限を設けるるものではない。
【0108】
【発明の効果】本願発明によれば、リニアモータを利用
することにより、上記従来技術の問題点を克服し、工作
機械のテーブル自体を簡単に交換することが可能となっ
た。また、工作機械のテーブルに載置されるパレットを
オートチェンジャを用いて交換する方式を採用しなくと
も、加工中のワークとは別のワークについて必要な作業
を並行的に実行出来るようになった。
することにより、上記従来技術の問題点を克服し、工作
機械のテーブル自体を簡単に交換することが可能となっ
た。また、工作機械のテーブルに載置されるパレットを
オートチェンジャを用いて交換する方式を採用しなくと
も、加工中のワークとは別のワークについて必要な作業
を並行的に実行出来るようになった。
【図1】工作機械のテーブルに対して着脱可能なパレッ
トを利用する従来方式について説明する図である。
トを利用する従来方式について説明する図である。
【図2】本発明に従ってリニアモータを利用したテーブ
ル交換方式が適用される工作機械の制御を行なう数値制
御装置(CNC)のハードウェアの構成を表わす要部ブ
ロック図である。
ル交換方式が適用される工作機械の制御を行なう数値制
御装置(CNC)のハードウェアの構成を表わす要部ブ
ロック図である。
【図3】実施例1の配置と構造を上面図(1)並びに正
面図(2)で示したものである。
面図(2)で示したものである。
【図4】実施例2の配置と構造を上面図(1)、正面図
(2)並びに側面図(3)で示したものである。
(2)並びに側面図(3)で示したものである。
【図5】実施例3の配置と構造を上面図(1)並びに正
面図(2)で示したものである。
面図(2)で示したものである。
【図6】実施例4の配置と構造を示した正面図である。
【図7】実施例5の配置と構造を示した正面図である。
【図8】実施例6の配置と構造を上面図(1)、正面図
(2)並びに側面図(3)で示したものである。
(2)並びに側面図(3)で示したものである。
1,1’,1” 工作機械本体 2 テーブル(パレット使用) 3 テーブルの動作範囲 4A,4B パレット 4A’ パレット4Aの為の載置スペース 5A,5B ワーク 6 テーブル交換台 10 数値制御装置(CNC) 11 プロセッサ 12 ROM 13 RAM 14 CMOS 15 インターフェイス 16 PMC(プログラマブル・マシン・コントロー
ラ) 17 I/Oユニット 18 グラッフィク制御回路 19 インターフェイス 20 インターフェイス 21 バス 25 CRT/MDIユニット 26 表示装置 27 キーボード 31 外部機器 32 手動パルス発生器 41〜43 軸制御回路 51〜53 サーボアンプ 61〜63 サーボモータ 631 パルスコーダ 71 スピンドル制御回路 72 スピンドルアンプ 73 スピンドルモータ 82 ポジションコーダ AS エアシリンダ GD,GD’ ガイド機構 GL,GL’ ガイドレール GN ガイドナット GR ガイドロッド MG,MG’,MG”,MG1,MG1’,MG2 マ
グネット SL’,SL”,SL1,SL1’,SL2,SL3
スライダ TB1,TB1’,TB2 テーブル(X軸方向移動) TC 水平移動体 TL,TL’ テーブル(Y軸方向移動) TN トンネル状の載置部 VC 昇降移動体
ラ) 17 I/Oユニット 18 グラッフィク制御回路 19 インターフェイス 20 インターフェイス 21 バス 25 CRT/MDIユニット 26 表示装置 27 キーボード 31 外部機器 32 手動パルス発生器 41〜43 軸制御回路 51〜53 サーボアンプ 61〜63 サーボモータ 631 パルスコーダ 71 スピンドル制御回路 72 スピンドルアンプ 73 スピンドルモータ 82 ポジションコーダ AS エアシリンダ GD,GD’ ガイド機構 GL,GL’ ガイドレール GN ガイドナット GR ガイドロッド MG,MG’,MG”,MG1,MG1’,MG2 マ
グネット SL’,SL”,SL1,SL1’,SL2,SL3
スライダ TB1,TB1’,TB2 テーブル(X軸方向移動) TC 水平移動体 TL,TL’ テーブル(Y軸方向移動) TN トンネル状の載置部 VC 昇降移動体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 慎哉 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内 (72)発明者 鈴木 竜二 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内 (72)発明者 石井 久夫 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 工作機械本体と前記工作機械本体の外部
に配置されたテーブル載置手段との間で前記テーブルを
受け渡す為のテーブル移動手段としてリニアモータが利
用され、 前記リニアモータが、前記テーブルに設けられたマグネ
ットと、前記工作機械本体及び前記工作機械本体の外部
に配置された前記テーブル載置手段に設けられたスライ
ダと、前記テーブルの移動を案内するガイド機構を含ん
でいる、リニアモータを用いてテーブル交換を行なう工
作機械。 - 【請求項2】 工作機械本体と前記工作機械本体の外部
に配置されたテーブル載置手段との間で前記テーブルを
受け渡す為のテーブル移動手段としてリニアモータが利
用され、 前記リニアモータが、前記テーブルに設けられたスライ
ダと、前記工作機械本体及び前記工作機械本体の外部に
配置された前記テーブル載置手段に設けられたマグネッ
トと、前記テーブルの移動を案内するガイド機構を含ん
でいる、リニアモータを用いてテーブル交換を行なう工
作機械。 - 【請求項3】 工作機械本体と前記工作機械本体の外部
に配置されたテーブル載置手段との間で前記テーブルを
受け渡す為のテーブル移動手段としてリニアモータが利
用され、 前記リニアモータが、前記テーブルに設けられたマグネ
ットと、前記工作機械本体及び前記工作機械本体の外部
に配置された前記テーブル載置手段に設けられたスライ
ダと、前記テーブルの移動を案内するガイド機構を含
み、 前記工作機械本体の外部に配置された前記テーブル載置
手段がテーブル交換台である、リニアモータを用いてテ
ーブル交換を行なう工作機械。 - 【請求項4】 工作機械本体と前記工作機械本体の外部
に配置されたテーブル載置手段との間で前記テーブルを
受け渡す為のテーブル移動手段としてリニアモータが利
用され、 前記リニアモータが、前記テーブルに設けられたスライ
ダと、前記工作機械本体及び前記工作機械本体の外部に
配置された前記テーブル載置手段に設けられたマグネッ
トと、前記テーブルの移動を案内するガイド機構を含
み、 前記工作機械本体の外部に配置された前記テーブル載置
手段がテーブル交換台である、リニアモータを用いてテ
ーブル交換を行なう工作機械。 - 【請求項5】 前記テーブル交換台が、複数個のテーブ
ル載置部と、前記複数個のテーブル載置部に工作機械本
体との間で前記各テーブル載置部に対応した前記テーブ
ルの受け渡しを行なう為の複数個の位置を選択的にとら
せる為のテーブル載置部移動手段を備えている、請求項
3に記載されたリニアモータを用いてテーブル交換を行
なう工作機械。 - 【請求項6】 前記テーブル交換台が、複数個のテーブ
ル載置部と、前記複数個のテーブル載置部に工作機械本
体との間で前記各テーブル載置部に対応した前記テーブ
ルの受け渡しを行なう為の複数個の位置を選択的にとら
せる為のテーブル載置部移動手段を備えている、請求項
4に記載されたリニアモータを用いてテーブル交換を行
なう工作機械。 - 【請求項7】 前記テーブル交換台が複数個のテーブル
載置部を備え、前記工作機械本体側には、前記複数個の
テーブル載置部に工作機械本体との間で前記各テーブル
載置部に対応した前記テーブルの受け渡しを行なう為の
複数個の位置を選択的にとらせる為のテーブル載置部移
動手段が備わっている、請求項3に記載されたリニアモ
ータを用いてテーブル交換を行なう工作機械。 - 【請求項8】 前記テーブル交換台が複数個のテーブル
載置部を備え、前記工作機械本体側には、前記複数個の
テーブル載置部に工作機械本体との間で前記各テーブル
載置部に対応した前記テーブルの受け渡しを行なう為の
複数個の位置を選択的にとらせる為のテーブル載置部移
動手段が備わっている、請求項4に記載されたリニアモ
ータを用いてテーブル交換を行なう工作機械。 - 【請求項9】 前記工作機械本体の外部に配置された前
記テーブル載置手段が、前記工作機械とは別の工作機械
本体である請求項1に記載されたリニアモータを用いて
テーブル交換を行なう工作機械。 - 【請求項10】 前記工作機械本体の外部に配置された
前記テーブル載置手段が、前記工作機械とは別の工作機
械本体である請求項2に記載されたリニアモータを用い
てテーブル交換を行なう工作機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14842695A JPH08318440A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | リニアモータを用いてテーブル交換を行なう工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14842695A JPH08318440A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | リニアモータを用いてテーブル交換を行なう工作機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08318440A true JPH08318440A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=15452537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14842695A Withdrawn JPH08318440A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | リニアモータを用いてテーブル交換を行なう工作機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08318440A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102490028A (zh) * | 2011-12-02 | 2012-06-13 | 威海华东重工有限公司 | 工作台交换装置 |
CN102729058A (zh) * | 2012-07-13 | 2012-10-17 | 上海三一精机有限公司 | 一种交换工作站及控制方法及机床 |
CN103506856A (zh) * | 2013-10-11 | 2014-01-15 | 浙江日发精密机械股份有限公司 | 卧式加工中心多工作台自动交换装置 |
CN107309655A (zh) * | 2017-08-22 | 2017-11-03 | 江苏精实数控精密机械有限公司 | 多功能数控三辊定径孔型加工机床及其工作方法 |
CN111266880A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-06-12 | 齐齐哈尔二机床(集团)有限责任公司 | 重型工件双向交换系统 |
-
1995
- 1995-05-24 JP JP14842695A patent/JPH08318440A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102490028A (zh) * | 2011-12-02 | 2012-06-13 | 威海华东重工有限公司 | 工作台交换装置 |
CN102729058A (zh) * | 2012-07-13 | 2012-10-17 | 上海三一精机有限公司 | 一种交换工作站及控制方法及机床 |
CN102729058B (zh) * | 2012-07-13 | 2015-01-14 | 上海三一精机有限公司 | 一种交换工作站及控制方法及机床 |
CN103506856A (zh) * | 2013-10-11 | 2014-01-15 | 浙江日发精密机械股份有限公司 | 卧式加工中心多工作台自动交换装置 |
CN107309655A (zh) * | 2017-08-22 | 2017-11-03 | 江苏精实数控精密机械有限公司 | 多功能数控三辊定径孔型加工机床及其工作方法 |
CN111266880A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-06-12 | 齐齐哈尔二机床(集团)有限责任公司 | 重型工件双向交换系统 |
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