JPH08317244A - 偏向回路 - Google Patents
偏向回路Info
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- JPH08317244A JPH08317244A JP8057032A JP5703296A JPH08317244A JP H08317244 A JPH08317244 A JP H08317244A JP 8057032 A JP8057032 A JP 8057032A JP 5703296 A JP5703296 A JP 5703296A JP H08317244 A JPH08317244 A JP H08317244A
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- deflection
- retrace
- winding
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N3/00—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
- H04N3/10—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
- H04N3/16—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
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- H04N3/22—Circuits for controlling dimensions, shape or centering of picture on screen
- H04N3/23—Distortion correction, e.g. for pincushion distortion correction, S-correction
- H04N3/233—Distortion correction, e.g. for pincushion distortion correction, S-correction using active elements
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- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Details Of Television Scanning (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高電圧回路の負荷の変動による影響が帰線共
振回路に及ぶのを防止して画面上の表示が輝度の変化に
より揺動するのを防止すると共に、輝度の変動に関係な
く偏向電流と同じ位相同期情報をもった帰線パルス電圧
を発生させる。 【解決手段】 偏向巻線LH に結合されていて、これに
偏向周波数の走査電流を流通させるスイッチ手段Q1
と、このスイッチ手段と電源B+ とに結合され、帰線期
間中帰線パルス電圧を発生させる電源インダクタンス手
段W1と、上記偏向巻線と共に第1の帰線共振回路27
を形成する第1の帰線キャパシタCRDと、上記電源イン
ダクタンス手段に結合されていて第2の帰線共振回路3
1を形成する第2の帰線キャパシタCRTとを備え、上記
第1と第2の帰線共振回路は帰線周波数に共振した1個
の共振回路として動作することを特徴とする。
振回路に及ぶのを防止して画面上の表示が輝度の変化に
より揺動するのを防止すると共に、輝度の変動に関係な
く偏向電流と同じ位相同期情報をもった帰線パルス電圧
を発生させる。 【解決手段】 偏向巻線LH に結合されていて、これに
偏向周波数の走査電流を流通させるスイッチ手段Q1
と、このスイッチ手段と電源B+ とに結合され、帰線期
間中帰線パルス電圧を発生させる電源インダクタンス手
段W1と、上記偏向巻線と共に第1の帰線共振回路27
を形成する第1の帰線キャパシタCRDと、上記電源イン
ダクタンス手段に結合されていて第2の帰線共振回路3
1を形成する第2の帰線キャパシタCRTとを備え、上記
第1と第2の帰線共振回路は帰線周波数に共振した1個
の共振回路として動作することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、偏向電流の振幅
が比較的広い範囲にわたって、高電圧の振幅や偏向帰線
時間に実質的に影響を与えること無しに変化または変調
される偏向回路に関するものである。東西(左右)ピン
クッション歪の修正および画像幅の調整などの目的で、
偏向電流の振幅を変調することが望まれている。
が比較的広い範囲にわたって、高電圧の振幅や偏向帰線
時間に実質的に影響を与えること無しに変化または変調
される偏向回路に関するものである。東西(左右)ピン
クッション歪の修正および画像幅の調整などの目的で、
偏向電流の振幅を変調することが望まれている。
【0002】
【従来の技術】周知の偏向回路の欠点は、フライバック
変圧器の2次巻線中の帰線負荷電流が急激に変化したと
きに走査偏向電流が過渡的な妨害を受け易いことであ
る。その様な過渡的妨害は、映像管のスクリーンに明る
い水平および垂直ストリップから成るクロスハッチパタ
ンを表示すると良く見える。
変圧器の2次巻線中の帰線負荷電流が急激に変化したと
きに走査偏向電流が過渡的な妨害を受け易いことであ
る。その様な過渡的妨害は、映像管のスクリーンに明る
い水平および垂直ストリップから成るクロスハッチパタ
ンを表示すると良く見える。
【0003】普通の或るテレビジョン受像機の水平偏向
回路は、水平偏向巻線と各走査期間にこの偏向巻線に偏
向電流を供給する走査キャパシタとを持った出力段を具
えている。この偏向巻線の両端間には帰線期間中帰線キ
ャパシタが結合され、帰線期間中にフライバック変圧器
を介してエネルギが再補充される。フライバック変圧器
の2次巻線の高ビーム電流による高負荷状態は、例えば
クロスハッチパタンの各水平ストリップなどを表示する
過程で発生し、帰線期間中にフライバック変圧器に高負
荷がかかる。この負荷作用によって帰線キャパシタは上
記フライバック変成器を経て僅かに放電し、このため帰
線期間中に帰線キャパシタから走査キャパシタならびに
偏向巻線に転送されるエネルギは減少する(帰線キャパ
シタがフライバック変成器を経て放電することにより該
帰線キャパシタの電荷が減少し、これを補うために走査
キャパシタから偏向巻線を通して上記帰線キャパシタへ
放電電流が流れる、と見ることもできる)。
回路は、水平偏向巻線と各走査期間にこの偏向巻線に偏
向電流を供給する走査キャパシタとを持った出力段を具
えている。この偏向巻線の両端間には帰線期間中帰線キ
ャパシタが結合され、帰線期間中にフライバック変圧器
を介してエネルギが再補充される。フライバック変圧器
の2次巻線の高ビーム電流による高負荷状態は、例えば
クロスハッチパタンの各水平ストリップなどを表示する
過程で発生し、帰線期間中にフライバック変圧器に高負
荷がかかる。この負荷作用によって帰線キャパシタは上
記フライバック変成器を経て僅かに放電し、このため帰
線期間中に帰線キャパシタから走査キャパシタならびに
偏向巻線に転送されるエネルギは減少する(帰線キャパ
シタがフライバック変成器を経て放電することにより該
帰線キャパシタの電荷が減少し、これを補うために走査
キャパシタから偏向巻線を通して上記帰線キャパシタへ
放電電流が流れる、と見ることもできる)。
【0004】このことによってクロスハッチパタンの高
輝度水平ストリップの期間中走査キャパシタ両端間の電
圧が僅かに低下することになる。走査キャパシタの電荷
は、高輝度水平ストリップの下方の低輝度画像部分を表
示する走査線に付帯する帰線期間中に補充される。これ
により、偏向巻線を通して逆方向に小さな電流が流れ
る。走査キャパシタのこの充電電流および放電電流はラ
スタに小さな偏位を生じさせ、偏向巻線走査電流を変調
する低周波振動を生じさせることになる。この低周波数
変調はクロスハッチパタンの各垂直ストリップを、直線
状でなくジグザク状に見えるようにする可能性がある。
このジグザク形は、水平ストリップとの交差点直下のあ
る垂直ストリップに現れる。
輝度水平ストリップの期間中走査キャパシタ両端間の電
圧が僅かに低下することになる。走査キャパシタの電荷
は、高輝度水平ストリップの下方の低輝度画像部分を表
示する走査線に付帯する帰線期間中に補充される。これ
により、偏向巻線を通して逆方向に小さな電流が流れ
る。走査キャパシタのこの充電電流および放電電流はラ
スタに小さな偏位を生じさせ、偏向巻線走査電流を変調
する低周波振動を生じさせることになる。この低周波数
変調はクロスハッチパタンの各垂直ストリップを、直線
状でなくジグザク状に見えるようにする可能性がある。
このジグザク形は、水平ストリップとの交差点直下のあ
る垂直ストリップに現れる。
【0005】この様な歪は、「鼠の歯歪」という名称で
呼ばれることもあり、図2(a)のクロスハッチパタン
に例示されている。この歪は高ビーム電流の過渡的変化
が生じている間およびその直後に発生する。上記のよう
に、「鼠の歯歪」は、高電圧を供給するアルタ回路の要
求するエネルギが急激に増大したとき、低インピーダン
スのエネルギ・フライホイールとして働く偏向回路から
アルタ回路にエネルギが転送され、これによって偏向巻
線を流れる走査電流に変動を生じさせることにより生じ
る。
呼ばれることもあり、図2(a)のクロスハッチパタン
に例示されている。この歪は高ビーム電流の過渡的変化
が生じている間およびその直後に発生する。上記のよう
に、「鼠の歯歪」は、高電圧を供給するアルタ回路の要
求するエネルギが急激に増大したとき、低インピーダン
スのエネルギ・フライホイールとして働く偏向回路から
アルタ回路にエネルギが転送され、これによって偏向巻
線を流れる走査電流に変動を生じさせることにより生じ
る。
【0006】米国特許第442957号(発明者ハファ
ール氏)に対応する1983年11月3日公告の西独O
LS3314470号(特開昭58−191572号、
特許第1612513号に対応)の特許明細書(以下ハ
ファール特許明細書と称す)には、この「鼠の歯歪」を
低減することができる偏向回路が開示されている。この
偏向回路は偏向周波数で動作する可制御スイッチで制御
されるもので、該可制御スイッチは偏向巻線に結合され
ていて、各走査期間中上記偏向巻線に走査電流を流通さ
せる。
ール氏)に対応する1983年11月3日公告の西独O
LS3314470号(特開昭58−191572号、
特許第1612513号に対応)の特許明細書(以下ハ
ファール特許明細書と称す)には、この「鼠の歯歪」を
低減することができる偏向回路が開示されている。この
偏向回路は偏向周波数で動作する可制御スイッチで制御
されるもので、該可制御スイッチは偏向巻線に結合され
ていて、各走査期間中上記偏向巻線に走査電流を流通さ
せる。
【0007】ハファール特許明細書に記載された偏向回
路では、偏向コイルLH 、走査キャパシタCS および帰
線キャパシタCRDよりなる偏向帰線共振回路25と、フ
ライバック変成器Tの1次巻線W1 と第2の帰線キャパ
シタCRTよりなる変成器共振回路(第2の共振回路)3
0とを高インピーダンスのチョークコイルL1により分
離し、高電圧回路の負荷に変動があっても、これによる
影響が偏向帰線共振回路25の走査キャパシタCS 、帰
線キャパシタCRD等に及ぶことがないようにしている。
このことにより、高電圧回路の負荷に大きな変動があっ
ても偏向帰線共振回路中のエネルギに実質的な変動がな
く、走査期間中に「鼠の歯歪」が生ずるのを防止するこ
とができる。
路では、偏向コイルLH 、走査キャパシタCS および帰
線キャパシタCRDよりなる偏向帰線共振回路25と、フ
ライバック変成器Tの1次巻線W1 と第2の帰線キャパ
シタCRTよりなる変成器共振回路(第2の共振回路)3
0とを高インピーダンスのチョークコイルL1により分
離し、高電圧回路の負荷に変動があっても、これによる
影響が偏向帰線共振回路25の走査キャパシタCS 、帰
線キャパシタCRD等に及ぶことがないようにしている。
このことにより、高電圧回路の負荷に大きな変動があっ
ても偏向帰線共振回路中のエネルギに実質的な変動がな
く、走査期間中に「鼠の歯歪」が生ずるのを防止するこ
とができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ハファール特
許明細書に記載の偏向回路では、上記偏向帰線共振回路
25と変成器共振回路(第2の共振回路)30とが全く
別々に共振して異なる持続時間をもったリトレース・パ
ルス電圧を発生するため、高電圧回路の負荷が大きく変
化すると変成器共振回路(第2の共振回路)30が発生
するリトレース・パルスの持続時間が変化し、このリト
レース・パルスを表示装置の他の部分の同期用に使用す
ることができないという問題があった。
許明細書に記載の偏向回路では、上記偏向帰線共振回路
25と変成器共振回路(第2の共振回路)30とが全く
別々に共振して異なる持続時間をもったリトレース・パ
ルス電圧を発生するため、高電圧回路の負荷が大きく変
化すると変成器共振回路(第2の共振回路)30が発生
するリトレース・パルスの持続時間が変化し、このリト
レース・パルスを表示装置の他の部分の同期用に使用す
ることができないという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の偏向回路は、偏
向巻線(LH )に結合され偏向周波数で動作して偏向サ
イクルの走査期間中上記偏向巻線に走査電流を生成する
スイッチ手段(Q1)と、上記スイッチ手段と電源(B
+ )とに結合され上記偏向サイクルの帰線期間中帰線パ
ルス電圧を発生する電源インダクタンス手段(W1)
と、上記偏向サイクルの帰線期間中上記偏向巻線と共に
第1の共振回路(27)を形成する第1の帰線キャパシ
タ(CRD)と、上記電源インダクタンス手段に結合され
ていて第2の共振回路(31)を形成する第2の帰線キ
ャパシタ(CRT)とを有している。本発明の偏向回路で
は、上記第1の共振回路と第2の共振回路の少なくとも
一方の共振周波数は走査電流の帰線周波数よりも低くな
るように設定されており、また上記第1の共振回路と第
2の共振回路は1個の合成共振回路を形成するように上
記第1の帰線キャパシタ(CRD)を共通の共振素子とし
て共有している。上記2個の共振回路は第1の帰線キャ
パシタ(CRD)を共有することにより互に蜜に結合され
て、所要の帰線周波数で共振する1個の合成共振回路を
形成し、高電圧回路の負荷の変動には関係なく偏向巻線
を流れる偏向電流と同じ位相、同期情報をもった帰線パ
ルス電圧を発生することができる。
向巻線(LH )に結合され偏向周波数で動作して偏向サ
イクルの走査期間中上記偏向巻線に走査電流を生成する
スイッチ手段(Q1)と、上記スイッチ手段と電源(B
+ )とに結合され上記偏向サイクルの帰線期間中帰線パ
ルス電圧を発生する電源インダクタンス手段(W1)
と、上記偏向サイクルの帰線期間中上記偏向巻線と共に
第1の共振回路(27)を形成する第1の帰線キャパシ
タ(CRD)と、上記電源インダクタンス手段に結合され
ていて第2の共振回路(31)を形成する第2の帰線キ
ャパシタ(CRT)とを有している。本発明の偏向回路で
は、上記第1の共振回路と第2の共振回路の少なくとも
一方の共振周波数は走査電流の帰線周波数よりも低くな
るように設定されており、また上記第1の共振回路と第
2の共振回路は1個の合成共振回路を形成するように上
記第1の帰線キャパシタ(CRD)を共通の共振素子とし
て共有している。上記2個の共振回路は第1の帰線キャ
パシタ(CRD)を共有することにより互に蜜に結合され
て、所要の帰線周波数で共振する1個の合成共振回路を
形成し、高電圧回路の負荷の変動には関係なく偏向巻線
を流れる偏向電流と同じ位相、同期情報をもった帰線パ
ルス電圧を発生することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明を
詳細に説明する。図1に示すこの発明の一特徴を具体化
した偏向回路100は、例えばフイリップス(Phil
ips)30AX型110度カラー映像管の水平偏向を
行うものである。この図において、端子22と大地間に
生ずる調整された直流電圧B+ 電圧源は、抵抗R1を介
して水平フライバック変圧器T1の1次巻線W1の端子
22aに結合されている。巻線W1の他方の端子は接続
端子23に結合されている。端子22aと大地間にはフ
ィルタ・キャパシタC1が結合されている。調整された
電圧B+ はスイッチ型電源90によって発生される。変
圧器T1の第2巻線W3はダイオードD4を通じてアル
タ電圧Uとビーム電流を供給する。
詳細に説明する。図1に示すこの発明の一特徴を具体化
した偏向回路100は、例えばフイリップス(Phil
ips)30AX型110度カラー映像管の水平偏向を
行うものである。この図において、端子22と大地間に
生ずる調整された直流電圧B+ 電圧源は、抵抗R1を介
して水平フライバック変圧器T1の1次巻線W1の端子
22aに結合されている。巻線W1の他方の端子は接続
端子23に結合されている。端子22aと大地間にはフ
ィルタ・キャパシタC1が結合されている。調整された
電圧B+ はスイッチ型電源90によって発生される。変
圧器T1の第2巻線W3はダイオードD4を通じてアル
タ電圧Uとビーム電流を供給する。
【0011】水平出力トランジスタQ1は、そのベース
を通常の駆動回路および発振器回路50に結合し、コレ
クタ・エミッタ電路を接続端子23と大地間に結合して
いる。トランジスタQ1の上記主電路と並列に2個のダ
イオードD1とD2より成る直列整流器回路が接続され
ている。ダイオードD1の陽極と陰極間には、水平偏向
巻線LH とS字成形用または走査キャパシタCS との直
列回路が結合されている。ダイオードD1の陽極と陰極
間には、偏向帰線キャパシタCRDも結合されており、該
帰線キャパシタCRDは走査キャパシタCS および偏向巻
線LH と共に並列共振回路27を構成している。接続端
子28と大地間には帰線キャパシタCRDに比して小容量
の第2の帰線キャパシタCRTが結合されている。端子2
8と大地との間には、またチョークL1と、スイッチン
グ・トランジスタQ5を含む可制御スイッチ型電流回路
25とが結合されている。チョークL1のインダクタン
スは偏向巻線LH のインダクタンスよりも実質的に大き
い。
を通常の駆動回路および発振器回路50に結合し、コレ
クタ・エミッタ電路を接続端子23と大地間に結合して
いる。トランジスタQ1の上記主電路と並列に2個のダ
イオードD1とD2より成る直列整流器回路が接続され
ている。ダイオードD1の陽極と陰極間には、水平偏向
巻線LH とS字成形用または走査キャパシタCS との直
列回路が結合されている。ダイオードD1の陽極と陰極
間には、偏向帰線キャパシタCRDも結合されており、該
帰線キャパシタCRDは走査キャパシタCS および偏向巻
線LH と共に並列共振回路27を構成している。接続端
子28と大地間には帰線キャパシタCRDに比して小容量
の第2の帰線キャパシタCRTが結合されている。端子2
8と大地との間には、またチョークL1と、スイッチン
グ・トランジスタQ5を含む可制御スイッチ型電流回路
25とが結合されている。チョークL1のインダクタン
スは偏向巻線LH のインダクタンスよりも実質的に大き
い。
【0012】走査期間中は、変成器T1の1次巻線W
1、トランジスタQ1、ダイオードD1とD2、走査キ
ャパシタCS およびインダクタLH を含む回路は、普通
の周知の偏向回路として動作する。トランジスタQ1の
スイッチングの同期は、後述するように、例えばフライ
バック変圧器T1の2次巻線W4から供給される水平同
期パルスHS の位相情報から得られる。
1、トランジスタQ1、ダイオードD1とD2、走査キ
ャパシタCS およびインダクタLH を含む回路は、普通
の周知の偏向回路として動作する。トランジスタQ1の
スイッチングの同期は、後述するように、例えばフライ
バック変圧器T1の2次巻線W4から供給される水平同
期パルスHS の位相情報から得られる。
【0013】帰線期間中は、チョークL1 を介して流れ
るシンク電流i1 によって帰線キャパシタCRDに電荷が
付加される。例えば、全帰線期間中における積分値∫i
・dtが大きくなれば、帰線キャパシタCRD両端間の電
圧V4は高くなる。走査期間中に偏向巻線LH を通して
流れるピーク偏向電流iy が、帰線期間の中心における
帰線キャパシタCRD両端間のピーク電圧V4に直接関係
することに注意すべきである。電流i1 を垂直周波数で
変調すると、スイッチ型電流回路25は水平走査電流に
対して東西ピンクッション修正を加えることができる。
るシンク電流i1 によって帰線キャパシタCRDに電荷が
付加される。例えば、全帰線期間中における積分値∫i
・dtが大きくなれば、帰線キャパシタCRD両端間の電
圧V4は高くなる。走査期間中に偏向巻線LH を通して
流れるピーク偏向電流iy が、帰線期間の中心における
帰線キャパシタCRD両端間のピーク電圧V4に直接関係
することに注意すべきである。電流i1 を垂直周波数で
変調すると、スイッチ型電流回路25は水平走査電流に
対して東西ピンクッション修正を加えることができる。
【0014】この可制御スイッチ型電流回路25中の制
御回路は、差動対をなすトランジスタQ2とQ3を有
し、これらのトランジスタQ2、Q3の各エミッタは抵
抗R9の端子41に接続されている。抵抗R9の他方の
端子は電圧源V+に結合されており、該抵抗R9を流れ
る電流i2 は、トランジスタQ2とQ3の各ベースに生
ずる電圧V6とV5の差に応じて、それぞれトランジス
タQ2とQ3とに分流する。
御回路は、差動対をなすトランジスタQ2とQ3を有
し、これらのトランジスタQ2、Q3の各エミッタは抵
抗R9の端子41に接続されている。抵抗R9の他方の
端子は電圧源V+に結合されており、該抵抗R9を流れ
る電流i2 は、トランジスタQ2とQ3の各ベースに生
ずる電圧V6とV5の差に応じて、それぞれトランジス
タQ2とQ3とに分流する。
【0015】トランジスタQ2のコレクタ電流は、反転
駆動トランジスタQ4を介して回路25中の共通エミッ
タ型で動作するスイッチング・トランジスタQ5を制御
する。トランジスタQ5のコレクタは、チョークL1
の、共振回路27から遠い側の端子29に結合されてい
る。従ってトランジスタQ5は、電圧V6とV5間の差
の大きさに応じてオフおよびオンの状態にそれぞれスイ
ッチされる。チョークL1の端子29は、また、ダイオ
ードD3を介して端子22aに接続されており、この端
子22aはほぼB+ 電位にある。ダイオードD3の極性
は、トランジスタQ5がオフ状態にされたとき、チョー
クL1を流れる電流i1 を流して、端子29における電
圧V3をその時キャパシタC1の両端間にある電圧にク
ランプするように、選ばれている。逆に、トランジスタ
Q5がオン状態になると、電流i1はトランジスタQ5
を通して大地へ流れて電圧V3をほぼ大地電位にする。
駆動トランジスタQ4を介して回路25中の共通エミッ
タ型で動作するスイッチング・トランジスタQ5を制御
する。トランジスタQ5のコレクタは、チョークL1
の、共振回路27から遠い側の端子29に結合されてい
る。従ってトランジスタQ5は、電圧V6とV5間の差
の大きさに応じてオフおよびオンの状態にそれぞれスイ
ッチされる。チョークL1の端子29は、また、ダイオ
ードD3を介して端子22aに接続されており、この端
子22aはほぼB+ 電位にある。ダイオードD3の極性
は、トランジスタQ5がオフ状態にされたとき、チョー
クL1を流れる電流i1 を流して、端子29における電
圧V3をその時キャパシタC1の両端間にある電圧にク
ランプするように、選ばれている。逆に、トランジスタ
Q5がオン状態になると、電流i1はトランジスタQ5
を通して大地へ流れて電圧V3をほぼ大地電位にする。
【0016】フライバック変圧器T1の2次巻線W2の
両端間に生ずる水平帰線パルスHPは、抵抗R2を経て
抵抗R3とキャパシタC2との直列回路に供給され、さ
らにトランジスタQ2のベースに結合される。普通の垂
直偏向回路32によって生成された垂直鋸歯状波に重畳
されたパラボラ形の垂直周波数信号VS が、抵抗R6、
R5およびキャパシタC3の直列ラスタ制御回路を通し
てトランジスタQ2のベースに結合される。こうして、
トランジスタQ2のベースは電圧加算接続点として働
く。
両端間に生ずる水平帰線パルスHPは、抵抗R2を経て
抵抗R3とキャパシタC2との直列回路に供給され、さ
らにトランジスタQ2のベースに結合される。普通の垂
直偏向回路32によって生成された垂直鋸歯状波に重畳
されたパラボラ形の垂直周波数信号VS が、抵抗R6、
R5およびキャパシタC3の直列ラスタ制御回路を通し
てトランジスタQ2のベースに結合される。こうして、
トランジスタQ2のベースは電圧加算接続点として働
く。
【0017】垂直偏向回路32のサンプリング抵抗RS
の両端間の垂直鋸歯状電圧V9は垂直周波数の鋸歯状成
分を持っている。電圧V9は、抵抗RS と並列接続され
た梯形(trapeze)制御抵抗R13を通して抵抗
12の一方の端子に加えられる。抵抗R12の他方の端
子はトランジスタQ3のベースに結合されている。梯形
制御抵抗R13は、共通モード除去作用によってトラン
ジスタQ2のベースの垂直鋸歯状部分を消去するように
調整される。トランジスタQ3のベースにおけるバイア
ス電圧レベルV5は、可変抵抗R10と固定抵抗R11
との直列構成によって制御される。抵抗R10とR11
のこの直列構成は電圧源V+とトランジスタQ3のベー
スとの間に挿入されている。
の両端間の垂直鋸歯状電圧V9は垂直周波数の鋸歯状成
分を持っている。電圧V9は、抵抗RS と並列接続され
た梯形(trapeze)制御抵抗R13を通して抵抗
12の一方の端子に加えられる。抵抗R12の他方の端
子はトランジスタQ3のベースに結合されている。梯形
制御抵抗R13は、共通モード除去作用によってトラン
ジスタQ2のベースの垂直鋸歯状部分を消去するように
調整される。トランジスタQ3のベースにおけるバイア
ス電圧レベルV5は、可変抵抗R10と固定抵抗R11
との直列構成によって制御される。抵抗R10とR11
のこの直列構成は電圧源V+とトランジスタQ3のベー
スとの間に挿入されている。
【0018】チョークL1の端子28と大地間の電圧V
2も抵抗R4を介してトランジスタQ2のベースに結合
されて、偏向回路100の動作を安定させる帰還作用を
行う。すなわち、トランジスタQ2のベースに結合され
たキャパシタC2と抵抗R3は電圧V2のパルスを積分
して(後述する)垂直周波数パラボラ波形の帰還作用を
行う。電圧V6とV5との間の差は、各水平走査期間
中、陰極線管スクリーン中の走査ビームの垂直位置に従
って、トランジスタQ5がオフ状態にされる期間を変調
する。
2も抵抗R4を介してトランジスタQ2のベースに結合
されて、偏向回路100の動作を安定させる帰還作用を
行う。すなわち、トランジスタQ2のベースに結合され
たキャパシタC2と抵抗R3は電圧V2のパルスを積分
して(後述する)垂直周波数パラボラ波形の帰還作用を
行う。電圧V6とV5との間の差は、各水平走査期間
中、陰極線管スクリーン中の走査ビームの垂直位置に従
って、トランジスタQ5がオフ状態にされる期間を変調
する。
【0019】各水平走査期間中、電流i1 がダイオード
D2、チョークL1およびトランジスタQ5を通して、
制御可能なある時点でトランジスタQ5がオフ状態にさ
れるまで、大地に流れる。トランジスタQ5がオフ状態
になると電流i1 はダイオードD3を通って流れる。こ
れで、走査期間の残りの期間中電流i1 はゆっくりと減
少する。帰線期間中、電流i1 は増加する。帰線期間
中、チョークL1のインピーダンスは偏向巻線LH のイ
ンピーダンスに比べて大きく、また第2の帰線キャパシ
タCRTの容量値は第1の帰線キャパシタCRDの容量値に
比して小さいので、帰線共振回路27と1次巻線W1の
間にはその巻線中の負荷の変動に関係する高周波数電流
に対して取り上げる程の結合は存在しない。
D2、チョークL1およびトランジスタQ5を通して、
制御可能なある時点でトランジスタQ5がオフ状態にさ
れるまで、大地に流れる。トランジスタQ5がオフ状態
になると電流i1 はダイオードD3を通って流れる。こ
れで、走査期間の残りの期間中電流i1 はゆっくりと減
少する。帰線期間中、電流i1 は増加する。帰線期間
中、チョークL1のインピーダンスは偏向巻線LH のイ
ンピーダンスに比べて大きく、また第2の帰線キャパシ
タCRTの容量値は第1の帰線キャパシタCRDの容量値に
比して小さいので、帰線共振回路27と1次巻線W1の
間にはその巻線中の負荷の変動に関係する高周波数電流
に対して取り上げる程の結合は存在しない。
【0020】チョークL1はその様な電流に対する低イ
ンピーダンス通路を形成しないから、鼠の歯歪は前記ハ
ファール特許明細書中に詳しく説明されている様な形で
除かれるか充分低減される。図2(a)は従来の或る回
路を使用してクロスハッチパタンを表示した場合に生ず
る鼠の歯歪を例示している。図2(b)は、図1の偏向
回路100を使用したときに得られる様な、鼠の歯歪の
無いクロスハッチパタンを示している。
ンピーダンス通路を形成しないから、鼠の歯歪は前記ハ
ファール特許明細書中に詳しく説明されている様な形で
除かれるか充分低減される。図2(a)は従来の或る回
路を使用してクロスハッチパタンを表示した場合に生ず
る鼠の歯歪を例示している。図2(b)は、図1の偏向
回路100を使用したときに得られる様な、鼠の歯歪の
無いクロスハッチパタンを示している。
【0021】図4は、帰線期間中における図1の偏向回
路100の等価回路を示している。1次巻線W1と帰線
キャパシタCRTおよびCRDは、水平帰線周波数よりも低
い共振周波数をもつ直列共振回路31を構成している。
帰線キャパシタCRDと偏向巻線LH は、上記と同じく水
平帰線周波数よりも低い共振周波数を持つ並列帰線共振
回路27を形成している。従って、共振回路31、27
は帰線キャパシタCRDを共通の共振素子として共有して
いる。しかし、この直列および並列両共振回路を組合せ
て形成される回路は帰線周波数に同調している。1次巻
線W1内のこの帰線パルス電圧は、偏向巻線LH 中の帰
線パルス電圧中に含まれている同期情報と同じ同期情報
を含んでいる。
路100の等価回路を示している。1次巻線W1と帰線
キャパシタCRTおよびCRDは、水平帰線周波数よりも低
い共振周波数をもつ直列共振回路31を構成している。
帰線キャパシタCRDと偏向巻線LH は、上記と同じく水
平帰線周波数よりも低い共振周波数を持つ並列帰線共振
回路27を形成している。従って、共振回路31、27
は帰線キャパシタCRDを共通の共振素子として共有して
いる。しかし、この直列および並列両共振回路を組合せ
て形成される回路は帰線周波数に同調している。1次巻
線W1内のこの帰線パルス電圧は、偏向巻線LH 中の帰
線パルス電圧中に含まれている同期情報と同じ同期情報
を含んでいる。
【0022】既述のように、図1の変圧器T1の2次巻
線W4は、例えば、水平同期パルスHS を供給する。各
水平同期パルスHS は、偏向巻線LH 中の帰線期間を表
している。水平同期パルスHS が駆動回路および発振器
回路50に供給されてそれに同期情報を与える。水平同
期パルスHS 中に含まれている同期情報は偏向巻線LH
中の電流iy の位相を表している。この情報は、例え
ば、図1には示されていないがテレビジョン信号の水平
同期パルスと協同して、トランジスタQ1のベースを駆
動する発振器信号の位相を調整するために使用し得る。
線W4は、例えば、水平同期パルスHS を供給する。各
水平同期パルスHS は、偏向巻線LH 中の帰線期間を表
している。水平同期パルスHS が駆動回路および発振器
回路50に供給されてそれに同期情報を与える。水平同
期パルスHS 中に含まれている同期情報は偏向巻線LH
中の電流iy の位相を表している。この情報は、例え
ば、図1には示されていないがテレビジョン信号の水平
同期パルスと協同して、トランジスタQ1のベースを駆
動する発振器信号の位相を調整するために使用し得る。
【0023】変圧器T1の1次巻線W1と帰線共振回路
27との間の結合は帰線キャパシタCRDとCRTを含む容
量性分圧器を介して行われている。1次巻線W1と共振
回路27の間に直列結合された帰線キャパシタCRTは、
ビーム電流の突然の増加という様な急激な帰線電流負荷
による帰線キャパシタCRDの放電を阻止する。偏向帰線
共振回路27とフライバック変圧器巻線W1との間に別
の電流通路を形成する高インピーダンスチョークL1は
帰線共振回路27と変圧器T1を通しての急速なエネル
ギ転送を防止する。従って、図1の偏向回路100を使
用すれば鼠の歯歪は大幅に低減する。
27との間の結合は帰線キャパシタCRDとCRTを含む容
量性分圧器を介して行われている。1次巻線W1と共振
回路27の間に直列結合された帰線キャパシタCRTは、
ビーム電流の突然の増加という様な急激な帰線電流負荷
による帰線キャパシタCRDの放電を阻止する。偏向帰線
共振回路27とフライバック変圧器巻線W1との間に別
の電流通路を形成する高インピーダンスチョークL1は
帰線共振回路27と変圧器T1を通しての急速なエネル
ギ転送を防止する。従って、図1の偏向回路100を使
用すれば鼠の歯歪は大幅に低減する。
【0024】図3には、この発明の特徴を具体化したま
た別の偏向回路101が示されている。図3の偏向回路
101は図1の偏向回路100とほぼ同様なものであ
る。図3の偏向回路101を使用すれば、鼠の歯歪は前
述と同様に大幅に減少する。図1と図3において同じ図
形および記号は同様な物または機能を示している。
た別の偏向回路101が示されている。図3の偏向回路
101は図1の偏向回路100とほぼ同様なものであ
る。図3の偏向回路101を使用すれば、鼠の歯歪は前
述と同様に大幅に減少する。図1と図3において同じ図
形および記号は同様な物または機能を示している。
【0025】図3の偏向回路101では、高インピーダ
ンスのチョークL1の端子29と大地との間にトランジ
スタQ6と制御ブロック70とからなる制御可能な電流
回路125が結合されており、該電流回路125を流れ
る垂直周波数で変調された電流によりラスタの東西ピン
クッション歪を修正する。具体的には、電流回路125
は上記端子29と大地との間に結合されたキャパシタC
C を含み、コレクタが上記端子29に結合されたトラン
ジスタQ6がチョークL1を流れる電流i1 の平均値に
等しい電流を引出す。また、トランジスタQ6は制御ブ
ロック70によって制御されて所謂A級増幅器のように
動作し、常に導通状態を維持しつつその導通レベルを変
化させて垂直周波数で変調されたパラボラ波形をもった
コレクタ電流を流通させる。これによってラスタの東西
ピンクッション歪を修正することができる。端子29か
ら供給される帰還路電圧はラスタ修正とラスタ幅とを安
定化させる。
ンスのチョークL1の端子29と大地との間にトランジ
スタQ6と制御ブロック70とからなる制御可能な電流
回路125が結合されており、該電流回路125を流れ
る垂直周波数で変調された電流によりラスタの東西ピン
クッション歪を修正する。具体的には、電流回路125
は上記端子29と大地との間に結合されたキャパシタC
C を含み、コレクタが上記端子29に結合されたトラン
ジスタQ6がチョークL1を流れる電流i1 の平均値に
等しい電流を引出す。また、トランジスタQ6は制御ブ
ロック70によって制御されて所謂A級増幅器のように
動作し、常に導通状態を維持しつつその導通レベルを変
化させて垂直周波数で変調されたパラボラ波形をもった
コレクタ電流を流通させる。これによってラスタの東西
ピンクッション歪を修正することができる。端子29か
ら供給される帰還路電圧はラスタ修正とラスタ幅とを安
定化させる。
【0026】上記のようにトランジスタQ6はA級増幅
器のように動作することから図3の偏向回路101で使
用される制御可能な電流回路125はA級モードで動作
する電流回路と称される。図1の偏向回路100におけ
る電流回路25と図3の偏向回路101における電流回
路125は互換可能である。
器のように動作することから図3の偏向回路101で使
用される制御可能な電流回路125はA級モードで動作
する電流回路と称される。図1の偏向回路100におけ
る電流回路25と図3の偏向回路101における電流回
路125は互換可能である。
【0027】図3に示す偏向回路においても、端子28
と29間に高インピーダンスのチョークL1が接続され
ており、また第2の帰線キャパシタCRTとして第1の帰
線キャパシタCRDの容量値に比して小さい容量値のもの
が使用されているから、図1の偏向回路と同様に帰線期
間中に偏向帰線共振回路27を1次巻線W1から高周波
的に分離することができる。これによって1次巻線W1
にかかる負荷の変動が偏向帰線共振回路27に反映され
るのが防止され、鼠の歯歪が生ずるのが防止される。
と29間に高インピーダンスのチョークL1が接続され
ており、また第2の帰線キャパシタCRTとして第1の帰
線キャパシタCRDの容量値に比して小さい容量値のもの
が使用されているから、図1の偏向回路と同様に帰線期
間中に偏向帰線共振回路27を1次巻線W1から高周波
的に分離することができる。これによって1次巻線W1
にかかる負荷の変動が偏向帰線共振回路27に反映され
るのが防止され、鼠の歯歪が生ずるのが防止される。
【0028】図5は、偏向回路101の帰線パルス電圧
V1の波形を例示している。図5は、また、破線および
実線でそれぞれ例示された頂部/底部および中央走査に
対する帰線キャパシタCRT両端間の帰線電圧V2を示し
ている。
V1の波形を例示している。図5は、また、破線および
実線でそれぞれ例示された頂部/底部および中央走査に
対する帰線キャパシタCRT両端間の帰線電圧V2を示し
ている。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の偏向回路
によれば、高電圧回路の負荷の変動による影響が帰線共
振回路に及ぶのを防止して、画面上に高輝度の水平スト
リップが表示された直後に図2(a)に示されるような
鼠の歯歪と称される画面の細かい揺動が生ずるのが防止
され、また2個の帰線共振回路27、31が第1の帰線
キャパシタCRDを共有することにより所要の帰線周波数
で共振する1個の共振回路として動作し、これによって
偏向巻線LH を流れる偏向電流と同じ位相、同期情報を
もった帰線パルス電圧を発生させることができる。
によれば、高電圧回路の負荷の変動による影響が帰線共
振回路に及ぶのを防止して、画面上に高輝度の水平スト
リップが表示された直後に図2(a)に示されるような
鼠の歯歪と称される画面の細かい揺動が生ずるのが防止
され、また2個の帰線共振回路27、31が第1の帰線
キャパシタCRDを共有することにより所要の帰線周波数
で共振する1個の共振回路として動作し、これによって
偏向巻線LH を流れる偏向電流と同じ位相、同期情報を
もった帰線パルス電圧を発生させることができる。
【図1】制御可能なスイッチを有するこの発明を実施し
た偏向回路の一例を示す図である。
た偏向回路の一例を示す図である。
【図2】(a)は鼠の歯歪を有するクロスハッチパタン
を例示する図であり、(b)は鼠の歯歪を含まないクロ
スハッチパタンを例示する図である。
を例示する図であり、(b)は鼠の歯歪を含まないクロ
スハッチパタンを例示する図である。
【図3】A級モードで動作する電流回路を含むこの発明
を実施した偏向回路の他の例を示す図である。
を実施した偏向回路の他の例を示す図である。
【図4】図1および図3の偏向回路の電気的等価回路を
示す図である。
示す図である。
【図5】図3の回路の動作説明に都合のよい、帰線パル
ス電圧V1 、頂部/底部走査および中央部走査時のキャ
パシタCRTの両端間に発生する電圧V2 の波形を示す図
である。
ス電圧V1 、頂部/底部走査および中央部走査時のキャ
パシタCRTの両端間に発生する電圧V2 の波形を示す図
である。
LH 偏向巻線 Q1 スイッチ手段 B+ 電源 W1 電源インダクタンス手段 CRD 第1の帰線キャパシタ CRT 第2の帰線キャパシタ 27 第1の共振回路 31 第2の共振回路
Claims (1)
- 【請求項1】 偏向巻線と、該偏向巻線に結合され偏向
周波数で動作して偏向サイクルの走査期間中上記偏向巻
線に走査電流を生成するスイッチ手段と、電源と、上記
スイッチ手段と上記電源とに結合され上記偏向サイクル
の帰線期間中帰線パルス電圧を発生する電源インダクタ
ンス手段と、上記偏向サイクルの帰線期間中上記偏向巻
線と共に第1の共振回路である帰線共振回路を形成する
第1の帰線キャパシタと、上記電源インダクタンス手段
に結合された帰線期間中付勢される負荷回路と、上記電
源インダクタンス手段に結合されていて第2の共振回路
を形成する第2の帰線キャパシタと、からなり、 上記第1の共振回路と第2の共振回路は合成共振回路を
形成するように共通の共振素子を共有しており、上記第
1の共振回路と第2の共振回路の少なくとも一方の共振
周波数は走査電流の帰線周波数よりも低くなるように設
定されている、偏向回路。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB8331283 | 1983-11-23 | ||
GB838331283A GB8331283D0 (en) | 1983-11-23 | 1983-11-23 | E-w correction by yoke sink current control |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59247900A Division JP2556305B2 (ja) | 1983-11-23 | 1984-11-22 | 偏向回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08317244A true JPH08317244A (ja) | 1996-11-29 |
JP2868454B2 JP2868454B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=10552238
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59247900A Expired - Lifetime JP2556305B2 (ja) | 1983-11-23 | 1984-11-22 | 偏向回路 |
JP8057032A Expired - Lifetime JP2868454B2 (ja) | 1983-11-23 | 1996-02-21 | 偏向回路 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59247900A Expired - Lifetime JP2556305B2 (ja) | 1983-11-23 | 1984-11-22 | 偏向回路 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4634937A (ja) |
JP (2) | JP2556305B2 (ja) |
KR (1) | KR920007154B1 (ja) |
DE (1) | DE3442819A1 (ja) |
DK (1) | DK165093C (ja) |
FI (1) | FI78588C (ja) |
FR (1) | FR2555386B1 (ja) |
GB (3) | GB8331283D0 (ja) |
HK (1) | HK41193A (ja) |
IT (1) | IT1206470B (ja) |
SE (1) | SE501700C2 (ja) |
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BR112014015058A2 (pt) | 2011-12-22 | 2017-06-13 | 3M Innovative Properties Co | meio de filtração que compreende um particulado contendo metal |
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-
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