JPH08312964A - 卓上こんろ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は電気調理器に関し、詳しくは一般
にカセットこんろと言われている携帯用ガスボンベ式卓
上こんろと電気ヒータを合体したものである。 【構成】携帯用ガスボンベをこんろの一部に装着しバー
ナー部で炎を発生させて料理をするカセットこんろの、
そのカセットこんろのバーナー部の周辺に電気ヒータを
設けた卓上こんろ。 【効果】 電気ヒータ加熱は火力が弱いし、携帯用ガス
ボンベ式こんろはボンベ容量に限界があり一定時間でボ
ンベが空になるという双方の欠点を電気ヒータ加熱とガ
スこんろを合体することで補うことが出来た。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は電気調理器に関し、詳
しくは一般にカセットこんろと言われている携帯用ガス
ボンベ式卓上こんろと電気ヒータを合体したものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来より、卓上の調理器具としては 電気ヒータ加熱による電気鍋及びホットプレート 電子レンジ 電磁加熱 携帯用ガスボンベ式こんろ があるが、操作性、安全性から の電気ヒータ加熱が
好ましい。しかし一般家庭の電気配線の制限から、電気
容量の制限が１２００〓前後となり、の携帯用ガスボ
ンベ式こんろに比べて火力が弱かった。一方、の電
子レンジ及び電磁加熱は電気加熱の一つであるが、ヒー
タ部分が露出してしていない方式であり、操作性、安全
性の面からの電気ヒータ加熱よりさらに好ましいが装
置が複雑で大型になり携帯に不便であった。一方、の
携帯用ガスボンベ式こんろは、ガスボンベを必要とする
携帯性のよい調理器具であるが、ボンベ容量に限界があ
り、一定時間でボンベが空になり、タンク交換という作
業及び交換用タンクを常に用意しておかなければならな
いという煩わしさがあった。この様に、携帯用ガスボン
ベ式こんろと電気ヒータ加熱による電気鍋及びホットプ
レートは、その性能の差から使用の住分けがされてい
た。しかし、電気鍋及びホットプレートは、その消費電
力の限界から最近、電気鍋及びホットプレートの鍋部分
を本体部分から外してガスこんろであらかじめ前料理を
して、その後その鍋を食卓にて、鍋部分と本体部分を合
体して電気ヒータで料理を加熱する方式がでてきた。し
かし、その方式は、ガスこんろと電気ヒータ加熱との間
を行ったり来たりしなければならず、煩わしかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
の調理器具の中からとの加熱方式の問題点を解決す
るために、電気ヒータ加熱による電気鍋及びホットプレ
ートと携帯用ガスボンベ式こんろを合体することを思い
付いたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、携帯用ガスボンベをこんろの一部に装着し、
そのこんろのバーナー部で炎を発生させて料理するカセ
ットこんろの、そのカセットこんろのバーナー部の周辺
に電気ヒータを設けたものである。さらに好ましくは、
カセットこんろのバーナー部の周辺に設けた電気ヒータ
と、その電気ヒータに接合したドーナツ状の平板からな
る卓上こんろである。

【０００５】

【作用】本発明の上記構成によると、携帯用ガスボンベ
をこんろの一部に装着し、バーナー部で炎を発生させて
料理するカセットこんろの、そのカセットこんろのバー
ナー部の周辺に電気ヒータを設けたので、料理の初めは
ガスで行い、料理に火が通ったら、電気ヒータに換えて
料理を続行するものである。

【０００６】

【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図１は本発明を示した斜視図である。本発明のこん
ろは、一般に携帯用ガスボンベ式こんろと言われている
卓上こんろ２上に略円輪状むに形成した電気ヒータ４を
卓上こんろ２の上面に設置したごとく３で保持するごと
くを設け、その電気ヒータ４を通電制御するコントロー
ラ部５を、卓上こんろ２内のガスボンベ６からなるべく
離れた部分に設けたものである。コントローラ部には温
度調節つまみを設け、温度感知部８で検知した温度が温
度調節つまみで設定した温度になるようにコントローラ
部で制御するものである。尚、コントローラ部には電源
コードが設けてあり、１００Ｖの電源を取り込むもので
ある。次に、図２〜図３で本発明の卓上こんろの略断面
図を示して使用状態を説明する。図２はガスバーナ１が
点火され電気ヒータ４がＯＦＦした状態を示している。
これにより、ごとく３上に載置した鍋１１は、微妙な温
度制御可能な電気ヒータ４の熱により鍋１１を一定温度
に制御することができる。図３は、電気ヒータ４の上面
にドーナツ状の平板１０を電気ヒータに接合して設け、
ガスバーナ１がＯＦＦし、電気ヒータ４をＯＮしたもの
である。この構造にすることで、電気ヒータの熱をドー
ナツ状の平板が拡散するので、鍋１１を効率よく温める
ことが出来る。

【０００７】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば電気ヒータ加熱は火力が弱いし、携帯用ガスボ
ンベ式こんろはボンベ容量に限界があり一定時間でボン
ベが空になるという双方の欠点を電気ヒータ加熱とガス
こんろを合体することで補うことが出来た。即ち、料理
の最初はガスにより火力が強くなり、料理材料に火がよ
く入り煮炊きが早く出来る。そして保温にはいると微妙
な火力調節の出来る電気ヒータを利用するものである。
これにより、電気の利点とガスの利点を組み合わせた安
全な調理器が出来た。またガスは必要以上に使用しない
のでボンベを頻繁に交換することなく、また火力が弱い
という心配もなくなった。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の斜視図

【図２】 本発明の卓上こんろの略断面図を示して使
用状態図

【図３】 本発明の卓上こんろの略断面図を示して使
用状態図

【記号の説明】

１ ガスバーナ ２ 機体 ３ ごとく ４ 電気ヒータ ５ コントローラ ６ ガスボンベ ７ 温度調節つまみ ８ 温度感知部 ９ 電源コード １０ ドーナツ状の平板

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 携帯用ガスボンベをこんろの一部に装着
   しバーナー部で炎を発生させて料理をするカセットこん
   ろの、そのカセットこんろのバーナー部の周辺に電気ヒ
   ータを設けた卓上こんろ。
2. 【請求項２】 カセットこんろのバーナー部の周辺に設
   けた電気ヒータと、その電気ヒータに接合したドーナツ
   状の平板からなる卓上こんろ。