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JPH08311527A - 真空精錬容器 - Google Patents

真空精錬容器

Info

Publication number
JPH08311527A
JPH08311527A JP13737495A JP13737495A JPH08311527A JP H08311527 A JPH08311527 A JP H08311527A JP 13737495 A JP13737495 A JP 13737495A JP 13737495 A JP13737495 A JP 13737495A JP H08311527 A JPH08311527 A JP H08311527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lance
insertion port
vacuum refining
lance insertion
inserting hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13737495A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadakimi Suzuki
忠公 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP13737495A priority Critical patent/JPH08311527A/ja
Publication of JPH08311527A publication Critical patent/JPH08311527A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 RH真空脱ガス等に使用される真空精錬容器
において、ランス挿入口から容器内の熱気が吹出すのを
防止する。 【構成】 天壁2部に開設されたランス挿入口1の上部
にランス4との隙間を密封する環状のシール装置25ま
たは該ランス挿入口1を密閉する盲蓋60を取替可能に
設けた真空精錬容器において、ランス挿入口1の内周に
ランス4を囲撓する環状ヘッダ9を形成し、該環状ヘッ
ダ9にスリット状に一連に開口する吹出口11を内向下
傾状に開設し、前記シール装置25と盲蓋60とを取替
える際に該吹出口11からシールガスを吹出させること
により該ランス挿入口1内に逆円錐状のガスカーテンが
形成されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、RH真空脱ガス等に使
用される真空精錬容器に関し、さらに詳しくはそのラン
ス挿入口から容器内の熱気が立上るのを防止する構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えばRH真空脱ガスによるステンレス
鋼の脱炭精錬においては、真空精錬容器内にランスを挿
入して該容器内の溶鋼に酸素を吹付けると共に該容器内
を真空に保って脱炭が行なわれる。ところでこの真空精
錬容器のランス挿入口には、ランスの外周面との隙間を
密封するために従来から環状のシール装置が設けられて
いる。また、実公平6−38108号公報では、ランス
挿入口に飛散溶鋼(スプラッシュ)が付着するのを防止
するためにガス吹出ノズルを設けた真空精錬容器が開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記シール
装置はランスを使用しない場合は盲蓋に取替えて該ラン
ス挿入口を密閉することにより、容器内に外気が侵入す
るのを防ぐようにしているが、その取替時には容器内の
高温度のガスがドラフト効果により該ランス挿入口から
猛烈に吹出すためにその取替作業は非常に危険を伴うも
のであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような取替
作業に伴う危険な熱風のランス挿入口からの吹出しを防
止しようとするものである。そのために本発明は、天壁
部に開設されたランス挿入口の上部にランスとの隙間を
密封する環状のシール装置または該ランス挿入口を密閉
する盲蓋を取替可能に設けた真空精錬容器において、ラ
ンス挿入口の内周にランスを囲撓する環状ヘッダを形成
し、該環状ヘッダにスリット状に一連に開口する吹出口
を内向下傾状に開設し、前記シール装置と盲蓋とを取替
える際に該吹出口からシールガスを吹出させることによ
り該ランス挿入口内に逆円錐状のガスカーテンが形成さ
れるようにしたことを特徴とする。
【0005】
【作用】逆円錐形のガスカーテンは該ランス挿入口から
立上ろうとする熱風を強力に抑えることができると共
に、該吹出口がスリット状の一連のものであるので、該
ランス挿入口を隙間なく被うことができ、熱風を洩れな
く抑えることができる。
【0006】
【実施例】次に図面と共に本発明の一実施例を説明す
る。図1〜4に示したように、1は真空精錬容器の天壁
2に開設された円筒状のランス挿入口、3は該ランス挿
入口1の外周に形成された水冷ジャケットである。4は
該ランス挿入口1に挿入されるランスである。ランス挿
入口1の上端部に形成されたフランジ5上には環状体6
が重合され、該環状体6の内周には一体にリム7が形成
され該リム7に環状板8を重合することによりランス挿
入口1の内周にランス4を囲撓する環状ヘッダ9を一体
に形成している。なお、10は環状ヘッダ9と連通する
よう該環状体6に形成された給ガス口である。また、リ
ム7と環状板8の内周部とは一連にスリット状に開口し
ていて該環状ヘッダ9の内周に内向下傾状の吹出口11
が形成される。(図2参照)。12はランス挿入口1の
外周縁部に軸受片13により外方に傾倒可能に支持され
た締付ボルト、15はそのナットである。なお、フラン
ジ5および環状体6の外周縁には該締付ボルト12が遊
嵌し得る切欠16,17が形成されている。
【0007】さらにランス挿入口1の外周縁部には、図
3,図4に示したように天壁2上に形成した台20によ
り支軸21を垂直に固設して該支軸21に軸受部22を
外嵌することでアーム24を水平面内で旋回自在なるよ
うに支持し、該アーム24の先端に環状のシール装置2
5を設けている。なお26は支軸21の周囲に設けられ
た軸受メタルである。支軸21の上部には螺子27が形
成されている。そして放射状に複数本のバー28が突設
されたハンドル29を螺合し、該ハンドル29には止金
30によりクロスローラベヤリング31のアウターケー
スを包持させ、該クロスローラベヤリング31のインナ
ーケースを止金33により軸受部22に固着している。
このためハンドル29を回転させると螺子27に沿って
該ハンドル29が上下しクロスローラベヤリング31を
介してその上下動が軸受部22に伝達されシール装置2
5を上下動し得る。
【0008】シール装置25は胴部40の内周面にラン
ス4との隙間を密封するグランドパッキン41が設けら
れている。そして胴部40の下端部にフランジ42が形
成され該フランジ42には前記締付ボルト12が遊嵌し
得る切欠43が形成されている。なお47はフランジ4
2の内周部に固設されたガイドリングである。また、該
胴部40の外周面に突設された軸受片44には外方に傾
倒可能に締付ボルト45が支持され、該締付ボルト45
に螺合したナット46により該胴部40上に環状の組付
部品48を固着している。そして該組付部品48は前記
グランドパッキン41を交換可能に胴部40中に収容さ
せていると共に、内周部にインフラトシール49が設け
られ、上端面にはガイドリング50を固着させている。
【0009】また、ランス挿入口1の外周縁部には、図
3,図5に示したように前記と同様に台20により支持
された支軸21によりアーム24を水平面内で旋回自在
なるように支持し、該アーム24の先端に盲蓋60を設
けている。従って該盲蓋60はシール装置25と同様に
ハンドル29を回転操作することにより上下動し得る。
そして盲蓋60の外周に一体に形成されたフランジ61
に前記締付ボルト12が遊嵌し得る切欠32が形成され
ている。
【0010】このためアーム24を旋回させることによ
りシール装置25または盲蓋60をランス挿入口1上に
移動させることができ、ハンドル29により高さ調節を
した後、締付ボルト12のナット15を締付することに
より、該ランス挿入口1にシール装置25または盲蓋6
0のいずれかを設定できる。
【0011】そして、シール装置25と盲蓋60とを取
替えるに際し、前記給ガス口10に接続したホース18
より環状ヘッダ9に窒素ガス,アルゴンガス等の不活性
なるシールガスを供給し、吹出口11よりランス挿入口
1内に内向下傾状に該シールガスを吹出させることによ
り、図1に示したように該ランス挿入口1内に逆円錐形
のガスカーテンを形成させるものである。このような逆
円錐形のガスカーテンは下方からの高温度のガスの圧力
によっても破壊されることなく熱風の吹出しを強力に抑
えることができる。また、吹出口11は一連のスリット
状のものであるために熱風が透過するような隙間が生じ
ることもなく略々完全に熱風をシールできる。
【0012】
【発明の効果】このように本発明は、逆円錐形のガスカ
ーテンを形成させることにより、ランス挿入口を遮蔽す
るようにしたので、シール装置と盲蓋とを取替えるに際
して該ランス挿入口から真空精錬容器内の高温度のガス
が激しく吹出すのが防止され、安全に取替え作業を行う
ことができるようになる有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる真空精錬容器のランス挿入口の
縦断面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】本発明に係る真空精錬容器の要部の平面図。
【図4】本発明に係る真空精錬容器のシール装置の縦断
面図。
【図5】本発明に係る真空精錬容器の盲蓋の縦断面図。
【符号の説明】
1 ランス挿入口 2 天壁 4 ランス 9 環状ヘッダ 11 吹出口 25 シール装置 41 グランドパッキン 60 盲蓋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天壁部に開設されたランス挿入口の上部
    にランスとの隙間を密封する環状のシール装置または該
    ランス挿入口を密閉する盲蓋を取替可能に設けた真空精
    錬容器において、ランス挿入口の内周にランスを囲撓す
    る環状ヘッダを形成し、該環状ヘッダにスリット状に一
    連に開口する吹出口を内向下傾状に開設し、前記シール
    装置と盲蓋とを取替える際に該吹出口からシールガスを
    吹出させることにより該ランス挿入口内に逆円錐状のガ
    スカーテンが形成されるようにしたことを特徴とする真
    空精錬容器。
JP13737495A 1995-05-10 1995-05-10 真空精錬容器 Pending JPH08311527A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13737495A JPH08311527A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 真空精錬容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13737495A JPH08311527A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 真空精錬容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08311527A true JPH08311527A (ja) 1996-11-26

Family

ID=15197199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13737495A Pending JPH08311527A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 真空精錬容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08311527A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100758411B1 (ko) * 2006-06-08 2007-09-14 주식회사 포스코 베셀 승온용 버너의 예열구 실링장치
KR20150114599A (ko) * 2014-04-01 2015-10-13 주식회사 포스코 복합 진공 밀폐장치
JP2016020534A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 Jfeスチール株式会社 高炉ブリーダー弁パッキンの取替方法
CN104595507B (zh) * 2015-01-28 2018-05-01 中国重型机械研究院股份公司 一种真空料斗锥阀密封的保护调整装置

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