JPH08308070A - コルゲートチューブ用バンドクリップ - Google Patents
コルゲートチューブ用バンドクリップInfo
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- JPH08308070A JPH08308070A JP7107322A JP10732295A JPH08308070A JP H08308070 A JPH08308070 A JP H08308070A JP 7107322 A JP7107322 A JP 7107322A JP 10732295 A JP10732295 A JP 10732295A JP H08308070 A JPH08308070 A JP H08308070A
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- Japan
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- band
- corrugated tube
- clip
- slit
- annular
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コルゲートチューブの外周にバンド部を巻き
付けて位置決めした状態で、巻付位置が横ズレすること
を確実に防止する。 【構成】 ワイヤハーネスW/Hに外装されるコルゲー
トチューブ10の外周に巻き付けるバンド部11aと、
バンド部の後端に設けられ、コルゲートチューブに巻き
付けたバンド先端を挿入して固定するバンドロック部1
1bと、バンドロック部より突出して、自動車の車体パ
ネル等に係止するクリップ11cとを備え、バンド部に
長手方向に延在するスリット11eを設け、スリットの
両側に一対の嵌挿部11f、11fを形成し、スリットに
コルゲートチューブの環状凸部10bを挿入して突出さ
せると共に、嵌挿部をコルゲートチューブの環状凹部1
0aに嵌め込んで、バンド部がコルゲートチューブに位
置決め保持されている。
付けて位置決めした状態で、巻付位置が横ズレすること
を確実に防止する。 【構成】 ワイヤハーネスW/Hに外装されるコルゲー
トチューブ10の外周に巻き付けるバンド部11aと、
バンド部の後端に設けられ、コルゲートチューブに巻き
付けたバンド先端を挿入して固定するバンドロック部1
1bと、バンドロック部より突出して、自動車の車体パ
ネル等に係止するクリップ11cとを備え、バンド部に
長手方向に延在するスリット11eを設け、スリットの
両側に一対の嵌挿部11f、11fを形成し、スリットに
コルゲートチューブの環状凸部10bを挿入して突出さ
せると共に、嵌挿部をコルゲートチューブの環状凹部1
0aに嵌め込んで、バンド部がコルゲートチューブに位
置決め保持されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスに外装
するコルゲートチューブ用のバンドクリップに関し、特
に、環状の凹凸を連続させた蛇腹形状のコルゲートチュ
ーブの外周に、バンド部が横ズレすることがないように
位置決めできるようにするものである。
するコルゲートチューブ用のバンドクリップに関し、特
に、環状の凹凸を連続させた蛇腹形状のコルゲートチュ
ーブの外周に、バンド部が横ズレすることがないように
位置決めできるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】通常、自動車に配索するワイヤハーネス
は、他部材と接触することにより損傷する恐れがある箇
所に、環状の凹凸部を長手方向に連続させた蛇腹形状の
コルゲートチューブを外装させて、車体パネル等に位置
決め保持させている。従来より、上記ワイヤハーネスを
車体パネルの所要位置に固定する手段として、バンドク
リップを用いており、該バンドクリップは、ワイヤハー
ネスの外周に巻き付ける長尺なバンド部の後端に形成し
たバンドロック部に、車体取付用のクリップを一体成形
している。
は、他部材と接触することにより損傷する恐れがある箇
所に、環状の凹凸部を長手方向に連続させた蛇腹形状の
コルゲートチューブを外装させて、車体パネル等に位置
決め保持させている。従来より、上記ワイヤハーネスを
車体パネルの所要位置に固定する手段として、バンドク
リップを用いており、該バンドクリップは、ワイヤハー
ネスの外周に巻き付ける長尺なバンド部の後端に形成し
たバンドロック部に、車体取付用のクリップを一体成形
している。
【0003】コルゲートチューブ用のバンドクリップ1
は、図7および図8に示すように、長尺なバンド部1a
の一面の両側に長手方向に延在する位置決め用のリブ1
bを突設し、これらリブ1bをコルゲートチューブ2の
環状凸部2aの外側の凹部2bにはめ込んで位置決めす
るようにしている。上記バンドクリップ1は、車体パネ
ルの取付位置と対向する位置で、コルゲートチューブ2
に巻き付けた後、バンドロック部1cの挿通穴1dにバン
ド部1aを先端より挿入し、コルゲートチューブ2の外
周を締め付けた状態で、バンド部1aの他面側に設けた
鋸状の係止溝(図示せず)に、挿通穴1dの内部に突出す
る係止片1eと係合させて取り付け、バンドロック部1c
より突出させたクリップ1fを車体パネルの貫通穴に挿
入して取り付けている。
は、図7および図8に示すように、長尺なバンド部1a
の一面の両側に長手方向に延在する位置決め用のリブ1
bを突設し、これらリブ1bをコルゲートチューブ2の
環状凸部2aの外側の凹部2bにはめ込んで位置決めす
るようにしている。上記バンドクリップ1は、車体パネ
ルの取付位置と対向する位置で、コルゲートチューブ2
に巻き付けた後、バンドロック部1cの挿通穴1dにバン
ド部1aを先端より挿入し、コルゲートチューブ2の外
周を締め付けた状態で、バンド部1aの他面側に設けた
鋸状の係止溝(図示せず)に、挿通穴1dの内部に突出す
る係止片1eと係合させて取り付け、バンドロック部1c
より突出させたクリップ1fを車体パネルの貫通穴に挿
入して取り付けている。
【0004】また、図9に示すように、バンド部1aの
一面中央に、コルゲートチューブ2の環状凹部2bと略
同一幅のリブ1b'を突設し、該リブ1b'をコルゲートチ
ューブ2の環状凹部2bに挿入するようにバンド部1aを
周方向に巻き付ける構成としたバンドクリップ1も提供
されている。
一面中央に、コルゲートチューブ2の環状凹部2bと略
同一幅のリブ1b'を突設し、該リブ1b'をコルゲートチ
ューブ2の環状凹部2bに挿入するようにバンド部1aを
周方向に巻き付ける構成としたバンドクリップ1も提供
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記リブ1bは、バン
ド部1aをコルゲートチューブ2の外周に沿って円環状
に巻き付けるために、該バンド部1aの可撓性が損なわ
ないようにその突出量Tを小さく形成しなけばならず、
該突出量Tは約1mm程度としている。このようにリブ1
bの突出量Tを小さく形成しているため、自動車の走行
時の振動等によりワイヤハーネスW/Hと共に上記コル
ゲートチューブ2が移動した場合、該リブ1bがコルゲ
ートチューブ2の環状凸部2aの両側の凹部2bから外
れ、バンド部1aとコルゲートチューブ2との間に横ズ
レが発生しやすい問題がある。上記図9に示す後者のバ
ンドクリップ1も、位置決め用のリブ1b'を中央に一個
しか設けておらず、かつ、該リブ1b’の突出量も小さ
いため、上記と同様な問題が発生し易い。
ド部1aをコルゲートチューブ2の外周に沿って円環状
に巻き付けるために、該バンド部1aの可撓性が損なわ
ないようにその突出量Tを小さく形成しなけばならず、
該突出量Tは約1mm程度としている。このようにリブ1
bの突出量Tを小さく形成しているため、自動車の走行
時の振動等によりワイヤハーネスW/Hと共に上記コル
ゲートチューブ2が移動した場合、該リブ1bがコルゲ
ートチューブ2の環状凸部2aの両側の凹部2bから外
れ、バンド部1aとコルゲートチューブ2との間に横ズ
レが発生しやすい問題がある。上記図9に示す後者のバ
ンドクリップ1も、位置決め用のリブ1b'を中央に一個
しか設けておらず、かつ、該リブ1b’の突出量も小さ
いため、上記と同様な問題が発生し易い。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、環状の凹凸部を連続させたコルゲートチューブの外
周にバンド部を巻き付けて位置決めした状態で、これら
の巻付位置が横ズレすることを確実に防止できるコルゲ
ートチューブ用バンドクリップを提供することを目的と
している。
で、環状の凹凸部を連続させたコルゲートチューブの外
周にバンド部を巻き付けて位置決めした状態で、これら
の巻付位置が横ズレすることを確実に防止できるコルゲ
ートチューブ用バンドクリップを提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的と達
成するため、請求項1で、ワイヤハーネスに外装される
コルゲートチューブの外周に巻き付けるバンド部と、上
記バンド部の後端に設けられ、コルゲートチューブに巻
き付けたバンド先端を挿入して固定するバンドロック部
と、上記バンドロック部より突出して、自動車の車体パ
ネル等に係止するクリップとを備え、上記バンド部に長
手方向に延在するスリットを設け、該スリットの両側に
一対の嵌挿部を形成し、上記スリットにコルゲートチュ
ーブの環状凸部を挿入して突出させると共に、上記嵌挿
部をコルゲートチューブの環状凹部に嵌め込んで、バン
ド部がコルゲートチューブに位置決め保持される構成と
しているコルゲートチューブ用バンドクリップを提供す
るものである。即ち、コルゲートチューブ用バンドクリ
ップは、一対の上記嵌挿部のうち、少なくともいずれか
一方の嵌挿部をコルゲートチューブの環状凹部に嵌め込
んだ状態で巻き付けて締付固定している。
成するため、請求項1で、ワイヤハーネスに外装される
コルゲートチューブの外周に巻き付けるバンド部と、上
記バンド部の後端に設けられ、コルゲートチューブに巻
き付けたバンド先端を挿入して固定するバンドロック部
と、上記バンドロック部より突出して、自動車の車体パ
ネル等に係止するクリップとを備え、上記バンド部に長
手方向に延在するスリットを設け、該スリットの両側に
一対の嵌挿部を形成し、上記スリットにコルゲートチュ
ーブの環状凸部を挿入して突出させると共に、上記嵌挿
部をコルゲートチューブの環状凹部に嵌め込んで、バン
ド部がコルゲートチューブに位置決め保持される構成と
しているコルゲートチューブ用バンドクリップを提供す
るものである。即ち、コルゲートチューブ用バンドクリ
ップは、一対の上記嵌挿部のうち、少なくともいずれか
一方の嵌挿部をコルゲートチューブの環状凹部に嵌め込
んだ状態で巻き付けて締付固定している。
【0008】請求項2では、上記スリットを、バンド部
の幅方向中央にコルゲートチューブの環状凸部の幅より
僅かに大きい幅で形成し、コルゲートチューブの環状凸
部の両側の環状凹部にそれぞれ嵌挿部を嵌め込むように
している。
の幅方向中央にコルゲートチューブの環状凸部の幅より
僅かに大きい幅で形成し、コルゲートチューブの環状凸
部の両側の環状凹部にそれぞれ嵌挿部を嵌め込むように
している。
【0009】
【作用】本発明の請求項1に記載のコルゲートチューブ
用バンドクリップによると、車体パネルの取付位置と対
向するコルゲートチューブの環状凸部と、バンドクリッ
プのスリットとを対応させ、該スリットに環状凸部を挿
入するように、バンド部をコルゲートチューブの外周に
巻き付ける。これにより、少なくとも一方の嵌挿部はコ
ルゲートチューブの環状凹部に沿って嵌め込んだ状態と
なり、この状態で、バンド部を適宜に締め付けてバンド
ロック部に固定保持させて位置決めする。
用バンドクリップによると、車体パネルの取付位置と対
向するコルゲートチューブの環状凸部と、バンドクリッ
プのスリットとを対応させ、該スリットに環状凸部を挿
入するように、バンド部をコルゲートチューブの外周に
巻き付ける。これにより、少なくとも一方の嵌挿部はコ
ルゲートチューブの環状凹部に沿って嵌め込んだ状態と
なり、この状態で、バンド部を適宜に締め付けてバンド
ロック部に固定保持させて位置決めする。
【0010】上記位置決め状態では、バンド部の嵌挿部
がコルゲートチューブの環状凹部に沿って嵌め込まれ、
嵌挿部がコルゲートチューブの隣接する環状凸部の間に
挟持された状態となる。また、位置決め状態では、環状
凹部の深さとバンド部の肉厚の差分の段差が環状凸部に
より形成される。嵌挿部を含むバンド部は、コルゲート
チューブの外周に適宜に締め付けて固定しているため、
上記段差を嵌挿部が乗り越えることは出来ず、よって、
コルゲートチューブとバンドクリップの位置決め状態よ
り、横ズレが発生することが確実に防止される。
がコルゲートチューブの環状凹部に沿って嵌め込まれ、
嵌挿部がコルゲートチューブの隣接する環状凸部の間に
挟持された状態となる。また、位置決め状態では、環状
凹部の深さとバンド部の肉厚の差分の段差が環状凸部に
より形成される。嵌挿部を含むバンド部は、コルゲート
チューブの外周に適宜に締め付けて固定しているため、
上記段差を嵌挿部が乗り越えることは出来ず、よって、
コルゲートチューブとバンドクリップの位置決め状態よ
り、横ズレが発生することが確実に防止される。
【0011】請求項2に記載のコルゲートチューブ用バ
ンドクリップによると、スリットにコルゲートチューブ
の環状凸部を挿入し、該環状凸部の両側の環状凹部に一
対の嵌挿部をそれぞれ嵌め込むようにしているため、安
定して強固に位置決め保持できる。
ンドクリップによると、スリットにコルゲートチューブ
の環状凸部を挿入し、該環状凸部の両側の環状凹部に一
対の嵌挿部をそれぞれ嵌め込むようにしているため、安
定して強固に位置決め保持できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
詳細に説明する。図1から図3に示すように、本発明の
コルゲートチューブ用バンドクリップ11は、ワイヤハ
ーネスW/Hに外装されるコルゲートチューブ10の外
周に巻き付けるバンド部11aと、該バンド部11aの後
端に設けられ、コルゲートチューブ10に巻き付けたバ
ンド先端を挿入して固定するバンドロック部11bと、
該バンドロック部より突出して、自動車の車体パネル等
(図示せず)に係止するクリップ11cとを、合成樹脂に
より一体成形している。
詳細に説明する。図1から図3に示すように、本発明の
コルゲートチューブ用バンドクリップ11は、ワイヤハ
ーネスW/Hに外装されるコルゲートチューブ10の外
周に巻き付けるバンド部11aと、該バンド部11aの後
端に設けられ、コルゲートチューブ10に巻き付けたバ
ンド先端を挿入して固定するバンドロック部11bと、
該バンドロック部より突出して、自動車の車体パネル等
(図示せず)に係止するクリップ11cとを、合成樹脂に
より一体成形している。
【0013】上記コルゲートチューブ10は、円環状の
凹部10a、凸部10bを長手方向に連続させた蛇腹形状
をしており、その一側部には長手方向にかけてスリット
10cを設け、該スリット10cを押し広げて上記ワイヤ
ハーネスW/Hの所要位置に外嵌できるようにしてい
る。上記環状凸部10bは、他部材との接触を確実に緩
和するために環状凹部の底面より所要の突出量で突出さ
せており、その突出高さを2〜3mmとしている。即ち、
溝状の環状凹部10aの深さHは2〜3mmに形成されて
いる。尚、上記コルゲートチューブ10は、隣接する環
状凸部10b、10b間のピッチP、および、凹凸部10
a、10bの幅が相異するものが種々形成されている。
凹部10a、凸部10bを長手方向に連続させた蛇腹形状
をしており、その一側部には長手方向にかけてスリット
10cを設け、該スリット10cを押し広げて上記ワイヤ
ハーネスW/Hの所要位置に外嵌できるようにしてい
る。上記環状凸部10bは、他部材との接触を確実に緩
和するために環状凹部の底面より所要の突出量で突出さ
せており、その突出高さを2〜3mmとしている。即ち、
溝状の環状凹部10aの深さHは2〜3mmに形成されて
いる。尚、上記コルゲートチューブ10は、隣接する環
状凸部10b、10b間のピッチP、および、凹凸部10
a、10bの幅が相異するものが種々形成されている。
【0014】上記バンドクリップ11のバンド部11a
は、その一面の長手方向に凹凸を繰り返すようにV字形
状の係止溝11dを幅方向にかけて設けた断面鋸形状を
している。
は、その一面の長手方向に凹凸を繰り返すようにV字形
状の係止溝11dを幅方向にかけて設けた断面鋸形状を
している。
【0015】上記バンド部11aの幅方向中央には、バ
ンドロック部11b側の後端近傍より先端近傍にかけて
スリット11eを設け、該スリット11eの両側に上記コ
ルゲートチューブ10の環状凹部10aに嵌め込ませる
一対の嵌挿部11f、11fを形成している。上記スリッ
ト11eは、コルゲートチューブ10の環状凸部10bの
幅より僅かに大きく形成する一方、上記嵌挿部11fの
幅は環状凹部10aの幅より小さく形成している。本実
施例では、バンド部11aの肉厚tを1mmとしている。ま
た、スリット11eは、上記コルゲートチューブ10の
うち、最も使用度の高いコルゲートチューブ10の凹凸
部10a、10bのピッチに対応するように、形成してい
る。尚、それぞれピッチPの異なるコルゲートチューブ
10に対応するように、種々のバンドクリップを形成し
ても良い。
ンドロック部11b側の後端近傍より先端近傍にかけて
スリット11eを設け、該スリット11eの両側に上記コ
ルゲートチューブ10の環状凹部10aに嵌め込ませる
一対の嵌挿部11f、11fを形成している。上記スリッ
ト11eは、コルゲートチューブ10の環状凸部10bの
幅より僅かに大きく形成する一方、上記嵌挿部11fの
幅は環状凹部10aの幅より小さく形成している。本実
施例では、バンド部11aの肉厚tを1mmとしている。ま
た、スリット11eは、上記コルゲートチューブ10の
うち、最も使用度の高いコルゲートチューブ10の凹凸
部10a、10bのピッチに対応するように、形成してい
る。尚、それぞれピッチPの異なるコルゲートチューブ
10に対応するように、種々のバンドクリップを形成し
ても良い。
【0016】上記バンドロック部11bは、上記バンド
部11aを挿入する挿通穴11gを設け、該挿通穴11g
内に上記バンド部11aの係止溝11dと係合する可撓性
を有する係止片11hを突設している。該係止片11h
は、上記挿通穴11gの上面中央より上記スリット11e
の幅より大きい幅に形成している。
部11aを挿入する挿通穴11gを設け、該挿通穴11g
内に上記バンド部11aの係止溝11dと係合する可撓性
を有する係止片11hを突設している。該係止片11h
は、上記挿通穴11gの上面中央より上記スリット11e
の幅より大きい幅に形成している。
【0017】上記クリップ11cは、上記バンドロック
部11bの一面より車体パネル位置決め板11iを設け、
該車体パネル位置決め板11iの外面より支軸11jを突
設すると共に、該支軸11jの先端両側より、先端に車
体パネルの貫通穴の周縁に係合する係止段部11k、1
1kを設けた一対の係止羽根部11m、11mを突設して
いる。
部11bの一面より車体パネル位置決め板11iを設け、
該車体パネル位置決め板11iの外面より支軸11jを突
設すると共に、該支軸11jの先端両側より、先端に車
体パネルの貫通穴の周縁に係合する係止段部11k、1
1kを設けた一対の係止羽根部11m、11mを突設して
いる。
【0018】上記バンドクリップ11を、凹凸部10
a、10bのピッチPと対応するコルゲートチューブ10
に取り付ける場合、まず、車体パネルの貫通穴と対向す
る位置のコルゲートチューブ10の環状凸部10bと、
バンドクリップ11のスリット11eとを対応させ、ス
リット11eに環状凸部10bを挿入するように、バンド
部11aをコルゲートチューブ10の外周に巻き付け
る。これにより、図3(A)(B)に示すように、バンド部
11aの嵌挿部11f、11fがコルゲートチューブ10
の環状凹部10aの底面に沿って嵌め込まれた状態とな
る。
a、10bのピッチPと対応するコルゲートチューブ10
に取り付ける場合、まず、車体パネルの貫通穴と対向す
る位置のコルゲートチューブ10の環状凸部10bと、
バンドクリップ11のスリット11eとを対応させ、ス
リット11eに環状凸部10bを挿入するように、バンド
部11aをコルゲートチューブ10の外周に巻き付け
る。これにより、図3(A)(B)に示すように、バンド部
11aの嵌挿部11f、11fがコルゲートチューブ10
の環状凹部10aの底面に沿って嵌め込まれた状態とな
る。
【0019】ついで、バンド部11aを先端よりバンド
ロック部11bの挿通穴11gに挿入して引っ張り、バン
ド部11aによりコルゲートチューブ10の外周を適宜
に締め付けた状態で、対向するバンド部11aの係止溝
11dと係止片11hとを係合させて締付固定し、バンド
クリップ11をコルゲートチューブ10に位置決めす
る。
ロック部11bの挿通穴11gに挿入して引っ張り、バン
ド部11aによりコルゲートチューブ10の外周を適宜
に締め付けた状態で、対向するバンド部11aの係止溝
11dと係止片11hとを係合させて締付固定し、バンド
クリップ11をコルゲートチューブ10に位置決めす
る。
【0020】上記位置決め状態では、一対の嵌挿部11
f、11fがコルゲートチューブ10の環状凹部10aの
底面に沿ってそれぞれ嵌め込まれ、嵌挿部11f、11f
が隣接する環状凸部11b、11bの間に挟持された状態
となる。また、位置決め状態では、環状凹部の深さHと
バンド部11aの肉厚tの差分(H−t)の段差が環状凸部
10aにより形成されており、本実施例では、1〜2mm
の段差が形成されている。
f、11fがコルゲートチューブ10の環状凹部10aの
底面に沿ってそれぞれ嵌め込まれ、嵌挿部11f、11f
が隣接する環状凸部11b、11bの間に挟持された状態
となる。また、位置決め状態では、環状凹部の深さHと
バンド部11aの肉厚tの差分(H−t)の段差が環状凸部
10aにより形成されており、本実施例では、1〜2mm
の段差が形成されている。
【0021】上記嵌挿部11f、11fを含むバンド部1
0aは、コルゲートチューブ10の外周に適宜の締付力
で巻き付けているため、上記段差を乗り越えることは出
来ない。よって、バンドクリップ11によるコルゲート
チューブ10の位置決め状態より、これら間に横ズレが
発生することなく確実に保持することが出来る。かつ、
一対の嵌挿部11f、11fをそれぞれコルゲートチュー
ブ10の環状凹部10aに沿って嵌め込ませているた
め、安定状態で強固に位置決めすることが出来る。
0aは、コルゲートチューブ10の外周に適宜の締付力
で巻き付けているため、上記段差を乗り越えることは出
来ない。よって、バンドクリップ11によるコルゲート
チューブ10の位置決め状態より、これら間に横ズレが
発生することなく確実に保持することが出来る。かつ、
一対の嵌挿部11f、11fをそれぞれコルゲートチュー
ブ10の環状凹部10aに沿って嵌め込ませているた
め、安定状態で強固に位置決めすることが出来る。
【0022】バンドクリップ11は、上記位置決め状態
より、バンドクリップ11のクリップ11cを車体パネ
ルの貫通穴に挿入して、該貫通穴の周縁に係止羽根部1
1mの先端の係止段部11kを係合させて、車体パネルに
保持させる。
より、バンドクリップ11のクリップ11cを車体パネ
ルの貫通穴に挿入して、該貫通穴の周縁に係止羽根部1
1mの先端の係止段部11kを係合させて、車体パネルに
保持させる。
【0023】一方、上記嵌挿部11f、11f間のピッチ
と、環状凸部10b、10b間のピッチPおよび幅が相異
するコルゲートチューブ10に、上記バンドクリップ1
1を巻き付ける場合には、図4に示すように、一方の嵌
挿部11fのみが環状凹部10aに嵌め込まれるように、
コルゲートチューブ10の外周に巻き付けて、バンド部
11aをバンドロック部11bに締付固定する。この場合
においても、一方の嵌挿部11fは、環状凹部10aより
離脱不可に締付固定されるため、バンド部11aとコル
ゲートチューブ10との間に横ズレが発生することは無
い。
と、環状凸部10b、10b間のピッチPおよび幅が相異
するコルゲートチューブ10に、上記バンドクリップ1
1を巻き付ける場合には、図4に示すように、一方の嵌
挿部11fのみが環状凹部10aに嵌め込まれるように、
コルゲートチューブ10の外周に巻き付けて、バンド部
11aをバンドロック部11bに締付固定する。この場合
においても、一方の嵌挿部11fは、環状凹部10aより
離脱不可に締付固定されるため、バンド部11aとコル
ゲートチューブ10との間に横ズレが発生することは無
い。
【0024】図5および図6は本発明のコルゲートチュ
ーブ用バンドクリップ11の変形例を示し、該バンドク
リップ11は、上記スリット11eの延在長さを、コル
ゲートチューブ10の環状凹部10aの外周の長さより
短く形成している。
ーブ用バンドクリップ11の変形例を示し、該バンドク
リップ11は、上記スリット11eの延在長さを、コル
ゲートチューブ10の環状凹部10aの外周の長さより
短く形成している。
【0025】上記バンドクリップ11をコルゲートチュ
ーブ10に取り付けた場合、図6に示すように、バンド
部11aの基部側ではスリット11eにコルゲートチュー
ブ10の環状凸部10bが挿入され、嵌挿部11f、11
fがコルゲートチューブ10の環状凹部10aに沿って嵌
め込まれている。一方、スリット11eが形成されてい
ないバンド部11aの先端部11a−1では、スリット1
1e内に挿入したコルゲートチューブ10の環状凸部1
0bの外周に乗り上げた状態で、適宜の締付力で締付固
定されている。
ーブ10に取り付けた場合、図6に示すように、バンド
部11aの基部側ではスリット11eにコルゲートチュー
ブ10の環状凸部10bが挿入され、嵌挿部11f、11
fがコルゲートチューブ10の環状凹部10aに沿って嵌
め込まれている。一方、スリット11eが形成されてい
ないバンド部11aの先端部11a−1では、スリット1
1e内に挿入したコルゲートチューブ10の環状凸部1
0bの外周に乗り上げた状態で、適宜の締付力で締付固
定されている。
【0026】上記変形例のバンドクリップ11は、少な
くとも嵌挿部11fがコルゲートチューブ10の環状凹
部10aの一部に嵌め込まれた状態で締付固定されてお
り、嵌挿部11fは環状凸部10bにより形成される段差
を乗り越えることは出来ないため、バンドクリップ11
とコルゲートチューブ10との位置決め状態より横ズレ
が発生することは無い。
くとも嵌挿部11fがコルゲートチューブ10の環状凹
部10aの一部に嵌め込まれた状態で締付固定されてお
り、嵌挿部11fは環状凸部10bにより形成される段差
を乗り越えることは出来ないため、バンドクリップ11
とコルゲートチューブ10との位置決め状態より横ズレ
が発生することは無い。
【0027】尚、上記変形例のバンドクリップ11にお
いても、一方の嵌挿部11fが、上記のように、一部だ
けコルゲートチューブ10の環状凹部10aに嵌め込ま
れた状態でも、確実に位置決め状態を保持することが出
来る。
いても、一方の嵌挿部11fが、上記のように、一部だ
けコルゲートチューブ10の環状凹部10aに嵌め込ま
れた状態でも、確実に位置決め状態を保持することが出
来る。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1に記載のコルゲートチューブ用バンドクリッ
プは、ワイヤハーネスを内部に挿通したコルゲートチュ
ーブに位置決めした状態では、スリットの両側に形成さ
れる一対の嵌挿部のうち、少なくとも一方の嵌挿部がコ
ルゲートチューブの環状凹部に嵌め込まれ、この状態で
は、嵌挿部が隣接する環状凸部の間に挟持されと共に、
該環状凸部により嵌挿部の上方に所要の段差が形成され
ている。よって、バンド部とコルゲートチューブとの巻
付位置に横ズレが発生することを確実に防止することが
出来る。
の請求項1に記載のコルゲートチューブ用バンドクリッ
プは、ワイヤハーネスを内部に挿通したコルゲートチュ
ーブに位置決めした状態では、スリットの両側に形成さ
れる一対の嵌挿部のうち、少なくとも一方の嵌挿部がコ
ルゲートチューブの環状凹部に嵌め込まれ、この状態で
は、嵌挿部が隣接する環状凸部の間に挟持されと共に、
該環状凸部により嵌挿部の上方に所要の段差が形成され
ている。よって、バンド部とコルゲートチューブとの巻
付位置に横ズレが発生することを確実に防止することが
出来る。
【0029】請求項2に記載のコルゲートチューブ用バ
ンドクリップでは、コルゲートチューブの環状凸部の両
側の環状凹部に、それぞれの嵌挿部が嵌め込まれるた
め、安定状態で強固に締付固定して位置決めすることが
出来ると共に、該位置決め状態を確実に保持することが
出来る。
ンドクリップでは、コルゲートチューブの環状凸部の両
側の環状凹部に、それぞれの嵌挿部が嵌め込まれるた
め、安定状態で強固に締付固定して位置決めすることが
出来ると共に、該位置決め状態を確実に保持することが
出来る。
【図1】 本発明のバンドクリップをコルゲートチュー
ブに位置決めした状態を示す斜視図である。
ブに位置決めした状態を示す斜視図である。
【図2】 図1のバンドクリップを示す斜視図である。
【図3】 (A)(B)は位置決め状態のバンドクリップの
要部断面図である。
要部断面図である。
【図4】 ピッチが相異するコルゲートチューブに位置
決めした状態を示す要部断面図である。
決めした状態を示す要部断面図である。
【図5】 本発明のバンドクリップの変形例を示す斜視
図である。
図である。
【図6】 図5のバンドクリップをコルゲートチューブ
に位置決めした状態を示す断面図である。
に位置決めした状態を示す断面図である。
【図7】 従来のコルゲートチューブ用バンドクリップ
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図8】 図7のバンドクリップをコルゲートチューブ
に位置決めした状態を示す要部断面図である。
に位置決めした状態を示す要部断面図である。
【図9】 他の従来のコルゲートチューブ用バンドクリ
ップを示す斜視図である。
ップを示す斜視図である。
10 コルゲートチューブ 10a 環状凹部 10b 環状凸部 11 コルゲートチューブ用バンドクリップ 11a バンド部 11b バンドロック部 11c クリップ 11e スリット 11f 嵌挿部 W/H ワイヤハーネス
Claims (2)
- 【請求項1】 ワイヤハーネスに外装されるコルゲート
チューブの外周に巻き付けるバンド部と、 上記バンド部の後端に設けられ、コルゲートチューブに
巻き付けたバンド先端を挿入して固定するバンドロック
部と、 上記バンドロック部より突出して、自動車の車体パネル
等に係止するクリップとを備え、 上記バンド部に長手方向に延在するスリットを設け、該
スリットの両側に一対の嵌挿部を形成し、上記スリット
にコルゲートチューブの環状凸部を挿入して突出させる
と共に、上記嵌挿部をコルゲートチューブの環状凹部に
嵌め込んで、バンド部がコルゲートチューブに位置決め
保持される構成としているコルゲートチューブ用バンド
クリップ。 - 【請求項2】 上記スリットを、バンド部の幅方向中央
にコルゲートチューブの環状凸部の幅より僅かに大きい
幅で形成し、コルゲートチューブの環状凸部の両側の環
状凹部にそれぞれ嵌挿部を嵌め込むようにしている請求
項1に記載のコルゲートチューブ用バンドクリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7107322A JPH08308070A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | コルゲートチューブ用バンドクリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7107322A JPH08308070A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | コルゲートチューブ用バンドクリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08308070A true JPH08308070A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=14456132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7107322A Withdrawn JPH08308070A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | コルゲートチューブ用バンドクリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08308070A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1271732A1 (en) * | 2001-06-22 | 2003-01-02 | Yazaki Corporation | Corrugated tube-mounting structure |
KR20190027280A (ko) * | 2017-09-06 | 2019-03-14 | 주식회사 경신 | 콜게이트 튜브 |
DE102018201175A1 (de) * | 2018-01-25 | 2019-07-25 | Audi Ag | Kabelfixiervorrichtung und Kraftfahrzeug |
WO2025049836A1 (en) * | 2023-09-01 | 2025-03-06 | Ppc Broadband, Inc. | Attachment device configured to attach a conduit to a support and having a conduit engagement portion configured to relieve strain on the conduit |
-
1995
- 1995-05-01 JP JP7107322A patent/JPH08308070A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1271732A1 (en) * | 2001-06-22 | 2003-01-02 | Yazaki Corporation | Corrugated tube-mounting structure |
KR20190027280A (ko) * | 2017-09-06 | 2019-03-14 | 주식회사 경신 | 콜게이트 튜브 |
DE102018201175A1 (de) * | 2018-01-25 | 2019-07-25 | Audi Ag | Kabelfixiervorrichtung und Kraftfahrzeug |
DE102018201175B4 (de) | 2018-01-25 | 2023-08-31 | Audi Ag | Kabelfixiervorrichtung und Kraftfahrzeug |
WO2025049836A1 (en) * | 2023-09-01 | 2025-03-06 | Ppc Broadband, Inc. | Attachment device configured to attach a conduit to a support and having a conduit engagement portion configured to relieve strain on the conduit |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020702 |