JPH08304868A - 像ブレ防止装置 - Google Patents
像ブレ防止装置Info
- Publication number
- JPH08304868A JPH08304868A JP10962695A JP10962695A JPH08304868A JP H08304868 A JPH08304868 A JP H08304868A JP 10962695 A JP10962695 A JP 10962695A JP 10962695 A JP10962695 A JP 10962695A JP H08304868 A JPH08304868 A JP H08304868A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image blur
- prevention device
- blur prevention
- optical axis
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の像ブレ防止装置は補正レンズ支持枠に
支持軸のための軸受孔を形成しなければならないので該
支持枠の成形金型が複雑になり、また、該支持枠を支持
する構造体を光学機器本体と兼用していたので該装置の
組立作業が非常に煩雑になる欠点があった。本発明は改
善された像ブレ防止装置を提供する。 【構成】 補正レンズ支持枠72をL形軸14と該軸の
支持部材13y及び13pとで専用の地板12に支持さ
せた。L形軸14の水平部の支持部材13yは該支持枠
72の角穴72hに装着され、該軸14の鉛直部の支持
部材13pは地板12の角穴12bに装着される。該支
持枠72には従来のような軸受孔を形成する必要がない
ので該支持枠72の成形用金型を単純化できる。また、
環状円板形の専用地板12やプリント回路基板15を用
いて従来装置よりも組立作業が非常に簡単になった。
支持軸のための軸受孔を形成しなければならないので該
支持枠の成形金型が複雑になり、また、該支持枠を支持
する構造体を光学機器本体と兼用していたので該装置の
組立作業が非常に煩雑になる欠点があった。本発明は改
善された像ブレ防止装置を提供する。 【構成】 補正レンズ支持枠72をL形軸14と該軸の
支持部材13y及び13pとで専用の地板12に支持さ
せた。L形軸14の水平部の支持部材13yは該支持枠
72の角穴72hに装着され、該軸14の鉛直部の支持
部材13pは地板12の角穴12bに装着される。該支
持枠72には従来のような軸受孔を形成する必要がない
ので該支持枠72の成形用金型を単純化できる。また、
環状円板形の専用地板12やプリント回路基板15を用
いて従来装置よりも組立作業が非常に簡単になった。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラや観測機器等の
光学機器に使用される像ブレ防止装置(防振装置)に関
し、更に詳細には、該防振装置の構成要素の一つである
像ブレ防止装置に関する。
光学機器に使用される像ブレ防止装置(防振装置)に関
し、更に詳細には、該防振装置の構成要素の一つである
像ブレ防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、防振装置を搭載したビデオカメラ
やスティルカメラが本出願人を含む我が国の電子機器及
び光学機器製造メーカーにより発売されており、該カメ
ラによればブレの少ない写真を撮影することができるよ
うになっている。
やスティルカメラが本出願人を含む我が国の電子機器及
び光学機器製造メーカーにより発売されており、該カメ
ラによればブレの少ない写真を撮影することができるよ
うになっている。
【0003】該カメラに搭載されている防振装置には既
に知られているように2種類のものがある。第一の方式
はCCD等の撮像素子を搭載しているカメラに適用され
る方式であり、撮像素子の出力信号からカメラのブレを
間接的に検出して画像信号の電子的補正によりブレ補正
を行う方式である。第二の方式は振動検出センサにより
直接にカメラのブレを検出して光学的にブレ補正を行う
方式である。
に知られているように2種類のものがある。第一の方式
はCCD等の撮像素子を搭載しているカメラに適用され
る方式であり、撮像素子の出力信号からカメラのブレを
間接的に検出して画像信号の電子的補正によりブレ補正
を行う方式である。第二の方式は振動検出センサにより
直接にカメラのブレを検出して光学的にブレ補正を行う
方式である。
【0004】以下には前述の第二の方式に基づく防振装
置を搭載している光学機器としてのカメラもしくはレン
ズ鏡筒の従来例について説明する。
置を搭載している光学機器としてのカメラもしくはレン
ズ鏡筒の従来例について説明する。
【0005】該防振装置は、既によく知られているよう
に、該光学機器の角変位、角加速度、角速度などを検出
する振動センサと、該センサの出力に基づいて像面の像
ブレを補正するブレ補正手段と、該振動センサ及び該ブ
レ補正手段を制御する制御手段と、で構成されている。
に、該光学機器の角変位、角加速度、角速度などを検出
する振動センサと、該センサの出力に基づいて像面の像
ブレを補正するブレ補正手段と、該振動センサ及び該ブ
レ補正手段を制御する制御手段と、で構成されている。
【0006】図14は振動センサとして角速度計を用い
た防振装置の構成を説明するための図であり、矢印81
方向の縦ブレ81p及び横ブレ81yに起因する像ブレ
を抑制するための防振装置の原理図である。図中、82
はカメラのレンズ鏡筒、83pは縦ブレ角速度を検出す
る角速度計、83yは横ブレ角速度を検出する角速度
計、84pは該角速度計83pの縦方向検出出力、84
yは該角速度計83yの横方向検出出力、85は補正光
学手段、86p及び86yは補正光学手段85の駆動コ
イル、87p及び87yは補正光学手段85の縦方向及
び横方向の移動を検出する位置センサ、である。
た防振装置の構成を説明するための図であり、矢印81
方向の縦ブレ81p及び横ブレ81yに起因する像ブレ
を抑制するための防振装置の原理図である。図中、82
はカメラのレンズ鏡筒、83pは縦ブレ角速度を検出す
る角速度計、83yは横ブレ角速度を検出する角速度
計、84pは該角速度計83pの縦方向検出出力、84
yは該角速度計83yの横方向検出出力、85は補正光
学手段、86p及び86yは補正光学手段85の駆動コ
イル、87p及び87yは補正光学手段85の縦方向及
び横方向の移動を検出する位置センサ、である。
【0007】該防振装置においては、該角速度計83p
及び83yは84p及び84yの方向のブレを検出し、
不図示の制御回路により該駆動コイル86p及び86y
に流す電流を制御して補正光学手段85が駆動され、結
像面88における像ブレが補正される。
及び83yは84p及び84yの方向のブレを検出し、
不図示の制御回路により該駆動コイル86p及び86y
に流す電流を制御して補正光学手段85が駆動され、結
像面88における像ブレが補正される。
【0008】図15は図14で説明した防振原理に基づ
いて構成された防振装置を装備している光学機器(一眼
レフカメラ用交換レンズ)の従来例において、ブレ補正
装置の部分を示す分解斜視図である。
いて構成された防振装置を装備している光学機器(一眼
レフカメラ用交換レンズ)の従来例において、ブレ補正
装置の部分を示す分解斜視図である。
【0009】同図において、710は前端部(図15に
おいて右側の端部)外周面に前記した2個の角速度計8
3p及び83y(不図示)が固定されるとともに内部に
撮影光学系のレンズ群等が収容されている鏡筒、72は
補正レンズ71を固定保持して該鏡筒710の後端面
(図15では左側の端面)に面して配置されるとともに
光軸に対して直交する面と平行移動可能に該鏡筒710
に支持されている補正レンズ支持枠(以下には単に支持
枠と記載する)、61は該支持枠72を動かないように
ロック(係止)したりロック解除(係止解除)したりす
る係止手段、79pは支持枠72に固定されていて該支
持枠に鉛直方向運動を生じさせるピッチ方向電磁アクチ
ュエータを構成するコイル、79yは支持枠72に固定
されていて該支持枠に左右方向運動を生じさせるヨー方
向電磁アクチュエータを構成するコイル、62は鏡筒7
10の後端面の凹部710ybに固定されるとともにコ
イル79yの中と外側とに配置される3枚のヨーク71
2y1〜712y3とその間に挟持された2枚の永久磁
石713yとから成るヨー方向駆動用の磁気回路部、6
3は鏡筒710の後端面の凹部710pbに固定される
とともにコイル79pの中と外側とに配置される3枚の
ヨーク712p1〜712p3とその間に挟持された2
枚の永久磁石713pとから成るピッチ方向駆動用の磁
気回路部、76yは支持枠72に設けられた投光素子収
容ケース72ya内に収容されるヨー方向位置検出手段
の投光素子(赤外発光ダイオード)、76pは支持枠7
2に設けられた投光素子収容ケース72pa内に収容さ
れるピッチ方向位置検出手段の投光素子(赤外発光ダイ
オード)、77yは該ケース72yaの後方側開口に装
着されるとともにコイル79y及び投光素子76yへの
給電及び制御信号端子を有しているケース蓋、77pは
該ケース72paの後方側開口に装着されるとともにコ
イル79p及び投光素子76pへの給電及び制御信号端
子を有しているケース蓋、715pは鏡筒710の後端
面に開口された穴710paに装着されていて投光素子
76pから赤外光を通すスリットを有している受光素子
用マスク、715yは鏡筒710の後端面に開口された
穴710ya(図15では隠されていて見えない)に装
着されていて投光素子76yからの赤外光を通すスリッ
トを有している受光素子用マスク、78pはマスク71
5pの前方(鏡筒710の内部)に配置されていて受光
素子支持部材714pに取り付けられているPSD等か
ら成るピッチ方向位置検出用受光素子、(なお、ヨー方
向位置検出用受光素子78yは図15では描かれていな
いが、該素子78pと同じ取り付け構造で鏡筒710内
でマスク715yの陰に隠されて配置されている)、7
16は鏡筒710の前方側から鏡筒710内に挿入され
ていてコイル79p及び79yや投光素子76y及び7
6p並びに受光素子78p及び78yへの給電及び制御
信号伝送を行うためのフレキシブルプリント基板(以下
にはフレキと略記する)、724は支持枠72及び係止
手段61を隠すように該交換レンズの最後端部に配置さ
れていて鏡筒710の後端部に嵌着されるカバー、75
は支持枠72を鏡筒710の後端面に上下及び左右方向
に移動可能に支持するための支持アーム、である。
おいて右側の端部)外周面に前記した2個の角速度計8
3p及び83y(不図示)が固定されるとともに内部に
撮影光学系のレンズ群等が収容されている鏡筒、72は
補正レンズ71を固定保持して該鏡筒710の後端面
(図15では左側の端面)に面して配置されるとともに
光軸に対して直交する面と平行移動可能に該鏡筒710
に支持されている補正レンズ支持枠(以下には単に支持
枠と記載する)、61は該支持枠72を動かないように
ロック(係止)したりロック解除(係止解除)したりす
る係止手段、79pは支持枠72に固定されていて該支
持枠に鉛直方向運動を生じさせるピッチ方向電磁アクチ
ュエータを構成するコイル、79yは支持枠72に固定
されていて該支持枠に左右方向運動を生じさせるヨー方
向電磁アクチュエータを構成するコイル、62は鏡筒7
10の後端面の凹部710ybに固定されるとともにコ
イル79yの中と外側とに配置される3枚のヨーク71
2y1〜712y3とその間に挟持された2枚の永久磁
石713yとから成るヨー方向駆動用の磁気回路部、6
3は鏡筒710の後端面の凹部710pbに固定される
とともにコイル79pの中と外側とに配置される3枚の
ヨーク712p1〜712p3とその間に挟持された2
枚の永久磁石713pとから成るピッチ方向駆動用の磁
気回路部、76yは支持枠72に設けられた投光素子収
容ケース72ya内に収容されるヨー方向位置検出手段
の投光素子(赤外発光ダイオード)、76pは支持枠7
2に設けられた投光素子収容ケース72pa内に収容さ
れるピッチ方向位置検出手段の投光素子(赤外発光ダイ
オード)、77yは該ケース72yaの後方側開口に装
着されるとともにコイル79y及び投光素子76yへの
給電及び制御信号端子を有しているケース蓋、77pは
該ケース72paの後方側開口に装着されるとともにコ
イル79p及び投光素子76pへの給電及び制御信号端
子を有しているケース蓋、715pは鏡筒710の後端
面に開口された穴710paに装着されていて投光素子
76pから赤外光を通すスリットを有している受光素子
用マスク、715yは鏡筒710の後端面に開口された
穴710ya(図15では隠されていて見えない)に装
着されていて投光素子76yからの赤外光を通すスリッ
トを有している受光素子用マスク、78pはマスク71
5pの前方(鏡筒710の内部)に配置されていて受光
素子支持部材714pに取り付けられているPSD等か
ら成るピッチ方向位置検出用受光素子、(なお、ヨー方
向位置検出用受光素子78yは図15では描かれていな
いが、該素子78pと同じ取り付け構造で鏡筒710内
でマスク715yの陰に隠されて配置されている)、7
16は鏡筒710の前方側から鏡筒710内に挿入され
ていてコイル79p及び79yや投光素子76y及び7
6p並びに受光素子78p及び78yへの給電及び制御
信号伝送を行うためのフレキシブルプリント基板(以下
にはフレキと略記する)、724は支持枠72及び係止
手段61を隠すように該交換レンズの最後端部に配置さ
れていて鏡筒710の後端部に嵌着されるカバー、75
は支持枠72を鏡筒710の後端面に上下及び左右方向
に移動可能に支持するための支持アーム、である。
【0010】以下には前記構成要素の相互の結合構造や
該補正光学装置の詳細構造について更に説明する。
該補正光学装置の詳細構造について更に説明する。
【0011】支持枠72の下端部には水平軸74yを回
転及び軸方向移動可能に支持するための軸受73yを圧
入する孔が開口され、該孔に該軸受73yが圧入固定さ
れている。水平軸74yの中央部には小径部74yaが
形成され、該小径部74yaは支持アーム75の爪部7
5aに把持されていて該軸74yは該爪部により支持ア
ーム75に固定されるとともに該軸受73yにに対して
回転及び軸方向移動可能に支持され(すなわち、支持枠
72に対して軸方向及び回転方向に相対移動可能に支持
され)ている。従って、支持アーム75も支持枠72に
対して軸74yの軸方向(すなわち左右方向)に相対移
動可能である。
転及び軸方向移動可能に支持するための軸受73yを圧
入する孔が開口され、該孔に該軸受73yが圧入固定さ
れている。水平軸74yの中央部には小径部74yaが
形成され、該小径部74yaは支持アーム75の爪部7
5aに把持されていて該軸74yは該爪部により支持ア
ーム75に固定されるとともに該軸受73yにに対して
回転及び軸方向移動可能に支持され(すなわち、支持枠
72に対して軸方向及び回転方向に相対移動可能に支持
され)ている。従って、支持アーム75も支持枠72に
対して軸74yの軸方向(すなわち左右方向)に相対移
動可能である。
【0012】支持アーム75には鉛直軸74pを相対摺
動可能に支持する軸受73pを圧入するための孔が開口
され、該孔に該軸受73pが圧入固定されている。鉛直
軸74pの中央部には小径部74paが形成され、該小
径部74paが鏡筒710の後端面に固定された軸挟持
部710aに挟持されることによって該鉛直軸74pは
鏡筒710に固定されている。従って、支持枠72が上
下方向に動かされた時には支持アーム75が支持枠72
と一体になって上下動し、軸74pをガイドとして軸受
73pが支持アーム75とともに上下動する。
動可能に支持する軸受73pを圧入するための孔が開口
され、該孔に該軸受73pが圧入固定されている。鉛直
軸74pの中央部には小径部74paが形成され、該小
径部74paが鏡筒710の後端面に固定された軸挟持
部710aに挟持されることによって該鉛直軸74pは
鏡筒710に固定されている。従って、支持枠72が上
下方向に動かされた時には支持アーム75が支持枠72
と一体になって上下動し、軸74pをガイドとして軸受
73pが支持アーム75とともに上下動する。
【0013】一方、支持枠72が左右方向に動かされる
時には、支持枠72のみが軸74yをガイドとして軸受
73yとともに左右動する。
時には、支持枠72のみが軸74yをガイドとして軸受
73yとともに左右動する。
【0014】鏡筒710の後端面(すなわち図15に描
かれている面)には軸心を中心とする正三角形の頂点位
置に小球711が定位置で回転のみ可能に突出状態に保
持されており、支持枠72の前端面(鏡筒710の後端
面に対向している面。図15では隠れていて見えない)
は該小球711に対向する3ケ所の部分72p及び72
c並びに72d(図15で斜線表示されている部分)に
おいて該小球711に当接している。すなわち、3個の
小球711は支持枠72を鏡筒710の後端面に対して
光軸直交方向に転がり摩擦で支持する平面転がりベアリ
ングを構成するとともに支持枠72と鏡筒710との間
のスペーサとなっている。
かれている面)には軸心を中心とする正三角形の頂点位
置に小球711が定位置で回転のみ可能に突出状態に保
持されており、支持枠72の前端面(鏡筒710の後端
面に対向している面。図15では隠れていて見えない)
は該小球711に対向する3ケ所の部分72p及び72
c並びに72d(図15で斜線表示されている部分)に
おいて該小球711に当接している。すなわち、3個の
小球711は支持枠72を鏡筒710の後端面に対して
光軸直交方向に転がり摩擦で支持する平面転がりベアリ
ングを構成するとともに支持枠72と鏡筒710との間
のスペーサとなっている。
【0015】ピッチ方向位置検出用受光素子78p(ヨ
ー方向位置検出用受光素子78yについても同じである
ので該素子78yに関する説明を省略する)は受光素子
支持部材714pに取り付けられ、マスク715pが該
素子の受光面側に取り付けられることにより該素子78
pと該支持部材714pと該マスク715pとが一体化
された状態で該鏡筒710の後端面の内側に取り付けら
れている。鏡筒710に対する該素子78pの取り付け
は、該支持部材714pの突出ピン714paを鏡筒7
10の後端面の孔710pcに嵌入することによって行
われる。この時、マスク715pは鏡筒710の後端面
の開口710paに露出し、該素子78pは支持枠72
の投光素子収容ケース72pa内の投光素子76pに正
対する。
ー方向位置検出用受光素子78yについても同じである
ので該素子78yに関する説明を省略する)は受光素子
支持部材714pに取り付けられ、マスク715pが該
素子の受光面側に取り付けられることにより該素子78
pと該支持部材714pと該マスク715pとが一体化
された状態で該鏡筒710の後端面の内側に取り付けら
れている。鏡筒710に対する該素子78pの取り付け
は、該支持部材714pの突出ピン714paを鏡筒7
10の後端面の孔710pcに嵌入することによって行
われる。この時、マスク715pは鏡筒710の後端面
の開口710paに露出し、該素子78pは支持枠72
の投光素子収容ケース72pa内の投光素子76pに正
対する。
【0016】フレキ716は鏡筒710の中に収容さ
れ、フレキ716に設けた穴716aとステイ717の
ビス挿通孔717aとに挿通したビスを鏡筒710の後
端面の不図示の孔にねじ込むことにより該鏡筒710内
に固定される。
れ、フレキ716に設けた穴716aとステイ717の
ビス挿通孔717aとに挿通したビスを鏡筒710の後
端面の不図示の孔にねじ込むことにより該鏡筒710内
に固定される。
【0017】フレキ716には光軸と平行に延在する二
つの突出片部716ya及び716paが形成されてお
り、該突出片部716yaは鏡筒710の後端面のスリ
ット状の穴710ydを通って鏡筒710の後端面へ引
き出されヨー方向磁気回路部62の最後端ヨーク712
ylにビス726で締結され、該突出片部716paは
鏡筒710の後端面のスリット状の穴710pdを通っ
て鏡筒710の後端面へ引き出されてピッチ方向磁気回
路部63の最後端ヨーク712plにビス723及び7
26で締結されている。
つの突出片部716ya及び716paが形成されてお
り、該突出片部716yaは鏡筒710の後端面のスリ
ット状の穴710ydを通って鏡筒710の後端面へ引
き出されヨー方向磁気回路部62の最後端ヨーク712
ylにビス726で締結され、該突出片部716paは
鏡筒710の後端面のスリット状の穴710pdを通っ
て鏡筒710の後端面へ引き出されてピッチ方向磁気回
路部63の最後端ヨーク712plにビス723及び7
26で締結されている。
【0018】ヨー方向磁気回路部62のヨーク712y
lに締結されたフレキ突出片部716yaには4個の半
田付け用ランド部716ybが設けられており、該ラン
ド部716ybのうちの2個にはコイル79yのそれぞ
れに対応したポリウレタン被覆の3本縒り線が半田付け
され、残りの2個のランド部には投光素子76yの両端
に接続リードが半田付けされている。
lに締結されたフレキ突出片部716yaには4個の半
田付け用ランド部716ybが設けられており、該ラン
ド部716ybのうちの2個にはコイル79yのそれぞ
れに対応したポリウレタン被覆の3本縒り線が半田付け
され、残りの2個のランド部には投光素子76yの両端
に接続リードが半田付けされている。
【0019】また、前述の3本の縒り線の他端と前述の
接続リードは前述の投光素子ケース蓋77yに形成され
た端子に接続され、該ケース蓋を介してコイル79yと
投光素子76yとに接続されている。
接続リードは前述の投光素子ケース蓋77yに形成され
た端子に接続され、該ケース蓋を介してコイル79yと
投光素子76yとに接続されている。
【0020】同様にピッチ方向磁気回路部63のヨーク
712plに締結されたフレキ突出片部716paには
4個の半田付け用ランド部716pbが設けれており、
該ランド部716pbのうちの2個にはコイル79pの
それぞれに対応したポリウレタン被覆の3本縒り線が半
田付けされ、残りの2個のランド部には投光素子76p
の接続リードが半田付けされている。
712plに締結されたフレキ突出片部716paには
4個の半田付け用ランド部716pbが設けれており、
該ランド部716pbのうちの2個にはコイル79pの
それぞれに対応したポリウレタン被覆の3本縒り線が半
田付けされ、残りの2個のランド部には投光素子76p
の接続リードが半田付けされている。
【0021】また、前述の3本縒り線の他端と前述の接
続リードは前述の投光素子ケース蓋77pに形成された
端子に接続され、該ケース蓋を介してコイル79pと投
光素子76pとに接続されている。
続リードは前述の投光素子ケース蓋77pに形成された
端子に接続され、該ケース蓋を介してコイル79pと投
光素子76pとに接続されている。
【0022】支持枠72をロック(係止)及びアンロッ
ク(係止解除)するための係止手段61は、鏡筒710
の後端面の孔710bにおいて締結されるシャーシ71
8と、該シャーシ718上に装架された電磁プランジャ
ー719及びバネ720並びにメカロックアーム721
と、で構成されている。
ク(係止解除)するための係止手段61は、鏡筒710
の後端面の孔710bにおいて締結されるシャーシ71
8と、該シャーシ718上に装架された電磁プランジャ
ー719及びバネ720並びにメカロックアーム721
と、で構成されている。
【0023】シャーシ718の両端に形成された取り付
け部718aはビス723により不図示のバーの一端に
結合され、該バーの他端が鏡筒710の後端面の孔71
0cに締結されることにより該シャーシ718が鏡筒7
10に固着されている。なお、不図示のバーは支持枠7
2の側方を通って鏡筒710の方へ延在しており、シャ
ーシ718は鏡筒710に固定された状態においても支
持枠72の後方(図15において左側)に位置してい
る。
け部718aはビス723により不図示のバーの一端に
結合され、該バーの他端が鏡筒710の後端面の孔71
0cに締結されることにより該シャーシ718が鏡筒7
10に固着されている。なお、不図示のバーは支持枠7
2の側方を通って鏡筒710の方へ延在しており、シャ
ーシ718は鏡筒710に固定された状態においても支
持枠72の後方(図15において左側)に位置してい
る。
【0024】シャーシ718には支持枠72の下端の部
分72dの後面(斜線で表示されている面)に対向する
位置にネジ孔718bが貫設されており、該ネジ孔71
8bにねじ込まれたネジ725の半球状先端が該部分7
2dの後面に当接している。従って、係止手段61のシ
ャーシ718と支持枠72は該ネジ725の半球状先端
のみにおいて相互に接触している状態に保持されてい
る。なお、ネジ孔718bに対するネジ725のねじ込
み量を変化させることにより支持枠72とシャーシ71
8との間の間隙を調整することができる。ヨーク712
p1上の2つのネジ725についても同様にねじ込み調
整される。
分72dの後面(斜線で表示されている面)に対向する
位置にネジ孔718bが貫設されており、該ネジ孔71
8bにねじ込まれたネジ725の半球状先端が該部分7
2dの後面に当接している。従って、係止手段61のシ
ャーシ718と支持枠72は該ネジ725の半球状先端
のみにおいて相互に接触している状態に保持されてい
る。なお、ネジ孔718bに対するネジ725のねじ込
み量を変化させることにより支持枠72とシャーシ71
8との間の間隙を調整することができる。ヨーク712
p1上の2つのネジ725についても同様にねじ込み調
整される。
【0025】メカロックアーム721はその一端部にお
いて鉛直なビス722を中心として回動可能にシャーシ
718に取り付けられ、該アーム721の中間部は電磁
プランジャ719の不図示のロッド又はスライダに固定
されている。また、該アームム721の他端には支持枠
72のピン孔72aに挿入される飛び込みピン721a
が設けられている。
いて鉛直なビス722を中心として回動可能にシャーシ
718に取り付けられ、該アーム721の中間部は電磁
プランジャ719の不図示のロッド又はスライダに固定
されている。また、該アームム721の他端には支持枠
72のピン孔72aに挿入される飛び込みピン721a
が設けられている。
【0026】電磁プランジャ719のコイルに電流が流
されると、該アーム721はビス722を中心としてバ
ネ720の力に打ち勝って時計方向に回動され、支持枠
72の孔72aから飛び込みピン721aを引き抜いて
支持枠72のロックを解除し、支持枠72を光軸と直交
する面内で移動可能な状態にさせる。
されると、該アーム721はビス722を中心としてバ
ネ720の力に打ち勝って時計方向に回動され、支持枠
72の孔72aから飛び込みピン721aを引き抜いて
支持枠72のロックを解除し、支持枠72を光軸と直交
する面内で移動可能な状態にさせる。
【0027】また、該プランジャ719に電流が流され
ない場合には飛び込みピン721aがバネ720の力に
より支持枠72の孔72aに挿入されていて支持枠72
は係止された状態に保持される。
ない場合には飛び込みピン721aがバネ720の力に
より支持枠72の孔72aに挿入されていて支持枠72
は係止された状態に保持される。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の防振装置
の像ブレ補正装置には、下記のように構造面と製造技術
上において改善されるべき問題点があった。
の像ブレ補正装置には、下記のように構造面と製造技術
上において改善されるべき問題点があった。
【0029】1)ブレ補正装置はその性格上光軸と直交
する方向にレンズがシフトして光学性能が劣化しない様
に光学設計されている。しかしその様にシフト時の性能
を保証すると光軸に対して傾いた時(チルト時)に光学
性能の劣化が大きくなる欠点がある。その為、ブレ補正
装置を鏡筒に取り付ける時には高精度で位置決めし、細
心の注意を払って組立てる必要があった。
する方向にレンズがシフトして光学性能が劣化しない様
に光学設計されている。しかしその様にシフト時の性能
を保証すると光軸に対して傾いた時(チルト時)に光学
性能の劣化が大きくなる欠点がある。その為、ブレ補正
装置を鏡筒に取り付ける時には高精度で位置決めし、細
心の注意を払って組立てる必要があった。
【0030】2)補正レンズ71が支持枠72にカシメ
られた状態で各部品を取り付けてゆくが、その時の作業
によりレンズが汚れたり、キズが入ってしまい、光学性
能を落としてしまう危険性が大きい。
られた状態で各部品を取り付けてゆくが、その時の作業
によりレンズが汚れたり、キズが入ってしまい、光学性
能を落としてしまう危険性が大きい。
【0031】3)ケース蓋77p,77yからフレキ突
出片部716pa,716yaへポリウレタン被覆銅線
で結線するが、その結線本数が多い(8本)のため、結
線を誤ってしまう事や結線不良も起こりやすい。更に断
線も問題となる。
出片部716pa,716yaへポリウレタン被覆銅線
で結線するが、その結線本数が多い(8本)のため、結
線を誤ってしまう事や結線不良も起こりやすい。更に断
線も問題となる。
【0032】4)支持枠72には軸受73y圧入用の孔
が設けられているが、この孔だけの為に支持枠72成形
用の金型を公知のスライド型にしなくてはならず生産性
が良くなかった。
が設けられているが、この孔だけの為に支持枠72成形
用の金型を公知のスライド型にしなくてはならず生産性
が良くなかった。
【0033】5)2本の支持軸74p,74yは支持ア
ーム75により結合されており、支持アーム75により
両軸の取付(直交)剛性を保っている訳であるが、剛性
は向上するものの両軸の結合を1部材(支持アーム7
5)を介在して行なう為にその取付精度が劣化する問題
もあった。
ーム75により結合されており、支持アーム75により
両軸の取付(直交)剛性を保っている訳であるが、剛性
は向上するものの両軸の結合を1部材(支持アーム7
5)を介在して行なう為にその取付精度が劣化する問題
もあった。
【0034】6)図15の従来例ではヨーク712p
2,712y2は鏡筒710の後端面の凹部710pb
及び710ybに配置され、鏡筒710の前方内側から
孔710pbaと孔710ybaに挿入した不図示のビ
スで鏡筒710に取付けさら、その後、フレキシブル基
板716を取り付けていたが、ヨーク712y1〜71
2y3及びマグネット713yから成る磁気回路部とヨ
ーク712p1〜712p3及びマグネット713pか
ら成る磁気回路部を鏡筒710から取り外す時には、は
じめにフレキシブル基板716を外す必要があり、手間
となるし、逆に前記磁気回路部を取り付けるまではフレ
キシブル基板716を鏡筒710に取り付けることが出
来ず、その後のフレキ716に対する半田付け処理も、
前記磁気回路部を取付けた状態で行う事になり作業性が
悪かった。
2,712y2は鏡筒710の後端面の凹部710pb
及び710ybに配置され、鏡筒710の前方内側から
孔710pbaと孔710ybaに挿入した不図示のビ
スで鏡筒710に取付けさら、その後、フレキシブル基
板716を取り付けていたが、ヨーク712y1〜71
2y3及びマグネット713yから成る磁気回路部とヨ
ーク712p1〜712p3及びマグネット713pか
ら成る磁気回路部を鏡筒710から取り外す時には、は
じめにフレキシブル基板716を外す必要があり、手間
となるし、逆に前記磁気回路部を取り付けるまではフレ
キシブル基板716を鏡筒710に取り付けることが出
来ず、その後のフレキ716に対する半田付け処理も、
前記磁気回路部を取付けた状態で行う事になり作業性が
悪かった。
【0035】7)図15の従来例ではフレキ716を鏡
筒710に取り付ける時にはフレキ716の突出片部7
16ya及び716paを鏡筒710の後端面のスリッ
ト状の穴710yd及び710pdに鏡筒710の内側
から挿通して後方(図15においては手前側)へ引き出
し、それぞれの先端部716ya及び716paをヨー
ク712y1とヨーク712p1の後端面に位置決めし
た上、該先端部の孔716yc及び716pcにビス7
26を挿通してヨーク712y1及び712p1に固定
しなければならないので取り付け作業が非常に煩雑であ
り、作業能率が悪かった。しかも、フレキ716を鏡筒
710の奥に挿入するので非常に作業がやりにくく、作
業部分を見ることも難しかった。
筒710に取り付ける時にはフレキ716の突出片部7
16ya及び716paを鏡筒710の後端面のスリッ
ト状の穴710yd及び710pdに鏡筒710の内側
から挿通して後方(図15においては手前側)へ引き出
し、それぞれの先端部716ya及び716paをヨー
ク712y1とヨーク712p1の後端面に位置決めし
た上、該先端部の孔716yc及び716pcにビス7
26を挿通してヨーク712y1及び712p1に固定
しなければならないので取り付け作業が非常に煩雑であ
り、作業能率が悪かった。しかも、フレキ716を鏡筒
710の奥に挿入するので非常に作業がやりにくく、作
業部分を見ることも難しかった。
【0036】8)支持枠72の移動位置を検出するため
の受光素子78y及び78pと支持部材714p及び7
14yとマスク715y及び715pを鏡筒710の奥
に入れて取り付け作業をしなければならないので非常に
作業しずらい上、取り付けミスが起こる危険性が大きか
った。
の受光素子78y及び78pと支持部材714p及び7
14yとマスク715y及び715pを鏡筒710の奥
に入れて取り付け作業をしなければならないので非常に
作業しずらい上、取り付けミスが起こる危険性が大きか
った。
【0037】9)図15に示した従来の係止手段61に
は次のような欠点があった。
は次のような欠点があった。
【0038】部品数が多い上に体積も大きかった。ま
た、メカロックアーム721はビス722で回転可能に
シャーシ718に固定されているが、該アームを回転可
能とするためにはビス722による締め込み量を小さく
してシャーシ718と該アーム721との間に隙間を設
けなければならないので該アーム721には若干のガタ
が生じ、このため、支持枠72を係止した状態において
も係止状態にガタが生じ、支持枠72が完全に固定され
た状態にならない。
た、メカロックアーム721はビス722で回転可能に
シャーシ718に固定されているが、該アームを回転可
能とするためにはビス722による締め込み量を小さく
してシャーシ718と該アーム721との間に隙間を設
けなければならないので該アーム721には若干のガタ
が生じ、このため、支持枠72を係止した状態において
も係止状態にガタが生じ、支持枠72が完全に固定され
た状態にならない。
【0039】10)従来の装置では、光学素子支持枠7
2を支持する静止部材として光学機器本体の鏡筒を兼用
していたが、この構造では光学機器本体の組立ラインで
像ブレ補正装置まで組み立てることになるので該光学機
器の組立が非常に煩雑になるばかりでなく、像ブレ補正
装置の組立精度にも悪影響が出る恐れがあった。光学機
器の組立を能率的に行えるとともに像ブレ補正装置の組
立も精度よく且つ能率的に行えるためには、両者の構成
要素を兼用しない方が好ましい。
2を支持する静止部材として光学機器本体の鏡筒を兼用
していたが、この構造では光学機器本体の組立ラインで
像ブレ補正装置まで組み立てることになるので該光学機
器の組立が非常に煩雑になるばかりでなく、像ブレ補正
装置の組立精度にも悪影響が出る恐れがあった。光学機
器の組立を能率的に行えるとともに像ブレ補正装置の組
立も精度よく且つ能率的に行えるためには、両者の構成
要素を兼用しない方が好ましい。
【0040】
【発明の目的】本発明の目的は、前述した従来の像ブレ
防止装置に内在する問題点を解決できる改善された像ブ
レ防止装置を提供することであり、具体的には下記の諸
項目の改善を施した新規な像ブレ防止装置を提供するこ
とである。
防止装置に内在する問題点を解決できる改善された像ブ
レ防止装置を提供することであり、具体的には下記の諸
項目の改善を施した新規な像ブレ防止装置を提供するこ
とである。
【0041】光学素子支持枠を傾き調節可能にする。
【0042】補正レンズ等の補正用光学素子を像ブレ
防止装置の組立工程の最終工程で該光学素子支持枠に取
り付ける構造とする。
防止装置の組立工程の最終工程で該光学素子支持枠に取
り付ける構造とする。
【0043】光学素子支持枠の下端に軸受孔を必要と
しない(つまり、該支持枠の成形用金型を複合型にしな
い)軸受部を形成するか、又は該支持枠に別体の軸受体
を装着容易な構造で取り付ける。
しない(つまり、該支持枠の成形用金型を複合型にしな
い)軸受部を形成するか、又は該支持枠に別体の軸受体
を装着容易な構造で取り付ける。
【0044】従来の装置では2本必要であった支持軸
74p及び74yを一体化させる。
74p及び74yを一体化させる。
【0045】光学素子支持枠上のコイルや投光素子へ
の給電及び信号伝送のための接続をフレキシブルプリン
ト基板で行い、リード線の使用を廃止して手作業による
半田付けをなくす。
の給電及び信号伝送のための接続をフレキシブルプリン
ト基板で行い、リード線の使用を廃止して手作業による
半田付けをなくす。
【0046】像ブレ防止装置を光学機器本体とは別体
の装置として該光学機器本体とは独立に組立可能な構成
とし、組立作業の簡易化及び能率化を図るとともに像ブ
レ防止装置の構成部品の形状の単純化と製造コストの削
減を図る。
の装置として該光学機器本体とは独立に組立可能な構成
とし、組立作業の簡易化及び能率化を図るとともに像ブ
レ防止装置の構成部品の形状の単純化と製造コストの削
減を図る。
【0047】以下には本発明の目的を請求項毎に記載す
る。
る。
【0048】請求項1の発明の目的は、「光学素子を担
持して該光学素子の光軸を偏心させるように変位可能な
ブレ補正手段を有している像ブレ防止装置において、該
光学素子が保持筒にて保持され、該保持筒を該ブレ補正
手段の光学素子取り付け部に脱着可能に取り付ける保持
筒取り付け構造を有していることを特徴とする像ブレ防
止装置」を提供することである。
持して該光学素子の光軸を偏心させるように変位可能な
ブレ補正手段を有している像ブレ防止装置において、該
光学素子が保持筒にて保持され、該保持筒を該ブレ補正
手段の光学素子取り付け部に脱着可能に取り付ける保持
筒取り付け構造を有していることを特徴とする像ブレ防
止装置」を提供することである。
【0049】請求項2の発明の目的は、「請求項1の構
成を有する像ブレ防止装置において、該保持筒取り付け
構造は、該保持筒と該ブレ補正手段との双方に設けられ
た相互係合手段を有していることを特徴とする像ブレ防
止装置」を提供することである。
成を有する像ブレ防止装置において、該保持筒取り付け
構造は、該保持筒と該ブレ補正手段との双方に設けられ
た相互係合手段を有していることを特徴とする像ブレ防
止装置」を提供することである。
【0050】請求項3の発明の目的は、「請求項1の構
成を有する像ブレ防止装置において、該保持筒取り付け
構造は、該保持筒を該光学素子取り付け部に光軸方向の
傾き調整可能に取り付けできるように構成されているこ
とを特徴とする像ブレ防止装置」を提供することであ
る。
成を有する像ブレ防止装置において、該保持筒取り付け
構造は、該保持筒を該光学素子取り付け部に光軸方向の
傾き調整可能に取り付けできるように構成されているこ
とを特徴とする像ブレ防止装置」を提供することであ
る。
【0051】請求項4の発明の目的は、「請求項1の構
成を有する像ブレ防止装置において、該保持筒取り付け
構造が螺合構造であり、該光学素子取り付け部が雌ねじ
付き円筒体として構成され、該保持筒が該雌ねじ付き円
筒体に螺合する雄ねじ付き円筒体として構成されている
ことを特徴とする像ブレ防止装置」を提供することであ
る。
成を有する像ブレ防止装置において、該保持筒取り付け
構造が螺合構造であり、該光学素子取り付け部が雌ねじ
付き円筒体として構成され、該保持筒が該雌ねじ付き円
筒体に螺合する雄ねじ付き円筒体として構成されている
ことを特徴とする像ブレ防止装置」を提供することであ
る。
【0052】請求項5の発明の目的は、「請求項1の構
成を有する像ブレ防止装置において、該保持筒取り付け
構造が嵌合構造であり、該光学素子取り付け部は第一の
円筒体として構成され、該保持筒は該第一の円筒体に挿
入抜去可能に嵌合する第二の円筒体として構成され、該
第一の円筒体には該第二の円筒体の外周部に弾性的に圧
接される可撓性弾性係合片が設けられていることを特徴
とする像ブレ防止装置」を提供することである。
成を有する像ブレ防止装置において、該保持筒取り付け
構造が嵌合構造であり、該光学素子取り付け部は第一の
円筒体として構成され、該保持筒は該第一の円筒体に挿
入抜去可能に嵌合する第二の円筒体として構成され、該
第一の円筒体には該第二の円筒体の外周部に弾性的に圧
接される可撓性弾性係合片が設けられていることを特徴
とする像ブレ防止装置」を提供することである。
【0053】請求項6の発明の目的は、「請求項1の構
成を有する像ブレ防止装置において、該保持筒取り付け
構造は留めねじによるねじ締結構造として構成され、該
保持筒の外側に形成されたねじ締結部において該保持筒
が該ブレ補正手段に締結されていることを特徴とする像
ブレ防止装置」を提供することである。
成を有する像ブレ防止装置において、該保持筒取り付け
構造は留めねじによるねじ締結構造として構成され、該
保持筒の外側に形成されたねじ締結部において該保持筒
が該ブレ補正手段に締結されていることを特徴とする像
ブレ防止装置」を提供することである。
【0054】請求項7の発明の目的は、「光学素子を担
持して該光学素子の光軸に対して直交する方向に変位可
能なブレ補正手段と、該ブレ補正手段に着脱自在な軸支
持手段と、該光軸に対して直交する第一の方向に該軸支
持手段と相対摺接する支持軸と、を有し、該光学素子が
保持筒にて保持され、該保持筒を該ブレ補正手段の光学
素子取り付け部に脱着可能に取り付ける保持筒取り付け
構造を有していることを特徴とする像ブレ防止装置」を
提供することである。
持して該光学素子の光軸に対して直交する方向に変位可
能なブレ補正手段と、該ブレ補正手段に着脱自在な軸支
持手段と、該光軸に対して直交する第一の方向に該軸支
持手段と相対摺接する支持軸と、を有し、該光学素子が
保持筒にて保持され、該保持筒を該ブレ補正手段の光学
素子取り付け部に脱着可能に取り付ける保持筒取り付け
構造を有していることを特徴とする像ブレ防止装置」を
提供することである。
【0055】請求項8の発明の目的は、「光軸に対する
直交面と平行な第一の方向に移動可能なブレ補正手段を
有している像ブレ防止装置において、該ブレ補正手段が
該第一の方向に移動する時には該ブレ補正手段を該第一
の方向に摺動案内する支持軸と、該支持軸に相対摺動可
能に該ブレ補正手段に設けられた軸支持手段と、を有
し、該軸支持手段は該ブレ補正手段に形成された第一及
び第二の凹部によって構成されており、該第一の凹部は
該ブレ補正手段の第一面に開口し、該第二の凹部は該ブ
レ補正手段の該第一面とは反対側の第二面に開口し、該
第一及び第二の凹部のそれぞれの一端において互いに重
なる部分において該支持軸が軸方向摺動可能に支持され
ていることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供するこ
とである。
直交面と平行な第一の方向に移動可能なブレ補正手段を
有している像ブレ防止装置において、該ブレ補正手段が
該第一の方向に移動する時には該ブレ補正手段を該第一
の方向に摺動案内する支持軸と、該支持軸に相対摺動可
能に該ブレ補正手段に設けられた軸支持手段と、を有
し、該軸支持手段は該ブレ補正手段に形成された第一及
び第二の凹部によって構成されており、該第一の凹部は
該ブレ補正手段の第一面に開口し、該第二の凹部は該ブ
レ補正手段の該第一面とは反対側の第二面に開口し、該
第一及び第二の凹部のそれぞれの一端において互いに重
なる部分において該支持軸が軸方向摺動可能に支持され
ていることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供するこ
とである。
【0056】請求項9の発明の目的は、「請求項8の構
成を有する像ブレ防止装置において、該第一及び第二の
凹部の少なくとも一方の高さ方向の寸法は該支持軸の外
径に嵌合する寸法であり、該第一及び第二の凹部の深さ
寸法の和は該ブレ補正手段の該第一面及び該第二面との
間の光軸方向寸法に該支持軸の外径を加えた寸法に等し
いか或は該ブレ補正手段の該光軸方向寸法よりも大きく
設定されていることを特徴とする像ブレ防止装置」を提
供することである。
成を有する像ブレ防止装置において、該第一及び第二の
凹部の少なくとも一方の高さ方向の寸法は該支持軸の外
径に嵌合する寸法であり、該第一及び第二の凹部の深さ
寸法の和は該ブレ補正手段の該第一面及び該第二面との
間の光軸方向寸法に該支持軸の外径を加えた寸法に等し
いか或は該ブレ補正手段の該光軸方向寸法よりも大きく
設定されていることを特徴とする像ブレ防止装置」を提
供することである。
【0057】請求項10の発明の目的は、「請求項8又
は9の構成を有する像ブレ防止装置において、該第一の
凹部と該第二の凹部とで構成される該軸支持手段が該ブ
レ補正手段とは別体の摩擦係数の小さな材料から成る部
材で構成されていることを特徴とする像ブレ防止装置」
を提供することである。
は9の構成を有する像ブレ防止装置において、該第一の
凹部と該第二の凹部とで構成される該軸支持手段が該ブ
レ補正手段とは別体の摩擦係数の小さな材料から成る部
材で構成されていることを特徴とする像ブレ防止装置」
を提供することである。
【0058】請求項11の発明の目的は、「光軸に対し
て直交する方向に変位可能なブレ補正手段と、該ブレ補
正手段に着脱自在な軸支持手段と、該光軸に対して直交
する第一の方向に該軸支持手段と相対摺接する支持軸
と、を有していることを特徴とする像ブレ防止装置」を
提供することである。
て直交する方向に変位可能なブレ補正手段と、該ブレ補
正手段に着脱自在な軸支持手段と、該光軸に対して直交
する第一の方向に該軸支持手段と相対摺接する支持軸
と、を有していることを特徴とする像ブレ防止装置」を
提供することである。
【0059】請求項12の発明の目的は、「請求項11
の構成を有する像ブレ防止装置において、該軸支持手段
は該ブレ補正手段に着脱可能に構成されていることを特
徴とする像ブレ防止装置」を提供することである。
の構成を有する像ブレ防止装置において、該軸支持手段
は該ブレ補正手段に着脱可能に構成されていることを特
徴とする像ブレ防止装置」を提供することである。
【0060】請求項13の発明の目的は、「光軸に対す
る直交面と平行な第一及び第二の方向に移動可能なブレ
補正手段を有している像ブレ防止装置において、該ブレ
補正手段が該第一の方向に移動する時に該ブレ補正手段
を該第一の方向に摺動案内する第一直線部分を具備する
とともに該ブレ補正手段が該第二の方向に移動する時に
該ブレ補正手段と該第一直線部分と共に該第二の方向に
移動する第二直線部分を具備している屈曲した支持軸
と、該支持軸の該第一直線部分を軸方向摺動可能に支持
するとともに該ブレ補正手段と共に移動する第一軸支持
手段と、該支持軸の該第二直線部分を軸方向摺動可能に
支持するとともに静止部材に固定されている第二軸支持
手段と、を有していることを特徴とする像ブレ防止装
置」を提供することである。
る直交面と平行な第一及び第二の方向に移動可能なブレ
補正手段を有している像ブレ防止装置において、該ブレ
補正手段が該第一の方向に移動する時に該ブレ補正手段
を該第一の方向に摺動案内する第一直線部分を具備する
とともに該ブレ補正手段が該第二の方向に移動する時に
該ブレ補正手段と該第一直線部分と共に該第二の方向に
移動する第二直線部分を具備している屈曲した支持軸
と、該支持軸の該第一直線部分を軸方向摺動可能に支持
するとともに該ブレ補正手段と共に移動する第一軸支持
手段と、該支持軸の該第二直線部分を軸方向摺動可能に
支持するとともに静止部材に固定されている第二軸支持
手段と、を有していることを特徴とする像ブレ防止装
置」を提供することである。
【0061】請求項14の発明の目的は、「請求項13
の構成を有する像ブレ防止装置において、該第一軸支持
手段は該ブレ補正手段に着脱可能に取り付けられている
ことを特徴とする像ブレ防止装置」を提供することであ
る。
の構成を有する像ブレ防止装置において、該第一軸支持
手段は該ブレ補正手段に着脱可能に取り付けられている
ことを特徴とする像ブレ防止装置」を提供することであ
る。
【0062】請求項15の発明の目的は、「請求項13
の構成を有する像ブレ防止装置において、該第一軸支持
手段は該ブレ補正手段に着脱可能に取り付けられてお
り、該第二軸支持手段は該静止部材に着脱可能に取り付
けられていることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供
することである。
の構成を有する像ブレ防止装置において、該第一軸支持
手段は該ブレ補正手段に着脱可能に取り付けられてお
り、該第二軸支持手段は該静止部材に着脱可能に取り付
けられていることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供
することである。
【0063】請求項16の発明の目的は、「請求項13
の構成を有する像ブレ防止装置において、該第一軸支持
手段及び該第二軸支持手段の少なくとも一方はバネクラ
ンプ式結合によって該ブレ補正手段及び該静止部材に脱
着可能に取り付けられていることを特徴とする像ブレ防
止装置」を提供することである。
の構成を有する像ブレ防止装置において、該第一軸支持
手段及び該第二軸支持手段の少なくとも一方はバネクラ
ンプ式結合によって該ブレ補正手段及び該静止部材に脱
着可能に取り付けられていることを特徴とする像ブレ防
止装置」を提供することである。
【0064】請求項17の発明の目的は、「請求項13
の構成を有する像ブレ防止装置において、該支持軸と該
第一軸支持手段との係合関係及び該支持軸と該第二軸支
持手段との係合関係の少なくとも一方において該光軸の
方向には所定の遊びが設けられていることを特徴とする
像ブレ防止装置」を提供することである。
の構成を有する像ブレ防止装置において、該支持軸と該
第一軸支持手段との係合関係及び該支持軸と該第二軸支
持手段との係合関係の少なくとも一方において該光軸の
方向には所定の遊びが設けられていることを特徴とする
像ブレ防止装置」を提供することである。
【0065】請求項18の発明の目的は、「請求項13
の構成を有する像ブレ防止装置において、該支持軸の該
第一直線部分と該第二直線部分とを連結している屈曲部
の弾性と該ブレ補正手段の総質量とで決まる固有振動の
周波数が該ブレ補正手段のブレ補正駆動時の振動周波数
帯域よりも高周波数側に設定されていることを特徴とす
る像ブレ防止装置」を提供することである。
の構成を有する像ブレ防止装置において、該支持軸の該
第一直線部分と該第二直線部分とを連結している屈曲部
の弾性と該ブレ補正手段の総質量とで決まる固有振動の
周波数が該ブレ補正手段のブレ補正駆動時の振動周波数
帯域よりも高周波数側に設定されていることを特徴とす
る像ブレ防止装置」を提供することである。
【0066】請求項19の発明の目的は、「光軸に対し
て直交する方向に駆動されるブレ補正手段と、該ブレ補
正手段を支持する不動の地板と、該地板から該ブレ補正
手段に電力供給或は信号伝達を行うための第一のフレキ
シブルプリント基板と、を有していることを特徴とする
像ブレ防止装置」を提供することである。
て直交する方向に駆動されるブレ補正手段と、該ブレ補
正手段を支持する不動の地板と、該地板から該ブレ補正
手段に電力供給或は信号伝達を行うための第一のフレキ
シブルプリント基板と、を有していることを特徴とする
像ブレ防止装置」を提供することである。
【0067】請求項20の発明の目的は、「請求項19
の構成を有する像ブレ防止装置において、該地板にはプ
リント回路基板が取り付けられており、該第一のフレキ
シブルプリント基板の一端は該プリント回路基板に接続
されていることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供す
ることである。
の構成を有する像ブレ防止装置において、該地板にはプ
リント回路基板が取り付けられており、該第一のフレキ
シブルプリント基板の一端は該プリント回路基板に接続
されていることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供す
ることである。
【0068】請求項21の発明の目的は、「請求項19
の構成を有する像ブレ防止装置において、該地板には該
プリント回路基板の代わりに第二のフレキシブルプリン
ト基板が取り付けられ、該第一のフレキシブルプリント
基板の一端は該第二のフレキシブルプリント基板に接続
されており、該第一のフレキシブルプリント基板は該第
二のフレキシブルプリント基板よりも柔らかな基板材料
で構成されていることを特徴とする像ブレ防止装置」を
提供することである。
の構成を有する像ブレ防止装置において、該地板には該
プリント回路基板の代わりに第二のフレキシブルプリン
ト基板が取り付けられ、該第一のフレキシブルプリント
基板の一端は該第二のフレキシブルプリント基板に接続
されており、該第一のフレキシブルプリント基板は該第
二のフレキシブルプリント基板よりも柔らかな基板材料
で構成されていることを特徴とする像ブレ防止装置」を
提供することである。
【0069】請求項22の発明の目的は、「請求項19
の構成を有する像ブレ防止装置において、該地板には該
プリント回路基板の代わりに第二のフレキシブルプリン
ト基板が取り付けられ、該第一のフレキシブルプリント
基板と該第二のフレキシブルプリント基板とが互いに溶
着されていることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供
することである。
の構成を有する像ブレ防止装置において、該地板には該
プリント回路基板の代わりに第二のフレキシブルプリン
ト基板が取り付けられ、該第一のフレキシブルプリント
基板と該第二のフレキシブルプリント基板とが互いに溶
着されていることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供
することである。
【0070】請求項23の発明の目的は、「請求項19
の構成を有する像ブレ防止装置において、該第一のフレ
キシブルプリント基板は該ブレ補正手段の移動方向に直
交する平面部を有し、該平面部に屈曲部が設けられてい
ることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供することで
ある。
の構成を有する像ブレ防止装置において、該第一のフレ
キシブルプリント基板は該ブレ補正手段の移動方向に直
交する平面部を有し、該平面部に屈曲部が設けられてい
ることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供することで
ある。
【0071】請求項24の発明の目的は、「請求項23
の構成を有する像ブレ防止装置において、該屈曲部は該
第二のフレキシブルプリント基板の製造時に予め形成さ
れているものであることを特徴とする像ブレ防止装置」
を提供することである。
の構成を有する像ブレ防止装置において、該屈曲部は該
第二のフレキシブルプリント基板の製造時に予め形成さ
れているものであることを特徴とする像ブレ防止装置」
を提供することである。
【0072】請求項25の発明の目的は、「光軸に対し
て直交する方向に駆動されるブレ補正手段と、該ブレ補
正手段を支持する不動の地板と、該地板に取り付けられ
たプリント回路基板と、を有する像ブレ防止装置におい
て、該ブレ補正手段の動作を検出する検出手段が該プリ
ント回路基板に取り付けられ、該地板には該検出手段を
位置決めするための位置決め部が形成されており、該プ
リント回路基板は該位置決め部に該検出手段を位置決め
したことによって該地板に位置決めされることを特徴と
する像ブレ防止装置」を提供することである。
て直交する方向に駆動されるブレ補正手段と、該ブレ補
正手段を支持する不動の地板と、該地板に取り付けられ
たプリント回路基板と、を有する像ブレ防止装置におい
て、該ブレ補正手段の動作を検出する検出手段が該プリ
ント回路基板に取り付けられ、該地板には該検出手段を
位置決めするための位置決め部が形成されており、該プ
リント回路基板は該位置決め部に該検出手段を位置決め
したことによって該地板に位置決めされることを特徴と
する像ブレ防止装置」を提供することである。
【0073】請求項26の発明の目的は、「請求項25
の構成を有する像ブレ防止装置において、該位置決め部
は該検出手段の外枠に嵌合する穴であることを特徴とす
る像ブレ防止装置」を提供することである。
の構成を有する像ブレ防止装置において、該位置決め部
は該検出手段の外枠に嵌合する穴であることを特徴とす
る像ブレ防止装置」を提供することである。
【0074】請求項27の発明の目的は、「請求項25
の構成を有する像ブレ防止装置において、該検出手段に
は孔が設けられ、該地板には該孔に嵌合するピンが該位
置決め部として設けられていることを特徴とする像ブレ
防止装置」を提供することである。
の構成を有する像ブレ防止装置において、該検出手段に
は孔が設けられ、該地板には該孔に嵌合するピンが該位
置決め部として設けられていることを特徴とする像ブレ
防止装置」を提供することである。
【0075】請求項28の発明の目的は、「請求項25
の構成を有する像ブレ防止装置において、該ブレ補正手
段の動作を検出する検出手段が該プリント回路基板に取
り付けられ、該検出手段には位置決め孔が形成され、該
地板或は該プリント回路基板に設けられたピンが該位置
決め孔に嵌合していることを特徴とする像ブレ防止装
置」を提供することである。
の構成を有する像ブレ防止装置において、該ブレ補正手
段の動作を検出する検出手段が該プリント回路基板に取
り付けられ、該検出手段には位置決め孔が形成され、該
地板或は該プリント回路基板に設けられたピンが該位置
決め孔に嵌合していることを特徴とする像ブレ防止装
置」を提供することである。
【0076】請求項29の発明の目的は、「光軸に対し
て直交方向に駆動されるブレ補正手段と、該ブレ補正手
段を支持する不動の地板と、該地板に取り付けられてい
る該ブレ補正手段駆動用磁気回路手段と、を有する像ブ
レ防止装置において、該磁気回路手段は該光軸に対する
直交面と平行で且つ該光軸の方向に沿って互いに間隔を
あけて配置された複数の極板を含むヨークを有し、該ヨ
ークは該極板の間隔が小さくなる方向に圧縮力を加えら
れた状態で該地板に取り付けられていることを特徴とす
る像ブレ防止装置」を提供することである。
て直交方向に駆動されるブレ補正手段と、該ブレ補正手
段を支持する不動の地板と、該地板に取り付けられてい
る該ブレ補正手段駆動用磁気回路手段と、を有する像ブ
レ防止装置において、該磁気回路手段は該光軸に対する
直交面と平行で且つ該光軸の方向に沿って互いに間隔を
あけて配置された複数の極板を含むヨークを有し、該ヨ
ークは該極板の間隔が小さくなる方向に圧縮力を加えら
れた状態で該地板に取り付けられていることを特徴とす
る像ブレ防止装置」を提供することである。
【0077】請求項30の発明の目的は、「光軸に対し
て直交方向に駆動されるブレ補正手段と、該ブレ補正手
段の外周面において該光軸に対する放射方向に向けて固
定された筒形のコイルと、を有する像ブレ防止装置にお
いて、該ブレ補正手段の外周面には該コイルを内側から
把持する弾性把持部材が該コイル内の磁界に入らない位
置において突設され、該弾性把持部材の先端には該コイ
ルの先端に係合する曲がった係合部が形成されているこ
とを特徴とする像ブレ防止装置」を提供することであ
る。
て直交方向に駆動されるブレ補正手段と、該ブレ補正手
段の外周面において該光軸に対する放射方向に向けて固
定された筒形のコイルと、を有する像ブレ防止装置にお
いて、該ブレ補正手段の外周面には該コイルを内側から
把持する弾性把持部材が該コイル内の磁界に入らない位
置において突設され、該弾性把持部材の先端には該コイ
ルの先端に係合する曲がった係合部が形成されているこ
とを特徴とする像ブレ防止装置」を提供することであ
る。
【0078】請求項31の発明の目的は、「請求項30
の構成を有する像ブレ防止装置において、該コイルの基
端部と接触する該ブレ補正手段の外周面には該コイルを
該ブレ補正手段に接着する接着剤のための充填溝が該コ
イルの周方向に沿って形成されているいることを特徴と
する像ブレ防止装置」を提供することである。
の構成を有する像ブレ防止装置において、該コイルの基
端部と接触する該ブレ補正手段の外周面には該コイルを
該ブレ補正手段に接着する接着剤のための充填溝が該コ
イルの周方向に沿って形成されているいることを特徴と
する像ブレ防止装置」を提供することである。
【0079】請求項32の発明の目的は、「光軸に対し
て直交方向に駆動されるブレ補正手段を有する像ブレ防
止装置において、該ブレ補正手段の光軸方向移動を規制
する規制手段を有し、該規制手段として該ブレ補正手段
に対する遮光マスクを兼用していることを特徴とする像
ブレ防止装置」を提供することである。
て直交方向に駆動されるブレ補正手段を有する像ブレ防
止装置において、該ブレ補正手段の光軸方向移動を規制
する規制手段を有し、該規制手段として該ブレ補正手段
に対する遮光マスクを兼用していることを特徴とする像
ブレ防止装置」を提供することである。
【0080】請求項33の発明の目的は、「光軸に対し
て直交方向に駆動されるブレ補正手段を有する像ブレ防
止装置において、該ブレ補正手段の光軸方向移動を規制
する規制手段を有し、該規制手段は、該ブレ補正手段の
光軸方向固定位置を調整するための位置調整手段を有し
ていることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供するこ
とである。
て直交方向に駆動されるブレ補正手段を有する像ブレ防
止装置において、該ブレ補正手段の光軸方向移動を規制
する規制手段を有し、該規制手段は、該ブレ補正手段の
光軸方向固定位置を調整するための位置調整手段を有し
ていることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供するこ
とである。
【0081】請求項34の発明の目的は、「請求項33
の構成を有する像ブレ防止装置において、該位置調整手
段はバネ及びねじ構造を含んでいることを特徴とする像
ブレ防止装置」を提供することである。
の構成を有する像ブレ防止装置において、該位置調整手
段はバネ及びねじ構造を含んでいることを特徴とする像
ブレ防止装置」を提供することである。
【0082】請求項35の発明の目的は、「像ブレを補
正するためのブレ補正手段と、該ブレ補正手段を支持す
る不動の地板と、を有する像ブレ防止装置において、該
ブレ補正手段の移動を禁止する係止手段を有し、該係止
手段は、該地板に固定されるとともに該ブレ補正手段に
対して接近及び後退する方向にバネ付勢された係止腕を
有していることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供す
ることである。
正するためのブレ補正手段と、該ブレ補正手段を支持す
る不動の地板と、を有する像ブレ防止装置において、該
ブレ補正手段の移動を禁止する係止手段を有し、該係止
手段は、該地板に固定されるとともに該ブレ補正手段に
対して接近及び後退する方向にバネ付勢された係止腕を
有していることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供す
ることである。
【0083】請求項36の発明の目的は、「請求項35
の構成を有する像ブレ防止装置において、係止腕の一部
がバネ性を有していることを特徴とする像ブレ防止装
置」を提供することである。
の構成を有する像ブレ防止装置において、係止腕の一部
がバネ性を有していることを特徴とする像ブレ防止装
置」を提供することである。
【0084】請求項37の発明の目的は、「請求項35
の構成を有する像ブレ防止装置において、該係止腕が合
成樹脂素材で構成され、該地板に取り付けられた板バネ
と一体に形成されていることを特徴とする像ブレ防止装
置」を提供することである。
の構成を有する像ブレ防止装置において、該係止腕が合
成樹脂素材で構成され、該地板に取り付けられた板バネ
と一体に形成されていることを特徴とする像ブレ防止装
置」を提供することである。
【0085】請求項38の発明の目的は、「像ブレを補
正するためのブレ補正手段と、該ブレ補正手段を支持す
る不動の地板と、を有する像ブレ防止装置において、該
像ブレ防止装置を搭載すべき光学機器の鏡筒に対して該
地板を光軸方向に対して傾き調整可能に結合する結合手
段が該地板に設けられていることを特徴とする像ブレ防
止装置」を提供することである。
正するためのブレ補正手段と、該ブレ補正手段を支持す
る不動の地板と、を有する像ブレ防止装置において、該
像ブレ防止装置を搭載すべき光学機器の鏡筒に対して該
地板を光軸方向に対して傾き調整可能に結合する結合手
段が該地板に設けられていることを特徴とする像ブレ防
止装置」を提供することである。
【0086】
【課題を解決するための手段及び作用】前記課題を解決
するために請求項1の発明は、「光学素子を担持して該
光学素子の光軸を偏心させるように変位可能なブレ補正
手段を有している像ブレ防止装置において、該光学素子
が保持筒にて保持され、該保持筒を該ブレ補正手段の光
学素子取り付け部に脱着可能に取り付ける保持筒取り付
け構造を有していることを特徴とする像ブレ防止装置」
を提供する。
するために請求項1の発明は、「光学素子を担持して該
光学素子の光軸を偏心させるように変位可能なブレ補正
手段を有している像ブレ防止装置において、該光学素子
が保持筒にて保持され、該保持筒を該ブレ補正手段の光
学素子取り付け部に脱着可能に取り付ける保持筒取り付
け構造を有していることを特徴とする像ブレ防止装置」
を提供する。
【0087】本発明によれば、該像ブレ防止装置の組立
工程の最終工程において該ブレ補正手段に該光学素子を
取り付ければよいので該組立工程において該光学素子が
傷ついたり汚れたりする恐れがない。
工程の最終工程において該ブレ補正手段に該光学素子を
取り付ければよいので該組立工程において該光学素子が
傷ついたり汚れたりする恐れがない。
【0088】前記課題を解決するために請求項2の発明
は、「請求項1の構成を有する像ブレ防止装置におい
て、該保持筒取り付け構造は、該保持筒と該ブレ補正手
段との双方に設けられた相互係合手段を有していること
を特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
は、「請求項1の構成を有する像ブレ防止装置におい
て、該保持筒取り付け構造は、該保持筒と該ブレ補正手
段との双方に設けられた相互係合手段を有していること
を特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
【0089】本発明によれば、該相互係合手段により該
保持筒を該ブレ補正手段に着脱自在に取り付けることが
できるので該像ブレ防止装置の組立工程の最終工程にお
いて該ブレ補正手段に該光学素子を取り付けることがで
きる。
保持筒を該ブレ補正手段に着脱自在に取り付けることが
できるので該像ブレ防止装置の組立工程の最終工程にお
いて該ブレ補正手段に該光学素子を取り付けることがで
きる。
【0090】前記課題を解決するために請求項3の発明
は、「請求項1の構成を有する像ブレ防止装置におい
て、該保持筒取り付け構造は、該保持筒を該光学素子取
り付け部に光軸方向の傾き調整可能に取り付けできるよ
うに構成されていることを特徴とする像ブレ防止装置」
を提供する。
は、「請求項1の構成を有する像ブレ防止装置におい
て、該保持筒取り付け構造は、該保持筒を該光学素子取
り付け部に光軸方向の傾き調整可能に取り付けできるよ
うに構成されていることを特徴とする像ブレ防止装置」
を提供する。
【0091】本発明によれば、該保持筒を該光学素子取
り付け部に光軸方向の傾き調整可能に取り付けできるの
で該像ブレ防止装置を光学機器に取り付ける際に該ブレ
補正手段の光軸と該光学機器の光軸とを調整することが
できる。
り付け部に光軸方向の傾き調整可能に取り付けできるの
で該像ブレ防止装置を光学機器に取り付ける際に該ブレ
補正手段の光軸と該光学機器の光軸とを調整することが
できる。
【0092】前記課題を解決するために請求項4の発明
は、「請求項1の構成を有する像ブレ防止装置におい
て、該保持筒取り付け構造が螺合構造であり、該光学素
子取り付け部が雌ねじ付き円筒体として構成され、該保
持筒が該雌ねじ付き円筒体に螺合する雄ねじ付き円筒体
として構成されていることを特徴とする像ブレ防止装
置」を提供する。
は、「請求項1の構成を有する像ブレ防止装置におい
て、該保持筒取り付け構造が螺合構造であり、該光学素
子取り付け部が雌ねじ付き円筒体として構成され、該保
持筒が該雌ねじ付き円筒体に螺合する雄ねじ付き円筒体
として構成されていることを特徴とする像ブレ防止装
置」を提供する。
【0093】本発明によれば、該保持筒を該ブレ補正手
段の光学素子取り付け部に脱着可能に取り付けることが
できるので該像ブレ防止装置の組立工程の最終工程にお
いて該ブレ補正手段に該光学素子を取り付けることがで
きる。
段の光学素子取り付け部に脱着可能に取り付けることが
できるので該像ブレ防止装置の組立工程の最終工程にお
いて該ブレ補正手段に該光学素子を取り付けることがで
きる。
【0094】前記課題を解決するために請求項5の発明
は、「請求項1の構成を有する像ブレ防止装置におい
て、該保持筒取り付け構造が嵌合構造であり、該光学素
子取り付け部は第一の円筒体として構成され、該保持筒
は該第一の円筒体に挿入抜去可能に嵌合する第二の円筒
体として構成され、該第一の円筒体には該第二の円筒体
の外周部に弾性的に圧接される可撓性弾性係合片が設け
られていることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供す
る。
は、「請求項1の構成を有する像ブレ防止装置におい
て、該保持筒取り付け構造が嵌合構造であり、該光学素
子取り付け部は第一の円筒体として構成され、該保持筒
は該第一の円筒体に挿入抜去可能に嵌合する第二の円筒
体として構成され、該第一の円筒体には該第二の円筒体
の外周部に弾性的に圧接される可撓性弾性係合片が設け
られていることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供す
る。
【0095】本発明によれば、該像ブレ防止装置の組立
工程の最終工程において該ブレ補正手段に該光学素子を
取り付ければよいので該組立工程において該光学素子が
傷ついたり汚れたりする恐れがない。
工程の最終工程において該ブレ補正手段に該光学素子を
取り付ければよいので該組立工程において該光学素子が
傷ついたり汚れたりする恐れがない。
【0096】前記課題を解決するために請求項6の発明
は、「請求項1の構成を有する像ブレ防止装置におい
て、該保持筒取り付け構造は留めねじによるねじ締結構
造として構成され、該保持筒の外側に形成されたねじ締
結部において該保持筒が該ブレ補正手段に締結されてい
ることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
は、「請求項1の構成を有する像ブレ防止装置におい
て、該保持筒取り付け構造は留めねじによるねじ締結構
造として構成され、該保持筒の外側に形成されたねじ締
結部において該保持筒が該ブレ補正手段に締結されてい
ることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
【0097】本発明によれば、該像ブレ防止装置の組立
工程の最終工程において該ブレ補正手段に該光学素子を
取り付ければよいので該組立工程において該光学素子が
傷ついたり汚れたりする恐れがない。
工程の最終工程において該ブレ補正手段に該光学素子を
取り付ければよいので該組立工程において該光学素子が
傷ついたり汚れたりする恐れがない。
【0098】前記課題を解決するために請求項7の発明
は、「光学素子を担持して該光学素子の光軸に対して直
交する方向に変位可能なブレ補正手段と、該ブレ補正手
段に着脱自在な軸支持手段と、該光軸に対して直交する
第一の方向に該軸支持手段と相対摺接する支持軸と、を
有し、該光学素子が保持筒にて保持され、該保持筒を該
ブレ補正手段の光学素子取り付け部に脱着可能に取り付
ける保持筒取り付け構造を有していることを特徴とする
像ブレ防止装置」を提供する。
は、「光学素子を担持して該光学素子の光軸に対して直
交する方向に変位可能なブレ補正手段と、該ブレ補正手
段に着脱自在な軸支持手段と、該光軸に対して直交する
第一の方向に該軸支持手段と相対摺接する支持軸と、を
有し、該光学素子が保持筒にて保持され、該保持筒を該
ブレ補正手段の光学素子取り付け部に脱着可能に取り付
ける保持筒取り付け構造を有していることを特徴とする
像ブレ防止装置」を提供する。
【0099】本発明によれば、該ブレ補正手段に着脱自
在な軸支持手段が設けられているので該ブレ補正手段の
成形用金型が単純化され、成形コストを低減することが
できる。また、該像ブレ防止装置の組立工程の最終工程
において該ブレ補正手段に該光学素子を取り付ければよ
いので該組立工程において該光学素子が傷ついたり汚れ
たりする恐れがない。
在な軸支持手段が設けられているので該ブレ補正手段の
成形用金型が単純化され、成形コストを低減することが
できる。また、該像ブレ防止装置の組立工程の最終工程
において該ブレ補正手段に該光学素子を取り付ければよ
いので該組立工程において該光学素子が傷ついたり汚れ
たりする恐れがない。
【0100】前記課題を解決するために請求項8の発明
は、「光軸に対する直交面と平行な第一の方向に移動可
能なブレ補正手段を有している像ブレ防止装置におい
て、該ブレ補正手段が該第一の方向に移動する時に該ブ
レ補正手段を該第一の方向に摺動案内する支持軸と、該
支持軸に相対摺動可能に該ブレ補正手段に設けられた軸
支持手段と、を有し、該軸支持手段は該ブレ補正手段に
形成された第一及び第二の凹部によって構成されてお
り、該第一の凹部は該ブレ補正手段の第一面に開口し、
該第二の凹部は該ブレ補正手段の該第一面とは反対側の
第二面に開口し、該第一及び第二の凹部のそれぞれの一
端において互いに重なる部分において該支持軸が軸方向
摺動可能に支持されていることを特徴とする像ブレ防止
装置」を提供する。
は、「光軸に対する直交面と平行な第一の方向に移動可
能なブレ補正手段を有している像ブレ防止装置におい
て、該ブレ補正手段が該第一の方向に移動する時に該ブ
レ補正手段を該第一の方向に摺動案内する支持軸と、該
支持軸に相対摺動可能に該ブレ補正手段に設けられた軸
支持手段と、を有し、該軸支持手段は該ブレ補正手段に
形成された第一及び第二の凹部によって構成されてお
り、該第一の凹部は該ブレ補正手段の第一面に開口し、
該第二の凹部は該ブレ補正手段の該第一面とは反対側の
第二面に開口し、該第一及び第二の凹部のそれぞれの一
端において互いに重なる部分において該支持軸が軸方向
摺動可能に支持されていることを特徴とする像ブレ防止
装置」を提供する。
【0101】本発明によれば、該軸支持手段が孔ではな
く単なる凹部として構成されているため、該ブレ補正手
段の構造が単純であり、従って該ブレ補正手段の成形用
金型を単純化することができ、成形コストを低減するこ
とができる。
く単なる凹部として構成されているため、該ブレ補正手
段の構造が単純であり、従って該ブレ補正手段の成形用
金型を単純化することができ、成形コストを低減するこ
とができる。
【0102】前記課題を解決するために請求項9の発明
は、「請求項8の構成を有する像ブレ防止装置におい
て、該第一及び第二の凹部の少なくとも一方の高さ方向
の寸法は該支持軸の外径に嵌合する寸法であり、該第一
及び第二の凹部の深さ寸法の和は該ブレ補正手段の該第
一面及び該第二面との間の光軸方向寸法に該支持軸の外
径を加えた寸法に等しいか或は該ブレ補正手段の該光軸
方向寸法よりも大きく設定されていることを特徴とする
像ブレ防止装置」を提供する。
は、「請求項8の構成を有する像ブレ防止装置におい
て、該第一及び第二の凹部の少なくとも一方の高さ方向
の寸法は該支持軸の外径に嵌合する寸法であり、該第一
及び第二の凹部の深さ寸法の和は該ブレ補正手段の該第
一面及び該第二面との間の光軸方向寸法に該支持軸の外
径を加えた寸法に等しいか或は該ブレ補正手段の該光軸
方向寸法よりも大きく設定されていることを特徴とする
像ブレ防止装置」を提供する。
【0103】本発明によれば、該軸支持手段が孔ではな
く単なる凹部として構成されているため、該ブレ補正手
段の構造が単純であり、従って該ブレ補正手段の成形用
金型を単純化することができ、成形コストを低減するこ
とができる。
く単なる凹部として構成されているため、該ブレ補正手
段の構造が単純であり、従って該ブレ補正手段の成形用
金型を単純化することができ、成形コストを低減するこ
とができる。
【0104】前記課題を解決するために請求項10の発
明は、「請求項8又は9の構成を有する像ブレ防止装置
において、該第一の凹部と該第二の凹部とで構成される
該軸支持手段が該ブレ補正手段とは別体の摩擦係数の小
さな材料から成る部材で構成されていることを特徴とす
る像ブレ防止装置」を提供する。
明は、「請求項8又は9の構成を有する像ブレ防止装置
において、該第一の凹部と該第二の凹部とで構成される
該軸支持手段が該ブレ補正手段とは別体の摩擦係数の小
さな材料から成る部材で構成されていることを特徴とす
る像ブレ防止装置」を提供する。
【0105】本発明によれば、該軸支持手段が該ブレ補
正手段とは別体の摩擦係数の小さな材料から成る部材で
構成されているので該ブレ補正手段を円滑に動作させる
ことができる。
正手段とは別体の摩擦係数の小さな材料から成る部材で
構成されているので該ブレ補正手段を円滑に動作させる
ことができる。
【0106】前記課題を解決するために請求項11の発
明は、「光軸に対して直交する方向に変位可能なブレ補
正手段と、該ブレ補正手段に着脱自在な軸支持手段と、
該光軸に対して直交する第一の方向に該軸支持手段と相
対摺接する支持軸と、を有していることを特徴とする像
ブレ防止装置」を提供する。
明は、「光軸に対して直交する方向に変位可能なブレ補
正手段と、該ブレ補正手段に着脱自在な軸支持手段と、
該光軸に対して直交する第一の方向に該軸支持手段と相
対摺接する支持軸と、を有していることを特徴とする像
ブレ防止装置」を提供する。
【0107】本発明によれば、該ブレ補正手段に着脱自
在な軸支持手段が設けられているので該ブレ補正手段の
成形用金型が単純化され、成形コストを低減することが
できる。
在な軸支持手段が設けられているので該ブレ補正手段の
成形用金型が単純化され、成形コストを低減することが
できる。
【0108】前記課題を解決するために請求項12の発
明は、「請求項11の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該軸支持手段は該ブレ補正手段に着脱可能に構成
されていることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供す
る。
明は、「請求項11の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該軸支持手段は該ブレ補正手段に着脱可能に構成
されていることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供す
る。
【0109】本発明によれば、該ブレ補正手段に着脱自
在な軸支持手段が設けられているので該ブレ補正手段の
成形用金型が単純化され、成形コストを低減することが
できる。
在な軸支持手段が設けられているので該ブレ補正手段の
成形用金型が単純化され、成形コストを低減することが
できる。
【0110】前記課題を解決するために請求項13の発
明は、「光軸に対する直交面と平行な第一及び第二の方
向に移動可能なブレ補正手段を有している像ブレ防止装
置において、該ブレ補正手段が該第一の方向に移動する
時に該ブレ補正手段を該第一の方向に摺動案内する第一
直線部分を具備するとともに該ブレ補正手段が該第二の
方向に移動する時に該ブレ補正手段と該第一直線部分と
共に該第二の方向に移動する第二直線部分を具備してい
る屈曲した支持軸と、該支持軸の該第一直線部分を軸方
向摺動可能に支持するとともに該ブレ補正手段と共に移
動する第一軸支持手段と、該支持軸の該第二直線部分を
軸方向摺動可能に支持するとともに静止部材に固定され
ている第二軸支持手段と、を有していることを特徴とす
る像ブレ防止装置」を提供する。
明は、「光軸に対する直交面と平行な第一及び第二の方
向に移動可能なブレ補正手段を有している像ブレ防止装
置において、該ブレ補正手段が該第一の方向に移動する
時に該ブレ補正手段を該第一の方向に摺動案内する第一
直線部分を具備するとともに該ブレ補正手段が該第二の
方向に移動する時に該ブレ補正手段と該第一直線部分と
共に該第二の方向に移動する第二直線部分を具備してい
る屈曲した支持軸と、該支持軸の該第一直線部分を軸方
向摺動可能に支持するとともに該ブレ補正手段と共に移
動する第一軸支持手段と、該支持軸の該第二直線部分を
軸方向摺動可能に支持するとともに静止部材に固定され
ている第二軸支持手段と、を有していることを特徴とす
る像ブレ防止装置」を提供する。
【0111】本発明によれば、該ブレ補正手段が該支持
軸を介して該第一及び第二の方向に容易に移動できるよ
うに該静止部材に支持されるので正確なブレ補正動作を
行うことができる。
軸を介して該第一及び第二の方向に容易に移動できるよ
うに該静止部材に支持されるので正確なブレ補正動作を
行うことができる。
【0112】前記課題を解決するために請求項14の発
明は、「請求項13の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該第一軸支持手段は該ブレ補正手段に着脱可能に
取り付けられていることを特徴とする像ブレ防止装置」
を提供する。
明は、「請求項13の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該第一軸支持手段は該ブレ補正手段に着脱可能に
取り付けられていることを特徴とする像ブレ防止装置」
を提供する。
【0113】本発明によれば、該第一軸支持手段は該ブ
レ補正手段に着脱可能に取り付けられる構造となってい
るため、該ブレ補正手段の成形用金型を単純化でき、成
形コストを低減することができる。
レ補正手段に着脱可能に取り付けられる構造となってい
るため、該ブレ補正手段の成形用金型を単純化でき、成
形コストを低減することができる。
【0114】前記課題を解決するために請求項15の発
明は、「請求項13の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該第一軸支持手段は該ブレ補正手段に着脱可能に
取り付けられており、該第二軸支持手段は該静止部材に
着脱可能に取り付けられていることを特徴とする像ブレ
防止装置」を提供する。
明は、「請求項13の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該第一軸支持手段は該ブレ補正手段に着脱可能に
取り付けられており、該第二軸支持手段は該静止部材に
着脱可能に取り付けられていることを特徴とする像ブレ
防止装置」を提供する。
【0115】本発明によれば、該第一軸支持手段は該ブ
レ補正手段に着脱可能に取り付けられており、該第二軸
支持手段は該静止部材に着脱可能に取り付けられている
ので該ブレ補正手段の構造及び該静止部材の構造を単純
化でき、製造コストの安価な像ブレ防止装置を実現でき
る。
レ補正手段に着脱可能に取り付けられており、該第二軸
支持手段は該静止部材に着脱可能に取り付けられている
ので該ブレ補正手段の構造及び該静止部材の構造を単純
化でき、製造コストの安価な像ブレ防止装置を実現でき
る。
【0116】前記課題を解決するために請求項16の発
明は、「請求項13の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該第一軸支持手段及び該第二軸支持手段の少なく
とも一方はバネクランプ式結合によって該ブレ補正手段
及び該静止部材に脱着可能に取り付けられていることを
特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
明は、「請求項13の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該第一軸支持手段及び該第二軸支持手段の少なく
とも一方はバネクランプ式結合によって該ブレ補正手段
及び該静止部材に脱着可能に取り付けられていることを
特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
【0117】本発明によれば、該第一軸支持手段及び該
第二軸支持手段の少なくとも一方を極めて容易に取り付
け及び取り外しできるので、該装置の組立及び分解を容
易に行うことができ、製造コストを低減することができ
る。
第二軸支持手段の少なくとも一方を極めて容易に取り付
け及び取り外しできるので、該装置の組立及び分解を容
易に行うことができ、製造コストを低減することができ
る。
【0118】前記課題を解決するために請求項17の発
明は、「請求項13の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該支持軸と該第一軸支持手段との係合関係及び該
支持軸と該第二軸支持手段との係合関係の少なくとも一
方において該光軸の方向には所定の遊びが設けられてい
ることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
明は、「請求項13の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該支持軸と該第一軸支持手段との係合関係及び該
支持軸と該第二軸支持手段との係合関係の少なくとも一
方において該光軸の方向には所定の遊びが設けられてい
ることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
【0119】本発明によれば、該支持軸と該第一軸支持
手段との係合関係及び該支持軸と該第二軸支持手段との
係合関係の少なくとも一方において該光軸の方向には所
定の遊びが設けられているので、該ブレ補正手段に対す
る拘束力が過大にならぬようにすることができ、該ブレ
補正手段の駆動負荷が過大にならぬようにすることがで
きる。
手段との係合関係及び該支持軸と該第二軸支持手段との
係合関係の少なくとも一方において該光軸の方向には所
定の遊びが設けられているので、該ブレ補正手段に対す
る拘束力が過大にならぬようにすることができ、該ブレ
補正手段の駆動負荷が過大にならぬようにすることがで
きる。
【0120】前記課題を解決するために請求項18の発
明は、「請求項13の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該支持軸の該第一直線部分と該第二直線部分とを
連結している屈曲部の弾性と該ブレ補正手段の総質量と
で決まる固有振動の周波数が該ブレ補正手段のブレ補正
駆動時の振動周波数帯域よりも高周波数側に設定されて
いることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
明は、「請求項13の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該支持軸の該第一直線部分と該第二直線部分とを
連結している屈曲部の弾性と該ブレ補正手段の総質量と
で決まる固有振動の周波数が該ブレ補正手段のブレ補正
駆動時の振動周波数帯域よりも高周波数側に設定されて
いることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
【0121】本発明によれば、該ブレ補正手段の動作時
に該ブレ補正手段が光軸回りにローリングすることを未
然に防止でき、また、該ブレ補正手段の振動の発生を未
然に抑制することができる。
に該ブレ補正手段が光軸回りにローリングすることを未
然に防止でき、また、該ブレ補正手段の振動の発生を未
然に抑制することができる。
【0122】前記課題を解決するために請求項19の発
明は、「光軸に対して直交する方向に駆動されるブレ補
正手段と、該ブレ補正手段を支持する不動の地板と、該
地板から該ブレ補正手段に電力供給或は信号伝達を行う
ための第一のフレキシブルプリント基板と、を有してい
ることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
明は、「光軸に対して直交する方向に駆動されるブレ補
正手段と、該ブレ補正手段を支持する不動の地板と、該
地板から該ブレ補正手段に電力供給或は信号伝達を行う
ための第一のフレキシブルプリント基板と、を有してい
ることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
【0123】本発明によれば、該ブレ補正手段に対する
電力供給或は信号伝達を行うためにリード線ではなくフ
レキシブルプリント基板を使用しているので半田付け作
業が少なくなり、配線接続不良のない像ブレ防止装置を
実現できる。
電力供給或は信号伝達を行うためにリード線ではなくフ
レキシブルプリント基板を使用しているので半田付け作
業が少なくなり、配線接続不良のない像ブレ防止装置を
実現できる。
【0124】前記課題を解決するために請求項20の発
明は、「請求項19の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該地板には硬質のプリント回路基板が取り付けら
れており、該第一のフレキシブルプリント基板の一端は
該プリント回路基板に接続されていることを特徴とする
像ブレ防止装置」を提供する。
明は、「請求項19の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該地板には硬質のプリント回路基板が取り付けら
れており、該第一のフレキシブルプリント基板の一端は
該プリント回路基板に接続されていることを特徴とする
像ブレ防止装置」を提供する。
【0125】本発明によれば、該地板に硬質のプリント
回路基板を取り付けているので該装置の電気実装作業が
従来装置よりも容易に行うことができる。
回路基板を取り付けているので該装置の電気実装作業が
従来装置よりも容易に行うことができる。
【0126】前記課題を解決するために請求項21の発
明は、「請求項19の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該地板には該プリント回路基板の代わりに第二の
フレキシブルプリント基板が取り付けられ、該第一のフ
レキシブルプリント基板の一端は該第二のフレキシブル
プリント基板に接続されており、該第一のフレキシブル
プリント基板は該第二のフレキシブルプリント基板より
も柔らかな基板材料で構成されていることを特徴とする
像ブレ防止装置」を提供する。
明は、「請求項19の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該地板には該プリント回路基板の代わりに第二の
フレキシブルプリント基板が取り付けられ、該第一のフ
レキシブルプリント基板の一端は該第二のフレキシブル
プリント基板に接続されており、該第一のフレキシブル
プリント基板は該第二のフレキシブルプリント基板より
も柔らかな基板材料で構成されていることを特徴とする
像ブレ防止装置」を提供する。
【0127】本発明によれば、配線用の該第一のフレキ
シブルプリント基板を該第二のフレキシブルプリント基
板よりも柔らかいものにしたので、該ブレ補正手段と該
地板との間の電気的接続作業を容易に行うことができ
る。
シブルプリント基板を該第二のフレキシブルプリント基
板よりも柔らかいものにしたので、該ブレ補正手段と該
地板との間の電気的接続作業を容易に行うことができ
る。
【0128】前記課題を解決するために請求項22の発
明は、「請求項19の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該地板には該プリント回路基板の代わりに第二の
フレキシブルプリント基板が取り付けられ、該第一のフ
レキシブルプリント基板と該第二のフレキシブルプリン
ト基板とが互いに溶着されていることを特徴とする像ブ
レ防止装置」を提供する。
明は、「請求項19の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該地板には該プリント回路基板の代わりに第二の
フレキシブルプリント基板が取り付けられ、該第一のフ
レキシブルプリント基板と該第二のフレキシブルプリン
ト基板とが互いに溶着されていることを特徴とする像ブ
レ防止装置」を提供する。
【0129】本発明によれば、該両フレキシブルプリン
ト基板が予め溶着されているので該装置に対する電気的
実装作業を簡単にすることができる。
ト基板が予め溶着されているので該装置に対する電気的
実装作業を簡単にすることができる。
【0130】前記課題を解決するために請求項23の発
明は、「請求項19の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該第一のフレキシブルプリント基板は該ブレ補正
手段の移動方向に直交する平面部を有し、該平面部に屈
曲部が設けられていることを特徴とする像ブレ防止装
置」を提供する。
明は、「請求項19の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該第一のフレキシブルプリント基板は該ブレ補正
手段の移動方向に直交する平面部を有し、該平面部に屈
曲部が設けられていることを特徴とする像ブレ防止装
置」を提供する。
【0131】本発明によれば、該フレキシブルプリント
基板を容易に接続することができる。
基板を容易に接続することができる。
【0132】前記課題を解決するために請求項24の発
明は、「請求項23の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該屈曲部は該第二のフレキシブルプリント基板の
製造時に予め形成されているものであることを特徴とす
る像ブレ防止装置」を提供する。
明は、「請求項23の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該屈曲部は該第二のフレキシブルプリント基板の
製造時に予め形成されているものであることを特徴とす
る像ブレ防止装置」を提供する。
【0133】本発明によれば、該装置の電気実装工程に
おいて該フレキシブルプリント基板の加工等の作業が不
要なため、電気実装作業を容易に行うことができる。
おいて該フレキシブルプリント基板の加工等の作業が不
要なため、電気実装作業を容易に行うことができる。
【0134】前記課題を解決するために請求項25の発
明は、「光軸に対して直交する方向に駆動されるブレ補
正手段と、該ブレ補正手段を支持する不動の地板と、該
地板に取り付けられたプリント回路基板と、を有する像
ブレ防止装置において、該ブレ補正手段の動作を検出す
る検出手段が該プリント回路基板に取り付けられ、該地
板には該検出手段を位置決めするための位置決め部が形
成されており、該プリント回路基板は該位置決め部に該
検出手段を位置決めしたことによって該地板に位置決め
されることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
明は、「光軸に対して直交する方向に駆動されるブレ補
正手段と、該ブレ補正手段を支持する不動の地板と、該
地板に取り付けられたプリント回路基板と、を有する像
ブレ防止装置において、該ブレ補正手段の動作を検出す
る検出手段が該プリント回路基板に取り付けられ、該地
板には該検出手段を位置決めするための位置決め部が形
成されており、該プリント回路基板は該位置決め部に該
検出手段を位置決めしたことによって該地板に位置決め
されることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
【0135】本発明によれば、該検出手段と該プリント
回路基板とを該地板に同時に位置決めすることができる
ので該装置に対する電気部品実装作業の作業工程が少な
くなり、コスト低減に効果がある。
回路基板とを該地板に同時に位置決めすることができる
ので該装置に対する電気部品実装作業の作業工程が少な
くなり、コスト低減に効果がある。
【0136】前記課題を解決するために請求項26の発
明は、「請求項25の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該位置決め部は該検出手段の外枠に嵌合する穴で
あることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
明は、「請求項25の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該位置決め部は該検出手段の外枠に嵌合する穴で
あることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
【0137】本発明によれば、該検出手段を該プリント
回路基板の該穴に嵌合させるだけで該プリント回路基板
及び該検出手段を該地板に位置決めできるので該装置の
電気部品実装の工程を簡略化できる。
回路基板の該穴に嵌合させるだけで該プリント回路基板
及び該検出手段を該地板に位置決めできるので該装置の
電気部品実装の工程を簡略化できる。
【0138】前記課題を解決するために請求項27の発
明は、「請求項25の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該検出手段には孔が設けられ、該地板には該孔に
嵌合するピンが該位置決め部として設けられていること
を特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
明は、「請求項25の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該検出手段には孔が設けられ、該地板には該孔に
嵌合するピンが該位置決め部として設けられていること
を特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
【0139】本発明によれば、該ピンを該検出手段の孔
に挿入すれば該検出手段を該地板に正確に位置決めでき
るので該装置に対する電気実装作業を簡単に行うことが
できる。
に挿入すれば該検出手段を該地板に正確に位置決めでき
るので該装置に対する電気実装作業を簡単に行うことが
できる。
【0140】前記課題を解決するために請求項28の発
明は、「請求項25の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該ブレ補正手段の動作を検出する検出手段が該プ
リント回路基板に取り付けられ、該検出手段には位置決
め孔が形成され、該地板或は該プリント回路基板に設け
られたピンが該位置決め孔に嵌合していることを特徴と
する像ブレ防止装置」を提供する。
明は、「請求項25の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該ブレ補正手段の動作を検出する検出手段が該プ
リント回路基板に取り付けられ、該検出手段には位置決
め孔が形成され、該地板或は該プリント回路基板に設け
られたピンが該位置決め孔に嵌合していることを特徴と
する像ブレ防止装置」を提供する。
【0141】本発明によれば、該ピンを該検出手段の孔
に挿入すれば該検出手段を該地板もしくは該プリント回
路基板に正確に位置決めできるので該装置に対する電気
実装作業を簡単に行うことができる。
に挿入すれば該検出手段を該地板もしくは該プリント回
路基板に正確に位置決めできるので該装置に対する電気
実装作業を簡単に行うことができる。
【0142】前記課題を解決するために請求項29の発
明は、「光軸に対して直交方向に駆動されるブレ補正手
段と、該ブレ補正手段を支持する不動の地板と、該地板
に取り付けられている該ブレ補正手段駆動用磁気回路手
段と、を有する像ブレ防止装置において、該磁気回路手
段は該光軸に対する直交面と平行で且つ該光軸の方向に
沿って互いに間隔をあけて配置された複数の極板を含む
ヨークを有し、該ヨークは該極板の間隔が小さくなる方
向に圧縮力を加えられた状態で該地板に取り付けられて
いることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
明は、「光軸に対して直交方向に駆動されるブレ補正手
段と、該ブレ補正手段を支持する不動の地板と、該地板
に取り付けられている該ブレ補正手段駆動用磁気回路手
段と、を有する像ブレ防止装置において、該磁気回路手
段は該光軸に対する直交面と平行で且つ該光軸の方向に
沿って互いに間隔をあけて配置された複数の極板を含む
ヨークを有し、該ヨークは該極板の間隔が小さくなる方
向に圧縮力を加えられた状態で該地板に取り付けられて
いることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
【0143】本発明によれば、該ヨークがそれ自身の極
板間隔が狭くなる方向に圧縮力を加えられた状態で該地
板に取り付けられているので該ブレ補正手段と該ヨーク
との間にガタが生じる恐れがなく、従って、該ブレ補正
手段に正確な動作を行わせることができる。
板間隔が狭くなる方向に圧縮力を加えられた状態で該地
板に取り付けられているので該ブレ補正手段と該ヨーク
との間にガタが生じる恐れがなく、従って、該ブレ補正
手段に正確な動作を行わせることができる。
【0144】前記課題を解決するために請求項30の発
明は、「光軸に対して直交方向に駆動されるブレ補正手
段と、該ブレ補正手段の外周面において該光軸に対する
放射方向に向けて固定された筒形のコイルと、を有する
像ブレ防止装置において、該ブレ補正手段の外周面には
該コイルを内側から把持する弾性把持部材が該コイル内
の磁界に入らない位置において突設され、該弾性把持部
材の先端には該コイルの先端に係合する曲がった係合部
が形成されていることを特徴とする像ブレ防止装置」を
提供する。
明は、「光軸に対して直交方向に駆動されるブレ補正手
段と、該ブレ補正手段の外周面において該光軸に対する
放射方向に向けて固定された筒形のコイルと、を有する
像ブレ防止装置において、該ブレ補正手段の外周面には
該コイルを内側から把持する弾性把持部材が該コイル内
の磁界に入らない位置において突設され、該弾性把持部
材の先端には該コイルの先端に係合する曲がった係合部
が形成されていることを特徴とする像ブレ防止装置」を
提供する。
【0145】本発明によれば、該コイルを該ブレ補正手
段に迅速に取り付けることができるので該装置の組立コ
ストを低減することができる。
段に迅速に取り付けることができるので該装置の組立コ
ストを低減することができる。
【0146】前記課題を解決するために請求項31の発
明は、「請求項30の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該コイルの基端部と接触する該ブレ補正手段の外
周面には該コイルを該ブレ補正手段に接着する接着剤の
ための充填溝が該コイルの周方向に沿って形成されてい
るいることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
明は、「請求項30の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該コイルの基端部と接触する該ブレ補正手段の外
周面には該コイルを該ブレ補正手段に接着する接着剤の
ための充填溝が該コイルの周方向に沿って形成されてい
るいることを特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
【0147】本発明によれば、該充填溝が設けられてい
るため、接着剤が該ブレ補正手段の外面に付着する量が
少なくなり、他の部材に接着剤が付着する恐れが少なく
なる。
るため、接着剤が該ブレ補正手段の外面に付着する量が
少なくなり、他の部材に接着剤が付着する恐れが少なく
なる。
【0148】前記課題を解決するために請求項32の発
明は、「光軸に対して直交方向に駆動されるブレ補正手
段を有する像ブレ防止装置において、該ブレ補正手段の
光軸方向移動を規制する規制手段を有し、該規制手段と
して該ブレ補正手段に対する遮光マスクを兼用している
ことを特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
明は、「光軸に対して直交方向に駆動されるブレ補正手
段を有する像ブレ防止装置において、該ブレ補正手段の
光軸方向移動を規制する規制手段を有し、該規制手段と
して該ブレ補正手段に対する遮光マスクを兼用している
ことを特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
【0149】本発明によれば、遮光マスクを該規制手段
として兼用するので構成部材数を少なくすることができ
る。
として兼用するので構成部材数を少なくすることができ
る。
【0150】前記課題を解決するために請求項33の発
明は、「光軸に対して直交方向に駆動されるブレ補正手
段を有する像ブレ防止装置において、該ブレ補正手段の
光軸方向移動を規制する規制手段を有し、該規制手段
は、該ブレ補正手段の光軸方向位置を調整するための位
置調整手段を有していることを特徴とする像ブレ防止装
置」を提供する。
明は、「光軸に対して直交方向に駆動されるブレ補正手
段を有する像ブレ防止装置において、該ブレ補正手段の
光軸方向移動を規制する規制手段を有し、該規制手段
は、該ブレ補正手段の光軸方向位置を調整するための位
置調整手段を有していることを特徴とする像ブレ防止装
置」を提供する。
【0151】本発明によれば、該位置調整手段があるた
め、該ブレ補正手段の移動方向の負荷を装置毎に最適に
調整することができる。
め、該ブレ補正手段の移動方向の負荷を装置毎に最適に
調整することができる。
【0152】前記課題を解決するために請求項34の発
明は、「請求項33の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該位置調整手段はバネ及びねじ構造を含んでいる
ことを特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
明は、「請求項33の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該位置調整手段はバネ及びねじ構造を含んでいる
ことを特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
【0153】本発明によれば、バネ及びねじ構造により
該ブレ補正手段の摩擦負荷を微小調整することができ
る。
該ブレ補正手段の摩擦負荷を微小調整することができ
る。
【0154】前記課題を解決するために請求項35の発
明は、「像ブレを補正するためのブレ補正手段と、該ブ
レ補正手段を支持する不動の地板と、を有する像ブレ防
止装置において、該ブレ補正手段の移動を禁止する係止
手段を有し、該係止手段は、該地板に固定されるととも
に該ブレ補正手段に対して接近及び後退する方向にバネ
付勢された係止腕を有していることを特徴とする像ブレ
防止装置」を提供する。
明は、「像ブレを補正するためのブレ補正手段と、該ブ
レ補正手段を支持する不動の地板と、を有する像ブレ防
止装置において、該ブレ補正手段の移動を禁止する係止
手段を有し、該係止手段は、該地板に固定されるととも
に該ブレ補正手段に対して接近及び後退する方向にバネ
付勢された係止腕を有していることを特徴とする像ブレ
防止装置」を提供する。
【0155】本発明によれば、該係止腕が該ブレ補正手
段に対して接近及び後退する方向にバネ付勢されている
ので従来の係止手段よりも確実に該ブレ補正手段を係止
することができる。
段に対して接近及び後退する方向にバネ付勢されている
ので従来の係止手段よりも確実に該ブレ補正手段を係止
することができる。
【0156】前記課題を解決するために請求項36の発
明は、「請求項35の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、係止腕の一部がバネ性を有していることを特徴と
する像ブレ防止装置」を提供する。
明は、「請求項35の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、係止腕の一部がバネ性を有していることを特徴と
する像ブレ防止装置」を提供する。
【0157】本発明によれば、該係止腕自身がバネとな
っているので部品数が少なく且つ従来の係止手段よりも
該ブレ補正手段を確実に係止することができる。
っているので部品数が少なく且つ従来の係止手段よりも
該ブレ補正手段を確実に係止することができる。
【0158】前記課題を解決するために請求項37の発
明は、「請求項35の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該係止腕が合成樹脂素材で構成され、該地板に取
り付けられた板バネと一体に形成されていることを特徴
とする像ブレ防止装置」を提供する。
明は、「請求項35の構成を有する像ブレ防止装置にお
いて、該係止腕が合成樹脂素材で構成され、該地板に取
り付けられた板バネと一体に形成されていることを特徴
とする像ブレ防止装置」を提供する。
【0159】本発明によれば、該係止腕が合成樹脂素材
で構成されているため耐久性の高い係止手段を構成でき
る。
で構成されているため耐久性の高い係止手段を構成でき
る。
【0160】前記課題を解決するために請求項38の発
明は、「像ブレを補正するためのブレ補正手段と、該ブ
レ補正手段を支持する不動の地板と、を有する像ブレ防
止装置において、該像ブレ防止装置を搭載すべき光学機
器の鏡筒に対して該地板を光軸方向に対して傾き調整可
能に結合する結合手段が該地板に設けられていることを
特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
明は、「像ブレを補正するためのブレ補正手段と、該ブ
レ補正手段を支持する不動の地板と、を有する像ブレ防
止装置において、該像ブレ防止装置を搭載すべき光学機
器の鏡筒に対して該地板を光軸方向に対して傾き調整可
能に結合する結合手段が該地板に設けられていることを
特徴とする像ブレ防止装置」を提供する。
【0161】本発明によれば、該像ブレ防止装置の光軸
を光学機器の光軸に対して任意の傾きに調整できるので
該像ブレ防止装置の取り付けを容易に行うことができ
る。
を光学機器の光軸に対して任意の傾きに調整できるので
該像ブレ防止装置の取り付けを容易に行うことができ
る。
【0162】
【実施例】以下に図1〜図13を参照して本発明による
改良された像ブレ防止装置の実施例について説明する。
改良された像ブレ防止装置の実施例について説明する。
【0163】〈実施例1〉図1に本発明の第一の実施例
の像ブレ防止装置の分解斜視図を示す。
の像ブレ防止装置の分解斜視図を示す。
【0164】なお、以下の説明では、同図において前側
に見える方向を前方と称することにする。
に見える方向を前方と称することにする。
【0165】図1に示すように、本実施例の像ブレ防止
装置は、補正レンズ71を着脱自在に保持する支持枠7
2、該支持枠72を駆動する電磁アクチュエータの磁気
回路部を構成しているヨーク及び永久磁石が取り付けら
れるとともに該支持枠72を後述の支持部材13p及び
13y並びにL形軸14に介して相対移動可能に支持す
る環状円板形の地板12、該地板12の前面(図1に示
されている面)から該レンズ71の光軸と平行に突出し
た3本の柱体12の先端にビス留めされて該支持枠72
の前方に配置される環状円板形のマスク兼カバー17、
該地板12の後端面(図1では隠れている面)に取り付
けられる環状円板形の剛性(ハード)プリント回路基板
15、該支持枠72を該地板12の前面側の位置におい
て該光軸に対する直交方向に相対移動可能に支持させる
ための支持手段としての該L形軸14と該L形軸15の
支持部材13p及び13y、が主要な構造部品となって
いる。
装置は、補正レンズ71を着脱自在に保持する支持枠7
2、該支持枠72を駆動する電磁アクチュエータの磁気
回路部を構成しているヨーク及び永久磁石が取り付けら
れるとともに該支持枠72を後述の支持部材13p及び
13y並びにL形軸14に介して相対移動可能に支持す
る環状円板形の地板12、該地板12の前面(図1に示
されている面)から該レンズ71の光軸と平行に突出し
た3本の柱体12の先端にビス留めされて該支持枠72
の前方に配置される環状円板形のマスク兼カバー17、
該地板12の後端面(図1では隠れている面)に取り付
けられる環状円板形の剛性(ハード)プリント回路基板
15、該支持枠72を該地板12の前面側の位置におい
て該光軸に対する直交方向に相対移動可能に支持させる
ための支持手段としての該L形軸14と該L形軸15の
支持部材13p及び13y、が主要な構造部品となって
いる。
【0166】該支持枠72を駆動するための電磁アクチ
ュエータは、該支持枠72に取り付けられたコイル79
p及び79yと、該地板12の前面の凹部12pd及び
12ydに取り付けられるヨーク712p及び712y
と該ヨークに接着固定されたマグネット(永久磁石)7
13と、で構成されている。ヨーク712pとマグネッ
ト713との結合体から成るピッチ方向磁気回路部は地
板12の前面の凹部12pdに嵌め込まれ、セルフタッ
ピングネジ727をヨーク712の孔712pa(左右
に1個ずつあるが、図では1個のみが見えている)と地
板12の孔12eとに地板12の前方側から挿入してね
じ込むことにより該地板12に固定される。
ュエータは、該支持枠72に取り付けられたコイル79
p及び79yと、該地板12の前面の凹部12pd及び
12ydに取り付けられるヨーク712p及び712y
と該ヨークに接着固定されたマグネット(永久磁石)7
13と、で構成されている。ヨーク712pとマグネッ
ト713との結合体から成るピッチ方向磁気回路部は地
板12の前面の凹部12pdに嵌め込まれ、セルフタッ
ピングネジ727をヨーク712の孔712pa(左右
に1個ずつあるが、図では1個のみが見えている)と地
板12の孔12eとに地板12の前方側から挿入してね
じ込むことにより該地板12に固定される。
【0167】同様に、ヨーク712yとマグネット71
3との結合体から成るヨー方向磁気回路部もセルフタッ
ピングネジ727をヨーク712yの孔712ya(上
下に1個ずつあるが、図では1個のみが見えている)と
地板12の孔12eとに地板12の前方側から挿入して
ねじ込むことにより地板12の前面の凹部12yaに固
定される。
3との結合体から成るヨー方向磁気回路部もセルフタッ
ピングネジ727をヨーク712yの孔712ya(上
下に1個ずつあるが、図では1個のみが見えている)と
地板12の孔12eとに地板12の前方側から挿入して
ねじ込むことにより地板12の前面の凹部12yaに固
定される。
【0168】本発明の装置では、ヨーク712y及び7
12pがそれぞれ一枚の電磁鋼板をプレス加工によって
E字形に成形したものであるため、従来装置のヨークに
比べて非常に製造コスト及び装置組立コストが低減され
ている。
12pがそれぞれ一枚の電磁鋼板をプレス加工によって
E字形に成形したものであるため、従来装置のヨークに
比べて非常に製造コスト及び装置組立コストが低減され
ている。
【0169】支持枠72を上下方向に動かすためのピッ
チ方向駆動コイル79pと支持枠72を左右方向に動か
すためのヨー方向駆動コイル79yは支持枠72の外周
面に以下のようにして固定されている。
チ方向駆動コイル79pと支持枠72を左右方向に動か
すためのヨー方向駆動コイル79yは支持枠72の外周
面に以下のようにして固定されている。
【0170】図2はコイル79pを支持枠72の外周に
取り付けた状態の縦断面及び側断面の概略図である。
取り付けた状態の縦断面及び側断面の概略図である。
【0171】図1及び図2において、72eは該支持枠
72の上端面にコイル79pを固定するための板状の把
持部材であり、コイル79pの開口の両端部の内面に沿
って上方に延在するように該支持枠72の上面に2本が
突設されている。該把持部材72eは外側へ広がろうと
する弾性を有しており、その先端にはコイル79pの上
端に弾性的に係合する鉤状の屈曲部72eaを有してい
る。従って、コイル79pを支持枠72に取り付ける時
には、2本の把持部材72eを互いに近付ける方向に撓
ませた状態にしてコイル79pの中に挿入してからコイ
ル79pを支持枠72の上面に向かって下げ降ろしてゆ
くと該部材72eの先端の屈曲部72eaがコイル79
pの内周面に摺動しつつ該屈曲部72eaが相対的にコ
イル79p内を上昇し、コイル79pの下端が支持枠7
2の上面に当接した時には該屈曲部72eaがコイル7
9pの外へ抜け出るので該部材72eの撓みが解除さ
れ、その結果、該部材72eの復元力によって該屈曲部
72eaがコイルの外側へ向かって勢いよく動き、その
結果、該部材72eは外側へ広がろうとする弾性力によ
ってコレットチャックのようにコイル79pをその内側
から把持し、該屈曲部72eaもコイル79pの上端に
バネ力によりしっかりと係合する。
72の上端面にコイル79pを固定するための板状の把
持部材であり、コイル79pの開口の両端部の内面に沿
って上方に延在するように該支持枠72の上面に2本が
突設されている。該把持部材72eは外側へ広がろうと
する弾性を有しており、その先端にはコイル79pの上
端に弾性的に係合する鉤状の屈曲部72eaを有してい
る。従って、コイル79pを支持枠72に取り付ける時
には、2本の把持部材72eを互いに近付ける方向に撓
ませた状態にしてコイル79pの中に挿入してからコイ
ル79pを支持枠72の上面に向かって下げ降ろしてゆ
くと該部材72eの先端の屈曲部72eaがコイル79
pの内周面に摺動しつつ該屈曲部72eaが相対的にコ
イル79p内を上昇し、コイル79pの下端が支持枠7
2の上面に当接した時には該屈曲部72eaがコイル7
9pの外へ抜け出るので該部材72eの撓みが解除さ
れ、その結果、該部材72eの復元力によって該屈曲部
72eaがコイルの外側へ向かって勢いよく動き、その
結果、該部材72eは外側へ広がろうとする弾性力によ
ってコレットチャックのようにコイル79pをその内側
から把持し、該屈曲部72eaもコイル79pの上端に
バネ力によりしっかりと係合する。
【0172】なお、把持部材72eはコイル79p内の
磁界領域(図2においてX印で示した範囲)に入らない
位置に設けられているので、該部材72eがコイル内に
入っても電磁的悪影響は起こらない。
磁界領域(図2においてX印で示した範囲)に入らない
位置に設けられているので、該部材72eがコイル内に
入っても電磁的悪影響は起こらない。
【0173】コイル79pの下端が圧接される支持枠7
2の上面には図2(b)に示すようにコイル外周に沿っ
て溝72fが形成されており、該溝72fに接着剤72
gを充填してコイル79pを動かないように固定してい
る。溝72fがあるため、接着剤の量が多くても接着剤
の盛り上がりを殆どなくすことができる。
2の上面には図2(b)に示すようにコイル外周に沿っ
て溝72fが形成されており、該溝72fに接着剤72
gを充填してコイル79pを動かないように固定してい
る。溝72fがあるため、接着剤の量が多くても接着剤
の盛り上がりを殆どなくすことができる。
【0174】L形軸14の水平部分を支持するための支
持部材13yと該軸14の鉛直部分を支持するための支
持部材13pは摩擦係数の小さい材料(例えばPO
M:)で構成されており、両支持部材のそれぞれの前面
には該軸14を軸方向相対摺動可能且つ相対回転可能に
支持するための溝13yb及び13pbが形成されると
ともに該溝の開口側縁部には該軸14が該溝から軸直交
方向(レンズ光軸と平行な方向)に脱出しないように規
制するための爪13yc及び13pcが形成されてい
る。なお、支持部材13yにおける該軸14の水平部分
の支持構造においては光軸と平行な方向において該軸1
4にわずかの遊びを持たせるように爪13ycが形成さ
れている。
持部材13yと該軸14の鉛直部分を支持するための支
持部材13pは摩擦係数の小さい材料(例えばPO
M:)で構成されており、両支持部材のそれぞれの前面
には該軸14を軸方向相対摺動可能且つ相対回転可能に
支持するための溝13yb及び13pbが形成されると
ともに該溝の開口側縁部には該軸14が該溝から軸直交
方向(レンズ光軸と平行な方向)に脱出しないように規
制するための爪13yc及び13pcが形成されてい
る。なお、支持部材13yにおける該軸14の水平部分
の支持構造においては光軸と平行な方向において該軸1
4にわずかの遊びを持たせるように爪13ycが形成さ
れている。
【0175】該支持部材13yの後面には、図1の右下
に表示されているように、先端部が大きくなっていて且
つ軸方向に沿って二又に分かれているバネ性の突出部1
3yaが形成されており、該突出部13yaを支持枠7
2の下端部の角穴72h(この穴72hの幅は該突出部
13yaの幅よりも狭い)に強引に押し込むことによ
り、該支持部材13yは該支持枠72に「パッチン結
合」(ばね力を利用したコレットチャック式クランプ結
合)により固定されている。
に表示されているように、先端部が大きくなっていて且
つ軸方向に沿って二又に分かれているバネ性の突出部1
3yaが形成されており、該突出部13yaを支持枠7
2の下端部の角穴72h(この穴72hの幅は該突出部
13yaの幅よりも狭い)に強引に押し込むことによ
り、該支持部材13yは該支持枠72に「パッチン結
合」(ばね力を利用したコレットチャック式クランプ結
合)により固定されている。
【0176】同様に、該支持部材13pの後面にも前記
突出部13yaと同じ突出部13paが形成されてお
り、該突出部13paを地板12の前面の角穴12b
(この穴12bの縦方向寸法は該突出部13paの幅よ
りも狭い)に強引に押し込むことにより、該支持部材1
3pは該地板12に「パッチン結合」により固定されて
いる。
突出部13yaと同じ突出部13paが形成されてお
り、該突出部13paを地板12の前面の角穴12b
(この穴12bの縦方向寸法は該突出部13paの幅よ
りも狭い)に強引に押し込むことにより、該支持部材1
3pは該地板12に「パッチン結合」により固定されて
いる。
【0177】従って、該支持枠72が該電磁アクチュエ
ータにより鉛直方向(すなわちピッチ方向)に動かされ
た時には該L形軸14の鉛直部分が支持部材13pに対
して鉛直方向に相対摺動し、該支持枠72が左右方向
(すなわちヨー方向)に動かされた時には該支持部材1
3yがL形軸14の水平部分に対して相対摺動する。
ータにより鉛直方向(すなわちピッチ方向)に動かされ
た時には該L形軸14の鉛直部分が支持部材13pに対
して鉛直方向に相対摺動し、該支持枠72が左右方向
(すなわちヨー方向)に動かされた時には該支持部材1
3yがL形軸14の水平部分に対して相対摺動する。
【0178】支持枠72の右肩部(すなわちコイル79
pの隣接位置)に設けられたケース72pa内には該支
持枠72のピッチ方向の変位を検出する位置検出手段の
投光素子76pが収容され、該ケース72paの後面側
開口には端子付きの蓋77pが取り付けられる。
pの隣接位置)に設けられたケース72pa内には該支
持枠72のピッチ方向の変位を検出する位置検出手段の
投光素子76pが収容され、該ケース72paの後面側
開口には端子付きの蓋77pが取り付けられる。
【0179】支持枠72の左下隅部(コイル79yの直
下位置)に設けられたケース72ya内には支持枠72
のヨー方向の変位を検出する位置検出手段の投光素子7
6yが収容され、該ケース72yaの後面側開口には端
子付きの蓋77yが取り付けられる。
下位置)に設けられたケース72ya内には支持枠72
のヨー方向の変位を検出する位置検出手段の投光素子7
6yが収容され、該ケース72yaの後面側開口には端
子付きの蓋77yが取り付けられる。
【0180】該支持枠72に取り付けられるべき補正レ
ンズ71は円筒形の保持筒11にて保持され、該保持筒
11は該支持枠72の円筒状の取り付け部に挿入されて
「パッチン取り付け」構造により該支持枠72に対して
着脱自在に装着されるようになっている。すなわち、該
支持枠72の円筒形の保持筒取り付け部72aには該保
持筒11の外径よりもわずかに小さい直径の内接円に沿
って配置された可撓性の(半径方向に弾性的に変位可能
な)3個の爪72dが設けられており、該レンズ71を
該支持枠72に装着する時には該保持筒11を該支持枠
72の前方から該爪72dの抵抗に打ち勝って該支持枠
72の円筒形の保持筒取り付け部72a内に押し込む
と、該爪72dが該保持筒11の外周面及び後端部に係
合して該保持筒11を脱落しないように保持する。
ンズ71は円筒形の保持筒11にて保持され、該保持筒
11は該支持枠72の円筒状の取り付け部に挿入されて
「パッチン取り付け」構造により該支持枠72に対して
着脱自在に装着されるようになっている。すなわち、該
支持枠72の円筒形の保持筒取り付け部72aには該保
持筒11の外径よりもわずかに小さい直径の内接円に沿
って配置された可撓性の(半径方向に弾性的に変位可能
な)3個の爪72dが設けられており、該レンズ71を
該支持枠72に装着する時には該保持筒11を該支持枠
72の前方から該爪72dの抵抗に打ち勝って該支持枠
72の円筒形の保持筒取り付け部72a内に押し込む
と、該爪72dが該保持筒11の外周面及び後端部に係
合して該保持筒11を脱落しないように保持する。
【0181】支持枠72のピッチ方向位置検出手段の受
光素子であるPSD等の受光素子78pは縦長スリット
付きマスク715pに取り付けられるとともに該マスク
715pとともに地板12の右上側の取り付け開口12
paに半田付けされ、前記投光素子76pに正対して配
置される。
光素子であるPSD等の受光素子78pは縦長スリット
付きマスク715pに取り付けられるとともに該マスク
715pとともに地板12の右上側の取り付け開口12
paに半田付けされ、前記投光素子76pに正対して配
置される。
【0182】同様に、支持枠72のヨー方向位置検出手
段の受光素子であるPSD等の受光素子78yは横長ス
リット付きマスク715yに取り付けられるとともに該
マスク715yとともに地板12の左下側の取り付け開
口12yaに半田付けされ、前記投光素子76yに正対
して配置される。
段の受光素子であるPSD等の受光素子78yは横長ス
リット付きマスク715yに取り付けられるとともに該
マスク715yとともに地板12の左下側の取り付け開
口12yaに半田付けされ、前記投光素子76yに正対
して配置される。
【0183】支持枠72の前面と後面のそれぞれ3ケ所
には極めて浅い小さな凹部72i(図1では支持枠72
の前面の凹部のみを示す)が形成され、該凹部72iの
各々には小球711がその半分を露出した状態で回転動
自在に保持されている。
には極めて浅い小さな凹部72i(図1では支持枠72
の前面の凹部のみを示す)が形成され、該凹部72iの
各々には小球711がその半分を露出した状態で回転動
自在に保持されている。
【0184】一方、地板12の前面とマスク17の後面
には該小球711の位置に対応した位置に3ケ所の突出
面12c及び17aが形成されており、装置組立完了状
態では同図(b)に示すように支持枠72の前面側では
該小球711の露出部分が突出面17aに当接して該面
17aを転動可能であり、支持枠72の後面側では該小
球711の露出部分が地板12の突出面12cのに当接
して該面12cを転動可能になっている。すなわち、小
球711は支持枠72と地板12及びマスク17との間
の相互摩擦を極力少なくするとともに両者との間に所定
の間隙を保持するためのスペーサ兼平面転がりベアリン
グを構成している。また、この構造により支持枠72が
光軸方向に移動しないように規制されている。
には該小球711の位置に対応した位置に3ケ所の突出
面12c及び17aが形成されており、装置組立完了状
態では同図(b)に示すように支持枠72の前面側では
該小球711の露出部分が突出面17aに当接して該面
17aを転動可能であり、支持枠72の後面側では該小
球711の露出部分が地板12の突出面12cのに当接
して該面12cを転動可能になっている。すなわち、小
球711は支持枠72と地板12及びマスク17との間
の相互摩擦を極力少なくするとともに両者との間に所定
の間隙を保持するためのスペーサ兼平面転がりベアリン
グを構成している。また、この構造により支持枠72が
光軸方向に移動しないように規制されている。
【0185】地板12の後面には環状円板形の剛性プリ
ント回路基板(ハード基板)15が穴15dに挿入され
る不図示のビス等で着脱自在に取り付けられており、該
基板15の表面にはフレキ16を接続するためのコネク
タ15aが設けられている。該基板15の裏面(地板1
2に対向している面)には該基板15上の回路に接続さ
れた2群の半田付けランド部15cとリード挿通孔15
bとで形成されており、一方の群のランド部15cとリ
ード挿通孔15bはピッチ方向位置検出手段(投光素子
76pと受光素子78p)の配置位置に対応して配置さ
れ、他方の群のランド部15cとリード挿通孔15bは
ヨー方向位置検出手段(投光素子76yと受光素子78
y)の配置位置に対応して配置されている。
ント回路基板(ハード基板)15が穴15dに挿入され
る不図示のビス等で着脱自在に取り付けられており、該
基板15の表面にはフレキ16を接続するためのコネク
タ15aが設けられている。該基板15の裏面(地板1
2に対向している面)には該基板15上の回路に接続さ
れた2群の半田付けランド部15cとリード挿通孔15
bとで形成されており、一方の群のランド部15cとリ
ード挿通孔15bはピッチ方向位置検出手段(投光素子
76pと受光素子78p)の配置位置に対応して配置さ
れ、他方の群のランド部15cとリード挿通孔15bは
ヨー方向位置検出手段(投光素子76yと受光素子78
y)の配置位置に対応して配置されている。
【0186】そして、それぞれの群のリード挿通孔15
bには受光素子78p及び78yの端子が半田付けさ
れ、それぞれの群のランド部15cには投光素子76p
及び76y並びにコイル79p及び79yに接続するポ
リウレタン被覆銅線が半田付けされる。該ポリウレタン
被覆銅線は地板12に貫設された2個のリード引き出し
孔12fを通して前方へ引き出され、前記ケース蓋77
p及び77y上の端子に接続されている。
bには受光素子78p及び78yの端子が半田付けさ
れ、それぞれの群のランド部15cには投光素子76p
及び76y並びにコイル79p及び79yに接続するポ
リウレタン被覆銅線が半田付けされる。該ポリウレタン
被覆銅線は地板12に貫設された2個のリード引き出し
孔12fを通して前方へ引き出され、前記ケース蓋77
p及び77y上の端子に接続されている。
【0187】地板12の前面から突出している3本の柱
体12hの長さは該支持枠72の光軸方向寸法よりもわ
ずかに長く設計されており、該柱体12hの先端面には
不図示のビスをねじ込むための孔12iが開口されてい
る。
体12hの長さは該支持枠72の光軸方向寸法よりもわ
ずかに長く設計されており、該柱体12hの先端面には
不図示のビスをねじ込むための孔12iが開口されてい
る。
【0188】遮光マスク兼カバー17には該柱体12h
の孔12iに整列するビス挿入孔17bが貫設されてお
り、装置組立時には該支持枠72を地板12に装架した
後に該カバー17のビス挿入孔17bと該柱体12hの
孔12iとに不図示のビスをねじ込むことにより該カバ
ー17と地板12とを結合する。
の孔12iに整列するビス挿入孔17bが貫設されてお
り、装置組立時には該支持枠72を地板12に装架した
後に該カバー17のビス挿入孔17bと該柱体12hの
孔12iとに不図示のビスをねじ込むことにより該カバ
ー17と地板12とを結合する。
【0189】本発明による改善された像ブレ防止装置の
構造では、支持枠72を地板12に支持する構造として
L形軸14と該軸14を支持する溝形支持部材13y及
び13pを使用しているので従来装置に比べて構造が簡
単になっているが、該軸14は屈曲部14aを有してい
るので該屈曲部14aの剛性が弱いと支持枠72が駆動
された時に支持枠72が光軸回りにも回転してしまう危
険性がある。従って、本発明の装置では、そのような危
険性を回避するために該軸14が次のような考慮の下に
設計されている。
構造では、支持枠72を地板12に支持する構造として
L形軸14と該軸14を支持する溝形支持部材13y及
び13pを使用しているので従来装置に比べて構造が簡
単になっているが、該軸14は屈曲部14aを有してい
るので該屈曲部14aの剛性が弱いと支持枠72が駆動
された時に支持枠72が光軸回りにも回転してしまう危
険性がある。従って、本発明の装置では、そのような危
険性を回避するために該軸14が次のような考慮の下に
設計されている。
【0190】すなわち、該屈曲部14aのバネ性と支持
枠72の総質量(保持鏡筒11と補正レンズ71とを含
めた質量)とで決まる固有周波数を図3(a)に示すよ
うに300Hz以上に設定している。これは、図3
(b)に示す該支持枠72によるブレ補正駆動帯域Aが
100Hzまでであるため(カメラ等の手ブレは1〜1
0Hzの帯域であるが、手ブレを精度よく補正するため
には100Hzまで帯域を広げる必要がある)、それ以
上の周波数帯域に固有周波数を設定しないとブレ補正駆
動帯域内でも支持枠72が光軸回りにローリングしてし
まうからである。
枠72の総質量(保持鏡筒11と補正レンズ71とを含
めた質量)とで決まる固有周波数を図3(a)に示すよ
うに300Hz以上に設定している。これは、図3
(b)に示す該支持枠72によるブレ補正駆動帯域Aが
100Hzまでであるため(カメラ等の手ブレは1〜1
0Hzの帯域であるが、手ブレを精度よく補正するため
には100Hzまで帯域を広げる必要がある)、それ以
上の周波数帯域に固有周波数を設定しないとブレ補正駆
動帯域内でも支持枠72が光軸回りにローリングしてし
まうからである。
【0191】本発明の装置では、前述の理由に基づいて
決定した前記固有周波数から前記屈曲部14aのバネ定
数を逆算し、該バネ定数になるように該軸14の材質や
寸法が設計されている。
決定した前記固有周波数から前記屈曲部14aのバネ定
数を逆算し、該バネ定数になるように該軸14の材質や
寸法が設計されている。
【0192】〈実施例2〉図4に本発明の第二実施例の
像ブレ防止装置の分解斜視図を示す。なお、同図におい
て図1と同じ符号で表示されている構成要素は実施例1
の装置の構成要素と同じものであるから、必要がない限
り説明を省略する。
像ブレ防止装置の分解斜視図を示す。なお、同図におい
て図1と同じ符号で表示されている構成要素は実施例1
の装置の構成要素と同じものであるから、必要がない限
り説明を省略する。
【0193】本実施例の構造では、支持枠72のレンズ
保持筒取り付け部72aの内周面にネジ72jが形成さ
れており、レンズ保持筒11の外周面にも同じネジ11
aが形成されているので、レンズ71を支持枠72に取
り付ける時にはレンズ保持筒11を該取り付け部72a
にねじ込めばよい。このように支持枠72へのレンズ取
り付けが行える構造のため、レンズ取り付け作業を該装
置の組立が終了してから行うことができるので組立工程
中にレンズ71に汚れがついたり傷がつく恐れがなくな
る。
保持筒取り付け部72aの内周面にネジ72jが形成さ
れており、レンズ保持筒11の外周面にも同じネジ11
aが形成されているので、レンズ71を支持枠72に取
り付ける時にはレンズ保持筒11を該取り付け部72a
にねじ込めばよい。このように支持枠72へのレンズ取
り付けが行える構造のため、レンズ取り付け作業を該装
置の組立が終了してから行うことができるので組立工程
中にレンズ71に汚れがついたり傷がつく恐れがなくな
る。
【0194】また、本実施例の構造では、L形軸14の
ための一方の支持部材13pは地板12に設けられたネ
ジ孔12gにネジ723で締結されるようになってお
り、他方の支持部材13yは支持枠72に設けられたネ
ジ孔72kにネジ723で締結されるようになってい
る。従って、該支持部材13p及び13yを実施例1の
構造よりも強固に固定することができる。
ための一方の支持部材13pは地板12に設けられたネ
ジ孔12gにネジ723で締結されるようになってお
り、他方の支持部材13yは支持枠72に設けられたネ
ジ孔72kにネジ723で締結されるようになってい
る。従って、該支持部材13p及び13yを実施例1の
構造よりも強固に固定することができる。
【0195】また、本実施例の構造では、マスク17が
地板12の柱体12hの先端面に対して皿バネ18を挟
んで締結されている。従って、柱体12hと該マスク1
7とを締結するネジのねじ込み両を加減することにより
該マスク17と地板12との距離を調整できるようにな
っているため、支持枠72の面に圧入される小球711
の圧入量もしくは突出量を調整することができ、その結
果、支持枠72の光軸方向のガタや駆動負荷を微調整す
ることができる。
地板12の柱体12hの先端面に対して皿バネ18を挟
んで締結されている。従って、柱体12hと該マスク1
7とを締結するネジのねじ込み両を加減することにより
該マスク17と地板12との距離を調整できるようにな
っているため、支持枠72の面に圧入される小球711
の圧入量もしくは突出量を調整することができ、その結
果、支持枠72の光軸方向のガタや駆動負荷を微調整す
ることができる。
【0196】〈実施例3〉図5は本発明の第三の実施例
の装置の分解斜視図であり、図6〜図8は本実施例の装
置の構造の詳細に関連する説明図である。なお、図5に
おいて実施例1及び2の構成要素と同じ構成要素は図1
と同じ符号で表示されており、これらの構成要素につい
ては必要がない限り説明を省略する。
の装置の分解斜視図であり、図6〜図8は本実施例の装
置の構造の詳細に関連する説明図である。なお、図5に
おいて実施例1及び2の構成要素と同じ構成要素は図1
と同じ符号で表示されており、これらの構成要素につい
ては必要がない限り説明を省略する。
【0197】本実施例は、支持枠72にL形軸14の
水平部を支持するための軸受部が設けられていること、
地板12にヨーク712p及び712yを締結するた
めの突出部が設けられていること、投光素子の端子及
びコイルの端子とハード基板15とを接続するためにフ
レキシブル基板が用いられていること、レンズ保持筒
が支持枠にビス締めで取り付けされること、等の点で実
施例1及び2とは異なっている。
水平部を支持するための軸受部が設けられていること、
地板12にヨーク712p及び712yを締結するた
めの突出部が設けられていること、投光素子の端子及
びコイルの端子とハード基板15とを接続するためにフ
レキシブル基板が用いられていること、レンズ保持筒
が支持枠にビス締めで取り付けされること、等の点で実
施例1及び2とは異なっている。
【0198】以下には、更に詳細に説明する。
【0199】本実施例の構成においては、レンズ保持筒
11の外側にはネジ挿通孔を有した二つの耳部11bが
設けられており、該ネジ挿通孔に挿通したネジを支持枠
72の前面(マスク17に対向する面)に形成された二
つのネジ孔72lにねじ込むことによって該保持筒11
を支持枠72に取り付けるようになっている。この取り
付け構造によれば実施例2の取り付け構造よりも短時間
で該保持筒11を支持枠72に取り付けることができ
る。
11の外側にはネジ挿通孔を有した二つの耳部11bが
設けられており、該ネジ挿通孔に挿通したネジを支持枠
72の前面(マスク17に対向する面)に形成された二
つのネジ孔72lにねじ込むことによって該保持筒11
を支持枠72に取り付けるようになっている。この取り
付け構造によれば実施例2の取り付け構造よりも短時間
で該保持筒11を支持枠72に取り付けることができ
る。
【0200】支持枠72の下端にはL形軸14の水平部
を支持するための軸受部72nが形成されている。該軸
受部72nは支持枠72の前面に開口した第一の凹部7
2pと、支持枠72の後面に開口した第二の凹部72q
と、で構成されており、以下には図6及び図7を参照し
て該凹部72p及び72qの寸法や配置について説明す
る。
を支持するための軸受部72nが形成されている。該軸
受部72nは支持枠72の前面に開口した第一の凹部7
2pと、支持枠72の後面に開口した第二の凹部72q
と、で構成されており、以下には図6及び図7を参照し
て該凹部72p及び72qの寸法や配置について説明す
る。
【0201】図6は該軸受部72nを支持枠72の後方
側から見た図であり、図7(a)及び図7(c)は側面
図、図7(b)は支持枠72の前方から見た正面図、図
7(d)は支持枠72の後方から見た後面図、である。
側から見た図であり、図7(a)及び図7(c)は側面
図、図7(b)は支持枠72の前方から見た正面図、図
7(d)は支持枠72の後方から見た後面図、である。
【0202】図7(b)に示されるように、支持枠72
の前面に開口する第一の凹部72pの上下方向寸法H1
は該軸14の外径に嵌合する寸法であり、図7(d)に
示されるように第二の凹部72qの上下方向寸法H2は
H1より大きくなっている(H1>H2)。
の前面に開口する第一の凹部72pの上下方向寸法H1
は該軸14の外径に嵌合する寸法であり、図7(d)に
示されるように第二の凹部72qの上下方向寸法H2は
H1より大きくなっている(H1>H2)。
【0203】また、図7(c)及び(a)に示されるよ
うに第一の凹部72pの深さ(支持枠72の前面からの
光軸方向長さ)D1と第二の凹部72qの深さ(支持枠
72の後面からの光軸方向長さ)D2との和(D1+D
2)は支持枠72の光軸方向厚みDと該軸14の外径d
との和(D+d)に等しいか或は僅かに大きく設定され
ている。すなわち、(D1+D2)≧(D+d)となっ
ている。
うに第一の凹部72pの深さ(支持枠72の前面からの
光軸方向長さ)D1と第二の凹部72qの深さ(支持枠
72の後面からの光軸方向長さ)D2との和(D1+D
2)は支持枠72の光軸方向厚みDと該軸14の外径d
との和(D+d)に等しいか或は僅かに大きく設定され
ている。すなわち、(D1+D2)≧(D+d)となっ
ている。
【0204】従って、図7(c)に示すように、凹部7
2pと凹部72qとが交わることによって形成された角
穴72sの光軸方向長さD3は該軸14の外径dに等し
いか或はdよりも大きく(D3≧d)なる。故に該角穴
72sに該軸14の水平部を挿入すると支持枠72は該
軸14の水平部に対して光軸方向には若干の遊びを有す
ることになるので支持枠72が該軸14の水平部及び鉛
直部の双方に嵌合状態になることが回避され、支持枠7
2は上下方向にはガタがなく支持されるとともに光軸回
りの回転も防止されることになる。
2pと凹部72qとが交わることによって形成された角
穴72sの光軸方向長さD3は該軸14の外径dに等し
いか或はdよりも大きく(D3≧d)なる。故に該角穴
72sに該軸14の水平部を挿入すると支持枠72は該
軸14の水平部に対して光軸方向には若干の遊びを有す
ることになるので支持枠72が該軸14の水平部及び鉛
直部の双方に嵌合状態になることが回避され、支持枠7
2は上下方向にはガタがなく支持されるとともに光軸回
りの回転も防止されることになる。
【0205】本実施例では、地板12の前面から突出す
る2対のヨーク取り付け部12ip及び12iyが地板
12に形成され、ヨーク取り付け部12ip及び12i
yの各々の先端面には取り付け用のネジ孔が形成されて
いる。
る2対のヨーク取り付け部12ip及び12iyが地板
12に形成され、ヨーク取り付け部12ip及び12i
yの各々の先端面には取り付け用のネジ孔が形成されて
いる。
【0206】また、ヨーク712p及び712yのそれ
ぞれの前端のヨークには該取り付け部12ip及び12
iyに対応する耳部が形成されるとともに該耳部にはネ
ジ挿通孔712pa及び712yaが形成されており、
該ネジ挿通孔712pa及び712yaに挿通したネジ
を該取り付け部12ip及び12iyのネジ孔にねじ込
むことにより該ヨーク712p及び712yに固着され
る。
ぞれの前端のヨークには該取り付け部12ip及び12
iyに対応する耳部が形成されるとともに該耳部にはネ
ジ挿通孔712pa及び712yaが形成されており、
該ネジ挿通孔712pa及び712yaに挿通したネジ
を該取り付け部12ip及び12iyのネジ孔にねじ込
むことにより該ヨーク712p及び712yに固着され
る。
【0207】ところで、前記ヨークの取り付け構造は以
下のような配慮の下に設計されているので、この点につ
いては図8を参照して説明する。
下のような配慮の下に設計されているので、この点につ
いては図8を参照して説明する。
【0208】ヨーク712p(以下には一方のヨークの
みについて説明する)は図8(c)に示すように、取り
付け前には矢印a方向に先端が開いた状態にある。これ
はプレス加工の工程での抜き勾配によるものである。こ
のような形状のヨーク712pを地板12のヨーク取り
付け部12ipの先端に図8(a)に示されるように締
結して各極板712p1〜712p3が互いに平行にな
るようにネジを該取り付け部12ipのネジ孔に締め込
んでいくので、ヨーク取り付け完了状態ではヨーク71
2pの各極板は光軸方向に互いに離れようとする力を発
生し、地板12の前面と締結ネジのネジ頭との間で強く
突っ張っている。
みについて説明する)は図8(c)に示すように、取り
付け前には矢印a方向に先端が開いた状態にある。これ
はプレス加工の工程での抜き勾配によるものである。こ
のような形状のヨーク712pを地板12のヨーク取り
付け部12ipの先端に図8(a)に示されるように締
結して各極板712p1〜712p3が互いに平行にな
るようにネジを該取り付け部12ipのネジ孔に締め込
んでいくので、ヨーク取り付け完了状態ではヨーク71
2pの各極板は光軸方向に互いに離れようとする力を発
生し、地板12の前面と締結ネジのネジ頭との間で強く
突っ張っている。
【0209】このため、次のような効果が生じる。すな
わち、実施例1及び2のようにヨーク712pの最後端
の極板を地板12に締結した場合には図8(b)に示す
ようにヨーク712pは地板12に片持ち支持構造で地
板12に支持されていることになるので矢印b方向に変
位するバネ性を有しており、従って、該ヨークは光軸直
交方向(左右方向)の剛性が低い状態にある。このため
支持枠72の駆動特性が劣化することになる。何故なら
ば、支持枠72が光軸直交方向に駆動される時には該支
持枠はヨーク712pに対するコイル79pの反発力で
駆動されているのでヨークの剛性が低いとコイルから発
生する力がヨークによって弱められてしまうことにな
り、正確な駆動ができなくなるからである。
わち、実施例1及び2のようにヨーク712pの最後端
の極板を地板12に締結した場合には図8(b)に示す
ようにヨーク712pは地板12に片持ち支持構造で地
板12に支持されていることになるので矢印b方向に変
位するバネ性を有しており、従って、該ヨークは光軸直
交方向(左右方向)の剛性が低い状態にある。このため
支持枠72の駆動特性が劣化することになる。何故なら
ば、支持枠72が光軸直交方向に駆動される時には該支
持枠はヨーク712pに対するコイル79pの反発力で
駆動されているのでヨークの剛性が低いとコイルから発
生する力がヨークによって弱められてしまうことにな
り、正確な駆動ができなくなるからである。
【0210】このため、矢印b方向の固有振動数に近い
振動数では駆動することができない。該固有振動数を手
ブレの振動数帯域から遠く離れた高周波側にするために
はヨークの剛性を高くすることが必要であるが、そうす
るとヨークの大型化と大重量化とを招くことになる。
振動数では駆動することができない。該固有振動数を手
ブレの振動数帯域から遠く離れた高周波側にするために
はヨークの剛性を高くすることが必要であるが、そうす
るとヨークの大型化と大重量化とを招くことになる。
【0211】従って、本実施例のようにヨークの弾性を
抑制する取り付け構造を採用することにより、支持枠7
2の正確な駆動ができるとともにヨークの大型化や大重
量化を防止することができる。
抑制する取り付け構造を採用することにより、支持枠7
2の正確な駆動ができるとともにヨークの大型化や大重
量化を防止することができる。
【0212】実施例1及び2においてはハード基板15
とケース蓋77p及び77yの端子(コイル79p及び
79yの端子、投光素子76p及び76yの端子)との
間の電気的接続はポリウレタン被覆銅線で行われていた
が、該線の両端での半田付け本数は8本もあり、誤結線
の原因となる上に作業性もよくないので更に改善の余地
があった。
とケース蓋77p及び77yの端子(コイル79p及び
79yの端子、投光素子76p及び76yの端子)との
間の電気的接続はポリウレタン被覆銅線で行われていた
が、該線の両端での半田付け本数は8本もあり、誤結線
の原因となる上に作業性もよくないので更に改善の余地
があった。
【0213】本実施例では、ポリウレタン被覆線の代わ
りにフレキシブル基板19p及び19yを使用すること
によって実施例1及び2よりも改善された像ブレ防止装
置を提供する。
りにフレキシブル基板19p及び19yを使用すること
によって実施例1及び2よりも改善された像ブレ防止装
置を提供する。
【0214】図5において、19p及び19yは腰の弱
いフレキシブル基板であり、一端部19pa及び19y
aがハード基板15の部分15ep及び15eyにそれ
ぞれ溶着されている。
いフレキシブル基板であり、一端部19pa及び19y
aがハード基板15の部分15ep及び15eyにそれ
ぞれ溶着されている。
【0215】フレキシブル基板19p,19yの他端部
19pb,19ybは支持枠72のネジ孔72up,7
2uyに該基板の孔19pc,19ycを通してねじ込
んだ不図示のネジでネジ止めされ、端部19pb,19
ybにてコイル79p,79yの端子と投光素子76
p,76gの端子に半田付けされる。投光素子76p,
76yはあらかじめフレキシブル基板19p,19y側
に半田付けされており、支持枠72にネジ止めする際に
孔76pa,76yaに押し込んでも良い。
19pb,19ybは支持枠72のネジ孔72up,7
2uyに該基板の孔19pc,19ycを通してねじ込
んだ不図示のネジでネジ止めされ、端部19pb,19
ybにてコイル79p,79yの端子と投光素子76
p,76gの端子に半田付けされる。投光素子76p,
76yはあらかじめフレキシブル基板19p,19y側
に半田付けされており、支持枠72にネジ止めする際に
孔76pa,76yaに押し込んでも良い。
【0216】以上の様にして支持枠72上の電気部品と
基板15との結線を簡単且つ正確に行なえる。
基板15との結線を簡単且つ正確に行なえる。
【0217】なお、ハード基板15と不図示のレンズ鏡
筒内の電子回路との間の信号伝達用のフレキシブル基板
16も端部16aにてハード基板15の接続部15dに
溶着される。
筒内の電子回路との間の信号伝達用のフレキシブル基板
16も端部16aにてハード基板15の接続部15dに
溶着される。
【0218】この様にフレキシブル基板19p,19
y,16とハード基板15が溶着されている事により公
知のくし歯状態半田付けに比べて小範囲、省スペースで
接続できる。
y,16とハード基板15が溶着されている事により公
知のくし歯状態半田付けに比べて小範囲、省スペースで
接続できる。
【0219】更にフレキシブル基板19p,19yを支
持枠72にネジ止めして接続する事で前記ケース蓋77
p,77yの接着工程も省くことが出来、工程の短縮化
も出来る。ハード基板15上には既に受光素子78p,
78yが半田付けされており、受光素子78p,78y
のパッケージを地板12の角穴12kp,12kyに嵌
め込んでハード基板15を地板12に取り付ける。
持枠72にネジ止めして接続する事で前記ケース蓋77
p,77yの接着工程も省くことが出来、工程の短縮化
も出来る。ハード基板15上には既に受光素子78p,
78yが半田付けされており、受光素子78p,78y
のパッケージを地板12の角穴12kp,12kyに嵌
め込んでハード基板15を地板12に取り付ける。
【0220】実施例1及び2では、固定地板12に受光
素子78p,78yを接着し、地板12の裏からハード
基板15を孔15e、長孔15fを位置決めして取り付
け、その後、受光素子の端子をハード基板15に半田付
けしていたが、本構成ではハード基板15上には位置決
め孔が無く、代りに受光素子78p及び78yのパッケ
ージを位置決めに使用して不図示のネジでハード基板1
5を固定地板12にネジ止めしている。
素子78p,78yを接着し、地板12の裏からハード
基板15を孔15e、長孔15fを位置決めして取り付
け、その後、受光素子の端子をハード基板15に半田付
けしていたが、本構成ではハード基板15上には位置決
め孔が無く、代りに受光素子78p及び78yのパッケ
ージを位置決めに使用して不図示のネジでハード基板1
5を固定地板12にネジ止めしている。
【0221】この様な構成でも受光素子78p,78y
の位置決めは精度良く行なわれ、又、固定地板12にハ
ード基板15を取り付ける前に受光素子78p,78y
を半田付け出来る為、作業性が良く、且つ完成後もハー
ド基板15を固定地板12から簡単に取り外し可能にな
る。
の位置決めは精度良く行なわれ、又、固定地板12にハ
ード基板15を取り付ける前に受光素子78p,78y
を半田付け出来る為、作業性が良く、且つ完成後もハー
ド基板15を固定地板12から簡単に取り外し可能にな
る。
【0222】また、本実施例では、小球711を受ける
凹部72iが実施例1及び2に比べ1ケ所多い4ケ所
(裏面と合わせて8ケ所)になっている。これは小球7
11による光軸方向の規制は、通常は面規制の為には3
ケ所で良いのであるが、4ケ所にして意図的に重複規制
にしてガタの発生を抑えている。
凹部72iが実施例1及び2に比べ1ケ所多い4ケ所
(裏面と合わせて8ケ所)になっている。これは小球7
11による光軸方向の規制は、通常は面規制の為には3
ケ所で良いのであるが、4ケ所にして意図的に重複規制
にしてガタの発生を抑えている。
【0223】何故ならば部品仕上がり精度を考えると、
3ケ所規制の場合、若干のガタを許容しなくてはならな
い為であり、その為に重複規制により上記ガタを抑える
効果を得る為である。
3ケ所規制の場合、若干のガタを許容しなくてはならな
い為であり、その為に重複規制により上記ガタを抑える
効果を得る為である。
【0224】尚、固定地板12上のL形軸14のための
軸受部12jも支持枠72の軸受部72nと同様の構成
になっており、軸受部72n、12jとも上下型抜き構
造に出来る為、型の簡素化、複数個取りを可能にしてい
る。
軸受部12jも支持枠72の軸受部72nと同様の構成
になっており、軸受部72n、12jとも上下型抜き構
造に出来る為、型の簡素化、複数個取りを可能にしてい
る。
【0225】以上に説明したように本実施例の装置は以
下の特徴を有している。
下の特徴を有している。
【0226】1.軸受部を支持枠或いは固定地板と一体
に、且つ上下割り型でも成形出来る形状にした。
に、且つ上下割り型でも成形出来る形状にした。
【0227】2.レンズ保持筒は補正装置の組立最終工
程で前面よりネジ止め出来る様にした。
程で前面よりネジ止め出来る様にした。
【0228】3.ヨークがプリチャージされて挟まれる
構成にした。
構成にした。
【0229】4.支持枠上の電気部品に対する電気的接
続はフレキシブル基板で結線される。
続はフレキシブル基板で結線される。
【0230】5.フレキシブル基板の位置決めは受光素
子のパッケージで行なう。
子のパッケージで行なう。
【0231】以上の項の特徴により、組立作業性の向上
及び駆動精度の向上を図る事が出来る。
及び駆動精度の向上を図る事が出来る。
【0232】尚、フレキシブル基板19p,19yの形
状は図5の形状に限らず、たとえば図9(a)に示す様
に複数の屈曲部19pd1,19pd2を有する事で支
持枠72の運動を妨げない蛇腹構成にしても良く、その
平面形状は図9(b)に示す様に極めて小型且つ単純に
なる。
状は図5の形状に限らず、たとえば図9(a)に示す様
に複数の屈曲部19pd1,19pd2を有する事で支
持枠72の運動を妨げない蛇腹構成にしても良く、その
平面形状は図9(b)に示す様に極めて小型且つ単純に
なる。
【0233】尚、ハード基板15もフレキシブル基板に
しても良いが、フレキシブル基板19p,19y程腰を
弱くする必要は無く、その分だけ丈夫に出来る。
しても良いが、フレキシブル基板19p,19y程腰を
弱くする必要は無く、その分だけ丈夫に出来る。
【0234】〈実施例4〉図10に本発明の第4の実施
例を示す。本実施例は図5の第3の実施例の一部変形実
施例である。従って、図10において図5と同じ符号で
表示されている構成要素は図5に示した第3の実施例の
構成要素と同じものであるから、これらの構成要素につ
いての説明は必要がない限り省略する。
例を示す。本実施例は図5の第3の実施例の一部変形実
施例である。従って、図10において図5と同じ符号で
表示されている構成要素は図5に示した第3の実施例の
構成要素と同じものであるから、これらの構成要素につ
いての説明は必要がない限り省略する。
【0235】本実施例の構成が図5の第3実施例と異な
る点は以下の点である。
る点は以下の点である。
【0236】レンズ保持筒11の耳部11bが皿バネ
11cを介して支持枠72に3ケ所でネジ止めされてお
り、締結ネジのネジ込み量により該保持筒11と支持枠
72の傾きを調整可能となっている。前述したように、
ブレ補正レンズの傾きは極めて精密な取り付けを要求さ
れるので、このように傾き調整可能に構成することで、
レンズ取り付け精度を保証できる。
11cを介して支持枠72に3ケ所でネジ止めされてお
り、締結ネジのネジ込み量により該保持筒11と支持枠
72の傾きを調整可能となっている。前述したように、
ブレ補正レンズの傾きは極めて精密な取り付けを要求さ
れるので、このように傾き調整可能に構成することで、
レンズ取り付け精度を保証できる。
【0237】ハード基板15の代わりにフレキシブル
基板110が使用されており、その耳部110p及び1
10yに受光素子78p及び78yが半田付けされてい
る。耳部110p及び110yはフレキシブル基板11
0に対して撓みにより若干の自由度を有している。そし
て、フレキシブル基板110にはそれよりも腰の弱いフ
レキシブル基板19p及び19y(図5の実施例のもの
と同じもの)が溶着され位置決め孔110a及び110
bに挿通した不図示のネジにより地板12に締結されて
いる。
基板110が使用されており、その耳部110p及び1
10yに受光素子78p及び78yが半田付けされてい
る。耳部110p及び110yはフレキシブル基板11
0に対して撓みにより若干の自由度を有している。そし
て、フレキシブル基板110にはそれよりも腰の弱いフ
レキシブル基板19p及び19y(図5の実施例のもの
と同じもの)が溶着され位置決め孔110a及び110
bに挿通した不図示のネジにより地板12に締結されて
いる。
【0238】なお、同図(b)に示されるように、受光
素子78p(受光素子78yも同じであるから該素子7
8yの図示は省略する)にはそのパッケージ内部の素子
に結合された位置決め耳78pa及び78pbが設けら
れ、該耳部78pa及び78pbに形成した孔78pa
1及びU字溝78pb1に地板12の裏面に突設したピ
ン12lp1及び12lp2を嵌合させることにより位
置決めされている。
素子78p(受光素子78yも同じであるから該素子7
8yの図示は省略する)にはそのパッケージ内部の素子
に結合された位置決め耳78pa及び78pbが設けら
れ、該耳部78pa及び78pbに形成した孔78pa
1及びU字溝78pb1に地板12の裏面に突設したピ
ン12lp1及び12lp2を嵌合させることにより位
置決めされている。
【0239】本実施例の構造では、フレキシブル基板1
10が地板12に固定されるとともに受光素子78p及
び78yも地板12に固定されるので重複固定となる
が、耳部110p及び110yには自由度があるため、
フレキシブル基板110と受光素子78p及び78yの
相互の取り付け位置を調整することができるので、両者
の取り付け位置の矛盾によって部品の変形が生じる恐れ
はない。
10が地板12に固定されるとともに受光素子78p及
び78yも地板12に固定されるので重複固定となる
が、耳部110p及び110yには自由度があるため、
フレキシブル基板110と受光素子78p及び78yの
相互の取り付け位置を調整することができるので、両者
の取り付け位置の矛盾によって部品の変形が生じる恐れ
はない。
【0240】〈実施例5〉図11に本発明の第4の実施
例を示す。本実施例は図5の第3の実施例と図10の第
4の実施例のそれぞれに対する変形実施例である。従っ
て、図5の実施例と図10の実施例とで説明した構成に
ついては説明を省略する。
例を示す。本実施例は図5の第3の実施例と図10の第
4の実施例のそれぞれに対する変形実施例である。従っ
て、図5の実施例と図10の実施例とで説明した構成に
ついては説明を省略する。
【0241】本実施例が図10の第4の実施例と異なる
主要な点は、レンズ光軸の傾き調整をレンズ保持筒11
と支持枠72との間で行わずに不図示の鏡筒と地板12
の間で行うように構成されている点である。
主要な点は、レンズ光軸の傾き調整をレンズ保持筒11
と支持枠72との間で行わずに不図示の鏡筒と地板12
の間で行うように構成されている点である。
【0242】すなわち、地板12の裏面の3ケ所に設け
られた突部12nには外周面側に開口する孔12sが形
成されており、不図示の鏡筒と地板12とを連結するた
めの偏心ピン111の小径部111aが該孔12sに挿
入されるとともに該ピンの偏心大径部111bが不図示
の鏡筒の連結片200の孔200aに嵌合されるように
なっている。従って、該鏡筒と地板12とを連結した際
に偏心ピン111を回転させることにより地板12の傾
きを微調整することができる。そして、微調整終了後は
該ピン111に貫設されているネジ挿通孔を通して留め
ネジ111cを該孔12sの底面のネジ孔にねじ込んで
該偏心ピン111を動かないように固定する。
られた突部12nには外周面側に開口する孔12sが形
成されており、不図示の鏡筒と地板12とを連結するた
めの偏心ピン111の小径部111aが該孔12sに挿
入されるとともに該ピンの偏心大径部111bが不図示
の鏡筒の連結片200の孔200aに嵌合されるように
なっている。従って、該鏡筒と地板12とを連結した際
に偏心ピン111を回転させることにより地板12の傾
きを微調整することができる。そして、微調整終了後は
該ピン111に貫設されているネジ挿通孔を通して留め
ネジ111cを該孔12sの底面のネジ孔にねじ込んで
該偏心ピン111を動かないように固定する。
【0243】本実施例で使用されるハード基板15には
受光素子78p及び78y(同図には該素子78pの詳
細図のみが描かれている)の耳部78paの孔78pa
1に嵌合させるためのピン15gp及び15gy(15
gyは受光素子78yの耳部の孔に嵌合させるためのピ
ン)が設けてあり、該素子78p及び78yは該ピン1
5gp及び15gyにてハード基板15に半田付けされ
ている。また、該素子78p及び78yの耳部78pb
及び78ybのU字溝pb1には地板12の位置決めピ
ン12lp2及び12ly2(12ly2は不図示)が
挿入されることにより位置決めされ、これによりハード
基板15もピン15gpを地板12の孔12mpに挿入
して位置決めされるとともに地板12にネジ留めされ
る。
受光素子78p及び78y(同図には該素子78pの詳
細図のみが描かれている)の耳部78paの孔78pa
1に嵌合させるためのピン15gp及び15gy(15
gyは受光素子78yの耳部の孔に嵌合させるためのピ
ン)が設けてあり、該素子78p及び78yは該ピン1
5gp及び15gyにてハード基板15に半田付けされ
ている。また、該素子78p及び78yの耳部78pb
及び78ybのU字溝pb1には地板12の位置決めピ
ン12lp2及び12ly2(12ly2は不図示)が
挿入されることにより位置決めされ、これによりハード
基板15もピン15gpを地板12の孔12mpに挿入
して位置決めされるとともに地板12にネジ留めされ
る。
【0244】なお、前記第1乃至第4の実施例では、支
持枠72の係止手段(図15の従来例において示されて
いる)の構成が示されていないが、本実施例では改善さ
れた係止手段が表示されている。
持枠72の係止手段(図15の従来例において示されて
いる)の構成が示されていないが、本実施例では改善さ
れた係止手段が表示されている。
【0245】図12において、112は支持枠72を係
止するための合成樹脂製ロックアームであり、ネジ挿通
孔112a及び角穴112f並びに縦方向長穴112e
が貫設されており、裏面には舌片112cとピン112
bとが突設されている。
止するための合成樹脂製ロックアームであり、ネジ挿通
孔112a及び角穴112f並びに縦方向長穴112e
が貫設されており、裏面には舌片112cとピン112
bとが突設されている。
【0246】ロックアーム112はネジ挿通孔112a
に挿通された不図示のネジを地板12の前面の突部12
tのネジ孔にねじ込むことにより地板12に取り付けら
れるとともに支持枠72の突片72wの直前位置に配置
され、該支持枠72の係止状態においてはピン112b
が該突片72wの孔72vに挿入されている。
に挿通された不図示のネジを地板12の前面の突部12
tのネジ孔にねじ込むことにより地板12に取り付けら
れるとともに支持枠72の突片72wの直前位置に配置
され、該支持枠72の係止状態においてはピン112b
が該突片72wの孔72vに挿入されている。
【0247】719はロックアーム112を駆動するた
めの電磁プランジャのコイルであり、該コイル719の
中には軸方向に駆動されるロッドもしくはスライダ71
9aが挿入されている。該コイル719は地板12の前
面の平面部12pの突設ピン12rに係止されるととも
に位置決めされ、該平面部12pに設けられたネジ孔1
2qにねじ込まれる不図示のネジにより該平面部12p
に固定されている。
めの電磁プランジャのコイルであり、該コイル719の
中には軸方向に駆動されるロッドもしくはスライダ71
9aが挿入されている。該コイル719は地板12の前
面の平面部12pの突設ピン12rに係止されるととも
に位置決めされ、該平面部12pに設けられたネジ孔1
2qにねじ込まれる不図示のネジにより該平面部12p
に固定されている。
【0248】スライダ719aはロックアーム112の
裏面の舌片112cに係止され、スライダ719aが上
下動することによってロックアーム112は孔112a
を中心として矢印cの方向に揺動されることになる。ロ
ックアーム112に貫設された角穴112fの両側の細
い部分112dはバネとしての機能を有しており、ロッ
クアーム112は該部分112dのたわみのバネ力によ
り矢印c方向に大きく撓むことができる。ロックアーム
112の縦長穴112eには地板12の突設されたピン
12uが相対摺動可能に挿入され、該ピン12uはロッ
クアーム112の横揺れを防止している。
裏面の舌片112cに係止され、スライダ719aが上
下動することによってロックアーム112は孔112a
を中心として矢印cの方向に揺動されることになる。ロ
ックアーム112に貫設された角穴112fの両側の細
い部分112dはバネとしての機能を有しており、ロッ
クアーム112は該部分112dのたわみのバネ力によ
り矢印c方向に大きく撓むことができる。ロックアーム
112の縦長穴112eには地板12の突設されたピン
12uが相対摺動可能に挿入され、該ピン12uはロッ
クアーム112の横揺れを防止している。
【0249】スライダ719aが上方へ移動した状態
(コイル719内に全部が引き込まれている状態)にお
いては、ロックアーム112のピン112bが支持枠7
2の孔72vから引き出されて支持枠72の係止が解除
され、スライダ719aがコイル719内から下方へ押
し出された時にはロックアーム112のピン112bは
支持枠72の孔72vに挿入されて支持枠は動けないよ
うに係止される。
(コイル719内に全部が引き込まれている状態)にお
いては、ロックアーム112のピン112bが支持枠7
2の孔72vから引き出されて支持枠72の係止が解除
され、スライダ719aがコイル719内から下方へ押
し出された時にはロックアーム112のピン112bは
支持枠72の孔72vに挿入されて支持枠は動けないよ
うに係止される。
【0250】本実施例に示した係止手段によれば、従来
係止手段61(図15参照)よりも部品数を少なく且つ
小型にできるばかりでなく、従来の係止手段の欠点であ
ったビス722の軸方向におけるメカロックアーム72
1のガタがないため、支持枠72が係止状態にある時に
は該支持枠をしっかりと固定することができる。
係止手段61(図15参照)よりも部品数を少なく且つ
小型にできるばかりでなく、従来の係止手段の欠点であ
ったビス722の軸方向におけるメカロックアーム72
1のガタがないため、支持枠72が係止状態にある時に
は該支持枠をしっかりと固定することができる。
【0251】〈実施例6〉図12に本発明の第6の実施
例を示す。本実施例は図11の第5実施例の一部変形実
施例であり、第5実施例と異なるのは係止手段の構成の
みであるため、係止手段以外の構成については説明を省
略する。
例を示す。本実施例は図11の第5実施例の一部変形実
施例であり、第5実施例と異なるのは係止手段の構成の
みであるため、係止手段以外の構成については説明を省
略する。
【0252】本実施例では、係止手段の構成要素である
ロックアーム112が図11の構造とは一部で異なって
いる。すなわち、本実施例のロックアーム112には前
記部分112dを形成する代わりに金属板バネ113が
一体成形されており、該板バネ113の下端にネジ挿通
孔113aが貫設されている。そして、該孔113aに
挿通したネジを地板12の突部12tのネジ孔にねじ込
むことによってロックアーム112が地板12に固定さ
れている。
ロックアーム112が図11の構造とは一部で異なって
いる。すなわち、本実施例のロックアーム112には前
記部分112dを形成する代わりに金属板バネ113が
一体成形されており、該板バネ113の下端にネジ挿通
孔113aが貫設されている。そして、該孔113aに
挿通したネジを地板12の突部12tのネジ孔にねじ込
むことによってロックアーム112が地板12に固定さ
れている。
【0253】本実施例のように、ロックアーム112の
バネ部を金属板バネで構成することにより経時変化(劣
化)の恐れがなくなり、また、温度変化の小さいロック
アームとすることができ、劣化のない、温度変化の少な
い係止手段を構成できる。
バネ部を金属板バネで構成することにより経時変化(劣
化)の恐れがなくなり、また、温度変化の小さいロック
アームとすることができ、劣化のない、温度変化の少な
い係止手段を構成できる。
【0254】〈実施例7〉図13は補正光学手段として
可変頂角プリズムを用いた例を示している。
可変頂角プリズムを用いた例を示している。
【0255】同図(b)において、51は屈折率の高い
液体(例えばシリコン樹脂等の液体)であり、2枚の平
面ガラス板52p及び52yとポリエチレンフィルムの
蛇腹53とで囲まれた空間に気泡が入らないように密封
されている。平面ガラス板52pはピッチ保持枠54p
で保持され、平面ガラス板52yはヨー保持枠54yで
保持され、両保持枠54p及び54yで補正光学素子保
持体を構成している。
液体(例えばシリコン樹脂等の液体)であり、2枚の平
面ガラス板52p及び52yとポリエチレンフィルムの
蛇腹53とで囲まれた空間に気泡が入らないように密封
されている。平面ガラス板52pはピッチ保持枠54p
で保持され、平面ガラス板52yはヨー保持枠54yで
保持され、両保持枠54p及び54yで補正光学素子保
持体を構成している。
【0256】ピッチ保持枠54pの孔54paはピッチ
軸55p回りに回転可能に軸支されたピッチ支持枠56
pの孔56paにネジ留めされている。
軸55p回りに回転可能に軸支されたピッチ支持枠56
pの孔56paにネジ留めされている。
【0257】一方、ヨー保持枠52yはヨー軸55yの
回りに回転可能に軸支されたヨー支持枠56yのフラン
ジ部56yaに当接している。
回りに回転可能に軸支されたヨー支持枠56yのフラン
ジ部56yaに当接している。
【0258】従って、補正光学素子保持体はネジと該フ
ランジ部56yaとで挟まれ、該蛇腹53のバネ力によ
りチャージされた状態で挟持されている。
ランジ部56yaとで挟まれ、該蛇腹53のバネ力によ
りチャージされた状態で挟持されている。
【0259】両支持枠56p及び56yにはそれぞれコ
イル57p及び57yが支持されており、両コイル57
p及び57yはそれぞれマグネット58p及び58yで
形成される閉磁路中に配置されているため、該コイル5
7p及び57yのそれぞれに電流を流すことによりピッ
チ支持枠56p及びヨー支持枠56yがそれぞれの軸5
5p及び55yを中心として回動される。
イル57p及び57yが支持されており、両コイル57
p及び57yはそれぞれマグネット58p及び58yで
形成される閉磁路中に配置されているため、該コイル5
7p及び57yのそれぞれに電流を流すことによりピッ
チ支持枠56p及びヨー支持枠56yがそれぞれの軸5
5p及び55yを中心として回動される。
【0260】両支持枠56p及び56yには変位検出用
受光素子511p及び511yが取り付けられており、
該受光素子511p及び511yは赤外発光素子512
p及び512yから孔56pb及び56ybを通って発
射される赤外光の入射量に応じた電気的出力を生じ、該
支持枠56p及び56yがそれぞれの軸55p及び55
yを中心として回動された時の回転変位を検出する。不
図示の駆動制御回路は該受光素子511p及び511y
の出力に応じて前記コイル57p及び57yに対する駆
動電流を制御することにより像ブレ補正を行う。
受光素子511p及び511yが取り付けられており、
該受光素子511p及び511yは赤外発光素子512
p及び512yから孔56pb及び56ybを通って発
射される赤外光の入射量に応じた電気的出力を生じ、該
支持枠56p及び56yがそれぞれの軸55p及び55
yを中心として回動された時の回転変位を検出する。不
図示の駆動制御回路は該受光素子511p及び511y
の出力に応じて前記コイル57p及び57yに対する駆
動電流を制御することにより像ブレ補正を行う。
【0261】以上の様な構成においてピッチ支持枠56
pがピッチ軸まわりに回転し平面ガラス板52pがピッ
チ軸55pまわりに傾くと屈折率の高い液体51内を通
る光線は矢印513pの方向に偏心させられ、又、ヨー
支持枠56yがヨー軸まわりに回転し、平面ガラス板5
2yがヨー軸まわりに傾くと光線は矢印513yの方向
に偏心させられる。
pがピッチ軸まわりに回転し平面ガラス板52pがピッ
チ軸55pまわりに傾くと屈折率の高い液体51内を通
る光線は矢印513pの方向に偏心させられ、又、ヨー
支持枠56yがヨー軸まわりに回転し、平面ガラス板5
2yがヨー軸まわりに傾くと光線は矢印513yの方向
に偏心させられる。
【0262】そしてこの様な可変頂角プリズムの最大の
特徴は、光軸方向の可変頂角プリズム前後がどの様な光
学系であっても光軸の偏心が可能な事であり、従って前
記の像ブレ防止装置をどの様なレンズの前面に取り付け
ても光軸の補正が可能な事である。
特徴は、光軸方向の可変頂角プリズム前後がどの様な光
学系であっても光軸の偏心が可能な事であり、従って前
記の像ブレ防止装置をどの様なレンズの前面に取り付け
ても光軸の補正が可能な事である。
【0263】以上の様に可変頂角プリズムを利用した像
ブレ防止装置を光学機器に脱着可能にすることで光学機
器の組立最終工程にて該装置を取り付けられる為に作業
が楽で、像ブレ防止装置の光学素子の汚れを防ぐことが
できる。
ブレ防止装置を光学機器に脱着可能にすることで光学機
器の組立最終工程にて該装置を取り付けられる為に作業
が楽で、像ブレ防止装置の光学素子の汚れを防ぐことが
できる。
【0264】〈発明と実施例との対応〉請求項に記載の
「ブレ補正手段」は実施例の「光学素子保持枠72」に
該当する。
「ブレ補正手段」は実施例の「光学素子保持枠72」に
該当する。
【0265】請求項に記載の「第一軸支持手段」は実施
例1及び2の「支持部材13y」に該当し、請求項記載
の「第二軸支持手段」は実施例1及び2の「支持部材1
3p」に該当する。
例1及び2の「支持部材13y」に該当し、請求項記載
の「第二軸支持手段」は実施例1及び2の「支持部材1
3p」に該当する。
【0266】請求項記載の「第一の凹部」は実施例3〜
6の「凹部72p」であり、「第二の凹部」は実施例の
「凹部72q」である。
6の「凹部72p」であり、「第二の凹部」は実施例の
「凹部72q」である。
【0267】請求項記載の「支持軸」は実施例の「L形
部材14」に該当する。
部材14」に該当する。
【0268】請求項記載の「プリント回路基板」は実施
例の「プリント回路基板(ハード基板)15」であり、
請求項記載の「第一のフレキシブルプリント基板」は実
施例の「フレキシブル基板19y及び19p」である。
例の「プリント回路基板(ハード基板)15」であり、
請求項記載の「第一のフレキシブルプリント基板」は実
施例の「フレキシブル基板19y及び19p」である。
【0269】請求項記載の「検出手段」は実施例の「受
光素子78p及び78y」である。
光素子78p及び78y」である。
【0270】請求項記載の「係止手段」は実施例の「ロ
ックアーム112」と該アームを駆動する「電磁プラン
ジャ(コイル719とスライダ719a)とに該当し、
請求項記載の「係止部材」は実施例の「ロックアーム1
12」に該当する。
ックアーム112」と該アームを駆動する「電磁プラン
ジャ(コイル719とスライダ719a)とに該当し、
請求項記載の「係止部材」は実施例の「ロックアーム1
12」に該当する。
【0271】請求項記載の「結合手段」は実施例4(図
12)の「偏心ピン111とネジ111cと突部12n
とで構成された部分」に該当する。
12)の「偏心ピン111とネジ111cと突部12n
とで構成された部分」に該当する。
【0272】以上が実施例の各構成と本発明の各構成の
対応関係であるが、本発明はこれらの実施例の構成に限
られるものではなく、請求項で示した機能又は実施例の
構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなも
のであってもよいことは言うまでもない。
対応関係であるが、本発明はこれらの実施例の構成に限
られるものではなく、請求項で示した機能又は実施例の
構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなも
のであってもよいことは言うまでもない。
【0273】また、各実施例を必要に応じて組み合わせ
たり、各実施例の構成要素を必要に応じて組み合わせる
ようにしてもよい。
たり、各実施例の構成要素を必要に応じて組み合わせる
ようにしてもよい。
【0274】本発明は請求項または実施例の構成の全体
もしくは一部が一つの装置を形成するようなものであっ
ても、他の装置と結合するようなものであっても、装置
を構成する要素のようなものであってもよい。
もしくは一部が一つの装置を形成するようなものであっ
ても、他の装置と結合するようなものであっても、装置
を構成する要素のようなものであってもよい。
【0275】本発明は、一眼レフカメラ、レンズシャッ
ターカメラ、ビデオカメラ等の種々の形態のカメラ、更
にはカメラ以外に光学機器やその他の装置、更にはそれ
らカメラや光学機器やその他の装置に適用される装置、
または、これらを構成する要素に対しても適用できるも
のである。
ターカメラ、ビデオカメラ等の種々の形態のカメラ、更
にはカメラ以外に光学機器やその他の装置、更にはそれ
らカメラや光学機器やその他の装置に適用される装置、
または、これらを構成する要素に対しても適用できるも
のである。
【0276】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、該像ブレ防止
装置の組立工程の最終工程において該ブレ補正手段に該
光学素子を取り付ければよいので該組立工程において該
光学素子が傷ついたり汚れたりする恐れがない。
装置の組立工程の最終工程において該ブレ補正手段に該
光学素子を取り付ければよいので該組立工程において該
光学素子が傷ついたり汚れたりする恐れがない。
【0277】請求項2の発明によれば、該相互係合手段
により該保持筒を該ブレ補正手段に着脱自在に取り付け
ることができるので該像ブレ防止装置の組立工程の最終
工程において該ブレ補正手段に該光学素子を取り付ける
ことができる。
により該保持筒を該ブレ補正手段に着脱自在に取り付け
ることができるので該像ブレ防止装置の組立工程の最終
工程において該ブレ補正手段に該光学素子を取り付ける
ことができる。
【0278】請求項3の発明によれば、該保持筒を該光
学素子取り付け部に光軸方向の傾き調整可能に取り付け
できるので該像ブレ防止装置を光学機器に取り付ける際
に該ブレ補正手段の光軸と該光学機器の光軸とを調整す
ることができる。
学素子取り付け部に光軸方向の傾き調整可能に取り付け
できるので該像ブレ防止装置を光学機器に取り付ける際
に該ブレ補正手段の光軸と該光学機器の光軸とを調整す
ることができる。
【0279】請求項4の発明によれば、該保持筒を該ブ
レ補正手段の光学素子取り付け部に脱着可能に取り付け
ることができるので該像ブレ防止装置の組立工程の最終
工程において該ブレ補正手段に該光学素子を取り付ける
ことができる。
レ補正手段の光学素子取り付け部に脱着可能に取り付け
ることができるので該像ブレ防止装置の組立工程の最終
工程において該ブレ補正手段に該光学素子を取り付ける
ことができる。
【0280】請求項5の発明によれば、該像ブレ防止装
置の組立工程の最終工程において該ブレ補正手段に該光
学素子を取り付ければよいので該組立工程において該光
学素子が傷ついたり汚れたりする恐れがない。
置の組立工程の最終工程において該ブレ補正手段に該光
学素子を取り付ければよいので該組立工程において該光
学素子が傷ついたり汚れたりする恐れがない。
【0281】請求項6の発明によれば、該像ブレ防止装
置の組立工程の最終工程において該ブレ補正手段に該光
学素子を取り付ければよいので該組立工程において該光
学素子が傷ついたり汚れたりする恐れがない。
置の組立工程の最終工程において該ブレ補正手段に該光
学素子を取り付ければよいので該組立工程において該光
学素子が傷ついたり汚れたりする恐れがない。
【0282】請求項7の発明によれば、該ブレ補正手段
に着脱自在な軸支持手段が設けられているので該ブレ補
正手段の成形用金型が単純化され、成形コストを低減す
ることができる。また、該像ブレ防止装置の組立工程の
最終工程において該ブレ補正手段に該光学素子を取り付
ければよいので該組立工程において該光学素子が傷つい
たり汚れたりする恐れがない。
に着脱自在な軸支持手段が設けられているので該ブレ補
正手段の成形用金型が単純化され、成形コストを低減す
ることができる。また、該像ブレ防止装置の組立工程の
最終工程において該ブレ補正手段に該光学素子を取り付
ければよいので該組立工程において該光学素子が傷つい
たり汚れたりする恐れがない。
【0283】請求項8の発明によれば、該軸支持手段が
孔ではなく単なる凹部として構成されているため、該ブ
レ補正手段の構造が単純であり、従って該ブレ補正手段
の成形用金型を単純化することができ、成形コストを低
減することができる。
孔ではなく単なる凹部として構成されているため、該ブ
レ補正手段の構造が単純であり、従って該ブレ補正手段
の成形用金型を単純化することができ、成形コストを低
減することができる。
【0284】請求項9の発明によれば、該軸支持手段が
孔ではなく単なる凹部として構成されているため、該ブ
レ補正手段の構造が単純であり、従って該ブレ補正手段
の成形用金型を単純化することができ、成形コストを低
減することができる。
孔ではなく単なる凹部として構成されているため、該ブ
レ補正手段の構造が単純であり、従って該ブレ補正手段
の成形用金型を単純化することができ、成形コストを低
減することができる。
【0285】請求項10の発明によれば、該軸支持手段
が該ブレ補正手段とは別体の摩擦係数の小さな材料から
成る部材で構成されているので該ブレ補正手段を円滑に
動作させることができる。
が該ブレ補正手段とは別体の摩擦係数の小さな材料から
成る部材で構成されているので該ブレ補正手段を円滑に
動作させることができる。
【0286】請求項11の発明によれば、該ブレ補正手
段に着脱自在な軸支持手段が設けられているので該ブレ
補正手段の成形用金型が単純化され、成形コストを低減
することができる。
段に着脱自在な軸支持手段が設けられているので該ブレ
補正手段の成形用金型が単純化され、成形コストを低減
することができる。
【0287】請求項12の発明によれば、該ブレ補正手
段に着脱自在な軸支持手段が設けられているので該ブレ
補正手段の成形用金型が単純化され、成形コストを低減
することができる。
段に着脱自在な軸支持手段が設けられているので該ブレ
補正手段の成形用金型が単純化され、成形コストを低減
することができる。
【0288】請求項13の発明によれば、該ブレ補正手
段が該支持軸を介して該第一及び第二の方向に容易に移
動できるように該静止部材に支持されるので正確なブレ
補正動作を行うことができる。
段が該支持軸を介して該第一及び第二の方向に容易に移
動できるように該静止部材に支持されるので正確なブレ
補正動作を行うことができる。
【0289】請求項14の発明によれば、該第一軸支持
手段は該ブレ補正手段に着脱可能に取り付けられる構造
となっているため、該ブレ補正手段の成形用金型を単純
化でき、成形コストを低減することができる。
手段は該ブレ補正手段に着脱可能に取り付けられる構造
となっているため、該ブレ補正手段の成形用金型を単純
化でき、成形コストを低減することができる。
【0290】請求項15の発明によれば、該第一軸支持
手段は該ブレ補正手段に着脱可能に取り付けられてお
り、該第二軸支持手段は該静止部材に着脱可能に取り付
けられているので該ブレ補正手段の構造及び該静止部材
の構造を単純化でき、製造コストの安価な像ブレ防止装
置を実現できる。
手段は該ブレ補正手段に着脱可能に取り付けられてお
り、該第二軸支持手段は該静止部材に着脱可能に取り付
けられているので該ブレ補正手段の構造及び該静止部材
の構造を単純化でき、製造コストの安価な像ブレ防止装
置を実現できる。
【0291】請求項16の発明によれば、該第一軸支持
手段及び該第二軸支持手段の少なくとも一方を極めて容
易に取り付け及び取り外しできるので、該装置の組立及
び分解を容易に行うことができ、製造コストを低減する
ことができる。
手段及び該第二軸支持手段の少なくとも一方を極めて容
易に取り付け及び取り外しできるので、該装置の組立及
び分解を容易に行うことができ、製造コストを低減する
ことができる。
【0292】請求項17の発明によれば、該支持軸と該
第一軸支持手段との係合関係及び該支持軸と該第二軸支
持手段との係合関係の少なくとも一方において該光軸の
方向には所定の遊びが設けられているので、該ブレ補正
手段に対する拘束力が過大にならぬようにすることがで
き、該ブレ補正手段の駆動負荷が過大にならぬようにす
ることができる。
第一軸支持手段との係合関係及び該支持軸と該第二軸支
持手段との係合関係の少なくとも一方において該光軸の
方向には所定の遊びが設けられているので、該ブレ補正
手段に対する拘束力が過大にならぬようにすることがで
き、該ブレ補正手段の駆動負荷が過大にならぬようにす
ることができる。
【0293】請求項18の発明によれば、該ブレ補正手
段の動作時に該ブレ補正手段が光軸回りにローリングす
ることを未然に防止でき、また、該ブレ補正手段の振動
の発生を未然に抑制することができる。
段の動作時に該ブレ補正手段が光軸回りにローリングす
ることを未然に防止でき、また、該ブレ補正手段の振動
の発生を未然に抑制することができる。
【0294】請求項19の発明によれば、該ブレ補正手
段に対する電力供給或は信号伝達を行うためにリード線
ではなくフレキシブルプリント基板を使用しているので
半田付け作業が少なくなり、配線接続不良のない像ブレ
防止装置を実現できる。
段に対する電力供給或は信号伝達を行うためにリード線
ではなくフレキシブルプリント基板を使用しているので
半田付け作業が少なくなり、配線接続不良のない像ブレ
防止装置を実現できる。
【0295】請求項20の発明によれば、該地板に硬質
のプリント回路基板を取り付けているので該装置の電気
実装作業が従来装置よりも容易に行うことができる。
のプリント回路基板を取り付けているので該装置の電気
実装作業が従来装置よりも容易に行うことができる。
【0296】請求項21の発明によれば、配線用の該第
一のフレキシブルプリント基板を該第二のフレキシブル
プリント基板よりも柔らかいものにしたので、該ブレ補
正手段と該地板との間の電気的接続作業を容易に行うこ
とができる。
一のフレキシブルプリント基板を該第二のフレキシブル
プリント基板よりも柔らかいものにしたので、該ブレ補
正手段と該地板との間の電気的接続作業を容易に行うこ
とができる。
【0297】請求項22の発明によれば、該両フレキシ
ブルプリント基板が予め溶着されているので該装置に対
する電気的実装作業を簡単にすることができる。
ブルプリント基板が予め溶着されているので該装置に対
する電気的実装作業を簡単にすることができる。
【0298】請求項23の発明によれば、該フレキシブ
ルプリント基板を容易に接続することができる。
ルプリント基板を容易に接続することができる。
【0299】請求項24の発明によれば、該装置の電気
実装工程において該フレキシブルプリント基板の加工等
の作業が不要なため、電気実装作業を容易に行うことが
できる。
実装工程において該フレキシブルプリント基板の加工等
の作業が不要なため、電気実装作業を容易に行うことが
できる。
【0300】請求項25の発明によれば、該検出手段と
該プリント回路基板とを該地板に同時に位置決めするこ
とができるので該装置に対する電気部品実装作業の作業
工程が少なくなり、コスト低減に効果がある。
該プリント回路基板とを該地板に同時に位置決めするこ
とができるので該装置に対する電気部品実装作業の作業
工程が少なくなり、コスト低減に効果がある。
【0301】請求項26の発明によれば、該検出手段を
該プリント回路基板の該穴に嵌合させるだけで該プリン
ト回路基板及び該検出手段を該地板に位置決めできるの
で該装置の電気部品実装の工程を簡略化できる。
該プリント回路基板の該穴に嵌合させるだけで該プリン
ト回路基板及び該検出手段を該地板に位置決めできるの
で該装置の電気部品実装の工程を簡略化できる。
【0302】請求項27の発明によれば、該ピンを該検
出手段の孔に挿入すれば該検出手段を該地板に正確に位
置決めできるので該装置に対する電気実装作業を簡単に
行うことができる。
出手段の孔に挿入すれば該検出手段を該地板に正確に位
置決めできるので該装置に対する電気実装作業を簡単に
行うことができる。
【0303】請求項28の発明によれば、該ピンを該検
出手段の孔に挿入すれば該検出手段を該地板もしくは該
プリント回路基板に正確に位置決めできるので該装置に
対する電気実装作業を簡単に行うことができる。
出手段の孔に挿入すれば該検出手段を該地板もしくは該
プリント回路基板に正確に位置決めできるので該装置に
対する電気実装作業を簡単に行うことができる。
【0304】請求項29の発明によれば、該ヨークがそ
れ自身の極板間隔が狭くなる方向に圧縮力を加えられた
状態で該地板に取り付けられているので該ブレ補正手段
と該ヨークとの間にガタが生じる恐れがなく、従って、
該ブレ補正手段に正確な動作を行わせることができる。
れ自身の極板間隔が狭くなる方向に圧縮力を加えられた
状態で該地板に取り付けられているので該ブレ補正手段
と該ヨークとの間にガタが生じる恐れがなく、従って、
該ブレ補正手段に正確な動作を行わせることができる。
【0305】請求項30の発明によれば、該コイルを該
ブレ補正手段に迅速に取り付けることができるので該装
置の組立コストを低減することができる。
ブレ補正手段に迅速に取り付けることができるので該装
置の組立コストを低減することができる。
【0306】請求項31の発明によれば、該充填溝が設
けられているため、接着剤が該ブレ補正手段の外面に付
着する量が少なくなり、他の部材に接着剤が付着する恐
れが少なくなる。
けられているため、接着剤が該ブレ補正手段の外面に付
着する量が少なくなり、他の部材に接着剤が付着する恐
れが少なくなる。
【0307】請求項32の発明によれば、遮光マスクを
該規制手段として兼用するので構成部材数を少なくする
ことができる。
該規制手段として兼用するので構成部材数を少なくする
ことができる。
【0308】請求項33の発明によれば、該位置調整手
段があるため、該ブレ補正手段の移動方向の負荷を装置
毎に最適に調整することができる。
段があるため、該ブレ補正手段の移動方向の負荷を装置
毎に最適に調整することができる。
【0309】請求項34の発明によれば、バネ及びねじ
構造により該ブレ補正手段の摩擦負荷を微小調整するこ
とができる。
構造により該ブレ補正手段の摩擦負荷を微小調整するこ
とができる。
【0310】請求項35の発明によれば、該係止腕が該
ブレ補正手段に対して接近及び後退する方向にバネ付勢
されているので従来の係止手段よりも確実に該ブレ補正
手段を係止することができる。
ブレ補正手段に対して接近及び後退する方向にバネ付勢
されているので従来の係止手段よりも確実に該ブレ補正
手段を係止することができる。
【0311】請求項36の発明によれば、該係止腕自身
がバネとなっているので部品数が少なく且つ従来の係止
手段よりも該ブレ補正手段を確実に係止することができ
る。
がバネとなっているので部品数が少なく且つ従来の係止
手段よりも該ブレ補正手段を確実に係止することができ
る。
【0312】請求項37の発明によれば、該係止腕が合
成樹脂素材で構成されているため耐久性の高い係止手段
を構成できる。
成樹脂素材で構成されているため耐久性の高い係止手段
を構成できる。
【0313】請求項38の発明によれば、該像ブレ防止
装置の光軸を光学機器の光軸に対して任意の傾きに調整
できるので該像ブレ防止装置の取り付けを容易に行うこ
とができる。
装置の光軸を光学機器の光軸に対して任意の傾きに調整
できるので該像ブレ防止装置の取り付けを容易に行うこ
とができる。
【図1】(a)は本発明の第1実施例の像ブレ防止装置
の分解斜視図。(b)は該装置の組立完了時における光
学素子支持枠72と遮光マスク17と地板12との相互
の係合状態を示した一部の断面図。(c)は該装置のL
形部材14の支持部材13yの裏面を示した斜視図。
の分解斜視図。(b)は該装置の組立完了時における光
学素子支持枠72と遮光マスク17と地板12との相互
の係合状態を示した一部の断面図。(c)は該装置のL
形部材14の支持部材13yの裏面を示した斜視図。
【図2】図1の像ブレ防止装置の光学素子支持枠72上
の取り付けられたコイル79pの取り付け構造を示した
断面図。
の取り付けられたコイル79pの取り付け構造を示した
断面図。
【図3】(a)は該光学素子支持枠によるブレ補正駆動
帯域を示した図。(b)はL形部材14と該支持枠の総
質量で決まる固有振動数の周波数帯域を示した図。
帯域を示した図。(b)はL形部材14と該支持枠の総
質量で決まる固有振動数の周波数帯域を示した図。
【図4】(a)は本発明の第2実施例の像ブレ防止装置
の分解斜視図。(b)は該装置の組立完了時における地
板12の突設柱体12hと遮光マスク17との結合部を
示す拡大側面図。(c)は該装置のL形部材14の支持
部材13yの裏面を示した斜視図。
の分解斜視図。(b)は該装置の組立完了時における地
板12の突設柱体12hと遮光マスク17との結合部を
示す拡大側面図。(c)は該装置のL形部材14の支持
部材13yの裏面を示した斜視図。
【図5】本発明の第3実施例の像ブレ防止装置の分解斜
視図。
視図。
【図6】第3実施例の像ブレ防止装置において該L形部
材14の支持手段の一部を拡大して示した概略斜視図。
材14の支持手段の一部を拡大して示した概略斜視図。
【図7】該支持手段の構造を示した図で、(a)は図5
において光学素子支持枠72を背面側から見た断面図、
(b)は図5において該支持枠を前面から見た断面図、
(c)は該支持枠を側面から見た断面図、(d)は該支
持枠を側面から見た断面図。
において光学素子支持枠72を背面側から見た断面図、
(b)は図5において該支持枠を前面から見た断面図、
(c)は該支持枠を側面から見た断面図、(d)は該支
持枠を側面から見た断面図。
【図8】図5に示した像ブレ防止装置において地板12
に取り付けられるヨークの取り付け状態を説明するため
の図で、(a)は図5の構造において取り付けた状態、
(b)は図1及び4の構造において取り付けた状態、
(c)は取り付ける前のヨークの状態である。
に取り付けられるヨークの取り付け状態を説明するため
の図で、(a)は図5の構造において取り付けた状態、
(b)は図1及び4の構造において取り付けた状態、
(c)は取り付ける前のヨークの状態である。
【図9】図5の構成において用いられているフレキシブ
ルプリント基板19の変形実施例の斜視図(a)と正面
図(b)。
ルプリント基板19の変形実施例の斜視図(a)と正面
図(b)。
【図10】(a)は本発明の第4実施例の像ブレ防止装
置の分解斜視図。(b)は該装置における地板12への
受光素子78pの取り付け及び位置決め構造を説明する
ための拡大斜視図。
置の分解斜視図。(b)は該装置における地板12への
受光素子78pの取り付け及び位置決め構造を説明する
ための拡大斜視図。
【図11】(a)は本発明の第5実施例の像ブレ防止装
置の分解斜視図。(b)は該装置における地板12への
受光素子78pの取り付け及び位置決め構造を説明する
ための拡大斜視図。
置の分解斜視図。(b)は該装置における地板12への
受光素子78pの取り付け及び位置決め構造を説明する
ための拡大斜視図。
【図12】(a)は本発明の第6実施例の像ブレ防止装
置の分解斜視図。(b)は該装置における地板12への
受光素子78pの取り付け及び位置決め構造を説明する
ための拡大斜視図。
置の分解斜視図。(b)は該装置における地板12への
受光素子78pの取り付け及び位置決め構造を説明する
ための拡大斜視図。
【図13】(a)は本発明の第7実施例の像ブレ防止装
置の分解斜視図。(b)は可変頂角プリズムにおいて光
軸偏位が行われる状態を示した断面図。(c)は図
(a)の一部の断面図。
置の分解斜視図。(b)は可変頂角プリズムにおいて光
軸偏位が行われる状態を示した断面図。(c)は図
(a)の一部の断面図。
【図14】像ブレ防止装置の原理を説明するための図。
【図15】従来の像ブレ防止装置の一例を示す分解斜視
図。
図。
11…レンズ保持筒 12…地板 13y,13p…支持部材 14…L形部材 15…プリント回路基板 17…遮光マス
ク 18…皿バネ 16,19p,19y…フレキシブルプリント基板 72…光学素子支持枠 76p,76y
…投光素子 78p,78y…受光素子 112…ロック
アーム 79p,79y…コイル 72ya,72pa…投光素子収容ケース 77y,77p…ケース蓋 711…小球 712y,712p…ヨーク 713…マグネ
ット 715y,715p…マスク 719…コイル
(電磁プランジャ) 719a…スライダ
ク 18…皿バネ 16,19p,19y…フレキシブルプリント基板 72…光学素子支持枠 76p,76y
…投光素子 78p,78y…受光素子 112…ロック
アーム 79p,79y…コイル 72ya,72pa…投光素子収容ケース 77y,77p…ケース蓋 711…小球 712y,712p…ヨーク 713…マグネ
ット 715y,715p…マスク 719…コイル
(電磁プランジャ) 719a…スライダ
Claims (38)
- 【請求項1】 光学素子を担持して該光学素子の光軸を
偏心させるように変位可能なブレ補正手段を有している
像ブレ防止装置において、 該光学素子が保持筒にて保持され、該保持筒を該ブレ補
正手段の光学素子取り付け部に脱着可能に取り付ける保
持筒取り付け構造を有していることを特徴とする像ブレ
防止装置。 - 【請求項2】 該保持筒取り付け構造は、該保持筒と該
ブレ補正手段との双方に設けられた相互係合手段を有し
ていることを特徴とする請求項1の像ブレ防止装置。 - 【請求項3】 該保持筒取り付け構造は、該保持筒を該
光学素子取り付け部に光軸方向の傾き調整可能に取り付
けできるように構成されていることを特徴とする請求項
1の像ブレ防止装置。 - 【請求項4】 該保持筒取り付け構造が螺合構造であ
り、該光学素子取り付け部が雌ねじ付き円筒体として構
成され、該保持筒が該雌ねじ付き円筒体に螺合する雄ね
じ付き円筒体として構成されていることを特徴とする請
求項1の像ブレ防止装置。 - 【請求項5】 該保持筒取り付け構造が嵌合構造であ
り、該光学素子取り付け部は第一の円筒体として構成さ
れ、該保持筒は該第一の円筒体に挿入抜去可能に嵌合す
る第二の円筒体として構成され、該第一の円筒体には該
第二の円筒体の外周部に弾性的に圧接される可撓性弾性
係合片が設けられていることを特徴とする請求項1の像
ブレ防止装置。 - 【請求項6】 該保持筒取り付け構造は留めねじによる
ねじ締結構造として構成され、該保持筒の外側に形成さ
れたねじ締結部において該保持筒が該ブレ補正手段に締
結されていることを特徴とする請求項1の像ブレ防止装
置。 - 【請求項7】 光学素子を担持して該光学素子の光軸に
対して直交する方向に変位可能なブレ補正手段と、該ブ
レ補正手段に着脱自在な軸支持手段と、該光軸に対して
直交する第一の方向に該軸支持手段と相対摺接する支持
軸と、を有し、該光学素子が保持筒にて保持され、該保
持筒を該ブレ補正手段の光学素子取り付け部に脱着可能
に取り付ける保持筒取り付け構造を有していることを特
徴とする像ブレ防止装置。 - 【請求項8】 光軸に対する直交面と平行な第一の方向
に移動可能なブレ補正手段を有している像ブレ防止装置
において、 該ブレ補正手段が該第一の方向に移動する時に該ブレ補
正手段を該第一の方向に摺動案内する支持軸と、該支持
軸に相対摺動可能に該ブレ補正手段に設けられた軸支持
手段と、を有し、 該軸支持手段は該ブレ補正手段に形成された第一及び第
二の凹部によって構成されており、該第一の凹部は該ブ
レ補正手段の第一面に開口し、該第二の凹部は該ブレ補
正手段の該第一面とは反対側の第二面に開口し、該第一
及び第二の凹部のそれぞれの一端において互いに重なる
部分において該支持軸が軸方向摺動可能に支持されてい
ることを特徴とする像ブレ防止装置。 - 【請求項9】 該第一及び第二の凹部の少なくとも一方
の高さ方向の寸法は該支持軸の外径に嵌合する寸法であ
り、該第一及び第二の凹部の深さ寸法の和は該ブレ補正
手段の該第一面及び該第二面との間の光軸方向寸法に該
支持軸の外径を加えた寸法に等しいか或は該ブレ補正手
段の該光軸方向寸法よりも大きく設定されていることを
特徴とする請求項8の像ブレ防止装置。 - 【請求項10】 該第一の凹部と該第二の凹部とで構成
される該軸支持手段が該ブレ補正手段とは別体の摩擦係
数の小さな材料から成る部材で構成されていることを特
徴とする請求項8又は9の像ブレ防止装置。 - 【請求項11】 光軸に対して直交する方向に変位可能
なブレ補正手段と、該ブレ補正手段に着脱自在な軸支持
手段と、該光軸に対して直交する第一の方向に該軸支持
手段と相対摺接する支持軸と、を有していることを特徴
とする像ブレ防止装置。 - 【請求項12】 該軸支持手段は該ブレ補正手段に着脱
可能に構成されていることを特徴とする請求項11の像
ブレ防止装置。 - 【請求項13】 光軸に対する直交面と平行な第一及び
第二の方向に移動可能なブレ補正手段を有している像ブ
レ防止装置において、 該ブレ補正手段が該第一の方向に移動する時に該ブレ補
正手段を該第一の方向に摺動案内する第一直線部分を具
備するとともに該ブレ補正手段が該第二の方向に移動す
る時に該ブレ補正手段と該第一直線部分と共に該第二の
方向に移動する第二直線部分を具備している屈曲した支
持軸と、該支持軸の該第一直線部分を軸方向摺動可能に
支持するとともに該ブレ補正手段と共に移動する第一軸
支持手段と、該支持軸の該第二直線部分を軸方向摺動可
能に支持するとともに静止部材に固定されている第二軸
支持手段と、を有していることを特徴とする像ブレ防止
装置。 - 【請求項14】 該第一軸支持手段は該ブレ補正手段に
着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項
13の像ブレ防止装置。 - 【請求項15】 該第一軸支持手段は該ブレ補正手段に
着脱可能に取り付けられており、該第二軸支持手段は該
静止部材に着脱可能に取り付けられていることを特徴と
する請求項13の像ブレ防止装置。 - 【請求項16】 該第一軸支持手段及び該第二軸支持手
段の少なくとも一方はバネクランプ式結合によって該ブ
レ補正手段及び該静止部材に脱着可能に取り付けられて
いることを特徴とする請求項13の像ブレ防止装置。 - 【請求項17】 該支持軸と該第一軸支持手段との係合
関係及び該支持軸と該第二軸支持手段との係合関係の少
なくとも一方において該光軸の方向には所定の遊びが設
けられていることを特徴とする請求項13の像ブレ防止
装置。 - 【請求項18】 該支持軸の該第一直線部分と該第二直
線部分とを連結している屈曲部の弾性と該ブレ補正手段
の総質量とで決まる固有振動の周波数が該ブレ補正手段
のブレ補正駆動時の振動周波数帯域よりも高周波数側に
設定されていることを特徴とする請求項13の像ブレ防
止装置。 - 【請求項19】 光軸に対して直交する方向に駆動され
るブレ補正手段と、該ブレ補正手段を支持する不動の地
板と、該地板から該ブレ補正手段に電力供給或は信号伝
達を行うための第一のフレキシブルプリント基板と、を
有していることを特徴とする像ブレ防止装置。 - 【請求項20】 該地板には硬質のプリント回路基板が
取り付けられており、該第一のフレキシブルプリント基
板の一端は該プリント回路基板に接続されていることを
特徴とする請求項19の像ブレ防止装置。 - 【請求項21】 該地板には該プリント回路基板の代わ
りに第二のフレキシブルプリント基板が取り付けられ、
該第一のフレキシブルプリント基板の一端は該第二のフ
レキシブルプリント基板に接続されており、該第一のフ
レキシブルプリント基板は該第二のフレキシブルプリン
ト基板よりも柔らかな基板材料で構成されていることを
特徴とする請求項19の像ブレ防止装置。 - 【請求項22】 該地板には該プリント回路基板の代わ
りに第二のフレキシブルプリント基板が取り付けられ、
該第一のフレキシブルプリント基板と該第二のフレキシ
ブルプリント基板とが互いに溶着されていることを特徴
とする請求項19の像ブレ防止装置。 - 【請求項23】 該第一のフレキシブルプリント基板は
該ブレ補正手段の移動方向に直交する平面部を有し、該
平面部に屈曲部が設けられていることを特徴とする請求
項19の像ブレ防止装置。 - 【請求項24】 該屈曲部は該第二のフレキシブルプリ
ント基板の製造時に予め形成されているものであること
を特徴とする請求項23の像ブレ防止装置。 - 【請求項25】 光軸に対して直交する方向に駆動され
るブレ補正手段と、該ブレ補正手段を支持する不動の地
板と、該地板に取り付けられたプリント回路基板と、を
有する像ブレ防止装置において、 該ブレ補正手段の動作を検出する検出手段が該プリント
回路基板に取り付けられ、該地板には該検出手段を位置
決めするための位置決め部が形成されており、該プリン
ト回路基板は該位置決め部に該検出手段を位置決めした
ことによって該地板に位置決めされることを特徴とする
像ブレ防止装置。 - 【請求項26】 該位置決め部は該検出手段の外枠に嵌
合する穴であることを特徴とする請求項25の像ブレ防
止装置。 - 【請求項27】 該検出手段には孔が設けられ、該地板
には該孔に嵌合するピンが該位置決め部として設けられ
ていることを特徴とする請求項25の像ブレ防止装置。 - 【請求項28】 該ブレ補正手段の動作を検出する検出
手段が該プリント回路基板に取り付けられ、該検出手段
には位置決め孔が形成され、該地板或は該プリント回路
基板に設けられたピンが該位置決め孔に嵌合しているこ
とを特徴とする請求項25の像ブレ防止装置。 - 【請求項29】 光軸に対して直交方向に駆動されるブ
レ補正手段と、該ブレ補正手段を支持する不動の地板
と、該地板に取り付けられている該ブレ補正手段駆動用
磁気回路手段と、を有する像ブレ防止装置において、 該磁気回路手段は該光軸に対する直交面と平行で且つ該
光軸の方向に互いに間隔をあけて配置された複数の極板
を含むヨークを有し、該ヨークは該極板の間隔が小さく
なる方向に圧縮力を加えられた状態で該地板に取り付け
られていることを特徴とする像ブレ防止装置。 - 【請求項30】 光軸に対して直交方向に駆動されるブ
レ補正手段と、該ブレ補正手段の外周面において該光軸
に対する放射方向に向けて固定された筒形のコイルと、
を有する像ブレ防止装置において、 該ブレ補正手段の外周面には該コイルを内側から把持す
る弾性把持部材が該コイル内の磁界に入らない位置にお
いて突設され、該弾性把持部材の先端には該コイルの先
端に係合する曲がった係合部が形成されていることを特
徴とする像ブレ防止装置。 - 【請求項31】 該コイルの基端部と接触する該ブレ補
正手段の外周面には該コイルを該ブレ補正手段に接着す
る接着剤のための充填溝が該コイルの周方向に沿って形
成されていることを特徴とする請求項30の像ブレ防止
装置。 - 【請求項32】 光軸に対して直交方向に駆動されるブ
レ補正手段を有する像ブレ防止装置において、 該ブレ補正手段の光軸方向移動を規制する規制手段を有
し、該規制手段として該ブレ補正手段に対する遮光マス
クを兼用していることを特徴とする像ブレ防止装置。 - 【請求項33】 光軸に対して直交方向に駆動されるブ
レ補正手段を有する像ブレ防止装置において、 該ブレ補正手段の光軸方向移動を規制する規制手段を有
し、該規制手段は、該ブレ補正手段の光軸方向固定位置
を調整するための位置調整手段を有していることを特徴
とする像ブレ防止装置。 - 【請求項34】 該位置調整手段はバネ及びねじ構造を
含んでいることを特徴とする請求項33の像ブレ防止装
置。 - 【請求項35】 像ブレを補正するためのブレ補正手段
と、該ブレ補正手段を支持する不動の地板と、を有する
像ブレ防止装置において、 該ブレ補正手段の移動を禁止する係止手段を有し、該係
止手段は、該地板に固定されるとともに該ブレ補正手段
に対して接近及び後退する方向にバネ付勢された係止腕
を有していることを特徴とする像ブレ防止装置。 - 【請求項36】 該係止腕は合成樹脂素材で構成され、
該係止腕の一部がバネ性を有していることを特徴とする
請求項35の像ブレ防止装置。 - 【請求項37】 該係止腕は合成樹脂素材で構成され、
該地板に取り付けられた板バネと一体に形成されている
ことを特徴とする請求項35の像ブレ防止装置。 - 【請求項38】 像ブレを補正するためのブレ補正手段
と、該ブレ補正手段を支持する不動の地板と、を有する
像ブレ防止装置において、 該像ブレ防止装置を搭載すべき光学機器の鏡筒に対して
該地板を光軸方向に対して傾き調整可能に結合する結合
手段が該地板に設けられていることを特徴とする像ブレ
防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10962695A JPH08304868A (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | 像ブレ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10962695A JPH08304868A (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | 像ブレ防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08304868A true JPH08304868A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=14515061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10962695A Pending JPH08304868A (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | 像ブレ防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08304868A (ja) |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002244010A (ja) * | 2001-02-21 | 2002-08-28 | Nikon Corp | ブレ補正装置 |
JP2006094199A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Pentax Corp | 撮像素子支持機構 |
JP2006191249A (ja) * | 2005-01-05 | 2006-07-20 | Pentax Corp | ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置 |
US7319815B2 (en) | 2004-01-21 | 2008-01-15 | Pentax Corporation | Stage apparatus and camera shake correction apparatus using the same |
US7379092B2 (en) | 2004-02-24 | 2008-05-27 | Pentax Corporation | Stage apparatus and camera shake correction apparatus using the stage apparatus |
JP2008170793A (ja) * | 2007-01-12 | 2008-07-24 | Sony Corp | ブレ補正機構及び撮像装置 |
JP2008197550A (ja) * | 2007-02-15 | 2008-08-28 | Casio Comput Co Ltd | 手振れ補正装置及びリニアアクチュエータ |
US7437064B2 (en) | 2004-12-15 | 2008-10-14 | Hoya Corporation | Drive mechanism for camera |
US7440686B2 (en) | 2004-05-31 | 2008-10-21 | Hoya Corporation | Anti-shake apparatus |
US7444072B2 (en) | 2004-07-09 | 2008-10-28 | Hoya Corporation | Stage apparatus and camera shake correction apparatus using stage apparatus |
JP2009053673A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-03-12 | Fujinon Corp | Xyステージ、および撮影装置 |
US7505067B2 (en) | 2004-06-24 | 2009-03-17 | Hoya Corporation | Digital camera with camera shake compensation |
US7639933B2 (en) | 2005-06-15 | 2009-12-29 | Hoya Corporation | Stage apparatus and image movement correction apparatus for camera using stage apparatus |
US7764874B2 (en) | 2005-08-30 | 2010-07-27 | Fujifilm Corporation | Image-taking apparatus |
WO2011136067A1 (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-03 | 日本電産サンキョー株式会社 | 振れ補正機能付き光学ユニット |
JP2015192240A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-11-02 | 日本電産サンキョー株式会社 | 振れ補正機能付き光学ユニットにおける共振防止方法、および振れ補正機能付き光学ユニット |
JP2018124586A (ja) * | 2018-05-02 | 2018-08-09 | 株式会社ニコン | 光学機器 |
JP2021033113A (ja) * | 2019-08-27 | 2021-03-01 | キヤノン株式会社 | 制御装置、撮像装置、および、レンズ装置 |
-
1995
- 1995-05-08 JP JP10962695A patent/JPH08304868A/ja active Pending
Cited By (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002244010A (ja) * | 2001-02-21 | 2002-08-28 | Nikon Corp | ブレ補正装置 |
US7319815B2 (en) | 2004-01-21 | 2008-01-15 | Pentax Corporation | Stage apparatus and camera shake correction apparatus using the same |
US7379092B2 (en) | 2004-02-24 | 2008-05-27 | Pentax Corporation | Stage apparatus and camera shake correction apparatus using the stage apparatus |
US7440686B2 (en) | 2004-05-31 | 2008-10-21 | Hoya Corporation | Anti-shake apparatus |
US7505067B2 (en) | 2004-06-24 | 2009-03-17 | Hoya Corporation | Digital camera with camera shake compensation |
US7444072B2 (en) | 2004-07-09 | 2008-10-28 | Hoya Corporation | Stage apparatus and camera shake correction apparatus using stage apparatus |
JP2006094199A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Pentax Corp | 撮像素子支持機構 |
US7437064B2 (en) | 2004-12-15 | 2008-10-14 | Hoya Corporation | Drive mechanism for camera |
JP2006191249A (ja) * | 2005-01-05 | 2006-07-20 | Pentax Corp | ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置 |
US7440687B2 (en) | 2005-01-05 | 2008-10-21 | Hoya Corporation | Stage apparatus and camera shake correcting apparatus using the stage apparatus |
US7826732B2 (en) | 2005-06-15 | 2010-11-02 | Hoya Corporation | Stage apparatus and image movement correction apparatus for camera using stage apparatus |
US7639933B2 (en) | 2005-06-15 | 2009-12-29 | Hoya Corporation | Stage apparatus and image movement correction apparatus for camera using stage apparatus |
US7764874B2 (en) | 2005-08-30 | 2010-07-27 | Fujifilm Corporation | Image-taking apparatus |
JP2008170793A (ja) * | 2007-01-12 | 2008-07-24 | Sony Corp | ブレ補正機構及び撮像装置 |
US7995099B2 (en) | 2007-01-12 | 2011-08-09 | Sony Corporation | Blur correction mechanism and image capture apparatus |
JP2008197550A (ja) * | 2007-02-15 | 2008-08-28 | Casio Comput Co Ltd | 手振れ補正装置及びリニアアクチュエータ |
JP2009053673A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-03-12 | Fujinon Corp | Xyステージ、および撮影装置 |
WO2011136067A1 (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-03 | 日本電産サンキョー株式会社 | 振れ補正機能付き光学ユニット |
JP2011232708A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-17 | Nidec Sankyo Corp | 振れ補正機能付き光学ユニット |
US9291832B2 (en) | 2010-04-30 | 2016-03-22 | Nidec Sankyo Corporation | Optical unit with shake correcting function with flexible circuit board having folded-back portions |
JP2015192240A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-11-02 | 日本電産サンキョー株式会社 | 振れ補正機能付き光学ユニットにおける共振防止方法、および振れ補正機能付き光学ユニット |
JP2018124586A (ja) * | 2018-05-02 | 2018-08-09 | 株式会社ニコン | 光学機器 |
JP2021033113A (ja) * | 2019-08-27 | 2021-03-01 | キヤノン株式会社 | 制御装置、撮像装置、および、レンズ装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH08304868A (ja) | 像ブレ防止装置 | |
US9787903B2 (en) | Stage apparatus, image-shake correction apparatus and electronic apparatus | |
JP3423564B2 (ja) | 光学機器 | |
US20070127904A1 (en) | Parallel moving device, actuator, lens unit, and camera | |
US20080074744A1 (en) | Vibration reduction apparatus, optical equipment and a method of manufacturing the vibration reduction apparatus | |
US7437064B2 (en) | Drive mechanism for camera | |
JPH06289465A (ja) | 振れ補正装置 | |
JP2009086319A (ja) | 防振ユニット、撮影ユニット、および撮影装置 | |
US5761546A (en) | Image blur prevention apparatus | |
JP3720473B2 (ja) | 振れ補正装置 | |
JPH09211518A (ja) | カメラ及び防振装置 | |
US20090086035A1 (en) | Vibration isolating unit, image taking unit, and image taking apparatus | |
JPH10213833A (ja) | 像振れ補正機能付き光学機器及び交換レンズ | |
US20090027507A1 (en) | XY stage and image-taking apparatus | |
JP3814363B2 (ja) | カメラ | |
JP2009086325A (ja) | 撮影ユニット、および撮影装置 | |
JPH0961873A (ja) | レンズ鏡筒及びそれを用いた光学機器 | |
JP3513329B2 (ja) | 像振れ補正装置 | |
US20220397816A1 (en) | Lens apparatus | |
JP3805045B2 (ja) | 振れ補正装置 | |
JP2007298421A (ja) | 光学系駆動装置 | |
WO2013105515A1 (ja) | レンズ鏡筒 | |
JP3684015B2 (ja) | 像振れ補正機能付き光学機器 | |
JP3720474B2 (ja) | 振れ補正装置 | |
JP3517525B2 (ja) | 像振れ補正装置 |