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JPH08304771A - 表示システム - Google Patents

表示システム

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Publication number
JPH08304771A
JPH08304771A JP10566595A JP10566595A JPH08304771A JP H08304771 A JPH08304771 A JP H08304771A JP 10566595 A JP10566595 A JP 10566595A JP 10566595 A JP10566595 A JP 10566595A JP H08304771 A JPH08304771 A JP H08304771A
Authority
JP
Japan
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image data
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processing
halftone
display system
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Withdrawn
Application number
JP10566595A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Miyamoto
勝弘 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10566595A priority Critical patent/JPH08304771A/ja
Publication of JPH08304771A publication Critical patent/JPH08304771A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速に入力された画像データに対して低速で
中間調処理を施す。 【構成】 フレーム単位に連続して入力される画像デー
タのフレーム間における画像データの変化の有無を検出
し、画像データに変化があることが検出された場合、こ
の変化のあった画像データに関する情報を生成する。そ
して、中間調処理部6では、この情報をもとに、変化の
あった画像データに対して、入力される画像データより
も優先的にディジタル中間調処理、具体的には、ディザ
中間調処理を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表示システムに関し、特
にメモリ性を有する表示器に画像データを中間調表示す
る表示システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータにおける表示システ
ムでの表示内容は、文字や線だけではなく、自然画像を
取り込み、それと文字や線とを合成して表示するシステ
ムが実用化されてきている。また、マルチメディア市場
の本格的な立ち上げが進んでおり、これらの表示とテレ
ビ画像表示との混在が必須になりつつある。このこと
は、表示システムにおける表示装置(例えば、液晶、プ
ラズマ、EL等)に対して中間調表示できる機能が重要
になってきていることを意味する。
【0003】しかしながら、CRTを除く表示装置にお
いて中間調表示を行なうことは簡単ではない。以下、液
晶表示装置、特に強誘電液晶での中間調表示について説
明する。
【0004】従来より、強誘電液晶(FLC)を用いた
表示素子としては、例えば、特開昭61−94023号
公報等に示されているように、1〜3μm位のセルギャ
ップを保って、対向して配置された2枚のガラス基板を
有し、その対向面に透明電極が形成され配向処理が施さ
れた液晶セルに強誘電液晶を注入したものが知られてい
る。
【0005】この強誘電液晶を用いた表示素子の特徴
は、強誘電液晶が自発分極を持つことにより、外部電界
と自発分極の結合力をスイッチングに使えること、及
び、強誘電液晶分子の長軸方向が自発分極の分極方向と
1対1に対応しているため、外部電界の極性によってス
イッチングできることである。そして、強誘電性液晶
は、その2つの安定状態を光透過及び遮断状態にするこ
とにより、主として2値(白,黒)の表示素子に利用さ
れている。
【0006】図4は、強誘電性液晶素子のスイッチング
パルス振幅と透過率の関係を示すグラフであり、図5
は、パルス印加電圧における画素状態を示す図である。
【0007】図4に示すグラフは、完全な光遮断(黒)
状態にあるセル(素子)に一方極性の単発パルスを印加
した後の透過光量Iを、単発パルスの振幅Vの関数とし
てプロットしたものである。すなわち、パルス振幅がし
きい値Vth以下(V<Vth)のときは透過光量は変
化せず、パルス印加後の画素の透過状態は、図5の
(b)に示すように、印加前の画素の状態を示す図5の
(a)と変わらない。
【0008】しかし、パルス振幅Vがしきい値と越える
と(Vth<V<Vsat)、画素内の一部分が他方の
安定状態、すなわち、図5の(c)に示す光透過状態に
偏移し、全体として中間的な透過光量を示す。さらにパ
ルス振幅Vが大きくなり、それが飽和値Vsat以上に
なると(Vsat<V)、図5の(d)に示すように、
画素全部が光透過状態になるので、光量は一定値に達す
る。
【0009】図4,図5から分かるように、強誘電性液
晶素子にて中間調表示を行なうためには、Vth<V<
Vsatとなるように、パルス振幅Vを制御しなければ
ならない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示すように、上記のVth,Vsat間の光量の傾きが
急であるため、パルス振幅Vで正確に中間調を制御する
ことは難しい。また、図4に示すパルス振幅Vと透過光
量Iの関係が、セル厚と温度に依存するため、表示パネ
ル内にセル厚分布や温度分布があると、同じ電圧振幅の
印加パルスに対して異なった階調レベルが表示されてし
まうという問題が生じる。
【0011】さらに、この種の問題は、FLCのみなら
ず、能動素子を持たないTN液晶において中間調レベル
を多く得ようとした場合にも生じ、また、中間調をアナ
ログ入力電圧に応じて直接制御すると、表示器の駆動制
御が複雑になり、駆動制御素子のコストが高くなるとい
う問題も生じる。
【0012】そこで、このような問題を解決するため
に、図5の(b),(d)の2状態、もしくは、多階調
(256階調程度)が得られない表示器においても、画
像情報をディジタル的に処理することで疑似中間調表示
する試みが行なわれているが、近年のワークステーショ
ンの画像データのドットクロック周波数は、高解像度表
示の要望により、年々高くなり、140MHz近くにま
で達している。
【0013】このことは、ディジタル中間調処理の処理
速度を速くしなくてはならなくなり、ディジタル中間調
処理の集積化(IC化)を困難にしたり、高速処理のた
めの発熱、さらに装置のコストアップが生じるという問
題がある。
【0014】図6は、従来のディジタル中間調表示シス
テムの構成を示すブロック図である。同図に示すよう
に、A/D変換部2pから次段に送られる画像データ
は、140MHz程度の周波数で送られるため、中間調
処理部6pにてリアルタイムの処理を行なうとすると、
上記のような問題を生じることになる。
【0015】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、強誘電性液晶やメモリ
性を有する表示装置を有する表示システムにおいて、デ
ィジタル中間調処理を行なっても入力画像データのドッ
トクロックに依存しない低速度の処理速度にて中間調処
理を行なえ、IC化の妨げとなる発熱やコスト高という
問題を生じない表示システムを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上記の目的を達成するため、本発明は、フレー
ム単位に連続して入力される画像データにディザ中間調
処理を施して該画像データを表示器に可視表示する表示
システムにおいて、前記フレーム間における前記画像デ
ータの変化の有無を検出する検出手段と、前記検出手段
にて前記画像データに変化があることが検出された場
合、該変化のあった画像データに関する情報を生成する
手段と、前記情報をもとに、前記変化のあった画像デー
タに対して優先的に前記ディザ中間調処理を施す処理手
段と、前記表示器に、前記入力された画像データととも
に前記ディザ中間調処理された画像データを表示する手
段とを備え、前記処理手段は、前記変化があった画像デ
ータの前記フレームでの位置に応じて、前記ディザ中間
調処理の処理パターンを変更する。
【0017】以上の構成において、高速に入力された画
像データに対して低速で中間調処理を施すよう機能す
る。
【0018】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に係る好
適な実施例を詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の実施例に係る情報処理シ
ステムの構成を示すブロック図である。最初に、図1に
示された本情報処理システムの各部の構成について説明
する。 <コンピュータまたはテレビ1>図1に示すコンピュー
タまたはテレビ1は、本実施例に係る情報処理システム
の情報供給源として機能し、コンピュータとして、例え
ば、ワークステーション(具体的には、サンマイクロシ
ステムズ社,ヒューレットパッカード社(HP),ディ
ジタルイクイップメント社(DEC),IBM,NeX
T社等が供給するワークステーション)、あるいは、パ
ソコン(具体的には、IBM,アップル社等が供給する
もの)、もしくは、テレビ信号(例えば、NTSC,S
ECAM,PAL等の各方式の信号)を発生する手段
と、テレビ信号をR,G,Bのアナログ信号に変換する
手段とを備えている。 <A/D変換部2>A/D変換部2は、コンピュータも
しくはテレビ1の情報供給源から出力されるアナログ
R,G,B信号と同期信号を受信し、この同期信号に基
づいてアナログ信号をサンプリングするサンプリングク
ロックを発生する。さらに、A/D変換部2は、このサ
ンプリングクロックに応じて、アナログR,G,B信号
を次段の制御部に適したディジタル信号に変換するA/
D変換機能を有する。 <部分書き換え検出部3>部分書き換え検出部3は、A
/D変換部2からの出力である連続したディジタル画像
データをフレーム単位で比較し、変化がある部分の画像
データ、もしくは、変化がある画像のラインを検出し
て、その情報を後述するフレームバッファ制御部4に送
る。具体的には、部分書き換え検出部3は、フレーム単
位で画像データの比較を行なうため、その画像データ、
もしくは、比較が行なえる画像データの特徴抽出データ
を1フレーム分蓄えておく手段と、画像データ、もしく
は画像データの特徴抽出データを比較する手段とを有す
る。 <フレームバッファ制御部4>フレームバッファ制御部
4は、A/D変換部2からの画像データをフレームバッ
ファ5に1フレーム毎に格納する制御、及び、フレーム
内の画像データが変化したときの画像データ、もしく
は、変化した画像のライン情報を部分書き換え検出部3
から受け取り、変化した部分のデータを優先的に中間調
処理部6に出力する機能を有する。これらの機能によ
り、本情報処理システムでは、変化した部分を優先的に
描画することができる。
【0020】また、フレームバッファ制御部4は、後述
する表示駆動制御7から、表示器8が駆動可能な速度に
関する情報を受け取って、A/D変換部2からの連続す
る画像データの入力を制限したり、フレームバッファ5
に蓄えられた画像データの出力を制御する。さらに、フ
レームバッファ制御部4は、フレームバッファ5から出
力された画像データに応じて中間調処理を変えるための
中間調制御データを、出力する画像データに合わせて出
力する。
【0021】この中間調制御データは、前フレームと変
化のあった部分の画像データのフレームバッファ内にお
ける位置を通知するためのデータである。
【0022】また、図1における画素識別クロックは、
画像データに同期した同期クロックであり、有効画像位
置データは、コンピュータまたはテレビ1から送られて
きたデータの内、有効な部分を示すデータである。つま
り、入力データの中には、表示のために有効なデータと
有効でないデータが含まれており、フレームバッファ制
御部4は、有効なデータと有効でないデータを判断し、
時間的に有効なデータの位置を通知する。 <フレームバッファ5>フレームバッファ5は、上述の
ようにフレームバッファ制御部4により制御される画像
データ用のフレームバッファである。 <中間調処理部6>中間調処理部6は、A/D変換部2
においてディジタル信号変換された画像データを、2値
または多値の疑似中間調処理を行なう機能を有する。こ
こでの、2値または多値の疑似中間調表示の処理方法と
しては、例えば、ディザ中間調処理がある。
【0023】そこで、このディザ中間調処理について簡
単に説明する。
【0024】ディザ中間調処理では、画像フレームのデ
ータと複数のnxmマトリクスで構成されたディザマト
リクスのデータ(閾値データ)とを比較し、ディザマト
リクスのデータの方が値が大きければ、処理後のデータ
を0(2値ディザの場合)にし、ディザマトリクスのデ
ータの方が値が小さければ、1にする。また、多値ディ
ザの場合は、比較するディザマトリクスの閾値が複数に
なり、処理の結果得られる出力も多値となる。
【0025】図2は、2値のディザ処理を簡単に説明す
るための図である。同図に示すように、入力フレームデ
ータは、あらかじめ各画素に割り振られたディザマトリ
クスの閾値データと比較され、その閾値より入力フレー
ムデータ値が大きい場合は、処理後のデータを1(2値
ディザの場合)、小さい場合は0にデータを変換する。
そして、ディザマトリクスの閾値パターンを適当に変え
ることにより、マクロ的に中間調表示が可能となる。 <表示駆動制御部7>表示駆動制御部7は、表示器8の
駆動制御を行なう部分であり、不図示の表示パネルユニ
ットの書き込み速度等の情報を、フレームバッファ制御
部4に出力する。 <表示器8>表示器8は、コンピュータまたはテレビ1
等からの画像情報を表示させるための、メモリ性を有し
た表示器(強誘電性液晶を含む)である。この表示器8
内には、不図示の、表示パネルを駆動する駆動回路、表
示器用バックライト、電源等が含まれ、表示器8は、特
性上、表示速度が一定でなくてもよい。また、入力画像
データの転送速度より表示速度の方が遅くてもよい。
【0026】以下、本実施例に係る情報処理システムの
詳細な動作を説明する。
【0027】まず、画像情報源(情報供給源)であるコ
ンピュータまたはテレビ1は、ビデオ信号(カラー表示
の場合は、R,G,Bの3系統アナログ信号、モノクロ
ーム表示の場合は、1系統アナログ信号)と同期信号
(ビデオ信号を1ライン及び1フレーム(または、フィ
ールド)毎に区切るための信号で、それぞれを水平同期
信号、垂直同期信号と呼ぶ)を出力する。
【0028】上記の信号は、次にA/D変換部2に入力
され、信号がアナログビデオ信号であれば、複数ビット
からなるディジタル信号に変換される。なお、このとき
のサンプリングクロックは、上記の水平同期信号を逓倍
して作られる。そして、ディジタル化された、連続した
ビデオ信号は、1度、フレームバッファ制御部4での制
御に基づき、フレームバッファ5に格納される。
【0029】一方、A/D変換部2からの画像データ出
力は、部分書き換え検出部3にも入力され、フレーム単
位で少なくとも1フレーム前の画像データ、もしくは、
画像データの特徴抽出データを比較し、変化があった画
像データ、もしくは、変化のあった画像データラインの
情報を生成して、それをフレームバッファ制御部4に出
力する。
【0030】フレームバッファ制御4は、部分書き換え
検出部3からの情報に基づき、フレームバッファ5から
画像データを中間調処理部6に出力する。ここで、部分
書き換え検出部3から画像データ変化についての情報が
ない場合は、フレームバッファ5からのフレームの始め
から順に、もしくは、適当に飛び越し走査を行ないなが
ら、画像データを中間調処理部6に出力する。なお、こ
のような画像データの出力制御は、メモリ性が時間とと
もに消失していくような表示器に対しては不可欠であ
る。
【0031】中間調処理部6に入力された画像データ
は、上述のようなディザ中間調処理により2値または多
値に変換される。
【0032】図3は、本実施例における低速の中間調処
理を説明するための図である。同図に示すように、図1
のフレームバッファ5から出力された画像データは、比
較器32にて、セレクタ33を介して出力されるディザ
マトリクスの閾値と比較される。なお、図3は、説明を
簡単にするために2値のディザ処理について示している
が、多値のディザ処理についても、閾値の数と出力のビ
ット数が増えるだけで、基本的には2値のディザ処理と
同様である。
【0033】上述の比較に用いられるディザマトリクス
の閾値は、セレクタ33にて、フレームバッファ制御部
4から中間調処理部6に出力される中間調制御データに
基づいて選択される。例えば、図2において、画素Aと
比較するディザマトリクスの閾値がaの場合、比較器3
2に入力される閾値については、フレームバッファ制御
部4にて、aを選択するようにセレクタ33を切り替え
る制御信号を中間調制御データとして、画像データと同
時にセレクタ33に送られる。つまり、中間調制御デー
タは、入力データの画像位置を示すデータとなる。
【0034】一般的にディザマトリクスの閾値は、水平
方向に、あるパターンで繰り返されている場合が多いた
め、水平ライン内におけるセレクタ33の切り替えは、
水平方向の画素を数えるカウンタ31を用意し、所望の
閾値パターンと一致するようにセレクタ33を切り替え
てもよい。ただし、水平ライン毎にディザマトリクスの
閾値パターンが異なる場合は、各ラインの先頭でディザ
マトリクスの閾値パターンを変更するような中間調制御
データを、フレームバッファ制御部4から受け取らなく
てはならない。
【0035】このように、フレーム単位で受け取る画像
データの位置に応じてディザマトリクスの閾値を変更す
る必要があるため、フレームバッファ制御部4は、出力
する画像データの画素単位、もしくは、ライン単位の中
間調制御データを中間調処理部6に画像データとともに
送る。
【0036】このときの中間調処理は、基本的には、フ
レーム間で変化があったところだけをフレーム時間内で
処理すればよいため、その処理速度は、入力画像データ
の周期より低速であっても構わない。また、処理速度を
入力画像データの速度のn分の1以下に固定し、仮にフ
レーム時間内で処理できない画像の変化が検出された場
合には、A/D変換部2からフレームバッファ5への書
き込みを禁止して、nフレーム以内の時間をかけて処理
しても構わない。
【0037】以下、具体例について説明する。
【0038】部分書き換え検出部3では、現在入力して
いるフレームデータと、前回入力したフレームデータを
比較し、変化のあった部分を検出してフレームバッファ
制御部4へ通知する。フレームバッファ制御部4は、変
化のあった部分の画像データをライン単位で中間調処理
部6へ送出するとともに、そのデータのライン位置を中
間調制御データとして通知する。
【0039】例えば、図3において、中間調制御データ
としてnラインが通知されたとき、セレクタ33では、
そのnラインの処理時、ディザ閾値パターンをa,b,
c,a,b,c…と繰り返して選択する。
【0040】また、中間調制御データとしてn+1ライ
ンが通知されると、セレクタ33では、そのn+1ライ
ンの処理時、ディザ閾値パターンをd,e,f,d,
e,f…と繰り返して選択する。さらに、中間調制御デ
ータとしてn+2ラインが通知されると、セレクタ33
では、そのn+2ラインの処理時、ディザ閾値パターン
をg,h,i,g,h,i…と繰り返して選択する。
【0041】部分的な中間調処理を、上述したようにラ
イン単位で行なうのではなく、画素単位で行なう場合
は、中間調制御データとして、ライン位置情報ととも
に、ライン内における画素位置を通知し、セレクタ33
では、その情報に応じてディザ閾値パターンを選択す
る。
【0042】さらに、本実施例では、部分書き換え検出
部3が、フレーム間で画像データの変化が1画面全体に
わたり発生したことを検出した場合、及び、複数フレー
ムのデータを処理した場合、リフレッシュ処理として、
画面の一番上のラインからデータを処理することを、中
間調制御データとして通知する。そして、この制御デー
タを受けたセレクタ33では、ディザ閾値としてマトリ
クス内の一番左上のデータから順に選択する。
【0043】また、表示器8の物理ドットやライン数と
異なる表示ドット数やライン数の画像データを受け取る
際には、その画像データが表示器8の物理ドットやライ
ン数より小さい場合、画像データが存在しない領域も、
ある色情報を持った画像データを表示器8に転送しなく
てはならない。その際、その領域の画像データをディザ
中間調処理するときに、その領域のみディザパターンを
変更して、ある特定の色を出力するような閾値に設定す
ることにより、簡単に所望の色表示が可能となる。これ
は、画像データが存在しない部分に対して、フレームバ
ッファ5にその色情報を書き込むといった複雑な処理を
行なわずに済むことを意味する。
【0044】さらに、本実施例では、このディザ中間調
の閾値の数とパターンを、画像データの供給側(図1の
コンピュータまたはテレビ1)から、図1に示すコミュ
ニケーションポートを介して受け取り、その情報に基づ
いてディザ中間調処理を行なう中間調処理部6での処理
を変更する。
【0045】このようにして中間調処理された画像デー
タは、表示駆動制御7に入力され、そこで、表示器8に
適した駆動波形を生成する制御を行なってから、所望の
データを表示器8に送る。この表示器8はメモリ性を有
しており、ここでは、入力画像データの変化があった部
分のみを、また、リフレッシュ時は1画面を書き換え
る。
【0046】以上説明したように、本実施例によれば、
連続して入力された画像データの内、変化のあった画像
データに関する情報をもとに、変化のあった画像データ
に対して、入力される画像データよりも優先的にディジ
タル中間調処理を施すことで、ディジタル中間調処理を
行なっても、入力画像データのドットクロックに依存し
ない低速度の処理速度にて中間調処理を行なうことがで
き、例えば、マルチメディア等において、自然画像と文
字や線との合成表示を容易に行なえる。
【0047】そして、優先的に中間調処理する部分に用
いるディザ閾値を、中間調処理する部分に対応して使用
するので、部分的に中間調する場合において、中間調処
理に連続性を持たすことができ、高画質な画像を表示で
きる。
【0048】また、本実施例に係る表示システムの導入
により、例えば、CRT装置に対応した全コンピュータ
システムにおいて、コンピュータ内のシステムを変更す
ることなく接続が可能な汎用表示パネルを実現すること
ができる。
【0049】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることはいうまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
変化のあった画像データに対して優先的にディジタル中
間調処理を施すことで、中間調表示機能を持たないシス
テムにおいてディジタル中間調処理を行なう際、高速に
入力される画像データを低速で中間調処理できるという
効果がある。
【0051】また、優先的に中間調処理する部分に用い
るディザ閾値を、中間調処理する部分に対応して使用す
るので、部分的に中間調する場合において、中間調処理
に連続性を持たすことができ、高画質な画像を表示でき
る。
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る情報処理システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】2値のディザ処理を簡単に説明する図である。
【図3】実施例における低速の中間調処理を説明するた
めの図である。
【図4】強誘電性液晶素子のスイッチングパルス振幅と
透過率の関係を示すグラフである。
【図5】パルス印加電圧における画素状態を示す図であ
る。
【図6】従来のディジタル中間調表示システムの構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 コンピュータまたはテレビ 2 A/D変換部 3 部分書き換え検出部 4 フレームバッファ制御部 5 フレームバッファ 6 中間調処理部 7 表示駆動制御部 8 表示器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム単位に連続して入力される画像
    データにディザ中間調処理を施して該画像データを表示
    器に可視表示する表示システムにおいて、 前記フレーム間における前記画像データの変化の有無を
    検出する検出手段と、 前記検出手段にて前記画像データに変化があることが検
    出された場合、該変化のあった画像データに関する情報
    を生成する手段と、 前記情報をもとに、前記変化のあった画像データに対し
    て優先的に前記ディザ中間調処理を施す処理手段と、 前記表示器に、前記入力された画像データとともに前記
    ディザ中間調処理された画像データを表示する手段とを
    備え、 前記処理手段は、前記変化があった画像データの前記フ
    レームでの位置に応じて、前記ディザ中間調処理の処理
    パターンを変更することを特徴とする表示システム。
  2. 【請求項2】 前記処理手段は、前記連続して入力され
    る画像データの入力転送速度より遅い速度で前記ディジ
    タル中間調処理を行ない、前記表示器には、該ディジタ
    ル中間調処理後の画像データが転送されることを特徴と
    する請求項1に記載の表示システム。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、少なくとも1フレーム
    前の画像データとの間における前記画像データの変化を
    検出することを特徴とする請求項1に記載の表示システ
    ム。
  4. 【請求項4】 さらに、前記表示器の大きさをもとに該
    表示器の表示面において前記画像データが存在しない領
    域を特定する手段と前記特定された領域における前記処
    理パターンの閾値を変更する手段とを備え、 前記領域には、前記変更にて示される特定色が表示され
    ることを特徴とする請求項1に記載の表示システム。
  5. 【請求項5】 さらに、少なくとも1水平ライン毎に異
    なる前記処理パターンを格納する格納手段と、 前記1水平ラインのライン情報を検出する手段と、 前記検出されたライン情報に従って前記処理パターンを
    切り替える手段とを備えることを特徴とする請求項1に
    記載の表示システム。
  6. 【請求項6】 前記処理パターンの閾値は、当該表示シ
    ステムに接続される外部装置の最大表示可能色数に従っ
    て変更されることを特徴とする請求項4に記載の表示シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 さらに、前記表示器の駆動速度に応じ
    て、前記連続して入力される画像データの入力を前記フ
    レーム単位で禁止する手段を備えることを特徴とする請
    求項1に記載の表示システム。
JP10566595A 1995-04-28 1995-04-28 表示システム Withdrawn JPH08304771A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10566595A JPH08304771A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 表示システム

Applications Claiming Priority (1)

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JP10566595A JPH08304771A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 表示システム

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005242026A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Sharp Corp 表示装置の駆動システム
JP2009208460A (ja) * 2007-12-06 2009-09-17 Seiko Epson Corp 画像処理装置と画像形成装置、および画像形成方法

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