JPH08301793A - 近赤外線による反応制御方法 - Google Patents
近赤外線による反応制御方法Info
- Publication number
- JPH08301793A JPH08301793A JP10737895A JP10737895A JPH08301793A JP H08301793 A JPH08301793 A JP H08301793A JP 10737895 A JP10737895 A JP 10737895A JP 10737895 A JP10737895 A JP 10737895A JP H08301793 A JPH08301793 A JP H08301793A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reactor
- analysis
- reaction
- composition
- concentration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Control Of Non-Electrical Variables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 反応器出口の反応物を近赤外線吸収スペクト
ルて組成分析し、得られた結果をもとに反応器に供給す
る原料の量もしくは比率の中の1つもしくは2つ以上を
操作量として変更することによって、反応器出口の反応
物の組成を一定にする反応制御方法。 【効果】 反応液組成分析をオンラインでかつ迅速に行
うことにより、組成変化を反応器の運転に迅速に反映す
ることが可能。
ルて組成分析し、得られた結果をもとに反応器に供給す
る原料の量もしくは比率の中の1つもしくは2つ以上を
操作量として変更することによって、反応器出口の反応
物の組成を一定にする反応制御方法。 【効果】 反応液組成分析をオンラインでかつ迅速に行
うことにより、組成変化を反応器の運転に迅速に反映す
ることが可能。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化学工業における代表的
な装置である反応器の制御方法に関するものである。
な装置である反応器の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでの反応器の運転管理は所望の反
応器出口の反応物の液組成を維持するために必要に応じ
てあるいは随時、反応器出口の組成分析を行っていた。
しかしながら、これは直接装置からサンプル採取をして
分析を行うために、大きな時間遅れと、作業量の増加を
招いていた。時間遅れが発生すると生産は続行している
から、測定結果が規格外であれば製品のロスになった
り、規格外の反応液が精製工程に回された場合には蒸留
塔の運転条件が一定せず、場合によってはプラントが不
安定になり運転の続行が不可能になる。時間遅れを解消
する方法として便宜的には反応器内の温度監視をし、反
応状態の変化の目安としこれをもって運転管理の目安と
しているが、温度監視だけでは近年要求されるような高
いレベルの運転は達成できない。
応器出口の反応物の液組成を維持するために必要に応じ
てあるいは随時、反応器出口の組成分析を行っていた。
しかしながら、これは直接装置からサンプル採取をして
分析を行うために、大きな時間遅れと、作業量の増加を
招いていた。時間遅れが発生すると生産は続行している
から、測定結果が規格外であれば製品のロスになった
り、規格外の反応液が精製工程に回された場合には蒸留
塔の運転条件が一定せず、場合によってはプラントが不
安定になり運転の続行が不可能になる。時間遅れを解消
する方法として便宜的には反応器内の温度監視をし、反
応状態の変化の目安としこれをもって運転管理の目安と
しているが、温度監視だけでは近年要求されるような高
いレベルの運転は達成できない。
【0003】なお、ここでいう高いレベルの運転とは、
管理目標とする反応液の組成と実際の組成のずれをほと
んどなくし、次工程の精製工程で蒸留塔の運転が安定す
ることである。時間遅れを解消する手段として、近年
は、オンライン分析機器を蒸留塔に導入し、分析の時間
遅れを最小限にし、分析値から人が判断したり、装置が
自動的に判断し制御ができるようにされている。
管理目標とする反応液の組成と実際の組成のずれをほと
んどなくし、次工程の精製工程で蒸留塔の運転が安定す
ることである。時間遅れを解消する手段として、近年
は、オンライン分析機器を蒸留塔に導入し、分析の時間
遅れを最小限にし、分析値から人が判断したり、装置が
自動的に判断し制御ができるようにされている。
【0004】しかしながら、これらオンライン分析機器
は通常のガスクロマトグラフィー分析のサンプリングを
自動で行う所に特徴があり、機器が分析をする時間はな
んら短縮はされてはおらず更に迅速なオンラインのリア
ルタイム分析手法が要望されていた。一方で、オンライ
ンのリアルタイム分析を行う新しい手法として近年、近
赤外線による分析が知られている。この分析手法はもと
もと穀類などの蛋白質の測定に用いられてきたが、昨今
石油化学プラントの運転を最適化もしくは自動化する方
法に用いられ注目され始めている。
は通常のガスクロマトグラフィー分析のサンプリングを
自動で行う所に特徴があり、機器が分析をする時間はな
んら短縮はされてはおらず更に迅速なオンラインのリア
ルタイム分析手法が要望されていた。一方で、オンライ
ンのリアルタイム分析を行う新しい手法として近年、近
赤外線による分析が知られている。この分析手法はもと
もと穀類などの蛋白質の測定に用いられてきたが、昨今
石油化学プラントの運転を最適化もしくは自動化する方
法に用いられ注目され始めている。
【0005】例えば、特開平2−28293号公報に見
られるように赤外線分析光度計を使用してクラッキング
ファーネスに供給する炭化水素を分析することにより、
エチレン、プロピレン等の(ジ)オレフィン等の収率を
該分析の関数として制御する方法が開示されている。こ
の技術は供給された炭化水素をオンラインで分析し分析
値をリアルタイムで測定しており、特徴は供給液の組成
を分析して反応条件を制御しているものである。
られるように赤外線分析光度計を使用してクラッキング
ファーネスに供給する炭化水素を分析することにより、
エチレン、プロピレン等の(ジ)オレフィン等の収率を
該分析の関数として制御する方法が開示されている。こ
の技術は供給された炭化水素をオンラインで分析し分析
値をリアルタイムで測定しており、特徴は供給液の組成
を分析して反応条件を制御しているものである。
【0006】しかしながら、一般の合成反応の制御で同
様に供給液の組成の分析値から、反応条件を変更しても
反応器の出口での組成を精度よく目標値にコントロール
するのは困難であり、かつコントロールすべき部位の濃
度の変動が大きく新しい制御方法が要求されていた。
様に供給液の組成の分析値から、反応条件を変更しても
反応器の出口での組成を精度よく目標値にコントロール
するのは困難であり、かつコントロールすべき部位の濃
度の変動が大きく新しい制御方法が要求されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、例え
ば、ベンゼンとエチレンの合成によりエチルベンゼンを
合成するような、反応器の反応液の組成分析を時間遅れ
なく行うことにより、反応器の制御を行う方法を提供し
ようとするものである。
ば、ベンゼンとエチレンの合成によりエチルベンゼンを
合成するような、反応器の反応液の組成分析を時間遅れ
なく行うことにより、反応器の制御を行う方法を提供し
ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意研究を重
ねた結果、反応器出口の反応液に直接近赤外線を透過さ
せその吸収スペクトルを測定し、組成分析が可能である
ことを見い出し、更に反応器の運転管理を時間遅れなく
且つ高い精度でできることを見い出し、この知見に基づ
いて本発明をなすに至った。
ねた結果、反応器出口の反応液に直接近赤外線を透過さ
せその吸収スペクトルを測定し、組成分析が可能である
ことを見い出し、更に反応器の運転管理を時間遅れなく
且つ高い精度でできることを見い出し、この知見に基づ
いて本発明をなすに至った。
【0009】すなわち、本発明は、反応物を合成する反
応器の運転制御方法において、上記反応器の出口の反応
物を近赤外線スペクトルで組成分析を行い、得られた測
定値を用いて反応器へ供給する原料の量もしくは比率を
反応条件として変更し、反応器の出口の反応物の組成を
一定にすることを特徴とする近赤外線による反応制御方
法、である。
応器の運転制御方法において、上記反応器の出口の反応
物を近赤外線スペクトルで組成分析を行い、得られた測
定値を用いて反応器へ供給する原料の量もしくは比率を
反応条件として変更し、反応器の出口の反応物の組成を
一定にすることを特徴とする近赤外線による反応制御方
法、である。
【0010】本発明で近赤外線とは可視光(400〜7
00nm)と中間赤外線(2500〜10000nm)
の中間にある波長の光のことである。近赤外線の特徴と
しては、この範囲にある波長のスペクトルは、中間赤外
線領域でおこる吸収の倍音及び結合振動によって吸収が
起こるので、中間赤外線領域でのスペクトルのピーク数
より著しく少ない。
00nm)と中間赤外線(2500〜10000nm)
の中間にある波長の光のことである。近赤外線の特徴と
しては、この範囲にある波長のスペクトルは、中間赤外
線領域でおこる吸収の倍音及び結合振動によって吸収が
起こるので、中間赤外線領域でのスペクトルのピーク数
より著しく少ない。
【0011】また、近赤外線の吸収スペクトルの単位濃
度変化に対する吸光度変化は中間赤外線のそれと比較し
て1/10〜1/1000である。以下に分析原理を近赤外線の吸
収スペクトルを例に述べるが、反射スペクトル、内部散
乱スペクトル、透過スペクトルも基本原理は同じであ
る。被測定物質に近赤外線の所定の波長域の光を当てそ
の吸光度を測定し、濃度と吸光度との関係から検量線を
求めている。また多く場合連続吸収スペクトルを波長で
2次微分変換することにより各々のスペクトルの特徴が
強調されて更に精度の高い分析が可能になる。
度変化に対する吸光度変化は中間赤外線のそれと比較し
て1/10〜1/1000である。以下に分析原理を近赤外線の吸
収スペクトルを例に述べるが、反射スペクトル、内部散
乱スペクトル、透過スペクトルも基本原理は同じであ
る。被測定物質に近赤外線の所定の波長域の光を当てそ
の吸光度を測定し、濃度と吸光度との関係から検量線を
求めている。また多く場合連続吸収スペクトルを波長で
2次微分変換することにより各々のスペクトルの特徴が
強調されて更に精度の高い分析が可能になる。
【0012】分析目的とする注目成分の純物質スペクト
ルの1次微分もしくは2次微分の中でその成分に独自の
ピークを帰属波長と呼び、この波長で検量線を作製す
る。帰属波長が存在しないときには数百波長を用いた多
変量回帰を用いる。サンプルから近赤外線を集めるスペ
クトルを得る方法は一般に3種類ある。即ち、光を被測
定物質に照射しその反射光を集める反射法、サンプルの
透過光を集める透過法、そして透過と内部散乱との組合
せ法である。透過法は透明度の高いフィルム及び散乱度
の高い溶液、またはペースト状のもの、スラリー状のも
の、懸濁液など幅広く適用できる。透過と内部散乱の組
合せ法はクリヤーで散乱がわずかな液体、懸濁液もしく
はゲル状の物質に対して明確なスペクトルが得られる。
反射光を検出する反射法では不透明粉体、高濃度物や可
動する固体などに対して最適である。
ルの1次微分もしくは2次微分の中でその成分に独自の
ピークを帰属波長と呼び、この波長で検量線を作製す
る。帰属波長が存在しないときには数百波長を用いた多
変量回帰を用いる。サンプルから近赤外線を集めるスペ
クトルを得る方法は一般に3種類ある。即ち、光を被測
定物質に照射しその反射光を集める反射法、サンプルの
透過光を集める透過法、そして透過と内部散乱との組合
せ法である。透過法は透明度の高いフィルム及び散乱度
の高い溶液、またはペースト状のもの、スラリー状のも
の、懸濁液など幅広く適用できる。透過と内部散乱の組
合せ法はクリヤーで散乱がわずかな液体、懸濁液もしく
はゲル状の物質に対して明確なスペクトルが得られる。
反射光を検出する反射法では不透明粉体、高濃度物や可
動する固体などに対して最適である。
【0013】反射法の場合、光源からの光は分散させる
ために回折格子を最初に通し、それからそのエネルギー
はサンプルに送られる。各スキャン毎にサンプルから反
射してくるエネルギーを集めてプローブで検出して、デ
ータは計器に送られる。透過法、透過と内部散乱との組
合せ法は、サンプルを透過させたサンプルスペクトルか
ら参照用のリファレンススペクトルを引き算してその演
算後のスペクトルを回折格子に導きスペクトルの分散と
検出を行う。
ために回折格子を最初に通し、それからそのエネルギー
はサンプルに送られる。各スキャン毎にサンプルから反
射してくるエネルギーを集めてプローブで検出して、デ
ータは計器に送られる。透過法、透過と内部散乱との組
合せ法は、サンプルを透過させたサンプルスペクトルか
ら参照用のリファレンススペクトルを引き算してその演
算後のスペクトルを回折格子に導きスペクトルの分散と
検出を行う。
【0014】近赤外線による分析では多成分を同時にし
かも高速に約1分位で測定できる。分析した結果をオペ
レーターが監視してそれをマニュアルで運転に反映する
ことも可能であるがそれだけでなく、分析器を直接調節
器と連結し分析結果を反応器の制御に自動で反映させる
ことも可能である。ここで制御とは反応器への原料のフ
ィード量または反応器に供給する原料の比率、(例え
ば、エチル基とベンゼン環の比率)の中の1つもしくは
2つ以上の反応条件を変更することによって、反応器出
口の反応物の組成を一定にすることを指す。すなわちオ
ペレーターは分析結果を見て、反応器への原料のフィー
ド量を変更したり、反応器に供給する原料のエチル基と
ベンゼン環の比率を変更することにより制御が可能であ
る。また、変更する反応条件は、反応器に供給する原料
の量、比率だけでなく、反応器に供給する触媒の量、さ
らにまた、反応温度、反応圧力などがある。
かも高速に約1分位で測定できる。分析した結果をオペ
レーターが監視してそれをマニュアルで運転に反映する
ことも可能であるがそれだけでなく、分析器を直接調節
器と連結し分析結果を反応器の制御に自動で反映させる
ことも可能である。ここで制御とは反応器への原料のフ
ィード量または反応器に供給する原料の比率、(例え
ば、エチル基とベンゼン環の比率)の中の1つもしくは
2つ以上の反応条件を変更することによって、反応器出
口の反応物の組成を一定にすることを指す。すなわちオ
ペレーターは分析結果を見て、反応器への原料のフィー
ド量を変更したり、反応器に供給する原料のエチル基と
ベンゼン環の比率を変更することにより制御が可能であ
る。また、変更する反応条件は、反応器に供給する原料
の量、比率だけでなく、反応器に供給する触媒の量、さ
らにまた、反応温度、反応圧力などがある。
【0015】本発明で用いられる反応の反応圧力は特に
限定されるものではなく、減圧反応であっても、加圧反
応であっても、常圧反応であっても本発明をなんら制限
するものではない。本発明の制御方法として、例えば、
エチルベンゼンの製造工程において、反応器に供給する
のはエチレンとベンゼンと精製系からリサイクルされて
くるベンゼン環にエチル基が2〜6個付加したポリエチ
ルベンゼンエチレンである。反応による反応生成物はエ
チルベンゼンと未反応のベンゼン、ベンゼン環にエチル
基が1〜6付加したポリエチルベンゼン、ジフェニルエ
タン、エチルジフェニルエタンなどの沸点の高い物質で
ある。
限定されるものではなく、減圧反応であっても、加圧反
応であっても、常圧反応であっても本発明をなんら制限
するものではない。本発明の制御方法として、例えば、
エチルベンゼンの製造工程において、反応器に供給する
のはエチレンとベンゼンと精製系からリサイクルされて
くるベンゼン環にエチル基が2〜6個付加したポリエチ
ルベンゼンエチレンである。反応による反応生成物はエ
チルベンゼンと未反応のベンゼン、ベンゼン環にエチル
基が1〜6付加したポリエチルベンゼン、ジフェニルエ
タン、エチルジフェニルエタンなどの沸点の高い物質で
ある。
【0016】一般にこれらの混合物は以下の蒸留塔で分
離され最初のベンゼン塔では塔頂よりベンゼン、塔底よ
りエチルベンゼン、ポリエチルベンゼン、ポリエチルベ
ンゼンより沸点の高い物質を分離し、2番目のエチルベ
ンゼン塔では塔頂よりエチルベンゼン、塔底よりポリエ
チルベンゼン、ポリエチルベンゼンより沸点が高い物質
を分離し、3番目のポリエチルベンゼン塔では塔頂より
ポリエチルベンゼン、塔底より沸点がポリエチルベンゼ
ンより高い物質を分離する。
離され最初のベンゼン塔では塔頂よりベンゼン、塔底よ
りエチルベンゼン、ポリエチルベンゼン、ポリエチルベ
ンゼンより沸点の高い物質を分離し、2番目のエチルベ
ンゼン塔では塔頂よりエチルベンゼン、塔底よりポリエ
チルベンゼン、ポリエチルベンゼンより沸点が高い物質
を分離し、3番目のポリエチルベンゼン塔では塔頂より
ポリエチルベンゼン、塔底より沸点がポリエチルベンゼ
ンより高い物質を分離する。
【0017】エチレンとベンゼンのアルキレーション反
応に使用される触媒の種類は、主触媒に塩化アルミ助触
媒に塩酸の組合せで反応器に連続供給するもの、もしく
は固定床ゼオライト触媒、流動床のゼオライト触媒など
が一般的である。反応の形態は本発明を何等限定せず気
相反応、液相反応のどちらでもよい。以上の分析の測定
対象は凝縮前の塔頂のオーバーヘッドガスでも、凝縮後
の塔頂液でも組成分析可能であるが、液状の方が近赤外
線のスペクトル感度は高く分析精度は高い。更に液体状
態の方が測定温度が一般に低く測定機器に対してより過
酷ではなく、以下の示す望ましい測定温度範囲に入りや
すい。
応に使用される触媒の種類は、主触媒に塩化アルミ助触
媒に塩酸の組合せで反応器に連続供給するもの、もしく
は固定床ゼオライト触媒、流動床のゼオライト触媒など
が一般的である。反応の形態は本発明を何等限定せず気
相反応、液相反応のどちらでもよい。以上の分析の測定
対象は凝縮前の塔頂のオーバーヘッドガスでも、凝縮後
の塔頂液でも組成分析可能であるが、液状の方が近赤外
線のスペクトル感度は高く分析精度は高い。更に液体状
態の方が測定温度が一般に低く測定機器に対してより過
酷ではなく、以下の示す望ましい測定温度範囲に入りや
すい。
【0018】また被測定の炭化水素の温度と圧力は本発
明の組成分析をなんら制限するものではなく、炭化水素
の化学的特性には何等影響を受けないが、−10℃〜3
00℃、0〜70kg/cm2Gの範囲内に被測定物質
が維持されるのが望ましく更に望ましくは0℃〜50
℃、0〜20kg/cm2Gである。この温度範囲外、圧力範
囲外の温度域では近赤外線測定装置のプローブ等に使用
されているパッキング用シール材の耐性上の問題により
測定が一般に困難になる。
明の組成分析をなんら制限するものではなく、炭化水素
の化学的特性には何等影響を受けないが、−10℃〜3
00℃、0〜70kg/cm2Gの範囲内に被測定物質
が維持されるのが望ましく更に望ましくは0℃〜50
℃、0〜20kg/cm2Gである。この温度範囲外、圧力範
囲外の温度域では近赤外線測定装置のプローブ等に使用
されているパッキング用シール材の耐性上の問題により
測定が一般に困難になる。
【0019】近赤外線の波長の範囲は700nm〜25
00nmであるが、スペクトルをとった時対象となる被
測定物質によってその物質のもつ特異的なピークが異な
るため本発明では近赤外線の波長の範囲には何等限定す
るものではない。例えば、ポリエチレンやポリビニルア
セテートのペレットは、1800nm〜2200nmの
あたりに特異的なピークが表れ、ポリスチレンの場合は
1100nm〜2500nmのあたりに特異的なピーク
が表れる。エチレンとベンゼンの反応によるアルキレー
ションの反応生成物では、1100nm〜2100nm
のあたりに特異的なピークが表れる。
00nmであるが、スペクトルをとった時対象となる被
測定物質によってその物質のもつ特異的なピークが異な
るため本発明では近赤外線の波長の範囲には何等限定す
るものではない。例えば、ポリエチレンやポリビニルア
セテートのペレットは、1800nm〜2200nmの
あたりに特異的なピークが表れ、ポリスチレンの場合は
1100nm〜2500nmのあたりに特異的なピーク
が表れる。エチレンとベンゼンの反応によるアルキレー
ションの反応生成物では、1100nm〜2100nm
のあたりに特異的なピークが表れる。
【0020】また、具体的には、被測定物質に応じて、
下記の複数の波長があげられる。すなわち、エチルベン
ゼンでは、1614nm、2026nm、1656n
m、2070nm、m−ジエチルベンゼンでは1846
nm、1716nm、1770nm、p−ジエチルベン
ゼンでは1644nm、1874nm、1880nm、
1732nm、o−ジエチルベンゼンでは1748n
m、1646nm、1986nm、2080nm、1,
1−ジフエニルエタンでは1638nm、1830n
m、1740nm、1366nm、1,2,5トリエチ
ルベンゼンでは1726nm、2026nm、2040
nm、1,2,4−トリエチルベンゼンでは1746n
m、1862nm、1832nm、1,2,3−トリエ
チルベンゼンでは1746nm、1572nm、141
4nm、ベンゼンでは1100〜1900nmの範囲内
の波長でのスペクトルを用いて組成の定量化を行うこと
が好ましい。
下記の複数の波長があげられる。すなわち、エチルベン
ゼンでは、1614nm、2026nm、1656n
m、2070nm、m−ジエチルベンゼンでは1846
nm、1716nm、1770nm、p−ジエチルベン
ゼンでは1644nm、1874nm、1880nm、
1732nm、o−ジエチルベンゼンでは1748n
m、1646nm、1986nm、2080nm、1,
1−ジフエニルエタンでは1638nm、1830n
m、1740nm、1366nm、1,2,5トリエチ
ルベンゼンでは1726nm、2026nm、2040
nm、1,2,4−トリエチルベンゼンでは1746n
m、1862nm、1832nm、1,2,3−トリエ
チルベンゼンでは1746nm、1572nm、141
4nm、ベンゼンでは1100〜1900nmの範囲内
の波長でのスペクトルを用いて組成の定量化を行うこと
が好ましい。
【0021】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を更に具体的に
説明する。
説明する。
【0022】
【実施例1】主触媒に塩化アルミ助触媒に塩酸を使用
し、ベンゼンとエチレンの反応によるエチルベンゼンの
合成を行った。初期の反応条件の設定値は、反応温度は
110℃、反応圧力0.6Kg/cm2G、主触媒の塩
化アルミの反応器内の濃度は0.3重量%、反応器にフ
ィードするベンゼン中の助触媒の塩酸の濃度は1重量%
である。
し、ベンゼンとエチレンの反応によるエチルベンゼンの
合成を行った。初期の反応条件の設定値は、反応温度は
110℃、反応圧力0.6Kg/cm2G、主触媒の塩
化アルミの反応器内の濃度は0.3重量%、反応器にフ
ィードするベンゼン中の助触媒の塩酸の濃度は1重量%
である。
【0023】反応器の出口の冷却器からでたラインに近
赤外線分光分析器を設置し凝縮した反応液の分析を行っ
た。分析はオンラインでしかも解析時間も短いために約
1分程で分析でき、分析結果を見て、迅速に反応器の運
転管理に反映させた。反応物の組成分析結果をみるとエ
チルベンゼン濃度が管理濃度に比べて低いので、3回に
分けてベンゼンのフイード量を減らして、モル比を1%
上げた。
赤外線分光分析器を設置し凝縮した反応液の分析を行っ
た。分析はオンラインでしかも解析時間も短いために約
1分程で分析でき、分析結果を見て、迅速に反応器の運
転管理に反映させた。反応物の組成分析結果をみるとエ
チルベンゼン濃度が管理濃度に比べて低いので、3回に
分けてベンゼンのフイード量を減らして、モル比を1%
上げた。
【0024】このように、反応器の出口の反応液組成の
管理基準からのズレを常時監視することができるので、
反応液の組成が規格からズレたとき時間的に無駄なく適
正な組成に回復することが可能になった。反応液の近赤
外線による分析結果と分析に要する時間、反応量の変更
方法、管理されている反応液の組成に回復するまでの時
間、スペクトルの種類を表1に示す。
管理基準からのズレを常時監視することができるので、
反応液の組成が規格からズレたとき時間的に無駄なく適
正な組成に回復することが可能になった。反応液の近赤
外線による分析結果と分析に要する時間、反応量の変更
方法、管理されている反応液の組成に回復するまでの時
間、スペクトルの種類を表1に示す。
【0025】原料のエチル基とベンゼン環の比率とは、
仕込まれる原料のベンゼン、エチレン、ベンゼン環にエ
チル基が2〜6付加したポリエチルベンゼンのうち、エ
チル基とベンゼン環の比率をモル比率で表したものであ
り以下モル比と呼ぶ。最終的な反応条件の変更後の状態
はモル比のみ記載した。これは原料の供給量やモル比の
変更はモル比で代表されるためである。
仕込まれる原料のベンゼン、エチレン、ベンゼン環にエ
チル基が2〜6付加したポリエチルベンゼンのうち、エ
チル基とベンゼン環の比率をモル比率で表したものであ
り以下モル比と呼ぶ。最終的な反応条件の変更後の状態
はモル比のみ記載した。これは原料の供給量やモル比の
変更はモル比で代表されるためである。
【0026】このように、迅速な制御により、反応物の
組成変動が少なく、従って、精製工程の蒸留分離が容易
であり、純度の高いエチルベンゼンを得ることができ
る。
組成変動が少なく、従って、精製工程の蒸留分離が容易
であり、純度の高いエチルベンゼンを得ることができ
る。
【0027】
【比較例1】オンラインの分析を行わなかつた以外は実
施例1と同様の反応条件でエチルベンゼンの合成をし
た。反応条件が適正な値か確認する必要がある度に反応
液をサンプリングして、ガスクロマトグラフィにて分析
する必要がありサンプリング時間や分析時間を考慮する
と反応器の運転条件変更を実際に行うまでに時間遅れが
あり、迅速な制御ができなかった。この時間遅れは平均
60分〜90分であった。
施例1と同様の反応条件でエチルベンゼンの合成をし
た。反応条件が適正な値か確認する必要がある度に反応
液をサンプリングして、ガスクロマトグラフィにて分析
する必要がありサンプリング時間や分析時間を考慮する
と反応器の運転条件変更を実際に行うまでに時間遅れが
あり、迅速な制御ができなかった。この時間遅れは平均
60分〜90分であった。
【0028】しかも、これらは自動ではないため常時濃
度を監視することができるわけではなく運転管理は非常
におおざっぱなものであり、分析と分析の合間には管理
濃度とのずれが発生したままでの運転であった。反応物
の組成分析結果をみるとエチルベンゼン濃度が管理濃度
に比べて低いので、3回に分けてベンゼンのフイード量
を減らして、モル比を1%上げたが、所要時間が210
分もかかった。
度を監視することができるわけではなく運転管理は非常
におおざっぱなものであり、分析と分析の合間には管理
濃度とのずれが発生したままでの運転であった。反応物
の組成分析結果をみるとエチルベンゼン濃度が管理濃度
に比べて低いので、3回に分けてベンゼンのフイード量
を減らして、モル比を1%上げたが、所要時間が210
分もかかった。
【0029】反応器の出口の反応液のガスクロマトグラ
フィーによる分析結果と分析に要する時間、操作量の変
更方法、管理されている反応液の組成に回復するまでの
時間を表2に示す。
フィーによる分析結果と分析に要する時間、操作量の変
更方法、管理されている反応液の組成に回復するまでの
時間を表2に示す。
【0030】
【実施例2】主触媒に塩化アルミ助触媒に塩酸を使用
し、ベンゼンとエチレンの反応によるエチルベンゼンの
合成を行った。初期の反応条件の設定値は反応温度は1
20℃、反応圧力0.7kg/cm2G、主触媒の塩化
アルミの反応器内の濃度は0.4重量%、反応器にフィ
ードするベンゼン中の助触媒の塩酸の濃度は0.8重量
%である。
し、ベンゼンとエチレンの反応によるエチルベンゼンの
合成を行った。初期の反応条件の設定値は反応温度は1
20℃、反応圧力0.7kg/cm2G、主触媒の塩化
アルミの反応器内の濃度は0.4重量%、反応器にフィ
ードするベンゼン中の助触媒の塩酸の濃度は0.8重量
%である。
【0031】反応器の出口の冷却器からでたラインに近
赤外線分光分析器を設置し凝縮した反応液の分析を行っ
た。分析はオンラインでしかも解析時間も短いために約
1分程で分析でき分析結果を見て、迅速に反応器の運転
管理に反映させた。反応物の組成分析結果をみるとエチ
ルベンゼン濃度が管理濃度に比べて低いので、3回に分
けてベンゼンのフイード量を減らして、モル比を1%上
げた。
赤外線分光分析器を設置し凝縮した反応液の分析を行っ
た。分析はオンラインでしかも解析時間も短いために約
1分程で分析でき分析結果を見て、迅速に反応器の運転
管理に反映させた。反応物の組成分析結果をみるとエチ
ルベンゼン濃度が管理濃度に比べて低いので、3回に分
けてベンゼンのフイード量を減らして、モル比を1%上
げた。
【0032】このように、反応器の出口の反応液組成の
管理基準からのズレを常時監視することができるので、
反応液の組成が規格からズレたとき時間的に無駄なく適
正な組成に回復することが可能になった。反応液の近赤
外線による分析結果と分析に要する時間、操作量の変更
方法、管理されている反応液の組成に回復するまでの時
間、スペクトルの種類を表1に示す。
管理基準からのズレを常時監視することができるので、
反応液の組成が規格からズレたとき時間的に無駄なく適
正な組成に回復することが可能になった。反応液の近赤
外線による分析結果と分析に要する時間、操作量の変更
方法、管理されている反応液の組成に回復するまでの時
間、スペクトルの種類を表1に示す。
【0033】このように、迅速な制御により、反応物の
組成変動が少なく、従って、精製工程の蒸留分離が容易
であり、純度の高いエチルベンゼンを得ることができ
る。
組成変動が少なく、従って、精製工程の蒸留分離が容易
であり、純度の高いエチルベンゼンを得ることができ
る。
【0034】
【比較例2】オンラインでの分析を行わなかつた以外は
実施例2と同様の反応条件でエチルベンゼンの合成をし
た。反応条件が適正な値か確認する必要がある度に反応
液をサンプリングして、ガスクロマトグラフィにて分析
する必要がありサンプリング時間や分析時間を考慮する
と反応器の運転条件変更を実際に行うまでに時間遅れが
あり迅速な制御ができなかった。この時間遅れは平均6
0分〜90分である。
実施例2と同様の反応条件でエチルベンゼンの合成をし
た。反応条件が適正な値か確認する必要がある度に反応
液をサンプリングして、ガスクロマトグラフィにて分析
する必要がありサンプリング時間や分析時間を考慮する
と反応器の運転条件変更を実際に行うまでに時間遅れが
あり迅速な制御ができなかった。この時間遅れは平均6
0分〜90分である。
【0035】しかも、これらは自動ではないため常時濃
度を監視することができるわけではなく運転管理は非常
におおざっぱなものであり、分析と分析の合間には管理
濃度とのずれが発生したままでの運転であった。反応物
の組成分析結果をみるとエチルベンゼン濃度が管理濃度
に比べて低いので、ベンゼンのフイード量を減らした
が、再分析結果ではポリエチルベンゼン濃度が管理濃度
に比べて高くなつたので、今度はポリエチルベンゼンの
フイード量を減らして最終的にモル比を2%下げた。、
所要時間が150分かかった。
度を監視することができるわけではなく運転管理は非常
におおざっぱなものであり、分析と分析の合間には管理
濃度とのずれが発生したままでの運転であった。反応物
の組成分析結果をみるとエチルベンゼン濃度が管理濃度
に比べて低いので、ベンゼンのフイード量を減らした
が、再分析結果ではポリエチルベンゼン濃度が管理濃度
に比べて高くなつたので、今度はポリエチルベンゼンの
フイード量を減らして最終的にモル比を2%下げた。、
所要時間が150分かかった。
【0036】反応器出口の反応液のガスクロマトグラフ
ィーによる分析結果と分析に要する時間、操作量の変更
方法、管理されている反応液の組成に回復するまでの時
間を表2に示す。
ィーによる分析結果と分析に要する時間、操作量の変更
方法、管理されている反応液の組成に回復するまでの時
間を表2に示す。
【0037】
【実施例3】主触媒に塩化アルミ助触媒に塩酸を使用し
てベンゼンとエチレンの反応によるエチルベンゼンの合
成を行った。初期の反応条件の設定値は反応温度は12
5℃、反応圧力0.7kg/cm2G、主触媒の塩化ア
ルミの反応器内の濃度は0.4重量%、反応器にフィー
ドするベンゼン中の助触媒の塩酸の濃度は0.9重量%
である。
てベンゼンとエチレンの反応によるエチルベンゼンの合
成を行った。初期の反応条件の設定値は反応温度は12
5℃、反応圧力0.7kg/cm2G、主触媒の塩化ア
ルミの反応器内の濃度は0.4重量%、反応器にフィー
ドするベンゼン中の助触媒の塩酸の濃度は0.9重量%
である。
【0038】反応器出口の冷却器からでたラインに近赤
外線分光分析器を設置し凝縮した反応液の分析を行っ
た。分析はオンラインでしかも解析時間も短いために約
1分程で分析でき分析結果を見て、迅速に反応器の運転
管理に反映させた。反応物の組成分析結果をみるとエチ
ルベンゼン濃度が管理濃度に比べて低いので、エチレン
のフイード量を増やして、モル比を2%上げた。
外線分光分析器を設置し凝縮した反応液の分析を行っ
た。分析はオンラインでしかも解析時間も短いために約
1分程で分析でき分析結果を見て、迅速に反応器の運転
管理に反映させた。反応物の組成分析結果をみるとエチ
ルベンゼン濃度が管理濃度に比べて低いので、エチレン
のフイード量を増やして、モル比を2%上げた。
【0039】このように、反応器出口の反応液組成の管
理基準からのズレを常時監視することができるので、反
応液の組成が規格からズレたとき時間的に無駄なく適正
な組成に回復することが可能になった。反応液の近赤外
線による分析結果と分析に要する時間、操作量の変更方
法、管理されている反応液の組成に回復するまでの時
間、スペクトルの種類を表1に示す。
理基準からのズレを常時監視することができるので、反
応液の組成が規格からズレたとき時間的に無駄なく適正
な組成に回復することが可能になった。反応液の近赤外
線による分析結果と分析に要する時間、操作量の変更方
法、管理されている反応液の組成に回復するまでの時
間、スペクトルの種類を表1に示す。
【0040】このように、迅速な制御により反応物の組
成変動が少なく、従って、精製工程の蒸留分離が容易で
あり、純度の高いエチルベンゼンをうることができる。
成変動が少なく、従って、精製工程の蒸留分離が容易で
あり、純度の高いエチルベンゼンをうることができる。
【0041】
【比較例3】オンラインの分析を行わなかつた以外は実
施例3と同様の反応条件でエチルベンゼンの合成をし
た。反応条件が適正な値か確認する必要がある度に反応
液をサンプリングして、ガスクロマトグラフィにて分析
する必要がありサンプリング時間や分析時間を考慮する
と反応器の運転条件変更を実際に行うまでに時間遅れが
あり迅速な制御ができなかった。この時間遅れは平均6
0分〜90分である。
施例3と同様の反応条件でエチルベンゼンの合成をし
た。反応条件が適正な値か確認する必要がある度に反応
液をサンプリングして、ガスクロマトグラフィにて分析
する必要がありサンプリング時間や分析時間を考慮する
と反応器の運転条件変更を実際に行うまでに時間遅れが
あり迅速な制御ができなかった。この時間遅れは平均6
0分〜90分である。
【0042】しかもこれらは自動ではないため常時濃度
を監視することができるわけではなく運転管理は非常に
おおざっぱなものであり、分析と分析の合間には管理濃
度とのずれが発生したままで運転を行っている。反応物
の組成分析結果をみるとエチルベンゼン濃度が管理濃度
に比べて低いので、エチレンのフイード量を増やしてモ
ル比を2%上げた。、所要時間が70分かかった。
を監視することができるわけではなく運転管理は非常に
おおざっぱなものであり、分析と分析の合間には管理濃
度とのずれが発生したままで運転を行っている。反応物
の組成分析結果をみるとエチルベンゼン濃度が管理濃度
に比べて低いので、エチレンのフイード量を増やしてモ
ル比を2%上げた。、所要時間が70分かかった。
【0043】反応器の出口の反応液のガスクロマトグラ
フィーによる分析結果と分析に要する時間、操作量の変
更方法、管理されている反応液の組成に回復するまでの
時間を表2に示す。
フィーによる分析結果と分析に要する時間、操作量の変
更方法、管理されている反応液の組成に回復するまでの
時間を表2に示す。
【0044】
【実施例4】主触媒に塩化アルミ助触媒に塩酸を使用し
てベンゼンとエチレンの反応によるエチルベンゼンの合
成をした。初期の反応条件の設定値は反応温度は105
℃、反応圧力0.6kg/cm2G、主触媒の塩化アル
ミの反応器内の濃度は0.3重量%、反応器にフィード
するベンゼン中の助触媒の塩酸の濃度は0.7重量%で
ある。
てベンゼンとエチレンの反応によるエチルベンゼンの合
成をした。初期の反応条件の設定値は反応温度は105
℃、反応圧力0.6kg/cm2G、主触媒の塩化アル
ミの反応器内の濃度は0.3重量%、反応器にフィード
するベンゼン中の助触媒の塩酸の濃度は0.7重量%で
ある。
【0045】反応器の出口の冷却器からでたラインに近
赤外線分光分析器を設置し凝縮した反応液の分析を行っ
た。分析はオンラインでしかも解析時間も短いために約
1分程で分析でき分析結果を見て、迅速に反応器の運転
管理に反映させた。反応物の組成分析結果をみるとエチ
ルベンゼン濃度が管理濃度に比べて低く、ポリエチルベ
ンゼンの濃度が管理濃度に比べて高いので、主触媒であ
る塩化アルミのフイード量を反応器内で0.4重量%に
なるように増やし、反応器内の温度を5℃上げ、圧力を
0.05kg/cm2 上げた。また、ベンゼンのフイー
ド量を増やし、最終的にモル比を5%下げた。なお、こ
れらの操作は3回に分けて行った。
赤外線分光分析器を設置し凝縮した反応液の分析を行っ
た。分析はオンラインでしかも解析時間も短いために約
1分程で分析でき分析結果を見て、迅速に反応器の運転
管理に反映させた。反応物の組成分析結果をみるとエチ
ルベンゼン濃度が管理濃度に比べて低く、ポリエチルベ
ンゼンの濃度が管理濃度に比べて高いので、主触媒であ
る塩化アルミのフイード量を反応器内で0.4重量%に
なるように増やし、反応器内の温度を5℃上げ、圧力を
0.05kg/cm2 上げた。また、ベンゼンのフイー
ド量を増やし、最終的にモル比を5%下げた。なお、こ
れらの操作は3回に分けて行った。
【0046】このように、反応器の出口の反応液組成の
管理基準からのズレを常時監視することができるので、
反応液の組成が規格からズレたとき時間的に無駄なく適
正な組成に回復することが可能になった。反応液の近赤
外線による分析結果と分析に要する時間、操作量の変更
方法、管理されている反応液の組成に回復するまでの時
間、スペクトルの種類を表1に示す。
管理基準からのズレを常時監視することができるので、
反応液の組成が規格からズレたとき時間的に無駄なく適
正な組成に回復することが可能になった。反応液の近赤
外線による分析結果と分析に要する時間、操作量の変更
方法、管理されている反応液の組成に回復するまでの時
間、スペクトルの種類を表1に示す。
【0047】このように、迅速な制御により反応物の組
成変動が少なく、従って、精製工程の蒸留分離が容易で
あり、純度の高いエチルベンゼンを得ることができる。
成変動が少なく、従って、精製工程の蒸留分離が容易で
あり、純度の高いエチルベンゼンを得ることができる。
【0048】
【比較例4】オンラインの分析を行わなかつた以外は実
施例3と同様の反応条件でエチルベンゼンの合成をし
た。反応条件が適正な値かを確認する必要がある度に反
応液をサンプリングして、ガスクロマトグラフィにて分
析する必要がありサンプリング時間や分析時間を考慮す
ると反応条件の運転条件変更を実際に行うまでに時間遅
れがあり迅速な制御ができなかった。この時間遅れは平
均60分〜90分である。
施例3と同様の反応条件でエチルベンゼンの合成をし
た。反応条件が適正な値かを確認する必要がある度に反
応液をサンプリングして、ガスクロマトグラフィにて分
析する必要がありサンプリング時間や分析時間を考慮す
ると反応条件の運転条件変更を実際に行うまでに時間遅
れがあり迅速な制御ができなかった。この時間遅れは平
均60分〜90分である。
【0049】しかもこれらは自動ではないため常時濃度
を監視することができるわけではなく運転管理は非常に
おおざっぱなものであり、分析と分析の合間には管理濃
度とのずれが発生したままで運転を行っている。反応物
の組成分析結果をみるとエチルベンゼン濃度が管理濃度
に比べて低く、ポリエチルベンゼンの濃度が管理濃度に
比べて高いので、主触媒である塩化アルミ助触媒のフイ
ード量を反応器内で0.4重量%になるように増やし、
反応器内の温度を5℃上げ、圧力を0.05kg/cm
2 上げた。また、ベンゼンのフイード量を増やし、最終
的にモル比を5%下げた。なお、これらの操作は3回に
分けて行った。所要時間が210分かかった。
を監視することができるわけではなく運転管理は非常に
おおざっぱなものであり、分析と分析の合間には管理濃
度とのずれが発生したままで運転を行っている。反応物
の組成分析結果をみるとエチルベンゼン濃度が管理濃度
に比べて低く、ポリエチルベンゼンの濃度が管理濃度に
比べて高いので、主触媒である塩化アルミ助触媒のフイ
ード量を反応器内で0.4重量%になるように増やし、
反応器内の温度を5℃上げ、圧力を0.05kg/cm
2 上げた。また、ベンゼンのフイード量を増やし、最終
的にモル比を5%下げた。なお、これらの操作は3回に
分けて行った。所要時間が210分かかった。
【0050】反応器の出口の反応液のガスクロマトグラ
フィーによる分析結果と分析に要する時間、操作量の変
更方法、管理されている反応液の組成に回復するまでの
時間を表1に示す。
フィーによる分析結果と分析に要する時間、操作量の変
更方法、管理されている反応液の組成に回復するまでの
時間を表1に示す。
【0051】
【実施例5】主触媒に塩化アルミ助触媒に塩酸を使用し
てベンゼンとエチレンの反応によるエチルベンゼンの合
成をした。初期の反応条件の設定値は反応温度は115
℃、反応圧力0.7kg/cm2G、主触媒の塩化アル
ミの反応器内の濃度は0.4重量%、反応器にフィード
するベンゼン中の助触媒の塩酸の濃度は0.7重量%で
ある。
てベンゼンとエチレンの反応によるエチルベンゼンの合
成をした。初期の反応条件の設定値は反応温度は115
℃、反応圧力0.7kg/cm2G、主触媒の塩化アル
ミの反応器内の濃度は0.4重量%、反応器にフィード
するベンゼン中の助触媒の塩酸の濃度は0.7重量%で
ある。
【0052】反応器の出口の冷却器からでたラインに近
赤外線分光分析器を設置し凝縮した反応液の分析を行っ
た。分析はオンラインでしかも解析時間も短いために約
1分程で分析でき分析結果を見て、迅速に反応器の運転
管理に反映させた。反応物の組成分析結果をみるとエチ
ルベンゼン濃度が管理濃度に比べて低いので、ベンゼン
のフイード量を減らし、ポリエチルベンゼンのフイード
量を増やし、モル比を5%アップした。なお、これらの
操作は2回に分けて行った。
赤外線分光分析器を設置し凝縮した反応液の分析を行っ
た。分析はオンラインでしかも解析時間も短いために約
1分程で分析でき分析結果を見て、迅速に反応器の運転
管理に反映させた。反応物の組成分析結果をみるとエチ
ルベンゼン濃度が管理濃度に比べて低いので、ベンゼン
のフイード量を減らし、ポリエチルベンゼンのフイード
量を増やし、モル比を5%アップした。なお、これらの
操作は2回に分けて行った。
【0053】このように、反応器の出口の反応液組成の
管理基準からのズレを常時監視することができるので、
反応液の組成が規格からズレたとき時間的に無駄なく適
正な組成に回復することが可能になった。反応液の近赤
外線による分析結果と分析に要する時間、操作量の変更
方法、管理されている反応液の組成に回復するまでの時
間、スペクトルの種類を表1に示す。
管理基準からのズレを常時監視することができるので、
反応液の組成が規格からズレたとき時間的に無駄なく適
正な組成に回復することが可能になった。反応液の近赤
外線による分析結果と分析に要する時間、操作量の変更
方法、管理されている反応液の組成に回復するまでの時
間、スペクトルの種類を表1に示す。
【0054】このように、迅速な制御により反応物の組
成変動が少なく、従って、精製工程の蒸留分離が容易で
あり、純度の高いエチルベンゼンを得ることができる。
成変動が少なく、従って、精製工程の蒸留分離が容易で
あり、純度の高いエチルベンゼンを得ることができる。
【0055】
【比較例5】反応液の近赤外線による分析を行わなかっ
た以外は実施例5と同様にエチルベンゼンの合成を行っ
た。反応条件が適正な値かを確認する必要がある度に反
応液をサンプリングして、ガスクロマトグラフィにて分
析する必要がありサンプリング時間や分析時間を考慮す
ると反応器の運転条件変更を実際に行うまでに時間遅れ
があり迅速な制御ができなかった。この時間遅れは平均
60分〜90分である。
た以外は実施例5と同様にエチルベンゼンの合成を行っ
た。反応条件が適正な値かを確認する必要がある度に反
応液をサンプリングして、ガスクロマトグラフィにて分
析する必要がありサンプリング時間や分析時間を考慮す
ると反応器の運転条件変更を実際に行うまでに時間遅れ
があり迅速な制御ができなかった。この時間遅れは平均
60分〜90分である。
【0056】しかもこれらは自動ではないため常時濃度
を監視することができるわけではなく運転管理は非常に
おおざっぱなものであり、分析と分析の合間には管理濃
度とのずれが発生したまま運転を行っている。反応物の
組成分析結果をみるとエチルベンゼン濃度が管理濃度に
比べて高く、ポリエチルベンゼンの濃度が管理濃度に比
べて低いので、ベンゼンのフイード量を減らし、ポリエ
チルベンゼンのフイード量を増やし、最終的にモル比を
5%アップした。ポリエチルベンゼンのフイード量を増
やし、モル比を5%アップした。なお、これらの操作は
2回に分けて行った。所要時間が210分かかった。
を監視することができるわけではなく運転管理は非常に
おおざっぱなものであり、分析と分析の合間には管理濃
度とのずれが発生したまま運転を行っている。反応物の
組成分析結果をみるとエチルベンゼン濃度が管理濃度に
比べて高く、ポリエチルベンゼンの濃度が管理濃度に比
べて低いので、ベンゼンのフイード量を減らし、ポリエ
チルベンゼンのフイード量を増やし、最終的にモル比を
5%アップした。ポリエチルベンゼンのフイード量を増
やし、モル比を5%アップした。なお、これらの操作は
2回に分けて行った。所要時間が210分かかった。
【0057】反応器の出口の反応液のガスクロマトグラ
フィーによる分析結果と分析に要する時間、操作量の変
更方法、管理されている反応液の組成に回復するまでの
時間を表2に示す。
フィーによる分析結果と分析に要する時間、操作量の変
更方法、管理されている反応液の組成に回復するまでの
時間を表2に示す。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】
【発明の効果】本発明の近赤外線による反応器制御方法
は、従来の方法に比べて、反応物の組成変化を反応器の
運転に迅速に反映し、一定の反応物を合成し、高いレベ
ルの運転をすることが可能である。
は、従来の方法に比べて、反応物の組成変化を反応器の
運転に迅速に反映し、一定の反応物を合成し、高いレベ
ルの運転をすることが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 11/08 G05D 11/08 21/00 21/00 A
Claims (1)
- 【請求項1】 反応物を合成する反応器の運転制御方法
において、上記反応器の出口の反応物を近赤外線スペク
トルで組成分析を行い、得られた測定値を用いて反応器
へ供給する原料の量もしくは比率を変更し、反応器の出
口の反応物の組成を一定にすることを特徴とする近赤外
線による反応制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10737895A JPH08301793A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 近赤外線による反応制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10737895A JPH08301793A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 近赤外線による反応制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08301793A true JPH08301793A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14457601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10737895A Withdrawn JPH08301793A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 近赤外線による反応制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08301793A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6228650B1 (en) * | 1997-12-17 | 2001-05-08 | Phillips Petroleum Company | Acid catalyst regeneration control |
JP2002533305A (ja) * | 1998-12-18 | 2002-10-08 | ミレニアム ペトロケミカルズ インコーポレーテッド | 酢酸製造における工程管理方法 |
JP2003028792A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-29 | Nippon Soda Co Ltd | 含水粉状物の反応管理システム及びジフェニルスルホン化合物の製造方法 |
EP1299338A1 (en) * | 2000-07-06 | 2003-04-09 | Millennium Petrochemicals, Inc. | Process control for acetic acid manufacture |
JP2008531491A (ja) * | 2005-02-23 | 2008-08-14 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 芳香族アミン又は脂肪族アミノアルコールの製造方法 |
JP2009062289A (ja) * | 2007-09-04 | 2009-03-26 | Nippon Shokubai Co Ltd | アクリル酸及び(メタ)アクリル酸エステルの製造方法 |
JP2010127942A (ja) * | 2008-11-29 | 2010-06-10 | Bayer Materialscience Ag | ホルムアルデヒド水溶液の製造方法 |
JP2012504618A (ja) * | 2008-10-01 | 2012-02-23 | アーケマ・インコーポレイテッド | オンラインの近赤外線分析を使用する、(メタ)アクリル酸を精製するためのプロセスの制御 |
-
1995
- 1995-05-01 JP JP10737895A patent/JPH08301793A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6228650B1 (en) * | 1997-12-17 | 2001-05-08 | Phillips Petroleum Company | Acid catalyst regeneration control |
JP2002533305A (ja) * | 1998-12-18 | 2002-10-08 | ミレニアム ペトロケミカルズ インコーポレーテッド | 酢酸製造における工程管理方法 |
EP1299338A1 (en) * | 2000-07-06 | 2003-04-09 | Millennium Petrochemicals, Inc. | Process control for acetic acid manufacture |
JP2003028792A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-29 | Nippon Soda Co Ltd | 含水粉状物の反応管理システム及びジフェニルスルホン化合物の製造方法 |
JP2008531491A (ja) * | 2005-02-23 | 2008-08-14 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 芳香族アミン又は脂肪族アミノアルコールの製造方法 |
JP2009062289A (ja) * | 2007-09-04 | 2009-03-26 | Nippon Shokubai Co Ltd | アクリル酸及び(メタ)アクリル酸エステルの製造方法 |
JP2012504618A (ja) * | 2008-10-01 | 2012-02-23 | アーケマ・インコーポレイテッド | オンラインの近赤外線分析を使用する、(メタ)アクリル酸を精製するためのプロセスの制御 |
JP2015063539A (ja) * | 2008-10-01 | 2015-04-09 | アーケマ・インコーポレイテッド | (メタ)アクリル酸の製造方法 |
JP2010127942A (ja) * | 2008-11-29 | 2010-06-10 | Bayer Materialscience Ag | ホルムアルデヒド水溶液の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5712481A (en) | Process and apparatus for analysis of hydrocarbon species by near infrared spectroscopy | |
US6162644A (en) | Method for controlling and optimizing xylene isomer separation and isomerization process using near infrared analyzer system and apparatus for carrying out same | |
US2518307A (en) | Automatic control of catalyst promoter in a hydrocarbon conversion process | |
US6818450B2 (en) | Use of infrared spectroscopy for on-line process control and endpoint detection | |
RU2594741C2 (ru) | Способ получения уксусной кислоты | |
CA2310496C (en) | Method for on-line analysis of acid catalyst for hydrocarbon conversion process | |
US5404015A (en) | Method and system for controlling and optimizing isomerization processes | |
JPH08301793A (ja) | 近赤外線による反応制御方法 | |
RU2585614C2 (ru) | Способ получения винилацетата | |
KR20040077437A (ko) | 혼합 c8 방향족 화합물로부터의 파라-자일렌 및에틸벤젠의 분리 | |
US7754932B2 (en) | Monitoring and control of processes for making 1-hexene | |
JP4360474B2 (ja) | 沃素化された有機x線造影剤の製造方法 | |
US6228650B1 (en) | Acid catalyst regeneration control | |
JP2002527721A (ja) | イソシアネートの残渣含有量を測定するインライン方法およびそのために有用な装置 | |
WO1999041591A1 (en) | Controlling water content of a catalytic reforming process for producing gasoline blending components using near infrared spectroscopy | |
JPH08301799A (ja) | 近赤外線による脱水素反応制御方法 | |
Higgins et al. | Approach to the determination of hydrate form conversions of drug compounds and solid dosage forms by near‐infrared spectroscopy | |
JP2003340270A (ja) | 反応器の運転制御方法 | |
JPH08266802A (ja) | 近赤外線による蒸留塔制御方法 | |
KR101740091B1 (ko) | 아세트산 제조 공정의 디켄터 상분리 제어 | |
WO2001002088A1 (en) | Method for the control of the manufacturing process of polyols | |
Zilian | In situ Analytics for Hydrogenation Reactions | |
JPH1112211A (ja) | フェノール類の製造方法および装置 | |
CN116157671A (zh) | 用于在烃转化过程中在线预测混合聚合物浓度的方法 | |
JP2001509597A (ja) | 近赤外分光法による炭化水素種の分析方法及び装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020702 |