JPH0830092A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH0830092A JPH0830092A JP6182846A JP18284694A JPH0830092A JP H0830092 A JPH0830092 A JP H0830092A JP 6182846 A JP6182846 A JP 6182846A JP 18284694 A JP18284694 A JP 18284694A JP H0830092 A JPH0830092 A JP H0830092A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- magnetic
- layer thickness
- developing sleeve
- developing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
- Developing For Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 磁性体粒子と磁性トナーの組合せ、環境など
に依存せず、常に適正な現像画像を得ることのできる現
像装置を提供する。 【構成】 現像スリーブ1aの内部に固定された永久磁
石1bの磁極N11の近傍に、異性極S61を有する永
久磁石6bを内部に固定したトナー層厚規制体6aを配
置する。現像スリーブ1aとトナー層厚規制体6aの間
に電圧を印加する直流電源7を設け、磁性体粒子との摩
擦帯電により負に帯電した磁性トナーが、トナー層厚規
制体6aから現像スリーブ1a方向へのクーロン力を受
けるようにバイアスをかける。
に依存せず、常に適正な現像画像を得ることのできる現
像装置を提供する。 【構成】 現像スリーブ1aの内部に固定された永久磁
石1bの磁極N11の近傍に、異性極S61を有する永
久磁石6bを内部に固定したトナー層厚規制体6aを配
置する。現像スリーブ1aとトナー層厚規制体6aの間
に電圧を印加する直流電源7を設け、磁性体粒子との摩
擦帯電により負に帯電した磁性トナーが、トナー層厚規
制体6aから現像スリーブ1a方向へのクーロン力を受
けるようにバイアスをかける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばレーザプリンタ
や複写機等とされる電子写真式或は静電記録式の画像形
成装置に関し、特に現像装置に特徴を有する。
や複写機等とされる電子写真式或は静電記録式の画像形
成装置に関し、特に現像装置に特徴を有する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては、米国特許第
2297691号明細書、特公昭42−23910号公
報および特公昭43−24748号公報等に記載されて
いるように、多数の方法が知られているが、一般には、
種々の手段により光導電物質の感光体上に電気的潜像を
形成し、ついで、トナーを用いて潜像を現像し、必要に
応じて紙等の転写材にトナー画像を転写した後、加熱、
或は、溶剤蒸気等により定着して複写物を得るものであ
る。また、トナーを用いて電気的潜像を可視化する方法
も種々知られている。
2297691号明細書、特公昭42−23910号公
報および特公昭43−24748号公報等に記載されて
いるように、多数の方法が知られているが、一般には、
種々の手段により光導電物質の感光体上に電気的潜像を
形成し、ついで、トナーを用いて潜像を現像し、必要に
応じて紙等の転写材にトナー画像を転写した後、加熱、
或は、溶剤蒸気等により定着して複写物を得るものであ
る。また、トナーを用いて電気的潜像を可視化する方法
も種々知られている。
【0003】また、現像法として、例えば、米国特許第
2874063号明細書に記載されている磁気ブラシ現
像法、同第221776号明細書に記載されているパウ
ダークラウド法及びファーブラシ現像法、液体現像法
等、多数の現像法が知られている。
2874063号明細書に記載されている磁気ブラシ現
像法、同第221776号明細書に記載されているパウ
ダークラウド法及びファーブラシ現像法、液体現像法
等、多数の現像法が知られている。
【0004】これらの現像法において、特に、トナー及
びキャリアを主体とする現像剤を用いる磁気ブラシ法、
カスケード法、液体現像法等が広く実用化されている。
これらの方法は、いずれも、比較的安定して良好な画像
が得られる優れた方法であるが、反面、キャリアの劣
化、トナーとキャリアの混合比の変動、装置の複雑化、
トナーの飛散、キャリアによるすじむら等の2成分現像
剤にまつわる共通の欠点を有する。
びキャリアを主体とする現像剤を用いる磁気ブラシ法、
カスケード法、液体現像法等が広く実用化されている。
これらの方法は、いずれも、比較的安定して良好な画像
が得られる優れた方法であるが、反面、キャリアの劣
化、トナーとキャリアの混合比の変動、装置の複雑化、
トナーの飛散、キャリアによるすじむら等の2成分現像
剤にまつわる共通の欠点を有する。
【0005】このような欠点を回避するために、トナー
のみよりなる1成分現像剤を用いる現像方法が各種提案
されている。例えば、米国特許第3909258号明細
書には、導電性を有する磁性トナーを用いて現像する方
法が提案されている。これは内部に磁性を有する円筒状
の導電性スリーブに導電性磁性現像剤を支持し、これを
静電像に接触させて現像するものである。この際、現像
域においてトナー粒子により記録体表面とスリーブ表面
の間に導電路が形成され、この導電路を経てスリーブよ
りトナー粒子に電荷が導かれ、静電像画像部との間のク
ーロン力によりトナー粒子が画像部に付着して現像され
る。この導電性磁性トナーを用いる現像方法は、従来の
2成分現像法にまつわる問題を回避した優れた方法であ
るが、反面、トナーが導電性であるため、現像した画像
を記録体から普通紙等の最終的な支持部材へ、静電的に
転写することが困難であるいう欠点を有している。
のみよりなる1成分現像剤を用いる現像方法が各種提案
されている。例えば、米国特許第3909258号明細
書には、導電性を有する磁性トナーを用いて現像する方
法が提案されている。これは内部に磁性を有する円筒状
の導電性スリーブに導電性磁性現像剤を支持し、これを
静電像に接触させて現像するものである。この際、現像
域においてトナー粒子により記録体表面とスリーブ表面
の間に導電路が形成され、この導電路を経てスリーブよ
りトナー粒子に電荷が導かれ、静電像画像部との間のク
ーロン力によりトナー粒子が画像部に付着して現像され
る。この導電性磁性トナーを用いる現像方法は、従来の
2成分現像法にまつわる問題を回避した優れた方法であ
るが、反面、トナーが導電性であるため、現像した画像
を記録体から普通紙等の最終的な支持部材へ、静電的に
転写することが困難であるいう欠点を有している。
【0006】この問題を解決するために、静電的に転写
することが可能な高抵抗トナーを用いる現像方法とし
て、特開昭52−94140号公報に、トナー粒子の誘
電分極を利用した現像方法が示されている。しかし、か
かる方法は、本質的に現像速度が遅く現像画像の濃度が
十分に得られない等の欠点を有しており、実用上困難で
あった。高抵抗のトナーを用いるその他の方法として、
トナー粒子相互の摩擦、トナー粒子とスリーブとの摩擦
等により、トナー粒子を摩擦帯電し、これを静電保持部
材に接触して現像する方法が知られている。しかし、こ
れらの方法は、トナー粒子と摩擦部材との接触回数が少
なく、摩擦帯電が不十分になりやすい、あるいは、帯電
したトナー粒子とスリーブとのクーロン力が強いときに
はトナー粒子が凝集しやすい等の欠点を有しており、実
用上困難な点が多いことが指摘されている。
することが可能な高抵抗トナーを用いる現像方法とし
て、特開昭52−94140号公報に、トナー粒子の誘
電分極を利用した現像方法が示されている。しかし、か
かる方法は、本質的に現像速度が遅く現像画像の濃度が
十分に得られない等の欠点を有しており、実用上困難で
あった。高抵抗のトナーを用いるその他の方法として、
トナー粒子相互の摩擦、トナー粒子とスリーブとの摩擦
等により、トナー粒子を摩擦帯電し、これを静電保持部
材に接触して現像する方法が知られている。しかし、こ
れらの方法は、トナー粒子と摩擦部材との接触回数が少
なく、摩擦帯電が不十分になりやすい、あるいは、帯電
したトナー粒子とスリーブとのクーロン力が強いときに
はトナー粒子が凝集しやすい等の欠点を有しており、実
用上困難な点が多いことが指摘されている。
【0007】これに対して、特開昭54−43036号
公報において、上述の欠点を除去した新規な現像方法が
提案されている。これは、現像スリーブ上にトナーを極
めて薄く塗布し、これを摩擦帯電し、ついで、これを磁
界の作用下で静電像に極めて近接させ、かつ接触させる
ことなく対向させ、現像するものである。
公報において、上述の欠点を除去した新規な現像方法が
提案されている。これは、現像スリーブ上にトナーを極
めて薄く塗布し、これを摩擦帯電し、ついで、これを磁
界の作用下で静電像に極めて近接させ、かつ接触させる
ことなく対向させ、現像するものである。
【0008】この方法によれば、磁性トナーを極めて薄
く塗布するという構成をとることにより、磁性トナーと
現像スリーブとの接触機会を増加させ、現像に供するの
に必要な摩擦帯電電荷量をトナーに与えることを可能に
している。
く塗布するという構成をとることにより、磁性トナーと
現像スリーブとの接触機会を増加させ、現像に供するの
に必要な摩擦帯電電荷量をトナーに与えることを可能に
している。
【0009】上記1成分現像方式の電荷付与に対する本
発明者等の検討によると、上記1成分現像方式の電荷付
与部でのトナーの挙動は以下のようになっていることが
分かった。
発明者等の検討によると、上記1成分現像方式の電荷付
与部でのトナーの挙動は以下のようになっていることが
分かった。
【0010】先ず、図5に上記磁性1成分トナーを用い
た現像装置の一例を示す。図5において、現像装置は、
磁性1成分トナーを収容するトナー容器3、トナー容器
3の開口部に矢印方向に回転可能に配設された非磁性部
材を用いた現像スリーブ1a、現像スリーブ1aの内部
に固定された永久磁石1b、トナー容器3に固定され、
トナーの層厚を規制する磁性部材を用いた磁性ブレード
2、及びトナー容器3内に設けられたトナーの搬送部材
4を備えている。尚、磁性ブレード2は、現像スリーブ
1aにその距離が一定値Wになるように配置されてい
る。一般的に距離は、100μm〜1mmの範囲内の値
に設定される場合が多い。
た現像装置の一例を示す。図5において、現像装置は、
磁性1成分トナーを収容するトナー容器3、トナー容器
3の開口部に矢印方向に回転可能に配設された非磁性部
材を用いた現像スリーブ1a、現像スリーブ1aの内部
に固定された永久磁石1b、トナー容器3に固定され、
トナーの層厚を規制する磁性部材を用いた磁性ブレード
2、及びトナー容器3内に設けられたトナーの搬送部材
4を備えている。尚、磁性ブレード2は、現像スリーブ
1aにその距離が一定値Wになるように配置されてい
る。一般的に距離は、100μm〜1mmの範囲内の値
に設定される場合が多い。
【0011】図5に示した現像装置において、磁性1成
分トナーは、現像スリーブ1a上に薄層コーティングさ
れる。このトナー層の層厚は、図7に示すカットライン
Lの位置によって決定される。
分トナーは、現像スリーブ1a上に薄層コーティングさ
れる。このトナー層の層厚は、図7に示すカットライン
Lの位置によって決定される。
【0012】本発明者等の検討によると、現像スリーブ
1aと磁性ブレード2との間を磁性トナーTが通過する
際に、磁性トナーTに、電荷が付与されることが分かっ
た。又、その際の磁性トナーの挙動は以下のようになっ
ていることが分かった。
1aと磁性ブレード2との間を磁性トナーTが通過する
際に、磁性トナーTに、電荷が付与されることが分かっ
た。又、その際の磁性トナーの挙動は以下のようになっ
ていることが分かった。
【0013】図6に示すように、現像スリーブ1aと磁
性ブレード2を結ぶ直線に垂直な平面を考え、磁性ブレ
ード2に近い面をS1とし、現像スリーブ1aに近い面
をS2とすると、一般的に磁性ブレード2の幅は、永久
磁石1bの幅に比べて狭く設定されているので、S1
面、S2面でのそれぞれの磁束密度を考えると、S1面
での磁束密度は、S2面での磁束密度より大きくなる。
従って、磁性トナーTは、現像スリーブ1aと磁性ブレ
ード2との間で、図6の矢印の方向の力、即ち磁性ブレ
ード2側への力を受ける。
性ブレード2を結ぶ直線に垂直な平面を考え、磁性ブレ
ード2に近い面をS1とし、現像スリーブ1aに近い面
をS2とすると、一般的に磁性ブレード2の幅は、永久
磁石1bの幅に比べて狭く設定されているので、S1
面、S2面でのそれぞれの磁束密度を考えると、S1面
での磁束密度は、S2面での磁束密度より大きくなる。
従って、磁性トナーTは、現像スリーブ1aと磁性ブレ
ード2との間で、図6の矢印の方向の力、即ち磁性ブレ
ード2側への力を受ける。
【0014】従って、図7に示すように、磁性トナーT
は、穂(B状態)を形成し、かつ、その穂は磁性ブレー
ド2から現像スリーブ1a方向に形成される。磁性トナ
ーTへの帯電付与は、現像スリーブ1aと磁性ブレード
2から形成された穂の先端のトナーt1とが接触するこ
とにより、先端に電荷が付与される。
は、穂(B状態)を形成し、かつ、その穂は磁性ブレー
ド2から現像スリーブ1a方向に形成される。磁性トナ
ーTへの帯電付与は、現像スリーブ1aと磁性ブレード
2から形成された穂の先端のトナーt1とが接触するこ
とにより、先端に電荷が付与される。
【0015】又、現像スリーブ1aと磁性ブレード2と
の間でのトナーの搬送は、以下のようになっていること
が分かった。
の間でのトナーの搬送は、以下のようになっていること
が分かった。
【0016】上述したように、現像スリーブ1aと接触
した穂の先端のトナーt1には電荷が付与されるので、
鏡映力による現像スリーブ1a方向への力が働き、現像
スリーブ1aとの摩擦力により、現像スリーブ1aの回
転方向への搬送力が与えられる。
した穂の先端のトナーt1には電荷が付与されるので、
鏡映力による現像スリーブ1a方向への力が働き、現像
スリーブ1aとの摩擦力により、現像スリーブ1aの回
転方向への搬送力が与えられる。
【0017】また、トナー同士には、互いにある程度の
凝集力が働いているので、トナーt1に接しているトナ
ーt2にも凝集力を介した搬送力が生じる。更に、上層
部のトナーt3にも同様に、凝集力を介した搬送力が生
じる。
凝集力が働いているので、トナーt1に接しているトナ
ーt2にも凝集力を介した搬送力が生じる。更に、上層
部のトナーt3にも同様に、凝集力を介した搬送力が生
じる。
【0018】しかし、現像スリーブ1aと磁性ブレード
2との間においては、前述したように、磁性ブレード2
の方向への磁力もトナーに付与されている。従って、ト
ナーにかかる搬送力が、上記磁力に打ち勝つところ、即
ち、図7のカットラインLのところでトナーの穂はちぎ
れ、現像スリーブ1a上に残ったトナーが現像スリーブ
1aの回転方向に搬送される。
2との間においては、前述したように、磁性ブレード2
の方向への磁力もトナーに付与されている。従って、ト
ナーにかかる搬送力が、上記磁力に打ち勝つところ、即
ち、図7のカットラインLのところでトナーの穂はちぎ
れ、現像スリーブ1a上に残ったトナーが現像スリーブ
1aの回転方向に搬送される。
【0019】従って、磁性トナーの凝集度が高い系や、
必要な摩擦帯電電荷量を得るための必要接触回数が多い
系等においては、現像スリーブに接触していない帯電不
十分なトナーが現像領域に搬送され、帯電不良に伴う現
象が生じやすいという問題があった。
必要な摩擦帯電電荷量を得るための必要接触回数が多い
系等においては、現像スリーブに接触していない帯電不
十分なトナーが現像領域に搬送され、帯電不良に伴う現
象が生じやすいという問題があった。
【0020】この問題を解決するため、本発明者等は、
図8に示したような、磁性トナー及び磁性体粒子からな
る現像剤を収容する現像容器3と、磁性トナーを表面に
担持する回転可能に配置された現像スリーブ1aと、現
像スリーブ1aの内部に配設された永久磁石1bと、現
像スリーブ1a上の磁性トナーの塗布を規制するトナー
層厚規制体6aとを備え、トナー層厚規制体6aは、回
転可能に現像スリーブ1aの近傍に配置され、しかも、
その配置位置が、現像スリーブ1aの内部に配設された
永久磁石1bの磁極N11の近傍で、かつ、回転方向が
現像スリーブ1aの回転方向と同方向になる様に構成さ
れ、かつ、現像スリーブ1aからトナー層厚規制体6a
側に行くほど磁束密度が高くなっている現像装置20を
提案した。
図8に示したような、磁性トナー及び磁性体粒子からな
る現像剤を収容する現像容器3と、磁性トナーを表面に
担持する回転可能に配置された現像スリーブ1aと、現
像スリーブ1aの内部に配設された永久磁石1bと、現
像スリーブ1a上の磁性トナーの塗布を規制するトナー
層厚規制体6aとを備え、トナー層厚規制体6aは、回
転可能に現像スリーブ1aの近傍に配置され、しかも、
その配置位置が、現像スリーブ1aの内部に配設された
永久磁石1bの磁極N11の近傍で、かつ、回転方向が
現像スリーブ1aの回転方向と同方向になる様に構成さ
れ、かつ、現像スリーブ1aからトナー層厚規制体6a
側に行くほど磁束密度が高くなっている現像装置20を
提案した。
【0021】その結果、磁性トナーが摩擦帯電電荷を得
るための接触回数を増加させ、十分に帯電した磁性トナ
ーのみを現像スリーブ1a表面に均一にコートし、現像
領域に十分に帯電した磁性トナーのみを搬送することが
可能となった。
るための接触回数を増加させ、十分に帯電した磁性トナ
ーのみを現像スリーブ1a表面に均一にコートし、現像
領域に十分に帯電した磁性トナーのみを搬送することが
可能となった。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例において、磁性トナーと磁性体粒子の組合せ、環境
などによっては十分に帯電した磁性トナーが鏡映力によ
り磁性体粒子に付着し、現像容器3内に磁性体粒子と共
に搬送され、現像スリーブ1a上の現像領域に搬送され
る磁性トナー量が不十分となり、出力画像の濃度が不十
分となることがあった。
来例において、磁性トナーと磁性体粒子の組合せ、環境
などによっては十分に帯電した磁性トナーが鏡映力によ
り磁性体粒子に付着し、現像容器3内に磁性体粒子と共
に搬送され、現像スリーブ1a上の現像領域に搬送され
る磁性トナー量が不十分となり、出力画像の濃度が不十
分となることがあった。
【0023】従って、本発明の目的は、磁性体粒子と磁
性トナーの組合せ、環境等によらず、常に適正な現像画
像を得ることのできる現像装置を備えた画像形成装置を
提供することである。
性トナーの組合せ、環境等によらず、常に適正な現像画
像を得ることのできる現像装置を備えた画像形成装置を
提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
磁性トナー及び磁性体粒子を含む現像剤を収容する現像
容器と、前記磁性トナーを表面に担持する回転可能に配
置されたトナー担持体と、該トナー担持体の内部に配設
された永久磁石と、前記トナー担持体上の磁性トナーの
塗布を規制するトナー層厚規制体とを備えた現像装置を
有し、前記トナー層厚規制体は、それ自身回転可能とさ
れるか又は回転可能な構成部材を備え、前記トナー担持
体の近傍に配置され、しかも、その配置位置が前記トナ
ー担持体の内部に配設された永久磁石の少なくとも1つ
の磁極の近傍であり、前記トナー層厚規制体又は前記回
転可能な構成部材の回転方向が前記トナー担持体の回転
方向と同方向とされ、前記トナー担持体から前記トナー
層厚規制体側に行くほど磁束密度が高くなるように構成
された画像形成装置において、前記トナー担持体と前記
トナー層厚規制体の間に電圧を印加する直流電源を有す
ることを特徴とする画像形成装置である。
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
磁性トナー及び磁性体粒子を含む現像剤を収容する現像
容器と、前記磁性トナーを表面に担持する回転可能に配
置されたトナー担持体と、該トナー担持体の内部に配設
された永久磁石と、前記トナー担持体上の磁性トナーの
塗布を規制するトナー層厚規制体とを備えた現像装置を
有し、前記トナー層厚規制体は、それ自身回転可能とさ
れるか又は回転可能な構成部材を備え、前記トナー担持
体の近傍に配置され、しかも、その配置位置が前記トナ
ー担持体の内部に配設された永久磁石の少なくとも1つ
の磁極の近傍であり、前記トナー層厚規制体又は前記回
転可能な構成部材の回転方向が前記トナー担持体の回転
方向と同方向とされ、前記トナー担持体から前記トナー
層厚規制体側に行くほど磁束密度が高くなるように構成
された画像形成装置において、前記トナー担持体と前記
トナー層厚規制体の間に電圧を印加する直流電源を有す
ることを特徴とする画像形成装置である。
【0025】前記トナー層厚規制体はその内部に少なく
とも2極を具備する永久磁石を有し、該永久磁石の1つ
の磁極と前記トナー担持体内部に配設された永久磁石の
1つの磁極が略対向になる位置に配設され、かつ、前記
略対向に配された2つの磁極が互に異極性であることが
好ましい。
とも2極を具備する永久磁石を有し、該永久磁石の1つ
の磁極と前記トナー担持体内部に配設された永久磁石の
1つの磁極が略対向になる位置に配設され、かつ、前記
略対向に配された2つの磁極が互に異極性であることが
好ましい。
【0026】前記トナー担持体と前記トナー層厚規制体
の間に交番電界を形成する交流電源を有することが好ま
しい。
の間に交番電界を形成する交流電源を有することが好ま
しい。
【0027】
【実施例】以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則
して更に詳しく説明する。次に説明する実施例にては、
本発明は、例えば図9に示されるような電子写真式画像
形成装置に具現化されるものとして説明するが、これに
限定されるものではない。
して更に詳しく説明する。次に説明する実施例にては、
本発明は、例えば図9に示されるような電子写真式画像
形成装置に具現化されるものとして説明するが、これに
限定されるものではない。
【0028】図9において、電子写真式画像形成装置
は、静電潜像担持体として導電基板上に、光導電層を塗
布して構成されるドラム上の電子写真感光体、即ち感光
ドラム15を回転自在に設け、該感光ドラム15を帯電
器12で一様に帯電し、例えばレーザーのような発光素
子13によって情報信号を露光して静電潜像を形成し、
現像装置20で可視像化する。次に転写帯電器14で転
写材19へ転写し、更に定着器16に定着し、永久像を
得る。尚、感光ドラム15上の転写残トナーはクリーニ
ング装置11によって除去される。
は、静電潜像担持体として導電基板上に、光導電層を塗
布して構成されるドラム上の電子写真感光体、即ち感光
ドラム15を回転自在に設け、該感光ドラム15を帯電
器12で一様に帯電し、例えばレーザーのような発光素
子13によって情報信号を露光して静電潜像を形成し、
現像装置20で可視像化する。次に転写帯電器14で転
写材19へ転写し、更に定着器16に定着し、永久像を
得る。尚、感光ドラム15上の転写残トナーはクリーニ
ング装置11によって除去される。
【0029】実施例1 図1を参照して、本発明による画像形成装置の現像装置
の第1実施例について説明する。尚、前出の部材と同一
の部材については同一符号を付すものとする。
の第1実施例について説明する。尚、前出の部材と同一
の部材については同一符号を付すものとする。
【0030】図1において、現像装置20は、現像容器
3の開口部で潜像担持体である感光ドラム15に対向
し、非磁性金属部材により構成され矢印方向に回転する
現像剤担持体である現像スリーブ1aを有している。現
像スリーブ1aの内部には複数の磁極を有する永久磁石
1bが固定されている。また、現像容器3の内部には搬
送部材4が現像剤を現像スリーブ1a方向に搬送するた
め矢印方向に回転可能に配されている。更に、現像スリ
ーブ1aに隣接して同一方向に延在するトナー層厚規制
体6aが設けられている。トナー層厚規制体6aは円筒
状の非磁性金属部材から構成され、その内部には複数の
磁極を有する永久磁石6bを備えている。又、トナー層
厚規制体6aに一端が接するスクレーパ5が現像容器3
に取り付けられている。
3の開口部で潜像担持体である感光ドラム15に対向
し、非磁性金属部材により構成され矢印方向に回転する
現像剤担持体である現像スリーブ1aを有している。現
像スリーブ1aの内部には複数の磁極を有する永久磁石
1bが固定されている。また、現像容器3の内部には搬
送部材4が現像剤を現像スリーブ1a方向に搬送するた
め矢印方向に回転可能に配されている。更に、現像スリ
ーブ1aに隣接して同一方向に延在するトナー層厚規制
体6aが設けられている。トナー層厚規制体6aは円筒
状の非磁性金属部材から構成され、その内部には複数の
磁極を有する永久磁石6bを備えている。又、トナー層
厚規制体6aに一端が接するスクレーパ5が現像容器3
に取り付けられている。
【0031】尚、トナー層厚規制体6aは、現像スリー
ブ1aの矢印b2 にて示す回転方向と同方向の矢印b1
の方向に回転可能とされている。更に、現像スリーブ1
aとトナー層厚規制体6aとには直流電源7が接続され
ている。
ブ1aの矢印b2 にて示す回転方向と同方向の矢印b1
の方向に回転可能とされている。更に、現像スリーブ1
aとトナー層厚規制体6aとには直流電源7が接続され
ている。
【0032】本実施例においては、現像スリーブ1aと
トナー層厚規制体6aの略対向位置にある永久磁石1b
内の磁極N11と、磁極N11に近接略対向するよう配
された、永久磁石6b内の磁極S61との間で形成され
る磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aからトナ
ー層厚規制体6a側に行くほど磁束密度が高くなる構成
とするため、各々の磁極の磁束密度のピーク値に対して
50%以上の値を示す領域の幅(便宜上、以後50%値
と称する)の比を、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≦1.0 好ましくは、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≦0.8 とし、本実施例においては、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≒0.8 とすることにより、磁極S61と磁極N11との間で形
成される磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aか
らトナー層厚規制体6a側へ行くほど磁束密度が高くな
る構成とした。
トナー層厚規制体6aの略対向位置にある永久磁石1b
内の磁極N11と、磁極N11に近接略対向するよう配
された、永久磁石6b内の磁極S61との間で形成され
る磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aからトナ
ー層厚規制体6a側に行くほど磁束密度が高くなる構成
とするため、各々の磁極の磁束密度のピーク値に対して
50%以上の値を示す領域の幅(便宜上、以後50%値
と称する)の比を、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≦1.0 好ましくは、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≦0.8 とし、本実施例においては、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≒0.8 とすることにより、磁極S61と磁極N11との間で形
成される磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aか
らトナー層厚規制体6a側へ行くほど磁束密度が高くな
る構成とした。
【0033】本実施例においては、それぞれ磁極の磁束
密度の最大値を、磁極N11は900ガウス、磁極S1
1は800ガウスとした。
密度の最大値を、磁極N11は900ガウス、磁極S1
1は800ガウスとした。
【0034】又、現像スリーブ1aとトナー層厚規制体
6aの距離Wを100μmから2mmの範囲とし、ま
た、現像スリーブ1aの周速の絶対値とトナー層厚規制
体6aの周速の絶対値の比を、 (トナー層厚規制体6aの周速の絶対値)/(現像スリ
ーブ1aの周速の絶対値)>0.5 となる構成とした。
6aの距離Wを100μmから2mmの範囲とし、ま
た、現像スリーブ1aの周速の絶対値とトナー層厚規制
体6aの周速の絶対値の比を、 (トナー層厚規制体6aの周速の絶対値)/(現像スリ
ーブ1aの周速の絶対値)>0.5 となる構成とした。
【0035】磁性トナーは、重量平均径が5μm以上、
磁性トナーに内添される磁性体の重量が、磁性トナーの
重量の10%以上とし、又、磁性体粒子として、重量平
均径20〜100μmの通常の磁性キャリアとした。
磁性トナーに内添される磁性体の重量が、磁性トナーの
重量の10%以上とし、又、磁性体粒子として、重量平
均径20〜100μmの通常の磁性キャリアとした。
【0036】電源7は直流電源を使用し、負に帯電した
磁性トナーがトナー層厚規制体6aから現像スリーブ1
a方向へのクーロン力がかかるようにバイアスをかけ
た。
磁性トナーがトナー層厚規制体6aから現像スリーブ1
a方向へのクーロン力がかかるようにバイアスをかけ
た。
【0037】図1に示すように構成された現像装置20
においては、現像スリーブ1aからトナー層厚規制体6
a側に行くほど磁束密度が高くなっている為、現像スリ
ーブ1aとトナー層厚規制体6aとの間に存在する磁性
体粒子には、現像スリーブ1aからトナー層厚規制体6
a側への磁気力が働く。この結果、磁極N11から磁極
S61間の磁界に沿って磁性体粒子のブラシが形成され
る。
においては、現像スリーブ1aからトナー層厚規制体6
a側に行くほど磁束密度が高くなっている為、現像スリ
ーブ1aとトナー層厚規制体6aとの間に存在する磁性
体粒子には、現像スリーブ1aからトナー層厚規制体6
a側への磁気力が働く。この結果、磁極N11から磁極
S61間の磁界に沿って磁性体粒子のブラシが形成され
る。
【0038】又、本実施例においては、トナー層厚規制
体6aを、現像スリーブ1aと同方向である図中矢印b
1 方向に回転させる構成としているため、トナー層厚規
制体6a表面に磁気力によって保持された磁性体粒子
は、上記磁界による力とトナー層厚規制体6a表面との
摩擦力により、トナー層厚規制体6aから現像容器3内
方向への搬送力が与えられる。従って、磁性体粒子は現
像スリーブ1aとトナー層厚規制体6aの対向位置を通
過して、現像領域に搬送されることはない。
体6aを、現像スリーブ1aと同方向である図中矢印b
1 方向に回転させる構成としているため、トナー層厚規
制体6a表面に磁気力によって保持された磁性体粒子
は、上記磁界による力とトナー層厚規制体6a表面との
摩擦力により、トナー層厚規制体6aから現像容器3内
方向への搬送力が与えられる。従って、磁性体粒子は現
像スリーブ1aとトナー層厚規制体6aの対向位置を通
過して、現像領域に搬送されることはない。
【0039】現像容器3内方向に戻された磁性体粒子
は、スクレーパ5によりトナー層厚規制体6a表面から
掻き落とされる。このようにして現像容器3内に戻され
た磁性体粒子は、搬送部材4によりトナーと攪拌され、
再度現像スリーブ1a表面を搬送され、磁極N11と磁
極S61の対向位置まで搬送される。この際の磁性体粒
子の現像容器3内の循環経路は、図中矢印aに示したよ
うになる。
は、スクレーパ5によりトナー層厚規制体6a表面から
掻き落とされる。このようにして現像容器3内に戻され
た磁性体粒子は、搬送部材4によりトナーと攪拌され、
再度現像スリーブ1a表面を搬送され、磁極N11と磁
極S61の対向位置まで搬送される。この際の磁性体粒
子の現像容器3内の循環経路は、図中矢印aに示したよ
うになる。
【0040】磁性トナーは、現像容器3内において磁性
体粒子及び現像スリーブ1a表面との摩擦により帯電さ
れる。帯電された磁性トナーは、トナー自身の電荷によ
る鏡映力により現像スリーブ1a表面や磁性体粒子に付
着し、現像スリーブ1aとトナー層厚規制体6aの対向
位置に搬送される。現像剤が該対向位置まで搬送された
際に、磁性体粒子は上述の理由により現像スリーブ1a
とトナー層厚規制体6aの対向位置から現像容器3内に
戻される。又、凝集力等により該対向位置まで搬送され
てきた、帯電が不十分な磁性トナーは、磁極N11と磁
極S61のトナー層厚規制体6a方向の磁気力を受け、
トナー層厚規制体6a表面との摩擦力と磁性トナー間の
凝集力により、トナー層厚規制体6aの回転方向(現像
容器3内方向)への搬送力を得る。
体粒子及び現像スリーブ1a表面との摩擦により帯電さ
れる。帯電された磁性トナーは、トナー自身の電荷によ
る鏡映力により現像スリーブ1a表面や磁性体粒子に付
着し、現像スリーブ1aとトナー層厚規制体6aの対向
位置に搬送される。現像剤が該対向位置まで搬送された
際に、磁性体粒子は上述の理由により現像スリーブ1a
とトナー層厚規制体6aの対向位置から現像容器3内に
戻される。又、凝集力等により該対向位置まで搬送され
てきた、帯電が不十分な磁性トナーは、磁極N11と磁
極S61のトナー層厚規制体6a方向の磁気力を受け、
トナー層厚規制体6a表面との摩擦力と磁性トナー間の
凝集力により、トナー層厚規制体6aの回転方向(現像
容器3内方向)への搬送力を得る。
【0041】本実施例において、直流電源7により、磁
性体粒子との摩擦帯電により負に帯電した磁性トナー
が、トナー層厚規制体6aから現像スリーブ1a方向へ
のクーロン力を受けるようにバイアスがかけられてい
る。したがって、磁性体粒子との摩擦帯電により負に帯
電し、鏡映力により磁性体粒子に付着している磁性トナ
ーは、トナー層厚規制体6aと現像スリーブ1aの近接
部において、電源7によってかけられたバイアスにより
磁性体粒子から離れ、現像スリーブ1aに飛翔する。
性体粒子との摩擦帯電により負に帯電した磁性トナー
が、トナー層厚規制体6aから現像スリーブ1a方向へ
のクーロン力を受けるようにバイアスがかけられてい
る。したがって、磁性体粒子との摩擦帯電により負に帯
電し、鏡映力により磁性体粒子に付着している磁性トナ
ーは、トナー層厚規制体6aと現像スリーブ1aの近接
部において、電源7によってかけられたバイアスにより
磁性体粒子から離れ、現像スリーブ1aに飛翔する。
【0042】従って、トナー層厚規制体6aと現像スリ
ーブ1aの対向位置を通過し、現像領域に搬送される磁
性トナーは、現像容器3内方向への搬送力を上回る現像
スリーブ1aとの鏡映力を得た十分に帯電した磁性トナ
ーと、磁性体粒子との摩擦帯電により十分に帯電し、電
源7によるバイアスにより現像スリーブ1aに飛翔した
磁性トナーとなる。
ーブ1aの対向位置を通過し、現像領域に搬送される磁
性トナーは、現像容器3内方向への搬送力を上回る現像
スリーブ1aとの鏡映力を得た十分に帯電した磁性トナ
ーと、磁性体粒子との摩擦帯電により十分に帯電し、電
源7によるバイアスにより現像スリーブ1aに飛翔した
磁性トナーとなる。
【0043】つまり、本構成によれば、磁性体粒子と磁
性トナーを混合することにより磁性トナーを十分帯電付
与することが可能となり、かつ、磁性体粒子を現像領域
に漏らすことなく、かつ、磁性体粒子と磁性トナーの組
合せ、環境等に関わらず、画像濃度を維持するために十
分な量の、十分に帯電した磁性トナーのみをスリーブ表
面にコートし、現像領域に搬送することが可能となっ
た。
性トナーを混合することにより磁性トナーを十分帯電付
与することが可能となり、かつ、磁性体粒子を現像領域
に漏らすことなく、かつ、磁性体粒子と磁性トナーの組
合せ、環境等に関わらず、画像濃度を維持するために十
分な量の、十分に帯電した磁性トナーのみをスリーブ表
面にコートし、現像領域に搬送することが可能となっ
た。
【0044】実施例2 次に本発明による画像形成装置の現像装置の第2実施例
について、図2により説明する。尚、前出の部材と同一
の部材については同一符号を付すものとする。
について、図2により説明する。尚、前出の部材と同一
の部材については同一符号を付すものとする。
【0045】図2において、現像装置20は、現像容器
3の開口部で潜像担持体である感光ドラム15に対向
し、非磁性金属部材により構成され矢印方向に回転する
現像剤担持体である現像スリーブ1aを有している。現
像スリーブ1aの内部には複数の磁極を有する永久磁石
1bが固定されている。また、現像容器3の内部には搬
送部材4が現像剤を現像スリーブ1a方向に搬送するた
め矢印方向に回転可能に配されている。更に、現像スリ
ーブ1aに隣接して同一方向に延在するトナー層厚規制
体6aが設けられている。トナー層厚規制体6aは円筒
状の非磁性金属部材から構成され、その内部には複数の
磁極を有する永久磁石6bを備えている。又、トナー規
制体6aに一端が接するスクレーパ5が現像容器3に取
り付けられている。
3の開口部で潜像担持体である感光ドラム15に対向
し、非磁性金属部材により構成され矢印方向に回転する
現像剤担持体である現像スリーブ1aを有している。現
像スリーブ1aの内部には複数の磁極を有する永久磁石
1bが固定されている。また、現像容器3の内部には搬
送部材4が現像剤を現像スリーブ1a方向に搬送するた
め矢印方向に回転可能に配されている。更に、現像スリ
ーブ1aに隣接して同一方向に延在するトナー層厚規制
体6aが設けられている。トナー層厚規制体6aは円筒
状の非磁性金属部材から構成され、その内部には複数の
磁極を有する永久磁石6bを備えている。又、トナー規
制体6aに一端が接するスクレーパ5が現像容器3に取
り付けられている。
【0046】尚、トナー層厚規制体6aは、現像スリー
ブ1aの矢印b2 にて示す回転方向と同方向の矢印b1
の方向に回転可能とされている。更に、現像スリーブ1
aとトナー層厚規制体6aとには直流電源7及び交流電
源8が直列に接続されている。
ブ1aの矢印b2 にて示す回転方向と同方向の矢印b1
の方向に回転可能とされている。更に、現像スリーブ1
aとトナー層厚規制体6aとには直流電源7及び交流電
源8が直列に接続されている。
【0047】本実施例においては、現像スリーブ1aと
トナー層厚規制体6aの略対向位置にある永久磁石1b
内の磁極N11と、磁極N11に近接略対向するよう配
された、永久磁石6b内の磁極S61との間で形成され
る磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aからトナ
ー層厚規制体6a側に行くほど磁束密度が高くなる構成
とするため、各々の磁極の磁束密度のピーク値に対して
50%以上の値を示す領域の幅(便宜上、以後50%値
と称する)の比を、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≦1.0 好ましくは、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≦0.8 とし、本実施例においては、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≒0.8 とすることにより、磁極S61と磁極N11との間で形
成される磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aか
らトナー層厚規制体6a側へ行くほど磁束密度が高くな
る構成とした。
トナー層厚規制体6aの略対向位置にある永久磁石1b
内の磁極N11と、磁極N11に近接略対向するよう配
された、永久磁石6b内の磁極S61との間で形成され
る磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aからトナ
ー層厚規制体6a側に行くほど磁束密度が高くなる構成
とするため、各々の磁極の磁束密度のピーク値に対して
50%以上の値を示す領域の幅(便宜上、以後50%値
と称する)の比を、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≦1.0 好ましくは、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≦0.8 とし、本実施例においては、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≒0.8 とすることにより、磁極S61と磁極N11との間で形
成される磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aか
らトナー層厚規制体6a側へ行くほど磁束密度が高くな
る構成とした。
【0048】本実施例においては、それぞれ磁極の磁束
密度の最大値を、磁極N11は900ガウス、磁極S1
1は800ガウスとした。
密度の最大値を、磁極N11は900ガウス、磁極S1
1は800ガウスとした。
【0049】また、現像スリーブ1aとトナー層厚規制
体6aの距離Wを100μmから2mmの範囲とし、ま
た、現像スリーブ1aの周速の絶対値とトナー層厚規制
体6aの周速の絶対値の比を、 (トナー層厚規制体6aの周速の絶対値)/(現像スリ
ーブ1aの周速の絶対値)>0.5 となる構成とした。
体6aの距離Wを100μmから2mmの範囲とし、ま
た、現像スリーブ1aの周速の絶対値とトナー層厚規制
体6aの周速の絶対値の比を、 (トナー層厚規制体6aの周速の絶対値)/(現像スリ
ーブ1aの周速の絶対値)>0.5 となる構成とした。
【0050】磁性トナーは、重量平均径が5μm以上、
磁性トナーに内添される磁性体の重量が、磁性トナーの
重量の10%以上とし、又、磁性体粒子として、重量平
均径20〜100μmの通常の磁性キャリアとした。
磁性トナーに内添される磁性体の重量が、磁性トナーの
重量の10%以上とし、又、磁性体粒子として、重量平
均径20〜100μmの通常の磁性キャリアとした。
【0051】トナー層厚規制体6aと現像スリーブ1a
の間には、交流電源8による交流バイアスに、直流電源
7による直流バイアスを負に帯電した磁性トナーにトナ
ー層厚規制体6aから現像スリーブ1a方向へのクーロ
ン力がかかるようにバイアスをかけた。
の間には、交流電源8による交流バイアスに、直流電源
7による直流バイアスを負に帯電した磁性トナーにトナ
ー層厚規制体6aから現像スリーブ1a方向へのクーロ
ン力がかかるようにバイアスをかけた。
【0052】図2に示すように構成された現像装置20
においては、現像スリーブ1aからトナー層厚規制体6
a側に行くほど磁束密度が高くなっている為、現像スリ
ーブ1aとトナー層厚規制体6aとの間に存在する磁性
体粒子には、現像スリーブ1aからトナー層厚規制体6
a側への磁気力が働く。この結果、磁極N11から磁極
S61間の磁界に沿って磁性体粒子のブラシが形成され
る。
においては、現像スリーブ1aからトナー層厚規制体6
a側に行くほど磁束密度が高くなっている為、現像スリ
ーブ1aとトナー層厚規制体6aとの間に存在する磁性
体粒子には、現像スリーブ1aからトナー層厚規制体6
a側への磁気力が働く。この結果、磁極N11から磁極
S61間の磁界に沿って磁性体粒子のブラシが形成され
る。
【0053】又、本実施例においては、トナー層厚規制
体6aを、現像スリーブ1aと同方向である図中矢印b
1 方向に回転させる構成としているため、トナー層厚規
制体6a表面に磁気力によって保持された磁性体粒子
は、上記磁界による力とトナー層厚規制体6a表面との
摩擦力により、トナー層厚規制体6aから現像容器3内
方向への搬送力が与えられる。従って、磁性体粒子は現
像スリーブ1aとトナー層厚規制体6aの対向位置を通
過して、現像領域に搬送されることはない。
体6aを、現像スリーブ1aと同方向である図中矢印b
1 方向に回転させる構成としているため、トナー層厚規
制体6a表面に磁気力によって保持された磁性体粒子
は、上記磁界による力とトナー層厚規制体6a表面との
摩擦力により、トナー層厚規制体6aから現像容器3内
方向への搬送力が与えられる。従って、磁性体粒子は現
像スリーブ1aとトナー層厚規制体6aの対向位置を通
過して、現像領域に搬送されることはない。
【0054】現像容器3内方向に戻された磁性体粒子
は、スクレーパ5によりトナー層厚規制体6a表面から
掻き落とされる。このようにして現像容器3内に戻され
た磁性体粒子は、搬送部材4によりトナーと攪拌され、
再度現像スリーブ1a表面を搬送され、磁極N11と磁
極S61の対向位置まで搬送される。この際の磁性体粒
子の現像容器3内の循環経路は、図中矢印aに示したよ
うになる。
は、スクレーパ5によりトナー層厚規制体6a表面から
掻き落とされる。このようにして現像容器3内に戻され
た磁性体粒子は、搬送部材4によりトナーと攪拌され、
再度現像スリーブ1a表面を搬送され、磁極N11と磁
極S61の対向位置まで搬送される。この際の磁性体粒
子の現像容器3内の循環経路は、図中矢印aに示したよ
うになる。
【0055】磁性トナーは、現像容器3内において磁性
体粒子及び現像スリーブ1a表面との摩擦により帯電さ
れる。帯電された磁性トナーは、トナー自身の電荷によ
る鏡映力により現像スリーブ1a表面や磁性体粒子に付
着し、現像スリーブ1aとトナー層厚規制体6aの対向
位置に搬送される。現像剤が該対向位置まで搬送された
際に、磁性体粒子は上述の理由により現像スリーブ1a
とトナー層厚規制体6aの対向位置から現像容器3内に
戻される。又、凝集力等により該対向位置まで搬送され
てきた、帯電が不十分な磁性トナーは、磁極N11と磁
極S61のトナー層厚規制体6a方向の磁気力を受け、
トナー層厚規制体6a表面との摩擦力と磁性トナー間の
凝集力により、トナー層厚規制体6aの回転方向(現像
容器3内方向)への搬送力を得る。
体粒子及び現像スリーブ1a表面との摩擦により帯電さ
れる。帯電された磁性トナーは、トナー自身の電荷によ
る鏡映力により現像スリーブ1a表面や磁性体粒子に付
着し、現像スリーブ1aとトナー層厚規制体6aの対向
位置に搬送される。現像剤が該対向位置まで搬送された
際に、磁性体粒子は上述の理由により現像スリーブ1a
とトナー層厚規制体6aの対向位置から現像容器3内に
戻される。又、凝集力等により該対向位置まで搬送され
てきた、帯電が不十分な磁性トナーは、磁極N11と磁
極S61のトナー層厚規制体6a方向の磁気力を受け、
トナー層厚規制体6a表面との摩擦力と磁性トナー間の
凝集力により、トナー層厚規制体6aの回転方向(現像
容器3内方向)への搬送力を得る。
【0056】本実施例において、直流電源7により、磁
性体粒子との摩擦帯電により負に帯電した磁性トナー
が、トナー層厚規制体6aから現像スリーブ1a方向へ
のクーロン力を受けるようにバイアスがかけられてい
る。また、トナー層厚規制体6aと現像スリーブ1aの
間には交流電源8により交流バイアスがかけられている
ので、磁性トナーと磁性体粒子の付着力等が大きい場合
においても交流バイアスの効果により、磁性トナーは磁
性体粒子から引き剥され易くなる。したがって、磁性体
粒子との摩擦帯電により負に帯電し、鏡映力により磁性
体粒子に付着している磁性トナーは、トナー層厚規制体
6aと現像スリーブ1aの近接部において、電源7によ
ってかけられたバイアスにより磁性体粒子から離れ、現
像スリーブ1aに飛翔する。
性体粒子との摩擦帯電により負に帯電した磁性トナー
が、トナー層厚規制体6aから現像スリーブ1a方向へ
のクーロン力を受けるようにバイアスがかけられてい
る。また、トナー層厚規制体6aと現像スリーブ1aの
間には交流電源8により交流バイアスがかけられている
ので、磁性トナーと磁性体粒子の付着力等が大きい場合
においても交流バイアスの効果により、磁性トナーは磁
性体粒子から引き剥され易くなる。したがって、磁性体
粒子との摩擦帯電により負に帯電し、鏡映力により磁性
体粒子に付着している磁性トナーは、トナー層厚規制体
6aと現像スリーブ1aの近接部において、電源7によ
ってかけられたバイアスにより磁性体粒子から離れ、現
像スリーブ1aに飛翔する。
【0057】従って、トナー層厚規制体6aと現像スリ
ーブ1aの対向位置を通過し、現像領域に搬送される磁
性トナーは、現像容器3内方向への搬送力を上回る現像
スリーブ1aとの鏡映力をえた十分に帯電した磁性トナ
ーと、磁性体粒子との摩擦帯電により十分に帯電し、電
源7、8によるバイアスにより現像スリーブ1aに飛翔
した磁性トナーとなる。
ーブ1aの対向位置を通過し、現像領域に搬送される磁
性トナーは、現像容器3内方向への搬送力を上回る現像
スリーブ1aとの鏡映力をえた十分に帯電した磁性トナ
ーと、磁性体粒子との摩擦帯電により十分に帯電し、電
源7、8によるバイアスにより現像スリーブ1aに飛翔
した磁性トナーとなる。
【0058】つまり、本構成によれば、磁性体粒子と磁
性トナーを混合することにより磁性トナーを十分帯電付
与することが可能となり、かつ、磁性体粒子を現像領域
に漏らすことなく、かつ、磁性体粒子と磁性トナーの組
合せ、環境等に関わらず、画像濃度を維持するために十
分な量の、十分に帯電した磁性トナーのみをスリーブ表
面にコートし、現像領域に搬送することが可能となっ
た。
性トナーを混合することにより磁性トナーを十分帯電付
与することが可能となり、かつ、磁性体粒子を現像領域
に漏らすことなく、かつ、磁性体粒子と磁性トナーの組
合せ、環境等に関わらず、画像濃度を維持するために十
分な量の、十分に帯電した磁性トナーのみをスリーブ表
面にコートし、現像領域に搬送することが可能となっ
た。
【0059】実施例3 次に本発明による画像形成装置の現像装置の第3実施例
について、図3により説明する。尚、前出の部材と同一
の部材については同一符号を付すものとする。
について、図3により説明する。尚、前出の部材と同一
の部材については同一符号を付すものとする。
【0060】図3において、現像装置20は、現像容器
3の開口部で潜像担持体である感光ドラム15に対向
し、非磁性金属部材により構成され矢印方向に回転する
現像剤担持体である現像スリーブ1aを有している。現
像スリーブ1aの内部には複数の磁極を有する永久磁石
1bが固定されている。また、現像容器3の内部には現
像剤を撹拌し現像スリーブ1a方向に搬送するため矢印
方向に回転可能に搬送部材4が配されている。更に、現
像スリーブ1aに隣接して同一方向に延在するトナー層
厚規制体6aが設けられている。トナー層厚規制体6a
は円筒状の非磁性金属部材から構成され、その内部には
複数の磁極を有する永久磁石6bを備え、更に駆動ロー
ラ6cを備えている。又、現像容器3の内部にはローラ
9が矢印e方向に回転可能に配置されており、更にこの
ローラ9とトナー層厚規制体6aの駆動ローラ6cには
導電性ベルト部材10が掛け回されている。
3の開口部で潜像担持体である感光ドラム15に対向
し、非磁性金属部材により構成され矢印方向に回転する
現像剤担持体である現像スリーブ1aを有している。現
像スリーブ1aの内部には複数の磁極を有する永久磁石
1bが固定されている。また、現像容器3の内部には現
像剤を撹拌し現像スリーブ1a方向に搬送するため矢印
方向に回転可能に搬送部材4が配されている。更に、現
像スリーブ1aに隣接して同一方向に延在するトナー層
厚規制体6aが設けられている。トナー層厚規制体6a
は円筒状の非磁性金属部材から構成され、その内部には
複数の磁極を有する永久磁石6bを備え、更に駆動ロー
ラ6cを備えている。又、現像容器3の内部にはローラ
9が矢印e方向に回転可能に配置されており、更にこの
ローラ9とトナー層厚規制体6aの駆動ローラ6cには
導電性ベルト部材10が掛け回されている。
【0061】駆動ローラ6cは、現像スリーブ1aの近
傍に、現像スリーブ1aの回転方向と同方向の矢印b1
の方向に導電性ベルト10を駆動させるように配された
構成とした。
傍に、現像スリーブ1aの回転方向と同方向の矢印b1
の方向に導電性ベルト10を駆動させるように配された
構成とした。
【0062】本実施例においては、現像スリーブ1aと
トナー層厚規制体6aの略対向位置にある永久磁石1b
内の磁極N11と、磁極N11に近接略対向するよう配
された、永久磁石6b内の磁極S61との間で形成され
る磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aからトナ
ー層厚規制体6a側に行くほど磁束密度が高くなる構成
とするため、各々の磁極の磁束密度のピーク値に対して
50%以上の値を示す領域の幅(便宜上、以後50%値
と称する)の比を、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≦1.0 好ましくは、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≦0.8 とし、本実施例においては、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≒0.8 とすることにより、磁極S61と磁極N11との間で形
成される磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aか
らトナー層厚規制体6a側へ行くほど磁束密度が高くな
る構成とした。
トナー層厚規制体6aの略対向位置にある永久磁石1b
内の磁極N11と、磁極N11に近接略対向するよう配
された、永久磁石6b内の磁極S61との間で形成され
る磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aからトナ
ー層厚規制体6a側に行くほど磁束密度が高くなる構成
とするため、各々の磁極の磁束密度のピーク値に対して
50%以上の値を示す領域の幅(便宜上、以後50%値
と称する)の比を、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≦1.0 好ましくは、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≦0.8 とし、本実施例においては、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≒0.8 とすることにより、磁極S61と磁極N11との間で形
成される磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aか
らトナー層厚規制体6a側へ行くほど磁束密度が高くな
る構成とした。
【0063】本実施例においては、それぞれ磁極の磁束
密度の最大値を、磁極N11は900ガウス、磁極S1
1は800ガウスとした。
密度の最大値を、磁極N11は900ガウス、磁極S1
1は800ガウスとした。
【0064】また、現像スリーブ1aとトナー層厚規制
体6aの距離Wを100μmから2mmの範囲とし、ま
た、現像スリーブ1aの周速の絶対値とトナー層厚規制
体6aの周速の絶対値の比を、 (トナー層厚規制体6aの周速の絶対値)/(現像スリ
ーブ1aの周速の絶対値)>0.5 となる構成とした。
体6aの距離Wを100μmから2mmの範囲とし、ま
た、現像スリーブ1aの周速の絶対値とトナー層厚規制
体6aの周速の絶対値の比を、 (トナー層厚規制体6aの周速の絶対値)/(現像スリ
ーブ1aの周速の絶対値)>0.5 となる構成とした。
【0065】磁性トナーは、重量平均径が5μm以上、
磁性トナーに内添される磁性体の重量が、磁性トナーの
重量の10%以上とし、又、磁性体粒子として、重量平
均径20〜100μmの通常の磁性キャリアとした。
磁性トナーに内添される磁性体の重量が、磁性トナーの
重量の10%以上とし、又、磁性体粒子として、重量平
均径20〜100μmの通常の磁性キャリアとした。
【0066】電源7は直流電源を使用し、負に帯電した
磁性トナーが導電性ベルト10から現像スリーブ1a方
向へのクーロン力がかかるようにバイアスをかけた。
磁性トナーが導電性ベルト10から現像スリーブ1a方
向へのクーロン力がかかるようにバイアスをかけた。
【0067】図3に示すように構成された現像装置20
において、磁極N11と磁極S61間の磁界によりブラ
シを形成した磁性体粒子は、導電性ベルト10との摩擦
力により、図中矢印b1 に示した回転方向に搬送され、
現像容器3内に戻され、重力により現像容器3内に落下
する。
において、磁極N11と磁極S61間の磁界によりブラ
シを形成した磁性体粒子は、導電性ベルト10との摩擦
力により、図中矢印b1 に示した回転方向に搬送され、
現像容器3内に戻され、重力により現像容器3内に落下
する。
【0068】また、本実施例においては、電源7による
バイアスの効果により鏡映力等により磁性体粒子に付着
した磁性トナーは、現像スリーブ1aと導電性ベルト1
0の近接位置において、現像スリーブ1aに飛翔する。
バイアスの効果により鏡映力等により磁性体粒子に付着
した磁性トナーは、現像スリーブ1aと導電性ベルト1
0の近接位置において、現像スリーブ1aに飛翔する。
【0069】その結果、第1実施例の現像装置と同様の
効果が得られた。
効果が得られた。
【0070】実施例4 次に本発明による画像形成装置の現像装置の第4実施例
を図4を参照して説明する。
を図4を参照して説明する。
【0071】次に本発明による画像形成装置の現像装置
の第3実施例について、図3により説明する。尚、前出
の部材と同一の部材については同一符号を付すものとす
る。
の第3実施例について、図3により説明する。尚、前出
の部材と同一の部材については同一符号を付すものとす
る。
【0072】図4において、現像装置20は、現像容器
3の開口部で潜像担持体である感光ドラム15に対向
し、非磁性金属部材により構成され矢印方向に回転する
現像剤担持体である現像スリーブ1aを有している。現
像スリーブ1aの内部には複数の磁極を有する永久磁石
1bが固定されている。また、現像容器3の内部には現
像剤を撹拌し現像スリーブ1a方向に搬送するため矢印
方向に回転可能に搬送部材4が配されている。更に、現
像スリーブ1aに隣接して同一方向に延在するトナー層
厚規制体6が設けられている。トナー層厚規制体6は円
筒状の非磁性金属部材から構成され、その内部には複数
の磁極を有する永久磁石6bを備え、更に駆動ローラ6
cを備えている。又、現像容器3の内部にはローラ9が
矢印e方向に回転可能に配置されており、更にこのロー
ラ9とトナー層厚規制体6の駆動ローラ6cには導電性
ベルト部材10が掛け回されている。
3の開口部で潜像担持体である感光ドラム15に対向
し、非磁性金属部材により構成され矢印方向に回転する
現像剤担持体である現像スリーブ1aを有している。現
像スリーブ1aの内部には複数の磁極を有する永久磁石
1bが固定されている。また、現像容器3の内部には現
像剤を撹拌し現像スリーブ1a方向に搬送するため矢印
方向に回転可能に搬送部材4が配されている。更に、現
像スリーブ1aに隣接して同一方向に延在するトナー層
厚規制体6が設けられている。トナー層厚規制体6は円
筒状の非磁性金属部材から構成され、その内部には複数
の磁極を有する永久磁石6bを備え、更に駆動ローラ6
cを備えている。又、現像容器3の内部にはローラ9が
矢印e方向に回転可能に配置されており、更にこのロー
ラ9とトナー層厚規制体6の駆動ローラ6cには導電性
ベルト部材10が掛け回されている。
【0073】駆動ローラ6cは、現像スリーブ1aの近
傍に、現像スリーブ1aの回転方向と同方向の矢印b1
の方向に導電性ベルト10を駆動させるように配された
構成とした。
傍に、現像スリーブ1aの回転方向と同方向の矢印b1
の方向に導電性ベルト10を駆動させるように配された
構成とした。
【0074】本実施例においては、現像スリーブ1aと
トナー層厚規制体6aの略対向位置にある永久磁石1b
内の磁極N11と、磁極N11に近接略対向するよう配
された、永久磁石6b内の磁極S61との間で形成され
る磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aからトナ
ー層厚規制体6a側に行くほど磁束密度が高くなる構成
とするため、各々の磁極の磁束密度のピーク値に対して
50%以上の値を示す領域の幅(便宜上、以後50%値
と称する)の比を、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≦1.0 好ましくは、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≦0.8 とし、本実施例においては、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≒0.8 とすることにより、磁極S61と磁極N11との間で形
成される磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aか
らトナー層厚規制体6a側へ行くほど磁束密度が高くな
る構成とした。
トナー層厚規制体6aの略対向位置にある永久磁石1b
内の磁極N11と、磁極N11に近接略対向するよう配
された、永久磁石6b内の磁極S61との間で形成され
る磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aからトナ
ー層厚規制体6a側に行くほど磁束密度が高くなる構成
とするため、各々の磁極の磁束密度のピーク値に対して
50%以上の値を示す領域の幅(便宜上、以後50%値
と称する)の比を、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≦1.0 好ましくは、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≦0.8 とし、本実施例においては、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≒0.8 とすることにより、磁極S61と磁極N11との間で形
成される磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ1aか
らトナー層厚規制体6a側へ行くほど磁束密度が高くな
る構成とした。
【0075】本実施例においては、それぞれ磁極の磁束
密度の最大値を、磁極N11は900ガウス、磁極S1
1は800ガウスとした。
密度の最大値を、磁極N11は900ガウス、磁極S1
1は800ガウスとした。
【0076】また、現像スリーブ1aとトナー層厚規制
体6aの距離Wを100μmから2mmの範囲とし、ま
た、現像スリーブ1aの周速の絶対値とトナー層厚規制
体6aの周速の絶対値の比を、 (トナー層厚規制体6aの周速の絶対値)/(現像スリ
ーブ1aの周速の絶対値)>0.5 となる構成とした。
体6aの距離Wを100μmから2mmの範囲とし、ま
た、現像スリーブ1aの周速の絶対値とトナー層厚規制
体6aの周速の絶対値の比を、 (トナー層厚規制体6aの周速の絶対値)/(現像スリ
ーブ1aの周速の絶対値)>0.5 となる構成とした。
【0077】磁性トナーは、重量平均径が5μm以上、
磁性トナーに内添される磁性体の重量が、磁性トナーの
重量の10%以上とし、又、磁性体粒子として、重量平
均径20〜100μmの通常の磁性キャリアとした。
磁性トナーに内添される磁性体の重量が、磁性トナーの
重量の10%以上とし、又、磁性体粒子として、重量平
均径20〜100μmの通常の磁性キャリアとした。
【0078】導電性ベルト10と現像スリーブ1aの間
には、電源8による交流バイアスに電源7による直流バ
イアスを、負に帯電した磁性トナーに導電性ベルト10
から現像スリーブ1a方向へのクーロン力がかかるよう
に重畳した。
には、電源8による交流バイアスに電源7による直流バ
イアスを、負に帯電した磁性トナーに導電性ベルト10
から現像スリーブ1a方向へのクーロン力がかかるよう
に重畳した。
【0079】図4に示すように構成された現像装置20
において、磁極N11と磁極S61間の磁界によりブラ
シを形成した磁性体粒子は、導電性ベルト10との摩擦
力により、図中矢印b1 に示した回転方向に搬送され、
現像容器3内に戻され、重力により現像容器3内に落下
する。
において、磁極N11と磁極S61間の磁界によりブラ
シを形成した磁性体粒子は、導電性ベルト10との摩擦
力により、図中矢印b1 に示した回転方向に搬送され、
現像容器3内に戻され、重力により現像容器3内に落下
する。
【0080】また、本実施例においては、電源8による
交流バイアスの効果により、磁性トナーと磁性体粒子間
の付着力が大きい場合においても、磁性体粒子から磁性
トナーが引き剥し易くなり、電源7によるバイアスの効
果により、鏡映力等により磁性体粒子に付着した磁性ト
ナーは、現像スリーブ1aと導電性ベルト10の近接位
置において、現像スリーブ1aに飛翔する。
交流バイアスの効果により、磁性トナーと磁性体粒子間
の付着力が大きい場合においても、磁性体粒子から磁性
トナーが引き剥し易くなり、電源7によるバイアスの効
果により、鏡映力等により磁性体粒子に付着した磁性ト
ナーは、現像スリーブ1aと導電性ベルト10の近接位
置において、現像スリーブ1aに飛翔する。
【0081】その結果、第1実施例の現像装置と同様の
効果が得られた。
効果が得られた。
【0082】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による画像形成装置は、トナー層厚規制体が、それ自身
回転可能とされるか又は回転可能な構成部材を備え、前
記トナー担持体の近傍に配置され、しかも、その配置位
置がトナー担持体の内部に配設された永久磁石の少なく
とも1つの磁極の近傍であり、前記トナー層厚規制体又
は前記回転可能な構成部材の回転方向が前記トナー担持
体の回転方向と同方向とされ、前記トナー担持体から前
記トナー層厚規制体側に行くほど磁束密度が高くなるよ
うに構成され、特に、前記トナー担持体と前記トナー層
厚規制体の間に電圧を印加する直流電源を有することに
より、磁性体粒子と磁性トナーの組合せ、環境等によら
ず、常に適正な現像画像を得ることができ、高品質の画
像を得ることができる。
による画像形成装置は、トナー層厚規制体が、それ自身
回転可能とされるか又は回転可能な構成部材を備え、前
記トナー担持体の近傍に配置され、しかも、その配置位
置がトナー担持体の内部に配設された永久磁石の少なく
とも1つの磁極の近傍であり、前記トナー層厚規制体又
は前記回転可能な構成部材の回転方向が前記トナー担持
体の回転方向と同方向とされ、前記トナー担持体から前
記トナー層厚規制体側に行くほど磁束密度が高くなるよ
うに構成され、特に、前記トナー担持体と前記トナー層
厚規制体の間に電圧を印加する直流電源を有することに
より、磁性体粒子と磁性トナーの組合せ、環境等によら
ず、常に適正な現像画像を得ることができ、高品質の画
像を得ることができる。
【図1】本発明による現像装置の第1実施例を示す構成
図である。
図である。
【図2】本発明による現像装置の第2実施例を示す構成
図である。
図である。
【図3】本発明による現像装置の第3実施例を示す構成
図である。
図である。
【図4】本発明による現像装置の第4実施例を示す構成
図である。
図である。
【図5】従来の現像装置の一例で、現像剤量規制部材に
固定された磁性ブレードを用いている現像装置の断面図
である。
固定された磁性ブレードを用いている現像装置の断面図
である。
【図6】現像剤規制部での磁束密度の説明図である。
【図7】現像剤規制部でのトナー挙動の説明図である。
【図8】回転可能なトナー層厚規制体を用いた現像装置
の一例を示す構成図である。
の一例を示す構成図である。
【図9】本発明による現像装置が具現化できる電子写真
式画像形成装置の概略構成図である。
式画像形成装置の概略構成図である。
1a 現像スリーブ(トナー担持体) 1b 永久磁石 3 現像容器 4 搬送部材 6a トナー層厚規制体 6b 永久磁石 6c 駆動ローラ 7 直流電源 8 交流電源 9 ローラ 10 導電性ベルト
Claims (3)
- 【請求項1】 磁性トナー及び磁性体粒子を含む現像剤
を収容する現像容器と、前記磁性トナーを表面に担持す
る回転可能に配置されたトナー担持体と、該トナー担持
体の内部に配設された永久磁石と、前記トナー担持体上
の磁性トナーの塗布を規制するトナー層厚規制体とを備
えた現像装置を有し、前記トナー層厚規制体は、それ自
身回転可能とされるか又は回転可能な構成部材を備え、
前記トナー担持体の近傍に配置され、しかも、その配置
位置が前記トナー担持体の内部に配設された永久磁石の
少なくとも1つの磁極の近傍であり、前記トナー層厚規
制体又は前記回転可能な構成部材の回転方向が前記トナ
ー担持体の回転方向と同方向とされ、前記トナー担持体
から前記トナー層厚規制体側に行くほど磁束密度が高く
なるように構成された画像形成装置において、 前記トナー担持体と前記トナー層厚規制体の間に電圧を
印加する直流電源を有することを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項2】 前記トナー層厚規制体はその内部に少な
くとも2極を具備する永久磁石を有し、該永久磁石の1
つの磁極と前記トナー担持体内部に配設された永久磁石
の1つの磁極が略対向になる位置に配設され、かつ、前
記略対向に配された2つの磁極が互に異極性であること
を特徴とする請求項1の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記トナー担持体と前記トナー層厚規制
体の間に交番電界を形成する交流電源を有することを特
徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06182846A JP3103726B2 (ja) | 1994-07-12 | 1994-07-12 | 現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06182846A JP3103726B2 (ja) | 1994-07-12 | 1994-07-12 | 現像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0830092A true JPH0830092A (ja) | 1996-02-02 |
JP3103726B2 JP3103726B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=16125488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06182846A Expired - Fee Related JP3103726B2 (ja) | 1994-07-12 | 1994-07-12 | 現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3103726B2 (ja) |
-
1994
- 1994-07-12 JP JP06182846A patent/JP3103726B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3103726B2 (ja) | 2000-10-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6397031B1 (en) | Development apparatus with first and second developer carrying member and a plurality of magnetic field generating means for regulating developer layer thickness | |
JPH0343768A (ja) | 現像装置 | |
JPS6239433B2 (ja) | ||
JPH11231650A (ja) | 現像装置 | |
JPH0583903B2 (ja) | ||
JP3103726B2 (ja) | 現像装置 | |
JP3129900B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2727850B2 (ja) | 現像装置 | |
JP3100847B2 (ja) | 現像装置 | |
JP3054000B2 (ja) | 現像装置 | |
JPH07152251A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3824247B2 (ja) | 電子写真式画像形成装置 | |
JP2632053B2 (ja) | トナー現像装置 | |
JPH11174848A (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JPH05232802A (ja) | 現像装置 | |
JPH09325617A (ja) | 現像装置 | |
JPH09211971A (ja) | 現像装置 | |
JPH0934266A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH11167285A (ja) | 現像装置および画像形成装置 | |
JPH07301994A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH07152253A (ja) | 画像形成装置 | |
JPS6113269A (ja) | 現像装置 | |
JPH07152245A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH05204237A (ja) | 現像装置 | |
JPS60134263A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |