JPH082994Y2 - 磁性体コア - Google Patents
磁性体コアInfo
- Publication number
- JPH082994Y2 JPH082994Y2 JP1990117682U JP11768290U JPH082994Y2 JP H082994 Y2 JPH082994 Y2 JP H082994Y2 JP 1990117682 U JP1990117682 U JP 1990117682U JP 11768290 U JP11768290 U JP 11768290U JP H082994 Y2 JPH082994 Y2 JP H082994Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- protrusion
- magnetic core
- gap
- magnetic body
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 9
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電流検出用の磁性体コア、特に磁電変換
素子を挿入するギャップを設けた磁性体コアに関するも
のである。
素子を挿入するギャップを設けた磁性体コアに関するも
のである。
〔従来の技術〕 第5図は従来の電流検出用のフェライトコアの外観を
示す斜視図である。同図において、1は閉磁路型の磁性
体で、一部に磁電変換素子を挿入するためのギャップ2
が切断により設けられ、また片面側に位置決め用の円柱
状の突起部3が複数箇所に設けられている。
示す斜視図である。同図において、1は閉磁路型の磁性
体で、一部に磁電変換素子を挿入するためのギャップ2
が切断により設けられ、また片面側に位置決め用の円柱
状の突起部3が複数箇所に設けられている。
上記のように構成されたフェライトコアは、中央部に
電線が貫通し、この電線に流れる電流に応じてギャップ
2に挿入された磁電変換素子(図示せず)の出力が変化
し、この磁電変換素子の出力から上記電線に流れる電流
が検出される。その際、位置決め用の突起部3が設けら
れているので、例えばプリント配線板上の磁電変換素子
との位置合わせが容易である。
電線が貫通し、この電線に流れる電流に応じてギャップ
2に挿入された磁電変換素子(図示せず)の出力が変化
し、この磁電変換素子の出力から上記電線に流れる電流
が検出される。その際、位置決め用の突起部3が設けら
れているので、例えばプリント配線板上の磁電変換素子
との位置合わせが容易である。
また、上記ギャップ2を切断により形成するに際して
は、通常第6図に示すように、複数個重ね合わせた状態
で切断される。
は、通常第6図に示すように、複数個重ね合わせた状態
で切断される。
ところで、上記のような従来の磁性体コアにあって
は、例えばプリント配線板上に実装した磁電変換素子と
組み合わせて用いる場合、磁性体の本体がプリント配線
板と接触し、このため、絶縁などに特別な配慮が必要に
なるという問題点があった。また、ギャップを形成する
際、第6図のように重ね合わせて切断しようとすると、
突起部を設けた分だけ突起部の無い物に比べて重ね合わ
せの段数Nが少なくなり、作業効率が悪くなると共に、
左右のズレなどが発生して加工精度が低下し、このた
め、専用の治具が必要になるという問題点があった。
は、例えばプリント配線板上に実装した磁電変換素子と
組み合わせて用いる場合、磁性体の本体がプリント配線
板と接触し、このため、絶縁などに特別な配慮が必要に
なるという問題点があった。また、ギャップを形成する
際、第6図のように重ね合わせて切断しようとすると、
突起部を設けた分だけ突起部の無い物に比べて重ね合わ
せの段数Nが少なくなり、作業効率が悪くなると共に、
左右のズレなどが発生して加工精度が低下し、このた
め、専用の治具が必要になるという問題点があった。
この考案は、上記のような問題点に着目してなされた
もので、プリント配線板等との接触部分が小さく、絶縁
などの配慮が不要となり、また、専用の治具を必要とす
ることなくギャップ形成時の作業効率,加工精度が向上
し、輸送時の便宜を図った磁性体コアを提供することを
目的としている。
もので、プリント配線板等との接触部分が小さく、絶縁
などの配慮が不要となり、また、専用の治具を必要とす
ることなくギャップ形成時の作業効率,加工精度が向上
し、輸送時の便宜を図った磁性体コアを提供することを
目的としている。
この考案の磁性体コアは、閉磁路型磁性体の一部に磁
電変換素子を挿入可能なギャップを設けた磁性体コアに
おいて、前記磁性体の片面側に位置決め用の突起部を設
け、且つこの突起部を先端部が細い階段状に形成したも
のであり、また、磁性体の反対側の前記突起部と対応す
る位置に該突起部を収納可能な形状の凹部を設けたもの
である。
電変換素子を挿入可能なギャップを設けた磁性体コアに
おいて、前記磁性体の片面側に位置決め用の突起部を設
け、且つこの突起部を先端部が細い階段状に形成したも
のであり、また、磁性体の反対側の前記突起部と対応す
る位置に該突起部を収納可能な形状の凹部を設けたもの
である。
この考案の磁性体コアにおいては、磁性体の片面側に
位置決め用の突起部が設けられ、且つこの突起部が先端
部が細い階段状となっているので、プリント配線板等に
実装した時に磁性体の本体は接触せず、接触部分は小さ
なものとなる。また、磁性体の反対側にこの突起部と対
応して該突起部が収納可能な形状の凹部を設けること
で、複数個重ね合わせた時に突起部が次段のコアの凹部
に収納され、隙間なく重ね合わせることができる。
位置決め用の突起部が設けられ、且つこの突起部が先端
部が細い階段状となっているので、プリント配線板等に
実装した時に磁性体の本体は接触せず、接触部分は小さ
なものとなる。また、磁性体の反対側にこの突起部と対
応して該突起部が収納可能な形状の凹部を設けること
で、複数個重ね合わせた時に突起部が次段のコアの凹部
に収納され、隙間なく重ね合わせることができる。
第1図はこの考案の一実施例による磁性体コアを示す
正面図であり、第5図と同一符号は同一構成部分を示し
ている。図示、1は閉磁路型の磁性体、2はこの磁性体
1の一部に設けたギャップで、磁電変換素子が挿入可能
なギャップ長Gを有している。4は磁性体1の片面側に
設けた位置決め用の複数の突起部で、先端部が細い段階
状に形成されている。5は磁性体1の反対側の上記突起
部4と対応する位置に設けた凹部で、突起部4を収納可
能な大きさの形状となっている。
正面図であり、第5図と同一符号は同一構成部分を示し
ている。図示、1は閉磁路型の磁性体、2はこの磁性体
1の一部に設けたギャップで、磁電変換素子が挿入可能
なギャップ長Gを有している。4は磁性体1の片面側に
設けた位置決め用の複数の突起部で、先端部が細い段階
状に形成されている。5は磁性体1の反対側の上記突起
部4と対応する位置に設けた凹部で、突起部4を収納可
能な大きさの形状となっている。
第2図は第1図のA部を拡大して示したものである。
この突起部4は、径の異なる円柱状のものを2段に重ね
た構成となっており、上記のように先端部の方が細い径
となっている。
この突起部4は、径の異なる円柱状のものを2段に重ね
た構成となっており、上記のように先端部の方が細い径
となっている。
上記のように構成された磁性体コアは、例えば第3図
に示すように、プリント配線板6に実装されて使用され
る。この時、磁性体コアは突起部4の先端部がプリント
配線板6の穴7に差し込まれるだけで、磁性体1の本体
はプリント配線板6と接触せず、接触部分は必要最低限
に小さなものとなる。したがって、絶縁などの特別な配
慮は不要である。
に示すように、プリント配線板6に実装されて使用され
る。この時、磁性体コアは突起部4の先端部がプリント
配線板6の穴7に差し込まれるだけで、磁性体1の本体
はプリント配線板6と接触せず、接触部分は必要最低限
に小さなものとなる。したがって、絶縁などの特別な配
慮は不要である。
また、突起部4の反対側に凹部5が設けられているの
で、例えばギャップ形成時に第6図のように複数個重ね
合わせた時、突起部4が次段のコアの凹部5に収納さ
れ、隙間なく重ね合わせることができる。したがって、
専用の治具を必要とすることなくギャップ形成時の作業
効率が向上し、無駄の少ないギャップ処理ができると共
に、左右のズレの発生を防止でき、加工精度も向上す
る。また、輸送の際にも重ね合わせることができるの
で、輸送時の適宜が図られたものとなる。
で、例えばギャップ形成時に第6図のように複数個重ね
合わせた時、突起部4が次段のコアの凹部5に収納さ
れ、隙間なく重ね合わせることができる。したがって、
専用の治具を必要とすることなくギャップ形成時の作業
効率が向上し、無駄の少ないギャップ処理ができると共
に、左右のズレの発生を防止でき、加工精度も向上す
る。また、輸送の際にも重ね合わせることができるの
で、輸送時の適宜が図られたものとなる。
第4図は上記凹部5の形状を示したもので、第4図
(a)は突起部4の最大外形よりも若干大きめの形状、
第4図(b)は突起部4と相似形で若干大きめの形状の
ものをそれぞれ示している。
(a)は突起部4の最大外形よりも若干大きめの形状、
第4図(b)は突起部4と相似形で若干大きめの形状の
ものをそれぞれ示している。
以上のように、この考案によれば、磁性体の片面側に
位置決め用の突起部を設け、この突起部を先端部が細い
階段状に形成したため、プリント配線板に設けられる位
置決め穴に前記突起部を挿入した際、この段階状の段部
により固定され段部のみがプリント配線板と接触するの
で、プリント配線板等との接触部分が小さくなり、絶縁
などの特別な配慮が不要になるという効果がある。ま
た、磁性体の反対側にこの突起部と対応して該突起部が
収納可能な形状の凹部を設けることで、隙間なく複数個
重ね合わせることができ、専用の治具を必要とすること
なくギャップ形成時の作業効率,加工精度が向上し、ま
た輸送時の適宜が図られるという効果が得られる。
位置決め用の突起部を設け、この突起部を先端部が細い
階段状に形成したため、プリント配線板に設けられる位
置決め穴に前記突起部を挿入した際、この段階状の段部
により固定され段部のみがプリント配線板と接触するの
で、プリント配線板等との接触部分が小さくなり、絶縁
などの特別な配慮が不要になるという効果がある。ま
た、磁性体の反対側にこの突起部と対応して該突起部が
収納可能な形状の凹部を設けることで、隙間なく複数個
重ね合わせることができ、専用の治具を必要とすること
なくギャップ形成時の作業効率,加工精度が向上し、ま
た輸送時の適宜が図られるという効果が得られる。
第1図はこの考案の一実施例による磁性体コアを示す正
面図、第2図は第1図の部分拡大断面図、第3図は第1
図の磁性体コアをプリント配線板に実装した状態を示す
側面図、第4図(a),(b)は第1図の凹部の形状を
示す説明図、第5図は従来の磁性体コアを示す斜視図、
第6図は第5図の磁性体コアを複数個重ね合わせた状態
を示す斜視図である。 1……磁性体 2……ギャップ 4……突起部 5……凹部 6……プリント配線板
面図、第2図は第1図の部分拡大断面図、第3図は第1
図の磁性体コアをプリント配線板に実装した状態を示す
側面図、第4図(a),(b)は第1図の凹部の形状を
示す説明図、第5図は従来の磁性体コアを示す斜視図、
第6図は第5図の磁性体コアを複数個重ね合わせた状態
を示す斜視図である。 1……磁性体 2……ギャップ 4……突起部 5……凹部 6……プリント配線板
Claims (2)
- 【請求項1】閉磁路型磁性体の一部に磁電変換素子を挿
入可能なギャップを設けた磁性体コアにおいて、前記磁
性体の片面側に位置決め用の突起部を設け、且つこの突
起部を先端部が細い階段状に形成したことを特徴とする
磁性体コア。 - 【請求項2】磁性体の反対側の前記突起部と対応する位
置に該突起部を収納可能な形状の凹部を設けたことを特
徴とする請求項1記載の磁性体コア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990117682U JPH082994Y2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | 磁性体コア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990117682U JPH082994Y2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | 磁性体コア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0474410U JPH0474410U (ja) | 1992-06-30 |
JPH082994Y2 true JPH082994Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=31865583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990117682U Expired - Lifetime JPH082994Y2 (ja) | 1990-11-13 | 1990-11-13 | 磁性体コア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082994Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5975596B2 (ja) * | 2010-08-05 | 2016-08-23 | 矢崎総業株式会社 | 電流センサ構造 |
CN107110892B (zh) * | 2015-02-02 | 2019-08-02 | 株式会社村田制作所 | 电流传感器 |
JP2022123790A (ja) * | 2021-02-12 | 2022-08-24 | 東洋システム株式会社 | 電流検出器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5914622A (ja) * | 1982-07-16 | 1984-01-25 | Fuji Electric Co Ltd | 電気機器用積層鉄心 |
JPS6251206A (ja) * | 1985-08-30 | 1987-03-05 | Mitsubishi Electric Corp | 積層鉄心の製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6292622U (ja) * | 1985-12-02 | 1987-06-13 |
-
1990
- 1990-11-13 JP JP1990117682U patent/JPH082994Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5914622A (ja) * | 1982-07-16 | 1984-01-25 | Fuji Electric Co Ltd | 電気機器用積層鉄心 |
JPS6251206A (ja) * | 1985-08-30 | 1987-03-05 | Mitsubishi Electric Corp | 積層鉄心の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0474410U (ja) | 1992-06-30 |
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