JPH0829895B2 - 遠隔エレベータ監視システム(rems)ステートマシン - Google Patents
遠隔エレベータ監視システム(rems)ステートマシンInfo
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- JPH0829895B2 JPH0829895B2 JP60159292A JP15929285A JPH0829895B2 JP H0829895 B2 JPH0829895 B2 JP H0829895B2 JP 60159292 A JP60159292 A JP 60159292A JP 15929285 A JP15929285 A JP 15929285A JP H0829895 B2 JPH0829895 B2 JP H0829895B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B5/00—Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
- B66B5/0006—Monitoring devices or performance analysers
- B66B5/0018—Devices monitoring the operating condition of the elevator system
- B66B5/0025—Devices monitoring the operating condition of the elevator system for maintenance or repair
-
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- B66B5/0006—Monitoring devices or performance analysers
- B66B5/0037—Performance analysers
Landscapes
- Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
- Manipulator (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
- Alarm Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、複数の遠隔位置に設置されている複数の運
転システムの選択されたパラメタを監視し、ステートマ
シンモデルに従って警報状態が存在していることを決定
し、警報状態信号を局部オフィスへ送信してサービス活
動を開始させ、そして警報状態信号を中央オフィスへ再
送信して評価させる装置に関する。
転システムの選択されたパラメタを監視し、ステートマ
シンモデルに従って警報状態が存在していることを決定
し、警報状態信号を局部オフィスへ送信してサービス活
動を開始させ、そして警報状態信号を中央オフィスへ再
送信して評価させる装置に関する。
従来の技術 複数の遠隔建物内の複数のエレベータシステムのよう
に、複数の遠隔位置において動作している運転システム
の数が幾つであっても、その遠隔位置にセンサを設け、
運転システムの運転中にこれらの遠隔位置において感知
したパラメタの現在の状態に関する情報を送信すること
によってこれらの運転システムを監視することができ
る。監視の目的で選択されるパラメタは、運転システム
の動作状態を評価する上で重要度に従って選択される。
エレベータシステムの場合には、これらのパラメタを測
定する典型的なセンサは、警報ボタンセンサ、完全開扉
センサ、床合わせセンサ、要求センサ、及びブレーキ完
全係合センサを含むことになろう。これらのセンサが生
成する信号を多重化(もしくはマルチプレックス)して
送信機へ送り、複数のエレベータシステムの状態を監視
している局部オフィスへ送信することができる。異常な
状態を指示している信号を受信した局部オフィスでは、
関連する他の異常状態信号の存否、もしくは他のパラメ
タに注目することによってシステムの動作状態を理論的
に推論することができる。例えば、もし警報ボタンが押
されていることを示す信号と、ドアが完全に閉じている
ことを示す信号とを一緒に受信すれば、それは多分人が
不動作エレベータかご内に閉じ込められている状態であ
ると推論することができる。評価の作業をより容易にす
るためにさらなる情報を送信することもできる。一般
に、より多くの情報を受信すれば、状態の本質について
より正確な結論を引き出すことができる。上例におい
て、例えば、かごはドアゾーン内にあり、ホール階床に
対して適切に床合わせされ、そしてかごのブレーキが完
全にかかっていることを示す別の情報が与えられれば、
発生した不動作状態の型をかなり狭めて推論することが
できる。そこでサービスマンは、不動作状態の本質につ
いて少なくとも若干の予備知識をもってその遠隔場所へ
向かうことができ、その状態を迅速に復旧するための充
分な準備ができることになる。
に、複数の遠隔位置において動作している運転システム
の数が幾つであっても、その遠隔位置にセンサを設け、
運転システムの運転中にこれらの遠隔位置において感知
したパラメタの現在の状態に関する情報を送信すること
によってこれらの運転システムを監視することができ
る。監視の目的で選択されるパラメタは、運転システム
の動作状態を評価する上で重要度に従って選択される。
エレベータシステムの場合には、これらのパラメタを測
定する典型的なセンサは、警報ボタンセンサ、完全開扉
センサ、床合わせセンサ、要求センサ、及びブレーキ完
全係合センサを含むことになろう。これらのセンサが生
成する信号を多重化(もしくはマルチプレックス)して
送信機へ送り、複数のエレベータシステムの状態を監視
している局部オフィスへ送信することができる。異常な
状態を指示している信号を受信した局部オフィスでは、
関連する他の異常状態信号の存否、もしくは他のパラメ
タに注目することによってシステムの動作状態を理論的
に推論することができる。例えば、もし警報ボタンが押
されていることを示す信号と、ドアが完全に閉じている
ことを示す信号とを一緒に受信すれば、それは多分人が
不動作エレベータかご内に閉じ込められている状態であ
ると推論することができる。評価の作業をより容易にす
るためにさらなる情報を送信することもできる。一般
に、より多くの情報を受信すれば、状態の本質について
より正確な結論を引き出すことができる。上例におい
て、例えば、かごはドアゾーン内にあり、ホール階床に
対して適切に床合わせされ、そしてかごのブレーキが完
全にかかっていることを示す別の情報が与えられれば、
発生した不動作状態の型をかなり狭めて推論することが
できる。そこでサービスマンは、不動作状態の本質につ
いて少なくとも若干の予備知識をもってその遠隔場所へ
向かうことができ、その状態を迅速に復旧するための充
分な準備ができることになる。
監視しているパラメタの数が増加するにつれて、警報
状態が存在するか否か、そしてもし存在していればそれ
がどのような警報状態であるのかを評価する作業はより
複雑になる。もし局部オフィスが多数の運転システムを
監視していれば、受信する運転情報の量は莫大となり、
解釈の作業はより一層困難になり得る。
状態が存在するか否か、そしてもし存在していればそれ
がどのような警報状態であるのかを評価する作業はより
複雑になる。もし局部オフィスが多数の運転システムを
監視していれば、受信する運転情報の量は莫大となり、
解釈の作業はより一層困難になり得る。
監視しているパラメタが多数である場合に惹起される
別の問題は、解釈の作業自体が極めて複雑になるために
解釈の誤り、または見落としが発生し得ることである。
もしこのような誤り、または見落としが発生すれば、結
局は不動作エレベータかごが設置されている建物の所有
者が電話をかけてサービスマンの派遣を要請し、その際
にその不動作状態について所有者が知り得た知識を通報
するようになる。しかしながら、これは、サービス体制
を効率的に展開するために必要な情報を受信するシステ
ムにとっては極めて望ましくない形態である。このよう
な形態は、これらの不動作状態を局部サービスオフィス
において直ちに検出することを目的として、監視システ
ムを建物に設置してある場合には特に望ましいものでは
ない。
別の問題は、解釈の作業自体が極めて複雑になるために
解釈の誤り、または見落としが発生し得ることである。
もしこのような誤り、または見落としが発生すれば、結
局は不動作エレベータかごが設置されている建物の所有
者が電話をかけてサービスマンの派遣を要請し、その際
にその不動作状態について所有者が知り得た知識を通報
するようになる。しかしながら、これは、サービス体制
を効率的に展開するために必要な情報を受信するシステ
ムにとっては極めて望ましくない形態である。このよう
な形態は、これらの不動作状態を局部サービスオフィス
において直ちに検出することを目的として、監視システ
ムを建物に設置してある場合には特に望ましいものでは
ない。
Charles WhynachtのUSSN 562,624“遠隔エレベータ監
視システム”は、多数の遠隔位置を複数の局部オフィス
及び中央オフィスにおいて監視し、エレベータシステム
を含む若干の運転システムにおける上述した問題を解消
している。Whynachtの発明の目的の1つは、運転システ
ムの動作に関する結論を導くために、及び予め定められ
ている何等かの警報状態が存在するか否かを決定するた
めに、複数のパラメタを監視してそれらの状態を評価す
ることが可能な運転システム監視装置を提供することに
あった。Whynachtの発明によれば、感知されたパラメタ
を信号プロセッサに記憶させ、それらを前に受信した値
と比較し、何れかのパラメタの状態が変化しているか否
かを決定する。もし状態が変化していれば、その、もし
くはそれらの変化があったパラメタを警報状態を定義す
るブール式に当てはめ、そのブール式が満足されるか否
かを、従って警報状態が存在するか否かを決定する。も
しブール式が満足されれば、警報状態信号を送信して警
報メッセージを表示させるようになっている。
視システム”は、多数の遠隔位置を複数の局部オフィス
及び中央オフィスにおいて監視し、エレベータシステム
を含む若干の運転システムにおける上述した問題を解消
している。Whynachtの発明の目的の1つは、運転システ
ムの動作に関する結論を導くために、及び予め定められ
ている何等かの警報状態が存在するか否かを決定するた
めに、複数のパラメタを監視してそれらの状態を評価す
ることが可能な運転システム監視装置を提供することに
あった。Whynachtの発明によれば、感知されたパラメタ
を信号プロセッサに記憶させ、それらを前に受信した値
と比較し、何れかのパラメタの状態が変化しているか否
かを決定する。もし状態が変化していれば、その、もし
くはそれらの変化があったパラメタを警報状態を定義す
るブール式に当てはめ、そのブール式が満足されるか否
かを、従って警報状態が存在するか否かを決定する。も
しブール式が満足されれば、警報状態信号を送信して警
報メッセージを表示させるようになっている。
更にWhynachtの発明は、例えばある特定の地域内の監
視下の運転システムをグループ化し、その地域の局部オ
フィスにおいて個々の運転システムを監視して適切な地
域サービス活動を効果的に管理できるようにしている。
また更にWhynachtの発明は、複数の局部オフィスを1つ
の全体群としてまとめ、全ての局部オフィスがそれらの
データを、異なる地域に位置する複数の局部オフィスを
も監視している本部オフィスへ送信できるようにしてい
る。
視下の運転システムをグループ化し、その地域の局部オ
フィスにおいて個々の運転システムを監視して適切な地
域サービス活動を効果的に管理できるようにしている。
また更にWhynachtの発明は、複数の局部オフィスを1つ
の全体群としてまとめ、全ての局部オフィスがそれらの
データを、異なる地域に位置する複数の局部オフィスを
も監視している本部オフィスへ送信できるようにしてい
る。
Whynachtの発明の開発中に、エレベータ状態を時間的
に走査する「スナップショット」方式では、警報状態を
正確に検出するのに充分な確信度が得られないことが分
かった。またエレベータの配線は様々であるので、エレ
ベータから入手した多くの入力の間に機能的に矛盾する
ような状態がもたらされることが多くなり得る。これら
の状態が組合わされることを斟酌しようとすれば、警報
状態の存否の検出、及びそれを遂行するための装置は到
底受け入れることができない程複雑になってしまう。
に走査する「スナップショット」方式では、警報状態を
正確に検出するのに充分な確信度が得られないことが分
かった。またエレベータの配線は様々であるので、エレ
ベータから入手した多くの入力の間に機能的に矛盾する
ような状態がもたらされることが多くなり得る。これら
の状態が組合わされることを斟酌しようとすれば、警報
状態の存否の検出、及びそれを遂行するための装置は到
底受け入れることができない程複雑になってしまう。
発明の開示 本発明の目的は、運転システムの動作について、及び
予め定められた警報状態が存在するか否かについて正確
な結論を確実に導出するために、運転システムの現在の
運転状態を表す選択されたパラメタを監視し、これらの
パラメタの状態を評価することによって運転システムを
監視する改良された装置を提供することである。
予め定められた警報状態が存在するか否かについて正確
な結論を確実に導出するために、運転システムの現在の
運転状態を表す選択されたパラメタを監視し、これらの
パラメタの状態を評価することによって運転システムを
監視する改良された装置を提供することである。
本発明によれば、評価されるパラメタは信号プロセッ
サによって受信され、記憶される。信号プロセッサは、
運転システムの現在の運転状態に従って選択されたパラ
メタの現在の値と、特定のシステム状態を表す値とを比
較して、ある運転状態から別の運転状態へ、もしくは不
動作状態へ移行したことを表す状態になったパラメタが
存在するか否かを決定する。信号プロセッサもしくは外
部カウンタはこれらの移行の発生回路を計数し、特定状
態から他の状態への合計移行回数を、従ってシステムの
動作を表す動作信号を作る。不動作状態から警報状態へ
の移行も監視され、このような移行が発生する度に警報
信号が生成される。即ち、正常運転状態を結び合わせて
形成された閉ループの形状の「ステートマシン」が作成
され、このステートマシンの各状態から不動作状態へ出
て行くことができるようになっている。各不動作状態
は、警報状態への移行点に、もしくは閉ループ内の運転
状態の1つへ戻るための移行点になっている。各警報状
態は、別の警報状態へ移行する、不動作状態へ戻る、も
しくは閉ループ内の運転状態へ戻る移行点になってい
る。
サによって受信され、記憶される。信号プロセッサは、
運転システムの現在の運転状態に従って選択されたパラ
メタの現在の値と、特定のシステム状態を表す値とを比
較して、ある運転状態から別の運転状態へ、もしくは不
動作状態へ移行したことを表す状態になったパラメタが
存在するか否かを決定する。信号プロセッサもしくは外
部カウンタはこれらの移行の発生回路を計数し、特定状
態から他の状態への合計移行回数を、従ってシステムの
動作を表す動作信号を作る。不動作状態から警報状態へ
の移行も監視され、このような移行が発生する度に警報
信号が生成される。即ち、正常運転状態を結び合わせて
形成された閉ループの形状の「ステートマシン」が作成
され、このステートマシンの各状態から不動作状態へ出
て行くことができるようになっている。各不動作状態
は、警報状態への移行点に、もしくは閉ループ内の運転
状態の1つへ戻るための移行点になっている。各警報状
態は、別の警報状態へ移行する、不動作状態へ戻る、も
しくは閉ループ内の運転状態へ戻る移行点になってい
る。
更に本発明によれば、監視下の複数のシステムをグル
ープ化し、それらの個々の運転状態信号及び警報状態信
号を局部オフィスへ送信し、局部オフィスにおいてサー
ビス職員がそれらを評価し、そしてタイムリに適切なサ
ービス活動を起こすことが可能である。
ープ化し、それらの個々の運転状態信号及び警報状態信
号を局部オフィスへ送信し、局部オフィスにおいてサー
ビス職員がそれらを評価し、そしてタイムリに適切なサ
ービス活動を起こすことが可能である。
更にまた本発明によれば、これらの複数の局部オフィ
スは、それらに関係付けられている運転システムからの
動作データ及び警報メッセージを、多数の局部オフィス
を監視している中央オフィスへ再送信することができ
る。
スは、それらに関係付けられている運転システムからの
動作データ及び警報メッセージを、多数の局部オフィス
を監視している中央オフィスへ再送信することができ
る。
本発明の遠隔運転システム監視装置は、運転システム
の動作状態を自動的に評価する知的な手段である。また
本発明の遠隔システム監視装置は、局部オフィスへの報
告を遂行し、局部地域内に組織されている複数の運転シ
ステムの状態を自動的に評価するためにも使用できる。
適切な運転状態及び警報状態を定義するステートマシン
を設けることによって、数百、数千、もしくは数十万の
動作データを評価するのに必要な作業が大幅に減少す
る。警報メッセージを局部オフィスへ自動的に供給する
ことによって動作データが適切に評価され、それによっ
て局部オフィスのサービス戦力が効率的に展開されるよ
うになる。動作データ及び警報メッセージを中央オフィ
スへ再送信することによって、動作を長期予測するため
に、及び局部サービスオフィスの有効性を評価するため
に必要不可欠な情報が中央オフィスへ供給され、使用さ
れる。
の動作状態を自動的に評価する知的な手段である。また
本発明の遠隔システム監視装置は、局部オフィスへの報
告を遂行し、局部地域内に組織されている複数の運転シ
ステムの状態を自動的に評価するためにも使用できる。
適切な運転状態及び警報状態を定義するステートマシン
を設けることによって、数百、数千、もしくは数十万の
動作データを評価するのに必要な作業が大幅に減少す
る。警報メッセージを局部オフィスへ自動的に供給する
ことによって動作データが適切に評価され、それによっ
て局部オフィスのサービス戦力が効率的に展開されるよ
うになる。動作データ及び警報メッセージを中央オフィ
スへ再送信することによって、動作を長期予測するため
に、及び局部サービスオフィスの有効性を評価するため
に必要不可欠な情報が中央オフィスへ供給され、使用さ
れる。
本発明をその実施例について以下に説明するが、本発
明と実施例との構成要素についての対応関係につき述べ
ると以下のとおりである。
明と実施例との構成要素についての対応関係につき述べ
ると以下のとおりである。
すなわち、本発明の運転システムの動作を評価する装
置における、「監視下の各運転システムからの2状態パ
ラメタ信号に応答する信号プロセッサ装置」は、遠隔エ
レベータ監視システム(REMS:第1図)の各遠隔建物12
の主ユニット18であり、この主ユニット18はマイクロプ
ロセッサと通信回線22を介して個々の従ユニット20から
送られてくる選択されたパラメータの状態を示す信号を
蓄積する手段を含んでおり、さらにこれらのパラメータ
の状態を示す信号を監視し、ステートマシンモデル(第
8図)に従って警報状態が存在していることを決定し、
警報状態信号を局部監視センサ14へ送信する。このステ
ートマシンモデルは、正常運転状態を結合して形成した
閉ループの形状の「ステートマシン」(第8図:CIS→CC
S→CRS→CAS→CSS→CDOS→CIS)の正常運転状態間の次
々の移行を「最後に蓄積された監視下の各運転システム
の最新の運転状態を表しているパラメタ信号の状態と、
蓄積されたその直前の運転状態を表しているパラメタ信
号の状態とを比較して、前記の直前の運転状態から最新
の運転状態への移行を検出」することにより行ってい
る。そして「ステートマシン」の正常運転状態の各々か
ら不動作状態(INOP1-INOP5)へ出て行くことができ
(例えばかご動作状態CRSへ移行して15秒以内にブレー
キが解除されないとINOP3へ移行:1132)、そして各不動
作状態は閉ループ内の運転状態へ戻る移行点に(例えば
INOP3→CDOS:INOP3に入ってから20分以内に開扉作動装
置が作動状態になれば、直接かご開扉状態CDOSへ移行:1
190)、警報状態への移行点になっており(例えばINOP2
→OCCW1:INOP2になってから1秒以上警報ベルが鳴り、
乗客がエレベータに乗っているのに昇降路ドアが閉じな
いときは閉じ込め待機状態1のOCCW1へ移行:1182、更に
OCCW1→OCC1:3分経過しても閉じ込め待機状態1に留ま
っていれば閉じ込め状態1のOCC1へ移行:1212)、もし
くは閉ループ内の運転状態へ移行する(例えば、OCC1→
CDOS:閉じ込め状態から開扉状態CDOSへ移行:1216)移行
点となっている。
置における、「監視下の各運転システムからの2状態パ
ラメタ信号に応答する信号プロセッサ装置」は、遠隔エ
レベータ監視システム(REMS:第1図)の各遠隔建物12
の主ユニット18であり、この主ユニット18はマイクロプ
ロセッサと通信回線22を介して個々の従ユニット20から
送られてくる選択されたパラメータの状態を示す信号を
蓄積する手段を含んでおり、さらにこれらのパラメータ
の状態を示す信号を監視し、ステートマシンモデル(第
8図)に従って警報状態が存在していることを決定し、
警報状態信号を局部監視センサ14へ送信する。このステ
ートマシンモデルは、正常運転状態を結合して形成した
閉ループの形状の「ステートマシン」(第8図:CIS→CC
S→CRS→CAS→CSS→CDOS→CIS)の正常運転状態間の次
々の移行を「最後に蓄積された監視下の各運転システム
の最新の運転状態を表しているパラメタ信号の状態と、
蓄積されたその直前の運転状態を表しているパラメタ信
号の状態とを比較して、前記の直前の運転状態から最新
の運転状態への移行を検出」することにより行ってい
る。そして「ステートマシン」の正常運転状態の各々か
ら不動作状態(INOP1-INOP5)へ出て行くことができ
(例えばかご動作状態CRSへ移行して15秒以内にブレー
キが解除されないとINOP3へ移行:1132)、そして各不動
作状態は閉ループ内の運転状態へ戻る移行点に(例えば
INOP3→CDOS:INOP3に入ってから20分以内に開扉作動装
置が作動状態になれば、直接かご開扉状態CDOSへ移行:1
190)、警報状態への移行点になっており(例えばINOP2
→OCCW1:INOP2になってから1秒以上警報ベルが鳴り、
乗客がエレベータに乗っているのに昇降路ドアが閉じな
いときは閉じ込め待機状態1のOCCW1へ移行:1182、更に
OCCW1→OCC1:3分経過しても閉じ込め待機状態1に留ま
っていれば閉じ込め状態1のOCC1へ移行:1212)、もし
くは閉ループ内の運転状態へ移行する(例えば、OCC1→
CDOS:閉じ込め状態から開扉状態CDOSへ移行:1216)移行
点となっている。
「監視下の各運転システムの運転状態の間での移行を
計数し、運転状態と不動作状態との間での移行を計数
し、そして検出された移行を表す動作信号を定期的に監
視下の運転システム毎につくる手段」と「不動作状態か
ら警報状態への検出された移行を表す警報信号を監視下
の運転システム毎につくる手段」とは主ユニット18のプ
ログラム指令と蓄積手段に蓄積された値として実現され
るものであり、運転状態と不動作状態との間での移行を
計数する計数手段については第8図の六角形14で示すCD
OS→INOPへの移行計数がある。なお、警報信号は第8図
でINOPとOCCで表されている。
計数し、運転状態と不動作状態との間での移行を計数
し、そして検出された移行を表す動作信号を定期的に監
視下の運転システム毎につくる手段」と「不動作状態か
ら警報状態への検出された移行を表す警報信号を監視下
の運転システム毎につくる手段」とは主ユニット18のプ
ログラム指令と蓄積手段に蓄積された値として実現され
るものであり、運転状態と不動作状態との間での移行を
計数する計数手段については第8図の六角形14で示すCD
OS→INOPへの移行計数がある。なお、警報信号は第8図
でINOPとOCCで表されている。
「表示装置」は警報状態を知らせ、警報の原因を決定
するのに有用なデータを局部監視センタ14の職員に知ら
せるプリンタ30である。
するのに有用なデータを局部監視センタ14の職員に知ら
せるプリンタ30である。
請求項2について、「運転システム毎に1つずつ設け
た、それの警報信号に応答して警報信号を送信する遠隔
通信要素」と、「少なくとも1つの遠隔通信要素からの
信号に応答して、その遠隔通信要素に関連した運転シス
テムの警報信号を作る少なくとも1つの局部通信要素」
とは、遠隔建物12から警報及び動作データを送信するモ
デム24と、局部監視センタ14で警報及び動作データを受
信するモデム26とに相当する。「局部表示手段」はこの
局部監視センタ14のプリンタ30に相当する。
た、それの警報信号に応答して警報信号を送信する遠隔
通信要素」と、「少なくとも1つの遠隔通信要素からの
信号に応答して、その遠隔通信要素に関連した運転シス
テムの警報信号を作る少なくとも1つの局部通信要素」
とは、遠隔建物12から警報及び動作データを送信するモ
デム24と、局部監視センタ14で警報及び動作データを受
信するモデム26とに相当する。「局部表示手段」はこの
局部監視センタ14のプリンタ30に相当する。
請求項3について、「中央通信要素」は中央監視セン
ター16の中央コンピュータ34とモデム32であり、「中央
表示装置」は中央監視センターの職員に警報及び動作デ
ータを提供するプリンタ36とCRT38に相当する。
ター16の中央コンピュータ34とモデム32であり、「中央
表示装置」は中央監視センターの職員に警報及び動作デ
ータを提供するプリンタ36とCRT38に相当する。
実施例 第1図は本発明の遠隔エレベータ監視システム10を示
し、このシステムは、離れて位置する建物12内の個々の
エレベータを監視し、警報及び動作情報を関係付けられ
た局部監視センタ(もしくはオフィス)14へ送信し、そ
してこれらの警報及び動作情報を局部センタ(もしくは
オフィス)14から中央監視センタ16へ再送信するように
なっている。遠隔建物とそれぞれの局部オフィス及び中
央オフィスとの間の通信方法は単方向通信方式であり、
それにより不動作エレベータが識別され、また個々のエ
レベータ運転情報がマイクロ波伝送回線を含む局部電話
回線を通して局部監視センタへ転送される。局部監視セ
ンタは、これもまた電話回線を通して(しかしこの場合
は殆ど常に長距離回線が使用されよう)これらのメッセ
ージを中央監視センタへ転送する。以下の説明では、遠
隔エレベータ監視システム(REMS)は、特定の局部監視
センタ及びその関連遠隔建物が位置している局部地域内
で使用可能な公衆電話交換回路網を使用することとする
が、他の同じような通信方式も使用できることを理解さ
れたい。REMSの各遠隔建物は、主ユニット18、及び1も
しくはそれ以上の従ユニット20を含む。個々の従ユニッ
ト20には、関連エレベータ及びエレベータシャフトに取
り付けられたセンサが接続されている。従ユニットは、
選択されたパラメタの状態を表す信号を、1対の非遮蔽
電線からなる通信回線22を通して送信する。主ユニット
18とその関連従ユニット20との間に2線式通信回線を使
用すると、データ伝送のための安価な手段を提供できる
他に、従ユニットから離れた位置に主ユニットを安価に
位置決めできることにもなる。例えば、もし好ましい環
境とは言い難いエレベータシャフト頂部のエレベータ機
械室内に全ての従ユニットが配置されているものとすれ
ば、建物内のより好ましい環境の他の場所に主ユニット
を配置することができる。各主ユニットはマイクロプロ
セッサを含み、マイクロプロセッサは動作データを評価
し、マイクロプロセッサのソフトウェア内に符号化され
ているステートマシンに従って警報状態が存在するか否
かを決定する。各主ユニットは警報及び動作データを送
信するモデム24を使用して関連局部監視センタ14内のモ
デム26と通信する。本明細書においては遠隔建物内のRE
MSのアーキテクチャが、効率的な2線式通信回線を通し
て1もしくはそれ以上の従ユニットと通信する主ユニッ
トを有しているものとして説明するが、効率の低い他の
手段を含むデータ収集及び伝送手段も使用できることを
理解されたい。またある通信回線に接続できる従ユニッ
トの数は有限であるから、ある遠隔建物内に2以上の主
ユニット/従ユニット組合わせの使用が必要になるかも
知れないことも理解されたい。
し、このシステムは、離れて位置する建物12内の個々の
エレベータを監視し、警報及び動作情報を関係付けられ
た局部監視センタ(もしくはオフィス)14へ送信し、そ
してこれらの警報及び動作情報を局部センタ(もしくは
オフィス)14から中央監視センタ16へ再送信するように
なっている。遠隔建物とそれぞれの局部オフィス及び中
央オフィスとの間の通信方法は単方向通信方式であり、
それにより不動作エレベータが識別され、また個々のエ
レベータ運転情報がマイクロ波伝送回線を含む局部電話
回線を通して局部監視センタへ転送される。局部監視セ
ンタは、これもまた電話回線を通して(しかしこの場合
は殆ど常に長距離回線が使用されよう)これらのメッセ
ージを中央監視センタへ転送する。以下の説明では、遠
隔エレベータ監視システム(REMS)は、特定の局部監視
センタ及びその関連遠隔建物が位置している局部地域内
で使用可能な公衆電話交換回路網を使用することとする
が、他の同じような通信方式も使用できることを理解さ
れたい。REMSの各遠隔建物は、主ユニット18、及び1も
しくはそれ以上の従ユニット20を含む。個々の従ユニッ
ト20には、関連エレベータ及びエレベータシャフトに取
り付けられたセンサが接続されている。従ユニットは、
選択されたパラメタの状態を表す信号を、1対の非遮蔽
電線からなる通信回線22を通して送信する。主ユニット
18とその関連従ユニット20との間に2線式通信回線を使
用すると、データ伝送のための安価な手段を提供できる
他に、従ユニットから離れた位置に主ユニットを安価に
位置決めできることにもなる。例えば、もし好ましい環
境とは言い難いエレベータシャフト頂部のエレベータ機
械室内に全ての従ユニットが配置されているものとすれ
ば、建物内のより好ましい環境の他の場所に主ユニット
を配置することができる。各主ユニットはマイクロプロ
セッサを含み、マイクロプロセッサは動作データを評価
し、マイクロプロセッサのソフトウェア内に符号化され
ているステートマシンに従って警報状態が存在するか否
かを決定する。各主ユニットは警報及び動作データを送
信するモデム24を使用して関連局部監視センタ14内のモ
デム26と通信する。本明細書においては遠隔建物内のRE
MSのアーキテクチャが、効率的な2線式通信回線を通し
て1もしくはそれ以上の従ユニットと通信する主ユニッ
トを有しているものとして説明するが、効率の低い他の
手段を含むデータ収集及び伝送手段も使用できることを
理解されたい。またある通信回線に接続できる従ユニッ
トの数は有限であるから、ある遠隔建物内に2以上の主
ユニット/従ユニット組合わせの使用が必要になるかも
知れないことも理解されたい。
各遠隔建物12は関連局部監視センタ14と通信し、警報
及び動作データを供給する。局部プロセッサ28は受信し
たデータを内部に記憶し、警報の原因を決定するために
有用な警報状態及び動作データが存在することをプリン
タ30によって局部監視センタの職員に警告する。局部職
員と通信する他の手段(例えば、CRT)も容易に使用で
きることを理解されたい。また局部プロセッサ28は、局
部遠隔建物からの警報及び動作データをモデム26を通し
て中央監視センタ16内のモデム32へ送信させる。中央コ
ンピュータ34はモデム32からこれらのデータを受信し、
プリンタ36及びCRT38によって中央監視センタの職員に
警報及び動作データを提供する。プリンタ及びCRTの両
方を本発明に使用するものとして図示してあるが、これ
らの一方を使用するだけでも中央監視センタの職員と充
分に通信可能であることを理解されたい。中央監視セン
タの職員が長期評価を遂行するために使用する警報及び
動作データを記憶する大容量データ記憶装置40が設けら
れている。大容量データ記憶装置は本発明の望ましい特
色ではあるが、長期動作評価の目的のための大容量デー
タ記憶装置が本発明の実現に絶対的に不可欠なものでは
ないことを理解されたい。第1図に基づいて上述したRE
MSは、局部オフィスがその地域内に配置されているエレ
ベータを監視し、異常状態が検出された時にはサービス
マンを直ちに派遣して問題を迅速に解決できるように設
計されているものである。これにより、エレベータ顧客
に対して遂行されるサービスの質が大幅に改善されるこ
とになる。動作劣化が発生した時、サービスマンが出発
する前にその問題についての内容が識別できていること
が多く、従って必要な調整の仕方を前以て決定すること
ができる。中央オフィスの職員はその範囲内の全てのエ
レベータの動作、運転上の諸問題、及び故障に関しても
通報され続けている。これは本部の活動にとって極めて
価値のある管理ツールを提供する。中央監視センタ16の
職員は、その範囲内の本質的に全てのエレベータの動作
を精密に監視することができる。そのため動作の傾向を
検出することが可能であり、正確な予測をビジネス計画
に取り入れることができる。また問題を解決するのに有
効な知識を瞬時にサービス戦力に与える能力は、それ程
多くのサービス記録を持っていない局部サービスオフィ
スを識別してその問題を解決させるような管理に対して
も多大な援助を与える。
及び動作データを供給する。局部プロセッサ28は受信し
たデータを内部に記憶し、警報の原因を決定するために
有用な警報状態及び動作データが存在することをプリン
タ30によって局部監視センタの職員に警告する。局部職
員と通信する他の手段(例えば、CRT)も容易に使用で
きることを理解されたい。また局部プロセッサ28は、局
部遠隔建物からの警報及び動作データをモデム26を通し
て中央監視センタ16内のモデム32へ送信させる。中央コ
ンピュータ34はモデム32からこれらのデータを受信し、
プリンタ36及びCRT38によって中央監視センタの職員に
警報及び動作データを提供する。プリンタ及びCRTの両
方を本発明に使用するものとして図示してあるが、これ
らの一方を使用するだけでも中央監視センタの職員と充
分に通信可能であることを理解されたい。中央監視セン
タの職員が長期評価を遂行するために使用する警報及び
動作データを記憶する大容量データ記憶装置40が設けら
れている。大容量データ記憶装置は本発明の望ましい特
色ではあるが、長期動作評価の目的のための大容量デー
タ記憶装置が本発明の実現に絶対的に不可欠なものでは
ないことを理解されたい。第1図に基づいて上述したRE
MSは、局部オフィスがその地域内に配置されているエレ
ベータを監視し、異常状態が検出された時にはサービス
マンを直ちに派遣して問題を迅速に解決できるように設
計されているものである。これにより、エレベータ顧客
に対して遂行されるサービスの質が大幅に改善されるこ
とになる。動作劣化が発生した時、サービスマンが出発
する前にその問題についての内容が識別できていること
が多く、従って必要な調整の仕方を前以て決定すること
ができる。中央オフィスの職員はその範囲内の全てのエ
レベータの動作、運転上の諸問題、及び故障に関しても
通報され続けている。これは本部の活動にとって極めて
価値のある管理ツールを提供する。中央監視センタ16の
職員は、その範囲内の本質的に全てのエレベータの動作
を精密に監視することができる。そのため動作の傾向を
検出することが可能であり、正確な予測をビジネス計画
に取り入れることができる。また問題を解決するのに有
効な知識を瞬時にサービス戦力に与える能力は、それ程
多くのサービス記録を持っていない局部サービスオフィ
スを識別してその問題を解決させるような管理に対して
も多大な援助を与える。
第1図には本発明の実施例を遠隔エレベータ監視シス
テムに関して示してあるが、勿論、本発明はエレベータ
監視システムにおける応用のみに限定されるものではな
いことを理解されたい。本発明は、システムの動作デー
タを知的に評価することが要求される他のシステム監視
機能にも等しく適用することができる。また本発明は、
分散したシステムの局部監視だけが要求されるような応
用に対しても等しく適用可能である。勿論、本発明は、
どのような型の運転システムであっても、分散した局部
監視センタを中央において監視することも包含する。
テムに関して示してあるが、勿論、本発明はエレベータ
監視システムにおける応用のみに限定されるものではな
いことを理解されたい。本発明は、システムの動作デー
タを知的に評価することが要求される他のシステム監視
機能にも等しく適用することができる。また本発明は、
分散したシステムの局部監視だけが要求されるような応
用に対しても等しく適用可能である。勿論、本発明は、
どのような型の運転システムであっても、分散した局部
監視センタを中央において監視することも包含する。
第2図は従ユニット20のブロック線図である。エレベ
ータセンサ(図示してない)は、光アイソレータ・信号
調節・多重化ユニット102への入力を線100上に供給す
る。光アイソレータ・信号調節・多重化ユニット102は
入力信号を工業用制御ユニット(ICU)104内に含まれて
いる電子回路から絶縁し、入力電圧を基準化し、電圧の
存在または不存在を真(T)または偽(F)状態に対応
させ、そして多数の入力線100を少数の線106に減少させ
るように多重化する。ここで説明している従ユニット
は、以下に説明する通信プロトコルの構造に基づいて
4、8もしくは12のエレベータセンサ入力を受け入れる
ことが可能である。しかしながら、エレベータ入力の数
は必ずしも4、8、もしくは12に限定されるものではな
いことを理解されたい。より少数の入力だけを処理でき
るか、もしくは中間の数の入力を利用できる異なる通信
プロトコルを使用することもできる。ICU104は線106上
の入力を走査し、走査した情報を適切な時点に通信回線
22aへ送る。特定の従ユニットに組込まれた特定のICU10
4のための特定アドレスが、制御ジャンパ(アドレス形
成及び制御ブロック108として記号化されている)によ
って形成されている。アドレス時間シーケンス中に、そ
の特定アドレス(各アドレスは特定の従ユニットに対応
する)が識別されると、ICU104は回線22a上にデータを
供給する。ICU104は水晶110を使用して3.58MHz信号を生
成し、この信号をICU104の内部システムクロックとして
使用する。外部で生成された通信クロック信号は回線22
b上に供給される。回線終端回路網112がICU104の近辺に
おいて通信回線22a、22bに接続されていて濾波を行い、
雑音が大きい環境における誤りのない通信を確保する。
電源114は非安定直流24Vを受けて、従ユニットのための
安定化出力を線116上に供給する。第2図のブロック線
図に基づいて上述した従ユニット20の詳細に関しては後
述する。
ータセンサ(図示してない)は、光アイソレータ・信号
調節・多重化ユニット102への入力を線100上に供給す
る。光アイソレータ・信号調節・多重化ユニット102は
入力信号を工業用制御ユニット(ICU)104内に含まれて
いる電子回路から絶縁し、入力電圧を基準化し、電圧の
存在または不存在を真(T)または偽(F)状態に対応
させ、そして多数の入力線100を少数の線106に減少させ
るように多重化する。ここで説明している従ユニット
は、以下に説明する通信プロトコルの構造に基づいて
4、8もしくは12のエレベータセンサ入力を受け入れる
ことが可能である。しかしながら、エレベータ入力の数
は必ずしも4、8、もしくは12に限定されるものではな
いことを理解されたい。より少数の入力だけを処理でき
るか、もしくは中間の数の入力を利用できる異なる通信
プロトコルを使用することもできる。ICU104は線106上
の入力を走査し、走査した情報を適切な時点に通信回線
22aへ送る。特定の従ユニットに組込まれた特定のICU10
4のための特定アドレスが、制御ジャンパ(アドレス形
成及び制御ブロック108として記号化されている)によ
って形成されている。アドレス時間シーケンス中に、そ
の特定アドレス(各アドレスは特定の従ユニットに対応
する)が識別されると、ICU104は回線22a上にデータを
供給する。ICU104は水晶110を使用して3.58MHz信号を生
成し、この信号をICU104の内部システムクロックとして
使用する。外部で生成された通信クロック信号は回線22
b上に供給される。回線終端回路網112がICU104の近辺に
おいて通信回線22a、22bに接続されていて濾波を行い、
雑音が大きい環境における誤りのない通信を確保する。
電源114は非安定直流24Vを受けて、従ユニットのための
安定化出力を線116上に供給する。第2図のブロック線
図に基づいて上述した従ユニット20の詳細に関しては後
述する。
通信システムプロトコルは、同期半二重直列交信手続
きフォーマットであり、このプロトコルによって局部監
視センタの主ユニットは60台程度の従ユニットと双方向
に通信することができる。この直列交信手続きを第3図
(a)乃至(c)に示してある。主ユニットは連続する
送受信サイクル200(第3図(a)参照)中に各遠隔従
ユニットへデータを送信し、各遠隔従ユニットからデー
タを受信することができる。各サイクルは同期フレーム
202と、それに続く送信時間(主ユニットが従ユニット
へ送信する)204と受信時間(主ユニットが従ユニット
から受信する)206との間を等分した128の情報フレーム
とを含む。各情報フレームは、通信クロック周波数で主
ユニットから送信されるラインクロックパルスによって
マークされている。同期フレーム202は、各サイクル毎
に1回主・従ユニット間の同期を遂行する。この同期フ
レーム202は2つの欠けた、もしくは失われたラインク
ロック時間を含んでおり、これに128の情報フレームク
ロックパルスが加わると各送受信サイクル130の等間隔
のラインクロック間隔が必要になる。
きフォーマットであり、このプロトコルによって局部監
視センタの主ユニットは60台程度の従ユニットと双方向
に通信することができる。この直列交信手続きを第3図
(a)乃至(c)に示してある。主ユニットは連続する
送受信サイクル200(第3図(a)参照)中に各遠隔従
ユニットへデータを送信し、各遠隔従ユニットからデー
タを受信することができる。各サイクルは同期フレーム
202と、それに続く送信時間(主ユニットが従ユニット
へ送信する)204と受信時間(主ユニットが従ユニット
から受信する)206との間を等分した128の情報フレーム
とを含む。各情報フレームは、通信クロック周波数で主
ユニットから送信されるラインクロックパルスによって
マークされている。同期フレーム202は、各サイクル毎
に1回主・従ユニット間の同期を遂行する。この同期フ
レーム202は2つの欠けた、もしくは失われたラインク
ロック時間を含んでおり、これに128の情報フレームク
ロックパルスが加わると各送受信サイクル130の等間隔
のラインクロック間隔が必要になる。
雑音を最大限に排除するためには、システム周波数及
びボーレートをその特定制御用途を満足させるのに必要
な最低周波数に選択し、また遮蔽されていない伝送回線
を補償するように帯域幅を制限する。好ましい実施例に
おいて選択した送受信サイクル時間は104msであり、従
って送受信周波数(即ちサンプル時間周波数)は約9.6H
zである。合計130のクロックパルスと、選択した104ms
のサイクル時間とから、ラインクロック周波数は1,250H
z(即ち、クロック周波数は800μs)になる。第3図
(b)に示すように、130のクロックパルスは2つの同
期フレームクロックパルス(S1,S2)と、送信フレーム2
04(クロックパルス1−64)と受信フレーム206(クロ
ックパルス65-128)とを等分した128の情報フレームク
ロックとを含む。同期フレームクロックパルスは実際に
は欠けている。同期フレーム自体は、先行サイクルの12
8番目のクロックパルスと現サイクルの1番目のパルス
との間の“デッドタイム”(欠けたクロックパルスS1,S
2を含む)として定義される。サイクル時間が104msであ
る場合、デッドタイムは2,300μsである。
びボーレートをその特定制御用途を満足させるのに必要
な最低周波数に選択し、また遮蔽されていない伝送回線
を補償するように帯域幅を制限する。好ましい実施例に
おいて選択した送受信サイクル時間は104msであり、従
って送受信周波数(即ちサンプル時間周波数)は約9.6H
zである。合計130のクロックパルスと、選択した104ms
のサイクル時間とから、ラインクロック周波数は1,250H
z(即ち、クロック周波数は800μs)になる。第3図
(b)に示すように、130のクロックパルスは2つの同
期フレームクロックパルス(S1,S2)と、送信フレーム2
04(クロックパルス1−64)と受信フレーム206(クロ
ックパルス65-128)とを等分した128の情報フレームク
ロックとを含む。同期フレームクロックパルスは実際に
は欠けている。同期フレーム自体は、先行サイクルの12
8番目のクロックパルスと現サイクルの1番目のパルス
との間の“デッドタイム”(欠けたクロックパルスS1,S
2を含む)として定義される。サイクル時間が104msであ
る場合、デッドタイムは2,300μsである。
送信及び受信時間内の64情報フレームは、最大60台ま
での従ユニットにサービスする。各時間208、及び210内
の第1の群の4つの情報フレーム(それぞれクロックパ
ルス1−4、及び65-68)は全主ユニット及び従ユニッ
トに対する特別命令情報のために保留されている。これ
らの特別命令情報は診断・保守試験、もしくはどのよう
な関連遠隔制御装置(REMSでは使用されない)にも組み
込むことができる何等かのオプション機構の制御に使用
される。残りの60情報フレームがデータフレームであ
る。主ユニットはそれぞれの送信データフレーム中に各
従ユニットへ情報を送信し、対応する受信データフレー
ム中に各従ユニットからデータを受信することができ
る。しかしながら、REMSは通信システムプロトコルの全
能力を使用するのではなく、各送受信サイクルの最初の
半分中には主ユニットは従ユニットへデータを送信しな
い。即ちREMSでは送信時間204を使用しないのである。
しかし全ての従ユニットは、フレーム1−4及び65-68
中に命令を受信し、それらの動作に関係のある内部命令
として記憶する。これらの命令は(全ての、もしくは選
択された数の)従ユニットの電源投入及び遮断を含むこ
とができ、また診断モード中に特定のデータパターンを
送るように従ユニットに命令することによって中央制御
による完全性検査を行うこともできる。
での従ユニットにサービスする。各時間208、及び210内
の第1の群の4つの情報フレーム(それぞれクロックパ
ルス1−4、及び65-68)は全主ユニット及び従ユニッ
トに対する特別命令情報のために保留されている。これ
らの特別命令情報は診断・保守試験、もしくはどのよう
な関連遠隔制御装置(REMSでは使用されない)にも組み
込むことができる何等かのオプション機構の制御に使用
される。残りの60情報フレームがデータフレームであ
る。主ユニットはそれぞれの送信データフレーム中に各
従ユニットへ情報を送信し、対応する受信データフレー
ム中に各従ユニットからデータを受信することができ
る。しかしながら、REMSは通信システムプロトコルの全
能力を使用するのではなく、各送受信サイクルの最初の
半分中には主ユニットは従ユニットへデータを送信しな
い。即ちREMSでは送信時間204を使用しないのである。
しかし全ての従ユニットは、フレーム1−4及び65-68
中に命令を受信し、それらの動作に関係のある内部命令
として記憶する。これらの命令は(全ての、もしくは選
択された数の)従ユニットの電源投入及び遮断を含むこ
とができ、また診断モード中に特定のデータパターンを
送るように従ユニットに命令することによって中央制御
による完全性検査を行うこともできる。
各従ユニットは、割り当てられたクロックアドレスを
有している。ラインクロックパルスは各同期フレームの
後に従ユニットによって計数され、復号されて割り当て
られた計算アドレスの存在が決定され、この時点にその
従ユニットは通信回線22aからデータフレームを受信す
るか、もしくはデータフレームを通信回線22aへ書き込
む。情報フレームのためのフォーマットは特別命令フレ
ーム208、210及びデータフレームの両者に同一であり、
第3図(c)に示す情報フレーム212のようになってい
る。フレーム時間は、8つの100μs状態に分割されて
いる。第1の状態(0−100μs)はクロックパルス間
隔214に対応し、最小50μs幅は有効でなければならな
い。第2の状態216(100-200μs)は“デッドタイム”
間隔であり、応答時間の許容差及びフレームクロックパ
ルスとデータビットとの間のサンプル時間遅延に対して
余裕を与える。次の5つの状態218、220、222、224、22
6(200-700μs)は5つの信号ビット時間であり、最初
の4つ(218、220、222、224)は4つのデータビットD1
‐D4に対応する。ビット時間は状態時間に等しく、即ち
選択された104msの送受信サイクル時間では100μsであ
る。第5のビットは、各従ユニットが送受信することが
できる特別機能ビットである。この第5のビットは試験
ルーチン、即ちパリティ試験を含むことができる特別機
能情報のために使用することができる。好ましい実施例
の第5のビットは、各送信及び受信時間内の使用可能な
64ビット中の36ビット(詳述すれば情報フレーム5−4
0)によって特別機能情報を伝えるために使用される。
最後の状態228も、後続データフレームの始まりに先行
するデッドタイム間隔である。
有している。ラインクロックパルスは各同期フレームの
後に従ユニットによって計数され、復号されて割り当て
られた計算アドレスの存在が決定され、この時点にその
従ユニットは通信回線22aからデータフレームを受信す
るか、もしくはデータフレームを通信回線22aへ書き込
む。情報フレームのためのフォーマットは特別命令フレ
ーム208、210及びデータフレームの両者に同一であり、
第3図(c)に示す情報フレーム212のようになってい
る。フレーム時間は、8つの100μs状態に分割されて
いる。第1の状態(0−100μs)はクロックパルス間
隔214に対応し、最小50μs幅は有効でなければならな
い。第2の状態216(100-200μs)は“デッドタイム”
間隔であり、応答時間の許容差及びフレームクロックパ
ルスとデータビットとの間のサンプル時間遅延に対して
余裕を与える。次の5つの状態218、220、222、224、22
6(200-700μs)は5つの信号ビット時間であり、最初
の4つ(218、220、222、224)は4つのデータビットD1
‐D4に対応する。ビット時間は状態時間に等しく、即ち
選択された104msの送受信サイクル時間では100μsであ
る。第5のビットは、各従ユニットが送受信することが
できる特別機能ビットである。この第5のビットは試験
ルーチン、即ちパリティ試験を含むことができる特別機
能情報のために使用することができる。好ましい実施例
の第5のビットは、各送信及び受信時間内の使用可能な
64ビット中の36ビット(詳述すれば情報フレーム5−4
0)によって特別機能情報を伝えるために使用される。
最後の状態228も、後続データフレームの始まりに先行
するデッドタイム間隔である。
第3図に示すように信号データフォーマットは3状態
(トランステート)、即ち双極性(バイポーラ)であ
る。伝送回線は差動3状態信号を伝送し、信号は伝送回
線22aと22bとの間に発生する3つの状態の1つによって
表される。回線22bは主ユニットへのクロック線入力で
あり、回線22aがデータ線入力である。差動3状態は回
線22aと22bとの間の電位差について測定される。回線22
b上の信号の振幅が〔回線22a上の信号の振幅+しきい値
電圧(Vth)230〕よりも大きければ、この差動状態はラ
インクロックパルス(第3図(c)の214)と見倣さ
れ、回線22a上の信号の振幅が〔回線22b上の信号の振幅
+選択されたしきい値電圧〕よりも大きければ、この差
動状態入力は信号ビット時間218、220、222、224、226
内の論理1と見倣される。振幅差〔22a-22b〕がしきい
値より小さければ、信号ビットは論理0 232として認識
される。
(トランステート)、即ち双極性(バイポーラ)であ
る。伝送回線は差動3状態信号を伝送し、信号は伝送回
線22aと22bとの間に発生する3つの状態の1つによって
表される。回線22bは主ユニットへのクロック線入力で
あり、回線22aがデータ線入力である。差動3状態は回
線22aと22bとの間の電位差について測定される。回線22
b上の信号の振幅が〔回線22a上の信号の振幅+しきい値
電圧(Vth)230〕よりも大きければ、この差動状態はラ
インクロックパルス(第3図(c)の214)と見倣さ
れ、回線22a上の信号の振幅が〔回線22b上の信号の振幅
+選択されたしきい値電圧〕よりも大きければ、この差
動状態入力は信号ビット時間218、220、222、224、226
内の論理1と見倣される。振幅差〔22a-22b〕がしきい
値より小さければ、信号ビットは論理0 232として認識
される。
選択された104msのサイクル時間に対する近似的なデ
ータ転送速度は、各情報フレームの最初の4つのデータ
ビット及び5番目の特別(試験)ビットにおいて10kボ
ーである。しかしながら、本システムは、例示したボー
レートもしくはビット数に限定されるものではないこと
を理解されたい。本REMSでは、より高いデータ転送速度
及びより多い情報ビットの両者もしくは何れか一方を、
最大回線長及び雑音排除要求とトレードオフすることが
できる。また使用する通信システムプロトコルは、デー
タをフォーマットするために使用した上記プロトコルだ
けではないことも理解されたい。例えばRS-232C、RS-42
3、またはRS-422のような代替プロトコル及び電圧レベ
ルを使用することも可能である。更に、情報は、上記3
状態電圧レベルではなく、パルス幅変調技術によって符
号化することもできる。
ータ転送速度は、各情報フレームの最初の4つのデータ
ビット及び5番目の特別(試験)ビットにおいて10kボ
ーである。しかしながら、本システムは、例示したボー
レートもしくはビット数に限定されるものではないこと
を理解されたい。本REMSでは、より高いデータ転送速度
及びより多い情報ビットの両者もしくは何れか一方を、
最大回線長及び雑音排除要求とトレードオフすることが
できる。また使用する通信システムプロトコルは、デー
タをフォーマットするために使用した上記プロトコルだ
けではないことも理解されたい。例えばRS-232C、RS-42
3、またはRS-422のような代替プロトコル及び電圧レベ
ルを使用することも可能である。更に、情報は、上記3
状態電圧レベルではなく、パルス幅変調技術によって符
号化することもできる。
第4図は、エレベータの状態に関する入力情報を104m
sの規則的な間隔で各従ユニットから受信する主・従通
信インタフェース300を有する主ユニットのブロック線
図である。この情報は、第2図から続いている通信回線
22a、22bの一部である通信回線22aを通して伝送されて
来る。回線22a、22bは、第2図の回路網112と同じ目的
を有している回線終端回路網301によって終端されてい
る。情報は信号プロセッサ302によって処理され、警報
状態の存否が決定され、また監視下のエレベータについ
て毎日収集される付加的な動作データが記録され、維持
される。毎日の動作データについての警報状態の基準及
び受け入れ可能な限界は、信号プロセッサのソフトウェ
ア内に符号化されているブール論理式に従って定義され
る。信号プロセッサ302にはランダムアクセスメモリ(R
AM)304、読み出し専用メモリ(ROM)306、及び第1図
のモデム24と通信しモデム24を制御する汎用非同期受信
器・送信器(UART)308が組合わされている。更に、警
報状態を決定し、正しい時刻を維持することを目的とし
て、単位時間間隔を計数し、測定するのに必要な実時間
時計パルスを供給する回路が主ユニット内に含まれてい
る。主ユニットの電源310は、110V/120V、50/60Hzとす
ることができる。電源の出力に含まれる安定化5V電源及
び±12V電源が主ユニット内に含まれる論理回路のため
の全ての電力をまかない、また電源の出力にはその主ユ
ニットに関連する全ての従ユニットに送られる非安定24
V電源も含まれる。電源は50もしくは60Hzの時計パルス
を発生する回路312を駆動する。この回路は電源線から
全波交流正弦波を供給され、この波が0電圧と交差する
のを検出し、電源線と同じ周波数に設定された周期的な
時計パルスを生成する。この時計パルスは、電源ライン
が60Hzの場合には16.6ms毎に生成され、50Hzの場合には
20ms毎に生成されてプロセッサへ直接供給され、システ
ムの時間の経過を指示するタイマ(プロセッサ内に含ま
れている)を自動的に進ませる。クロック発振器314は
水晶制御発振器からなっていて、主ユニット回路のため
の全ての同期クロッキング情報を供給する。データ線31
6、アドレス線318、制御線320をプロセッサにインタフ
ェースしているのは、これもまた消去可能・プログラム
可能な読み出し専用メモリ(EPROM)であってよい8K×
8のROM306である。このメモリ内には主ユニットの動作
に関連する論理関数の全てが含まれている。更に、局部
データ保存のために2k×8のRAM304も設けられている。
このメモリは、プロセッサ及び主・従通信インタフェー
ス300によって書き込み、及び読み出しができる。RAM内
には、主・従通信インタフェース300と信号プロセッサ3
02との間で情報を交換するために使用される共通記憶領
域が含まれている。この共通記憶領域は、各エレベータ
からの最新の入力データを入手するために、ソフトウェ
ア制御の下にプロセッサによってアクセスされる。この
入力データはプロセッサ内のメモリのレジスタ内に入力
データの“ビット写像”として再書き込みされる。この
ビット写像内のビットの1つの状態に変化が検出される
と、所定のアルゴリズムの論理的な流れに従ってそのビ
ットの変化に対応する警報状態の存在及び重大な動作デ
ータの変化の両者もしくは何れか一方が決定される。警
報状態の存在が検出されると、プロセッサはその関連す
る局部監視センタへ特定の警報メッセージを送信する。
このメッセージは、プロセッサからUART308を通してモ
デム24(第1図)へ送られる。UART308はモデムの動作
に必要なフォーマット及び制御信号を供給する。データ
はUART308から線324を通してドライバ回路322へ伝送さ
れる。データ送信(Txd)線326、データ端末動作可能
(DTR)線328及び送信要求(RT)線330が、ドライバ回
路322とモデム24(第1図)とを機能的に接続してい
る。モデムから戻され、受信器回路340によって受信さ
れる信号は、線322上のデータ受信済(Rcd)信号と、線
334上の送信可(CTS)信号と、線336上のデータキャリ
ア(搬送波)検出(DCD)信号と、線338上のリング標識
(RI)信号とである。受信器回路は、線342を通してUAR
T308へこれらの信号を送信する。更に、接地参照信号
(図示してない)がモデムへ供給されている。線326は
データ線として機能し、メッセージはこの線を通してモ
デムへ伝送される。データ端末動作可能(DTR)線328
は、主ユニットが通信可能であることを指示する信号を
モデムへ供給する。主ユニットがモデムを通してメッセ
ージを送信できるようになるとDRTが論理1レベルにセ
ットされ、それに続いて初期化シーケンスがデータ送信
(Txd)線326を通してモデムへ送られる。初期化シーケ
ンスの送信の終了後に、モデムが初期化されてダイヤル
する準備が整ったことをプロセッサに知らせる応答がモ
デムからデータ受信済(Rcd)線332を通して送り返され
る。これにより、プロセッサはデータ送信(Txd)線326
を通してダイヤル呼出しシーケンスをモデムへ送る。ダ
イヤル呼出しシーケンスはダイヤルすることを命令する
命令機能と、それに続く局部監視センタ14(第1図)を
呼出すために必要な番号とからなる。殆どの場合この番
号は7桁の数からなるが、遠隔建物のモデムが建物内の
構内交換機にインタフェースされている場合には8もし
くは9桁が必要となり、そのように構成することは可能
である。プロセッサは、ダイヤル呼出しシーケンスに応
答してモデムから線336を通して送られて来るデータキ
ャリア検出(DCD)信号を待機する。この信号は、モデ
ムがダイヤル呼出しサイクルを完了し、戻りのキャリア
信号を受信すると生成される信号である。またキャリア
信号は線332上の信号によって変調可能なトーン周波数
である。データキャリア検出(DCD)信号を受信すると
主ユニットは、警報状態もしくは動作データの詳細を知
らせるメッセージを局部監視センタへ送信する準備が整
う。この同じシーケンスは、動作日と名付ける24時間の
期間の終わりにも実行される。しかしこの後者のデータ
には警報状態は組入れられておらず、プロセッサが監視
しているエレベータについて最後の24時間中にプロセッ
サが累積した動作データを表すようになっている。メッ
セージが送信され、局部監視センタにおいてそのメッセ
ージが受信されると、データ受信済(Rcd)線332から肯
定応答信号が受信される。その時点でプロセッサは、線
328上のDTR信号を論理0レベルにすることによってモデ
ムを“停止”(もしくはハングアップ)せしめる。DTR
信号が論理0レベルになったことに応答してモデムは局
部監視センタを切り離し、電話回線をクリアする。伝送
中に誤りが発生した場合には、肯定応答信号の代わりに
否定応答(NAK)信号が線332を通して局部監視センタか
ら送られてくる。NAKの受信に応答して主ユニットは、
局部ユニットへの送信を完了させるべく更に4回の送信
を試みる。もし合計5回の送信を試みても通信が正し
く、即ち誤りなく行われなければ、その遠隔建物は“停
止”させられ、約60乃至90秒後に再度全シーケンスが再
開される。このプロセスは、満足が得られる通信が達成
されるまで続けられる。従ってもし局部電話回線に障害
が発生すれば、その回線が回復するまで遠隔建物は局部
監視センタとの通信を試みる。遠隔建物における電源投
入時もしくは停電復旧時に、主ユニットはモデムを通し
て局部監視センタと通信して正確な時刻を受信する。局
部監視センタは、関連する遠隔建物のための主刻時機構
を含むクロノグラフを含んでいる。それにより遠隔主プ
ロセッサは局部監視センタ内の主刻時機構と同期する。
遠隔プロセッサの局部アドレス(局部プロセッサに対す
る遠隔プロセッサの識別)に依存して、遠隔プロセッサ
はこの時刻を使用してそのアドレスに関係する動作デー
タ日報の転送を遂行する。
sの規則的な間隔で各従ユニットから受信する主・従通
信インタフェース300を有する主ユニットのブロック線
図である。この情報は、第2図から続いている通信回線
22a、22bの一部である通信回線22aを通して伝送されて
来る。回線22a、22bは、第2図の回路網112と同じ目的
を有している回線終端回路網301によって終端されてい
る。情報は信号プロセッサ302によって処理され、警報
状態の存否が決定され、また監視下のエレベータについ
て毎日収集される付加的な動作データが記録され、維持
される。毎日の動作データについての警報状態の基準及
び受け入れ可能な限界は、信号プロセッサのソフトウェ
ア内に符号化されているブール論理式に従って定義され
る。信号プロセッサ302にはランダムアクセスメモリ(R
AM)304、読み出し専用メモリ(ROM)306、及び第1図
のモデム24と通信しモデム24を制御する汎用非同期受信
器・送信器(UART)308が組合わされている。更に、警
報状態を決定し、正しい時刻を維持することを目的とし
て、単位時間間隔を計数し、測定するのに必要な実時間
時計パルスを供給する回路が主ユニット内に含まれてい
る。主ユニットの電源310は、110V/120V、50/60Hzとす
ることができる。電源の出力に含まれる安定化5V電源及
び±12V電源が主ユニット内に含まれる論理回路のため
の全ての電力をまかない、また電源の出力にはその主ユ
ニットに関連する全ての従ユニットに送られる非安定24
V電源も含まれる。電源は50もしくは60Hzの時計パルス
を発生する回路312を駆動する。この回路は電源線から
全波交流正弦波を供給され、この波が0電圧と交差する
のを検出し、電源線と同じ周波数に設定された周期的な
時計パルスを生成する。この時計パルスは、電源ライン
が60Hzの場合には16.6ms毎に生成され、50Hzの場合には
20ms毎に生成されてプロセッサへ直接供給され、システ
ムの時間の経過を指示するタイマ(プロセッサ内に含ま
れている)を自動的に進ませる。クロック発振器314は
水晶制御発振器からなっていて、主ユニット回路のため
の全ての同期クロッキング情報を供給する。データ線31
6、アドレス線318、制御線320をプロセッサにインタフ
ェースしているのは、これもまた消去可能・プログラム
可能な読み出し専用メモリ(EPROM)であってよい8K×
8のROM306である。このメモリ内には主ユニットの動作
に関連する論理関数の全てが含まれている。更に、局部
データ保存のために2k×8のRAM304も設けられている。
このメモリは、プロセッサ及び主・従通信インタフェー
ス300によって書き込み、及び読み出しができる。RAM内
には、主・従通信インタフェース300と信号プロセッサ3
02との間で情報を交換するために使用される共通記憶領
域が含まれている。この共通記憶領域は、各エレベータ
からの最新の入力データを入手するために、ソフトウェ
ア制御の下にプロセッサによってアクセスされる。この
入力データはプロセッサ内のメモリのレジスタ内に入力
データの“ビット写像”として再書き込みされる。この
ビット写像内のビットの1つの状態に変化が検出される
と、所定のアルゴリズムの論理的な流れに従ってそのビ
ットの変化に対応する警報状態の存在及び重大な動作デ
ータの変化の両者もしくは何れか一方が決定される。警
報状態の存在が検出されると、プロセッサはその関連す
る局部監視センタへ特定の警報メッセージを送信する。
このメッセージは、プロセッサからUART308を通してモ
デム24(第1図)へ送られる。UART308はモデムの動作
に必要なフォーマット及び制御信号を供給する。データ
はUART308から線324を通してドライバ回路322へ伝送さ
れる。データ送信(Txd)線326、データ端末動作可能
(DTR)線328及び送信要求(RT)線330が、ドライバ回
路322とモデム24(第1図)とを機能的に接続してい
る。モデムから戻され、受信器回路340によって受信さ
れる信号は、線322上のデータ受信済(Rcd)信号と、線
334上の送信可(CTS)信号と、線336上のデータキャリ
ア(搬送波)検出(DCD)信号と、線338上のリング標識
(RI)信号とである。受信器回路は、線342を通してUAR
T308へこれらの信号を送信する。更に、接地参照信号
(図示してない)がモデムへ供給されている。線326は
データ線として機能し、メッセージはこの線を通してモ
デムへ伝送される。データ端末動作可能(DTR)線328
は、主ユニットが通信可能であることを指示する信号を
モデムへ供給する。主ユニットがモデムを通してメッセ
ージを送信できるようになるとDRTが論理1レベルにセ
ットされ、それに続いて初期化シーケンスがデータ送信
(Txd)線326を通してモデムへ送られる。初期化シーケ
ンスの送信の終了後に、モデムが初期化されてダイヤル
する準備が整ったことをプロセッサに知らせる応答がモ
デムからデータ受信済(Rcd)線332を通して送り返され
る。これにより、プロセッサはデータ送信(Txd)線326
を通してダイヤル呼出しシーケンスをモデムへ送る。ダ
イヤル呼出しシーケンスはダイヤルすることを命令する
命令機能と、それに続く局部監視センタ14(第1図)を
呼出すために必要な番号とからなる。殆どの場合この番
号は7桁の数からなるが、遠隔建物のモデムが建物内の
構内交換機にインタフェースされている場合には8もし
くは9桁が必要となり、そのように構成することは可能
である。プロセッサは、ダイヤル呼出しシーケンスに応
答してモデムから線336を通して送られて来るデータキ
ャリア検出(DCD)信号を待機する。この信号は、モデ
ムがダイヤル呼出しサイクルを完了し、戻りのキャリア
信号を受信すると生成される信号である。またキャリア
信号は線332上の信号によって変調可能なトーン周波数
である。データキャリア検出(DCD)信号を受信すると
主ユニットは、警報状態もしくは動作データの詳細を知
らせるメッセージを局部監視センタへ送信する準備が整
う。この同じシーケンスは、動作日と名付ける24時間の
期間の終わりにも実行される。しかしこの後者のデータ
には警報状態は組入れられておらず、プロセッサが監視
しているエレベータについて最後の24時間中にプロセッ
サが累積した動作データを表すようになっている。メッ
セージが送信され、局部監視センタにおいてそのメッセ
ージが受信されると、データ受信済(Rcd)線332から肯
定応答信号が受信される。その時点でプロセッサは、線
328上のDTR信号を論理0レベルにすることによってモデ
ムを“停止”(もしくはハングアップ)せしめる。DTR
信号が論理0レベルになったことに応答してモデムは局
部監視センタを切り離し、電話回線をクリアする。伝送
中に誤りが発生した場合には、肯定応答信号の代わりに
否定応答(NAK)信号が線332を通して局部監視センタか
ら送られてくる。NAKの受信に応答して主ユニットは、
局部ユニットへの送信を完了させるべく更に4回の送信
を試みる。もし合計5回の送信を試みても通信が正し
く、即ち誤りなく行われなければ、その遠隔建物は“停
止”させられ、約60乃至90秒後に再度全シーケンスが再
開される。このプロセスは、満足が得られる通信が達成
されるまで続けられる。従ってもし局部電話回線に障害
が発生すれば、その回線が回復するまで遠隔建物は局部
監視センタとの通信を試みる。遠隔建物における電源投
入時もしくは停電復旧時に、主ユニットはモデムを通し
て局部監視センタと通信して正確な時刻を受信する。局
部監視センタは、関連する遠隔建物のための主刻時機構
を含むクロノグラフを含んでいる。それにより遠隔主プ
ロセッサは局部監視センタ内の主刻時機構と同期する。
遠隔プロセッサの局部アドレス(局部プロセッサに対す
る遠隔プロセッサの識別)に依存して、遠隔プロセッサ
はこの時刻を使用してそのアドレスに関係する動作デー
タ日報の転送を遂行する。
再度第1図を参照する。局部監視センタは、モデム2
6、局部プロセッサ28及びプリンタ30を含んでいる。局
部プロセッサ28は、その地域内の遠隔エレベータ監視シ
ステムのためのデータベースと、各遠隔建物からメッセ
ージを受信し、その受信したメッセージについての適切
な英文メッセージを印字するためのソフトウェアとを含
む。更に、局部プロセッサ28は動作データを受信し、そ
れを毎日中央監視センタへ転送する。局部プロセッサ28
とモデム26との間の通信は、主ユニット18に関して説明
した通信と同一である。局部監視センタ14のモデム26は
リング標示の発生を検出し、リング標識(RI)を局部プ
ロセッサ28へ送信する。RI信号を検出すると局部モデム
26はそれに応答して、遠隔建物のモデム24との接続を確
立する。受信されたメッセージは局部プロセッサ28のメ
モリ内に記憶され、次いでソフトウェアがそのメッセー
ジの型を決定する。メッセージが誤りなく受信されれば
肯定応答が遠隔建物へ送り返され、遠隔建物のモデム24
は機能を停止する。局部監視センタ14において警報状態
のメッセージを受信すると、警報プリンタが印字出力を
生成して警報状態が発生したこと、及びそのエレベータ
の状態を指示する。更にもしエレベータ内に人が閉じ込
められていれば、そのことが強調表示される。このよう
にして局部監視センタ14は、遠隔建物の主ユニットが何
等かの警報状態を検出してから約25秒後にはその警報状
態とその実体とを知ることになる。局部監視センタ14
は、何れかのエレベータの中に設置されているスイッチ
が切り替えられて自動サービスから外されたこと、もし
くはサービス作業員が主ユニット自体内のスイッチを倒
してその建物内のエレベータシステムに対する保守点検
作業を行っていることを指示する“職員関与”動作にな
っても、そのことを伝えるメッセージを印字する。建物
内の“職員関与”動作もしくは保守点検が終了すると、
局部監視センタ14は“全て取消し”メッセージを印字す
る。局部監視センタ14は“全て取消し”メッセージを受
信すると警報状態を取り消し、また電話回線を通して中
央監視センタ16へそのことを転送する。これらのメッセ
ージは、遠隔建物12から局部監視センタ14へ送信される
のと殆ど同じ手法で局部監視センタ14から中央監視セン
タ16へ送信される。しかしながら、この場合には僅かに
異なるメッセージフォーマットが使用され、メッセージ
を送信しているのがその特定の局部監視センタ14である
ことを中央監視センタ12へ知らせる。勿論、そのメッセ
ージの中にはその遠隔建物と、そのメッセージを局部監
視センタ14へ送信したエレベータとを識別するのに必要
なデータが含まれている。この動作によって、局部監視
センタにおいて得られた印字出力が中央監視センタにお
いても複写されるので、全ての警報及び“全て取消し”
の両メッセージの印字出力がシステム内で入手できるこ
とになる。これは、局部監視センタのプリンタが、機械
的な故障、用紙切れ、人為的な誤り等々に起因する障害
を起こした場合に重要である。このような場合には、局
部監視センタでは受信されなかった警報が中央監視セン
タへ転送され、中央監視センタにおいて識別されてそれ
への対策が講じられる。
6、局部プロセッサ28及びプリンタ30を含んでいる。局
部プロセッサ28は、その地域内の遠隔エレベータ監視シ
ステムのためのデータベースと、各遠隔建物からメッセ
ージを受信し、その受信したメッセージについての適切
な英文メッセージを印字するためのソフトウェアとを含
む。更に、局部プロセッサ28は動作データを受信し、そ
れを毎日中央監視センタへ転送する。局部プロセッサ28
とモデム26との間の通信は、主ユニット18に関して説明
した通信と同一である。局部監視センタ14のモデム26は
リング標示の発生を検出し、リング標識(RI)を局部プ
ロセッサ28へ送信する。RI信号を検出すると局部モデム
26はそれに応答して、遠隔建物のモデム24との接続を確
立する。受信されたメッセージは局部プロセッサ28のメ
モリ内に記憶され、次いでソフトウェアがそのメッセー
ジの型を決定する。メッセージが誤りなく受信されれば
肯定応答が遠隔建物へ送り返され、遠隔建物のモデム24
は機能を停止する。局部監視センタ14において警報状態
のメッセージを受信すると、警報プリンタが印字出力を
生成して警報状態が発生したこと、及びそのエレベータ
の状態を指示する。更にもしエレベータ内に人が閉じ込
められていれば、そのことが強調表示される。このよう
にして局部監視センタ14は、遠隔建物の主ユニットが何
等かの警報状態を検出してから約25秒後にはその警報状
態とその実体とを知ることになる。局部監視センタ14
は、何れかのエレベータの中に設置されているスイッチ
が切り替えられて自動サービスから外されたこと、もし
くはサービス作業員が主ユニット自体内のスイッチを倒
してその建物内のエレベータシステムに対する保守点検
作業を行っていることを指示する“職員関与”動作にな
っても、そのことを伝えるメッセージを印字する。建物
内の“職員関与”動作もしくは保守点検が終了すると、
局部監視センタ14は“全て取消し”メッセージを印字す
る。局部監視センタ14は“全て取消し”メッセージを受
信すると警報状態を取り消し、また電話回線を通して中
央監視センタ16へそのことを転送する。これらのメッセ
ージは、遠隔建物12から局部監視センタ14へ送信される
のと殆ど同じ手法で局部監視センタ14から中央監視セン
タ16へ送信される。しかしながら、この場合には僅かに
異なるメッセージフォーマットが使用され、メッセージ
を送信しているのがその特定の局部監視センタ14である
ことを中央監視センタ12へ知らせる。勿論、そのメッセ
ージの中にはその遠隔建物と、そのメッセージを局部監
視センタ14へ送信したエレベータとを識別するのに必要
なデータが含まれている。この動作によって、局部監視
センタにおいて得られた印字出力が中央監視センタにお
いても複写されるので、全ての警報及び“全て取消し”
の両メッセージの印字出力がシステム内で入手できるこ
とになる。これは、局部監視センタのプリンタが、機械
的な故障、用紙切れ、人為的な誤り等々に起因する障害
を起こした場合に重要である。このような場合には、局
部監視センタでは受信されなかった警報が中央監視セン
タへ転送され、中央監視センタにおいて識別されてそれ
への対策が講じられる。
警報の他に、毎日の動作データも所定の時間間隔で局
部監視センタから中央監視センタへ転送される。中央監
視センタはこのデータを受信すると保管システム内に記
憶する。例えば、検索及び動作報告を作るために、テー
プ、ディスク等を使用して大容量記憶装置を実現するこ
とができる。これらの報告は中央コンピュータプログラ
ムによって自動的に作ることができる。この動作日報デ
ータとその保管記憶装置の目的は、システムによって収
集された特定の動作データをREMSの関係職員が検索して
エレベータの過去の動作を評価し、長期間の動作を予測
できるようにすることである。電話を通して入手する動
作日報は、監視下の全てのエレベータに関する動作日報
を入手する他に、システム全体の中の種々な遠隔建物内
で動作している個々の装置の動作を確認する重要なメッ
セージになっていることにも注目されたい。通常は、特
定のエレベータから日常的に警報が送られてくるような
ことはないから、システムの通信は毎日の電話通信が主
な形状である。遠隔建物が電話通信して来ない場合に
は、直ちに局部監視センタの印字出力が強調表示され、
また中央監視センタにも印字出力によって複写される。
これにより局部監視センタは特定の遠隔建物が機能して
いないことを直ちに知るので、翌日サービス職員が出向
いて故障の原因を調べることができる。このように毎日
の電話通信は、特定の遠隔建物におけるシステムの動作
停止を1日以内に検出する監視機能を提供するのであ
る。
部監視センタから中央監視センタへ転送される。中央監
視センタはこのデータを受信すると保管システム内に記
憶する。例えば、検索及び動作報告を作るために、テー
プ、ディスク等を使用して大容量記憶装置を実現するこ
とができる。これらの報告は中央コンピュータプログラ
ムによって自動的に作ることができる。この動作日報デ
ータとその保管記憶装置の目的は、システムによって収
集された特定の動作データをREMSの関係職員が検索して
エレベータの過去の動作を評価し、長期間の動作を予測
できるようにすることである。電話を通して入手する動
作日報は、監視下の全てのエレベータに関する動作日報
を入手する他に、システム全体の中の種々な遠隔建物内
で動作している個々の装置の動作を確認する重要なメッ
セージになっていることにも注目されたい。通常は、特
定のエレベータから日常的に警報が送られてくるような
ことはないから、システムの通信は毎日の電話通信が主
な形状である。遠隔建物が電話通信して来ない場合に
は、直ちに局部監視センタの印字出力が強調表示され、
また中央監視センタにも印字出力によって複写される。
これにより局部監視センタは特定の遠隔建物が機能して
いないことを直ちに知るので、翌日サービス職員が出向
いて故障の原因を調べることができる。このように毎日
の電話通信は、特定の遠隔建物におけるシステムの動作
停止を1日以内に検出する監視機能を提供するのであ
る。
第5図は、エレベータセンサ接点500とそれらに関連
している交流120V電源502とにインタフェースされてい
る本発明の従ユニットの詳細な回路図である。接点500
及び電源502は、線504によって互いに接続されている。
また各接点500は、線506を通して光アイソレータ・信号
調節回路網508にも接続されている。また各交流120V電
源502は、線510を通して光アイソレータ・信号調節回路
網508に接続されている。従ユニットをエレベータ信号
から完全に分離し、共通接地接続から従ユニット内に混
入する高電位の高周波数雑音スパイクを排除するため
に、エレベータセンサ接点500はそれが感知中のエレベ
ータ信号を光アイソレータ・信号調節回路網508へ供給
するのである。各光アイソレータ・信号調節回路網508
は、正及び負の信号を完全に調節するために逆極性に接
続された2つの光アイソレータ(フォトダイオード/フ
ォトトランジスタ)512からなる。光アイソレータ512は
交流正弦波入力信号のピーク値の半分より大きい電圧が
印加されると導通する。何れかの光アイソレータが導通
すると、抵抗514、抵抗515、及びコンデンサ516からな
るRC充電回路のコンデンサ516が抵抗514及び光アイソレ
ータ512を通して放電し、それによって生じた論理0信
号(0.5V)がバッファ518、線520を通して排他的ORゲー
ト522へ印加される。交流入力がピーク電圧の半分以下
に低下すると光アイソレータ512が遮断され、RC充電回
路はVo=Vin(1−et/RC)に従ってコンデンサ516を再
充電し始める。しかしながらこの充電時間は交流の1サ
イクルの合計時間の1/6である。充電回路の時定数は35m
sであり、充電電圧が制御論理の状態を反転させるのに
必要な2.5Vのレベルに到達することはない。実際の充電
電圧入力は、約0.534Vもしくはそれ以下である。従って
交流信号が供給されている限り、論理0が線520を通し
て排他的ORゲート522へ印加される。34msより長い時間
にわたって交流信号が供給されない場合にはコンデンサ
516はVccの値まで充電され、線520上の信号が状態を反
転させることはできず、交流信号が途絶えていることを
表示する。排他的ORゲート522を設けた目的は、スイッ
チ524の位置に依存して線506上の交流信号の存在もしく
は不存在を論理1もしくは0の何れにも表示できるよう
にすることにある。即ち、もしスイッチ524が開いてい
れば線520上の論理1は出力線526上に論理0を発生さ
せ、線520上の論理0は出力線526に論理1を発生させ
る。同様に、もしスイッチ524が閉じていれば線520上の
論理1は出力線526に論理1を発生させ、線520上の電圧
の値が論理0であれば線526上の出力は論理0になる。
本発明にとってセンサ接点500を比較的高い電圧源(例
えば、交流120V、直流120V、もしくは直流24V)と組合
わせることが絶対的に必要なものではないが、このよう
な比較的高い電圧を使用すると、電磁雑音が高い環境内
に配置されるセンサ接点に接続されている電線に誘起さ
れる高い雑音電圧に打ち勝つ利点が得られることを理解
されたい。またセンサ接点500を光アイソレータ512によ
って従ユニット内の制御論理から絶縁する必要はなく、
従来のリレーによる分離方法を使用しても達成できるこ
とを理解されたい。勿論、電磁雑音がそれ程高くない環
境内にセンサ接点500が配置されていれば分離を行う必
要はない。更に、線506上の電圧の存否を線526上の論理
状態に変換するのに図示実施例では排他的ORゲート522
を使用しているが、他の論理ゲートもしくは回路構成に
よって達成できることも理解されたい。第5図には、光
アイソレータとそれらに組合わされている信号調節回路
網は3つしか図示してないが、理論的には入力の数は制
限されない(実際には4、8、もしくは12入力に制限さ
れるであろう)ことも理解されたい。
している交流120V電源502とにインタフェースされてい
る本発明の従ユニットの詳細な回路図である。接点500
及び電源502は、線504によって互いに接続されている。
また各接点500は、線506を通して光アイソレータ・信号
調節回路網508にも接続されている。また各交流120V電
源502は、線510を通して光アイソレータ・信号調節回路
網508に接続されている。従ユニットをエレベータ信号
から完全に分離し、共通接地接続から従ユニット内に混
入する高電位の高周波数雑音スパイクを排除するため
に、エレベータセンサ接点500はそれが感知中のエレベ
ータ信号を光アイソレータ・信号調節回路網508へ供給
するのである。各光アイソレータ・信号調節回路網508
は、正及び負の信号を完全に調節するために逆極性に接
続された2つの光アイソレータ(フォトダイオード/フ
ォトトランジスタ)512からなる。光アイソレータ512は
交流正弦波入力信号のピーク値の半分より大きい電圧が
印加されると導通する。何れかの光アイソレータが導通
すると、抵抗514、抵抗515、及びコンデンサ516からな
るRC充電回路のコンデンサ516が抵抗514及び光アイソレ
ータ512を通して放電し、それによって生じた論理0信
号(0.5V)がバッファ518、線520を通して排他的ORゲー
ト522へ印加される。交流入力がピーク電圧の半分以下
に低下すると光アイソレータ512が遮断され、RC充電回
路はVo=Vin(1−et/RC)に従ってコンデンサ516を再
充電し始める。しかしながらこの充電時間は交流の1サ
イクルの合計時間の1/6である。充電回路の時定数は35m
sであり、充電電圧が制御論理の状態を反転させるのに
必要な2.5Vのレベルに到達することはない。実際の充電
電圧入力は、約0.534Vもしくはそれ以下である。従って
交流信号が供給されている限り、論理0が線520を通し
て排他的ORゲート522へ印加される。34msより長い時間
にわたって交流信号が供給されない場合にはコンデンサ
516はVccの値まで充電され、線520上の信号が状態を反
転させることはできず、交流信号が途絶えていることを
表示する。排他的ORゲート522を設けた目的は、スイッ
チ524の位置に依存して線506上の交流信号の存在もしく
は不存在を論理1もしくは0の何れにも表示できるよう
にすることにある。即ち、もしスイッチ524が開いてい
れば線520上の論理1は出力線526上に論理0を発生さ
せ、線520上の論理0は出力線526に論理1を発生させ
る。同様に、もしスイッチ524が閉じていれば線520上の
論理1は出力線526に論理1を発生させ、線520上の電圧
の値が論理0であれば線526上の出力は論理0になる。
本発明にとってセンサ接点500を比較的高い電圧源(例
えば、交流120V、直流120V、もしくは直流24V)と組合
わせることが絶対的に必要なものではないが、このよう
な比較的高い電圧を使用すると、電磁雑音が高い環境内
に配置されるセンサ接点に接続されている電線に誘起さ
れる高い雑音電圧に打ち勝つ利点が得られることを理解
されたい。またセンサ接点500を光アイソレータ512によ
って従ユニット内の制御論理から絶縁する必要はなく、
従来のリレーによる分離方法を使用しても達成できるこ
とを理解されたい。勿論、電磁雑音がそれ程高くない環
境内にセンサ接点500が配置されていれば分離を行う必
要はない。更に、線506上の電圧の存否を線526上の論理
状態に変換するのに図示実施例では排他的ORゲート522
を使用しているが、他の論理ゲートもしくは回路構成に
よって達成できることも理解されたい。第5図には、光
アイソレータとそれらに組合わされている信号調節回路
網は3つしか図示してないが、理論的には入力の数は制
限されない(実際には4、8、もしくは12入力に制限さ
れるであろう)ことも理解されたい。
多くの入力が従ユニット20に接続される場合には、従
ユニット20内に多重化回路(マルチプレクサ)528を設
けて通信システムプロトコルによって割り当てられてい
る時間に例えば1組4入力を選択し、ある情報フレーム
内に適切な情報を適切に挿入する必要がある。これは、
通信回線22b上のクロックパルスの数を計数し、その現
在の計数値を線532を通してアドレスコンパレータ534へ
供給する複数アドレス指定用2進カウンタ530によって
達成される。特定の従ユニット20の恒久的なアドレス
は、その恒久的なアドレスの2進値に対応付けて開位置
及び閉位置にされた一連のスイッチ536、もしくはジャ
ンパによってプリセットされている。スイッチ536を設
定すると、線538上には恒久的な2進アドレスを表すの
に必要な論理0及び論理1の組合わせに等価な種々の電
圧値が発生してアドレスコンパレータ534に供給され
る。2進カウンタ530の計数がスイッチ536によって設定
された値の到達すると、アドレスコンパレータ534は線5
40を通してマルチプレクサ528へ信号を供給する。それ
によりマルチプレクサ528は線526上の最初の群の4出力
電圧に含まれる情報を線542を通してICU544へ供給す
る。最初の群の4情報ビットを線542を通して並列に受
信するICU544は、これらの4ビットを直列に変換して再
伝送する。即ち、適切な対応ビット時間218、220、22
2、224(第3図(c))中に特定のビットが伝送される
ように、各ビットは適切なデータフレーム中に伝送され
るのである。そのデータフレームのデータビットが伝送
されてしまうと、回線22b上の次のクロックパルスがコ
ンパレータ546によって感知され、線532上の2進カウン
タ530のアドレス指定用出力が1だけ増加し、アドレス
コンパレータ534は伝送線542が次の群の4入力を受ける
準備が整ったことをマルチプレクサ528へ知らせる信号
を線540上に供給する。もし特定の従ユニットに4入力
より多い入力が組合わされていれば(即ちセンサ接点の
数が4より多ければ)次の群の4入力が選択され、それ
らの情報が線542を通してICU544へ供給され、回線22aを
通して伝送される。コンパレータ546から線548を通して
クロックパルスを受ける度に2進カウンタ530はその計
数を増加させ続け、アドレスコンパレータ534は次の群
の入力をICU544へ供給すべきことを指示する信号を線54
0を通してマルチプレクサ528へ供給し続ける。これは、
その特定の従ユニット内にそれ以上伝送する群が存在し
なくなるまで続けられる。所与の伝送回線上の全ての従
ユニットから全ての入力の群が伝送され、特定の送受信
サイクル(104ms間)が終了すると、2進カウンタ530及
び同一伝送回線上の従ユニットの全てのカウンタは、R
(0)リセット入力に線550上の回線同期信号を受けて
その計数を0にされる。もし4入力だけが使用されるの
であれば、4並列入力を有するICU544を使用するシステ
ムはマルチプレクサを必要としないことを理解された
い。同様に、もし直列型の伝送回線を使用しないのであ
れば、データを並列形状から直列形状に変換するための
ICU544を使用する必要もない。この場合本発明を実現す
る上で、2進カウンタ530、アドレスコンパレータ534、
クロック検出器(即ち、コンパレータ)546、及びアド
レス選択スイッチ536は必要としないであろう。
ユニット20内に多重化回路(マルチプレクサ)528を設
けて通信システムプロトコルによって割り当てられてい
る時間に例えば1組4入力を選択し、ある情報フレーム
内に適切な情報を適切に挿入する必要がある。これは、
通信回線22b上のクロックパルスの数を計数し、その現
在の計数値を線532を通してアドレスコンパレータ534へ
供給する複数アドレス指定用2進カウンタ530によって
達成される。特定の従ユニット20の恒久的なアドレス
は、その恒久的なアドレスの2進値に対応付けて開位置
及び閉位置にされた一連のスイッチ536、もしくはジャ
ンパによってプリセットされている。スイッチ536を設
定すると、線538上には恒久的な2進アドレスを表すの
に必要な論理0及び論理1の組合わせに等価な種々の電
圧値が発生してアドレスコンパレータ534に供給され
る。2進カウンタ530の計数がスイッチ536によって設定
された値の到達すると、アドレスコンパレータ534は線5
40を通してマルチプレクサ528へ信号を供給する。それ
によりマルチプレクサ528は線526上の最初の群の4出力
電圧に含まれる情報を線542を通してICU544へ供給す
る。最初の群の4情報ビットを線542を通して並列に受
信するICU544は、これらの4ビットを直列に変換して再
伝送する。即ち、適切な対応ビット時間218、220、22
2、224(第3図(c))中に特定のビットが伝送される
ように、各ビットは適切なデータフレーム中に伝送され
るのである。そのデータフレームのデータビットが伝送
されてしまうと、回線22b上の次のクロックパルスがコ
ンパレータ546によって感知され、線532上の2進カウン
タ530のアドレス指定用出力が1だけ増加し、アドレス
コンパレータ534は伝送線542が次の群の4入力を受ける
準備が整ったことをマルチプレクサ528へ知らせる信号
を線540上に供給する。もし特定の従ユニットに4入力
より多い入力が組合わされていれば(即ちセンサ接点の
数が4より多ければ)次の群の4入力が選択され、それ
らの情報が線542を通してICU544へ供給され、回線22aを
通して伝送される。コンパレータ546から線548を通して
クロックパルスを受ける度に2進カウンタ530はその計
数を増加させ続け、アドレスコンパレータ534は次の群
の入力をICU544へ供給すべきことを指示する信号を線54
0を通してマルチプレクサ528へ供給し続ける。これは、
その特定の従ユニット内にそれ以上伝送する群が存在し
なくなるまで続けられる。所与の伝送回線上の全ての従
ユニットから全ての入力の群が伝送され、特定の送受信
サイクル(104ms間)が終了すると、2進カウンタ530及
び同一伝送回線上の従ユニットの全てのカウンタは、R
(0)リセット入力に線550上の回線同期信号を受けて
その計数を0にされる。もし4入力だけが使用されるの
であれば、4並列入力を有するICU544を使用するシステ
ムはマルチプレクサを必要としないことを理解された
い。同様に、もし直列型の伝送回線を使用しないのであ
れば、データを並列形状から直列形状に変換するための
ICU544を使用する必要もない。この場合本発明を実現す
る上で、2進カウンタ530、アドレスコンパレータ534、
クロック検出器(即ち、コンパレータ)546、及びアド
レス選択スイッチ536は必要としないであろう。
ICU544の送信出力はトランジスタ554を導通させるの
に充分な電流を供給し、線542から入力I1-I4に受けた各
ビットに対応するデータビットを回線22a上に伝送す
る。回線22a及び22bで示してある通信回線の他にICU544
には2線式の直流給電線(図示してない)も存在してい
る。
に充分な電流を供給し、線542から入力I1-I4に受けた各
ビットに対応するデータビットを回線22a上に伝送す
る。回線22a及び22bで示してある通信回線の他にICU544
には2線式の直流給電線(図示してない)も存在してい
る。
ICU544の水晶入力は、システムクロックからの3.58MH
zの0V/10Vの電圧値を取る方形波を受けるか、もしくは
カラーテレビジョン用の3.58MHz直列共振カラーバース
ト水晶の一方の側を接続することができる。この水晶の
他方の側はVddに接続すべきである。また水晶の動作を
確実にするために高抵抗556(約10MΩ)を水晶入力とV
ddとの間に接続してある。バイアスクロック出力は1.78
MHz(水晶/2)で50%のデューティサイクルの0V/8Vの電
圧値を取るCMOS出力をVeeチャージポンプ回路へ供給す
る。この回路は2つのダイオードと2つの小容量セラミ
ックコンデンサとを有し、1.78MHz信号の出力を−6.0V
の直流出力に変換し、それをICU544内の入力線コンパレ
ータに印加してそれらの負の共通モード範囲を広げさせ
る。従入力はVccに接続され、そのためICU544は従ユニ
ットとして動作する。L1及びL2の両入力にRC回路網を接
続して付加的な雑音抑圧を行っている。性能を劣化させ
るとなく共通モード電圧トランジェントを制限するに
は、約2.2μsの時定数で充分である。第5図において
は抵抗558及びコンデンサ560がL1及びL2の両ポートに使
用されている。直流信号戻り経路を提供し、伝送回線の
帯域幅をICU544が要求する帯域幅に制限するための回線
終端回路網562が、回線上の最後の従ユニットの近傍で
回線に接続されている。これは、リレーコイル及び誘導
電動機のような雑音源によって誘起される大きい高周波
共通モード電圧トランジェントを低下させる。
zの0V/10Vの電圧値を取る方形波を受けるか、もしくは
カラーテレビジョン用の3.58MHz直列共振カラーバース
ト水晶の一方の側を接続することができる。この水晶の
他方の側はVddに接続すべきである。また水晶の動作を
確実にするために高抵抗556(約10MΩ)を水晶入力とV
ddとの間に接続してある。バイアスクロック出力は1.78
MHz(水晶/2)で50%のデューティサイクルの0V/8Vの電
圧値を取るCMOS出力をVeeチャージポンプ回路へ供給す
る。この回路は2つのダイオードと2つの小容量セラミ
ックコンデンサとを有し、1.78MHz信号の出力を−6.0V
の直流出力に変換し、それをICU544内の入力線コンパレ
ータに印加してそれらの負の共通モード範囲を広げさせ
る。従入力はVccに接続され、そのためICU544は従ユニ
ットとして動作する。L1及びL2の両入力にRC回路網を接
続して付加的な雑音抑圧を行っている。性能を劣化させ
るとなく共通モード電圧トランジェントを制限するに
は、約2.2μsの時定数で充分である。第5図において
は抵抗558及びコンデンサ560がL1及びL2の両ポートに使
用されている。直流信号戻り経路を提供し、伝送回線の
帯域幅をICU544が要求する帯域幅に制限するための回線
終端回路網562が、回線上の最後の従ユニットの近傍で
回線に接続されている。これは、リレーコイル及び誘導
電動機のような雑音源によって誘起される大きい高周波
共通モード電圧トランジェントを低下させる。
第4図のブロック線図の詳細を第6図及び第7図に示
す。第6図では、図4の主・従通信インタフェース300
とUART308とが、主・従通信インタフェース・UARTとし
て単一のチップ(以下単にチップと略称する)600内に
組み込まれている。また第4図と同様に、第6図には第
1図のモデム24へ信号を送信するドライバ回路322、及
びモデム24から信号を受信する受信器回路340も示され
ている。
す。第6図では、図4の主・従通信インタフェース300
とUART308とが、主・従通信インタフェース・UARTとし
て単一のチップ(以下単にチップと略称する)600内に
組み込まれている。また第4図と同様に、第6図には第
1図のモデム24へ信号を送信するドライバ回路322、及
びモデム24から信号を受信する受信器回路340も示され
ている。
第7図には、第4図のプログラム302、RAM304、ROM30
6、60Hz時計パルス発生回路312、電源310、及びクロッ
ク発振器314が示されている。勿論、第4図の共通デー
タ線316、アドレス線318、及び制御線320も第6図及び
第7図に示されている。第4図のデータ線316は英数字
のD0-D7で示され、アドレス線318はA0-A15で示されてお
り、そして制御線320は、バス肯定応答線602、バス要求
線604、書き込み線606、メモリ要求線608、クロック線6
10、及びベクトル線612を含んでいる。
6、60Hz時計パルス発生回路312、電源310、及びクロッ
ク発振器314が示されている。勿論、第4図の共通デー
タ線316、アドレス線318、及び制御線320も第6図及び
第7図に示されている。第4図のデータ線316は英数字
のD0-D7で示され、アドレス線318はA0-A15で示されてお
り、そして制御線320は、バス肯定応答線602、バス要求
線604、書き込み線606、メモリ要求線608、クロック線6
10、及びベクトル線612を含んでいる。
第6図を参照する。通信回線22a、22bは、主ユニット
と1もしくはそれ以上の従ユニットとを接続する。コン
パレータ614は、線616及び618上の電圧(即ち回線22aと
回線22b上の電圧に対応する電圧)を比較して回線22a上
の電圧が線618上の電圧よりも0.8V以上高ければ、線620
を通してチップ600へデータビットを供給する。回路612
は回線22b上にクロックパルスを供給し、同様の回路622
は回線22a上にデータを書き込む能力を付与する。この
データ書き込み能力は最良モード実施例では使用されな
いが、将来の考え得る使用に備えて設けられているので
ある。
と1もしくはそれ以上の従ユニットとを接続する。コン
パレータ614は、線616及び618上の電圧(即ち回線22aと
回線22b上の電圧に対応する電圧)を比較して回線22a上
の電圧が線618上の電圧よりも0.8V以上高ければ、線620
を通してチップ600へデータビットを供給する。回路612
は回線22b上にクロックパルスを供給し、同様の回路622
は回線22a上にデータを書き込む能力を付与する。この
データ書き込み能力は最良モード実施例では使用されな
いが、将来の考え得る使用に備えて設けられているので
ある。
線316上に供給されるデータ及び線318上のアドレス情
報を多重化解除(デマルチプレックス)するために8ビ
ットのラッチ回路623が使用される。アドレスバスの上
位ビット(A8-A15)は、チップ600からアドレスバス318
へ直接供給される。
報を多重化解除(デマルチプレックス)するために8ビ
ットのラッチ回路623が使用される。アドレスバスの上
位ビット(A8-A15)は、チップ600からアドレスバス318
へ直接供給される。
各送受信サイクル(第3図参照)の後半(即ち、受信
時間)中に、主ユニットは通信回線22a、22bを通して従
ユニットからデータを受信し、そのデータは使用可能な
メモリ内に離散したビット写像として記憶する。最良モ
ード実施例のこのメモリは、Zilog Z8601内の128バイト
のRAMである。各送受信サイクルが完了し、従ユニット
からチップ600へ伝送されたデータを上記128バイトのRA
M内に記憶し終わると、チップ600は線604を通してバス
要求信号を第7図のプロセッサ302へ送り、チップ600
(Z8601)によるRAM304の2kへの直接メモリアクセス(D
MA)を要求する。このDMAはプロセッサ302(Zilog Z80
であってよい)に一時的に割り込むので、アドレス及び
データ線(もしくはバス)の制御はプロセッサ302から
チップ600へ移る。プロセッサ302は、各アドレス及びデ
ータ線に組合わされているその内部ドライバを高インピ
ーダンス状態にすることによって上記制御を放棄するの
で、これらの線に組合わされているチップ600のドライ
バが一時的にアドレス及びデータ線を制御できるように
なる。プロセッサを停止させてアドレス及びデータ線の
制御を取得したチップ600は、その128バイトのRAMから
第7図のRAM304へ離散したビット写像を書き込む。次い
でチップ600がバス要求線604を解放すると、プロセッサ
302は動作を再開できるようになる。
時間)中に、主ユニットは通信回線22a、22bを通して従
ユニットからデータを受信し、そのデータは使用可能な
メモリ内に離散したビット写像として記憶する。最良モ
ード実施例のこのメモリは、Zilog Z8601内の128バイト
のRAMである。各送受信サイクルが完了し、従ユニット
からチップ600へ伝送されたデータを上記128バイトのRA
M内に記憶し終わると、チップ600は線604を通してバス
要求信号を第7図のプロセッサ302へ送り、チップ600
(Z8601)によるRAM304の2kへの直接メモリアクセス(D
MA)を要求する。このDMAはプロセッサ302(Zilog Z80
であってよい)に一時的に割り込むので、アドレス及び
データ線(もしくはバス)の制御はプロセッサ302から
チップ600へ移る。プロセッサ302は、各アドレス及びデ
ータ線に組合わされているその内部ドライバを高インピ
ーダンス状態にすることによって上記制御を放棄するの
で、これらの線に組合わされているチップ600のドライ
バが一時的にアドレス及びデータ線を制御できるように
なる。プロセッサを停止させてアドレス及びデータ線の
制御を取得したチップ600は、その128バイトのRAMから
第7図のRAM304へ離散したビット写像を書き込む。次い
でチップ600がバス要求線604を解放すると、プロセッサ
302は動作を再開できるようになる。
最良モード実施例では、ROM306は8k×8(8k語(バイ
ト)、8ビット/語)の電気的にプログラム可能な読み
出し専用メモリ(EPROM)であって、東芝製のTMM2764D
である。第7図のRAM304は、東芝製の2k×8TMM2016−P
である。第7図に示すように、アドレス線は16線からな
っているので65,536のアドレス(64kバイト)をアドレ
スすることができるが、上記EPROMが8kバイト装置であ
り、RAM304が2kバイト装置であるに過ぎないことに注目
されたい。EPROMには最初の8kバイトのアドレス(16進
数の0000から1FFFまで)が割り当てられ、RAMには最後
の2kバイトのアドレス(16進数のF800からFFFFまで)が
割り当てられている。第7図に示すメモリデコーダ・セ
レクタ・マルチプレクサ700は、アドレス線A13-A15上の
3つの最上位ビットのアドレスに従って適切なメモリ空
間を選択することができる。線A13-A15が取る論理レベ
ルは、どのメモリ(EPROMもしくはRAM)を選択するかを
決定する。
ト)、8ビット/語)の電気的にプログラム可能な読み
出し専用メモリ(EPROM)であって、東芝製のTMM2764D
である。第7図のRAM304は、東芝製の2k×8TMM2016−P
である。第7図に示すように、アドレス線は16線からな
っているので65,536のアドレス(64kバイト)をアドレ
スすることができるが、上記EPROMが8kバイト装置であ
り、RAM304が2kバイト装置であるに過ぎないことに注目
されたい。EPROMには最初の8kバイトのアドレス(16進
数の0000から1FFFまで)が割り当てられ、RAMには最後
の2kバイトのアドレス(16進数のF800からFFFFまで)が
割り当てられている。第7図に示すメモリデコーダ・セ
レクタ・マルチプレクサ700は、アドレス線A13-A15上の
3つの最上位ビットのアドレスに従って適切なメモリ空
間を選択することができる。線A13-A15が取る論理レベ
ルは、どのメモリ(EPROMもしくはRAM)を選択するかを
決定する。
表Iから明白なように、もし線A15が論理0レベルで
あれば、アドレスバスが現在選択しているアドレスは00
00乃至7FFFの間になければならない。しかしながら上述
したように、EPROMには0000乃至1FFFが割り当てられて
いるので、線A15の論理レベルを指定するだけではEPROM
をアドレスすることはできない。EPROMをアドレスする
ためにはA15=0、A14=0及びA13=0である時に線702
を論理レベル1から論理レベル0へ変化させることによ
って行う。表Iは、アドレス可能なメモリの64kバイト
の中からRAM及びEPROMを選択するアドレスの位置を示
し、64kバイト内のアドレスの範囲が10進数及び16進数
の両方で示してある。表Iには、アドレスの最後の4ビ
ット(即ちA15-A12を上位から下位の順番に)と、16進
の最上位ビットも示してある。10進数の0から32,767
(16進数の0000から7FFF)までのアドレスに対しては、
16進数の最上位ビット(16進数のビット3)は0から7
まで増加(インクリメント)する。表1の右側に16進数
の最上位4アドレス線A15-A12に対応させて2進数で示
してあるように、16進数の最上位ビット(A15)の0000
から7FFFまでの全てのアドレス、即ちアドレス可能なメ
モリの最初の32kバイトに対しては対応する2進数は0
に留まっている。同様に線A15-A13の2進論理レベルが
全て0であるどのアドレスも、そのアドレスは必ずメモ
リの最初の8kバイト(10進数では0から8,191まで、16
進数では0000から1FFFまで)を表す。EPROMにはアドレ
ス可能なメモリとして最初の8kが割り当てられているか
ら、第7図のメモリデコーダ・セレクタ・マルチプレク
サ700はEPROMを選択するのにA15、A14、A13が全て論理
0レベルである時に、線702上に論理0レベルの選択出
力を発生する。これによりプロセッサ302はEPROMから命
令を読み出すことができる。同様にして、線A15-A13の
全てが論理1レベルであることを検出した場合には、デ
ータ線上のアドレスはアドレス可能なメモリの最後の8k
バイト、即ち16進数のE000乃至FFFF(10進数では57,344
乃至65,535)の何れかである。3つの線の全てが論理1
レベルであることに応答して、メモリデコーダ・セレク
タ・マルチプレクサ700は線704に論理0レベルを出力し
て2kRAM304を使用可能にし、アドレス可能なメモリの最
後の2kバイト、即ち62kから64kまでのメモリ位置を選択
するのである。
あれば、アドレスバスが現在選択しているアドレスは00
00乃至7FFFの間になければならない。しかしながら上述
したように、EPROMには0000乃至1FFFが割り当てられて
いるので、線A15の論理レベルを指定するだけではEPROM
をアドレスすることはできない。EPROMをアドレスする
ためにはA15=0、A14=0及びA13=0である時に線702
を論理レベル1から論理レベル0へ変化させることによ
って行う。表Iは、アドレス可能なメモリの64kバイト
の中からRAM及びEPROMを選択するアドレスの位置を示
し、64kバイト内のアドレスの範囲が10進数及び16進数
の両方で示してある。表Iには、アドレスの最後の4ビ
ット(即ちA15-A12を上位から下位の順番に)と、16進
の最上位ビットも示してある。10進数の0から32,767
(16進数の0000から7FFF)までのアドレスに対しては、
16進数の最上位ビット(16進数のビット3)は0から7
まで増加(インクリメント)する。表1の右側に16進数
の最上位4アドレス線A15-A12に対応させて2進数で示
してあるように、16進数の最上位ビット(A15)の0000
から7FFFまでの全てのアドレス、即ちアドレス可能なメ
モリの最初の32kバイトに対しては対応する2進数は0
に留まっている。同様に線A15-A13の2進論理レベルが
全て0であるどのアドレスも、そのアドレスは必ずメモ
リの最初の8kバイト(10進数では0から8,191まで、16
進数では0000から1FFFまで)を表す。EPROMにはアドレ
ス可能なメモリとして最初の8kが割り当てられているか
ら、第7図のメモリデコーダ・セレクタ・マルチプレク
サ700はEPROMを選択するのにA15、A14、A13が全て論理
0レベルである時に、線702上に論理0レベルの選択出
力を発生する。これによりプロセッサ302はEPROMから命
令を読み出すことができる。同様にして、線A15-A13の
全てが論理1レベルであることを検出した場合には、デ
ータ線上のアドレスはアドレス可能なメモリの最後の8k
バイト、即ち16進数のE000乃至FFFF(10進数では57,344
乃至65,535)の何れかである。3つの線の全てが論理1
レベルであることに応答して、メモリデコーダ・セレク
タ・マルチプレクサ700は線704に論理0レベルを出力し
て2kRAM304を使用可能にし、アドレス可能なメモリの最
後の2kバイト、即ち62kから64kまでのメモリ位置を選択
するのである。
詳細を後述する警報状態の存否を決定するプログラム
において、もし第7図のプロセッサ302が警報状態が存
在していると決定すれば、メモリデコーダ・セレクタ・
マルチプレクサ700はメモリアドレスC000をアドレスす
ることによって第6図及び第7図の線612上にベクトル
信号を発生し、メッセージを局部オフィスへ送るように
チップ600に指示する。第6図のチップ600はベクトル信
号に応答し、線604を通して第7図のプロセッサ302へバ
ス要求信号を送ってプロセッサの動作を停止させ、DMA
を実行してメッセージを局部オフィスへ送ることを指示
する命令に対応する符号を有するRAM304内の位置を読み
出す。この情報に応答してチップ600はモデムを通して
局部オフィスと通信する。即ち主ユニットはキャリア検
出信号の受信で最高潮に達する前述したシーケンスを実
行して局部オフィスと通信する。この時点でチップ600
はRAMへのDMAを実行し、モデムを通して伝送するための
メッセージを入手する。
において、もし第7図のプロセッサ302が警報状態が存
在していると決定すれば、メモリデコーダ・セレクタ・
マルチプレクサ700はメモリアドレスC000をアドレスす
ることによって第6図及び第7図の線612上にベクトル
信号を発生し、メッセージを局部オフィスへ送るように
チップ600に指示する。第6図のチップ600はベクトル信
号に応答し、線604を通して第7図のプロセッサ302へバ
ス要求信号を送ってプロセッサの動作を停止させ、DMA
を実行してメッセージを局部オフィスへ送ることを指示
する命令に対応する符号を有するRAM304内の位置を読み
出す。この情報に応答してチップ600はモデムを通して
局部オフィスと通信する。即ち主ユニットはキャリア検
出信号の受信で最高潮に達する前述したシーケンスを実
行して局部オフィスと通信する。この時点でチップ600
はRAMへのDMAを実行し、モデムを通して伝送するための
メッセージを入手する。
第7図の主クロック発振器314はプロセッサ302及びチ
ップ600の両方へクロックを供給して両者を同期させ
る。クロック314は水晶及び関連回路706、及びバッファ
回路708を含んでいる。試験の目的で、線710から外部信
号を供給して主クロック314を動作不能にし、第6図及
び第7図のクロック線610を外部から駆動することがで
きる。
ップ600の両方へクロックを供給して両者を同期させ
る。クロック314は水晶及び関連回路706、及びバッファ
回路708を含んでいる。試験の目的で、線710から外部信
号を供給して主クロック314を動作不能にし、第6図及
び第7図のクロック線610を外部から駆動することがで
きる。
第7図の60Hz時計パルス発生器312は、線712上に60サ
イクルの時計パルスを生成してプロセッサ302へ供給す
るので、プロセッサ302は時刻を追跡することができ
る。電源310は120V/60Hzの交流電力を線714から受けて
変圧器716へ印加する。変圧器716は変圧された信号を線
718を通して全波整流器720へ供給し、整流された信号は
線726を通して時計パルス発生器312へ印加される。時計
パルス発生器312は増幅器728、730を含み、線732を通し
て120Hz信号をフリップフロップ734へ供給する。フリッ
プフロップ734は線712を通して60サイクルの時計パルス
をプロセッサ302へ供給する。例えばヨーロッパにおけ
る400Hzもしくは50Hzのような別の周波数から時計パル
スを発生できることも理解されたい。
イクルの時計パルスを生成してプロセッサ302へ供給す
るので、プロセッサ302は時刻を追跡することができ
る。電源310は120V/60Hzの交流電力を線714から受けて
変圧器716へ印加する。変圧器716は変圧された信号を線
718を通して全波整流器720へ供給し、整流された信号は
線726を通して時計パルス発生器312へ印加される。時計
パルス発生器312は増幅器728、730を含み、線732を通し
て120Hz信号をフリップフロップ734へ供給する。フリッ
プフロップ734は線712を通して60サイクルの時計パルス
をプロセッサ302へ供給する。例えばヨーロッパにおけ
る400Hzもしくは50Hzのような別の周波数から時計パル
スを発生できることも理解されたい。
小さいリチウム電池750、及び関連抵抗並びにダイオ
ードを設け、停電の際にRAMの内容が失われないように
してある。
ードを設け、停電の際にRAMの内容が失われないように
してある。
エレベータの典型的な運転シーケンスに、状態から状
態への移行を追随させるようにしたエレベータシステム
のステートマシンモデルを第8図に示す。全てのエレベ
ータは同一の一般的機能を遂行するので、エレベータは
それらの制御装置内に同じ基本的制御及び状態点を含ん
でいる。更に、殆どのエレベータは、それらの正常機能
を遂行する時に同じ運転シーケンスを遂行する。以下に
第8図に基づいて説明するステートマシンは、これらの
基本点にインタフェースされた時に実際にエレベータが
遂行する運転シーケンス全体を監視する。もしエレベー
タが正常な運転シーケンスに従わなくなるか、もしくは
正常運転を表す連続する状態の間を移行する時の基準に
合致しなくなれば、状態は正常シーケンスから不動作状
態もしくは警報状態へ移行して不動作状態もしくは故障
状態が検出される。
態への移行を追随させるようにしたエレベータシステム
のステートマシンモデルを第8図に示す。全てのエレベ
ータは同一の一般的機能を遂行するので、エレベータは
それらの制御装置内に同じ基本的制御及び状態点を含ん
でいる。更に、殆どのエレベータは、それらの正常機能
を遂行する時に同じ運転シーケンスを遂行する。以下に
第8図に基づいて説明するステートマシンは、これらの
基本点にインタフェースされた時に実際にエレベータが
遂行する運転シーケンス全体を監視する。もしエレベー
タが正常な運転シーケンスに従わなくなるか、もしくは
正常運転を表す連続する状態の間を移行する時の基準に
合致しなくなれば、状態は正常シーケンスから不動作状
態もしくは警報状態へ移行して不動作状態もしくは故障
状態が検出される。
第8図では、エレベータが取り得る各状態を円によっ
て表してある。円の中に使用されている簡略記号は状態
を表す。エレベータの状態間で許される全ての移行は、
円と円との間の矢印によって示されている。各移行は、
全ての論理式の結果が、真“(T)”もしくは偽
“(F)”になる条件を満足した時に限って移行できる
ようになる。もし、他の状態へ移行することを定義する
論理式が満足されなければ、エレベータはその現状態に
留まる。時間値が指定されていない限り、(1もしくは
複数の)論理式が満足された直後に新状態に移る。論理
式は、演算子(第8図ではAND)と共に使用される1も
しくはそれ以上の状態リンケージ、もしくは最小の時間
制約からなる。AND演算子は記号∧によって表され、時
間は記号Tによって表されている。
て表してある。円の中に使用されている簡略記号は状態
を表す。エレベータの状態間で許される全ての移行は、
円と円との間の矢印によって示されている。各移行は、
全ての論理式の結果が、真“(T)”もしくは偽
“(F)”になる条件を満足した時に限って移行できる
ようになる。もし、他の状態へ移行することを定義する
論理式が満足されなければ、エレベータはその現状態に
留まる。時間値が指定されていない限り、(1もしくは
複数の)論理式が満足された直後に新状態に移る。論理
式は、演算子(第8図ではAND)と共に使用される1も
しくはそれ以上の状態リンケージ、もしくは最小の時間
制約からなる。AND演算子は記号∧によって表され、時
間は記号Tによって表されている。
若干の状態にはメッセージが組合わされており、これ
らのメッセージはREMS装置が局部及び中央の両オフィス
もしくは何れか一方へあるメッセージを送信すべきこと
を指示している。第8図では、これらのメッセージは警
報状態を表す状態に隣接する長円によって表されてい
る。長円内に使用されている簡略記号は、詳細を後述す
るメッセージ内容を表している。状態間の移行にこれら
のメッセージが伴う場合もある。
らのメッセージはREMS装置が局部及び中央の両オフィス
もしくは何れか一方へあるメッセージを送信すべきこと
を指示している。第8図では、これらのメッセージは警
報状態を表す状態に隣接する長円によって表されてい
る。長円内に使用されている簡略記号は、詳細を後述す
るメッセージ内容を表している。状態間の移行にこれら
のメッセージが伴う場合もある。
以下に、正常シーケンス内の特定の状態から故障状態
への移行をもたらすようなエレベータもしくはエレベー
タ制御装置の動作不良の検出について説明する。正常シ
ーケンスから外れるような特定の移行の検出は、特定の
不動作状態への移行によって表される。第8図に示すス
テートマシンは監視機能に役立つが、エレベータの実際
の故障は原因に関連する要因であるのにその検出は単に
エレベータシステムの監視機能に役立つに過ぎないこと
を銘記すべきである。
への移行をもたらすようなエレベータもしくはエレベー
タ制御装置の動作不良の検出について説明する。正常シ
ーケンスから外れるような特定の移行の検出は、特定の
不動作状態への移行によって表される。第8図に示すス
テートマシンは監視機能に役立つが、エレベータの実際
の故障は原因に関連する要因であるのにその検出は単に
エレベータシステムの監視機能に役立つに過ぎないこと
を銘記すべきである。
第8図に示されている状態の簡略記号の定義は以下の
ようである。
ようである。
状態リストに加えて、以下のメッセージリストが定義さ
れている。
れている。
3つのメッセージのリスト 不動作エレベータメッセージ INOP 閉じ込めメッセージ OCC 警報状態取消しメッセージ CLR これらのメッセージは前記Whynachtの発明USSN 562,6
24号に開示されている閉じ込め及び空かごメッセージに
関するメッセージと同一であり、また機能的にも等価で
ある。
24号に開示されている閉じ込め及び空かごメッセージに
関するメッセージと同一であり、また機能的にも等価で
ある。
エレベータの異常状態を検出するのに加えて、エレベ
ータの動作に関する動作データも収集される。このデー
タは、多数のエレベータ機能を監視することからなって
いる。第8図には数字を囲っている六角形も示されてい
る。これらの数字は、指定されたカウンタ及びタイマが
動作を開始する時点、及び動作を停止する時点を表して
おり、これらに関しては後述する。
ータの動作に関する動作データも収集される。このデー
タは、多数のエレベータ機能を監視することからなって
いる。第8図には数字を囲っている六角形も示されてい
る。これらの数字は、指定されたカウンタ及びタイマが
動作を開始する時点、及び動作を停止する時点を表して
おり、これらに関しては後述する。
第8図のエレベータステートマシンは、以下の表III
に示すデータ入力点を使用する。リストされている8つ
のデータ入力点は、通常は単独・自動・押しボタン(SA
PB)構成のエレベータに採用されているものである。SA
PBはステートマシンの最小構成であり、またこの構成が
現在動作中の最も簡単なエレベータ(即ち単一巻き上げ
エレベータを有する単一のエレベータシャフト)を表し
ていることを理解されたい。 表III 入力変数 簡略記号 非常停止 EMSTP 安全鎖 SAF ホール呼びもしくはかご呼びボタン BUT 昇降路ドアロック DS エレベータブレーキ解除 BRKLIFT 開扉作動装置 DO 閉じ込め警報ベル ALB 保守サービス SERV 電力 POW このSAPB構成に加えて、ステートマシンは複数のエレ
ベータシャフト構成(即ち群派遣装置(ディスパッチ
ャ)により制御される複数のエレベータを含む建物)に
対しても機能的に動作する。このような設備の複雑さを
付加するために、通常はステートマシンは更に4つの入
力を監視する必要がある。このような複雑さを付加する
と言っても、SAPBの簡単なステートマシンにこれらの入
力が加わるだけであることを理解されたい。簡単なSAPB
マシンと複雑な複数群マシンの動作理論は、付加的な状
態を検出する能力を除いて異なるものではない。第8図
のステートマシンにおいて、“真(T)”とは入力の肯
定状態のことであるが、論理的な意味に限るものとす
る。つまり、この場合実際の電圧の存否を定義するので
はなく、個々の配線の関数である。前記WhynachtのUSSN
562,624号に開示されているように最良モードハードウ
ェア実施例は電圧の不存在もしくは存在の何れかを真
(T)関数に対応させることができる。
に示すデータ入力点を使用する。リストされている8つ
のデータ入力点は、通常は単独・自動・押しボタン(SA
PB)構成のエレベータに採用されているものである。SA
PBはステートマシンの最小構成であり、またこの構成が
現在動作中の最も簡単なエレベータ(即ち単一巻き上げ
エレベータを有する単一のエレベータシャフト)を表し
ていることを理解されたい。 表III 入力変数 簡略記号 非常停止 EMSTP 安全鎖 SAF ホール呼びもしくはかご呼びボタン BUT 昇降路ドアロック DS エレベータブレーキ解除 BRKLIFT 開扉作動装置 DO 閉じ込め警報ベル ALB 保守サービス SERV 電力 POW このSAPB構成に加えて、ステートマシンは複数のエレ
ベータシャフト構成(即ち群派遣装置(ディスパッチ
ャ)により制御される複数のエレベータを含む建物)に
対しても機能的に動作する。このような設備の複雑さを
付加するために、通常はステートマシンは更に4つの入
力を監視する必要がある。このような複雑さを付加する
と言っても、SAPBの簡単なステートマシンにこれらの入
力が加わるだけであることを理解されたい。簡単なSAPB
マシンと複雑な複数群マシンの動作理論は、付加的な状
態を検出する能力を除いて異なるものではない。第8図
のステートマシンにおいて、“真(T)”とは入力の肯
定状態のことであるが、論理的な意味に限るものとす
る。つまり、この場合実際の電圧の存否を定義するので
はなく、個々の配線の関数である。前記WhynachtのUSSN
562,624号に開示されているように最良モードハードウ
ェア実施例は電圧の不存在もしくは存在の何れかを真
(T)関数に対応させることができる。
表IV 入力変数 簡略記号 かご駐止認識 CPR 正常(または職員関与作業) NORM 主階床 MF 床合わせ LEV 以下にステートマシンの動作を詳述する。第8図の各
状態を、その状態から別の状態へ移行させる要求及び条
件と共に説明する。第8図の状態図を実際にハードウェ
ア化するには、図に要求されている全てを符号化するた
めに、使用する特定のハードウェアに従う特定の言語で
プログラムすることが必要である。しかしながら、使用
する特定のハードウェア及びプログラミングの技術は本
発明には含まれない選択の問題であるので、符号化の詳
細に関する説明は省略する。
状態を、その状態から別の状態へ移行させる要求及び条
件と共に説明する。第8図の状態図を実際にハードウェ
ア化するには、図に要求されている全てを符号化するた
めに、使用する特定のハードウェアに従う特定の言語で
プログラムすることが必要である。しかしながら、使用
する特定のハードウェア及びプログラミングの技術は本
発明には含まれない選択の問題であるので、符号化の詳
細に関する説明は省略する。
ステートマシンに電力を供給すると、プロセッサ装置
による全ての自己試験が完了した後に電力投入状態(PO
N)1100に入る。電力投入状態(PON)1100に入った後に
ステートマシンは、線1104によって表されているように
かご遊休状態1102(CIS)へ移行する。ステートマシン
に電力が投入される時には、監視下のエレベータが走行
中であり、動作中であることが予測されるから、電力投
入状態(PON)1100から警報状態への移行を考慮する必
要はない。装置に電力を印加するか、もしくは電力が一
時的に遮断された場合には何時でも電力投入状態(PO
N)1100へ入る可能性がある。プロセッサがリセットさ
れると常に、ステートマシンは電力投入状態(PON)110
0から開始される。
による全ての自己試験が完了した後に電力投入状態(PO
N)1100に入る。電力投入状態(PON)1100に入った後に
ステートマシンは、線1104によって表されているように
かご遊休状態1102(CIS)へ移行する。ステートマシン
に電力が投入される時には、監視下のエレベータが走行
中であり、動作中であることが予測されるから、電力投
入状態(PON)1100から警報状態への移行を考慮する必
要はない。装置に電力を印加するか、もしくは電力が一
時的に遮断された場合には何時でも電力投入状態(PO
N)1100へ入る可能性がある。プロセッサがリセットさ
れると常に、ステートマシンは電力投入状態(PON)110
0から開始される。
かご遊休状態(CIS)1102は、何等の要求も受けずに
ある階床で待機しているかごを機能的に表している。正
常動作の下でかご遊休状態(CIS)1102から脱出するに
は、通常はホール階床、もしくはかご内の乗客が押した
ボタン入力が3秒間持続している、即ちボタン入力(BU
T)が3秒以上にわたって(T)であることを検出する
必要がある。単独・自動・押しボタン(SAPB)装置にお
いては、ホール呼びもしくはかご呼びがそのかごに登録
されればボタン入力(BUT)は(T)になる。複数かご
装置においてボタン入力(BUT)が(T)になったこと
は、かごに対する群派遣装置から“要求”もしくは“発
進”(go)信号が発せられたことを意味する。3秒以上
にわたってボタン入力(BUT)が(T)状態にあること
を検出すると、線1108で示すようにステートマシンはか
ご遊休状態(CIS)1102からかご呼出し状態(CCS)1106
へ移行する。もしエレベータ電力入力(POW)が1秒以
上にわたって(F)になれば、かご遊休状態(CIS)110
2からの異常な移行が発生し得る。この場合、線1112で
示すように、ステートマシンはかご遊休状態(CIS)110
2から不動作状態1(INOP1)1110へ移行する。かご遊休
状態(CIS)1102からの第3の移行は、エレベータかご
自体に対する保守が遂行されつつあって、サービス変数
(SERV)が(T)になると発生するものである。線1116
で示すように、この状態ではステートマシンはかご遊休
状態(CIS)1102からサービス状態(SER)1114へ移行す
る。
ある階床で待機しているかごを機能的に表している。正
常動作の下でかご遊休状態(CIS)1102から脱出するに
は、通常はホール階床、もしくはかご内の乗客が押した
ボタン入力が3秒間持続している、即ちボタン入力(BU
T)が3秒以上にわたって(T)であることを検出する
必要がある。単独・自動・押しボタン(SAPB)装置にお
いては、ホール呼びもしくはかご呼びがそのかごに登録
されればボタン入力(BUT)は(T)になる。複数かご
装置においてボタン入力(BUT)が(T)になったこと
は、かごに対する群派遣装置から“要求”もしくは“発
進”(go)信号が発せられたことを意味する。3秒以上
にわたってボタン入力(BUT)が(T)状態にあること
を検出すると、線1108で示すようにステートマシンはか
ご遊休状態(CIS)1102からかご呼出し状態(CCS)1106
へ移行する。もしエレベータ電力入力(POW)が1秒以
上にわたって(F)になれば、かご遊休状態(CIS)110
2からの異常な移行が発生し得る。この場合、線1112で
示すように、ステートマシンはかご遊休状態(CIS)110
2から不動作状態1(INOP1)1110へ移行する。かご遊休
状態(CIS)1102からの第3の移行は、エレベータかご
自体に対する保守が遂行されつつあって、サービス変数
(SERV)が(T)になると発生するものである。線1116
で示すように、この状態ではステートマシンはかご遊休
状態(CIS)1102からサービス状態(SER)1114へ移行す
る。
かご呼出し状態(CCS)1106は、SAPB装置ではホール
もしくはかごボタンからの呼びによって、また複数かご
装置では群派遣装置からの要求/発進信号によってかご
が発進した(ことが(T)である)ことを機能的に表し
ている。かごは未だにある階床に停止しているが、今将
に運動するように信号によって作動されつつある。かご
呼出し状態(CCS)1106からは2つの移行が考えられ
る。昇降路ドアがロックされている場合、即ちかご呼出
し状態(CCS)1106に入ってから20秒以内に昇降路ドア
ロック変数(DS)が(T)になれば、正常の移行が行わ
れる。この場合ステートマシンは、かご呼出し状態(CC
S)1106からかご動作可能状態(CRS)1118へ移行する。
かご呼出し状態(CCS)1106になってから20秒以上にわ
たって昇降路ドアロック変数(DS)が(T)にならず
(F)に留まっている場合には、ステートマシンは線11
24で示すように、かご呼出し状態(CCS)1106から不動
作状態2(INOP2)1122への異常な移行を行う。
もしくはかごボタンからの呼びによって、また複数かご
装置では群派遣装置からの要求/発進信号によってかご
が発進した(ことが(T)である)ことを機能的に表し
ている。かごは未だにある階床に停止しているが、今将
に運動するように信号によって作動されつつある。かご
呼出し状態(CCS)1106からは2つの移行が考えられ
る。昇降路ドアがロックされている場合、即ちかご呼出
し状態(CCS)1106に入ってから20秒以内に昇降路ドア
ロック変数(DS)が(T)になれば、正常の移行が行わ
れる。この場合ステートマシンは、かご呼出し状態(CC
S)1106からかご動作可能状態(CRS)1118へ移行する。
かご呼出し状態(CCS)1106になってから20秒以上にわ
たって昇降路ドアロック変数(DS)が(T)にならず
(F)に留まっている場合には、ステートマシンは線11
24で示すように、かご呼出し状態(CCS)1106から不動
作状態2(INOP2)1122への異常な移行を行う。
かご動作可能状態(CRS)1118は、かごが発進するこ
とを命じられ、昇降路ドアが閉じていることを機械的に
表す。かご動作可能状態(CRS)1118からは2つの移行
が考えられる。正常な移行はエレベータかごのブレーキ
が解除されると行われる。このブレーキ解除(BRKLIF
T)は、かご動作可能状態(CRS)1118へ移行してから15
秒以内に発生しなければならない。ブレーキが15秒以内
に解除されると、線1128で示すようにステートマシンは
かご動作可能状態(CRS)1118からかご活動状態(CAS)
1126へ移行する。かご動作可能状態(CRS)1118へ移行
してから15秒以内にブレーキが解除されなければ(即
ち、(BRKLIFT)変数が(F)であれば)、線1132で示
すようにステートマシンはかご動作可能状態(CRS)111
8から不動作状態3(INOP3)1130へ移行する。これは、
かご動作可能状態(CRS)1118からの異常な移行であ
る。
とを命じられ、昇降路ドアが閉じていることを機械的に
表す。かご動作可能状態(CRS)1118からは2つの移行
が考えられる。正常な移行はエレベータかごのブレーキ
が解除されると行われる。このブレーキ解除(BRKLIF
T)は、かご動作可能状態(CRS)1118へ移行してから15
秒以内に発生しなければならない。ブレーキが15秒以内
に解除されると、線1128で示すようにステートマシンは
かご動作可能状態(CRS)1118からかご活動状態(CAS)
1126へ移行する。かご動作可能状態(CRS)1118へ移行
してから15秒以内にブレーキが解除されなければ(即
ち、(BRKLIFT)変数が(F)であれば)、線1132で示
すようにステートマシンはかご動作可能状態(CRS)111
8から不動作状態3(INOP3)1130へ移行する。これは、
かご動作可能状態(CRS)1118からの異常な移行であ
る。
かご活動状態(CAS)1126は、運動中のかごの状態を
機能的に表す。任意の時点に、かごがドア階床の内側も
しくは外側の何れかにあると見倣すことはできない。多
分、かご活動状態(CAS)1126へ移行したからには、か
ごはある階床に位置してはおらず階床と階床との間のあ
る中間位置にあろう。かご活動状態(CAS)1126はその
エレベータかごにとって正常な走行モードであり、走行
中のエレベータが取る主モードである。エレベータかご
がその走行の終わりの階床に接近すると、それが1階分
を走行した後であろうと、複数階を走行した後であろう
と、ある点においてかごは減速し始め、ボタン信号がそ
のかごのための最初の発進信号を生成した所望階床に停
止する。適切な時点に、そのエレベータかごの制御装置
は、最初の発進信号にとって正しい階床であると決定さ
れた階床にかごを停止させるためにブレーキをかける。
このブレーキがかけられたことによって、かご活動状態
(CAS)1126からの正常な移行が行われる。それは、か
ご停止状態(CSS)1136への線1134に示されているよう
に、ブレーキ解除変数(BRKLIFT)が(F)になること
によって行われる。正常なエレベータ停止状態を調べる
ために、移行のための論理式には安全鎖入力変数(SA
F)が含まれている。安全鎖とは、直列に接続された一
連の常閉安全関連接点のことであり、これらの接点の何
れか1つもしくはそれ以上が開くことを“安全鎖”が破
れると称し、安全鎖変数(SAF)は(F)になる。この
論理式が満足されるとステートマシンはかご活動状態
(CAS)1126からかご停止状態(CSS)1136へ移行する。
ステートマシンはかご活動状態(CAS)1126とかご停止
状態(CSS)1136との間に時間的な制約を設けてないこ
とに注目されたい。それは、実際の走行にどれ程長い時
間がかかるか分からないからであり、また動作のシーケ
ンスを監視するステートマシンにとってそれが左程重要
ではないからでもある。かご活動状態(CAS)1126から
の異常な移行は、不動作状態6(INOP6)1140への線113
8上に示してあるように、安全鎖変数(SAF)が(F)で
あり、且つブーキ解除変数(BRKLIFT)が(F)である
ことが検出されると行われる。線1138上の理論式は安全
鎖が破れた(開いた)ためにエレベータかごが停止した
ことを意味している。
機能的に表す。任意の時点に、かごがドア階床の内側も
しくは外側の何れかにあると見倣すことはできない。多
分、かご活動状態(CAS)1126へ移行したからには、か
ごはある階床に位置してはおらず階床と階床との間のあ
る中間位置にあろう。かご活動状態(CAS)1126はその
エレベータかごにとって正常な走行モードであり、走行
中のエレベータが取る主モードである。エレベータかご
がその走行の終わりの階床に接近すると、それが1階分
を走行した後であろうと、複数階を走行した後であろう
と、ある点においてかごは減速し始め、ボタン信号がそ
のかごのための最初の発進信号を生成した所望階床に停
止する。適切な時点に、そのエレベータかごの制御装置
は、最初の発進信号にとって正しい階床であると決定さ
れた階床にかごを停止させるためにブレーキをかける。
このブレーキがかけられたことによって、かご活動状態
(CAS)1126からの正常な移行が行われる。それは、か
ご停止状態(CSS)1136への線1134に示されているよう
に、ブレーキ解除変数(BRKLIFT)が(F)になること
によって行われる。正常なエレベータ停止状態を調べる
ために、移行のための論理式には安全鎖入力変数(SA
F)が含まれている。安全鎖とは、直列に接続された一
連の常閉安全関連接点のことであり、これらの接点の何
れか1つもしくはそれ以上が開くことを“安全鎖”が破
れると称し、安全鎖変数(SAF)は(F)になる。この
論理式が満足されるとステートマシンはかご活動状態
(CAS)1126からかご停止状態(CSS)1136へ移行する。
ステートマシンはかご活動状態(CAS)1126とかご停止
状態(CSS)1136との間に時間的な制約を設けてないこ
とに注目されたい。それは、実際の走行にどれ程長い時
間がかかるか分からないからであり、また動作のシーケ
ンスを監視するステートマシンにとってそれが左程重要
ではないからでもある。かご活動状態(CAS)1126から
の異常な移行は、不動作状態6(INOP6)1140への線113
8上に示してあるように、安全鎖変数(SAF)が(F)で
あり、且つブーキ解除変数(BRKLIFT)が(F)である
ことが検出されると行われる。線1138上の理論式は安全
鎖が破れた(開いた)ためにエレベータかごが停止した
ことを意味している。
かご停止状態(CSS)1136は、エレベータにブレーキ
がかけられ、かごが現在停止中であることを機能的に表
している。これだけでは、かごがある階床に停止したの
か、または階床と階床との中間に停止してのかは分から
ない。この状態の目的は、これらのどちらが(T)であ
るのかを検出することである。かご停止状態(CSS)113
6からの正常な移行は、この状態に入ってから1秒以内
に開扉変数(DO)が(T)になった場合である。かご開
扉状態(CDOS)1144への線1142に示してあるように、複
数かご構成では群派遣装置の制御の下にエレベータかご
が駐止できるようになっているから、かご駐止認識変数
(CPR)が(T)になることも理論式に付加されてい
る。単独・自動・押しボタン(SAPB)装置の場合には、
かご駐止認識変数(CPR)は存在しない。かご停止状態
(CSS)1136に移行してから1秒以内に開扉変数(DO)
が(T)になると、ステートマシンはかご停止状態(CS
S)1136からかご開扉状態(CDOS)1144へ移行する。複
数かご構成におけるかご停止状態(CSS)1136からの別
の正常な移行は、この状態になってからかご駐止認識変
数(CPR)が(F)になった場合である。上述したよう
に、複数かご構成にはかご駐止認識変数(CPR)が付加
され、ステートマシンには対応するかご駐止状態(CP
S)1146が組み入れられている。かご停止状態(CSS)11
36からの異常な移行は、かご停止状態(CSS)1136へ入
ってから5秒以上にわたって開扉変数(DO)が(F)に
留まった場合である。この場合、ステートマシンは線11
52で示すように不動作状態4(INOP4)へ移行する。も
しこのステートマシンが複数かご構成に関連しているの
であれば、この論理式にはかご駐止認識変数(CPR)が
含まれる。
がかけられ、かごが現在停止中であることを機能的に表
している。これだけでは、かごがある階床に停止したの
か、または階床と階床との中間に停止してのかは分から
ない。この状態の目的は、これらのどちらが(T)であ
るのかを検出することである。かご停止状態(CSS)113
6からの正常な移行は、この状態に入ってから1秒以内
に開扉変数(DO)が(T)になった場合である。かご開
扉状態(CDOS)1144への線1142に示してあるように、複
数かご構成では群派遣装置の制御の下にエレベータかご
が駐止できるようになっているから、かご駐止認識変数
(CPR)が(T)になることも理論式に付加されてい
る。単独・自動・押しボタン(SAPB)装置の場合には、
かご駐止認識変数(CPR)は存在しない。かご停止状態
(CSS)1136に移行してから1秒以内に開扉変数(DO)
が(T)になると、ステートマシンはかご停止状態(CS
S)1136からかご開扉状態(CDOS)1144へ移行する。複
数かご構成におけるかご停止状態(CSS)1136からの別
の正常な移行は、この状態になってからかご駐止認識変
数(CPR)が(F)になった場合である。上述したよう
に、複数かご構成にはかご駐止認識変数(CPR)が付加
され、ステートマシンには対応するかご駐止状態(CP
S)1146が組み入れられている。かご停止状態(CSS)11
36からの異常な移行は、かご停止状態(CSS)1136へ入
ってから5秒以上にわたって開扉変数(DO)が(F)に
留まった場合である。この場合、ステートマシンは線11
52で示すように不動作状態4(INOP4)へ移行する。も
しこのステートマシンが複数かご構成に関連しているの
であれば、この論理式にはかご駐止認識変数(CPR)が
含まれる。
かご開扉状態(CDOS)1144は、そのかごがある階床に
停止した後にエレベータの内側ドアが開いたことを機能
的に表す。これは正常なエレベータの走行が完了したこ
とを表している。かご開扉状態(CDOS)1144になると、
(特定のエレベータ構成が床合わせ動作を監視するよう
になっていれば)ステートマシンは床合わせ(LEV)を
検査する。この床合わせ(LEV)検査は本発明に独自の
ものではないから第8図には詳細を示してないが、これ
はかご開扉状態(CDOS)1144だけに関連する動作であ
る。かご開扉状態(CDOS)1144からの正常な移行は昇降
路ドアが開いていることを(即ち昇降路ドアロック変数
(DS)が(F)になったことを)検出した場合に発生す
るものであり、それによりステートマシンはかご遊休状
態(CIS)へ移行する。これは、エレベータ動作のシー
ケンスが完了したことを表し、シーケンス全体が再度開
始されるようになる。かご開扉状態(CDOS)1144からの
異常な移行は、かご開扉状態(CDOS)1144に入ってから
20秒以上にわたって昇降路ドアロック変数(DS)が
(F)に留まることによって発生し、この場合線1154で
示すように不動作状態5(INOP5)1156へ移る。これは
昇降路ドアがロックされたままであることを表すか、も
しくは他の何等かの理由でエレベータドアが開かなくな
ったことを意味している。
停止した後にエレベータの内側ドアが開いたことを機能
的に表す。これは正常なエレベータの走行が完了したこ
とを表している。かご開扉状態(CDOS)1144になると、
(特定のエレベータ構成が床合わせ動作を監視するよう
になっていれば)ステートマシンは床合わせ(LEV)を
検査する。この床合わせ(LEV)検査は本発明に独自の
ものではないから第8図には詳細を示してないが、これ
はかご開扉状態(CDOS)1144だけに関連する動作であ
る。かご開扉状態(CDOS)1144からの正常な移行は昇降
路ドアが開いていることを(即ち昇降路ドアロック変数
(DS)が(F)になったことを)検出した場合に発生す
るものであり、それによりステートマシンはかご遊休状
態(CIS)へ移行する。これは、エレベータ動作のシー
ケンスが完了したことを表し、シーケンス全体が再度開
始されるようになる。かご開扉状態(CDOS)1144からの
異常な移行は、かご開扉状態(CDOS)1144に入ってから
20秒以上にわたって昇降路ドアロック変数(DS)が
(F)に留まることによって発生し、この場合線1154で
示すように不動作状態5(INOP5)1156へ移る。これは
昇降路ドアがロックされたままであることを表すか、も
しくは他の何等かの理由でエレベータドアが開かなくな
ったことを意味している。
サービス状態(SER)1114は、資格を有する修理人が
エレベータに何等かの保守作業を行っていることを機能
的に表す。エレベータに組み込まれているサービススイ
ッチがサービス位置に倒されるとサービス変数(SERV)
が(T)になる。サービス変数(SERV)が(T)になっ
たことを検出するとステートマシンは、かご遊休状態
(CIS)1102からサービス状態(SER)1114(サービス状
態は職員関与状態とも呼ぶ)へ移行する。その結果、乗
り込んで閉じ込められた乗客を除いて、エレベータの異
常運転停止を監視している全ての機能は無効にされる
か、または無視される。サービス状態即ち職員関与状態
(SER)1114からの正常な移行は、かご遊休状態(CIS)
1102へ戻る線1158で示すようにサービス変数(SERV)が
(F)になったことを検出した場合である。この正常な
移行は、保守職員がそのエレベータに対する保守作業を
完了したためにスイッチを元に戻したことを意味する。
これによってステートマシンは職員関与状態(SER)111
4からかご遊休状態(CIS)1102へ移行し、異常、閉じ込
め、及び空かご運転停止に関してエレベータの全ての動
作を再び監視し始め、また動作基準を監視し始める。職
員関与状態(SER)1114からの異常な移行は、閉じ込め
待機状態1(OCCW1)1163への線1160で示されているよ
うに、1秒以上にわたって警報ベル変数(ALB)が
(T)になったままであると発生する。これは、保守作
業中の保守職員、もしくは乗客がエレベータ内に閉じ込
められていることを表している。
エレベータに何等かの保守作業を行っていることを機能
的に表す。エレベータに組み込まれているサービススイ
ッチがサービス位置に倒されるとサービス変数(SERV)
が(T)になる。サービス変数(SERV)が(T)になっ
たことを検出するとステートマシンは、かご遊休状態
(CIS)1102からサービス状態(SER)1114(サービス状
態は職員関与状態とも呼ぶ)へ移行する。その結果、乗
り込んで閉じ込められた乗客を除いて、エレベータの異
常運転停止を監視している全ての機能は無効にされる
か、または無視される。サービス状態即ち職員関与状態
(SER)1114からの正常な移行は、かご遊休状態(CIS)
1102へ戻る線1158で示すようにサービス変数(SERV)が
(F)になったことを検出した場合である。この正常な
移行は、保守職員がそのエレベータに対する保守作業を
完了したためにスイッチを元に戻したことを意味する。
これによってステートマシンは職員関与状態(SER)111
4からかご遊休状態(CIS)1102へ移行し、異常、閉じ込
め、及び空かご運転停止に関してエレベータの全ての動
作を再び監視し始め、また動作基準を監視し始める。職
員関与状態(SER)1114からの異常な移行は、閉じ込め
待機状態1(OCCW1)1163への線1160で示されているよ
うに、1秒以上にわたって警報ベル変数(ALB)が
(T)になったままであると発生する。これは、保守作
業中の保守職員、もしくは乗客がエレベータ内に閉じ込
められていることを表している。
電力変数(POW)が1秒以上にわたって(F)である
ことを検出すると、ステートマシンはかご遊休状態(CI
S)1102から不動作状態1(INOP1)1110へ移行する。不
動作状態1(INOP1)1110へ移行すると、不動作状態1
(INOP1)1110へ移行してからの経過時間を20分タイマ
が計時し始める。もしエレベータが20分以内に不動作状
態1(INOP1)1110からかご遊休状態(CIS)1102へ正常
に戻らなければ、線1164で示されているように不動作状
態1(INOP1)1110から空かご状態1(UNNOC1)1162へ
移行する。この移行は、エレベータの異常な運転停止を
意味している。不動作状態1(INOP1)1110からの正常
な移行は、線1166で示してあるように電力変数(POW)
が20分以内に(T)になったことによる。この場合ステ
ートマシンは不動作状態1(INOP1)1110からかご遊休
状態(CIS)1102へ移行してエレベータの監視を再開す
る。不動作状態1(INOP1)1110からの第2の異常な移
行は、閉じ込め待機状態1(OCCW1)1163への線1168に
示されているように、1秒以上にわたって警報ベル変数
(ALB)が(T)になったことによって発生する。もし
乗客がかご遊休状態(CIS)1102にある時からエレベー
タ内に閉じ込められていれば、警報ベル変数(ALB)が
1秒以上にわたって(T)になるであろうから、この移
行が発生するのである。
ことを検出すると、ステートマシンはかご遊休状態(CI
S)1102から不動作状態1(INOP1)1110へ移行する。不
動作状態1(INOP1)1110へ移行すると、不動作状態1
(INOP1)1110へ移行してからの経過時間を20分タイマ
が計時し始める。もしエレベータが20分以内に不動作状
態1(INOP1)1110からかご遊休状態(CIS)1102へ正常
に戻らなければ、線1164で示されているように不動作状
態1(INOP1)1110から空かご状態1(UNNOC1)1162へ
移行する。この移行は、エレベータの異常な運転停止を
意味している。不動作状態1(INOP1)1110からの正常
な移行は、線1166で示してあるように電力変数(POW)
が20分以内に(T)になったことによる。この場合ステ
ートマシンは不動作状態1(INOP1)1110からかご遊休
状態(CIS)1102へ移行してエレベータの監視を再開す
る。不動作状態1(INOP1)1110からの第2の異常な移
行は、閉じ込め待機状態1(OCCW1)1163への線1168に
示されているように、1秒以上にわたって警報ベル変数
(ALB)が(T)になったことによって発生する。もし
乗客がかご遊休状態(CIS)1102にある時からエレベー
タ内に閉じ込められていれば、警報ベル変数(ALB)が
1秒以上にわたって(T)になるであろうから、この移
行が発生するのである。
空かご状態1(UNNOC1)1162へ移行するとステートマ
シンは直ちに第1図の局部監視センサ14へ不動作エレベ
ータ異常運転停止メッセージ(INOP)を送る。空かご状
態1(UNNOC1)1162はエレベータの電力障害に起因して
エレベータに異常運転停止が発生したことを表す。従っ
てこの状態を検出したことは、エレベータが異常に運転
停止したことを表している。空かご状態1(UNNOC1)11
62からの唯一の移行は、線1170で示すようにかご遊休状
態(CIS)1102への復帰である。空かご状態1(UNNOC
1)1162からかご遊休状態(CIS)1102への移行は電力変
数(POW)が(T)になった時に発生し、その結果とし
て警報状態取消しメッセージ(CLR)が局部監視センタ1
4へ送られる。
シンは直ちに第1図の局部監視センサ14へ不動作エレベ
ータ異常運転停止メッセージ(INOP)を送る。空かご状
態1(UNNOC1)1162はエレベータの電力障害に起因して
エレベータに異常運転停止が発生したことを表す。従っ
てこの状態を検出したことは、エレベータが異常に運転
停止したことを表している。空かご状態1(UNNOC1)11
62からの唯一の移行は、線1170で示すようにかご遊休状
態(CIS)1102への復帰である。空かご状態1(UNNOC
1)1162からかご遊休状態(CIS)1102への移行は電力変
数(POW)が(T)になった時に発生し、その結果とし
て警報状態取消しメッセージ(CLR)が局部監視センタ1
4へ送られる。
不動作状態2(INOP2)1122は、昇降路ドアが閉じな
くなったことを機能的に表す。不動作状態2(INOP2)1
122になると、非常停止入力変数(EMSTP)が調べられ
る。もし非常停止変数(EMSTP)が(T)であれば、非
常停止ボタンが押されたのであり、線1174で示すように
非常停止状態(ESS)1172へ移行する。もし非常停止入
力変数(EMSTP)が(F)であれば、ステートマシンが
不動作状態2(INOP2)1122に入ってから20分が経過す
るまでの時間をタイマが計時し始める。複数かご動作の
場合には、線1176で示す空かご状態2(UNNOC2)1178へ
移行する前に正常変数(NORM)も調べられ、それが
(T)であることを確認する。正常変数(NORM)は、複
数かご装置において、職員がこれらのエレベータかごの
1台を職員関与動作にしたか否かを表している。職員が
関与している場合(即ち職員関与作業変数が(T)、従
って正常変数(NORM)は(F)である場合)にはタイマ
は動作不能にされる。正常変数(NORM)が(T)である
場合には、タイマが20分を計時すると直ちに空かご状態
2(UNNOC2)1178へ移行する。不動作状態2(INOP2)1
122からの第2の移行は、かご遊休状態(CIS)1102への
線1180で示してあるように、昇降路ドアロック変数(D
S)が(T)になった時である。この移行によって、先
に空かご状態2(UNNOC2)1178へ移行した時に送られた
不動作メッセージが最早無効であることを表す警報取消
しメッセージ(CLR)が生成される。不動作状態2(INO
P2)1122からの第3の移行は、閉じ込め待機状態1(OC
CW1)1163への線1182に示してあるように、1秒以上の
間警報ベル変数(ALB)が(T)であることを検出した
時に発生する。これはエレベータ内に乗客が乗っている
のに昇降路ドアが閉じないことを機能的に表している。
くなったことを機能的に表す。不動作状態2(INOP2)1
122になると、非常停止入力変数(EMSTP)が調べられ
る。もし非常停止変数(EMSTP)が(T)であれば、非
常停止ボタンが押されたのであり、線1174で示すように
非常停止状態(ESS)1172へ移行する。もし非常停止入
力変数(EMSTP)が(F)であれば、ステートマシンが
不動作状態2(INOP2)1122に入ってから20分が経過す
るまでの時間をタイマが計時し始める。複数かご動作の
場合には、線1176で示す空かご状態2(UNNOC2)1178へ
移行する前に正常変数(NORM)も調べられ、それが
(T)であることを確認する。正常変数(NORM)は、複
数かご装置において、職員がこれらのエレベータかごの
1台を職員関与動作にしたか否かを表している。職員が
関与している場合(即ち職員関与作業変数が(T)、従
って正常変数(NORM)は(F)である場合)にはタイマ
は動作不能にされる。正常変数(NORM)が(T)である
場合には、タイマが20分を計時すると直ちに空かご状態
2(UNNOC2)1178へ移行する。不動作状態2(INOP2)1
122からの第2の移行は、かご遊休状態(CIS)1102への
線1180で示してあるように、昇降路ドアロック変数(D
S)が(T)になった時である。この移行によって、先
に空かご状態2(UNNOC2)1178へ移行した時に送られた
不動作メッセージが最早無効であることを表す警報取消
しメッセージ(CLR)が生成される。不動作状態2(INO
P2)1122からの第3の移行は、閉じ込め待機状態1(OC
CW1)1163への線1182に示してあるように、1秒以上の
間警報ベル変数(ALB)が(T)であることを検出した
時に発生する。これはエレベータ内に乗客が乗っている
のに昇降路ドアが閉じないことを機能的に表している。
前述したように不動作状態2(INOP2)1122にある間
に20分が経過したことによって空かご状態2(UNNOC2)
1178へ移行した場合には、ステートマシンは直ちに不動
作エレベータ異常運転停止メッセージ(INOP)を局部監
視センタ14へ送信する。ステートマシンは昇降路ドアロ
ック変数(DS)が(T)になるまで空かご状態2(UNNO
C2)1178に留まり、この変数(DS)が(T)になると直
ちにかご遊休状態(CIS)1102へ移行する。この移行が
行われると直ちに“警報状態取消し”(CLR)メッセー
ジが局部監視センタ14へ送られる。
に20分が経過したことによって空かご状態2(UNNOC2)
1178へ移行した場合には、ステートマシンは直ちに不動
作エレベータ異常運転停止メッセージ(INOP)を局部監
視センタ14へ送信する。ステートマシンは昇降路ドアロ
ック変数(DS)が(T)になるまで空かご状態2(UNNO
C2)1178に留まり、この変数(DS)が(T)になると直
ちにかご遊休状態(CIS)1102へ移行する。この移行が
行われると直ちに“警報状態取消し”(CLR)メッセー
ジが局部監視センタ14へ送られる。
不動作状態3(INOP3)1130は、ステートマシンがか
ご動作可能状態(CRS)1118に入ってから15秒以内にエ
レベータかごのブレーキが解除されず、同じ時間の間ブ
レーキ解除変数(BRKLIFT)が(F)であることを機能
的に表している。不動作状態3(INOP3)1130に入ると2
0分タイマが計時し始めてステートマシンがどれ程長く
不動作状態3(INOP3)1130に留まっているかを調べ
る。もしタイマが20分を計時し切ってしまうと直ちに、
線1186で示すように空かご状態3(UNNOC3)1184へ移行
する。複数かご装置においては、(不動作状態2(INOP
2)1122から空かご状態2(UNNOC2)1178への移行で説
明した線1176に添え書きしてある論理式と全く同じよう
に)正常変数(NORM)がこの論理式に含まれる。ステー
トマシンが空かご状態2(UNNOC3)1184に入ってから20
分が経過する前にブレーキが解除されると(即ち、ブレ
ーキ解除変数(BRKLIFT)が(T)になると)、ステー
トマシンは直ちに線1194で示すようにかご活動状態(CA
S)1126へ移行する。不動作状態3(INOP3)1130から別
の考えられる移行は、不動作状態3(INOP3)1130に入
ってから20分以内に開扉変数(DO)が(T)になってか
ご開扉状態(CDOS)1144へ移行することである。この場
合には、線1190に示してあるように直接かご開扉状態
(CDOS)1144への移行が行われる。また線1192で示され
ているように、1秒以上にわたって警報ベル変数(AL
B)が(T)であれば閉じ込め待機状態1(OCCW1)1163
へ移行する。これは乗客がかご内に閉じ込められたこと
を表している。上述した不動作状態3(INOP3)1130か
らの移行の他に、ステートマシンは不動作状態3(INOP
3)1130へ入る度に増数されるカウンタを含んでいる。
ブレーキ解除変数(BRKLIFT)が(T)になって線1194
に示すようにかご活動状態(CAS)1126へ移行するか、
もしくはボタン変数(BUT)が5秒以上にわたって
(F)になって線1196に示すようにかご遊休状態(CI
S)1102へ移行すると、このカウンタはクリアされる。
不動作状態3(INOP3)1130へ入る度に、そしてカウン
タが増数された後にカウンタの値が値5と比較される。
制御装置が動作不良になると、ブレーキが解除されず、
そしてかごが動かず、かご開扉状態(CDOS)1144→かご
遊休状態(CIS)1102→かご呼出し状態(CCS)1106→か
ど動作可能状態(CRS)1118→不動作状態3(INOP3)11
30の順序を辿る可能性がある。これは、乗客がかごへ乗
り込み、要求を行い、そしてドアを閉じたがブレーキの
故障のためにかごが動かない状態を表している。この時
点で、乗客はかご内の開扉ボタンを押してかごから出る
ことになる。このようなエレベータが、不動作なのであ
る。ブレーキが解除されることなく上述した5つの状態
を循環するような場合には、直ちにエレベータ異常運転
停止のメッセージが局部監視センタ14へ送られる。更
に、各動作期間(典型的には1日)中にステートマシン
が不動作状態3(INOP3)1130へ入った回数がエレベー
タ動作のモニタとして合計されるようになっている。何
故ならばこのようなブレーキ解除の遅れ状態が検出され
たことは、ブレーキの劣化がもたらされる可能性がある
からである。
ご動作可能状態(CRS)1118に入ってから15秒以内にエ
レベータかごのブレーキが解除されず、同じ時間の間ブ
レーキ解除変数(BRKLIFT)が(F)であることを機能
的に表している。不動作状態3(INOP3)1130に入ると2
0分タイマが計時し始めてステートマシンがどれ程長く
不動作状態3(INOP3)1130に留まっているかを調べ
る。もしタイマが20分を計時し切ってしまうと直ちに、
線1186で示すように空かご状態3(UNNOC3)1184へ移行
する。複数かご装置においては、(不動作状態2(INOP
2)1122から空かご状態2(UNNOC2)1178への移行で説
明した線1176に添え書きしてある論理式と全く同じよう
に)正常変数(NORM)がこの論理式に含まれる。ステー
トマシンが空かご状態2(UNNOC3)1184に入ってから20
分が経過する前にブレーキが解除されると(即ち、ブレ
ーキ解除変数(BRKLIFT)が(T)になると)、ステー
トマシンは直ちに線1194で示すようにかご活動状態(CA
S)1126へ移行する。不動作状態3(INOP3)1130から別
の考えられる移行は、不動作状態3(INOP3)1130に入
ってから20分以内に開扉変数(DO)が(T)になってか
ご開扉状態(CDOS)1144へ移行することである。この場
合には、線1190に示してあるように直接かご開扉状態
(CDOS)1144への移行が行われる。また線1192で示され
ているように、1秒以上にわたって警報ベル変数(AL
B)が(T)であれば閉じ込め待機状態1(OCCW1)1163
へ移行する。これは乗客がかご内に閉じ込められたこと
を表している。上述した不動作状態3(INOP3)1130か
らの移行の他に、ステートマシンは不動作状態3(INOP
3)1130へ入る度に増数されるカウンタを含んでいる。
ブレーキ解除変数(BRKLIFT)が(T)になって線1194
に示すようにかご活動状態(CAS)1126へ移行するか、
もしくはボタン変数(BUT)が5秒以上にわたって
(F)になって線1196に示すようにかご遊休状態(CI
S)1102へ移行すると、このカウンタはクリアされる。
不動作状態3(INOP3)1130へ入る度に、そしてカウン
タが増数された後にカウンタの値が値5と比較される。
制御装置が動作不良になると、ブレーキが解除されず、
そしてかごが動かず、かご開扉状態(CDOS)1144→かご
遊休状態(CIS)1102→かご呼出し状態(CCS)1106→か
ど動作可能状態(CRS)1118→不動作状態3(INOP3)11
30の順序を辿る可能性がある。これは、乗客がかごへ乗
り込み、要求を行い、そしてドアを閉じたがブレーキの
故障のためにかごが動かない状態を表している。この時
点で、乗客はかご内の開扉ボタンを押してかごから出る
ことになる。このようなエレベータが、不動作なのであ
る。ブレーキが解除されることなく上述した5つの状態
を循環するような場合には、直ちにエレベータ異常運転
停止のメッセージが局部監視センタ14へ送られる。更
に、各動作期間(典型的には1日)中にステートマシン
が不動作状態3(INOP3)1130へ入った回数がエレベー
タ動作のモニタとして合計されるようになっている。何
故ならばこのようなブレーキ解除の遅れ状態が検出され
たことは、ブレーキの劣化がもたらされる可能性がある
からである。
もしステートマシンが20分間不動作状態3(INOP3)1
130に留まった場合には、直ちに空かご状態3(UNNOC
3)1184へ移行される。これは、ブレーキの故障が発生
したことを表しており、その結果エレベータ異常運転停
止メッセージが局部監視センタ14へ送られる。空かご状
態3(UNNOC3)1184からの唯一の脱出はブレーキ解除変
数(BRKLIFT)が(T)になることであり、この変数(B
RKLIFT)が(T)になると線1188で示すように直ちにか
ご活動状態(CAS)1126へ移行する。この移行が発生す
ると直ちに警報状態取消しメッセージ(CLR)が局部監
視センタ14へ送られる。
130に留まった場合には、直ちに空かご状態3(UNNOC
3)1184へ移行される。これは、ブレーキの故障が発生
したことを表しており、その結果エレベータ異常運転停
止メッセージが局部監視センタ14へ送られる。空かご状
態3(UNNOC3)1184からの唯一の脱出はブレーキ解除変
数(BRKLIFT)が(T)になることであり、この変数(B
RKLIFT)が(T)になると線1188で示すように直ちにか
ご活動状態(CAS)1126へ移行する。この移行が発生す
ると直ちに警報状態取消しメッセージ(CLR)が局部監
視センタ14へ送られる。
不動作状態4(INOP4)1150は、開扉作動装置が故障
して開扉変数(DO)が(F)になったことを表す。不動
作状態4(INOP4)1150に入ると、ステートマシンが不
動作状態4(INOP4)1150に留まっている時間の長さを2
0分タイマが計時し始める。20分経過してもドアが開か
ないか、もしくはブレーキが解除されなければ、ステー
トマシンは線1200で示すように空かご状態4(INOP4)1
198へ移行する。複数かご装置の場合には、線1200で示
されているように論理式に正常変数(NORM)が含まれ
る。不動作状態2(INOP2)1122からの線1176、及び不
動作状態3(INOP3)1130からの線1186と同様に、複数
かご装置以外ではこの変数(NORM)は省かれる。線1202
で示すように、開扉変数(DO)が(T)になったことを
検出すると不動作状態4(INOP4)1150からかご開扉状
態(CDOS)1144へ移行するとができる。また線1204に示
すように、ブレーキ解除変数(BRKLIFT)が(T)にな
ったことを検出すると不動作状態4(INOP4)1150から
かご活動状態(CAS)1126へ移行することができる。不
動作状態3(INOP3)1130において説明したように、不
動作状態4(INOP4)1150が発生する度にそのことがカ
ウンタによって計数される。開扉変数(DO)が(T)に
なると、このカウンタはクリアされる。もし不動作状態
4(INOP4)1150からかご活動状態(CAS)1126へ、次い
でかご停止状態(CSS)1136へ、そしてまた不動作状態
4(INOP4)1150への循環が5回連続して発生すれば、
かご内に人が乗っておらずに開扉作動装置が作動しない
エレベータの故障が発生したのである。これによりエレ
ベータ異常運転停止メッセージ(INOP)が局部監視セン
タ14へ送られる。線1206に示してあるように、警報ベル
変数(ALB)が1秒以上にわたって(T)になると不動
作状態4(INOP4)1150から閉じ込め待機状態1(OCCW
1)1163への移行が発生する。この移行は乗客が閉じ込
められていることを表す。
して開扉変数(DO)が(F)になったことを表す。不動
作状態4(INOP4)1150に入ると、ステートマシンが不
動作状態4(INOP4)1150に留まっている時間の長さを2
0分タイマが計時し始める。20分経過してもドアが開か
ないか、もしくはブレーキが解除されなければ、ステー
トマシンは線1200で示すように空かご状態4(INOP4)1
198へ移行する。複数かご装置の場合には、線1200で示
されているように論理式に正常変数(NORM)が含まれ
る。不動作状態2(INOP2)1122からの線1176、及び不
動作状態3(INOP3)1130からの線1186と同様に、複数
かご装置以外ではこの変数(NORM)は省かれる。線1202
で示すように、開扉変数(DO)が(T)になったことを
検出すると不動作状態4(INOP4)1150からかご開扉状
態(CDOS)1144へ移行するとができる。また線1204に示
すように、ブレーキ解除変数(BRKLIFT)が(T)にな
ったことを検出すると不動作状態4(INOP4)1150から
かご活動状態(CAS)1126へ移行することができる。不
動作状態3(INOP3)1130において説明したように、不
動作状態4(INOP4)1150が発生する度にそのことがカ
ウンタによって計数される。開扉変数(DO)が(T)に
なると、このカウンタはクリアされる。もし不動作状態
4(INOP4)1150からかご活動状態(CAS)1126へ、次い
でかご停止状態(CSS)1136へ、そしてまた不動作状態
4(INOP4)1150への循環が5回連続して発生すれば、
かご内に人が乗っておらずに開扉作動装置が作動しない
エレベータの故障が発生したのである。これによりエレ
ベータ異常運転停止メッセージ(INOP)が局部監視セン
タ14へ送られる。線1206に示してあるように、警報ベル
変数(ALB)が1秒以上にわたって(T)になると不動
作状態4(INOP4)1150から閉じ込め待機状態1(OCCW
1)1163への移行が発生する。この移行は乗客が閉じ込
められていることを表す。
ステートマシンが空かご状態4(UNNOC4)1198へ移行
するとエレベータ異常運転停止メッセージ(INOP)が局
部監視センタ14へ送られる。ステートマシンは、開扉変
数(DO)が(T)になるまで空かご状態4(UNNOC4)11
98に留まる。線1208で示すように、開扉変数(DO)が
(T)になるとかご開扉状態(CDOS)1144へ移行する。
この移行が発生すると警報状態取消しメッセージ(CL
R)が局部監視センタ14へ送られる。
するとエレベータ異常運転停止メッセージ(INOP)が局
部監視センタ14へ送られる。ステートマシンは、開扉変
数(DO)が(T)になるまで空かご状態4(UNNOC4)11
98に留まる。線1208で示すように、開扉変数(DO)が
(T)になるとかご開扉状態(CDOS)1144へ移行する。
この移行が発生すると警報状態取消しメッセージ(CL
R)が局部監視センタ14へ送られる。
閉じ込め待機状態1(OCCW1)1163は、不動作状態111
0、(INOP1)、1122(INOP2)、1130(INOP3)、1140
(INOP6)、1150(INOP4)の何れかにおいて、もしくは
サービス(職員関与)状態(SER)1114において、1秒
以上にわたって警報ベル変数(ALB)が(T)であるこ
とが検出されたことを表す。ステートマシンが閉じ込め
待機状態1(OCCW1)1163に移行すると、タイマが3分
間を計時し始める。線1212で示すように、3分経過して
もステートマシンが未だ閉じ込め待機状態1(OCCW1)1
163に留まっていれば、閉じ込め状態1(OCC1)1210へ
直ちに移行される。線1214で示すように、開扉変数(D
O)が(T)になれば閉じ込め待機状態1(OCCW1)1163
からかご開扉状態(CDOS)1144へ移行することができ
る。これは、閉じ込められていた乗客がエレベータかご
から脱出したことを、従って閉じ込め警報が取消される
ことを表している。
0、(INOP1)、1122(INOP2)、1130(INOP3)、1140
(INOP6)、1150(INOP4)の何れかにおいて、もしくは
サービス(職員関与)状態(SER)1114において、1秒
以上にわたって警報ベル変数(ALB)が(T)であるこ
とが検出されたことを表す。ステートマシンが閉じ込め
待機状態1(OCCW1)1163に移行すると、タイマが3分
間を計時し始める。線1212で示すように、3分経過して
もステートマシンが未だ閉じ込め待機状態1(OCCW1)1
163に留まっていれば、閉じ込め状態1(OCC1)1210へ
直ちに移行される。線1214で示すように、開扉変数(D
O)が(T)になれば閉じ込め待機状態1(OCCW1)1163
からかご開扉状態(CDOS)1144へ移行することができ
る。これは、閉じ込められていた乗客がエレベータかご
から脱出したことを、従って閉じ込め警報が取消される
ことを表している。
閉じ込め待機状態1(OCCW1)1163において3分タイ
マが時間切れになると閉じ込め状態1(OCC1)1210へ移
行する。これは乗客が閉じ込められていることを表して
いる。閉じ込め状態1(OCC1)1210へ移行すると直ち
に、閉じ込めエレベータ異常運転停止メッセージ(OC
C)が局部監視センタ14へ送られる。閉じ込め状態1(O
CC1)1210からの唯一の移行は、線1216で示してあるよ
うに、開扉変数(DO)が(T)になった時にかご開扉状
態(CDOS)1144へ移行することである。これは閉じ込め
られていた乗客がエレベータから脱出したことを表し、
警報状態取消しメッセージ(CLR)が局部監視センタ14
へ送られる。
マが時間切れになると閉じ込め状態1(OCC1)1210へ移
行する。これは乗客が閉じ込められていることを表して
いる。閉じ込め状態1(OCC1)1210へ移行すると直ち
に、閉じ込めエレベータ異常運転停止メッセージ(OC
C)が局部監視センタ14へ送られる。閉じ込め状態1(O
CC1)1210からの唯一の移行は、線1216で示してあるよ
うに、開扉変数(DO)が(T)になった時にかご開扉状
態(CDOS)1144へ移行することである。これは閉じ込め
られていた乗客がエレベータから脱出したことを表し、
警報状態取消しメッセージ(CLR)が局部監視センタ14
へ送られる。
不動作状態5(INOP5)1156は、昇降路開扉作動装置
が故障したことを表している。かご開扉状態(CDOS)11
44に入ってから20秒以内に昇降路ドアが開かないと、か
ご開扉状態(CDOS)1144から不動作状態5(INOP5)115
6へ移行する。不動作状態5(INOP5)1156に入ると、ス
テートマシンが不動作状態5(INOP5)1156にどれ程長
く留まっているかをタイマが計時する。もし20分経過し
ても昇降路ドアが開かれなければ、線1220で示すように
空かご状態5(UNNOC5)1218へ移行する。線1222で示す
ように、20分が経過する前であっても昇降路ドアロック
変数(DS)が(F)になれば、かご遊休状態(CIS)110
2へ移行する可能性がある。また線1224で示すように、
もし1秒以上にわたって警報ベル変数(ALB)が(T)
になれば、不動作状態5(INOP5)1156から閉じ込め待
機状態3(OCCW3)1226へ移行することもある。
が故障したことを表している。かご開扉状態(CDOS)11
44に入ってから20秒以内に昇降路ドアが開かないと、か
ご開扉状態(CDOS)1144から不動作状態5(INOP5)115
6へ移行する。不動作状態5(INOP5)1156に入ると、ス
テートマシンが不動作状態5(INOP5)1156にどれ程長
く留まっているかをタイマが計時する。もし20分経過し
ても昇降路ドアが開かれなければ、線1220で示すように
空かご状態5(UNNOC5)1218へ移行する。線1222で示す
ように、20分が経過する前であっても昇降路ドアロック
変数(DS)が(F)になれば、かご遊休状態(CIS)110
2へ移行する可能性がある。また線1224で示すように、
もし1秒以上にわたって警報ベル変数(ALB)が(T)
になれば、不動作状態5(INOP5)1156から閉じ込め待
機状態3(OCCW3)1226へ移行することもある。
ステートマシンが20分以上不動作状態5(INOP5)115
6に留まると、空かご状態5(UNNOC5)1218に移行す
る。空かご状態5(UNNOC5)1218に移行すると直ちに、
エレベータ異常運転停止メッセージ(INOP)が局部監視
センタ14へ送られる。ステートマシンは昇降路ドアロッ
ク変数(DS)が(F)になるまで空かご状態5(UNNOC
5)1218に留まり、線1228で示すようにこの変数(DS)
が(F)になると直ちにかご遊休状態(CIS)1102へ移
行する。この移行によって警報状態取消しメッセージ
(CLR)が局部監視センタ14へ送られる。
6に留まると、空かご状態5(UNNOC5)1218に移行す
る。空かご状態5(UNNOC5)1218に移行すると直ちに、
エレベータ異常運転停止メッセージ(INOP)が局部監視
センタ14へ送られる。ステートマシンは昇降路ドアロッ
ク変数(DS)が(F)になるまで空かご状態5(UNNOC
5)1218に留まり、線1228で示すようにこの変数(DS)
が(F)になると直ちにかご遊休状態(CIS)1102へ移
行する。この移行によって警報状態取消しメッセージ
(CLR)が局部監視センタ14へ送られる。
警報ベル変数(ALB)が1秒以上わたって(T)であ
ると、ステートマシンは、不動作状態5(INOP5)1156
から閉じ込め待機状態3(OCCW3)1226に移行する。こ
の閉じ込め待機状態3(OCCW3)1226は、昇降路ドアの
故障により乗客が閉じ込められたことを表す。閉じ込め
待機状態3(OCCW3)1226に移行するとタイマが動作し
て計時し始める。もし3分経過しても昇降路ドアが開か
なければ(即ち昇降路ドアロック変数(DS)が(T)で
あり続ければ)、線1232で示すように直ちに閉じ込め状
態3(OCCW3)1230へ移行する。昇降路ドアロック変数
(DS)が(F)になると(これは昇降路ドアが開いて、
かご内に閉じ込められていた乗客が検出したことを表
す)、線1234で示すようにステートマシンは直ちに閉じ
込め待機状態3(OCCW3)1226からかご遊休状態(CIS)
1102へ移行する。
ると、ステートマシンは、不動作状態5(INOP5)1156
から閉じ込め待機状態3(OCCW3)1226に移行する。こ
の閉じ込め待機状態3(OCCW3)1226は、昇降路ドアの
故障により乗客が閉じ込められたことを表す。閉じ込め
待機状態3(OCCW3)1226に移行するとタイマが動作し
て計時し始める。もし3分経過しても昇降路ドアが開か
なければ(即ち昇降路ドアロック変数(DS)が(T)で
あり続ければ)、線1232で示すように直ちに閉じ込め状
態3(OCCW3)1230へ移行する。昇降路ドアロック変数
(DS)が(F)になると(これは昇降路ドアが開いて、
かご内に閉じ込められていた乗客が検出したことを表
す)、線1234で示すようにステートマシンは直ちに閉じ
込め待機状態3(OCCW3)1226からかご遊休状態(CIS)
1102へ移行する。
閉じ込め待機状態3(OCCW3)1226から閉じ込め状態
3(OCC3)1230へ移行すると閉じ込め異常運転停止メッ
セージ(OCC)が局部監視センタ14へ送られる。昇降路
ドアロック変数(DS)が(F)になるまでステートマシ
ンは閉じ込め状態3(OCC3)1230に留まる。この変数
(DS)が(F)になることは、閉じ込められていた乗客
が昇降路ドアを通って脱出したことを表しており、警報
状態取消しメッセージ(CLR)が局部監視センタ14へ送
られる。昇降路ドアロック変数(DS)が(F)になる
と、ステートマシンは線1236で示すように閉じ込め状態
3(OCC3)1230からかご遊休状態(CIS)1102へ移行す
る。この場合も警報状態取消しメッセージ(CLR)が局
部監視センタ14へ送られる。
3(OCC3)1230へ移行すると閉じ込め異常運転停止メッ
セージ(OCC)が局部監視センタ14へ送られる。昇降路
ドアロック変数(DS)が(F)になるまでステートマシ
ンは閉じ込め状態3(OCC3)1230に留まる。この変数
(DS)が(F)になることは、閉じ込められていた乗客
が昇降路ドアを通って脱出したことを表しており、警報
状態取消しメッセージ(CLR)が局部監視センタ14へ送
られる。昇降路ドアロック変数(DS)が(F)になる
と、ステートマシンは線1236で示すように閉じ込め状態
3(OCC3)1230からかご遊休状態(CIS)1102へ移行す
る。この場合も警報状態取消しメッセージ(CLR)が局
部監視センタ14へ送られる。
非常停止状態(ESS)1172は、エレベータかご内の非
常停止ボタンが押されてかごドアが正常に閉じるのを阻
害されたことを機能的に表す。不動作状態2(INOP2)1
122から非常停止状態(ESS)1172へ移行されることによ
って、かごがその階床に留まっている間空かごもしくは
閉じ込めの何れかの警報が送出されるのを阻止する。非
常停止状態(ESS)1172からの唯一の移行は、非常停止
ボタンの押圧が開放される(即ち、変数(EMSTP)が
(F)になる)ことによって行われる。線1238で示すよ
うに、この開放によりステートマシンは直ちに不動作状
態2(INOP2)1122へ戻る。
常停止ボタンが押されてかごドアが正常に閉じるのを阻
害されたことを機能的に表す。不動作状態2(INOP2)1
122から非常停止状態(ESS)1172へ移行されることによ
って、かごがその階床に留まっている間空かごもしくは
閉じ込めの何れかの警報が送出されるのを阻止する。非
常停止状態(ESS)1172からの唯一の移行は、非常停止
ボタンの押圧が開放される(即ち、変数(EMSTP)が
(F)になる)ことによって行われる。線1238で示すよ
うに、この開放によりステートマシンは直ちに不動作状
態2(INOP2)1122へ戻る。
不動作状態6(INOP6)1140は、安全鎖が破れたこと
によってエレベータかごが停止したことを機能的に表
す。不動作状態6(INOP6)1140へ移行すると、ステー
トマシンが不動作状態6(INOP6)1140に留まる時間を2
0分タイマが計時し始める。20分が経過しても安全鎖変
数(SAF)が(T)にならなければステートマシンは線1
242で示されているように空かご状態(UNNOC6)1240へ
移行する。安全鎖変数(SAF)が(T)になると20分タ
イマは中断され、線1244で示されているようにかご停止
状態(CSS)1136へ直ちに移行する。線1176、1186、120
0、1220に関して説明したように、第8図の線1242に示
してある論理式には複数かご装置のための正常変数(NO
RM)が含まれている。線1246に示してあるように、警報
ベル変数(ALB)が1秒以上にわたって(T)にあると
ステートマシンは不動作状態6(INOP6)1140から閉じ
込め待機状態1(OCCW1)1163へ移行する。これは乗客
が閉じ込められていることを表す。
によってエレベータかごが停止したことを機能的に表
す。不動作状態6(INOP6)1140へ移行すると、ステー
トマシンが不動作状態6(INOP6)1140に留まる時間を2
0分タイマが計時し始める。20分が経過しても安全鎖変
数(SAF)が(T)にならなければステートマシンは線1
242で示されているように空かご状態(UNNOC6)1240へ
移行する。安全鎖変数(SAF)が(T)になると20分タ
イマは中断され、線1244で示されているようにかご停止
状態(CSS)1136へ直ちに移行する。線1176、1186、120
0、1220に関して説明したように、第8図の線1242に示
してある論理式には複数かご装置のための正常変数(NO
RM)が含まれている。線1246に示してあるように、警報
ベル変数(ALB)が1秒以上にわたって(T)にあると
ステートマシンは不動作状態6(INOP6)1140から閉じ
込め待機状態1(OCCW1)1163へ移行する。これは乗客
が閉じ込められていることを表す。
ステートマシンが空かご状態6(UNNOC6)1240へ移行
すると、エレベータ異常運転停止メッセージ(INOP)が
局部監視センタ14へ送られる。ステートマシンは安全鎖
変数(SAF)が(T)になるまで空かご状態6(UNNOC
6)1240に留まり、安全鎖変数(SAF)が(T)になると
線1248で示してあるように直ちにかご遊休状態(CIS)1
102へ移行する。またこの移行の際に、警報取消しメッ
セージ(CLR)が局部監視センタ14へ送られる。
すると、エレベータ異常運転停止メッセージ(INOP)が
局部監視センタ14へ送られる。ステートマシンは安全鎖
変数(SAF)が(T)になるまで空かご状態6(UNNOC
6)1240に留まり、安全鎖変数(SAF)が(T)になると
線1248で示してあるように直ちにかご遊休状態(CIS)1
102へ移行する。またこの移行の際に、警報取消しメッ
セージ(CLR)が局部監視センタ14へ送られる。
かご駐止状態(CPS)1146は、複数昇降路及び複数か
ご群に組み込まれているかご駐止機能を表している。も
しかご駐止認識変数(CPR)が(F)になればステート
マシンはかご停止状態(CSS)1136からかご駐止状態(C
PS)1146へ移行する。かご駐止状態(CPS)1146からか
ご遊休状態(CIS)1102への移行は、線1250に示してあ
るようにボタン変数(BUT)が(T)になった時に発生
する。ボタン変数(BUT)が(T)になったことは、制
御装置からの発進信号が、指定されたホール呼びへ向け
てあるかごを発進させたことを表している。かご駐止状
態(CPS)1146からの異常な移行は、線1252に示すよう
に警報ベル変数(ALB)が1秒以上にわたって(T)に
なった場合であって、閉じ込め待機状態2(OCCW2)125
4へ移行されるものである。これはかご駐止認識リレー
が原因で乗客がかご内に閉じ込められたことを表す。か
ご駐止状態(CPS)1146からの第2の異常な移行は、線1
256に示すように開扉変数(DO)が(T)になった場合
であって、かご開扉状態(CDOS)1144へ移行するもので
ある。これは閉じ込められていた乗客がエレベータかご
から脱出したことを表す。
ご群に組み込まれているかご駐止機能を表している。も
しかご駐止認識変数(CPR)が(F)になればステート
マシンはかご停止状態(CSS)1136からかご駐止状態(C
PS)1146へ移行する。かご駐止状態(CPS)1146からか
ご遊休状態(CIS)1102への移行は、線1250に示してあ
るようにボタン変数(BUT)が(T)になった時に発生
する。ボタン変数(BUT)が(T)になったことは、制
御装置からの発進信号が、指定されたホール呼びへ向け
てあるかごを発進させたことを表している。かご駐止状
態(CPS)1146からの異常な移行は、線1252に示すよう
に警報ベル変数(ALB)が1秒以上にわたって(T)に
なった場合であって、閉じ込め待機状態2(OCCW2)125
4へ移行されるものである。これはかご駐止認識リレー
が原因で乗客がかご内に閉じ込められたことを表す。か
ご駐止状態(CPS)1146からの第2の異常な移行は、線1
256に示すように開扉変数(DO)が(T)になった場合
であって、かご開扉状態(CDOS)1144へ移行するもので
ある。これは閉じ込められていた乗客がエレベータかご
から脱出したことを表す。
閉じ込め待機状態2(OCCW2)1254は、かご駐止認識
リレーが故障したことにより乗客が閉じ込められている
ことを表す。閉じ込め待機状態2(OCCW2)1254へ移行
すると、タイマが動作し始める。このタイマが3分を計
時すると、線1260で示してあるように直ちに閉じ込め状
態2(OCC2)1258へ移行する。もし3分が経過しない中
に開扉変数(DO)が(T)になればタイマの計時は停止
され、線1262で示してあるようにかご開扉状態(CDOS)
1144へ移行する。これは閉じ込められていた乗客がエレ
ベータかごから脱出したことを表している。
リレーが故障したことにより乗客が閉じ込められている
ことを表す。閉じ込め待機状態2(OCCW2)1254へ移行
すると、タイマが動作し始める。このタイマが3分を計
時すると、線1260で示してあるように直ちに閉じ込め状
態2(OCC2)1258へ移行する。もし3分が経過しない中
に開扉変数(DO)が(T)になればタイマの計時は停止
され、線1262で示してあるようにかご開扉状態(CDOS)
1144へ移行する。これは閉じ込められていた乗客がエレ
ベータかごから脱出したことを表している。
閉じ込め状態2(OCC2)1258は、乗客が閉じ込められ
ていることを表している。閉じ込め状態2(OCC2)1258
へ移行すると、閉じ込め異常運転停止メッセージ(OC
C)が局部監視センタ14へ送られる。ステートマシン
は、開扉変数(DO)が(T)になるまで閉じ込め状態2
(OCC2)1258に留まり、線1264で示すようにこの変数
(DO)が(T)になると閉じ込め状態2(OCC2)1258か
らかご開扉状態(CDOS)1144へ移行する。これに伴って
警報取消しメッセージ(CLR)が局部監視センタ14へ送
られる。
ていることを表している。閉じ込め状態2(OCC2)1258
へ移行すると、閉じ込め異常運転停止メッセージ(OC
C)が局部監視センタ14へ送られる。ステートマシン
は、開扉変数(DO)が(T)になるまで閉じ込め状態2
(OCC2)1258に留まり、線1264で示すようにこの変数
(DO)が(T)になると閉じ込め状態2(OCC2)1258か
らかご開扉状態(CDOS)1144へ移行する。これに伴って
警報取消しメッセージ(CLR)が局部監視センタ14へ送
られる。
以上に説明したステートマシンは、正常なエレベータ
動作を監視する機能を遂行する。第8図の状態図には数
字を囲んだ六角形が含まれている。これらの六角形は、
動作データを累積するためのタイマ及びカウンタが動作
し始める、及び動作が停止することを表している。不動
作状態もしくは閉じ込め待機状態に移行したことによっ
てエレベータが異常状態にあることが指示されると、一
般的には、そのかごの状態に関連する動作データの累積
が停止される。これは、エレベータが異常運転停止した
結果として、エレベータ要求時間、走行時間等が過大に
計数されるのを防ぐためである。第8図の数字を囲んだ
六角形によって表されている種々のタイマ及びカウンタ
の機能を表Vに示す。表Vについては、第8図及び以下
の説明から容易に理解できよう。
動作を監視する機能を遂行する。第8図の状態図には数
字を囲んだ六角形が含まれている。これらの六角形は、
動作データを累積するためのタイマ及びカウンタが動作
し始める、及び動作が停止することを表している。不動
作状態もしくは閉じ込め待機状態に移行したことによっ
てエレベータが異常状態にあることが指示されると、一
般的には、そのかごの状態に関連する動作データの累積
が停止される。これは、エレベータが異常運転停止した
結果として、エレベータ要求時間、走行時間等が過大に
計数されるのを防ぐためである。第8図の数字を囲んだ
六角形によって表されている種々のタイマ及びカウンタ
の機能を表Vに示す。表Vについては、第8図及び以下
の説明から容易に理解できよう。
かご遊休状態(CIS)1102からかご呼出し状態(CCS)
1106へ移行する際に、要求タイマ(図示してない)が時
間(秒)を計時し始める。これが第8図に六角形1で示
されている。このタイマは、かご活動状態(CAS)1126
からかご停止状態(CSS)1136へ移行する時に、六角形
2で示されているように動作が停止される。あるかごに
関連して累積される合計要求時間は24時間の動作監視期
間(正常監視のための正常期間)にわたって累積され
る。
1106へ移行する際に、要求タイマ(図示してない)が時
間(秒)を計時し始める。これが第8図に六角形1で示
されている。このタイマは、かご活動状態(CAS)1126
からかご停止状態(CSS)1136へ移行する時に、六角形
2で示されているように動作が停止される。あるかごに
関連して累積される合計要求時間は24時間の動作監視期
間(正常監視のための正常期間)にわたって累積され
る。
ブレーキが解除されてかご動作可能状態(CRS)1118
からかご活動状態(CAS)1126へ移行すると、機械運転
タイマ(図示してない)が時間(秒)を計時し始める。
機械運転タイマの始動は六角形3で示されている。この
タイマはブレーキがかけられてかご活動状態(CAS)112
6からかご停止状態(CSS)1136へ移行する時に、六角形
4で示されているように動作を停止される。そのエレベ
ータかごの合計機械運転時間は24時間の動作期間にわた
って累積される。そのエレベータの走行回数は、かご動
作可能状態(CRS)1118からかご活動状態(CAS)1126へ
の移行を計数することによって累積される。
からかご活動状態(CAS)1126へ移行すると、機械運転
タイマ(図示してない)が時間(秒)を計時し始める。
機械運転タイマの始動は六角形3で示されている。この
タイマはブレーキがかけられてかご活動状態(CAS)112
6からかご停止状態(CSS)1136へ移行する時に、六角形
4で示されているように動作を停止される。そのエレベ
ータかごの合計機械運転時間は24時間の動作期間にわた
って累積される。そのエレベータの走行回数は、かご動
作可能状態(CRS)1118からかご活動状態(CAS)1126へ
の移行を計数することによって累積される。
昇降路ドアが開いたことによってかご開扉状態(CDO
S)1144からかご遊休状態(CIS)1102へ移行する時に、
六角形5で示すようにドア動作カウンタ(図示してな
い)が増数される。開扉動作の合計は24時間の動作期間
にわたって累積される。
S)1144からかご遊休状態(CIS)1102へ移行する時に、
六角形5で示すようにドア動作カウンタ(図示してな
い)が増数される。開扉動作の合計は24時間の動作期間
にわたって累積される。
エレベータドアが閉じると、開扉変数が(T)から
(F)へ変化する。六角形6で示すように閉扉タイマ
(図示してない)はこの移行が行われると時間(秒)を
計時し始める。昇降路ドアが閉じてかご呼出し状態(CC
S)1106からかご動作可能状態(CRS)1118へ移行する際
には、六角形7で示すように閉扉タイマの動作を停止さ
せるべきである。累積された時間は、そのエレベータの
閉扉限界値と比較される。この時間が閉扉限界時間より
長い場合には、閉扉限界超過とされる。これは、24時間
の動作期間にわたって閉扉限界超過を累積している値に
付加される。
(F)へ変化する。六角形6で示すように閉扉タイマ
(図示してない)はこの移行が行われると時間(秒)を
計時し始める。昇降路ドアが閉じてかご呼出し状態(CC
S)1106からかご動作可能状態(CRS)1118へ移行する際
には、六角形7で示すように閉扉タイマの動作を停止さ
せるべきである。累積された時間は、そのエレベータの
閉扉限界値と比較される。この時間が閉扉限界時間より
長い場合には、閉扉限界超過とされる。これは、24時間
の動作期間にわたって閉扉限界超過を累積している値に
付加される。
何等かの理由でかご動作可能状態(CRS)1118から不
動作状態3(INOP3)1130へ移行すると、六角形8で示
すようにブレーキ解除の遅れカウンタ(図示してない)
が増数される。このように動作期間にわたって、15秒以
上にわたる全てのブレーキ解除回数が計数される。この
動作値を監視することによって、故障が予測されること
を局部オフィスに指示することができる。
動作状態3(INOP3)1130へ移行すると、六角形8で示
すようにブレーキ解除の遅れカウンタ(図示してない)
が増数される。このように動作期間にわたって、15秒以
上にわたる全てのブレーキ解除回数が計数される。この
動作値を監視することによって、故障が予測されること
を局部オフィスに指示することができる。
開扉作動装置が故障してドアが5秒以内に開かないた
めに、かご停止状態(CSS)1136から不動作状態4(INO
P4)1150へ移行すると、六角形9で示すように開扉作動
装置故障カウンタ(図示してない)が増数される。この
ように動作期間にわたって合計カウント数が監視され
る。この数は、開扉作動装置の故障が予測されることを
指示する。
めに、かご停止状態(CSS)1136から不動作状態4(INO
P4)1150へ移行すると、六角形9で示すように開扉作動
装置故障カウンタ(図示してない)が増数される。この
ように動作期間にわたって合計カウント数が監視され
る。この数は、開扉作動装置の故障が予測されることを
指示する。
六角形10で示すようにかご停止状態(CSS)1136から
かご駐止状態(CPS)1146へ移行する度にかご駐止認識
カウンタ(図示してない)が増数される。これにより、
動作期間にわたってあるエレベータの過大なかご駐止を
検出することができる。
かご駐止状態(CPS)1146へ移行する度にかご駐止認識
カウンタ(図示してない)が増数される。これにより、
動作期間にわたってあるエレベータの過大なかご駐止を
検出することができる。
かご開扉状態(CDOS)1144に入ると、ステートマシン
は床合わせ検査を遂行するために真の主階床状態を調べ
る。換言すれば、複数の階床の1つを主階床として選択
し、かごがその階床に停止する度に床合わせ検査を遂行
する。もし床合わせが所定の受け入れ可能な限界内で行
われていれば、床合わせ変数は(T)にセットされる。
これは、かごがその階床に対して固定された距離内に停
止したことを表している。主階床において床合わせに失
敗すると、六角形11で示すように床合わせ失敗カウンタ
(図示してない)が増数される。これにより、動作期間
にわたって床合わせの失敗を監視することができる。若
干のエレベータ構成では、全ての階床において床合わせ
を調べることが望ましい。
は床合わせ検査を遂行するために真の主階床状態を調べ
る。換言すれば、複数の階床の1つを主階床として選択
し、かごがその階床に停止する度に床合わせ検査を遂行
する。もし床合わせが所定の受け入れ可能な限界内で行
われていれば、床合わせ変数は(T)にセットされる。
これは、かごがその階床に対して固定された距離内に停
止したことを表している。主階床において床合わせに失
敗すると、六角形11で示すように床合わせ失敗カウンタ
(図示してない)が増数される。これにより、動作期間
にわたって床合わせの失敗を監視することができる。若
干のエレベータ構成では、全ての階床において床合わせ
を調べることが望ましい。
かご休止状態(CIS)1102においてもし監視下にある
装置へ電力が1秒以上供給されなければ(即ち、電力変
数(POW)が1秒以上(F)になると)、そしてこの時
にだけ不動作状態1(INOP1)へ移行する。六角形12に
示すように、この移行の数は動作期間にわたって計数さ
れる。
装置へ電力が1秒以上供給されなければ(即ち、電力変
数(POW)が1秒以上(F)になると)、そしてこの時
にだけ不動作状態1(INOP1)へ移行する。六角形12に
示すように、この移行の数は動作期間にわたって計数さ
れる。
かご呼出し状態(CCS)1106から不動作状態2(INOP
2)1122へ移行する度に、六角形13で示すように昇降路
閉扉故障カウンタ(図示してない)が増数される。この
ように動作期間にわたって昇降路ドアが閉じなくなった
ことが検出される。
2)1122へ移行する度に、六角形13で示すように昇降路
閉扉故障カウンタ(図示してない)が増数される。この
ように動作期間にわたって昇降路ドアが閉じなくなった
ことが検出される。
昇降路ドアが20秒以内に開かなかったために、かご開
扉状態(CDOS)1144から不動作状態5(INOP5)1156へ
移行する度に、六角形14で示すように昇降路開扉故障カ
ウンタ(図示してない)が増数される。これにより、動
作期間にわたって昇降路ドアが開かなくなったことを監
視することができる。
扉状態(CDOS)1144から不動作状態5(INOP5)1156へ
移行する度に、六角形14で示すように昇降路開扉故障カ
ウンタ(図示してない)が増数される。これにより、動
作期間にわたって昇降路ドアが開かなくなったことを監
視することができる。
全ての不動作状態には、限界値を組み入れることがで
きる。カウンタがこの限界値を超過した場合には、指定
された限界値を超過したことを局部オフィスへ知らせる
警報を生成するとができる。この警報の目的は、実際に
エレベータが運転停止する前にそのエレベータ内に動作
不良が存在することを局部オフィスへ警告することであ
る。
きる。カウンタがこの限界値を超過した場合には、指定
された限界値を超過したことを局部オフィスへ知らせる
警報を生成するとができる。この警報の目的は、実際に
エレベータが運転停止する前にそのエレベータ内に動作
不良が存在することを局部オフィスへ警告することであ
る。
かご活動状態(CAS)1126へ移行すると、エレベータ
の1階分の走行が累積される。1階分の走行は動作期間
にわたって累積される。これは六角形4で示されてい
る。
の1階分の走行が累積される。1階分の走行は動作期間
にわたって累積される。これは六角形4で示されてい
る。
昇降路ドア錠が開かれてかご遊休状態(CIS)1102へ
移行すると、ドア動作カウンタが増数される。六角形5
で示されているように、ドア動作は動作期間にわたって
累積される。
移行すると、ドア動作カウンタが増数される。六角形5
で示されているように、ドア動作は動作期間にわたって
累積される。
以上に本発明を第1図乃至第8図の遠隔エレベータ監
視システムに関連して説明したが、本発明は必ずしもこ
の応用に限定されるものではない。例えば、第1図の遠
隔建物12内の主ユニット18に使用する第8図で説明した
ステートマシンは、これと同じ技法で動作してモデル化
することができる別の型のオペレーティングシステムに
も容易に適用させることができる。
視システムに関連して説明したが、本発明は必ずしもこ
の応用に限定されるものではない。例えば、第1図の遠
隔建物12内の主ユニット18に使用する第8図で説明した
ステートマシンは、これと同じ技法で動作してモデル化
することができる別の型のオペレーティングシステムに
も容易に適用させることができる。
本発明をその好ましい実施例に関して説明したが、本
発明の思想及び範囲から逸脱することなく上述した実施
例に変更及び付加を施し得ることは明白である。
発明の思想及び範囲から逸脱することなく上述した実施
例に変更及び付加を施し得ることは明白である。
第1図は、本発明による遠隔エレベータ監視システムの
システムブロック線図であり、 第2図は、第1図のシステム内に使用される従ユニット
の簡易ブロック線図であり、 第3図は、第1図の実施例の説明に使用される信号波形
であり、 第4図は、第1図のシステム内に使用される主ユニット
の簡易ブロック線図であり、 第5図は、第2図に示す従ユニットの簡易回路図であ
り、 第6図は、第4図に示す主ユニットの簡易回路図であ
り、 第7図は、第4図の主ユニットのブロック線図の一部分
の簡易回路図であり、 そして 第8図は、典型的なエレベータ動作シーケンスに従って
状態から状態へ移行するエレベータシステムのステート
マシンモデルの簡易流れ図である。 10……遠隔エレベータ監視システム(REMS)、12……遠
隔建物、14……局部監視センタ、16……中央監視セン
タ、18……主ユニット、20……従ユニット、22……通信
回線、24、26……モデム、28……局部プロセッサ、30…
…プリンタ、32……モデム、34……中央コンピュータ、
36……プリンタ、38……CRT、40……大容量記憶装置、1
02……光アイソレータ・信号調節・多重化ユニット、10
4……工業用制御ユニット(ICU)、108……アドレス形
成・制御ブロック、110……水晶、112……回線終端回路
網、114……電源、300……主・従通信インタフェース、
301……回線終端回路網、302……信号プロセッサ、304
……RAM、306……ROM、308……汎用非同期受信器・送信
器(UART)、310……電源、312……時計パルス発生回
路、314……クロック発振器、322……ドライバ回路、34
0……受信器、500……センサ接点、502……交流120V電
源、508……光アイソレータ・信号調節回路網、512……
光アイソレータ、518……バッファ、522……排他的ORゲ
ート、528……多重化回路、530……2進カウンタ、534
……アドレスコンパレータ、536……アドレス選択スイ
ッチ、544……工業用制御ユニット(ICU)、546……コ
ンパレータ(クロック検出器)、562……回線終端回路
網、600……主・従通信インタフェース・UARTチップ、6
14……コンパレータ、621……クロックパルス供給回
路、622……データ書き込み能力付与回路、623……ラッ
チ回路、700……メモリデコーダ・セレクタ・マルチプ
レクサ、706……水晶及び関連回路、708……バッファ回
路、716……変圧器、720……全波整流器、728、730……
増幅器、734……フリップフロップ、750……リチウム電
池。
システムブロック線図であり、 第2図は、第1図のシステム内に使用される従ユニット
の簡易ブロック線図であり、 第3図は、第1図の実施例の説明に使用される信号波形
であり、 第4図は、第1図のシステム内に使用される主ユニット
の簡易ブロック線図であり、 第5図は、第2図に示す従ユニットの簡易回路図であ
り、 第6図は、第4図に示す主ユニットの簡易回路図であ
り、 第7図は、第4図の主ユニットのブロック線図の一部分
の簡易回路図であり、 そして 第8図は、典型的なエレベータ動作シーケンスに従って
状態から状態へ移行するエレベータシステムのステート
マシンモデルの簡易流れ図である。 10……遠隔エレベータ監視システム(REMS)、12……遠
隔建物、14……局部監視センタ、16……中央監視セン
タ、18……主ユニット、20……従ユニット、22……通信
回線、24、26……モデム、28……局部プロセッサ、30…
…プリンタ、32……モデム、34……中央コンピュータ、
36……プリンタ、38……CRT、40……大容量記憶装置、1
02……光アイソレータ・信号調節・多重化ユニット、10
4……工業用制御ユニット(ICU)、108……アドレス形
成・制御ブロック、110……水晶、112……回線終端回路
網、114……電源、300……主・従通信インタフェース、
301……回線終端回路網、302……信号プロセッサ、304
……RAM、306……ROM、308……汎用非同期受信器・送信
器(UART)、310……電源、312……時計パルス発生回
路、314……クロック発振器、322……ドライバ回路、34
0……受信器、500……センサ接点、502……交流120V電
源、508……光アイソレータ・信号調節回路網、512……
光アイソレータ、518……バッファ、522……排他的ORゲ
ート、528……多重化回路、530……2進カウンタ、534
……アドレスコンパレータ、536……アドレス選択スイ
ッチ、544……工業用制御ユニット(ICU)、546……コ
ンパレータ(クロック検出器)、562……回線終端回路
網、600……主・従通信インタフェース・UARTチップ、6
14……コンパレータ、621……クロックパルス供給回
路、622……データ書き込み能力付与回路、623……ラッ
チ回路、700……メモリデコーダ・セレクタ・マルチプ
レクサ、706……水晶及び関連回路、708……バッファ回
路、716……変圧器、720……全波整流器、728、730……
増幅器、734……フリップフロップ、750……リチウム電
池。
Claims (3)
- 【請求項1】少なくとも一つの運転システムの動作を評
価するのに、それぞれの監視されている運転システムか
らの2状態パラメタ信号の状態を監視することによって
運転システムの動作を評価し、各パラメタ信号は運転シ
ステムの動作パラメタの一つ一つを表しており、運転シ
ステムの動作劣化を表している不動作状態を含む監視下
の各システムの様々な状態を示す定期的動作メッセージ
を送り、そして運転システムの故障を表す警報メッセー
ジを送るようになっている運転システムの動作を評価す
る装置において、 監視下の各運転システムからの2状態パラメタ信号に応
答する信号プロセッサ装置と表示装置とを備え、 前記の信号プロセッサ装置は、 前記の2状態パラメタ信号を蓄積する手段と、 最後に蓄積された監視下の各運転システムの最新の運転
状態を表しているパラメタ信号の状態と、蓄積されたそ
の直前の運転状態を表しているパラメタ信号の状態とを
比較して、前記の直前の運転状態から前記の最新の運転
状態への移行を検出し、そして最新の運転状態から不動
作状態への移行を、不動作状態から運転状態への移行
を、不動作状態から警報状態への移行を、そして警報状
態から警報状態以外の状態への移行をそれぞれ検出する
手段と、 監視下の各運転システムの運転状態の間での移行を計数
し、運転状態と不動作状態との間での移行を計数し、そ
して検出された移行を表す動作信号を定期的に監視下の
運転システム毎につくる手段と、 不動作状態から警報状態への検出された移行を表す警報
信号を監視下の運転システム毎につくる手段と を備え、そして 前記の表示装置は前記の警報信号に応答して、監視下の
運転システムで検出された各警報状態に対応する警報メ
ッセージを表示し、そして前記の動作信号に応答して、
監視下の運転システムで検出された移行に対応する動作
メッセージを表示する手段を備えている ことを特徴とする運転システムの動作を評価する装置。 - 【請求項2】運転システム毎に1つずつ設けた、それの
警報信号に応答して警報信号を送信する遠隔通信要素
と、 少なくとも1つの遠隔通信要素からの警報信号に応答し
て、その遠隔通信要素に関連した運転システムの警報信
号を作る少なくとも1つの局部通信要素と、 この局部通信要素からの警報信号に応答して、その警報
信号を出した運転システムで検出された不動作状態に対
応する警報メッセージを表示する少なくとも1つの局部
表示手段 を備えている請求項(1)に記載の運転システムの動作
を評価する装置。 - 【請求項3】局部通信要素は警報信号と運転信号を再送
信しており、 局部通信要素の各々が再送信した警報信号に応答して各
運転システムの警報信号を作る中央通信要素と、 各運転システムの警報信号に応答して、各運転システム
における検出された各不動作状態に対応する警報メッセ
ージを表示する中央表示装置と を備えている請求項(2)に記載の運転システムの動作
を評価する装置。
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