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JPH08298583A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

Info

Publication number
JPH08298583A
JPH08298583A JP7124331A JP12433195A JPH08298583A JP H08298583 A JPH08298583 A JP H08298583A JP 7124331 A JP7124331 A JP 7124331A JP 12433195 A JP12433195 A JP 12433195A JP H08298583 A JPH08298583 A JP H08298583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address book
information
facsimile
destination
address
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7124331A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Kagawa
哲也 香川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP7124331A priority Critical patent/JPH08298583A/ja
Publication of JPH08298583A publication Critical patent/JPH08298583A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は記録手段や読取手段を利用して住所録
情報を管理・利用し、資源を有効活用するするファクシ
ミリ装置を提供することを目的とする。 【構成】ファクシミリ装置は、宛先検索が選択される
と、住所録記憶部から住所録情報を所定順序で読み出し
て、宛先を表示部に表示し(ステップS1、S2)、表
示中の宛先の選択確定が操作されると、当該宛先の確定
を行って、宛先選択操作が行われたかチェックする(ス
テップS13、S14)。続いて、宛先選択操作が行わ
れると、次の宛先を読み出して表示し、同様に、宛先選
択確定あるいは次の宛先選択操作が行われるかチェック
する(ステップS12〜S15)。宛先選択終了まで、
上記処理を繰り返す(ステップS12〜S16)。宛先
選択が終了すると、ハガキ印字かファクシミリ送信かを
チェックし(ステップS17)、選択に応じて、選択さ
れた宛先のプロッタによるハガキ印字あるいはファクシ
ミリ送信を行う(ステップS18、S19)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に関
し、詳細には、住所録機能を備えたファクシミリ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、その普及に伴って
種々の機能を備えたものが出現しており、特に、宛先情
報を管理する種々のファクシミリ装置が従来から提案さ
れている。
【0003】例えば、特開平1−117554号公報に
記載された情報処理装置においては、電話番号、住所、
氏名、その他の情報を記憶する記憶部を備え、送信時、
記憶部内の自局の電話番号、住所、氏名、その他の情報
を送信し、着信時に、相手局から送信されてくる相手局
の電話番号、住所、氏名、その他の情報を取得して、記
憶部に登録・更新する。
【0004】この情報処理装置をファクシミリ装置に適
用すると、着呼時に、相手ファクシミリ装置から送信さ
れてくる電話番号等の情報により相手先の情報を知るこ
とができ、また、相手先の電話番号、住所、その他の情
報を自動的に取得・管理することができる。
【0005】また、従来、送信先ダイヤル指定方式(特
開平5−75734号公報参照)が提案されており、こ
の送信先ダイヤル指定方式は、自動発着信機能を備えた
文書通信装置において、送信先ダイヤル指定時、文書通
信装置内に予め登録されている送信先ダイヤル以外に、
文書作成装置等で作成された住所録フロッピィから送信
先ダイヤルの指定ができる手段を設けたことを特徴とし
ている。
【0006】この送信先ダイヤル指定方式をファクシミ
リ装置に適用すると、外部記憶装置のフロッピィから送
信先電話番号を呼び出して発呼することができる。
【0007】さらに、従来、少なくとも名称、電話番号
からなる個別データを複数記憶する記憶手段と、キー入
力された検索項目で前記記憶手段から該当の個別データ
を検索する検索手段と、検索された個別データを出力す
る出力手段と、を設けたことを特徴とする電話機(特開
平1−137858号公報参照)が提案されている。
【0008】この電話機をファクシミリ装置に適用する
と、名称に基づいて記憶手段に記憶されている電話番号
を検索し、この電話番号に基づいてファクシミリ送信先
に発呼することができる。
【0009】また、従来、送出相手、そのファクシミリ
電話番号などの送出アドレス情報を磁気的に記録してい
る磁気記録カードから該送出アドレス情報を入力するア
ドレス情報入力手段、該アドレス情報入力手段で入力し
た前記送信アドレス情報を記憶するアドレス情報記憶手
段、該アドレス情報記憶手段に記憶した前記送信アドレ
ス情報から送信先を選択させる送信先選択手段、該選択
された送信先についての送信先情報及び送信元情報を含
むファクシミリ送信用表紙を作成する表紙作成手段、前
記選択された送信先に対して発呼して通信回線を確立
し、前記作成されたファクシミリ送信用表紙の内容を送
信し、次いで、ファクシミリ送信の本文内容を送信する
送信手段、を備え、ファクシミリ電話番号登録の省力
化、送信先への発呼の誤差防止及び表示作成の省力化を
図るファクシミリ装置(特開平3−285457号公報
参照)が提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置等にあっては、ファクシミ
リ装置の備えている種々の機能を充分活用しておらず、
未だ改良の余地があった。
【0011】すなわち、特開平1−117554号公報
に記載された情報処理装置にあっては、ファクシミリ装
置に適用すると、着呼時に、相手ファクシミリ装置から
送信されてくる電話番号等の情報により相手先の情報を
知ることができ、また、相手先の電話番号、住所、その
他の情報を自動的に取得・管理することはできるが、フ
ァクシミリ装置の備えているスキャナやプロッタ等の資
源が充分活用されているとはいえず、未だ改良の余地が
あった。
【0012】また、特開平5−75734号公報記載の
送信先ダイヤル指定方式にあっては、送信先ダイヤル指
定時、文書通信装置内に予め登録されている送信先ダイ
ヤル以外に、文書作成装置等で作成された住所録フロッ
ピィから送信先ダイヤルを指定して、発呼することはで
きるが、この送信先ダイヤル指定方式をファクシミリ装
置に適用しても、ファクシミリ装置のスキャナやプリン
タ等の資源を充分活用することができず、改良の余地が
あった。
【0013】さらに、特開平1−137858号公報記
載の電話機にあっては、名称に基づいて記憶手段に記憶
されている電話番号を検索し、この電話番号に基づいて
発呼することはできるが、この電話機をファクシミリ装
置に適用しても、なお、ファクシミリ装置のスキャナや
プロッタ等の資源を充分活用することができず、改良の
余地があった。
【0014】また、特開平3−285457号公報記載
のファクシミリ装置にあっては、送出相手、そのファク
シミリ電話番号などの送出アドレス情報を磁気的に記録
している磁気記録カードから送信先を選択して発呼した
り、ファクシミリ送信用表紙等を作成することができる
が、なお、ファクシミリ装置のスキャナやプロッタ等の
資源を充分活用することができず、改良の余地があっ
た。
【0015】そこで、本発明は、ファクシミリ装置の記
録手段や読取手段を利用して、住所録情報を管理・利用
し、また、有効活用するファクシミリ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、原稿の画情報を読み取る読取手段
と、画情報を記録出力する記録出力手段と、を備え、フ
ァクシミリ通信手順に基づいて、相手ファクシミリ装置
とファクシミリ通信を行うファクシミリ装置において、
複数の宛先の住所、氏名及び電話番号等の住所録情報を
宛先毎に記憶する住所録記憶手段と、前記住所録情報を
記入するための所定形式の住所録登録用紙のフォーマッ
トを記憶するフォーマット記憶手段と、前記フォーマッ
ト記憶手段の記憶する前記フォーマットに基づいて前記
住所録登録用紙を前記記録出力手段により記録出力させ
るフォーマット出力制御手段と、前記読取手段が前記住
所録情報の記入された前記住所録登録用紙を読み取る
と、前記読取手段の読み取った前記住所録登録用紙の画
情報から前記住所録情報を認識する認識手段と、前記住
所録記憶手段の記憶する前記住所録情報を表示出力する
表示手段と、前記表示手段に表示された前記住所録情報
から宛先毎に前記住所録情報を適宜選択操作する選択手
段と、前記認識手段の認識した前記住所録情報を前記住
所録記憶手段に記憶させるとともに、前記住所録記憶手
段の記憶する前記住所録情報のうち前記選択手段により
選択された宛先の住所録情報を前記記録出力手段により
ハガキに宛先情報として記録出力させる住所録管理手段
と、を備えることにより、上記目的を達成している。
【0017】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記ファクシミリ装置は、現在日時を計時する計
時手段を、さらに備え、前記住所録管理手段は、前記住
所録記憶手段の記憶する前記住所録情報を前記ハガキに
宛先情報として記録出力したときの日時情報を前記計時
手段から取得し、該取得した日時情報を前記住所録記憶
手段の記憶する当該宛先の住所録情報の一つとして記憶
させるとともに、前記記録出力した前記住所録情報に記
録出力したことを示す所定の記録済マークを付与しても
よい。
【0018】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記読取手段は、受け取ったハガキの画情報を読み
取り、前記認識手段は、前記読取手段の読み取った画情
報から前記ハガキに記載されている差出人に関する情報
を認識し、前記住所録管理手段は、前記認識手段の認識
した差出人情報を前記住所録記憶手段に前記住所録情報
として記憶させるとともに、当該登録した住所録情報に
前記ハガキを受け取った旨を示す所定の受取マークを付
与するものであってもよい。
【0019】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記住所録記憶手段は、前記住所録情報に登録され
ている宛先がファクシミリ受信可能であるか否かを示す
ファクシミリ受信可否情報を宛先毎に前記住所録情報と
して記憶し、前記住所録管理手段は、前記住所録記憶手
段の記憶する前記住所録情報に登録されている宛先とフ
ァクシミリ通信を行うと、当該宛先の前記住所録情報に
前記ファクシミリ受信可能情報を登録するとともに、前
記表示手段に前記住所録情報を表示する際、前記ファク
シミリ受信可否情報をも表示させるものであってもよ
い。
【0020】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記住所録管理手段は、ファクシミリ通信時に相手
先から送信されてくる識別情報を前記住所録記憶手段の
記憶する前記住所録情報の宛先毎に前記住所録情報とし
て記憶させるとともに、ファクシミリ受信時に相手先か
ら送信されてくる前記識別情報に基づいて前記住所録記
憶手段に記憶されている前記住所録情報を検索して、前
記表示手段に前記識別情報とともに検索した宛先の前記
住所録情報をも表示させてもよい。
【0021】さらに、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記住所録記憶手段は、自己の住所録情報をも記憶
し、前記ファクシミリ装置は、前記住所録記憶手段に記
憶されている前記自己の住所録情報が変更されると、当
該自己の住所録情報を所定の通信プロトコルにより前記
住所録記憶手段の住所録情報に登録されている宛先に送
信するとともに、当該相手先から当該相手先の住所録情
報を受信する通信制御手段を、さらに備え、前記住所録
管理手段は、前記通信制御手段が相手先から受信した当
該相手先の住所録情報に基づいて前記住所録記憶手段の
当該相手先についての住所録情報を更新してもよい。
【0022】
【作用】請求項1記載の発明のファクシミリ装置によれ
ば、フォーマット出力制御手段が、フォーマット記憶手
段の記憶するフォーマットに基づいて、住所録情報を記
入するための所定形式の住所録登録用紙を、画情報を記
録出力する記録出力手段により、記録出力させ、この記
録出力された住所録登録用紙に宛先毎に住所、氏名及び
電話番号等の住所録情報が記入されて、ファクシミリ装
置の読取手段にセットされると、読取手段が、この住所
録登録用紙を読み取る。
【0023】読取手段の読み取った住所録登録用紙の画
情報から、認識手段が、住所録登録用紙に記入された住
所録情報を認識し、住所録管理手段が、認識手段の認識
した住所録情報を住所録記憶手段に記憶させる。
【0024】そして、住所録記憶手段に記憶された住所
録情報を表示手段に表示し、この表示手段に表示されて
いる住所録情報から、選択手段により、宛先毎に適宜住
所録情報が選択されると、住所録管理手段が、選択手段
により選択された宛先の住所録情報をファクシミリ装置
の記録出力手段によりハガキに宛先情報として記録出力
させる。
【0025】したがって、ファクシミリ装置の記録出力
手段により住所録情報を記入するための住所録登録用紙
を記録出力し、住所録登録用紙に記入された住所録情報
をファクシミリ装置の読取手段で読み取って、住所録情
報として住所録記憶手段に記憶して管理することができ
るとともに、ファクシミリ装置の記録出力手段により住
所録情報をハガキに宛先として記録出力させることがで
きる。
【0026】その結果、ファクシミリ装置の備えている
記録出力手段と読取手段を利用して、住所録情報を取り
込み、また、記録出力することができ、ファクシミリ装
置の備えている資源を十分活用することができるととも
に、ファクシミリ装置の利用性を向上させることができ
る。
【0027】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、ファクシミリ装置が、現在日時を計時する計時手
段を、さらに備え、住所録管理手段が、住所録記憶手段
の記憶する住所録情報をハガキに宛先情報として記録出
力したときの日時情報を計時手段から取得し、該取得し
た日時情報を住所録記憶手段の記憶する当該宛先の住所
録情報の一つとして記憶させるとともに、記録出力した
住所録情報に記録出力したことを示す所定の記録済マー
クを付与するようにすると、住所録情報をハガキに宛先
情報として記録出力したことを確認することができ、ハ
ガキの出し忘れや同じ宛先に重ねてハガキを出すこと等
を防止することができる。
【0028】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、読取手段が、受け取ったハガキの画情報を読み取っ
て、認識手段が、読取手段の読み取った画情報からハガ
キに記載されている差出人に関する情報を認識し、住所
録管理手段が、認識手段の認識した差出人情報を住所録
記憶手段に住所録情報として記憶させるとともに、当該
登録した住所録情報にハガキを受け取った旨を示す所定
の受取マークを付与するようにすると、ハガキを受け取
った際に、ファクシミリ装置の読取手段を利用して、差
出人の住所録情報を住所録記憶手段に容易に取り込むこ
とができるとともに、ハガキを受け取ったことの確認を
容易に行うことができ、ファクシミリ装置の資源をより
一層有効に活用することができるとともに、受け取りマ
ークによりハガキの管理を容易に行うことができる。
【0029】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、住所録記憶手段が、住所録情報に登録されている宛
先がファクシミリ受信可能であるか否かを示すファクシ
ミリ受信可否情報を宛先毎に住所録情報として記憶し、
住所録管理手段が、住所録記憶手段の記憶する住所録情
報に登録されている宛先とファクシミリ通信を行うと、
当該宛先の住所録情報にファクシミリ受信可能情報を登
録するとともに、表示手段に住所録情報を表示する際、
ファクシミリ受信可否情報をも表示させるようにする
と、ファクシミリ受信の不可能な相手先にファクシミリ
送信する誤りを防止することができ、ファクシミリ装置
の利用性をより一層向上させることができる。
【0030】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、住所録管理手段が、ファクシミリ通信時に相手先か
ら送信されてくる識別情報を住所録記憶手段の記憶する
住所録情報の宛先毎に住所録情報として記憶させるとと
もに、ファクシミリ受信時に相手先から送信されてくる
識別情報に基づいて住所録記憶手段に記憶されている住
所録情報を検索して、表示手段に識別情報とともに検索
した宛先の住所録情報をも表示させるようにすると、フ
ァクシミリ通信における識別情報を住所録情報として自
動登録することができるとともに、ファクシミリ通信時
に、識別情報と同時に住所録情報を表示させることがで
き、ファクシミリ通信の相手先をより一層確実に認識す
ることができる。
【0031】その結果、ファクシミリ通信の信頼性と操
作性をより一層向上させることができる。
【0032】さらに、例えば、請求項6に記載するよう
に、住所録記憶手段が、自己の住所録情報をも記憶し、
ファクシミリ装置が、住所録記憶手段に記憶されている
自己の住所録情報が変更されると、当該自己の住所録情
報を所定の通信プロトコルにより住所録記憶手段の住所
録情報に登録されている宛先に送信するとともに、当該
相手先から当該相手先の住所録情報を受信する通信制御
手段を、さらに備え、住所録管理手段が、通信制御手段
が相手先から受信した当該相手先の住所録情報に基づい
て住所録記憶手段の当該相手先についての住所録情報を
更新するようにすると、住所を変更した場合に、住所変
更のハガキを出すことなく、住所録記憶手段の住所録情
報に登録されている相手先に、住所変更や変更した住所
録情報をファクシミリ通信により通知することができる
とともに、相手先に住所変更があった場合に、自動的に
住所録情報を更新することができ、住所録情報の管理を
より一層簡単に行うことができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。
【0034】尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適
な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付
されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特
に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様
に限られるものではない。
【0035】図1〜図9は、本発明のファクシミリ装置
の第1実施例を示す図である。
【0036】図1は、本発明のファクシミリ装置の第1
実施例の回路ブロック図である。
【0037】図1において、ファクシミリ装置1は、ス
キャナ2、プロッタ3、符号化・復号化部4、文字認識
部5、通信制御部6、モデム7、網制御部8、操作表示
部9、システム制御部10及び住所録記憶部11等を備
えており、上記各部は、バス12により接続されてい
る。
【0038】スキャナ(読取手段)2は、例えば、CC
D(Charge Coupled Device)を利用したイメージスキ
ャナが利用されており、ADF(自動原稿送り装置)を
備えている。ADFには、複数枚のファクシミリ原稿や
ハガキ、あるいは、後述する住所録情報の記載された住
所録登録用紙等の原稿がセットされ、ADFは、セット
された原稿を1枚ずつスキャナ2の読取部に送給する。
【0039】スキャナ2は、ADFから搬送されてきた
原稿を走査し、原稿の画情報を読み取る。
【0040】また、原稿がハガキや住所録登録用紙であ
るときには、スキャナ2で読み取られた画情報は、後述
する文字認識部5に転送されて、文字認識部5で文字認
識され、住所録記憶部11に住所録情報として格納され
る。
【0041】プロッタ(記録出力手段)3としては、例
えば、サーマル素子を利用したサーマル記録装置、レー
ザ記録装置、あるいは、インク噴射式記録装置等が使用
され、プロッタ3は、記録紙に受信画情報やスキャナ2
で読み取られた画情報を記録出力する。
【0042】また、プロッタ3は、後述するように、住
所録記憶部11に記憶している住所録データを記録紙に
記録出力したり、図2に示すように、自局情報であるか
相手局情報であるかの区別情報、氏名、住所及び電話番
号等の住所録情報を記入するための住所録登録用紙20
を記録出力し、また、図3に示すように、ハガキ21に
宛名(宛先)情報や差出人情報を記録出力する。
【0043】符号化・復号化部4は、画情報の電送時間
の短縮化と効率化を図るものであり、送信時には画情報
を圧縮(符号化)し、また、受信時には符号化された画
情報を原情報に再生(復号化)する。
【0044】文字認識部5は、システム制御部10の制
御下で動作して、通常の文字認識方法によりスキャナ2
の読み取った画情報から文字を認識する。
【0045】すなわち、スキャナ2では、上述のよう
に、住所録情報の記入された住所録登録用紙20やハガ
キ21が読み取られ、このスキャナ2で読み取った住所
録登録用紙20やハガキ21に記載されている氏名、住
所、電話番号等の文字を認識して、システム制御部10
に出力する。
【0046】通信制御部6には、モデム7が接続されて
おり、通信制御部6は、相手ファクシミリ装置との間で
ファクシミリ制御信号の交換を行って、通信機能の設定
や各種制御情報の交換を行うことにより、ファクシミリ
通信手順を実行する。
【0047】モデム7には、網制御部8が接続されてお
り、網制御部8には、回線L(例えば、電話回線)が接
続されている。モデム7は、システム制御部10の制御
下で動作して、送信信号の変調を行い、また、受信信号
の復調を行う。
【0048】網制御部8は、システム制御部10の制御
下で動作して、回線Lからの発呼に対して自動着呼し、
また、回線Lへの自動発呼処理を行う。
【0049】したがって、上記通信制御部6、モデム7
及び網制御部8は、全体として通信制御手段として機能
する。
【0050】操作表示部9は、図4に示すように、処理
を中止させるストップキー31、処理を開始させるスタ
ートキー(選択手段)32、送信画情報の線密度を選択
する線密度選択キー33、送信先電話番号や住所録情報
の数値情報を入力するための番号ダイヤルキー34、住
所録データを操作する住所録モードを選択する住所録キ
ー35、選択操作を行う選択キー(選択手段)36及び
ワンタッチダイヤルを選択操作するワンタッチキー37
等の各種操作キーを備えるとともに、例えば、液晶ディ
スプレイ等で形成された表示部(表示手段)38等を備
え、上記各操作キーからは、送信操作等の各種命令が入
力されるとともに、特に、後述する住所録データの操作
を行う各種操作が行われる。
【0051】また、操作表示部9の表示部38には、操
作キーから入力された命令内容やファクシミリ装置1か
らオペレータに通知する各種情報が表示される。
【0052】システム制御部(住所録管理手段)10
は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Acc
ess Memory)及びCPU(Central Processing Unit )
等を備えており、ROMには、ファクシミリ装置1のシ
ステムプログラムが格納されているとともに、後述する
住所録管理プログラム及びこの住所録管理プログラムを
実行するために必要な各種データ及びシステムデータ等
が格納されている。
【0053】また、ROMには、図2に示した住所録登
録用紙20のフォーマットデータが格納されており、シ
ステム制御部10のCPUは、住所録登録用紙の印字が
要求されると、ROM内の住所録登録用紙20のフォー
マットデータを読み出して、プロッタ3により住所録登
録用紙20を記録出力する。なお、この住所録登録用紙
20のフォーマットデータは、ROMに格納されている
ものに限るものではなく、例えば、住所録記憶部11に
格納されていてもよい。
【0054】システム制御部10のRAMは、システム
制御部10のCPUがファクシミリ装置1を制御する上
で必要な各種データや演算結果等のデータを記憶し、特
に、住所録管理処理を実行する上で必要な各種データを
記憶する。
【0055】システム制御部10のCPUは、ROM内
のプログラムに基づいて、RAMをワークメモリとして
利用しつつファクシミリ装置1の各部を制御し、ファク
シミリ装置1としての処理を実行するとともに、特に、
後述する住所録管理処理を実行する。
【0056】住所録記憶部11は、例えば、RAMで構
成され、自局/相手局の区別情報、氏名あるいは(及
び)名称、住所、電話番号等の住所録情報を所定のフォ
ーマットで記憶する。
【0057】住所録記憶部11の住所録情報は、システ
ム制御部10により管理され、住所録記憶部11への住
所録情報の登録・変更は、システム制御部10により行
われる。
【0058】次に、作用を説明する。
【0059】本実施例のファクシミリ装置1は、住所録
情報を記入する住所録登録用紙20をプロッタ3で記録
出力し、住所録情報が記入された住所録登録用紙20を
スキャナ2で読み取って、文字認識した後、住所録情報
を住所録記憶部11に記憶し、この住所録情報に基づい
てハガキの宛名等の印刷処理をプロッタ3により行うと
ころにその特徴がある。
【0060】まず、住所録登録用紙20の記録出力処理
と住所録登録用紙20に記入された住所録情報の取得処
理について、以下説明する。
【0061】ファクシミリ装置1のオペレータは、住所
録登録用紙20を記録出力させるには、操作表示部9の
住所録キー35を投入する。
【0062】システム制御部10は、住所録キー35が
投入されると、住所録モードのメニューを、例えば、図
5に示すように、「1.宛先検索、2.住所録フォーマ
ット読込、3.住所録フォーマット印字、4.住所録印
字」のように操作表示部9の表示部38に表示し、図6
に示すように、住所録登録フォーマット印字が選択され
たかチェックする(ステップS1)。
【0063】ファクシミリ装置1のオペレータは、住所
録登録用紙20を記録出力させるためには、ここで、
「3.住所録フォーマット印字」を選択して、スタート
キー32を投入する。
【0064】システム制御部10は、住所録フォーマッ
ト印字が選択され、スタートキーが投入されると、シス
テム制御部10内のROM、あるいは、住所録記憶部1
1に記憶されている住所録登録用紙20のフォーマット
データを読み出し、プロッタ3に転送して、プロッタ3
で、図2に示した住所録登録用紙20を記録紙に記録出
力する(ステップS2)。
【0065】住所録登録用紙20が記録出力されると、
ファクシミリ装置1のオペレータは、この住所録登録用
紙20に、自局/他局の区別、氏名、住所及び電話番号
等の必要な住所録情報を記入し、住所録情報を住所録登
録用紙20に記入すると、次に、住所録情報を記入した
住所録登録用紙20をファクシミリ装置1のスキャナ2
に読み込ませて、住所録情報をファクシミリ装置1の住
所録記憶部11に登録する。
【0066】ファクシミリ装置1のオペレータは、住所
録登録用紙20の読み込みを行わせるには、住所録情報
を記入した住所録登録用紙20をスキャナ2にセットし
て、操作表示部9の住所録キー35を投入し、住所録モ
ードメニューを表示させて、「2.住所録登録フォーマ
ット読込」(図5参照)を選択する。
【0067】ファクシミリ装置1は、住所録キー35が
投入されると、上述のように、操作表示部9の表示部3
8に住所録モードメニューを表示して、記入済の住所録
登録フォーマット読込が選択されるかチェックし(ステ
ップS3)、住所録登録フォーマット読込が選択される
と、スキャナ2を駆動して、スキャナ2にセットされて
いる住所録情報の記入された住所録登録用紙20の読み
込みを行う(ステップS4)。
【0068】システム制御部10は、スキャナ2の読み
取った住所録登録用紙20の画情報を文字認識部5に転
送し、文字認識部5は、転送されてきた画情報から住所
録登録用紙20に記入されている文字を認識して、シス
テム制御部10に転送する。システム制御部10は、文
字認識部5の認識した文字情報から住所録情報を取得
し、住所録登録用紙20の住所録情報の記入欄毎に対応
する住所録記憶部11の住所録情報の記憶領域に蓄積す
る(ステップS5)。
【0069】このとき、システム制御部10は、例え
ば、住所録登録用紙20の欄毎に順次文字認識部5に文
字認識させ、認識した文字が住所録登録用紙20の自局
/他局識別欄、氏名、住所及び電話番号のいずれの欄の
文字情報であるかを判別して、住所録記憶部11の対応
するデータ記憶領域に格納する。
【0070】このように、ファクシミリ装置1のプロッ
タ3を使用して、住所録登録用紙20を記録出力し、記
録出力された住所録登録用紙20に必要な住所録情報が
記入されて、スキャナ2にセットされると、ファクシミ
リ装置1のスキャナ2が住所録登録用紙20を読み込ん
で、住所録登録用紙20に記入された住所録情報を文字
として認識して、住所録記憶部11に格納する。
【0071】したがって、ファクシミリ装置1のプロッ
タ3やスキャナ2を住所録情報の管理・利用に活用する
ことができ、ファクシミリ装置1の資源を有効に利用す
ることができる。
【0072】また、住所録登録用紙20をプロッタ3に
より記録出力させて、この住所録登録用紙20に住所録
情報を記入するので、住所録情報を簡単に記入すること
ができ、住所録管理を容易に行うことができる。
【0073】このようにして、住所録情報をファクシミ
リ装置1の住所録記憶部11に記憶させると、この住所
録情報を検索して、表示部38に表示出力させ、また、
この住所録情報を利用して、ハガキに宛名として記録出
力することができる。
【0074】すなわち、ファクシミリ装置1のオペレー
タは、ファクシミリ装置1を利用して、住所録の検索や
ハガキの宛名印刷を行うには、操作表示部9の住所録キ
ー35を投入して、住所録モードにし、「1.宛先検
索」を選択する。
【0075】システム制御部10は、図7に示すよう
に、宛先検索が選択されると(ステップS11)、住所
録記憶部11に格納されている住所録情報から、所定の
順序、例えば、アイウエオ順、あるいは、記憶順等で読
み出して、当該住所録情報の氏名、すなわち、宛先を、
図8に示すように、操作表示部9の表示部38に表示す
る(ステップS12)。
【0076】なお、図8において、上下矢印「↑」
「↓」が表示部38に表示されているように記載されて
いるが、この矢印キーは、図4の選択キー36の操作に
対応して、住所録情報をスクロールさせる操作方法を示
している。
【0077】オペレータは、表示部38に表示された氏
名の相手先を、ハガキ印字する相手先として選択確定す
るときには、スタートキー32を投入し、続けて、検索
するときには、選択キー36を投入して、上下にスクロ
ールさせて、次の住所録情報の氏名を表示部38に表示
させる。
【0078】表示されている氏名の相手先をハガキ印字
する相手先として選択しないときには、スタートキー3
2を投入せずに、選択キー36により、順次、次の住所
録情報の氏名を表示部38に表示させ、選択する相手先
についてのみ、スタートキー32を投入して、選択確定
する。
【0079】オペレータは、意図する相手先の選択を完
了すると、スタートキー32を2回投入することによ
り、選択操作を終了する。
【0080】システム制御部10は、ステップS12
で、宛先を表示すると、選択確定されたかチェックし
(ステップS13)、スタートキー32が投入されて選
択確定されたときには、当該宛先を選択確定された相手
先としてマーク付け、あるいは、システム制御部10内
のRAM等に取り込む等を行うことにより、宛先確定を
行って(ステップS14)、選択キー36が投入され
て、宛先選択が行われたかチェックする(ステップS1
5)。
【0081】ステップS15で、宛先選択が行われる
と、ステップS12に戻って、操作された選択キー36
に応じて、次の宛先を住所録記憶部11から読み出し
て、表示部38に表示し(ステップS12)、宛先の選
択確定が行われたかチェックする(ステップS13)。
【0082】ステップS13で、宛先の選択確定が行わ
れないと、ステップS15に移行して、宛先選択が行わ
れたかチェックし(ステップS15)、宛先選択が行わ
れると、ステップS12に戻って、上記同様に、操作さ
れた選択キー36に応じて、次の宛先を住所録記憶部1
1から読み出して、表示部38に表示し(ステップS1
2)、宛先の選択確定が行われたかチェックする(ステ
ップS13)。
【0083】ステップS15で、宛先選択が行われない
と、スタートキー32が2回投入されたかにより、選択
終了かどうかチェックし(ステップS16)、選択終了
でないときには、ステップS15に戻って、宛先選択が
行われたかどうか、上記同様にチェックする。
【0084】ステップS15で、宛先選択が行われず、
ステップS16で、スタートキー32が2回投入され
て、選択終了であると、図9に示すように、ファクシミ
リ送信か、ハガキ印字かの選択を促す表示を表示部38
に行い、ファクシミリ送信とハガキ印字のいずれが選択
されるかをチェックする(ステップS17)。
【0085】ステップS17で、ハガキ印字が選択され
ると、システム制御部10は、上記選択確定された相手
先の住所録情報を順次住所録記録部11から読み出し、
プロッタ3にセットされたハガキに、図3に示したよう
に、宛先の住所、氏名、郵便番号等の宛先情報を記録出
力する(ステップS18)。
【0086】上記選択確定された全ての相手先の宛先の
印字を完了すると、宛先検索・ハガキ印字処理を終了す
る。
【0087】この宛先印字では、図3に示したように、
自分の住所、氏名等、すなわち、差出人の住所、氏名等
をも印字することができる。
【0088】このように、ファクシミリ装置1のプロッ
タ3を利用してハガキの宛先(宛名)印字を行うことが
でき、ファクシミリ装置1の資源を有効に利用すること
ができる。
【0089】また、上記ステップS17で、ファクシミ
リ送信が選択されると、上記選択確定された全ての宛先
の電話番号を住所録記憶部11から読み出して、ファク
シミリ送信を行う(ステップS19)。
【0090】したがって、住所録記憶部11に記憶され
ている住所録情報からファクシミリ送信の送信先を選択
して、ファクシミリ送信することができ、ファクシミリ
装置1の利用性を向上させることができる。
【0091】なお、上記宛先検索・ハガキ印字処理で、
宛先を検索した後、ハガキ印字及びファクシミリ送信の
いずれも行わないとき、すなわち、住所記録部11に登
録されている住所録の確認のみを行うときには、宛先検
索を行った後、ストップキー31を投入することによ
り、宛先検索・ハガキ印字処理を終了することができ、
簡単に、住所録記憶部11の住所録情報の検索を行うこ
とができる。
【0092】また、図示しないが、ファクシミリ装置1
は、操作表示部9の操作により、住所録記憶部11に記
憶されている住所録情報を、図2に示した住所録登録用
紙20と同様のフォーマット形式によりプロッタ3によ
り記録出力させることができ、住所録情報を記録出力さ
せることにより、住所録記憶部11に記憶されている住
所録情報を一覧により確認することができる。
【0093】図10及び図11は、本発明のファクシミ
リ装置の第2実施例を示す図である。
【0094】本実施例は、ハガキ印字した日時を確認で
きるようにしたものであり、上記第1実施例のファクシ
ミリ装置1と同様のファクシミリ装置に適用したもので
ある。
【0095】そこで、上記第1実施例のファクシミリ装
置と同一構成部分には、同一の符号を付して、その説明
を省略する。
【0096】図10は、本実施例のファクシミリ装置4
0の回路ブロック図であり、ファクシミリ装置40は、
上記実施例のファクシミリ装置1に時計モジュール41
が、さらに、追加されたものである。
【0097】また、ファクシミリ装置40の住所録記憶
部10には、住所録情報として、自局/他局の区別情
報、氏名、住所及び電話番号の他に、ハガキ印字日時を
登録する領域が設けられており、これに応じて、図11
に示すように、住所録登録用紙42には、自局/他局の
区別情報、氏名、住所及び電話番号の他に、ハガキ印字
日時を記入する欄(図11中に、「95.12.15・
・・・」として、ハガキ印字日時を表示している)等が
設けられている。
【0098】上記時計モジュール41は、発振回路や分
周回路等を有し、現在日時を計時すして、システム制御
部10のCPUに出力する。
【0099】そして、システム制御部10は、そのRO
Mに格納されている住所録管理プログラムに、ハガキ印
字日時を管理するプログラムが組み込まれている。
【0100】本実施例においては、上記図7に示した宛
先検索・ハガキ印字処理において、ハガキ印字を行う
と、システム制御部10は、住所録記憶部11の当該ハ
ガキ印字を行った相手先の住所録情報のハガキ印字日時
領域にハガキ印字日時を格納する。
【0101】したがって、宛先検索処理により、宛先を
検索する際、ハガキ印字日時の登録されている宛先のみ
を検索することもでき、また、逆に、ハガキ印字日時の
登録されていない宛先のみを検索することもできる。
【0102】また、図示しないが、ファクシミリ装置4
0は、第1実施例のファクシミリ装置1と同様に、操作
表示部9の操作により、住所録記憶部11に記憶されて
いる住所録情報を、図11に示した住所録登録用紙42
と同様のフォーマットによりプロッタ3により記録出力
させることができ、住所録情報を記録出力させることに
より、住所録記憶部11に記憶されている住所録情報を
一覧で確認することができるとともに、ハガキ印字日時
欄により、ハガキ印字を行ったか否か及びハガキ印字を
行ったときには、その日時を一覧により容易に確認する
ことができる。
【0103】その結果、年賀状等のハガキを出した相手
先であるかどうかを容易に確認することができ、同じ相
手先に、再度、年賀状等のハガキを出す誤りやハガキの
出し忘れ等を防止することができる。
【0104】図12及び図13は、本発明のファクシミ
リ装置の第3実施例を示す図である。
【0105】本実施例は、ハガキの画情報を読み込ん
で、住所録情報に登録し、また、変更できるようにした
ものであり、上記第1実施例のファクシミリ装置1と同
様のファクシミリ装置に適用したものである。
【0106】そこで、上記第1実施例のファクシミリ装
置で用いた符号をそのまま用いて、以下、説明する。
【0107】本実施例のファクシミリ装置1は、スキャ
ナ2が、ハガキをセットして、ハガキの画情報を読み込
むことができる構成となっている。
【0108】システム制御部10は、そのROMに、ハ
ガキの画情報を読み取って、その画情報から差出人情報
を取得し、住所録記憶部11に住所録情報として格納す
るとともに、ハガキを受け取った旨のマーク付けを住所
録情報に行うハガキ情報取得プログラムが格納されてい
る。
【0109】次に、このハガキ情報取得処理について、
説明する。
【0110】本実施例のファクシミリ装置1において
は、操作表示部9の住所録キー35が投入されると、表
示部38に住所録モードメニューを表示するが、この住
所録モードメニューには、図12に示すように、図5に
示した第1実施例の住所録モードメニューのメニュー項
目の他に、「5.ハガキ読込」の項目が追加されてお
り、オペレータは、受け取ったハガキの差出人情報を住
所録情報に登録させるには、ハガキをスキャナ2にセッ
トして、この「5.ハガキ読込」を選択する。
【0111】システム制御部10は、図13に示すよう
に、ハガキ読込が選択されると(ステップP1)、スキ
ャナ2の駆動を開始して(ステップP2)、スキャナ2
にセットされているハガキの画情報を1枚づつ読み取
り、読み取ったハガキの差出人欄の画情報から差出人の
氏名、住所等の住所録情報に関する文字を、文字認識部
5で認識する(ステップP3)。
【0112】次に、システム制御部10は、認識した差
出人の住所録情報が、住所録記憶部11の住所録情報と
して既に登録されているかチェックし(ステップP
4)、登録されているときには、住所録記憶部11内の
住所録情報と今回取得した住所録情報が一致しているか
どうかをチェックして、当該差出人の住所録情報に変更
があるかどうか判別する(ステップP5)。
【0113】ステップP5で、変更がないときには、住
所録記憶部11の住所録情報の当該差出人の住所録情報
にハガキを受け取った旨を示す受取マークを付与し(ス
テップP6)、スキャナ2にセットされた全てのハガキ
について処理を終了したかどうかチェックする(ステッ
プP7)。
【0114】ステップP7で、全てのハガキについて処
理していないときには、ステップP3に戻って、次のハ
ガキのスキャナ2による読込及び読み込んだ画情報の文
字認識から上記同様に行い(ステップP3)、差出人の
住所録情報が既に住所録記憶部11に登録済であるかチ
ェックする(ステップP4)。
【0115】ステップP4で、登録済のときには、当該
差出人の住所録情報に変更があるかどうか判別し(ステ
ップP5)、変更があるときには、住所録記憶部11に
登録されている当該差出人の住所録情報を今回取得した
住所録情報により更新するとともに、上記受取マークを
付与する(ステップP8)。
【0116】次いで、全てのハガキについて処理を終了
したかチェックし(ステップP7)、全てのハガキにつ
いて処理を終了していないときには、ステップP3に戻
って、上記同様に、ハガキの読込処理から行う。
【0117】ステップP4で、今回取得した差出人の住
所録情報が住所録記憶部11の住所録情報に登録されて
いないときには、取得した住所録情報を住所録記憶部1
1の住所録情報に登録するとともに、ハガキを受け取っ
た旨の受取マークを付与し(ステップP9)、全てのハ
ガキについて処理を終了したかどうかチェックする(ス
テップP7)。
【0118】ステップP7で、全てのハガキについて処
理を終了していないときには、ステップP3に戻って、
上記同様に、ハガキの読込処理から行い、全てのハガキ
について処理を終了すると、ハガキ読込処理を終了す
る。
【0119】このように、受け取ったハガキをスキャナ
2に読み込ませ、差出人の住所録情報を取得して、住所
録記憶部11の住所録情報に登録し、また、住所録情報
を更新することができ、住所録情報の管理を簡単、か
つ、容易に行うことができるとともに、スキャナ2を有
効利用することができる。
【0120】また、住所録記憶部11の当該取得した差
出人の住所録情報にハガキを受け取った旨を示す受取マ
ークを付与することができ、住所録情報により年賀状等
のハガキを受け取ったかどうかを容易に確認することが
できる。
【0121】図14及び図15は、本発明のファクシミ
リ装置の第4実施例を示す図である。
【0122】本実施例は、住所録情報にFAX電話番号
を追加して、相手先にファクシミリ送信可能かどうかを
容易に判別し、住所録情報から送信先を選択して、FA
X電話番号によりファクシミリ送信できるようにしたも
のであり、上記実施例のファクシミリ装置1と同様のフ
ァクシミリ装置に適用したものである。
【0123】そこで、上記第1実施例のファクシミリ装
置で用いた符号をそのまま用いて、以下説明する。
【0124】本実施例のファクシミリ装置1は、住所録
記憶部11に住所録情報として、自局/他局の区別情
報、氏名、住所及び電話番号の他に、FAX電話番号を
登録する領域が設けられており、これに応じて、図14
に示すように、住所録登録用紙50には、自局/他局の
区別情報、氏名、住所及び電話番号の他に、FAX電話
番号を記入する欄等が設けられている。
【0125】そして、システム制御部10は、住所録キ
ー35が投入されると、住所録モードメニューを表示部
38に表示し、ここで、宛先検索が選択されると、図1
5に示すように、住所録記憶部11から所定の順序で住
所録情報の氏名を表示部38に表示するとともに、住所
録記憶部11の当該宛先の住所録情報のFAX電話番号
記憶領域に、FAX電話番号が登録されているかどうか
チェックする。
【0126】FAX電話番号が登録されているときに
は、図15に示すように、表示部38の所定位置、例え
ば、氏名の横に、「FAX OK」等のように、当該宛
先にファクシミリ送信が可能である旨を表示する。
【0127】なお、図16において、上下矢印「↑」
「↓」が表示部38に表示されているように記載されて
いるが、この矢印キーは、図8の場合と同様に、図4の
選択キー36の操作に対応して、住所録情報をスクロー
ルさせる操作方法を示している。
【0128】したがって、宛先検索を行い、目的の宛先
を表示させると、宛先の氏名とともに、ファクシミリ送
信が可能であるかどうかの表示が同時に行われるので、
ファクシミリ送信を確実に行うことができ、住所録情報
の利用性、ひいては、ファクシミリ装置1の利用性を向
上させることができる。
【0129】図16及び図17は、本発明のファクシミ
リ装置の第5実施例を示す図である。
【0130】本実施例は、ファクシミリ通信時に交信さ
れるキャラクタコードを住所録情報の一部として登録す
るとともに、ファクシミリ通信時に相手先情報としてキ
ャラクタと住所録情報を表示するものであり、上記第1
実施例あるいは第4実施例のファクシミリ装置1と同様
のファクシミリ装置に適用したものである。
【0131】そこで、上記第1実施例のファクシミリ装
置で用いた符号をそのまま用いて、以下、説明する。
【0132】本実施例のファクシミリ装置1は、その住
所録記憶部11に、図16に示すように、住所録情報と
して、自局/他局の区別情報、氏名、住所及び電話番号
の他に、FAX電話番号及びファクシミリ送信(FA
X)の相手先名を登録する領域が設けられており、この
FAXでの相手先名の記憶領域には、当該相手先の名称
がアルファベット等のキャラクタコードにより登録され
る。
【0133】また、図示しないが、本実施例の住所録登
録用紙には、自局/他局の区別情報、氏名、住所及び電
話番号の他に、FAX電話番号及びFAXでの相手先名
を記入する欄等が設けられている。
【0134】そして、ファクシミリ装置1は、ファクシ
ミリ通信時、相手ファクシミリ装置が同じメーカで製造
されたファクシミリ装置、あるいは、同じ仕様で製造さ
れたファクシミリ装置でないときには、相手ファクシミ
リ装置との間でCSI信号(被呼端末識別信号)やTS
I信号(送信端末識別信号)を交換して、相手端末を認
識する。また、ファクシミリ装置1は、ファクシミリ通
信時、相手ファクシミリ装置が同じメーカで製造された
ファクシミリ装置、あるいは、同じ仕様で製造されたフ
ァクシミリ装置であるときには、専用のコードにより自
己端末名を交換するので、この専用のコードにより相手
端末を認識すると同時に相手先名を取得することができ
る。
【0135】そこで、ファクシミリ装置1は、ファクシ
ミリ通信時、相手ファクシミリ装置から専用コードによ
り自己端末名が送信されてくると、この専用コードから
相手先名を取得して、住所録記憶部11の住所録情報の
当該相手先情報のFAX相手先名に、取得した相手先名
を格納するとともに、操作表示部9の表示部38に、図
17に示すように、通信中である旨及び相手先名を住所
録記憶部11の住所録情報から読み出して表示すると同
時に、取得したFAX相手先名を、例えば、FAX名と
して表示する。
【0136】また、図16に示した住所録記憶部11の
記憶領域の構成と同様の住所録登録用紙に、自局/他局
の区別情報、氏名、住所及び電話番号、FAX電話番号
及びFAX相手先名の各欄にそれぞれ記入し、この住所
録登録用紙をスキャナ2に読み込ませると、ファクシミ
リ装置1は、住所録登録用紙に記載された各内容、特
に、FAX相手先名の文字を認識して、住所録記憶部1
1の住所録情報に登録する。
【0137】このように、ファクシミリ通信時に取得
し、また、住所録登録用紙を読み取って、住所録記憶部
11の住所録情報にFAX相手先名が登録されている
と、ファクシミリ通信時、住所録記憶部11の住所録情
報の氏名とFAX相手先名を読み出して、図17に示し
たように、相手先及びFAX名としてFAX通信の相手
先をキャラクタに表示する。
【0138】したがって、ファクシミリ通信時、ファク
シミリ通信の相手先を住所録記憶部11の住所録情報の
氏名及びFAX相手先名の双方で表示することができ、
ファクシミリ通信の相手先を確実に識別することができ
る。
【0139】その結果、ファクシミリ装置1を使用した
ファクシミリ通信の信頼性及び操作性を向上させること
ができる。
【0140】図18及び図19は、本発明のファクシミ
リ装置の第6実施例を示す図である。
【0141】本実施例は、本発明のファクシミリ装置と
同様の機能を有したファクシミリ装置間で住所録情報の
交換を行って、ファクシミリ装置1の電話番号やファク
シミリ装置1の所有者の住所変更等があった場合に、住
所録情報の更新を自動的に行うものであり、上記第1実
施例のファクシミリ装置1と同様のファクシミリ装置に
適用したものである。
【0142】そこで、上記第1実施例のファクシミリ装
置で用いた符号をそのまま用いて、以下、説明する。
【0143】本実施例のファクシミリ装置1は、システ
ム制御部10のROMに住所録記憶部11の住所録情報
を相手ファクシミリ装置と交換する通信プログラムが格
納されており、システム制御部10は、この通信プログ
ラムに基づいて相手ファクシミリ装置との間で住所録情
報の交換を行う。
【0144】すなわち、本実施例のファクシミリ装置1
においては、操作表示部9の住所録キー35が投入され
ると、表示部38に住所録モードメニューを表示する
が、この住所録モードメニューには、図18に示すよう
に、図5に示した第1実施例の住所録モードメニューの
メニュー項目の他に、「5.住所変更通知」の項目が追
加されており、オペレータは、自己のファクシミリ装置
1の住所録記憶部11の住所録情報の自己の住所録情報
に変更があったとき、この「5.住所変更通知」を選択
して、相手ファクシミリ装置にファクシミリ通信により
変更した住所録情報の送信を行うとともに、相手ファク
シミリ装置から相手ファクシミリ装置の住所録情報を受
信して、自己の住所録情報の更新を行う。
【0145】この住所変更通知は、図19に示すよう
に、行われる。
【0146】なお、いま、簡単のため、本実施例のファ
クシミリ装置1の住所録記憶部11の住所録情報に変更
が生じ、ファクシミリ装置1からファクシミリ装置1と
同様の機能を有する相手ファクシミリ装置に発呼して、
変更通知を行うものとして、以下説明する。
【0147】ファクシミリ装置1のオペレータは、住所
録記憶部11に登録されている自己の住所録情報の内容
に変更が発生すると、住所録キー35を操作して、住所
録モードにし、住所録モードメニューで、図18に示す
「5.住所変更通知」を選択する。
【0148】ファクシミリ装置1は、住所変更通知が選
択されると、相手ファクシミリ装置を発呼し、相手ファ
クシミリ装置(着呼側)は、CED信号(被呼端末識別
信号)、DIS信号(デジタル識別信号)、NSF信号
(非標準機能識別信号)を送出する。
【0149】ファクシミリ装置1は、これらの信号を受
信すると、住所録記憶部11から住所録情報を読み出
し、NSS(J)信号によりこの住所録情報を相手ファ
クシミリ装置に通知する。
【0150】相手ファクシミリ装置は、受信したNSS
(J)信号から相手ファクシミリ装置、すなわち、ファ
クシミリ装置1の住所録情報を取り出して、自己の住所
録記憶部の住所録情報の対応する相手ファクシミリ装置
(ファクシミリ装置1)の住所録情報を更新する。
【0151】そして、相手ファクシミリ装置は、NSS
(J)信号によりファクシミリ装置1から住所録情報を
正常に受信すると、CFR信号(受信準備確認信号)を
送出し、ファクシミリ装置1は、CFR信号を受信する
と、DCS信号(ディジタル命令信号)及びTCF信号
(トレーニングチェック)を送出して、相手ファクシミ
リ装置からCFR信号を受信すると、PIXにより住所
変更のお知らせ等を画情報により送信する。
【0152】ファクシミリ装置1は、1ページ分の画情
報の送信を完了すると、EOM信号(メッセージ終了信
号)を送出し、相手ファクシミリ装置は、EOM信号を
受信すると、MCF信号(メッセージ確認信号)を送出
した後、DIS信号(デジタル識別信号)及びNSF信
号を送出する。
【0153】ファクシミリ装置1は、DIS信号及びN
SF信号を受信すると、DIC信号(ポーリング受信宣
言信号)を送出し、相手ファクシミリ装置は、DIC信
号を受信すると、自己の住所録情報をNSS(J)信号
により送出して、ポーリング送信により住所録情報を送
信する。
【0154】ファクシミリ装置1は、NSS(J)信号
を正常に受信すると、DCN信号(切断命令信号)を送
出して、ファクシミリ通信を終了する。
【0155】そして、ファクシミリ装置1は、NSS
(J)から住所録情報を取り出し、取り出した住所録情
報に基づいて、住所録記憶部11の住所録情報を更新す
る。
【0156】したがって、住所録記憶部11の自己の住
所録情報に変更があると、ファクシミリ通信により自己
の住所録情報を相手ファクシミリ装置に送信して、相手
ファクシミリ装置の自己についての住所録情報を自動更
新することができるとともに、相手ファクシミリ装置か
ら相手ファクシミリ装置の住所録情報を受信して、当該
受信した住所録情報に基づいて、自己の住所録情報の当
該相手先の住所録情報を更新することができる。
【0157】したがって、住所変更があった際に、住所
変更のハガキを出すことなく、直接相手ファクシミリ装
置に登録されている自分の住所録情報を更新することが
でき、また、相手住所録情報を取得して、自己の住所録
情報を更新することができるので、住所録情報の更新登
録操作を簡単にすることができ、ファクシミリ装置1を
より一層有効利用することができるとともに、ファクシ
ミリ装置1の利用性をより一層向上させることができ
る。
【0158】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説したが、本発明は上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0159】例えば、上記各実施例においては、住所録
情報をファクシミリ装置に固定的に設けられたRAM等
の住所録記憶部11に格納しているが、住所録情報を格
納する住所録記憶部11は、ファクシミリ装置1に固定
的に設けられたRAM等に限るものではなく、例えば、
ファクシミリ装置1に着脱可能に取り付けられるハード
ディスクやフロッピディスク等の磁気記憶装置、あるい
は、メモリカード等であってもよい。
【0160】また、住所録登録用紙は、上記各実施例で
示したものに限るものでないことは、いうまでもない。
【0161】
【発明の効果】本発明のファクシミリ装置によれば、フ
ォーマット出力制御手段が、フォーマット記憶手段の記
憶するフォーマットに基づいて、住所録情報を記入する
ための所定形式の住所録登録用紙を、画情報を記録出力
する記録出力手段により、記録出力させ、この記録出力
された住所録登録用紙に宛先毎に住所、氏名及び電話番
号等の住所録情報が記入されて、ファクシミリ装置の読
取手段にセットされると、読取手段が、この住所録登録
用紙を読み取る。
【0162】読取手段の読み取った住所録登録用紙の画
情報から、認識手段が、住所録登録用紙に記入された住
所録情報を認識し、住所録管理手段が、認識手段の認識
した住所録情報を住所録記憶手段に記憶させる。
【0163】そして、住所録記憶手段に記憶された住所
録情報を表示手段に表示し、この表示手段に表示されて
いる住所録情報から、選択手段により、宛先毎に適宜住
所録情報が選択されると、住所録管理手段が、選択手段
により選択された宛先の住所録情報をファクシミリ装置
の記録出力手段によりハガキに宛先情報として記録出力
させる。
【0164】したがって、ファクシミリ装置の記録出力
手段により住所録情報を記入するための住所録登録用紙
を記録出力し、住所録登録用紙に記入された住所録情報
をファクシミリ装置の読取手段で読み取って、住所録情
報として住所録記憶手段に記憶して管理することができ
るとともに、ファクシミリ装置の記録出力手段により住
所録情報をハガキに宛先として記録出力させることがで
きる。
【0165】その結果、ファクシミリ装置の備えている
記録出力手段と読取手段を利用して、住所録情報を取り
込み、また、記録出力することができ、ファクシミリ装
置の備えている資源を十分活用することができるととも
に、ファクシミリ装置の利用性を向上させることができ
る。
【0166】この場合、請求項2に記載するように、フ
ァクシミリ装置が、現在日時を計時する計時手段を、さ
らに備え、住所録管理手段が、住所録記憶手段の記憶す
る住所録情報をハガキに宛先情報として記録出力したと
きの日時情報を計時手段から取得し、該取得した日時情
報を住所録記憶手段の記憶する当該宛先の住所録情報の
一つとして記憶させるとともに、記録出力した住所録情
報に記録出力したことを示す所定の記録済マークを付与
するようにすると、住所録情報をハガキに宛先情報とし
て記録出力したことを確認することができ、ハガキの出
し忘れや同じ宛先に重ねてハガキを出すこと等を防止す
ることができる。
【0167】また、請求項3に記載するように、読取手
段が、受け取ったハガキの画情報を読み取って、認識手
段が、読取手段の読み取った画情報からハガキに記載さ
れている差出人に関する情報を認識し、住所録管理手段
が、認識手段の認識した差出人情報を住所録記憶手段に
住所録情報として記憶させるとともに、当該登録した住
所録情報にハガキを受け取った旨を示す所定の受取マー
クを付与するようにすると、ハガキを受け取った際に、
ファクシミリ装置の読取手段を利用して、差出人の住所
録情報を住所録記憶手段に容易に取り込むことができる
とともに、ハガキを受け取ったことの確認を容易に行う
ことができ、ファクシミリ装置の資源をより一層有効に
活用することができるとともに、受け取りマークにより
ハガキの管理を容易に行うことができる。
【0168】さらに、請求項4に記載するように、住所
録記憶手段が、住所録情報に登録されている宛先がファ
クシミリ受信可能であるか否かを示すファクシミリ受信
可否情報を宛先毎に住所録情報として記憶し、住所録管
理手段が、住所録記憶手段の記憶する住所録情報に登録
されている宛先とファクシミリ通信を行うと、当該宛先
の住所録情報にファクシミリ受信可能情報を登録すると
ともに、表示手段に住所録情報を表示する際、ファクシ
ミリ受信可否情報をも表示させるようにすると、ファク
シミリ受信の不可能な相手先にファクシミリ送信する誤
りを防止することができ、ファクシミリ装置の利用性を
より一層向上させることができる。
【0169】また、請求項5に記載するように、住所録
管理手段が、ファクシミリ通信時に相手先から送信され
てくる識別情報を住所録記憶手段の記憶する住所録情報
の宛先毎に住所録情報として記憶させるとともに、ファ
クシミリ受信時に相手先から送信されてくる識別情報に
基づいて住所録記憶手段に記憶されている住所録情報を
検索して、表示手段に識別情報とともに検索した宛先の
住所録情報をも表示させるようにすると、ファクシミリ
通信における識別情報を住所録情報として自動登録する
ことができるとともに、ファクシミリ通信時に、識別情
報と同時に住所録情報を表示させることができ、ファク
シミリ通信の相手先をより一層確実に認識することがで
きる。
【0170】その結果、ファクシミリ通信の信頼性と操
作性をより一層向上させることができる。
【0171】さらに、請求項6に記載するように、住所
録記憶手段が、自己の住所録情報をも記憶し、ファクシ
ミリ装置が、住所録記憶手段に記憶されている自己の住
所録情報が変更されると、当該自己の住所録情報を所定
の通信プロトコルにより住所録記憶手段の住所録情報に
登録されている宛先に送信するとともに、当該相手先か
ら当該相手先の住所録情報を受信する通信制御手段を、
さらに備え、住所録管理手段が、通信制御手段が相手先
から受信した当該相手先の住所録情報に基づいて住所録
記憶手段の当該相手先についての住所録情報を更新する
ようにすると、住所を変更した場合に、住所変更のハガ
キを出すことなく、住所録記憶手段の住所録情報に登録
されている相手先に、住所変更や変更した住所録情報を
ファクシミリ通信により通知することができるととも
に、相手先に住所変更があった場合に、自動的に住所録
情報を更新することができ、住所録情報の管理をより一
層簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の第1実施例の回路
ブロック図。
【図2】図1のファクシミリ装置に読み込ませる住所録
登録用紙の一例を示す図。
【図3】図1のファクシミリ装置により宛名を印字出力
したハガキの一例を示す図。
【図4】図1の操作表示部の上面図。
【図5】図4の表示部に表示される住所録モードメニュ
ーの一例を示す図。
【図6】図1のファクシミリ装置による住所録登録用紙
の印字処理を示すフローチャート。
【図7】図1のファクシミリ装置による宛先検索・ハガ
キ印字処理を示すフローチャート。
【図8】図1のファクシミリ装置により宛先検索を行っ
た際に宛先を表示する表示部の表示例を示す図。
【図9】図7の宛先検索・ハガキ印字処理で宛先選択が
完了した際のファクシミリ送信とハガキ印字の選択メニ
ューを表示する表示部の表示例を示す図。
【図10】本発明のファクシミリ装置の第2実施例の回
路ブロック図。
【図11】図10のファクシミリ装置により印字出力さ
れる住所録登録用紙の一例を示す図。
【図12】本発明のファクシミリ装置の第3実施例の表
示部に表示される住所録モードメニューの一例を示す
図。
【図13】図12の第3実施例のファクシミリ装置によ
るハガキ読込処理を示すフローチャート。
【図14】本発明のファクシミリ装置の第4実施例によ
り印字出力される住所録登録用紙の一例を示す図。
【図15】本発明のファクシミリ装置の第4実施例によ
る宛先検索処理によりファクシミリ通信可能である旨を
示す表示を行う表示部の表示例を示す図。
【図16】本発明のファクシミリ装置の第5実施例の住
所録記憶部のメモリフォーマットを示す図。
【図17】本発明のファクシミリ装置の第5実施例によ
るファクシミリ通信時の表示部の表示例を示す図。
【図18】本発明のファクシミリ装置の第6実施例の表
示部に表示される住所録モードメニューの一例を示す
図。
【図19】本発明のファクシミリ装置の第6実施例によ
る住所変更通知を行うファクシミリ通信のシーケンス
図。
【符号の説明】
1、40 ファクシミリ装置 2 スキャナ 3 プロッタ 4 符号化・復号化部 5 文字認識部 6 通信制御部 7 モデム 8 網制御部 9 操作表示部 10 システム制御部 11 住所録記憶部 12 バス 20、42、50 住所録登録用紙 21 ハガキ 31 ストップキー 32 スタートキー 33 線密度選択キー 34 番号ダイヤルキー 35 住所録キー 36 選択キー 37 表示部 38 ワンタッチキー 41 時計モジュール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の画情報を読み取る読取手段と、 画情報を記録出力する記録出力手段と、 を備え、ファクシミリ通信手順に基づいて、相手ファク
    シミリ装置とファクシミリ通信を行うファクシミリ装置
    において、 複数の宛先の住所、氏名及び電話番号等の住所録情報を
    宛先毎に記憶する住所録記憶手段と、 前記住所録情報を記入するための所定形式の住所録登録
    用紙のフォーマットを記憶するフォーマット記憶手段
    と、 前記フォーマット記憶手段の記憶する前記フォーマット
    に基づいて前記住所録登録用紙を前記記録出力手段によ
    り記録出力させるフォーマット出力制御手段と、 前記読取手段が前記住所録情報の記入された前記住所録
    登録用紙を読み取ると、前記読取手段の読み取った前記
    住所録登録用紙の画情報から前記住所録情報を認識する
    認識手段と、 前記住所録記憶手段の記憶する前記住所録情報を表示出
    力する表示手段と、 前記表示手段に表示された前記住所録情報から宛先毎に
    前記住所録情報を適宜選択操作する選択手段と、 前記認識手段の認識した前記住所録情報を前記住所録記
    憶手段に記憶させるとともに、前記住所録記憶手段の記
    憶する前記住所録情報のうち前記選択手段により選択さ
    れた宛先の住所録情報を前記記録出力手段によりハガキ
    に宛先情報として記録出力させる住所録管理手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】前記ファクシミリ装置は、 現在日時を計時する計時手段を、さらに備え、 前記住所録管理手段は、 前記住所録記憶手段の記憶する前記住所録情報を前記ハ
    ガキに宛先情報として記録出力したときの日時情報を前
    記計時手段から取得し、該取得した日時情報を前記住所
    録記憶手段の記憶する当該宛先の住所録情報の一つとし
    て記憶させるとともに、前記記録出力した前記住所録情
    報に記録出力したことを示す所定の記録済マークを付与
    することを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装
    置。
  3. 【請求項3】前記読取手段は、 受け取ったハガキの画情報を読み取り、 前記認識手段は、 前記読取手段の読み取った画情報から前記ハガキに記載
    されている差出人に関する情報を認識し、 前記住所録管理手段は、 前記認識手段の認識した差出人情報を前記住所録記憶手
    段に前記住所録情報として記憶させるとともに、当該登
    録した住所録情報に前記ハガキを受け取った旨を示す所
    定の受取マークを付与することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】前記住所録記憶手段は、 前記住所録情報に登録されている宛先がファクシミリ受
    信可能であるか否かを示すファクシミリ受信可否情報を
    宛先毎に前記住所録情報として記憶し、 前記住所録管理手段は、 前記住所録記憶手段の記憶する前記住所録情報に登録さ
    れている宛先とファクシミリ通信を行うと、当該宛先の
    前記住所録情報に前記ファクシミリ受信可能情報を登録
    するとともに、前記表示手段に前記住所録情報を表示す
    る際、前記ファクシミリ受信可否情報をも表示させるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載
    のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】前記住所録管理手段は、 ファクシミリ通信時に相手先から送信されてくる識別情
    報を前記住所録記憶手段の記憶する前記住所録情報の宛
    先毎に前記住所録情報として記憶させるとともに、ファ
    クシミリ受信時に相手先から送信されてくる前記識別情
    報に基づいて前記住所録記憶手段に記憶されている前記
    住所録情報を検索して、前記表示手段に前記識別情報と
    ともに検索した宛先の前記住所録情報をも表示させるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】前記住所録記憶手段は、 自己の住所録情報をも記憶し、 前記ファクシミリ装置は、 前記住所録記憶手段に記憶されている前記自己の住所録
    情報が変更されると、当該自己の住所録情報を所定の通
    信プロトコルにより前記住所録記憶手段の住所録情報に
    登録されている宛先に送信するとともに、当該相手先か
    ら当該相手先の住所録情報を受信する通信制御手段を、
    さらに備え、 前記住所録管理手段は、 前記通信制御手段が相手先から受信した当該相手先の住
    所録情報に基づいて前記住所録記憶手段の当該相手先に
    ついての住所録情報を更新することを特徴とする請求項
    1から請求項5のいずれかに記載のファクシミリ装置。
JP7124331A 1995-04-25 1995-04-25 ファクシミリ装置 Pending JPH08298583A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015103977A (ja) * 2013-11-26 2015-06-04 ブラザー工業株式会社 情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム
JP2015126495A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 ブラザー工業株式会社 情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015103977A (ja) * 2013-11-26 2015-06-04 ブラザー工業株式会社 情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム
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