JPH08297429A - 交流負荷通電制御装置 - Google Patents
交流負荷通電制御装置Info
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- JPH08297429A JPH08297429A JP10122295A JP10122295A JPH08297429A JP H08297429 A JPH08297429 A JP H08297429A JP 10122295 A JP10122295 A JP 10122295A JP 10122295 A JP10122295 A JP 10122295A JP H08297429 A JPH08297429 A JP H08297429A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 入力電流及び高調波電流を低減するととも
に、指標値のきめ細かい制御を可能にする。 【構成】 交流電源10の両ライン間に、被加熱部材を
加熱するヒータ20及びスイッチ部30が直列接続され
るとともに、ゼロクロス検出回路40が接続されてい
る。基準電圧VREFがサーミスタ61及び抵抗R1で分
圧された分圧電圧VTが温度検出部60から制御部50
に入力される。制御部50は、分圧電圧VTのレベルに
よって被加熱部材の温度を検出し、検出温度に応じてス
イッチ部30のオン、オフを制御してヒータ20への通
電を制御するもので、交流電源10の電圧波形の1周期
毎にスイッチ部30のオン、オフを制御する。
に、指標値のきめ細かい制御を可能にする。 【構成】 交流電源10の両ライン間に、被加熱部材を
加熱するヒータ20及びスイッチ部30が直列接続され
るとともに、ゼロクロス検出回路40が接続されてい
る。基準電圧VREFがサーミスタ61及び抵抗R1で分
圧された分圧電圧VTが温度検出部60から制御部50
に入力される。制御部50は、分圧電圧VTのレベルに
よって被加熱部材の温度を検出し、検出温度に応じてス
イッチ部30のオン、オフを制御してヒータ20への通
電を制御するもので、交流電源10の電圧波形の1周期
毎にスイッチ部30のオン、オフを制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電源から負荷への
通電のオン、オフを効率良く行わせる交流負荷通電制御
装置に関するものである。
通電のオン、オフを効率良く行わせる交流負荷通電制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、商用電源等の交流電源からヒータ
等の負荷に通電する際には、温度等の指標値を一定に維
持するために、一般に通電のオン、オフ制御が行われて
いる。この場合、オン時の突入電流を低減するために、
交流波形のゼロクロスでオンさせることがよく行われて
いる。ところが、ゼロクロスでオンするのみの単純なオ
ン、オフ制御ではきめ細かい制御が困難なので、交流波
形の導通角を制御することにより、指標値からのオーバ
ーシュート等の少ないきめ細かい制御が行われていた。
等の負荷に通電する際には、温度等の指標値を一定に維
持するために、一般に通電のオン、オフ制御が行われて
いる。この場合、オン時の突入電流を低減するために、
交流波形のゼロクロスでオンさせることがよく行われて
いる。ところが、ゼロクロスでオンするのみの単純なオ
ン、オフ制御ではきめ細かい制御が困難なので、交流波
形の導通角を制御することにより、指標値からのオーバ
ーシュート等の少ないきめ細かい制御が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、導通角
を制御することにより温度等の指標値を一定に維持しよ
うとした場合、負荷への入力電流波形はパルス状の正弦
波から大きくずれたものになってしまう。このため、力
率が低下するため、有効電力は低下するが電流の実効値
が上昇して皮相電力が増大し、その結果入力電流が増大
してしまう。従って、電線、ヒューズや電源スイッチ等
の入力部には、電流定格の大きい部品を使用しなければ
ならず、部品の大型化及びコスト上昇を招くこととな
る。
を制御することにより温度等の指標値を一定に維持しよ
うとした場合、負荷への入力電流波形はパルス状の正弦
波から大きくずれたものになってしまう。このため、力
率が低下するため、有効電力は低下するが電流の実効値
が上昇して皮相電力が増大し、その結果入力電流が増大
してしまう。従って、電線、ヒューズや電源スイッチ等
の入力部には、電流定格の大きい部品を使用しなければ
ならず、部品の大型化及びコスト上昇を招くこととな
る。
【0004】また、奇数次の高調波電流が多く含まれる
ことになるが、IEC(国際電気標準会議)で定められ
た国際規格IEC1000-3-2に規定されているように、欧
州を中心に世界的に高調波電流の規制が強化されてお
り、これを低減する必要がある。また、負荷への入力オ
ン時の電流変化率が大きいため、ノイズ発生の一因とな
っていた。
ことになるが、IEC(国際電気標準会議)で定められ
た国際規格IEC1000-3-2に規定されているように、欧
州を中心に世界的に高調波電流の規制が強化されてお
り、これを低減する必要がある。また、負荷への入力オ
ン時の電流変化率が大きいため、ノイズ発生の一因とな
っていた。
【0005】本発明は、上記問題を解決するもので、入
力電流及び高調波電流を低減するとともに、指標値のき
め細かい制御を可能にする交流負荷通電制御装置を提供
することを目的とする。
力電流及び高調波電流を低減するとともに、指標値のき
め細かい制御を可能にする交流負荷通電制御装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、正弦波交流電源から負荷への通電のオ
ン、オフを制御する交流負荷通電制御装置において、上
記正弦波交流電源の電圧波形のゼロクロスを検出するゼ
ロクロス検出手段と、上記正弦波交流電源と上記負荷と
の間に介設されたスイッチと、上記スイッチを予め定め
られたオン、オフパターンで周期的にオン、オフさせる
とともに、上記スイッチのオン、オフ切換は上記ゼロク
ロスの検出に同期して行わせるスイッチ制御手段とを備
えたものである(請求項1)。
に、本発明は、正弦波交流電源から負荷への通電のオ
ン、オフを制御する交流負荷通電制御装置において、上
記正弦波交流電源の電圧波形のゼロクロスを検出するゼ
ロクロス検出手段と、上記正弦波交流電源と上記負荷と
の間に介設されたスイッチと、上記スイッチを予め定め
られたオン、オフパターンで周期的にオン、オフさせる
とともに、上記スイッチのオン、オフ切換は上記ゼロク
ロスの検出に同期して行わせるスイッチ制御手段とを備
えたものである(請求項1)。
【0007】また、請求項1記載の交流負荷通電制御装
置において、上記負荷に関する指標値を検出する指標値
検出手段を備え、上記スイッチ制御手段は、上記検出指
標値が予め設定された値に達するまで上記スイッチを動
作させるものである(請求項2)。
置において、上記負荷に関する指標値を検出する指標値
検出手段を備え、上記スイッチ制御手段は、上記検出指
標値が予め設定された値に達するまで上記スイッチを動
作させるものである(請求項2)。
【0008】また、上記スイッチ制御手段は、上記検出
指標値が上記設定値に比して小なる第1の値より小さい
ときは第1のオン比率を持つオン、オフパターンで上記
スイッチを動作させ、上記検出指標値が上記第1の値よ
り大きく、かつ上記設定値より小さいときは上記第1の
オン比率より小さい第2のオン比率を持つオン、オフパ
ターンで上記スイッチを動作させるものである(請求項
3)。
指標値が上記設定値に比して小なる第1の値より小さい
ときは第1のオン比率を持つオン、オフパターンで上記
スイッチを動作させ、上記検出指標値が上記第1の値よ
り大きく、かつ上記設定値より小さいときは上記第1の
オン比率より小さい第2のオン比率を持つオン、オフパ
ターンで上記スイッチを動作させるものである(請求項
3)。
【0009】また、上記負荷は、被加熱部材を加熱する
ヒータで、上記指標値は上記被加熱部材の温度で、上記
第1の値は予め設定された温度より低い第1の温度で、
上記指標値検出手段は上記被加熱部材の温度を検出する
ものである(請求項4)。
ヒータで、上記指標値は上記被加熱部材の温度で、上記
第1の値は予め設定された温度より低い第1の温度で、
上記指標値検出手段は上記被加熱部材の温度を検出する
ものである(請求項4)。
【0010】また、上記スイッチ制御手段は、上記検出
温度が上記第1の温度より低いときは、上記スイッチを
2/3のオン比率を持つオン、オフパターンで上記スイ
ッチを動作させ、上記検出温度が上記第1の温度より高
く、かつ上記設定温度より低いときは、上記スイッチを
1/2のオン比率を持つオン、オフパターンで上記スイ
ッチを動作させるものである(請求項5)。
温度が上記第1の温度より低いときは、上記スイッチを
2/3のオン比率を持つオン、オフパターンで上記スイ
ッチを動作させ、上記検出温度が上記第1の温度より高
く、かつ上記設定温度より低いときは、上記スイッチを
1/2のオン比率を持つオン、オフパターンで上記スイ
ッチを動作させるものである(請求項5)。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、正弦波交流電源
から負荷への通電が、予め定められたオン、オフパター
ンで周期的にオン、オフされ、通電のオン、オフ切換は
ゼロクロスの検出に同期して行われる。これによって、
負荷に供給される電流波形が正弦波にされるとともに、
負荷への供給電力がきめ細かく制御される。
から負荷への通電が、予め定められたオン、オフパター
ンで周期的にオン、オフされ、通電のオン、オフ切換は
ゼロクロスの検出に同期して行われる。これによって、
負荷に供給される電流波形が正弦波にされるとともに、
負荷への供給電力がきめ細かく制御される。
【0012】また、請求項2記載の発明によれば、負荷
に関する指標値が検出され、この指標値が予め設定され
た値に達するまで、正弦波交流電源から負荷への通電
が、予め定められたオン、オフパターンで周期的にオ
ン、オフされ、通電のオン、オフ切換はゼロクロスの検
出に同期して行われる。これによって、負荷に供給され
る電流波形が正弦波にされるとともに、指標値が設定値
に達するまで負荷に供給される平均電力が、きめ細かく
制御される。
に関する指標値が検出され、この指標値が予め設定され
た値に達するまで、正弦波交流電源から負荷への通電
が、予め定められたオン、オフパターンで周期的にオ
ン、オフされ、通電のオン、オフ切換はゼロクロスの検
出に同期して行われる。これによって、負荷に供給され
る電流波形が正弦波にされるとともに、指標値が設定値
に達するまで負荷に供給される平均電力が、きめ細かく
制御される。
【0013】また、請求項3記載の発明によれば、負荷
に関する指標値が検出され、検出指標値が設定値に比し
て小なる第1の値より小さいときは、正弦波交流電源か
ら負荷への通電が第1のオン比率を持つオン、オフパタ
ーンで行われる。また、検出指標値が第1の値より大き
く、かつ設定値より小さいときは、正弦波交流電源から
負荷への通電が第1のオン比率より小さい第2のオン比
率を持つオン、オフパターンで行われる。なお、通電の
オン、オフ切換はゼロクロスの検出に同期して行われ
る。これによって、指標値が迅速に設定値に達するとと
もに、設定値到達後のオーバーシュートが低減する。ま
た、負荷に供給される電流波形が正弦波にされ、指標値
が設定値に達するまで負荷に供給される平均電力が、き
め細かく制御される。
に関する指標値が検出され、検出指標値が設定値に比し
て小なる第1の値より小さいときは、正弦波交流電源か
ら負荷への通電が第1のオン比率を持つオン、オフパタ
ーンで行われる。また、検出指標値が第1の値より大き
く、かつ設定値より小さいときは、正弦波交流電源から
負荷への通電が第1のオン比率より小さい第2のオン比
率を持つオン、オフパターンで行われる。なお、通電の
オン、オフ切換はゼロクロスの検出に同期して行われ
る。これによって、指標値が迅速に設定値に達するとと
もに、設定値到達後のオーバーシュートが低減する。ま
た、負荷に供給される電流波形が正弦波にされ、指標値
が設定値に達するまで負荷に供給される平均電力が、き
め細かく制御される。
【0014】また、請求項4記載の発明によれば、被加
熱部材の温度が検出され、検出温度が設定温度に比して
小なる第1の温度より低いときは、正弦波交流電源から
負荷への通電が第1のオン比率を持つオン、オフパター
ンで行われる。また、検出温度が第1の温度より高く、
かつ設定温度より低いときは、正弦波交流電源から負荷
への通電が第1のオン比率より小さい第2のオン比率を
持つオン、オフパターンで行われる。なお、通電のオ
ン、オフ切換はゼロクロスの検出に同期して行われる。
これによって、被加熱部材の温度が迅速に設定温度に達
するとともに、設定温度到達後のオーバーシュートが低
減する。また、ヒータに供給される電流波形が正弦波に
され、設定温度に達するまでヒータに供給される平均電
力が、きめ細かく制御される。
熱部材の温度が検出され、検出温度が設定温度に比して
小なる第1の温度より低いときは、正弦波交流電源から
負荷への通電が第1のオン比率を持つオン、オフパター
ンで行われる。また、検出温度が第1の温度より高く、
かつ設定温度より低いときは、正弦波交流電源から負荷
への通電が第1のオン比率より小さい第2のオン比率を
持つオン、オフパターンで行われる。なお、通電のオ
ン、オフ切換はゼロクロスの検出に同期して行われる。
これによって、被加熱部材の温度が迅速に設定温度に達
するとともに、設定温度到達後のオーバーシュートが低
減する。また、ヒータに供給される電流波形が正弦波に
され、設定温度に達するまでヒータに供給される平均電
力が、きめ細かく制御される。
【0015】また、請求項5記載の発明によれば、被加
熱部材の温度が検出され、検出温度が設定温度に比して
小なる第1の温度より低いときは、正弦波交流電源から
負荷への通電が2/3のオン比率を持つオン、オフパタ
ーンで行われる。また、検出温度が第1の温度より高
く、かつ設定温度より低いときは、正弦波交流電源から
負荷への通電が1/2のオン比率を持つオン、オフパタ
ーンで行われる。なお、通電のオン、オフ切換はゼロク
ロスの検出に同期して行われる。これによって、被加熱
部材の温度が迅速に設定温度に達するとともに、設定温
度到達後のオーバーシュートが低減する。また、ヒータ
に供給される電流波形が正弦波にされ、設定温度に達す
るまでヒータに供給される平均電力が、きめ細かく制御
される。
熱部材の温度が検出され、検出温度が設定温度に比して
小なる第1の温度より低いときは、正弦波交流電源から
負荷への通電が2/3のオン比率を持つオン、オフパタ
ーンで行われる。また、検出温度が第1の温度より高
く、かつ設定温度より低いときは、正弦波交流電源から
負荷への通電が1/2のオン比率を持つオン、オフパタ
ーンで行われる。なお、通電のオン、オフ切換はゼロク
ロスの検出に同期して行われる。これによって、被加熱
部材の温度が迅速に設定温度に達するとともに、設定温
度到達後のオーバーシュートが低減する。また、ヒータ
に供給される電流波形が正弦波にされ、設定温度に達す
るまでヒータに供給される平均電力が、きめ細かく制御
される。
【0016】
【実施例】図1は、本発明が適用されるヒータ制御回路
の一実施例の回路図、図2は、交流電源10の電圧波
形、ゼロクロス信号及びスイッチ部30の動作状態を示
すタイミングチャートである。
の一実施例の回路図、図2は、交流電源10の電圧波
形、ゼロクロス信号及びスイッチ部30の動作状態を示
すタイミングチャートである。
【0017】このヒータ制御回路は、交流電源10の両
ライン間に、ヒータ20及びスイッチ部30が直列に接
続されるとともに、ゼロクロス検出回路40が接続され
て構成され、制御部50によってスイッチ部30のオ
ン、オフが制御されてヒータ20への交流電源10の通
電が制御されるようになっている。なお、交流電源10
の両ラインとヒータ制御回路間に、それぞれヒューズF
が接続されている。
ライン間に、ヒータ20及びスイッチ部30が直列に接
続されるとともに、ゼロクロス検出回路40が接続され
て構成され、制御部50によってスイッチ部30のオ
ン、オフが制御されてヒータ20への交流電源10の通
電が制御されるようになっている。なお、交流電源10
の両ラインとヒータ制御回路間に、それぞれヒューズF
が接続されている。
【0018】ヒータ20は、ニッケルクロム合金等から
なり、例えば熱ローラ定着方式が採用された普通紙複写
機に配設される加熱ローラやホットプレートに配設され
るプレート等の被加熱部材を加熱するものである。温度
検出部60は、指標値として上記被加熱部材の温度を検
出するもので、基準電圧VREFとアース間にサーミスタ
61及び抵抗R1が直列接続されてなり、基準電圧V
REFがサーミスタ61及び抵抗R1で分圧された分圧電
圧VTが制御部50に入力されるようになっている。サ
ーミスタ61は、上記被加熱部材に接触して配設され、
被加熱部材の温度が上昇するとその抵抗値が低下するも
のである。
なり、例えば熱ローラ定着方式が採用された普通紙複写
機に配設される加熱ローラやホットプレートに配設され
るプレート等の被加熱部材を加熱するものである。温度
検出部60は、指標値として上記被加熱部材の温度を検
出するもので、基準電圧VREFとアース間にサーミスタ
61及び抵抗R1が直列接続されてなり、基準電圧V
REFがサーミスタ61及び抵抗R1で分圧された分圧電
圧VTが制御部50に入力されるようになっている。サ
ーミスタ61は、上記被加熱部材に接触して配設され、
被加熱部材の温度が上昇するとその抵抗値が低下するも
のである。
【0019】スイッチ部30は、トライアック31及び
トライアック31にゲート電流を供給するトライアック
ゲート回路32から構成される。トライアック31は、
端子T1,T2がスイッチ端子301,302に接続さ
れ、ゲート端子Gがトライアックゲート回路32に接続
されてなり、トライアックゲート回路32から供給され
るゲート電流の有無によってターンオン、ターンオフす
るもので、ゲート電流の供給は制御部50からのゲート
制御信号によって制御される。ゼロクロス検出回路40
は、図2のに示すような交流電源10の電圧波形にお
いてゼロクロスを検出し、検出毎に図2のに示すよう
な短パルスのゼロクロス信号を制御部50に出力するも
のである。
トライアック31にゲート電流を供給するトライアック
ゲート回路32から構成される。トライアック31は、
端子T1,T2がスイッチ端子301,302に接続さ
れ、ゲート端子Gがトライアックゲート回路32に接続
されてなり、トライアックゲート回路32から供給され
るゲート電流の有無によってターンオン、ターンオフす
るもので、ゲート電流の供給は制御部50からのゲート
制御信号によって制御される。ゼロクロス検出回路40
は、図2のに示すような交流電源10の電圧波形にお
いてゼロクロスを検出し、検出毎に図2のに示すよう
な短パルスのゼロクロス信号を制御部50に出力するも
のである。
【0020】制御部50は、温度検出部60から入力さ
れる分圧電圧VTのレベルによって被加熱部材の温度を
検出するものである。また、検出温度に応じてトライア
ックゲート回路32にゲート制御信号を出力して、トラ
イアック31のターンオン、ターンオフを制御すること
によりスイッチ部30のオン、オフを制御してヒータ2
0への通電を制御するもので、交流電源10の電圧波形
の1周期毎にスイッチ部30のオン、オフを制御する。
れる分圧電圧VTのレベルによって被加熱部材の温度を
検出するものである。また、検出温度に応じてトライア
ックゲート回路32にゲート制御信号を出力して、トラ
イアック31のターンオン、ターンオフを制御すること
によりスイッチ部30のオン、オフを制御してヒータ2
0への通電を制御するもので、交流電源10の電圧波形
の1周期毎にスイッチ部30のオン、オフを制御する。
【0021】ここで、被加熱部材の設定温度をTP0、第
1の温度をTP1、第2の温度をTP2(但し、TP0>TP1>TP
2)とし、被加熱部材の現在の温度をTPとする。
1の温度をTP1、第2の温度をTP2(但し、TP0>TP1>TP
2)とし、被加熱部材の現在の温度をTPとする。
【0022】このとき、制御部50は、TP<TP2のと
き、図2のに示すようにゼロクロス信号の入力時点か
ら継続してスイッチ部30をオンさせる。また、TP2≦T
P<TP1のとき、図2のに示すようにゼロクロス信号の
入力時点からスイッチ部30に2周期オン、1周期オフ
の動作を繰り返して行わせる。また、TP1≦TP<TP0のと
き、図2のに示すように、ゼロクロス信号の入力時点
からスイッチ部30に1周期オン、1周期オフの動作を
繰り返して行わせる。
き、図2のに示すようにゼロクロス信号の入力時点か
ら継続してスイッチ部30をオンさせる。また、TP2≦T
P<TP1のとき、図2のに示すようにゼロクロス信号の
入力時点からスイッチ部30に2周期オン、1周期オフ
の動作を繰り返して行わせる。また、TP1≦TP<TP0のと
き、図2のに示すように、ゼロクロス信号の入力時点
からスイッチ部30に1周期オン、1周期オフの動作を
繰り返して行わせる。
【0023】これによって、被加熱部材の温度は、図3
に示すように雰囲気温度TPaから急激に上昇して第2の
温度TP2に到達し、第2の温度TP2から多少緩やかに上昇
して第1の温度TP1に到達し、第1の温度TP1から更に緩
やかに上昇して設定温度TP0に到達する。そして、ほと
んどオーバーシュートすることなく設定温度TP0が維持
される。
に示すように雰囲気温度TPaから急激に上昇して第2の
温度TP2に到達し、第2の温度TP2から多少緩やかに上昇
して第1の温度TP1に到達し、第1の温度TP1から更に緩
やかに上昇して設定温度TP0に到達する。そして、ほと
んどオーバーシュートすることなく設定温度TP0が維持
される。
【0024】図4は、ヒータ制御回路の動作手順の一例
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【0025】まず、被加熱部材の現在の温度TPが検出さ
れて設定温度TP0と比較され(ステップS1)、TP<TP0
でなければ(ステップS1でNO)、待機し、TP<TP0
であれば(ステップS1でYES)、ゼロクロス信号が
検出されるまで(ステップS2でNO)待機し、検出さ
れると(ステップS2でYES)、ヒータ20が通電さ
れる(ステップS3)。
れて設定温度TP0と比較され(ステップS1)、TP<TP0
でなければ(ステップS1でNO)、待機し、TP<TP0
であれば(ステップS1でYES)、ゼロクロス信号が
検出されるまで(ステップS2でNO)待機し、検出さ
れると(ステップS2でYES)、ヒータ20が通電さ
れる(ステップS3)。
【0026】次に、ステップS1で検出された温度TPと
第2の温度TP2が比較され(ステップS4)、TP<TP2で
あれば(ステップS4でYES)、ゼロクロス信号を6
回カウントするまで(ステップS5でNO)、そのまま
の状態を維持し、6回カウントすると(ステップS5で
YES)、ステップS6に進む。
第2の温度TP2が比較され(ステップS4)、TP<TP2で
あれば(ステップS4でYES)、ゼロクロス信号を6
回カウントするまで(ステップS5でNO)、そのまま
の状態を維持し、6回カウントすると(ステップS5で
YES)、ステップS6に進む。
【0027】一方、ステップS4において、TP<TP2で
なければ(ステップS4でNO)、ステップS1で検出
された温度TPと第1の温度TP1が比較され(ステップS
7)、TP1≦TPであれば(ステップS4でYES)、ゼ
ロクロス信号を2回カウントするまで(ステップS8で
NO)、そのままの状態を維持し、2回カウントすると
(ステップS8でYES)、ヒータ20への通電を停止
する(ステップS9)。
なければ(ステップS4でNO)、ステップS1で検出
された温度TPと第1の温度TP1が比較され(ステップS
7)、TP1≦TPであれば(ステップS4でYES)、ゼ
ロクロス信号を2回カウントするまで(ステップS8で
NO)、そのままの状態を維持し、2回カウントすると
(ステップS8でYES)、ヒータ20への通電を停止
する(ステップS9)。
【0028】次いで、ゼロクロス信号を2回カウントす
るまで(ステップS10でNO)、そのままの状態を維
持し、2回カウントすると(ステップS10でYE
S)、ステップS6に進む。
るまで(ステップS10でNO)、そのままの状態を維
持し、2回カウントすると(ステップS10でYE
S)、ステップS6に進む。
【0029】一方、ステップS7において、TP1≦TPで
なければ(ステップS7でNO)、TP2≦TP<TP1である
ので、ゼロクロス信号を4回カウントするまで(ステッ
プS11でNO)、そのままの状態を維持し、4回カウ
ントすると(ステップS11でYES)、ステップS9
に進んで、ヒータ20への通電を停止する。
なければ(ステップS7でNO)、TP2≦TP<TP1である
ので、ゼロクロス信号を4回カウントするまで(ステッ
プS11でNO)、そのままの状態を維持し、4回カウ
ントすると(ステップS11でYES)、ステップS9
に進んで、ヒータ20への通電を停止する。
【0030】そして、ステップS6において、被加熱部
材の現在の温度TPが検出されて設定温度TP0と比較さ
れ、TP<TP0でなければ(ステップS6でNO)、ヒー
タ20への通電を停止して(ステップS12)、ステッ
プS1に戻る。一方、TP<TP0であれば(ステップS6
でYES)、ヒータ20が通電され(ステップS3)、
以下、上記した手順が繰り返される。
材の現在の温度TPが検出されて設定温度TP0と比較さ
れ、TP<TP0でなければ(ステップS6でNO)、ヒー
タ20への通電を停止して(ステップS12)、ステッ
プS1に戻る。一方、TP<TP0であれば(ステップS6
でYES)、ヒータ20が通電され(ステップS3)、
以下、上記した手順が繰り返される。
【0031】このように、交流電源10の電圧波形の1
周期毎にヒータ20への通電のオン、オフを制御するよ
うにしたので、ヒータ20に通電される電流波形を正弦
波にすることができる。従って、突入電流を低減でき、
力率の低下を防止できるので、入力電流を低減できると
ともに、高調波電流を低減することができる。また、入
力電流の低減によって、入力回路に使用するヒューズF
や、その他の電線、電源スイッチやノイズフィルタ等の
部品として電流定格の小さいものを使用できることか
ら、部品の小型化及びコスト低減が図れる。また、オン
時の電流変化率が小さいので発生するノイズを低減でき
る。
周期毎にヒータ20への通電のオン、オフを制御するよ
うにしたので、ヒータ20に通電される電流波形を正弦
波にすることができる。従って、突入電流を低減でき、
力率の低下を防止できるので、入力電流を低減できると
ともに、高調波電流を低減することができる。また、入
力電流の低減によって、入力回路に使用するヒューズF
や、その他の電線、電源スイッチやノイズフィルタ等の
部品として電流定格の小さいものを使用できることか
ら、部品の小型化及びコスト低減が図れる。また、オン
時の電流変化率が小さいので発生するノイズを低減でき
る。
【0032】また、ヒータ20への供給電力をきめ細か
く制御でき、温度制御をきめ細かく行える。従って、消
費電力を必要最小限にすることができるとともに、設定
温度TP0に対するオーバーシュートを低減できる。
く制御でき、温度制御をきめ細かく行える。従って、消
費電力を必要最小限にすることができるとともに、設定
温度TP0に対するオーバーシュートを低減できる。
【0033】図5は、図1におけるスイッチ部30及び
制御部50の別の構成例を示す回路図である。スイッチ
部30は、フォトトライアックカプラ34やトライアッ
ク37等からなるソリッドステートリレー(SSR)3
3とトランジスタQ1とから構成されている。SSR3
3のトライアック37は、端子T1,T2がスイッチ端
子301,302に接続され、ゲート端子Gが抵抗R3
を介してスイッチ端子301に接続されている。
制御部50の別の構成例を示す回路図である。スイッチ
部30は、フォトトライアックカプラ34やトライアッ
ク37等からなるソリッドステートリレー(SSR)3
3とトランジスタQ1とから構成されている。SSR3
3のトライアック37は、端子T1,T2がスイッチ端
子301,302に接続され、ゲート端子Gが抵抗R3
を介してスイッチ端子301に接続されている。
【0034】フォトトライアックカプラ34のフォトト
ライアック36は、端子T1がトライアック37のゲー
ト端子Gに接続され、端子T2が抵抗R2を介してスイ
ッチ端子302に接続されている。フォトトライアック
カプラ34の発光ダイオード35は、アノードが電源電
圧VCCに接続され、カソードがトランジスタQ1のコレ
クタに接続されている。
ライアック36は、端子T1がトライアック37のゲー
ト端子Gに接続され、端子T2が抵抗R2を介してスイ
ッチ端子302に接続されている。フォトトライアック
カプラ34の発光ダイオード35は、アノードが電源電
圧VCCに接続され、カソードがトランジスタQ1のコレ
クタに接続されている。
【0035】トランジスタQ1は、ベースがCPU52
の出力端子P1に、エミッタがアースラインに接続され
ている。
の出力端子P1に、エミッタがアースラインに接続され
ている。
【0036】制御部50は、A/D変換器51及びCP
U52から構成されている。A/D変換器51は、入力
端子がサーミスタ61と抵抗R1の接続点に、出力端子
がCPU52に接続され、温度検出部60から入力され
るアナログの分圧電圧VTを所要のビット数、例えば図
5では4ビット、すなわち16段階のディジタル値に変
換してCPU52に出力するものである。
U52から構成されている。A/D変換器51は、入力
端子がサーミスタ61と抵抗R1の接続点に、出力端子
がCPU52に接続され、温度検出部60から入力され
るアナログの分圧電圧VTを所要のビット数、例えば図
5では4ビット、すなわち16段階のディジタル値に変
換してCPU52に出力するものである。
【0037】CPU52は、A/D変換器51から入力
されるディジタル値によって被加熱部材の温度を検出す
るものである。また、検出温度に応じて出力端子P1か
らゲート制御信号を出力するものである。
されるディジタル値によって被加熱部材の温度を検出す
るものである。また、検出温度に応じて出力端子P1か
らゲート制御信号を出力するものである。
【0038】CPU52の出力端子P1からハイレベル
のゲート制御信号が出力されるとトランジスタQ1がオ
ンになり、発光ダイオード35が発光してフォトトライ
アック36がオンになり、抵抗R2、フォトトライアッ
ク36、抵抗R3を通って電流が流れ、これによってト
ライアック37がターンオンしてヒータ20が通電され
る。
のゲート制御信号が出力されるとトランジスタQ1がオ
ンになり、発光ダイオード35が発光してフォトトライ
アック36がオンになり、抵抗R2、フォトトライアッ
ク36、抵抗R3を通って電流が流れ、これによってト
ライアック37がターンオンしてヒータ20が通電され
る。
【0039】そして、図1の場合と同様に交流電源10
の電圧波形の1周期毎にスイッチ部30のオン、オフを
制御して図2に示すように動作させることにより、図3
に示すように被加熱部材が加熱される。これによって、
図5の場合にも、図1と同様の効果が得られる。
の電圧波形の1周期毎にスイッチ部30のオン、オフを
制御して図2に示すように動作させることにより、図3
に示すように被加熱部材が加熱される。これによって、
図5の場合にも、図1と同様の効果が得られる。
【0040】なお、SSR33に代えて、例えば常開接
点の接点部及びコイル部からなる機械式リレーを用いて
もよい。この場合には、発光ダイオード35に代えてコ
イル部を接続し、トライアック37に代えて接点部を接
続することによって、同様の効果が得られる。
点の接点部及びコイル部からなる機械式リレーを用いて
もよい。この場合には、発光ダイオード35に代えてコ
イル部を接続し、トライアック37に代えて接点部を接
続することによって、同様の効果が得られる。
【0041】図6は、図1における制御部50の別の構
成例を示す回路図で、制御部50及び温度検出部60の
みを示し、他の構成要素は図略している。図6では、制
御部50は、コンパレータC1,C2,C3及びCPU
53から構成されている。
成例を示す回路図で、制御部50及び温度検出部60の
みを示し、他の構成要素は図略している。図6では、制
御部50は、コンパレータC1,C2,C3及びCPU
53から構成されている。
【0042】コンパレータC1,C2,C3は、反転入
力端子がサーミスタ61と抵抗R1の接続点に、非反転
入力端子がそれぞれ基準電圧V1,V2,V3(但し、V1
<V 2<V3)を発生する基準電圧発生部54,55,5
6に、出力端子がそれぞれCPU53の入力端子P1
1,P12,P13に接続されている。
力端子がサーミスタ61と抵抗R1の接続点に、非反転
入力端子がそれぞれ基準電圧V1,V2,V3(但し、V1
<V 2<V3)を発生する基準電圧発生部54,55,5
6に、出力端子がそれぞれCPU53の入力端子P1
1,P12,P13に接続されている。
【0043】そして、コンパレータC1,C2,C3
は、反転入力端子への入力電圧レベルが非反転入力端子
への入力電圧レベル未満のときは、出力端子からハイレ
ベル信号を出力し、反転入力端子への入力電圧レベルが
非反転入力端子への入力電圧レベル以上のときは、出力
端子からローレベル信号を出力するものである。
は、反転入力端子への入力電圧レベルが非反転入力端子
への入力電圧レベル未満のときは、出力端子からハイレ
ベル信号を出力し、反転入力端子への入力電圧レベルが
非反転入力端子への入力電圧レベル以上のときは、出力
端子からローレベル信号を出力するものである。
【0044】すなわち、コンパレータC1,C2,C3
は、VT<V1のとき、それぞれハイレベル信号、ハイレ
ベル信号、ハイレベル信号を出力する。また、V1≦VT
<V2のとき、それぞれローレベル信号、ハイレベル信
号、ハイレベル信号を出力する。また、V2≦VT<V3
のとき、それぞれローレベル信号、ローレベル信号、ハ
イレベル信号を出力する。また、V3≦VTのときは、そ
れぞれローレベル信号、ローレベル信号、ローレベル信
号を出力する。
は、VT<V1のとき、それぞれハイレベル信号、ハイレ
ベル信号、ハイレベル信号を出力する。また、V1≦VT
<V2のとき、それぞれローレベル信号、ハイレベル信
号、ハイレベル信号を出力する。また、V2≦VT<V3
のとき、それぞれローレベル信号、ローレベル信号、ハ
イレベル信号を出力する。また、V3≦VTのときは、そ
れぞれローレベル信号、ローレベル信号、ローレベル信
号を出力する。
【0045】ここで、基準電圧V1,V2,V3は、TP=T
P2のときVT=V1、TP=TP1のときVT=V2、TP=TP0の
ときVT=V3となるように設定されている。
P2のときVT=V1、TP=TP1のときVT=V2、TP=TP0の
ときVT=V3となるように設定されている。
【0046】CPU53は、出力端子P1からゲート制
御信号を出力して図略のヒータ20のオン、オフを制御
するもので、入力端子P11,P12,P13にそれぞ
れハイレベル信号、ハイレベル信号、ハイレベル信号が
入力されたとき、すなわちTP<TP2のときは、ゼロクロ
ス信号の入力時点から継続して出力端子P1からハイレ
ベルのゲート制御信号を出力することにより、図2の
に示すようにスイッチ部30をオンさせる。
御信号を出力して図略のヒータ20のオン、オフを制御
するもので、入力端子P11,P12,P13にそれぞ
れハイレベル信号、ハイレベル信号、ハイレベル信号が
入力されたとき、すなわちTP<TP2のときは、ゼロクロ
ス信号の入力時点から継続して出力端子P1からハイレ
ベルのゲート制御信号を出力することにより、図2の
に示すようにスイッチ部30をオンさせる。
【0047】また、入力端子P11,P12,P13に
それぞれローレベル信号、ハイレベル信号、ハイレベル
信号が入力されたとき、すなわちTP2≦TP<TP1のとき
は、ゼロクロス信号の入力時点から2周期ハイレベル、
1周期ローレベルのゲート制御信号を繰り返して出力す
ることにより、図2のに示すようにスイッチ部30に
2周期オン、1周期オフの動作を繰り返して行わせる。
それぞれローレベル信号、ハイレベル信号、ハイレベル
信号が入力されたとき、すなわちTP2≦TP<TP1のとき
は、ゼロクロス信号の入力時点から2周期ハイレベル、
1周期ローレベルのゲート制御信号を繰り返して出力す
ることにより、図2のに示すようにスイッチ部30に
2周期オン、1周期オフの動作を繰り返して行わせる。
【0048】また、入力端子P11,P12,P13に
それぞれローレベル信号、ローレベル信号、ハイレベル
信号が入力されたとき、すなわちTP1≦TP<TP0のとき
は、ゼロクロス信号の入力時点から1周期ハイレベル、
1周期ローレベルのゲート制御信号を繰り返して出力す
ることにより、図2のに示すようにスイッチ部30に
1周期オン、1周期オフの動作を繰り返して行わせる。
それぞれローレベル信号、ローレベル信号、ハイレベル
信号が入力されたとき、すなわちTP1≦TP<TP0のとき
は、ゼロクロス信号の入力時点から1周期ハイレベル、
1周期ローレベルのゲート制御信号を繰り返して出力す
ることにより、図2のに示すようにスイッチ部30に
1周期オン、1周期オフの動作を繰り返して行わせる。
【0049】また、入力端子P11,P12,P13か
らそれぞれローレベル信号、ローレベル信号、ローレベ
ルの信号が入力されたとき、すなわちTP0≦TPのとき
は、ヒータ20の通電を停止する。
らそれぞれローレベル信号、ローレベル信号、ローレベ
ルの信号が入力されたとき、すなわちTP0≦TPのとき
は、ヒータ20の通電を停止する。
【0050】これによって、図1の場合と同様に図3に
示すように被加熱部材が加熱されることとなり、図6の
場合にも、図1と同様の効果が得られる。
示すように被加熱部材が加熱されることとなり、図6の
場合にも、図1と同様の効果が得られる。
【0051】なお、制御部50と温度検出部60の間に
オペアンプ等の増幅器を介設し、分圧電圧VTを増幅す
るようにしてもよい。これによって、コンパレータC
1,C2,C3への入力電圧の変化幅を増大できるの
で、基準電圧V1,V2,V3のレベル差を増大できるこ
とから、基準電圧V1,V2,V3の設定が容易に行え
る。
オペアンプ等の増幅器を介設し、分圧電圧VTを増幅す
るようにしてもよい。これによって、コンパレータC
1,C2,C3への入力電圧の変化幅を増大できるの
で、基準電圧V1,V2,V3のレベル差を増大できるこ
とから、基準電圧V1,V2,V3の設定が容易に行え
る。
【0052】なお、上記実施例では交流電源10の電圧
波形の1周期毎にスイッチ部30のオン、オフを制御す
るようにしたが、ゼロクロス検出毎、すなわち電圧波形
の半周期毎にスイッチ部30のオン、オフを制御するよ
うにしても、同様の効果が得られる。
波形の1周期毎にスイッチ部30のオン、オフを制御す
るようにしたが、ゼロクロス検出毎、すなわち電圧波形
の半周期毎にスイッチ部30のオン、オフを制御するよ
うにしても、同様の効果が得られる。
【0053】また、上記実施例では、被加熱部材を加熱
するヒータに適用した場合について説明したが、本発明
はこれに限られるものではなく、他の一般の負荷に交流
電源を通電する場合に適用することにより、同様の効果
が得られる。
するヒータに適用した場合について説明したが、本発明
はこれに限られるものではなく、他の一般の負荷に交流
電源を通電する場合に適用することにより、同様の効果
が得られる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、正弦波交流電源から負荷への通電を、予め定め
られたオン、オフパターンで周期的にオン、オフすると
ともに、通電のオン、オフ切換をゼロクロスの検出に同
期して行うようにしたので、負荷に供給される電流波形
を正弦波にすることができる。従って、突入電流を低減
でき、力率の低下を防止できる。また、高調波電流を低
減することができる。また、オン時の電流変化率が小さ
いので発生するノイズを低減できる。また、負荷への供
給電力をきめ細かく制御できる。
よれば、正弦波交流電源から負荷への通電を、予め定め
られたオン、オフパターンで周期的にオン、オフすると
ともに、通電のオン、オフ切換をゼロクロスの検出に同
期して行うようにしたので、負荷に供給される電流波形
を正弦波にすることができる。従って、突入電流を低減
でき、力率の低下を防止できる。また、高調波電流を低
減することができる。また、オン時の電流変化率が小さ
いので発生するノイズを低減できる。また、負荷への供
給電力をきめ細かく制御できる。
【0055】また、請求項2の発明によれば、負荷に関
する指標値を検出し、検出指標値が予め設定された値に
達するまでスイッチを動作させるようにしたので、負荷
に供給される電流波形を正弦波にすることができる。従
って、突入電流を低減でき、力率の低下を防止できる。
また、高調波電流を低減することができる。また、オン
時の電流変化率が小さいので発生するノイズを低減でき
る。また、指標値が設定値に達するまで負荷に供給され
る平均電力をきめ細かく制御できる。
する指標値を検出し、検出指標値が予め設定された値に
達するまでスイッチを動作させるようにしたので、負荷
に供給される電流波形を正弦波にすることができる。従
って、突入電流を低減でき、力率の低下を防止できる。
また、高調波電流を低減することができる。また、オン
時の電流変化率が小さいので発生するノイズを低減でき
る。また、指標値が設定値に達するまで負荷に供給され
る平均電力をきめ細かく制御できる。
【0056】また、請求項3の発明によれば、検出指標
値が設定値に比して小なる第1の値より小さいときは、
スイッチを第1のオン比率を持つオン、オフパターンで
動作させ、検出指標値が第1の値より大きく、かつ設定
値より小さいときは、スイッチを第1のオン比率より小
さい第2のオン比率を持つオン、オフパターンで動作さ
せるようにしたので、指標値を迅速に設定値に到達させ
ることができるとともに、設定値到達後のオーバーシュ
ートを低減できる。また、負荷に供給される電流波形を
正弦波にすることができる。従って、突入電流を低減で
き、力率の低下を防止できる。また、高調波電流を低減
することができる。また、オン時の電流変化率が小さい
ので発生するノイズを低減できる。また、指標値が設定
値に達するまで負荷に供給される平均電力をきめ細かく
制御できる。
値が設定値に比して小なる第1の値より小さいときは、
スイッチを第1のオン比率を持つオン、オフパターンで
動作させ、検出指標値が第1の値より大きく、かつ設定
値より小さいときは、スイッチを第1のオン比率より小
さい第2のオン比率を持つオン、オフパターンで動作さ
せるようにしたので、指標値を迅速に設定値に到達させ
ることができるとともに、設定値到達後のオーバーシュ
ートを低減できる。また、負荷に供給される電流波形を
正弦波にすることができる。従って、突入電流を低減で
き、力率の低下を防止できる。また、高調波電流を低減
することができる。また、オン時の電流変化率が小さい
ので発生するノイズを低減できる。また、指標値が設定
値に達するまで負荷に供給される平均電力をきめ細かく
制御できる。
【0057】また、請求項4の発明によれば、検出温度
が設定温度に比して小なる第1の温度より低いときは、
スイッチを第1のオン比率を持つオン、オフパターンで
動作させ、検出温度が第1の温度より高く、かつ設定温
度より低いときは、スイッチを第1のオン比率より小さ
い第2のオン比率を持つオン、オフパターンで動作させ
るようにしたので、被加熱部材の温度を迅速に設定温度
に到達させることができるとともに、設定温度到達後の
オーバーシュートを低減できる。また、ヒータに供給さ
れる電流波形を正弦波にすることができる。従って、突
入電流を低減でき、力率の低下を防止できる。また、高
調波電流を低減することができる。また、オン時の電流
変化率が小さいので発生するノイズを低減できる。ま
た、被加熱部材の温度が設定温度に達するまでヒータに
供給される平均電力をきめ細かく制御できる。
が設定温度に比して小なる第1の温度より低いときは、
スイッチを第1のオン比率を持つオン、オフパターンで
動作させ、検出温度が第1の温度より高く、かつ設定温
度より低いときは、スイッチを第1のオン比率より小さ
い第2のオン比率を持つオン、オフパターンで動作させ
るようにしたので、被加熱部材の温度を迅速に設定温度
に到達させることができるとともに、設定温度到達後の
オーバーシュートを低減できる。また、ヒータに供給さ
れる電流波形を正弦波にすることができる。従って、突
入電流を低減でき、力率の低下を防止できる。また、高
調波電流を低減することができる。また、オン時の電流
変化率が小さいので発生するノイズを低減できる。ま
た、被加熱部材の温度が設定温度に達するまでヒータに
供給される平均電力をきめ細かく制御できる。
【0058】また、請求項5の発明によれば、検出温度
が設定温度に比して小なる第1の温度より低いときは、
スイッチを2/3のオン比率を持つオン、オフパターン
で動作させ、検出温度が第1の温度より高く、かつ設定
温度より低いときは、スイッチを1/2のオン比率を持
つオン、オフパターンで動作させるようにしたので、被
加熱部材の温度を迅速に設定温度に到達させることがで
きるとともに、設定温度到達後のオーバーシュートを低
減できる。また、ヒータに供給される電流波形を正弦波
にすることができる。従って、突入電流を低減でき、力
率の低下を防止できる。また、高調波電流を低減するこ
とができる。また、オン時の電流変化率が小さいので発
生するノイズを低減できる。また、被加熱部材の温度が
設定温度に達するまでヒータに供給される平均電力をき
め細かく制御できる。
が設定温度に比して小なる第1の温度より低いときは、
スイッチを2/3のオン比率を持つオン、オフパターン
で動作させ、検出温度が第1の温度より高く、かつ設定
温度より低いときは、スイッチを1/2のオン比率を持
つオン、オフパターンで動作させるようにしたので、被
加熱部材の温度を迅速に設定温度に到達させることがで
きるとともに、設定温度到達後のオーバーシュートを低
減できる。また、ヒータに供給される電流波形を正弦波
にすることができる。従って、突入電流を低減でき、力
率の低下を防止できる。また、高調波電流を低減するこ
とができる。また、オン時の電流変化率が小さいので発
生するノイズを低減できる。また、被加熱部材の温度が
設定温度に達するまでヒータに供給される平均電力をき
め細かく制御できる。
【図1】本発明が適用されるヒータ制御回路の一実施例
の回路図である。
の回路図である。
【図2】交流電源10の電圧波形、ゼロクロス信号及び
スイッチ部30の動作状態を示すタイミングチャートで
ある。
スイッチ部30の動作状態を示すタイミングチャートで
ある。
【図3】被加熱部材の温度上昇を示す図である。
【図4】ヒータ制御回路の動作手順の一例を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図5】図1におけるスイッチ部30及び制御部50の
別の構成例の回路図である。
別の構成例の回路図である。
【図6】図1における制御部50の別の構成例の回路図
である。
である。
10 交流電源 20 ヒータ(負荷) 30 スイッチ部 31 トライアック 32 トライアックゲート回路 33 ソリッドステートリレー(SSR) 40 ゼロクロス検出回路 50 制御部(スイッチ制御手段) 60 温度検出部(指標値検出手段) 61 サーミスタ
Claims (5)
- 【請求項1】 正弦波交流電源から負荷への通電のオ
ン、オフを制御する交流負荷通電制御装置において、上
記正弦波交流電源の電圧波形のゼロクロスを検出するゼ
ロクロス検出手段と、上記正弦波交流電源と上記負荷と
の間に介設されたスイッチと、上記スイッチを予め定め
られたオン、オフパターンで周期的にオン、オフさせる
とともに、上記スイッチのオン、オフ切換は上記ゼロク
ロスの検出に同期して行わせるスイッチ制御手段とを備
えたことを特徴とする交流負荷通電制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の交流負荷通電制御装置に
おいて、上記負荷に関する指標値を検出する指標値検出
手段を備え、上記スイッチ制御手段は、上記検出指標値
が予め設定された値に達するまで上記スイッチを動作さ
せるものであることを特徴とする交流負荷通電制御装
置。 - 【請求項3】 上記スイッチ制御手段は、上記検出指標
値が上記設定値に比して小なる第1の値より小さいとき
は第1のオン比率を持つオン、オフパターンで上記スイ
ッチを動作させ、上記検出指標値が上記第1の値より大
きく、かつ上記設定値より小さいときは上記第1のオン
比率より小さい第2のオン比率を持つオン、オフパター
ンで上記スイッチを動作させるものであることを特徴と
する請求項2記載の交流負荷通電制御装置。 - 【請求項4】 上記負荷は、被加熱部材を加熱するヒー
タで、上記指標値は上記被加熱部材の温度で、上記第1
の値は予め設定された温度より低い第1の温度で、上記
指標値検出手段は上記被加熱部材の温度を検出するもの
であることを特徴とする請求項3記載の交流負荷通電制
御装置。 - 【請求項5】 上記スイッチ制御手段は、上記検出温度
が上記第1の温度より低いときは、上記スイッチを2/
3のオン比率を持つオン、オフパターンで上記スイッチ
を動作させ、上記検出温度が上記第1の温度より高く、
かつ上記設定温度より低いときは、上記スイッチを1/
2のオン比率を持つオン、オフパターンで上記スイッチ
を動作させるものであることを特徴とする請求項4記載
の交流負荷通電制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10122295A JPH08297429A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 交流負荷通電制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10122295A JPH08297429A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 交流負荷通電制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08297429A true JPH08297429A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14294879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10122295A Pending JPH08297429A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 交流負荷通電制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08297429A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010175814A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2012242779A (ja) * | 2011-05-24 | 2012-12-10 | Brother Ind Ltd | 加熱装置および画像形成装置 |
US8705997B2 (en) | 2011-03-08 | 2014-04-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus that selectively changes current-feed ratio |
US8903261B2 (en) | 2011-03-08 | 2014-12-02 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Heating apparatus and image forming apparatus having the same |
-
1995
- 1995-04-25 JP JP10122295A patent/JPH08297429A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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