JPH08297326A - 複合カメラ - Google Patents
複合カメラInfo
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- JPH08297326A JPH08297326A JP7101370A JP10137095A JPH08297326A JP H08297326 A JPH08297326 A JP H08297326A JP 7101370 A JP7101370 A JP 7101370A JP 10137095 A JP10137095 A JP 10137095A JP H08297326 A JPH08297326 A JP H08297326A
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Links
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Landscapes
- Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
- Cameras In General (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カメラ全体としてコンパクトな構成をとり得
ることが可能で、また外力による静圧や振動・衝撃に対
して画像の劣化が少なく、しかも光軸ずれを容易に調整
できるようにする。 【構成】 被写体からの光13は主レンズ光学系1を通
過し、半透明薄膜ミラー2により透過光13aと反射光
13bとに分かれ、透過光13aは銀塩フィルム7上で
結像する。反射光13bは全反射ミラー4により被写体
側に折り曲げられ、縮小レンズ光学系5を通過して光電
変換素子6上で再結像する。主レンズ光学系保持枠8と
半透明薄膜ミラー保持枠9とを位置決め固定して第一光
学ユニットとし、全反射ミラー保持枠10と縮小レンズ
光学系保持枠11とを位置決め固定して第二光学ユニッ
トとする。主レンズ光学系1と縮小レンズ光学系5との
光軸とを略平行にし、ガイドピン8a及びガイド長孔1
1a等のガイド機構により、第二光学ユニットを第一光
学ユニットの光軸に沿って移動可能にする。
ることが可能で、また外力による静圧や振動・衝撃に対
して画像の劣化が少なく、しかも光軸ずれを容易に調整
できるようにする。 【構成】 被写体からの光13は主レンズ光学系1を通
過し、半透明薄膜ミラー2により透過光13aと反射光
13bとに分かれ、透過光13aは銀塩フィルム7上で
結像する。反射光13bは全反射ミラー4により被写体
側に折り曲げられ、縮小レンズ光学系5を通過して光電
変換素子6上で再結像する。主レンズ光学系保持枠8と
半透明薄膜ミラー保持枠9とを位置決め固定して第一光
学ユニットとし、全反射ミラー保持枠10と縮小レンズ
光学系保持枠11とを位置決め固定して第二光学ユニッ
トとする。主レンズ光学系1と縮小レンズ光学系5との
光軸とを略平行にし、ガイドピン8a及びガイド長孔1
1a等のガイド機構により、第二光学ユニットを第一光
学ユニットの光軸に沿って移動可能にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合カメラに関し、よ
り具体的には銀塩写真フィルムと撮像素子とを使用した
複合カメラに関するものである。
り具体的には銀塩写真フィルムと撮像素子とを使用した
複合カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオカメラとスチル写真カメラ
は、使用者が別々に持ち、それぞれを使い分けるもので
あった。または、ビデオカメラのグリップ内や、カメラ
内に並行して同一筐体で構成するもの、或いは一眼レフ
スチルカメラのファインダー部を交換してビデオカメラ
ユニットを取り付けるもの等が提案されてきた。
は、使用者が別々に持ち、それぞれを使い分けるもので
あった。または、ビデオカメラのグリップ内や、カメラ
内に並行して同一筐体で構成するもの、或いは一眼レフ
スチルカメラのファインダー部を交換してビデオカメラ
ユニットを取り付けるもの等が提案されてきた。
【0003】例えば、米国特許第3546375号で
は、撮影用対物レンズの光路中に可動ミラーを配し、該
可動ミラーの位置を選択的に切り換えることで、異なる
記録媒体に静止画と動画とをそれぞれ記録可能にしたも
のが開示されている。
は、撮影用対物レンズの光路中に可動ミラーを配し、該
可動ミラーの位置を選択的に切り換えることで、異なる
記録媒体に静止画と動画とをそれぞれ記録可能にしたも
のが開示されている。
【0004】或いは、実開昭57−96444号公報で
は、ビデオカメラ本体部に、銀塩フィルムへの撮影を行
う光学撮影部を一体、若くは別体で着脱自在に設けたも
のを開示している。
は、ビデオカメラ本体部に、銀塩フィルムへの撮影を行
う光学撮影部を一体、若くは別体で着脱自在に設けたも
のを開示している。
【0005】さらに、特開平1−185533号公報で
は、複合カメラにおいて、銀塩フィルムに結像する画像
に対応した光電変換撮像素子からの画像信号をモニター
表示する確認機能付きカメラを提案している。
は、複合カメラにおいて、銀塩フィルムに結像する画像
に対応した光電変換撮像素子からの画像信号をモニター
表示する確認機能付きカメラを提案している。
【0006】以上の従来例においては、銀塩フィルムと
撮像素子との二つの撮像面に、同時に光を導くことはで
きないが、例えば特開平3−59632号公報では、二
つの撮像面に同時に光を導く撮像系を提案しており、一
つのハーフミラー及び二つのミラーを用い、光路を折り
曲げて銀塩フィルムと撮像素子面とに光を導いている。
撮像素子との二つの撮像面に、同時に光を導くことはで
きないが、例えば特開平3−59632号公報では、二
つの撮像面に同時に光を導く撮像系を提案しており、一
つのハーフミラー及び二つのミラーを用い、光路を折り
曲げて銀塩フィルムと撮像素子面とに光を導いている。
【0007】上記従来例における光学系の保持方法とし
ては、光学系の光路に沿った形で各々の部材の位置決め
機構や固定保持機構が設定されていた。
ては、光学系の光路に沿った形で各々の部材の位置決め
機構や固定保持機構が設定されていた。
【0008】図5は、上述したように光路に沿った形で
光学系を固定保持した時の構成例を示したものであり、
実開平1−171443号公報に開示された例である。
同図において、204は主レンズ光学系、205は半透
明薄膜ミラー、215は全反射ミラー、217はリレー
(縮小)レンズ光学系、201及び202は上記光学系
を保持する保持枠、210はCCD等の光電変換素子、
212は銀塩フィルムである。
光学系を固定保持した時の構成例を示したものであり、
実開平1−171443号公報に開示された例である。
同図において、204は主レンズ光学系、205は半透
明薄膜ミラー、215は全反射ミラー、217はリレー
(縮小)レンズ光学系、201及び202は上記光学系
を保持する保持枠、210はCCD等の光電変換素子、
212は銀塩フィルムである。
【0009】被写体203からの光は、主レンズ光学系
204を通り、半透明薄膜ミラー205によって透過す
る光206と反射する光207とに分けられる。透過光
206はCCD210面上でピントを結び、反射光20
7はCCD210と等価な位置で一旦像を結び、全反射
ミラー215で折り曲げられ、リレーレンズ光学系21
7を通過し、フィルム面212上で再びピントを結ぶ。
204を通り、半透明薄膜ミラー205によって透過す
る光206と反射する光207とに分けられる。透過光
206はCCD210面上でピントを結び、反射光20
7はCCD210と等価な位置で一旦像を結び、全反射
ミラー215で折り曲げられ、リレーレンズ光学系21
7を通過し、フィルム面212上で再びピントを結ぶ。
【0010】このように構成した光学系に対し、これら
の保持枠201及び202は、主レンズ光学系保持枠と
半透明薄膜ミラー保持枠が位置決め固定保持され、同様
に半透明薄膜ミラー保持枠と全反射ミラー保持枠、全反
射ミラー保持枠とリレーレンズ光学系保持枠が位置決め
固定保持されている。
の保持枠201及び202は、主レンズ光学系保持枠と
半透明薄膜ミラー保持枠が位置決め固定保持され、同様
に半透明薄膜ミラー保持枠と全反射ミラー保持枠、全反
射ミラー保持枠とリレーレンズ光学系保持枠が位置決め
固定保持されている。
【0011】なお、214は可動ミラーであり、図5の
ダウン位置の際には反射光207を反射させ、更に全反
射ミラー220で反射させてファインダー光学系218
を介して撮影者219が観察できるようにする。また、
可動ミラー214をアップ位置に移動させると反射光2
07はフィルム面212に結像する。なお、ファインダ
ー光学系218も保持枠により位置決め固定保持されて
いる。
ダウン位置の際には反射光207を反射させ、更に全反
射ミラー220で反射させてファインダー光学系218
を介して撮影者219が観察できるようにする。また、
可動ミラー214をアップ位置に移動させると反射光2
07はフィルム面212に結像する。なお、ファインダ
ー光学系218も保持枠により位置決め固定保持されて
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例においては、第二の撮像系に光を導く光路が撮影者
側に折り曲がっていたり、或いは3回以上折り返すこと
で、スペース効率が低下し、カメラ全体をコンパクトな
構成とすることができなかった。
来例においては、第二の撮像系に光を導く光路が撮影者
側に折り曲がっていたり、或いは3回以上折り返すこと
で、スペース効率が低下し、カメラ全体をコンパクトな
構成とすることができなかった。
【0013】また、図5のように光路に沿った形で光学
系を保持すると、光路長や光軸のずれをある程度の精度
内に入れることが可能となるものの、外力による静圧や
振動・衝撃により保持枠が容易に変形し、ビデオ画像に
大きな影響を及ぼす等の問題が生じるといった欠点があ
った。
系を保持すると、光路長や光軸のずれをある程度の精度
内に入れることが可能となるものの、外力による静圧や
振動・衝撃により保持枠が容易に変形し、ビデオ画像に
大きな影響を及ぼす等の問題が生じるといった欠点があ
った。
【0014】そこで本発明は、係る問題点を解決し、カ
メラ全体としてコンパクトな構成をとり得ることが可能
で、また外力による静圧や振動・衝撃に対して画像の劣
化が少なく、しかも光軸ずれを容易に調整できる複合カ
メラを提供することを目的とする。
メラ全体としてコンパクトな構成をとり得ることが可能
で、また外力による静圧や振動・衝撃に対して画像の劣
化が少なく、しかも光軸ずれを容易に調整できる複合カ
メラを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、被写体側に向けられる撮影用レンズとそ
の像面との間に光分割用の光学部材を設け、前記撮影用
レンズを通過した光束を前記光学部材により少なくとも
二つの方向へ分割し、第一の光束を前記像面の銀塩フィ
ルムに結像させ、第二の光束を前記像面と略相似の画像
を形成する縮小光学系を通過させて撮像素子に再結像さ
せる複合カメラにおいて、前記縮小光学系がフィールド
レンズと縮小レンズ群とからなり、その縮小レンズ群の
光軸方向の入光側に反射ミラーを配置し、前記光学部材
からの前記第二の光束を前記反射ミラーにより被写体側
に折り曲げて前記縮小レンズ群を通過させるように構成
したことを特徴とする。
に、本発明は、被写体側に向けられる撮影用レンズとそ
の像面との間に光分割用の光学部材を設け、前記撮影用
レンズを通過した光束を前記光学部材により少なくとも
二つの方向へ分割し、第一の光束を前記像面の銀塩フィ
ルムに結像させ、第二の光束を前記像面と略相似の画像
を形成する縮小光学系を通過させて撮像素子に再結像さ
せる複合カメラにおいて、前記縮小光学系がフィールド
レンズと縮小レンズ群とからなり、その縮小レンズ群の
光軸方向の入光側に反射ミラーを配置し、前記光学部材
からの前記第二の光束を前記反射ミラーにより被写体側
に折り曲げて前記縮小レンズ群を通過させるように構成
したことを特徴とする。
【0016】また、本発明は、被写体側に向けられる撮
影用レンズとその像面との間に光分割用の光学部材を設
け、前記撮影用レンズを通過した光束を前記光学部材に
より少なくとも二つの方向へ分割し、第一の光束を前記
像面の銀塩フィルムに結像させ、第二の光束を前記像面
と略相似の画像を形成する縮小光学系を通過させて撮像
素子に再結像させる複合カメラにおいて、前記縮小光学
系がフィールドレンズと縮小レンズ群とからなり、その
縮小レンズ群の光軸方向の入光側に光路に対して略45
°の傾きを有する反射ミラーを配置し、前記光学部材か
らの前記第二の光束を前記反射ミラーにより折り曲げて
前記縮小レンズ群を通過させると共に、その縮小レンズ
群の光軸と前記撮影用レンズの光軸とが略平行となるよ
うに構成し、かつ、前記縮小レンズ群と前記反射ミラー
とを実質的に一体に保持する光学ユニット保持部材を備
えると共に、この光学ユニット保持部材を前記撮影用レ
ンズの光軸と略平行な面上を移動可能にガイドするガイ
ド手段を設けたことを特徴とする。
影用レンズとその像面との間に光分割用の光学部材を設
け、前記撮影用レンズを通過した光束を前記光学部材に
より少なくとも二つの方向へ分割し、第一の光束を前記
像面の銀塩フィルムに結像させ、第二の光束を前記像面
と略相似の画像を形成する縮小光学系を通過させて撮像
素子に再結像させる複合カメラにおいて、前記縮小光学
系がフィールドレンズと縮小レンズ群とからなり、その
縮小レンズ群の光軸方向の入光側に光路に対して略45
°の傾きを有する反射ミラーを配置し、前記光学部材か
らの前記第二の光束を前記反射ミラーにより折り曲げて
前記縮小レンズ群を通過させると共に、その縮小レンズ
群の光軸と前記撮影用レンズの光軸とが略平行となるよ
うに構成し、かつ、前記縮小レンズ群と前記反射ミラー
とを実質的に一体に保持する光学ユニット保持部材を備
えると共に、この光学ユニット保持部材を前記撮影用レ
ンズの光軸と略平行な面上を移動可能にガイドするガイ
ド手段を設けたことを特徴とする。
【0017】
【作用】上記のように構成された本発明においては、光
学部材からの第二の光束が反射ミラーにより被写体側に
折り曲げられ、縮小レンズ群を通過して撮像素子に再結
像される。これにより、撮影者側とは反対の被写体側で
ある撮影用レンズ側のスペースを有効に利用して、カメ
ラ全体のコンパクト化を図ることができる。
学部材からの第二の光束が反射ミラーにより被写体側に
折り曲げられ、縮小レンズ群を通過して撮像素子に再結
像される。これにより、撮影者側とは反対の被写体側で
ある撮影用レンズ側のスペースを有効に利用して、カメ
ラ全体のコンパクト化を図ることができる。
【0018】また、本発明においては、光学部材からの
第二の光束が反射ミラーにより折り曲げられて縮小レン
ズ群を通過するが、その反射ミラーと縮小レンズ群とが
光学ユニット保持部材により保持され、この光学ユニッ
ト保持部材がガイド手段により撮影用レンズの光軸と略
平行な面上で移動される。これにより、各光学系が光路
に沿って保持される形ではなく、縮小レンズ群を含む光
学ユニット保持部材が実質的に撮影用レンズ側に支持さ
れることになるので、外力による静圧や振動・衝撃に対
して画像の劣化を少なくすることができる。しかもその
際、ガイド手段により光学ユニット保持部材を移動させ
ることによって、撮像素子上の微小な像移動を簡易な調
整で実現することができ、光軸ずれを容易に調整するこ
とができる。
第二の光束が反射ミラーにより折り曲げられて縮小レン
ズ群を通過するが、その反射ミラーと縮小レンズ群とが
光学ユニット保持部材により保持され、この光学ユニッ
ト保持部材がガイド手段により撮影用レンズの光軸と略
平行な面上で移動される。これにより、各光学系が光路
に沿って保持される形ではなく、縮小レンズ群を含む光
学ユニット保持部材が実質的に撮影用レンズ側に支持さ
れることになるので、外力による静圧や振動・衝撃に対
して画像の劣化を少なくすることができる。しかもその
際、ガイド手段により光学ユニット保持部材を移動させ
ることによって、撮像素子上の微小な像移動を簡易な調
整で実現することができ、光軸ずれを容易に調整するこ
とができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図4を参照し
て説明する。図1は本実施例による複合カメラの構成図
で、同図において、1は被写体からの光13を銀塩フィ
ルム7に結像させるための主レンズ光学系、2は主レン
ズ光学系1と銀塩フィルム7との間に配された光分割用
の光学部材である半透明薄膜ミラー、3は被写体像の瞳
合わせを行うためのフィールドレンズとしてのコンデン
サーレンズ、4は半透明薄膜ミラー2により反射された
光13bを偏向して被写体側に折り曲げる全反射ミラ
ー、5は全反射ミラー4からの光をCCD等の光電変換
素子6上に結像させる縮小レンズ光学系、8は主レンズ
光学系保持枠、9は半透明薄膜ミラー保持枠、10は全
反射ミラー保持枠、11は縮小レンズ光学系保持枠であ
る。
て説明する。図1は本実施例による複合カメラの構成図
で、同図において、1は被写体からの光13を銀塩フィ
ルム7に結像させるための主レンズ光学系、2は主レン
ズ光学系1と銀塩フィルム7との間に配された光分割用
の光学部材である半透明薄膜ミラー、3は被写体像の瞳
合わせを行うためのフィールドレンズとしてのコンデン
サーレンズ、4は半透明薄膜ミラー2により反射された
光13bを偏向して被写体側に折り曲げる全反射ミラ
ー、5は全反射ミラー4からの光をCCD等の光電変換
素子6上に結像させる縮小レンズ光学系、8は主レンズ
光学系保持枠、9は半透明薄膜ミラー保持枠、10は全
反射ミラー保持枠、11は縮小レンズ光学系保持枠であ
る。
【0020】ここで、それぞれの保持枠は、主レンズ光
学系保持枠8と半透明薄膜ミラー保持枠9とが位置決め
固定されて第一光学ユニットが構成されており、全反射
ミラー保持枠10と縮小レンズ光学系保持枠11とが位
置決め固定されて第二光学ユニットが構成されている。
そして、これら第一及び第二の光学ユニットは主レンズ
光学系1の光軸と縮小レンズ光学系5の光軸とが略平行
となるように配置され、縮小レンズ光学系5を含む第二
の光学ユニットは主レンズ光学系1の光軸に沿って移動
可能となっている。
学系保持枠8と半透明薄膜ミラー保持枠9とが位置決め
固定されて第一光学ユニットが構成されており、全反射
ミラー保持枠10と縮小レンズ光学系保持枠11とが位
置決め固定されて第二光学ユニットが構成されている。
そして、これら第一及び第二の光学ユニットは主レンズ
光学系1の光軸と縮小レンズ光学系5の光軸とが略平行
となるように配置され、縮小レンズ光学系5を含む第二
の光学ユニットは主レンズ光学系1の光軸に沿って移動
可能となっている。
【0021】このガイド機構は、例えば図2に示すよう
に主レンズ光学系保持枠8と一体的に設けられた複数の
ガイドピン8aと、縮小レンズ光学系保持枠11と一体
的に設けられたガイド長孔11aとを、各々係合させる
ことによって構成することが可能である。また、図3の
例に示すように、主レンズ光学系保持枠8側のキー8b
と、縮小レンズ光学系保持枠11側のキー溝11bとに
よって構成してもよい。
に主レンズ光学系保持枠8と一体的に設けられた複数の
ガイドピン8aと、縮小レンズ光学系保持枠11と一体
的に設けられたガイド長孔11aとを、各々係合させる
ことによって構成することが可能である。また、図3の
例に示すように、主レンズ光学系保持枠8側のキー8b
と、縮小レンズ光学系保持枠11側のキー溝11bとに
よって構成してもよい。
【0022】上記の構成において、図1に示すように、
被写体からの光束13は、主レンズ光学系1を通過し、
半透明薄膜ミラー2によって透過光13aと反射光13
bとに分けられる。透過光13aは銀塩フィルム7上で
結像する。反射光13bはコンデンサーレンズ3を通過
して銀塩フィルム7と等価な位置12で一旦像を結び、
全反射ミラー4によって折り曲げられ、縮小レンズ光学
系5により縮小されて、光電変換素子6上で再び結像す
る。
被写体からの光束13は、主レンズ光学系1を通過し、
半透明薄膜ミラー2によって透過光13aと反射光13
bとに分けられる。透過光13aは銀塩フィルム7上で
結像する。反射光13bはコンデンサーレンズ3を通過
して銀塩フィルム7と等価な位置12で一旦像を結び、
全反射ミラー4によって折り曲げられ、縮小レンズ光学
系5により縮小されて、光電変換素子6上で再び結像す
る。
【0023】このように、半透明薄膜ミラー2からの反
射光13bを全反射ミラー4によって被写体側へ折り曲
げて縮小レンズ光学系5を通過させるので、主レンズ光
学系1の上方のスペースを有効に利用して、カメラ全体
のコンパクト化が可能となる。
射光13bを全反射ミラー4によって被写体側へ折り曲
げて縮小レンズ光学系5を通過させるので、主レンズ光
学系1の上方のスペースを有効に利用して、カメラ全体
のコンパクト化が可能となる。
【0024】次に、図4は、第二光学ユニットである全
反射ミラー保持枠10と縮小レンズ光学系保持枠11を
前述したガイド機構により移動させた時の光路長と光軸
ずれの量について示したものである。
反射ミラー保持枠10と縮小レンズ光学系保持枠11を
前述したガイド機構により移動させた時の光路長と光軸
ずれの量について示したものである。
【0025】図4において、半透明薄膜ミラー2からの
反射光13bは、前述のように全反射ミラー4で折り返
され、光路13cで示すように縮小レンズ光学系5に入
射する。ここで、前記ガイド機構により縮小レンズ光学
系保持枠11を実線の位置まで移動させたとする(移動
量A)。このとき、全反射ミラー4は前述のとおり縮小
レンズ光学系保持枠11と一体化されているので、同様
の方向に同量だけ移動する。このように各光学部材が主
レンズ光学系1の光軸に沿ってシフトした時の光路は図
中13dで示すようになり、Bで示す量だけ光軸をずら
すことになる。そして、この時、光路長はB−Aだけ変
化することになる。
反射光13bは、前述のように全反射ミラー4で折り返
され、光路13cで示すように縮小レンズ光学系5に入
射する。ここで、前記ガイド機構により縮小レンズ光学
系保持枠11を実線の位置まで移動させたとする(移動
量A)。このとき、全反射ミラー4は前述のとおり縮小
レンズ光学系保持枠11と一体化されているので、同様
の方向に同量だけ移動する。このように各光学部材が主
レンズ光学系1の光軸に沿ってシフトした時の光路は図
中13dで示すようになり、Bで示す量だけ光軸をずら
すことになる。そして、この時、光路長はB−Aだけ変
化することになる。
【0026】しかし、全反射ミラー4が光路(13b及
び13c)に対して45°の傾きを持っていれば、幾何
学的にA=Bの関係になり、光路長の変化はない。即
ち、光路長を変化させずに光軸をずらす構成をとること
が可能である。
び13c)に対して45°の傾きを持っていれば、幾何
学的にA=Bの関係になり、光路長の変化はない。即
ち、光路長を変化させずに光軸をずらす構成をとること
が可能である。
【0027】このときの光軸の移動方向は光電変換素子
6の上下方向(図4中Y方向)であり、またその光電変
換素子6上での像の移動量B′は第二光学ユニットの移
動量に縮小倍率をかけた量となる。これにより、光電変
換素子6上の微小な像移動を簡易な調整機構で実現する
ことが可能となる。
6の上下方向(図4中Y方向)であり、またその光電変
換素子6上での像の移動量B′は第二光学ユニットの移
動量に縮小倍率をかけた量となる。これにより、光電変
換素子6上の微小な像移動を簡易な調整機構で実現する
ことが可能となる。
【0028】このように、半透明薄膜ミラー2からの反
射光13bを全反射ミラー4によって折り曲げて縮小レ
ンズ光学系5を通過させるが、その全反射ミラー4と縮
小レンズ光学系5とを第二光学ユニットとして一体的に
保持し、この第二光学ユニットをガイド機構により主レ
ンズ光学系1の光軸に沿って移動させる。従って、各光
学系が光路に沿って保持される形ではなく、縮小レンズ
光学系5を含む第二光学ユニットが主レンズ光学系1を
含む第一光学ユニットに支持されることになるので、外
力による静圧や振動・衝撃が加わっても、縮小レンズ光
学系5側が変形し難く、ビデオ画像の劣化を少なくする
ことができる。しかもその際、ガイド機構により第二光
学ユニットを主レンズ光学系1の光軸に沿って移動させ
ることによって、光軸ずれを容易に調整することができ
る。
射光13bを全反射ミラー4によって折り曲げて縮小レ
ンズ光学系5を通過させるが、その全反射ミラー4と縮
小レンズ光学系5とを第二光学ユニットとして一体的に
保持し、この第二光学ユニットをガイド機構により主レ
ンズ光学系1の光軸に沿って移動させる。従って、各光
学系が光路に沿って保持される形ではなく、縮小レンズ
光学系5を含む第二光学ユニットが主レンズ光学系1を
含む第一光学ユニットに支持されることになるので、外
力による静圧や振動・衝撃が加わっても、縮小レンズ光
学系5側が変形し難く、ビデオ画像の劣化を少なくする
ことができる。しかもその際、ガイド機構により第二光
学ユニットを主レンズ光学系1の光軸に沿って移動させ
ることによって、光軸ずれを容易に調整することができ
る。
【0029】なお、本実施例では第二光学ユニットを主
レンズ光学系1の光軸に沿って移動させた場合について
述べてきたが、主レンズ光学系1の光軸に直角な方向に
移動可能な機構を図2や図3と同様に構成することで、
光電変換素子6上での像の左右方向(図2中X方向)の
調整も同様に実現することが可能となる。
レンズ光学系1の光軸に沿って移動させた場合について
述べてきたが、主レンズ光学系1の光軸に直角な方向に
移動可能な機構を図2や図3と同様に構成することで、
光電変換素子6上での像の左右方向(図2中X方向)の
調整も同様に実現することが可能となる。
【0030】また、光路に対する全反射ミラー4の傾き
が45°から数度ずれても、或いは第二光学ユニットの
移動方向が主レンズ光学系1の光軸と平行な面から数度
ずれても、光学的に影響は小さく問題はない。
が45°から数度ずれても、或いは第二光学ユニットの
移動方向が主レンズ光学系1の光軸と平行な面から数度
ずれても、光学的に影響は小さく問題はない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の複合カ
メラによれば、光学部材からの第二の光束を反射ミラー
により被写体側に折り曲げ、縮小レンズ群を通過させて
撮像素子に再結像させることによって、撮影者側とは反
対の被写体側である撮影用レンズ側のスペースを有効に
利用して、カメラ全体のコンパクト化を図ることができ
る。
メラによれば、光学部材からの第二の光束を反射ミラー
により被写体側に折り曲げ、縮小レンズ群を通過させて
撮像素子に再結像させることによって、撮影者側とは反
対の被写体側である撮影用レンズ側のスペースを有効に
利用して、カメラ全体のコンパクト化を図ることができ
る。
【0032】また、請求項2の複合カメラよれば、縮小
レンズ群と反射ミラーとを光学ユニット保持部材により
実質的に一体に保持し、その光学ユニット保持部材をガ
イド機構を介して実質的に撮影用レンズ側に支持させる
ことによって、外力による静圧や振動・衝撃に対して画
像の劣化を少なくすることができる。しかも、ガイド手
段により光学ユニット保持部材を撮影用レンズの光軸と
略平行な面上で移動させることによって、撮像素子上の
微小な像移動を簡易な調整で実現することができ、光軸
ずれを容易に調整することができる。
レンズ群と反射ミラーとを光学ユニット保持部材により
実質的に一体に保持し、その光学ユニット保持部材をガ
イド機構を介して実質的に撮影用レンズ側に支持させる
ことによって、外力による静圧や振動・衝撃に対して画
像の劣化を少なくすることができる。しかも、ガイド手
段により光学ユニット保持部材を撮影用レンズの光軸と
略平行な面上で移動させることによって、撮像素子上の
微小な像移動を簡易な調整で実現することができ、光軸
ずれを容易に調整することができる。
【図1】本発明の実施例における複合カメラの構成を説
明するための概略図である。
明するための概略図である。
【図2】上記実施例におけるガイド機構を説明するため
の斜視図である。
の斜視図である。
【図3】別の実施例におけるガイド機構を説明するため
の斜視図である。
の斜視図である。
【図4】上記実施例における第二光学ユニットの移動に
よる光軸の移動を説明するための概略図である。
よる光軸の移動を説明するための概略図である。
【図5】従来の複合カメラの構成を説明するための概略
図である。
図である。
1 主レンズ光学系 2 半透明薄膜ミラー 3 コンデンサーレンズ 4 全反射ミラー 5 縮小レンズ光学系 6 光電変換素子 7 銀塩フィルム 8 主レンズ光学系保持枠 9 半透明薄膜ミラー保持枠 10 全反射ミラー保持枠 11 縮小レンズ光学系保持枠
Claims (2)
- 【請求項1】 被写体側に向けられる撮影用レンズとそ
の像面との間に光分割用の光学部材を設け、前記撮影用
レンズを通過した光束を前記光学部材により少なくとも
二つの方向へ分割し、第一の光束を前記像面の銀塩フィ
ルムに結像させ、第二の光束を前記像面と略相似の画像
を形成する縮小光学系を通過させて撮像素子に再結像さ
せる複合カメラにおいて、 前記縮小光学系がフィールドレンズと縮小レンズ群とか
らなり、その縮小レンズ群の光軸方向の入光側に反射ミ
ラーを配置し、前記光学部材からの前記第二の光束を前
記反射ミラーにより被写体側に折り曲げて前記縮小レン
ズ群を通過させるように構成したことを特徴とする複合
カメラ。 - 【請求項2】 被写体側に向けられる撮影用レンズとそ
の像面との間に光分割用の光学部材を設け、前記撮影用
レンズを通過した光束を前記光学部材により少なくとも
二つの方向へ分割し、第一の光束を前記像面の銀塩フィ
ルムに結像させ、第二の光束を前記像面と略相似の画像
を形成する縮小光学系を通過させて撮像素子に再結像さ
せる複合カメラにおいて、 前記縮小光学系がフィールドレンズと縮小レンズ群とか
らなり、その縮小レンズ群の光軸方向の入光側に光路に
対して略45°の傾きを有する反射ミラーを配置し、前
記光学部材からの前記第二の光束を前記反射ミラーによ
り折り曲げて前記縮小レンズ群を通過させると共に、そ
の縮小レンズ群の光軸と前記撮影用レンズの光軸とが略
平行となるように構成し、かつ、前記縮小レンズ群と前
記反射ミラーとを実質的に一体に保持する光学ユニット
保持部材を備えると共に、この光学ユニット保持部材を
前記撮影用レンズの光軸と略平行な面上を移動可能にガ
イドするガイド手段を設けたことを特徴とする複合カメ
ラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7101370A JPH08297326A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 複合カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7101370A JPH08297326A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 複合カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08297326A true JPH08297326A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14298941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7101370A Pending JPH08297326A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 複合カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08297326A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006119584A (ja) * | 2004-10-20 | 2006-05-11 | Samsung Electronics Co Ltd | ズームカメラの光学装置 |
JP2007133214A (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-31 | Konica Minolta Opto Inc | レンズ鏡胴及び撮像装置 |
CN115220172A (zh) * | 2021-04-16 | 2022-10-21 | 大立光电股份有限公司 | 成像镜头模块、成像镜头驱动模块、相机模块与电子装置 |
-
1995
- 1995-04-25 JP JP7101370A patent/JPH08297326A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006119584A (ja) * | 2004-10-20 | 2006-05-11 | Samsung Electronics Co Ltd | ズームカメラの光学装置 |
JP2007133214A (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-31 | Konica Minolta Opto Inc | レンズ鏡胴及び撮像装置 |
CN115220172A (zh) * | 2021-04-16 | 2022-10-21 | 大立光电股份有限公司 | 成像镜头模块、成像镜头驱动模块、相机模块与电子装置 |
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