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JPH08296915A - 吸収式冷凍機 - Google Patents

吸収式冷凍機

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Publication number
JPH08296915A
JPH08296915A JP7124577A JP12457795A JPH08296915A JP H08296915 A JPH08296915 A JP H08296915A JP 7124577 A JP7124577 A JP 7124577A JP 12457795 A JP12457795 A JP 12457795A JP H08296915 A JPH08296915 A JP H08296915A
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JP
Japan
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opening
valve
closing valve
condenser
temperature
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JP7124577A
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Masanobu Shimizu
巨宣 志水
Takao Tanaka
貴雄 田中
Tadahito Kobayashi
唯人 小林
Kazuya Hirose
和也 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

Landscapes

  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸収液の混じった冷媒が蒸発器に供給されな
いようにする。 【構成】 高温発生器1、精留塔4を備えた低温発生器
胴2の低温発生器3、第1の蒸発器・吸収器胴5を接続
して第1の冷凍サイクルを構成すると共に、低温発生器
胴2、分縮器・凝縮器胴11、第2の蒸発器・吸収器胴
8を接続して第2の冷凍サイクルを構成する、2種類の
作動媒体系からなる吸収式冷凍機において、冷媒配管4
5に開閉弁63を設けると共に、開閉弁63の上流側配
管と冷媒配管44とを開閉弁64を介して接続し、精留
塔4における精留作用が充分に発揮されるようになる、
例えば運転開始のスイッチ投入から30分が経過するま
では開閉弁63を閉じて開閉弁64を開け、前記30分
が経過すると開閉弁63を開け、開閉弁64を閉じる制
御信号を出力する制御装置71を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収式冷凍機に関する
ものであり、特に詳しくは2種類の作動媒体系からなる
熱効率の高い吸収式冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吸収式冷凍機としては、
例えば図2に示した構成の装置が知られている。
【0003】図2において、1は高温発生器、2は低温
発生器3と精留塔4とを備えた低温発生器胴、5は蒸発
器6と吸収器7とからなる第1の蒸発器・吸収器胴、8
は蒸発器9と吸収器10とからなる第2の蒸発器・吸収
器胴、11は分縮器12と凝縮器13とからなる分縮器
・凝縮器胴、14・15・16・17・18はポンプ、
21・22・23は熱交換器であり、吸収液配管31・
32・33・34と冷媒配管41・42・43・44・
45とを介して配管接続され、高温発生器1と低温発生
器3と第1の蒸発器・吸収器胴5とによる、例えば水を
冷媒、臭化リチウム水溶液を吸収液とする第1の冷凍サ
イクルと、低温発生器胴2と分縮器・凝縮器胴11と第
2の蒸発器・吸収器胴8とによる、例えばトリフルオロ
エタノールを冷媒、n−メチルピロリドンを吸収液とす
る第2の冷凍サイクルとを構成し、蒸発器6・9の内部
を経由して配管した冷水配管51により図示しない室内
機などに、冷水を循環供給して冷房運転ができるように
構成されている。
【0004】なお、52は高温高圧の水蒸気を高温発生
器1に供給する熱源配管、53は吸収器7・10の内部
と分縮器・凝縮器胴11の内部を順次経由するように設
けられた冷却水配管であり、冷水配管51を図示しない
室外機や適宜の温廃水源に接続したり、河川水の取り込
みが可能に接続し、冷却水配管53を図示しない室内機
と接続することで、ヒートポンプ作用を利用した暖房運
転も可能である。
【0005】すなわち、図2に例示した吸収式冷凍機に
おける冷房運転では、吸収器7の稀液が熱交換器21・
22を経由して高温発生器1に流入し、高温発生器1で
熱源配管52を流れる蒸気の加熱作用によって冷媒を蒸
発分離して濃縮された濃液が熱交換器22を経由して吸
収器9に流入し、高温発生器1において発生分離した冷
媒蒸気が低温発生器3・熱交換器21を経由して凝縮し
て蒸発器6に流入し、蒸発時の吸熱作用によって冷水配
管51の内部を流れる水が冷却される。
【0006】また、吸収器10の稀液が熱交換器23を
経由して低温発生器胴2に流入し、低温発生器胴2で冷
媒を蒸発分離して濃縮された濃液が熱交換器23を経由
して吸収器10に流入し、低温発生器3において発生分
離した冷媒蒸気が精留塔4で精留された後、分縮器12
に流入する。
【0007】分縮器12で凝縮した液は冷媒配管44を
通って精留塔4に戻り、分縮器12では凝縮せず、凝縮
器13に入って凝縮した液状冷媒が蒸発器9に流入し、
蒸発時の吸熱作用によって冷水配管51の内部を流れる
水がさらに冷却され、図示しない室内機に循環供給され
て冷房作用を行う。
【0008】なお、熱源配管52には、例えば電磁式の
開閉弁61・62が気液分離器52aと共に図のように
設置されていて、これらの開閉弁を開閉することによ
り、熱源である高温高圧の水蒸気の高温発生器1への供
給/停止を制御し、冷媒の発生分離が制御できるように
なっている。
【0009】また、吸収器7・10で冷媒が吸収液に吸
収される際に発生する熱は、冷却水配管53を流れる冷
却水によって図示しない室外機や冷却塔に運ばれ、外気
に放熱される。
【0010】一方、冷却水配管53を室内機に接続し、
吸収器7・10で冷媒が吸収液に吸収される際に発生す
る熱と、分縮器・凝縮器胴11で冷媒蒸気によって加熱
された冷却水(温水)を室内機に循環供給して暖房運転
を行うときには、冷水配管51を室外機や適宜の温廃水
源に接続したり、河川水の取り込みが可能に接続して、
蒸発器6・9において冷媒が蒸発するように構成する。
【0011】冷水配管51と冷却水配管53とを上記の
ように配管することによって、低温熱源から熱を汲み上
げて暖房運転を行ういわゆるヒートポンプ運転が行え
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記精留塔を
備えた構成の吸収式冷凍機においては、精留操作の立ち
上がり時は冷媒の精留が十分に行えないため、運転開始
当初は吸収液の混じった冷媒が蒸発器に供給され、冷媒
の蒸発圧力が上昇して吸収式冷凍機の性能が充分に発揮
されなくなると云った問題点がある。
【0013】したがって、蒸発器における冷媒中吸収液
濃度の上昇を防止する目的で、蒸発器から吸収器へ冷媒
を一定量ブローするなどの対策が採られているが、この
ような対策ではブローされる冷媒の全てが吸収液に吸収
されて稀液になって循環するので、改めてこれを加熱し
て冷媒を蒸発分離しなければならず、熱効率が悪いと云
った問題点があり、この点の解決が課題となっていた。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するためになされたもので、高温発生器と、
精留塔を備えた低温発生器胴の低温発生器と、第1の蒸
発器と第1の吸収器とからなる第1の蒸発器・吸収器胴
とを配管接続して第1の冷凍サイクルを構成すると共
に、前記低温発生器胴と、分縮器と凝縮器とからなる分
縮器・凝縮器胴と、第2の蒸発器と第2の吸収器とから
なる第2の蒸発器・吸収器胴とを配管接続して第2の冷
凍サイクルを構成する、2種類の作動媒体系からなる吸
収式冷凍機において、
【0015】前記凝縮器と前記第2の蒸発器とを接続す
る凝縮冷媒の循環配管に第1の開閉弁を設け、この第1
の開閉弁の上流側配管と、前記分縮器から前記精留塔に
凝縮液を還流させる還流液配管とを第2の開閉弁を介し
て接続した第1の構成と、
【0016】前記第1の構成において、第1および第2
の開閉弁が外部からの制御信号を入力して動作する弁に
よって構成されると共に、運転開始から所定時間が経過
するまでは前記第1の開閉弁を閉じて前記第2の開閉弁
を開け、前記所定時間が経過した後に前記第1の開閉弁
を開けて前記第2の開閉弁を閉じる制御信号を出力する
弁制御装置を有するようにした第2の構成と、
【0017】前記第2の構成において、制御装置が所定
時間の経過によらず、高温または低温発生器で加熱され
た溶液の温度または分縮器で凝縮した冷媒の温度を検出
する手段を備え、この温度検出手段が所定温度未満の温
度を検出したときには第1の開閉弁を閉じて第2の開閉
弁を開け、前記所定温度以上の温度を検出したときには
第1の開閉弁を開けて第2の開閉弁を閉じる制御信号を
出力するように構成された第3の構成と、
【0018】前記第2の構成において、弁制御装置が所
定時間の経過によらず、高温発生器・低温発生器・精留
塔・凝縮器何れかの内部圧力を検出する手段を備え、こ
の圧力検出手段が所定圧力未満の圧力を検出したときに
は第1の開閉弁を閉じて第2の開閉弁を開け、前記所定
圧力以上の圧力を検出したときには第1の開閉弁を開け
て第2の開閉弁を閉じる制御信号を出力するように構成
された第4の構成と、を提供するものである。
【0019】
【作用】運転開始から時間が余り経過していないときな
ど、精留塔における冷媒の精留が充分に行われず、比較
的多くの吸収液を含む冷媒蒸気が分縮器・凝縮器胴に流
入し、吸収液が冷媒と共に凝縮して蒸発器に流入する懸
念があるときには、第1の開閉弁を閉じ、第2の開閉弁
を開けておくことにより、吸収液を含んだ凝縮液が精留
塔に還流するので、蒸発器への吸収液の流入が阻止され
る。
【0020】特に、第1・第2の開閉弁が外部からの制
御信号を入力して動作する弁によって構成されると共
に、運転開始から所定時間が経過するまで、あるいは高
温または低温発生器で加熱された溶液の温度または分縮
器で凝縮した冷媒の温度が所定温度未満のとき、あるい
は高温または低温発生器・精留塔・凝縮器の内部圧力が
所定圧力未満のときに、第1の開閉弁を閉じて前記第2
の開閉弁を開け、前記所定時間が経過した後、あるいは
前記温度が所定温度以上のとき、あるいは前記圧力が所
定圧力以上のときに、第1の開閉弁を開けて第2の開閉
弁を閉じる制御装置を備えるように構成した請求項2・
3・4の吸収式冷凍機においては、
【0021】精留塔での冷媒の精留が充分でなく、吸収
液を比較的多く含む冷媒蒸気が分縮器・凝縮器胴に流入
し、吸収液が分縮器だけでなく凝縮器においても凝縮す
る運転開始の当初は、分縮器と凝縮器胴の両方の凝縮液
が精留塔に還流し、前記精留が充分に行えるようにな
る、運転開始から充分な時間が経過したときに、分縮器
の凝縮液が精留塔に還流し、凝縮器の凝縮液が蒸発器に
流入するように第1・第2の開閉弁が自動的に切り替わ
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に基づいて説明
する。なお、図1において前記図2の符号と同一符号で
示した部分は、図2によって説明したものと同様の機能
を持つ部分であり、本発明の理解を妨げない範囲で説明
は省略した。
【0023】図中63・64は電磁式の開閉弁、71は
開閉弁63・64の開閉を制御する制御装置であり、こ
の制御装置71は図示しない計時機能を備えていて、図
示しないメイン制御装置の運転開始スイッチが投入され
てから、あるいは各ポンプの起動によって高温発生器1
の溶液が所定の液面レベルに達し、開閉弁61・62を
開いて高温発生器1に高温高圧の水蒸気を供給し始めて
からの経過時間などを計測し、精留塔4における精留作
用が充分に発揮されるようになる、例えば運転開始スイ
ッチ投入から30分が経過するまでは開閉弁63を閉
じ、開閉弁64を開け、前記30分が経過すると開閉弁
63を開け、開閉弁64を閉じるための所要の制御信号
を時間に基づいて出力し、開閉弁63・64それぞれの
開閉を制御するように構成してある。
【0024】すなわち、本発明の吸収式冷凍機において
は、精留塔4における精留作用が不十分で、精留塔4か
ら分縮器・凝縮器胴11に吸収液を比較的多量に含んだ
蒸気が流入する運転開始の初期段階では、分縮器・凝縮
器胴11の冷却で生成した凝縮液の全てが精留塔4に還
流し、精留作用が充分に発揮されて精留塔4から分縮器
・凝縮器胴11に吸収液の比率が低い蒸気が流入するよ
うになる所定時間が経過して初めて、分縮器12で生じ
た凝縮液が精留塔4に還流し、凝縮器13で生じた凝縮
液が蒸発器9に流入するように、開閉弁63・64が制
御される。
【0025】したがって、蒸発器9には吸収液は殆ど流
入しないため、冷媒の蒸発作用が設計通りに発揮され
て、冷水配管51を流れる水が効率良く冷却される。
【0026】制御装置71は、開閉弁61・62を開い
て高温発生器1に高温高圧の水蒸気を供給し始めてから
の経過時間が所定時間、例えば30分に達するまでは開
閉弁63を閉じ、開閉弁64を開け、前記所定30分が
経過すると開閉弁63を開け、開閉弁64を閉じるよう
に構成しても、前記と同様の作用効果が得られる。
【0027】また、制御装置71は、吸収液配管32の
図に示す位置に設置した温度センサ72が計測して出力
する温度データ、すなわち高温発生器1から加熱されて
流出した濃液の温度が例えば125℃に達するまで、あ
るいは吸収液配管34の図に示す位置に設置した温度セ
ンサ73が計測して出力する温度データ、すなわち低温
発生器3から加熱されて流出した濃液の温度が例えば7
0℃に達するまで、あるいは冷媒配管44の図に示す位
置に設置した温度センサ74が計測して出力する温度デ
ータ、すなわち分縮器12から凝縮して流出した凝縮液
の温度が例えば32℃に達するまでは、開閉弁63を閉
じ、開閉弁64を開け、前記所定の温度を越えると開閉
弁63を開け、開閉弁64を閉じる制御信号を出力し
て、開閉弁63・64を制御するように構成しても、前
記と同様の作用効果が得られる。
【0028】なお、温度センサ72・73・74は、何
れもそれぞれ対応する器内に設けることも可能である。
【0029】また、制御装置71は、高温発生器1の気
相部に設置した圧力センサ75が計測して出力する圧力
データ、すなわち高温発生器1内の圧力が例えば4.7
×10-2MPa(350mmHg)に達するまで、ある
いは低温発生器3の気相部に設置した圧力センサ76が
計測して出力する圧力データ、すなわち低温発生器3内
の圧力が例えば1.4×10-2MPa(104mmH
g)に達するまで、あるいは精留塔4の上部に設置した
圧力センサ77が計測して出力する圧力データ、すなわ
ち精留塔4内の圧力が例えば1.3×10-2MPa(9
8mmHg)に達するまで、あるいは凝縮器13の気相
部に位置に設置した圧力センサ78が計測して出力する
圧力データ、すなわち凝縮器13内の圧力が例えば1.
3×10-2MPa(98mmHg)に達するまでは、開
閉弁63を閉じ、開閉弁64を開け、前記所定の温度を
越えると開閉弁63を開け、開閉弁64を閉じる制御信
号を出力して、開閉弁63・64の開閉を制御するよう
に構成しても、前記と同様の作用効果が得られる。
【0030】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱
しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の吸収式冷
凍機によれば、運転開始から時間が余り経過していない
ときなど、精留塔における冷媒の精留が充分に行われ
ず、吸収液を比較的多く含む冷媒蒸気が分縮器・凝縮器
胴に流入し、吸収液が冷媒と共に凝縮して蒸発器に流入
する懸念があるときには、第1の開閉弁を閉じ、第2の
開閉弁を開けておくことにより、吸収液濃度の高い凝縮
液が精留塔に還流して、蒸発器への吸収液の流入が阻止
されるので、蒸発器における蒸発作用が抑制されて能力
が低下すると云った懸念がない。
【0032】特に、第1・第2の開閉弁が外部からの制
御信号を入力して動作する弁によって構成されると共
に、運転開始から所定時間が経過するまで、あるいは高
温または低温発生器で加熱された溶液の温度または分縮
器で凝縮した冷媒の温度が所定温度未満のとき、あるい
は高温または低温発生器・精留塔・凝縮器の内部圧力が
所定圧力未満のときに、第1の開閉弁を閉じて前記第2
の開閉弁を開け、前記所定時間が経過した後、あるいは
前記温度が所定温度以上のとき、あるいは前記圧力が所
定圧力以上のときに、第1の開閉弁を開けて第2の開閉
弁を閉じる制御装置を備えるように構成した請求項2・
3・4の吸収式冷凍機においては、
【0033】精留塔での冷媒の精留が充分でなく、吸収
液を比較的多く含む冷媒蒸気が分縮器・凝縮器胴に流入
し、吸収液が分縮器だけでなく凝縮器においても凝縮す
る運転開始の当初は、分縮器と凝縮器胴の両方の凝縮液
が精留塔に還流し、前記精留が充分に行えるようにな
る、運転開始から充分な時間が経過したときに、分縮器
の凝縮液が精留塔に還流し、凝縮器の凝縮液が蒸発器に
流入するように、第1・第2の開閉弁が自動的に切り替
わるので、操作性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の説明図である。
【図2】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 高温発生器 2 低温発生器胴 3 低温発生器 4 精留塔 5 第1の蒸発器・吸収器胴 6 蒸発器 7 吸収器 8 第2の蒸発器・吸収器胴 9 蒸発器 10 吸収器 11 分縮器・凝縮器胴 12 分縮器 13 凝縮器 14・15・16・17・18 ポンプ 21・22・23 熱交換器 31・32・33・34 吸収液配管 41・42・43・44・45 冷媒配管 51 冷水配管 52 熱源配管 53 冷却水配管 61・62・63・64 開閉弁 71 制御装置 72・73・74 温度センサ 75・76・77・78 圧力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 唯人 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 広瀬 和也 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温発生器と、精留塔を備えた低温発生
    器胴の低温発生器と、第1の蒸発器と第1の吸収器とか
    らなる第1の蒸発器・吸収器胴とを配管接続して第1の
    冷凍サイクルを構成すると共に、前記低温発生器胴と、
    分縮器と凝縮器とからなる分縮器・凝縮器胴と、第2の
    蒸発器と第2の吸収器とからなる第2の蒸発器・吸収器
    胴とを配管接続して第2の冷凍サイクルを構成する、2
    種類の作動媒体系からなる吸収式冷凍機において、前記
    凝縮器と前記第2の蒸発器とを接続する凝縮冷媒の循環
    配管に第1の開閉弁を設け、この第1の開閉弁の上流側
    配管と、前記分縮器から前記精留塔に凝縮液を還流させ
    る還流液配管とを第2の開閉弁を介して接続したことを
    特徴とする吸収式冷凍機。
  2. 【請求項2】 第1および第2の開閉弁が外部からの制
    御信号を入力して動作する弁によって構成されると共
    に、運転開始から所定時間が経過するまでは前記第1の
    開閉弁を閉じて前記第2の開閉弁を開け、前記所定時間
    が経過した後に前記第1の開閉弁を開けて前記第2の開
    閉弁を閉じる制御信号を出力する弁制御装置を有する請
    求項1記載の吸収式冷凍機。
  3. 【請求項3】 弁制御装置が、所定時間の経過によら
    ず、高温または低温発生器で加熱された溶液の温度また
    は分縮器で凝縮した冷媒の温度を検出する手段を備え、
    この温度検出手段が所定温度未満の温度を検出したとき
    には第1の開閉弁を閉じて第2の開閉弁を開け、前記所
    定温度以上の温度を検出したときには第1の開閉弁を開
    けて第2の開閉弁を閉じる制御信号を出力するように構
    成された請求項2記載の吸収式冷凍機。
  4. 【請求項4】 弁制御装置が、所定時間の経過によら
    ず、高温発生器・低温発生器・精留塔・凝縮器何れかの
    内部圧力を検出する手段を備え、この圧力検出手段が所
    定圧力未満の圧力を検出したときには第1の開閉弁を閉
    じて第2の開閉弁を開け、前記所定圧力以上の圧力を検
    出したときには第1の開閉弁を開けて第2の開閉弁を閉
    じる制御信号を出力するように構成された請求項2記載
    の吸収式冷凍機。
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