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JPH08294503A - 電動義手 - Google Patents

電動義手

Info

Publication number
JPH08294503A
JPH08294503A JP12574195A JP12574195A JPH08294503A JP H08294503 A JPH08294503 A JP H08294503A JP 12574195 A JP12574195 A JP 12574195A JP 12574195 A JP12574195 A JP 12574195A JP H08294503 A JPH08294503 A JP H08294503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
reaction force
output
unit
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12574195A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Akazawa
堅造 赤澤
Masaki Yoshida
正樹 吉田
Isao Kishimoto
功 岸本
Takashi Kobayashi
高 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nabco Ltd filed Critical Nabco Ltd
Priority to JP12574195A priority Critical patent/JPH08294503A/ja
Publication of JPH08294503A publication Critical patent/JPH08294503A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、装着者にとって快適なフィードバ
ックを可能とする電動義手を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明は、手先部5の反力を検出する反力検
出器12からの反力検出信号fに基づいて反力を装着者
25に体感としてフィードバックする感覚フィードバッ
ク部4を備えた電動義手で、感覚フィードバック部4
は、反力検出器12の反力検出信号fを演算増幅して反
力フィードバック信号eを出力する演算処理部30と、
反力フィードバック信号fを体感刺激に変換して装着者
25に体感させる体感装置31を有し、演算処理部30
は、反力検出信号fの増幅割合を設定する出力演算部3
2と、装着者25の筋の状態信号gを出力する状態信号
演算部33とを有し、出力演算部32は、状態信号gの
増大に伴い増幅割合を高い位置に設定し、この増幅割合
で増幅して反力フィードバッグ信号eを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動義手にかかわり、
特に、装着者にとって快適なフィードバックを行うため
の感覚フィードバック制御に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、社会福祉の重要性が高まるなか、
交通・労働災害により四肢が切断された人々に対するリ
ハビリテーションの必要性が大きくなっており、このよ
うな必要性から、切断によって失われた手の機能を代行
するものとして種々の電動義手が開発されている。そし
て、具体的な電動義手としては、開閉動作される手先部
の把持力を検出する検出器と、この検出器からの把持力
検出信号を一定の増幅割合で増幅処理して義手装着者の
感覚器に体感としてフィードバックする感覚フィードバ
ック部とを備えてなるものがある。
【0003】また、現在の電動義手に要求されている機
能としては、開閉作動される手先部等の運動制御機能が
高度であるだけでなく、装着者にとって電動義手の制御
が容易であることが望まれている。そのためには、人の
手と同様な動的な特性を有しており、感覚フィードバッ
クを有する、即ち、人の感覚器は、その人が緊張状態
で、いわゆる神経を集中しているほどその感度が高くな
り、また、リラックス状態の場合にはその感度が低くな
るという特性に適合した、感覚フィードバックを有する
電動義手が必要となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電動義手では、義手の把持力のフィードバック信号を一
定の増幅割合で増幅処理して体感装置に伝達する構成と
しているので、義手の装着者が柔らかい物体を掴もうと
して緊張した場合や、リッラックス状態で物体を掴もう
とした場合に、義手の把持力が同じであれば同じ感覚フ
ィードバック量となり、緊張している場合には感覚をと
らえにくく、また、リラックス状態の場合には煩わしい
といった問題があった。
【0005】また、従来の電動義手のフィードバック装
置は、義手の把持力をフィードバックするものであり、
義手の開閉状態は装着者の視覚に頼っていた。このた
め、暗闇等の視覚による義手の開閉状態を有効に確認で
きない条件で使用する際には、物体を把持する場合に、
義手の開閉状態が把握できず、操作を行いにくいという
問題があった。
【0006】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、装着者にとって快適な感覚フィード
バックを可能とする電動義手を提供するものであり、具
体的には、(1)装着者の緊張又はリラックス状態に応
じて、同じ把持力であっても装着者にその状態に応じた
感覚フィードバックを可能とする電動義手の提供と、
(2)義手の開閉作動を装着者に適切にフィードバック
することのできる電動義手の提供とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の電動義手では、請求項1においては、開閉
動作される手先部の反力を検出する反力検出器からの反
力検出信号に基づいて前記反力を義手装着者の感覚器に
体感としてフィードバックする感覚フードバック部を備
えた電動義手であって、前記感覚フィードバック部は、
前記反力検出器からの反力検出信号を演算増幅して反力
フィードバック信号を出力する演算処理部と、この反力
フィードバック信号を体感刺激に変換して義手装着者の
感覚器に体感させる体感装置を有し、前記演算処理部
は、前記反力検出信号の増幅割合を設定する出力演算部
と、義手装着者の筋の状態信号を出力する状態信号演算
部とを有し、前記出力演算部は、前記状態信号の増大に
伴い前記増幅割合を高い値に設定し、この増幅割合で増
幅した反力フィードバック信号を出力するものである。
【0008】請求項2においては、請求項1のものに、
前記筋の状態信号は、義手装着者の屈筋及び伸筋の各筋
電信号の合成信号、又は、屈筋及び伸筋の筋電信号のう
ち高位の筋電信号のいずれかを用いるものである。
【0009】請求項3においては、請求項1又は請求項
1それぞれのものに、前記演算処理部には、筋の状態信
号が所定の高基準値よりも低い値のとき通常モード信号
を出力し、また、筋の状態信号が高基準値以上のとき高
感度モード信号を出力するモード選択部が設けられてお
り、前記出力演算部は、このモード選択部から高感度モ
ード信号が出力されたとき、前記通常モード信号時の増
幅割合よりも高い所定の増幅割合を設定し、この増幅割
合で増幅した反力フィードバック信号を出力するもので
ある。
【0010】請求項4においては、請求項3のものに、
前記高感度モード信号は解除信号で解除されるものであ
り、この解除信号は、設定時間の経過後、又は、前記筋
の状態信号が再度高基準値以上に所定時間継続された
時、又は、筋の状態信号が低基準値以下の値に所定時間
継続された時のいずれかが選択されて用いられるもので
ある。
【0011】請求項5においては、請求項1又は請求項
2それぞれのものに、前記演算処理部には、反力検出信
号を指数関数に基づき特性変換して前記出力演算部に出
力する入出力特性変換部が設けられているものである。
【0012】請求項6においては、開閉作動される手先
部の移動量を検出するバルス発生器からのパルス信号に
基づいて手先部の開閉角度及び開閉速度を義手装着者の
感覚器に体感としてフィードバックする感覚フィードバ
ック部を備えた電動義手であって、前記感覚フィードバ
ック部は、前記パルス発生器からのパルス信号に基づい
て手先部の開閉角度及び開閉速度を演算する角度及び速
度演算部と、この角度及び速度演算部からの角度信号及
び速度信号を受けてパルス状の開閉状態フィードバック
信号を出力する演算処理部と、この開閉状態フィードバ
ック信号のパルスを振動刺激に変換して義手装着者の感
覚器に体感させる体感装置とを有し、前記演算処理部
は、角度信号又は速度信号の一方に比例して増大する振
幅、及び、角度信号又は速度信号の他方に比例して増大
する周波数を設定し、この振幅値及び周波数に設定され
た開閉状態フィードバック信号を出力するものである。
【0013】
【作用】このように本発明の電動義手によれば、請求項
1では、状態信号演算部からの筋の状態信号の増大に伴
い、反力フィードバック信号の増幅割合を高い値に設定
するので、義手装着者の緊張状態に応じて反力フィード
バック信号の感度を高めることができ、装着者の状態に
応じた感覚フィードバックが可能となる。
【0014】請求項2では、筋の状態信号は、義手装着
者の屈筋及び伸筋の各筋電信号の合成信号、又は、屈筋
及び伸筋の筋電信号のうち高位の筋電信号のいずれかを
用いる構成とすることにより、筋の状態信号の精度を高
めることができる。
【0015】請求項3では、高感度モード信号の出力時
には、通常モード信号時の増幅割合よりも高い所定の増
幅割合を設定するので、義手装着者が例えば細かい作業
を行うなどして、継続して緊張状態となる場合に、筋の
一時的な変位の影響を受けることなく、義手の反力を高
い感度で継続して体感させることができる。
【0016】請求項4では、高感度モード信号を解除す
る解除信号を設定時間の経過後、又は、筋の状態信号の
変位により出力される構成としたので、義手装置者が特
に意識しなくとも、通常モードへの変更を容易にするこ
とができる。
【0017】請求項5では、演算処理部の入出力特性変
換部が、反力検出器からの反力検出信号を指数関数に基
づき特性変換して出力演算部に出力するので、義手装着
者の緊張状態に応じた感度の変更に加えて、人の感覚器
の特性に応じた反力フィードバック信号を体感装置に出
力することができる。
【0018】請求項6では、開閉状態フィードバック信
号をパルス信号として、義手の角度信号及び速度信号に
応じてその振幅値及び周波数を設定して出力する構成と
したので、暗闇等であっても義手の開閉作動を義手装着
者に認識させることができる。
【0019】
【実施例】
実施例1 以下、本発明の実施例1である電動義手について、図面
を参照して説明する。図1は本実施例1における電動義
手の構成を示す模式構成図、図2は本実施例1における
電動義手の義手の構成を示す要部拡大図である。
【0020】図1において、1は電動義手であって、開
閉作動される義手2と、この義手2の開閉作動の制御を
行う制御装置3と、感覚フィードバック部4とを主要部
として構成されている。
【0021】義手2は、手先部5、手本体部6及びこの
手先部5を開閉作動する開閉機構7とでなっている。こ
の手先部5は、図2に示すように、手本体部6に回動可
能に取り付けられた母指8、示指9及び中指10からな
り、この示指9、中指10はリンク機構11で母指8と
連動して屈曲、伸展等の開閉作動を可能とされていると
共に、各指8〜10の内外側の各部にはそれぞれ反力検
出器となる歪みゲージ12が設けられている。また、開
閉機構7は、図2に示すように、手本体部6内に内装さ
れており、パルス発生器13(パルスエンコーダ)に連
結されたDCモータ14と、このDCモータ14に連結
されたギヤ機構15を介して回転可能にされたボールネ
ジ16とを有し、また、このボールネジ16の移動体1
7に連結されたリンク棒18がリンク機構11に連結さ
れており、DCモータ14の回転運動が、ギヤ機構15
−ボールネジ16を介して移動体17の直線運動に変換
されて、この移動体17の直線運動に追従して移動する
リンク棒18の伸縮によりリンク機構11を介して、手
先部5の各指8〜10が回転することで開閉移動するも
のである。
【0022】制御装置3は、義手2に連続して設けられ
る図示しない義肢体に内装されて、筋電信号検出部20
と、神経−筋制御系模擬部21及び駆動制御部22とで
構成されている。筋電信号検出部20は、義手装着者2
5の義手装着部近傍の伸筋及び屈筋から義手装着者25
の緊張度合/リラックス度合により変化する電流値を検
出・処理して、各筋電信号(伸筋筋電信号Ae″、屈筋
筋電信号Af″)を算出し、神経−筋制御系模擬部21
に出力する。
【0023】神経−筋制御系模擬部21は、各筋電信号
(伸筋筋電信号Ae″、屈筋筋電信号Af″)を入力す
ると、以下の概念に基づいて、DCモータ14の駆動を
制御する制御信号cを駆動制御部22に出力するもので
ある。
【0024】すなわち、図3に示すように、人の脳から
の指令は脊髄のα運動ニューロンに伝わり、さらに筋へ
と伝達され、収縮が起こるが、筋内には筋長さとその速
度を検出する筋紡錘があり、その出力はα運動ニューロ
ンへフィードバックされている。つまり、筋紡錘−α運
動ニューロン−筋からなる閉ループ(伸張反射系)があ
る。この系は位置制御において重要な働きをしていると
言われており、人の手が持つ優れた運動機能はこの伸張
反射系によるフィードバック制御と筋自体が持つ粘弾性
によって発揮される。この運動機能を、図4に示すよう
な、一対の屈筋、伸筋からなる1自由度の系としてとら
え、関節角度をθ、屈筋、伸筋によるトルクをそれぞれ
Af′、Ae′とし、各指に加わる外力によるトルクを
Pとすると、 P=Af′−Ae′・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) により表される。
【0025】ここで、理解を容易にするために筋に発生
するトルクを各成分に分解して表現する。屈筋によるト
ルクAf′は収縮トルクAfと伸張反射系・筋の粘弾性
によるトルクFAf(θ)の和で表現され、 Af′=Af+FAf(θ)・・・・・・・・・・・・・・・・(2) である。また、伸筋においても同様で、 Ae′=Ae+FAe(θ)・・・・・・・・・・・・・・・・(3) となる。
【0026】これにより指トルクPは、式(1)〜
(3)により、 P=Af−Ae+F(θ)・・・・・・・・・・・・・・・・・(4) 但し、F(θ)=FAf(θ)−FAe(θ)・・・・・・・・・(5) と表すことができる。
【0027】また、屈筋と伸筋の力学特性が等しいと仮
定すると、伝達関数を用いて、 P(s)=Af(s)−Ae(s)+Gx(s)θ(s)・・・・(6) Gx(s)=Gm(s)+exp(−Ls)Gn(s)・・・・(7) と表現できる。ここで、Gm(s)は屈筋、伸筋の粘弾
性を表す伝達関数であり、Gn(s)は伸張反射系を表
す伝達関数である。また、Lは神経系の遅れを表すむだ
時間である。Gx(s)はむだ時間を含む複雑な伝達関
数であるが、筋を伸展したときの張力応答を参考にGx
(s)を簡単な一次進み・一次遅れの系で近似する。す
なわち、伝達関数Gx(s)は、 Gx(s)=K(1+τ2・s)/(1+τ1・s)・・・・・(8) 但し、 K=K0+a(Af+Ae)・・・・・・・・・・・・・・・・(9) である。ゲインKは一定でなく、屈筋と伸筋の発生する
収縮トルクの和に比例する。尚、K0は弛緩時のゲイ
ン、aは定数である。
【0028】そして、上記式(6)をθについて解く
と、 θ(s)=〔P(s)−Af(s)+Ae(s)〕/Gx(s)・(10) となる。これは、指の関節角度θが、式(10)の右辺
の値になるように制御すればよいことを示す。そして、
この式(10)の右辺の値は、屈筋、伸筋の収縮トルク
Af、Aeと指トルクPから算出される。また、収縮ト
ルクAf、Aeは直接測定することができないので、残
存筋の筋電信号を用いて推定する。
【0029】すなわち、残存筋の筋電信号の全波整流、
平滑化により、その推定値Af″、Ae″を求める(図
1の筋電信号検出部20)。次に、義手2の指トルクP
を測定し、この指トルクPと推定値Af″、Ae″より
式(10)を用いて右辺の値を算出する。これをθ′と
おいて(図1の神経−筋制御系模擬部21)、このθ′
を駆動制御部22の目標値、制御信号cとして与える。
そして、駆動制御部22は、DCモータ14に連結され
ているパルス発生器(エンコーダ)13からのパルス信
号pを入力して、義手2の各指8〜10の開閉作動角度
θ″がθ″=θ′となるように、DCモータ4に駆動信
号dを送出して駆動し、義手2の各指8〜10の開閉作
動角度を制御する。
【0030】感覚フィードバック部4は、各指8〜10
の反力を検出する歪みゲージ12からの反力検出信号f
を演算増幅して反力フィードバック信号eを出力する演
算処理部30と、この反フィードバック信号eを体感刺
激に変換して義手装着者25の感覚器に体感させる体感
装置31とで構成されている。この演算処理部30は、
各指8〜10が物体を把持した際にこの各指8〜10に
加わる反力を検出する歪みゲージ12からの反力検出信
号fの増幅割合を設定する出力演算部32と、制御装置
3の筋電信号検出部20で検出された義手装着者25の
各筋電信号(伸筋筋電信号Ae″、屈筋筋電信号A
f″)を入力して所定の演算処理を行い、その結果を出
力演算部32に出力する状態信号演算部33とで構成さ
れている。この状態信号演算部33は、筋電信号検出部
20で検出される義手装着者25の筋電信号(伸筋筋信
号Ae″、屈筋筋電信号Af″)を入力すると、この伸
筋筋信号Ae″及び屈筋筋電信号Af″との加算による
合成信号を算出し、筋の状態信号gとして出力演算部3
2に出力するものである。また、伸筋筋信号Ae″と屈
筋筋電信号Af″とのうち高位の信号を筋の状態信号g
として出力する構成でもよい。出力演算部32は、歪み
ゲージ12からの反力検出信号fと状態信号演算部33
からの筋の状態信号gとを入力すると、反力検出信号f
の増幅割合を、筋の状態信号gの増大に伴い高い値に設
定し、この増幅割合で増幅したものを反力フィードバッ
ク信号eとして体感装置31に出力するものである。
【0031】これにより、筋電信号検出部33から出力
され、義手装着者25のの緊張度合、又はリラックス度
合に応じる筋の状態信号gが大きくなれば、出力演算部
32で設定される増幅割合も大きく設定され、演算処理
部30から体感装置31へ出力される反力フィードバッ
ク信号eの感度が増大される。一方、義手装着者25が
リラックス状態で、状態信号演算部33で演算される筋
の状態信号gが小さくなれば、出力演算部32で設定さ
れる増幅割合が、小さい値に設定されるので、演算処理
部30から体感装置31へ出力される反力フィードバッ
ク信号gの感度が低減される。
【0032】体感装置31は、例えば、義手装着者25
の感覚器となる腕等の皮膚表面に取り付けられおり、演
算処理部30から出力される反力フィードバック信号g
に基づいて、皮膚を押圧する押圧力を出力するものであ
って、この押圧力により皮膚表面を圧迫して義手装着者
25に体感させる。
【0033】このように、本実施例1の電動義手1によ
れば、義手2の開閉機構を作動(DCモータ14を駆
動)して、手先部5の各指8〜10を閉作動して物体を
把持したときに、歪みゲージ12で検出される上記物体
からの反力である反力検出信号fが、所定の値であった
としても、出力演算部32が状態信号演算部33からの
筋の状態信号gの増大に伴い反力フィードバック信号e
の増幅割合を高い値に設定するので、義手装着者25の
緊張状態、又はリラックス状態に応じて反フィードバッ
ク信号eの感度を変更でき、体感装置31を介して義手
装着者25にその緊張状態、又はリラックス状態に応じ
た体感刺激(圧迫)を体感させることが可能となる。
【0034】また、状態信号演算部33で、演算・比較
処理される筋の状態信号gを、屈筋及び伸筋の各筋電信
号Ae″、Af″の合成信号、又は屈筋及び伸筋の各筋
電信号Ae″、Af″のうち高位の筋電信号のいずれか
を用いているので、筋の状態信号gの精度を高めること
ができ、義手装着者25にその緊張状態、又はリラック
ス状態に応じた体感刺激(圧迫)を精度良く体感させる
ことが可能となる。
【0035】次に、本実施例1における電動義手1の変
形例を、図5乃至図7に基づいて説明する。図5におい
ては、実施例1の電動義手1の第1変形例として、演算
処理部30にモード選択部40を設けたものである。モ
ード選択部40は、出力演算部32と状態信号演算部3
3との間に設けられて、出力演算部32と状態信号演算
部33とを相互に接続している。また、モード選択部4
0は、状態信号演算部33から出力される筋の状態信号
gが所定の高基準値Hより低い値のとき、通常モードI
の通常モード信号iを出力演算部32に出力し、また、
筋の状態信号gが高基準値H以上で、且つ所定時間T経
過後に出力される解除信号jを入力しないことを条件と
して高感度モードKの高感度モード信号kを出力演算部
32に出力するものである。この高基準値Hは、義手装
着者25の緊張状態、即ち、上記物体を義手2で把持す
る際に、義手装着者25が緊張状態にある時の値に設定
するものである。
【0036】そして、この第1変形例の作動について、
図6のフローチャートに基づいて説明すると、上記記載
と同様に、手先部5の各指8〜10で上記物体を把持す
ると、歪みゲージ12で検出された反力検出信号fが感
覚フィードバック部4の演算処理部30に出力されると
共に、筋電信号(伸筋筋信号Ae″、屈筋筋信号A
f″)に基づいて状態信号演算部33で演算・比較され
た筋の状態信号gがモード選択部40に出力されて、こ
の筋の状態信号gを読み込む(ステップ♯1)。
【0037】筋の状態信号gを読み込んだモード選択部
40は、以下のように処理して、出力演算部32に通常
モード信号i又は高感度モード信号kを出力する。
【0038】(A)状態信号演算部33から出力された
筋の状態信号gと高基準値Hとを比較し(ステップ♯
2)、この筋の状態信号gが高基準値H以下の場合に
は、通常モードIとされて、状態信号演算部33から出
力された筋の状態信号gを通常モード信号iとして出力
演算部32に出力する(ステップ♯3)と共に、筋の状
態信号gが高基準値H以上の場合には、高感度モードK
とされて、高基準値H以上の所定の高感度信号kを出力
演算部32に出力する(ステップ♯4)。そして、モー
ド選択部40は、状態信号演算部33から、順次、出力
される筋の状態信号gを入力して、上記ステップ♯1乃
至ステップ♯4を繰り返して、出力演算部32に通常モ
ード信号i、又は高感度モード信号kを出力する。
【0039】(B)このとき、モード選択部40が、高
感度モードKにすると、その後に状態信号演算部32か
ら出力される筋の状態信号gの如何にかかわらず、この
高感度モードKに維持し、高い所定の増幅割合を持続さ
せるが、高感度モードKに変更された後に所定時間T
(例えば、30分、1時間等)経過するか、状態信号演
算部32から出力される筋の状態信号gが再び高基準値
H以上の値に所定時間S(例えば、2秒等)継続される
か、又は筋の状態信号gが低基準値R(義手装着者25
リラックス状態にある時の値を示すものである。)以下
の値に所定時間S継続されているかのいずれかにより、
解除信号jを入力して、この解除信号jの入力で高感度
モードKを解除して通常モードIにされるものである
(ステップ♯5)。この解除信号jを出力するための条
件は、上記のうち1つのみとしてもよいし、全てのうち
いずれかの条件を満たす形としてもよい。
【0040】そして、演算処理部30は、この反力検出
信号fとモード選択部40の通常モード信号i又は高感
度モード信号kとに基づいて、反力検出信号fの増幅割
合が設定され、この増幅割合で増幅したものを反力フィ
ードバック信号eとして体感装置31に出力するもので
ある(ステップ♯6)。
【0041】次いで、反力フィードバック信号eを入力
した体感装置31は、この反力フィードバック信号eに
応じた押圧力で、義手装着者25の感覚器である皮膚表
面等を圧迫して義手装着者25に体感させる。
【0042】このように、実施例1の電動義手における
の第1変形例によれば、上記実施例1と同様な効果を得
ることができると共に、モード選択部40が、高感度モ
ード信号kを出力演算部32に出力する時には、出力演
算部32は通常モード信号iの出力時の増幅割合よりも
高い所定の増幅割合に設定するので、義手装着者25
が、例えば細かい作業を行うなどして、継続して緊張状
態となる場合に、筋の一時的な変位の影響と受けること
なく、義手2の反力を高い感度で継続して義手装着者2
5に体感させることが可能となる。
【0043】また、この第1変形例によれば、高感度モ
ードKの高感度モード信号kを解除する解除信号jを設
定時間Tの経過後、又は、筋の状態信号gの変位により
出力される構成としたので、義手装着者25が、特に意
識しなくても、通常モードIへの変更を容易に行うこと
ができる。
【0044】また、図7においては、実施例1の電動義
手1における第2変形例として、演算処理部30に入出
力特性変換部50を設けたものである。この入出力特性
変換部50は、歪みゲージ12と出力演算部32とにそ
れぞれ接続されており、歪みゲージ12からの反力検出
信号fを入力すると、この反力検出信号fを指数関数に
基づいて特性変換して演算処理部30の出力演算部32
に出力するものである。また、この指数関数は、人の感
覚器が反力の増大に伴い、その変異をとらえられにくく
なり、反力がある大きさを越えると、その感覚がほぼ一
定となる特性から決定されるものである。そして、演算
処理部30の出力演算部31が、特性変換された反力検
出信号fと、状態信号演算部33で演算・比較された筋
の状態信号gとにより、特性変換された反力検出信号f
の増幅割合を演算し、この増幅割合で演算された反力フ
ィードバック信号eを体感装置31に出力するものであ
る。
【0045】このように、実施例1の電動義手における
第2変形例によれば、演算処理部30の入出力特性変換
部50が、歪みゲージ12からの反力検出信号fを指数
関数に基づき特性変換して出力演算部32に出力するの
で、義手装着者25の緊張状態に応じた感度の変換に加
えて、人の感覚器の特性に応じた反力フィードバック信
号eを体感装置31に送出することができ、体感装置3
1は、演算処理部30から出力される反力フィードバッ
ク信号eに基づいて、皮膚を押圧する押圧力を変更し
て、義手装着者25にその緊張状態/リラックス状態
と、人の感覚器の特性に応じた体感刺激(圧迫)を体感
させることが可能となる。
【0046】尚、本実施例1の電動義手1においては、
図8に示すように第3変形例として図5及び図7で示さ
れた第1変形例及び第2変形例とをそれぞれ有する構成
としたものであってもよい。
【0047】実施例2 以下、本発明の実施例2である電動義手について、図面
を参照して説明する。図9は本実施例2における電動義
手の構成を示す模式構成図である。尚、本実施例2の図
9において、上記実施例1の図1及び図2と同一の符号
は同一の構成(部材)を示すので、その説明は省略す
る。
【0048】本実施例2の電動義手100は、パルス発
生器13からのパルス信号pに基づいて、義手装着者2
5に体感刺激を体感させて、暗闇等であっても手先部5
の開閉作動を認識させるものである。
【0049】図9において、101は感覚フィードバッ
ク部であって、パルス発生器13からのパルス信号pに
基づいて手先部5の開閉角度θ0 及び開閉速度Vを演算
する角度及び速度演算部102と、この角度及び速度演
算部102からの角度信号m及び速度信号nを入力して
パルス状の開閉状態フィードバック信号qを出力する演
算処理部103と、この開閉状態フィードバック信号q
を体感刺激に変換して義手装着者25の感覚器に体感さ
せる体感装置104とで構成されている。この角度及び
速度演算部102は、パルス発生器13からのパルス信
号pを入力すると手先部5の開閉角度θ0 を演算して演
算処理部103に角度信号mとして出力する開閉角度演
算部105と、パルス発生器13からのパルス信号pを
入力すると手先部5の開閉速度Vを演算して演算処理部
103に速度信号nとして出力する開閉速度演算部10
6とからなっている。また、演算処理部103は、角度
及び速度演算部102から出力される角度信号m及び速
度信号nを入力してこの各信号m、nを比例関数に基づ
き特性変換する入出力特性変換部107と、この入出力
特性変換部107でそれぞれ特性変換された角度信号m
に基づいて振幅値を設定する振幅値演算部108と、速
度信号nに基づいて周波数を設定する周波数演算部10
9、及びこの振幅値及び周波数を合成してパルス状の開
閉状態フィードバック信号qを体感装置104に出力す
る出力演算部110とで構成されている。尚、角度信号
mにより周波数を設定し、速度信号nにより振幅値を設
定する構成としてもよい。
【0050】体感装置104は、例えば、義手装着者2
5の感覚器となる腕等の皮膚表面に取り付けられおり、
演算処理部103から出力される開閉状態フィードバッ
ク信号qに基づいて、皮膚を振動する振動刺激を出力す
るものであって、この振動刺激により皮膚表面を圧迫し
て義手装着者25に体感させる。
【0051】次に、この電動義手100の作動について
説明する。
【0052】先ず、義手2の各指8〜10が開閉作動さ
れると、DCモータ14の連結されたパルス発生器13
からのパルス信号pが角度及び速度演算部102に送出
される。そして、角度及び速度演算102は、この開閉
角度演算部105及び開閉速度演算部106でDCモー
タ14の回転角度、回転速度、即ち、手先部5の開閉角
度θ0 と、開閉速度Vを演算し、演算処理部103に角
度信号m、速度信号nとして出力する。
【0053】そして、角度信号m及び速度信号nを入力
した演算処理部103は、その入出力特性変換部10
7、振幅値演算部108及び周波数演算部109によ
り、角度信号m及び速度信号nに比例して増大する振幅
値と周波数とを設定すると共に、この出力演算部110
でこの振幅値及び周波数とを合成して開閉状態フィード
バック信号qを体感装置104に送出する。
【0054】そして、開閉状態フィードバック信号qを
入力した体感装置104は、この開閉状態フィードバッ
ク信号qに応じた振動数で、義手装着者25の感覚器で
ある皮膚表面等を振動刺激して義手装着者25に体感さ
せる。
【0055】このように、本実施例2の電動義手1によ
れば、義手2の開閉機構を作動(DCモータを駆動)し
て、手先部5の各指8〜10を開閉作動したときに、パ
ルス発生器13からのパルス信号pに基づいて、角度及
び速度演算部102で手先部5の開閉角度θ0 と開閉速
度Vを演算して角度信号m、速度信号nとし、演算処理
部103で各角度信号m、速度信号nに基づいてこの各
信号に比例して増大する振幅値と周波数とを設定すると
共に、この振幅、周波数に応じて義手装着者25に体感
刺激(振動)を体感させる構成としたので、暗闇等であ
っても義手2の開閉作動を義手装着者25に認識させる
ことができ、義手装着者25の操作性を向上させること
ができる。
【0056】尚、実施例1及び実施例2において、それ
ぞれ個別に各演算処理部30、103を設けたものを示
したが、これに限定されるものでなく、各演算処理部3
0、103を同時に設けることにより、義手装着者25
にその緊張状態、又はリラックス状態に応じた体感刺激
(圧迫)を体感させることが可能となると共に、暗闇等
であっても義手2の開閉作動を体感刺激(振動)で義手
装着者25に認識させることができ、義手装着者25の
操作性を向上させることができる。
【0057】
【発明の効果】このように本発明の電動義手によれば、
手先部を開閉作動したときに反力検出器で検出される反
力検出信号が、義手装着者の緊張状態、又はリラックス
状態の如何にかかわず同一であったとしても、この反力
検出信号を入力した演算処理部の出力演算部が、状態信
号演算部からの筋の状態信号の増大に伴い反力フィード
バック信号の増幅割合を高い値に設定して、反力フィー
ドバック信号の感度を変更するので、義手装着者にその
緊張状態、又はリラックス状態に応じた体感刺激を体感
させることが可能となる。
【0058】また、筋の状態信号として、屈筋及び伸筋
の各筋電信号の合成信号、又は屈筋及び伸筋の各筋電信
号のうち高位の筋電信号のいずれかを用いているので、
筋の状態信号の精度を高めることができ、義手装着者に
その緊張状態、又はリラックス状態に応じた体感刺激を
精度良く体感させることが可能となる。
【0059】更に、モード選択部が、高感度モード信号
を出力演算部に出力すると、出力演算部は通常モード信
号出力時よりも高い所定の増幅割合を設定するので、義
手装着者が、例えば細かい作業を行うなどして、継続し
て緊張状態となる場合に、筋の一時的な変位の影響を受
けることなく、手先部の反力を高い感度で継続して義手
装着者に体感させることが可能となる。
【0060】また、高感度モードの高感度モード信号を
解除する解除信号を設定時間の経過後、又は、筋の状態
信号の変位により出力される構成としたので、義手装着
者が、特に意識しなくても、通常モードへの変更を容易
に行うことができる。
【0061】更に、演算処理部の入出力特性変換部が、
反力検出器からの反力検出信号を指数関数に基づき特性
変換して出力演算部に出力するので、義手装着者の緊張
状態に応じた感度の変更に加えて、人の感覚器の特性に
応じた反力フィードバック信号を体感装置に送出するこ
とができる。
【0062】更に、手先部を開閉作動したときに、パル
ス発生器からのパルス信号に基づいて、角度及び速度演
算部で手先部の開閉角度と開閉速度を演算して角度信
号、速度信号とし、演算処理部で各角度信号、速度信号
に基づいてこの各信号に比例して増大する振幅値と、周
波数とを設定すると共に、この振幅、周波数に応じて義
手装着者に体感刺激を体感させる構成としたので、暗闇
等であっても手先部の開閉作動を義手装着者に認識させ
ることができ、義手装着者の操作性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における電動義手の構成を示
す模式構成図である。
【図2】本発明の実施例1における電動義手の義手の構
成を示す要部拡大図である。
【図3】本発明の実施例1における電動義手の制御装置
の制御を説明するための模式図である。
【図4】本発明の実施例1における電動義手の制御装置
の制御を説明するための模式図である。
【図5】本発明の実施例1における電動義手の第1変形
例の構成を示す模式構成図である。
【図6】本発明の実施例1における電動義手の第1変形
例の作動を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の実施例1における電動義手の第2変形
例の構成を示す模式構成図である。
【図8】本発明の実施例1における電動義手の第3変形
例の構成を示す模式構成図である。
【図9】本発明の実施例2における電動義手の構成を示
す模式構成図である。
【符号の説明】
1、100 電動義手 4、101 感覚フィードバック部 5 手先部 12 歪みゲージ 13 パルス発生器(エンコーダ) 25 義手装着者 30、103 演算処理部 31、104 体感装置 32、110 出力演算部 33 状態信号演算部 40 モード選択部 50、107 入出力特性変換部 Ae″ 伸筋筋電信号 Af″ 屈筋筋電信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸本 功 兵庫県加古川市神野町石守646番地の60 (72)発明者 小林 高 兵庫県神戸市西区樫野台5丁目2番 C− 1404号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉動作される手先部の反力を検出する
    反力検出器からの反力検出信号に基づいて前記反力を義
    手装着者の感覚器に体感としてフィードバックする感覚
    フードバック部を備えた電動義手であって、 前記感覚フィードバック部は、前記反力検出器からの反
    力検出信号を演算増幅して反力フィードバック信号を出
    力する演算処理部と、この反力フィードバック信号を体
    感刺激に変換して義手装着者の感覚器に体感させる体感
    装置を有し、 前記演算処理部は、前記反力検出信号の増幅割合を設定
    する出力演算部と、義手装着者の筋の状態信号を出力す
    る状態信号演算部とを有し、 前記出力演算部は、前記状態信号の増大に伴い前記増幅
    割合を高い値に設定し、この増幅割合で増幅した反力フ
    ィードバック信号を出力するものである電動義手。
  2. 【請求項2】 前記筋の状態信号は、義手装着者の屈筋
    及び伸筋の各筋電信号の合成信号、又は、屈筋及び伸筋
    の筋電信号のうち高位の筋電信号のいずれかを用いるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電動義手。
  3. 【請求項3】 前記演算処理部には、筋の状態信号が所
    定の高基準値よりも低い値のとき通常モード信号を出力
    し、また、筋の状態信号が高基準値以上のとき高感度モ
    ード信号を出力するモード選択部が設けられており、前
    記出力演算部は、このモード選択部から高感度モード信
    号が出力されたとき、前記通常モード信号時の増幅割合
    よりも高い所定の増幅割合を設定し、この増幅割合で増
    幅した反力フィードバック信号を出力するものである請
    求項1又は請求項2それぞれに記載の電動義手。
  4. 【請求項4】 前記高感度モード信号は解除信号で解除
    されるものであり、この解除信号は、設定時間の経過
    後、又は、前記筋の状態信号が再度高基準値以上に所定
    時間継続された時、又は、筋の状態信号が低基準値以下
    の値に所定時間継続された時のいずれかが選択されて用
    いられるものである請求項3記載の電動義手。
  5. 【請求項5】 前記演算処理部には、反力検出信号を指
    数関数に基づき特性変換して前記出力演算部に出力する
    入出力特性変換部が設けられていることを特徴とする請
    求項1又は請求項2それぞれに記載の電動義手。
  6. 【請求項6】 開閉作動される手先部の移動量を検出す
    るバルス発生器からのパルス信号に基づいて手先部の開
    閉角度及び開閉速度を義手装着者の感覚器に体感として
    フィードバックする感覚フィードバック部を備えた電動
    義手であって、 前記感覚フィードバック部は、前記パルス発生器からの
    パルス信号に基づいて手先部の開閉角度及び開閉速度を
    演算する角度及び速度演算部と、この角度及び速度演算
    部からの角度信号及び速度信号を受けてパルス状の開閉
    状態フィードバック信号を出力する演算処理部と、この
    開閉状態フィードバック信号のパルスを振動刺激に変換
    して義手装着者の感覚器に体感させる体感装置とを有
    し、 前記演算処理部は、角度信号又は速度信号の一方に比例
    して増大する振幅、及び、角度信号又は速度信号の他方
    に比例して増大する周波数を設定し、この振幅値及び周
    波数に設定された開閉状態フィードバック信号を出力す
    るものである電動義手。
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