JPH08293847A - 通信制御装置、通信制御方法及び通信制御システム - Google Patents
通信制御装置、通信制御方法及び通信制御システムInfo
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- JPH08293847A JPH08293847A JP3823596A JP3823596A JPH08293847A JP H08293847 A JPH08293847 A JP H08293847A JP 3823596 A JP3823596 A JP 3823596A JP 3823596 A JP3823596 A JP 3823596A JP H08293847 A JPH08293847 A JP H08293847A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 22
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 35
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 12
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 21
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 14
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 4
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 2
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- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 通信データのフレーム及びコンテナの種別を
装置自身が判定することにより、送受信の容易化を達成
する通信制御装置を提供する。 【解決手段】 フレーム形式で通信される通信データの
中から、通信データを構成している情報の内容に応じて
フレームの種別を判定する判定情報を検出し、検出され
た判定情報に基づいて通信データのフレーム種別を判定
し、さらに、フレーム形式で通信される通信データの中
から、通信データを構成している情報の内容に応じてコ
ンテナの種別を判定する判定情報を検出し、検出された
判定情報に基づいて通信データのコンテナ種別を判定す
るように構成される。また、通信データのフレーム及び
コンテナの種別を装置自身が判定し、フレーム分解、組
立等の処理に必要な初期設定を装置自身が行い、送受信
の容易化を達成する通信制御装置を提供することにあ
る。
装置自身が判定することにより、送受信の容易化を達成
する通信制御装置を提供する。 【解決手段】 フレーム形式で通信される通信データの
中から、通信データを構成している情報の内容に応じて
フレームの種別を判定する判定情報を検出し、検出され
た判定情報に基づいて通信データのフレーム種別を判定
し、さらに、フレーム形式で通信される通信データの中
から、通信データを構成している情報の内容に応じてコ
ンテナの種別を判定する判定情報を検出し、検出された
判定情報に基づいて通信データのコンテナ種別を判定す
るように構成される。また、通信データのフレーム及び
コンテナの種別を装置自身が判定し、フレーム分解、組
立等の処理に必要な初期設定を装置自身が行い、送受信
の容易化を達成する通信制御装置を提供することにあ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信端末において
同期ディジタル・ハイアラーキSynchronous Digital Hi
erarchy (SDH)等のフレーム形式で受信されたデー
タのフレーム種別及びコンテナ種別を自動判定する通信
制御装置に関する。また、フレーム種別及びコンテナ種
別のような回線の種別等が判定されない場合に、装置を
回線に接続するだけでその回線に応じた初期設定が自動
的に行われ、通信可能な状態となる通信制御システムに
関する。
同期ディジタル・ハイアラーキSynchronous Digital Hi
erarchy (SDH)等のフレーム形式で受信されたデー
タのフレーム種別及びコンテナ種別を自動判定する通信
制御装置に関する。また、フレーム種別及びコンテナ種
別のような回線の種別等が判定されない場合に、装置を
回線に接続するだけでその回線に応じた初期設定が自動
的に行われ、通信可能な状態となる通信制御システムに
関する。
【0002】広帯域サービス統合ディジタル網Broadban
d aspects of Integrated ServicesDigital Network
(B−ISDN)等の通信システムにおいては、伝送路
上を伝わるデータのビットレート等を規定するインタフ
ェースとしてSDHインタフェースが採用されている。
SDHは、既存の低速ビットレートから将来の高速ビッ
トレートまでの各種のビットレートの通信サービスを多
重化するために、国際電気通信連合−電気通信標準化部
門International Telecommunication Union - Telecomm
unication Standardization Sector(ITU−T)(旧
CCITT)が規格化した世界標準のインタフェースで
ある。日本では電信電話技術委員会Telecommunication
Technology Committee(TTC)が独自に、ITU−T
規格にはないビットレートのステージを加えて、国内の
標準インタフェースとして規定している。
d aspects of Integrated ServicesDigital Network
(B−ISDN)等の通信システムにおいては、伝送路
上を伝わるデータのビットレート等を規定するインタフ
ェースとしてSDHインタフェースが採用されている。
SDHは、既存の低速ビットレートから将来の高速ビッ
トレートまでの各種のビットレートの通信サービスを多
重化するために、国際電気通信連合−電気通信標準化部
門International Telecommunication Union - Telecomm
unication Standardization Sector(ITU−T)(旧
CCITT)が規格化した世界標準のインタフェースで
ある。日本では電信電話技術委員会Telecommunication
Technology Committee(TTC)が独自に、ITU−T
規格にはないビットレートのステージを加えて、国内の
標準インタフェースとして規定している。
【0003】SDHインタフェースにおいて、伝送され
るデータのビットレートはフレームの種別に応じて規定
されている。図8にITU−T規格のSDHで基本速度
となる155.52Mbpsのビットレートを持つST
M−1のフレームの構成と、既存の低速ビットレートか
らの多重化の方法を示す。
るデータのビットレートはフレームの種別に応じて規定
されている。図8にITU−T規格のSDHで基本速度
となる155.52Mbpsのビットレートを持つST
M−1のフレームの構成と、既存の低速ビットレートか
らの多重化の方法を示す。
【0004】図8において、1フレームは1バイトを単
位として縦9行、横270列から成り、データは行の中
を左から右に送られる。セクション・オーバーヘッドSe
ction Overhead(SOH)には、通信の保守、管理のた
めの情報が入っている。その右側が、非同期転送モード
Asynchronous Transfer Mode(ATM)セル等の実際の
データが収納される部分で、バーチャル・コンテナ(V
C)に納められている。VCは既存の低速データ等を収
納する箱のようなものであり、規格化されたビットレー
トを有する(VC−3:48.960Mbps、VC−
4:150.336Mbps)。VCの1列目には、パ
スオーバーヘッドPath Overhead (POH)と呼ばれる
コンテナを管理するための情報が付加されている。
位として縦9行、横270列から成り、データは行の中
を左から右に送られる。セクション・オーバーヘッドSe
ction Overhead(SOH)には、通信の保守、管理のた
めの情報が入っている。その右側が、非同期転送モード
Asynchronous Transfer Mode(ATM)セル等の実際の
データが収納される部分で、バーチャル・コンテナ(V
C)に納められている。VCは既存の低速データ等を収
納する箱のようなものであり、規格化されたビットレー
トを有する(VC−3:48.960Mbps、VC−
4:150.336Mbps)。VCの1列目には、パ
スオーバーヘッドPath Overhead (POH)と呼ばれる
コンテナを管理するための情報が付加されている。
【0005】同期トランスポート・モジュール−1 Sy
nchronous Transport Module-1(STM−1)フレーム
の場合には、VC−4コンテナを1つ又はVC−3コン
テナを3つバイトインターリーブ方式で多重化してフレ
ームを構成する。このとき、VC−3を3つ合わせたバ
イト数よりも、STM−1のペイロード部のバイト数の
ほうが多いため、VC−3を3つ多重化する場合には、
STM−1のペイロードのすき間にスタッフバイトと呼
ばれる詰め物をしておく。
nchronous Transport Module-1(STM−1)フレーム
の場合には、VC−4コンテナを1つ又はVC−3コン
テナを3つバイトインターリーブ方式で多重化してフレ
ームを構成する。このとき、VC−3を3つ合わせたバ
イト数よりも、STM−1のペイロード部のバイト数の
ほうが多いため、VC−3を3つ多重化する場合には、
STM−1のペイロードのすき間にスタッフバイトと呼
ばれる詰め物をしておく。
【0006】図9にTTC標準のSDHの多重化の流れ
を示す。
を示す。
【0007】図9において、TTC標準のSDHにおい
ても、STM−1がビットレートの基本となるフレーム
である。これより高次のフレームは、STM−1をN個
多重化して作られ、STM−Nと呼ばれる。このビット
レートは155.52×NMbps(Nは整数)であ
る。
ても、STM−1がビットレートの基本となるフレーム
である。これより高次のフレームは、STM−1をN個
多重化して作られ、STM−Nと呼ばれる。このビット
レートは155.52×NMbps(Nは整数)であ
る。
【0008】前述したように日本のTTC標準では、S
TM−1を多重化して得られるビットレートの系統とは
別に低速用のフレームがさらに1つ設けられている。こ
れは、図9に示すようにVC−3を1つだけ多重化した
もので、STM−0と呼ばれるビットレート51.84
Mbpsのフレームである。このフレームは、図10に
示すようにSTM−1の1/3の大きさとなる。
TM−1を多重化して得られるビットレートの系統とは
別に低速用のフレームがさらに1つ設けられている。こ
れは、図9に示すようにVC−3を1つだけ多重化した
もので、STM−0と呼ばれるビットレート51.84
Mbpsのフレームである。このフレームは、図10に
示すようにSTM−1の1/3の大きさとなる。
【0009】このように構成された通信データは、伝送
路上をフレーム形式で送信されて通信端末に受信される
ことになる。通信端末の回線に隣接した部分は、プロト
コルの階層構造で言えば最下層の物理層と呼ばれる部分
に相当する。物理層では、受信したフレームの中からS
OH、POH及びスタッフバイトを取り外し、純粋にデ
ータの部分(例,ATM通信においては、ATMセル)
だけを抽出してより上位の層に送り出す。これらの処理
(フレーム分解処理)は受信フレームの種別(STM−
0、STM−1、………)及びコンテナの種別(VC−
3、VC−4)に応じて異なる。例えば、STM−0で
は、図10に示すように、3個のSOHバイトに続いて
スタッフバイトを含む87個のペイロードバイトが送ら
れてくる。また、STM−1では、図8に示すように、
9個のSOHバイトに続いて261個のペイロードバイ
トが送られる。
路上をフレーム形式で送信されて通信端末に受信される
ことになる。通信端末の回線に隣接した部分は、プロト
コルの階層構造で言えば最下層の物理層と呼ばれる部分
に相当する。物理層では、受信したフレームの中からS
OH、POH及びスタッフバイトを取り外し、純粋にデ
ータの部分(例,ATM通信においては、ATMセル)
だけを抽出してより上位の層に送り出す。これらの処理
(フレーム分解処理)は受信フレームの種別(STM−
0、STM−1、………)及びコンテナの種別(VC−
3、VC−4)に応じて異なる。例えば、STM−0で
は、図10に示すように、3個のSOHバイトに続いて
スタッフバイトを含む87個のペイロードバイトが送ら
れてくる。また、STM−1では、図8に示すように、
9個のSOHバイトに続いて261個のペイロードバイ
トが送られる。
【0010】このような違いが生じるため、フレーム分
解処理の仕方も受信フレーム及びコンテナの種別に応じ
て変更しなければならない。そのためには、フレーム分
解処理用のハードウェアを制御する物理層内部のプロセ
ッサに与える命令プログラムを、受信フレーム及びコン
テナの種別に応じて変更する必要がある。このため、通
信端末を回線と接続して通信を始めようとする際には、
ユーザはフレーム分解処理、又は送信系においてはフレ
ーム組立処理のためのプログラムを、物理層LSI外部
のホストCPUによって外部メモリから物理層内部のプ
ログラムメモリにダウンロードしなければならない。し
かしながら、そのためには先に述べた理由からユーザは
通信回線上のデータのフレーム種別及びコンテナ種別を
予め認識していなければならない。
解処理の仕方も受信フレーム及びコンテナの種別に応じ
て変更しなければならない。そのためには、フレーム分
解処理用のハードウェアを制御する物理層内部のプロセ
ッサに与える命令プログラムを、受信フレーム及びコン
テナの種別に応じて変更する必要がある。このため、通
信端末を回線と接続して通信を始めようとする際には、
ユーザはフレーム分解処理、又は送信系においてはフレ
ーム組立処理のためのプログラムを、物理層LSI外部
のホストCPUによって外部メモリから物理層内部のプ
ログラムメモリにダウンロードしなければならない。し
かしながら、そのためには先に述べた理由からユーザは
通信回線上のデータのフレーム種別及びコンテナ種別を
予め認識していなければならない。
【0011】また、従来、特公平7−14156号公報
には、同一多重伝送系で複数種別の信号(バーチャルコ
ンテナ)を互換性をもたせながら扱うことができる同期
多重伝送方式が記載されている。すなわち、ポインタの
もつパターンを識別することにより伝送フレーム内のバ
ーチャルコンテナを判別し、受信信号内のサービスを識
別させることができ、これにより、そのサービスに対応
した分離を可能としたものである。さらに、1フレーム
前のAUポインタ情報を記憶させ、その情報と現在受信
したアドミニストラティブ・ユニットAdministrative U
nit ポインタ(AUポインタ)パタンを比較するという
ポインタ処理を付加すると同時に、信頼性の高いポイン
タ翻訳機能を付加することによって、同一方式で二種類
以上のサービスを互換性を保ちながら実現するものであ
る。
には、同一多重伝送系で複数種別の信号(バーチャルコ
ンテナ)を互換性をもたせながら扱うことができる同期
多重伝送方式が記載されている。すなわち、ポインタの
もつパターンを識別することにより伝送フレーム内のバ
ーチャルコンテナを判別し、受信信号内のサービスを識
別させることができ、これにより、そのサービスに対応
した分離を可能としたものである。さらに、1フレーム
前のAUポインタ情報を記憶させ、その情報と現在受信
したアドミニストラティブ・ユニットAdministrative U
nit ポインタ(AUポインタ)パタンを比較するという
ポインタ処理を付加すると同時に、信頼性の高いポイン
タ翻訳機能を付加することによって、同一方式で二種類
以上のサービスを互換性を保ちながら実現するものであ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記形式
の通信データを取り扱う通信制御装置では、通信端末の
ユーザが回線上のデータのフレーム種別を予め認識して
いることが前提となっている。ところが、フレーム種別
及びコンテナ種別の両方が可変となり、データ伝送され
る場合、または、これら種類が予め認識されていない場
合などにおいては、通信端末のユーザが回線上のデータ
のフレーム種別及びコンテナ種別の両方を予め認識して
いなければ、物理層LSIのフレーム分解・組立処理に
必要となる初期設定(プログラムのダウンロード)を行
うことができず、通信ができないという不具合を招いて
いた。
の通信データを取り扱う通信制御装置では、通信端末の
ユーザが回線上のデータのフレーム種別を予め認識して
いることが前提となっている。ところが、フレーム種別
及びコンテナ種別の両方が可変となり、データ伝送され
る場合、または、これら種類が予め認識されていない場
合などにおいては、通信端末のユーザが回線上のデータ
のフレーム種別及びコンテナ種別の両方を予め認識して
いなければ、物理層LSIのフレーム分解・組立処理に
必要となる初期設定(プログラムのダウンロード)を行
うことができず、通信ができないという不具合を招いて
いた。
【0013】また、この初期設定自体もユーザ自身が行
う必要があるため、手間がかかる。この問題は、コンピ
ュータ等に関する知識の少ない一般ユーザにも手軽に使
える通信機器の開発の障害となっていた。
う必要があるため、手間がかかる。この問題は、コンピ
ュータ等に関する知識の少ない一般ユーザにも手軽に使
える通信機器の開発の障害となっていた。
【0014】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、通信データのフレーム及
びコンテナの種別を装置自身が判定することにより、送
受信の容易化を達成する通信制御装置を提供することに
ある。また、通信データのフレーム及びコンテナの種別
を装置自身が判定し、フレーム分解・組立等の処理に必
要な初期設定を装置自身が行い、送受信の容易化を達成
する通信制御システムを提供することにある。
り、その目的とするところは、通信データのフレーム及
びコンテナの種別を装置自身が判定することにより、送
受信の容易化を達成する通信制御装置を提供することに
ある。また、通信データのフレーム及びコンテナの種別
を装置自身が判定し、フレーム分解・組立等の処理に必
要な初期設定を装置自身が行い、送受信の容易化を達成
する通信制御システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明の通信制御装置及び方法においては、フレ
ーム形式で通信される通信データの中から、通信データ
を構成する情報の内容に応じてフレームの種別を判定す
る判定情報を検出し、検出された判定情報に基づいて通
信データのフレーム種別を判定し、フレーム形式で通信
される通信データの中から、通信データを構成する情報
の内容に応じてコンテナの種別を判定する判定情報を検
出し、検出された判定情報に基づいて通信データのコン
テナ種別を判定するようにしている。
に、本願発明の通信制御装置及び方法においては、フレ
ーム形式で通信される通信データの中から、通信データ
を構成する情報の内容に応じてフレームの種別を判定す
る判定情報を検出し、検出された判定情報に基づいて通
信データのフレーム種別を判定し、フレーム形式で通信
される通信データの中から、通信データを構成する情報
の内容に応じてコンテナの種別を判定する判定情報を検
出し、検出された判定情報に基づいて通信データのコン
テナ種別を判定するようにしている。
【0016】また、本願発明の通信制御システムにおい
ては、フレーム形式で通信される通信データの中から、
通信データを構成する情報の内容に応じてフレームの種
別を判定する判定情報を検出し、検出された判定情報に
基づいて通信データのフレーム種別を判定し、フレーム
形式で通信される通信データの中から、通信データを構
成する情報の内容に応じてコンテナの種別を判定する判
定情報を検出し、検出された判定情報に基づいて通信デ
ータのコンテナ種別を判定し、判定されたフレーム種別
及びコンテナ種別に対応した通信データのフレーム処理
用プログラムを選択し、選択したプログラムにしたがっ
て通信データのフレーム処理を実行するようにしてい
る。
ては、フレーム形式で通信される通信データの中から、
通信データを構成する情報の内容に応じてフレームの種
別を判定する判定情報を検出し、検出された判定情報に
基づいて通信データのフレーム種別を判定し、フレーム
形式で通信される通信データの中から、通信データを構
成する情報の内容に応じてコンテナの種別を判定する判
定情報を検出し、検出された判定情報に基づいて通信デ
ータのコンテナ種別を判定し、判定されたフレーム種別
及びコンテナ種別に対応した通信データのフレーム処理
用プログラムを選択し、選択したプログラムにしたがっ
て通信データのフレーム処理を実行するようにしてい
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明の実
施例を説明する。
施例を説明する。
【0018】図1は本願発明の一つの実施の形態に係わ
る通信制御装置の構成を示す図である。
る通信制御装置の構成を示す図である。
【0019】まずはじめに、この実施例の構成を説明す
る前に、通信データのフレーム種別及びコンテナ種別を
判定する原理について説明する。
る前に、通信データのフレーム種別及びコンテナ種別を
判定する原理について説明する。
【0020】図2(A)にSTM−0フレームのSOH
の内容を、また、図2(B)にSTM−1フレームのS
OHの内容を示す。
の内容を、また、図2(B)にSTM−1フレームのS
OHの内容を示す。
【0021】図2(B)において、*印が付与されたバ
イトはスクランブルされないバイトであり、×印が付与
されたバイトは国内使用のために予約された未定義バイ
トであり、空白のバイトは将来の国際標準化のために予
約された未定義バイトである。
イトはスクランブルされないバイトであり、×印が付与
されたバイトは国内使用のために予約された未定義バイ
トであり、空白のバイトは将来の国際標準化のために予
約された未定義バイトである。
【0022】図2(A)及び図2(B)において、SO
Hの中の特定のバイトを利用することにより、フレーム
種別及びコンテナ種別を判定するようにしている。A
1、A2バイトはフレーム同期のための固定バイトであ
り、各々F6H,28Hの値を有する。その個数は、S
TM−0ではA1、A2バイトが各々1個ずつ、STM
−1では各々3個ずつとなる。従ってA1、A2バイト
の個数を調べることによって、フレームの種別を判定す
ることができる。フレームの種別が判定されれば、その
フレーム長に応じた後方保護同期を取ることによって、
フレーム種別の判定をより正確なものにすることができ
る。
Hの中の特定のバイトを利用することにより、フレーム
種別及びコンテナ種別を判定するようにしている。A
1、A2バイトはフレーム同期のための固定バイトであ
り、各々F6H,28Hの値を有する。その個数は、S
TM−0ではA1、A2バイトが各々1個ずつ、STM
−1では各々3個ずつとなる。従ってA1、A2バイト
の個数を調べることによって、フレームの種別を判定す
ることができる。フレームの種別が判定されれば、その
フレーム長に応じた後方保護同期を取ることによって、
フレーム種別の判定をより正確なものにすることができ
る。
【0023】次に、コンテナ種別の判定方法について説
明する。
明する。
【0024】まず、STM−0の場合には収納されるコ
ンテナがVC−3に限られるので、種別がSTM−0と
判定されれば、コンテナの種別が一義的に決まる。次
に、STM−1の場合には、AUポインタと記載された
バイトに注目する。AUポインタはフレーム内に多重化
されたコンテナの先頭位置を指し示すものである。コン
テナの種別を判定するためには、STM−1の場合は、
AUポインタの中の前6バイトが必要となる。ここで
は、STM−1の場合を例にとって説明するが、これを
STM−Nの場合に拡張することは容易である。
ンテナがVC−3に限られるので、種別がSTM−0と
判定されれば、コンテナの種別が一義的に決まる。次
に、STM−1の場合には、AUポインタと記載された
バイトに注目する。AUポインタはフレーム内に多重化
されたコンテナの先頭位置を指し示すものである。コン
テナの種別を判定するためには、STM−1の場合は、
AUポインタの中の前6バイトが必要となる。ここで
は、STM−1の場合を例にとって説明するが、これを
STM−Nの場合に拡張することは容易である。
【0025】図3(A)−図3(E)に、STM−1の
AUポインタの前6バイト構成を示す。図中で、H1=
(1001SSXX)又は(0110SSXX)、Y=
(1001SS11)、H2=(XXXXXXXX)、
1*=(11111111)を表す。ここで、SS=1
0、Xはコンテナの先頭位置を指し示すための非固定ビ
ットである。また、Iは、本発明で定義するバイトであ
り、例えば(10000000)等である。
AUポインタの前6バイト構成を示す。図中で、H1=
(1001SSXX)又は(0110SSXX)、Y=
(1001SS11)、H2=(XXXXXXXX)、
1*=(11111111)を表す。ここで、SS=1
0、Xはコンテナの先頭位置を指し示すための非固定ビ
ットである。また、Iは、本発明で定義するバイトであ
り、例えば(10000000)等である。
【0026】図3(A)に示す構成は、VC−4を1つ
多重化する場合のAUポインタである。この場合はH
1、H2バイトも一対あればよいので、残りの部分には
Yバイトと1*バイトを入れる。
多重化する場合のAUポインタである。この場合はH
1、H2バイトも一対あればよいので、残りの部分には
Yバイトと1*バイトを入れる。
【0027】図3(B)は、3つのVC−3を多重化す
る場合のAUポインタの構成を示している。この構成で
は、左から1(2、3)番目のH1バイトと左から4
(5、6)番目のH2バイトが対になっており、1つ目
(2つ目、3つ目)のコンテナの先頭位置を表示する。
例えば、左から1番目のH1バイトの末尾の2ビット
と、左から4番目のH2バイトの8ビットとを合わせた
10ビット(前述したXと記されているビット)で、0
から782(10進数)までの数を表し(87x9=7
83)、この値によって1つ目のコンテナの先頭位置を
表示する。2つ目、3つ目のコンテナについても同様に
して先頭位置を表示する。
る場合のAUポインタの構成を示している。この構成で
は、左から1(2、3)番目のH1バイトと左から4
(5、6)番目のH2バイトが対になっており、1つ目
(2つ目、3つ目)のコンテナの先頭位置を表示する。
例えば、左から1番目のH1バイトの末尾の2ビット
と、左から4番目のH2バイトの8ビットとを合わせた
10ビット(前述したXと記されているビット)で、0
から782(10進数)までの数を表し(87x9=7
83)、この値によって1つ目のコンテナの先頭位置を
表示する。2つ目、3つ目のコンテナについても同様に
して先頭位置を表示する。
【0028】図3(C)−図3(E)に示す構成は、I
TU−T、TTCのいずれの標準規格においても明記さ
れてはいないが、可能性としては考え得るコンテナの多
重化形式に対応したAUポインタである。図3(C)及
び図3Dは、VC−3コンテナを1つだけSTM−1フ
レームに積み込むような場合である。また、図3(E)
は、VC−3コンテナを2つ積み込むような場合であ
る。
TU−T、TTCのいずれの標準規格においても明記さ
れてはいないが、可能性としては考え得るコンテナの多
重化形式に対応したAUポインタである。図3(C)及
び図3Dは、VC−3コンテナを1つだけSTM−1フ
レームに積み込むような場合である。また、図3(E)
は、VC−3コンテナを2つ積み込むような場合であ
る。
【0029】AUポインタの中に現れるH1、H2、
Y、1*、Iバイトの組み合わせを見ることによって、
コンテナの種別を判定することができる。対になるバイ
ト(例えば、左から1,4番目のバイト)の組み合わせ
としては次の3通り:(H1、H2)、(Y、1*)、
(Y、I)が規定され、これらは互いに混同される虞れ
はない。より正確に言えば、Iバイトに関しては、後述
する条件に従って混同されないように定義する。従っ
て、これらの対がAUポインタのどの位置にどの組み合
わせが現れているかを見れば、どのコンテナがいくつ収
納されているかを判定することができる。
Y、1*、Iバイトの組み合わせを見ることによって、
コンテナの種別を判定することができる。対になるバイ
ト(例えば、左から1,4番目のバイト)の組み合わせ
としては次の3通り:(H1、H2)、(Y、1*)、
(Y、I)が規定され、これらは互いに混同される虞れ
はない。より正確に言えば、Iバイトに関しては、後述
する条件に従って混同されないように定義する。従っ
て、これらの対がAUポインタのどの位置にどの組み合
わせが現れているかを見れば、どのコンテナがいくつ収
納されているかを判定することができる。
【0030】ここで、前述したH1、H2、Y、1*バ
イトのビット構成からわかるように、H1バイトとYバ
イト、及びH2バイトと1*バイトはそれぞれ同じ値を
取り得るので、(H1、H2)対と(Y、1*)対の区
別がつかず、これらのバイトを見ただけでは図3(A)
の場合と図3(B)の場合とが区別できないかのようで
ある。しかし、実際にはそのようなことはない。なぜな
ら、Yバイトの末尾2ビットと1*バイトを合わせた値
(1111111111)は782(10進数)を越え
ており、(H1、H2)対の値としてはありえないから
である。これらのことから、(H1、H2)対と(Y、
I)対との区別をつけるためには、Iバイトの定義は次
の条件を満たしていなければならないことになる。すな
わち、Yバイトの末尾2ビット(11)とIバイトを合
わせた10ビットは、782(10進数換算)を越える
数でなくてはならない。この条件を満たしている限りI
バイトの定義は任意でよい。
イトのビット構成からわかるように、H1バイトとYバ
イト、及びH2バイトと1*バイトはそれぞれ同じ値を
取り得るので、(H1、H2)対と(Y、1*)対の区
別がつかず、これらのバイトを見ただけでは図3(A)
の場合と図3(B)の場合とが区別できないかのようで
ある。しかし、実際にはそのようなことはない。なぜな
ら、Yバイトの末尾2ビットと1*バイトを合わせた値
(1111111111)は782(10進数)を越え
ており、(H1、H2)対の値としてはありえないから
である。これらのことから、(H1、H2)対と(Y、
I)対との区別をつけるためには、Iバイトの定義は次
の条件を満たしていなければならないことになる。すな
わち、Yバイトの末尾2ビット(11)とIバイトを合
わせた10ビットは、782(10進数換算)を越える
数でなくてはならない。この条件を満たしている限りI
バイトの定義は任意でよい。
【0031】以上がコンテナ種別判定方法の本質的な説
明であるが、次に、AUポインタの例外的動作について
説明する。
明であるが、次に、AUポインタの例外的動作について
説明する。
【0032】例外的動作とは、AUポインタのインクリ
メント処理、デクリメント処理である。物理層のクロッ
クと、物理層とデータの受け渡しを行っている上位層の
クロックとの間の微小な位相差が無視できない程度の大
きさまで蓄積した場合は、物理層の送信側ではペイロー
ドのバイトを1つSOHの所定の場所に取り込み、以降
のデータを全て1バイト前にずらすか、あるいは空白の
バイトを1つペイロードに挿入し、以降のデータを全て
1バイト後ろにずらすかして、クロックの位相差を調整
する。具体的には、前者の場合にはAUポインタの値を
1減らし(デクリメント)、後者の場合には1増やす
(インクリメント)。そして、それらの処理が行われた
ことを受信側の物理層に通知するために、デクリメント
の場合にはそのフレームにおけるAUポインタのH1バ
イトの前から8ビット目とH2バイトの2、4、6、8
ビット目を反転させて送出し、インクリメントの場合に
はH1バイトの前から7ビット目とH2バイトの1,
3,5,7ビット目を反転させて送出する。
メント処理、デクリメント処理である。物理層のクロッ
クと、物理層とデータの受け渡しを行っている上位層の
クロックとの間の微小な位相差が無視できない程度の大
きさまで蓄積した場合は、物理層の送信側ではペイロー
ドのバイトを1つSOHの所定の場所に取り込み、以降
のデータを全て1バイト前にずらすか、あるいは空白の
バイトを1つペイロードに挿入し、以降のデータを全て
1バイト後ろにずらすかして、クロックの位相差を調整
する。具体的には、前者の場合にはAUポインタの値を
1減らし(デクリメント)、後者の場合には1増やす
(インクリメント)。そして、それらの処理が行われた
ことを受信側の物理層に通知するために、デクリメント
の場合にはそのフレームにおけるAUポインタのH1バ
イトの前から8ビット目とH2バイトの2、4、6、8
ビット目を反転させて送出し、インクリメントの場合に
はH1バイトの前から7ビット目とH2バイトの1,
3,5,7ビット目を反転させて送出する。
【0033】このような例外的処理のために反転したビ
ットを持つAUポインタを受け取った場合には、その中
のバイトを判読できなかったり、別のバイトと誤って判
読してしまう可能性がある。これらを避けるためには、
AUポインタを2フレーム分調べて、それらが同一であ
ればその内容によってコンテナ種別の判定を行うことと
し、AUポインタの内容が異なっている場合には、イン
クリメントまたはデクリメント処理が行われたものとし
て、連続する2フレームのAUポインタの内容が同一と
なった後コンテナ種別の判定を行うようにする。
ットを持つAUポインタを受け取った場合には、その中
のバイトを判読できなかったり、別のバイトと誤って判
読してしまう可能性がある。これらを避けるためには、
AUポインタを2フレーム分調べて、それらが同一であ
ればその内容によってコンテナ種別の判定を行うことと
し、AUポインタの内容が異なっている場合には、イン
クリメントまたはデクリメント処理が行われたものとし
て、連続する2フレームのAUポインタの内容が同一と
なった後コンテナ種別の判定を行うようにする。
【0034】コンテナ種別判定の要点は、受信データの
中からコンテナ種別に関する情報を有しているデータを
抽出し、それを解読することによりコンテナ種別を判定
するということである。従って、コンテナ種別に関する
情報を有しているデータであれば、AUポインタのバイ
トに限らず何を用いてもよい。例えば、SOHの中の未
定義バイトに送信側でコンテナ種別を書き込んで送信す
ることにすれば、それを受信側で読んでコンテナ種別を
判定することができる。このことは、フレーム種別の判
定においても全く同様に成り立つ。
中からコンテナ種別に関する情報を有しているデータを
抽出し、それを解読することによりコンテナ種別を判定
するということである。従って、コンテナ種別に関する
情報を有しているデータであれば、AUポインタのバイ
トに限らず何を用いてもよい。例えば、SOHの中の未
定義バイトに送信側でコンテナ種別を書き込んで送信す
ることにすれば、それを受信側で読んでコンテナ種別を
判定することができる。このことは、フレーム種別の判
定においても全く同様に成り立つ。
【0035】次に、図1に戻って、この実施例の構成を
説明する。
説明する。
【0036】図1において、1、2はそれぞれ受信デー
タを送るためのデータバスである。3はフレーム種別判
定回路、4はコンテナ種別判定回路である。受信データ
は、データバス1からデータバス2に向かって流れる。
5はフレーム種別判定回路3において判定されたフレー
ム種別を外部に通知するための信号線である。6はフレ
ーム種別判定回路3においてフレーム同期が確立したこ
とをコンテナ種別判定回路4に通知するための信号線で
ある。7はコンテナ種別判定回路4において判定された
コンテナ種別を外部に通知するための信号線である。
タを送るためのデータバスである。3はフレーム種別判
定回路、4はコンテナ種別判定回路である。受信データ
は、データバス1からデータバス2に向かって流れる。
5はフレーム種別判定回路3において判定されたフレー
ム種別を外部に通知するための信号線である。6はフレ
ーム種別判定回路3においてフレーム同期が確立したこ
とをコンテナ種別判定回路4に通知するための信号線で
ある。7はコンテナ種別判定回路4において判定された
コンテナ種別を外部に通知するための信号線である。
【0037】図4は図1に示すフレーム種別判定回路3
の具体的な構成例を示す図である。図4において、8は
データバス1の受信データからA1バイトまたはA2バ
イトを検出して、そのいずれであるかを通知するための
信号線を有する検出回路である。9はフレーム種別の判
定及びそれに係わる制御を行うための判定回路である。
10,11はそれぞれA1バイト、A2バイトが検出さ
れた回数を数えるためのA1バイトカウンタ及びA2バ
イトカウンタである。12はA1バイトカウンタの値と
A2バイトカウンタの値を比較し、値が一致したことを
通知するための信号線を有する比較回路である。13
は、フレーム同期パターンが正しいタイミングで検出さ
れたことを通知するための同期パターン検出信号を送出
する信号線である。14は判定回路9において判定され
たフレーム種別を通知するためのフレーム種別信号線で
ある。15は後方保護カウンタであり、信号線13の通
知を受けて、連続して発生したフレーム同期パターンの
検出回数を数え上げる。16は後方保護カウンタ15の
値が規定の後方保護段数に達したことを通知するフレー
ム同期信号線である。
の具体的な構成例を示す図である。図4において、8は
データバス1の受信データからA1バイトまたはA2バ
イトを検出して、そのいずれであるかを通知するための
信号線を有する検出回路である。9はフレーム種別の判
定及びそれに係わる制御を行うための判定回路である。
10,11はそれぞれA1バイト、A2バイトが検出さ
れた回数を数えるためのA1バイトカウンタ及びA2バ
イトカウンタである。12はA1バイトカウンタの値と
A2バイトカウンタの値を比較し、値が一致したことを
通知するための信号線を有する比較回路である。13
は、フレーム同期パターンが正しいタイミングで検出さ
れたことを通知するための同期パターン検出信号を送出
する信号線である。14は判定回路9において判定され
たフレーム種別を通知するためのフレーム種別信号線で
ある。15は後方保護カウンタであり、信号線13の通
知を受けて、連続して発生したフレーム同期パターンの
検出回数を数え上げる。16は後方保護カウンタ15の
値が規定の後方保護段数に達したことを通知するフレー
ム同期信号線である。
【0038】次に、上記構成の動作を図5のフローチャ
ート(アルゴリズム)を参照して説明する。
ート(アルゴリズム)を参照して説明する。
【0039】まず、データバス1上の受信データの中か
ら、A1、A2バイト検出回路8においてA1バイトに
相当するビット列(F6H)の検出が行われる(ステッ
プS1)。A1バイトが検出されれば、その通知を受け
て判定回路9はA1バイトの個数をカウントするA1カ
ウンタ10をインクリメントする(ステップS2)。次
のバイトが連続してA1バイトであれば、A1カウンタ
10のインクリメントを続ける。A1、A2バイト以外
の「その他」のバイトが検出されたときは、判定回路9
はそれまでに検出したバイトは同期パターンの一部では
なかったと見なし、A1カウンタをリセットして再びア
ルゴリズムの先頭に戻る。
ら、A1、A2バイト検出回路8においてA1バイトに
相当するビット列(F6H)の検出が行われる(ステッ
プS1)。A1バイトが検出されれば、その通知を受け
て判定回路9はA1バイトの個数をカウントするA1カ
ウンタ10をインクリメントする(ステップS2)。次
のバイトが連続してA1バイトであれば、A1カウンタ
10のインクリメントを続ける。A1、A2バイト以外
の「その他」のバイトが検出されたときは、判定回路9
はそれまでに検出したバイトは同期パターンの一部では
なかったと見なし、A1カウンタをリセットして再びア
ルゴリズムの先頭に戻る。
【0040】一方、A1バイトに続いて、A2バイトが
検出されれば(ステップS3)、判定回路9はA2カウ
ンタ11をインクリメントする(ステップS4)。そし
て、A1カウンタ10の値とA2カウンタ11の値を比
較する比較回路12から比較結果の通知を受ける。比較
結果において、値が一致していなければ(A1カウンタ
値≠A2カウンタ値)(ステップS5)、次のバイトが
A2バイトかどうかを調べて(ステップS6)、A2バ
イトであればA2カウンタ11をインクリメントし(ス
テップS4)、再び比較結果を調べる(ステップS
5)。
検出されれば(ステップS3)、判定回路9はA2カウ
ンタ11をインクリメントする(ステップS4)。そし
て、A1カウンタ10の値とA2カウンタ11の値を比
較する比較回路12から比較結果の通知を受ける。比較
結果において、値が一致していなければ(A1カウンタ
値≠A2カウンタ値)(ステップS5)、次のバイトが
A2バイトかどうかを調べて(ステップS6)、A2バ
イトであればA2カウンタ11をインクリメントし(ス
テップS4)、再び比較結果を調べる(ステップS
5)。
【0041】このような動作を繰り返し、2つのカウン
タ値が一致すれば(A1カウンタ値=A2カウンタ
値)、フレーム同期パターンが検出されたと判断する。
一方、A1バイトの個数とA2バイトの個数が等しくな
る前に、A2バイト以外のバイトが検出されれば、それ
までに検出したA1、A2バイトは同期パターンの一部
ではなかったと見なして、アルゴリズムの先頭に戻る。
タ値が一致すれば(A1カウンタ値=A2カウンタ
値)、フレーム同期パターンが検出されたと判断する。
一方、A1バイトの個数とA2バイトの個数が等しくな
る前に、A2バイト以外のバイトが検出されれば、それ
までに検出したA1、A2バイトは同期パターンの一部
ではなかったと見なして、アルゴリズムの先頭に戻る。
【0042】フレーム同期パターンが検出された場合に
は、判定回路9においてA1カウンタ値を数え上げ(ス
テップS7)、A1カウンタ値が1であればフレーム種
別がSTM−0フレーム、一方、A1カウンタ値が0で
あればフレーム種別がSTM−1フレームであると判断
する。そして、A1カウンタ値の個数に対応したフレー
ム種別信号を信号線14から出力する(ステップS
8)。また同時に、同期パターン検出信号を信号線13
を介して後方保護カウンタ15に送る(ステップS
9)。後方保護カウンタ15では、同期パターン検出信
号が連続して規定回数(後方保護段数)だけ送出されれ
ば、フレーム同期が確定したと見なして、フレーム同期
信号線16にハイレベルのフレーム同期信号を出力す
る。
は、判定回路9においてA1カウンタ値を数え上げ(ス
テップS7)、A1カウンタ値が1であればフレーム種
別がSTM−0フレーム、一方、A1カウンタ値が0で
あればフレーム種別がSTM−1フレームであると判断
する。そして、A1カウンタ値の個数に対応したフレー
ム種別信号を信号線14から出力する(ステップS
8)。また同時に、同期パターン検出信号を信号線13
を介して後方保護カウンタ15に送る(ステップS
9)。後方保護カウンタ15では、同期パターン検出信
号が連続して規定回数(後方保護段数)だけ送出されれ
ば、フレーム同期が確定したと見なして、フレーム同期
信号線16にハイレベルのフレーム同期信号を出力す
る。
【0043】図6は図1に示すコンテナ種別判定回路4
の構成例を示す図である。
の構成例を示す図である。
【0044】図6において、17はシフトレジスタであ
り、AUポインタの中の必要なビットを取り出して記憶
する。18はデコーダであり、シフトレジスタ17に記
憶されたビットをデコードして、AUポインタを構成し
ているバイトの種類を判定する。19は選択回路であ
り、デコーダ18の出力をシフトレジスタ20a又は2
0bのいずれか一方に出力する。21は比較回路であ
り、シフトレジスタ20aとシフトレジスタ20bの出
力を比較して、一致していれば信号線22にハイレベル
の一致信号を出力する。23はゲート回路であり、信号
線22がハイレベルのときシフトレジスタ20bの出力
をコンテナ種別を通知する信号線24に出力する。25
は制御回路であり、フレーム種別判定回路3からフレー
ム種別信号及びフレーム同期信号を受け、デコーダ18
からデコード結果を受け、比較回路21から比較結果を
受け、シフトレジスタ17、選択回路19、シフトレジ
スタ20a,20b及び比較回路21の動作を制御す
る。
り、AUポインタの中の必要なビットを取り出して記憶
する。18はデコーダであり、シフトレジスタ17に記
憶されたビットをデコードして、AUポインタを構成し
ているバイトの種類を判定する。19は選択回路であ
り、デコーダ18の出力をシフトレジスタ20a又は2
0bのいずれか一方に出力する。21は比較回路であ
り、シフトレジスタ20aとシフトレジスタ20bの出
力を比較して、一致していれば信号線22にハイレベル
の一致信号を出力する。23はゲート回路であり、信号
線22がハイレベルのときシフトレジスタ20bの出力
をコンテナ種別を通知する信号線24に出力する。25
は制御回路であり、フレーム種別判定回路3からフレー
ム種別信号及びフレーム同期信号を受け、デコーダ18
からデコード結果を受け、比較回路21から比較結果を
受け、シフトレジスタ17、選択回路19、シフトレジ
スタ20a,20b及び比較回路21の動作を制御す
る。
【0045】このような構成において、フレーム種別判
定回路3から信号線27を介してフレーム同期が確立し
たことを示すフレーム同期信号が通知されると、制御回
路25が動作を開始し、信号線26を介して通知された
フレーム種別に応じた制御を行う。
定回路3から信号線27を介してフレーム同期が確立し
たことを示すフレーム同期信号が通知されると、制御回
路25が動作を開始し、信号線26を介して通知された
フレーム種別に応じた制御を行う。
【0046】まず、シフトレジスタ17は、データバス
2からAUポインタのうちの必要なビットを取り出して
記憶する。コンテナ種別判定の原理で説明したように、
記憶すべきビットとはAUポインタの前3バイトについ
ては各々のバイトの末尾2ビットであり、続く3バイト
については各々のバイトの全ビットである。従ってシフ
トレジスタ17には合計30ビット(10ビットx3
組)が蓄えられる。
2からAUポインタのうちの必要なビットを取り出して
記憶する。コンテナ種別判定の原理で説明したように、
記憶すべきビットとはAUポインタの前3バイトについ
ては各々のバイトの末尾2ビットであり、続く3バイト
については各々のバイトの全ビットである。従ってシフ
トレジスタ17には合計30ビット(10ビットx3
組)が蓄えられる。
【0047】デコーダ18は、コンテナ種別判定の原理
で述べた方法に従い、シフトレジスタ17の内容からA
Uポインタの構成がH1、H2、Y、1*、Iバイトを
用いてどのように構成されているかを判読し、一応のコ
ンテナ種別を出力する。ここで、このAUポインタにお
いてインクリメント、デクリメント処理が行われていれ
ば、ビット判定によってAUポインタの構成にH1、H
2、Y、1*、Iバイトのいずれも判読できない可能性
がある。このような場合には、デコーダ18は判読でき
なかったことを制御回路25に通知し、制御回路25で
は次のフレームから再度判読作業をやり直す。
で述べた方法に従い、シフトレジスタ17の内容からA
Uポインタの構成がH1、H2、Y、1*、Iバイトを
用いてどのように構成されているかを判読し、一応のコ
ンテナ種別を出力する。ここで、このAUポインタにお
いてインクリメント、デクリメント処理が行われていれ
ば、ビット判定によってAUポインタの構成にH1、H
2、Y、1*、Iバイトのいずれも判読できない可能性
がある。このような場合には、デコーダ18は判読でき
なかったことを制御回路25に通知し、制御回路25で
は次のフレームから再度判読作業をやり直す。
【0048】一方、判読できた場合でも、ビット反転に
よる誤判読の可能性が残っているので、デコーダ18か
ら出力された一応のコンテナ種別が正しく判定されたか
どうかの確認を行う。そのために、選択回路19は、ま
ずそのフレームにおけるデコーダ18の出力をシフトレ
ジスタ20aに出力し、次のフレームにおけるデコーダ
18の出力をもう一方のシフトレジスタ20bに対して
出力する。
よる誤判読の可能性が残っているので、デコーダ18か
ら出力された一応のコンテナ種別が正しく判定されたか
どうかの確認を行う。そのために、選択回路19は、ま
ずそのフレームにおけるデコーダ18の出力をシフトレ
ジスタ20aに出力し、次のフレームにおけるデコーダ
18の出力をもう一方のシフトレジスタ20bに対して
出力する。
【0049】比較回路21は、シフトレジスタ20aの
内容とシフトレジスタ20bの内容とを比較し、それら
が一致していればインクリメント、デクリメント処理は
行われていないと判断してよいので、正しくコンテナ種
別が判定されたものと見なし、信号線22にハイレベル
の一致信号を出力する。それによって、ゲート回路23
が開き、シフトレジスタ20bに格納されたコンテナ種
別を信号線24を介して出力する。
内容とシフトレジスタ20bの内容とを比較し、それら
が一致していればインクリメント、デクリメント処理は
行われていないと判断してよいので、正しくコンテナ種
別が判定されたものと見なし、信号線22にハイレベル
の一致信号を出力する。それによって、ゲート回路23
が開き、シフトレジスタ20bに格納されたコンテナ種
別を信号線24を介して出力する。
【0050】つぎに、図11に、通知手段を備えた通信
制御装置を示す。111は、フレーム・コンテナ種別判
定回路であり、図1に示す回路に相当する。112は、
通知手段であり、フレーム・コンテナ種別判定回路11
1の出力であるフレーム種別及びコンテナ種別を入力
し、外部に伝送するインタフェースである。通知手段1
12は、信号形式変換、並列直列変換等の変換回路を備
えても良いし、プラグ、コネクタ等で構成されていても
良い。113は、外部装置であり、CPU等を含むコン
ピュータで構成される等により、出力されたフレーム種
別及び/又はコンテナ種別を有効利用することができ
る。外部装置113としては、LED、液晶パネル、C
RT等の可視装置又は可聴表示装置を備えることができ
る。さらに、外部装置113としては、プリンタ等の出
力装置、フロッピーディスクドライブ、ハードディスク
ドライブ等の記憶装置を備えるなど、適宜所望の装置を
接続することができる。
制御装置を示す。111は、フレーム・コンテナ種別判
定回路であり、図1に示す回路に相当する。112は、
通知手段であり、フレーム・コンテナ種別判定回路11
1の出力であるフレーム種別及びコンテナ種別を入力
し、外部に伝送するインタフェースである。通知手段1
12は、信号形式変換、並列直列変換等の変換回路を備
えても良いし、プラグ、コネクタ等で構成されていても
良い。113は、外部装置であり、CPU等を含むコン
ピュータで構成される等により、出力されたフレーム種
別及び/又はコンテナ種別を有効利用することができ
る。外部装置113としては、LED、液晶パネル、C
RT等の可視装置又は可聴表示装置を備えることができ
る。さらに、外部装置113としては、プリンタ等の出
力装置、フロッピーディスクドライブ、ハードディスク
ドライブ等の記憶装置を備えるなど、適宜所望の装置を
接続することができる。
【0051】図7は本発明の他の実施の形態に係わる通
信制御システムの構成を示す図である。
信制御システムの構成を示す図である。
【0052】図7に示す実施の形態は、上述したフレー
ム、コンテナ種別判定回路を備えた通信制御装置を用い
て、通信端末機器の立ち上げ時に必要となる物理層の初
期設定を自動化した通信制御システムの一実施例であ
る。
ム、コンテナ種別判定回路を備えた通信制御装置を用い
て、通信端末機器の立ち上げ時に必要となる物理層の初
期設定を自動化した通信制御システムの一実施例であ
る。
【0053】28は、通信装置であり、LSI化して一
体構成とすることができる。LSI化する構成部分とし
ては、図7に示される以外にも適宜所望の構成部分を選
択して一体化することができる。
体構成とすることができる。LSI化する構成部分とし
ては、図7に示される以外にも適宜所望の構成部分を選
択して一体化することができる。
【0054】通信制御装置28において、29、30、
31は受信データバスである。32はフレーム、コンテ
ナ種別判定回路であり、図1に示す回路に相当する。3
3、34は、それぞれフレーム種別信号、コンテナ種別
信号を通知するための信号線である。35は通信制御装
置となる物理層LSIの外部にある通信端末機器の全体
を総括制御するホストCPUであり、36は外部メモリ
である。37は物理層における受信データを処理するた
めの受信データ処理回路であり、例えば受信フレーム処
理部などがこれに相当する。38は受信データ処理回路
37を制御するためのプロセッサであり、39はプロセ
ッサ38に与える命令プログラムを記憶させておくため
のプログラムメモリである。
31は受信データバスである。32はフレーム、コンテ
ナ種別判定回路であり、図1に示す回路に相当する。3
3、34は、それぞれフレーム種別信号、コンテナ種別
信号を通知するための信号線である。35は通信制御装
置となる物理層LSIの外部にある通信端末機器の全体
を総括制御するホストCPUであり、36は外部メモリ
である。37は物理層における受信データを処理するた
めの受信データ処理回路であり、例えば受信フレーム処
理部などがこれに相当する。38は受信データ処理回路
37を制御するためのプロセッサであり、39はプロセ
ッサ38に与える命令プログラムを記憶させておくため
のプログラムメモリである。
【0055】このような構成において、フレーム、コン
テナ種別判定回路32は、データバス29からの受信デ
ータからフレーム同期を取り、フレーム種別及びコンテ
ナ種別を判定して、フレーム種別信号33及びコンテナ
種別信号34をホストCPU35に通知する。ホストC
PU35は外部メモリ36に命令して、判定されたフレ
ーム種別、コンテナ種別に対応した処理プログラムを通
信制御装置内部のプログラムメモリ39にダウンロード
させる。プロセッサ38はこの命令プログラムにしたが
ってフレーム分解処理等の制御を受信データ処理回路3
7に対して行う。なお、フレーム組み立て処理を行う場
合でも、フレーム組み立て処理用のプログラムを用いて
フレーム分解処理と同様にして行われる。この時に、ユ
ーザが行う必要のあるのは、端末機器のプラグを通信回
線のソケットに差し込むことだけである。
テナ種別判定回路32は、データバス29からの受信デ
ータからフレーム同期を取り、フレーム種別及びコンテ
ナ種別を判定して、フレーム種別信号33及びコンテナ
種別信号34をホストCPU35に通知する。ホストC
PU35は外部メモリ36に命令して、判定されたフレ
ーム種別、コンテナ種別に対応した処理プログラムを通
信制御装置内部のプログラムメモリ39にダウンロード
させる。プロセッサ38はこの命令プログラムにしたが
ってフレーム分解処理等の制御を受信データ処理回路3
7に対して行う。なお、フレーム組み立て処理を行う場
合でも、フレーム組み立て処理用のプログラムを用いて
フレーム分解処理と同様にして行われる。この時に、ユ
ーザが行う必要のあるのは、端末機器のプラグを通信回
線のソケットに差し込むことだけである。
【0056】したがって、回線を流れるデータのフレー
ム種別、コンテナ種別を端末機器自身が自動判定して、
判定された種別に応じたデータ処理プログラムのダウン
ロードを行うようホストCPUに通知することにより、
これまではユーザが行わなければならなかった物理層の
初期設定を自動化することが可能となる。これにより、
ユーザが通信を開始する際に必要となる操作が大幅に削
減され、当分野の知識が少ない一般ユーザであっても通
信を極めて容易に開始することが可能となる。
ム種別、コンテナ種別を端末機器自身が自動判定して、
判定された種別に応じたデータ処理プログラムのダウン
ロードを行うようホストCPUに通知することにより、
これまではユーザが行わなければならなかった物理層の
初期設定を自動化することが可能となる。これにより、
ユーザが通信を開始する際に必要となる操作が大幅に削
減され、当分野の知識が少ない一般ユーザであっても通
信を極めて容易に開始することが可能となる。
【0057】
【発明の効果】このように、本発明では、装置にフレー
ムの種別を判定するフレーム種別判定回路と、コンテナ
の種別を判定するコンテナ種別判定回路を備えたので、
装置自身でフレーム種別ならびにコンテナ種別を判定す
ることができる。したがって、ユーザがフレーム種別な
らびにコンテナ種別を判定のための操作が不要となり、
またフレーム種別ならびにコンテナ種別を通信前に予め
取り決めて受信側に通知する必要もなくなり、通信デー
タのフレーム及びコンテナの種別の判定を自動化するこ
とが可能となる。さらに、送信側及び送信側において通
信を極めて容易に開始することができるようになり、送
受信の容易化を達成することができる。
ムの種別を判定するフレーム種別判定回路と、コンテナ
の種別を判定するコンテナ種別判定回路を備えたので、
装置自身でフレーム種別ならびにコンテナ種別を判定す
ることができる。したがって、ユーザがフレーム種別な
らびにコンテナ種別を判定のための操作が不要となり、
またフレーム種別ならびにコンテナ種別を通信前に予め
取り決めて受信側に通知する必要もなくなり、通信デー
タのフレーム及びコンテナの種別の判定を自動化するこ
とが可能となる。さらに、送信側及び送信側において通
信を極めて容易に開始することができるようになり、送
受信の容易化を達成することができる。
【0058】また、本願発明によれば、判定されたフレ
ーム種別及びコンテナ種別に対応したフレーム処理用の
プログラムを読み出し、読み出されたプログラムにした
がって、受信データのフレーム分解、組み立て等のフレ
ーム処理に必要な初期設定を自動化することが可能とな
る。
ーム種別及びコンテナ種別に対応したフレーム処理用の
プログラムを読み出し、読み出されたプログラムにした
がって、受信データのフレーム分解、組み立て等のフレ
ーム処理に必要な初期設定を自動化することが可能とな
る。
【0059】さらに、本願発明によれば、連続したフレ
ームのコンテナ種別を判定する情報の構成が一致した場
合に、その情報が正しい情報と判断するようにしたの
で、コンテナ種別を判定する情報に例外的処理がなされ
ている場合であってもコンテナ種別を正確に判定するこ
とができる。
ームのコンテナ種別を判定する情報の構成が一致した場
合に、その情報が正しい情報と判断するようにしたの
で、コンテナ種別を判定する情報に例外的処理がなされ
ている場合であってもコンテナ種別を正確に判定するこ
とができる。
【図1】本願発明の一つの実施の形態に係わる通信制御
装置の構成を示す図である。
装置の構成を示す図である。
【図2】図2(A)はSTM−0フレームのSOHの構
成を示す図、また、図2(B)はSTM−1フレームの
SOHの構成を示す図である。
成を示す図、また、図2(B)はSTM−1フレームの
SOHの構成を示す図である。
【図3】図3(A)−(E)は、STM−1のAUポイ
ンタの前6バイトの構成を示す図である。
ンタの前6バイトの構成を示す図である。
【図4】図1に示すフレーム種別判定回路の構成を示す
図である。
図である。
【図5】図4に示すフレーム種別判定回路のフローチャ
ートを示す図である。
ートを示す図である。
【図6】図1に示すコンテナ種別判定回路の構成を示す
図である。
図である。
【図7】本願発明の他の実施の形態に係わる通信制御シ
ステムの構成を示す図である。
ステムの構成を示す図である。
【図8】STM−1のフレームの構成を示す図である。
【図9】TTC標準におけるSDHインターフェースの
多重化方法を示す図である。
多重化方法を示す図である。
【図10】STM−0のフレームの構成を示す図であ
る。
る。
【図11】通知手段を備えた、本願発明の一つの実施の
形態に係わる通信制御装置の構成を示す図である。
形態に係わる通信制御装置の構成を示す図である。
1,2 データバス 3 フレーム種別判定回路 4 コンテナ種別判定回路 8 A1,A2バイト検出回路 9 判定回路 10 A1バイトカウンタ 11 A2バイトカウンタ 12,21 比較回路 15 後方保護カウンタ 17,20a,20b シフトレジスタ 18 デコーダ 19 選択回路 24 ゲート回路 28 通信制御装置 32 フレーム、コンテナ種別判定回路 35 ホストCPU 36 外部メモリ 37 受信データ処理回路 38 プロセッサ 39 プログラムメモリ
Claims (17)
- 【請求項1】フレーム形式で伝送される通信データの第
1の特定情報を検出する第1の検出手段と、 前記第1の検出手段の検出結果に基づいて前記通信デー
タのフレーム種別を判定する第1の判定手段と、 フレーム形式で伝送される通信データの第2の特定情報
を検出する第2の検出手段と、 前記第2の検出手段の検出結果に基づいて前記通信デー
タのコンテナ種別を判定する第2の判定手段とを有する
通信制御装置。 - 【請求項2】通信データを構成している特定情報に基づ
いて、該通信データのフレーム種別を判定するフレーム
種別判定手段と;通信データを構成している特定情報に
基づいて、該通信データのコンテナ種別を判定するコン
テナ種別判定手段と;通信データのフレーム種別とコン
テナ種別に応じた処理プログラムを格納する記憶手段
と;前記各判定手段によって判定されたフレーム種別と
コンテナ種別に応じて、前記記憶手段に格納された処理
プログラムを選択する制御手段と;前記処理プログラム
に基づいて通信データの制御を行う処理手段とを有する
ことを特徴とする通信制御システム。 - 【請求項3】前記フレーム種別判定手段は、 フレーム形式で伝送される通信データの第1の特定情報
を検出する第1の検出手段と、 前記第1の検出手段の検出結果に基づいて前記通信デー
タのフレーム種別を判定する第1の判定手段とを有し、 前記コンテナ種別判定手段は、 フレーム形式で伝送される通信データの第2の特定情報
を検出する第2の検出手段と、 前記第2の検出手段の検出結果に基づいて前記通信デー
タのコンテナ種別を判定する第2の判定手段とを有する
ことを特徴とする請求項2に記載の通信制御システム。 - 【請求項4】前記第1の検出手段は、前記通信データの
制御情報から2種類のフレーム同期情報を検出し、 前記第1の判定手段は、前記第1の検出手段によって検
出された前記2種類のフレーム同期情報によりフレーム
種別を判定し、フレーム種別信号を出力することを特徴
とする請求項1に記載の通信制御装置又は請求項3に記
載の通信制御システム。 - 【請求項5】前記フレーム形式は、同期ディジタル・ハ
イアラーキ(SDH)のフレーム構造を備え、 前記第1の検出手段は:各フレームのセクションオーバ
ヘッド(SOH)から第1及び第2のフレーム同期情報
を検出する検出部を備え;前記第1の判定手段は:前記
第1の検出手段によって検出された前記第1及び第2の
フレーム同期情報の各検出回数をカウントするカウンタ
と;前記第1及び第2のフレーム同期情報のカウント値
が等しい場合にフレーム同期パターンが検出されたもの
と判別して、カウント値に対応した同期伝送モジュール
(STM)のフレーム種別信号を出力する第1の判定部
と備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信制御装
置又は請求項3に記載の通信制御システム。 - 【請求項6】前記第1の判定手段は:前記フレーム同期
パターンが検出されたとき、該フレーム同期パターンの
検出回数をカウントし、該フレーム同期パターンのカウ
ント値が所定回数に達した場合にフレーム同期が確定さ
れたと判定しフレーム同期信号を出力する第2の判定部
をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の通信
制御装置又は通信制御システム。 - 【請求項7】前記第2の検出手段は、前記通信データの
制御情報からデータ先頭位置を示す情報を検出し、 前記第2の判定手段は、前記第2の検出手段によって検
出された前記データ先頭位置を示す情報の配列構成を判
別し、判別された該配列構成に対応したコンテナ種別を
出力することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装
置又は請求項3に記載の通信制御システム。 - 【請求項8】前記第2の検出手段は、前記通信データの
制御情報からデータ先頭位置を示す指示情報を検出し、 前記第2の判定手段は、前記第1の判定手段により出力
されたフレーム種別信号及び前記第2の検出手段によっ
て検出された前記データ先頭位置を示す情報に基づい
て、該データ先頭位置を示す情報の配列構成を判別し、
判別された該配列構成に対応したコンテナ種別を出力す
ることを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置又は
請求項3に記載の通信制御システム。 - 【請求項9】前記フレーム形式は、SDHのフレーム構
造を備え、 前記第2の検出手段は:各フレームのSOHからデータ
先頭位置を示すポインタを検出する検出部を備え;前記
第2の判定手段は:前記第2の検出手段によって検出さ
れた前記ポインタの配列構成を判別し、該配列情報の組
み合わせに対応したバーチャルコンテナのコンテナ種別
を判定する第3の判定部を備えることを特徴とする請求
項1に記載の通信制御装置又は請求項3に記載の通信制
御システム。 - 【請求項10】前記第2の判定手段は:ある前記フレー
ムについて前記第3の判定部で判定されたコンテナ種別
情報を記憶する第1の記憶部と、 次の前記フレームについて前記第3の判定部で判定され
たコンテナ種別情報を記憶する第2の記憶部と、 前記第1及び第2の記憶部に記憶されたコンテナ種別情
報を比較する比較部と、 比較結果が一致した場合には受信データのフレームのコ
ンテナ種別が正確に判定されたものと判別し、前記コン
テナ種別を出力する出力部とをさらに備えたことを特徴
とする請求項9に記載の通信制御装置又は通信制御シス
テム。 - 【請求項11】前記フレーム形式は、SDHのフレーム
構造を備え、 前記第1の検出手段は:各フレームのSOH中の未定義
領域からフレーム種別情報を検出する検出部を備え;前
記第1の判定手段は:前記第1の検出手段によって検出
された前記フレーム種別情報に対応したSTMのフレー
ム種別信号を出力する判定部と備えたことを特徴とする
請求項1に記載の通信制御装置又は請求項3に記載の通
信制御システム。 - 【請求項12】前記フレーム形式は、SDHのフレーム
構造を備え、 前記第2の検出手段は:各フレームのSOH中の未定義
領域からコンテナ種別情報検出する検出部を備え;前記
第2の判定手段は:前記第2の検出手段によって検出さ
れた前記コンテナ種別情報に対応したバーチャルコンテ
ナのコンテナ種別を判定する判定部を備えることを特徴
とする請求項1に記載の通信制御装置又は請求項3に記
載の通信制御システム。 - 【請求項13】フレーム種別及び/又はコンテナ種別を
外部に通知する通知手段をさらに備えることを特徴とす
る請求項1に記載の通信制御装置又は請求項3に記載の
通信制御システム。 - 【請求項14】フレーム形式で伝送される通信データの
第1の特定情報を検出する第1の検出ステップと、 前記第1の検出ステップの検出結果に基づいて前記通信
データのフレーム種別を判定する第1の判定ステップ
と、 フレーム形式で伝送される通信データの第2の特定情報
を検出する第2の検出ステップと、 前記第2の検出ステップの検出結果に基づいて前記通信
データのコンテナ種別を判定する第2の判定ステップと
を有する通信制御方法。 - 【請求項15】前記第1の検出ステップは、前記通信デ
ータの制御情報から2種類のフレーム同期情報を検出
し、 前記第1の判定ステップは、前記第1の検出ステップに
よって検出された前記2種類のフレーム同期情報により
フレーム種別を判定し、フレーム種別信号を出力するこ
とを特徴とする請求項14に記載の通信制御方法。 - 【請求項16】前記第2の検出ステップは、前記通信デ
ータの制御情報からデータ先頭位置を示す情報を検出
し、 前記第2の判定ステップは、前記第2の検出ステップに
よって検出された前記データ先頭位置を示す情報の配列
構成を判別し、判別された該配列構成に対応したコンテ
ナ種別を出力することを特徴とする請求項14に記載の
通信制御方法。 - 【請求項17】フレーム種別及び/又はコンテナ種別を
外部に通知する通知ステップをさらに備えることを特徴
とする請求項14に記載の通信制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3823596A JPH08293847A (ja) | 1995-02-24 | 1996-02-26 | 通信制御装置、通信制御方法及び通信制御システム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-36937 | 1995-02-24 | ||
JP3693795 | 1995-02-24 | ||
JP3823596A JPH08293847A (ja) | 1995-02-24 | 1996-02-26 | 通信制御装置、通信制御方法及び通信制御システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08293847A true JPH08293847A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=26376043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3823596A Pending JPH08293847A (ja) | 1995-02-24 | 1996-02-26 | 通信制御装置、通信制御方法及び通信制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08293847A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001026265A1 (fr) * | 1999-10-05 | 2001-04-12 | Fujitsu Limited | Systeme et procede de transmission numerique |
JP2006254433A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-21 | Agilent Technol Inc | デマルチプレクサを自動的に構成するネットワークアナライザおよび方法 |
US7359316B1 (en) | 1996-11-29 | 2008-04-15 | Fujitsu Limited | Reception pointer processing apparatus in SDH transmission system |
-
1996
- 1996-02-26 JP JP3823596A patent/JPH08293847A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7359316B1 (en) | 1996-11-29 | 2008-04-15 | Fujitsu Limited | Reception pointer processing apparatus in SDH transmission system |
WO2001026265A1 (fr) * | 1999-10-05 | 2001-04-12 | Fujitsu Limited | Systeme et procede de transmission numerique |
JP2006254433A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-21 | Agilent Technol Inc | デマルチプレクサを自動的に構成するネットワークアナライザおよび方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050111 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050114 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050315 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050408 |