JPH08289159A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents
画像処理装置及び方法Info
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- JPH08289159A JPH08289159A JP7083667A JP8366795A JPH08289159A JP H08289159 A JPH08289159 A JP H08289159A JP 7083667 A JP7083667 A JP 7083667A JP 8366795 A JP8366795 A JP 8366795A JP H08289159 A JPH08289159 A JP H08289159A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- information
- input
- image processing
- pattern
- Prior art date
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- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Facsimile Transmission Control (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 他人が容易に判別できない認証情報とともに
画像を出力できる画像処理方法及びその装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 操作部より使用者の認証情報が入力される
(S2)と、その入力された認証情報に基づいて乱数の
シードを決定し(S3)、その決定されたシードに基づ
いて乱数を発生し(S4)、その乱数を使用して、入力
された認証情報を暗号化する(S5)。こうして暗号化
されたデータに応じたパターンを発生し、そのパターン
を画像情報にアドオンして(S11)、印刷する。
画像を出力できる画像処理方法及びその装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 操作部より使用者の認証情報が入力される
(S2)と、その入力された認証情報に基づいて乱数の
シードを決定し(S3)、その決定されたシードに基づ
いて乱数を発生し(S4)、その乱数を使用して、入力
された認証情報を暗号化する(S5)。こうして暗号化
されたデータに応じたパターンを発生し、そのパターン
を画像情報にアドオンして(S11)、印刷する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理方法及びその装
置に関し、例えば複写或は送信した画像の操作者を特定
できる情報を付加して、その画像情報を送信或は複写で
きる画像処理方法及びその装置に関するものである。
置に関し、例えば複写或は送信した画像の操作者を特定
できる情報を付加して、その画像情報を送信或は複写で
きる画像処理方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル画像データを入力して処
理できる画像処理装置が普及しており、これらは分解能
も高く、高精細な画像出力及び伝達が可能である。ま
た、このような高精細の画像処理装置を用いた不正コピ
ーや印刷などを防止するために、操作者のサインや印鑑
等を、その複写された画像の一部に印刷することなどが
提案されている。しかし、このような装置を用いて自筆
のサインや実印による捺印をした画像をデジタル化する
と、本来アナログパターンであるこれらの認証情報(署
名)は、容易に複写されたり印刷されたりして不正に使
用される虞がある。そこでこうした不正画像の印刷やコ
ピー等を防ぐために、操作者がIDコードなどの認証情
報を数値で入力し、その認証符号を暗号化して画像に付
加するデジタル署名の技術が試みられている。
理できる画像処理装置が普及しており、これらは分解能
も高く、高精細な画像出力及び伝達が可能である。ま
た、このような高精細の画像処理装置を用いた不正コピ
ーや印刷などを防止するために、操作者のサインや印鑑
等を、その複写された画像の一部に印刷することなどが
提案されている。しかし、このような装置を用いて自筆
のサインや実印による捺印をした画像をデジタル化する
と、本来アナログパターンであるこれらの認証情報(署
名)は、容易に複写されたり印刷されたりして不正に使
用される虞がある。そこでこうした不正画像の印刷やコ
ピー等を防ぐために、操作者がIDコードなどの認証情
報を数値で入力し、その認証符号を暗号化して画像に付
加するデジタル署名の技術が試みられている。
【0003】従来より、モノクロ画像の通信システム等
において、上述のデジタル署名技術が検討されてきてい
る。例えばモノクロの2値画像であるG3ファクシミリ
画像において、MH符号化後の白黒境界画素部に1ビッ
トずつ認証情報を埋め込む手法が検討されている。以下
にこの手法を概説する。認証情報をランレングス符号化
し、そのランレングスが偶数の場合に“0”を埋め込む
場合にはランレングスをそのままにし、“1”を埋め込
む場合には境界の右側画素を反転させてランレングスを
1増やす。また、ランレングスが奇数の場合において、
“0”を埋め込む場合には境界の左側画素を反転させて
ランレングスを“1”だけ減らし、“1”を埋め込む場
合にはランレングスをそのままにする。このようにラン
レングスにたかだか1画素以内の変化を与えても、出力
画像にほとんど影響しないと見なすのが従来の手法であ
った(参考資料 画像深層暗号 松井甲子雄著 森北出
版株式会社刊)。
において、上述のデジタル署名技術が検討されてきてい
る。例えばモノクロの2値画像であるG3ファクシミリ
画像において、MH符号化後の白黒境界画素部に1ビッ
トずつ認証情報を埋め込む手法が検討されている。以下
にこの手法を概説する。認証情報をランレングス符号化
し、そのランレングスが偶数の場合に“0”を埋め込む
場合にはランレングスをそのままにし、“1”を埋め込
む場合には境界の右側画素を反転させてランレングスを
1増やす。また、ランレングスが奇数の場合において、
“0”を埋め込む場合には境界の左側画素を反転させて
ランレングスを“1”だけ減らし、“1”を埋め込む場
合にはランレングスをそのままにする。このようにラン
レングスにたかだか1画素以内の変化を与えても、出力
画像にほとんど影響しないと見なすのが従来の手法であ
った(参考資料 画像深層暗号 松井甲子雄著 森北出
版株式会社刊)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
おいては、以下に示すような問題があった。
おいては、以下に示すような問題があった。
【0005】即ち、多値の階調をもつカラーデジタル画
像の場合、境界画素をどこに設定すべきかという問題が
生じる。また、カラー画像の場合には、ランレングスに
1画素の変化を与えると境界部の色ズレが目立ち、画質
が劣化するという問題がある。更に従来の手法では、符
号化された信号の復調時に認証を行なうよう設計されて
いるため、既に出力されてしまった画像を見ただけで
は、その画像の正当性を認証するのが困難であった。一
方、出力画像を見て認証できる場合には、その認証情報
を所有している人以外の他人であっても、その出力され
た画像の認証符号に基づいて、その認証情報を容易に類
推することができる。このため、他人により、その認証
情報を用いて不正に画像が出力される可能性があるなど
の問題がある。
像の場合、境界画素をどこに設定すべきかという問題が
生じる。また、カラー画像の場合には、ランレングスに
1画素の変化を与えると境界部の色ズレが目立ち、画質
が劣化するという問題がある。更に従来の手法では、符
号化された信号の復調時に認証を行なうよう設計されて
いるため、既に出力されてしまった画像を見ただけで
は、その画像の正当性を認証するのが困難であった。一
方、出力画像を見て認証できる場合には、その認証情報
を所有している人以外の他人であっても、その出力され
た画像の認証符号に基づいて、その認証情報を容易に類
推することができる。このため、他人により、その認証
情報を用いて不正に画像が出力される可能性があるなど
の問題がある。
【0006】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、他人が容易に判別できない認証情報とともに画像を
出力できる画像処理方法及びその装置を提供することを
目的とする。
で、他人が容易に判別できない認証情報とともに画像を
出力できる画像処理方法及びその装置を提供することを
目的とする。
【0007】本発明の他の目的は、画質を劣化させるこ
となく、画像データに認証情報を付加して出力できる画
像処理方法及びその装置を提供することにある。
となく、画像データに認証情報を付加して出力できる画
像処理方法及びその装置を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、画質を劣化させるこ
となく、カラー画像データに認証情報を付加して出力で
きる画像処理方法及びその装置を提供することにある。
となく、カラー画像データに認証情報を付加して出力で
きる画像処理方法及びその装置を提供することにある。
【0009】また本発明の目的は、他人が容易に判別で
きない認証情報とともに、画質を劣化させることなく画
像を出力できる画像処理方法及びその装置を提供するこ
とにある。
きない認証情報とともに、画質を劣化させることなく画
像を出力できる画像処理方法及びその装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像処理装置は以下のような構成を備える。
即ち、画像情報を入力し、画像処理を行って出力する画
像処理装置であって、使用者の認証情報を入力する入力
手段と、前記入力手段により入力された認証情報を暗号
化する暗号化手段と、前記暗号化手段により暗号化され
たデータに応じてパターンを発生するパターン発生手段
と、前記パターン発生手段により発生されたパターンを
前記画像情報に付加して出力する出力手段とを有する。
に本発明の画像処理装置は以下のような構成を備える。
即ち、画像情報を入力し、画像処理を行って出力する画
像処理装置であって、使用者の認証情報を入力する入力
手段と、前記入力手段により入力された認証情報を暗号
化する暗号化手段と、前記暗号化手段により暗号化され
たデータに応じてパターンを発生するパターン発生手段
と、前記パターン発生手段により発生されたパターンを
前記画像情報に付加して出力する出力手段とを有する。
【0011】上記目的を達成するために本発明の画像処
理方法は以下のような工程を備える。即ち、画像情報を
入力し、画像処理を行って出力する画像処理方法であっ
て、使用者の認証情報を入力する工程と、入力された認
証情報を暗号化する暗号化工程と、前記暗号化工程によ
り暗号化されたデータに応じてパターンを発生する工程
と、前記パターンを前記画像情報に付加して出力する工
程とを有する。
理方法は以下のような工程を備える。即ち、画像情報を
入力し、画像処理を行って出力する画像処理方法であっ
て、使用者の認証情報を入力する工程と、入力された認
証情報を暗号化する暗号化工程と、前記暗号化工程によ
り暗号化されたデータに応じてパターンを発生する工程
と、前記パターンを前記画像情報に付加して出力する工
程とを有する。
【0012】
【作用】以上の構成において、画像情報を入力し、使用
者の認証情報を入力すると、その入力された認証情報を
暗号化し、その暗号化されたデータに応じてパターンを
発生する。こうして発生されたパターンを前記画像情報
に付加して出力するように動作する。
者の認証情報を入力すると、その入力された認証情報を
暗号化し、その暗号化されたデータに応じてパターンを
発生する。こうして発生されたパターンを前記画像情報
に付加して出力するように動作する。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。尚、以下の説明では、複写機及
びファクシミリ装置の場合が示されているが、本発明は
これに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱し
ない範囲でプリンタやプリンタ・インターフェース部な
どの他の装置への適用も可能である。
施例を詳細に説明する。尚、以下の説明では、複写機及
びファクシミリ装置の場合が示されているが、本発明は
これに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱し
ない範囲でプリンタやプリンタ・インターフェース部な
どの他の装置への適用も可能である。
【0014】<第1実施例> [概念]図1は、本発明の一実施例の特徴を概念的に説
明した図である。
明した図である。
【0015】まず使用者は、実施例の複写機100の操
作部101に表示された指示に従って、その使用者に固
有のデジタル値(署名情報)、例えば16進8桁で“F
A92853B”を、その操作部101のキー等を使用
して入力する。こうして入力されたデジタル値は複写機
100で暗号化されて、例えば“C03D2514”に
変換される。このようにして暗号化されたデジタル値に
基づく認証データ103が原画像データに重畳(アドオ
ン)されて複写された複写画像102が得られる。
作部101に表示された指示に従って、その使用者に固
有のデジタル値(署名情報)、例えば16進8桁で“F
A92853B”を、その操作部101のキー等を使用
して入力する。こうして入力されたデジタル値は複写機
100で暗号化されて、例えば“C03D2514”に
変換される。このようにして暗号化されたデジタル値に
基づく認証データ103が原画像データに重畳(アドオ
ン)されて複写された複写画像102が得られる。
【0016】[装置概要]図2は、本発明の一実施例に
係る複写機100の構成を示す構造断面図である。
係る複写機100の構成を示す構造断面図である。
【0017】図2において、2201はイメージスキャ
ナで、例えば400dpi(ドット/インチ)の解像度
で原稿画像を読取り、デジタル信号処理を行なう。22
02はプリンタで、イメージスキャナ2201によって
読取られた原稿画像に対応した画像データを、記録用紙
にフルカラーで印刷出力する。
ナで、例えば400dpi(ドット/インチ)の解像度
で原稿画像を読取り、デジタル信号処理を行なう。22
02はプリンタで、イメージスキャナ2201によって
読取られた原稿画像に対応した画像データを、記録用紙
にフルカラーで印刷出力する。
【0018】イメージスキャナ2201において、22
00は鏡面圧板で、原稿台ガラス2203上に載置され
た原稿2204をガラス2203上に押し付ける。原稿
2204はランプ2205で照射され、その反射光はミ
ラー2206〜2208に導かれ、レンズ2209によ
って3ラインセンサ2210上に結像される。このCC
Dラインセンサ2210は、各色成分のフィルタにより
分光された色成分を検出する赤色用センサ1201−
1、緑色用センサ1210−2、青色用センサ1210
−3を備え、これら各色のセンサによりフルカラー情
報、即ち、センサレッド(R),グリーン(G),ブル
ー(B)の各成分に分解され、各成分の光強度を表わす
信号として信号処理部2211に送られる。尚、3ライ
ンセンサ2210の電気的走査(主走査)方向に対して
直交する方向に、ランプ2205とミラー2206とが
速度Vで、ミラー2207,2208が速度V/2で、
それぞれ移動することにより原稿全面が走査(副走査)
され、この読取られた原稿画像データが信号処理部22
11に送られる。
00は鏡面圧板で、原稿台ガラス2203上に載置され
た原稿2204をガラス2203上に押し付ける。原稿
2204はランプ2205で照射され、その反射光はミ
ラー2206〜2208に導かれ、レンズ2209によ
って3ラインセンサ2210上に結像される。このCC
Dラインセンサ2210は、各色成分のフィルタにより
分光された色成分を検出する赤色用センサ1201−
1、緑色用センサ1210−2、青色用センサ1210
−3を備え、これら各色のセンサによりフルカラー情
報、即ち、センサレッド(R),グリーン(G),ブル
ー(B)の各成分に分解され、各成分の光強度を表わす
信号として信号処理部2211に送られる。尚、3ライ
ンセンサ2210の電気的走査(主走査)方向に対して
直交する方向に、ランプ2205とミラー2206とが
速度Vで、ミラー2207,2208が速度V/2で、
それぞれ移動することにより原稿全面が走査(副走査)
され、この読取られた原稿画像データが信号処理部22
11に送られる。
【0019】スキャナ2201で読取られた画像信号
は、一旦、信号処理部2211の画像メモリに蓄積され
た後、電気的に処理され、マゼンタ(M),シアン
(C),イエロー(Y),ブラック(K)の各成分に分
解されてプリンタ2202に送られる。また、イメージ
スキャナ2201における、1回の原稿走査で読み込ま
れた画像データについて、4回の読み出し動作が行なわ
れ、それぞれ画像処理によってM,C,Y,Kのうち1
つの色成分が生成されてプリンタ2202に送られる。
これら計4回の読み出し及び画像処理によって、1回の
原稿走査に応じた画像の印刷が行われる。
は、一旦、信号処理部2211の画像メモリに蓄積され
た後、電気的に処理され、マゼンタ(M),シアン
(C),イエロー(Y),ブラック(K)の各成分に分
解されてプリンタ2202に送られる。また、イメージ
スキャナ2201における、1回の原稿走査で読み込ま
れた画像データについて、4回の読み出し動作が行なわ
れ、それぞれ画像処理によってM,C,Y,Kのうち1
つの色成分が生成されてプリンタ2202に送られる。
これら計4回の読み出し及び画像処理によって、1回の
原稿走査に応じた画像の印刷が行われる。
【0020】イメージスキャナ2201より送られてく
るM,C,Y,Kの各色の画像信号は、レーザドライバ
2212に送られる。このレーザドライバ2212は、
送られてきた画像信号に応じて半導体レーザ2213を
変調駆動する。この半導体レーザ2213より発射され
るレーザ光は、ポリゴンミラー2214、f−θレンズ
2215、ミラー2216を介して感光ドラム2217
上を走査する。
るM,C,Y,Kの各色の画像信号は、レーザドライバ
2212に送られる。このレーザドライバ2212は、
送られてきた画像信号に応じて半導体レーザ2213を
変調駆動する。この半導体レーザ2213より発射され
るレーザ光は、ポリゴンミラー2214、f−θレンズ
2215、ミラー2216を介して感光ドラム2217
上を走査する。
【0021】2218は回転現像器で、マゼンタ現像部
2219、シアン現像部2220、イエロー現像部22
21、ブラック現像部2222により構成され、これら
4つの現像部が交互に感光ドラム2217に接すること
により、感光ドラム2217上に形成された静電潜像を
トナーで現像する。2223は転写ドラムで、用紙カセ
ット2224又は2225より供給される用紙を巻き付
け、感光ドラム2217上に現像された画像を記録用紙
に転写する。
2219、シアン現像部2220、イエロー現像部22
21、ブラック現像部2222により構成され、これら
4つの現像部が交互に感光ドラム2217に接すること
により、感光ドラム2217上に形成された静電潜像を
トナーで現像する。2223は転写ドラムで、用紙カセ
ット2224又は2225より供給される用紙を巻き付
け、感光ドラム2217上に現像された画像を記録用紙
に転写する。
【0022】このようにして、M,C,Y,Kの4色が
色順次に転写された後、その転写済みの記録用紙は、定
着ユニット2226を通過してトナーを記録用紙に定着
した後、装置外に排紙される。
色順次に転写された後、その転写済みの記録用紙は、定
着ユニット2226を通過してトナーを記録用紙に定着
した後、装置外に排紙される。
【0023】[イメージスキャナ]図3は、本実施例の
イメージスキャナ2201の構成を示すブロック図であ
る。
イメージスキャナ2201の構成を示すブロック図であ
る。
【0024】同図において、1210−1〜1210−
3は、それぞれR,G,Bの分光感度特性をもつCCD
センサ(固体撮像素子)で、図2に示す3ラインセンサ
2210の中に組込まれており、それぞれA/D変換さ
れた、例えば8ビットの画像信号を出力する。従って、
R,G,B各色は、それぞれの光強度に応じて“0”〜
“255”の段階に区別される。本実施例のCCD12
10−1〜1210−3は、一定の距離を隔てて配置さ
れているため、ディレイ素子1401及び1402を用
いて、その空間的ずれが補正される。1403〜140
5は対数変換器で、ROM又はRAMによるルックアッ
プテーブルの形式で構成され、3ラインセンサ2210
から送られてきた画像データを、輝度信号から濃度信号
に変換している。1406は公知のマスキング/UCR
(下色除去)回路で、詳しい説明は省略するが、入力さ
れた3信号により、出力のためのM,C,Y,Kの各信
号を、各読取り動作の度に、面順次に、例えば8ビット
などの所定のビット長で出力する。
3は、それぞれR,G,Bの分光感度特性をもつCCD
センサ(固体撮像素子)で、図2に示す3ラインセンサ
2210の中に組込まれており、それぞれA/D変換さ
れた、例えば8ビットの画像信号を出力する。従って、
R,G,B各色は、それぞれの光強度に応じて“0”〜
“255”の段階に区別される。本実施例のCCD12
10−1〜1210−3は、一定の距離を隔てて配置さ
れているため、ディレイ素子1401及び1402を用
いて、その空間的ずれが補正される。1403〜140
5は対数変換器で、ROM又はRAMによるルックアッ
プテーブルの形式で構成され、3ラインセンサ2210
から送られてきた画像データを、輝度信号から濃度信号
に変換している。1406は公知のマスキング/UCR
(下色除去)回路で、詳しい説明は省略するが、入力さ
れた3信号により、出力のためのM,C,Y,Kの各信
号を、各読取り動作の度に、面順次に、例えば8ビット
などの所定のビット長で出力する。
【0025】1407は公知の空間フィルタ回路で、出
力信号の空間周波数の補正を行う。1408は濃度変換
回路で、プリンタ2202の濃度特性を補正しており、
対数変換器1403〜1405と同様にROMまたはR
AMで構成される。1410はパターン付加回路で、出
力画像へのパターン付加を行う。
力信号の空間周波数の補正を行う。1408は濃度変換
回路で、プリンタ2202の濃度特性を補正しており、
対数変換器1403〜1405と同様にROMまたはR
AMで構成される。1410はパターン付加回路で、出
力画像へのパターン付加を行う。
【0026】一方、1411はCPUで、本実施例のイ
メージスキャナ2201全体の制御を司っている。14
12はI/Oポートで、CPU1411に接続されてい
る。ここで、マスキング/UCR回路1406及びパタ
ーン付加回路1410へ、別途、入力される信号CNO
は2ビットの出力カラー選択信号で、CPU1411か
らI/Oポート1412を介して出力され、図4に示す
ような論理に基づいて4回の転写動作の順番を制御し、
マスキング/UCR回路1406とパターン付加回路1
410の動作条件を切替えている。
メージスキャナ2201全体の制御を司っている。14
12はI/Oポートで、CPU1411に接続されてい
る。ここで、マスキング/UCR回路1406及びパタ
ーン付加回路1410へ、別途、入力される信号CNO
は2ビットの出力カラー選択信号で、CPU1411か
らI/Oポート1412を介して出力され、図4に示す
ような論理に基づいて4回の転写動作の順番を制御し、
マスキング/UCR回路1406とパターン付加回路1
410の動作条件を切替えている。
【0027】図4は、2ビット信号CNOの値とプリン
ト出力の色との関係を示す図である。これによれば、信
号CNOの値が“0”の時はマゼンタが、“1”の時は
シアンが、“2”の時はイエローが、そして“3”の時
はブラック(黒)が、それぞれ印刷色として指定され
る。
ト出力の色との関係を示す図である。これによれば、信
号CNOの値が“0”の時はマゼンタが、“1”の時は
シアンが、“2”の時はイエローが、そして“3”の時
はブラック(黒)が、それぞれ印刷色として指定され
る。
【0028】[処理流れ図]図5は、本実施例の複写機
100において入力された署名情報を重畳して印刷する
処理の流れを示すフローチャートである。
100において入力された署名情報を重畳して印刷する
処理の流れを示すフローチャートである。
【0029】この処理は複写機100の電源が投入され
ることにより開始され、まずステップS1において、操
作部101の表示部にメッセージ“署名データを入力”
を表示する。次にステップS2に進み、使用者が操作部
101のキー等を使用して署名情報(デジタル値)を入
力する。これによりステップS3に進み、乱数のシード
(初期値)を決定する。これは、暗号化は、特定の人に
対して一意に決定される必要があるので、人物に固有の
シードを得るものである。しかし、このシードを定数と
してROM等に記憶しておくと、そのシード値が他人に
より見破られる虞があるため、署名情報として入力され
るデジタル値の一部をROMの定数に加えてシードとし
ている。そしてステップS4に進み、ステップS3で決
定されたシードを用いて乱数を発生させている。そして
ステップS5で、ステップS2で入力されたデジタル値
と、ステップS4で発生された乱数との排他的論理和を
取って、その入力されたデジタル値を暗号化する。こう
して暗号化された署名情報は、アドオン用のレジスタa
−h(図15の801〜807)にセットされる。尚、
これら各レジスタは4ビットのレジスタである。
ることにより開始され、まずステップS1において、操
作部101の表示部にメッセージ“署名データを入力”
を表示する。次にステップS2に進み、使用者が操作部
101のキー等を使用して署名情報(デジタル値)を入
力する。これによりステップS3に進み、乱数のシード
(初期値)を決定する。これは、暗号化は、特定の人に
対して一意に決定される必要があるので、人物に固有の
シードを得るものである。しかし、このシードを定数と
してROM等に記憶しておくと、そのシード値が他人に
より見破られる虞があるため、署名情報として入力され
るデジタル値の一部をROMの定数に加えてシードとし
ている。そしてステップS4に進み、ステップS3で決
定されたシードを用いて乱数を発生させている。そして
ステップS5で、ステップS2で入力されたデジタル値
と、ステップS4で発生された乱数との排他的論理和を
取って、その入力されたデジタル値を暗号化する。こう
して暗号化された署名情報は、アドオン用のレジスタa
−h(図15の801〜807)にセットされる。尚、
これら各レジスタは4ビットのレジスタである。
【0030】次にステップS6に進み、実行キー受付け
時間を計時するためのタイマを起動する。このタイマは
CPU1411に設けられた内部タイマでも、或はソフ
トウェアにより時間を計時するプログラム・タイマであ
っても良い。次にステップS7に進み、操作部101の
表示部に“コピー実行又は終了”を表示し、ステップS
8で操作部101の実行キー又は終了キーが入力される
のを待つ。入力されないときはステップS9に進み、タ
イマによる計時が制限時間、例えば3分を越えたかどう
かが判定され、制限時間を越えない時はステップS8に
進み、キー入力を待つ。そして制限時間を越えるまでに
実行或は終了キーが押下されない時はステップS9から
ステップS1に戻り、再び署名情報が入力されるのを待
つ。これは終了キーの押し忘れによって、その書名情報
を入力した使用者以外の人がその署名情報に基づく印刷
を行うという、不正使用を防止するためのものである。
時間を計時するためのタイマを起動する。このタイマは
CPU1411に設けられた内部タイマでも、或はソフ
トウェアにより時間を計時するプログラム・タイマであ
っても良い。次にステップS7に進み、操作部101の
表示部に“コピー実行又は終了”を表示し、ステップS
8で操作部101の実行キー又は終了キーが入力される
のを待つ。入力されないときはステップS9に進み、タ
イマによる計時が制限時間、例えば3分を越えたかどう
かが判定され、制限時間を越えない時はステップS8に
進み、キー入力を待つ。そして制限時間を越えるまでに
実行或は終了キーが押下されない時はステップS9から
ステップS1に戻り、再び署名情報が入力されるのを待
つ。これは終了キーの押し忘れによって、その書名情報
を入力した使用者以外の人がその署名情報に基づく印刷
を行うという、不正使用を防止するためのものである。
【0031】一方、ステップS8で、制限時間内に実行
キー或は終了キーが入力されるとステップS10に進
み、そのキー入力を判定する。また、終了キーが押下さ
れた時はステップS1に戻り、再度、署名情報の入力に
戻る。一方、実行キーが押下された時はステップS11
に進み、その入力された署名情報を暗号化したパターン
を原稿画像データに重畳し、ステップS12でプリンタ
2202に出力して印刷を行う。そしてステップS6に
戻り、実行或は終了キーの入力待ちに進む。このように
して、全ての複写動作が終了した後(終了キーが押下さ
れた後)は、再び署名情報が入力されない限り、認証情
報が画像データに重畳されないようにしている。
キー或は終了キーが入力されるとステップS10に進
み、そのキー入力を判定する。また、終了キーが押下さ
れた時はステップS1に戻り、再度、署名情報の入力に
戻る。一方、実行キーが押下された時はステップS11
に進み、その入力された署名情報を暗号化したパターン
を原稿画像データに重畳し、ステップS12でプリンタ
2202に出力して印刷を行う。そしてステップS6に
戻り、実行或は終了キーの入力待ちに進む。このように
して、全ての複写動作が終了した後(終了キーが押下さ
れた後)は、再び署名情報が入力されない限り、認証情
報が画像データに重畳されないようにしている。
【0032】[操作部]図6は、本実施例の複写機の操
作部101における操作を説明するフローチャートで、
本実施例の操作部101は、例えば表示部とキー入力部
が一体になったタッチパネルで構成されている。
作部101における操作を説明するフローチャートで、
本実施例の操作部101は、例えば表示部とキー入力部
が一体になったタッチパネルで構成されている。
【0033】ステップS21で、メッセージ「署名を入
力して下さい」が画面に表示され、“署名入力キー”6
00が押されるとステップS22に進み、表示部には図
示のようなテンキーが表示される。このステップS22
で、これら表示されている“0”キーから“F”キーを
用いて署名情報をデジタルで入力する。1桁入力する度
に表示画面の上部に「*」が表示され、何桁目の入力で
あるかが判別しやすくなっている。そして最終桁である
8桁目の数値が入力されると、ステップS23に示すよ
うに、メッセージ「デジタル署名生成中、しばらくお待
ち下さい」が表示される。次にステップS24で、メッ
セージ「コピーできます。コピーが全て終わったら「終
了」を押して下さい」を表示し、ステップS25で、終
了キー或は実行キーのいずれかが押下されるのを待つ。
力して下さい」が画面に表示され、“署名入力キー”6
00が押されるとステップS22に進み、表示部には図
示のようなテンキーが表示される。このステップS22
で、これら表示されている“0”キーから“F”キーを
用いて署名情報をデジタルで入力する。1桁入力する度
に表示画面の上部に「*」が表示され、何桁目の入力で
あるかが判別しやすくなっている。そして最終桁である
8桁目の数値が入力されると、ステップS23に示すよ
うに、メッセージ「デジタル署名生成中、しばらくお待
ち下さい」が表示される。次にステップS24で、メッ
セージ「コピーできます。コピーが全て終わったら「終
了」を押して下さい」を表示し、ステップS25で、終
了キー或は実行キーのいずれかが押下されるのを待つ。
【0034】キー入力が無い時はステップS26に進
み、制限時間内かどうかを調べ、そうであればステップ
S25に進んでキー入力待ちに戻り、制限時間を越える
とステップS21の表示に戻る。ステップS25で、実
行キー或は終了キーが入力されるとステップS27に進
み、その入力されたキーの種別を判別する。“終了キ
ー”が押されたときはステップS27からステップS2
1に戻り、“デジタル署名入力キー”が再び押されるの
を待つ。また、“実行キー”が押された場合はステップ
S27からステップS28に進み、図5のステップS1
1及びステップS12で示されるコピー処理が実行さ
れ、表示部にはメッセージ「実行中。しばらくお待ち下
さい」が表示される。こうして、コピーが終了するとス
テップS24に戻る。これらいずれのキーも押下されず
に、実行・終了キーを受付ける時間を越えるとステップ
S21に戻る。
み、制限時間内かどうかを調べ、そうであればステップ
S25に進んでキー入力待ちに戻り、制限時間を越える
とステップS21の表示に戻る。ステップS25で、実
行キー或は終了キーが入力されるとステップS27に進
み、その入力されたキーの種別を判別する。“終了キ
ー”が押されたときはステップS27からステップS2
1に戻り、“デジタル署名入力キー”が再び押されるの
を待つ。また、“実行キー”が押された場合はステップ
S27からステップS28に進み、図5のステップS1
1及びステップS12で示されるコピー処理が実行さ
れ、表示部にはメッセージ「実行中。しばらくお待ち下
さい」が表示される。こうして、コピーが終了するとス
テップS24に戻る。これらいずれのキーも押下されず
に、実行・終了キーを受付ける時間を越えるとステップ
S21に戻る。
【0035】[暗号化処理]図7は、本実施例における
暗号化処理を詳述した流れ図で、図5のステップS3〜
ステップS5の処理に相当している。
暗号化処理を詳述した流れ図で、図5のステップS3〜
ステップS5の処理に相当している。
【0036】まずステップS31において、入力された
8桁のデジタル値(署名情報)を一文字ずつ配列、例え
ばA[0]〜A[7]に格納する。次にステップS32
で、シード作成用のデジタル署名データ、例えばA
[s]を選択する。ここでsは定数、例えば“2”であ
る。次にステップS33に進み、シードを作成し、一方
向性関数の変数nに代入する。ここでは定数SEED
に、ステップS32で選択したA[s]を加えて乱数の
シード(x:x=SEED+A[s])としている。これにより、
その署名情報(デジタル値)を知らない人は同じシード
を発生させることができず、同じ暗号化を行うことがで
きないため、署名データの保安性を高めることができ
る。ここで定数SEEDの値は、“1”を除く正の整数
である。
8桁のデジタル値(署名情報)を一文字ずつ配列、例え
ばA[0]〜A[7]に格納する。次にステップS32
で、シード作成用のデジタル署名データ、例えばA
[s]を選択する。ここでsは定数、例えば“2”であ
る。次にステップS33に進み、シードを作成し、一方
向性関数の変数nに代入する。ここでは定数SEED
に、ステップS32で選択したA[s]を加えて乱数の
シード(x:x=SEED+A[s])としている。これにより、
その署名情報(デジタル値)を知らない人は同じシード
を発生させることができず、同じ暗号化を行うことがで
きないため、署名データの保安性を高めることができ
る。ここで定数SEEDの値は、“1”を除く正の整数
である。
【0037】次にステップS34において、カウンタi
を“0”にセットし、ステップS35で、カウンタiの
値がデジタル値(署名情報)の文字の個数、例えば
“8”より小さいかどうかが判定され、ステップS36
からのループ1の処理を行う。そしてステップS35
で、カウンタiの値がデジタル値の文字の個数(8)と
等しくなるとステップS43に進んで、ループ1から抜
ける。
を“0”にセットし、ステップS35で、カウンタiの
値がデジタル値(署名情報)の文字の個数、例えば
“8”より小さいかどうかが判定され、ステップS36
からのループ1の処理を行う。そしてステップS35
で、カウンタiの値がデジタル値の文字の個数(8)と
等しくなるとステップS43に進んで、ループ1から抜
ける。
【0038】ステップS36では、カウンタjの値を
“0”にし、ステップS37で、カウンタjの値が署名
情報の1文字のビット数、例えば“4(16進数である
ため4ビット)”より小さいかどうかを判定し、そうで
あればステップS38からのループ2の処理を行う。そ
してカウンタjの値がデジタル値の1文字のビット数と
等しくなるとステップS41に進み、第2のループ2か
ら抜ける。
“0”にし、ステップS37で、カウンタjの値が署名
情報の1文字のビット数、例えば“4(16進数である
ため4ビット)”より小さいかどうかを判定し、そうで
あればステップS38からのループ2の処理を行う。そ
してカウンタjの値がデジタル値の1文字のビット数と
等しくなるとステップS41に進み、第2のループ2か
ら抜ける。
【0039】ステップS38における処理は、因数分解
の困難さに基づく公知の一方向性関数の1つであり、変
数xの2乗に対する定数Nによる剰余を求め、変数xを
前記剰余で更新する。ここで定数Nは、例えば“4”に
よる剰余が“3”である2つの異なる素数“7”と“1
1”の積“77”である。次にステップS39に進み、
シフトレジスタsh_rを左に1ビットシフトし、ステ
ップS38で求めたxの最下位ビットの値を、シフトレ
ジスタsh_rの最下位ビット(右端のビット位置)に
格納する。そしてステップS40で、カウンタjに1を
加算し、再びステップS37に戻ってループ2の処理を
繰り返す。このループ2から抜ける時、シフトレジスタ
sh_rには4ビットの暗号が格納されていることにな
る。
の困難さに基づく公知の一方向性関数の1つであり、変
数xの2乗に対する定数Nによる剰余を求め、変数xを
前記剰余で更新する。ここで定数Nは、例えば“4”に
よる剰余が“3”である2つの異なる素数“7”と“1
1”の積“77”である。次にステップS39に進み、
シフトレジスタsh_rを左に1ビットシフトし、ステ
ップS38で求めたxの最下位ビットの値を、シフトレ
ジスタsh_rの最下位ビット(右端のビット位置)に
格納する。そしてステップS40で、カウンタjに1を
加算し、再びステップS37に戻ってループ2の処理を
繰り返す。このループ2から抜ける時、シフトレジスタ
sh_rには4ビットの暗号が格納されていることにな
る。
【0040】カウンタjの値が“4”以上になるとステ
ップS41に進み、カウンタiに対応するデジタル値A
[i]と、シフトレジスタ内の暗号の排他的論理和を取
り、その入力されたデジタル値を暗号化する。そしてス
テップS42で、カウンタiに1を加算し、再びステッ
プS35に戻ってループ1の処理を繰り返す。ステップ
S35で、カウンタiの値が“8”に等しいか、或はそ
れ以上になるとステップS43に進んでループ1から抜
け、暗号化されたデジタル値をアドオン用レジスタ(A
[0]〜A[7])にセットする。
ップS41に進み、カウンタiに対応するデジタル値A
[i]と、シフトレジスタ内の暗号の排他的論理和を取
り、その入力されたデジタル値を暗号化する。そしてス
テップS42で、カウンタiに1を加算し、再びステッ
プS35に戻ってループ1の処理を繰り返す。ステップ
S35で、カウンタiの値が“8”に等しいか、或はそ
れ以上になるとステップS43に進んでループ1から抜
け、暗号化されたデジタル値をアドオン用レジスタ(A
[0]〜A[7])にセットする。
【0041】[パターン付加方法]次に本実施例におけ
るパターンの付加方法の一例を説明する。
るパターンの付加方法の一例を説明する。
【0042】図8は、本実施例の付加パターンの一例を
説明するための図である。
説明するための図である。
【0043】同図において、領域301に含まれる4×
4画素は、その画像信号の、例えば階調が+αとなるよ
うに変調され、領域302と303に含まれるそれぞれ
2×4画素は、その画像信号の、例えば階調が−αとな
るように変調され、領域301〜303以外の画素は変
調しない。これら領域301〜303に含まれる8×4
画素を付加パターンの単位ドットとする。この様に、付
加パターンの1単位に8×4画素を用いるのは、本実施
例のプリンタ2202が、公知の画像領域における20
0ライン処理を行っているためで、付加パターンの単位
を1画素としたのでは、付加パターンが読取り難い場合
があるためである。
4画素は、その画像信号の、例えば階調が+αとなるよ
うに変調され、領域302と303に含まれるそれぞれ
2×4画素は、その画像信号の、例えば階調が−αとな
るように変調され、領域301〜303以外の画素は変
調しない。これら領域301〜303に含まれる8×4
画素を付加パターンの単位ドットとする。この様に、付
加パターンの1単位に8×4画素を用いるのは、本実施
例のプリンタ2202が、公知の画像領域における20
0ライン処理を行っているためで、付加パターンの単位
を1画素としたのでは、付加パターンが読取り難い場合
があるためである。
【0044】図9及び図10は、本実施例のアドオンラ
インの一例を示す図である。
インの一例を示す図である。
【0045】図9において、401はアドオンライン
で、例えば4画素の幅である。401a〜401eはそ
れぞれ図8に示した単位ドットで、例えば8×4画素で
構成されている。これら単位ドット401a〜401e
は、主走査方向に間隔d1(例えば128画素)で略一
定周期で並んでいる。
で、例えば4画素の幅である。401a〜401eはそ
れぞれ図8に示した単位ドットで、例えば8×4画素で
構成されている。これら単位ドット401a〜401e
は、主走査方向に間隔d1(例えば128画素)で略一
定周期で並んでいる。
【0046】更に、図10において、501〜510は
アドオンラインで、それぞれ例えば4画素の幅であり、
副走査方向に間隔d2(例えば16画素)で略一定周期
で並んでいる。詳細は後述するが、例えば、1本のアド
オンラインは4ビットの情報を表わし、アドオンライン
502〜509(line0(ライン0)〜line7)の8本の
アドオンラインは一組となって、32ビットの付加情報
を表わすことができる。尚、アドオンラインは副走査方
向に繰り返し形成され、例えば、図10に示すアドオン
ライン501と509は同一の情報を表わす。
アドオンラインで、それぞれ例えば4画素の幅であり、
副走査方向に間隔d2(例えば16画素)で略一定周期
で並んでいる。詳細は後述するが、例えば、1本のアド
オンラインは4ビットの情報を表わし、アドオンライン
502〜509(line0(ライン0)〜line7)の8本の
アドオンラインは一組となって、32ビットの付加情報
を表わすことができる。尚、アドオンラインは副走査方
向に繰り返し形成され、例えば、図10に示すアドオン
ライン501と509は同一の情報を表わす。
【0047】図11及び図12はアドオンラインによる
情報の表現方法の一例を示す図である。
情報の表現方法の一例を示す図である。
【0048】図11において、601と602はともに
アドオンラインで、両アドオンラインは副走査方向に隣
り合っている。また、601a,601b及び602a
は単位ドットで、隣り合ったアドオンラインの単位ドッ
ト同士が接近して目立つのを防ぐため、隣り合ったアド
オンライン単位ドット同士は、主走査方向へ少なくとも
距離d3(例えば32画素)だけ間隔が空くように設定
される。
アドオンラインで、両アドオンラインは副走査方向に隣
り合っている。また、601a,601b及び602a
は単位ドットで、隣り合ったアドオンラインの単位ドッ
ト同士が接近して目立つのを防ぐため、隣り合ったアド
オンライン単位ドット同士は、主走査方向へ少なくとも
距離d3(例えば32画素)だけ間隔が空くように設定
される。
【0049】単位ドットによって表されるデータは、単
位ドット602aと、単位ドット601aとの位相差に
よって決定される。図11は4ビット情報を表わす一例
を示しており、単位ドット602aは16進データの
“2”を表している。例えば、単位ドット602aが最
左端にあればデータ“0”を、最右端にあればデータ
“F”を表わすことになる。
位ドット602aと、単位ドット601aとの位相差に
よって決定される。図11は4ビット情報を表わす一例
を示しており、単位ドット602aは16進データの
“2”を表している。例えば、単位ドット602aが最
左端にあればデータ“0”を、最右端にあればデータ
“F”を表わすことになる。
【0050】図12において、全付加情報を表わす一組
のアドオンラインを示す図で、同図(a)は1番目のア
ドオンラインline0(ライン0)を、同図(b)は
4番目のアドオンラインline3(ライン3)を表わ
している。
のアドオンラインを示す図で、同図(a)は1番目のア
ドオンラインline0(ライン0)を、同図(b)は
4番目のアドオンラインline3(ライン3)を表わ
している。
【0051】図12に示すように、ライン0には、本来
の単位ドット701a〜701dの全ての右側に、d4
(例えば16画素)の間隔でドット702a〜702d
が追加されており。また、ライン3には、本来の単位ド
ット704a〜704dの全ての右側に、d5(例えば
32画素)の間隔でドット705a〜705dが追加さ
れている。これら各アドオンライン上における追加ドッ
トは、各アドオンラインが、何番目のアドオンラインで
あるかを明確にするためのマーカである。尚、2本のア
ドオンラインマーカを追加するのは、出力画像からでも
副走査方向の上下を確定することができるようにするた
めである。
の単位ドット701a〜701dの全ての右側に、d4
(例えば16画素)の間隔でドット702a〜702d
が追加されており。また、ライン3には、本来の単位ド
ット704a〜704dの全ての右側に、d5(例えば
32画素)の間隔でドット705a〜705dが追加さ
れている。これら各アドオンライン上における追加ドッ
トは、各アドオンラインが、何番目のアドオンラインで
あるかを明確にするためのマーカである。尚、2本のア
ドオンラインマーカを追加するのは、出力画像からでも
副走査方向の上下を確定することができるようにするた
めである。
【0052】また、例えば、付加するパターンは、人間
の目がイエロー(Y)のトナーで描かれたパターンに対
しては識別能力が低いことを利用して、イエローのトナ
ーのみで付加される。
の目がイエロー(Y)のトナーで描かれたパターンに対
しては識別能力が低いことを利用して、イエローのトナ
ーのみで付加される。
【0053】また、付加パターンの主走査方向のドット
間隔と、副走査方向の全付加情報の繰り返し間隔とは、
対象とする特定原稿において、ドットが確実に識別でき
るような薄くて均一な領域へ、確実に全情報が付加され
るように定める必要がある。目安としては、対象とする
特定原稿において、ドットが確実に識別できるような薄
くて均一な領域の幅の2分の1以下のピッチで情報を付
加すればよい。
間隔と、副走査方向の全付加情報の繰り返し間隔とは、
対象とする特定原稿において、ドットが確実に識別でき
るような薄くて均一な領域へ、確実に全情報が付加され
るように定める必要がある。目安としては、対象とする
特定原稿において、ドットが確実に識別できるような薄
くて均一な領域の幅の2分の1以下のピッチで情報を付
加すればよい。
【0054】[パターン付加回路1410]次に、本実
施例のパターン付加回路1410の一構成例について説
明する。
施例のパターン付加回路1410の一構成例について説
明する。
【0055】図13〜図15は、本実施例のパターン付
加回路1410の回路構成例を示すブロック図である。
加回路1410の回路構成例を示すブロック図である。
【0056】図14において、副走査カウンタ819で
は主走査同期信号HSYNCを、主走査カウンタ814
では画素同期信号CLKを、それぞれ7ビット幅、即
ち、128周期で繰返しカウントする。副走査カウンタ
819の出力Q2とQ3に接続されたANDゲート82
0は、副走査カウンタ819のビット2とビット3が、
ともにハイレベルのときにハイレベルの信号を出力す
る。即ち、ANDゲート820の出力は、副走査方向1
6ラインごとに4ラインの期間、ハイレベルになり、こ
れをアドオンラインのイネーブル信号とする。
は主走査同期信号HSYNCを、主走査カウンタ814
では画素同期信号CLKを、それぞれ7ビット幅、即
ち、128周期で繰返しカウントする。副走査カウンタ
819の出力Q2とQ3に接続されたANDゲート82
0は、副走査カウンタ819のビット2とビット3が、
ともにハイレベルのときにハイレベルの信号を出力す
る。即ち、ANDゲート820の出力は、副走査方向1
6ラインごとに4ラインの期間、ハイレベルになり、こ
れをアドオンラインのイネーブル信号とする。
【0057】また、ANDゲート820の出力と、副走
査カウンタ819の上位3ビット(Q4〜Q6)とを入
力するゲート822によって、アドオンラインのライン
0のイネーブル信号LINE0が、ゲート821によっ
て、アドオンラインのライン3のイネーブル信号LIN
E3が生成される。
査カウンタ819の上位3ビット(Q4〜Q6)とを入
力するゲート822によって、アドオンラインのライン
0のイネーブル信号LINE0が、ゲート821によっ
て、アドオンラインのライン3のイネーブル信号LIN
E3が生成される。
【0058】一方、主走査カウンタ814は、詳細は後
述するが、HSYNCによって初期値がロードされ、ゲ
ート815〜817は、主走査カウンタ814の上位4
ビット(Q3〜Q6)を入力する。ANDゲート815
の出力は、128画素毎に8画素の区間ハイレベルとな
り、これをドットのイネーブル信号とする。また、ゲー
ト816と817は、主走査カウンタ814の上位4ビ
ットの他に、それぞれ信号LINE0とLINE3を入
力して、それぞれライン0とライン3のマークのイネー
ブル信号を生成する。これら、ドットおよびマークのイ
ネーブル信号はORゲート818によりまとめられ、更
に、ORゲート818の出力とANDゲート820の出
力との論理積がANDゲート824により取られ、アド
オンライン上でだけハイレベルとなるドットおよびマー
クのイネーブル信号となる。
述するが、HSYNCによって初期値がロードされ、ゲ
ート815〜817は、主走査カウンタ814の上位4
ビット(Q3〜Q6)を入力する。ANDゲート815
の出力は、128画素毎に8画素の区間ハイレベルとな
り、これをドットのイネーブル信号とする。また、ゲー
ト816と817は、主走査カウンタ814の上位4ビ
ットの他に、それぞれ信号LINE0とLINE3を入
力して、それぞれライン0とライン3のマークのイネー
ブル信号を生成する。これら、ドットおよびマークのイ
ネーブル信号はORゲート818によりまとめられ、更
に、ORゲート818の出力とANDゲート820の出
力との論理積がANDゲート824により取られ、アド
オンライン上でだけハイレベルとなるドットおよびマー
クのイネーブル信号となる。
【0059】このANDゲート824の出力は、フリッ
プフロップ828において、画素同期信号CLKに同期
してラッチされ、ANDゲート830において、2ビッ
トの出力カラー選択信号CNO(CNO0,CNO1)
との論理積が取られる。なお、ここで出力カラー選択信
号CNOのビット0(CNO0)は、インバータ829
で論理が反転されてANDゲート830に入力され、出
力カラー選択信号CNOのビット1(CNO1)は、そ
のままANDゲート830に入力されている。これによ
り、信号CNO=“2”、つまり、イエローの色画像の
印刷時に、ドット及びマークのイネーブル信号が有効に
なる。
プフロップ828において、画素同期信号CLKに同期
してラッチされ、ANDゲート830において、2ビッ
トの出力カラー選択信号CNO(CNO0,CNO1)
との論理積が取られる。なお、ここで出力カラー選択信
号CNOのビット0(CNO0)は、インバータ829
で論理が反転されてANDゲート830に入力され、出
力カラー選択信号CNOのビット1(CNO1)は、そ
のままANDゲート830に入力されている。これによ
り、信号CNO=“2”、つまり、イエローの色画像の
印刷時に、ドット及びマークのイネーブル信号が有効に
なる。
【0060】更に、ANDゲート824の出力は、カウ
ンタ825のクリア端子CLRにも接続されていて、カ
ウンタ825はANDゲート824がハイレベルの時、
即ち、アドオンラインのドットがイネーブル時のみ画素
同期信号CLKの計数を行う。このカウンタ825の出
力のビット1とビット2(Q1,Q2)は、排他的論理
和ゲート826へ入力され、アドオンラインのドット期
間(8CLK)の中間の4CLKの期間、排他的論理和
ゲート826の出力はロウレベルとなる。排他的論理和
ゲート826の出力は、フリップフロップ827によっ
て画素同期信号CLKに同期され、信号MINUSとな
って出力される。この信号MINUSがロウレベルのと
き、アドオンラインのドットは+αに変調される。尚、
フリップフロップ827は、信号MINUSのヒゲを除
き、また、アドオンラインのドットのイネーブル信号と
位相を合わせるためのものである。
ンタ825のクリア端子CLRにも接続されていて、カ
ウンタ825はANDゲート824がハイレベルの時、
即ち、アドオンラインのドットがイネーブル時のみ画素
同期信号CLKの計数を行う。このカウンタ825の出
力のビット1とビット2(Q1,Q2)は、排他的論理
和ゲート826へ入力され、アドオンラインのドット期
間(8CLK)の中間の4CLKの期間、排他的論理和
ゲート826の出力はロウレベルとなる。排他的論理和
ゲート826の出力は、フリップフロップ827によっ
て画素同期信号CLKに同期され、信号MINUSとな
って出力される。この信号MINUSがロウレベルのと
き、アドオンラインのドットは+αに変調される。尚、
フリップフロップ827は、信号MINUSのヒゲを除
き、また、アドオンラインのドットのイネーブル信号と
位相を合わせるためのものである。
【0061】この信号MINUSは、図13のセレクタ
838の選択端子Sヘ入力される。AND回路832に
は、レジスタ831から、例えば8ビットの変調量α
と、ANDゲート830の出力とが入力される。アドオ
ンラインのドットのタイミングの時、ANDゲート83
0の出力がハイレベルとなるので、AND部832から
は、アドオンラインのドットのタイミングのときに8ビ
ットの変調量αが出力される。従って、アドオンライン
のドット以外の画素は、AND回路832が出力する変
調量が“0”となるため変調されることはない。
838の選択端子Sヘ入力される。AND回路832に
は、レジスタ831から、例えば8ビットの変調量α
と、ANDゲート830の出力とが入力される。アドオ
ンラインのドットのタイミングの時、ANDゲート83
0の出力がハイレベルとなるので、AND部832から
は、アドオンラインのドットのタイミングのときに8ビ
ットの変調量αが出力される。従って、アドオンライン
のドット以外の画素は、AND回路832が出力する変
調量が“0”となるため変調されることはない。
【0062】833は加算部、835は減算部で、共に
端子Aヘ、例えば8ビットの画像信号Vが入力される。
また、これら加算部833及び減算部835の端子Bに
は、AND回路832が出力した変調量αが入力され
る。この加算部833の出力はOR回路834へ入力さ
れ、減算部835の出力はAND回路837へ入力され
る。尚、OR回路834は、加算部833の加算結果
(V+α)がオーバフローしてキャリー信号CYが出力
された場合に、演算結果を強制的に、例えば“255”
にしている。また、AND回路837は、減算部835
の減算結果(V−α)がアンダフローしてキャリー信号
CYが出力された場合に、インバータ836で反転され
たキャリー信号CYによって、減算部835で減算され
た演算結果を強制的に、例えば“0”にするものであ
る。
端子Aヘ、例えば8ビットの画像信号Vが入力される。
また、これら加算部833及び減算部835の端子Bに
は、AND回路832が出力した変調量αが入力され
る。この加算部833の出力はOR回路834へ入力さ
れ、減算部835の出力はAND回路837へ入力され
る。尚、OR回路834は、加算部833の加算結果
(V+α)がオーバフローしてキャリー信号CYが出力
された場合に、演算結果を強制的に、例えば“255”
にしている。また、AND回路837は、減算部835
の減算結果(V−α)がアンダフローしてキャリー信号
CYが出力された場合に、インバータ836で反転され
たキャリー信号CYによって、減算部835で減算され
た演算結果を強制的に、例えば“0”にするものであ
る。
【0063】加算部833と減算部835による演算結
果(V+α)及び(V−α)は、セレクタ838に入力
され、選択信号MINUSの信号レベルに応じてセレク
タ838により選択されてV’として出力される。
果(V+α)及び(V−α)は、セレクタ838に入力
され、選択信号MINUSの信号レベルに応じてセレク
タ838により選択されてV’として出力される。
【0064】以上の回路構成により、図5のフローチャ
ートで示したドットの変調が施される。
ートで示したドットの変調が施される。
【0065】また、図14の端子より主走査カウンタ
814へロードされる値は、以下のように生成される。
まず、副走査同期信号VSYNCによって、フリップフ
ロップ813及びカウンタ809がリセットされるの
で、最初のアドオンラインでは主走査カウンタ814の
初期値として“0”がセットされる。ここで、カウンタ
809とフリップフロップ813のクロック端子へ入力
される信号ADLINは、アドオンラインのイネーブル
信号であるANDゲート820の出力を、フリップフロ
ップ823で主走査同期信号HSYNCに同期させた信
号である。
814へロードされる値は、以下のように生成される。
まず、副走査同期信号VSYNCによって、フリップフ
ロップ813及びカウンタ809がリセットされるの
で、最初のアドオンラインでは主走査カウンタ814の
初期値として“0”がセットされる。ここで、カウンタ
809とフリップフロップ813のクロック端子へ入力
される信号ADLINは、アドオンラインのイネーブル
信号であるANDゲート820の出力を、フリップフロ
ップ823で主走査同期信号HSYNCに同期させた信
号である。
【0066】セレクタ810は、セレクト端子Sに入力
される、カウンタ809よりの、例えば3ビット信号に
応じて、8本のアドオンラインのそれぞれの、例えば4
ビット値が設定されているレジスタ801〜808のう
ちの1つの出力を選択して加算器811に出力する。
される、カウンタ809よりの、例えば3ビット信号に
応じて、8本のアドオンラインのそれぞれの、例えば4
ビット値が設定されているレジスタ801〜808のう
ちの1つの出力を選択して加算器811に出力する。
【0067】セレクタ810のセレクト信号は、信号A
DLINをカウントするカウンタ809によって生成さ
れる。最初のアドオンラインのタイミングでは、カウン
タ809は、副走査同期信号VSYNCでクリアされて
いるので、セレクト信号の値は“0”である。従って、
セレクタ810は、レジスタ801の出力を選択する。
そして、信号ADLINが立上がるとカウンタ809の
カウント値が1進み、セレクタ810はレジスタ802
の出力を選択する。以降、セレクタ810は、信号AD
LINに同期して、順次、レジスタ803から808の
出力の選択を繰り返す。
DLINをカウントするカウンタ809によって生成さ
れる。最初のアドオンラインのタイミングでは、カウン
タ809は、副走査同期信号VSYNCでクリアされて
いるので、セレクト信号の値は“0”である。従って、
セレクタ810は、レジスタ801の出力を選択する。
そして、信号ADLINが立上がるとカウンタ809の
カウント値が1進み、セレクタ810はレジスタ802
の出力を選択する。以降、セレクタ810は、信号AD
LINに同期して、順次、レジスタ803から808の
出力の選択を繰り返す。
【0068】こうして選択されて出力されるセレクタ8
10の出力は、加算器811のB端子に入力されて、加
算器812の出力と加算される。この加算結果はフリッ
プフロップ813へ入力され、信号ADLINの立下が
りで、このフリップフロップ813にラッチされる。こ
うしてラッチされた5ビットの信号は、主走査カウンタ
814へ入力される。
10の出力は、加算器811のB端子に入力されて、加
算器812の出力と加算される。この加算結果はフリッ
プフロップ813へ入力され、信号ADLINの立下が
りで、このフリップフロップ813にラッチされる。こ
うしてラッチされた5ビットの信号は、主走査カウンタ
814へ入力される。
【0069】なお、フリップフロップ813の出力は、
主走査カウンタ814へ送られるとともに、加算器81
2の端子Bにも入力されており、加算器812の端子A
ヘ入力された一定値、例えば“8”と加算されて加算器
811へ送られる。これは、アドオンラインのドット位
置と、副走査方向に1本前のアドオンラインのドット位
置との間隔を空けるためのオフセット値である。
主走査カウンタ814へ送られるとともに、加算器81
2の端子Bにも入力されており、加算器812の端子A
ヘ入力された一定値、例えば“8”と加算されて加算器
811へ送られる。これは、アドオンラインのドット位
置と、副走査方向に1本前のアドオンラインのドット位
置との間隔を空けるためのオフセット値である。
【0070】[複写結果]図16は本実施例における複
写結果の一例を示す図で、アドオンラインの単位ドット
の配置例だけを示している。
写結果の一例を示す図で、アドオンラインの単位ドット
の配置例だけを示している。
【0071】図16において、901は例えば特定原稿
画像を示し、アドオンラインの単位ドットは■印で表し
ている。
画像を示し、アドオンラインの単位ドットは■印で表し
ている。
【0072】以上説明したように第1実施例によれば、
複写機の使用者に固有の認証情報である署名情報を、暗
号化されたデジタル信号としてコピー上にアドオンする
ことによって、実際に複写を行った操作者を特定できる
コピー画像を得ることができる。
複写機の使用者に固有の認証情報である署名情報を、暗
号化されたデジタル信号としてコピー上にアドオンする
ことによって、実際に複写を行った操作者を特定できる
コピー画像を得ることができる。
【0073】また本実施例では、アドオンされるパター
ンをイエローなどの目立たない色で印刷しているので、
印刷された画像の劣化を最小限に抑えることができる。
ンをイエローなどの目立たない色で印刷しているので、
印刷された画像の劣化を最小限に抑えることができる。
【0074】<第2実施例>以下に、図面を参照して本
発明の第2実施例を説明する。第2実施例においては本
発明をカラーファクシミリ装置に応用している。この第
2実施例において、前述の第1実施例と同様な構成につ
いては同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。 [概念]図17は、この第2実施例を概念的に説明した
図である。図17において、911は送信側のファクシ
ミリ装置、910は受信側のファクシミリ装置を示して
いる。920は送信側のファクシミリ装置911で読み
込まれた原稿画像を示し、921はこの原稿画像に、前
述の使用者によりアドオンされた認証情報922が付加
された受信画像を示している。
発明の第2実施例を説明する。第2実施例においては本
発明をカラーファクシミリ装置に応用している。この第
2実施例において、前述の第1実施例と同様な構成につ
いては同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。 [概念]図17は、この第2実施例を概念的に説明した
図である。図17において、911は送信側のファクシ
ミリ装置、910は受信側のファクシミリ装置を示して
いる。920は送信側のファクシミリ装置911で読み
込まれた原稿画像を示し、921はこの原稿画像に、前
述の使用者によりアドオンされた認証情報922が付加
された受信画像を示している。
【0075】まず送信側ファクシミリ装置911の使用
者は、操作部913の表示部に表示された表示に従っ
て、その使用者に固有の署名情報、例えば16進8桁で
“FA92853B”を操作部913から入力する。こ
うして入力された署名情報は、このファクシミリ装置9
11内で暗号化されて、例えば“C03D2514”が
得られる。この暗号化された署名情報と、送信側ファク
シミリ装置911で読取られた原稿画像データとが回線
を通じて受信側ファクシミリ装置910に送信される。
この受信側ファクシミリ装置910は、この受信した署
名情報を、受信した画像データに重畳(アドオン)して
出力画像921を得る。
者は、操作部913の表示部に表示された表示に従っ
て、その使用者に固有の署名情報、例えば16進8桁で
“FA92853B”を操作部913から入力する。こ
うして入力された署名情報は、このファクシミリ装置9
11内で暗号化されて、例えば“C03D2514”が
得られる。この暗号化された署名情報と、送信側ファク
シミリ装置911で読取られた原稿画像データとが回線
を通じて受信側ファクシミリ装置910に送信される。
この受信側ファクシミリ装置910は、この受信した署
名情報を、受信した画像データに重畳(アドオン)して
出力画像921を得る。
【0076】[装置]図18は、本発明の第2実施例の
ファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
ファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【0077】1701は読取部で、原稿画像を光電的に
読み取って、デジタル化した画像データを出力してい
る。1702は、例えばレーザビームプリンタや熱転写
プリンタ等の記録部で、受信した画像情報、或は読取部
1701より入力した画像データに基づいて画像を印刷
する。1703は図17の操作部912,913に対応
する操作部で、署名情報を入力するための入力キー、及
び使用者へのメッセージなどを表示する表示部等を備え
ている。1704は制御部で、実施例のファクシミリ装
置全体の動作を制御するとともに、署名情報の暗号化お
よびアドオンを含むファクシミリ装置の各種機能を制御
している。1705は回線制御部であり、プロトコルに
よる交信を行う。1706は、上述した各部を接続する
バスである。
読み取って、デジタル化した画像データを出力してい
る。1702は、例えばレーザビームプリンタや熱転写
プリンタ等の記録部で、受信した画像情報、或は読取部
1701より入力した画像データに基づいて画像を印刷
する。1703は図17の操作部912,913に対応
する操作部で、署名情報を入力するための入力キー、及
び使用者へのメッセージなどを表示する表示部等を備え
ている。1704は制御部で、実施例のファクシミリ装
置全体の動作を制御するとともに、署名情報の暗号化お
よびアドオンを含むファクシミリ装置の各種機能を制御
している。1705は回線制御部であり、プロトコルに
よる交信を行う。1706は、上述した各部を接続する
バスである。
【0078】[送信側処理流れ図]図19は第2実施例
の送信側のファクシミリ装置における処理を示すフロー
チャートである。
の送信側のファクシミリ装置における処理を示すフロー
チャートである。
【0079】まずステップS51で、操作部1703の
表示部にメッセージ「署名データを入力」と表示して、
使用者に署名データを数値により入力するように促す。
次にステップS52に進み、操作部1703のキーを使
用して署名データが入力されるとステップS53に進
み、乱数のシード(初期値)を決定する。これは前述の
第1実施例と同様に、暗号化が特定の人に対して一意に
決定されなければならないので、ある人にとって固有の
シードが必要である。しかし、このようなシードを定数
としてROM等の格納すると、そのシード値が他の人に
見破られる虞がある。そこで、この署名情報の一部をR
OMの定数に加えてシード値としている。そしてステッ
プS54に進み、ステップS53で決定されたシード値
を用いて乱数を発生させる。次にステップS55に進
み、ステップS52で入力された署名情報と、ステップ
S54で発生された乱数との排他的論理和を取って暗号
化を行う。こうして暗号化された署名情報は、アドオン
パターン送信用のレジスタにセットされる。
表示部にメッセージ「署名データを入力」と表示して、
使用者に署名データを数値により入力するように促す。
次にステップS52に進み、操作部1703のキーを使
用して署名データが入力されるとステップS53に進
み、乱数のシード(初期値)を決定する。これは前述の
第1実施例と同様に、暗号化が特定の人に対して一意に
決定されなければならないので、ある人にとって固有の
シードが必要である。しかし、このようなシードを定数
としてROM等の格納すると、そのシード値が他の人に
見破られる虞がある。そこで、この署名情報の一部をR
OMの定数に加えてシード値としている。そしてステッ
プS54に進み、ステップS53で決定されたシード値
を用いて乱数を発生させる。次にステップS55に進
み、ステップS52で入力された署名情報と、ステップ
S54で発生された乱数との排他的論理和を取って暗号
化を行う。こうして暗号化された署名情報は、アドオン
パターン送信用のレジスタにセットされる。
【0080】次にステップS56に進み、送信先の呼出
キー受付け時間を計時するためのタイマを起動する。そ
してステップS57に進み、操作部1703の表示部に
メッセージ「送信呼出しまたは終了」を表示して、操作
部1703の送信先呼出キーまたは終了キーの入力を待
つ。キー入力があるとステップS58からステップS6
0に進むが、ステップS56で起動された送信先呼出キ
ー受付け時間タイマが制限時間、例えば3分を超えて計
時するとステップS59よりステップS51に戻り、再
び署名情報が入力されるのを待つ。これは、終了キーの
押し忘れによって、その署名情報の所有者以外の人が、
その署名情報を不正に作成することを防ぐためのもので
ある。
キー受付け時間を計時するためのタイマを起動する。そ
してステップS57に進み、操作部1703の表示部に
メッセージ「送信呼出しまたは終了」を表示して、操作
部1703の送信先呼出キーまたは終了キーの入力を待
つ。キー入力があるとステップS58からステップS6
0に進むが、ステップS56で起動された送信先呼出キ
ー受付け時間タイマが制限時間、例えば3分を超えて計
時するとステップS59よりステップS51に戻り、再
び署名情報が入力されるのを待つ。これは、終了キーの
押し忘れによって、その署名情報の所有者以外の人が、
その署名情報を不正に作成することを防ぐためのもので
ある。
【0081】ステップS58で所定時間内にキー入力を
受付けるとステップS60に進み、その入力されたキー
の種類を判別する。ステップS60で終了キーを受け付
けた場合はステップS51に分岐して、再度署名情報の
入力に戻る。これにより全ての送信が終了した後は、再
び同じ署名情報を入力しない限り、同じ認証情報が受信
側ファクシミリ装置に送信されないようにしている。
受付けるとステップS60に進み、その入力されたキー
の種類を判別する。ステップS60で終了キーを受け付
けた場合はステップS51に分岐して、再度署名情報の
入力に戻る。これにより全ての送信が終了した後は、再
び同じ署名情報を入力しない限り、同じ認証情報が受信
側ファクシミリ装置に送信されないようにしている。
【0082】受信側ファクシミリ装置への送信のための
呼出しが指示されるとステップS61に進み、受信側
(送信先)のファクシミリ装置を呼び出す。次にステッ
プS62に進み、読取り部1701により、セットされ
ている原稿画像を読取る。次にステップS63に進み、
暗号化された署名データであるアドオンパターンと、読
取部1701により読取った画像データとが送信され
る。その後、ステップS51に戻り、送信先のファクシ
ミリ装置の呼出または終了の入力を待つ。
呼出しが指示されるとステップS61に進み、受信側
(送信先)のファクシミリ装置を呼び出す。次にステッ
プS62に進み、読取り部1701により、セットされ
ている原稿画像を読取る。次にステップS63に進み、
暗号化された署名データであるアドオンパターンと、読
取部1701により読取った画像データとが送信され
る。その後、ステップS51に戻り、送信先のファクシ
ミリ装置の呼出または終了の入力を待つ。
【0083】[受信側処理流れ図]図20は、第2実施
例の受信側のファクシミリ装置における処理の流れを示
すフローチャートである。
例の受信側のファクシミリ装置における処理の流れを示
すフローチャートである。
【0084】まずステップS71において、ファクシミ
リ信号の着信の有無が判断され、着信があればステップ
S72に進み、着信データにおける暗号化されたデジタ
ル署名(アドオンパターン)の有無を判断する。暗号化
されたデジタル署名情報がある場合はステップS73に
進むが、暗号化されたデジタル署名情報がない場合はス
テップS74に進み、通常のファクシミリ受信と同様
に、受信した画像情報を復号して印刷する。
リ信号の着信の有無が判断され、着信があればステップ
S72に進み、着信データにおける暗号化されたデジタ
ル署名(アドオンパターン)の有無を判断する。暗号化
されたデジタル署名情報がある場合はステップS73に
進むが、暗号化されたデジタル署名情報がない場合はス
テップS74に進み、通常のファクシミリ受信と同様
に、受信した画像情報を復号して印刷する。
【0085】ステップS73では、暗号化されたデジタ
ル署名情報を画像データにアドオンし、ステップS74
では、その暗号化されたデジタル署名情報を、受信して
復号した画像データにアドオンした画像の印刷を実行す
る。その後、ステップS71に戻り、次のファクシミリ
信号の着信を待つ。
ル署名情報を画像データにアドオンし、ステップS74
では、その暗号化されたデジタル署名情報を、受信して
復号した画像データにアドオンした画像の印刷を実行す
る。その後、ステップS71に戻り、次のファクシミリ
信号の着信を待つ。
【0086】[操作部]図21は、第2実施例の送信側
ファクシミリ装置の操作部913における表示例及び操
作例を説明した図面であり、本実施例では、操作部91
3はタッチパネルで構成されている。
ファクシミリ装置の操作部913における表示例及び操
作例を説明した図面であり、本実施例では、操作部91
3はタッチパネルで構成されている。
【0087】まずステップS81で、“署名データ入力
キー”が押されると、図示の画面が表示される。ここで
は、表示部にメッセージ「署名データを入力して下さ
い」が表示され、これに従って、操作部913の“0キ
ー”から“Fキー”を用いて、その使用者に特有の署名
データが入力される。ここでも、前述の第1実施例の場
合と同様に、1桁入力する度に画面上部に「*」が表示
され、何桁目の入力であるかを容易に判別できるように
なっている。こうして8桁目の数字が入力されると、ス
テップS83で示すメッセージが表示される。
キー”が押されると、図示の画面が表示される。ここで
は、表示部にメッセージ「署名データを入力して下さ
い」が表示され、これに従って、操作部913の“0キ
ー”から“Fキー”を用いて、その使用者に特有の署名
データが入力される。ここでも、前述の第1実施例の場
合と同様に、1桁入力する度に画面上部に「*」が表示
され、何桁目の入力であるかを容易に判別できるように
なっている。こうして8桁目の数字が入力されると、ス
テップS83で示すメッセージが表示される。
【0088】次にステップS84では、“終了キー”又
は“送信先の呼出しキー”のキー入力を促すメッセージ
が表示され、キー入力があるとステップS85からステ
ップS87に進み、入力されたキーの種類が判別され
る。ここでも所定時間、例えば3分の間にキー入力が無
い時はステップS86よりステップS81に進み、再
度、“署名入力キー”が押されるのを待つ。
は“送信先の呼出しキー”のキー入力を促すメッセージ
が表示され、キー入力があるとステップS85からステ
ップS87に進み、入力されたキーの種類が判別され
る。ここでも所定時間、例えば3分の間にキー入力が無
い時はステップS86よりステップS81に進み、再
度、“署名入力キー”が押されるのを待つ。
【0089】一方、ステップS85,S87で“送信先
呼出キー”が押された場合はステップS88に進み、図
示のように、メッセージ“10キーで送信先のFAX番
号を入力して下さい”が操作部913に表示される。こ
うして10キーにより呼出し先のFAX番号が入力され
るとステップS89に進み、公知のファクシミリ送信操
作が行なわれ、このファクシミリ送信中にメッセージ
「送信中。しばらくお待ち下さい」が表示される。こう
して送信が終了するとステップS84に戻リ、終了キー
或は次の送信先の呼出しキーの入力待ちとなる。
呼出キー”が押された場合はステップS88に進み、図
示のように、メッセージ“10キーで送信先のFAX番
号を入力して下さい”が操作部913に表示される。こ
うして10キーにより呼出し先のFAX番号が入力され
るとステップS89に進み、公知のファクシミリ送信操
作が行なわれ、このファクシミリ送信中にメッセージ
「送信中。しばらくお待ち下さい」が表示される。こう
して送信が終了するとステップS84に戻リ、終了キー
或は次の送信先の呼出しキーの入力待ちとなる。
【0090】尚、この第2実施例における暗号化、パタ
ーンの付加方法及びパターン付加回路の構成は、前述の
第1実施例の構成と同様であるため、それらの説明を省
略する。
ーンの付加方法及びパターン付加回路の構成は、前述の
第1実施例の構成と同様であるため、それらの説明を省
略する。
【0091】以上説明したように第2実施例によれば、
ファクシミリの送信者に固有の認証情報である署名デー
タを暗号化してファクシミリ送信画像上にアドオンする
ことにより、ファクシミリの送信者を特定できるファク
シミリ画像を得ることができる。
ファクシミリの送信者に固有の認証情報である署名デー
タを暗号化してファクシミリ送信画像上にアドオンする
ことにより、ファクシミリの送信者を特定できるファク
シミリ画像を得ることができる。
【0092】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置に本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できる。
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置に本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できる。
【0093】以上説明したように本実施例によれば、多
色かつ多値の階調をもつ画像に、デジタル化された認証
情報を暗号化して重畳することができる。また、認証情
報が付加された画像を送信して受信側で再生することが
可能になる。
色かつ多値の階調をもつ画像に、デジタル化された認証
情報を暗号化して重畳することができる。また、認証情
報が付加された画像を送信して受信側で再生することが
可能になる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、他
人が容易に判別できない認証情報とともに画像を出力で
きる効果がある。
人が容易に判別できない認証情報とともに画像を出力で
きる効果がある。
【0095】また本発明によれば、画質を劣化させるこ
となく、画像データに認証情報を付加して出力できる効
果がある。
となく、画像データに認証情報を付加して出力できる効
果がある。
【0096】また本発明によれば、画質を劣化させるこ
となく、カラー画像データに認証情報を付加して出力で
きる効果がある。
となく、カラー画像データに認証情報を付加して出力で
きる効果がある。
【0097】また本発明によれば、他人が容易に判別で
きない認証情報とともに、画質を劣化させることなく画
像を出力できる効果がある。
きない認証情報とともに、画質を劣化させることなく画
像を出力できる効果がある。
【0098】
【図1】本発明の一実施例の特徴を概念的に説明した図
である。
である。
【図2】本発明の一実施例に係る複写機の構成を示す構
造断面図である。
造断面図である。
【図3】本実施例のイメージスキャナの構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図4】2ビット信号CNOの値とプリント出力の色と
の関係を示す図である。
の関係を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例の複写機において入力され
た署名情報を重畳して印刷する処理の流れを示すフロー
チャートである。
た署名情報を重畳して印刷する処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図6】第1実施例の複写機における署名情報の入力と
複写を行うための操作例を説明するためのフローチャー
トである。
複写を行うための操作例を説明するためのフローチャー
トである。
【図7】第1実施例において、入力された署名情報の暗
号化処理を示すフローチャートである。
号化処理を示すフローチャートである。
【図8】本実施例の付加パターンの一例を説明するため
の図である。
の図である。
【図9】本実施例におけるアドオンラインの一例を説明
するための図である。
するための図である。
【図10】本実施例におけるアドオンラインの一例を説
明するための図である。
明するための図である。
【図11】本実施例におけるアドオンラインによる情報
の表現方法の一例を示す図である。
の表現方法の一例を示す図である。
【図12】本実施例におけるアドオンラインによる情報
の表現方法の一例を示す図である。
の表現方法の一例を示す図である。
【図13】本実施例のパターン付加回路の構成例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図14】本実施例のパターン付加回路の構成例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図15】本実施例のパターン付加回路の構成例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図16】本発明の第1実施例による印刷例を示す図で
ある。
ある。
【図17】本発明の第2実施例における動作を概念的に
説明した図である。
説明した図である。
【図18】本発明の第2実施例のファクシミリ装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図19】第2実施例の送信側のファクシミリ装置にお
ける処理を示すフローチャートである。
ける処理を示すフローチャートである。
【図20】第2実施例の受信側のファクシミリ装置にお
ける処理の流れを示すフローチャートである。
ける処理の流れを示すフローチャートである。
【図21】第2実施例の送信側のファクシミリ装置にお
ける操作を説明するためのフローチャートである。
ける操作を説明するためのフローチャートである。
100 複写機 101,912,913,1703 操作部 910,911 ファクシミリ装置 1141 CPU 1410 パターン付加回路 1701 読取部 1702 記録部 1704 制御部 1705 回線制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09C 1/06 G06F 15/66 450 H04N 1/40 H04N 1/40 Z
Claims (14)
- 【請求項1】 画像情報を入力し、画像処理を行って出
力する画像処理装置であって、 使用者の認証情報を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された認証情報を暗号化する暗
号化手段と、 前記暗号化手段により暗号化されたデータに応じてパタ
ーンを発生するパターン発生手段と、 前記パターン発生手段により発生されたパターンを前記
画像情報に付加して出力する出力手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記暗号化手段は、一方向性関数を用い
て前記認証情報を暗号化することを特徴とする請求項1
に記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記暗号化手段は、前記認証情報に基づ
いて乱数のシードを決定して乱数を発生し、当該乱数と
前記認証情報とにより前記認証情報を暗号化することを
特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記認証情報は数値であることを特徴と
する請求項1に記載のことを特徴とする請求項1に記載
の画像処理装置。 - 【請求項5】 前記画像情報はカラー画像情報であり、
前記パターンはイエローで前記画像情報に付加されるこ
とを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 【請求項6】 前記パターンは、前記画像情報の主走査
或は副走査方向に配列された画素の配列により規定され
ることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 【請求項7】 前記出力手段はプリンタ装置であること
を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 【請求項8】 前記出力手段は通信装置であることを特
徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 【請求項9】 画像情報を入力し、画像処理を行って出
力する画像処理方法であって、 使用者の認証情報を入力する工程と、 入力された認証情報を暗号化する暗号化工程と、 前記暗号化工程により暗号化されたデータに応じてパタ
ーンを発生する工程と、 前記パターンを前記画像情報に付加して出力する工程
と、を有することを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項10】 前記暗号化工程は、一方向性関数を用
いて前記認証情報を暗号化することを特徴とする請求項
9に記載の画像処理方法。 - 【請求項11】 前記暗号化工程は、前記認証情報に基
づいて乱数のシードを決定して乱数を発生し、当該乱数
と前記認証情報とにより前記認証情報を暗号化すること
を特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。 - 【請求項12】 前記認証情報は数値であることを特徴
とする請求項9に記載の画像処理方法。 - 【請求項13】 前記画像情報はカラー画像情報であ
り、前記パターンはイエローで前記画像情報に付加され
ることを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。 - 【請求項14】 前記パターンは、前記画像情報の主走
査或は副走査方向に配列された画素の配列により規定さ
れることを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7083667A JPH08289159A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 画像処理装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7083667A JPH08289159A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 画像処理装置及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08289159A true JPH08289159A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=13808827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7083667A Withdrawn JPH08289159A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 画像処理装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08289159A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6239818B1 (en) | 1998-08-28 | 2001-05-29 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Printing method and apparatus |
US6591009B1 (en) | 1998-07-28 | 2003-07-08 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Information embedding method, apparatus and recording medium |
US6785814B1 (en) | 1998-07-28 | 2004-08-31 | Fuji Photo Film Co., Ltd | Information embedding method and apparatus |
WO2009072387A1 (ja) * | 2007-12-03 | 2009-06-11 | International Frontier Technology Laboratory, Inc. | 真贋証明部材 |
KR20190098696A (ko) * | 2018-02-14 | 2019-08-22 | 제록스 코포레이션 | 가변 데이터 벡터 그래픽 패턴 잉크 팬터그래프 |
-
1995
- 1995-04-10 JP JP7083667A patent/JPH08289159A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2009072387A1 (ja) * | 2007-12-03 | 2009-06-11 | International Frontier Technology Laboratory, Inc. | 真贋証明部材 |
CN101933066A (zh) * | 2007-12-03 | 2010-12-29 | 国际先端技术综合研究所株式会社 | 真伪证明构件 |
JPWO2009072387A1 (ja) * | 2007-12-03 | 2011-04-21 | 国際先端技術総合研究所株式会社 | 真贋証明方法、真贋証明部材及び真贋証明部材の製造方法 |
US9202328B2 (en) | 2007-12-03 | 2015-12-01 | International Frontier Technology Laboratory, Inc. | Authentication verifying method, authentication verifying member and authentication verifying member producing method |
KR20190098696A (ko) * | 2018-02-14 | 2019-08-22 | 제록스 코포레이션 | 가변 데이터 벡터 그래픽 패턴 잉크 팬터그래프 |
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