JPH0828659A - 線接触ネジ歯車 - Google Patents
線接触ネジ歯車Info
- Publication number
- JPH0828659A JPH0828659A JP17058394A JP17058394A JPH0828659A JP H0828659 A JPH0828659 A JP H0828659A JP 17058394 A JP17058394 A JP 17058394A JP 17058394 A JP17058394 A JP 17058394A JP H0828659 A JPH0828659 A JP H0828659A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- line contact
- hob cutter
- screw gear
- line
- Prior art date
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- Pending
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- Gears, Cams (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】歯幅の相当部分に渡って線接触するネジ歯車を
提供する。 【構成】ピッチ面が非円筒面であり、噛み合い時に歯幅
の相当部分に渡って相手歯車と線接触することを特徴と
する線接触ネジ歯車。
提供する。 【構成】ピッチ面が非円筒面であり、噛み合い時に歯幅
の相当部分に渡って相手歯車と線接触することを特徴と
する線接触ネジ歯車。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、噛み合い時に線接触を
する新規な食い違い軸ネジ歯車及びそれを製造する方法
に関する。
する新規な食い違い軸ネジ歯車及びそれを製造する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来公知のハイポイドギヤ、即ち食違い
軸ネジ歯車は、そのピッチ面が円筒であり、接触が一点
でしか行われないので、歯の強度が低いと言う問題があ
った。
軸ネジ歯車は、そのピッチ面が円筒であり、接触が一点
でしか行われないので、歯の強度が低いと言う問題があ
った。
【0003】歯幅の相当部分に渡って線接触が行われる
ネジ歯車が提供されれば、従来のものに比して歯の強度
を数十倍に高めることができるが、従来そのような着想
が示されたことはない。又、特に、そのような歯車が、
標準のホブカッタにより創成できれば極めて好都合であ
る。
ネジ歯車が提供されれば、従来のものに比して歯の強度
を数十倍に高めることができるが、従来そのような着想
が示されたことはない。又、特に、そのような歯車が、
標準のホブカッタにより創成できれば極めて好都合であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決するためなされたものであり、その目的とすると
ころは、歯幅の相当部分に渡って線接触が行われるネジ
歯車を提供すること、並びに、そのような線接触ネジ歯
車を、従来公知のホブカッタ及び数値制御ホブ盤により
製造する方法を提供することにある。
を解決するためなされたものであり、その目的とすると
ころは、歯幅の相当部分に渡って線接触が行われるネジ
歯車を提供すること、並びに、そのような線接触ネジ歯
車を、従来公知のホブカッタ及び数値制御ホブ盤により
製造する方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決する手段】上記の目的は、ピッチ面が非円
筒面であり、噛み合い時に歯幅の相当部分に渡って相手
歯車と線接触することを特徴とする線接触ネジ歯車、及
び、そのような線接触ネジ歯車を製造する方法であっ
て、標準のホブカッタを用い、ホブ盤により、ホブカッ
タに非直線加工送りを与えつゝ、ワークとホブカッタに
噛み合い条件を充たすよう回転運動を与えて歯切りを行
なうことを特徴とする上記の線接触ネジ歯車を製造する
方法によって達成される。
筒面であり、噛み合い時に歯幅の相当部分に渡って相手
歯車と線接触することを特徴とする線接触ネジ歯車、及
び、そのような線接触ネジ歯車を製造する方法であっ
て、標準のホブカッタを用い、ホブ盤により、ホブカッ
タに非直線加工送りを与えつゝ、ワークとホブカッタに
噛み合い条件を充たすよう回転運動を与えて歯切りを行
なうことを特徴とする上記の線接触ネジ歯車を製造する
方法によって達成される。
【0006】
【発明を実施するための最良の態様】以下図面により、
本発明の詳細を説明する。図1は本発明に係る線接触ネ
ジ歯車の一実施例を示す側面図、図2は図1に示したの
と同様な線接触ネジ歯車の噛み合い状態を示す斜視図、
図3は公知のネジ歯車の一例を示す側面図、図4は図3
に示したのと同様なネジ歯車の噛み合い状態を示す斜視
図である。
本発明の詳細を説明する。図1は本発明に係る線接触ネ
ジ歯車の一実施例を示す側面図、図2は図1に示したの
と同様な線接触ネジ歯車の噛み合い状態を示す斜視図、
図3は公知のネジ歯車の一例を示す側面図、図4は図3
に示したのと同様なネジ歯車の噛み合い状態を示す斜視
図である。
【0007】先ず、図3に就いて説明すると、図中3は
円筒状のピッチ面を有する従来公知のネジ歯車である。
このネジ歯車3は、周知のようにホブ盤とホブカッタを
用いて創成される。即ち、ワークとホブカッタを、相互
に噛み合い条件を充たすように回転させつゝ、ホブカッ
タをワークの回転軸に平行に加工送りすることによって
製造されるものである。
円筒状のピッチ面を有する従来公知のネジ歯車である。
このネジ歯車3は、周知のようにホブ盤とホブカッタを
用いて創成される。即ち、ワークとホブカッタを、相互
に噛み合い条件を充たすように回転させつゝ、ホブカッ
タをワークの回転軸に平行に加工送りすることによって
製造されるものである。
【0008】従って、このネジ歯車のピッチ面は円筒形
となり、そのため噛み合いが一点だけで行われるように
なる。図4には、図1に示したものと同様なネジ歯車4
−1及び4−2が噛み合っている状態が示されている。
となり、そのため噛み合いが一点だけで行われるように
なる。図4には、図1に示したものと同様なネジ歯車4
−1及び4−2が噛み合っている状態が示されている。
【0009】これに対し、本発明に係る線接触ネジ歯車
は、非円筒形のピッチ面を有する。図1中1は本発明に
係る線接触ネジ歯車であり、そのピッチ面は所謂鼓形曲
面である。この線接触ネジ歯車1は、前記の公知のネジ
歯車3と同様に、ホブ盤及びホブカッタにより製造され
るものであるが、その際ホブカッタはワークの回転軸に
平行に直線移動せしめられるのではなく、図1から明ら
かなように、非直線的に加工送りされるものである。
は、非円筒形のピッチ面を有する。図1中1は本発明に
係る線接触ネジ歯車であり、そのピッチ面は所謂鼓形曲
面である。この線接触ネジ歯車1は、前記の公知のネジ
歯車3と同様に、ホブ盤及びホブカッタにより製造され
るものであるが、その際ホブカッタはワークの回転軸に
平行に直線移動せしめられるのではなく、図1から明ら
かなように、非直線的に加工送りされるものである。
【0010】算式は煩雑であるが、図1から自明である
ので、ここではその説明を省略するが、このホブカッタ
の加工送り曲線を適切に選定すると、噛み合い時にその
歯幅の相当部分に渡って線接触するネジ歯車が得られる
ものである。図2には、そのような線接触ネジ歯車2−
1及び2−2が噛み合っている状態が示されている。
ので、ここではその説明を省略するが、このホブカッタ
の加工送り曲線を適切に選定すると、噛み合い時にその
歯幅の相当部分に渡って線接触するネジ歯車が得られる
ものである。図2には、そのような線接触ネジ歯車2−
1及び2−2が噛み合っている状態が示されている。
【0011】この様な線接触ネジ歯車は、歯幅の全部又
はその大部分に渡って接触、噛み合いが行われるので、
前述の点接触した出来ない公知のネジ歯車に比して、歯
の強度が格段に高められるものである。又、この歯車は
通常使用されているホブカッタで簡単にかつ高速度で創
成されるので、安価かつ大量に供給することができる。
はその大部分に渡って接触、噛み合いが行われるので、
前述の点接触した出来ない公知のネジ歯車に比して、歯
の強度が格段に高められるものである。又、この歯車は
通常使用されているホブカッタで簡単にかつ高速度で創
成されるので、安価かつ大量に供給することができる。
【図1】図1は本発明に係る線接触ネジ歯車の一実施例
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図2】図1に示したのと同様な線接触ネジ歯車の噛み
合い状態を示す斜視図である。
合い状態を示す斜視図である。
【図3】公知のネジ歯車の一例を示す側面図である。
【図4】図3に示したのと同様なネジ歯車の噛み合い状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
1、2−1、2−2・・・・本発明に係る線接触ネジ歯
車 3、4−1、4−2・・・・公知のネジ歯車
車 3、4−1、4−2・・・・公知のネジ歯車
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来公知の食違い軸ネジ歯車は、そのピ
ッチ面が円筒であり、接触が一点でしか行われないの
で、歯の強度が低いと言う問題があった。
ッチ面が円筒であり、接触が一点でしか行われないの
で、歯の強度が低いと言う問題があった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決する手段】上記の目的は、ピッチ面が非円
筒面であり、噛み合い時に歯幅の相当部分に渡って相手
歯車と線接触することを特徴とする線接触ネジ歯車、及
び、そのような線接触ネジ歯車を製造する方法であっ
て、標準のホブカッタを用い、ホブ盤により、ホブカッ
タに非直線加工送りを与えつゝ、ワークとホブカッタに
噛み合い条件を充たすよう回転運動を与えて歯切りを行
なうことを特徴とする上記の線接触ネジ歯車を製造する
方法によって達成される。尚、ネジ歯車には、ピッチ面
か円錐状のテーパーギヤや、ウォームホブにより創成さ
れるウォームホイールがあるが、これらのギヤをホブ切
りする場合、ホブカッタはいずれも直線的に加工送りさ
れるものであり、ホブに非直線加工送りを与えてギヤを
創成し、線接触をするギヤを得るという技術は未だ嘗て
提案されたことがない。
筒面であり、噛み合い時に歯幅の相当部分に渡って相手
歯車と線接触することを特徴とする線接触ネジ歯車、及
び、そのような線接触ネジ歯車を製造する方法であっ
て、標準のホブカッタを用い、ホブ盤により、ホブカッ
タに非直線加工送りを与えつゝ、ワークとホブカッタに
噛み合い条件を充たすよう回転運動を与えて歯切りを行
なうことを特徴とする上記の線接触ネジ歯車を製造する
方法によって達成される。尚、ネジ歯車には、ピッチ面
か円錐状のテーパーギヤや、ウォームホブにより創成さ
れるウォームホイールがあるが、これらのギヤをホブ切
りする場合、ホブカッタはいずれも直線的に加工送りさ
れるものであり、ホブに非直線加工送りを与えてギヤを
創成し、線接触をするギヤを得るという技術は未だ嘗て
提案されたことがない。
Claims (2)
- 【請求項1】ピッチ面が非円筒面であり、噛み合い時に
歯幅の相当部分に渡って相手歯車と線接触することを特
徴とする線接触ネジ歯車。 - 【請求項2】請求項1に記載の線接触ネジ歯車を製造す
る方法であって、標準のホブカッタを用い、ホブ盤によ
り、ホブカッタに非直線加工送りを与えつゝ、ワークと
ホブカッタに噛み合い条件を充たすよう回転運動を与え
て歯切りを行なうことを特徴とする上記の線接触ネジ歯
車を製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17058394A JPH0828659A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 線接触ネジ歯車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17058394A JPH0828659A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 線接触ネジ歯車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0828659A true JPH0828659A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15907532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17058394A Pending JPH0828659A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 線接触ネジ歯車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0828659A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001065148A1 (fr) * | 2000-02-29 | 2001-09-07 | Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho | Procede de conception d'engrenage hypoide |
KR100823538B1 (ko) * | 2006-10-24 | 2008-04-21 | 한국생산기술연구원 | 헬리컬 기어에 축이 어긋나게 맞물리는 헬리컬 인벨럽핑기어의 가공 방법 |
US7665380B2 (en) | 2000-02-29 | 2010-02-23 | Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho | Hypoid gear design method |
JP2010096271A (ja) * | 2008-10-16 | 2010-04-30 | Unitec:Kk | 歯車伝達装置 |
CN101961802A (zh) * | 2010-09-27 | 2011-02-02 | 西安交通大学 | 多圆柱非等长铣削包络的单螺杆压缩机齿面型线构成方法 |
CN102211234A (zh) * | 2011-06-03 | 2011-10-12 | 南京航空航天大学 | 碟形圆柱齿轮型螺旋渐开线齿轮的滚齿加工方法 |
JP2014237206A (ja) * | 2013-06-10 | 2014-12-18 | ファナック株式会社 | 回動三軸の自由度を有する産業用ロボットの手首駆動構造部 |
-
1994
- 1994-07-22 JP JP17058394A patent/JPH0828659A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001065148A1 (fr) * | 2000-02-29 | 2001-09-07 | Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho | Procede de conception d'engrenage hypoide |
US7665380B2 (en) | 2000-02-29 | 2010-02-23 | Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho | Hypoid gear design method |
KR100823538B1 (ko) * | 2006-10-24 | 2008-04-21 | 한국생산기술연구원 | 헬리컬 기어에 축이 어긋나게 맞물리는 헬리컬 인벨럽핑기어의 가공 방법 |
JP2010096271A (ja) * | 2008-10-16 | 2010-04-30 | Unitec:Kk | 歯車伝達装置 |
CN101961802A (zh) * | 2010-09-27 | 2011-02-02 | 西安交通大学 | 多圆柱非等长铣削包络的单螺杆压缩机齿面型线构成方法 |
CN102211234A (zh) * | 2011-06-03 | 2011-10-12 | 南京航空航天大学 | 碟形圆柱齿轮型螺旋渐开线齿轮的滚齿加工方法 |
JP2014237206A (ja) * | 2013-06-10 | 2014-12-18 | ファナック株式会社 | 回動三軸の自由度を有する産業用ロボットの手首駆動構造部 |
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