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JPH08286210A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその製造方法

Info

Publication number
JPH08286210A
JPH08286210A JP8894495A JP8894495A JPH08286210A JP H08286210 A JPH08286210 A JP H08286210A JP 8894495 A JP8894495 A JP 8894495A JP 8894495 A JP8894495 A JP 8894495A JP H08286210 A JPH08286210 A JP H08286210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer wiring
lower layer
resist
pattern
insulating film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8894495A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Miyoshi
三好  幸三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP8894495A priority Critical patent/JPH08286210A/ja
Priority to US08/528,215 priority patent/US5795458A/en
Priority to GB9518839A priority patent/GB2293490B/en
Publication of JPH08286210A publication Critical patent/JPH08286210A/ja
Priority to US08/910,107 priority patent/US5879960A/en
Pending legal-status Critical Current

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 下層配線2と絶縁性膜3と上層配線4を備
え、下層配線あるいは下層配線と絶縁性膜との断面形状
は段差を有する液晶表示装置およびその製造方法。 【効果】 上層配線が段差部で断線しにくく、断線によ
るアクティブ素子の欠陥が減少する。さらに、下層配線
のパターニングのときにアッシング行程によってレジス
トのパターン寸法を小さくさせる行程を含む下層配線の
製造方法では、フォトリソリソグラフィー法で形成した
パターンよりもアクティブ素子のパターン寸法を小さく
させることができるため、フォトリソグラフィー処理の
限界を越えたアクティブ素子の微細化が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置の構造とそ
の製造方法とに関し、さらに詳しくは液晶を駆動させる
ためのアクティブ素子を構成する下層配線もしくは下層
配線と絶縁性膜との断面形状構造と、その構造を形成す
るための製造方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の液晶を駆動して所定の画像
表示を行うアクティブ素子を、図面を用いて説明する。
図2に示すように、ガラス基板1上に形成するアクティ
ブ素子を構成する下層配線2の断面形状は、垂直形状を
しているか、あるいは図3に示すように下層配線2の断
面形状はテーパー形状をしている。
【0003】これは、通常、下層配線2パターンのパタ
ーニングは、一度のエッチング行程のみによって行われ
ることによる。
【0004】液晶表示装置のアクティブ素子の形成方法
としては、まずスパッタリング法もしくは化学気相成長
法によって下層配線2材料を形成する。その後、この下
層配線2材料上にフォトリソグラフィー法によってレジ
スト(図示せず)のパターンを形成する。
【0005】その後、図2あるいは図3に示すように、
このパターン形成したレジストをエッチングマスクとし
て、ウェットエッチング法もしくはドライエッチング法
によって下層配線2のパターンを形成する。
【0006】このとき、ウェットエッチング法ではエッ
チング形状のコントロールは困難である。しかし、ドラ
イエッチング法ではレジストと下層配線2材料のエッチ
ング速度の比をコントロールして下層配線2材料のエッ
チング断面をテーパー形状にすることができる。
【0007】つぎに、図8あるいは図9に示すように、
この下層配線2パターン上に、陽極酸化処理を行うこと
によって絶縁性膜3を形成する。
【0008】さらに、この絶縁性膜3上にスパッタリン
グ法もしくは化学気相成長法によって上層配線4材料を
形成する。その後、この上層配線4材料上にフォトリソ
グラフィー法によってレジスト(図示せず)のパターン
を形成する。
【0009】その後、このパターン形成したレジストを
エッチングマスクとして使用して、ウェットエッチング
法もしくはドライエッチング法によってパターニングを
行い上層配線4パターンを形成し、アクティブ素子を形
成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】アクティブ素子を形成
していくときには、必ず下層配線2に対して上層配線4
はオーバーラップする領域が必要である。このオーバー
ラップ領域では、オーバーラップする上層配線4が段差
部で断線が発生する。この状態を図8と図9とに示す。
【0011】これは、図8に示すようにガラス基板1と
絶縁性膜3では、上層配線4となる被膜の成長する下地
が異なるために、成長する被膜の膜質に境界が生じる。
さらに、ガラス基板1と下層配線2のエッチングした側
面領域とでは、上層配線4となる被膜の成長方向が異な
るため、境界部では被膜の成長方向がぶつかりあうこと
となり結晶性が乱れた領域となる。
【0012】したがって、ガラス基板1と絶縁性膜3と
の境界領域では上層配線4となる被膜は膜質が異なるう
えに結晶性が乱れた状態となり、他の領域より弱くなっ
て断線しやすくなる。このような断線が発生すると、こ
の画素は欠陥となり液晶表示装置の表示品質が低下す
る。
【0013】とくに、陽極酸化法により下層配線2上に
絶縁性膜3を形成し、この絶縁性膜3上に上層配線4を
パターニングする場合には大きな問題となる。
【0014】これは、陽極酸化法による絶縁性膜3の形
成においては、この絶縁性膜3は当方的に成長する。こ
のために、ガラス基板1上に形成する下層配線2の断面
形状をエッチング時にテーパー形状にしても、その絶縁
性膜3形状は図9に示すように保存せず、ガラス基板1
との境界ではテーパー形状は保存せず、テーパー形状に
よる効果は減少してしまう。このため、やはり断線が発
生する。
【0015】本発明の目的は上記の課題を解決して、上
層配線の断線の発生を抑えることが可能な液晶表示装置
の構造と、この構造を形成するための製造方法とを提供
することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
めに、本発明の液晶表示装置の構造とのその製造方法
は、下記記載の手段を採用する。
【0017】本発明の液晶表示装置は、下層配線と絶縁
性膜と上層配線とを備え、下層配線あるいは下層配線と
絶縁性膜との断面形状は段差を有することを特徴とす
る。
【0018】本発明における液晶表示装置の製造方法
は、ガラス基板上に下層配線材料を膜形成し、この下層
配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレジストパ
ターンを形成し、このレジストをエッチングマスクとし
てドライエッチング法もしくはウェットエッチング法に
よって下層配線材料をエッチングした後、レジストをア
ッシング処理することによってレジストのパターン寸法
を小さくし、さらにこのパターン寸法を小さくしたレジ
ストをエッチングマスクとしてドライエッチング法もし
くはウェットエッチング法によって厚さ方向の途中まで
下層配線材料のエッチングを行い、下層配線を形成し、
この下層配線上に絶縁性膜と上層配線とを形成すること
を特徴とする。
【0019】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
り第1のレジストパターンを形成し、この第1のレジス
トをエッチングマスクとしてドライエッチング法もしく
はウェットエッチング法によって下層配線材料をエッチ
ングした後、第1のレジストを剥離し、この下層配線材
料パターン上に第1のレジストよりもパターン寸法の小
さい第2のレジストのパターンを形成し、さらにこの第
2のレジストをエッチングマスクとしてドライエッチン
グ法もしくはウェットエッチング法により厚さ方向の途
中まで下層配線材料のエッチングを行い、下層配線を形
成し、この下層配線上に絶縁性膜と上層配線とを形成す
ることを特徴とする。
【0020】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
りレジストのパターンを形成し、このレジストをエッチ
ングマスクとしてドライエッチング法もしくはウェット
エッチング法によって厚さ方向の途中まで下層配線材料
をエッチングした後、レジストをアッシング処理するこ
とによってレジストのパターン寸法を小さくし、さらに
このパターン寸法を小さくしたレジストをエッチングマ
スクとしてドライエッチング法もしくはウェットエッチ
ング法によって下層配線材料のエッチングを行い下層配
線を形成し、この下層配線上に絶縁性膜と上層配線とを
形成することを特徴とする。
【0021】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
り第1のレジストパターンを形成し、この第1のレジス
トをエッチングマスクとして、ドライエッチング法もし
くはウェットエッチング法によって厚さ方向の途中まで
下層配線材料をエッチングした後、第1のレジストを剥
離し、さらにフォトリソグラフィー法により、この下層
配線材料パターン上に第1のレジストよりもパターン寸
法の小さい第2のレジストのパターンを形成し、さらに
この第2のレジストをエッチングマスクとしてドライエ
ッチング法もしくはウェットエッチング法によって下層
配線材料のエッチングを行い下層配線を形成し、この下
層配線上に絶縁性膜と上層配線とを形成することを特徴
とする。
【0022】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
り第1のレジストパターンを形成し、この第1のレジス
トをエッチングマスクとして、ドライエッチング法もし
くはウェットエッチング法によって厚さ方向の途中まで
下層配線材料をエッチングした後、第1のレジストを剥
離し、さらにフォトリソグラフィー法により、この下層
配線材料パターン上に第1のレジストよりもパターン寸
法の大きい第2のレジストのパターンを形成し、さらに
この第2のレジストをエッチングマスクとしてドライエ
ッチング法もしくはウェットエッチング法によって下層
配線材料のエッチングを行い下層配線を形成し、この下
層配線上に絶縁性膜と上層配線とを形成することを特徴
とする。
【0023】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
り第1のレジストパターンを形成し、この第1のレジス
トをエッチングマスクとして用いてドライエッチング法
もしくはウェットエッチング法によって下層配線材料を
エッチングした後、第1のレジストを剥離し、この下層
配線材料パターン上に下層配線材料と同じ材料である絶
縁性膜材料を膜形成し、この絶縁性膜材料上に第1のレ
ジストよりもパターン寸法の大きい第2のレジストのパ
ターンを形成し、さらにこの第2のレジストをエッチン
グマスクとして用いてドライエッチング法もしくはウェ
ットエッチング法によって絶縁性膜材料のエッチングを
行い下層配線を形成し、この下層配線上に絶縁性膜と上
層配線とを形成することを特徴とする。
【0024】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
り第1のレジストパターンを形成し、この第1のレジス
トをエッチングマスクとして用いてドライエッチング法
もしくはウェットエッチング法によって下層配線材料を
エッチングした後、第1のレジストを剥離し、この下層
配線材料パターン上に下層配線材料と同じ材料である絶
縁性膜材料を膜形成し、同じ絶縁性膜材料上に第1のレ
ジストよりもパターン寸法の小さい第2のレジストのパ
ターンを形成し、さらにこの第2のレジストをエッチン
グマスクとして用いてドライエッチング法もしくはウェ
ットエッチング法によって絶縁性膜材料のエッチングを
行い下層配線を形成し、この下層配線上に絶縁性膜と上
層配線とを形成することを特徴とする。
【0025】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
り第1のレジストパターンを形成し、この第1のレジス
トをエッチングマスクとして用いてドライエッチング法
もしくはウェットエッチング法によって下層配線材料を
エッチングした後、第1のレジストを剥離し、この下層
配線材料パターン上に下層配線材料とは異なる材料であ
る絶縁性膜材料を膜形成し、この絶縁性膜材料上に第1
のレジストよりもパターン寸法の大きい第2のレジスト
のパターンを形成し、さらにこの第2のレジストをエッ
チングマスクとして使用してドライエッチング法もしく
はウェットエッチング法によって絶縁性膜材料のエッチ
ングを行い下層配線を形成し、この下層配線上に絶縁性
膜と上層配線とを形成することを特徴とする。
【0026】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
り第1のレジストパターンを形成し、この第1のレジス
トをエッチングマスクとして、ドライエッチング法もし
くはウェットエッチング法によって下層配線材料をエッ
チングした後、第1のレジストを剥離し、この下層配線
材料パターン上に下層配線材料とは異なる材料である絶
縁性膜材料を膜形成し、この絶縁性膜材料上に第1のレ
ジストよりもパターン寸法の小さい第2のレジストのパ
ターンを形成し、さらにこの第2のレジストをエッチン
グマスクとしてドライエッチング法もしくはウェットエ
ッチング法によって絶縁性膜材料のエッチングを行い下
層配線を形成し、この下層配線上に絶縁性膜と上層配線
とを形成することを特徴とする。
【0027】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
り第1のレジストパターンを形成し、この第1のレジス
トをエッチングマスクとして、ドライエッチング法もし
くはウェットエッチング法によって下層配線材料をエッ
チングした後、この下層配線材料パターン上に下層配線
材料と同じ材料である絶縁性膜材料を膜形成した後、第
1のレジストとともにレジスト上の絶縁性膜材料を剥離
し、この下層配線材料および絶縁性膜材料上に第1のレ
ジストよりもパターン寸法の大きい第2のレジストのパ
ターンを形成し、さらにこの第2のレジストをエッチン
グマスクとしてドライエッチング法もしくはウェットエ
ッチング法によって絶縁性膜材料のエッチングを行い下
層配線を形成し、この下層配線上に絶縁性膜と上層配線
とを形成することを特徴とする。
【0028】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
り第1のレジストパターンを形成し、この第1のレジス
トをエッチングマスクとして、ドライエッチング法もし
くはウェットエッチング法によって下層配線材料をエッ
チングした後、この下層配線材料パターン上に下層配線
材料とは異なる材料である絶縁性膜材料を膜形成した
後、第1のレジストとともにレジスト上の絶縁性膜材料
を剥離し、この下層配線材料および絶縁性膜材料上に第
1のレジストよりもパターン寸法の大きい第2のレジス
トのパターンを形成し、さらにこの第2のレジストをエ
ッチングマスクとしてドライエッチング法もしくはウェ
ットエッチング法によって絶縁性膜材料のエッチングを
行い下層配線を形成し、この下層配線上に絶縁性膜と上
層配線とを形成することを特徴とする。
【0029】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレ
ジストパターンを形成し、このレジストをエッチングマ
スクとして用いてドライエッチング法もしくはウェット
エッチング法によって厚さ方向の途中まで下層配線材料
をエッチングした後、レジストを剥離し、陽極酸化法に
より絶縁性膜を形成すると同時に下層配線のパターニン
グを行い、この上に上層配線を形成することを特徴とす
る。
【0030】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレ
ジストパターンを形成し、このレジストをエッチングマ
スクとしてドライエッチング法もしくはウェットエッチ
ング法によって下層配線材料をエッチングした後、レジ
ストを剥離し、この下層配線材料パターン上に、下層配
線材料と同じ材料の絶縁性膜材料を膜形成し、さらに、
陽極酸化法により絶縁性膜を形成した後、この上に上層
配線を形成することを特徴とする。
【0031】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレ
ジストパターンを形成し、このレジストをエッチングマ
スクとしてドライエッチング法もしくはウェットエッチ
ング法によって下層配線材料をエッチングした後、レジ
ストを剥離し、この下層配線材料パターン上に、下層配
線材料と異なる材料の絶縁性膜材料を膜形成し、さら
に、陽極酸化法により絶縁性膜を形成した後、この上に
上層配線を形成することを特徴とする。
【0032】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレ
ジストパターンを形成し、このレジストをエッチングマ
スクとして使用してドライエッチング法もしくはウェッ
トエッチング法により下層配線材料をエッチングし、こ
の下層配線材料パターン上に、下層配線材料と同じ材料
の絶縁性膜材料を膜形成した後、レジストとともにレジ
スト上の絶縁性膜材料を剥離し、さらに陽極酸化法によ
って絶縁性膜を形成した後、この上に上層配線を形成す
ることを特徴とする。
【0033】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレ
ジストパターンを形成し、このレジストをエッチングマ
スクとしてドライエッチング法もしくはウェットエッチ
ング法によって下層配線材料をエッチングし、この下層
配線材料パターン上に、下層配線材料と異なる材料の絶
縁性膜材料を膜形成した後、レジストとともに絶縁性膜
材料を剥離し、さらに、陽極酸化法により絶縁性膜を形
成した後、この上に上層配線を形成することを特徴とす
る。
【0034】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレ
ジストパターンを形成し、このレジストをエッチングマ
スクとして使用してドライエッチング法もしくはウェッ
トエッチング法によって厚さ方向の途中まで下層配線材
料をエッチングした後、レジストを剥離し、陽極酸化法
により絶縁性膜と未陽極酸化部とを形成し、この上に上
層配線を形成し、この上層配線パターンをエッチングマ
スクとして使用して絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチ
ングすることを特徴とする。
【0035】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレ
ジストパターンを形成し、このレジストをエッチングマ
スクとしてドライエッチング法もしくはウェットエッチ
ング法によって厚さ方向の途中まで下層配線材料をエッ
チングした後、レジストを剥離し、陽極酸化法により絶
縁性膜と未陽極酸化部とを形成し、この上に上層配線パ
ターンを形成し、さらに、この上層配線パターン上に上
層配線パターンよりも大きなレジストパターンを形成
し、このレジストパターンをエッチングマスクとして絶
縁性膜と未陽極酸化部とをエッチングすることを特徴と
する。
【0036】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレ
ジストパターンを形成し、このレジストをエッチングマ
スクとしてドライエッチング法もしくはウェットエッチ
ング法によって厚さ方向の途中まで下層配線材料をエッ
チングした後、レジストを剥離し、陽極酸化法により絶
縁性膜と未陽極酸化部とを形成し、この上に上層配線を
形成し、この上層配線パターン上にさらに保護膜をパタ
ーン形成し、この保護膜パターンをエッチングマスクと
して絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチングすることを
特徴とする。
【0037】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法により第
1のレジストパターンを形成し、この第1のレジストを
エッチングマスクとしてドライエッチング法もしくはウ
ェットエッチング法によって厚さ方向の途中まで下層配
線材料をエッチングした後、第1のレジストを剥離し、
陽極酸化法により絶縁性膜と未陽極酸化部とを形成し、
さらにこの下層配線材料パターン上に第1のレジストよ
りもパターン寸法の大きい第2のレジストパターンを形
成し、さらにこの第2のレジストをエッチングマスクと
してドライエッチング法もしくはウェットエッチング法
によって絶縁性膜と未陽極酸化部のエッチングを行っ
て、この上に上層配線を形成することを特徴とする。
【0038】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法により第
1のレジストパターンを形成し、この第1のレジストを
エッチングマスクとしてドライエッチング法もしくはウ
ェットエッチング法によって下層配線材料をエッチング
し、第1のレジストを剥離した後、この下層配線材料パ
ターン上に、下層配線材料と同じ材料の絶縁性膜材料を
膜形成し、さらに、陽極酸化法により絶縁性膜と未陽極
酸化部とを形成した後、さらにこの下層配線材料パター
ン上に第1のレジストよりもパターン寸法の大きい第2
のレジストパターンを形成し、さらにこの第2のレジス
トをエッチングマスクとしてドライエッチング法もしく
はウェットエッチング法によって絶縁性膜と未陽極酸化
部のエッチングを行って、この上に上層配線を形成する
ことを特徴とする。
【0039】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法により第
1のレジストパターンを形成し、この第1のレジストを
エッチングマスクとしてドライエッチング法もしくはウ
ェットエッチング法によって下層配線材料をエッチング
し、第1のレジストを剥離した後、この下層配線材料パ
ターン上に、下層配線材料とは異なる材料の絶縁性膜材
料を膜形成し、さらに、陽極酸化法により絶縁性膜を形
成した後、さらにこの下層配線材料パターン上に第1の
レジストよりもパターン寸法の大きい第2のレジストパ
ターンを形成し、さらにこの第2のレジストをエッチン
グマスクとしてドライエッチング法もしくはウェットエ
ッチング法によって絶縁性膜のエッチングを行って、こ
の上に上層配線を形成することを特徴とする。
【0040】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法により第
1のレジストパターンを形成し、この第1のレジストを
エッチングマスクとして用いてドライエッチング法もし
くはウェットエッチング法によって下層配線材料をエッ
チングし、この下層配線材料パターン上に下層配線材料
と同じ材料の絶縁性膜材料を膜形成した後、第1のレジ
ストとともにレジスト上の絶縁性膜材料を剥離し、さら
に、陽極酸化法により絶縁性膜と未陽極酸化部とを形成
した後、さらにこの下層配線材料パターン上に第1のレ
ジストよりもパターン寸法の大きい第2のレジストパタ
ーンを形成し、さらにこの第2のレジストをエッチング
マスクとして用いてドライエッチング法もしくはウェッ
トエッチング法によって絶縁性膜と未陽極酸化部のエッ
チングを行って、この上に上層配線を形成することを特
徴とする。
【0041】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法により第
1のレジストパターンを形成し、この第1のレジストを
エッチングマスクとしてドライエッチング法もしくはウ
ェットエッチング法によって下層配線材料をエッチング
し、この下層配線材料パターン上に、下層配線材料とは
異なる材料の絶縁性膜材料を膜形成した後、レジストと
ともにレジスト上の絶縁性膜材料を剥離し、さらに、陽
極酸化法により絶縁性膜を形成した後、さらにこの下層
配線材料パターン上に第1のレジストよりもパターン寸
法の大きい第2のレジストパターンを形成し、さらにこ
の第2のレジストをエッチングマスクとしてドライエッ
チング法もしくはウェットエッチング法によって絶縁性
膜のエッチングを行って、この上に上層配線を形成する
ことを特徴とする。
【0042】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレ
ジストパターンを形成し、このレジストパターンをエッ
チングマスクとして用いてドライエッチング法もしくは
ウェットエッチング法によって下層配線材料をエッチン
グし、このレジストを剥離した後、この下層配線材料パ
ターン上に、下層配線材料と同じ材料の絶縁性膜材料を
膜形成し、さらに、陽極酸化法により絶縁性膜と未陽極
酸化部とを形成した後、さらにこの下層配線材料パター
ン上に、上層配線パターンを形成し、この上層配線パタ
ーンをエッチングマスクとして絶縁性膜と未陽極酸化部
とをエッチングすることを特徴とする。
【0043】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレ
ジストパターンを形成し、このレジストパターンをエッ
チングマスクとして用いてドライエッチング法もしくは
ウェットエッチング法によって下層配線材料をエッチン
グし、このレジストを剥離した後、この下層配線材料パ
ターン上に、下層配線材料と同じ材料の絶縁性膜材料を
膜形成し、さらに、陽極酸化法により絶縁性膜と未陽極
酸化部とを形成した後、さらにこの下層配線材料パター
ン上に、上層配線パターンを形成し、さらに、この上層
配線パターン上に上層配線パターンよりも大きなレジス
トパターンを形成し、このレジストパターンをエッチン
グマスクとして絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチング
マスクとして絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチングす
ることを特徴とする。
【0044】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレ
ジストパターンを形成し、このレジストパターンをエッ
チングマスクとして用いてドライエッチング法もしくは
ウェットエッチング法によって下層配線材料をエッチン
グし、このレジストを剥離した後、この下層配線材料パ
ターン上に、下層配線材料と同じ材料の絶縁性膜材料を
膜形成し、さらに、陽極酸化法により絶縁性膜と未陽極
酸化部とを形成した後、さらにこの下層配線材料パター
ン上に上層配線パターンを形成し、この上層配線パター
ン上にさらに保護膜をパターン形成し、この保護膜パタ
ーンをエッチングマスクとして使用して絶縁性膜と未陽
極酸化部とをエッチングマスクとして絶縁性膜と未陽極
酸化部とをエッチングすることを特徴とする。
【0045】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレ
ジストパターンを形成し、このレジストパターンをエッ
チングマスクとして用いてドライエッチング法もしくは
ウェットエッチング法によって下層配線材料をエッチン
グし、このレジストを剥離した後、この下層配線材料パ
ターン上に、下層配線材料と異なる材料の絶縁性膜材料
を膜形成し、さらに、陽極酸化法により絶縁性膜と未陽
極酸化部とを形成した後、さらにこの下層配線材料パタ
ーン上に、上層配線パターンを形成し、この上層配線パ
ターンをエッチングマスクとして絶縁性膜と未陽極酸化
部とをエッチングすることを特徴とする。
【0046】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレ
ジストパターンを形成し、このレジストパターンをエッ
チングマスクとして用いてドライエッチング法もしくは
ウェットエッチング法によって下層配線材料をエッチン
グし、このレジストを剥離した後、この下層配線材料パ
ターン上に、下層配線材料と異なる材料の絶縁性膜材料
を膜形成し、さらに、陽極酸化法により絶縁性膜と未陽
極酸化部とを形成した後、さらにこの下層配線材料パタ
ーン上に、上層配線パターンを形成し、さらに、この上
層配線パターン上に上層配線パターンよりも大きなレジ
ストパターンを形成し、このレジストパターンをエッチ
ングマスクとして絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチン
グマスクとして絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチング
することを特徴とする。
【0047】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレ
ジストパターンを形成し、このレジストパターンをエッ
チングマスクとして用いてドライエッチング法もしくは
ウェットエッチング法によって下層配線材料をエッチン
グし、このレジストを剥離した後、この下層配線材料パ
ターン上に、下層配線材料と異なる材料の絶縁性膜材料
を膜形成し、さらに、陽極酸化法により絶縁性膜と未陽
極酸化部とを形成した後、さらにこの下層配線材料パタ
ーン上に、上層配線パターンを形成し、この上層配線パ
ターン上にさらに保護膜をパターン形成し、この保護膜
パターンをエッチングマスクとして絶縁性膜と未陽極酸
化部とをエッチングマスクとして絶縁性膜と未陽極酸化
部とをエッチングすることを特徴とする。
【0048】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレ
ジストパターンを形成し、このレジストパターンをエッ
チングマスクとして用いてドライエッチング法もしくは
ウェットエッチング法によって下層配線材料をエッチン
グし、この下層配線材料パターン上に、下層配線材料と
同じ材料の絶縁性膜材料を膜形成した後、レジストとと
もにレジスト上の絶縁性膜材料を剥離し、陽極酸化法に
より絶縁性膜と未陽極酸化部とを形成した後、さらにこ
の下層配線材料パターン上に、上層配線パターンを形成
し、この上層配線パターンをエッチングマスクとして使
用して絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチングすること
を特徴とする。
【0049】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレ
ジストパターンを形成し、このレジストパターンをエッ
チングマスクとして用いてドライエッチング法もしくは
ウェットエッチング法によって下層配線材料をエッチン
グし、この下層配線材料パターン上に、下層配線材料と
同じ材料の絶縁性膜材料を膜形成した後、レジストとと
もにレジスト上の絶縁性膜材料を剥離し、陽極酸化法に
より絶縁性膜と未陽極酸化部とを形成した後、さらにこ
の下層配線材料パターン上に、上層配線パターンを形成
し、さらに、この上層配線パターン上に上層配線パター
ンよりも大きなレジストパターンを形成し、このレジス
トパターンをエッチングマスクとして絶縁性膜と未陽極
酸化部とをエッチングマスクとして使用して絶縁性膜と
未陽極酸化部とをエッチングすることを特徴とする。
【0050】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレ
ジストパターンを形成し、このレジストパターンをエッ
チングマスクとして用いてドライエッチング法もしくは
ウェットエッチング法によって下層配線材料をエッチン
グし、この下層配線材料パターン上に、下層配線材料と
同じ材料の絶縁性膜材料を膜形成した後、レジストとと
もにレジスト上の絶縁性膜材料を剥離し、さらに、陽極
酸化法により絶縁性膜と未陽極酸化部とを形成した後、
さらにこの下層配線材料パターン上に、上層配線パター
ンを形成し、この上層配線パターン上にさらに保護膜を
パターン形成し、この保護膜パターンをエッチングマス
クとして使用して絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチン
グマスクとして絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチング
することを特徴とする。
【0051】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレ
ジストパターンを形成し、このレジストパターンをエッ
チングマスクとして用いてドライエッチング法もしくは
ウェットエッチング法によって下層配線材料をエッチン
グし、この下層配線材料パターン上に、下層配線材料と
異なる材料の絶縁性膜材料を膜形成した後、レジストと
ともにレジスト上の絶縁性膜材料を剥離し、さらに、陽
極酸化法により絶縁性膜と未陽極酸化部とを形成した
後、さらにこの下層配線材料パターン上に、上層配線パ
ターンを形成し、この上層配線パターンをエッチングマ
スクとして使用して絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチ
ングすることを特徴とする。
【0052】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレ
ジストパターンを形成し、このレジストパターンをエッ
チングマスクとして用いてドライエッチング法もしくは
ウェットエッチング法によって下層配線材料をエッチン
グし、この下層配線材料パターン上に、下層配線材料と
異なる材料の絶縁性膜材料を膜形成した後、レジストと
ともにレジスト上の絶縁性膜材料を剥離し、さらに、陽
極酸化法により絶縁性膜と未陽極酸化部とを形成した
後、さらにこの下層配線材料パターン上に、上層配線パ
ターンを形成し、さらに、この上層配線パターン上に上
層配線パターンよりも大きなレジストパターンを形成
し、このレジストパターンをエッチングマスクとして使
用して絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチングマスクと
して絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチングすることを
特徴とする。
【0053】さらに、もう1つの本発明の液晶表示装置
の製造方法は、ガラス基板上に下層配線材料を形成し、
この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によりレ
ジストパターンを形成し、このレジストパターンをエッ
チングマスクとして使用してドライエッチング法もしく
はウェットエッチング法によって下層配線材料をエッチ
ングし、この下層配線材料パターン上に、下層配線材料
と異なる材料の絶縁性膜材料を膜形成した後、レジスト
とともにレジスト上の絶縁性膜材料を剥離し、さらに、
陽極酸化法により絶縁性膜と未陽極酸化部とを形成した
後、さらにこの下層配線材料パターン上に、上層配線パ
ターンを形成し、この上層配線パターン上にさらに保護
膜をパターン形成し、この保護膜パターンをエッチング
マスクとして絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチングマ
スクとして用いて絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチン
グすることを特徴とする。
【0054】
【作用】本発明の液晶表示装置の構造とその製造方法と
においては、上層配線を形成するための下地は、アクテ
ィブ素子領域近傍においては、すべてが陽極酸化法によ
り形成された絶縁性膜である。
【0055】このことによって、上層配線が一度にオー
バーラップする段差寸法を減らすことができる。このた
め従来技術に比らべて、オーバーラップする領域での上
層配線材料の結晶性の乱れを減少させることができる。
【0056】さらに、上層配線を形成する被膜は、アク
ティブ素子部でも素子周辺部でも下地が同じであるので
アクティブ素子近傍では膜質に差が生じない。またさら
に、陽極酸化法で形成された絶縁性膜は、スパッタリン
グ法や化学気相成長法で形成された絶縁性膜に比らべて
緻密でピンホールが発生せず、上層配線と下層配線が接
続してしまうショート欠陥が生じないという利点があ
る。
【0057】これによって、上層配線がオーバーラップ
しやすくなり、さらにアクティブ素子近傍での膜質の違
いも生じないので、段差部での断線による画素欠陥を減
少させることができる。
【0058】
【実施例】以下、本発明による実施例における液晶表示
装置のスイッチング素子の構造とその製造方法とを図面
を基に説明する。まずはじめに本発明の実施例における
液晶表示装置に用いるスイッチング素子の構造を、図1
と図7の断面図を使用して説明する。
【0059】図7に示すように、断面構造に段差を有す
る下層配線2上に陽極酸化法によって絶縁性膜3をもう
け、その絶縁性膜3上に上層配線4を形成した薄膜ダイ
オード(TFD)素子とする。
【0060】図1と図7に示すように、段差部でのオー
バーラップが容易になるように、下層配線2や、下層配
線2と絶縁性膜3との断面形状は、段差をもつ構成とな
っている。
【0061】この段差を設けることによって、上層配線
4のオーバーラップが2回に分割されて、1回のオーバ
ーラップによる負荷が減り、段差部での断線を減少させ
ることができる。
【0062】なお図1では下層配線2の断面形状の段差
を2段にする例を示したが、図4に示すように、下層配
線2の断面を3段異常の段差を設ける形状にしてもよ
い。
【0063】なお図4に示す下層配線2を用いてTFD
素子を形成すると、図10に示すような構造になる。
【0064】またさらに、図5に示すように、下層配線
2の断面形状としてテーパー形状にしてもよい。
【0065】図5に示す下層配線2を用いてTFDを形
成すると、図11の断面図に示すような構造になる。
【0066】さらに、図6に示すように下層配線2の断
面形状として、ガラス基板1に近い領域を非常に小さい
テーパー角度になるようにし、そのガラス基板1近傍の
テーパー領域の上面の領域を、このテーパー角度よりも
大きなテーパー角をもつ形状にしてもよい。
【0067】この図6に示すような下層配線2の断面形
状を採用することによって、下層配線2を形成し、さら
に絶縁性膜3と上層配線4とを形成し、図12に示すよ
うなTFD素子を形成すれば、パターン精度が悪くする
ことなく、上層配線4は下層配線2のテーパー角をほぼ
保存することができる。
【0068】つぎに、以上説明した液晶表示装置のスイ
ッチング素子の構造を形成するための製造方法を説明す
る。なお以下の実施例に説明では、下層配線2にタンタ
ルを用い、上層配線4に酸化インジウムスズ(ITO)
を、それぞれ使用する場合を例にして説明する。
【0069】まずはじめに図13に示すように、ガラス
基板1上に、下層配線2材料としてスパッタリング法に
よって、50nm〜500nmの膜厚のタンタルを膜形
成する。つぎに、この下層配線2材料であるタンタル上
にフォトリソグラフィー法により、下層配線2パターン
と同じレジスト6のパターンを形成する。
【0070】タンタル膜の膜形成は、スパッタリング装
置内に100sccmの流量のアルゴンガスを導入し、
全体の圧力を5mTorrとして、これに1KW〜3K
Wの高周波(RF)電力(発信周波数として13.56
MHz)を印加して生成したプラズマでターゲット材で
あるタンタルにスパッタをおこし、このはじき出された
タンタルをガラス基板1上に堆積させることにより行
う。
【0071】つぎに図14に示すように、このパターン
形成したレジスト6をエッチングマスクとして、下層配
線2材料であるタンタルのドライエッチング処理もしく
はウェットエッチング処理を行う。
【0072】タンタルのドライエッチングは、ドライエ
ッチング装置内に100sccm〜500sccmの流
量で六フッ化イオウ(SF6)を導入し、これに0sc
cm〜100sccmの流量の酸素を加えて、全体の圧
力を50mTorr〜200mToorとして、これに
100W〜1000Wで発振周波数として13.56M
Hzの高周波(RF)電力を印加して生成したプラズマ
によって行う。
【0073】また、タンタルのエッチング処理をウェッ
トエッチングで行う場合には、硝酸とフッ化アンモニウ
ムとフッ酸と水の比が、それぞれ5:2:1:3となる
ように混合した溶液を用いて行う。
【0074】つぎに図15に示すように、下層配線2上
のレジスト6のアッシング処理を行い、レジスト6のパ
ターン寸法を小さくする。
【0075】このアッシング処理は、ドライエッチング
装置内に100sccm〜1000sccmの流量の酸
素を導入し、さらにこれに0sccm〜100sccm
の六フッ化イオウを加え、全体圧力を100mTorr
〜300mTorrとして、これに100W〜500W
で発振周波数として13.56MHzの高周波電力を印
加して生成したプラズマによって行う。
【0076】このとき、六フッ化イオウの導入量によっ
て下層配線2材料のエッチングも若干進めて、アッシン
グ処理によってレジスト6の被覆していない領域である
下層配線2材料が露出した領域をテーパー形状にするこ
ともできる。
【0077】つぎに、図16に示すようにパターン寸法
を小さくしたレジスト6をエッチングマスクとして使用
して、下層配線2材料であるタンタルのドライエッチン
グ処理もしくはウェットエッチング処理を行い、厚さ方
向の途中までエッチングを進める。
【0078】その後、下層配線2上のレジスト6を剥離
することによって、図1に示すような2段階の段差を有
する形状の下層配線2を形成することができる。
【0079】つぎに図7に示すように、陽極酸化法によ
り下層配線2パターン上に絶縁性膜3を形成し、その上
に上層配線4パターンを形成することにより、図7に示
す構造のTFD素子を得ることができる。
【0080】この陽極酸化処理は、0.01〜1%のク
エン酸溶液を用い、陰極に白金電極を用いて下層配線2
材料であるタンタルとの間に10V〜100Vの電圧を
印加して行う。
【0081】さらに別の製造方法として、アッシング工
程とエッチング工程をもう一度行うことによって図4に
しめす、3つの段差を有するエッチング断面形状をもつ
下層配線2が形成できる。
【0082】さらにまた、エッチング処理時およびアッ
シング処理時に、レジスト6と下層配線2のタンタルと
のエッチング速度の比をコントロールすることにより、
図5と図6とに示すテーパー形状を有するエッチング断
面形状をもつ下層配線2を形成することができる。
【0083】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0084】まず図13に示すように、ガラス基板1上
に、下層配線2材料としてスパッタリング法によって、
50nm〜500nmの膜厚のタンタルを膜形成する。
つぎに、この下層配線2材料であるタンタル上にフォト
リソグラフィー法により下層配線2パターンと同じレジ
スト6のパターンを形成する。
【0085】つぎに図14に示すように、このパターン
形成したレジスト6をエッチングマスクとして、下層配
線2材料であるタンタルのドライエッチング処理もしく
はウェットエッチング処理を行う。
【0086】この下層配線2材料であるタンタルのドラ
イエッチング処理とウェットエッチング処理とは、前述
と同じ処理方法で行う。
【0087】つぎに図15に示すように、下層配線2上
のレジスト6を剥離し、下層配線2上に下層配線2より
もパターン寸法の小さいレジスト6を再度フォトリソグ
ラフィー法により形成する。
【0088】つぎに、図16に示すようにパターン寸法
を小さくしたレジスト6をエッチングマスクとして用い
て、下層配線2材料であるタンタルのドライエッチング
処理もしくはウェットエッチング処理を行い、タンタル
の厚さ方向の途中までエッチングを進める。
【0089】この後、下層配線2上のレジスト6を剥離
することによって、図1に示すような形状の下層配線2
を形成することができる。
【0090】さらに、陽極酸化法により下層配線2パタ
ーン上に絶縁性膜3を形成し、その上に上層配線4パタ
ーンを形成することにより、図7に示すような構造のT
FD素子を得ることができる。
【0091】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0092】まず図13に示すように、ガラス基板1上
に、下層配線2材料としてスパッタリング法によって、
50nm〜500nmの膜厚のタンタルを膜形成する。
つぎに、この下層配線2材料であるタンタル上にフォト
リソグラフィー法により下層配線2パターンと同じレジ
スト6のパターンを形成する。
【0093】つぎに図17に示すように、このパターン
形成したレジスト6をエッチングマスクとして使用し
て、下層配線2材料であるタンタルのドライエッチング
処理もしくはウェットエッチング処理を行い、下層配線
2材料であるタンタルの厚さ方向の途中までエッチング
を進める。
【0094】この下層配線2材料であるタンタルのドラ
イエッチング処理とウェットエッチング処理とは、前述
と同じ処理方法で行う。
【0095】つぎに図18に示すように、下層配線2上
のレジスト6のアッシング処理を行い、レジスト6のパ
ターン寸法を小さくする。
【0096】このレジスト6のパターン寸法を小さくす
るための、アッシング処理は前述の処理条件と同じ処理
方法で行う。
【0097】つぎに、図16に示すようにパターン寸法
を小さくしたレジスト6をエッチングマスクとして、下
層配線2材料であるタンタルのドライエッチング処理も
しくはウェットエッチング処理を行い、タンタルの厚さ
方向の途中までエッチングを進める。
【0098】この後、下層配線2上のレジスト6を剥離
することによって、図1に示すような2段階の段差を有
する形状の下層配線2を形成することができる。
【0099】さらに、陽極酸化法により下層配線2パタ
ーン上に絶縁性膜3を形成し、その上に上層配線4パタ
ーンを形成することにより、図7に示す構造のTFD素
子を得ることができる。
【0100】さらに別の製造方法として、アッシング工
程とエッチング工程をもう一度行うことによって図4に
しめす、3つの段差を有するエッチング断面形状をもつ
下層配線2が形成できる。
【0101】さらにまた、エッチング処理時およびアッ
シング処理時に、レジスト6と下層配線2のタンタルと
のエッチング速度の比をコントロールすることにより、
図5と図6に示すテーパー形状を有するエッチング断面
形状をもつ下層配線2を形成することができる。
【0102】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0103】まず図13に示すように、ガラス基板1上
に、下層配線2材料としてスパッタリング法によって5
0nm〜500nmの膜厚のタンタルを膜形成し、つぎ
に、この下層配線2材料であるタンタル上にフォトリソ
グラフィー法により下層配線2パターンと同じレジスト
6のパターンを形成する。
【0104】つぎに図17に示すように、このパターン
形成したレジスト6をエッチングマスクとして用いて、
下層配線2材料であるタンタルのドライエッチング処理
もしくはウェットエッチング処理を行い、下層配線2材
料であるタンタルのド厚さ方向の途中までエッチングを
進める。
【0105】この下層配線2材料であるタンタルのドラ
イエッチング処理とウェットエッチング処理とは、前述
と同じ処理方法で行う。
【0106】つぎに図18に示すように、下層配線2上
のレジスト6を剥離し、下層配線2上に下層配線2より
もパターン寸法の小さいレジスト6を再度フォトリソグ
ラフィー法により形成する。
【0107】つぎに、図16に示すようにパターン寸法
を小さくしたレジスト6をエッチングマスクとして用い
て、下層配線2材料であるタンタルのドライエッチング
処理もしくはウェットエッチング処理を行い、下層配線
2材料の厚さ方向の途中までエッチングを進める。
【0108】この後、下層配線2上のレジスト6を剥離
することによって、図1に示すような断面形状が2段階
の段差を備える形状の下層配線2を形成することができ
る。
【0109】さらに、陽極酸化法により下層配線2パタ
ーン上に絶縁性膜3を形成し、その上に上層配線4パタ
ーンを形成することにより、図7に示す構造のTFD素
子を得ることができる。
【0110】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0111】まず図19に示すように、ガラス基板1上
に、下層配線2材料としてスパッタリング法によって、
50nm〜500nmの膜厚のタンタルを膜形成する。
その後、この下層配線2材料であるタンタル上にフォト
リソグラフィー法により下層配線2パターンと同じレジ
スト6のパターンを形成する。
【0112】つぎに図20に示すように、このパターン
形成したレジスト6をエッチングマスクとして、下層配
線2材料であるタンタルのドライエッチング処理もしく
はウェットエッチング処理を行い、下層配線2材料であ
るタンタルの厚さ方向の途中までエッチングを進める。
【0113】この下層配線2材料であるタンタルのドラ
イエッチング処理とウェットエッチング処理とは、前述
と同じ処理方法で行う。
【0114】つぎに図21に示すように、エッチングマ
スクとして使用した下層配線2上のレジスト6を剥離す
る。
【0115】さらに、図22に示すように、下層配線2
上に下層配線2よりもパターン寸法の大きいレジスト6
を再度フォトリソグラフィー法により形成する。
【0116】つぎに、図23に示すように、このパター
ン寸法の大きいレジスト6をエッチングマスクとして用
いて、下層配線2材料であるタンタルのドライエッチン
グ処理もしくはウェットエッチング処理を行う。
【0117】さらに、この下層配線2上のレジスト6を
剥離することによって、図1に示すように、その断面形
状が2段階の段差を有する形状の下層配線2を形成する
ことができる。
【0118】さらに、陽極酸化法により下層配線2パタ
ーン上に絶縁性膜3を形成し、その上に上層配線4パタ
ーンを形成することにより、図7に示す構造のTFD素
子を得ることができる。
【0119】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0120】まず図24に示すように、ガラス基板1上
に、下層配線2材料としてスパッタリング法によって、
50nm〜500nmの膜厚のタンタルを膜形成する。
その後、この下層配線2材料であるタンタル上にフォト
リソグラフィー法により下層配線2パターンと同じレジ
スト6のパターンを形成する。
【0121】つぎに図25に示すように、このパターン
形成したレジスト6をエッチングマスクとして、下層配
線2材料であるタンタルのドライエッチング処理もしく
はウェットエッチング処理を行う。
【0122】この下層配線2材料であるタンタルのドラ
イエッチング処理とウェットエッチング処理とは、前述
と同じ処理方法で行う。
【0123】つぎに図26に示すように、下層配線2上
のレジスト6を剥離し、スパッタリング法により下層配
線2材料と同じ材料であるタンタルを絶縁性膜材料7と
して形成する。
【0124】つぎに、図27に示すように絶縁性膜材料
7上に下層配線2パターンよりもパターン寸法の大きい
レジスト6を再度フォトリソグラフィー法により形成す
る。
【0125】つぎに、図28に示すように、再度形成し
たレジスト6をエッチングマスクとして用いて、絶縁性
膜材料7であるタンタルのドライエッチング処理もしく
はウェットエッチング処理を行う。
【0126】この後、レジスト6を剥離し、さらに、陽
極酸化法により下層配線2パターン上に絶縁性膜3を形
成し、その上に上層配線4パターンを形成することによ
り、図7に示す構造のTFD素子を得ることができる。
【0127】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0128】まず図29に示すように、ガラス基板1上
に、下層配線2材料としてスパッタリング法によって、
50nm〜500nmの膜厚のタンタルを膜形成する。
その後、この下層配線2材料であるタンタル上にフォト
リソグラフィー法により下層配線2パターンと同じレジ
スト6のパターンを形成する。
【0129】つぎに図30に示すように、このパターン
形成したレジスト6をエッチングマスクとして用いて、
下層配線2材料であるタンタルのドライエッチング処理
もしくはウェットエッチング処理を行う。
【0130】この下層配線2材料であるタンタルのドラ
イエッチング処理とウェットエッチング処理とは、前述
と同じ処理方法で行う。
【0131】つぎに図31に示すように、下層配線2上
のレジスト6を剥離し、スパッタリング法により下層配
線2材料と同じ材料であるタンタルを絶縁性膜3材料と
して形成する。
【0132】つぎに、図32に示すように絶縁性膜3材
料上に下層配線2パターンよりもパターン寸法の大きい
レジスト6を再度フォトリソグラフィー法により形成す
る。
【0133】つぎに、図33に示すようにパターン寸法
を小さくしたレジスト6をエッチングマスクとして使用
して、下層配線2材料であるタンタルのドライエッチン
グ処理もしくはウェットエッチング処理を行い、タンタ
ルの厚さ方向の途中までエッチングを進める。
【0134】その後、レジスト6を剥離し、さらに、陽
極酸化法により下層配線2パターン上に絶縁性膜3を形
成し、その上に上層配線4パターンを形成することによ
り、図7に示す構造のTFD素子を得ることができる。
【0135】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0136】まず図19に示すように、ガラス基板1上
に、下層配線2材料としてスパッタリング法によって、
50nm〜500nmの膜厚のタンタルを膜形成する。
その後、この下層配線2材料であるタンタル上にフォト
リソグラフィー法により下層配線2パターンと同じレジ
スト6のパターンを形成する。
【0137】つぎに図34に示すように、このパターン
形成したレジスト6をエッチングマスクとして使用し
て、下層配線2材料であるタンタルのドライエッチング
処理もしくはウェットエッチング処理を行う。
【0138】この下層配線2材料であるタンタルのドラ
イエッチング処理とウェットエッチング処理とは、前述
と同じ処理方法で行う。
【0139】つぎに図35に示すように、スパッタリン
グ法により下層配線2材料と同じ材料であるタンタルを
絶縁性膜材料7として形成する。
【0140】つぎに、図36に示すように、レジスト6
とともに、レジスト6パターン上の絶縁性膜材料7を剥
離する。
【0141】つぎに、図37に示すように絶縁性膜材料
7上に下層配線2パターンよりもパターン寸法の大きい
レジスト6を再度フォトリソグラフィー法により形成す
る。
【0142】つぎに、図38に示すように、再度形成し
たレジスト6をエッチングマスクとして使用して、下層
配線2材料であるタンタルのドライエッチング処理もし
くはウェットエッチング処理を行う。
【0143】この後、レジスト6を剥離し、さらに、陽
極酸化法により下層配線2パターン上に絶縁性膜3を形
成し、その上に上層配線4パターンを形成することによ
り、図7に示す構造のTFD素子を得ることができる。
【0144】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0145】まず、図19に示すように、ガラス基板1
上に、下層配線2材料としてスパッタリング法によっ
て、50nm〜500nmの膜厚のタンタルを膜形成す
る。
【0146】つぎに、この下層配線2材料であるタンタ
ル上にフォトリソグラフィー法により、下層配線2パタ
ーンと同じレジスト6のパターンを形成する。
【0147】つぎに図20に示すように、このパターン
形成したレジスト6をエッチングマスクとして用いて、
下層配線2材料であるタンタルのドライエッチング処理
もしくはウェットエッチング処理を行い、下層配線2材
料であるタンタルの厚さ方向の途中までエッチングを進
める。
【0148】このとき、エッチングするタンタルの厚さ
は、ガラス基板1上に残る下層配線2材料の膜厚が陽極
酸化膜厚の2分の1以下となる厚さとする。たとえば、
陽極酸化膜厚を200nmにしたい場合には、ガラス基
板1上に残る下層配線2材料の膜厚が100nm以下に
なるようにエッチングをおこなう。
【0149】この下層配線2材料であるタンタルのドラ
イエッチング処理とウェットエッチング処理とは、前述
と同じ処理方法で行う。
【0150】つぎに図21に示すように、エッチングマ
スクとして用いた下層配線2上のレジスト6を剥離す
る。
【0151】つぎに図39に示すように、下層配線2上
に陽極酸化法によって絶縁性膜3を形成し、このとき同
時に下層配線2のパターニングをおこなう。
【0152】さらに図40に示すように、この絶縁性膜
3上に上層配線4材料である酸化インジウムスズ(IT
O)をスッパッタリング法により膜形成する。
【0153】ITO膜の膜形成は、スパッタリング装置
内に流量が100sccmのアルゴンガスと2sccm
の酸素とを導入し、全体の圧力を10mTorrとし、
これに1KW〜3KWの高周波(RF)電力(発信周波
数として13.56MHz)を印加して生成したプラズ
マでターゲット材であるITOにスパッタをおこし、こ
のはじき出されたITOを絶縁性膜3上に堆積させるこ
とにより行う。
【0154】つぎに図40に示すように、この上層配線
4材料であるITO上にフォトリソグラフィー法により
上層配線4と同じレジスト6パターンを形成し、このレ
ジスト6パターンをエッチングマスクとして用いて、ド
ライエッチング法もしくはウェットエッチング法によっ
てエッチング処理を行う。
【0155】ITOのエッチング処理をドライエッチン
グ法で行う場合には、ドライエッチング装置内に100
sccm〜500sccmの流量でメタン(CH4)を
導入し、これに0sccm〜100sccmの水素と、
0sccm〜100sccmのメタノール(CH3O
H)とを加えて、全体の圧力を30mTorr〜200
mToorとして、これに1KW〜3KWで13.56
MHzも高周波電力を印加して生成したプラズマによっ
て行う。
【0156】さらにまた、ITOのエッチング処理をウ
ェットエッチングで行う場合には、塩化鉄と塩酸と水の
比が、それぞれ3:5:2となるように混合した溶液を
用いて行う。
【0157】この後エッチングマスクとして用いたレジ
ストを剥離し、図42に示す構造のTFD素子を得るこ
とができる。
【0158】また、図43に示すように、下層配線2材
料であるタンタルをエッチングする際に、酸素の流量を
コントロールすることにより、レジスト6と下層配線2
材料であるタンタルのエッチングレイトの比をコントロ
ールして、エッチング断面をテーパ形状にしてもよい。
この方法で形成したTFD素子は図44に示すようにな
り、上層配線4がよりオーバーラップしやすい構造とな
る。
【0159】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0160】まず、図24に示すように、ガラス基板1
上に、下層配線2材料としてスパッタリング法によっ
て、50nm〜500nmの膜厚のタンタルを膜形成す
る。
【0161】つぎに、この下層配線2材料であるタンタ
ル上にフォトリソグラフィー法により、下層配線2パタ
ーンと同じレジスト6のパターンを形成する。
【0162】つぎに図25に示すように、このパターン
形成したレジスト6をエッチングマスクとして用いて、
下層配線2材料であるタンタルのドライエッチング処理
もしくはウェットエッチング処理を行う。
【0163】この下層配線2材料であるタンタルのドラ
イエッチング処理とウェットエッチング処理とは、前述
と同じ処理方法で行う。
【0164】つぎに図26に示すように、下層配線2上
のレジスト6を剥離し、下層配線2パターン上に、スパ
ッタリング法によって下層配線2材料と同じ材料の絶縁
性膜材料7であるタンタルを再度膜形成する。
【0165】このとき、膜形成するタンタルの厚さは、
陽極酸化膜厚の2分の1以下となる厚さとする。
【0166】つぎに図39に示すように、下層配線2上
に陽極酸化法によって絶縁性膜3を形成する。
【0167】さらに、図40に示すように、この絶縁性
膜3上に上層配線4材料である酸化インジウムスズ(I
TO)をスッパッタリング法により膜形成する。
【0168】つぎに、図41に示すように、この上層配
線4材料であるITO上にフォトリソグラフィー法によ
り上層配線4と同じレジスト6パターンを形成し、この
レジスト6パターンをエッチングマスクとしてウェット
エッチング法により上層配線4パターンを形成すること
により、図42に示す構造のTFD素子を得ることがで
きる。
【0169】また、図3に示すように、下層配線2材料
であるタンタルをエッチングする際に、酸素の流量をコ
ントロールすることにより、レジスト6と下層配線2材
料であるタンタルのエッチングレイトの比をコントロー
ルして、エッチング断面をテーパ形状にしてもよい。こ
の方法で形成したアクティブ素子は図44に示すように
なり、上層配線4がよりオーバーラップしやすい構造と
なる。
【0170】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0171】まず、図24に示すように、ガラス基板1
上に、下層配線2材料としてスパッタリング法によっ
て、50nm〜500nmの膜厚のタンタルを膜形成す
る。その後、この下層配線2材料であるタンタル上に、
フォトリソグラフィー法により下層配線2パターンと同
じレジスト6のパターンを形成する。
【0172】つぎに図34に示すように、このパターン
形成したレジスト6をエッチングマスクとして、下層配
線2材料であるタンタルのドライエッチング処理を行
う。
【0173】この下層配線2材料であるタンタルのドラ
イエッチング処理とウェットエッチング処理とは、前述
と同じ処理方法で行う。
【0174】つぎに図35に示すように、下層配線2パ
ターン上に、スパッタリング法によって下層配線2と同
じ材料の絶縁性膜3材料であるタンタルを再度膜形成す
る。
【0175】このとき、膜形成するタンタルの厚さは、
陽極酸化膜厚の2分の1以下となる厚さとする。
【0176】つぎに図36に示すように、下層配線2パ
ターン上のレジスト6をレジスト6パターン上の絶縁性
膜材料7であるタンタルとともに剥離する。
【0177】つぎに図39に示すように、下層配線2上
に陽極酸化法によって絶縁性膜3を形成する。
【0178】さらに、図40に示すように、この絶縁性
膜3上に上層配線4材料である酸化インジウムスズ(I
TO)をスッパッタリング法により膜形成する。
【0179】つぎに、図41に示すように、この上層配
線4材料であるITO上にフォトリソグラフィー法によ
り上層配線4と同じレジスト6パターンを形成し、この
レジスト6パターンをエッチングマスクとして用いて、
ウェットエッチング法により上層配線4パターンを形成
することにより、図42に示す構造のTFD素子を得る
ことができる。
【0180】また、図3に示すように、下層配線2材料
であるタンタルをエッチングする際に、酸素の流量をコ
ントロールすることにより、レジスト6と下層配線2材
料であるタンタルのエッチングレイトの比をコントロー
ルして、エッチング断面をテーパ形状にしてもよい。こ
の方法で形成したTFD素子は、図44に示すようにな
り、上層配線4がよりオーバーラップしやすい構造とな
る。
【0181】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0182】まず、図19に示すように、ガラス基板1
上に、下層配線2材料としてスパッタリング法によっ
て、50nm〜500nmの膜厚のタンタルを膜形成す
る。その後、この下層配線2材料であるタンタル上にフ
ォトリソグラフィー法により下層配線2パターンと同じ
レジスト6のパターンを形成する。
【0183】つぎに図45に示すように、このパターン
形成したレジスト6をエッチングマスクとして使用し
て、下層配線2材料であるタンタルのドライエッチング
処理もしくはウェットエッチング処理を行い、下層配線
2材料であるタンタルの厚さ方向の途中までエッチング
を進める。
【0184】このとき、エッチングするタンタルの厚さ
は、ガラス基板1上に残る下層配線2材料の膜厚が陽極
酸化膜厚の2分の1以下となる厚さとする。
【0185】ここで、ドライエッチング処理によってタ
ンタルをエッチングする場合には、エッチング条件の内
の六フッ化イオウの流量を増やすことで、レジスト6パ
ターン近傍ではフッ素ラジカルが停滞しやすくし、部分
的に濃度が増加させてエッチング速度を増加させる。
【0186】このことによって、エッチングした断面形
状は図45に示すように、レジスト6のパターンエッジ
部の下層配線2がエッチングされたような形状になる。
【0187】また、タンタルのエッチング処理をウェッ
トエッチングで行う場合には、硝酸とフッ化アンモニウ
ムとフッ酸と水の比が、それぞれ7:2:1:3となる
ように混合した溶液を用い、溶液にガラス基板1を浸漬
して行う。
【0188】ガラス基板1を溶液から引き上げて、水洗
槽に移す際に、待ち時間をつくるとレジスト6パターン
近傍ではエッチング液が溜まりやすくなり、この部分の
エッチングが他よりも進んでエッチング形状は、図45
に示すように、レジスト6のパターンエッジ部の下層配
線2がエッチングされたような形状になる。
【0189】つぎに図46に示すように、下層配線2上
のレジスト6を剥離し、下層配線2上に陽極酸化法によ
って絶縁性膜3を形成し、このとき同時に下層配線2の
パターニングをおこなう。
【0190】このとき、TFD素子近傍ではタンタルの
膜厚が薄くなっているため、素子間の中央部よりも酸化
膜の成長が止まるのが早く、このことによってTFD素
子間の中央部には未陽極酸化部10を生じる。
【0191】さらに、図47に示すように、この絶縁性
膜3上に上層配線4材料である酸化インジウムスズ(I
TO)をスッパッタリング法により膜形成する。その
後、この上層配線4材料であるITO上にフォトリソグ
ラフィー法により上層配線4と同じレジスト6パターン
を形成する。
【0192】さらに、図48に示すように、このレジス
ト6パターンをエッチングマスクとして用いて、ドライ
エッチング法もしくはウェットエッチング法によって上
層配線4パターンを形成する。
【0193】さらに、図49に示すように、このパター
ン形成した上層配線4パターンをエッチングマスクとし
て用いて、ドライエッチング法により、絶縁性膜3のエ
ッチングを行うことにより、TFD素子を形成する。
【0194】絶縁性膜3のエッチングを行う際には、上
層配線4パターンを形成するために用いたレジスト6は
剥離してから行ってもよいし、剥離せずにそのまま絶縁
性膜3をエッチングし、その後レジスト6の剥離を行っ
てもよい。
【0195】絶縁性膜3のドライエッチングは、タンタ
ルのドライエッチングと同様の条件で行う。このタンタ
ルのドライエッチング条件は先に記載している。
【0196】また、図43に示すように、下層配線2材
料であるタンタルをエッチングする際に、酸素の流量を
コントロールすることにより、レジスト6と下層配線2
材料であるタンタルのエッチングレイトの比をコントロ
ールして、エッチング断面をテーパ形状にしてもよい。
この方法で形成したTFD素子は図50に示すようにな
り、上層配線4がよりオーバーラップしやすい構造とな
る。
【0197】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0198】まず、前述の製造方法と同じ方法を用い
て、図46に示すような下層配線2パターンと絶縁性膜
との構造を得る。
【0199】さらに、図47に示すように、この絶縁性
膜3上に上層配線4材料である酸化インジウムスズ(I
TO)をスッパッタリング法により膜形成する。その
後、この上層配線4材料であるITO上にフォトリソグ
ラフィー法により上層配線4と同じレジスト6パターン
を形成する。
【0200】さらに、図48に示すように、このレジス
ト6パターンをエッチングマスクとして用いて、ドライ
エッチング法もしくはウェットエッチング法によって上
層配線4パターンを形成する。
【0201】上層配線4材料であるITOのドライエッ
チング処理とウェットエッチング処理とは、前述と同じ
条件の処理方法で行う。
【0202】さらに、図51に示すように、このパター
ン形成した上層配線4パターン上のレジスト6を剥離
し、上層配線4パターンよりも大きいレジスト6パター
ンを形成する。
【0203】つぎに、図52に示すように、この大きい
レジスト6をエッチングマスクとして使用して、ドライ
エッチング法により、絶縁性膜3のエッチングを行うこ
とにより、TFD素子を得ることができる。
【0204】絶縁性膜3のドライエッチングは、前述の
タンタルのドライエッチング条件とと同様の処理条件で
行う。
【0205】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0206】まず、前述の製造方法と同じ方法を用い
て、図46に示すような下層配線2パターンと絶縁性膜
との構造を形成する。
【0207】さらに、図47に示すように、この絶縁性
膜3上に上層配線4材料である酸化インジウムスズ(I
TO)をスッパッタリング法により膜形成する。この上
層配線4材料であるITO上にフォトリソグラフィー法
により上層配線4と同じレジスト6パターンを形成す
る。
【0208】さらに、図48に示すように、このレジス
ト6パターンをエッチングマスクとして用いて、ドライ
エッチング法もしくはウェットエッチング法によって上
層配線4パターンを形成する。
【0209】上層配線4材料であるITOのドライエッ
チング処理とウェットエッチング処理とは、前述の条件
と同じ処理方法で行う。
【0210】さらに、図53に示すように、このパター
ン形成した上層配線4パターン上のレジスト6を剥離
し、上層配線4パターンよりも大きい保護膜5パターン
を形成する。
【0211】つぎに、図54に示すように、この保護膜
5パターンをエッチングマスクとして用いて、ドライエ
ッチング法によって、絶縁性膜3のエッチングを行うこ
とにより、TFD素子を得ることができる。
【0212】絶縁性膜3のドライエッチング処理は、前
述のタンタルのドライエッチング処理条件と同様の処理
条件で行う。
【0213】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0214】まず図19に示すように、ガラス基板1上
に、下層配線2材料としてスパッタリング法によって、
50nm〜500nmの膜厚のタンタルを膜形成する。
その後、この下層配線2材料であるタンタル上にフォト
リソグラフィー法により下層配線2パターンと同じレジ
スト6のパターンを形成する。
【0215】つぎに図20すように、このパターン形成
したレジスト6をエッチングマスクとして用いて、下層
配線2材料であるタンタルのドライエッチング処理を行
い、下層配線2材料であるタンタルの厚さ方向の途中ま
でエッチングを進める。
【0216】このとき、エッチングするタンタルの厚さ
は、ガラス基板1上に残る下層配線2材料の膜厚が陽極
酸化膜厚の2分の1以下となる厚さとする。
【0217】下層配線2材料であるタンタルのドライエ
ッチング処理とウェットエッチング処理とは、前述と同
じ方法で行い、図45に示すような、レジスト6のパタ
ーンエッジ部の下層配線2がエッチングされたようなエ
ッチング形状を得る。
【0218】ここで、ドライエッチング処理によってタ
ンタルをエッチングする場合には、エッチング条件の内
の六フッ化イオウの流量を増やすことで、レジスト6パ
ターン近傍ではフッ素ラジカルが停滞しやすくし、部分
的に濃度が増加させてエッチング速度を増加させる。
【0219】このことによって、エッチング形状は図4
5に示すような、レジスト6のパターンエッジ部の下層
配線2がエッチングされたようなエッチング形状にな
る。
【0220】また、タンタルのエッチング処理をウェッ
トエッチングで行う場合には、ガラス基板1をエッチン
グ液から引き上げて、水洗槽に移す際に、待ち時間をつ
くるとレジスト6パターン近傍ではエッチング液が溜ま
りやすくなりる。このため、この部分のエッチングが他
よりも進んでエッチング断面形状は、図45に示すよう
に、レジスト6のパターンエッジ部の下層配線2がエッ
チングされたようなエッチング形状になる。
【0221】つぎに図46に示すように、下層配線2上
のレジスト6を剥離し、下層配線2上に陽極酸化法によ
って絶縁性膜3を形成し、このとき同時に下層配線2の
パターニングをおこなう。
【0222】このとき、TFD素子近傍ではタンタルの
膜厚が薄くなっているため、TFD素子間の中央部より
も酸化膜の成長が止まるのが早く、このことによってT
FD素子間の中央部には未陽極酸化部10を生じる。
【0223】つぎに、図55に示すように、フォトリソ
グラフィー法によって、このパターニングした下層配線
2パターンよりもパターン寸法の大きいレジスト6パタ
ーンを形成する。
【0224】つぎに図56に示すように、このパターン
形成したレジスト6をエッチングマスクとして用いて、
ドライエッチング法により絶縁性膜3のエッチングを行
い、つぎに絶縁性膜3上のレジスト6を剥離する。
【0225】絶縁性膜3のドライエッチングは、前述の
タンタルのドライエッチング処理と同様な条件の処理方
法により行う。
【0226】さらに、図57に示すように、この絶縁性
膜3上に上層配線4材料である酸化インジウムスズ(I
TO)をスッパッタリング法により膜形成する。その
後、この上層配線4材料であるITO上にフォトリソグ
ラフィー法により上層配線4と同じレジスト6パターン
を形成し、このレジスト6パターンをエッチングマスク
として用いて、ドライエッチング法もしくはウェットエ
ッチング法により上層配線4パターンを形成することに
より、TFD素子を得ることができる。
【0227】また、下層配線2材料であるタンタルをエ
ッチングする際に、酸素の流量をコントロールすること
により、レジスト6と下層配線2材料であるタンタルの
エッチングレイトの比をコントロールして、エッチング
断面をテーパ形状にしてもよい。この方法で形成したT
FD素子は図58に示すようになり、上層配線4がより
オーバーラップしやすい構造となる。
【0228】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0229】まず、図24に示すように、ガラス基板1
上に、下層配線2材料としてスパッタリング法によって
100nm〜500nmの膜 厚のタンタルを膜形成す
る。つぎに、この下層配線2材料であるタンタル上にフ
ォトリソグラフィー法により下層配線2パターンと同じ
レジスト6のパターンを形成する。
【0230】つぎに図25に示すように、このパターン
形成したレジスト6をエッチングマスクとして用いて、
下層配線2材料であるタンタルのドライエッチング処理
もしくはウェットエッチング処理を行う。
【0231】下層配線2材料であるタンタルのドライエ
ッチング処理とウェットエッチング処理とは、前述の条
件と同じ処理方法で行う。
【0232】つぎに図59に示すように、下層配線2上
のレジスト6を剥離したのち、下層配線2パターン上
に、スパッタリング法によって下層配線2と同じ材料の
絶縁性膜材料7であるタンタルを再度膜形成する。
【0233】このとき、スパッタリング装置内の圧力を
低くすると、タンタル原子の平均自由行程が長くなっ
て、パターンの影響を受けて素子近傍では膜厚が薄くな
り、図59に示すような形状になる。
【0234】このとき、膜形成するタンタルの厚さは、
陽極酸化膜厚の2分の1以下となる厚さとする。
【0235】つぎに図46に示すように、下層配線2上
に陽極酸化法によって絶縁性膜3を形成する。
【0236】さらに、図47に示すように、この絶縁性
膜3上に上層配線4材料である酸化インジウムスズ(I
TO)をスッパッタリング法により膜形成する。その
後、この上層配線4材料であるITO上にフォトリソグ
ラフィー法により上層配線4と同じレジスト6パターン
を形成する。
【0237】つぎに、図48に示すように、このレジス
ト6パターンをエッチングマスクとして用いて、ドライ
エッチング法もしくはウェットエッチング法により上層
配線4パターンを形成する。
【0238】上層配線4材料であるITOのドライエッ
チング処理とウェットエッチング処理とは。前述の条件
と同じ処理方法で行う。
【0239】さらに、図49に示すように、このパター
ン形成した上層配線4を4パターンをエッチングマスク
として用いてドライエッチング法により、絶縁性膜3の
エッチングを行うことにより、TFD素子を得ることが
できる。
【0240】絶縁性膜3と未陽極酸化部10のドライエ
ッチングは、前述のタンタルのドライエッチング処理条
件と同様の処理方法で行う。
【0241】また、図3に示すように、下層配線2材料
であるタンタルをエッチングする際に、酸素の流量をコ
ントロールすることにより、レジスト6と下層配線2材
料であるタンタルのエッチングレイトの比をコントロー
ルして、エッチング断面をテーパ形状にしてもよい。こ
の方法で形成したTFD素子は図58に示すようにな
り、上層配線4がよりオーバーラップしやすい構造とな
る。
【0242】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0243】まず、図19に示すように、ガラス基板1
上に、下層配線2材料としてスパッタリング法によって
100nm〜500nmの膜厚のタンタルを膜形成す
る。つぎに、この下層配線2材料であるタンタル上にフ
ォトリソグラフィー法により下層配線2パターンと同じ
レジスト6のパターンを形成する。
【0244】つぎに図34に示すように、このパターン
形成したレジスト6をエッチングマスクとして、下層配
線2材料であるタンタルのドライエッチング処理もしく
はウェットエッチング処理を行う。
【0245】下層配線2材料であるタンタルのドライエ
ッチング処理とウェットエッチング処理は、前述の条件
と同じ処理方法で行う。
【0246】つぎに図60に示すように、下層配線2パ
ターン上に、スパッタリング法によって下層配線2と同
じ材料の絶縁性膜材料7であるタンタルを再度膜形成す
る。
【0247】このとき、スパッタリング装置内の圧力を
低くすると、タンタル原子の平均自由行程が長くなっ
て、パターンの影響を受けて素子近傍では膜厚が薄くな
り、図60に示すような形状になる。
【0248】このとき、被膜形成するタンタルの厚さ
は、陽極酸化膜厚の2分の1以下となる厚さとする。こ
こでたとえば、陽極酸化膜厚を200nmにしたい場合
には、100nm以下になるようにする。
【0249】つぎに図61に示すように、レジスト6と
ともにレジスト6パターン上の絶縁性膜材料7を剥離す
る。
【0250】つぎに図46に示すように、下層配線2上
に陽極酸化法によって絶縁性膜3を形成する。
【0251】このとき、素子近傍ではタンタルの膜厚が
薄くなっているため、TDF素子間の中央部よりも酸化
膜の成長が止まるのが早く、このことによってTFD素
子間の中央部には未陽極酸化部10を生じる。
【0252】つぎに、図55に示すように、フォトリソ
グラフィー法によって、このパターニングした下層配線
2パターンよりもパターン寸法の大きいレジスト6パタ
ーンを形成する。
【0253】つぎに図56に示すように、このパターン
形成したレジスト6をエッチングマスクとして用いて、
ドライエッチング法によって、絶縁性膜3のエッチング
を行い、絶縁性膜3上のレジスト6を剥離する。
【0254】さらに、図47に示すように、この絶縁性
膜3上に上層配線4材料である酸化インジウムスズ(I
TO)をスッパッタリング法により膜形成する。その
後、この上層配線4材料であるITO上にフォトリソグ
ラフィー法により上層配線4パターンと同じレジスト6
パターンを形成する。
【0255】つぎに、図48に示すように、このレジス
ト6パターンをエッチングマスクとして用いて、ドライ
エッチング法もしくはウェットエッチング法により上層
配線4パターンを形成する。
【0256】上層配線4材料であるITOのドライエッ
チング処理とウェットエッチング処理は、前述の条件と
と同じ処理方法で行う。
【0257】さらに、図49に示すように、このパター
ン形成した上層配線4パターンをエッチングマスクとし
て用いて、ドライエッチング法により、絶縁性膜3のエ
ッチングを行うことにより、TFD素子を得ることがで
きる。
【0258】絶縁性膜3と未陽極酸化部10のドライエ
ッチングは、前述のタンタルのドライエッチング処理条
件と同様の処理条件で行う。
【0259】また、図3に示すように、下層配線2材料
であるタンタルをエッチングする際に、酸素の流量をコ
ントロールすることにより、レジスト6と下層配線2材
料であるタンタルのエッチングレイトの比をコントロー
ルして、エッチング断面をテーパ形状にしてもよい。こ
の方法で形成したTFD素子は図58に示すようにな
り、上層配線4がよりオーバーラップしやすい構造とな
る。
【0260】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0261】まず、図24に示すように、ガラス基板1
上に、下層配線2材料としてスパッタリング法によって
50nm〜500nmの膜厚のタンタルを膜形成する。
その後、この下層配線2材料であるタンタル上にフォト
リソグラフィー法により下層配線2パターンと同じレジ
スト6のパターンを形成する。
【0262】つぎに図25に示すように、このパターン
形成したレジスト6をエッチングマスクとして使用し
て、下層配線2材料であるタンタルのドライエッチング
処理もしくはウェットエッチング処理を行う。
【0263】下層配線2材料であるタンタルのドライエ
ッチング処理とウェットエッチング処理は、前述の条件
と同じ処理方法で行う。
【0264】つぎに図59に示すように、下層配線2パ
ターン上に、スパッタリング法によって下層配線2と同
じ材料の絶縁性膜材料7であるタンタルを再度膜形成す
る。
【0265】このとき、スパッタリング装置内の圧力を
低くすると、タンタル原子の平均自由行程が長くなっ
て、パターンの影響を受けて素子近傍では膜厚が薄くな
り、図59に示すような形状になる。
【0266】このとき、膜形成するタンタルの厚さは、
陽極酸化膜厚の2分の1以下となる厚さとする。ここで
たとえば、陽極酸化の膜厚を200nmにしたい場合に
は、100nm以下になるようにする。
【0267】つぎに図46に示すように、下層配線2上
に陽極酸化法によって絶縁性膜3を形成する。
【0268】このとき、素子近傍ではタンタルの膜厚が
薄くなっているため、素子間の中央部よりも酸化膜の成
長が止まるのが早く、このことによって素子間の中央部
には未陽極酸化部10を生じる。
【0269】さらに、図47に示すように、この絶縁性
膜3上に上層配線4材料である酸化インジウムスズ(I
TO)をスッパッタリング法により膜形成する。その
後、この上層配線4材料であるITO上にフォトリソグ
ラフィー法により上層配線4と同じレジスト6パターン
を形成する。
【0270】さらに、図48に示すように、このレジス
ト6パターンをエッチングマスクとして用いて、ドライ
エッチング法もしくはウェットエッチング法によって上
層配線4パターンを形成する。
【0271】上層配線4材料であるITOのドライエッ
チング処理とウェットエッチング処理は、前述の条件と
同じ処理方法で行う。
【0272】さらに、図49に示すように、このパター
ン形成した上層配線4パターンをエッチングマスクとし
て用いて、ドライエッチング法により、絶縁性膜3のエ
ッチングを行うことにより、TFD素子を得ることがで
きる。
【0273】絶縁性膜3のエッチングを行う際には、上
層配線4パターンを形成するために用いたレジスト6は
剥離してから行ってもよいし、剥離せずにそのまま絶縁
性膜3をエッチングし、その後レジスト6の剥離を行っ
てもよい。
【0274】絶縁性膜3のドライエッチング処理は、前
述のタンタルのドライエッチング条件と同様の処理条件
で行う。
【0275】また、図3に示すように、下層配線2材料
であるタンタルをエッチングする際に、酸素の流量をコ
ントロールすることにより、レジスト6と下層配線2材
料であるタンタルのエッチングレイトの比をコントロー
ルして、エッチング断面をテーパ形状にしてもよい。こ
の方法で形成したTFD素子は、図50に示すようにな
り、上層配線4がよりオーバーラップしやすい構造とな
る。
【0276】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0277】まず、前述の製造方法と同じ方法を用い
て、図46に示すような下層配線2パターンと絶縁性膜
との構造を形成する。
【0278】さらに、図47に示すように、この絶縁性
膜3上に上層配線4材料である酸化インジウムスズ(I
TO)をスッパッタリング法により膜形成し、この上層
配線4材料である酸化インジウムスズ(ITO)上にフ
ォトリソグラフィー法により上層配線4と同じレジスト
6パターンを形成する。
【0279】さらに、図48に示すように、このレジス
ト6パターンをエッチングマスクとして用いて、ドライ
エッチング法もしくはウェットエッチング法によって上
層配線4パターンを形成する。
【0280】上層配線4材料である酸化インジウムスズ
(ITO)のドライエッチング処理とウェットエッチン
グ処理は、前述の条件とと同じ処理方法で行う。
【0281】さらに、図51に示すように、このパター
ン形成した上層配線4パターン上のレジスト6を剥離
し、上層配線4パターンよりも大きいレジスト6パター
ンを形成する。
【0282】つぎに、図52に示すように、この大きい
レジスト6をエッチングマスクとして用いてドライエッ
チング法により、絶縁性膜3のエッチングを行うことに
よって、TFD素子を得ることができる。
【0283】絶縁性膜3のドライエッチングは、前述の
タンタルのドライエッチングと同様の条件で行う。
【0284】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0285】まず、前述の製造方法と同じ方法を用い
て、図46に示すような下層配線2パターンと絶縁性膜
との構造を得る。
【0286】さらに、図47に示すように、この絶縁性
膜3上に上層配線4材料である酸化インジウムスズ(I
TO)をスッパッタリング法により膜形成する。その
後、この上層配線4材料である酸化インジウムスズ(I
TO)上にフォトリソグラフィー法により上層配線4と
同じレジスト6パターンを形成する。
【0287】さらに、図48に示すように、このレジス
ト6パターンをエッチングマスクとして用いて、ドライ
エッチング法もしくはウェットエッチング法によって上
層配線4パターンを形成する。
【0288】上層配線4材料である酸化インジウムスズ
(ITO)のドライエッチング処理とウェットエッチン
グ処理は、前述の条件と同じ処理方法で行う。
【0289】さらに、図53に示すように、このパター
ン形成した上層配線4パターン上のレジスト6を剥離
し、上層配線4パターンよりも大きい保護膜5パターン
を形成する。
【0290】つぎに、図54に示すように、この保護膜
5パターンをエッチングマスクとして用いてドライエッ
チング法により、絶縁性膜3のエッチングを行うことに
よって、TFD素子を得ることができる。
【0291】絶縁性膜3のドライエッチングは、前述の
タンタルのドライエッチング処理条件と同様の処理条件
で行う。
【0292】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0293】まず、図19に示すように、ガラス基板1
上に、下層配線2材料としてスパッタリング法によって
50nm〜500nmの膜厚のタンタルを膜形成する。
その後、この下層配線2材料であるタンタル上にフォト
リソグラフィー法により下層配線2パターンと同じレジ
スト6のパターンを形成する。
【0294】つぎに図25に示すように、このパターン
形成したレジスト6をエッチングマスクとして用いて、
下層配線2材料であるタンタルのドライエッチング処理
もしくはウェットエッチング処理を行う。
【0295】つぎに図60に示すように、下層配線2パ
ターン上に、スパッタリング法によって下層配線2と同
じ材料の絶縁性膜材料7であるタンタルを再度膜形成す
る。
【0296】このとき、スパッタリング装置内の圧力を
低くすると、タンタル原子の平均自由行程が長くなっ
て、パターンの影響を受けて素子近傍では膜厚が薄くな
り、図59に示すような形状になる。
【0297】このとき、膜形成するタンタルの厚さは、
陽極酸化膜厚の2分の1以下となる厚さとする。ここで
たとえば、陽極酸化の膜厚を200nmにしたい場合に
は、100nm以下になるようにする。
【0298】つぎに図46に示すように、下層配線2上
に陽極酸化法によって絶縁性膜3を形成する。
【0299】このとき、TFD素子近傍ではタンタルの
膜厚が薄くなっているため、素子間の中央部よりも酸化
膜の成長が止まるのが早く、このことによって素子間の
中央部には未陽極酸化部10を生じる。
【0300】さらに、図47に示すように、この絶縁性
膜3上に上層配線4材料である酸化インジウムスズ(I
TO)をスッパッタリング法により膜形成する。その
後、この上層配線4材料である酸化インジウムスズ(I
TO)上にフォトリソグラフィー法により上層配線4と
同じレジスト6パターンを形成する。
【0301】さらに、図48に示すように、このレジス
ト6パターンをエッチングマスクとして用いて、ドライ
エッチング法もしくはウェットエッチング法によって上
層配線4パターンを形成する。
【0302】上層配線4材料である酸化インジウムスズ
(ITO)のドライエッチング処理とウェットエッチン
グ処理は、前述の条件と同じ処理方法で行う。
【0303】さらに、図49に示すように、このパター
ン形成した上層配線4パターンをエッチングマスクとし
て用いて、ドライエッチング法により、絶縁性膜3のエ
ッチングを行うことにより、TFD素子を得ることがで
きる。
【0304】絶縁性膜3のエッチングを行う際には、上
層配線4パターンを形成するために用いたレジスト6は
剥離してから行ってもよいし、剥離せずにそのまま絶縁
性膜3をエッチングし、その後レジスト6の剥離を行っ
てもよい。
【0305】絶縁性膜3のドライエッチングは、前述の
タンタルのドライエッチング処理と同様の処理条件で行
う。
【0306】また、図3に示すように、下層配線2材料
であるタンタルをエッチングする際に、酸素の流量をコ
ントロールすることにより、レジスト6と下層配線2材
料であるタンタルのエッチングレイトの比をコントロー
ルして、エッチング断面をテーパ形状にしてもよい。こ
の方法で形成したTFD素子は図50に示すようにな
り、上層配線4がよりオーバーラップしやすい構造とな
る。
【0307】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0308】まず、前述の製造方法と同じ方法を用い
て、図46に示すような下層配線2パターンと絶縁性膜
との構造を形成する。
【0309】さらに、図47に示すように、この絶縁性
膜3上に上層配線4材料である酸化インジウムスズ(I
TO)をスッパッタリング法により膜形成する。その
後、この上層配線4材料である酸化インジウムスズ(I
TO)上にフォトリソグラフィー法により上層配線4と
同じレジスト6パターンを形成する。
【0310】さらに、図48に示すように、このレジス
ト6パターンをエッチングマスクとして用いて、ドライ
エッチング法もしくはウェットエッチング法によって上
層配線4パターンを形成する。
【0311】上層配線4材料である酸化インジウムスズ
(ITO)のドライエッチング処理とウェットエッチン
グ処理は、前述の条件と同じ処理方法で行う。
【0312】さらに、図51に示すように、このパター
ン形成した上層配線4パターン上のレジスト6を剥離
し、上層配線4パターンよりも大きいレジスト6パター
ンを形成する。
【0313】つぎに、図52に示すように、この大きい
レジスト6をエッチングマスクとして用いてドライエッ
チング法によって、絶縁性膜3のエッチングを行うこと
により、TFD素子を得ることができる。
【0314】絶縁性膜3のドライエッチングは、前述の
タンタルのドライエッチング処理条件と同様の処理条件
で行う。
【0315】つぎに、以上説明した薄膜ダイオードの製
造方法と異なる実施例の製造方法を説明する。
【0316】まず、前述の製造方法と同じ方法を用い
て、図46に示すような下層配線2パターンと絶縁性膜
との構造を形成する。
【0317】さらに、図47に示すように、この絶縁性
膜3上に上層配線4材料である酸化インジウムスズ(I
TO)をスッパッタリング法により膜形成する。その
後、この上層配線4材料である酸化インジウムスズ(I
TO)上にフォトリソグラフィー法により上層配線4と
同じレジスト6パターンを形成する。
【0318】さらに、図48に示すように、このレジス
ト6パターンをエッチングマスクとして用いて、ドライ
エッチング法もしくはウェットエッチング法によって上
層配線4パターンを形成する。
【0319】上層配線4材料である酸化インジウムスズ
(ITO)のドライエッチング処理とウェットエッチン
グ処理は、前述の条件と同じ処理方法で行う。
【0320】さらに、図53に示すように、このパター
ン形成した上層配線4パターン上のレジスト6を剥離
し、上層配線4パターンよりも大きい保護膜5パターン
を形成する。
【0321】つぎに、図54に示すように、この保護膜
5パターンをエッチングマスクとして用いてドライエッ
チング法によって、絶縁性膜3のエッチングを行うこと
により、TFD素子を得ることができる。
【0322】絶縁性膜3のドライエッチングは、前述の
タンタルのドライエッチング処理条件と同様の処理条件
で行う。
【0323】以上説明した本発明の実施例の製造方法の
中で、下層配線2パターン上に絶縁性膜材料7を膜形成
する行程を含む製造方法では、絶縁性膜材料7としてタ
ンタルのかわりにアルミニウム(Al)を用いてもよ
い。
【0324】この場合、アルミニウムのエッチング処理
には、リン酸と硝酸と酢酸と水の比が5:1:2:3と
なるように混合した溶液によって行う。
【0325】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よるアクティブ素子は、下層配線に対して上層配線がオ
ーバーラップしやすくなり、かつ素子部とその近傍で絶
縁性膜に膜質の違いを生じない。このため、段差部での
断線による素子欠陥が減少し、液晶表示装置の表示品質
を向上することができる。またさらに、下層配線のパタ
ーニングのときにアッシングによってレジストのパター
ン寸法を小さくさせる行程を含む製造方法においては、
フォトリソグラフィー法で形成したパターンよりもアク
ティブ素子のパターン寸法を小さくすることができるた
め、フォトリソグラフィー法の限界を越えたアクティブ
素子の微細化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における液晶表示装置の構造と
製造方法を示す断面図である。
【図2】従来の技術による液晶表示装置の構造と製造方
法を示す断面図である。
【図3】従来の技術による液晶表示装置の構造と製造方
法を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例における液晶表示装置の構造と
製造方法を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例における液晶表示装置の構造と
製造方法を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例における液晶表示装置の構造と
製造方法を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例における液晶表示装置の構造と
製造方法を示す断面図である。
【図8】従来の技術による液晶表示装置の構造と製造方
法を示す断面図である。
【図9】従来の技術による液晶表示装置の構造と製造方
法を示す断面図である。
【図10】本発明の実施例における液晶表示装置の構造
と製造方法を示す断面図である。
【図11】本発明の実施例における液晶表示装置の構造
と製造方法を示す断面図である。
【図12】本発明の実施例における液晶表示装置の構造
と製造方法を示す断面図である。
【図13】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図14】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図15】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図16】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図17】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図18】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図19】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図20】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図21】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図22】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図23】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図24】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図25】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図26】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図27】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図28】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図29】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図30】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図31】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図32】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図33】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図34】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図35】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図36】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図37】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図38】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図39】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図40】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図41】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図42】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図43】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図44】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図45】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図46】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図47】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図48】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図49】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図50】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図51】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図52】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図53】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図54】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図55】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図56】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図57】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図58】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図59】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図60】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【図61】本発明の実施例における液晶表示装置の製造
方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 下層配線 3 絶縁性膜 4 上層配線 5 保護膜 6 レジスト 7 絶縁性膜材料 10 未陽極酸化領域

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下層配線と下層配線の表面に設ける絶縁
    性膜と絶縁性膜上に設ける上層配線とを備え、下層配線
    の断面形状、あるいは下層配線と絶縁性膜との断面形状
    は段差を有することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストパターンを形成し、このレジストをエッチン
    グマスクとして用いてドライエッチング法もしくはウェ
    ットエッチング法によって下層配線材料をエッチングし
    た後、レジストをアッシング処理することによってレジ
    ストのパターン寸法を小さくし、さらにこのパターン寸
    法を小さくしたレジストをエッチングマスクとして用い
    てドライエッチング法もしくはウェットエッチング法に
    よって厚さ方向の途中まで下層配線材料のエッチングを
    行い、下層配線を形成し、この下層配線上に絶縁性膜と
    上層配線とを形成することを特徴とする液晶表示装置の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    り第1のレジストのパターンを形成し、この第1のレジ
    ストをエッチングマスクとして用いてドライエッチング
    法もしくはウェットエッチング法によって下層配線材料
    をエッチングした後、第1のレジストを剥離し、この下
    層配線材料パターン上に第1のレジストよりもパターン
    寸法の小さい第2のレジストのパターンを形成し、さら
    にこの第2のレジストをエッチングマスクとして用いて
    ドライエッチング法もしくはウェットエッチング法によ
    って厚さ方向の途中まで下層配線材料のエッチングを行
    い、下層配線を形成し、この下層配線上に絶縁性膜と上
    層配線とを形成することを特徴とする液晶表示装置の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストのパターンを形成し、このレジストをエッチ
    ングマスクとして用いてドライエッチング法もしくはウ
    ェットエッチング法によって厚さ方向の途中まで下層配
    線材料をエッチングした後、レジストをアッシング処理
    することによってレジストのパターン寸法を小さくし、
    さらにこのパターン寸法を小さくしたレジストをエッチ
    ングマスクとして用いてドライエッチング法もしくはウ
    ェットエッチング法によって下層配線材料のエッチング
    を行い下層配線を形成し、この下層配線上に絶縁性膜と
    上層配線とを形成することを特徴とする液晶表示装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    り第1のレジストのパターンを形成し、この第1のレジ
    ストをエッチングマスクとして使用してドライエッチン
    グ法もしくはウェットエッチング法によって厚さ方向の
    途中まで下層配線材料をエッチングした後、第1のレジ
    ストを剥離し、さらにフォトリソグラフィー法によりこ
    の下層配線材料パターン上に第1のレジストよりもパタ
    ーン寸法の小さい第2のレジストのパターンを形成し、
    さらにこの第2のレジストをエッチングマスクとして用
    いてドライエッチング法もしくはウェットエッチング法
    によって下層配線材料のエッチングを行い下層配線を形
    成し、この下層配線上に絶縁性膜と上層配線とを形成す
    ることを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    り第1のレジストパターンを形成し、この第1のレジス
    トをエッチングマスクとして用いてドライエッチング法
    もしくはウェットエッチング法によって厚さ方向の途中
    まで下層配線材料をエッチングした後、第1のレジスト
    を剥離し、さらにフォトリソグラフィー法により、この
    下層配線材料パターン上に第1のレジストよりもパター
    ン寸法の大きい第2のレジストのパターンを形成し、さ
    らにこの第2のレジストをエッチングマスクとして用い
    てドライエッチング法もしくはウェットエッチング法に
    よって下層配線材料のエッチングを行い下層配線を形成
    し、この下層配線上に絶縁性膜と上層配線とを形成する
    ことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    り第1のレジストのパターンを形成し、この第1のレジ
    ストをエッチングマスクとして用いてドライエッチング
    法もしくはウェットエッチング法によって下層配線材料
    をエッチングした後、第1のレジストを剥離し、この下
    層配線材料パターン上に下層配線材料と同じ材料である
    絶縁性膜材料を膜形成し、この絶縁性膜材料上に第1の
    レジストよりもパターン寸法の大きい第2のレジストの
    パターンを形成し、さらにこの第2のレジストをエッチ
    ングマスクとして用いてドライエッチング法もしくはウ
    ェットエッチング法によって絶縁性膜材料のエッチング
    を行い下層配線を形成し、この下層配線上に絶縁性膜と
    上層配線とを形成することを特徴とする液晶表示装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    り第1のレジストのパターンを形成し、この第1のレジ
    ストをエッチングマスクとして用いてドライエッチング
    法もしくはウェットエッチング法によって下層配線材料
    をエッチングした後、第1のレジストを剥離し、この下
    層配線材料パターン上に下層配線材料と同じ材料である
    絶縁性膜材料を膜形成し、この絶縁性膜材料上に第1の
    レジストよりもパターン寸法の小さい第2のレジストの
    パターンを形成し、さらにこの第2のレジストをエッチ
    ングマスクとして用いてドライエッチング法もしくはウ
    ェットエッチング法によって絶縁性膜材料のエッチング
    を行い下層配線を形成し、この下層配線上に絶縁性膜と
    上層配線とを形成することを特徴とする液晶表示装置の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    り第1のレジストのパターンを形成し、この第1のレジ
    ストをエッチングマスクとして用いてドライエッチング
    法もしくはウェットエッチング法によって下層配線材料
    をエッチングした後、第1のレジストを剥離し、この下
    層配線材料パターン上に下層配線材料とは異なる材料で
    ある絶縁性膜材料を膜形成し、この絶縁性膜材料上に第
    1のレジストよりもパターン寸法の大きい第2のレジス
    トのパターンを形成し、さらにこの第2のレジストをエ
    ッチングマスクとして用いてドライエッチング法もしく
    はウェットエッチング法によって絶縁性膜材料のエッチ
    ングを行い下層配線を形成し、この下層配線上に絶縁性
    膜と上層配線とを形成することを特徴とする液晶表示装
    置の製造方法。
  10. 【請求項10】 ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    り第1のレジストのパターンを形成し、この第1のレジ
    ストをエッチングマスクとして用いてドライエッチング
    法もしくはウェットエッチング法によって下層配線材料
    をエッチングした後、第1のレジストを剥離し、この下
    層配線材料パターン上に下層配線材料とは異なる材料で
    ある絶縁性膜材料を膜形成し、この絶縁性膜材料上に第
    1のレジストよりもパターン寸法の小さい第2のレジス
    トのパターンを形成し、さらにこの第2のレジストをエ
    ッチングマスクとして用いてドライエッチング法もしく
    はウェットエッチング法によって絶縁性膜材料のエッチ
    ングを行い下層配線を形成し、この下層配線上に絶縁性
    膜と上層配線とを形成することを特徴とする液晶表示装
    置の製造方法。
  11. 【請求項11】 ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    り第1のレジストのパターンを形成し、この第1のレジ
    ストをエッチングマスクとして用いてドライエッチング
    法もしくはウェットエッチング法によって下層配線材料
    をエッチングした後、この下層配線材料パターン上に下
    層配線材料と同じ材料である絶縁性膜材料を膜形成した
    後、第1のレジストとともにレジスト上の絶縁性膜材料
    を剥離し、この下層配線材料と絶縁性膜材料との上に第
    1のレジストよりもパターン寸法の大きい第2のレジス
    トのパターンを形成し、さらにこの第2のレジストをエ
    ッチングマスクとして用いてドライエッチング法もしく
    はウェットエッチング法によって絶縁性膜材料のエッチ
    ングを行い下層配線を形成し、この下層配線上に絶縁性
    膜と上層配線とを形成することを特徴とする液晶表示装
    置の製造方法。
  12. 【請求項12】 ガラス基板上に下層配線材料を膜形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    り第1のレジストのパターンを形成し、この第1のレジ
    ストをエッチングマスクとして用いてドライエッチング
    法もしくはウェットエッチング法により下層配線材料を
    エッチングした後、この下層配線材料パターン上に下層
    配線材料とは異なる材料である絶縁性膜材料を膜形成し
    た後、第1のレジストとともにレジスト上の絶縁性膜材
    料を剥離し、この下層配線材料と絶縁性膜材料との上に
    第1のレジストよりもパターン寸法の大きい第2のレジ
    ストのパターンを形成し、さらにこの第2のレジストを
    エッチングマスクとして用いてドライエッチング法もし
    くはウェットエッチング法によって絶縁性膜材料のエッ
    チングを行い下層配線を形成し、この下層配線上に絶縁
    性膜と上層配線とを形成することを特徴とする液晶表示
    装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    ってレジストのパターンを形成し、このレジストをエッ
    チングマスクとして使用してドライエッチング法もしく
    はウェットエッチング法によって厚さ方向の途中まで下
    層配線材料をエッチングした後、レジストを剥離し、陽
    極酸化法により絶縁性膜を形成すると同時に下層配線の
    パターニングを行い、この上に上層配線を形成すること
    を特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストのパターンを形成し、このレジストをエッチ
    ングマスクとして用いてドライエッチング法もしくはウ
    ェットエッチング法によって下層配線材料をエッチング
    した後、レジストを剥離し、この下層配線材料パターン
    上に、下層配線材料と同じ材料の絶縁性膜材料を膜形成
    し、さらに、陽極酸化法により絶縁性膜を形成した後、
    この上に上層配線を形成することを特徴とする液晶表示
    装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストパターンを形成し、このレジストをエッチン
    グマスクとして用いてドライエッチング法もしくはウェ
    ットエッチング法によって下層配線材料をエッチングし
    た後、レジストを剥離し、この下層配線材料パターン上
    に下層配線材料と異なる材料の絶縁性膜材料を膜形成
    し、さらに陽極酸化法により絶縁性膜を形成した後、こ
    の上に上層配線を形成することを特徴とする液晶表示装
    置の製造方法。
  16. 【請求項16】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストパターンを形成し、このレジストをエッチン
    グマスクとして用いてドライエッチング法もしくはウェ
    ットエッチング法によって下層配線材料をエッチング
    し、この下層配線材料パターン上に、下層配線材料と同
    じ材料の絶縁性膜材料を膜形成した後、レジストととも
    にレジスト上の絶縁性膜材料を剥離し、さらに陽極酸化
    法により絶縁性膜を形成した後、この上に上層配線を形
    成することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストパターンを形成し、このレジストをエッチン
    グマスクとして用いてドライエッチング法もしくはウェ
    ットエッチング法によって下層配線材料をエッチング
    し、この下層配線材料パターン上に下層配線材料と異な
    る材料の絶縁性膜材料を膜形成した後、レジストととも
    に絶縁性膜材料を剥離し、さらに、陽極酸化法により絶
    縁性膜を形成した後、この上に上層配線を形成すること
    を特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストパターンを形成し、このレジストをエッチン
    グマスクとして用いてドライエッチング法もしくはウェ
    ットエッチング法によって厚さ方向の途中まで下層配線
    材料をエッチングした後、レジストを剥離し、陽極酸化
    法により絶縁性膜と未陽極酸化部とを形成し、この上に
    上層配線を形成し、この上層配線パターンをエッチング
    マスクとして絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチングす
    ることを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストパターンを形成し、このレジストをエッチン
    グマスクとして用いてドライエッチング法もしくはウェ
    ットエッチング法によって厚さ方向の途中まで下層配線
    材料をエッチングした後、レジストを剥離し、陽極酸化
    法により絶縁性膜と未陽極酸化部とを形成し、この上に
    上層配線パターンを形成し、さらにこの上層配線パター
    ン上に上層配線パターンよりも大きなレジストパターン
    を形成し、このレジストパターンをエッチングマスクと
    して用いて絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチングする
    ことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストパターンを形成し、このレジストをエッチン
    グマスクとして用いてドライエッチング法もしくはウェ
    ットエッチング法によって厚さ方向の途中まで下層配線
    材料をエッチングした後、レジストを剥離し、陽極酸化
    法により絶縁性膜と未陽極酸化部とを形成し、この上に
    上層配線を形成し、この上層配線パターン上にさらに保
    護膜をパターン形成し、この保護膜パターンをエッチン
    グマスクとして用いて絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッ
    チングすることを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    り第1のレジストパターンを形成し、この第1のレジス
    トをエッチングマスクとして用いてドライエッチング法
    もしくはウェットエッチング法によって厚さ方向の途中
    まで下層配線材料をエッチングした後、第1のレジスト
    を剥離し、陽極酸化法によって絶縁性膜と未陽極酸化部
    とを形成し、さらにこの下層配線材料パターン上に第1
    のレジストよりもパターン寸法の大きい第2のレジスト
    パターンを形成し、さらにこの第2のレジストをエッチ
    ングマスクとして用いてドライエッチング法もしくはウ
    ェットエッチング法によって絶縁性膜と未陽極酸化部の
    エッチングを行って、この上に上層配線を形成すること
    を特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    り第1のレジストパターンを形成し、この第1のレジス
    トをエッチングマスクとして用いてドライエッチング法
    もしくはウェットエッチング法によって下層配線材料を
    エッチングし、第1のレジストを剥離した後、この下層
    配線材料パターン上に、下層配線材料と同じ材料の絶縁
    性膜材料を膜形成し、さらに陽極酸化法により絶縁性膜
    と未陽極酸化部とを形成した後、さらにこの下層配線材
    料パターン上に第1のレジストよりもパターン寸法の大
    きい第2のレジストパターンを形成し、さらにこの第2
    のレジストをエッチングマスクとして用いてドライエッ
    チング法もしくはウェットエッチング法によって絶縁性
    膜と未陽極酸化部のエッチングを行って、この上に上層
    配線を形成することを特徴とする液晶表示装置の製造方
    法。
  23. 【請求項23】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    り第1のレジストパターンを形成し、この第1のレジス
    トをエッチングマスクとして用いてドライエッチング法
    もしくはウェットエッチング法によって下層配線材料を
    エッチングし、第1のレジストを剥離した後、この下層
    配線材料パターン上に下層配線材料とは異なる材料の絶
    縁性膜材料を膜形成し、さらに陽極酸化法により絶縁性
    膜を形成した後、さらにこの下層配線材料パターン上に
    第1のレジストよりもパターン寸法の大きい第2のレジ
    ストパターンを形成し、さらにこの第2のレジストをエ
    ッチングマスクとして用いてドライエッチング法もしく
    はウェットエッチング法によって絶縁性膜のエッチング
    を行って、この上に上層配線を形成することを特徴とす
    る液晶表示装置の製造方法。
  24. 【請求項24】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    り第1のレジストパターンを形成し、この第1のレジス
    トをエッチングマスクとして用いてドライエッチング法
    もしくはウェットエッチング法によって下層配線材料を
    エッチングし、この下層配線材料パターン上に下層配線
    材料と同じ材料の絶縁性膜材料を膜形成した後、第1の
    レジストとともにレジスト上の絶縁性膜材料を剥離し、
    さらに、陽極酸化法により絶縁性膜と未陽極酸化部とを
    形成した後、さらにこの下層配線材料パターン上に第1
    のレジストよりもパターン寸法の大きい第2のレジスト
    パターンを形成し、さらにこの第2のレジストをエッチ
    ングマスクとして使用してドライエッチング法もしくは
    ウェットエッチング法によって絶縁性膜と未陽極酸化部
    のエッチングを行って、この上に上層配線を形成するこ
    とを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  25. 【請求項25】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    り第1のレジストパターンを形成し、この第1のレジス
    トをエッチングマスクとして用いてドライエッチング法
    もしくはウェットエッチング法によって下層配線材料を
    エッチングし、この下層配線材料パターン上に、下層配
    線材料とは異なる材料の絶縁性膜材料を膜形成した後、
    レジストとともにレジスト上の絶縁性膜材料を剥離し、
    さらに陽極酸化法により絶縁性膜を形成した後、さらに
    この下層配線材料パターン上に第1のレジストよりもパ
    ターン寸法の大きい第2のレジストパターンを形成し、
    さらにこの第2のレジストをエッチングマスクとして用
    いてドライエッチング法もしくはウェットエッチング法
    によって絶縁性膜のエッチングを行って、この上に上層
    配線を形成することを特徴とする液晶表示装置の製造方
    法。
  26. 【請求項26】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストパターンを形成し、このレジストパターンを
    エッチングマスクとして用いてドライエッチング法もし
    くはウェットエッチング法によって下層配線材料をエッ
    チングし、このレジストを剥離した後、この下層配線材
    料パターン上に、下層配線材料と同じ材料の絶縁性膜材
    料を膜形成し、さらに、陽極酸化法により絶縁性膜と未
    陽極酸化部とを形成した後、さらにこの下層配線材料パ
    ターン上に上層配線パターンを形成し、この上層配線パ
    ターンをエッチングマスクとして用いて絶縁性膜と未陽
    極酸化部とをエッチングすることを特徴とする液晶表示
    装置の製造方法。
  27. 【請求項27】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストパターンを形成し、このレジストパターンを
    エッチングマスクとして用いてドライエッチング法もし
    くはウェットエッチング法によって下層配線材料をエッ
    チングし、このレジストを剥離した後、この下層配線材
    料パターン上に下層配線材料と同じ材料の絶縁性膜材料
    を膜形成し、さらに、陽極酸化法により絶縁性膜と未陽
    極酸化部とを形成した後、さらにこの下層配線材料パタ
    ーン上に、上層配線パターンを形成し、さらにこの上層
    配線パターン上に上層配線パターンよりも大きなレジス
    トパターンを形成し、このレジストパターンをエッチン
    グマスクとして用いて絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッ
    チングマスクとして絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチ
    ングすることを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  28. 【請求項28】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストパターンを形成し、このレジストパターンを
    エッチングマスクとして用いてドライエッチング法もし
    くはウェットエッチング法によって下層配線材料をエッ
    チングし、このレジストを剥離した後、この下層配線材
    料パターン上に下層配線材料と同じ材料の絶縁性膜材料
    を膜形成し、さらに、陽極酸化法により絶縁性膜と未陽
    極酸化部とを形成した後、さらにこの下層配線材料パタ
    ーン上に上層配線パターンを形成し、この上層配線パタ
    ーン上にさらに保護膜をパターン形成し、この保護膜パ
    ターンをエッチングマスクとして用いて絶縁性膜と未陽
    極酸化部とをエッチングマスクとして絶縁性膜と未陽極
    酸化部とをエッチングすることを特徴とする液晶表示装
    置の製造方法。
  29. 【請求項29】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストパターンを形成し、このレジストパターンを
    エッチングマスクとして用いてドライエッチング法もし
    くはウェットエッチング法によって下層配線材料をエッ
    チングし、このレジストを剥離した後、この下層配線材
    料パターン上に下層配線材料と異なる材料の絶縁性膜材
    料を膜形成し、さらに、陽極酸化法により絶縁性膜と未
    陽極酸化部とを形成した後、さらにこの下層配線材料パ
    ターン上に上層配線パターンを形成し、この上層配線パ
    ターンをエッチングマスクとして用いて絶縁性膜と未陽
    極酸化部とをエッチングすることを特徴とする液晶表示
    装置の製造方法。
  30. 【請求項30】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストパターンを形成し、このレジストパターンを
    エッチングマスクとして用いてドライエッチング法もし
    くはウェットエッチング法によって下層配線材料をエッ
    チングし、このレジストを剥離した後、この下層配線材
    料パターン上に下層配線材料と異なる材料の絶縁性膜材
    料を膜形成し、さらに陽極酸化法により絶縁性膜と未陽
    極酸化部とを形成した後、さらにこの下層配線材料パタ
    ーン上に上層配線パターンを形成し、さらにこの上層配
    線パターン上に上層配線パターンよりも大きなレジスト
    パターンを形成し、このレジストパターンをエッチング
    マスクとして用いて絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチ
    ングマスクとして絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチン
    グすることを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  31. 【請求項31】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストパターンを形成し、このレジストパターンを
    エッチングマスクとして用いてドライエッチング法もし
    くはウェットエッチング法によって下層配線材料をエッ
    チングし、このレジストを剥離した後、この下層配線材
    料パターン上に下層配線材料と異なる材料の絶縁性膜材
    料を膜形成し、さらに陽極酸化法により絶縁性膜と未陽
    極酸化部とを形成した後、さらにこの下層配線材料パタ
    ーン上に上層配線パターンを形成し、この上層配線パタ
    ーン上にさらに保護膜をパターン形成し、この保護膜パ
    ターンをエッチングマスクとして用いて絶縁性膜と未陽
    極酸化部とをエッチングマスクとして絶縁性膜と未陽極
    酸化部とをエッチングすることを特徴とする液晶表示装
    置の製造方法。
  32. 【請求項32】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストパターンを形成し、このレジストパターンを
    エッチングマスクとして用いてドライエッチング法もし
    くはウェットエッチング法によって下層配線材料をエッ
    チングし、この下層配線材料パターン上に下層配線材料
    と同じ材料の絶縁性膜材料を膜形成した後、レジストと
    ともにレジスト上の絶縁性膜材料を剥離し、陽極酸化法
    によって絶縁性膜と未陽極酸化部とを形成した後、さら
    にこの下層配線材料パターン上に上層配線パターンを形
    成し、この上層配線パターンをエッチングマスクとして
    用いて絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチングすること
    を特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  33. 【請求項33】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストパターンを形成し、このレジストパターンを
    エッチングマスクとして用いてドライエッチング法もし
    くはウェットエッチング法によって下層配線材料をエッ
    チングし、この下層配線材料パターン上に下層配線材料
    と同じ材料の絶縁性膜材料を膜形成した後、レジストと
    ともにレジスト上の絶縁性膜材料を剥離し、陽極酸化法
    によって絶縁性膜と未陽極酸化部とを形成した後、さら
    にこの下層配線材料パターン上に上層配線パターンを形
    成し、さらにこの上層配線パターン上に上層配線パター
    ンよりも大きなレジストパターンを形成し、このレジス
    トパターンをエッチングマスクとして用いて絶縁性膜と
    未陽極酸化部とをエッチングマスクとして絶縁性膜と未
    陽極酸化部とをエッチングすることを特徴とする液晶表
    示装置の製造方法。
  34. 【請求項34】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストパターンを形成し、このレジストパターンを
    エッチングマスクとして用いてドライエッチング法もし
    くはウェットエッチング法によって下層配線材料をエッ
    チングし、この下層配線材料パターン上に下層配線材料
    と同じ材料の絶縁性膜材料を膜形成した後、レジストと
    ともにレジスト上の絶縁性膜材料を剥離し、さらに、陽
    極酸化法により絶縁性膜と未陽極酸化部とを形成した
    後、さらにこの下層配線材料パターン上に上層配線パタ
    ーンを形成し、この上層配線パターン上にさらに保護膜
    をパターン形成し、この保護膜パターンをエッチングマ
    スクとして用いて絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチン
    グマスクとして絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチング
    することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  35. 【請求項35】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストパターンを形成し、このレジストパターンを
    エッチングマスクとして用いてドライエッチング法もし
    くはウェットエッチング法によって下層配線材料をエッ
    チングし、この下層配線材料パターン上に下層配線材料
    と異なる材料の絶縁性膜材料を膜形成した後、レジスト
    とともにレジスト上の絶縁性膜材料を剥離し、さらに陽
    極酸化法により絶縁性膜と未陽極酸化部とを形成した
    後、さらにこの下層配線材料パターン上に上層配線パタ
    ーンを形成し、この上層配線パターンをエッチングマス
    クとして用いて絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチング
    することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  36. 【請求項36】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストパターンを形成し、このレジストパターンを
    エッチングマスクとして用いてドライエッチング法もし
    くはウェットエッチング法によって下層配線材料をエッ
    チングし、この下層配線材料パターン上に下層配線材料
    と異なる材料の絶縁性膜材料を膜形成した後、レジスト
    とともにレジスト上の絶縁性膜材料を剥離し、さらに陽
    極酸化法により絶縁性膜と未陽極酸化部とを形成した
    後、さらにこの下層配線材料パターン上に、上層配線パ
    ターンを形成し、さらにこの上層配線パターン上に上層
    配線パターンよりも大きなレジストパターンを形成し、
    このレジストパターンをエッチングマスクとして用いて
    絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチングマスクとして絶
    縁性膜と未陽極酸化部とをエッチングすることを特徴と
    する液晶表示装置の製造方法。
  37. 【請求項37】 ガラス基板上に下層配線材料を形成
    し、この下層配線材料上にフォトリソグラフィー法によ
    りレジストパターンを形成し、このレジストパターンを
    エッチングマスクとして用いてドライエッチング法もし
    くはウェットエッチング法によって下層配線材料をエッ
    チングし、この下層配線材料パターン上に下層配線材料
    と異なる材料の絶縁性膜材料を膜形成した後、レジスト
    とともにレジスト上の絶縁性膜材料を剥離し、さらに陽
    極酸化法により絶縁性膜と未陽極酸化部とを形成した
    後、さらにこの下層配線材料パターン上に上層配線パタ
    ーンを形成し、この上層配線パターン上にさらに保護膜
    をパターン形成し、この保護膜パターンをエッチングマ
    スクとして用いて絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチン
    グマスクとして絶縁性膜と未陽極酸化部とをエッチング
    することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
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