[go: up one dir, main page]

JPH08284729A - 燃料噴射ポンプの制御装置 - Google Patents

燃料噴射ポンプの制御装置

Info

Publication number
JPH08284729A
JPH08284729A JP8425095A JP8425095A JPH08284729A JP H08284729 A JPH08284729 A JP H08284729A JP 8425095 A JP8425095 A JP 8425095A JP 8425095 A JP8425095 A JP 8425095A JP H08284729 A JPH08284729 A JP H08284729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
communication
fuel injection
clock signal
injection pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8425095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3721597B2 (ja
Inventor
Tamotsu Morishima
保 森島
Kenzo Yano
健三 矢野
Kengo Sugiura
健悟 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP08425095A priority Critical patent/JP3721597B2/ja
Publication of JPH08284729A publication Critical patent/JPH08284729A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3721597B2 publication Critical patent/JP3721597B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成にて容易に通信の開始を判断する。 【構成】ディーゼルエンジンに燃料を供給する燃料噴射
ポンプ1にはポンプ搭載側機器4が搭載され、EEPR
OM6には燃料噴射ポンプ毎の機差のデータが記憶さ
れ、そのデータがシリアル通信インターフェース7によ
り転送される。ポンプ非搭載側機器5には転送されたデ
ータを用いてエンジン運転状態に応じた燃料噴射ポンプ
の駆動を行わせるCPU13を有する。CPU13は通
信開始の際に電源線L1による電圧レベルを強制的に変
更し、ポンプ搭載側機器4の比較回路10は電源線L1
の電圧を監視し電圧レベルの変更を検出して通信開始を
判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、燃料噴射ポンプの制
御装置に係り、詳しくは、燃料噴射ポンプに機差に関す
る補正データを記憶した記憶素子を有し、この補正デー
タを用いて燃料噴射ポンプを制御する制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンに燃料を供給する燃
料噴射ポンプの制御装置において、機差のバラツキを補
正する技術が特公平4−28901号公報に示されてい
る。これは、燃料噴射ポンプの機差データを燃料噴射ポ
ンプに設けたメモリに記憶しておき、制御装置は通信手
段によって補正データを得て、この補正データを用いて
エンジン運転状態に応じた燃料噴射ポンプの駆動を行わ
せるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、データ通信
は、クロックと同期して行う方法、通信要求信号を出し
てデータ先頭タイミングを決めデータを送信する方法、
非同期などがある。しかし、いずれもワイヤがデータワ
イヤと別に1本必要であり、コストの面からもワイヤ削
減が望ましい。
【0004】そこで、この発明の目的は、簡単な構成に
て容易に通信の開始を判断することができる燃料噴射ポ
ンプの制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ディーゼルエンジンに燃料を供給する燃料噴射ポン
プに搭載され、燃料噴射ポンプ毎の機差のデータを記憶
した記憶素子および当該記憶素子に記憶したデータを転
送するための通信手段を有するポンプ搭載側機器と、前
記燃料噴射ポンプに搭載されず、前記通信手段により転
送された前記記憶素子のデータを用いてエンジン運転状
態に応じた燃料噴射ポンプの駆動を行わせる制御手段を
有するポンプ非搭載側機器とを備えた燃料噴射ポンプの
制御装置であって、電力をポンプ非搭載側機器からポン
プ搭載側機器に送る電源線と、ポンプ非搭載側機器に設
けられ、通信開始の際に前記電源線による電圧レベルを
強制的に変更する電圧レベル変更手段と、ポンプ搭載側
機器に設けられ、前記電源線の電圧を監視し前記電圧レ
ベル変更手段による電圧レベルの変更を検出して通信開
始を判断する通信開始判断手段とを備えた燃料噴射ポン
プの制御装置をその要旨とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、ディーゼルエン
ジンに燃料を供給する燃料噴射ポンプに搭載され、燃料
噴射ポンプ毎の機差のデータを記憶した記憶素子および
当該記憶素子に記憶したデータを転送するための通信手
段を有するポンプ搭載側機器と、前記燃料噴射ポンプに
搭載されず、前記通信手段により転送された前記記憶素
子のデータを用いてエンジン運転状態に応じた燃料噴射
ポンプの駆動を行わせる制御手段を有するポンプ非搭載
側機器とを備えた燃料噴射ポンプの制御装置であって、
クロック信号をポンプ非搭載側機器からポンプ搭載側機
器に送るクロック信号線と、ポンプ非搭載側機器に設け
られ、通信開始の際に前記クロック信号線からクロック
信号を出力するクロック信号出力手段と、ポンプ搭載側
機器に設けられ、前記クロック信号線を監視し前記クロ
ック信号出力手段によるクロック信号のエッジを検出し
て通信開始を判断する通信開始判断手段とを備えた燃料
噴射ポンプの制御装置をその要旨とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、ディーゼルエン
ジンに燃料を供給する燃料噴射ポンプに搭載され、燃料
噴射ポンプ毎の機差のデータを記憶した記憶素子および
当該記憶素子に記憶したデータを転送するための通信手
段を有するポンプ搭載側機器と、前記燃料噴射ポンプに
搭載されず、前記通信手段により転送された前記記憶素
子のデータを用いてエンジン運転状態に応じた燃料噴射
ポンプの駆動を行わせる制御手段を有するポンプ非搭載
側機器とを備えた燃料噴射ポンプの制御装置であって、
電力源となるクロック信号をポンプ非搭載側機器からポ
ンプ搭載側機器に送る電源・クロック信号線と、ポンプ
非搭載側機器に設けられ、所定数のクロック信号を送出
したときに通信開始とするクロック信号を前記電源・ク
ロック信号線に出力するクロック信号出力手段と、ポン
プ搭載側機器に設けられ、前記電源・クロック信号線を
監視し所定数のクロック信号が送られてきた時、または
所定の電力が送られてきた時、通信開始であると判断す
る通信開始判断手段とを備えた燃料噴射ポンプの制御装
置をその要旨とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項に記載の発明において、ポンプ非搭載側機
器に設けられ、通信開始を指令した後の所定時間内にデ
ータの受信がない時には通信異常であると判定する異常
判定手段を設けた燃料噴射ポンプの制御装置をその要旨
とする。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、電圧レベル変
更手段は通信開始の際に電源線による電圧レベルを強制
的に変更する。通信開始判断手段は電源線の電圧を監視
し電圧レベル変更手段による電圧レベルの変更を検出し
て通信開始を判断する。このように、電源線を用いて通
信開始が判断され、専用の線が不要となる。
【0010】そして、通信手段により記憶素子での燃料
噴射ポンプ毎の機差のデータが転送され、制御手段は転
送されたデータを用いてエンジン運転状態に応じた燃料
噴射ポンプの駆動を行わせる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、クロック
信号出力手段は通信開始の際にクロック信号線からクロ
ック信号を出力する。通信開始判断手段はクロック信号
線を監視し、クロック信号出力手段によるクロック信号
のエッジを検出して通信開始を判断する。このように、
クロック信号線を用いて通信開始が判断され、専用の線
が不要となる。
【0012】そして、通信手段により記憶素子での燃料
噴射ポンプ毎の機差のデータが転送され、制御手段は転
送されたデータを用いてエンジン運転状態に応じた燃料
噴射ポンプの駆動を行わせる。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、クロック
信号出力手段は所定数のクロック信号を送出したときに
通信開始とするクロック信号を電源・クロック信号線に
出力する。通信開始判断手段は電源・クロック信号線を
監視し所定数のクロック信号が送られてきた時、または
所定の電力が送られてきた時、通信開始であると判断す
る。このように、電源・クロック信号線を用いて通信開
始が判断され、専用の線が不要となる。
【0014】そして、通信手段により記憶素子での燃料
噴射ポンプ毎の機差のデータが転送され、制御手段は転
送されたデータを用いてエンジン運転状態に応じた燃料
噴射ポンプの駆動を行わせる。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3のいずれか1項に記載の発明の作用に加え、異常判
定手段は通信開始を指令した後の所定時間内にデータの
受信がない時には通信異常であると判定する。
【0016】
【実施例】
(第1実施例)以下、この発明を具体化した第1実施例
を図面に従って説明する。
【0017】本実施例では、自動車に搭載されるディー
ゼルエンジンにおける燃料噴射ポンプの制御装置に具体
化している。図1には燃料噴射ポンプの制御装置の全体
構成を示す。
【0018】ディーゼルエンジンに燃料を供給するディ
ーゼル用燃料噴射ポンプ1(制御対象)には、燃料噴射
量、燃料噴射時期の電子制御を行うため、噴射量制御用
アクチュエータ2と噴射時期制御用アクチュエータ3が
設けられている。ディーゼル用燃料噴射ポンプ1を制御
する制御装置は、ポンプ1に搭載されるポンプ搭載側制
御機器4(特性バラツキ記憶装置)と、ポンプ1に搭載
されないポンプ非搭載側制御機器5(制御装置本体)と
からなる。
【0019】このポンプ搭載側制御機器4とポンプ非搭
載側制御機器5とは非同期式シリアル通信ができるよう
になっており、ポンプ搭載側制御機器4のEEPROM
6に記憶された補正データがポンプ非搭載側制御機器5
に転送され、ポンプ非搭載側制御機器5のバックアップ
メモリ19にストアされ、この補正データを用いてアク
チュエータ2,3が駆動制御されるようになっている。
【0020】以下、その詳細を説明していく。ポンプ搭
載側制御機器4は、記憶素子としてのEEPROM(特
性バラツキ記憶素子)6と、通信手段としてのシリアル
通信インターフェース7と、フィルタ回路8と、通信バ
ッファ9と、比較回路10とからなる。EEPROM6
には燃料噴射ポンプ毎の機差の情報が記憶されている。
このデータは、燃料噴射ポンプ1の工場からの出荷工程
時に実際に燃料を噴射させて噴射特性を調べ、標準的な
ポンプでの噴射特性とのズレに関するデータを補正デー
タとして記憶しておいたものである。
【0021】又、フィルタ回路8は抵抗11とコンデン
サ12からなるCR回路にて構成されている。ポンプ搭
載側制御機器4とポンプ非搭載側制御機器5とをつなぐ
電源線L1にフィルタ回路8が接続され、フィルタ回路
8はシリアル通信インターフェース7の電源入力端子P
1と接続されている。通信開始判断手段としての比較回
路10はコンパレータ10aを備えており、一方の入力
端子が電源線L1におけるフィルタ回路8よりも上流側
の接続点aと接続されている。コンパレータ10aの他
方の入力端子には比較電圧Vref が印加されている。こ
の比較電圧Vref は本実施例では後記電源回路14の出
力電圧Vccの1/2の値(2.5ボルト)となってい
る。コンパレータ10aの出力端子はシリアル通信イン
ターフェース7の通信開始検出端子PSTA と接続されて
いる。通信バッファ9は抵抗やコンデンサ等の受動素子
から構成されている。通信バッファ9の入力端子は、シ
リアル通信インターフェース7のデータ通信用端子P2
と接続されるとともに出力端子はデータ通信線L3にて
ポンプ非搭載側制御機器5と接続されている。又、ポン
プ搭載側制御機器4とポンプ非搭載側制御機器5とはグ
ランド線L2にて接続されている。
【0022】このように、制御機器4はディーゼル用燃
料噴射ポンプ1に搭載され、ディーゼル用燃料噴射ポン
プ1の交換を行っても制御ユニットの再調整を行う必要
がなく、ディーゼル用燃料噴射ポンプ1と一体で管理さ
れる。
【0023】ポンプ非搭載側制御機器5は、ディーゼル
用燃料噴射ポンプ1の制御に関する種々の演算を行うも
のであり、制御手段および電圧レベル変更手段としての
CPU13と電源回路14とPNPトランジスタ15と
NPNトランジスタ16と通信バッファ17とアクチュ
エータ駆動回路18とバックアップメモリ19を備えて
いる。電源回路14はバッテリBから電力(12ボル
ト)の供給を受けて所定の電圧(5ボルト)を生成して
ポンプ非搭載側制御機器5の全体の各機器(回路)に供
給する。又、電源回路14にはPNPトランジスタ15
を介して電源線L1が接続され、PNPトランジスタ1
5のベース端子はCPU13と接続されている。PNP
トランジスタ15のコレクタ端子側にはNPNトランジ
スタ16が接続され、さらにNPNトランジスタ16の
エミッタ端子は接地されている。NPNトランジスタ1
6のベース端子はCPU13と接続されている。
【0024】CPU13は各種センサ信号を取り込む。
このセンサ信号は、アクセル開度センサからのアクセル
開度信号、エンジン回転数センサ(クランク角センサ)
からのエンジン回転数信号、吸気圧センサからの吸気圧
信号、吸気温センサからの吸気温信号、エンジン冷却水
温センサからの水温信号等である。
【0025】CPU13に内蔵されたROM13aには
エンジン機種毎の適合データ(ポンプの機差がないとし
たときの制御データ)が記憶されている。つまり、RO
M13aは中心値制御データ保存用記憶素子として機能
する。
【0026】通信バッファ17の入力端子はデータ通信
線L3と接続されるとともに出力端子はCPU13と接
続されている。PNPトランジスタ15は、オン動作に
てポンプ搭載側制御機器4との通信のために電源回路1
4にて生成された電源電圧Vcc(5ボルト)を電源線L
1を通して供給することができる。この電力はフィルタ
回路8を介してシリアル通信インターフェース7に送ら
れる。NPNトランジスタ16は、電源線L1による電
力(5ボルト)供給中において瞬間的にオンすることに
よりデータ通信要求を行うためのものである。ポンプ搭
載側制御機器4のシリアル通信インターフェース7はデ
ータ通信要求があるとEEPROM6に記憶した補正デ
ータをデータ通信線L3にて通信バッファ9および通信
バッファ17を介してCPU13に転送する。このよう
に、データ通信線L3を用いて補正データの通信が行わ
れる。
【0027】バックアップメモリ19にはポンプ搭載側
制御機器4のEEPROM6から転送された補正データ
が記憶される。これは、通信にて一旦受け取った補正デ
ータを記憶して通信の頻度を最小限に抑えるためであ
る。つまり、バックアップメモリ19は補正データ保存
用記憶素子として機能する。
【0028】又、ポンプ非搭載側制御機器5のアクチュ
エータ駆動回路18とディーゼル用燃料噴射ポンプ1の
噴射量制御用アクチュエータ2とが駆動線20aにて接
続されるとともに、アクチュエータ駆動回路18と噴射
時期制御用アクチュエータ3とが駆動線20bにて接続
されている。
【0029】ポンプ非搭載側制御機器5のCPU13は
各種センサ信号によりROM13aに記憶されたエンジ
ン機種毎の適合データ(ポンプの機差がないとしたとき
のデータ)を用いた演算を行い、その演算結果を基にエ
ンジンの運転状態に応じて要求される燃料噴射量、燃料
噴射時期となるようアクチュエータ駆動回路18を介し
て噴射量制御用アクチュエータ駆動信号SG1と噴射時
期制御用アクチュエータ駆動信号SG2を出力する。こ
の駆動信号SG1,SG2により噴射量制御用アクチュ
エータ2および噴射時期制御用アクチュエータ3が駆動
される。
【0030】この際、ディーゼル用燃料噴射ポンプ1に
は機械加工精度、および組付精度などに起因する個体間
の特性バラツキが存在するため同じエンジンの運転状態
で同じ駆動信号を出力しても、実際の燃料噴射量、燃料
噴射時期は燃料噴射ポンプ機差によってバラツキが生じ
る。そこで、バックアップメモリ19に記憶されたEE
PROM6の補正データを用いて補正を行って、特性バ
ラツキをきめ細かく補正し、なるべく要求値に近い燃料
噴射量、燃料噴射時期としてエンジンの性能向上を図っ
ている。
【0031】このように、CPU13はEEPROM6
の燃料噴射ポンプ毎の機差の情報を用いてディーゼル用
燃料噴射ポンプ1のアクチュエータ2,3を駆動制御す
る。以下に、燃料噴射ポンプの制御装置の動作の詳細を
説明する。
【0032】図2はCPU13にて処理される補正デー
タ通信処理のフローを示すものであり、イグニッション
スイッチのオン動作により起動し、その後は所定時間毎
に起動する。
【0033】図3はタイミングチャートであり、図1の
接続点aの電位と、接続点bの電位と、データ通信線L
3による通信状況と、比較回路10の出力(通信開始信
号)とを示す。
【0034】イグニッションスイッチのオン動作により
CPU13は図2のステップ101でバックアップメモ
リ19(補正データ保存用記憶素子)のチェックコード
が正常かどうかチェックする。このチェックコードは、
バックアップメモリ19に記憶されているデータが有効
かどうかをチェックするためのものである。CPU13
は、正常であれば、通信頻度を最小限にするために何も
処理せず終了する。チェックコードが異常であった場合
(補正データを一度も読み込んでいない場合)、CPU
13はステップ102に移行してPNPトランジスタ1
5をオンして電源回路14にて生成された電源電圧Vcc
を電源線L1を通してポンプ搭載側制御機器4に送る
(図3のt1のタイミング)。
【0035】この電力供給によりフィルタ回路8(CR
回路)の出力電圧が徐々に上昇していき図3のt2のタ
イミングにて飽和電圧になる。CPU13は図2のステ
ップ103でPNPトランジスタ15をオンした後にお
いて所定時間T1が経過したか否か判定し、経過してい
ないと図2の処理を終了する。ここで、所定時間T1と
は電源供給開始からポンプ搭載側制御機器4が通信の準
備が終了するまでの時間、つまり、フィルタ回路8(C
R回路)の時定数よりも長い時間(2〜3倍)である。
【0036】そして、CPU13はPNPトランジスタ
15をオンした後において所定時間T1が経過すると
(図3のt3のタイミング)、データ通信開始指令を行
うべくステップ104に移行してNPNトランジスタ1
6を瞬間的にオンする。これを図3ではt3〜t4での
オン期間として表す。
【0037】このNPNトランジスタ16の瞬間的なオ
ン動作により電源線L1の電位(a点の電位)がグラン
ド電位となる。比較回路10においてはa点の電位と比
較電位Vref とを比較しているが、a点の電位が比較電
位Vref よりも小さくなると通信開始指令を示すHレベ
ル信号をシリアル通信インターフェース7の通信開始検
出端子PSTA に出力する。この信号によりシリアル通信
インターフェース7は通信開始指令を検知して、EEP
ROM6に記憶した補正データをデータ通信線L3にて
通信バッファ9および通信バッファ17を介してシリア
ル非同期にてCPU13に転送する(図3のt5〜t6
の期間)。
【0038】ここで、NPNトランジスタ16のオン期
間は、ポンプ搭載側制御機器4の電源(b点)の電圧降
下が回路の動作に影響を及ぼさないフィルタ回路8(C
R回路)の時定数に比べ充分短く、電源は確保されてい
る。又、NPNトランジスタ16のオン期間は比較回路
10にて検出できる時間(時定数の1/10)である。
【0039】又、NPNトランジスタ16のオン動作
(通信開始)は、電源立ち上がりの際の不安定な期間を
除外して行われる。図2においてCPU13はステップ
105で応答データを受信し、ステップ106で受信デ
ータの確認を行い正常であれば、ステップ107で受信
データをバックアップメモリ19に格納し、その後、ス
テップ108でPNPトランジスタ15をオフする(図
3のt7のタイミング)。
【0040】一方、CPU13はステップ106におい
て受信データが異常であればステップ109で機差バラ
ツキデータ異常フラグをセットして次回のイグニッショ
ンスイッチのオン時に再度通信が行われるようにして処
理を終了する。この場合、CPU13は補正に反映すべ
きデータが存在しなくなるため、ポンプ非搭載側制御機
器5のROM13aに保存されている中心値制御データ
(標準値)による制御を継続して実行する。
【0041】図4はポンプ非搭載側制御機器5(制御装
置本体)のCPU13における燃料噴射量算出までの処
理を示したデータフローチャートである。まず、基本噴
射量演算部21はアクセル開度、エンジン回転数により
基本噴射量Qaを算出する。一方、基本最大噴射量演算
部22はエンジン回転数と吸気圧により基本最大噴射量
Qbを算出し、さらに、補正演算部23は吸気温による
補正係数K1と水温による補正係数K2とによる基本最
大噴射量Qbの補正を行い補正後基本最大噴射量Qb’
(=Qb・K1・K2)を算出する。そして、セレクタ
24は基本噴射量Qaと補正後基本最大噴射量Qb’の
うちの小さい方を選択し、加算部25はその最小値に対
し、アクセル開度による加速補正を行う。
【0042】一方、機差補正演算部26はポンプ搭載側
制御機器4によりシリアル通信データとして受信した補
正データと、エンジン回転数と、基本噴射量演算部21
による基本噴射量Qaとから機差バラツキ補正値ΔQを
演算する。そして、加減算部27は加算部25の出力値
に対し機差補正演算部26からの機差バラツキ補正量Δ
Qを加算または減算して噴射ポンプ毎の機差バラツキに
応じた補正を行う。さらに、加減算部28は、加減算部
27の出力値に対し各種補正値を加減算した後、最終噴
射量として演算結果を出力する。
【0043】このように、ポンプ搭載側制御機器4によ
りシリアル通信データとして受信した特性バラツキ補正
データによる噴射ポンプ毎の機差バラツキに応じた補正
を行い最終噴射量に反映させる。
【0044】燃料噴射時期に関しても、方法は特に限定
しないが同様の補正を行うことができる。又、それぞれ
の演算結果を基にパルス出力のON/OFFタイミン
グ、ON/OFFデューティなど直接的にアクチュエー
タ2,3を駆動する信号形態に変換し出力するが、その
際に補正データを反映しアクチュエータ2,3の応答性
などの特性を補正することもできる。
【0045】このように本実施例では、クロック非同期
タイプの通信システムにおいて、電源線L1を利用して
起動トリガ信号を送信し、それに基づいて補正データの
送信を開始するようにした。つまり、ポンプ非搭載側制
御機器5においてCPU13(電圧レベル変更手段)は
通信開始の際に電源線L1による電圧レベルを強制的に
変更し、ポンプ搭載側制御機器4において比較回路1
(通信開始判断手段)は電源線L1の電圧を監視し電圧
レベルの変更を検出して通信開始を判断するようにした
ので、ポンプ搭載側制御機器4とポンプ非搭載側制御機
器5との間のワイヤ(ケーブル)は電源線(5ボルト)
L1、グランド線L2、データ通信線L3の3本とな
り、通信開始指令線を不要にできワイヤ本数の低減が可
能となる。
【0046】尚、グランド線L2はボディに落とすこと
で削除してもよい。 (第2実施例)次に、第2実施例を第1実施例との相違
点を中心に説明する。
【0047】図5には燃料噴射ポンプの制御装置の全体
構成を示す。本実施例ではクロック信号を用いた同期式
シリアル通信ができるようになっている。第1実施例に
おける比較回路10およびNPNトランジスタ16を削
除するとともに、ポンプ搭載側制御機器4とポンプ非搭
載側制御機器5とはクロック信号線L4にて接続されて
いる。又、ポンプ搭載側制御機器4において通信開始判
断手段としてのエッジ検出回路29が設けられ、エッジ
検出回路29はクロック信号線L4と接続されている。
エッジ検出回路29の出力端子はシリアル通信インター
フェース7の通信開始検出端子PSTA と接続されてい
る。そして、エッジ検出回路29はクロック信号の立ち
上がりエッジを検出し、その旨の信号をシリアル通信イ
ンターフェース7の通信開始検出端子PSTA に出力す
る。
【0048】以下に、燃料噴射ポンプの制御装置の動作
の詳細を説明する。図6はCPU13にて処理される補
正データ通信処理のフローを示すものであり、イグニッ
ションスイッチのオン動作により起動し、その後は所定
時間毎に起動する。
【0049】図7はタイミングチャートであり、図5の
接続点aの電位と、接続点bの電位と、クロック信号、
データ通信線L3による通信状況と、エッジ検出回路2
9の出力(通信開始信号)とを示す。
【0050】クロック信号出力手段としてのCPU13
は図6のステップ201でバックアップメモリ19(補
正データ保存用記憶素子)のチェックコードが正常かど
うかチェックし、チェックコードが異常であった場合、
ステップ202に移行してPNPトランジスタ15をオ
ンして電源回路14にて生成された電源電圧Vccを電源
線L1を通してポンプ搭載側制御機器4に送る(図7の
t11のタイミング)。
【0051】この電力供給によりフィルタ回路8(CR
回路)の出力電圧が徐々に上昇していき図7のt12の
タイミングにて飽和電圧になる。CPU13は図6のス
テップ203でPNPトランジスタ15をオンした後に
おいて所定時間T1が経過したか否か判定し、経過して
いないと図6の処理を終了する。ここで、所定時間T1
とは電源供給開始からポンプ搭載側制御機器4が通信の
準備が終了するまでの時間、つまり、フィルタ回路8
(CR回路)の時定数よりも長い時間(2〜3倍)であ
る。
【0052】そして、CPU13はPNPトランジスタ
15をオンした後において所定時間T1が経過すると
(図7のt13のタイミング)、データ通信開始指令を
行うべくステップ204に移行してクロック信号を送信
する。
【0053】エッジ検出回路29においてはクロック信
号線L4をモニタしており、クロック信号の立ち上がり
エッジを検出すると、通信開始を示すHレベル信号をシ
リアル通信インターフェース7の通信開始検出端子PST
A に出力する。この信号によりシリアル通信インターフ
ェース7は通信開始を検知して、EEPROM6に記憶
した補正データをデータ通信線L3にて通信バッファ9
および通信バッファ17を介してシリアルかつクロック
同期にてCPU13に転送する(図7のt14〜t15
の期間)。
【0054】図6においてCPU13はステップ205
で応答データを受信し、ステップ206で受信データの
確認を行い正常であれば、ステップ207で受信データ
をバックアップメモリ19に格納し、その後、ステップ
208でPNPトランジスタ15をオフするとともにク
ロック信号の出力を終了する(図7のt16のタイミン
グ)。一方、CPU13はステップ206において受信
データが異常であればステップ209で機差バラツキデ
ータ異常フラグをセットして次回のイグニッションスイ
ッチのオン時に再度通信が行われるようにして処理を終
了する。
【0055】このように本実施例では、クロック同期タ
イプの通信システムにおいて、クロック信号の立ち上が
りにて補正データの送信を開始するようにした。つま
り、ポンプ非搭載側制御機器5におけるCPU13(ク
ロック信号出力手段)は通信開始の際にクロック信号線
L4からクロック信号を出力し、ポンプ搭載側制御機器
4においてエッジ検出回路29(通信開始判断手段)が
クロック信号線L4を監視しクロック信号のエッジを検
出して通信開始を判断するようにしたので、ポンプ搭載
側制御機器4とポンプ非搭載側制御機器5との間のワイ
ヤは電源線(5ボルト)L1、グランド線L2、データ
通信線L3、クロック信号線L4の4本となり、通信開
始指令線を不要にできワイヤ本数の低減が可能となる。 (第3実施例)次に、第3実施例を第2実施例との相違
点を中心に説明する。
【0056】図8には燃料噴射ポンプの制御装置の全体
構成を示す。本実施例ではクロック信号を用いた同期式
シリアル通信ができるようになっている。第2実施例に
おける電源線L1を削除するとともに、ポンプ搭載側制
御機器4において電源・クロック信号線L5にダイオー
ド30を介してフィルタ回路8が接続されている。つま
り、クロック信号をダイオード30にて整流し、それを
電源として用いるようになっている。
【0057】又、ポンプ搭載側制御機器4において通信
開始判断手段としてのパルスカウンタ31が設けられ、
パルスカウンタ31は電源・クロック信号線L5と接続
されている。パルスカウンタ31の出力端子はシリアル
通信インターフェース7の通信開始検出端子PSTA と接
続されている。そして、パルスカウンタ31はクロック
信号の数をカウントし、所定のカウント数になるとその
旨の信号をシリアル通信インターフェース7の通信開始
検出端子PSTA に出力する。
【0058】以下に、燃料噴射ポンプの制御装置の動作
の詳細を説明する。図9はCPU13にて処理される補
正データ通信処理のフローを示すものであり、イグニッ
ションスイッチのオン動作により起動し、その後は所定
時間毎に起動する。
【0059】図10はタイミングチャートであり、クロ
ック信号と、図8の接続点bの電位と、データ通信線L
3による通信状況と、パルスカウンタ31のカウント値
と、パルスカウンタ31の出力(通信開始信号)とを示
す。
【0060】CPU13は図9のステップ301でバッ
クアップメモリ19(補正データ保存用記憶素子)のチ
ェックコードが正常かどうかチェックし、チェックコー
ドが異常であった場合、ステップ302に移行してクロ
ック信号の送出を開始し電源・クロック信号線L5を通
してポンプ搭載側制御機器4に送る(図10のt21の
タイミング)。
【0061】この電力供給によりフィルタ回路8(CR
回路)の出力電圧が徐々に上昇していき図10のt22
のタイミングにて飽和電圧になる。パルスカウンタ31
においては電源・クロック信号線L5をモニタしてお
り、クロック信号の数がN個(図10では5個)送出さ
れると(図10のt23のタイミング)、通信開始を示
すHレベル信号をシリアル通信インターフェース7の通
信開始検出端子PSTA に出力する。
【0062】つまり、電源供給開始からポンプ搭載側制
御機器4が通信の準備が終了するまでの時間、つまり、
フィルタ回路8(CR回路)の時定数よりも長い時間
(2〜3倍)が経過した時に、パルスカウンタ31から
Hレベル信号が出力される。
【0063】この信号によりシリアル通信インターフェ
ース7は通信開始を検知して、EEPROM6に記憶し
た補正データをデータ通信線L3にて通信バッファ9お
よび通信バッファ17を介してシリアルかつクロック同
期にてCPU13に転送する(図10のt24〜t25
の期間)。
【0064】CPU13は図9のステップ303でクロ
ック信号をN個(図10では5個)送出したか否か判定
し、N個(図10では5個)未満であれば図9の処理を
終了する。即ち、ステップ303はクロック信号の送出
後に通信の準備に必要な所定時間T1が経過したか否か
判定するものである。
【0065】CPU13はステップ303でクロック信
号をN個(図10では5個)送出すると(図10のt2
3のタイミング)、ステップ304に移行して応答デー
タを受信し、ステップ305で受信データの確認を行い
正常であれば、ステップ306で受信データをバックア
ップメモリ19に格納し、その後、ステップ307でク
ロック信号の出力を終了する(図10のt26のタイミ
ング)。一方、CPU13はステップ305において受
信データが異常であればステップ308で機差バラツキ
データ異常フラグをセットして処理を終了する。
【0066】このように本実施例では、クロック同期タ
イプの通信システムにおいて、クロック数のカウントに
て補正データの送信を開始するようにした。つまり、ポ
ンプ非搭載側制御機器5におけるCPU13(クロック
信号出力手段)が所定数のクロック信号を送出したとき
に通信開始とするクロック信号を電源・クロック信号線
L5に出力し、ポンプ搭載側制御機器4においてパルス
カウンタ31(通信開始判断手段)は電源・クロック信
号線L5を監視し所定数のクロック信号が送られてきた
時に通信開始であると判断するようにしたので、ポンプ
搭載側制御機器4とポンプ非搭載側制御機器5との間の
ワイヤはグランド線L2、データ通信線L3、電源・ク
ロック信号線L5の3本となり、通信開始指令線を不要
にできワイヤ本数の低減が可能となる。
【0067】又、第2実施例に比べ電源のワイヤハーネ
スが削除できる利点もある。本実施例の応用例として
は、図11に示すように、パルスカウンタ31の代わり
に通信開始判断手段としての比較回路32をフィルタ回
路8の出力側(b点)に接続し、コンパレータ32aに
よりb点の電位と比較電圧値Vref とを比較して、b点
の電位が比較電圧値Vref を越えた時(所定の電力が送
られてきた時)、通信開始であると判断してもよい。 (第4実施例)次に、第4実施例を第1〜3実施例との
相違点を中心に説明する。
【0068】本実施例では図12に示す自己診断機能を
有している。この図12の処理は所定時間毎に起動す
る。まず、異常判定手段としてのCPU13はステップ
401でデータ通信の要求を行ったか否か判定し、デー
タ通信の要求を行うと、ステップ402で計時動作を開
始する。つまり、図2においてはスップ104のトラン
ジスタ16のオンの後に計時動作を開始し、図6におい
てはスップ204のクロック信号の送信後に計時動作を
開始し、図9においてはスップ303のクロック信号を
N個の送出後に計時動作を開始する。
【0069】そして、CPU13はステップ403で所
定の時間が経過したか判断し、所定の時間が経過したと
きにスタップ404で応答データが有ったか否か判定す
る。CPU13は応答データが無いとステップ405で
標準データ用いた制御を行うとともに、警告処理を行
う。警告処理とは具体的には警告ランプの点灯やブザー
による警告等を指すものである。
【0070】このように本実施例では、CPU13(異
常判定手段)は通信開始を指令した後の所定時間内にデ
ータの受信がない時には通信異常であると判定するよう
にしたので、ポンプ搭載側制御機器4が故障した場合や
通信ワイヤが断線した場合において、標準値を用いた制
御を行ったり警告等を行うことができる。
【0071】上記第1〜第4実施例において記憶素子と
してのEEPROM6の代わりに、OTPROMを用い
てよい。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1,2,3に
記載の発明によれば、簡単な構成にて容易に通信の開始
を判断することができる優れた効果を発揮する。
【0073】請求項4に記載の発明によれば、請求項
1,2,3に記載の発明の効果に加え、通信異常を検出
して各種の対処を行わせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のディーゼルエンジン用燃料噴射ポ
ンプの制御装置の全体図。
【図2】補正データ通信処理のフローチャート。
【図3】タイミングチャート。
【図4】燃料噴射量算出までの処理を示したデータフロ
ーチャート。
【図5】第2実施例のディーゼルエンジン用燃料噴射ポ
ンプの制御装置の全体図。
【図6】補正データ通信処理のフローチャート。
【図7】タイミングチャート。
【図8】第3実施例のディーゼルエンジン用燃料噴射ポ
ンプの制御装置の全体図。
【図9】補正データ通信処理のフローチャート。
【図10】タイミングチャート。
【図11】第3実施例の応用例のディーゼルエンジン用
燃料噴射ポンプの制御装置の全体図。
【図12】第4実施例のフローチャート。
【符号の説明】
1…ディーゼル用燃料噴射ポンプ、4…ポンプ搭載側制
御機器、5…ポンプ非搭載側制御機器、6…記憶素子と
してのEEPROM、7…通信手段としてのシリアル通
信インターフェース、10…通信開始判断手段としての
比較回路、13…制御手段、電圧レベル変更手段、クロ
ック信号出力手段、異常判定手段としてのCPU、29
…通信開始判断手段としてのエッジ検出回路、31…通
信開始判断手段としてのパルスカウンタ、32…通信開
始判断手段としての比較回路、L1…電源線、L4…ク
ロック信号線、L5…電源・クロック信号線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼルエンジンに燃料を供給する燃
    料噴射ポンプに搭載され、燃料噴射ポンプ毎の機差のデ
    ータを記憶した記憶素子および当該記憶素子に記憶した
    データを転送するための通信手段を有するポンプ搭載側
    機器と、 前記燃料噴射ポンプに搭載されず、前記通信手段により
    転送された前記記憶素子のデータを用いてエンジン運転
    状態に応じた燃料噴射ポンプの駆動を行わせる制御手段
    を有するポンプ非搭載側機器とを備えた燃料噴射ポンプ
    の制御装置であって、 電力をポンプ非搭載側機器からポンプ搭載側機器に送る
    電源線と、 ポンプ非搭載側機器に設けられ、通信開始の際に前記電
    源線による電圧レベルを強制的に変更する電圧レベル変
    更手段と、 ポンプ搭載側機器に設けられ、前記電源線の電圧を監視
    し前記電圧レベル変更手段による電圧レベルの変更を検
    出して通信開始を判断する通信開始判断手段とを備えた
    ことを特徴とする燃料噴射ポンプの制御装置。
  2. 【請求項2】 ディーゼルエンジンに燃料を供給する燃
    料噴射ポンプに搭載され、燃料噴射ポンプ毎の機差のデ
    ータを記憶した記憶素子および当該記憶素子に記憶した
    データを転送するための通信手段を有するポンプ搭載側
    機器と、 前記燃料噴射ポンプに搭載されず、前記通信手段により
    転送された前記記憶素子のデータを用いてエンジン運転
    状態に応じた燃料噴射ポンプの駆動を行わせる制御手段
    を有するポンプ非搭載側機器とを備えた燃料噴射ポンプ
    の制御装置であって、 クロック信号をポンプ非搭載側機器からポンプ搭載側機
    器に送るクロック信号線と、 ポンプ非搭載側機器に設けられ、通信開始の際に前記ク
    ロック信号線からクロック信号を出力するクロック信号
    出力手段と、 ポンプ搭載側機器に設けられ、前記クロック信号線を監
    視し前記クロック信号出力手段によるクロック信号のエ
    ッジを検出して通信開始を判断する通信開始判断手段と
    を備えたことを特徴とする燃料噴射ポンプの制御装置。
  3. 【請求項3】 ディーゼルエンジンに燃料を供給する燃
    料噴射ポンプに搭載され、燃料噴射ポンプ毎の機差のデ
    ータを記憶した記憶素子および当該記憶素子に記憶した
    データを転送するための通信手段を有するポンプ搭載側
    機器と、 前記燃料噴射ポンプに搭載されず、前記通信手段により
    転送された前記記憶素子のデータを用いてエンジン運転
    状態に応じた燃料噴射ポンプの駆動を行わせる制御手段
    を有するポンプ非搭載側機器とを備えた燃料噴射ポンプ
    の制御装置であって、 電力源となるクロック信号をポンプ非搭載側機器からポ
    ンプ搭載側機器に送る電源・クロック信号線と、 ポンプ非搭載側機器に設けられ、所定数のクロック信号
    を送出したときに通信開始とするクロック信号を前記電
    源・クロック信号線に出力するクロック信号出力手段
    と、 ポンプ搭載側機器に設けられ、前記電源・クロック信号
    線を監視し所定数のクロック信号が送られてきた時、ま
    たは所定の電力が送られてきた時、通信開始であると判
    断する通信開始判断手段とを備えたことを特徴とする燃
    料噴射ポンプの制御装置。
  4. 【請求項4】 ポンプ非搭載側機器に設けられ、通信開
    始を指令した後の所定時間内にデータの受信がない時に
    は通信異常であると判定する異常判定手段を設けた請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の燃料噴射ポンプの制御
    装置。
JP08425095A 1995-04-10 1995-04-10 燃料噴射ポンプの制御装置 Expired - Fee Related JP3721597B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08425095A JP3721597B2 (ja) 1995-04-10 1995-04-10 燃料噴射ポンプの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08425095A JP3721597B2 (ja) 1995-04-10 1995-04-10 燃料噴射ポンプの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08284729A true JPH08284729A (ja) 1996-10-29
JP3721597B2 JP3721597B2 (ja) 2005-11-30

Family

ID=13825223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08425095A Expired - Fee Related JP3721597B2 (ja) 1995-04-10 1995-04-10 燃料噴射ポンプの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3721597B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6961650B2 (en) 2002-04-23 2005-11-01 Toyoto Jidosha Kabushiki Kaisha Data map forming method, data map formation-purpose information record medium forming method and apparatus
JP2009074451A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Hitachi Ltd 車両の燃料供給制御装置
JP2012017746A (ja) * 2011-10-24 2012-01-26 Hitachi Automotive Systems Ltd 車両の燃料供給制御装置
JP2013036354A (ja) * 2011-08-04 2013-02-21 Denso Corp 燃圧検出指令の異常判定装置
WO2013145852A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 日立オートモティブシステムズ株式会社 電子制御装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6961650B2 (en) 2002-04-23 2005-11-01 Toyoto Jidosha Kabushiki Kaisha Data map forming method, data map formation-purpose information record medium forming method and apparatus
JP2009074451A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Hitachi Ltd 車両の燃料供給制御装置
JP2013036354A (ja) * 2011-08-04 2013-02-21 Denso Corp 燃圧検出指令の異常判定装置
JP2012017746A (ja) * 2011-10-24 2012-01-26 Hitachi Automotive Systems Ltd 車両の燃料供給制御装置
WO2013145852A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 日立オートモティブシステムズ株式会社 電子制御装置
JP2013209890A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Hitachi Automotive Systems Ltd 電子制御装置
CN104081029A (zh) * 2012-03-30 2014-10-01 日立汽车系统株式会社 电子控制装置
US20140362933A1 (en) * 2012-03-30 2014-12-11 Hitachi Automotive Sytems, Ltd. Electronic control device
US9160490B2 (en) 2012-03-30 2015-10-13 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Electronic control device

Also Published As

Publication number Publication date
JP3721597B2 (ja) 2005-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090138184A1 (en) Apparatus for controlling operation of engine mounted on vehicle provided with idle stop function
US4506338A (en) Method and apparatus for judging the state of operation of an intake passage pressure detecting device for an engine
JP3508720B2 (ja) エンジン制御装置
JPH08284729A (ja) 燃料噴射ポンプの制御装置
JP2006226158A (ja) マニホルド圧力センサの故障診断方法および装置
US6990404B2 (en) Vehicular controller
US6807477B2 (en) Electronic control system and method having monitor program monitoring function
US6445996B1 (en) Method and system for dynamically estimating atmospheric air pressure ambient to an internal combustion engine
US5877958A (en) Apparatus for controlling an automobile engine which is serially connected to system sensors
US6768939B2 (en) Method and device for checking the performance reliability of a timer
JP2006242097A (ja) エンジン制御方法および装置
JPS641658B2 (ja)
JP3518041B2 (ja) 電子装置
JPH08200143A (ja) 圧力センサの故障検出装置
KR101832278B1 (ko) 엔진 오프 타이머의 진단 방법
JPS6226339A (ja) デイ−ゼルエンジンの燃料噴射量補正方法
JPH08237761A (ja) データ送信装置およびデータ受信装置
CN111720226B (zh) 发动机控制装置及其控制方法
JPH08284731A (ja) 燃料噴射ポンプの制御装置
JP2006233891A (ja) エンジン制御方法および装置
JP2001182608A (ja) 車載機器の補正データ処理装置
JPH103433A (ja) データ処理装置
JPH0981207A (ja) 電子装置
US9132857B2 (en) Method of operating a motor vehicle having a parking assistance system
JPS62168952A (ja) 内燃機関の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20031216

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040106

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040308

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050621

A521 Written amendment

Effective date: 20050802

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20050805

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050905

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees