JPH0828291A - 過給機の軸封構造 - Google Patents
過給機の軸封構造Info
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- JPH0828291A JPH0828291A JP6190961A JP19096194A JPH0828291A JP H0828291 A JPH0828291 A JP H0828291A JP 6190961 A JP6190961 A JP 6190961A JP 19096194 A JP19096194 A JP 19096194A JP H0828291 A JPH0828291 A JP H0828291A
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 15
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims abstract description 5
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 abstract description 21
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 過給機におけるシールリングの合口隙間を通
って漏れる潤滑油を低減する。 【構成】 過給機のタービンロータと軸受との間には、
軸体1の外周に断面矩形状のリング溝6が形成され、シ
ールリング7が装着される。シールリング7は合口8を
有する断面矩形リングで、自身の外張力によってリング
外周面7aがハウジング内周面2aに圧接している。シ
ールリング7の合口8は、軸方向から見て一対の合口端
部が重なり合う斜め合口形状に形成してあり、合口端面
9の軸方向に対する傾斜角度は0°を越え、60°未満
である。シールリング7は合口隙間10が軸方向内側か
ら外側に向かって軸体1の回転方向と逆向きに延びてい
るようにリング溝6内に装着されている。
って漏れる潤滑油を低減する。 【構成】 過給機のタービンロータと軸受との間には、
軸体1の外周に断面矩形状のリング溝6が形成され、シ
ールリング7が装着される。シールリング7は合口8を
有する断面矩形リングで、自身の外張力によってリング
外周面7aがハウジング内周面2aに圧接している。シ
ールリング7の合口8は、軸方向から見て一対の合口端
部が重なり合う斜め合口形状に形成してあり、合口端面
9の軸方向に対する傾斜角度は0°を越え、60°未満
である。シールリング7は合口隙間10が軸方向内側か
ら外側に向かって軸体1の回転方向と逆向きに延びてい
るようにリング溝6内に装着されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過給機の軸封構造に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】排気ガス駆動の過給機は、タービンロー
タと圧縮機ロータを両端に備えている軸体が、浮動軸受
によってハウジング内に回転自在に支持されており、浮
動軸受には潤滑油が供給されている。
タと圧縮機ロータを両端に備えている軸体が、浮動軸受
によってハウジング内に回転自在に支持されており、浮
動軸受には潤滑油が供給されている。
【0003】この潤滑油、およびタービン側の排気ガス
あるいは圧縮機側の空気をシールするために、タービン
ロータと軸受の間および圧縮機ロータと軸受の間の軸体
外周にそれぞれシールリングが装着されている。
あるいは圧縮機側の空気をシールするために、タービン
ロータと軸受の間および圧縮機ロータと軸受の間の軸体
外周にそれぞれシールリングが装着されている。
【0004】シールリングは合口を有しているピストン
リングタイプのもので、軸体の外周に形成されているリ
ング溝に挿入され、自身の外張力によってハウジングの
内周面に圧接しており、軸体とハウジングとの隙間がシ
ールされる。
リングタイプのもので、軸体の外周に形成されているリ
ング溝に挿入され、自身の外張力によってハウジングの
内周面に圧接しており、軸体とハウジングとの隙間がシ
ールされる。
【0005】上記シールリングの合口形状は、直角合
口、段付合口、鍵合口が知られており、直角合口および
段付合口の合口隙間は略100μm程度であり、鍵合口
の場合はこれよりも大きくなっている。そして、合口隙
間をこれより小さくすることは、熱膨張により合口が突
き当たることを避けるために不可能である。
口、段付合口、鍵合口が知られており、直角合口および
段付合口の合口隙間は略100μm程度であり、鍵合口
の場合はこれよりも大きくなっている。そして、合口隙
間をこれより小さくすることは、熱膨張により合口が突
き当たることを避けるために不可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、合口を
有するシールリングを用いている場合には、軸方向内側
(軸受側)のリング溝側面とシールリング側面との間の
隙間、あるいはリング溝底面とシールリング内周面との
間の隙間に浸入した潤滑油が、合口隙間を通ってタービ
ン側等に漏れるため、充分なシール性を確保することが
できない。
有するシールリングを用いている場合には、軸方向内側
(軸受側)のリング溝側面とシールリング側面との間の
隙間、あるいはリング溝底面とシールリング内周面との
間の隙間に浸入した潤滑油が、合口隙間を通ってタービ
ン側等に漏れるため、充分なシール性を確保することが
できない。
【0007】本発明の目的は、過給機におけるシールリ
ングの合口隙間を通る潤滑油の漏れを低減することにあ
る。
ングの合口隙間を通る潤滑油の漏れを低減することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、ハウジ
ング内に回転自在に設けられている軸体の外周にリング
溝が形成されており、このリング溝に、合口を備え外張
力を有するシールリングが装着されている過給機の軸封
構造において、前記シールリングの合口が軸方向から見
て一対の合口端部が重なり合う斜め合口形状に形成され
ており、合口隙間が軸方向内側から外側に向かって前記
軸体の回転方向と逆向きに延びていることを特徴とす
る。
ング内に回転自在に設けられている軸体の外周にリング
溝が形成されており、このリング溝に、合口を備え外張
力を有するシールリングが装着されている過給機の軸封
構造において、前記シールリングの合口が軸方向から見
て一対の合口端部が重なり合う斜め合口形状に形成され
ており、合口隙間が軸方向内側から外側に向かって前記
軸体の回転方向と逆向きに延びていることを特徴とす
る。
【0009】前記合口の端面の軸方向に対する傾斜角度
は0°を越え、60°未満であることが望ましい。
は0°を越え、60°未満であることが望ましい。
【0010】本発明は次の構成でもよい。すなわち、ハ
ウジング内に回転自在に設けられている軸体の外周にリ
ング溝が形成されており、このリング溝に、合口を備え
外張力を有するシールリングが装着されている過給機の
軸封構造において、前記シールリングの合口が半径方向
から見て一対の合口端部が重なり合う斜め合口形状に形
成されており、合口隙間が内周側から外周側に向かって
前記軸体の回転方向と逆向きに延びていることを特徴と
する。
ウジング内に回転自在に設けられている軸体の外周にリ
ング溝が形成されており、このリング溝に、合口を備え
外張力を有するシールリングが装着されている過給機の
軸封構造において、前記シールリングの合口が半径方向
から見て一対の合口端部が重なり合う斜め合口形状に形
成されており、合口隙間が内周側から外周側に向かって
前記軸体の回転方向と逆向きに延びていることを特徴と
する。
【0011】前記合口の端面が、シールリングの内周と
外周との中央を通るリング同心円における合口端面上の
点を通る直径に対してなす傾斜角度は0°を越え、70
°未満であることが望ましい。
外周との中央を通るリング同心円における合口端面上の
点を通る直径に対してなす傾斜角度は0°を越え、70
°未満であることが望ましい。
【0012】なお、軸体は軸自体の他、軸の外周にカラ
ー等を固定しているものも含めて意味している。
ー等を固定しているものも含めて意味している。
【0013】
【作用】請求項1記載の軸封構造によれば、軸方向内側
のリング溝側面とシールリング側面との隙間に浸入した
潤滑油は、軸体の回転によって軸体の回転方向と同一方
向に回転する。この潤滑油はシールリングの合口部分を
通るが、合口隙間が潤滑油の流れ方向と逆向きに軸方向
内側から外側に向かって延びているため、合口隙間を通
って漏れる潤滑油が低減される。
のリング溝側面とシールリング側面との隙間に浸入した
潤滑油は、軸体の回転によって軸体の回転方向と同一方
向に回転する。この潤滑油はシールリングの合口部分を
通るが、合口隙間が潤滑油の流れ方向と逆向きに軸方向
内側から外側に向かって延びているため、合口隙間を通
って漏れる潤滑油が低減される。
【0014】請求項3記載の軸封構造によれば、リング
溝底面とシールリング内周面との隙間に浸入した潤滑油
は、軸体の回転によって軸体の回転方向と同一方向に回
転する。この潤滑油はシールリングの合口部分を通る
が、合口隙間が潤滑油の流れ方向と逆向きにリングの内
周から外周に向かって延びているため、合口隙間を通っ
て漏れる潤滑油が低減される。
溝底面とシールリング内周面との隙間に浸入した潤滑油
は、軸体の回転によって軸体の回転方向と同一方向に回
転する。この潤滑油はシールリングの合口部分を通る
が、合口隙間が潤滑油の流れ方向と逆向きにリングの内
周から外周に向かって延びているため、合口隙間を通っ
て漏れる潤滑油が低減される。
【0015】
【実施例】図1は図2のシールリング部分の拡大図、図
2は過給機(ターボチャージャ)におけるタービン側の
一部分を示す縦断面図である。
2は過給機(ターボチャージャ)におけるタービン側の
一部分を示す縦断面図である。
【0016】過給機は、高速回転する軸体1をハウジン
グ2内に有しており、軸体1の一端にはタービンロータ
3が取り付けられ、他端には圧縮機ロータ(図示されて
いない)が取り付けられている。前記軸体1はハウジン
グ2内に設けられている浮動軸受4によって回転自在に
支承されており、浮動軸受4にはハウジング2に形成さ
れているオイル通路5から潤滑油が供給されている。
グ2内に有しており、軸体1の一端にはタービンロータ
3が取り付けられ、他端には圧縮機ロータ(図示されて
いない)が取り付けられている。前記軸体1はハウジン
グ2内に設けられている浮動軸受4によって回転自在に
支承されており、浮動軸受4にはハウジング2に形成さ
れているオイル通路5から潤滑油が供給されている。
【0017】タービンロータ3と軸受4との間には、軸
体1の外周に断面矩形状のリング溝6が形成されてお
り、このリング溝6にシールリング7が装着されてい
る。
体1の外周に断面矩形状のリング溝6が形成されてお
り、このリング溝6にシールリング7が装着されてい
る。
【0018】シールリング7(図3参照)は合口8を有
するピストンリングタイプの断面矩形リングで、外張力
すなわち自身の半径方向外側に張るバネ力によって、シ
ールリング7の外周面7aがハウジング2の内周面2a
に圧接している。
するピストンリングタイプの断面矩形リングで、外張力
すなわち自身の半径方向外側に張るバネ力によって、シ
ールリング7の外周面7aがハウジング2の内周面2a
に圧接している。
【0019】一方、リング溝6の一方(軸方向内側すな
わち軸受4側)の側面6aとシールリング7の一方(軸
方向内側すなわち軸受4側)の側面7cとの間−リング
溝6の底面6bとシールリング7の内周面7bとの間−
リング溝6のもう一方(軸方向外側すなわちタービンロ
ータ3側)の側面6cとシールリング7のもう一方(軸
方向外側すなわちタービンロータ3側)の側面7dとの
間には隙間が存在するため、シールリング7はリング溝
6内を軸方向に動くことが可能である。
わち軸受4側)の側面6aとシールリング7の一方(軸
方向内側すなわち軸受4側)の側面7cとの間−リング
溝6の底面6bとシールリング7の内周面7bとの間−
リング溝6のもう一方(軸方向外側すなわちタービンロ
ータ3側)の側面6cとシールリング7のもう一方(軸
方向外側すなわちタービンロータ3側)の側面7dとの
間には隙間が存在するため、シールリング7はリング溝
6内を軸方向に動くことが可能である。
【0020】シールリング7の合口8は、軸方向から見
て一対の合口端部が重なり合う斜め合口形状に形成され
ており、合口端面9の軸方向に対する傾斜角度は30°
である。そしてシールリング7は合口隙間10が軸方向
内側から外側に向かって軸体1の回転方向Rと逆向きに
延びているようにリング溝6に装着されている。
て一対の合口端部が重なり合う斜め合口形状に形成され
ており、合口端面9の軸方向に対する傾斜角度は30°
である。そしてシールリング7は合口隙間10が軸方向
内側から外側に向かって軸体1の回転方向Rと逆向きに
延びているようにリング溝6に装着されている。
【0021】合口端面9の軸方向に対する傾斜角度は3
0°としたが、0°を越え、60°未満であればよい。
0°であると本発明の作用が得られず、60°以上では
合口形成加工が困難となり、かつ、合口端部の強度が低
下する。なお、より好ましい範囲は30°以上、50°
以下である。
0°としたが、0°を越え、60°未満であればよい。
0°であると本発明の作用が得られず、60°以上では
合口形成加工が困難となり、かつ、合口端部の強度が低
下する。なお、より好ましい範囲は30°以上、50°
以下である。
【0022】シールリング7の具体的な寸法の一例を下
記に示す。 シールリング外径:20mm 内径:18mm 軸方向幅:2mm のとき、 斜め合口の傾斜角度:30°
記に示す。 シールリング外径:20mm 内径:18mm 軸方向幅:2mm のとき、 斜め合口の傾斜角度:30°
【0023】本発明に係るシールリング7は以上のよう
に構成されているため、リング溝6における軸方向内側
(軸受4側)の側面6aとシールリング7の側面7cと
の隙間に浸入した潤滑油は、軸体1の回転によって軸体
1の回転方向と同一方向に回転する。この潤滑油はシー
ルリング7の合口8部分を通るが、合口隙間10が軸方
向内側から外側に向かって潤滑油の流れ方向と逆向きに
延びているため、合口隙間10を通って漏れる潤滑油が
低減される。
に構成されているため、リング溝6における軸方向内側
(軸受4側)の側面6aとシールリング7の側面7cと
の隙間に浸入した潤滑油は、軸体1の回転によって軸体
1の回転方向と同一方向に回転する。この潤滑油はシー
ルリング7の合口8部分を通るが、合口隙間10が軸方
向内側から外側に向かって潤滑油の流れ方向と逆向きに
延びているため、合口隙間10を通って漏れる潤滑油が
低減される。
【0024】図4は図3とは合口形状が異なっている別
のシールリングの例を示す。シールリング7の合口8
は、半径方向から見て一対の合口端部が重なり合う斜め
合口形状に形成されており、合口端面9が、シールリン
グ7の内周と外周との中央を通るリング同心円における
合口端面9上の点を通る直径に対してなす傾斜角度は3
0°である。そしてシールリング7は図5に示されてい
るように、合口隙間10がリング内周から外周に向かっ
て軸体1の回転方向Rと逆向きに延びているようにリン
グ溝6に装着されている。
のシールリングの例を示す。シールリング7の合口8
は、半径方向から見て一対の合口端部が重なり合う斜め
合口形状に形成されており、合口端面9が、シールリン
グ7の内周と外周との中央を通るリング同心円における
合口端面9上の点を通る直径に対してなす傾斜角度は3
0°である。そしてシールリング7は図5に示されてい
るように、合口隙間10がリング内周から外周に向かっ
て軸体1の回転方向Rと逆向きに延びているようにリン
グ溝6に装着されている。
【0025】合口端面9が、シールリング7の内周と外
周との中央を通るリング同心円における合口端面9上の
点を通る直径に対してなす傾斜角度は30°としたが、
0°を越え、70°未満であればよい。0°であると本
発明の作用が得られず、70°以上では合口形成加工が
困難となり、かつ、合口端部の強度が低下する。なお、
より好ましい範囲は30°以上、50°以下である。
周との中央を通るリング同心円における合口端面9上の
点を通る直径に対してなす傾斜角度は30°としたが、
0°を越え、70°未満であればよい。0°であると本
発明の作用が得られず、70°以上では合口形成加工が
困難となり、かつ、合口端部の強度が低下する。なお、
より好ましい範囲は30°以上、50°以下である。
【0026】シールリング7の具体的な寸法の一例を下
記に示す。 シールリング外径:20mm 内径:18mm 軸方向幅:2mm のとき、 斜め合口の傾斜角度:30°
記に示す。 シールリング外径:20mm 内径:18mm 軸方向幅:2mm のとき、 斜め合口の傾斜角度:30°
【0027】本発明に係るシールリング7は以上のよう
に構成されているため、リング溝6の底面6bとシール
リング7の内周面7bとの隙間に浸入した潤滑油は、軸
体1の回転によって軸体1の回転方向と同一方向に回転
する。この潤滑油はシールリング7の合口8部分を通る
が、合口隙間10がシールリング7の内周から外周に向
かって潤滑油の流れ方向と逆向きに延びているため、合
口隙間10を通って漏れる潤滑油が低減される。
に構成されているため、リング溝6の底面6bとシール
リング7の内周面7bとの隙間に浸入した潤滑油は、軸
体1の回転によって軸体1の回転方向と同一方向に回転
する。この潤滑油はシールリング7の合口8部分を通る
が、合口隙間10がシールリング7の内周から外周に向
かって潤滑油の流れ方向と逆向きに延びているため、合
口隙間10を通って漏れる潤滑油が低減される。
【0028】以上の実施例では、軸体のタービン側の端
部に設けたシールリングについて説明したが、軸体の圧
縮機側の端部に設けたシールリングについても、本発明
の軸封構造は適用できるものである。
部に設けたシールリングについて説明したが、軸体の圧
縮機側の端部に設けたシールリングについても、本発明
の軸封構造は適用できるものである。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ールリングの合口を所定の斜め合口形状とし、リング溝
内に所定の配置状態で装着されることにより、過給機に
おけるシールリングの合口隙間を通って漏れる潤滑油を
低減することができる。
ールリングの合口を所定の斜め合口形状とし、リング溝
内に所定の配置状態で装着されることにより、過給機に
おけるシールリングの合口隙間を通って漏れる潤滑油を
低減することができる。
【図1】図2のシールリング部分の拡大図である。
【図2】過給機(ターボチャージャ)におけるタービン
側の一部分を示す縦断面図である。
側の一部分を示す縦断面図である。
【図3】本発明に係るシールリングの一例を示し、
(a)は斜視図、(b)は正面図である。
(a)は斜視図、(b)は正面図である。
【図4】本発明に係るシールリングの別の例を示し、
(a)は斜視図、(b)は平面図である。
(a)は斜視図、(b)は平面図である。
【図5】図4のシールリングを装着した過給機(ターボ
チャージャ)におけるシールリング部分の拡大横断面図
である。
チャージャ)におけるシールリング部分の拡大横断面図
である。
1 軸体 2 ハウジング 2a ハウジング内周面 3 タービンロータ 4 浮動軸受 5 オイル通路 6 リング溝 6a リング溝の軸方向内側(軸受側)側面 6b リング溝底面 6c リング溝の軸方向外側(タービンロータ側)側面 7 シールリング 7a リング外周面 7b リング内周面 7c リングの軸方向内側(軸受側)側面 7d リングの軸方向外側(タービンロータ側)側面 8 合口 9 合口端面 10 合口隙間 R 回転方向
Claims (4)
- 【請求項1】 ハウジング内に回転自在に設けられてい
る軸体の外周にリング溝が形成されており、このリング
溝に、合口を備え外張力を有するシールリングが装着さ
れている過給機の軸封構造において、 前記シールリングの合口が軸方向から見て一対の合口端
部が重なり合う斜め合口形状に形成されており、合口隙
間が軸方向内側から外側に向かって前記軸体の回転方向
と逆向きに延びていることを特徴とする過給機の軸封構
造。 - 【請求項2】 前記合口の端面の軸方向に対する傾斜角
度が0°を越え、60°未満であることを特徴とする請
求項1記載の過給機の軸封構造。 - 【請求項3】 ハウジング内に回転自在に設けられてい
る軸体の外周にリング溝が形成されており、このリング
溝に、合口を備え外張力を有するシールリングが装着さ
れている過給機の軸封構造において、 前記シールリングの合口が半径方向から見て一対の合口
端部が重なり合う斜め合口形状に形成されており、合口
隙間が内周側から外周側に向かって前記軸体の回転方向
と逆向きに延びていることを特徴とする過給機の軸封構
造。 - 【請求項4】 前記合口の端面が、シールリングの内周
と外周との中央を通るリング同心円における合口端面上
の点を通る直径に対してなす傾斜角度が0°を越え、7
0°未満であることを特徴とする請求項3記載の過給機
の軸封構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6190961A JPH0828291A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 過給機の軸封構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6190961A JPH0828291A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 過給機の軸封構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0828291A true JPH0828291A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16266561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6190961A Pending JPH0828291A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 過給機の軸封構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0828291A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11015716B2 (en) | 2016-09-12 | 2021-05-25 | Ihi Corporation | Sealing ring and turbocharger |
-
1994
- 1994-07-21 JP JP6190961A patent/JPH0828291A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11015716B2 (en) | 2016-09-12 | 2021-05-25 | Ihi Corporation | Sealing ring and turbocharger |
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