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JPH08280068A - 伝送装置の電力供給アダプタおよび伝送装置 - Google Patents

伝送装置の電力供給アダプタおよび伝送装置

Info

Publication number
JPH08280068A
JPH08280068A JP8113995A JP8113995A JPH08280068A JP H08280068 A JPH08280068 A JP H08280068A JP 8113995 A JP8113995 A JP 8113995A JP 8113995 A JP8113995 A JP 8113995A JP H08280068 A JPH08280068 A JP H08280068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
transmission line
polarity
power
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8113995A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Ootsuka
啓右 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP8113995A priority Critical patent/JPH08280068A/ja
Publication of JPH08280068A publication Critical patent/JPH08280068A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送ラインから電源電力を各端末器に集中供
給できる伝送装置の電力供給アダプタを提供する。 【構成】 アダプタADPは、定電圧電源26と電流逆
流防止ダイオード28とを有する電力供給用電源部21
と、電力供給用電源部21が電源投入されてから所定の
遅延時間だけ経過してから電力供給用電源部21を伝送
ラインL1に導通させる電源重畳遅延回路22と、伝送
ラインL1の極性を検出して極性検出信号を出力する極
性検出回路23と、極性検出回路23からの極性検出信
号を受けて電源重畳遅延回路22と伝送ラインL1との
間の接続状態を切り換え、電力供給用電源部21から伝
送ラインL1の極性と一致した極性の電力を伝送ライン
L1に出力させる極性切換回路25とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、伝送装置の電力供給
アダプタおよび伝送装置に関する。より詳しくは、伝送
ラインに極性基準用電源電圧を重畳している伝送装置の
端末機に電力を供給できる伝送装置の電力供給アダプタ
および伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の伝送装置としては、図6
に示すものがある。この伝送装置は、HBS(ホームバ
スシステム)規格をベースにした空調機間ネットワーク
システムであり、端末機としての4つの集中制御機器6
1,62,63,64と、被制御機器としての6つの室内
機65を備えている。上記4つの集中制御機器61,6
2,63,64と6つの室内機65は、伝送ライン67に
接続されている。
【0003】HBS規格は、伝送極性を指定している。
すなわち、上記伝送ライン67を構成するケーブルに対
する集中制御機器の接続極性を指定している。
【0004】そこで、この伝送装置は、極性基準用の直
流電源電圧を伝送ライン67に重畳し、集中制御機器6
1〜64が自分自身でケーブル(伝送ライン67)の極性
を検出できるようにして、集中制御機器が自動的に伝送
ラインに対して指定された極性で接続できるようにして
いる。このことによって、いわゆる無極対応することが
でき、ケーブル(伝送ライン67)に対する集中制御機器
の接続を簡単化している。
【0005】ところで、この伝送装置では、伝送ライン
67に接続される端末機としての集中制御機器のうち親
機として設定されている唯一1台(図6の集中制御機器
61)が極性基準用の直流電源電圧を伝送ライン67に
供給するようになっている。そして、上記直流電源の電
源容量は、16V,50mA(最大値)である。この電源
電圧や最大供給電流は、接続された集中制御機器が正確
に極性検出できるように決められた値である。また、こ
の伝送装置では、ネットワークにいかなる集中制御機器
が何台接続されていても、極性基準用の電源電圧をすべ
ての集中制御機器(端末機)に供給することができるよ
うに、集中制御機器はすべて極性基準用の電源を備えて
いる。
【0006】この伝送装置の集中制御機器61の構成と
伝送ライン67への接続を図5に示す。図5に示すよう
に、この集中制御機器61は、送受信/プロトコルコン
トローラ部71と、極性検出部72と、送信極性切換部
73と、電源部75と、電源重畳部76を備えている。
【0007】上記プロトコルコントローラ部71は、伝
送ライン67への制御信号を端子TxH,TxLから送信
部85へ出力する一方、伝送ライン67からの制御信号
を受信部83を介して端子RxDで受信する。また、上
記極性検出部72は、2つのフォトカプラ72Aと72
Bを有している。上記2つのフォトカプラ72Aと72
Bは上記伝送ライン67に対して互いに逆極性に接続さ
れている。したがって、極性検出部72はプロトコルコ
ントローラ部71の極性検出端子PT1,PT2に伝送ラ
イン67の極性を表す信号を出力することができる。そ
して、上記極性検出部72からの極性信号を受けたプロ
トコルコントローラ部71は極性切換端子KKから極性
切換部73に極性切換信号を出力する。上記極性切換信
号を受けた極性切換部73は、プロトコルコントローラ
部71の端子TxH,TxLからの制御信号が伝送ライ
ン67の極性に一致しているように、伝送路67と送信
部85との間の線路の接続を切り換える。
【0008】一方、電源部75は、AC200/100
V商用電源に接続される変圧器75Aとこの変圧器75
Aに接続されているダイオードブリッジ75Bとこのブ
リッジ75Bからの出力を平滑する平滑コンデンサ75
Cを備えている。また、上記電源部75は、上記平滑コ
ンデンサ75Cの両端に接続されている端末駆動用電源
部77および極性基準用電源部78を有している。上記
端末駆動用電源部77は、この集中制御機器61自身を
動作させる電力を供給する。
【0009】また、上記極性基準用電源部78は、上記
電源重畳部76を経由して伝送ラインへ極性基準電圧を
供給する。上記電源重畳部76は、チョークコイル70
と逆流防止用ダイオード81を有している。このチョー
クコイル80は、LPF(ローパスフィルタ)として設け
られており、伝送ライン67を伝わる伝送信号のキャリ
アが電源部75に流れ込まないように阻止する役割を果
たす。なお、この電源重畳部76は、スイッチSW1が
オンしたときにだけ伝送ライン67に基準電圧を出力す
ることができる。また、上記電源重畳部76から伝送ラ
イン67への基準電圧は、スイッチSW1の切替によっ
て伝送ライン67に対する極性を切り換えることができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
伝送装置では、上記親機としての設定がなされた集中制
御機器61が備えている電源部75から別の集中制御機
器62,63,64への電源電力を供給することはできな
い。
【0011】したがって、この従来例では、各集中制御
機器への電源電力供給は、伝送ライン67を経由して行
われていない。すなわち、図5および6に示したよう
に、各集中制御機器61,62,63,64は、それぞれ
の設置場所で独立に電源工事をして商用電源から電源電
力を受電するようになっている。
【0012】ところが、商用電源から端末機(集中制御
機器)を駆動するための電源電力を得る場合にはスイッ
チングレギュレータやトランスと安定化電源を組み合わ
せた電源回路が必要になる。この電源回路は、大きくて
高価であるという問題がある。
【0013】また、集中制御機器が設置されるすぐ近く
にAC商用電源が配設されているとは限らないから、集
中制御機器61,62,63,64がAC電源のコンセン
トや電源幹線から遠い場合には、電源線を長々と引き回
さなければならないという問題がある。
【0014】また、上記伝送ラインと上記商用電源から
受電するための配線とを至近距離で長距離に亘って平行
に配線したり、多芯ケーブルを使って伝送ラインと電源
配線とをペアリングしたりすると、電源配線のノイズが
伝送ラインに重畳し、信号伝送に悪影響を与えるという
問題がある。
【0015】そこで、この発明の目的は、各端末機に伝
送ラインから電源電力を集中供給できる伝送装置の電力
供給アダプタおよび伝送装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の伝送装置は、定電圧電源と、上記
定電圧電源からの電流が逆流することを防止する逆流防
止ダイオードとを有する電力供給用電源部と、上記電力
供給用電源部と伝送ラインとの間に接続されており、上
記電力供給用電源部が電源投入されてから所定の遅延時
間だけ経過してから上記電力供給用電源部を上記伝送ラ
インに導通させる電源重畳遅延回路と、上記伝送ライン
に接続される入出力端子に接続されており、上記伝送ラ
インの極性を検出して極性検出信号を出力する極性検出
回路と、上記電源重畳遅延回路と上記伝送ラインとの間
に接続されており、上記極性検出回路からの極性検出信
号を受けて、上記伝送ラインの極性と一致した極性の電
力が上記電力供給用電源部から上記伝送ラインに出力さ
れるように、上記電源重畳遅延回路と上記伝送ラインと
の間の接続状態を切り換える極性切換回路とを備えてい
ることを特徴としている。
【0017】また、請求項2の発明の伝送装置は、端末
機とこの端末機によって制御される被制御機器とが伝送
ラインに接続されている伝送装置であって、請求項1に
記載の伝送装置の電力供給アダプタを備え、上記電力供
給アダプタから、上記伝送ラインを経由して上記伝送ラ
インに接続されている端末機に上記端末機を駆動する電
力を供給するようになっていることを特徴としている。
【0018】
【作用】上記構成の電力供給アダプタによれば、まず、
電力供給用電源部の電源が投入されると、上記電源重畳
遅延回路は、上記電源投入されてから所定の遅延時間が
経過してから上記電力供給用電源部を上記伝送ラインに
導通させる。
【0019】上記電源投入されてからの所定の遅延時間
の間には、次の動作が実行される。すなわち、上記極性
検出回路が入出力端子に接続されている伝送ラインの極
性を検出して極性検出信号を出力し、この極性検出信号
を極性切換回路が受ける。すると、上記極性切換回路
は、上記電源重畳遅延回路と上記伝送ラインとの間の接
続状態を切り換えて、伝送ラインの極性と一致した極性
の電力が上記電力供給用電源部から上記伝送ラインに出
力できる接続状態にする。
【0020】したがって、この発明の電力供給アダプタ
によれば、伝送ラインから各端末機に各端末機を駆動す
る電力を供給することができる。このことから直接に次
の,の効果を導き出すことができる。すなわち、
各端末機は、商用電源から駆動電源を受電するための安
定化電源回路の必要を無くすることができるから、端末
機の小型化とコストダウンを図ることができる。したが
って、伝送装置全体としてのコストダウンを図ることが
できる。 端末機が電源配線工事が困難な所に設置さ
れていても、伝送ラインを経由して電力供給アダプタか
ら端末機に駆動用電力を供給することができる。したが
って、端末機の設置自由度を増加させることができる。
つまり、電源幹線の近くに設置されている端末機につい
ては、上記電源幹線から直接に受電するようにする一
方、電源工事ができない所に設置されている端末機につ
いては、電源工事が可能な所に設置した電力供給アダプ
タから伝送ラインを介して駆動用の電力を受電するよう
にすればよい。
【0021】また、上記電力供給用電源部の電力供給能
力を大きくして、伝送ラインを介して複数の端末機に電
力を供給するようにすれば、端末機への電力供給を集中
化することができる。したがって、伝送装置のコストダ
ウンを図ることができる。
【0022】また、この発明の電力供給アダプタを電力
を供給する端末機の近くに設置することによって、伝送
線路が含んでいる直流抵抗に起因する電圧ドロップ(ロ
ス)を少なくすることができるから、消費電力を低減す
ることができ、省エネルギーに寄与することができる。
【0023】なお、電圧条件に関して、極性基準用電源
電圧と端末電源供給用の直流電圧とはほとんどの場合一
致しない。したがって、この発明の電力供給アダプタ
は、極性検出回路と極性切換回路とによって、伝送ライ
ンに重畳されている極性基準用の電源の極性を検出し
て、この検出した極性に合わせて自分自身の電源の極性
を一致させているのである。これにより、極性基準用電
源と電源供給用電源との間に無効電流が流れないように
することができる。無効電流とは、電源電圧が低い端末
器から逆流する電流である。
【0024】また、上記電力供給用電源部は逆流防止ダ
イオードを有しているから、伝送ライン上では、極性基
準用電圧を出力している他の端末の電源と電力を供給し
ている電力供給用電源とが伝送ラインに並列接続された
状態になる。したがって、極性基準用電圧が端末供給電
源電圧よりも大きい場合には、伝送ラインから供給され
る端末機の電力供給用電源は、極性基準用電源の能力だ
けでは不足した分だけの電力を伝送ラインに供給する。
一方、極性基準用電圧が端末供給電源電圧よりも小さい
場合には、伝送ラインから端末機に供給される電力のす
べては、電力供給用電源が供給する。
【0025】また、請求項2の発明の伝送装置によれ
ば、上記電力供給アダプタから、上記伝送ラインを経由
して上記伝送ラインに接続されている端末機に上記端末
機を駆動する電力を供給することができる。
【0026】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。
【0027】図1に、この発明の伝送装置の実施例の構
成を示す。また、図1に示したADPは、この発明の電
力供給用アダプタの実施例である。この電力供給用アダ
プタADPは伝送ラインL1に接続されている。上記伝
送ラインL1には、端末機としての集中制御機器1と2
と3が接続されており、更に、被制御機器としての空気
調和機の室内機Rが接続されている。上記集中制御機器
1は交流商用電源から直接に給電されるように構成され
ている。また、この実施例の電力供給用アダプタADP
も交流商用電源から直接に給電されるように構成されて
いる。そして、上記電力供給用アダプタADPは、上記
集中制御機器2および3に駆動電力を供給する能力を有
している。
【0028】図3に示すように、伝送ラインL1は、ラ
インL1aとL1bとが構成している。上記電力供給用
アダプタADPは、電力供給用電源部21と、電源重畳
遅延回路22と、極性検出回路23と、極性切換回路2
5を備えている。上記電力供給用電源部21は、定電圧
電源26と、この定電圧電源26の出力端子に接続され
ているチョークコイル27と、このチョークコイル27
に接続されている逆流防止用ダイオード28とを有して
いる。
【0029】また、上記電源重畳遅延回路22は上記電
力供給用電源部21と上記極性切換回路25との間に接
続されている。この遅延回路22は、上記逆流防止用ダ
イオード28に直列に接続されているリレー30とこの
リレー30と上記電源部21との間に接続されているス
イッチング素子としてのトランジスタ31を備えてい
る。また、上記回路22は、上記トランジスタ31のベ
ースに一端が接続されており他端が上記トランジスタ3
1のコレクタと上記チョークコイル27に接続されてい
るコンデンサ32と、一端が上記ベースに接続されてお
り他端が上記リレー30と上記逆流防止用ダイオード2
8に接続されている抵抗33とを有している。上記遅延
回路22は、上記電源部21から供給された電気量が所
定の値に達すると、上記トランジスタ31が導通して、
リレー30がオンするようになっている。
【0030】また、上記極性検出回路23は、2個のフ
ォトカプラを組み合わせて構成されており(図示略)、
伝送入出力端子T1,T2に入力端子t10,t20が接続され
ている。また、出力端子t30は上記極性切換回路25に
接続されている。上記極性検出回路23は、上記伝送ラ
インL1からの信号を受けて、上記伝送ライン1の極性
を検出して極性検出信号を極性切換回路25に出力す
る。
【0031】また、上記極性切換回路25は、上記入出
力端子T1,T2と上記電源重畳遅延回路22との間に接
続されている。この切換回路25は、図3に示すよう
に、入出力端子T1,T2を介して2本の上記伝送ライン
L1a,L1bに接続されており、上記検出回路23からの
極性検出信号を受けて、2本の伝送ラインL1a,L1bに
対する電源部21の接続状態を切り換えることができ
る。この切り換えは、上記伝送ラインL1a,L1bが有し
ている極性と、上記電源部21が有している極性が一致
するようになされる。このような極性切換回路25は、
例えばリレーと遅延回路付きのドライバー回路によって
構成することができる。
【0032】上記したように電力供給アダプターADP
は、電力供給用電源部21と、極性検出回路23と、極
性切換回路25と、電源重畳遅延回路22との4つの部
分で構成されている。この4つの部分は、マイクロコン
ピュータなどを使わずにハードウェアベースで構成する
ことができる。また、特殊なICなども全く使わないで
構成できる。また、これら4つの回路自体も非常に簡単
である。
【0033】次に、図1に示した端末機としての集中制
御機器2および3の構成を図4に示す。この集中制御機
器は、プロトコルコントローラ部41と電源部42と極
性検出部43と送信極性切換部45と送信部46と受信
部47を備えている。上記受信部47は伝送入出力端子
10,T20と上記プロトコルコントローラ部41のRX
端子との間に接続されている。また、上記送信部46
は、プロトコルコントローラ部41のTXH端子,TX
端子と送信極性切換部45との間に接続されている。ま
た、上記極性検出部43は、上記伝送入出力端子T10,
20と、プロトコルコントローラ部41の極性検出端子
PT1,PT2との間に接続されている。また、上記電源
部42は、伝送入出力端子T10,T20に接続されてい
る。電源部42はダイオードブリッジ42Aとチョーク
コイル42Bと平滑コンデンサ42Cと端末駆動用電源
部42Dを備えている。また、上記極性検出部43は、
上記伝送入出力端子T10,T20に対して互いに異なる極
性で接続されている2つのフォトカプラ43Aと43B
を備えている。この2つのフォトカプラ43Aと43B
は、上記伝送ライン1の極性に応じていずれか一方だけ
が導通する。したがって、上記極性検出部43は、上記
伝送ラインL1の極性に応じて、プロトコルコントロー
ラ部41の極性検出端子PT1もしくはPT2のいずれか
一方だけに信号を出力する。そして、上記送信極性切換
部45は、上記極性検出端子PT1またはPT2に信号を
受けたプロトコルコントローラ部41の極性切換端子K
Kからの信号を受けて、伝送ラインL1の極性に一致し
た極性の制御信号を伝送ライン1に送出することができ
るように、接続状態が切り替わる。上記送信部46は上
記プロトコルコントローラ部41の信号送出用のTX
端子,TXL端子からの信号を受けて、送信極性切替部4
5を介して伝送ラインL1に制御信号を出力する。一
方、受信部47は、伝送ラインL1からの信号を受け
て、プロトコルコントローラ部41の信号受信用の端子
XDに受信信号を入力する。
【0034】次に、図1に示した伝送装置の集中制御機
器1は、図5に示した従来の集中制御機器の構成と同一
であるので、説明を省略する。
【0035】上記構成の電力供給アダプタADPによれ
ば、まず、電力供給用電源部21の電源が投入される
と、上記電源重畳遅延回路22は、上記電源投入されて
から所定の遅延時間が経過してから電力供給用電源部2
1を伝送ラインL1に導通させる。この遅延回路22が
無いと、伝送ライン上の極性基準用電源の電源極性を判
定する前に端末供給用の電力を出力してしまう可能性が
ある。
【0036】上記電源投入されてからの所定の遅延時間
の間には、次の動作が実行される。すなわち、上記極性
検出回路23が入出力端子T1,T2に接続されている伝
送ラインL1の極性を検出して極性検出信号S1を端子
30から出力する。すると、極性切換回路25は上記極
性検出信号S1を受ける。すると、上記極性切換回路2
5は、電源重畳遅延回路22と伝送ラインL1との間の
接続状態を切り換えて、伝送ラインL1の極性と一致し
た極性の電力が電力供給用電源部21から伝送ラインL
1に出力できる接続状態にする。
【0037】したがって、上記実施例の電力供給アダプ
タADPによれば、図1に示すように、伝送ラインL1
から子機に設定されている集中制御機器2と3に駆動電
力を供給することができる。従って、この実施例は、次
の,の効果を有する。すなわち、 集中制御機器2
と3は、商用電源から駆動電源を受電するための安定化
電源回路を備える必要が無いから、端末機としての集中
制御機器2と3を小型化でき、コストダウンできる。し
たがって、伝送装置全体としてのコストダウンを図るこ
とができる。また、伝送ラインに接続される集中制御機
器の台数が多いほど、大きなコストダウンができる。ま
た、 集中制御機器2と3が電源配線工事が困難な所
に設置されていても、伝送ラインL1を経由して電力供
給アダプタADPから端末機に駆動用電力を供給するこ
とができる。従って、端末機としての集中制御機器2と
3の設置自由度を増加させることができる。つまり、電
源幹線の近くに設置されている集中制御機器について
は、上記電源幹線から直接に受電するようにすることが
できるし、電源工事ができない所に設置されている集中
制御機器については、電源工事が可能な所に設置した電
力供給アダプタADPから伝送ラインL1を介して駆動
用電力を受電することができる。
【0038】また、この実施例のようにアダプタADP
の電力供給用電源部21の電力供給能力を大きくして、
伝送ラインL1を介して複数の集中制御機器2,3に電
力を供給すれば、集中制御機器への電力供給を集中化す
ることができる。従って、伝送装置のコストダウンを図
ることができる。
【0039】また、この電力供給アダプタADPを電力
を供給する集中制御機器2,3の近くに設置することに
よって、伝送ラインL1が含んでいる直流抵抗に起因す
る電圧ドロップ(ロス)を少なくすることができる。した
がって、消費電力を低減することができ、省エネルギー
に寄与することができる。
【0040】また、上記電力供給アダプタADPを備え
ている上記伝送装置によれば、集中制御機器への駆動電
力を供給するための配線工事を簡単にすることができる
上に、各集中制御機器の設置自由度も増す。したがっ
て、上記伝送装置によれば、伝送装置全体としてのコス
トダウンと設計自由度向上を両立することができる。
【0041】また、この実施例のように、伝送ラインL
1から駆動用電力を受電する集中制御機器2と3と、外
部の商用電源から駆動電力を受電する端末駆動用電源部
と極性基準用電源回路を内蔵した集中制御機器1(ただ
し逆方向電流阻止用のダイオードを有している)とが共
存した伝送装置が成立可能である。
【0042】尚、上記実施例では、電力供給アダプタA
DPが駆動電力を供給する集中制御機器は2台であった
が、電力供給アダプタADPの電源容量の設定を増減す
れば、電力供給アダプタから給電できる集中制御機器の
種類と数を自由に設定することができる。
【0043】また、上記実施例では、電力供給用アダプ
タADPは、子機としての集中制御機器2と3に駆動用
電力を供給する電力供給専用のものであったが、図2に
示す電力供給用アダプタADP10が図1に示す親機と
しての集中制御機器1の機能を併せ持っていれば、図2
に示す構成の伝送装置を実現できる。上記集中制御機器
1は、図5に示した集中制御機器61と同じ構成であ
る。したがって、上記電力供給用アダプタADP10
は、集中制御機器61が備えている極性基準用電源部7
8と電源重畳部70とプロトコルコンントローラ部71
と送信部85と受信部83を備える必要がある。
【0044】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の伝
送装置の電力供給アダプタは、定電圧電源と上記定電圧
電源からの電流が逆流することを防止する逆流防止ダイ
オードとを有する電力供給用電源部と、電力供給用電源
部が電源投入されてから所定の遅延時間だけ経過してか
ら電力供給用電源部を伝送ラインに導通させる電源重畳
遅延回路と、伝送ラインの極性を検出して極性検出信号
を出力する極性検出回路と、極性検出回路からの極性検
出信号を受けて電源重畳遅延回路と伝送ラインとの間の
接続状態を切り換え、電力供給用電源部から伝送ライン
の極性と一致した極性の電力を伝送ラインに出力させる
極性切換回路とを備えている。
【0045】したがって、この発明の伝送装置の電力供
給アダプタは、伝送ラインから各端末機に各端末機を駆
動する電力を供給することができる。このことから直接
に次の,の効果を導き出すことができる。すなわ
ち、 各端末機は、商用電源から駆動電源を受電する
ための安定化電源回路の必要を無くすることができるか
ら、端末機の小型化とコストダウンを図ることができ
る。したがって、伝送装置全体としてのコストダウンを
図ることができる。 端末機が電源配線工事が困難な
所に設置されていても、伝送ラインを経由して電力供給
アダプタから端末機に駆動用電力を供給することができ
る。したがって、端末機の設置自由度を増加させること
ができる。つまり、電源幹線の近くに設置されている端
末機については、上記電源幹線から直接に受電するよう
にする一方、電源工事ができない所に設置されている端
末機については、電源工事が可能な所に設置した電力供
給アダプタから伝送ラインを介して駆動用の電力を受電
するようにすればよい。
【0046】また、上記電力供給用電源部の電力供給能
力を大きくして、伝送ラインを介して複数の端末機に電
力を供給するようにすれば、端末機への電力供給を集中
化することができる。したがって、伝送装置のさらなる
コストダウンを図ることができる。
【0047】また、この発明の電力供給アダプタを電力
を供給する端末機の近くに設置することによって、伝送
線路が含んでいる直流抵抗に起因する電圧ドロップ(ロ
ス)を少なくすることができるから、消費電力を低減す
ることができ、省エネルギーに寄与することができる。
【0048】また、請求項2の発明の伝送装置によれ
ば、上記電力供給アダプタを備えているから、各端末機
への駆動電力を供給するための配線工事を簡単にするこ
とができる上に、各端末機の設置自由度も増す。したが
って、この発明の伝送装置によれば、伝送装置全体とし
てのコストダウンと設計自由度向上を両立することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の伝送装置の実施例を示す図であ
る。
【図2】 上記伝送装置の実施例の変形例を示す図であ
る。
【図3】 この発明の電力供給アダプタの実施例の構成
を示す図である。
【図4】 上記伝送装置の実施例が備えている集中制御
機器2,3の構成を示す図である。
【図5】 上記従来の伝送装置が備えている集中制御機
器の構成を示す図である。
【図6】 従来の伝送装置を示す図である。
【符号の説明】
ADP…電力供給アダプタ、1,2,3…集中制御機器、
R…室内機、L1…伝送ライン、L1a,L1b…ライ
ン、T1,T2…伝送入出力端子、21…電力供給用電源
部、22…電源重畳遅延回路、23…極性検出回路、2
5…極性切換回路、26…定電圧電源、27…チョーク
コイル、28…逆流防止用ダイオード、30…リレー、
31…トランジスタ、41…プロトコルコントローラ
部、42…電源部、43…極性検出部、45…送信極性
切換部、46…送信部、47…受信部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定電圧電源と、上記定電圧電源からの電
    流が逆流することを防止する逆流防止ダイオードとを有
    する電力供給用電源部と、 上記電力供給用電源部と伝送ラインとの間に接続されて
    おり、上記電力供給用電源部が電源投入されてから所定
    の遅延時間だけ経過してから上記電力供給用電源部を上
    記伝送ラインに導通させる電源重畳遅延回路と、 上記伝送ラインに接続される入出力端子に接続されてお
    り、上記伝送ラインの極性を検出して極性検出信号を出
    力する極性検出回路と、 上記電源重畳遅延回路と上記伝送ラインとの間に接続さ
    れており、上記極性検出回路からの極性検出信号を受け
    て、上記伝送ラインの極性と一致した極性の電力が上記
    電力供給用電源部から上記伝送ラインに出力されるよう
    に、上記電源重畳遅延回路と上記伝送ラインとの間の接
    続状態を切り換える極性切換回路とを備えていることを
    特徴とする伝送装置の電力供給アダプタ。
  2. 【請求項2】 端末機とこの端末機によって制御される
    被制御機器とが伝送ラインに接続されている伝送装置で
    あって、 請求項1に記載の伝送装置の電力供給アダプタを備え、 上記電力供給アダプタから、上記伝送ラインを経由して
    上記伝送ラインに接続されている端末機に上記端末機を
    駆動する電力を供給するようになっていることを特徴と
    する伝送装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006526955A (ja) * 2003-05-30 2006-11-24 エーディーシー ディーエスエル システムズ,インコーポレイティド スプリッタ

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