JPH08273291A - モータの回転制御方法及びモータの回転制御装置及びディスク再生装置 - Google Patents
モータの回転制御方法及びモータの回転制御装置及びディスク再生装置Info
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- JPH08273291A JPH08273291A JP7075452A JP7545295A JPH08273291A JP H08273291 A JPH08273291 A JP H08273291A JP 7075452 A JP7075452 A JP 7075452A JP 7545295 A JP7545295 A JP 7545295A JP H08273291 A JPH08273291 A JP H08273291A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P7/00—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors
- H02P7/06—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual DC dynamo-electric motor by varying field or armature current
- H02P7/18—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual DC dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power
- H02P7/24—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual DC dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices
- H02P7/28—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual DC dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices
- H02P7/285—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual DC dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices controlling armature supply only
- H02P7/2855—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual DC dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices controlling armature supply only whereby the speed is regulated by measuring the motor speed and comparing it with a given physical value
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- Rotational Drive Of Disk (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ディスク再生装置において、スピンドルモー
タの電源電圧を変更することで、装置の消費電力及び発
熱量を低減する。 【構成】 スピンドルモータ手段2と、モータ駆動手段
10と、ディスク1に記録された情報を検出するピック
アップ手段3と、ピックアップ手段3の検出信号に含ま
れる回転速度情報を検出する回転情報検出手段7と、回
転情報検出手段により検出された速度情報に基づいてモ
ータ手段2の回転速度を制御する速度制御手段9と、ピ
ックアップ手段3をディスク1上の半径方向において任
意の位置へ位置決めするトラバース手段4と、モータ駆
動手段10に電源を供給する複数の電源供給手段15
と、モータ駆動手段10の駆動トランジスタの飽和電圧
を検出する手段14と、複数の電源供給手段を切り換え
る電力選択手段15とを含んで構成される。
タの電源電圧を変更することで、装置の消費電力及び発
熱量を低減する。 【構成】 スピンドルモータ手段2と、モータ駆動手段
10と、ディスク1に記録された情報を検出するピック
アップ手段3と、ピックアップ手段3の検出信号に含ま
れる回転速度情報を検出する回転情報検出手段7と、回
転情報検出手段により検出された速度情報に基づいてモ
ータ手段2の回転速度を制御する速度制御手段9と、ピ
ックアップ手段3をディスク1上の半径方向において任
意の位置へ位置決めするトラバース手段4と、モータ駆
動手段10に電源を供給する複数の電源供給手段15
と、モータ駆動手段10の駆動トランジスタの飽和電圧
を検出する手段14と、複数の電源供給手段を切り換え
る電力選択手段15とを含んで構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンパクトディスク再生
装置等のディスクメモリ装置におけるディスクを回転さ
せるモータの回転制御方法及び回転制御装置及びディス
ク再生装置に関するものである。
装置等のディスクメモリ装置におけるディスクを回転さ
せるモータの回転制御方法及び回転制御装置及びディス
ク再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のディスク再生装置の一例として線
速度一定な光ディスク装置を図8に示す。図8において
1はディスクでスピンドルモータ手段2によって駆動さ
れる。3はピックアップ手段で,ディスク1上の記録信
号を再生するとともに、このピックアップ手段がディス
ク1の半径方向に移動して光軌跡が記録トラックを横切
る際にトラッククロス信号も出力する。ピックアップ手
段3の位置決めは、トラバース制御手段5の指令にてト
ラバースモータ手段4を駆動することにより行われる。
前記トラバースモータ手段4によってピックアップ手段
3が移動中、マイクロコンピュータ手段6がピックアッ
プ手段3から得られるトラッククロス信号をカウントす
ることにより移動量を計測して目的位置へピックアップ
手段3を送る。ピックアップ手段3から得られる再生信
号は回転情報検出手段7に入力される。
速度一定な光ディスク装置を図8に示す。図8において
1はディスクでスピンドルモータ手段2によって駆動さ
れる。3はピックアップ手段で,ディスク1上の記録信
号を再生するとともに、このピックアップ手段がディス
ク1の半径方向に移動して光軌跡が記録トラックを横切
る際にトラッククロス信号も出力する。ピックアップ手
段3の位置決めは、トラバース制御手段5の指令にてト
ラバースモータ手段4を駆動することにより行われる。
前記トラバースモータ手段4によってピックアップ手段
3が移動中、マイクロコンピュータ手段6がピックアッ
プ手段3から得られるトラッククロス信号をカウントす
ることにより移動量を計測して目的位置へピックアップ
手段3を送る。ピックアップ手段3から得られる再生信
号は回転情報検出手段7に入力される。
【0003】ディスク1は線速度一定であるのでピック
アップ手段3が記録信号を再生するディスク上の半径位
置によってディスクの回転数を変化させる必要がある。
その際のスピンドルモータ手段2の回転制御は、強制回
転制御、粗回転制御、精回転制御の3段階に分けて行わ
れる。強制回転制御は、アクセス時にピックアップ手段
3を移動中にスピンドルモータ手段2を強制加速もしく
は強制減速する。粗回転制御はピックアップ手段3の移
動完了後にスピンドルモータ手段2をある程度目標回転
付近まで回転数を近づける。精回転制御はその後目標回
転に引き込んで、精度良く回転数を維持する。
アップ手段3が記録信号を再生するディスク上の半径位
置によってディスクの回転数を変化させる必要がある。
その際のスピンドルモータ手段2の回転制御は、強制回
転制御、粗回転制御、精回転制御の3段階に分けて行わ
れる。強制回転制御は、アクセス時にピックアップ手段
3を移動中にスピンドルモータ手段2を強制加速もしく
は強制減速する。粗回転制御はピックアップ手段3の移
動完了後にスピンドルモータ手段2をある程度目標回転
付近まで回転数を近づける。精回転制御はその後目標回
転に引き込んで、精度良く回転数を維持する。
【0004】スピンドル強制回転制御時には、最大加速
手段11および最大減速手段12で、加速および減速に
おいてモータ駆動手段10へ最大角加速度を与え、マイ
クロコンピュータ手段6の指示により切り換え手段13
を切り換えて制御する。
手段11および最大減速手段12で、加速および減速に
おいてモータ駆動手段10へ最大角加速度を与え、マイ
クロコンピュータ手段6の指示により切り換え手段13
を切り換えて制御する。
【0005】一方、スピンドル粗回転制御時には、回転
情報検出手段7はディスク1上の記録信号から最長周期
パルスを検出しその周期の逆数を電圧に変換する。この
周期検出信号の電圧は、線速度一定なディスクが一定回
転角速度で回っているときピックアップ手段3が外周側
にあるほど大きくなる。速度制御手段9において基準信
号発生手段8の出力する基準信号の電圧と回転情報検出
手段7の出力する周期検出電圧の電圧レベルが比較され
差分に応じた制御量をモータ駆動手段10に送る。モー
タ駆動手段10は前記制御量にしたがってスピンドルモ
ータ手段2を駆動する。始めにピックアップ手段3が内
周側にあってディスクが線速度一定で回っていた場合、
ピックアップ手段3が外周へ移動すると、回転情報検出
手段7の出力電圧は基準信号発生手段8の出力電圧より
も大きくなる。従って前記制御量は負の大きな値となり
スピンドルモータ手段2を減速する方向へ駆動する。ピ
ックアップ手段3が外周側から内周側へ移動する場合
は、この逆の正の制御量が出力される。
情報検出手段7はディスク1上の記録信号から最長周期
パルスを検出しその周期の逆数を電圧に変換する。この
周期検出信号の電圧は、線速度一定なディスクが一定回
転角速度で回っているときピックアップ手段3が外周側
にあるほど大きくなる。速度制御手段9において基準信
号発生手段8の出力する基準信号の電圧と回転情報検出
手段7の出力する周期検出電圧の電圧レベルが比較され
差分に応じた制御量をモータ駆動手段10に送る。モー
タ駆動手段10は前記制御量にしたがってスピンドルモ
ータ手段2を駆動する。始めにピックアップ手段3が内
周側にあってディスクが線速度一定で回っていた場合、
ピックアップ手段3が外周へ移動すると、回転情報検出
手段7の出力電圧は基準信号発生手段8の出力電圧より
も大きくなる。従って前記制御量は負の大きな値となり
スピンドルモータ手段2を減速する方向へ駆動する。ピ
ックアップ手段3が外周側から内周側へ移動する場合
は、この逆の正の制御量が出力される。
【0006】スピンドル精回転制御時には、回転情報検
出手段7はディスク1上の記録信号から同期信号を検出
する。この同期信号の周波数は、線速度一定なディスク
がピックアップ手段3の位置に応じた規定の回転角速度
を越えて回っているとき大きくなる。速度制御手段9に
おいて基準信号発生手段8の出力する基準信号の周波数
と回転情報検出手段7の出力する同期信号の周波数が比
較され差分に応じた制御量をモータ駆動手段10に送
る。モータ駆動手段10は前記制御量にしたがってスピ
ンドルモータ手段2を駆動する。
出手段7はディスク1上の記録信号から同期信号を検出
する。この同期信号の周波数は、線速度一定なディスク
がピックアップ手段3の位置に応じた規定の回転角速度
を越えて回っているとき大きくなる。速度制御手段9に
おいて基準信号発生手段8の出力する基準信号の周波数
と回転情報検出手段7の出力する同期信号の周波数が比
較され差分に応じた制御量をモータ駆動手段10に送
る。モータ駆動手段10は前記制御量にしたがってスピ
ンドルモータ手段2を駆動する。
【0007】以上のように構成されるディスク再生装置
の動作について、アクセスモード、データ再生モード、
ホールドトラックモードに分けて説明する。
の動作について、アクセスモード、データ再生モード、
ホールドトラックモードに分けて説明する。
【0008】まず、アクセスモード時の動作について説
明する。なお、以下ではアクセス指令に引き続いてピッ
クアップ手段の目的位置への移動とディスクの目的回転
数への加速もしくは減速を同時に開始する場合について
説明する。
明する。なお、以下ではアクセス指令に引き続いてピッ
クアップ手段の目的位置への移動とディスクの目的回転
数への加速もしくは減速を同時に開始する場合について
説明する。
【0009】図9はアクセス時のマイクロコンピュータ
手段6の処理手順を示している。マイクロコンピュータ
手段6がアクセス指令を受けると(ステップ1)、目的
とするアドレスまでのトラック本数を算出する(このト
ラック本数をn1とする)(ステップ2)。このときト
ラバース系の移動方向も判定しておく。次にスピンドル
強制回転制御に切り換える(ステップ3)。
手段6の処理手順を示している。マイクロコンピュータ
手段6がアクセス指令を受けると(ステップ1)、目的
とするアドレスまでのトラック本数を算出する(このト
ラック本数をn1とする)(ステップ2)。このときト
ラバース系の移動方向も判定しておく。次にスピンドル
強制回転制御に切り換える(ステップ3)。
【0010】マイクロコンピュータ手段6がアクセス指
令を受理したとき目的アドレスまでの回転制御が加速の
場合(ステップ4)、切り換え手段13を図8の(c)に
切り換え(ステップ5)、モータ駆動手段10に開ルー
プで最大加速指令を与えるようにする。
令を受理したとき目的アドレスまでの回転制御が加速の
場合(ステップ4)、切り換え手段13を図8の(c)に
切り換え(ステップ5)、モータ駆動手段10に開ルー
プで最大加速指令を与えるようにする。
【0011】一方、目的アドレスまでの回転制御が減速
の場合、同様に切り換え手段13を図8の(b)に切り換
え(ステップ6)、モータ駆動手段10に開ループで最
大減速指令を与えるようにする。
の場合、同様に切り換え手段13を図8の(b)に切り換
え(ステップ6)、モータ駆動手段10に開ループで最
大減速指令を与えるようにする。
【0012】次に、マイクロコンピュータ手段6はトラ
バース制御手段5へ移動指令を与える(ステップ7)。
トラバースモータ手段4によってピックアップ手段3が
移動し始めると、マイクロコンピュータ手段6はピック
アップ手段3から出力されるトラッククロス信号をカウ
ントし(このカウント値をn2とする)(ステップ
8)、予め算出したトラック本数n1と比較してカウン
ト値がこれ以上(n1<=n2)になったら(ステップ
9)トラバースを停止するようにトラバース制御手段5
へ指令し(ステップ10)、切り換え手段13を図8の
(a)に切り換え(ステップ11)、モータ駆動手段10
への制御を閉ループで速度制御手段から与えるようにす
る。
バース制御手段5へ移動指令を与える(ステップ7)。
トラバースモータ手段4によってピックアップ手段3が
移動し始めると、マイクロコンピュータ手段6はピック
アップ手段3から出力されるトラッククロス信号をカウ
ントし(このカウント値をn2とする)(ステップ
8)、予め算出したトラック本数n1と比較してカウン
ト値がこれ以上(n1<=n2)になったら(ステップ
9)トラバースを停止するようにトラバース制御手段5
へ指令し(ステップ10)、切り換え手段13を図8の
(a)に切り換え(ステップ11)、モータ駆動手段10
への制御を閉ループで速度制御手段から与えるようにす
る。
【0013】ここで、スピンドル粗回転制御に切り換え
ると(ステップ12)、ピックアップ手段3の再生信号
から回転情報検出手段7が最長周期パルスを検出し、速
度制御手段9によってスピンドルモータ手段2の回転数
をある規定の範囲内まで引き込むように制御する。さら
に、スピンドル精回転制御に切り換え(ステップ1
3)、ピックアップ手段3の再生信号から回転情報検出
手段7が同期信号を検出し、スピンドルモータ手段2の
回転数を精度良く制御する。そしてピックアップ手段3
がディスク1上の目的アドレスを検出する。
ると(ステップ12)、ピックアップ手段3の再生信号
から回転情報検出手段7が最長周期パルスを検出し、速
度制御手段9によってスピンドルモータ手段2の回転数
をある規定の範囲内まで引き込むように制御する。さら
に、スピンドル精回転制御に切り換え(ステップ1
3)、ピックアップ手段3の再生信号から回転情報検出
手段7が同期信号を検出し、スピンドルモータ手段2の
回転数を精度良く制御する。そしてピックアップ手段3
がディスク1上の目的アドレスを検出する。
【0014】次にデータ再生モード時とホールドトラッ
クモード時の動作について説明する。通常、アクセスモ
ードの最後では、切り換え手段13は図8の(a)の状態
になり、スピンドル精回転制御でディスクは精度良く制
御されている。
クモード時の動作について説明する。通常、アクセスモ
ードの最後では、切り換え手段13は図8の(a)の状態
になり、スピンドル精回転制御でディスクは精度良く制
御されている。
【0015】データ再生モードでは、引き続きこの状態
でディスク上の螺旋状トラックに沿ってピックアップ手
段3を追従させながら、データを再生する。
でディスク上の螺旋状トラックに沿ってピックアップ手
段3を追従させながら、データを再生する。
【0016】データの再生が完了すると、続いてホール
ドトラックモードに移行して次のアクセス指令が来るま
で待機状態になる。このホールドトラックモードでは、
データ再生は行わず、ディスク上の螺旋状トラックの同
じトラックを常に追跡するように一回転に一回だけ1ト
ラック分だけピックアップ手段3を移動させる。
ドトラックモードに移行して次のアクセス指令が来るま
で待機状態になる。このホールドトラックモードでは、
データ再生は行わず、ディスク上の螺旋状トラックの同
じトラックを常に追跡するように一回転に一回だけ1ト
ラック分だけピックアップ手段3を移動させる。
【0017】図10は従来のディスク再生装置のスピン
ドルモータ手段とモータ駆動手段の構成を示す概略図で
あり、説明の簡便化のために多相多極モータの1相の部
分のみを取り出して模式的に表したものである。図10
において、901はモータ駆動トランジスタであり、9
02はモータを表わしており、903はモータ902の
内部に発生する逆起電力であり、904はモータ902
のコイル抵抗であり、905はモータ902に印加され
る電源である。
ドルモータ手段とモータ駆動手段の構成を示す概略図で
あり、説明の簡便化のために多相多極モータの1相の部
分のみを取り出して模式的に表したものである。図10
において、901はモータ駆動トランジスタであり、9
02はモータを表わしており、903はモータ902の
内部に発生する逆起電力であり、904はモータ902
のコイル抵抗であり、905はモータ902に印加され
る電源である。
【0018】図10(a)〜(d)は、スピンドル精回
転制御時、もしくはスピンドル強制回転制御時及びスピ
ンドル粗回転制御において加速した時の構成を示す。
転制御時、もしくはスピンドル強制回転制御時及びスピ
ンドル粗回転制御において加速した時の構成を示す。
【0019】今、電源電圧をVm、トランジスタにかか
る電圧をVd、モータの発電定数をKa、モータの逆起
電力をEa、モータのコイル抵抗値をRa、モータの回
転数をN、モータに流れる電流をIa、モータの電流制
限値をIa(max)、モータのトルク定数をKt、発生ト
ルクをTq、駆動トランジスタで消費する電力をPd、
モータのコイル抵抗で消費する電力をPaとすると(数
1)から(数6)が成立する。
る電圧をVd、モータの発電定数をKa、モータの逆起
電力をEa、モータのコイル抵抗値をRa、モータの回
転数をN、モータに流れる電流をIa、モータの電流制
限値をIa(max)、モータのトルク定数をKt、発生ト
ルクをTq、駆動トランジスタで消費する電力をPd、
モータのコイル抵抗で消費する電力をPaとすると(数
1)から(数6)が成立する。
【0020】
【数1】
【0021】
【数2】
【0022】
【数3】
【0023】
【数4】
【0024】
【数5】
【0025】
【数6】
【0026】図10(e)〜(f)は、スピンドルモー
タを減速する時の構成を示す。図10(e)〜(f)に
おいて、図10(a)〜(d)と異なるのは、電源Vm
の極性が逆になっている点であり、一般に逆電圧ブレー
キと呼ばれる構成となっている。図10(e)〜(f)
においては、(数7)が成立する。
タを減速する時の構成を示す。図10(e)〜(f)に
おいて、図10(a)〜(d)と異なるのは、電源Vm
の極性が逆になっている点であり、一般に逆電圧ブレー
キと呼ばれる構成となっている。図10(e)〜(f)
においては、(数7)が成立する。
【0027】
【数7】
【0028】以下の例では、電源電圧Vm = 8
[V]、トルク定数Kt = 200[g・cm/A]、発電
定数Ka= 2.1[mV/rpm]、コイル抵抗Ra= 2
0[Ω]、モータの電流制限値をIa(max)=0.30
[A]とする。
[V]、トルク定数Kt = 200[g・cm/A]、発電
定数Ka= 2.1[mV/rpm]、コイル抵抗Ra= 2
0[Ω]、モータの電流制限値をIa(max)=0.30
[A]とする。
【0029】まずスピンドル精回転制御時の動作につい
て、図10(a)〜(b)を用いて説明する。
て、図10(a)〜(b)を用いて説明する。
【0030】図10(a)は、モータがN=2000[r
pm]で定速回転している場合の駆動回路の構成を示す。
ディスクの定速回転維持に必要なトルクをTq = 20
[g・cm]とすると、(数6)より、回転に要する電流
はIa = 0.10[A]となる。(数1)より Ea
= 4.2 [V]、(数3)より Vd =1.8[V]とな
り、(数4)より駆動トランジスタで消費される電力は
Pd = 0.18[W]となる。この消費電力は、通常
のディスク再生装置において、データ再生モードもしく
はホールドトラックモードを実行して長時間スピンドル
精回転制御を続けたとしても問題にならない程度であ
る。
pm]で定速回転している場合の駆動回路の構成を示す。
ディスクの定速回転維持に必要なトルクをTq = 20
[g・cm]とすると、(数6)より、回転に要する電流
はIa = 0.10[A]となる。(数1)より Ea
= 4.2 [V]、(数3)より Vd =1.8[V]とな
り、(数4)より駆動トランジスタで消費される電力は
Pd = 0.18[W]となる。この消費電力は、通常
のディスク再生装置において、データ再生モードもしく
はホールドトラックモードを実行して長時間スピンドル
精回転制御を続けたとしても問題にならない程度であ
る。
【0031】図10(b)は、モータがN=500[rp
m]で定速回転している場合の駆動回路の構成を示す。こ
の場合のディスクの定速回転維持に必要なトルクもTq
=20[g・cm]とすると、(数1)より Ea =
1.1 [V]、(数3)より Vd = 4.9[V]とな
り、(数4)より Pd = 0.49[W]となる。回転
数をさらに小さくすると、駆動トランジスタでの消費電
力Pdはさらに大きくなる。
m]で定速回転している場合の駆動回路の構成を示す。こ
の場合のディスクの定速回転維持に必要なトルクもTq
=20[g・cm]とすると、(数1)より Ea =
1.1 [V]、(数3)より Vd = 4.9[V]とな
り、(数4)より Pd = 0.49[W]となる。回転
数をさらに小さくすると、駆動トランジスタでの消費電
力Pdはさらに大きくなる。
【0032】また、このスピンドル精回転制御において
は、ディスク1のイナーシャの大きさが大きい場合や、
ディスク1をスピンドルモータ手段2に装着した際に生
じる偏心量が大きい場合には、より大きなトルクが必要
となる。そのためモータの電流が増大するので、モータ
のコイル及び駆動トランジスタでの消費電力も大きくな
る。
は、ディスク1のイナーシャの大きさが大きい場合や、
ディスク1をスピンドルモータ手段2に装着した際に生
じる偏心量が大きい場合には、より大きなトルクが必要
となる。そのためモータの電流が増大するので、モータ
のコイル及び駆動トランジスタでの消費電力も大きくな
る。
【0033】上記の例で示されるように、回転数を4分
の1以下にした場合には、トランジスタで消費される電
力が約2.7倍以上になり、ディスクのイナーシャもし
くはディスクの偏心量が大きい場合にはさらに大きくな
ることもある。この電力はモータが長時間にわたってデ
ータ再生モードやホールドトラックモードで精回転して
いる場合にはすべて発熱等の損失になり、モータやトラ
ンジスタの発熱による装置内部の温度上昇によって装置
の信頼性を低下させる原因になるだけでなく、消費電力
の浪費になる。また発熱に対してはモータやトランジス
タに放熱器を取り付けることが考えられるが、放熱器を
取り付けることは装置の体積アップ、コストアップの原
因になるという問題を有していた。
の1以下にした場合には、トランジスタで消費される電
力が約2.7倍以上になり、ディスクのイナーシャもし
くはディスクの偏心量が大きい場合にはさらに大きくな
ることもある。この電力はモータが長時間にわたってデ
ータ再生モードやホールドトラックモードで精回転して
いる場合にはすべて発熱等の損失になり、モータやトラ
ンジスタの発熱による装置内部の温度上昇によって装置
の信頼性を低下させる原因になるだけでなく、消費電力
の浪費になる。また発熱に対してはモータやトランジス
タに放熱器を取り付けることが考えられるが、放熱器を
取り付けることは装置の体積アップ、コストアップの原
因になるという問題を有していた。
【0034】次に、スピンドル強制回転制御及びスピン
ドル粗回転制御において、スピンドルモータを加速する
場合について、図10(c)〜(d)を用いて説明す
る。
ドル粗回転制御において、スピンドルモータを加速する
場合について、図10(c)〜(d)を用いて説明す
る。
【0035】例えば、回転数をN1=1000 [rpm] か
らN2=2000 [rpm] まで加速する場合を考える。
らN2=2000 [rpm] まで加速する場合を考える。
【0036】図10(c)は、モータがN1=1000
[rpm]で加速を開始した直後の駆動回路の構成を示す。
(数1)より Ea = 2.1 [V]となる。ここで、最
大加速指令が入力されてトランジスタ301がほぼ飽和
状態に達しているとし、その飽和電圧を Vd =1.0
[V]とすると、(数3)よりコイル抵抗にかかる電圧
は Va = 4.9 [V] となり、(数2)より駆動電流
は Ia = 0.25[A]、(数5)より発生トルクは
Tq = 50 [g・cm] となる。
[rpm]で加速を開始した直後の駆動回路の構成を示す。
(数1)より Ea = 2.1 [V]となる。ここで、最
大加速指令が入力されてトランジスタ301がほぼ飽和
状態に達しているとし、その飽和電圧を Vd =1.0
[V]とすると、(数3)よりコイル抵抗にかかる電圧
は Va = 4.9 [V] となり、(数2)より駆動電流
は Ia = 0.25[A]、(数5)より発生トルクは
Tq = 50 [g・cm] となる。
【0037】図10(d)は、モータがN2=2000
[rpm]で加速を完了する直前の駆動回路の構成を示す。
Ea = 4.2 [V]となり、ここで、 Vd =1.0
[V]とすると、 Va = 2.8 [V] 、 Ia = 0.
14 [A]、(数6)より発生トルクは Tq = 28
[g・cm] となる。
[rpm]で加速を完了する直前の駆動回路の構成を示す。
Ea = 4.2 [V]となり、ここで、 Vd =1.0
[V]とすると、 Va = 2.8 [V] 、 Ia = 0.
14 [A]、(数6)より発生トルクは Tq = 28
[g・cm] となる。
【0038】ここで、回転数 N1からN2まで定トルク
Tqで加速する場合の加速時間は、(数8)となる。
Tqで加速する場合の加速時間は、(数8)となる。
【0039】
【数8】
【0040】図10(c)と図10(d)で示した例に
おいては、駆動トランジスタの消費電力はさほど大きく
はならない。しかし、電源電圧Vmのうちコイルにかか
る電圧Vaは逆起電力Eaの分だけ小さくなるために、
電流Iaが小さくなり、十分大きなトルクを発生できな
いという問題がある。またモータを加速する間のトルク
は一定ではなく回転数が上がるにつれて逆起電力Eaが
徐々に大きくなるため、トルクも加速するとともに徐々
に小さくなる傾向がある。従って、加速を開始した当初
のトルクが持続する場合と比べて加速時間が大きくなる
という問題がある。
おいては、駆動トランジスタの消費電力はさほど大きく
はならない。しかし、電源電圧Vmのうちコイルにかか
る電圧Vaは逆起電力Eaの分だけ小さくなるために、
電流Iaが小さくなり、十分大きなトルクを発生できな
いという問題がある。またモータを加速する間のトルク
は一定ではなく回転数が上がるにつれて逆起電力Eaが
徐々に大きくなるため、トルクも加速するとともに徐々
に小さくなる傾向がある。従って、加速を開始した当初
のトルクが持続する場合と比べて加速時間が大きくなる
という問題がある。
【0041】さらに、スピンドル強制回転制御及びスピ
ンドル粗回転制御においてスピンドルモータを減速する
場合について、図10(e)〜(f)を用いて説明す
る。
ンドル粗回転制御においてスピンドルモータを減速する
場合について、図10(e)〜(f)を用いて説明す
る。
【0042】例えば、回転数をN1=2000 [rpm] か
らN2=1000 [rpm] まで減速する場合を考える。
らN2=1000 [rpm] まで減速する場合を考える。
【0043】図10(e)は、モータがN1=2000
[rpm]で減速を開始した直後の駆動回路の構成を示す。
(数1)より Ea = 4.2 [V]となる。コイルに電
流制限値Ia(max)=0.3[A]の電流が流れるので、
(数2)より、コイル抵抗にかかる電圧は Va = 6
[V]、(数7)よりトランジスタにかかる電圧は Vd=
6.2 [V]、(数4)より Pd = 1.9 [W] 、
(数5)より Pa = 1.8 [W] となる。また(数
6)より発生トルクは Tq = 60 [g・cm] となる。
[rpm]で減速を開始した直後の駆動回路の構成を示す。
(数1)より Ea = 4.2 [V]となる。コイルに電
流制限値Ia(max)=0.3[A]の電流が流れるので、
(数2)より、コイル抵抗にかかる電圧は Va = 6
[V]、(数7)よりトランジスタにかかる電圧は Vd=
6.2 [V]、(数4)より Pd = 1.9 [W] 、
(数5)より Pa = 1.8 [W] となる。また(数
6)より発生トルクは Tq = 60 [g・cm] となる。
【0044】図10(f)は、モータがN2=1000
[rpm]で減速を完了する直前の駆動回路の構成を示す。
(数1)より Ea = 2.1 [V]となり、(数2)よ
り、コイル抵抗にかかる電圧は Va = 6 [V]、(数
7)よりトランジスタにかかる電圧は Vd = 4.1
[V]、(数4)より Pd = 1.2 [W] 、(数5)よ
り Pa = 1.8 [W] となる。また(数6)より発生
トルクは Tq = 60[g・cm] となる。
[rpm]で減速を完了する直前の駆動回路の構成を示す。
(数1)より Ea = 2.1 [V]となり、(数2)よ
り、コイル抵抗にかかる電圧は Va = 6 [V]、(数
7)よりトランジスタにかかる電圧は Vd = 4.1
[V]、(数4)より Pd = 1.2 [W] 、(数5)よ
り Pa = 1.8 [W] となる。また(数6)より発生
トルクは Tq = 60[g・cm] となる。
【0045】この例で示されるように、モータを減速す
る場合には、トランジスタで消費される電力 Pd が極
めて大きくなる。この電力はモータが加速・減速を頻繁
に繰り返す場合に、すべて発熱等の損失になり、駆動ト
ランジスタの発熱による装置内部の温度上昇によって装
置の信頼性を低下させる原因になるだけでなく、消費電
力の浪費になる。また発熱に対してはトランジスタに放
熱器を取り付けることが考えられるが、放熱器を取り付
けることは装置の体積アップ、コストアップの原因にな
るという問題を有していた。
る場合には、トランジスタで消費される電力 Pd が極
めて大きくなる。この電力はモータが加速・減速を頻繁
に繰り返す場合に、すべて発熱等の損失になり、駆動ト
ランジスタの発熱による装置内部の温度上昇によって装
置の信頼性を低下させる原因になるだけでなく、消費電
力の浪費になる。また発熱に対してはトランジスタに放
熱器を取り付けることが考えられるが、放熱器を取り付
けることは装置の体積アップ、コストアップの原因にな
るという問題を有していた。
【0046】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、スピ
ンドル精回転制御において、モータ回転数の変化幅が広
い場合や、ディスクのイナーシャが大きい場合、ディス
クの偏心量が大きい場合には、モータや駆動トランジス
タの発熱による装置内部の温度上昇によって装置の信頼
性を低下させる原因になるだけでなく、消費電力の浪費
になる。また発熱に対してはモータやトランジスタに放
熱器を取り付けることが考えられるが、放熱器を取り付
けることは装置の体積アップ、コストアップの原因にな
るという問題を有していた。
ンドル精回転制御において、モータ回転数の変化幅が広
い場合や、ディスクのイナーシャが大きい場合、ディス
クの偏心量が大きい場合には、モータや駆動トランジス
タの発熱による装置内部の温度上昇によって装置の信頼
性を低下させる原因になるだけでなく、消費電力の浪費
になる。また発熱に対してはモータやトランジスタに放
熱器を取り付けることが考えられるが、放熱器を取り付
けることは装置の体積アップ、コストアップの原因にな
るという問題を有していた。
【0047】また、スピンドル強制回転制御及びスピン
ドル粗回転制御においてスピンドルモータを加速する場
合には、駆動トランジスタの消費電力はさほど大きくは
ならないが、十分大きなトルクを発生できないという問
題がある。またモータを加速する間のトルクは一定では
なく回転数が上がるにつれて徐々に小さくなる傾向があ
る。従って、加速を開始した当初のトルクが持続する場
合と比べて加速時間が大きくなるという問題がある。
ドル粗回転制御においてスピンドルモータを加速する場
合には、駆動トランジスタの消費電力はさほど大きくは
ならないが、十分大きなトルクを発生できないという問
題がある。またモータを加速する間のトルクは一定では
なく回転数が上がるにつれて徐々に小さくなる傾向があ
る。従って、加速を開始した当初のトルクが持続する場
合と比べて加速時間が大きくなるという問題がある。
【0048】また、スピンドル強制回転制御及びスピン
ドル粗回転制御においてスピンドルモータを減速する場
合には、トランジスタで消費される電力が極めて大きく
なる。この電力はモータが加速・減速を頻繁に繰り返す
場合に、すべて発熱等の損失になり、駆動トランジスタ
の発熱による装置内部の温度上昇によって装置の信頼性
を低下させる原因になるだけでなく、消費電力の浪費に
なるという問題を有していた。
ドル粗回転制御においてスピンドルモータを減速する場
合には、トランジスタで消費される電力が極めて大きく
なる。この電力はモータが加速・減速を頻繁に繰り返す
場合に、すべて発熱等の損失になり、駆動トランジスタ
の発熱による装置内部の温度上昇によって装置の信頼性
を低下させる原因になるだけでなく、消費電力の浪費に
なるという問題を有していた。
【0049】本発明は上記問題点に鑑み、スピンドル精
回転制御において、モータ回転数の変化幅が広い場合
や、ディスクのイナーシャが大きい場合、ディスクの偏
心量が大きい場合、及びスピンドル強制回転制御及びス
ピンドル粗回転制御においてスピンドルモータを減速す
る場合でも、モータもしくは駆動トランジスタの発熱や
消費電力を低減し、かつ、スピンドル強制回転制御及び
スピンドル粗回転制御においてスピンドルモータを加速
する場合でも、十分大きいトルクを発生すると共に、加
速する間の発生トルクが減少しないため加速時間を低減
することのできるモータの回転制御方法及びモータの回
転制御装置及びディスク再生装置を提供するものであ
る。
回転制御において、モータ回転数の変化幅が広い場合
や、ディスクのイナーシャが大きい場合、ディスクの偏
心量が大きい場合、及びスピンドル強制回転制御及びス
ピンドル粗回転制御においてスピンドルモータを減速す
る場合でも、モータもしくは駆動トランジスタの発熱や
消費電力を低減し、かつ、スピンドル強制回転制御及び
スピンドル粗回転制御においてスピンドルモータを加速
する場合でも、十分大きいトルクを発生すると共に、加
速する間の発生トルクが減少しないため加速時間を低減
することのできるモータの回転制御方法及びモータの回
転制御装置及びディスク再生装置を提供するものであ
る。
【0050】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、モータを回転させるための定速モードと加
速モードと減速モードとを含み、定速モードでは、モー
タの電源電圧を予め決められた基準電圧に切り換えるス
テップと、モータの回転数が基準回転数以下の場合にモ
ータの電源電圧を前記基準電圧よりも小なる電圧に切り
換えるステップとを含み、加速モードでは、加速前にモ
ータの電源電圧を前記基準電圧よりも大なる電圧に切り
換えるステップと、モータに加速指令を与えるステップ
と、加速後にモータの電源電圧を前記基準電圧に切り換
えるステップとを含み、減速モードでは、減速前にモー
タの電源電圧を前記基準電圧よりも小なる電圧に切り換
えるステップと、モータに減速指令を与えるステップ
と、減速後にモータの電源電圧を前記基準電圧に切り換
えるステップとを含んで構成されるか、あるいは、モー
タを回転させるための加速モードと減速モードとを含
み、加速モードもしくは減速モードでモータを回転して
いる最中に、モータの電源電圧を予め決められた第1の
電圧よりも小なる第2の電圧に切り換えるステップもし
くはモータの電源電圧を前記第2の電圧よりも大なる第
3の電圧に切り換えるステップの少なくともいずれかを
含んで構成されるか、あるいは、永久磁石手段と、第1
の駆動コイル手段と、該第1の駆動コイル手段と直列に
電源に接続可能に設けられた第2の駆動コイル手段とを
含んでなるモータ手段及び、前記第2の駆動コイル手段
と等価な抵抗値を有し前記第1の駆動コイル手段と前記
第2の駆動コイル手段との接続点に接続可能に設けられ
た抵抗手段と、前記第2の駆動コイル手段と前記抵抗手
段とを切り換える手段とを含んで構成されるか、あるい
は、第1の励磁コイル手段と、該第1の励磁コイル手段
と直列に電源に接続可能に設けられた第2の励磁コイル
手段と、駆動コイル手段とを含んでなるモータ手段及
び、前記第2の励磁コイル手段と前記第1の励磁コイル
手段との接続を切り換える手段とを含んで構成される
か、あるいは、ディスクのデータをアクセスするための
アクセスモードとデータ再生モードとディスク上の特定
トラック位置を保持するホールドトラックモードを含
み、ホールドトラックモードでは、ディスクを回転させ
るモータの回転指令が基準値以上の場合に回転制御ゲイ
ンを一定値減少するステップを含んで構成されるか、あ
るいは、線速度一定なディスクを回転させるモータ手段
と、前記モータ手段に駆動電流を付与するモータ駆動手
段と、前記ディスクに記録された情報を検出するピック
アップ手段と、前記ピックアップ手段の検出信号に含ま
れる回転速度情報を検出する回転情報検出手段と、前記
回転情報検出手段により検出された速度情報に基づいて
前記モータ手段の回転速度を制御する速度制御手段と、
前記ピックアップ手段を前記ディスク上の半径方向にお
いて任意の位置へ位置決めするトラバース手段とを含
み、前記モータ駆動手段に電源を供給する複数の電源供
給手段と、前記モータ駆動手段の駆動トランジスタの飽
和電圧を検出する手段と、前記複数の電源供給手段を切
り換える電力選択手段と、モータの駆動コイルの巻数も
しくは励磁コイルの巻数の少なくともいずれかを切り換
える手段と、前記速度制御手段の制御ゲインを切り換え
る手段の少なくともいずれかとを含んで構成される。
するために、モータを回転させるための定速モードと加
速モードと減速モードとを含み、定速モードでは、モー
タの電源電圧を予め決められた基準電圧に切り換えるス
テップと、モータの回転数が基準回転数以下の場合にモ
ータの電源電圧を前記基準電圧よりも小なる電圧に切り
換えるステップとを含み、加速モードでは、加速前にモ
ータの電源電圧を前記基準電圧よりも大なる電圧に切り
換えるステップと、モータに加速指令を与えるステップ
と、加速後にモータの電源電圧を前記基準電圧に切り換
えるステップとを含み、減速モードでは、減速前にモー
タの電源電圧を前記基準電圧よりも小なる電圧に切り換
えるステップと、モータに減速指令を与えるステップ
と、減速後にモータの電源電圧を前記基準電圧に切り換
えるステップとを含んで構成されるか、あるいは、モー
タを回転させるための加速モードと減速モードとを含
み、加速モードもしくは減速モードでモータを回転して
いる最中に、モータの電源電圧を予め決められた第1の
電圧よりも小なる第2の電圧に切り換えるステップもし
くはモータの電源電圧を前記第2の電圧よりも大なる第
3の電圧に切り換えるステップの少なくともいずれかを
含んで構成されるか、あるいは、永久磁石手段と、第1
の駆動コイル手段と、該第1の駆動コイル手段と直列に
電源に接続可能に設けられた第2の駆動コイル手段とを
含んでなるモータ手段及び、前記第2の駆動コイル手段
と等価な抵抗値を有し前記第1の駆動コイル手段と前記
第2の駆動コイル手段との接続点に接続可能に設けられ
た抵抗手段と、前記第2の駆動コイル手段と前記抵抗手
段とを切り換える手段とを含んで構成されるか、あるい
は、第1の励磁コイル手段と、該第1の励磁コイル手段
と直列に電源に接続可能に設けられた第2の励磁コイル
手段と、駆動コイル手段とを含んでなるモータ手段及
び、前記第2の励磁コイル手段と前記第1の励磁コイル
手段との接続を切り換える手段とを含んで構成される
か、あるいは、ディスクのデータをアクセスするための
アクセスモードとデータ再生モードとディスク上の特定
トラック位置を保持するホールドトラックモードを含
み、ホールドトラックモードでは、ディスクを回転させ
るモータの回転指令が基準値以上の場合に回転制御ゲイ
ンを一定値減少するステップを含んで構成されるか、あ
るいは、線速度一定なディスクを回転させるモータ手段
と、前記モータ手段に駆動電流を付与するモータ駆動手
段と、前記ディスクに記録された情報を検出するピック
アップ手段と、前記ピックアップ手段の検出信号に含ま
れる回転速度情報を検出する回転情報検出手段と、前記
回転情報検出手段により検出された速度情報に基づいて
前記モータ手段の回転速度を制御する速度制御手段と、
前記ピックアップ手段を前記ディスク上の半径方向にお
いて任意の位置へ位置決めするトラバース手段とを含
み、前記モータ駆動手段に電源を供給する複数の電源供
給手段と、前記モータ駆動手段の駆動トランジスタの飽
和電圧を検出する手段と、前記複数の電源供給手段を切
り換える電力選択手段と、モータの駆動コイルの巻数も
しくは励磁コイルの巻数の少なくともいずれかを切り換
える手段と、前記速度制御手段の制御ゲインを切り換え
る手段の少なくともいずれかとを含んで構成される。
【0051】
【作用】本発明は上記のような構成により次のような作
用を有する。
用を有する。
【0052】スピンドル精回転制御において、モータ回
転数の変化幅が広い場合や、ディスクのイナーシャが大
きい場合、ディスクの偏心量が大きい場合、及びスピン
ドル強制回転制御及びスピンドル粗回転制御においてス
ピンドルモータを減速する場合でも、駆動トランジスタ
の発熱や消費電力を低減し、かつ、スピンドル強制回転
制御及びスピンドル粗回転制御においてスピンドルモー
タを加速する場合でも、モータ電流が小さくならず十分
大きいトルクを発生すると共に、加速する間の発生トル
クが減少しないのでモータの加速時間を低減することが
できる。
転数の変化幅が広い場合や、ディスクのイナーシャが大
きい場合、ディスクの偏心量が大きい場合、及びスピン
ドル強制回転制御及びスピンドル粗回転制御においてス
ピンドルモータを減速する場合でも、駆動トランジスタ
の発熱や消費電力を低減し、かつ、スピンドル強制回転
制御及びスピンドル粗回転制御においてスピンドルモー
タを加速する場合でも、モータ電流が小さくならず十分
大きいトルクを発生すると共に、加速する間の発生トル
クが減少しないのでモータの加速時間を低減することが
できる。
【0053】
【実施例】以下本発明の一実施例のディスク再生装置を
図1に示す。なお図1に示す本実施例の装置は、基本的
には図8に示した従来の装置と同じ構成であるので、同
一構成部分には同一番号を付して詳細な説明を省略す
る。
図1に示す。なお図1に示す本実施例の装置は、基本的
には図8に示した従来の装置と同じ構成であるので、同
一構成部分には同一番号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0054】図1において、14はモータ駆動手段10
の駆動トランジスタの飽和電圧を検出する飽和電圧検出
手段、15は電力供給源を選択してモータ駆動手段に電
力を供給する電力選択手段であり、16、17、18は
電圧が異なる3つの電力供給手段である。飽和電圧検出
手段14で検出された飽和電圧信号はマイクロコンピュ
ータ手段6に入力される。電力選択手段15には、マイ
クロコンピュータ手段6から電力切り換え信号が入力さ
れる。また、速度制御手段9の出力(回転速度偏差信
号)は、マイクロコンピュータ手段6に入力される。
の駆動トランジスタの飽和電圧を検出する飽和電圧検出
手段、15は電力供給源を選択してモータ駆動手段に電
力を供給する電力選択手段であり、16、17、18は
電圧が異なる3つの電力供給手段である。飽和電圧検出
手段14で検出された飽和電圧信号はマイクロコンピュ
ータ手段6に入力される。電力選択手段15には、マイ
クロコンピュータ手段6から電力切り換え信号が入力さ
れる。また、速度制御手段9の出力(回転速度偏差信
号)は、マイクロコンピュータ手段6に入力される。
【0055】図2は、図1の電力選択手段15、電力供
給手段16、17、18、モータ駆動手段10、スピン
ドルモータ手段2の回路構成を示す概略図である。図2
において、101、102、103は電圧がそれぞれ5
[V]、8[V]、12 [V]の電源であり、図1における
電力供給手段16、17、18に相当する。104、1
05、106は逆電流防止用ダイオードである。10
7、108、110、111はスイッチングトランジス
タであり、109、112は電源選択端子である。11
3はモータ駆動トランジスタであり、114はトランジ
スタ113に与える駆動指令端子であり、115はディ
スクを回転させるモータであり、116はモータ内部に
発生する逆起電力であり、117はモータのコイル抵抗
である。また、118、119はトランジスタ113の
コレクタ及びエミッタ電位のモニタ端子であり、これら
を飽和電圧検出手段に入力して差分を取ってからマイク
ロコンピュータ手段6に入力する。
給手段16、17、18、モータ駆動手段10、スピン
ドルモータ手段2の回路構成を示す概略図である。図2
において、101、102、103は電圧がそれぞれ5
[V]、8[V]、12 [V]の電源であり、図1における
電力供給手段16、17、18に相当する。104、1
05、106は逆電流防止用ダイオードである。10
7、108、110、111はスイッチングトランジス
タであり、109、112は電源選択端子である。11
3はモータ駆動トランジスタであり、114はトランジ
スタ113に与える駆動指令端子であり、115はディ
スクを回転させるモータであり、116はモータ内部に
発生する逆起電力であり、117はモータのコイル抵抗
である。また、118、119はトランジスタ113の
コレクタ及びエミッタ電位のモニタ端子であり、これら
を飽和電圧検出手段に入力して差分を取ってからマイク
ロコンピュータ手段6に入力する。
【0056】以上のように構成されるディスク再生装置
の動作について、アクセスモード、データ再生モード、
ホールドトラックモードに分けて説明する。
の動作について、アクセスモード、データ再生モード、
ホールドトラックモードに分けて説明する。
【0057】まず、アクセスモード時の動作について説
明する。なお、以下ではアクセス指令に引き続いてピッ
クアップ手段の目的位置への移動とディスクの目的回転
数への加速もしくは減速を同時に開始する場合について
説明する。
明する。なお、以下ではアクセス指令に引き続いてピッ
クアップ手段の目的位置への移動とディスクの目的回転
数への加速もしくは減速を同時に開始する場合について
説明する。
【0058】図3はアクセス時のマイクロコンピュータ
手段6の処理手順を示している。マイクロコンピュータ
手段6がアクセス指令を受けると(ステップ1)、目的
とするアドレスまでのトラック本数を算出する(このト
ラック本数をn1とする)(ステップ2)。このときト
ラバース系の移動方向も判定しておく。
手段6の処理手順を示している。マイクロコンピュータ
手段6がアクセス指令を受けると(ステップ1)、目的
とするアドレスまでのトラック本数を算出する(このト
ラック本数をn1とする)(ステップ2)。このときト
ラバース系の移動方向も判定しておく。
【0059】次にスピンドル強制回転制御に切り換える
(ステップ3)。マイクロコンピュータ手段6がアクセ
ス指令を受理したとき目的アドレスまでの回転制御が加
速の場合(ステップ4)、切り換え手段13を図1の
(c)に切り換え(ステップ5)、モータ駆動手段10に
開ループで最大加速指令を与え、さらに電力選択手段1
5を電力供給手段18に切り換えて12[V]の電源を供
給するようにする(ステップ14)。
(ステップ3)。マイクロコンピュータ手段6がアクセ
ス指令を受理したとき目的アドレスまでの回転制御が加
速の場合(ステップ4)、切り換え手段13を図1の
(c)に切り換え(ステップ5)、モータ駆動手段10に
開ループで最大加速指令を与え、さらに電力選択手段1
5を電力供給手段18に切り換えて12[V]の電源を供
給するようにする(ステップ14)。
【0060】一方、目的アドレスまでの回転制御が減速
の場合、同様に切り換え手段13を図1の(b)に切り換
え(ステップ6)、モータ駆動手段10に開ループで最
大減速指令を与え、さらにステップ12で電力選択手段
15を電力供給手段16に切り換えて5[V]の電源を供
給するようにする(ステップ15)。
の場合、同様に切り換え手段13を図1の(b)に切り換
え(ステップ6)、モータ駆動手段10に開ループで最
大減速指令を与え、さらにステップ12で電力選択手段
15を電力供給手段16に切り換えて5[V]の電源を供
給するようにする(ステップ15)。
【0061】次にマイクロコンピュータ手段6はトラバ
ース制御手段5へ移動指令を与える(ステップ7)。ト
ラバースモータ手段4によってピックアップ手段3が移
動しはじめると、マイクロコンピュータ手段6はピック
アップ手段3から出力されるトラッククロス信号をカウ
ントし(このカウント値をn2とする)(ステップ
8)、予め算出したトラック本数n1と比較してカウン
ト値がこれ以上(n1<=n2)になったら(ステップ
9)トラバースを停止するようにトラバース制御手段5
へ指令する(ステップ10)。
ース制御手段5へ移動指令を与える(ステップ7)。ト
ラバースモータ手段4によってピックアップ手段3が移
動しはじめると、マイクロコンピュータ手段6はピック
アップ手段3から出力されるトラッククロス信号をカウ
ントし(このカウント値をn2とする)(ステップ
8)、予め算出したトラック本数n1と比較してカウン
ト値がこれ以上(n1<=n2)になったら(ステップ
9)トラバースを停止するようにトラバース制御手段5
へ指令する(ステップ10)。
【0062】ここで、電力選択手段15を電力供給手段
17に切り換えて8[V]の電源を供給するようにし(ス
テップ16)、さらに切り換え手段13を図1の(a)に
切り換え(ステップ11)、モータ駆動手段10への制
御を閉ループで速度制御手段から与えるようにする。
17に切り換えて8[V]の電源を供給するようにし(ス
テップ16)、さらに切り換え手段13を図1の(a)に
切り換え(ステップ11)、モータ駆動手段10への制
御を閉ループで速度制御手段から与えるようにする。
【0063】スピンドル粗回転制御に切り換えると(ス
テップ12)、ピックアップ手段3の再生信号から回転
情報検出手段7が最長周期パルスを検出し、速度制御手
段9によってスピンドルモータ手段2の回転数をある規
定の範囲内まで引き込むように制御する。さらに、スピ
ンドル精回転制御に切り換え(ステップ13)、ピック
アップ手段3の再生信号から回転情報検出手段7が同期
信号を検出し、スピンドルモータ手段2の回転数を精度
良く制御する。そしてピックアップ手段3がディスク1
上の目的アドレスを検出する。
テップ12)、ピックアップ手段3の再生信号から回転
情報検出手段7が最長周期パルスを検出し、速度制御手
段9によってスピンドルモータ手段2の回転数をある規
定の範囲内まで引き込むように制御する。さらに、スピ
ンドル精回転制御に切り換え(ステップ13)、ピック
アップ手段3の再生信号から回転情報検出手段7が同期
信号を検出し、スピンドルモータ手段2の回転数を精度
良く制御する。そしてピックアップ手段3がディスク1
上の目的アドレスを検出する。
【0064】ここで目標回転数が1000[rpm]以上の
場合は(ステップ17)、電力選択手段15を電力供給
手段17に切り換えた状態で8[V]の電源を供給するよ
うにし(ステップ18)、目標回転数が1000[rpm]
未満の場合は、電力選択手段15を電力供給手段16に
切り換えて5[V]の電源を供給するようにする(ステッ
プ19)。
場合は(ステップ17)、電力選択手段15を電力供給
手段17に切り換えた状態で8[V]の電源を供給するよ
うにし(ステップ18)、目標回転数が1000[rpm]
未満の場合は、電力選択手段15を電力供給手段16に
切り換えて5[V]の電源を供給するようにする(ステッ
プ19)。
【0065】次にデータ再生モード時とホールドトラッ
クモード時の動作について説明する。通常、アクセスモ
ードの最後では、切り換え手段13は図1の(a)の状態
になり、スピンドル精回転制御でディスクは精度良く制
御されている。
クモード時の動作について説明する。通常、アクセスモ
ードの最後では、切り換え手段13は図1の(a)の状態
になり、スピンドル精回転制御でディスクは精度良く制
御されている。
【0066】データ再生モードでは、引き続きこの状態
でディスク上の螺旋状トラックに沿ってピックアップ手
段3を追従させながら、データを再生する。
でディスク上の螺旋状トラックに沿ってピックアップ手
段3を追従させながら、データを再生する。
【0067】データの再生が完了すると、続いてホール
ドトラックモードに移行して次のアクセス指令が来るま
で待機状態になる。このホールドトラックモードでは、
データ再生は行わず、ディスク上の螺旋状トラックの同
じトラックを常に追跡するように一回転に一回だけ1ト
ラック分だけピックアップ手段3を移動させる。
ドトラックモードに移行して次のアクセス指令が来るま
で待機状態になる。このホールドトラックモードでは、
データ再生は行わず、ディスク上の螺旋状トラックの同
じトラックを常に追跡するように一回転に一回だけ1ト
ラック分だけピックアップ手段3を移動させる。
【0068】図4は本発明の一実施例のディスク再生装
置のスピンドルモータ手段とモータ駆動手段の構成を示
す概略図であり、説明の簡便化のために多相多極モータ
の1相の部分のみを取り出して模式的に表したものであ
る。図4において、201はモータ駆動トランジスタで
あり、202はモータを表わしており、203はモータ
202の内部に発生する逆起電力であり、204はモー
タ202のコイル抵抗であり、205はモータ202に
印加される電源(電力供給手段16、17、18)であ
り、電力選択手段15によって電圧が5[V]、8[V]、1
2[V]に切り換え可能に設定されている。
置のスピンドルモータ手段とモータ駆動手段の構成を示
す概略図であり、説明の簡便化のために多相多極モータ
の1相の部分のみを取り出して模式的に表したものであ
る。図4において、201はモータ駆動トランジスタで
あり、202はモータを表わしており、203はモータ
202の内部に発生する逆起電力であり、204はモー
タ202のコイル抵抗であり、205はモータ202に
印加される電源(電力供給手段16、17、18)であ
り、電力選択手段15によって電圧が5[V]、8[V]、1
2[V]に切り換え可能に設定されている。
【0069】図4(a)〜(d)は、スピンドル精回転
制御時、もしくはスピンドル強制回転制御及びスピンド
ル粗回転制御において加速した時の構成を示す。図4
(a)〜(d)においても従来例と同様に(数1)から
(数6)までの関係式が同様に成り立つ。
制御時、もしくはスピンドル強制回転制御及びスピンド
ル粗回転制御において加速した時の構成を示す。図4
(a)〜(d)においても従来例と同様に(数1)から
(数6)までの関係式が同様に成り立つ。
【0070】図4(e)〜(f)は、スピンドル強制回
転制御及びスピンドル粗回転制御において減速した時の
構成を示す。図4(e)〜(f)において、図4(a)
〜(d)と異なるのは、電源Vmの極性が逆になってい
る点であり、逆電圧ブレーキと呼ばれる構成となってい
る。図4(e)〜(f)においても、従来例と同様に
(数7)が成立する。
転制御及びスピンドル粗回転制御において減速した時の
構成を示す。図4(e)〜(f)において、図4(a)
〜(d)と異なるのは、電源Vmの極性が逆になってい
る点であり、逆電圧ブレーキと呼ばれる構成となってい
る。図4(e)〜(f)においても、従来例と同様に
(数7)が成立する。
【0071】以下の例では従来例と同様に、トルク定数
Kt = 200[g・cm/A]、発電定数Ka= 2.1
[mV/rpm]、コイル抵抗Ra= 20[Ω]、モータの
電流制限値をIa(max)=0.30[A]とする。
Kt = 200[g・cm/A]、発電定数Ka= 2.1
[mV/rpm]、コイル抵抗Ra= 20[Ω]、モータの
電流制限値をIa(max)=0.30[A]とする。
【0072】まずスピンドル精回転制御時の動作につい
て、図4(a)〜(b)を用いて説明する。
て、図4(a)〜(b)を用いて説明する。
【0073】図4(a)は、モータがN=2000[rp
m]で定速回転している場合の駆動回路の構成を示す。は
じめに、電源電圧 Vm = 8[V] とする。ディスクの
定速回転維持に必要なトルクをTq = 20[g・cm]
とすると、(数6)より、回転に要する電流はIa =
0.10[A]となる。(数1)より Ea = 4.2
[V]、(数3)より Vd =1.8[V]となり、(数
4)より駆動トランジスタで消費される電力はPd =
0.18[W]となる。この消費電力は問題にならない
程度である。
m]で定速回転している場合の駆動回路の構成を示す。は
じめに、電源電圧 Vm = 8[V] とする。ディスクの
定速回転維持に必要なトルクをTq = 20[g・cm]
とすると、(数6)より、回転に要する電流はIa =
0.10[A]となる。(数1)より Ea = 4.2
[V]、(数3)より Vd =1.8[V]となり、(数
4)より駆動トランジスタで消費される電力はPd =
0.18[W]となる。この消費電力は問題にならない
程度である。
【0074】図4(b)は、モータがN=500[rpm]
で定常回転している場合の駆動回路の構成を示す。この
場合には電源電圧 Vm を8[V]から5[V]に引き下げ
る。ディスクの定速回転維持に必要なトルクをTq =
20[g・cm]とすると、(数1)より Ea = 1.1
[V]、(数3)より Vd = 1.9[V]となり、(数
4)より Pd = 0.19[W]となる。この消費電力
も問題にならない程度である。
で定常回転している場合の駆動回路の構成を示す。この
場合には電源電圧 Vm を8[V]から5[V]に引き下げ
る。ディスクの定速回転維持に必要なトルクをTq =
20[g・cm]とすると、(数1)より Ea = 1.1
[V]、(数3)より Vd = 1.9[V]となり、(数
4)より Pd = 0.19[W]となる。この消費電力
も問題にならない程度である。
【0075】この例で示されるように、回転数を4分の
1にした場合には、電源電圧Vmを引き下げることによ
って、駆動トランジスタで消費される電力を回転数が大
きい場合と同等の大きさにすることができ、通常のディ
スク再生装置において、データ再生モードもしくはホー
ルドトラックモードを実行して長時間スピンドル精回転
制御を続けたとしても問題にならない。
1にした場合には、電源電圧Vmを引き下げることによ
って、駆動トランジスタで消費される電力を回転数が大
きい場合と同等の大きさにすることができ、通常のディ
スク再生装置において、データ再生モードもしくはホー
ルドトラックモードを実行して長時間スピンドル精回転
制御を続けたとしても問題にならない。
【0076】次に、スピンドル強制回転制御及びスピン
ドル粗回転制御において、スピンドルモータを加速する
場合について、図4(c)〜(d)を用いて説明する。
ドル粗回転制御において、スピンドルモータを加速する
場合について、図4(c)〜(d)を用いて説明する。
【0077】例えば、回転数をN1=1000 [rpm] か
らN2=2000 [rpm] まで加速する場合を考える。こ
の場合には、加速を開始する直前に電源電圧 Vm を8
[V]から12[V]に引き上げる。
らN2=2000 [rpm] まで加速する場合を考える。こ
の場合には、加速を開始する直前に電源電圧 Vm を8
[V]から12[V]に引き上げる。
【0078】図4(c)は、モータがN1=1000[rp
m]で加速を開始した直後の駆動回路の構成を示す。(数
1)より Ea = 2.1 [V]となる。コイルに電流制
限値Ia(max)=0.3[A]の電流が流れるので、(数
2)よりコイル抵抗にかかる電圧は Va = 6.0
[V] となり、(数3)より駆動トランジスタにかかる電
圧はVd=3.9[V]、(数6)より発生トルクは Tq
= 60 [g・cm] となる。
m]で加速を開始した直後の駆動回路の構成を示す。(数
1)より Ea = 2.1 [V]となる。コイルに電流制
限値Ia(max)=0.3[A]の電流が流れるので、(数
2)よりコイル抵抗にかかる電圧は Va = 6.0
[V] となり、(数3)より駆動トランジスタにかかる電
圧はVd=3.9[V]、(数6)より発生トルクは Tq
= 60 [g・cm] となる。
【0079】図4(d)は、モータがN2=2000[r
pm]で加速を完了する直前の駆動回路の構成を示す。E
a = 4.2 [V]となり、ここで、 Ia(max) =0.
30[A]より Va = 6.0 [V] 、 (数3)よりV
d=1.8[V]、(数6)より発生トルクは Tq = 6
0 [g・cm] となる。
pm]で加速を完了する直前の駆動回路の構成を示す。E
a = 4.2 [V]となり、ここで、 Ia(max) =0.
30[A]より Va = 6.0 [V] 、 (数3)よりV
d=1.8[V]、(数6)より発生トルクは Tq = 6
0 [g・cm] となる。
【0080】図4(c)と図4(d)で示した例におい
て、電源電圧Vmを引き上げた分だけコイルにかかる電
圧Vaが大きくなって電流Iaが大きくなり、従来と比
較してより大きなトルクを発生することが可能となる。
またモータを加速する間のトルクも一定であるので、加
速を開始した当初のトルクが持続するため、従来と比較
してモータの加速時間を小さくすることが可能となる。
て、電源電圧Vmを引き上げた分だけコイルにかかる電
圧Vaが大きくなって電流Iaが大きくなり、従来と比
較してより大きなトルクを発生することが可能となる。
またモータを加速する間のトルクも一定であるので、加
速を開始した当初のトルクが持続するため、従来と比較
してモータの加速時間を小さくすることが可能となる。
【0081】次に、スピンドル強制回転制御及びスピン
ドル粗回転制御において、スピンドルモータを減速する
場合について、図4(e)〜(f)を用いて説明する。
ドル粗回転制御において、スピンドルモータを減速する
場合について、図4(e)〜(f)を用いて説明する。
【0082】例えば、回転数をN1=2000 [rpm] か
らN2=1000 [rpm] まで減速する場合を考える。こ
の場合には減速を開始する直前に電源電圧 Vm を8
[V]から5[V]に引き下げる。
らN2=1000 [rpm] まで減速する場合を考える。こ
の場合には減速を開始する直前に電源電圧 Vm を8
[V]から5[V]に引き下げる。
【0083】図4(e)は、モータがN1=2000[rp
m]で減速を開始した直後の駆動回路の構成を示す。(数
1)より Ea = 4.2 [V]となる。コイルに電流制
限値Ia(max)=0.3[A]の電流が流れるので、(数
2)より、コイル抵抗にかかる電圧は Va = 6
[V]、(数7)よりトランジスタにかかる電圧は Vd
= 3.2 [V]、(数4)より Pd = 0.96 [W]
、(数5)より Pa = 1.8 [W] となる。また
(数6)より発生トルクは Tq = 60 [g・cm] とな
る。
m]で減速を開始した直後の駆動回路の構成を示す。(数
1)より Ea = 4.2 [V]となる。コイルに電流制
限値Ia(max)=0.3[A]の電流が流れるので、(数
2)より、コイル抵抗にかかる電圧は Va = 6
[V]、(数7)よりトランジスタにかかる電圧は Vd
= 3.2 [V]、(数4)より Pd = 0.96 [W]
、(数5)より Pa = 1.8 [W] となる。また
(数6)より発生トルクは Tq = 60 [g・cm] とな
る。
【0084】図4(f)は、モータがN2=1000[rp
m]で減速を完了する直前の駆動回路の構成を示す。(数
1)より Ea = 2.1 [V]となり、(数2)より、
コイル抵抗にかかる電圧は Va = 6 [V]、(数7)
よりトランジスタにかかる電圧は Vd = 1.1
[V]、(数4)より Pd = 0.33 [W] 、(数5)
より Pa = 1.8 [W] となる。また(数6)より発
生トルクは Tq = 60[g・cm] となる。
m]で減速を完了する直前の駆動回路の構成を示す。(数
1)より Ea = 2.1 [V]となり、(数2)より、
コイル抵抗にかかる電圧は Va = 6 [V]、(数7)
よりトランジスタにかかる電圧は Vd = 1.1
[V]、(数4)より Pd = 0.33 [W] 、(数5)
より Pa = 1.8 [W] となる。また(数6)より発
生トルクは Tq = 60[g・cm] となる。
【0085】図4(e)と図4(f)で示した例におい
て、電源電圧Vmを引き下げた分だけ駆動トランジスタ
にかかる電圧Vdが小さくなり、従来と比較して消費電
力を小さくすることができる。
て、電源電圧Vmを引き下げた分だけ駆動トランジスタ
にかかる電圧Vdが小さくなり、従来と比較して消費電
力を小さくすることができる。
【0086】従って、モータが加速・減速を頻繁に繰り
返す場合の消費電力の浪費を抑制することが可能とな
り、トランジスタの発熱によって装置内部の温度上昇に
よって装置の信頼性を低下させるということも避けるこ
とができる。また発熱に対してトランジスタに放熱器を
取り付けることで装置の体積アップ、コストアップの原
因になることも回避することができる。
返す場合の消費電力の浪費を抑制することが可能とな
り、トランジスタの発熱によって装置内部の温度上昇に
よって装置の信頼性を低下させるということも避けるこ
とができる。また発熱に対してトランジスタに放熱器を
取り付けることで装置の体積アップ、コストアップの原
因になることも回避することができる。
【0087】以上本発明の実施例によれば、スピンドル
精回転制御において、電源電圧Vmを引き下げることに
よって、モータの回転数に関係なく駆動トランジスタで
消費される電力を低減することができ、通常のディスク
再生装置において、データ再生モードもしくはホールド
トラックモードを実行して長時間スピンドル精回転制御
を続けたとしても問題にならない。
精回転制御において、電源電圧Vmを引き下げることに
よって、モータの回転数に関係なく駆動トランジスタで
消費される電力を低減することができ、通常のディスク
再生装置において、データ再生モードもしくはホールド
トラックモードを実行して長時間スピンドル精回転制御
を続けたとしても問題にならない。
【0088】また、スピンドル強制回転制御及びスピン
ドル粗回転制御において、スピンドルモータを加速する
場合に、電源電圧Vmを引き上げることにより従来と比
較してより大きなトルクを発生することが可能となる。
またモータを加速する間のトルクも一定であるので、加
速を開始した当初のトルクが持続するため、従来と比較
してモータの加速時間を小さくすることが可能となる。
ドル粗回転制御において、スピンドルモータを加速する
場合に、電源電圧Vmを引き上げることにより従来と比
較してより大きなトルクを発生することが可能となる。
またモータを加速する間のトルクも一定であるので、加
速を開始した当初のトルクが持続するため、従来と比較
してモータの加速時間を小さくすることが可能となる。
【0089】さらに、スピンドル強制回転制御及びスピ
ンドル粗回転制御において、スピンドルモータを減速す
る場合に、電源電圧Vmを引き下げることによって、駆
動トランジスタで消費される電力を低減することができ
る。
ンドル粗回転制御において、スピンドルモータを減速す
る場合に、電源電圧Vmを引き下げることによって、駆
動トランジスタで消費される電力を低減することができ
る。
【0090】以下本発明の別の実施例について説明す
る。まず、加速もしくは減速期間中は常に、駆動トラン
ジスタが飽和することなく、回路的な制限によって一定
電流が流れているものとする。
る。まず、加速もしくは減速期間中は常に、駆動トラン
ジスタが飽和することなく、回路的な制限によって一定
電流が流れているものとする。
【0091】加速(減速)前の回転数をN1、加速(減
速)後の回転数をN2とすると、加速(減速)中にモー
タのコイル抵抗にかかる電圧は、(Ra・Ia)で一定
であるが、駆動トランジスタにかかる電圧は、(数9)
に示すVd1からVd2の間で変化する。
速)後の回転数をN2とすると、加速(減速)中にモー
タのコイル抵抗にかかる電圧は、(Ra・Ia)で一定
であるが、駆動トランジスタにかかる電圧は、(数9)
に示すVd1からVd2の間で変化する。
【0092】
【数9】
【0093】この間は、定電流Iaが流れているので一
定トルクで加速(減速)し、回転数も時間に対してリニ
アに増加(減少)する。従って、駆動トランジスタにか
かる電圧は加速時・減速時に関わらず時間に対してリニ
アに減少する。
定トルクで加速(減速)し、回転数も時間に対してリニ
アに増加(減少)する。従って、駆動トランジスタにか
かる電圧は加速時・減速時に関わらず時間に対してリニ
アに減少する。
【0094】よって、加速(減速)期間中の駆動トラン
ジスタでの平均消費電力は、(数10)の様になる。
ジスタでの平均消費電力は、(数10)の様になる。
【0095】
【数10】
【0096】一方、モータのコイル抵抗での平均消費電
力は、(数11)の様になる。
力は、(数11)の様になる。
【0097】
【数11】
【0098】(数10)と(数11)より、加速(減
速)時のモータのコイル抵抗と駆動トランジスタを合わ
せた平均消費電力は、(数12)の様になる。
速)時のモータのコイル抵抗と駆動トランジスタを合わ
せた平均消費電力は、(数12)の様になる。
【0099】
【数12】
【0100】(数12)より、消費電力は電源電圧Vm
とモータの発電定数Kaと電流Iaで決まり、コイル抵
抗値には関係しないことがわかる。
とモータの発電定数Kaと電流Iaで決まり、コイル抵
抗値には関係しないことがわかる。
【0101】一方(数8)より、N1からN2の加速(減
速)に要する時間dtは、(数13)で与えられる。
速)に要する時間dtは、(数13)で与えられる。
【0102】
【数13】
【0103】加速(減速)期間中の電流Iaは一定、従
って発生トルクも一定であり、(数6)より Tq=K
t・Ia で与えられる。よって、(数13)は(数1
4)の様に書き換えることができる。
って発生トルクも一定であり、(数6)より Tq=K
t・Ia で与えられる。よって、(数13)は(数1
4)の様に書き換えることができる。
【0104】
【数14】
【0105】(数12)と(数14)より、加速(減
速)期間中のモータのコイル抵抗と駆動トランジスタを
合わせた発生エネルギー(発熱量)は、(数15)の様
になる。
速)期間中のモータのコイル抵抗と駆動トランジスタを
合わせた発生エネルギー(発熱量)は、(数15)の様
になる。
【0106】
【数15】
【0107】一方、発電定数Kaは、トルク定数が決ま
れば一意に決まる。即ち Ka[mV/rpm]=10.26E-3・Kt[gcm/A] となる。従って、(数15)の第2項は定数となる。
れば一意に決まる。即ち Ka[mV/rpm]=10.26E-3・Kt[gcm/A] となる。従って、(数15)の第2項は定数となる。
【0108】以上のことから、加速(減速)期間中は常
に駆動トランジスタが飽和することなく一定電流が流れ
ている場合に、加速(減速)期間中の発熱量を小さくす
るには、電源電圧Vmを小さく、かつモータのトルク定
数を大きくすればよい。
に駆動トランジスタが飽和することなく一定電流が流れ
ている場合に、加速(減速)期間中の発熱量を小さくす
るには、電源電圧Vmを小さく、かつモータのトルク定
数を大きくすればよい。
【0109】(数15)の関係を図4の例に当てはめて
説明する。図4において、電源供給手段16、17、1
8の電源電圧をそれぞれ5[V]、8[V]、12[V]とした
が、(数15)の結果より、それぞれの電圧を駆動トラ
ンジスタが飽和しない範囲でより小さく設定することに
よって、アクセス期間中の駆動トランジスタとコイル抵
抗を合わせた発熱量をより小さくすることができる。以
下の説明では、予め電源電圧5[V]、8[V]、12[V]以
外の電圧の電源が用意されているものと仮定する。
説明する。図4において、電源供給手段16、17、1
8の電源電圧をそれぞれ5[V]、8[V]、12[V]とした
が、(数15)の結果より、それぞれの電圧を駆動トラ
ンジスタが飽和しない範囲でより小さく設定することに
よって、アクセス期間中の駆動トランジスタとコイル抵
抗を合わせた発熱量をより小さくすることができる。以
下の説明では、予め電源電圧5[V]、8[V]、12[V]以
外の電圧の電源が用意されているものと仮定する。
【0110】即ち、図4(c)〜(d)の例では、スピ
ンドルの加速を開始する直前に電源電圧Vmを 12.
0[V] から 2.5[V] だけ引き下げて 9.5[V] に設
定すると、(数3)より Vd=1.4[V]となり、(数
4)より Pd=0.42[W]となって、駆動トランジス
タの消費電力が低減される。さらに、スピンドルを加速
している間に電源電圧Vmを 9.5[V] から 2.0
[V] だけ引き上げて11.5[V] に設定し駆動トランジ
スタが飽和しないようにする。これによりスピンドルの
加速を完了する直前には、(数3)より Vd=1.3
[V]となり、(数4)より Pd=0.39[W] となっ
て、駆動トランジスタの消費電力が低減される。スピン
ドルを加速している間は駆動トランジスタが飽和しない
ならば、モータ電流は駆動回路で制限される一定電流
Ia(max)=0.3[A] が流れ、コイル抵抗にかかる電
圧は Va=6.0[V] で一定であり、コイル抵抗での
消費電力も Pa=1.8[W] で一定である。加速中の
駆動電流は図4(c)〜(d)の場合と同じだから、初
期回転数と目標回転数が同じならば加速に要する時間も
同じになる。従って、発熱量は駆動トランジスタの消費
電力が減少した分だけ小さくなる。
ンドルの加速を開始する直前に電源電圧Vmを 12.
0[V] から 2.5[V] だけ引き下げて 9.5[V] に設
定すると、(数3)より Vd=1.4[V]となり、(数
4)より Pd=0.42[W]となって、駆動トランジス
タの消費電力が低減される。さらに、スピンドルを加速
している間に電源電圧Vmを 9.5[V] から 2.0
[V] だけ引き上げて11.5[V] に設定し駆動トランジ
スタが飽和しないようにする。これによりスピンドルの
加速を完了する直前には、(数3)より Vd=1.3
[V]となり、(数4)より Pd=0.39[W] となっ
て、駆動トランジスタの消費電力が低減される。スピン
ドルを加速している間は駆動トランジスタが飽和しない
ならば、モータ電流は駆動回路で制限される一定電流
Ia(max)=0.3[A] が流れ、コイル抵抗にかかる電
圧は Va=6.0[V] で一定であり、コイル抵抗での
消費電力も Pa=1.8[W] で一定である。加速中の
駆動電流は図4(c)〜(d)の場合と同じだから、初
期回転数と目標回転数が同じならば加速に要する時間も
同じになる。従って、発熱量は駆動トランジスタの消費
電力が減少した分だけ小さくなる。
【0111】また、図4(e)〜(f)の例では、スピ
ンドルの減速を開始する直前に電源電圧Vmを 5.0
[V] から 2.0[V] だけ引き下げて 3.0[V] に設定
すると、(数3)より Vd=1.2[V]となり、(数
4)より Pd=0.36[W]となって、駆動トランジス
タの消費電力が低減される。さらに、スピンドルを減速
している間に電源電圧Vmを 3.0[V] から 2.0
[V] だけ引き上げて 5.0[V] に戻して駆動トランジ
スタが飽和しないようにする。スピンドルを減速してい
る間は駆動トランジスタが飽和しないならば、モータ電
流は駆動回路で制限される一定電流 Ia(max)=0.3
[A] が流れ、コイル抵抗にかかる電圧はVa=6.0
[V] で一定であり、コイル抵抗での消費電力も Pa=
1.8[W]で一定である。減速中の駆動電流は図4
(e)の場合と同じだから、初期回転数と目標回転数が
同じならば減速に要する時間も同じになる。従って、発
熱量は駆動トランジスタの消費電力が減少した分だけ小
さくなる。
ンドルの減速を開始する直前に電源電圧Vmを 5.0
[V] から 2.0[V] だけ引き下げて 3.0[V] に設定
すると、(数3)より Vd=1.2[V]となり、(数
4)より Pd=0.36[W]となって、駆動トランジス
タの消費電力が低減される。さらに、スピンドルを減速
している間に電源電圧Vmを 3.0[V] から 2.0
[V] だけ引き上げて 5.0[V] に戻して駆動トランジ
スタが飽和しないようにする。スピンドルを減速してい
る間は駆動トランジスタが飽和しないならば、モータ電
流は駆動回路で制限される一定電流 Ia(max)=0.3
[A] が流れ、コイル抵抗にかかる電圧はVa=6.0
[V] で一定であり、コイル抵抗での消費電力も Pa=
1.8[W]で一定である。減速中の駆動電流は図4
(e)の場合と同じだから、初期回転数と目標回転数が
同じならば減速に要する時間も同じになる。従って、発
熱量は駆動トランジスタの消費電力が減少した分だけ小
さくなる。
【0112】以上本発明の実施例によれば、加速・減速
に関わらず、駆動トランジスタが飽和しない範囲で電源
電圧を引き下げることによって、駆動トランジスタでの
発熱量を低減することができる。
に関わらず、駆動トランジスタが飽和しない範囲で電源
電圧を引き下げることによって、駆動トランジスタでの
発熱量を低減することができる。
【0113】また、図1に示した飽和電圧検出手段14
で飽和電圧の推移をマイクロコンピュータ手段6で監視
することで、電源電圧を切り換えることもできる。即
ち、図4(c)〜(d)の例で説明すると、スピンドル
の加速を開始する直前に電源電圧Vmを 12.0[V]
から 2.5[V] だけ引き下げて 9.5[V] に設定し、
加速を行う。さらに、スピンドルを加速している間に飽
和電圧を監視してその電圧レベルが完全飽和直前まで近
づいた時点で電源電圧Vmを 9.5[V] から 2.0
[V] だけ引き上げて 11.5[V] に設定し駆動トラン
ジスタが飽和しないようにする。
で飽和電圧の推移をマイクロコンピュータ手段6で監視
することで、電源電圧を切り換えることもできる。即
ち、図4(c)〜(d)の例で説明すると、スピンドル
の加速を開始する直前に電源電圧Vmを 12.0[V]
から 2.5[V] だけ引き下げて 9.5[V] に設定し、
加速を行う。さらに、スピンドルを加速している間に飽
和電圧を監視してその電圧レベルが完全飽和直前まで近
づいた時点で電源電圧Vmを 9.5[V] から 2.0
[V] だけ引き上げて 11.5[V] に設定し駆動トラン
ジスタが飽和しないようにする。
【0114】以下本発明の別の実施例について説明す
る。図5は、本発明の実施例のディスク再生装置のスピ
ンドルモータ手段とモータ駆動手段の構成を示す概略図
であり、説明の簡便化のために多相多極モータの1相の
部分のみを取り出して模式的に表したものである。図5
において、301はモータ駆動トランジスタであり、3
02はモータの駆動コイルを表わしており、303は駆
動コイル302の中間タップP1に接続された抵抗手段
であり、304は駆動コイル302の一端P2と抵抗手
段303の一端P3を切り換える切り換え手段であり、
305はモータに印加される電源である。なお本実施例
においてモータの励磁は永久磁石(図示しない)で行
う。
る。図5は、本発明の実施例のディスク再生装置のスピ
ンドルモータ手段とモータ駆動手段の構成を示す概略図
であり、説明の簡便化のために多相多極モータの1相の
部分のみを取り出して模式的に表したものである。図5
において、301はモータ駆動トランジスタであり、3
02はモータの駆動コイルを表わしており、303は駆
動コイル302の中間タップP1に接続された抵抗手段
であり、304は駆動コイル302の一端P2と抵抗手
段303の一端P3を切り換える切り換え手段であり、
305はモータに印加される電源である。なお本実施例
においてモータの励磁は永久磁石(図示しない)で行
う。
【0115】図5において、駆動コイル302の中間タ
ップP1より上部のコイル抵抗値をRa1、中間タップP1
より下部のコイル抵抗値をRa2とし、抵抗手段303の
抵抗値をRpとすると、Ra2 = Rp となるように設
定する。つまり切り換え手段304をP2側に倒した場
合のコイル抵抗の大きさ(Ra1+Ra2)と、P3側に倒
した場合のコイル抵抗と抵抗手段303との合成抵抗の
大きさ(Ra1+Rp)とは等しくなる。このように構成
することによって、電源から見たコイル抵抗の大きさを
変えることなく、モータのトルク定数Ktと発電定数K
aを可変することができる。
ップP1より上部のコイル抵抗値をRa1、中間タップP1
より下部のコイル抵抗値をRa2とし、抵抗手段303の
抵抗値をRpとすると、Ra2 = Rp となるように設
定する。つまり切り換え手段304をP2側に倒した場
合のコイル抵抗の大きさ(Ra1+Ra2)と、P3側に倒
した場合のコイル抵抗と抵抗手段303との合成抵抗の
大きさ(Ra1+Rp)とは等しくなる。このように構成
することによって、電源から見たコイル抵抗の大きさを
変えることなく、モータのトルク定数Ktと発電定数K
aを可変することができる。
【0116】(数15)の結果より、図5における切り
換え手段304を切り換えることによってモータのトル
ク定数を大きくすることで、アクセス期間中の駆動トラ
ンジスタとコイル抵抗を合わせた発熱量をより小さくす
ることができる。
換え手段304を切り換えることによってモータのトル
ク定数を大きくすることで、アクセス期間中の駆動トラ
ンジスタとコイル抵抗を合わせた発熱量をより小さくす
ることができる。
【0117】例えば、図5において、切り換え手段がP
3側の時のトルク定数を Kt=200[g・cm/A]、発電定
数を Ka=2.1[mV/rpm] とし、切り換え手段がP2
側の時のトルク定数を Kt=400[g・cm/A]、発電定
数を Ka=4.2[mV/rpm]と2倍になるものとする。
3側の時のトルク定数を Kt=200[g・cm/A]、発電定
数を Ka=2.1[mV/rpm] とし、切り換え手段がP2
側の時のトルク定数を Kt=400[g・cm/A]、発電定
数を Ka=4.2[mV/rpm]と2倍になるものとする。
【0118】図4(c)〜(d)の例について説明する
と、切り換え手段の初期設定はP3側とし、スピンドル
の加速を開始する直前に切り換え手段をP2側に切り換
えて加速を開始すると、(数1)より発電定数Kaが2
倍になるので Ea=4.2[V] となり、(数3)より
Vd=1.8[V]となり、(数4)より Pd=0.54
[W] となって、駆動トランジスタの消費電力が低減され
る。さらに、スピンドルの加速を続けると逆起電力が大
きくなってやがて駆動トランジスタが完全飽和状態にな
るので、切り換え手段をP3側に切り換えて逆起電力を
小さくすることで駆動トランジスタが飽和しないように
する。スピンドルを加速している間は駆動トランジスタ
が飽和しないならば、モータ電流は駆動回路で制限され
る一定電流 Ia(max)=0.3[A] が流れ、コイル抵抗
にかかる電圧は Va=6.0[V]で一定であり、コイル
抵抗での消費電力も Pa=1.8[W] で一定である。
加速中の駆動電流は図4(c)〜(d)の場合と同じだ
が、トルク定数が増えた分だけモータの発生トルクが増
えるので、初期回転数と目標回転数が同じならば加速に
要する時間が減少する。従って、発熱量は駆動トランジ
スタの消費電力が減少した分と加速時間が減少した分だ
け小さくなる。
と、切り換え手段の初期設定はP3側とし、スピンドル
の加速を開始する直前に切り換え手段をP2側に切り換
えて加速を開始すると、(数1)より発電定数Kaが2
倍になるので Ea=4.2[V] となり、(数3)より
Vd=1.8[V]となり、(数4)より Pd=0.54
[W] となって、駆動トランジスタの消費電力が低減され
る。さらに、スピンドルの加速を続けると逆起電力が大
きくなってやがて駆動トランジスタが完全飽和状態にな
るので、切り換え手段をP3側に切り換えて逆起電力を
小さくすることで駆動トランジスタが飽和しないように
する。スピンドルを加速している間は駆動トランジスタ
が飽和しないならば、モータ電流は駆動回路で制限され
る一定電流 Ia(max)=0.3[A] が流れ、コイル抵抗
にかかる電圧は Va=6.0[V]で一定であり、コイル
抵抗での消費電力も Pa=1.8[W] で一定である。
加速中の駆動電流は図4(c)〜(d)の場合と同じだ
が、トルク定数が増えた分だけモータの発生トルクが増
えるので、初期回転数と目標回転数が同じならば加速に
要する時間が減少する。従って、発熱量は駆動トランジ
スタの消費電力が減少した分と加速時間が減少した分だ
け小さくなる。
【0119】また、図4(e)〜(f)の例では、切り
換え手段の初期設定はP3側とし、スピンドルの減速を
開始する直前に切り換え手段をP2側に切り換えると、
(数1)より発電定数Kaが2倍になるので Ea=
4.2[V] となり、(数3)より Vd=7.4[V]とな
り、(数4)より Pd=2.2[W] となって、図4
(e)の場合よりも駆動トランジスタの消費電力は増加
する。スピンドルの減速している間も切り換え手段はP
2側にすると、スピンドルの減速を完了する直前には、
(数3)より Vd=3.2[V]となり、(数4)より
Pd=0.96[W]となって、やはり図4(f)の場合
よりも駆動トランジスタの消費電力は増加する。
換え手段の初期設定はP3側とし、スピンドルの減速を
開始する直前に切り換え手段をP2側に切り換えると、
(数1)より発電定数Kaが2倍になるので Ea=
4.2[V] となり、(数3)より Vd=7.4[V]とな
り、(数4)より Pd=2.2[W] となって、図4
(e)の場合よりも駆動トランジスタの消費電力は増加
する。スピンドルの減速している間も切り換え手段はP
2側にすると、スピンドルの減速を完了する直前には、
(数3)より Vd=3.2[V]となり、(数4)より
Pd=0.96[W]となって、やはり図4(f)の場合
よりも駆動トランジスタの消費電力は増加する。
【0120】スピンドルを減速している間は駆動トラン
ジスタが飽和しないならば、モータ電流は駆動回路で制
限される一定電流 Ia(max)=0.3[A] が流れ、コイ
ル抵抗にかかる電圧は Va=6.0[V] で一定であ
り、コイル抵抗での消費電力もPa=1.8[W] で一定
である。
ジスタが飽和しないならば、モータ電流は駆動回路で制
限される一定電流 Ia(max)=0.3[A] が流れ、コイ
ル抵抗にかかる電圧は Va=6.0[V] で一定であ
り、コイル抵抗での消費電力もPa=1.8[W] で一定
である。
【0121】スピンドルを減速する間の駆動トランジス
タでの平均消費電力は、Pd=1.58[W]であり、コ
イル抵抗での平均消費電力Pa=1.8[W]と合計する
と、P=Pd+Pa=3.38[W]となる。ただし、ト
ルク定数Ktが2倍に増えた分だけモータの発生トルク
も2倍に増えるので、初期回転数と目標回転数が同じな
らば加速に要する時間dtが半分に減少する。
タでの平均消費電力は、Pd=1.58[W]であり、コ
イル抵抗での平均消費電力Pa=1.8[W]と合計する
と、P=Pd+Pa=3.38[W]となる。ただし、ト
ルク定数Ktが2倍に増えた分だけモータの発生トルク
も2倍に増えるので、初期回転数と目標回転数が同じな
らば加速に要する時間dtが半分に減少する。
【0122】一方、図4(e)〜(f)の場合の平均消
費電力は、Pd=1.29[W]、Pa=1.8[W]、P=
Pd+Pa=3.09[W]となる。
費電力は、Pd=1.29[W]、Pa=1.8[W]、P=
Pd+Pa=3.09[W]となる。
【0123】従って、トルク定数Ktを2倍にすること
で、平均消費電力Pは増えるが、減速に要する時間dt
が半分になるので、発生エネルギー(発熱量)Wは減少
する。
で、平均消費電力Pは増えるが、減速に要する時間dt
が半分になるので、発生エネルギー(発熱量)Wは減少
する。
【0124】以上本発明の実施例によれば、切り換え手
段304で駆動コイル302の中間タップを切り換えて
モータのトルク定数を大きくすることで、アクセス期間
中の駆動トランジスタとコイル抵抗を合わせた発熱量を
より小さくすることができる。
段304で駆動コイル302の中間タップを切り換えて
モータのトルク定数を大きくすることで、アクセス期間
中の駆動トランジスタとコイル抵抗を合わせた発熱量を
より小さくすることができる。
【0125】なお、図5において切り換え手段304は
P2点とP3点で切り換えたが、これは、P1点で駆動コ
イル302を分離して切り換えるように構成してもかま
わない。
P2点とP3点で切り換えたが、これは、P1点で駆動コ
イル302を分離して切り換えるように構成してもかま
わない。
【0126】以下本発明の別の実施例について説明す
る。図6は、本発明の実施例のディスク再生装置のスピ
ンドルモータ手段とモータ駆動手段の構成を示す概略図
であり、説明の簡便化のために多相多極モータの1相の
部分のみを取り出して模式的に表したものである。図6
において、401はモータ駆動トランジスタであり、4
02はモータの駆動コイルを表わしており、403はモ
ータの励磁コイルであり、404は励磁コイル403の
中間タップQ1と励磁コイルの一端Q2を切り換える切り
換え手段であり、405はモータに印加される電源であ
る。この実施例で、励磁コイル403の電源は駆動コイ
ルと同じ電源を用いたが、別の電源を用いてもかまわな
い。
る。図6は、本発明の実施例のディスク再生装置のスピ
ンドルモータ手段とモータ駆動手段の構成を示す概略図
であり、説明の簡便化のために多相多極モータの1相の
部分のみを取り出して模式的に表したものである。図6
において、401はモータ駆動トランジスタであり、4
02はモータの駆動コイルを表わしており、403はモ
ータの励磁コイルであり、404は励磁コイル403の
中間タップQ1と励磁コイルの一端Q2を切り換える切り
換え手段であり、405はモータに印加される電源であ
る。この実施例で、励磁コイル403の電源は駆動コイ
ルと同じ電源を用いたが、別の電源を用いてもかまわな
い。
【0127】図6において、励磁コイル403の中間タ
ップQ1より上部のコイル抵抗値をRf1、中間タップQ1
より下部のコイル抵抗値をRf2とする。切り換え手段4
04をQ1側に倒したときは、Q2側に倒したときよりも
励磁電流Ifが大きくなるので、モータのトルク定数K
tが大きくなる。
ップQ1より上部のコイル抵抗値をRf1、中間タップQ1
より下部のコイル抵抗値をRf2とする。切り換え手段4
04をQ1側に倒したときは、Q2側に倒したときよりも
励磁電流Ifが大きくなるので、モータのトルク定数K
tが大きくなる。
【0128】(数15)の結果より、図6における切り
換え手段404を切り換えることによってモータのトル
ク定数を大きくすることで、アクセス期間中の駆動トラ
ンジスタとコイル抵抗を合わせた発熱量をより小さくす
ることができる。
換え手段404を切り換えることによってモータのトル
ク定数を大きくすることで、アクセス期間中の駆動トラ
ンジスタとコイル抵抗を合わせた発熱量をより小さくす
ることができる。
【0129】例えば、図6において、Rf1=RF2とし、
切り換え手段がQ2側の時のトルク定数を Kt=200
[g・cm/A]、発電定数を Ka=2.1[mV/rpm] とする
と、切り換え手段がQ1側の時のトルク定数は Kt=4
00[g・cm/A]、発電定数をKa=4.2[mV/rpm] と2
倍になる。
切り換え手段がQ2側の時のトルク定数を Kt=200
[g・cm/A]、発電定数を Ka=2.1[mV/rpm] とする
と、切り換え手段がQ1側の時のトルク定数は Kt=4
00[g・cm/A]、発電定数をKa=4.2[mV/rpm] と2
倍になる。
【0130】この場合の具体的な効果は、図5の場合と
ほぼ同様に説明できるので省略する。
ほぼ同様に説明できるので省略する。
【0131】以上本発明の実施例によれば、切り換え手
段404で励磁コイル402の中間タップを切り換えて
モータのトルク定数を大きくすることで、アクセス期間
中の駆動トランジスタとコイル抵抗を合わせた発熱量を
より小さくすることができる。
段404で励磁コイル402の中間タップを切り換えて
モータのトルク定数を大きくすることで、アクセス期間
中の駆動トランジスタとコイル抵抗を合わせた発熱量を
より小さくすることができる。
【0132】なお、図6において切り換え手段404は
Q1点とQ2点で切り換えたが、これは、Q1点で励磁コ
イル403を分離して切り換えるように構成してもかま
わない。
Q1点とQ2点で切り換えたが、これは、Q1点で励磁コ
イル403を分離して切り換えるように構成してもかま
わない。
【0133】また、図5の駆動コイルを切り換える構成
と、図6の励磁コイルを切り換える構成を同時に実現す
る構成にしてもかまわない。
と、図6の励磁コイルを切り換える構成を同時に実現す
る構成にしてもかまわない。
【0134】以下本発明の別の実施例を図7に示す。図
7は、アクセス時、データ再生モード時、及びホールド
トラックモード時のマイクロコンピュータ手段6の処理
手順を示している。
7は、アクセス時、データ再生モード時、及びホールド
トラックモード時のマイクロコンピュータ手段6の処理
手順を示している。
【0135】アクセス指定を受け取ると(ステップ
1)、図3に示したような手順でアクセス動作を行い
(ステップ2)、その最後では、切り換え手段13は図
1の(a)の状態になり、スピンドル精回転制御でディス
クは精度良く制御されている。
1)、図3に示したような手順でアクセス動作を行い
(ステップ2)、その最後では、切り換え手段13は図
1の(a)の状態になり、スピンドル精回転制御でディス
クは精度良く制御されている。
【0136】データ再生モード(ステップ3)では、引
き続きスピンドル精回転制御の状態でディスク上の螺旋
状トラックに沿ってピックアップ手段3を追従させなが
ら、データを再生する。
き続きスピンドル精回転制御の状態でディスク上の螺旋
状トラックに沿ってピックアップ手段3を追従させなが
ら、データを再生する。
【0137】データの再生が完了すると(ステップ
4)、続いてホールドトラックモード(ステップ5)に
移行する。このホールドトラックモードでは、データ再
生は行わず、ディスク上の螺旋状トラックの同じトラッ
クを常に追跡するように一回転に一回だけ1トラック分
だけピックアップ手段3を移動させる。このモードに入
ると、回転速度偏差信号の大きさVrを基準値Vref
と比較して(ステップ6)、基準値より大きい場合に
は、速度制御手段9の速度制御ゲインGrを初期値Gr
iに比べて例えば2dBだけ下げる(ステップ7)。V
rが基準値Vrefより小さくなるとホールドトラック
状態を繰り返してアクセス指令を待つ(ステップ8)。
なお、速度制御ゲインGrは、次のアクセス指令を受け
ると初期値Griに戻す。
4)、続いてホールドトラックモード(ステップ5)に
移行する。このホールドトラックモードでは、データ再
生は行わず、ディスク上の螺旋状トラックの同じトラッ
クを常に追跡するように一回転に一回だけ1トラック分
だけピックアップ手段3を移動させる。このモードに入
ると、回転速度偏差信号の大きさVrを基準値Vref
と比較して(ステップ6)、基準値より大きい場合に
は、速度制御手段9の速度制御ゲインGrを初期値Gr
iに比べて例えば2dBだけ下げる(ステップ7)。V
rが基準値Vrefより小さくなるとホールドトラック
状態を繰り返してアクセス指令を待つ(ステップ8)。
なお、速度制御ゲインGrは、次のアクセス指令を受け
ると初期値Griに戻す。
【0138】図7で示した例において、ホールドトラッ
クモード時の速度制御ゲインGrをデータ再生モード時
と比較して、例えば6dBだけ低減することができたと
すると、モータ駆動手段10への入力信号の大きさも6
dB小さくなるので、モータに流れる電流もほぼ6dB
程度低減することができる。これによって、モータが長
時間にわたってホールドトラックしている場合、もしく
はある一定時間毎にアクセス指令を受け取って頻繁にア
クセスを繰り返し、その間必ずホールドトラックする場
合、さらにディスクのイナーシャもしくはディスクの偏
心量が大きい場合における、モータやトランジスタの発
熱を低減することで装置内部の温度上昇を抑制するだけ
でなく、装置の消費電力を低減することができる。
クモード時の速度制御ゲインGrをデータ再生モード時
と比較して、例えば6dBだけ低減することができたと
すると、モータ駆動手段10への入力信号の大きさも6
dB小さくなるので、モータに流れる電流もほぼ6dB
程度低減することができる。これによって、モータが長
時間にわたってホールドトラックしている場合、もしく
はある一定時間毎にアクセス指令を受け取って頻繁にア
クセスを繰り返し、その間必ずホールドトラックする場
合、さらにディスクのイナーシャもしくはディスクの偏
心量が大きい場合における、モータやトランジスタの発
熱を低減することで装置内部の温度上昇を抑制するだけ
でなく、装置の消費電力を低減することができる。
【0139】以上本発明の実施例によれば、ホールドト
ラックモード時の速度制御ゲインGrをデータ再生モー
ド時と比較して、低減することによって、モータやトラ
ンジスタの発熱を低減することで装置内部の温度上昇を
抑制するだけでなく、装置の消費電力を低減することが
できる。
ラックモード時の速度制御ゲインGrをデータ再生モー
ド時と比較して、低減することによって、モータやトラ
ンジスタの発熱を低減することで装置内部の温度上昇を
抑制するだけでなく、装置の消費電力を低減することが
できる。
【0140】なお、上記の例で、電源供給手段16、1
7、18の電源電圧は、それぞれ5[V]、8[V]、12
[V]としたが、これらは必ずしもこの電圧値に限らな
い。
7、18の電源電圧は、それぞれ5[V]、8[V]、12
[V]としたが、これらは必ずしもこの電圧値に限らな
い。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
ピンドル精回転制御において、電源電圧を引き下げるこ
とによって、モータの回転数に関係なく駆動トランジス
タで消費される電力を低減することができ、通常のディ
スク再生装置において、データ再生モードもしくはホー
ルドトラックモードを実行して長時間スピンドル精回転
制御を続けたとしても問題にならない。
ピンドル精回転制御において、電源電圧を引き下げるこ
とによって、モータの回転数に関係なく駆動トランジス
タで消費される電力を低減することができ、通常のディ
スク再生装置において、データ再生モードもしくはホー
ルドトラックモードを実行して長時間スピンドル精回転
制御を続けたとしても問題にならない。
【0142】また、スピンドル強制回転制御及びスピン
ドル粗回転制御において、スピンドルモータを加速する
場合に、電源電圧を引き上げることにより従来と比較し
てより大きなトルクを発生することが可能となる。また
モータを加速する間のトルクも一定であるので、加速を
開始した当初のトルクが持続するため、従来と比較して
モータの加速時間を小さくすることが可能となる。
ドル粗回転制御において、スピンドルモータを加速する
場合に、電源電圧を引き上げることにより従来と比較し
てより大きなトルクを発生することが可能となる。また
モータを加速する間のトルクも一定であるので、加速を
開始した当初のトルクが持続するため、従来と比較して
モータの加速時間を小さくすることが可能となる。
【0143】さらに、スピンドル強制回転制御及びスピ
ンドル粗回転制御において、スピンドルモータを減速す
る場合に、電源電圧を引き下げることによって、駆動ト
ランジスタで消費される電力を低減することができる。
ンドル粗回転制御において、スピンドルモータを減速す
る場合に、電源電圧を引き下げることによって、駆動ト
ランジスタで消費される電力を低減することができる。
【0144】また、加速・減速に関わらず、駆動トラン
ジスタが飽和しない範囲で電源電圧を引き下げることに
よって、駆動トランジスタでの発熱量を低減することが
できる。
ジスタが飽和しない範囲で電源電圧を引き下げることに
よって、駆動トランジスタでの発熱量を低減することが
できる。
【0145】また、駆動コイルもしくは励磁コイルの中
間タップを切り換えてモータのトルク定数を大きくする
ことで、アクセス期間中の駆動トランジスタとコイル抵
抗を合わせた発熱量をより小さくすることができる。
間タップを切り換えてモータのトルク定数を大きくする
ことで、アクセス期間中の駆動トランジスタとコイル抵
抗を合わせた発熱量をより小さくすることができる。
【0146】また、ホールドトラックモード時の速度制
御ゲインをデータ再生モード時と比較して、低減するこ
とによって、モータやトランジスタの発熱を低減するこ
とで装置内部の温度上昇を抑制するだけでなく、装置の
消費電力を低減することができる。
御ゲインをデータ再生モード時と比較して、低減するこ
とによって、モータやトランジスタの発熱を低減するこ
とで装置内部の温度上昇を抑制するだけでなく、装置の
消費電力を低減することができる。
【図1】本発明の一実施例におけるディスク再生装置の
構成図
構成図
【図2】本発明の一実施例におけるモータ回路構成を示
す概略図
す概略図
【図3】本発明の一実施例におけるアクセス時の処理手
順説明図
順説明図
【図4】本発明の一実施例におけるスピンドルモータ手
段とモータ駆動手段の構成を示す概略図
段とモータ駆動手段の構成を示す概略図
【図5】本発明の別の実施例におけるスピンドルモータ
手段とモータ駆動手段の構成を示す概略図
手段とモータ駆動手段の構成を示す概略図
【図6】本発明の別の実施例におけるスピンドルモータ
手段とモータ駆動手段の構成を示す概略図
手段とモータ駆動手段の構成を示す概略図
【図7】本発明の別の実施例におけるアクセス時の処理
手順説明図
手順説明図
【図8】従来例におけるディスク再生装置の構成図
【図9】従来例におけるアクセス時の処理手順説明図
【図10】従来例におけるスピンドルモータ手段とモー
タ駆動手段の構成を示す概略図
タ駆動手段の構成を示す概略図
1 ディスク 2 スピンドルモータ手段 3 ピックアップ手段 4 トラバースモータ手段 5 トラバース制御手段 6 マイクロコンピュータ手段 7 回転情報検出手段 8 基準信号発生手段 9 速度制御手段 10 モータ駆動手段 11 最大加速手段 12 最大減速手段 13 切り換え手段 14 飽和電圧検出手段 15 電力選択手段 16、17、18 電力供給手段 101、102、103 電源 113、201、301、401 モータ駆動トランジ
スタ 114 モータ駆動指令端子 109、112 電源選択端子 115、202 モータ 116、203 モータ逆起電力 117、204 モータコイル抵抗 205 モータ電源 302、402 モータ駆動コイル 403 モータ励磁コイル 304、404 切り換え手段
スタ 114 モータ駆動指令端子 109、112 電源選択端子 115、202 モータ 116、203 モータ逆起電力 117、204 モータコイル抵抗 205 モータ電源 302、402 モータ駆動コイル 403 モータ励磁コイル 304、404 切り換え手段
Claims (6)
- 【請求項1】モータを回転させるための定速モードと加
速モードと減速モードとを含み、定速モードでは、モー
タの電源電圧を予め決められた基準電圧に切り換えるス
テップと、モータの回転数が基準回転数以下の場合にモ
ータの電源電圧を前記基準電圧よりも小なる電圧に切り
換えるステップとを含み、加速モードでは、加速前にモ
ータの電源電圧を前記基準電圧よりも大なる電圧に切り
換えるステップと、モータに加速指令を与えるステップ
と、加速後にモータの電源電圧を前記基準電圧に切り換
えるステップとを含み、減速モードでは、減速前にモー
タの電源電圧を前記基準電圧よりも小なる電圧に切り換
えるステップと、モータに減速指令を与えるステップ
と、減速後にモータの電源電圧を前記基準電圧に切り換
えるステップとを含んで構成されることを特徴とするモ
ータの回転制御方法。 - 【請求項2】モータを回転させるための加速モードと減
速モードとを含み、加速モードもしくは減速モードでモ
ータを回転している最中に、モータの電源電圧を予め決
められた第1の電圧よりも小なる第2の電圧に切り換え
るステップもしくはモータの電源電圧を前記第2の電圧
よりも大なる第3の電圧に切り換えるステップの少なく
ともいずれかを含んで構成されることを特徴とするモー
タの回転制御方法。 - 【請求項3】永久磁石手段と、第1の駆動コイル手段
と、該第1の駆動コイル手段と直列に電源に接続可能に
設けられた第2の駆動コイル手段とを含んでなるモータ
手段及び、前記第2の駆動コイル手段と等価な抵抗値を
有し前記第1の駆動コイル手段と前記第2の駆動コイル
手段との接続点に接続可能に設けられた抵抗手段と、前
記第2の駆動コイル手段と前記抵抗手段とを切り換える
手段とを含んで構成されることを特徴とするモータの回
転制御装置。 - 【請求項4】第1の励磁コイル手段と、該第1の励磁コ
イル手段と直列に電源に接続可能に設けられた第2の励
磁コイル手段と、駆動コイル手段とを含んでなるモータ
手段及び、前記第2の励磁コイル手段と前記第1の励磁
コイル手段との接続を切り換える手段とを含んで構成さ
れることを特徴とするモータの回転制御装置。 - 【請求項5】ディスクのデータをアクセスするためのア
クセスモードとデータ再生モードとディスク上の特定ト
ラック位置を保持するホールドトラックモードを含み、
ホールドトラックモードでは、ディスクを回転させるモ
ータの回転指令が基準値以上の場合に回転制御ゲインを
一定値減少するステップを含んで構成されることを特徴
とするディスク再生装置のモータの回転制御方法。 - 【請求項6】線速度一定なディスクを回転させるモータ
手段と、前記モータ手段に駆動電流を付与するモータ駆
動手段と、前記ディスクに記録された情報を検出するピ
ックアップ手段と、前記ピックアップ手段の検出信号に
含まれる回転速度情報を検出する回転情報検出手段と、
前記回転情報検出手段により検出された速度情報に基づ
いて前記モータ手段の回転速度を制御する速度制御手段
と、前記ピックアップ手段を前記ディスク上の半径方向
において任意の位置へ位置決めするトラバース手段とを
含み、前記モータ駆動手段に電源を供給する複数の電源
供給手段と、前記モータ駆動手段の駆動トランジスタの
飽和電圧を検出する手段と、前記複数の電源供給手段を
切り換える電力選択手段と、モータの駆動コイルの巻数
もしくは励磁コイルの巻数の少なくともいずれかを切り
換える手段と、前記速度制御手段の制御ゲインを切り換
える手段の少なくともいずれかとを含んで構成されるこ
とを特徴とするディスク再生装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7075452A JPH08273291A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | モータの回転制御方法及びモータの回転制御装置及びディスク再生装置 |
US08/623,193 US5834913A (en) | 1995-03-31 | 1996-03-28 | Method and apparatus for controlling motor rotation, and a disk signal regenerating apparatus using the motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7075452A JPH08273291A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | モータの回転制御方法及びモータの回転制御装置及びディスク再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08273291A true JPH08273291A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=13576693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7075452A Pending JPH08273291A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | モータの回転制御方法及びモータの回転制御装置及びディスク再生装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5834913A (ja) |
JP (1) | JPH08273291A (ja) |
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- 1995-03-31 JP JP7075452A patent/JPH08273291A/ja active Pending
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---|---|
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