JPH08266695A - ゴルフ用パタークラブ - Google Patents
ゴルフ用パタークラブInfo
- Publication number
- JPH08266695A JPH08266695A JP7320414A JP32041495A JPH08266695A JP H08266695 A JPH08266695 A JP H08266695A JP 7320414 A JP7320414 A JP 7320414A JP 32041495 A JP32041495 A JP 32041495A JP H08266695 A JPH08266695 A JP H08266695A
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- shaft
- club head
- degrees
- club
- putter
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 YIPSを防止し、真直な振子ストロークが
得られるようにする。 【解決手段】 ゴルフ用パタークラブ210は、略T字
形のクラブヘッド212、前部パッティングフェース2
18、底面222及び上面220を具えており、底面の
後部は前部よりも高い位置にあり、クラブヘッドをゴル
フボールにアドレスするとき、上面は前部から後部に向
かって7度の角度で上向きに傾斜し、シャフト232は
その後部がクラブヘッドの上面に接続され、シャフトの
略全体部分はクラブヘッドに関して前方に9度の角度で
傾き、側方に約20度の角度で傾いており、シャフトの
長さは33〜37インチである。
得られるようにする。 【解決手段】 ゴルフ用パタークラブ210は、略T字
形のクラブヘッド212、前部パッティングフェース2
18、底面222及び上面220を具えており、底面の
後部は前部よりも高い位置にあり、クラブヘッドをゴル
フボールにアドレスするとき、上面は前部から後部に向
かって7度の角度で上向きに傾斜し、シャフト232は
その後部がクラブヘッドの上面に接続され、シャフトの
略全体部分はクラブヘッドに関して前方に9度の角度で
傾き、側方に約20度の角度で傾いており、シャフトの
長さは33〜37インチである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にはゴルフ
用パタークラブに関し、より具体的には、パッティング
を行なう間、正確な目線を保ちつつ、手首が前方に折れ
る又は曲がる(forward breaking)のを防止できるゴルフ
用パタークラブに関する。
用パタークラブに関し、より具体的には、パッティング
を行なう間、正確な目線を保ちつつ、手首が前方に折れ
る又は曲がる(forward breaking)のを防止できるゴルフ
用パタークラブに関する。
【0002】
【従来技術及び問題点】パッティングを行なう間、手首
が前方に曲がることはYIPSとしても知られており、
好ましいことではない。YIPSとは手首が前方に曲が
ることであり、クラブヘッドは、ボールを打つとき又は
打った直後に手の前方に移動する。パッティング中、手
首がこのようにして曲がると、パッティングコントロー
ルができなくなる。
が前方に曲がることはYIPSとしても知られており、
好ましいことではない。YIPSとは手首が前方に曲が
ることであり、クラブヘッドは、ボールを打つとき又は
打った直後に手の前方に移動する。パッティング中、手
首がこのようにして曲がると、パッティングコントロー
ルができなくなる。
【0003】さらに、シャフトが前方に全く傾いていな
い従来のパターでは、シャフトは90度の角度でパター
ヘッドに繋がれている。その結果、望ましい目線があっ
て、パッティングストロークは、その望ましい目線に沿
って、後方から前方に向かう直線と一致する傾向にあ
る。しかしながら、本発明者によりわかったことである
が、シャフトがパターヘッドの前方に傾いているとき、
パターヘッドは、望ましいパッティングストロークのラ
インから、左方向(右利きのゴルファーの場合)又は右方
向(左利きのゴルファーの場合)に内向きに角度をなして
いるように、ゴルファーには見える。その結果、ゴルフ
ァーは補正を行なう傾向があり、右利きのゴルファーの
場合、所望するパッティングラインの右側に、左利きの
ゴルファーの場合、所望するパッティングラインの左側
にボールを打つことになる。
い従来のパターでは、シャフトは90度の角度でパター
ヘッドに繋がれている。その結果、望ましい目線があっ
て、パッティングストロークは、その望ましい目線に沿
って、後方から前方に向かう直線と一致する傾向にあ
る。しかしながら、本発明者によりわかったことである
が、シャフトがパターヘッドの前方に傾いているとき、
パターヘッドは、望ましいパッティングストロークのラ
インから、左方向(右利きのゴルファーの場合)又は右方
向(左利きのゴルファーの場合)に内向きに角度をなして
いるように、ゴルファーには見える。その結果、ゴルフ
ァーは補正を行なう傾向があり、右利きのゴルファーの
場合、所望するパッティングラインの右側に、左利きの
ゴルファーの場合、所望するパッティングラインの左側
にボールを打つことになる。
【0004】この傾向は、パターに空気力学的な外観を
もたらすためにパッティングヘッドの上面が後方に向け
て低くなっているときに著しく、パターヘッドの上面が
水平な表面を有する場合、つまりパターヘッドをボール
にアドレスしたときに地面に平行な表面を有する場合に
比べて、特に問題となる。このような場合、右利きのゴ
ルファーは、所望するパッティングラインの右側を狙っ
てボールを打つ傾向がある。
もたらすためにパッティングヘッドの上面が後方に向け
て低くなっているときに著しく、パターヘッドの上面が
水平な表面を有する場合、つまりパターヘッドをボール
にアドレスしたときに地面に平行な表面を有する場合に
比べて、特に問題となる。このような場合、右利きのゴ
ルファーは、所望するパッティングラインの右側を狙っ
てボールを打つ傾向がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下の目的と利点は、本
発明のゴルフ用パタークラブにより達成される。 (a) YIPSを防止できる。 (b) 真に真直な振り子ストロークを行なえる。 (c) シャフトがパターヘッドの前方に傾いているときで
も、パターヘッドの上面は後部の方が高くなるように、
パターヘッドの上面を作成することにより、目線とスイ
ングを所望のパッティングラインに合わせることができ
る。 (d) シャフトはゴルファーの先導腕及び手首と同一線上
に揃えうことができる。 (e) パターのクラブヘッドの前部分だけが地面と接触す
る。 (f) ゴルファーの体重がゴルフクラブにかからない。
発明のゴルフ用パタークラブにより達成される。 (a) YIPSを防止できる。 (b) 真に真直な振り子ストロークを行なえる。 (c) シャフトがパターヘッドの前方に傾いているときで
も、パターヘッドの上面は後部の方が高くなるように、
パターヘッドの上面を作成することにより、目線とスイ
ングを所望のパッティングラインに合わせることができ
る。 (d) シャフトはゴルファーの先導腕及び手首と同一線上
に揃えうことができる。 (e) パターのクラブヘッドの前部分だけが地面と接触す
る。 (f) ゴルファーの体重がゴルフクラブにかからない。
【0006】上記の利点は、以下のゴルフ用パタークラ
ブを提供することにより得られる。 (a) 従来の長さであること。 (b) どのようなパッティングスタイルにも使用すること
ができ、ゴルファーに自由な動きがもたらされること。 (c) どんな種類のパッテンググリップにも用いられるこ
と。 (d) ゴルファーは自然なスイングができるように、スト
ロークの終わりは後の手でパターを進ませることができ
るようにすること。 (e) パターがUSGAの規則に適合するという条件の下
に、シャフトの下端は、クラブヘッド又はホーゼルに直
接繋ぐことができること。
ブを提供することにより得られる。 (a) 従来の長さであること。 (b) どのようなパッティングスタイルにも使用すること
ができ、ゴルファーに自由な動きがもたらされること。 (c) どんな種類のパッテンググリップにも用いられるこ
と。 (d) ゴルファーは自然なスイングができるように、スト
ロークの終わりは後の手でパターを進ませることができ
るようにすること。 (e) パターがUSGAの規則に適合するという条件の下
に、シャフトの下端は、クラブヘッド又はホーゼルに直
接繋ぐことができること。
【0007】本発明の上記及びその他の目的、特徴及び
利点は、添付の図面に基づく以下の詳細な説明から直ち
に明らかなものとなるであろう。
利点は、添付の図面に基づく以下の詳細な説明から直ち
に明らかなものとなるであろう。
【0008】
【発明の実施の形態】この問題を解消するために、図1
乃至図6を参照して説明する。本発明の実施例によれ
ば、ゴルフ用パタークラブ(210)は、略T字形のクラブ
ヘッド(212)を含んでいる。足のかかととつま先とのバ
ランスを自然なものにするために、クラブヘッド(212)
はT字形が好ましいけれども、クラブヘッド(212)の形
状はT字形に限定されるものでなく、その他のいかなる
適当な形状であってよい。
乃至図6を参照して説明する。本発明の実施例によれ
ば、ゴルフ用パタークラブ(210)は、略T字形のクラブ
ヘッド(212)を含んでいる。足のかかととつま先とのバ
ランスを自然なものにするために、クラブヘッド(212)
はT字形が好ましいけれども、クラブヘッド(212)の形
状はT字形に限定されるものでなく、その他のいかなる
適当な形状であってよい。
【0009】図示の実施例において、クラブヘッド(21
2)は前部に打球部(214)を有し、後部には打球部(214)と
直角にシャフト接続部(216)が接続されており、クラブ
ヘッド(212)は前述の如くT字形に形成される。なお、
後部のシャフト接続部(216)はゴルファーの両目と平行
であり、パットの狙いを定める際の補助手段として機能
する。
2)は前部に打球部(214)を有し、後部には打球部(214)と
直角にシャフト接続部(216)が接続されており、クラブ
ヘッド(212)は前述の如くT字形に形成される。なお、
後部のシャフト接続部(216)はゴルファーの両目と平行
であり、パットの狙いを定める際の補助手段として機能
する。
【0010】図4及び図5に最も良く示されるように、
前部の打球部(214)は、その平面図がほぼ矩形であり、
下端部(214a)は僅かに弓形となっていて、半径約7イン
チの円により規定される曲率を有しており、略矩形のパ
ッティングフェース(218)を形成している。しかしなが
ら、形状はその他適当なものでもよいことは理解される
べきである。適当なサイズの一例を示すと、前部打球部
(214)の上面(220)は、側部と側部の長さが3.3イン
チ、前部と後部の幅が0.6インチであり、前部打球部
(214)の底面(222)も同様である。前部のパッティングフ
ェース(218)は、その中心での高さが1インチである。
前部打球部(214)の後部フェース(224)の形状と寸法は、
前部パッティングフェース(218)と略同一であるが、本
発明はこれに限定されるものではない。
前部の打球部(214)は、その平面図がほぼ矩形であり、
下端部(214a)は僅かに弓形となっていて、半径約7イン
チの円により規定される曲率を有しており、略矩形のパ
ッティングフェース(218)を形成している。しかしなが
ら、形状はその他適当なものでもよいことは理解される
べきである。適当なサイズの一例を示すと、前部打球部
(214)の上面(220)は、側部と側部の長さが3.3イン
チ、前部と後部の幅が0.6インチであり、前部打球部
(214)の底面(222)も同様である。前部のパッティングフ
ェース(218)は、その中心での高さが1インチである。
前部打球部(214)の後部フェース(224)の形状と寸法は、
前部パッティングフェース(218)と略同一であるが、本
発明はこれに限定されるものではない。
【0011】後部シャフト接続部(216)は、全体的に矩
形の形状であるが、その底面(226)は前端部(228)から後
端部(230)に亘って上向きテーパ状である。図3及び図
6に示される如く、底面(226)の前端部(228)の(229)の
部分は平らであり、前部打球部(214)の底面(222)と同一
平面上に揃っている。(229)の部分の形状は半卵形であ
るが、これに限定されるものでない。このように、パタ
ークラブ(210)が地面に置かれたとき、底面(226)の後端
部(230)は、底面(226)の前端部(228)よりも高い位置に
ある。その理由は、以下の説明からより良く理解される
であろう。一例として、底面は、図3に示されるよう
に、半径8インチ(R8)の円、次に半径0.8インチ(R
0.8)の円、その次に半径0.125インチ(R0.12
5)の円に沿って(229)の部分から上向きに屈曲させるこ
とができる。図示の底面は勾配を有しているが、クラブ
ヘッドの後部をクラブの前部よりも高くすることができ
れば、どのような構造でも構わないことは理解されるで
あろう。
形の形状であるが、その底面(226)は前端部(228)から後
端部(230)に亘って上向きテーパ状である。図3及び図
6に示される如く、底面(226)の前端部(228)の(229)の
部分は平らであり、前部打球部(214)の底面(222)と同一
平面上に揃っている。(229)の部分の形状は半卵形であ
るが、これに限定されるものでない。このように、パタ
ークラブ(210)が地面に置かれたとき、底面(226)の後端
部(230)は、底面(226)の前端部(228)よりも高い位置に
ある。その理由は、以下の説明からより良く理解される
であろう。一例として、底面は、図3に示されるよう
に、半径8インチ(R8)の円、次に半径0.8インチ(R
0.8)の円、その次に半径0.125インチ(R0.12
5)の円に沿って(229)の部分から上向きに屈曲させるこ
とができる。図示の底面は勾配を有しているが、クラブ
ヘッドの後部をクラブの前部よりも高くすることができ
れば、どのような構造でも構わないことは理解されるで
あろう。
【0012】望ましい実施例において、後部のシャフト
接続部(216)は、前部と後部の距離が2.17インチであ
り、側部と側部の幅が0.874インチである。
接続部(216)は、前部と後部の距離が2.17インチであ
り、側部と側部の幅が0.874インチである。
【0013】パタークラブ(210)は、シャフト(232)が後
部接続部(216)の上面(234)に接続されている。シャフト
(232)は従来のシャフトであり、これまでと同じ要領に
て、シャフト(216)に接続することができる。例えば、
シャフト(232)は、図示の如く、後部シャフト接続部(21
6)の上面(234)の穴(233)の中に溶接することができる。
或は、シャフト(232)を接続するためのホーゼル(図示せ
ず)を設けることもできる。シャフト(232)は、その軸線
が後部シャフト接続部(216)の上面の後縁から0.55イ
ンチ離れた位置で接続することが望ましい。この位置
は、ゴルファーに最も近い後部シャフト接続部(216)の
長い方の縁部と僅かに離れている。
部接続部(216)の上面(234)に接続されている。シャフト
(232)は従来のシャフトであり、これまでと同じ要領に
て、シャフト(216)に接続することができる。例えば、
シャフト(232)は、図示の如く、後部シャフト接続部(21
6)の上面(234)の穴(233)の中に溶接することができる。
或は、シャフト(232)を接続するためのホーゼル(図示せ
ず)を設けることもできる。シャフト(232)は、その軸線
が後部シャフト接続部(216)の上面の後縁から0.55イ
ンチ離れた位置で接続することが望ましい。この位置
は、ゴルファーに最も近い後部シャフト接続部(216)の
長い方の縁部と僅かに離れている。
【0014】シャフト(232)の長さは、従来のパターク
ラブと同じように約37インチ以下であるが、約33イ
ンチよりも長くすることが望ましい。
ラブと同じように約37インチ以下であるが、約33イ
ンチよりも長くすることが望ましい。
【0015】シャフト(232)は、垂直線から側方に角度
Yの傾きを有している。角度Yは、USGA規則の規定
に従い、一般的には10度より大きい角度であり、約1
5度〜22度の範囲が望ましく、図4及び図5に最も良
く示されるように、約20度がより望ましい。
Yの傾きを有している。角度Yは、USGA規則の規定
に従い、一般的には10度より大きい角度であり、約1
5度〜22度の範囲が望ましく、図4及び図5に最も良
く示されるように、約20度がより望ましい。
【0016】図3に最も良く示されるように、シャフト
(232)は、前方角度Zを有するように、後部シャフト接
続部(216)の上面に接続されており、垂直線に関して約
8度以上の角度にて傾斜している。この角度は、約8〜
10度の範囲であることが望ましく、約9度がより望ま
しい。角度がこの範囲から外れるとき、YIPS防止の
効果はあまり得られない。そのような形状の場合、ロフ
トは設けられることができるけれども、前部パッティン
グフェース(218)にロフトはない。
(232)は、前方角度Zを有するように、後部シャフト接
続部(216)の上面に接続されており、垂直線に関して約
8度以上の角度にて傾斜している。この角度は、約8〜
10度の範囲であることが望ましく、約9度がより望ま
しい。角度がこの範囲から外れるとき、YIPS防止の
効果はあまり得られない。そのような形状の場合、ロフ
トは設けられることができるけれども、前部パッティン
グフェース(218)にロフトはない。
【0017】上記構造のために、特に、シャフトが最大
長さであって前後方向の角度が8度〜10度で連結され
るので、パタークラブ(210)は、パット打ちの改善をも
たらす。
長さであって前後方向の角度が8度〜10度で連結され
るので、パタークラブ(210)は、パット打ちの改善をも
たらす。
【0018】特に、図1乃至図6の構造を有するため
に、ゴルファーの手は前部パッティングフェース(218)
から約1.5インチ前方の位置に維持され、シャフト(23
2)は、パット打ちが終わるまで、ゴルファーの先導腕と
常に同一線上にある。その結果、パッティングを行なう
間、ゴルファーの手首はブレークしないので、YIPS
が防止される。これにより、ゴルファーは、パッティン
グが終わるまでコントロール状態を保持できる。シャフ
ト(232)の前方角度が約8度よりも小さいとYIPSを
防止することができず、パッティングを行なう間、手首
がブレークする結果となる。
に、ゴルファーの手は前部パッティングフェース(218)
から約1.5インチ前方の位置に維持され、シャフト(23
2)は、パット打ちが終わるまで、ゴルファーの先導腕と
常に同一線上にある。その結果、パッティングを行なう
間、ゴルファーの手首はブレークしないので、YIPS
が防止される。これにより、ゴルファーは、パッティン
グが終わるまでコントロール状態を保持できる。シャフ
ト(232)の前方角度が約8度よりも小さいとYIPSを
防止することができず、パッティングを行なう間、手首
がブレークする結果となる。
【0019】さらに、ゴルファーの手は、前部パッティ
ングフェース(218)の約1.5インチ前方に維持されるか
ら、ゴルファーの体重はクラブにかからない。これは、
スイングをより滑らかに行なえることを意味し、さらに
は手首のブレークを防ぐという追加の効果を有する。従
来のパターの場合、シャフトにゴルファーの体重がかか
り、パッティングヘッドを押し下げてしまう。
ングフェース(218)の約1.5インチ前方に維持されるか
ら、ゴルファーの体重はクラブにかからない。これは、
スイングをより滑らかに行なえることを意味し、さらに
は手首のブレークを防ぐという追加の効果を有する。従
来のパターの場合、シャフトにゴルファーの体重がかか
り、パッティングヘッドを押し下げてしまう。
【0020】さらにまた、長さ約37インチ以下の従来
のシャフトを用いて、通常通りの打ち方により、ボール
を打った後、パタークラブ(210)のコントロールを解除
するまで、クラブヘッド(212)を数インチ以上フォロー
することができる。これは、自然な形で打つことができ
るので、身体を無理に変形させることはない。このよう
な構造であるから、自然に流れるような動きでボールを
打った後、後の方の手は容易に解放することができる。
のシャフトを用いて、通常通りの打ち方により、ボール
を打った後、パタークラブ(210)のコントロールを解除
するまで、クラブヘッド(212)を数インチ以上フォロー
することができる。これは、自然な形で打つことができ
るので、身体を無理に変形させることはない。このよう
な構造であるから、自然に流れるような動きでボールを
打った後、後の方の手は容易に解放することができる。
【0021】このように、本発明にあっては、真の振り
子運動のストロークが得られるので、前記記載から明ら
かなように、クラブのヘッド(212)は直線に沿って移動
し、その動きに何の拘束も受けない。さらに、パッティ
ングを行なう間、肩は水平であり、真の振り子ストロー
ク(pendulum stroke)を達成することができ、そのため
の目線をうまく定めることができる。
子運動のストロークが得られるので、前記記載から明ら
かなように、クラブのヘッド(212)は直線に沿って移動
し、その動きに何の拘束も受けない。さらに、パッティ
ングを行なう間、肩は水平であり、真の振り子ストロー
ク(pendulum stroke)を達成することができ、そのため
の目線をうまく定めることができる。
【0022】これは、ハンドツウヘッドラグ(hand to h
ead lag)を含むあらゆる種類のパッティングスタイル、
そしてあらゆるパッティンググリップの場合も、本発明
のパターを用いて行なうことができることを意味し、ど
んな制約も受けない。
ead lag)を含むあらゆる種類のパッティングスタイル、
そしてあらゆるパッティンググリップの場合も、本発明
のパターを用いて行なうことができることを意味し、ど
んな制約も受けない。
【0023】前述したように、底面(226)は、上向きか
つ後向きに傾いている。その結果、前部打球部(214)の
底面(222)と、底面(226)の前端部(228)の(229)の部分だ
けが、パッティングのセットアップを行なう間及び実際
のパッティング中、地面と接触している。本発明の構造
では、手がパッティングフェース(218)の約1.5インチ
前方にあることは重要であり、これにより、クラブヘッ
ド(212)の前部だけが地面に接触し、より滑らかなスト
ロークを確実に得ることができる。シャフトがクラブヘ
ッドの後部に接続されている本発明では、これは特に重
要であり、パターにどんな重みが作用する場合でも、図
3に示される如く、後部は地面から離れているので、そ
の重みはクラブヘッドの前部に作用するであろう。
つ後向きに傾いている。その結果、前部打球部(214)の
底面(222)と、底面(226)の前端部(228)の(229)の部分だ
けが、パッティングのセットアップを行なう間及び実際
のパッティング中、地面と接触している。本発明の構造
では、手がパッティングフェース(218)の約1.5インチ
前方にあることは重要であり、これにより、クラブヘッ
ド(212)の前部だけが地面に接触し、より滑らかなスト
ロークを確実に得ることができる。シャフトがクラブヘ
ッドの後部に接続されている本発明では、これは特に重
要であり、パターにどんな重みが作用する場合でも、図
3に示される如く、後部は地面から離れているので、そ
の重みはクラブヘッドの前部に作用するであろう。
【0024】本発明の重要なポイントとして、クラブヘ
ッド(212)の上面全体が、その前部から後部に向けて上
向きに傾いており、その結果、シャフト(232)は上面(23
4)に対して、約85度〜90度の範囲の角度、望ましく
は約88度〜90度の範囲の角度を形成している(図3
参照)。この範囲及びその均等範囲は、本明細書では、
「略直角(substantially perpendicular)」として規定
している。例えば、均等範囲には91度の角度を含むも
のとする。最も望ましい実施例において、図3に示され
る如く、クラブヘッド(212)をボールにアドレスすると
き、クラブヘッド(212)の上面は、水平面即ち地面に対
して上向きに約7度傾斜しており、シャフト(232)は、
垂直線に関して前方に9度傾斜している。その結果、シ
ャフト(232)と上面(234)との角度は88度である。
ッド(212)の上面全体が、その前部から後部に向けて上
向きに傾いており、その結果、シャフト(232)は上面(23
4)に対して、約85度〜90度の範囲の角度、望ましく
は約88度〜90度の範囲の角度を形成している(図3
参照)。この範囲及びその均等範囲は、本明細書では、
「略直角(substantially perpendicular)」として規定
している。例えば、均等範囲には91度の角度を含むも
のとする。最も望ましい実施例において、図3に示され
る如く、クラブヘッド(212)をボールにアドレスすると
き、クラブヘッド(212)の上面は、水平面即ち地面に対
して上向きに約7度傾斜しており、シャフト(232)は、
垂直線に関して前方に9度傾斜している。その結果、シ
ャフト(232)と上面(234)との角度は88度である。
【0025】なお、右利きのゴルファーの場合、クラブ
ヘッドが所望のパッティングラインから左方向内向きに
見える問題と、左利きのゴルファーの場合、所望のパッ
ティングラインから右方向内向きに見える問題は、クラ
ブヘッドの上面に上向きの傾斜がなく、シャフトが前方
に傾斜している場合に起こるが、これらは、クラブヘッ
ド(212)の上面を、前部から後部まで上向き角度とする
ことにより、解消することができる。その結果、右利き
ゴルファーの場合、補正して所望のパッティングライン
の右方向にホールを打つ傾向はなくなるし、左利きゴル
ファーの場合、補正して所望のパッティングラインの左
方向にボールを打つ傾向はなくなる。
ヘッドが所望のパッティングラインから左方向内向きに
見える問題と、左利きのゴルファーの場合、所望のパッ
ティングラインから右方向内向きに見える問題は、クラ
ブヘッドの上面に上向きの傾斜がなく、シャフトが前方
に傾斜している場合に起こるが、これらは、クラブヘッ
ド(212)の上面を、前部から後部まで上向き角度とする
ことにより、解消することができる。その結果、右利き
ゴルファーの場合、補正して所望のパッティングライン
の右方向にホールを打つ傾向はなくなるし、左利きゴル
ファーの場合、補正して所望のパッティングラインの左
方向にボールを打つ傾向はなくなる。
【0026】シャフトがクラブヘッドの前方に傾いてい
るとき、従来のシャフトについて、クラブヘッド(212)
の角度を見たときに起こる問題は、シャフト(232)をク
ラブヘッド(212)に対して略直角の関係とすることによ
り解消できることは理解されるであろう。実際、これま
でのパターは、本発明とは全く逆であり、傾斜を設けて
いないし、空気力学的外観を得るためにクラブヘッドの
上面を反対側に傾斜させること、即ち前部から後部に対
して下向きに傾斜させることさえある。
るとき、従来のシャフトについて、クラブヘッド(212)
の角度を見たときに起こる問題は、シャフト(232)をク
ラブヘッド(212)に対して略直角の関係とすることによ
り解消できることは理解されるであろう。実際、これま
でのパターは、本発明とは全く逆であり、傾斜を設けて
いないし、空気力学的外観を得るためにクラブヘッドの
上面を反対側に傾斜させること、即ち前部から後部に対
して下向きに傾斜させることさえある。
【0027】このように、図1乃至図6の実施例の場
合、シャフトがパターヘッドの前方に傾いている場合で
も、目線と、得られるスイングは所望のパッティングラ
イン上にある。
合、シャフトがパターヘッドの前方に傾いている場合で
も、目線と、得られるスイングは所望のパッティングラ
イン上にある。
【0028】図示の上向き傾斜角度は7度であるが、こ
の傾斜角度は、シャフト(232)の前方傾斜角度Zに応じ
て変動するものとし、略直交関係を得ることができるよ
うに、シャフトがパターヘッドの前方に傾いているとき
でも、目線とスイングは所望のパッティングラインと一
致するようにする。
の傾斜角度は、シャフト(232)の前方傾斜角度Zに応じ
て変動するものとし、略直交関係を得ることができるよ
うに、シャフトがパターヘッドの前方に傾いているとき
でも、目線とスイングは所望のパッティングラインと一
致するようにする。
【0029】図示の実施例では、クラブヘッド(212)の
上面の上向き傾斜は、その長さ全体に沿っており、実際
には、前部打球部(214)と後部シャフト接続部(216)の両
方の上面に沿っているけれども、これに限定されるもの
でない。シャフトがパターヘッドの前方に傾いていると
きでさえも、クラブヘッド(212)の上面の大部分が上向
きに傾斜しておれば、目線とスイングを所望のパッティ
ングラインに十分に合わせることができる。但し、最大
の効果を得るために、傾斜は、クラブヘッド(212)の上
面全体に沿っていることが望ましい。例えば、シャフト
(232)とクラブヘッド(212)の接続部で傾斜を中断し、そ
の後、水平にしてもよいし、接続位置から後部に向けて
下向きに傾斜させてもよい。
上面の上向き傾斜は、その長さ全体に沿っており、実際
には、前部打球部(214)と後部シャフト接続部(216)の両
方の上面に沿っているけれども、これに限定されるもの
でない。シャフトがパターヘッドの前方に傾いていると
きでさえも、クラブヘッド(212)の上面の大部分が上向
きに傾斜しておれば、目線とスイングを所望のパッティ
ングラインに十分に合わせることができる。但し、最大
の効果を得るために、傾斜は、クラブヘッド(212)の上
面全体に沿っていることが望ましい。例えば、シャフト
(232)とクラブヘッド(212)の接続部で傾斜を中断し、そ
の後、水平にしてもよいし、接続位置から後部に向けて
下向きに傾斜させてもよい。
【0030】クラブヘッド(212)は、異なる材料から作
られている。特に、後部シャフト接続部(216)の底部(28
0)と前部打球部(214)の主要部(282)は、アルミニウムの
一体片にて形成されている。後部シャフト接続部(216)
の上部(284)は真鍮から形成され、上部(284)はクラブヘ
ッド(212)の前部パッティングフェース(218)まで伸びて
おり、これによって、前部打球部(214)の主要部(282)の
中をくり抜いた凹部(286)の中を伸びている。上部(284)
の上面は、前述の7度の角度で、前部パッティングフェ
ース(218)からクラブヘッド(212)の後部に亘って上向き
かつ後方に角度をなしている。そして、頂部(284)の前
端部の上面は、前部打球部(214)の主要部(282)の上面と
平面を共通にしており、クラブヘッド(212)の上面全体
に沿って、上方かつ後方に7度傾いている。
られている。特に、後部シャフト接続部(216)の底部(28
0)と前部打球部(214)の主要部(282)は、アルミニウムの
一体片にて形成されている。後部シャフト接続部(216)
の上部(284)は真鍮から形成され、上部(284)はクラブヘ
ッド(212)の前部パッティングフェース(218)まで伸びて
おり、これによって、前部打球部(214)の主要部(282)の
中をくり抜いた凹部(286)の中を伸びている。上部(284)
の上面は、前述の7度の角度で、前部パッティングフェ
ース(218)からクラブヘッド(212)の後部に亘って上向き
かつ後方に角度をなしている。そして、頂部(284)の前
端部の上面は、前部打球部(214)の主要部(282)の上面と
平面を共通にしており、クラブヘッド(212)の上面全体
に沿って、上方かつ後方に7度傾いている。
【0031】さらに、シリンドリカル状の真鍮インサー
ト(286)が、前部打球部(214)の後部フェース(224)にく
り抜いた凹部(288)の中に装填されている。インサート
(286)は直径0.610インチが望ましい。
ト(286)が、前部打球部(214)の後部フェース(224)にく
り抜いた凹部(288)の中に装填されている。インサート
(286)は直径0.610インチが望ましい。
【0032】頂部(284)とインサート(286)に真鍮を用い
ると、パターヘッド(212)の重量軽減となり、所望の重
量とバランス特性を得ることができる。
ると、パターヘッド(212)の重量軽減となり、所望の重
量とバランス特性を得ることができる。
【0033】本発明の望ましい具体例を添付の図面を参
照して説明したが、本発明は、実施例そのものに限定さ
れるものでなく、当該分野の専門家であれば、請求の範
囲に規定された発明の範囲又は精神から逸脱することな
く種々の変形をなすことができる。
照して説明したが、本発明は、実施例そのものに限定さ
れるものでなく、当該分野の専門家であれば、請求の範
囲に規定された発明の範囲又は精神から逸脱することな
く種々の変形をなすことができる。
【図1】本発明の一実施例にかかるゴルフ用パタークラ
ブを前方から見た斜視図である。
ブを前方から見た斜視図である。
【図2】パターを後部から見た斜視図である。
【図3】パターの側面図である。
【図4】パターの背面図である。
【図5】パターの前面図である。
【図6】パターの底面図である。
(210) パタークラブ (212) クラブヘッド (214) 打球部 (216) 後部シャフト接続部 (218) 前部パッティングフェース (220) 上面 (222) 底面 (232) シャフト
Claims (10)
- 【請求項1】 前部パッティングフェースと、底面と、
ゴルフボールにアドレスしたとき、前部から後部へと上
向きに傾斜する上面、を有するクラブヘッド;及びクラ
ブヘッドに接続され、該クラブヘッドに関して前方向に
傾いているシャフト;を具えるゴルフ用パタークラブ。 - 【請求項2】 シャフトの略全体部分は、軸線が、上面
と約88度乃至90度の範囲の角度を形成している請求
項1に記載のゴルフ用パタークラブ。 - 【請求項3】 シャフトはクラブヘッドの上面に固定さ
れている請求項1に記載のゴルフ用パタークラブ。 - 【請求項4】 シャフトは、クラブヘッドに関して側方
に10度以上傾いている請求項1に記載のゴルフ用パタ
ークラブ。 - 【請求項5】 シャフトは、クラブヘッドに関して側方
に約20度傾いている請求項1に記載のゴルフ用パター
クラブ。 - 【請求項6】 シャフトはクラブヘッドの後部に接続さ
れている請求項1に記載のゴルフ用パタークラブ。 - 【請求項7】 シャフトの長さは約37インチ以下であ
る請求項1に記載のゴルフ用パタークラブ。 - 【請求項8】 シャフトの略全体部分は、クラブヘッド
に関して前方向に約8度乃至10度の範囲内の角度傾い
ている請求項1に記載のゴルフ用パタークラブ。 - 【請求項9】 シャフトは、クラブヘッドに関して前方
向に約9度傾いており、上面の傾斜角度は約7度である
請求項8に記載のゴルフ用パタークラブ。 - 【請求項10】 底面の後部は、底面の前部よりも高い
位置にある請求項1に記載のゴルフ用パタークラブ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/409736 | 1995-03-23 | ||
US08/409,736 US5494282A (en) | 1994-09-07 | 1995-03-23 | Golf club putter with YIPS prevention and accurate line of sight |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08266695A true JPH08266695A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=23621750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7320414A Withdrawn JPH08266695A (ja) | 1995-03-23 | 1995-12-08 | ゴルフ用パタークラブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08266695A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001286584A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-10-16 | Yume Kobo:Kk | ゴルフパター |
US6663497B2 (en) | 2001-01-25 | 2003-12-16 | Acushnet Company | Adjustable putter |
US7004849B2 (en) | 2001-01-25 | 2006-02-28 | Acushnet Company | Putter |
-
1995
- 1995-12-08 JP JP7320414A patent/JPH08266695A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001286584A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-10-16 | Yume Kobo:Kk | ゴルフパター |
US6663497B2 (en) | 2001-01-25 | 2003-12-16 | Acushnet Company | Adjustable putter |
US7004849B2 (en) | 2001-01-25 | 2006-02-28 | Acushnet Company | Putter |
US7052410B2 (en) | 2001-01-25 | 2006-05-30 | Acushnet Company | Adjustable putter |
US7645199B2 (en) | 2001-01-25 | 2010-01-12 | Acushnet Company | Putter |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030304 |