JPH08265631A - 自動焦点調節装置 - Google Patents
自動焦点調節装置Info
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- JPH08265631A JPH08265631A JP7068365A JP6836595A JPH08265631A JP H08265631 A JPH08265631 A JP H08265631A JP 7068365 A JP7068365 A JP 7068365A JP 6836595 A JP6836595 A JP 6836595A JP H08265631 A JPH08265631 A JP H08265631A
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- extracting
- signal
- filter
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- Focusing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被写体の明るさに拘らず安定に合焦調節を行
う。 【構成】 撮像手段111はレンズ110を通じて被写
体を撮像し、映像信号を出力する。この映像信号はフィ
ルタ手段112を通過することによりレンズ1の合焦状
態を示す焦点信号113となる。各抽出手段114、1
15は焦点信号113から輝度成分及びコントラスト成
分を抽出して制御手段116に与える。制御手段116
は上記輝度成分に応じてフィルタ手段112の周波数特
性を制御すると共に、上記コントラスト成分に応じてフ
ィルタ手段112の周波数特性を制御する。移動制御手
段117は焦点信号113に応じてレンズ110を焦点
信号が最大となるように山登り制御する。
う。 【構成】 撮像手段111はレンズ110を通じて被写
体を撮像し、映像信号を出力する。この映像信号はフィ
ルタ手段112を通過することによりレンズ1の合焦状
態を示す焦点信号113となる。各抽出手段114、1
15は焦点信号113から輝度成分及びコントラスト成
分を抽出して制御手段116に与える。制御手段116
は上記輝度成分に応じてフィルタ手段112の周波数特
性を制御すると共に、上記コントラスト成分に応じてフ
ィルタ手段112の周波数特性を制御する。移動制御手
段117は焦点信号113に応じてレンズ110を焦点
信号が最大となるように山登り制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ等に用い
て好適な自動焦点調節装置に関する。
て好適な自動焦点調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビデオカメラ等の映像機器に
用いられている自動焦点調節装置として、CCD等の撮
像素子から得られる映像信号中の高周波成分を抽出し、
この高周波成分が最大となるように撮影レンズを駆動し
て焦点調節を行う、いわゆる山登り方式が知られてい
る。このような自動焦点調節方式は、焦点調節用の特殊
な光学部材が不要であり、遠方でも近くでも距離によら
ずに正確にピントを合わせることができる等の長所を有
する。次にこの種の自動焦点調節装置について、図10
を用いて説明する。
用いられている自動焦点調節装置として、CCD等の撮
像素子から得られる映像信号中の高周波成分を抽出し、
この高周波成分が最大となるように撮影レンズを駆動し
て焦点調節を行う、いわゆる山登り方式が知られてい
る。このような自動焦点調節方式は、焦点調節用の特殊
な光学部材が不要であり、遠方でも近くでも距離によら
ずに正確にピントを合わせることができる等の長所を有
する。次にこの種の自動焦点調節装置について、図10
を用いて説明する。
【0003】同図において、フォーカスレンズ1はレン
ズ駆動用モータ57によって光軸方向に移動されて焦点
合わせを行う。このレンズ1を通った光は撮像素子3の
撮像面上に結像されて電気信号に光電変換され、映像信
号として出力される。この映像信号は、CDS/AGC
4でサンプルホールドしてから所定のレベルに増幅さ
れ、A/D変換器5でディジタル映像データへと変換さ
れる。この映像データはカメラのプロセス回路(図示せ
ず)へ入力されて標準テレビジョン信号に変換されると
共に、バンドパスフィルタ100(以下BPF)へと入
力される。
ズ駆動用モータ57によって光軸方向に移動されて焦点
合わせを行う。このレンズ1を通った光は撮像素子3の
撮像面上に結像されて電気信号に光電変換され、映像信
号として出力される。この映像信号は、CDS/AGC
4でサンプルホールドしてから所定のレベルに増幅さ
れ、A/D変換器5でディジタル映像データへと変換さ
れる。この映像データはカメラのプロセス回路(図示せ
ず)へ入力されて標準テレビジョン信号に変換されると
共に、バンドパスフィルタ100(以下BPF)へと入
力される。
【0004】BPF100では、映像信号中の高周波成
分を抽出し、ゲート回路101で撮像画面内の合焦検出
領域に設定された部分に相当する信号のみを抜き出し、
ピークホールド回路102で垂直同期信号の整数倍に同
期した間隔でピークホールドを行う。以後このピークホ
ールドされた値をAF評価値と呼ぶ。このAF評価値を
もとに、モータ速度判定回路104では、合焦度に応じ
たフォーカシング速度を設定する。すなわち大ボケ時に
は速く、小ボケ時には遅くなるように、モータドライバ
56に指示してモータ速度を制御する。また、モータ方
向判定回路103では、AF評価値が増加する方向にモ
ータ駆動方向を設定する。いわゆる山登り制御を行う。
分を抽出し、ゲート回路101で撮像画面内の合焦検出
領域に設定された部分に相当する信号のみを抜き出し、
ピークホールド回路102で垂直同期信号の整数倍に同
期した間隔でピークホールドを行う。以後このピークホ
ールドされた値をAF評価値と呼ぶ。このAF評価値を
もとに、モータ速度判定回路104では、合焦度に応じ
たフォーカシング速度を設定する。すなわち大ボケ時に
は速く、小ボケ時には遅くなるように、モータドライバ
56に指示してモータ速度を制御する。また、モータ方
向判定回路103では、AF評価値が増加する方向にモ
ータ駆動方向を設定する。いわゆる山登り制御を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
例では、通常の被写体に対して最適なバンドパスフィル
タの特性となるように回路設計を行うと、被写体が高輝
度や低照度、低コントラスト等である場合には、フィル
タ特性が最適にはならず、良好な合焦状態が得られない
という欠点があった。
例では、通常の被写体に対して最適なバンドパスフィル
タの特性となるように回路設計を行うと、被写体が高輝
度や低照度、低コントラスト等である場合には、フィル
タ特性が最適にはならず、良好な合焦状態が得られない
という欠点があった。
【0006】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
あらゆる被写体や撮影条件において目的とする主被写体
に対して安定に合焦することのできる自動焦点調節装置
を提供することである。
あらゆる被写体や撮影条件において目的とする主被写体
に対して安定に合焦することのできる自動焦点調節装置
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、撮像
手段より出力される映像信号から所定の周波数成分を焦
点信号として抽出するフィルタ手段と、上記フィルタ手
段で抽出した焦点信号から輝度成分を抽出する抽出手段
と、上記抽出手段で抽出した輝度成分に応じて上記フィ
ルタ手段の周波数特性を制御する制御手段と、上記フィ
ルタ手段で抽出した上記焦点信号に応じてレンズを移動
制御する移動制御手段とを設けている。
手段より出力される映像信号から所定の周波数成分を焦
点信号として抽出するフィルタ手段と、上記フィルタ手
段で抽出した焦点信号から輝度成分を抽出する抽出手段
と、上記抽出手段で抽出した輝度成分に応じて上記フィ
ルタ手段の周波数特性を制御する制御手段と、上記フィ
ルタ手段で抽出した上記焦点信号に応じてレンズを移動
制御する移動制御手段とを設けている。
【0008】請求項2の発明は、撮像手段より出力され
る映像信号から所定の周波数成分を焦点信号として抽出
するフィルタ手段と、上記フィルタ手段で抽出した焦点
信号を、上記撮像手段が撮像する画面内に設定した複数
の焦点検出領域毎に分割して取り出す複数のゲート手段
と、上記各ゲート手段から得られる焦点信号から輝度成
分を抽出する複数の抽出手段と、上記各抽出手段が抽出
した輝度成分に応じて上記フィルタ手段の周波数特性を
制御する制御手段と、上記フィルタ手段が抽出した上記
焦点信号に応じてレンズを移動制御する移動制御手段と
を設けている。
る映像信号から所定の周波数成分を焦点信号として抽出
するフィルタ手段と、上記フィルタ手段で抽出した焦点
信号を、上記撮像手段が撮像する画面内に設定した複数
の焦点検出領域毎に分割して取り出す複数のゲート手段
と、上記各ゲート手段から得られる焦点信号から輝度成
分を抽出する複数の抽出手段と、上記各抽出手段が抽出
した輝度成分に応じて上記フィルタ手段の周波数特性を
制御する制御手段と、上記フィルタ手段が抽出した上記
焦点信号に応じてレンズを移動制御する移動制御手段と
を設けている。
【0009】請求項4の発明は、撮像手段より出力され
る映像信号から所定の周波数成分を焦点信号として抽出
するフィルタ手段と、上記フィルタ手段で抽出した焦点
信号からコントラスト成分を抽出する抽出手段と、上記
抽出手段で抽出したコントラスト成分に応じて上記フィ
ルタ手段の周波数特性を制御する制御手段と、上記フィ
ルタ手段で抽出した上記焦点信号に応じてレンズを移動
制御する移動制御手段とを設けている。
る映像信号から所定の周波数成分を焦点信号として抽出
するフィルタ手段と、上記フィルタ手段で抽出した焦点
信号からコントラスト成分を抽出する抽出手段と、上記
抽出手段で抽出したコントラスト成分に応じて上記フィ
ルタ手段の周波数特性を制御する制御手段と、上記フィ
ルタ手段で抽出した上記焦点信号に応じてレンズを移動
制御する移動制御手段とを設けている。
【0010】請求項5の発明は、撮像手段より出力され
る映像信号から所定の周波数成分を焦点信号として抽出
するフィルタ手段と、上記フィルタ手段で抽出した焦点
信号を、上記撮像手段が撮像する画面内に設定した複数
の焦点検出領域毎に分割して取り出す複数のゲート手段
と、上記各ゲート手段から得られる焦点信号からコント
ラスト成分を抽出する複数の抽出手段と、上記各抽出手
段が抽出したコントラスト成分に応じて上記フィルタ手
段の周波数特性を制御する制御手段と、上記フィルタ手
段が抽出した上記焦点信号に応じてレンズを移動制御す
る移動制御手段とを設けている。
る映像信号から所定の周波数成分を焦点信号として抽出
するフィルタ手段と、上記フィルタ手段で抽出した焦点
信号を、上記撮像手段が撮像する画面内に設定した複数
の焦点検出領域毎に分割して取り出す複数のゲート手段
と、上記各ゲート手段から得られる焦点信号からコント
ラスト成分を抽出する複数の抽出手段と、上記各抽出手
段が抽出したコントラスト成分に応じて上記フィルタ手
段の周波数特性を制御する制御手段と、上記フィルタ手
段が抽出した上記焦点信号に応じてレンズを移動制御す
る移動制御手段とを設けている。
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば、撮像手段から得られ
る映像信号はフィルタ手段を通過することによりレンズ
の合焦状態を示す焦点信号となる。抽出手段は焦点信号
から輝度成分を抽出して制御手段に与える。制御手段は
上記輝度成分に応じてフィルタ手段の周波数特性を制御
する。移動制御手段は焦点信号に応じてレンズを焦点信
号が最大となるように山登り制御する。
る映像信号はフィルタ手段を通過することによりレンズ
の合焦状態を示す焦点信号となる。抽出手段は焦点信号
から輝度成分を抽出して制御手段に与える。制御手段は
上記輝度成分に応じてフィルタ手段の周波数特性を制御
する。移動制御手段は焦点信号に応じてレンズを焦点信
号が最大となるように山登り制御する。
【0012】請求項2の発明によれば、焦点信号は各ゲ
ート手段により、焦点検出領域毎に時分割して取り出さ
れ、各焦点信号は各抽出手段によりそれぞれ輝度成分が
抽出される。制御手段は各抽出された輝度成分に応じて
フィルタ手段の周波数特性を時分割的に制御する。従っ
て、移動制御手段は各焦点検出領域毎に合焦点を検出す
る制御を行う。
ート手段により、焦点検出領域毎に時分割して取り出さ
れ、各焦点信号は各抽出手段によりそれぞれ輝度成分が
抽出される。制御手段は各抽出された輝度成分に応じて
フィルタ手段の周波数特性を時分割的に制御する。従っ
て、移動制御手段は各焦点検出領域毎に合焦点を検出す
る制御を行う。
【0013】請求項4の発明によれば、撮像手段から得
られる映像信号はフィルタ手段を通過することによりレ
ンズの合焦状態を示す焦点信号となる。抽出手段は焦点
信号からコントラスト成分を抽出して制御手段に与え
る。制御手段は上記コントラスト成分に応じてフィルタ
手段の周波数特性を制御する。移動制御手段は焦点信号
に応じたレンズを焦点信号が最大となるように山登り制
御する。
られる映像信号はフィルタ手段を通過することによりレ
ンズの合焦状態を示す焦点信号となる。抽出手段は焦点
信号からコントラスト成分を抽出して制御手段に与え
る。制御手段は上記コントラスト成分に応じてフィルタ
手段の周波数特性を制御する。移動制御手段は焦点信号
に応じたレンズを焦点信号が最大となるように山登り制
御する。
【0014】請求項5の発明によれば、焦点信号は各ゲ
ート手段により、焦点検出領域毎に時分割して取り出さ
れ、各焦点信号は各抽出手段によりそれぞれコントラス
ト成分が抽出される。制御手段は各抽出されたコントラ
スト成分に応じてフィルタ手段の周波数特性を時分割的
に制御する。従って、移動制御手段は各焦点検出領域毎
に合焦点を検出する制御を行う。
ート手段により、焦点検出領域毎に時分割して取り出さ
れ、各焦点信号は各抽出手段によりそれぞれコントラス
ト成分が抽出される。制御手段は各抽出されたコントラ
スト成分に応じてフィルタ手段の周波数特性を時分割的
に制御する。従って、移動制御手段は各焦点検出領域毎
に合焦点を検出する制御を行う。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。フォーカスレンズ1は、レンズ駆動用モー
タ57によって光軸方向に移動されて焦点合わせを行
う。このレンズ1を通った光は、絞り2で適切な光量と
なり、撮像素子3の撮像面上に結像されて、電気信号に
光電変換される。この光電変換された信号は、基準クロ
ック発生器60の出力基準クロックC0に同期して読み
出され、CDS/AGC4でサンプルホールドされると
同時に最適なゲインで増幅され、さらにA/D変換器5
で基準クロックC0に同期したデジタル信号S0に変換
される。このデジタル信号S0から、1水平期間遅延器
(以下1H遅延器)6で1水平期間だけ遅れた信号S1
及び、1H遅延器7でさらに1水平期間遅れた信号S2
が作られる。
て説明する。図1は本発明の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。フォーカスレンズ1は、レンズ駆動用モー
タ57によって光軸方向に移動されて焦点合わせを行
う。このレンズ1を通った光は、絞り2で適切な光量と
なり、撮像素子3の撮像面上に結像されて、電気信号に
光電変換される。この光電変換された信号は、基準クロ
ック発生器60の出力基準クロックC0に同期して読み
出され、CDS/AGC4でサンプルホールドされると
同時に最適なゲインで増幅され、さらにA/D変換器5
で基準クロックC0に同期したデジタル信号S0に変換
される。このデジタル信号S0から、1水平期間遅延器
(以下1H遅延器)6で1水平期間だけ遅れた信号S1
及び、1H遅延器7でさらに1水平期間遅れた信号S2
が作られる。
【0016】これらの信号S0、S1、S2は、カメラ
の色信号生成回路へと入力されるのと同時に、S0とS
2は加算器8で加算された後、色信号成分を除去するた
めのローパスフィルタ(以下LPF)10で輝度信号成
分のみ抽出され係数器11で0.5倍された信号S3が
作られる。またS0からは同様にLPF9で、輝度信号
のみ抽出された信号S4が生成される。これらの信号S
3、S4は、カメラの輝度信号生成回路へと入力される
と同時に、加算器12で加算されて自動焦点調節用信号
S5が作られる。この信号S5はガンマ回路13へと入
力され、予め決められたガンマカーブでガンマ変換され
ることにより、低輝度成分を強調し、高輝度成分を抑圧
した信号S6が作られる。このガンマ変換された信号S
6は、カットオフ周波数の高いLPFであるTE−LP
F14と、カットオフ周波数の低いLPFであるFE−
LPF15へと入力され、マイコン55がマイコンイン
ターフェース53を通して決定したそれぞれのフィルタ
特性によって低域成分が抽出され、TE−LPF14の
出力信号S7及びFE−LPF15の出力信号S8が作
られる。
の色信号生成回路へと入力されるのと同時に、S0とS
2は加算器8で加算された後、色信号成分を除去するた
めのローパスフィルタ(以下LPF)10で輝度信号成
分のみ抽出され係数器11で0.5倍された信号S3が
作られる。またS0からは同様にLPF9で、輝度信号
のみ抽出された信号S4が生成される。これらの信号S
3、S4は、カメラの輝度信号生成回路へと入力される
と同時に、加算器12で加算されて自動焦点調節用信号
S5が作られる。この信号S5はガンマ回路13へと入
力され、予め決められたガンマカーブでガンマ変換され
ることにより、低輝度成分を強調し、高輝度成分を抑圧
した信号S6が作られる。このガンマ変換された信号S
6は、カットオフ周波数の高いLPFであるTE−LP
F14と、カットオフ周波数の低いLPFであるFE−
LPF15へと入力され、マイコン55がマイコンイン
ターフェース53を通して決定したそれぞれのフィルタ
特性によって低域成分が抽出され、TE−LPF14の
出力信号S7及びFE−LPF15の出力信号S8が作
られる。
【0017】信号S7及び信号S8は、スイッチ16で
水平ラインが偶数番目か奇数番目かを識別する信号であ
るLineE/O信号により選択され、ハイパスフィル
タ(以下HPF)17へと入力される。つまり、偶数ラ
インは信号S7をHPF17へと通し、奇数ラインは信
号S8を通す。HPF17では、マイコン55がマイコ
ンインターフェース53を通して決定した奇数/偶数そ
れぞれのフィルタ特性で高域成分のみを抽出される。抽
出された高域成分は絶対値回路18で絶対値化されるこ
とにより、正の信号S9が作られる。この信号S9は、
ピークホールド回路25、26、27、及びラインピー
クホールド回路31へと入力される。
水平ラインが偶数番目か奇数番目かを識別する信号であ
るLineE/O信号により選択され、ハイパスフィル
タ(以下HPF)17へと入力される。つまり、偶数ラ
インは信号S7をHPF17へと通し、奇数ラインは信
号S8を通す。HPF17では、マイコン55がマイコ
ンインターフェース53を通して決定した奇数/偶数そ
れぞれのフィルタ特性で高域成分のみを抽出される。抽
出された高域成分は絶対値回路18で絶対値化されるこ
とにより、正の信号S9が作られる。この信号S9は、
ピークホールド回路25、26、27、及びラインピー
クホールド回路31へと入力される。
【0018】枠生成回路54は、図5に示されるよう
に、画面内に焦点調節用のゲート信号L枠、C枠、R枠
を生成する。ピークホールド回路25には枠生成回路5
4の出力のL枠及び水平ラインが偶数番目か奇数番目か
を識別する信号であるLineE/O信号が入力され、
図5に示されるように焦点調節用L枠の先頭である左上
のLR1、LR2、LR3の各場所で、ピークホールド
回路25の初期化を行う。次にピークホールド回路25
はマイコン55からマイコンインターフェース53を通
して指定した偶数ラインか奇数ラインのどちらかの各枠
内の信号S9をピークホールドする。そして、IR1、
IR2、IR3の各場所でバッファ28に枠内のピーク
ホールド値を転送することにより、TE/FEピーク評
価値を生成する。
に、画面内に焦点調節用のゲート信号L枠、C枠、R枠
を生成する。ピークホールド回路25には枠生成回路5
4の出力のL枠及び水平ラインが偶数番目か奇数番目か
を識別する信号であるLineE/O信号が入力され、
図5に示されるように焦点調節用L枠の先頭である左上
のLR1、LR2、LR3の各場所で、ピークホールド
回路25の初期化を行う。次にピークホールド回路25
はマイコン55からマイコンインターフェース53を通
して指定した偶数ラインか奇数ラインのどちらかの各枠
内の信号S9をピークホールドする。そして、IR1、
IR2、IR3の各場所でバッファ28に枠内のピーク
ホールド値を転送することにより、TE/FEピーク評
価値を生成する。
【0019】同様にして、ピークホールド回路26には
枠生成回路54の出力のC枠及びLineE/O信号が
入力され、図5に示される焦点調節用C枠の先頭である
左上のCR1、CR2、CR3の各場所でピークホール
ド回路26の初期化を行う。次にピークホールド回路2
6はマイコン55からマイコンインターフェース53を
通して指定した偶数ラインか奇数ラインのどちらかの各
枠内の信号S9をピークホールドし、IR1、IR2、
IR3の各場所でバッファ29に枠内のピークホールド
値を転送してTE/FEピーク評価値を生成する。さら
に同様にして、ピークホールド回路27には枠生成回路
54出力のR枠及びLineE/O信号が入力され、図
5に示される焦点調節用R枠の先頭である左上のRR
1、RR2、RR3の各場所でピークホールド回路27
の初期化を行う。次にピークホールド回路27はマイコ
ン55からマイコンインターフェース53を通して指定
した偶数ラインか奇数ラインのどちらかの各枠内の信号
S9をピークホールドし、IR1、IR2、IR3の各
場所で、バッファ30に枠内のピークホールド値を転送
してTE/FEピーク評価値を生成する。
枠生成回路54の出力のC枠及びLineE/O信号が
入力され、図5に示される焦点調節用C枠の先頭である
左上のCR1、CR2、CR3の各場所でピークホール
ド回路26の初期化を行う。次にピークホールド回路2
6はマイコン55からマイコンインターフェース53を
通して指定した偶数ラインか奇数ラインのどちらかの各
枠内の信号S9をピークホールドし、IR1、IR2、
IR3の各場所でバッファ29に枠内のピークホールド
値を転送してTE/FEピーク評価値を生成する。さら
に同様にして、ピークホールド回路27には枠生成回路
54出力のR枠及びLineE/O信号が入力され、図
5に示される焦点調節用R枠の先頭である左上のRR
1、RR2、RR3の各場所でピークホールド回路27
の初期化を行う。次にピークホールド回路27はマイコ
ン55からマイコンインターフェース53を通して指定
した偶数ラインか奇数ラインのどちらかの各枠内の信号
S9をピークホールドし、IR1、IR2、IR3の各
場所で、バッファ30に枠内のピークホールド値を転送
してTE/FEピーク評価値を生成する。
【0020】ラインピークホールド回路31には、信号
S9及び枠生成回路54の出力のL枠、C枠、R枠が入
力され、各枠内の水平方向の開始点で初期化され、各枠
内の信号S9の1ラインのピーク値をホールドする。積
分回路32、33、34、35、36、37には、ライ
ンピークホールド回路31の出力及び水平ラインが偶数
番目か奇数番目かを識別する信号であるLineE/O
信号が入力される。これと同時に積分回路32、35に
は、枠生成回路54の出力L枠、積分回路33、36に
は枠生成回路54の出力C枠、積分回路34、37には
枠生成回路54の出力R枠が入力される。
S9及び枠生成回路54の出力のL枠、C枠、R枠が入
力され、各枠内の水平方向の開始点で初期化され、各枠
内の信号S9の1ラインのピーク値をホールドする。積
分回路32、33、34、35、36、37には、ライ
ンピークホールド回路31の出力及び水平ラインが偶数
番目か奇数番目かを識別する信号であるLineE/O
信号が入力される。これと同時に積分回路32、35に
は、枠生成回路54の出力L枠、積分回路33、36に
は枠生成回路54の出力C枠、積分回路34、37には
枠生成回路54の出力R枠が入力される。
【0021】積分回路32は、焦点調節用L枠の先頭で
ある左上のLR1、LR2、LR3の各場所で、積分回
路32の初期化を行う。次に各枠内の偶数ラインの終了
直前で、ラインピークホールド回路31の出力を内部レ
ジスタに加算した後、IR1、IR2、IR3の各場所
で、バッファ38にピークホールド値を転送してライン
ピーク積分評価値を生成する。
ある左上のLR1、LR2、LR3の各場所で、積分回
路32の初期化を行う。次に各枠内の偶数ラインの終了
直前で、ラインピークホールド回路31の出力を内部レ
ジスタに加算した後、IR1、IR2、IR3の各場所
で、バッファ38にピークホールド値を転送してライン
ピーク積分評価値を生成する。
【0022】積分回路33、焦点調節用C枠の先頭であ
る左上のCR1、CR2、CR3の各場所で、積分回路
33の初期化を行う。次に各枠内の偶数ラインの終了直
前でラインピークホールド回路31の出力を内部レジス
タに加算した後、IR1、IR2、IR3の各場所で、
バッファ39にピークホールド値を転送してラインピー
ク積分評価値を生成する。
る左上のCR1、CR2、CR3の各場所で、積分回路
33の初期化を行う。次に各枠内の偶数ラインの終了直
前でラインピークホールド回路31の出力を内部レジス
タに加算した後、IR1、IR2、IR3の各場所で、
バッファ39にピークホールド値を転送してラインピー
ク積分評価値を生成する。
【0023】積分回路34は、焦点調節用R枠の先頭で
ある左上のRR1、RR2、RR3の各場所で、積分回
路34の初期化を行う。次に各枠内の偶数ラインの終了
直前でラインピークホールド回路31の出力を内部レジ
スタに加算した後、IR1、IR2、IR3の各場所
で、バッファ40にピークホールド値を転送してライン
ピーク積分評価値を生成する。積分回路35、36、3
7は、それぞれ積分回路32、33、34が偶数ライン
のデータについて加算する代わりに、それぞれ奇数ライ
ンのデータの加算を行ない、それぞれバッファ41、4
2、43に結果を転送する。
ある左上のRR1、RR2、RR3の各場所で、積分回
路34の初期化を行う。次に各枠内の偶数ラインの終了
直前でラインピークホールド回路31の出力を内部レジ
スタに加算した後、IR1、IR2、IR3の各場所
で、バッファ40にピークホールド値を転送してライン
ピーク積分評価値を生成する。積分回路35、36、3
7は、それぞれ積分回路32、33、34が偶数ライン
のデータについて加算する代わりに、それぞれ奇数ライ
ンのデータの加算を行ない、それぞれバッファ41、4
2、43に結果を転送する。
【0024】また、信号S7は、ピークホールド回路1
9、20、21及び最大値ホールド回路44及び最小値
ホールド回路45に入力される。ピークホールド回路1
9には枠生成回路54出力のL枠が入力され、L枠の先
頭である左上のLR1、LR2、LR3の各場所でピー
クホールド回路19の初期化を行う。次にピークホール
ド回路19は、各枠内の信号S7をピークホールドした
後、IR1、IR2、IR3の各場所で、バッファ22
にピークホールド結果を転送することにより、Yピーク
評価値を生成する。
9、20、21及び最大値ホールド回路44及び最小値
ホールド回路45に入力される。ピークホールド回路1
9には枠生成回路54出力のL枠が入力され、L枠の先
頭である左上のLR1、LR2、LR3の各場所でピー
クホールド回路19の初期化を行う。次にピークホール
ド回路19は、各枠内の信号S7をピークホールドした
後、IR1、IR2、IR3の各場所で、バッファ22
にピークホールド結果を転送することにより、Yピーク
評価値を生成する。
【0025】同様にしてピークホールド回路20には枠
生成回路54出力のC枠が入力され、C枠の先頭である
左上のCR1、CR2、CR3の各場所でピークホール
ド回路20の初期化を行う。次にピークホールド回路2
0は、各枠内の信号S7をピークホールドした後、IR
1、IR2、IR3の各場所でバッファ23にピークホ
ールド結果を転送することにより、Yピーク評価値を生
成する。
生成回路54出力のC枠が入力され、C枠の先頭である
左上のCR1、CR2、CR3の各場所でピークホール
ド回路20の初期化を行う。次にピークホールド回路2
0は、各枠内の信号S7をピークホールドした後、IR
1、IR2、IR3の各場所でバッファ23にピークホ
ールド結果を転送することにより、Yピーク評価値を生
成する。
【0026】さらに同様にして、ピークホールド回路2
1には枠生成回路54出力のR枠が入力され、R枠の先
頭である左上のRR1、RR2、RR3の各場所でピー
クホールド回路21の初期化を行う。次にピークホール
ド回路21は、各枠内の信号S7をピークホールドした
後、IR1、IR2、IR3の各場所でバッファ24に
ピークホールド結果を転送することにより、Yピーク評
価値を生成する。
1には枠生成回路54出力のR枠が入力され、R枠の先
頭である左上のRR1、RR2、RR3の各場所でピー
クホールド回路21の初期化を行う。次にピークホール
ド回路21は、各枠内の信号S7をピークホールドした
後、IR1、IR2、IR3の各場所でバッファ24に
ピークホールド結果を転送することにより、Yピーク評
価値を生成する。
【0027】ライン最大値ホールド回路44及びライン
最小値ホールド回路45には、枠生成回路54出力のL
枠、C枠、R枠が入力され、各枠内の水平方向の開始点
で初期化され、各枠内の信号S7の1ラインのそれぞれ
最大値及び最小値をホールドする。これらのホールドさ
れた最大値及び最小値は、引き算器46へ入力されて
(最大値−最小値)信号S10が計算され、ピークホー
ルド回路47、48、49に入力される。
最小値ホールド回路45には、枠生成回路54出力のL
枠、C枠、R枠が入力され、各枠内の水平方向の開始点
で初期化され、各枠内の信号S7の1ラインのそれぞれ
最大値及び最小値をホールドする。これらのホールドさ
れた最大値及び最小値は、引き算器46へ入力されて
(最大値−最小値)信号S10が計算され、ピークホー
ルド回路47、48、49に入力される。
【0028】ピークホールド回路47には枠生成回路5
4出力のL枠が入力され、L枠の先頭である左上のLR
1、LR2、LR3の各場所でピークホールド回路47
の初期化を行う。次にピークホールド回路47は、各枠
内の信号S10をピークホールドした後、IR1、IR
2、IR3の各場所で、バッファ50にピークホールド
結果を転送することにより、輝度の最大値−最小値であ
るMax−Min評価値を生成する。すなわち、L枠内
の各ラインごとの輝度差の評価値の最大のものが抽出さ
れる。
4出力のL枠が入力され、L枠の先頭である左上のLR
1、LR2、LR3の各場所でピークホールド回路47
の初期化を行う。次にピークホールド回路47は、各枠
内の信号S10をピークホールドした後、IR1、IR
2、IR3の各場所で、バッファ50にピークホールド
結果を転送することにより、輝度の最大値−最小値であ
るMax−Min評価値を生成する。すなわち、L枠内
の各ラインごとの輝度差の評価値の最大のものが抽出さ
れる。
【0029】同様にしてピークホールド回路48には枠
生成回路54出力のC枠が入力され、C枠の先頭である
左上のCR1、CR2、CR3の各場所でピークホール
ド回路48の初期化を行う。次にピークホールド回路4
8は各枠内の信号S10をピークホールドした後、IR
1、IR2、IR3の各場所で、バッファ51にピーク
ホールド結果を転送することにより、C枠内の各ライン
ごとの輝度差の評価値の最大値であるMax−Min値
を生成する。
生成回路54出力のC枠が入力され、C枠の先頭である
左上のCR1、CR2、CR3の各場所でピークホール
ド回路48の初期化を行う。次にピークホールド回路4
8は各枠内の信号S10をピークホールドした後、IR
1、IR2、IR3の各場所で、バッファ51にピーク
ホールド結果を転送することにより、C枠内の各ライン
ごとの輝度差の評価値の最大値であるMax−Min値
を生成する。
【0030】さらに同様にして、ピークホールド回路4
9には枠生成回路54出力のR枠が入力され、R枠の先
頭である左上のRR1、RR2、RR3の各場所でピー
クホールド回路49の初期化を行う。次にピークホール
ド回路49は、各枠内の信号S10をピークホールドし
た後、IR1、IR2、IR3の各場所で、バッファ5
2にピークホールド結果を転送することにより、R枠内
の各ラインごとの輝度差の評価値の最大値であるMax
−Min評価値を生成する。
9には枠生成回路54出力のR枠が入力され、R枠の先
頭である左上のRR1、RR2、RR3の各場所でピー
クホールド回路49の初期化を行う。次にピークホール
ド回路49は、各枠内の信号S10をピークホールドし
た後、IR1、IR2、IR3の各場所で、バッファ5
2にピークホールド結果を転送することにより、R枠内
の各ラインごとの輝度差の評価値の最大値であるMax
−Min評価値を生成する。
【0031】IR1、IR2、IR3の各場所では、バ
ッファ22、23、24、28、29、30、38、3
9、40、41、42、43、50、51、52にデー
タを転送するのと同時に、枠生成回路54からマイコン
55に対して割り込み信号を送出する。マイコン55は
上記割り込み信号を受けてマイコンインターフェース5
3を通してバッファ22、23、24、28、29、3
0、38、39、40、41、42、43、50、5
1、52内の各データを、下の枠の転送が終了してバッ
ファに次のデータが転送されるまでに読み取る。マイコ
ン55は、読み込んだデータ及び絞りエンコーダ58の
出力をもとにモータドライバ56を通してモータ57を
駆動することによりフォーカスレンズ1を光軸方向に移
動させて合焦合わせを行う。尚、図1において点線で囲
まれた部分は1チップのICで実現することができる。
ッファ22、23、24、28、29、30、38、3
9、40、41、42、43、50、51、52にデー
タを転送するのと同時に、枠生成回路54からマイコン
55に対して割り込み信号を送出する。マイコン55は
上記割り込み信号を受けてマイコンインターフェース5
3を通してバッファ22、23、24、28、29、3
0、38、39、40、41、42、43、50、5
1、52内の各データを、下の枠の転送が終了してバッ
ファに次のデータが転送されるまでに読み取る。マイコ
ン55は、読み込んだデータ及び絞りエンコーダ58の
出力をもとにモータドライバ56を通してモータ57を
駆動することによりフォーカスレンズ1を光軸方向に移
動させて合焦合わせを行う。尚、図1において点線で囲
まれた部分は1チップのICで実現することができる。
【0032】図2はTE−LPF14の構成例を示すブ
ロック図である。信号S6はレジスタ70で基準クロッ
ク発生器60からの基準クロックC0のタイミングでラ
ッチされる。加算器71ではレジスタ70の入力信号と
出力信号とが加算され、スイッチ79及びレジスタ72
へ出力する。レジスタ72、74、76も同様にC0の
タイミングで入力信号をラッチする。加算器73はレジ
スタ72の入出力を加算してスイッチ79及びレジスタ
74に出力し、加算器75はレジスタ72の入出力を加
算してスイッチ79及びレジスタ76に出力し、加算器
77はレジスタ76の入出力を加算してスイッチ79に
出力する。
ロック図である。信号S6はレジスタ70で基準クロッ
ク発生器60からの基準クロックC0のタイミングでラ
ッチされる。加算器71ではレジスタ70の入力信号と
出力信号とが加算され、スイッチ79及びレジスタ72
へ出力する。レジスタ72、74、76も同様にC0の
タイミングで入力信号をラッチする。加算器73はレジ
スタ72の入出力を加算してスイッチ79及びレジスタ
74に出力し、加算器75はレジスタ72の入出力を加
算してスイッチ79及びレジスタ76に出力し、加算器
77はレジスタ76の入出力を加算してスイッチ79に
出力する。
【0033】レジスタ78には、マイコン55からマイ
コンインターフェース53を通してフィルター特性が格
納される。スイッチ79は、レジスタ78出力に基づい
て信号を選択し信号S7として出力する。このTE−L
PF14はスイッチ79で信号S71を選択したときが
最もローパス特性が弱く、高域の信号成分をよく通過さ
せる。S72、S73、S74の順にローパス特性が強
くなり、S74を選択すると最もローパス特性が強くな
り高域の信号成分を通しにくくする。
コンインターフェース53を通してフィルター特性が格
納される。スイッチ79は、レジスタ78出力に基づい
て信号を選択し信号S7として出力する。このTE−L
PF14はスイッチ79で信号S71を選択したときが
最もローパス特性が弱く、高域の信号成分をよく通過さ
せる。S72、S73、S74の順にローパス特性が強
くなり、S74を選択すると最もローパス特性が強くな
り高域の信号成分を通しにくくする。
【0034】図3はFE−LPF15の構成例を示すブ
ロック図である。信号S6は係数器80でK倍され加算
器81へと入力される。加算器81は係数器80、83
の出力を加算してレジスタ82へ出力する。レジスタ8
2は基準クロックC0にしたがって入力をラッチし係数
器83及び係数器84へ出力する。係数器83はレジス
タ82の出力を(1−K)倍して加算器81に伝える。
係数器84、87、加算器85、レジスタ86は、入力
信号がS6からレジスタ82の出力になる以外は、それ
ぞれ係数器80、83、加算器81、レジスタ82と同
じ動作をする。レジスタ88にはマイコン55からマイ
コンインターフェース53を通してフィルター特性Kが
格納され、各係数器80、83、84、87へ伝えられ
る。フィルタ特性Kは1未満の数で、大きい程ローパス
特性が弱く、高域の信号成分をよく通過させ、小さい程
ローパス特性が強く、高域の信号成分を通しにくくな
る。
ロック図である。信号S6は係数器80でK倍され加算
器81へと入力される。加算器81は係数器80、83
の出力を加算してレジスタ82へ出力する。レジスタ8
2は基準クロックC0にしたがって入力をラッチし係数
器83及び係数器84へ出力する。係数器83はレジス
タ82の出力を(1−K)倍して加算器81に伝える。
係数器84、87、加算器85、レジスタ86は、入力
信号がS6からレジスタ82の出力になる以外は、それ
ぞれ係数器80、83、加算器81、レジスタ82と同
じ動作をする。レジスタ88にはマイコン55からマイ
コンインターフェース53を通してフィルター特性Kが
格納され、各係数器80、83、84、87へ伝えられ
る。フィルタ特性Kは1未満の数で、大きい程ローパス
特性が弱く、高域の信号成分をよく通過させ、小さい程
ローパス特性が強く、高域の信号成分を通しにくくな
る。
【0035】図4はHPF17の構成例を示すブロック
図である。信号S9は、レジスタ90へと入力され、レ
ジスタ91、92、93、94へと順次基準クロックC
0に従って転送される。レジスタ91、92、93、9
4の出力はスイッチ95により、一つだけ選択されて引
き算器96へと入力される。引き算器96は信号S9と
スイッチ95の出力との差分を計算することにより、信
号S10を出力する。レジスタ98にはマイコン55か
らマイコンインターフェース53を通して偶数ラインの
フィルター特性が格納される。また、レジスタ99には
奇数ラインのフィルター特性が格納される。
図である。信号S9は、レジスタ90へと入力され、レ
ジスタ91、92、93、94へと順次基準クロックC
0に従って転送される。レジスタ91、92、93、9
4の出力はスイッチ95により、一つだけ選択されて引
き算器96へと入力される。引き算器96は信号S9と
スイッチ95の出力との差分を計算することにより、信
号S10を出力する。レジスタ98にはマイコン55か
らマイコンインターフェース53を通して偶数ラインの
フィルター特性が格納される。また、レジスタ99には
奇数ラインのフィルター特性が格納される。
【0036】スイッチ97は現在の水平ラインが偶数番
目か奇数番目かを識別する信号であるLineE/O信
号により切り換えられ、偶数ラインの時はレジスタ98
の出力を、奇数ラインの時はレジスタ99の出力をスイ
ッチ95の選択信号として伝える。このHPF17は、
スイッチ95がS101を選択したときにハイパス特性
が低域になり、S102、S103の順に高域側にシフ
トし、S104を選択したときが最も高域よりの特性に
なる。従って、S104を選択することでより高域の信
号成分を通過させることができ、S101を選択するこ
とで高域の信号成分を除去できる。
目か奇数番目かを識別する信号であるLineE/O信
号により切り換えられ、偶数ラインの時はレジスタ98
の出力を、奇数ラインの時はレジスタ99の出力をスイ
ッチ95の選択信号として伝える。このHPF17は、
スイッチ95がS101を選択したときにハイパス特性
が低域になり、S102、S103の順に高域側にシフ
トし、S104を選択したときが最も高域よりの特性に
なる。従って、S104を選択することでより高域の信
号成分を通過させることができ、S101を選択するこ
とで高域の信号成分を除去できる。
【0037】図5は全体のタイミングを説明するための
図である。外側の枠は撮像素子3の出力の有効映像画面
である。内側の水平に3分割された枠は焦点調節用のゲ
ート枠で、左側の列のL枠、中央の列のC枠、右側の列
のR枠が枠生成回路54から出力される。さらにこれら
の枠を垂直方向に3分割するため一画面内にリセット信
号をL、C、R各枠ごとに3回出力してLR1、LR
2、LR3、CR1、CR2、CR3、RR1、RR
2、RR3を生成し、積分回路、ピークホールド回路等
をリセットする。またデータ転送信号1R1、1R2、
1R3を生成し、各積分値、ピークホールド値を各バッ
ファに転送する。また、偶数フィールドの走査を実線
で、奇数フィールドの走査を点線で示す。偶数フィール
ド、奇数フィールド共に、偶数ラインはTE−LPF1
4の出力を選択し、奇数ラインはFE−LPF15の出
力を選択する。
図である。外側の枠は撮像素子3の出力の有効映像画面
である。内側の水平に3分割された枠は焦点調節用のゲ
ート枠で、左側の列のL枠、中央の列のC枠、右側の列
のR枠が枠生成回路54から出力される。さらにこれら
の枠を垂直方向に3分割するため一画面内にリセット信
号をL、C、R各枠ごとに3回出力してLR1、LR
2、LR3、CR1、CR2、CR3、RR1、RR
2、RR3を生成し、積分回路、ピークホールド回路等
をリセットする。またデータ転送信号1R1、1R2、
1R3を生成し、各積分値、ピークホールド値を各バッ
ファに転送する。また、偶数フィールドの走査を実線
で、奇数フィールドの走査を点線で示す。偶数フィール
ド、奇数フィールド共に、偶数ラインはTE−LPF1
4の出力を選択し、奇数ラインはFE−LPF15の出
力を選択する。
【0038】次に各枠内のTE/FEピーク評価値、T
Eラインピーク積分評価値、FEラインピーク積分評価
値、Yピーク評価値、Max−Min評価値を使用して
マイコン55がどのようにして自動焦点調節動作をする
かについて説明する。TE/FEピーク評価値は合焦度
を表わす評価値であり、ピークホールド値なので、比較
的被写体依存が少なく、カメラのぶれ等の影響が少な
く、合焦度判定、再起動判定に最適である。TEライン
ピーク積分評価値、FEラインピーク積分評価値も合焦
度を表わすが、積分効果でノイズの少ない安定した評価
値なので、レンズ1の移動方向判定に最適である。さら
にピーク評価値もラインピーク積分評価値も、TEの方
がより高い高周波成分を抽出しているので、合焦近傍に
最適である。逆にFEは合焦から遠い大ボケ時に最適で
ある。
Eラインピーク積分評価値、FEラインピーク積分評価
値、Yピーク評価値、Max−Min評価値を使用して
マイコン55がどのようにして自動焦点調節動作をする
かについて説明する。TE/FEピーク評価値は合焦度
を表わす評価値であり、ピークホールド値なので、比較
的被写体依存が少なく、カメラのぶれ等の影響が少な
く、合焦度判定、再起動判定に最適である。TEライン
ピーク積分評価値、FEラインピーク積分評価値も合焦
度を表わすが、積分効果でノイズの少ない安定した評価
値なので、レンズ1の移動方向判定に最適である。さら
にピーク評価値もラインピーク積分評価値も、TEの方
がより高い高周波成分を抽出しているので、合焦近傍に
最適である。逆にFEは合焦から遠い大ボケ時に最適で
ある。
【0039】また、Yピーク評価値やMax−Min評
価値は合焦度にあまり依存せず被写体に依存するので、
合焦度判定、再起動判定、方向判定を確実に行うため
に、被写体の状況を把握するのに最適である。つまりY
ピーク評価値で高輝度被写体か低照度被写体かの判定を
行ない、Max−Min評価値でコントラストの大小の
判定を行い、TE/FEピーク評価値、TEラインピー
ク積分評価値、FEラインピーク積分評価値の山の大き
さを予測し、補正することにより最適な制御をする。
価値は合焦度にあまり依存せず被写体に依存するので、
合焦度判定、再起動判定、方向判定を確実に行うため
に、被写体の状況を把握するのに最適である。つまりY
ピーク評価値で高輝度被写体か低照度被写体かの判定を
行ない、Max−Min評価値でコントラストの大小の
判定を行い、TE/FEピーク評価値、TEラインピー
ク積分評価値、FEラインピーク積分評価値の山の大き
さを予測し、補正することにより最適な制御をする。
【0040】次に図6を用いて自動焦点調節動作のアル
ゴリズムについて説明する。最初起動(A1)し、TE
やFEピークのレベルで速度制御を行い、山の頂上付近
ではTEラインピーク積分評価値、山の麓ではFEライ
ンピーク積分評価値を主に使用して方向制御することに
より、山登り制御(A2)を行う。次に、TEやFEピ
ーク評価値の絶対値やTEラインピーク積分評価値の変
化量で、山の頂点判断(A3)を行い、最もレベルの高
い点でレンズを停止させ、再起動待機(A4)に入る。
ゴリズムについて説明する。最初起動(A1)し、TE
やFEピークのレベルで速度制御を行い、山の頂上付近
ではTEラインピーク積分評価値、山の麓ではFEライ
ンピーク積分評価値を主に使用して方向制御することに
より、山登り制御(A2)を行う。次に、TEやFEピ
ーク評価値の絶対値やTEラインピーク積分評価値の変
化量で、山の頂点判断(A3)を行い、最もレベルの高
い点でレンズを停止させ、再起動待機(A4)に入る。
【0041】再起動待機では、TEやFEピーク評価値
のレベルが下がったことを検出して再起動(A5)す
る。この自動焦点調節動作のループの中で、TE/FE
ピークを用いて速度制御を行う度合いや、山の頂上判断
の絶対レベル、TEラインピーク積分評価値の変化量等
は、Yピーク評価値やMax−Min評価値を用いた被
写体判断より山の大きさの予測を行い、これに基づいて
決定する。
のレベルが下がったことを検出して再起動(A5)す
る。この自動焦点調節動作のループの中で、TE/FE
ピークを用いて速度制御を行う度合いや、山の頂上判断
の絶対レベル、TEラインピーク積分評価値の変化量等
は、Yピーク評価値やMax−Min評価値を用いた被
写体判断より山の大きさの予測を行い、これに基づいて
決定する。
【0042】次に図7を用いてフィルタ特性の切り換え
アルゴリズムについて説明する。起動(A7)した後、
まずYピーク評価値(YP)を読み込む(A8)。次に
このYPのレベルを予め決定してある閾値YPHTHと
比較し(A9)、YPがYPTHより大きい場合は高輝
度被写体と判断し、前述のようにTELPF、FELP
F、HPFをより高域信号成分を通過させるように設定
する(A11)。逆に、YPのレベルがYPLTHより
も低い場合は低照度/低輝度の被写体なので、TELP
F、FELPF、HPFをより低域よりの設定にする
(A12)。それ以外のときは通常の設定にする(A1
0)。
アルゴリズムについて説明する。起動(A7)した後、
まずYピーク評価値(YP)を読み込む(A8)。次に
このYPのレベルを予め決定してある閾値YPHTHと
比較し(A9)、YPがYPTHより大きい場合は高輝
度被写体と判断し、前述のようにTELPF、FELP
F、HPFをより高域信号成分を通過させるように設定
する(A11)。逆に、YPのレベルがYPLTHより
も低い場合は低照度/低輝度の被写体なので、TELP
F、FELPF、HPFをより低域よりの設定にする
(A12)。それ以外のときは通常の設定にする(A1
0)。
【0043】図8は撮影被写体による被写体の持つ空間
周波数の特性を表すグラフである。横軸は空間周波数、
縦軸はレベルを示す。一般的な被写体がH2で表される
周波数特性を持っているとすると、高輝度成分を含む被
写体はH1で表されるように高い周波数成分まで含まれ
る。逆に低照度被写体はH3で表されるように高い周波
数成分が含まれない。従って、H1のような高い周波数
成分まで含まれる高輝度被写体を撮影するときは、フィ
ルタ特性を高域側にシフトして高い周波数成分を抽出す
ることにより、最適なAF評価値が得られる。またH3
のような低照度被写体のときはフィルタ特性を低域側に
シフトして低めの周波数成分を抽出することにより、最
適なAF評価値が得られる。またMax−Min評価値
を用いることにより、被写体のコントラストを判断し
て、コントラストに最適なフィルタ周波数を選ぶことに
より、同様に最適なAF評価値を生成することができ
る。
周波数の特性を表すグラフである。横軸は空間周波数、
縦軸はレベルを示す。一般的な被写体がH2で表される
周波数特性を持っているとすると、高輝度成分を含む被
写体はH1で表されるように高い周波数成分まで含まれ
る。逆に低照度被写体はH3で表されるように高い周波
数成分が含まれない。従って、H1のような高い周波数
成分まで含まれる高輝度被写体を撮影するときは、フィ
ルタ特性を高域側にシフトして高い周波数成分を抽出す
ることにより、最適なAF評価値が得られる。またH3
のような低照度被写体のときはフィルタ特性を低域側に
シフトして低めの周波数成分を抽出することにより、最
適なAF評価値が得られる。またMax−Min評価値
を用いることにより、被写体のコントラストを判断し
て、コントラストに最適なフィルタ周波数を選ぶことに
より、同様に最適なAF評価値を生成することができ
る。
【0044】図9は本発明を概念的に示すブロック図で
ある。図9において、110はフォーカスレンズを含む
レンズ、111は撮像素子を含む撮像手段、112はフ
ィルタ手段、113はフィルタ手段112から得られる
焦点信号、114は焦点信号113から輝度成分を抽出
する抽出手段、115は焦点信号113からコントラス
ト成分を抽出する抽出手段、116は抽出された輝度成
分及びコントラスト成分に応じてフィルタ手段112の
周波数特性を制御する制御手段、117は焦点信号11
3に応じてレンズ110を光軸方向に移動制御する移動
制御手段である。
ある。図9において、110はフォーカスレンズを含む
レンズ、111は撮像素子を含む撮像手段、112はフ
ィルタ手段、113はフィルタ手段112から得られる
焦点信号、114は焦点信号113から輝度成分を抽出
する抽出手段、115は焦点信号113からコントラス
ト成分を抽出する抽出手段、116は抽出された輝度成
分及びコントラスト成分に応じてフィルタ手段112の
周波数特性を制御する制御手段、117は焦点信号11
3に応じてレンズ110を光軸方向に移動制御する移動
制御手段である。
【0045】次に上記構成による動作について説明す
る。撮像手段111はレンズ110を通じて被写体を撮
像し、映像信号を出力する。この映像信号はフィルタ手
段112を通過することによりレンズ1の合焦状態を示
す焦点信号113となる。各抽出手段114、115は
焦点信号113から輝度成分及びコントラスト成分を抽
出して制御手段116に与える。制御手段116は上記
輝度成分に応じてフィルタ手段112の周波数特性を制
御すると共に、上記コントラスト成分に応じてフィルタ
手段112の周波数特性を制御する。移動制御手段11
7は焦点信号113に応じてレンズ110を焦点信号が
最大となるように山登り制御する。
る。撮像手段111はレンズ110を通じて被写体を撮
像し、映像信号を出力する。この映像信号はフィルタ手
段112を通過することによりレンズ1の合焦状態を示
す焦点信号113となる。各抽出手段114、115は
焦点信号113から輝度成分及びコントラスト成分を抽
出して制御手段116に与える。制御手段116は上記
輝度成分に応じてフィルタ手段112の周波数特性を制
御すると共に、上記コントラスト成分に応じてフィルタ
手段112の周波数特性を制御する。移動制御手段11
7は焦点信号113に応じてレンズ110を焦点信号が
最大となるように山登り制御する。
【0046】尚、抽出手段114、115をそれぞれ複
数づつ設けて、撮像画面に設定された複数の焦点検出領
域毎に抽出動作を行うように構成してもよい。
数づつ設けて、撮像画面に設定された複数の焦点検出領
域毎に抽出動作を行うように構成してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、4の発
明によれば、被写体の輝度レベルやコントラストを検出
して、その輝度レベルやコントラストに対して最適なフ
ィルタ特性を設定することにより、被写体や撮影条件に
依存することがなく、あらゆる被写体に対して安定に合
焦させることのできる自動焦点調節装置を実現すること
ができる。
明によれば、被写体の輝度レベルやコントラストを検出
して、その輝度レベルやコントラストに対して最適なフ
ィルタ特性を設定することにより、被写体や撮影条件に
依存することがなく、あらゆる被写体に対して安定に合
焦させることのできる自動焦点調節装置を実現すること
ができる。
【0048】また、請求項2、5の発明によれば、画面
内に複数の焦点検出領域を設定する場合において、各領
域毎に輝度レベルやコントラストに対してそれぞれ最適
なフィルタ特性を設定することができ、さらに安定で確
実な動作を行うことができる。
内に複数の焦点検出領域を設定する場合において、各領
域毎に輝度レベルやコントラストに対してそれぞれ最適
なフィルタ特性を設定することができ、さらに安定で確
実な動作を行うことができる。
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例の一部の構成例を示すブロック
図である。
図である。
【図3】本発明の実施例の一部の構成例を示すブロック
図である。
図である。
【図4】本発明の実施例の一部の構成例を示すブロック
図である。
図である。
【図5】本発明の実施例の動作を示す構成図である。
【図6】本発明の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図7】本発明の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図8】本発明の実施例の特性を示すグラフである。
【図9】本発明を概念的に示すブロック図である。
【図10】従来の自動焦点調節装置を示すブロック図で
ある。
ある。
1 フォーカスレンズ 3 CCD 14 TE−LPF 15 FE−LPF 17 HPF 19、20、21 ピークホールド回路 25、25、27 ピークホールド回路 31 ラインピークホールド回路 44 ライン最大値ホールド回路 45 ライン最小値ホールド回路 47、48、49 ピークホールド回路 54 枠生成回路 55 マイコン 56 モータドライバ 57 モータ 110 レンズ 111 撮像手段 112 フィルタ手段 113 焦点信号 114 輝度成分の抽出手段 115 コントラスト成分の抽出手段 116 制御手段
Claims (7)
- 【請求項1】 撮像手段より出力される映像信号から所
定の周波数成分を焦点信号として抽出するフィルタ手段
と、 上記フィルタ手段で抽出した焦点信号から輝度成分を抽
出する抽出手段と、 上記抽出手段で抽出した輝度成分に応じて上記フィルタ
手段の周波数特性を制御する制御手段と、 上記フィルタ手段で抽出した上記焦点信号に応じてレン
ズを移動制御する移動制御手段とを備えた自動焦点調節
装置。 - 【請求項2】 撮像手段より出力される映像信号から所
定の周波数成分を焦点信号として抽出するフィルタ手段
と、 上記フィルタ手段で抽出した焦点信号を、上記撮像手段
が撮像する画面内に設定した複数の焦点検出領域毎に分
割して取り出す複数のゲート手段と、 上記各ゲート手段から得られる焦点信号から輝度成分を
抽出する複数の抽出手段と、 上記各抽出手段が抽出した輝度成分に応じて上記フィル
タ手段の周波数特性を制御する制御手段と、 上記フィルタ手段が抽出した上記焦点信号に応じてレン
ズを移動制御する移動制御手段とを備えた自動焦点調節
装置。 - 【請求項3】 上記抽出手段が、上記輝度成分をピーク
ホールドするピークホールド手段で構成されている請求
項1又は2記載の自動焦点調節装置。 - 【請求項4】 撮像手段より出力される映像信号から所
定の周波数成分を焦点信号として抽出するフィルタ手段
と、 上記フィルタ手段で抽出した焦点信号からコントラスト
成分を抽出する抽出手段と、 上記抽出手段で抽出したコントラスト成分に応じて上記
フィルタ手段の周波数特性を制御する制御手段と、 上記フィルタ手段で抽出した上記焦点信号に応じてレン
ズを移動制御する移動制御手段とを備えた自動焦点調節
装置。 - 【請求項5】 撮像手段より出力される映像信号から所
定の周波数成分を焦点信号として抽出するフィルタ手段
と、 上記フィルタ手段で抽出した焦点信号を、上記撮像手段
が撮像する画面内に設定した複数の焦点検出領域毎に分
割して取り出す複数のゲート手段と、 上記各ゲート手段から得られる焦点信号からコントラス
ト成分を抽出する複数の抽出手段と、 上記各抽出手段が抽出したコントラスト成分に応じて上
記フィルタ手段の周波数特性を制御する制御手段と、 上記フィルタ手段が抽出した上記焦点信号に応じてレン
ズを移動制御する移動制御手段とを備えた自動焦点調節
装置。 - 【請求項6】 上記抽出手段が、上記焦点信号から輝度
成分を抽出する手段と、抽出された輝度成分の最大値と
最小値を検出する手段と、 上記最大値と最小値との差をピークホールドする手段と
により構成されている請求項4又は5記載の自動焦点調
節装置。 - 【請求項7】 上記フィルタ手段が、ローパスフィルタ
とハイパスフィルタとで構成され、それらの少なくとも
一方の周波数特性が制御可能に構成されている請求項1
〜6の何れか1項記載の自動焦点調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7068365A JPH08265631A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 自動焦点調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7068365A JPH08265631A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 自動焦点調節装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08265631A true JPH08265631A (ja) | 1996-10-11 |
Family
ID=13371689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7068365A Pending JPH08265631A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 自動焦点調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08265631A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2009105694A (ja) * | 2007-10-24 | 2009-05-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 電子カメラ |
US7932949B2 (en) | 2004-03-30 | 2011-04-26 | Fujifilm Corporation | Manual focus adjustment apparatus and focus assisting program |
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-
1995
- 1995-03-27 JP JP7068365A patent/JPH08265631A/ja active Pending
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