JPH08263320A - システム運転管理方式及び運転管理装置 - Google Patents
システム運転管理方式及び運転管理装置Info
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- JPH08263320A JPH08263320A JP6031295A JP6031295A JPH08263320A JP H08263320 A JPH08263320 A JP H08263320A JP 6031295 A JP6031295 A JP 6031295A JP 6031295 A JP6031295 A JP 6031295A JP H08263320 A JPH08263320 A JP H08263320A
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- Japan
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- operation management
- program
- computer system
- management device
- control unit
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電子計算機システムの運転管理において、シス
テム起動時異常の検出能力の向上、及びシステム稼働中
の誤操作によるシステムダウン防止機能の付加により、
信頼性が高くかつ安全なシステム運転環境を提供するこ
とにある。 【構成】101は運転対象のコンピュータシステム、2
01はコンピュータシステムの電源投入、切断、及びI
PLなどの運転に関連する制御を行う運転管理装置、2
10は運転管理装置のコンソール装置である。コンピュ
ータシステム101では、オペレーティングシステム1
04、運転管理プログラム103、及びユーザプログラ
ム102などのプログラムが実行される。また、サービ
スプロセッサ105、入出力処理部106、ディスク装
置110、及びコンソール装置120などのハードウェ
アが含まれている。運転制御装置201は、運転制御部
202、タイマ部203、通報制御部204、及びコン
ソール制御部205から構成される。また、運転制御装
置201にはコンソール装置210が接続される。
テム起動時異常の検出能力の向上、及びシステム稼働中
の誤操作によるシステムダウン防止機能の付加により、
信頼性が高くかつ安全なシステム運転環境を提供するこ
とにある。 【構成】101は運転対象のコンピュータシステム、2
01はコンピュータシステムの電源投入、切断、及びI
PLなどの運転に関連する制御を行う運転管理装置、2
10は運転管理装置のコンソール装置である。コンピュ
ータシステム101では、オペレーティングシステム1
04、運転管理プログラム103、及びユーザプログラ
ム102などのプログラムが実行される。また、サービ
スプロセッサ105、入出力処理部106、ディスク装
置110、及びコンソール装置120などのハードウェ
アが含まれている。運転制御装置201は、運転制御部
202、タイマ部203、通報制御部204、及びコン
ソール制御部205から構成される。また、運転制御装
置201にはコンソール装置210が接続される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計算機システムの運転管
理方式に係り、特にシステム起動時のシステムの異常検
知方法と運転管理装置の誤操作によるシステムダウンを
防止する方法に関する。
理方式に係り、特にシステム起動時のシステムの異常検
知方法と運転管理装置の誤操作によるシステムダウンを
防止する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機システムの大規模化、複雑化に伴
いシステムの運転管理、特に障害管理及び安全性強化に
関する要求が強まっている。
いシステムの運転管理、特に障害管理及び安全性強化に
関する要求が強まっている。
【0003】障害発生はシステム起動時に発生する頻度
が多く、その異常検知方法が障害管理において重要であ
る。従来の計算機システム起動時の異常検知方法は、特
開平4−239304に記載のように、運転管理装置が
システムのハードウェア電源投入を行ないそれらハード
ウェアがレディー状態になった後システムを起動し、シ
ステムプログラムが発行するシステム立ち上げ完了通知
を監視する方法が開示されている。
が多く、その異常検知方法が障害管理において重要であ
る。従来の計算機システム起動時の異常検知方法は、特
開平4−239304に記載のように、運転管理装置が
システムのハードウェア電源投入を行ないそれらハード
ウェアがレディー状態になった後システムを起動し、シ
ステムプログラムが発行するシステム立ち上げ完了通知
を監視する方法が開示されている。
【0004】一方、システム運転の安全性に対する配慮
として、システム運転中の運転管理装置誤操作によるシ
ステムダウン防止が重要である。運転管理装置の誤操作
防止方法としては、異なるスイッチを連続して操作する
ことにより指示を有効としたり、コマンドに対する確認
メッセージを出力してオペレータに操作が正しいことを
確認する方法等が一般的に実現されている。
として、システム運転中の運転管理装置誤操作によるシ
ステムダウン防止が重要である。運転管理装置の誤操作
防止方法としては、異なるスイッチを連続して操作する
ことにより指示を有効としたり、コマンドに対する確認
メッセージを出力してオペレータに操作が正しいことを
確認する方法等が一般的に実現されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の運転管理方式の
起動監視方法ではシステムプログラムが発行するシステ
ム立ち上げ完了までを監視しているが、実際にはその後
各種サブシステム及びユーザプログラムが起動され、は
じめて目的の処理が実行できる状態となる。従って、各
種サブシステムまたはユーザプログラム起動時に異常が
発生した場合は従来の起動監視方法では、異常の検知が
できないという問題がある。
起動監視方法ではシステムプログラムが発行するシステ
ム立ち上げ完了までを監視しているが、実際にはその後
各種サブシステム及びユーザプログラムが起動され、は
じめて目的の処理が実行できる状態となる。従って、各
種サブシステムまたはユーザプログラム起動時に異常が
発生した場合は従来の起動監視方法では、異常の検知が
できないという問題がある。
【0006】また従来の誤操作防止方法では、操作に対
する最終的な判断は操作者自身が行なうため、操作者が
その操作を正しいと思い込んでいる限り誤操作を防止す
ることはできない。従って、システム運転中に誤ってシ
ステム電源切断やリセット操作などを行なってしまえば
瞬時にシステムダウンを引き起こしてしまうという欠点
を有している。
する最終的な判断は操作者自身が行なうため、操作者が
その操作を正しいと思い込んでいる限り誤操作を防止す
ることはできない。従って、システム運転中に誤ってシ
ステム電源切断やリセット操作などを行なってしまえば
瞬時にシステムダウンを引き起こしてしまうという欠点
を有している。
【0007】本発明の目的は、このような従来の問題を
解決し、より安全なシステム運転が可能となる、システ
ム運転管理方式及び運転管理装置を提供することにあ
る。
解決し、より安全なシステム運転が可能となる、システ
ム運転管理方式及び運転管理装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるシステム運転管理方式では、プログラ
ムの実行/管理を行なうコンピュータシステムとそのシ
ステムの運転開始/停止及び監視を行なう運転管理装置
から構成され、コンピュータシステム上で動作するシス
テムプログラムの運転状態情報を運転管理装置に通知す
る第1の通知手段と、そのシステムプログラム上で実行
されるユーザプログラムの運転状態情報を運転管理装置
に通知する第2の通知手段と、運転状態通知が必要なユ
ーザプログラムの識別情報を登録する記憶手段を備えて
いる。
め、本発明によるシステム運転管理方式では、プログラ
ムの実行/管理を行なうコンピュータシステムとそのシ
ステムの運転開始/停止及び監視を行なう運転管理装置
から構成され、コンピュータシステム上で動作するシス
テムプログラムの運転状態情報を運転管理装置に通知す
る第1の通知手段と、そのシステムプログラム上で実行
されるユーザプログラムの運転状態情報を運転管理装置
に通知する第2の通知手段と、運転状態通知が必要なユ
ーザプログラムの識別情報を登録する記憶手段を備えて
いる。
【0009】また運転管理装置は少なくともコンピュー
タシステムの電源投入/切断手段、システムプログラム
起動/停止手段、及び異常通報手段を備えていれば良
く、単独の装置または処コンピュータシステム内の処理
装置(プロセッサ)に内臓のいづれの形態でも構わな
い。
タシステムの電源投入/切断手段、システムプログラム
起動/停止手段、及び異常通報手段を備えていれば良
く、単独の装置または処コンピュータシステム内の処理
装置(プロセッサ)に内臓のいづれの形態でも構わな
い。
【0010】
【作用】運転管理装置はコンピュータシステムの電源投
入後、システムプログラム起動指示を行なう。システム
プログラムは起動が完了したら第1の通知手段により運
転管理装置に起動完了を通知し、さらに実行すべきユー
ザプログラム(サブシステムを含む)をすべて起動す
る。そして記憶手段に登録されているユーザプログラム
の起動結果を第2の通知手段により運転管理装置に通知
する。運転管理装置はシステムプログラム起動指示後一
定時間内に起動完了通知を受けられなければ、異常通報
手段によりシステムプログラム起動異常を外部に通報す
る。また、システムプログラム起動完了後一定時間内
に、ユーザプログラムの起動結果を受けられない場合ま
たは受け取った起動結果が異常である場合、同様にユー
ザプログラム起動異常通報を行なう。この方法によっ
て、ユーザプログラムを含めたシステム全体の起動監視
が可能となる。
入後、システムプログラム起動指示を行なう。システム
プログラムは起動が完了したら第1の通知手段により運
転管理装置に起動完了を通知し、さらに実行すべきユー
ザプログラム(サブシステムを含む)をすべて起動す
る。そして記憶手段に登録されているユーザプログラム
の起動結果を第2の通知手段により運転管理装置に通知
する。運転管理装置はシステムプログラム起動指示後一
定時間内に起動完了通知を受けられなければ、異常通報
手段によりシステムプログラム起動異常を外部に通報す
る。また、システムプログラム起動完了後一定時間内
に、ユーザプログラムの起動結果を受けられない場合ま
たは受け取った起動結果が異常である場合、同様にユー
ザプログラム起動異常通報を行なう。この方法によっ
て、ユーザプログラムを含めたシステム全体の起動監視
が可能となる。
【0011】また、オペレータがシステム電源切断や処
理装置の動作ストップやリセットなど、システム運転を
停止させる操作を行なった場合、運転管理装置は第1ま
たは第2の通知手段により通知されている状態を調べ、
プログラム動作中ならばコンピュータシステムに対しそ
れらの指示を行なわないことにより、誤操作によるシス
テムダウンを防止することができる。
理装置の動作ストップやリセットなど、システム運転を
停止させる操作を行なった場合、運転管理装置は第1ま
たは第2の通知手段により通知されている状態を調べ、
プログラム動作中ならばコンピュータシステムに対しそ
れらの指示を行なわないことにより、誤操作によるシス
テムダウンを防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0013】図1は本発明のシステム運転管理方式及び
運転管理装置を適用した自動運転サブシステムの一実施
例を示す構成図である。図1において、101は運転対
象のコンピュータシステム、201はコンピュータシス
テムの電源投入、切断、及びIPLなどの運転に関連す
る制御・監視を行う運転管理装置、210は運転管理装
置のコンソール装置である。
運転管理装置を適用した自動運転サブシステムの一実施
例を示す構成図である。図1において、101は運転対
象のコンピュータシステム、201はコンピュータシス
テムの電源投入、切断、及びIPLなどの運転に関連す
る制御・監視を行う運転管理装置、210は運転管理装
置のコンソール装置である。
【0014】コンピュータシステム101では、オペレ
ーティングシステム104、運転管理プログラム10
3、及びユーザプログラム102などのプログラムが実
行される。サービスプロセッサ105はコンピュータシ
ステム101内ハードウェアの運転制御及び保守作業を
実行するプロセッサである。本実施例では運転管理装置
201との通信機能も備えており、両者間でハードウェ
ア運転制御情報の交換を行う。入出力処理部106はコ
ンピュータシステム101上で動作するプログラムと運
転管理装置201間のデータ交換を制御するハードウェ
アである。運転管理プログラム103には、運転監視に
必要なユーザプログラムの識別情報や運転管理プログラ
ム103の動作を決定するパラメータが格納されたディ
スク装置110が割り当てられている。また、運転管理
プログラム103の保持している運転管理情報の表示
や、運転管理プログラム103に対する指示を行うため
のコンソール装置120も割り当てられている。オペレ
ーティングシステム104及びユーザプログラム102
にも、一般的にはディスク装置やコンソール装置が割り
当てられているが、本発明には直接関連しないため構成
図上の記載は省略している。
ーティングシステム104、運転管理プログラム10
3、及びユーザプログラム102などのプログラムが実
行される。サービスプロセッサ105はコンピュータシ
ステム101内ハードウェアの運転制御及び保守作業を
実行するプロセッサである。本実施例では運転管理装置
201との通信機能も備えており、両者間でハードウェ
ア運転制御情報の交換を行う。入出力処理部106はコ
ンピュータシステム101上で動作するプログラムと運
転管理装置201間のデータ交換を制御するハードウェ
アである。運転管理プログラム103には、運転監視に
必要なユーザプログラムの識別情報や運転管理プログラ
ム103の動作を決定するパラメータが格納されたディ
スク装置110が割り当てられている。また、運転管理
プログラム103の保持している運転管理情報の表示
や、運転管理プログラム103に対する指示を行うため
のコンソール装置120も割り当てられている。オペレ
ーティングシステム104及びユーザプログラム102
にも、一般的にはディスク装置やコンソール装置が割り
当てられているが、本発明には直接関連しないため構成
図上の記載は省略している。
【0015】運転制御装置201は、運転制御部20
2、タイマ部203、通報制御部204、及びコンソー
ル制御部205から構成される。また、運転制御装置2
01にはコンソール装置210が接続される。コンソー
ル装置210では、コンピュータシステム101の電源
投入、切断、IPL起動の指示、及び次回システム起動
時刻の設定などを行うことが出来る。コンソール装置2
10は運転制御装置210内のコンソール制御部205
に接続される。コンソール制御部205は、コンソール
装置210からの運転制御指示を運転制御部202また
はタイマー部203に伝達する機能を有する。電源投
入、切断、IPL起動等の直接コンピュータシステムの
運転に関する指示は、運転制御部202に伝達する。ま
た次回システム起動時刻等の運転の予約に関する指示
は、タイマー部203に伝達する。タイマー部203
は、コンソール制御部205から伝達された予約情報を
その内部に記憶する。そして、予約時刻に到達したとき
運転制御部202に対し運転制御の実行を指示する。運
転制御部202は、コンソール制御部205またはタイ
マー部203から伝達された運転指示に基づきコンピュ
ータシステム101の運転制御を実行する。また、コン
ピュータシステム101から通知されるプログラム稼動
情報による制御結果の判定、及びシステム停止操作の正
当性チェックを行う。運転制御部202が異常を検出し
た場合、外部への通報を行うため通報制御部204に対
して外部通報指示を行う。通報制御部204は、運転制
御部202からの外部通報指示を受け、コンピュータシ
ステムの設置場所とは異なる他の場所への通報、または
システム管理責任者等への連絡を行う。
2、タイマ部203、通報制御部204、及びコンソー
ル制御部205から構成される。また、運転制御装置2
01にはコンソール装置210が接続される。コンソー
ル装置210では、コンピュータシステム101の電源
投入、切断、IPL起動の指示、及び次回システム起動
時刻の設定などを行うことが出来る。コンソール装置2
10は運転制御装置210内のコンソール制御部205
に接続される。コンソール制御部205は、コンソール
装置210からの運転制御指示を運転制御部202また
はタイマー部203に伝達する機能を有する。電源投
入、切断、IPL起動等の直接コンピュータシステムの
運転に関する指示は、運転制御部202に伝達する。ま
た次回システム起動時刻等の運転の予約に関する指示
は、タイマー部203に伝達する。タイマー部203
は、コンソール制御部205から伝達された予約情報を
その内部に記憶する。そして、予約時刻に到達したとき
運転制御部202に対し運転制御の実行を指示する。運
転制御部202は、コンソール制御部205またはタイ
マー部203から伝達された運転指示に基づきコンピュ
ータシステム101の運転制御を実行する。また、コン
ピュータシステム101から通知されるプログラム稼動
情報による制御結果の判定、及びシステム停止操作の正
当性チェックを行う。運転制御部202が異常を検出し
た場合、外部への通報を行うため通報制御部204に対
して外部通報指示を行う。通報制御部204は、運転制
御部202からの外部通報指示を受け、コンピュータシ
ステムの設置場所とは異なる他の場所への通報、または
システム管理責任者等への連絡を行う。
【0016】図2はディスク装置110内に格納する運
転監視に必要なユーザプログラムの識別情報や運転管理
プログラム103の動作を決定するパラメータであり、
識別名301、プログラム名302、起動完了メッセー
ジ名303、終了メッセージ名304、及び起動監視時
間305から構成される。識別名302は各プログラム
を識別するための固有の名称である。本実施例では、オ
ペレーティングシステム104をOS、運転管理プログ
ラム103をOMP、そしてユーザプログラム102を
UP1、UP2及びUPnと命名している。オペレーテ
ィングシステム及び運転管理プログラムの登録数は、1
つの処理系に関してそれぞれひとつであるが、ユーザプ
ログラムの登録数に関しては必ずしも3つでなくても良
く、実際のシステム毎に決定すれば良い。プログラム名
302は、識別名301で示されるプログラムの実行形
式名称である。起動完了メッセージ名303は、各プロ
グラムの起動が正常に行われた場合に、各プログラム自
身が出力するメッセージの識別名称である。終了メッセ
ージ304は、各プログラムがその処理を終了する場合
に、各プログラム自身が出力するメッセージの識別名称
である。起動監視時間305は、プログラムの起動が成
功したか失敗したかを判定するための時間であり、プロ
グラム起動後に起動完了メッセージ303が出力するま
でが保証できる時間を登録しておく。
転監視に必要なユーザプログラムの識別情報や運転管理
プログラム103の動作を決定するパラメータであり、
識別名301、プログラム名302、起動完了メッセー
ジ名303、終了メッセージ名304、及び起動監視時
間305から構成される。識別名302は各プログラム
を識別するための固有の名称である。本実施例では、オ
ペレーティングシステム104をOS、運転管理プログ
ラム103をOMP、そしてユーザプログラム102を
UP1、UP2及びUPnと命名している。オペレーテ
ィングシステム及び運転管理プログラムの登録数は、1
つの処理系に関してそれぞれひとつであるが、ユーザプ
ログラムの登録数に関しては必ずしも3つでなくても良
く、実際のシステム毎に決定すれば良い。プログラム名
302は、識別名301で示されるプログラムの実行形
式名称である。起動完了メッセージ名303は、各プロ
グラムの起動が正常に行われた場合に、各プログラム自
身が出力するメッセージの識別名称である。終了メッセ
ージ304は、各プログラムがその処理を終了する場合
に、各プログラム自身が出力するメッセージの識別名称
である。起動監視時間305は、プログラムの起動が成
功したか失敗したかを判定するための時間であり、プロ
グラム起動後に起動完了メッセージ303が出力するま
でが保証できる時間を登録しておく。
【0017】次に、本発明で特徴的なシステム起動の流
れと起動監視処理を図3により説明する。まず、運転管
理装置201は、そのコンソール装置210からシステ
ム電源投入指示があった場合か、タイマー部203に設
定されたシステム起動予約時刻に到達した場合に、コン
ピュータシステム101に対してシステム電源投入指示
(処理211)を行う。コンピュータシステム101内
の電源投入制御はサービスプロセッサ105により実行
され、電源の投入が終了すると自動的に初期プログラム
ロード処理が実行され(処理221)、オペレーティン
グシステム104(OS)が起動される。オペレーティ
ングシステム104はその起動が完了したら、サービス
プロセッサ105を経由して運転管理装置201に起動
完了を通知する(処理251)。一方、運転管理装置2
01はシステム電源投入指示を行った後、オペレーティ
ングシステム104の起動完了通知を図2のテーブルに
登録された監視時間305により監視を行う。監視時間
内に起動完了通知を受け取ることが出来なければ、通報
制御部204にその旨を通知する。なお通報制御部の詳
細の処理については、本発明に直接関連しないので説明
を省略する。オペレーティングシステム104はその起
動が完了したら、運転管理プログラム104(OMP)
を起動する(処理222)。(ここまでの処理は従来の
起動監視処理と同様である。)運転管理プログラム10
4はその起動が完了したら、入出力処理部106を経由
して運転管理装置201に起動完了を通知する(処理2
52)。一方、運転管理装置201はオペレーティング
システム104の起動完了後、運転管理プログラム10
4の起動完了通知を図2のテーブルに登録された監視時
間305により監視を行う。監視時間内に起動完了通知
を受け取ることが出来なければ、通報制御部204にそ
の旨を通知する。なお、オペレーティングシステム10
4と運転管理プログラム103の起動監視時間は、シス
テム初期起動の時に運転管理プログラム103から運転
管理装置201に通知され、以後変更があれば同様のル
ートで運転管理装置201に通知される。運転管理プロ
グラム103はその起動が完了したら、ユーザプログラ
ム102A,102B,102C(UP1,UP2,U
Pn)を起動する(処理223,224,225)。そ
れら起動処理実行後、さらに運転管理装置201に対し
て入出力処理部106を経由してユーザプログラム監視
情報253を通知する。ユーザプログラム監視情報25
3とは、各ユーザプログラムについて図2テーブルに登
録された識別名301と監視時間305である。ユーザ
プログラム102A,102B,102Cはその起動が
完了したら、起動完了メッセージを出力する。運転管理
プログラム103は出力されたメッセージの番号を図2
テーブルの起動完了メッセージ名303と照合し、該当
のユーザプログラムの識別名301の起動が完了したこ
とを運転管理装置201に入出力処理部106を経由し
て通知する。一方、運転管理装置201は、ユーザプロ
グラム監視情報253を受け取った後、各ユーザプログ
ラムの起動完了通知を監視時間305により監視を行
う。監視時間内に起動完了通知を受け取ることが出来な
ければ、通報制御部204にその旨を通知する。
れと起動監視処理を図3により説明する。まず、運転管
理装置201は、そのコンソール装置210からシステ
ム電源投入指示があった場合か、タイマー部203に設
定されたシステム起動予約時刻に到達した場合に、コン
ピュータシステム101に対してシステム電源投入指示
(処理211)を行う。コンピュータシステム101内
の電源投入制御はサービスプロセッサ105により実行
され、電源の投入が終了すると自動的に初期プログラム
ロード処理が実行され(処理221)、オペレーティン
グシステム104(OS)が起動される。オペレーティ
ングシステム104はその起動が完了したら、サービス
プロセッサ105を経由して運転管理装置201に起動
完了を通知する(処理251)。一方、運転管理装置2
01はシステム電源投入指示を行った後、オペレーティ
ングシステム104の起動完了通知を図2のテーブルに
登録された監視時間305により監視を行う。監視時間
内に起動完了通知を受け取ることが出来なければ、通報
制御部204にその旨を通知する。なお通報制御部の詳
細の処理については、本発明に直接関連しないので説明
を省略する。オペレーティングシステム104はその起
動が完了したら、運転管理プログラム104(OMP)
を起動する(処理222)。(ここまでの処理は従来の
起動監視処理と同様である。)運転管理プログラム10
4はその起動が完了したら、入出力処理部106を経由
して運転管理装置201に起動完了を通知する(処理2
52)。一方、運転管理装置201はオペレーティング
システム104の起動完了後、運転管理プログラム10
4の起動完了通知を図2のテーブルに登録された監視時
間305により監視を行う。監視時間内に起動完了通知
を受け取ることが出来なければ、通報制御部204にそ
の旨を通知する。なお、オペレーティングシステム10
4と運転管理プログラム103の起動監視時間は、シス
テム初期起動の時に運転管理プログラム103から運転
管理装置201に通知され、以後変更があれば同様のル
ートで運転管理装置201に通知される。運転管理プロ
グラム103はその起動が完了したら、ユーザプログラ
ム102A,102B,102C(UP1,UP2,U
Pn)を起動する(処理223,224,225)。そ
れら起動処理実行後、さらに運転管理装置201に対し
て入出力処理部106を経由してユーザプログラム監視
情報253を通知する。ユーザプログラム監視情報25
3とは、各ユーザプログラムについて図2テーブルに登
録された識別名301と監視時間305である。ユーザ
プログラム102A,102B,102Cはその起動が
完了したら、起動完了メッセージを出力する。運転管理
プログラム103は出力されたメッセージの番号を図2
テーブルの起動完了メッセージ名303と照合し、該当
のユーザプログラムの識別名301の起動が完了したこ
とを運転管理装置201に入出力処理部106を経由し
て通知する。一方、運転管理装置201は、ユーザプロ
グラム監視情報253を受け取った後、各ユーザプログ
ラムの起動完了通知を監視時間305により監視を行
う。監視時間内に起動完了通知を受け取ることが出来な
ければ、通報制御部204にその旨を通知する。
【0018】次に起動完了後のシステム保護方法を説明
する。運転管理装置201は、ユーザプログラム102
A,102B,102Cいずれかひとつのプログラムで
も起動完了状態となっていたら、オペレータによるシス
テム電源切断操作やシステムリセット操作等のシステム
が瞬時に停止するような操作の実行を行わない。システ
ム電源切断操作やシステムリセット操作を行いたい場合
は、ユーザプログラムをすべて終了させてから行う必要
がある。
する。運転管理装置201は、ユーザプログラム102
A,102B,102Cいずれかひとつのプログラムで
も起動完了状態となっていたら、オペレータによるシス
テム電源切断操作やシステムリセット操作等のシステム
が瞬時に停止するような操作の実行を行わない。システ
ム電源切断操作やシステムリセット操作を行いたい場合
は、ユーザプログラムをすべて終了させてから行う必要
がある。
【0019】
【発明の効果】本発明によるシステム起動監視方法によ
れば、システム起動時にユーザプログラムも含んだシス
テム全体の運転監視ができるので、起動状況監視の信頼
性が向上する。これは、特に無人で起動を行う自動運転
おいて、起動失敗の検出が早くできるいう効果がある。
また、本発明による誤操作防止方法によれば、システム
稼働中のシステム停止操作に対する保護を行うので、人
為的な誤りによるシステムダウンが高い確率で防止可能
となる。
れば、システム起動時にユーザプログラムも含んだシス
テム全体の運転監視ができるので、起動状況監視の信頼
性が向上する。これは、特に無人で起動を行う自動運転
おいて、起動失敗の検出が早くできるいう効果がある。
また、本発明による誤操作防止方法によれば、システム
稼働中のシステム停止操作に対する保護を行うので、人
為的な誤りによるシステムダウンが高い確率で防止可能
となる。
【図1】本発明の運転管理方式及び運転管理装置を適用
したコンピュータシステムの一実施例を示す構成図であ
る。
したコンピュータシステムの一実施例を示す構成図であ
る。
【図2】プログラム起動監視監視及び保護モードに関す
る登録情報の内容であり、図1の運転管理プログラム1
03に割り当てられたディスク装置110に格納されて
いる。
る登録情報の内容であり、図1の運転管理プログラム1
03に割り当てられたディスク装置110に格納されて
いる。
【図3】図1のコンピュータシステムにおける起動の流
れと、本発明の特徴である起動監視処理方法を示した図
である。
れと、本発明の特徴である起動監視処理方法を示した図
である。
101…コンピュータシステム、102…ユーザプログ
ラム、103…運転管理プログラム、 104…オペレ
ーティングシステム、105…サービスプロセッサ、
106…入出力処理部、201…運転管理装置、202
…運転制御部、 203…タイマー部、204…通
報制御部、 205…コンソール制御部、210…コン
ソール装置。
ラム、103…運転管理プログラム、 104…オペレ
ーティングシステム、105…サービスプロセッサ、
106…入出力処理部、201…運転管理装置、202
…運転制御部、 203…タイマー部、204…通
報制御部、 205…コンソール制御部、210…コン
ソール装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 17/60 G06F 15/21 Z
Claims (3)
- 【請求項1】運転管理装置の指示によりシステム運転を
行なう計算機システムにおいて、 システムプログラムの運転状態情報を運転管理装置に通
知する第1の通知手段と、該システムプログラム上で動
作する一般プログラムの運転状態情報を運転管理装置に
通知する第2の通知手段とを備え、運転管理装置の指示
に対する前記第1および第2の通知手段から通知される
運転状態情報によりシステム運転の正常/異常を判断す
ることを特徴とするシステム運転管理方式。 - 【請求項2】請求項1記載のシステム運転管理方式にお
いて、第2の通知手段の通知対象一般プログラム識別情
報を登録する記憶手段を備え、該記憶手段に登録された
一般プログラムの運転状態情報のみ運転管理装置に通知
することを特徴とするシステム運転管理方式。 - 【請求項3】少なくとも計算機システムの電源投入/切
断手段と、システムプログラム起動/停止手段とを備え
た、請求項1記載のシステム運転管理方式による運転管
理装置において、第2の通知手段により通知される一般
プログラム運転状態が動作状態である場合に、該運転管
理装置からのシステム電源切断及びシステムプログラム
停止指示を出力しないことを特徴とした運転管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6031295A JPH08263320A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | システム運転管理方式及び運転管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6031295A JPH08263320A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | システム運転管理方式及び運転管理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08263320A true JPH08263320A (ja) | 1996-10-11 |
Family
ID=13138535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6031295A Pending JPH08263320A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | システム運転管理方式及び運転管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08263320A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005202880A (ja) * | 2004-01-19 | 2005-07-28 | Toshiba Corp | 券発行機 |
JP2007079613A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-29 | Mitsubishi Electric Corp | 情報処理端末及び通信システム及び情報処理端末の管理方法 |
WO2007037011A1 (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-05 | Fujitsu Limited | 情報処理装置、状態記憶及び復元プログラム及びコンピュータ読取可能情報記録媒体 |
WO2010044149A1 (ja) * | 2008-10-15 | 2010-04-22 | 富士通株式会社 | 情報処理装置および起動完了通知プログラム |
JP2019117456A (ja) * | 2017-12-26 | 2019-07-18 | 株式会社日本総合研究所 | コンピュータプログラム |
-
1995
- 1995-03-20 JP JP6031295A patent/JPH08263320A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
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US8407459B2 (en) | 2008-10-15 | 2013-03-26 | Fujitsu Limited | Information processing apparatus and boot completion notification program |
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