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JPH08259817A - シリコーン製物品におけるニトロソアミン生成防止用添加剤 - Google Patents

シリコーン製物品におけるニトロソアミン生成防止用添加剤

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Publication number
JPH08259817A
JPH08259817A JP7315113A JP31511395A JPH08259817A JP H08259817 A JPH08259817 A JP H08259817A JP 7315113 A JP7315113 A JP 7315113A JP 31511395 A JP31511395 A JP 31511395A JP H08259817 A JPH08259817 A JP H08259817A
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JP
Japan
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butyl
phenol
nitrosamine
methylenebis
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7315113A
Other languages
English (en)
Inventor
Larry Neil Lewis
ラリー・ニール・ルイス
Edward M Jeram
エドワード・マシュー・イエラム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JPH08259817A publication Critical patent/JPH08259817A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/13Phenols; Phenolates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/04Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/20Polysiloxanes containing silicon bound to unsaturated aliphatic groups
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ニトロソアミンを含有しないシリ
コーン製物品の製造に関する。 【解決手段】 本発明はビニル含有オルガノポリシロキ
サンと充填剤の混合物をヒンダードフェノールで処理す
ることによるニトロソアミンを含有しないシリコーン物
品の製造方法、ニトロソアミンを含有しない組成物およ
びそれから製造されたニトロソアミンを含有しない物品
に関する。好ましいニトロソアミンを含有しない成形物
は哺乳びんの乳首である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ニトロソアミンを含有
しないシリコーン製物品の製造に関する。詳しくは、本
発明は、添加剤の添加によるニトロソアミンを含有しな
いシリコーン製物品の製造に関する。
【0002】
【従来の技術】各種のゴム製品における揮発性N−ニト
ロソアミンの存在を記載した幾つかの報告が公表されて
いる。哺乳びんのゴム製乳首における揮発性N−ニトロ
ソアミンの発生およびこれらの化合物が幼児用ミルク混
合物の中に移行する可能性に関する目下の懸念は、Pr
eussmann等による(1981)Am.Che
m.Soc.Symp.Ser.174,Americ
an ChemicalSociety,Washin
gton,DC,p.217に記載の報告によって駆り
立てられている。
【0003】哺乳びんのゴム製乳首中の揮発性N−ニト
ロソアミンの評価方法が記載されている。ある一つの製
造業者が製造したゴム製乳首の検査では、N−ニトロソ
ジメチルアミン、N−ニトロソジエチルアミンおよびN
−ニトロソピペリジンが熱エネルギー・アナライザーを
使用するガスクロマトグラフィーによって決定され、個
々のニトロソアミンが22ないし281ppbの平均レ
ベルで存在することがマススペクトロメトリーによって
確認された。通常の滅菌器で乳首がミルクまたは幼児用
ミルク混合物と共に滅菌されると、上記三種のニトロソ
アミンがミルクまたはミルク混合物に移行した。滅菌処
理後に、乳首を哺乳びんのミルクの中に逆さまにして入
れ、ミルクのびんを室温で2時間あるいは冷蔵庫で一晩
貯蔵すると、ミルクの中に移行するニトロソアミンレベ
ルは平均して8ないし13%増加した。単一乳首を繰り
返し滅菌処理するとゴム乳首からミルクの中に移行する
ニトロソアミン量は着実に減少したが、7回の滅菌処理
後にもミルクの中にニトロソアミンがまだ容易に検出で
きた。滅菌処理後にはゴム乳首のニトロソアミンレベル
が高くなり、乳首中のニトロソアミン前駆体の存在を示
唆した。生、すなわち未硬化ゴムにはニトロソアミンは
認められなかった。有機ゴムの加硫過程で添加された化
学的促進剤と安定剤がゴム乳首中のアミン前駆体の根源
である。
【0004】1984年1月1日に米国食品薬品局(以
下「FDA」と略記する)は、ゴム製乳首の全N−ニト
ロソアミン対策レベル60ppbを制定した。1985
年1月1日に対策レベルは10ppbに下げられた。哺
乳びんの合成および天然ゴム製乳首の中の揮発性N−ニ
トロソアミン測定のためのFDAによるジクロロメタン
抽出法に関して合同検討が実施された。ジクロロメタン
による抽出の後で、N−ニトロソアミンがガスクロマト
グラフィー・熱エネルギー分析によって測定された。6
ロットを代表する素性を伏せた各二個から成るゴム製乳
首サンプルの6組が11の協力した試験所によって分析
された。全てのサンプルは、米国の製造業者から得られ
たカットアップゴム製乳首の平衡化複合体から取られた
部分であった。約20ppbにおける内部標準(N−ニ
トロソジプロピルアミン)の回収は10ないし120%
であった。再現性相対標準偏差(RSD)は、N−ニト
ロソアミンレベル10ないし20ppbに対しては35
ないし45%であった。しかし、回収が75%未満の試
験所からのデータが除かれた場合には(現在これは上記
方法に規定されている)、N−ニトロソアミンレベル6
ないし26ppbに対して、RSD値は11ないし32
%であった。この値は、例えば食品中のアフラトキシン
の場合のような低いppbレベルにある痕跡量の汚染物
質の定量に指定されている他の分析技術に対して報じら
れている値と比較して、同程度であるかまたは優れてい
た。この方法は、哺乳びんのゴム製乳首の中の揮発性N
−ニトロソアミンの定量のための公認第一対策として採
用されている。哺乳びんのゴム製乳首の中の揮発性N−
ニトロソアミンの測定用ガスクロマトグラフィー・熱エ
ネルギー分析法:GrayおよびStachiwによる
合同検討、J.Assoc.Off.Anal.Che
m.(1987)70,3月号を参照されたい。
【0005】各種の添加剤がニトロソアミンの生成を防
止することが報告されている。一つの事例では、反応物
を加える順序がゴムの中でのニトロソアミンの生成防止
への鍵であることが分かり、エリトルビン酸である添加
剤が使用された。T.Fukuda,Y.Matsun
ra,S.Kusumoto,Nippon Shok
uhin Kogyo Gakkaishi,28(1
981),606,CA 96,85000eを参照さ
れたい。ソルビン酸およびアスコルビン酸ナトリウムが
ニトロソアミンの生成防止に有効であることが報告され
ている。K.Tanaka,K.C.Chung,H.
Hayatsu,T.Kada,Food Cosme
t.Toxicol.,16(1978)209および
R.L.S.Patterson,D.S.Mottr
am,Abstr.Commun,Eur.Meet.
Meat Res.Work.,20th An Fo
ras Tuntais:Dublin,Ire.(1
974)77,CA 85,19272sを参照された
い。一般にアルコールは7未満のpHでニトロソアミン
の生成を防止し、一方、ブチル化ヒドロキシアニソール
(BHA)のようなヒンダードアルコールが、過酸化物
によるアミンの酸化条件下で、ニトロソアミンの生成を
阻止することが報告されている。T.Kurechi,
K.Kikugawa,T.Kato,Food Co
smet.Toxicol.,18(1980)59
1,CA 94,191596xおよびN.S.She
had,PCT Int.Appl.WO 93222
73,CA 120,191111rを参照されたい。
【0006】合成および天然有機ゴム工業界の研究がニ
トロソアミンの低減あるいは除去に傾注されているが、
これらの研究でシリコーンゴム物質を含むものはない。
合成および天然有機ゴム化合物とは対照的に、シリコー
ンエラストマー組成物は、ビニル含有ポリジオルガノシ
ロキサン、オルガノハイドロジェンシリコーン架橋剤お
よび白金触媒から製造できる。このタイプの組成物は多
くの理由で好ましい。例えば、これらの組成物は、副生
物の生成なしに硬化する。これらの組成物は室温または
高められた温度で硬化し得る。これらの組成物は、白金
触媒のインヒビターを使用すれば、室温での貯蔵用に安
定化され得る。これらの組成物は、高粘度ポリマーから
でも低粘度ポリマーからでも製造できる。これらの組成
物は、粘度が十分に低くてポンプ移送や押し出し可能
で、迅速な硬化時間を持つ成分を使用する。これらの組
成物はまた、高い強度とジュロメーター特性値で特徴づ
けられる硬化したシリコーンエラストマーを提供する。
従って、これらのシリコーンは、有機ゴム化合物に取っ
て代わる第一順位の候補となった。
【0007】硬化したシリコーンエラストマーの分析結
果によれば、ニトロソアミンは存在しなかった。しか
し、FDAおよびヨーロッパBGAによって要求される
ポスト・ベーキング処理でニトロソアミンの存在が検出
された。硬化したシートが200℃で解放状態でポスト
・ベーキング(PBO)処理されると、3ないし7pp
bのジメチルニトロソアミン(DMNA)が検出され
た。もし、シートをまずアルミニウム箔に包み、密閉状
態でポスト・ベーキング(PBS)処理されると、シー
トは30ないし70ppbのDMNAを含有していた。
【0008】シリコーンがこれらのFDAで規制された
市場で役立つように、本出願人は、ポスト・ベーキング
中のニトロソアミン生成を防止する各種の技術を開発し
た。1994年8月31日に出願された出願番号08/
298,981号による同時係属中の出願で、出願人は
実質的に酸素が存在しない雰囲気下でポスト・ベーキン
グすれば、ポスト・ベーキング中のニトロソアミン生成
を防止し得ることを示している。これとは別の、199
4年8月31日に出願された出願番号08/298,7
28号による同時係属中の出願で、出願人は有効量の酸
によるポリマー/充填剤混合物の処理もニトロソアミン
生成を防止し得ることを報じている。これらの方法の有
効性は証明されているが、全てのポスト・ベーキング施
設が不活性雰囲気機能を備えている訳ではない。一方、
酸の使用は或る種の設備には腐食作用をもたらす。それ
故、本出願人は別の新しい方法を探し続けた。
【0009】
【発明の目的】本発明によって提供されるのは、ニトロ
ソアミンの生成を阻止するのに有効な量の(E)ヒンダ
ードフェノールを硬化性シリコーンエラストマーに添加
混合し、硬化され、ポスト・ベーク処理されたニトロソ
アミンを含有しない硬化とポスト・ベーク処理をされた
シリコーン組成物である。更に、このようなニトロソア
ミンを含有しないシリコーン組成物から製造された物品
ならびにこのようなシリコーン組成物を製造する方法も
提供される。
【0010】
【発明の概要】硬化され、ポスト・ベーク処理された時
に、ニトロソアミンを含有しない好ましい組成物は、
(A)ビニル含有オルガノポリシロキサン、(B)シリ
コン水素化物シロキサン、(C)充填剤および(D)有
効な触媒量の付加反応硬化触媒に(E)ニトロソアミン
の生成を阻止するのに有効な量のヒンダードフェノール
が添加混合されて構成されている。
【0011】本発明の方法は、(A)、(B)、(C)
および(D)から成る硬化性シリコーン組成物に成分
(E)を添加混合し、(A)、(B)、(C)、(D)
および(E)から成る組成物を硬化し、そして(A)、
(B)、(C)、(D)および(E)から成る組成物を
ポスト・ベークすることから成り、それによって、ニト
ロソアミンを含有しない物品を得る方法である。本発明
の方法において、成分(E)であるヒンダードフェノー
ルを他の成分(A)、(B)、(C)または(D)に加
える順序は特に重要ではなく、成分(E)は他の成分
(A)、(B)、(C)および(D)の任意のものまた
はその任意の組み合わせ、すなわち混合物に加えてよ
い。成分(A)、(B)、(C)および(D)の各種の
組み合わせは硬化性シリコーン組成物製造業界の専門家
には周知であり、本発明の部分を構成しない。本発明の
ニトロソアミンを含有しない物品は、本発明の方法の生
産物であり、本発明の組成物から成る。
【0012】本発明を成すに至った特に重要な特色は、
ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)のようなヒンダ
ードフェノールの添加が硬化したシリコーン物品のポス
ト・ベーク処理でのニトロソアミンの生成を防止すると
いう発見に基づく。成分(A)、すなわちビニル含有オ
ルガノポリシロキサンは一般に25℃で5,000ない
し1,000,000cpの粘度を持つ。好ましいビニ
ル含有オルガノポリシロキサンは、一般式MVixVi
で例示されるビニル連鎖停止ポリマー、一般式MDVi x
y Mで例示される連鎖内部にビニル基を持つコポリマ
ー、一般式MVixVi yViで例示されるビニル基で
連鎖停止し連鎖内部にビニル基を持つコポリマー、一般
式MDxViで例示されるビニル基とトリメチルシリル
基で連鎖停止したコポリマー、あるいはこれらの混合物
であってよく、ここにViはビニル基を表し、Mはトリ
メチルシロキシ基を表し、MViはジメチルビニルシロキ
シ基を表し、Dはジメチルシロキシ基を表し、DViはメ
チルビニルシロキシ基を表し、xとyは正の整数であ
る。このようなポリマーは、本明細書中に参考文献とし
て取り入れられているJeram等に付与された米国特
許第5,082,886号、第4,340,709号、
第3,884,866号、Sumpter等に付与され
た米国特許第5,331,075号、Lee等に付与さ
れた米国特許第4,162,243号、Tolenti
noに付与された米国特許第4,382,057号およ
びSweetに付与された米国特許第4,427,80
1号によって教示されている。
【0013】成分(B)、すなわち本発明に使用される
シリコン水素化物シロキサンポリマーあるいはシリコン
水素化物シロキサン流体はシリコン原子に化学的に結合
した水素約0.04ないし1.4重量%を含有できる。
このシリコン水素化物シロキサンの一つの形は式
【0014】
【化1】
【0015】を持つ「カップリング剤」であり、ここに
1 はオレフィン系不飽和のない炭素原子数が1ないし
13の一価の置換および非置換炭化水素基から選ばれ、
nは「カップリング剤」に、25℃で1ないし500c
pの粘度とシリコン水素化物シロキサン流体中の化学的
に結合したシロキシ単位の総モルを基準にして連鎖停止
ジオルガノ水素化物シロキシ単位約3ないし9mol%
を付与するのに十分な値を持つ整数である。
【0016】上記のシリコン水素化物から成るカップリ
ング剤の式に加えて、本発明の熱硬化性オルガノポリシ
ロキサン組成物に使用されるシリコン水素化物シロキサ
ン流体は、SiO2 単位と化学的に結合した式 で示される単位(式中、R2 +H対Si比は1.0から
2.7まで変化し得る)から本質的に成るシリコン水素
化物樹脂も含む。シリコン水素化物樹脂はまた、SiO
2 単位および(R42 SiO単位と化学的に結合した
で示される単位(式中、R3 +R4 +H対Si比は1.
2から2.7まで変化することができ、R2 、R3 およ
びR4 はそれぞれ独立してオレフィン系不飽和のない炭
素原子数が1ないし13の一価の置換および非置換炭化
水素基である)を持ち得る。
【0017】シリコン水素化物シロキサン流体はまた、
【0018】
【化2】
【0019】を持つ直鎖状水素含有ポリシロキサンを含
むことができ、ここにR5 はR1 から選ばれ、オレフィ
ン系不飽和のない炭素原子数が1ないし13の一価の置
換および非置換炭化水素基であり、pとqは25℃で1
ないし1,000cpの粘度を持つポリマーを提供する
のに十分な値を持つ整数である。上記の式および化学的
に結合した単位で、R1 、R2 、R3 、R4 およびR5
は好ましくは、メチル、エチル、プロピルなどのような
炭素原子数が1ないし8のアルキル基、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチルなどのようなシクロアルキル基、フ
ェニル、トリル、キシリルなどのようなアリール基およ
び3,3,3−トリフルオロプロピルのようなハロアル
キル基から成る群から選ばれる同じまたは異なる基であ
り得る。
【0020】成分(C)、すなわち充填剤は先行技術で
公知の任意の補強あるいは増量充填剤である。例えば、
高い引っ張り強さを得るために補強充填剤が配合され
る。使用され得る多くの補強充填剤の説明に役立つ実例
は、二酸化チタン、リトポン、酸化亜鉛、ケイ酸ジルコ
ニウム、シリカエーロゲル、酸化鉄、ケイソウ土、炭酸
カルシウム、フュームドシリカ、シラザン処理シリカ、
沈降シリカ、ガラス繊維、酸化マグネシウム、酸化クロ
ム、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、アルファ石
英、仮焼クレー、アスベスト、カーボン、グラファイ
ト、コルク、コットン、合成繊維などである。 好まし
くは、充填剤は処理済みフュームドシリカまたは沈降シ
リカである。処理は、本明細書中に参考文献として取り
入れられているEvans等に付与された米国特許第
4,529,774号、Smithに付与された米国特
許第3,635,743号およびBeersに付与され
た米国特許第3,847,848号の教示によってなさ
れ得る。あるいは、最も好ましい処理として、充填剤は
現場処理される、すなわち、未処理のシリカ充填剤と処
理剤がシリコーンエラストマー組成物に別々に添加さ
れ、充填剤をエラストマー中に混入する作業と同時に処
理が完結する。この現場処理法は、本明細書中に参考文
献として取り入れられているEvansに付与された米
国特許第4,529,774号で教示される。
【0021】あるいは、充填剤は本明細書中に参考文献
として取り入れられているLee等に付与された米国特
許第4,162,243号およびSweetに付与され
た米国特許第4,427,801号のビニル処理シリカ
充填剤によって代替され得る。成分(D)、すなわち付
加反応による硬化触媒、はシリコン水素化物とエチレン
性不飽和ポリオルガノシロキサンとの間のヒドロシリル
化反応を増進する任意の化合物である。典型的には、触
媒は貴金属化合物であり、通常は白金またはロジウム、
好ましくは白金である。このような触媒は当該技術分野
で周知である。好ましい触媒は、本明細書中に参考文献
として取り入れられているLamoreauxに付与さ
れた米国特許第3,917,432号、第3,197,
433号と第3,220,972号、Karstedt
に付与された米国特許第3,715,334号と第3,
814,730号およびAshby等に付与された米国
特許第4,288,345号に教示されている。
【0022】選出された触媒が周知の白金またはロジウ
ム含有触媒である場合に、成分(A)、(B)および
(C)の成分(D)との混合物は、混合すると直ぐに室
温で硬化し始める筈なので、組成物が成型に先だって貯
蔵される場合には白金またはロジウム含有触媒の室温で
の作用を適当なインヒビターによって阻止することが望
ましいであろう。このような触媒インヒビターは、触媒
の触媒活性を室温で遅延するために使用されるが、温度
を上げると成分(A)、(B)および(C)の間の反応
の触媒作用を可能にする。
【0023】触媒インヒビターの一つの好適なタイプは
本明細書中に参考文献として取り入れられているKoo
kootsedes等に付与された米国特許第3,44
5,420号に記載されていて、ある種のアセチレン系
インヒビターとその使用法が述べられている。アセチレ
ン系インヒビターの好ましいクラスはアセチレンアルコ
ール類、特に2−メチル−3−ブチン−2−オールであ
る。
【0024】触媒インヒビターの第二のタイプは本明細
書中に参考文献として取り入れられているLee等に付
与された米国特許第3,989,667号に記載されて
いて、二級または三級アセチレンアルコールとシリコン
原子に結合した水素原子を持つシロキサンとの反応によ
って製造されたある種のオレフィン系シロキサン、その
製法および白金触媒インヒビターとしての使用法が記述
されている。
【0025】触媒インヒビターの第三のタイプは、1分
子当たり3ないし6個のメチルビニルシロキサン単位を
持つポリメチルビニルシクロシロキサンである。触媒イ
ンヒビターの最適濃度は、温度を上げた場合に組成物を
硬化するのに必要な時間を過度に延ばすことなく、常温
における所望の貯蔵安定性を提供する濃度である。この
量は広範囲にわたり、そして使用される特定のインヒビ
ター、白金またはロジウム含有触媒の性質と濃度および
オルガノハイドロジェンシロキサンの性質に依存するで
あろう。
【0026】成分(E)として使用される好ましいヒン
ダードフェノール系酸化防止剤は、2,6−二置換フェ
ノール、ビスフェノール、ポリフェノール、置換ハイド
ロキノンおよび置換ヒンダードアニソールを含むが、こ
れらに限定されない。例示的な好ましい2,6−二置換
フェノールは、式
【0027】
【化3】
【0028】を持ち、式中、R6 はi−プロピル、t−
ブチル、アミルなどような立体的にかさ張った基であ
る。R7 とR8 は、H、炭素原子数が1ないし18のア
ルキル、アリール、クロロ、ブロモ、イオドのようなハ
ロおよびニトロ基であり得る。2,6−二置換フェノー
ルの例は、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノ
ール(BHT)、2−t−ブチル−4−メトキシフェノ
ール、3−t−ブチル−4−メトキシフェノール、4−
(ヒドロキシメチル)−2,6−ジ−t−ブチルフェノ
ールおよびスチレン化フェノールを含むが、これらに限
定されない。
【0029】例示的な好ましいビスフェノールは、式
【0030】
【化4】
【0031】を持ち、式中、R6 とR7 は前記の通りで
ある。ビスフェノールの例は、2,2′−メチレンビス
(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2′
−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、4,4′−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチ
ルフェノール)および2,2′−メチレンビス(4−メ
チル−6−(1−メチルシクロヘキシル)フェノール)
を含むが、これらに限定されない。
【0032】例示的な好ましいポリフェノールは、テト
ラキス(メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)メタン、1,
3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンおよ
び1,3,5−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシベンジル)イソシアヌレートを含むが、これ
らに限定されない。
【0033】例示的な好ましい置換ハイドロキノンは、
【0034】
【化5】
【0035】を持ち、式中、R6 とR7 は前記の通りで
ある。置換ハイドロキノンの例は、2,5−ジ−t−ア
ミルハイドロキノンとt−ブチルハイドロキノンを含む
が、これらに限定されない。置換ヒンダードアニソール
の例はブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)を含む
が、これに限定されない。
【0036】本発明の組成物は、液体射出成型法に使用
可能で、その射出成型では組成物はシリンダー圧600
kPaのような低圧下に軽量金型の中に射出される。こ
のような組成物は加熱された金型の中で非常に急速に硬
化でき、金型を冷却することなく取り出せる。使用され
る成形、押し出しあるいは硬化方法のタイプは特に重要
ではなく、当該技術分野で知られている任意の方法が含
まれる。本発明の組成物の一つの効果は、低圧での液体
射出成形のような成形方法に組成物を適合可能にする押
し出し適性である。製造された組成物は、圧力620k
Paの下に3.175mmのオリフィスを通して少なく
とも毎分45gが押し出されるような粘度を持つ。好ま
しくは、少なくとも毎分50gが押し出されるような粘
度である。
【0037】流動性があるので、シリコーンエラストマ
ー組成物は通常の混合機で容易に製造できる。特にこの
付加反応硬化性組成物が直ちに使用されることになって
いれば、混合順序は格別重要ではない。しかし、同業者
には周知であるように、(A)と(C)を添加剤処理の
後に混合し、それから(D)と(B)を加えることが好
ましい。この方式では、硬化反応の開始前に、少量の
(D)を(A)と(C)の中によく分散できる。このよ
うな周知の技術を用いて、好適な二液型付加反応硬化性
組成物を製造できる。例えば、通常の二液型組成物は、
(A)の一部分、(C)の一部分および(D)の全部を
混合して第一液とし、(A)、(C)の残り部分と
(B)の全部を第二液として、第一液と第二液の同量を
混合する方式で本発明の組成物にできる。一液型組成物
は、(A)、(B)、(C)、(D)と白金触媒インヒ
ビターを混合して製造できる。反応が阻止されたこれら
の組成物は、硬化することなく長時間にわたって貯蔵で
きるが、70℃以上に加熱すれば硬化可能であり、好ま
しくは100℃以上に加熱して硬化時間を短縮する。上
で述べたように、ヒンダードフェノールはどの段階で添
加してもよく、また、成分(A)〜(D)の任意の成分
あるいは混合物に添加できる。
【0038】本発明の多様な特色を示すために、以下の
実施例を記載する。実施例は説明のためであって、本発
明の範囲を如何なる意味でも制限するものではない。
【0039】
【実施例の記載】
(実施例1) 試験片の調製 表1の配合を使用し本発明の教示に従ってシリコーンL
IMベース・コンパウンドを製造した。
【0040】 表1 部 原料情報 64.5部 粘度40,000cpを持つビニル連鎖停止ポリジメチルシロ キサンポリマー 25部 表面積325m2 /gを持つオクタメチルシクロテトラシロキ サンで処理されたフュームドシリカ 1部 ビニルトリエトキシシロキサン 6部 ヘキサメチルジシラザン 6部 水 4部 粘度500cpを持つビニル連鎖停止ポリジメチルメチルビニ ルコポリマー 4部 粘度500cpを持つトリメチルシリルとジメチルビニルで連 鎖停止したポリジメチルシロキサンポリマー 2.5部 MQ樹脂 粘度40,000cpを持つビニル連鎖停止ポリマー、
水およびヘキサメチルジシラザンを冷却した混合機の中
で混合した。この混合物の中に、表面積325m2 /g
を持つD4 処理済み充填剤を徐々に混入し、充填剤が完
全に混入されるまで混合作業を継続した。こうして得た
混合物にビニルトリエトキシシロキサンを加え、よく混
合した。混合機を密閉し、70〜80℃で1時間加熱し
た。このバッチを140℃で完全真空下にストリッピン
グし、全ての充填剤処理副生物を除去した。次にBHT
を添加し(表2参照)、混合物を80℃に冷却し、二つ
の粘度500cpを持つビニル含有コポリマーを加え、
よく混合した。次いでMQ樹脂である離型剤2.5部を
加えた。真空にしてバッチを脱気した。
【0041】白金濃度20〜40ppmを得るのに十分
な量のKarstedt白金オルガノシロキサン錯体を
添加して成分Aを製造した。水素約330ppmとなる
量の水素化物架橋剤(MHxH yH )とメチルブチノ
ール約0.4部を加え、よく分散するまで混合して成分
Bを製造した。空気の侵入のないスタティク・ミキサー
で、成分Aの100部と成分Bの100部を混合してL
IM組成物を製造した。このA/B混合物を375°
F、20秒間で3インチ×5インチ×0.070インチ
のシートに成形した。成形したままのシートはDMNA
レベル1.0ppb未満を持っていた。 (実施例2)実施例1によって製造したシートを、空気
循環炉の中で200℃で1時間のポスト・ベーキングを
行い、その後に室温にまで冷却した。こうして得たサン
プルをPBOと称した。第二のシートはアルミニウム箔
に包み、上記と同じ条件下にポスト・ベーキングをし
た。こうして得たサンプルをPBSと称した。結果を以
下に示す。
【0042】 表2 BHTの量(g)* ニトロソアミン(ppb) PBO PBS 0(コントロール) 4.0 42.8 1 <1 <1 0.5 <1、再検査2.0 <1、再検査1.7 0.25 8.8 1.0 0.1 12.1 1.4 * :バッチサイズ200gに基づく。
【0043】全サンプルは空気中で200℃で1時間の
ポスト・ベーキングをした。PBSサンプルはアルミニ
ウム箔に包んだ。この結果は、0.1〜0.25gのB
HTによる処理がニトロソアミンの生成を実質的に減少
することを明白に示す。0.5〜1gのBHTによる処
理はニトロソアミン生成を完全に排除した。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニトロソアミンの生成を阻止するのに有
    効な量のヒンダードフェノールと硬化性シリコーンエラ
    ストマーの混合物を含んで成り、硬化およびポスト・ベ
    ーク処理されたニトロソアミンを含有しない組成物。
  2. 【請求項2】 硬化性シリコーンエラストマーが(A)
    ビニル含有オルガノポリシロキサン、(B)シリコン水
    素化物シロキサン、(C)充填剤および(D)有効な触
    媒量の付加反応硬化触媒から成る請求項1記載の組成
    物。
  3. 【請求項3】 充填剤が補強充填剤である請求項2記載
    の組成物。
  4. 【請求項4】 充填剤がフュームドシリカである請求項
    3記載の組成物。
  5. 【請求項5】 触媒が白金またはロジウム化合物である
    請求項2記載の組成物。
  6. 【請求項6】 触媒が白金化合物である請求項5記載の
    組成物。
  7. 【請求項7】 ヒンダードフェノールが2,6−二置換
    フェノール、ビスフェノール、ポリフェノール、置換ハ
    イドロキノンおよび置換ヒンダードアニソールから成る
    群から選ばれる請求項1記載の組成物。
  8. 【請求項8】 2,6−二置換フェノールが2,6−ジ
    −t−ブチル−4−メチルフェノール、2−t−ブチル
    −4−メトキシフェノール、3−t−ブチル−4−メト
    キシフェノール、4−(ヒドロキシメチル)−2,6−
    ジ−t−ブチルフェノールあるいはスチレン化フェノー
    ルである請求項7記載の組成物。
  9. 【請求項9】 ビスフェノールが2,2′−メチレンビ
    ス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,
    2′−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェ
    ノール)、4,4′−メチレンビス(2,6−ジ−t−
    ブチルフェノール)あるいは2,2′−メチレンビス
    (4−メチル−6−(1−メチルシクロヘキシル)フェ
    ノール)である請求項7記載の組成物。
  10. 【請求項10】 ポリフェノールがテトラキス(メチレ
    ン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
    ェニル)プロピオナート)メタン、1,3,5−トリメ
    チル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−
    4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンあるいは1,3,5
    −トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
    ンジル)イソシアヌレートである請求項7記載の組成
    物。
  11. 【請求項11】 ヒンダードアニソールがブチル化ヒド
    ロキシアニソールである請求項7記載の組成物。
  12. 【請求項12】 実質的に透明である請求項1記載の組
    成物。
  13. 【請求項13】 哺乳びんの乳首に成型されている請求
    項12記載の組成物の物品。
  14. 【請求項14】 哺乳びんの乳首に成型されている請求
    項1記載の組成物の物品。
  15. 【請求項15】 (A)ニトロソアミンの生成を阻止す
    るのに有効な量のヒンダードフェノールと硬化性シリコ
    ーン組成物を混合する工程、(B)ヒンダードフェノー
    ルを含有するシリコーン組成物を硬化する工程、および
    (C)硬化した組成物をポスト・ベーキングする工程か
    ら成るニトロソアミンを含有しないシリコーン組成物の
    製造方法。
  16. 【請求項16】 ヒンダードフェノールが2,6−二置
    換フェノール、ビスフェノール、ポリフェノール、置換
    ハイドロキノンおよび置換ヒンダードアニソールから成
    る群から選ばれる請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 2,6−二置換フェノールが2,6−
    ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、2−t−ブチ
    ル−4−メトキシフェノール、3−t−ブチル−4−メ
    トキシフェノール、4−(ヒドロキシメチル)−2,6
    −ジ−t−ブチルフェノールあるいはスチレン化フェノ
    ールである請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 ビスフェノールが2,2′−メチレン
    ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,
    2′−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェ
    ノール)、4,4′−メチレンビス(2,6−ジ−t−
    ブチルフェノール)あるいは2,2′−メチレンビス
    (4−メチル−6−(1−メチルシクロヘキシル)フェ
    ノール)である請求項16記載の方法。
  19. 【請求項19】 組成物が金型内で硬化され、その金型
    が組成物を哺乳びんの乳首に成型する請求項15記載の
    方法。
  20. 【請求項20】 (A)ニトロソアミンの生成を阻止す
    るのに有効な量のヒンダードフェノールと硬化性シリコ
    ーン組成物を混合する工程、(B)ヒンダードフェノー
    ルを含有するシリコーン組成物を金型の中で硬化する工
    程、および(C)硬化した成形品をポスト・ベーキング
    する工程から成るニトロソアミンを含有しない成形品を
    製造する方法。
JP7315113A 1994-12-07 1995-12-04 シリコーン製物品におけるニトロソアミン生成防止用添加剤 Withdrawn JPH08259817A (ja)

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