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JPH0825729A - 用紙カセット - Google Patents

用紙カセット

Info

Publication number
JPH0825729A
JPH0825729A JP16557594A JP16557594A JPH0825729A JP H0825729 A JPH0825729 A JP H0825729A JP 16557594 A JP16557594 A JP 16557594A JP 16557594 A JP16557594 A JP 16557594A JP H0825729 A JPH0825729 A JP H0825729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
paper
hold
roller
feeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP16557594A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Funada
邦彦 舟田
Tomoo Matsumoto
智雄 松本
Sumio Watanabe
寿美男 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP16557594A priority Critical patent/JPH0825729A/ja
Publication of JPH0825729A publication Critical patent/JPH0825729A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は内部にファンホールド用紙を収納する
と共に繰り出しローラによりファンホールド用紙の繰り
出しが行われるよう構成された用紙カセットに関し、印
字装置全体としての小型化及び操作性の向上を図ること
を目的とする。 【構成】繰り出し用ローラ21を配設した印字装置11に装
着される構成とされており、繰り出しローラ21により繰
り出されるファンホールド用紙12を折り曲げられた状態
で収納する収納筐体23と、このファンホールド用紙12が
印字装置11に向け繰り出される繰り出し口26とを具備し
てなる用紙カセットにおいて、上記収納筐体23の収納状
態にあるファンホールド用紙12と対向する位置に、繰り
出しローラ21が装着されるローラ装着部25を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は用紙カセットに係り、特
に内部にファンホールド用紙を収納すると共に繰り出し
ローラによりファンホールド用紙の繰り出しが行われる
よう構成された用紙カセットに関する。
【0002】近年、電子機器及び通信機器の携帯用端末
の発達に伴い、携帯先にて印字処理を行い得る印字装置
の要望が高まっており、これに対応すべく各種小型化さ
れた印字装置が提供されている。
【0003】この種の携帯用印字装置は、大略すると印
字装置本体と用紙カセットとにより構成されており、用
紙カセットは印字装置本体に対して取外し可能な構成と
なっている。
【0004】上記のように携帯用印字装置は、携帯して
持ち歩くものであるため小型化が要求されており、よっ
て用紙カセットの小型化も望まれている。
【0005】また、携帯用印字装置は電源として乾電池
を用いているため、消費電力の低減が望まれており、こ
れに伴い少ない負荷で用紙の繰り出しを行いうる構成の
用紙カセットが望まれている。
【0006】
【従来の技術】図7は、従来における用紙カセットの一
例を示している。同図に示す用紙カセット1は、印字装
置2(外形のみを破線で示す)に装着されるものであ
り、収納筐体3と用紙を繰り出す繰り出し口4を具備し
た構成とされている。
【0007】収納筐体3は内部にファンホールド用紙5
を収納する。ここで、ファンホールド用紙5とは、比較
的厚手の用紙を連続した構成を有しており、所定間隔で
ミシン目が設けられると共に、このミシン目の設けられ
た位置で折り曲げられた構成とされている。また、ミシ
ン目で画成された各部分は、例えば電気料等の集金の際
に発行する請求伝票(以下、単票という)とされてお
り、用紙カセット1から繰り出されたファンホールド用
紙5は、この単票に所定の事項を印字装置2で印字され
た上でミシン目で切り離され顧客に渡される。
【0008】従って、ファンホールド用紙5に印字を行
うには、用紙カセット1からファンホールド用紙5を繰
り出す必要がある。
【0009】従来、ファンホールド用紙5を用紙カセッ
ト1から繰り出す構成として、印字装置2に設けられた
繰り出しローラ6,7を用いており、一対の繰り出しロ
ーラ6,7の間にファンホールド用紙5を通し、この繰
り出しローラ6,7を回転させることにより用紙カセッ
ト1の繰り出し口4よりファンホールド用紙5を印字装
置2に向け繰り出す構成とされていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに従来の構成で
は、用紙カセット1の外部に離間した部位に繰り出しロ
ーラ6,7が配設されていたため、予めファンホールド
用紙5の最初の部分を所定の単票の長さよりも長くして
おき(この長くした部分を図7に矢印Lで示す)、用紙
カセット1を印字装置2に装着する際には、この長くし
たファンホールド用紙5の先端部を手でつまんで繰り出
しローラ6,7まで導くことが行われていた。
【0011】このため、従来の構成では、繰り出しロー
ラ6,7が用紙カセット1の外部に離間した部位に配設
されることにより、印字装置全体の大きさ(印字装置2
と用紙カセット1を含めた大きさ)が大型化してしまう
という問題点があった。 また、ファンホールド用紙5
の最初の部分は、単票の所定長さよりも長くしておく必
要があり、ファンホールド用紙5の形成が面倒であると
いう問題点があった。
【0012】また、用紙カセット1を印字装置2に装着
する際に、操作者がファンホールド用紙5の先端部を手
でつまんで繰り出しローラ6,7まで導く必要があり、
装着時における操作が面倒であるという問題点があっ
た。
【0013】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、印字装置全体としての小型化及び操作性の向上を
図りうる用紙カセットを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の手段
を講じることにより解決することができる。
【0015】請求項1の発明では、繰り出しローラを配
設した給紙装置に装着される構成とされており、上記繰
り出しローラにより繰り出されるファンホールド用紙を
折り曲げられた状態で収納する収納筐体と、ファンホー
ルド用紙が上記印字装置に向け繰り出される繰り出し口
とを具備してなる用紙カセットにおいて、上記収納筐体
の収納状態にあるファンホールド用紙と対向する位置
に、上記繰り出しローラが装着されるローラ装着部を設
けたことを特徴とするものである。
【0016】また、請求項2の発明では、上記収納筐体
にカバーを設け、このカバーと収納筐体が協働して繰り
出し口において繰り出されるファンホールド用紙を挟持
することにより、ファンホールド用紙に摩擦負荷を付与
する構成としたことを特徴とするものである。
【0017】また、請求項3の発明では、上記カバーに
ローラ部材を設け、このローラ部材をファンホールド用
紙に圧接することによりファンホールド用紙に摩擦負荷
を付与する構成としたことを特徴とするものである。
【0018】更に、請求項4の発明では、上記繰り出し
ローラを、ファンホールド用紙が繰り出される際に上記
折り曲げられたファンホールド用紙の折り目と接触する
部位に配設し、繰り出しローラの回転にファンホールド
用紙の折り目が付勢されてファンホールド用紙が繰り出
される構成としたことを特徴とするものである。
【0019】
【作用】上記の各手段は下記のように作用する。
【0020】請求項1の発明によれば、収納筐体の収納
状態にあるファンホールド用紙と対向する位置に、上記
繰り出しローラが装着されるローラ装着部を設けたこと
により、繰り出しローラは収納筐体の内部に位置するこ
ととなり、よって用紙カセットが装着される印字装置の
小型化を図ることができる。
【0021】また、ファンホールド用紙の最初の部分を
長くすることなく繰り出しローラにくわえさせることが
できるため、ファンホールド用紙の最初の部分を長くす
る必要が無くなることによりファンホールド用紙の製造
が容易となる。また、従来のようにファンホールド用紙
の最初の部分を用紙カセットから長く引き出して繰り出
しローラにくわえさせる操作が不要となり、用紙カセッ
トの装着時における操作性を向上させることができる。
【0022】また、請求項2の発明によれば、収納筐体
にカバーを設け、このカバーと収納筐体が協働して繰り
出し口において繰り出されるファンホールド用紙を挟持
することによりファンホールド用紙に摩擦負荷を付与す
る構成としたことにより、ファンホールド用紙の戻りを
防止することができる。
【0023】即ち、ファンホールド用紙は形成されたミ
シン目で折り曲げられた状態で収納筐体に収納されてい
るため、繰り出される時には元の収納時の状態に戻ろう
とする力(復元力)が作用する。よって、繰り出し口が
ファンホールド用紙に対して遊嵌状態の構成では、ファ
ンホールド用紙を繰り出しローラにくわえさせる前の状
態ではファンホールド用紙が収納筐体に戻ってしまうお
それがある。
【0024】しかるに、カバーを用いてファンホールド
用紙に摩擦負荷を付与しうる構成としたことにより、フ
ァンホールド用紙を繰り出しローラにくわえさせる前の
状態においてもファンホールド用紙の戻りを防止するこ
とができる。
【0025】また、請求項3の発明によれば、カバーに
ローラ部材を設け、このローラ部材をファンホールド用
紙に圧接することによりファンホールド用紙に摩擦負荷
を付与する構成としたことにより、請求項2の作用と同
様にファンホールド用紙に摩擦負荷を付与でき、ファン
ホールド用紙の戻りを防止することができる。
【0026】更に、請求項4の発明によれば、ファンホ
ールド用紙が繰り出される際に折り曲げられたファンホ
ールド用紙の折り目と接触する部位に繰り出しローラを
配設し、繰り出しローラの回転にファンホールド用紙の
折り目が付勢されてファンホールド用紙が繰り出される
構成としたことにより、ファンホールド用紙の繰り出し
を低負荷で円滑に行うことができる。
【0027】
【実施例】次に本発明の実施例について図面と共に説明
する。
【0028】図2は、本発明の第1実施例である用紙カ
セット10を装着する印字装置11を示す概略構成図で
ある。印字装置11は、用紙カセット10に収納された
ファンホールド用紙12を用紙カセット10から繰り出
して所定の印字を行う装置である。本実施例では、携帯
用とされた小型化の印字装置11を例に挙げて示してい
る。
【0029】印字装置11は、ハウジング13(梨地で
示す)内にプリンタ機構部14,用紙繰り出し機構部1
5,カセット収納部16,及び図示しない入力機構部
(スイッチ等),ディスプレイ部,電池収納部等を有し
た構成とされている。
【0030】プリンタ機構部14は、用紙カセット10
から繰り出されたファンホールド用紙12に印字処理を
行うものであり、例えば印字を行うサーマルヘッド17
と、プラテンローラ18等により構成されている。ファ
ンホールド用紙12は、サーマルヘッド17とプラテン
ローラ18との間に介装された状態で走行し、この走行
途中において所定の印字処理が行われる。尚、サーマル
ヘッド17とファンホールド用紙12との間にはインク
リボンが介装されるが、インクリボンの図示は省略して
いる。
【0031】また、用紙繰り出し機構部15は、用紙カ
セット10からファンホールド用紙12を繰り出し、前
記したプリンタ機構部14にファンホールド用紙12を
送る処理を行うものである。この用紙繰り出し機構部1
5は、モータ19,減速ユニット20,及び繰り出しロ
ーラ21等により構成されている。
【0032】モータ19は用紙繰り出し機構部15の駆
動源となるものであり、このモータ19の出力軸は減速
ユニット20に接続されている。この減速ユニット20
は、モータ19の回転を所定の回転速度に減速した上
で、その回転をシャフト22に伝達する。また、シャフ
ト22には複数(本実施例では2個)の繰り出しローラ
21が配設されており、この繰り出しローラ21はシャ
フト22と一体的に回転するよう取り付けられている。
従って、モータ19が回転駆動すると、この回転駆動力
は減速ユニット20で減速された上でシャフト22に伝
達され、よって繰り出しローラ21は回転する構成とさ
れている。
【0033】カセット収納部16は用紙カセット10を
収納する部位であり、図2ではカセット収納部16に用
紙カセット10が装着された状態を示している。
【0034】続いて、用紙カセット10について説明す
る。
【0035】図1は用紙カセット10の概略構成図であ
る。用紙カセット10は例えば硬質樹脂により形成され
ており、大略するとファンホールド用紙12が収納され
る有底矩形状の収納筐体23と、この収納筐体23の上
部開口部を閉蓋するカバー24と、前記した繰り出しロ
ーラ21が装着されるローラ装着部25と、ファンホー
ルド用紙12の繰り出し位置に形成された繰り出し口2
6等により構成されている。
【0036】前記したように、ファンホールド用紙12
は、所定間隔でミシン目が設けられると共に、このミシ
ン目の設けられた位置で折り曲げられた構成とされてい
る。収納筐体23は、このファンホールド用紙12を折
り曲げた状態で収納しうる形状とされている。
【0037】尚、収納筐体23は、用紙カセット10の
小型化を図る面より、折り曲げられたファンホールド用
紙12の形状(即ち、単票の形状)よりも若干大きな形
状(即ち、ファンホールド用紙12を収納しうる最小の
形状)とされている。
【0038】また、カバー24は前記のように収納筐体
23の上部開口部を閉蓋するものであり、ヒンジ部27
により収納筐体23に回動可能に取り付けられている。
このカバー24は、ファンホールド用紙12を収納筐体
23に収納する際に開蓋される。また、後述するように
カバー24は収納筐体23と協働して繰り出し口26を
構成する。
【0039】ローラ装着部25は本実施例の要部となる
ものであり、用紙繰り出し機構部15を構成する繰り出
しローラ21が装着される。前記したように、繰り出し
ローラ21は印字装置11に配設されたものであり、用
紙カセット10を印字装置11に装着することにより、
繰り出しローラ21は用紙カセット10に形成されたロ
ーラ装着部25に位置することとなる。図1(A)は用
紙カセット10を印字装置11に装着した状態を示して
おり、図1(B)は用紙カセット10が印字装置11に
装着されていない状態を示している。
【0040】ローラ装着部25は収納筐体23に一体的
に形成されており、その形成位置は収納筐体23に収納
された状態にあるあるファンホールド用紙12と対向す
る位置選定されている。上記したように、収納筐体23
は、用紙カセット10の小型化を図る面より、折り曲げ
られたファンホールド用紙12を収納しうる最小の形状
とされている。従って、収納筐体23に収納された状態
にあるあるファンホールド用紙12と対向する位置にロ
ーラ装着部25を形成することにより、ローラ装着部2
5は収納筐体23の内部に位置した構成となる。
【0041】このように、従来では印字装置内で離間配
設されていた収納筐体3と繰り出しローラ6,7(図7
参照)を、本実施例においは繰り出しローラ21を収納
筐体23の内部に形成されたローラ装着部25に位置さ
せることができるため、全体としての印字装置11の大
きさを小型化することができる。
【0042】上記の位置に形成されたローラ装着部25
の上部には、開口部28が形成されており、よってカバ
ー24を開蓋した状態においてこの開口部28から繰り
出しローラ21が露出する構成とされている。
【0043】また、繰り出し口26は上記したローラ装
着部25の上部に形成されており、この繰り出し口26
よりファンホールド用紙12はプリンタ機構部14に向
け繰り出される。この繰り出し口26は、収納筐体23
(具体的にはローラ装着部25の上部)とカバー24と
の間に形成される開口である。その形成位置は、図1に
おいて、折り曲げられたファンホールド用紙12の左端
部(図中矢印Aで示す)の上部位置に選定されている。
【0044】続いて、上記構成とされた用紙カセット1
0を印字装置11に装着する装着操作について説明す
る。
【0045】用紙カセット10を印字装置11に装着す
るには、先ずカバー24を開蓋して収納筐体23にファ
ンホールド用紙12を折り曲げた状態で装着する。続い
て、ファンホールド用紙12の先端部を手でつまみ、そ
の先端部が繰り出し口26に掛かる程度まで繰り出した
上でカバー24を閉蓋する。
【0046】この際、上記のように繰り出し口26の形
成位置は、折り曲げられたファンホールド用紙12の左
端部(図中矢印Aで示す)の上部位置に選定されてい
る。このため、本実施例に係る用紙カセット10では、
ファンホールド用紙12の最初の部分を長くすることな
く、ファンホールド用紙12の最初の端部を繰り出し用
ローラ21にくわえさせることができる。
【0047】よって、従来のようにファンホールド用紙
12の最初の部分を長くする必要は無く、ファンホール
ド用紙12の製造を容易とすることができる。また、従
来のようにファンホールド用紙12の最初の部分を用紙
カセット10から長く引き出して繰り出し用ローラ21
にくわえさせる操作も不要となり、用紙カセット10の
装着時における操作性を向上させることができる。
【0048】また、本実施例ではカバー24を閉蓋する
ことにより、カバー24と収納筐体23は協働して繰り
出し口26において繰り出されたファンホールド用紙1
2を挟持するよう構成されており、この挟持状態におい
てカバー24と収納筐体23はファンホールド用紙12
に対して摩擦負荷を付与する構成とされている。この摩
擦負荷は、カバー24と収納筐体23とがファンホール
ド用紙12を挟持する挟持力として付与される。
【0049】従って、ファンホールド用紙12が繰り出
される時に元の収納時の状態に戻ろうとする復元力が作
用しても、この挟持力によりファンホールド用紙12の
戻りを防止することができるため、ファンホールド用紙
12を繰り出し用ローラ21にくわえさせる前、即ち用
紙カセット10を印字装置に装着する前であっても、フ
ァンホールド用紙の戻りを防止することができる。
【0050】上記のように用紙カセット10内にファン
ホールド用紙12が装着されると、続いて用紙カセット
10を印字装置11内のカセット収納部16に装着す
る。これにより、繰り出しローラ21はローラ装着部2
5内に収納されると共に、ローラ装着部25の上部に形
成された開口部28を介してファンホールド用紙12と
当接する。
【0051】この状態で用紙繰り出し機構部15を駆動
して繰り出しローラ21を回動させると、繰り出しロー
ラ21は開口部28を介してファンホールド用紙12と
当接しているため、ファンホールド用紙12は繰り出し
口26よりプリンタ機構部14に向け繰り出される。
【0052】図3は本発明の第2実施例である用紙カセ
ット30を示している。
【0053】尚、以下説明する各実施例において、図1
及び図2を用いて説明した第1実施例に係る用紙カセッ
ト10と同一構成については同一符号を付してその説明
を省略する。
【0054】第1実施例に係る用紙カセット10では、
ファンホールド用紙12の戻り防止を図るために、繰り
出し口26においてファンホールド用紙12を収納筐体
23とカバー24で挟持することにより摩擦負荷を付与
する構成とした。本実施例においては、カバー24にパ
ッド31を配設し、カバー24の閉蓋時にこのパッド3
1がファンホールド用紙12に当接するとにより摩擦負
荷を付与する構成としたことを特徴とするものである。
このパッド31の材質としては、所定の摩擦係数を有す
るフェルト材の使用が考えられる。
【0055】本実施例のように、カバー24にパッド3
1を配設し、このパッド31をファンホールド用紙12
に当接させることにより摩擦負荷を付与する構成では、
ファンホールド用紙12に付与する摩擦負荷の調整を容
易に行うことができ、また摩擦負荷が経時劣化した場合
においても容易に交換することができる。
【0056】図4は本発明の第2実施例である用紙カセ
ット40を示している。
【0057】本実施例においては、カバー24にピンチ
ローラ41を配設し、カバー24の閉蓋時にこのピンチ
ローラ41がファンホールド用紙12に当接するとによ
り摩擦負荷を付与する構成としたことを特徴とするもの
である。このピンチローラ41は、図中矢印B方向のみ
に回転する構成とされており、逆の方向に対する回転は
行えない(ロックされる)構成とされている。従って、
本実施例に係る用紙カセット40でもファンホールド用
紙12の戻りを防止することがてきる。尚、ピンチロー
ラ41の配設位置は、図5に示されるように、繰り出し
ローラ21の直上位置に設定し、繰り出しローラ21と
ピンチローラ41との間をファンホールド用紙12が走
行する構成としてもよい。
【0058】図6は本発明の第3実施例である用紙カセ
ット50を示している。
【0059】本実施例に係る用紙カセット50は、ロー
ラ装着部25の側部に側部開口部51(破線で示す)を
形成し、繰り出し用ローラ21の側部も用紙カセット5
0の内部に露出するよう構成したことを特徴とするもの
である。この側部開口部51の形成位置は、ファンホー
ルド用紙12が繰り出される際に折り曲げられたファン
ホールド用紙12の折り目(矢印Aで示す)と接触する
部位に選定されているる。よって、ファンホールド用紙
12が繰り出され、その折り目Aが繰り出し用ローラ2
1の側部と接触すると、ファンホールド用紙21の折り
目Aは繰り出し用ローラ21の回転に付勢されて上動付
勢されることとなる。
【0060】上記のように、ファンホールド用紙12は
折り曲げられて収納筐体23に収納されているため、繰
り出しに伴いこの折り目Aの部分を延ばす際に大きな負
荷が発生する。特に、本実施例のように収納筐体23の
内部にローラ装着部25が突出した構成では、この負荷
は大きなものとなる。
【0061】繰り出し用ローラ21はこの負荷に打ち勝
ってファンホールド用紙12を繰り出す必要があり、用
紙繰り出し機構部15の出力もこの負荷に対応できる出
力に設定されている。しかるに、前記したように印字装
置11が携帯用の場合には、モータ19も小型化する必
要があり、また携帯して使用しうる時間を長くする面よ
り消費電力を低減する必要があり、用紙繰り出し機構部
15の出力向上にも限度がある。
【0062】本実施例では、ファンホールド用紙21の
折り目Aを繰り出し用ローラ21の回転に付勢されて上
動付勢することにより、折り目Aの部分を延ばす際の負
荷を低減し円滑に行えるようにしたことを特徴とするも
のである。この構成とすることにより、モータ19の小
型化を図ることができ、また消費電力を低減できること
により携帯して使用しうる時間を長くすることができ
る。
【0063】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、下記の種々
の効果を実現することができる。
【0064】請求項1の発明によれば、繰り出しローラ
は収納筐体の内部に位置することとなり、よって用紙カ
セットが装着される印字装置の小型化を図ることができ
る。また、ファンホールド用紙の最初の部分を長くする
必要が無くなることによりファンホールド用紙の製造が
容易となる。また、従来のようにファンホールド用紙の
最初の部分を用紙カセットから長く引き出して繰り出し
ローラにくわえさせる操作が不要となり、用紙カセット
の装着時における操作性を向上させることができる。
【0065】また、請求項2及び請求項3の発明によれ
ば、ファンホールド用紙に摩擦負荷を付与する構成とし
たことにより、ファンホールド用紙を繰り出しローラに
くわえさせる前の状態においてもファンホールド用紙の
戻りを防止することができる。
【0066】更に、請求項4の発明によれば、ファンホ
ールド用紙の繰り出しを低負荷で円滑に行うことがで
き、ファンホールド用紙の繰り出しを行う用紙繰り出し
機構部の省電力化及び小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である用紙カセットの概略
構成図である。
【図2】本発明の第1実施例である用紙カセットを装着
する印字装置を示す概略構成図である。
【図3】本発明の第2実施例である用紙カセットの概略
構成図である。
【図4】本発明の第3実施例である用紙カセットの概略
構成図である。
【図5】図4に示す用紙カセットの変形例を示す図であ
る。
【図6】本発明の第4実施例である用紙カセットの概略
構成図である。
【図7】従来の用紙カセットの一例を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
10,30,40,50 用紙カセット 11 印字装置 12 ファンホールド用紙 13 ハウジング 14 プリンタ機構部 15 用紙繰り出し機構部 19 モータ 21 繰り出しローラ 23 収納筐体 24 カバー 25 ローラー装着部 26 繰り出し口 31 パッド材 41 ピンチローラ 51 側部開口部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰り出し用ローラを配設した印字装置に
    装着される構成とされており、該繰り出しローラにより
    繰り出されるファンホールド用紙を折り曲げられた状態
    で収納する収納筐体と、該ファンホールド用紙が該印字
    装置に向け繰り出される繰り出し口とを具備してなる用
    紙カセットにおいて、 該収納筐体の収納状態にある該ファンホールド用紙と対
    向する位置に、該繰り出しローラが装着されるローラ装
    着部を設けたことを特徴とする用紙カセット。
  2. 【請求項2】 該収納筐体にカバーを設け、該カバーと
    該収納筐体が協働して該繰り出し口において繰り出され
    るファンホールド用紙を挟持することにより、該ファン
    ホールド用紙に摩擦負荷を付与する構成としたことを特
    徴とする請求項1記載の用紙カセット。
  3. 【請求項3】 該カバーにローラ部材を設け、該ローラ
    部材を該ファンホールド用紙に圧接することにより該フ
    ァンホールド用紙に摩擦負荷を付与する構成としたこと
    を特徴とする請求項2記載の用紙カセット。
  4. 【請求項4】 該繰り出しローラを、該ファンホールド
    用紙が繰り出される際に上記折り曲げられたファンホー
    ルド用紙の折り目と接触する部位に配設し、該繰り出し
    ローラの回転に該ファンホールド用紙の折り目が付勢さ
    れて該ファンホールド用紙が繰り出される構成としたこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の用紙
    カセット。
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