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JPH08256900A - ハンガー - Google Patents

ハンガー

Info

Publication number
JPH08256900A
JPH08256900A JP7267388A JP26738895A JPH08256900A JP H08256900 A JPH08256900 A JP H08256900A JP 7267388 A JP7267388 A JP 7267388A JP 26738895 A JP26738895 A JP 26738895A JP H08256900 A JPH08256900 A JP H08256900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft portion
hanger
suspension rod
rod
hanging rod
Prior art date
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Granted
Application number
JP7267388A
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English (en)
Other versions
JP2788618B2 (ja
Inventor
Masatomo Shinko
政友 新子
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SHINKO HANGAA KK
Original Assignee
SHINKO HANGAA KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SHINKO HANGAA KK filed Critical SHINKO HANGAA KK
Priority to JP7267388A priority Critical patent/JP2788618B2/ja
Priority to GB9620441A priority patent/GB2306311A/en
Priority to MYPI96004124A priority patent/MY137178A/en
Priority to SG1996010800A priority patent/SG43423A1/en
Publication of JPH08256900A publication Critical patent/JPH08256900A/ja
Priority to CNB961124431A priority patent/CN1148139C/zh
Priority to KR1019960046143A priority patent/KR100254692B1/ko
Priority to HK98100116A priority patent/HK1001278A1/xx
Application granted granted Critical
Publication of JP2788618B2 publication Critical patent/JP2788618B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊り棒の滑り止めによるずり落ち防止効果を
活かしながら、衣類等を簡単に取出し得るようにする。 【解決手段】 表面に摩擦係数の大きい滑り止め29を
備えた吊り棒14の両端に軸部27、吊り棒受け13に
筒状部18をそれぞれ設け、軸部27の外周に設けた一
対のリング状バネ28,28と、筒状部18の内周面に
設けた凹凸面23とにより、吊り棒に対して一定の回転
抵抗を付与するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスラックスハンガ
ー、スカートハンガー、タオルハンガー等として使用さ
れるハンガーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】上着掛け兼用のスラックスハンガーを例
にとって従来技術を説明する。
【0003】従来、この種のハンガーは、図11に示す
ように、中心部に吊りフック1、左右両側に肩部2,2
を備えた上着掛け用のハンガー本体Aと、このハンガー
本体Aの左右両側に下向きに突設された吊り棒受け3,
3と、この両側吊り棒受け3,3間に水平かつ固定状態
で架け渡されたスラックス吊り用の吊り棒4とによって
構成されている。
【0004】この吊り棒4には、表面にゴム等の摩擦係
数の大きい材料からなる滑り止め4aが設けられ、この
滑り止め4aによってスラックスのずり落ちが防止され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
ハンガーによると、滑り止め4aを設けたことの弊害と
して、スラックスを引っ張って吊り棒4から取出す際
に、滑り止め4aが大きな抵抗となるため取出し難く、
強引に取出して生地を傷めたり、これを避けるためにス
ラックスを滑り止め4aに接触しないようにわざわざ持
ち上げて取出したりしなければならず、使い勝手が非常
に悪いものとなっていた。
【0006】なお、吊り棒4を回転自在に支持すること
が考えられるが、こうすると、スラックスの掛け方によ
ってはスラックスの自重によって吊り棒4が回転し、ス
ラックスが脱落する場合が多く、滑り止め4aを設けた
意味がなくなる。
【0007】そこで本発明は、吊り棒の滑り止めによる
ずり落ち防止効果を活かしながら、衣類等を簡単に取出
すことができるハンガーを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、衣類
等が掛けられる吊り棒と、この吊り棒を水平状態に支持
する支持体とを具備し、上記吊り棒は表面に摩擦係数の
大きい滑り止めを備え、この吊り棒と支持体のいずれか
一方に軸部、他方にこの軸部が吊り棒軸心まわりに回転
可能に嵌合する筒状部がそれぞれ設けられ、これら軸部
と筒状部の間に、上記軸部に対して一定の回転抵抗を付
与する回転抵抗機構が設けられてなるものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、回転抵抗機構として、軸部と筒状部の一方に、複数
の歯が円周方向に並んだ凹凸面、他方に、この凹凸面の
歯に対して弾性的に係脱して軸部に回転抵抗を付与する
弾性接触子がそれぞれ設けられたものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項2の構成におい
て、弾性接触子として、一対のリング状バネが対称配置
で設けられ、この両リング状バネに、凹凸面の歯に弾性
的に係脱する突起が設けられたものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項2の構成におい
て、弾性接触子として、一対の板バネが、対称配置でか
つその先端が凹凸面の歯に弾性的に係脱する状態で設け
られたものである。
【0012】請求項5の発明は、請求項2乃至4のいず
れかの構成において、軸部および筒状部がそれぞれプラ
スチックにて形成され、筒状部の内周に凹凸面、軸部の
外周に弾性接触子がそれぞれ一体に設けられたものであ
る。
【0013】請求項6の発明は、請求項1乃至5のいず
れかの構成において、左右両側肩部と吊りフックを備え
た上着掛け用のハンガー本体の左右両側に、吊り棒受け
が下向きに突設されて支持体が構成され、上記両側吊り
棒受けと吊り棒両端部のいずれか一方に軸部、他方に筒
状部がそれぞれ設けられたものである。
【0014】請求項7の発明は、請求項1乃至5のいず
れかの構成において、吊り棒受けと、この吊り棒受けを
壁面等の固定部に取付ける取付部とによって支持体が構
成され、上記吊り棒受けと吊り棒端部のいずれか一方に
軸部、他方に筒状部がそれぞれ設けられたものである。
【0015】請求項8の発明は、請求項6または7の構
成において、両側吊り棒受けの間隔を一定に保つ開き止
め杆が両側吊り棒受け間に架け渡されたものである。
【0016】上記構成によると、回転抵抗機構による軸
部(吊り棒)の回転抵抗を、適当な値、すなわち、
(i)掛けられる衣類等の自重によっては回転せず、
(ii)取出し時の衣類等の適度の引っ張り力によって回
転する大きさに設定しておくことにより、衣類等のずり
落ちを防止しながら、取出し時には吊り棒の回転によ
り、衣類等を片手・ワンタッチで簡単に取出すことがで
きる。
【0017】この場合、凹凸面と、この凹凸面の歯に対
して弾性的に係脱して軸部に回転抵抗付与する弾性接触
子とによって回転抵抗機構を構成した請求項2の構成に
よると、回転抵抗機構として、たとえば軸部と筒状部の
嵌合面にゴム等の摩擦リングを介在させて摩擦抵抗を大
きくする構成をとった場合と比較して、バネ力の設定や
凹凸面の歯の高さ等によって回転抵抗を正確に設定でき
るとともに、この設定した回転抵抗を長期に亘って維持
することができる。
【0018】請求項3,4の構成によると、弾性接触子
(リング状バネまたは板バネ)が一対、対称配置で設け
られているため、吊り棒の正逆両方向の回転に対して均
等なバネ力が発揮される。このため、正逆一方の回転時
に弾性接触子が凹凸面に引っ掛かったり回転抵抗に差が
生じたりすることがない。
【0019】また、請求項3の構成によると、弾性接触
子としてリング状バネを用いるため、たとえばアーム状
のバネを用いた場合と比較して、同接触子の所謂腰が強
くてへたりが少なく、バネ寿命が長いものとなる。
【0020】これに対し、請求項4の構成によると、弾
性接触子として板バネを用いるため、請求項3のように
リング状バネを用いる場合と比較して、弾性接触子およ
び同接触子が設けられる軸部または筒状部の構造が簡単
となるため、加工が容易となる。
【0021】請求項5の構成によると、凹凸面を筒状部
の内周に、弾性接触子を軸部の外周にそれぞれこれらの
成形と同時に形成することができるため、凹凸面および
弾性接触子を筒状部および軸部に別部品として付加する
場合と比較して、製作が容易でコストが安くてすむ。
【0022】請求項6の構成によると、ハンガー本体に
上着が掛けられ、吊り棒にスラックス(またはスカー
ト)が掛けられる上着兼用スラックス(またはスカー
ト)ハンガーにおいて、上記作用を得ることができる。
【0023】一方、請求項7の構成によると、取付部を
壁面等の固定部分に取付けることにより、スラックス
(またはスカート)専用ハンガーとして、もしくはタオ
ルやネクタイ等の帯状体を掛ける多用途ハンガーとして
使用することができる。
【0024】請求項8の構成によると、開き止め杆によ
って両側吊り棒受けの開き(間隔の拡大)が防止される
ため、吊り棒と吊り棒受けの一方に設けた軸部と、他方
に設けた筒状部を嵌合させて吊り棒を吊り棒受け間に取
付ける構成をとったことの弊害である、吊り棒受けの開
きによる吊り棒の脱落を防止することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図10
によって説明する。
【0026】第1実施形態(図1〜図6参照) この実施形態では、上着とスラックス(またはスカー
ト、以下同じ)が掛けられる上着掛け兼用のスラックス
ハンガーを適用対象として例にとっている。
【0027】Bは中心部に吊りフック11、左右両側に
肩部12,12をそれぞれ備えた上着掛け用のハンガー
本体で、このハンガー本体Bの左右両側(両側肩部1
2,12の先端部)下面に吊り棒受け13,13が設け
られて支持体が構成され、この支持体の両側吊り棒受け
13,13間にパイプ状の吊り棒14が水平状態で架け
渡されている。
【0028】ハンガー本体Bには、図1,3,5に示す
ように、左右両端部(両側肩部12,12の先端部)の
内面に垂直壁15が下向きに突設されるとともに、この
垂直壁15に、断面鈎形の一対のガイドレール16,1
6が前後に間隔を置いて設けられ、かつ、垂直壁15に
四角形の吊り棒受け取付孔17が設けられている。
【0029】両側吊り棒受け13,13は、プラスチッ
ク(たとえばポリプロピレンまたはABS樹脂)にて、
横向き円筒状の筒状部18の外周に連結腕19が上向き
垂直に突設されて成っている。
【0030】この連結腕19には、上端に突起20aを
備えた係合片20が、切り込み21によって厚み方向の
バネ力を付与された状態で設けられ、図3に示すよう
に、連結腕19が、ハンガー本体Bにおける垂直壁15
とガイドレール16,16との間に挿入された状態で、
係合片20が吊り棒受け取付孔17に弾性的に係合する
ことによって、吊り棒受け13,13がハンガー本体B
に取付けられている。
【0031】また、吊り棒受け13,13の筒状部18
には、中心部に水平支軸22が設けられるとともに、内
周面に、多数の断面三角形の歯23a…が円周方向に一
定ピッチで連続する凹凸面23が設けられている。
【0032】一方、吊り棒14の両側には、プラスチッ
ク(たとえばポリプロピレン)からなる軸体24,24
が取付けられている。
【0033】この両側の軸体24,24は、それぞれ鍔
部25を挟んで第1軸部26と第2軸部27を有し、第
1軸部26が吊り棒14の端部に嵌め込まれることによ
って軸体24,24が吊り棒14の両側に取付けられて
いる。
【0034】なお、図2,6に示すように第1軸部26
の外面に凹溝26a、吊り棒14の内面に全長に亘る凸
部14aが設けられ、これらが嵌合することによって両
側軸体24,24が吊り棒14に対して回転方向に固定
されている。
【0035】第2軸部27には、一体成形により、一対
の弾性接触子としてのリング状バネ28,28が対称配
置で設けられ、第2軸部27およびこのリング状バネ2
8,28が吊り棒受け13,13の筒状部18,18に
嵌め込まれている。
【0036】このリング状バネ28,28は、耳形のリ
ング状に形成されて外向きのバネ力を付与され、中央部
外面に設けられた断面三角形の突起28a,28aが筒
状部18の凹凸面23に弾性的に接触して軸体27(吊
り棒14)に一定の回転抵抗を与えるように構成されて
いる。
【0037】なお、吊り棒14には、図6等に示すよう
に、表面に摩擦係数の大きな材料(たとえばブチルゴ
ム)からなる滑り止め29が設けられている。
【0038】また、この滑り止め29には、外面に吊り
棒長さ方向に延びる複数の突条29a…が設けられ、こ
の突条付き滑り止め29によってスラックスのずり落ち
が防止される。
【0039】このハンガーは、上記のように吊り棒14
側のリング状バネ28,28と、吊り棒受け13,13
側の凹凸面23,23とによって回転抵抗機構が構成さ
れ、同機構により、吊り棒14に一定の回転抵抗が与え
られる。
【0040】この回転抵抗は、リング状バネ28,28
のバネ力や凹凸面23の歯23a…の高さ等によって決
定され、(i)掛けられる衣類等の自重によっては回転
せず、(ii)取出し時の衣類等の適度の引っ張り力によ
って回転する大きさに設定されている。
【0041】従って、 スラックスを掛けた状態では、滑り止め29の高い
摩擦抵抗によってスラックスのずり落ちを確実に防止す
ることができ、 スラックスの取出し時には、引っ張り力によって吊
り棒14が回転するため、スラックスを片手・ワンタッ
チで簡単に取出すことができる。
【0042】また、凹凸面23と、突起付きのリング状
バネ28とによって回転抵抗を付与する構成であるた
め、たとえば第2軸部27と筒状部18の嵌合面にゴム
等の摩擦リングを介在させて摩擦抵抗を大きくする構成
をとった場合と比較して、バネ力の設定や凹凸面23の
歯23aの高さ等によって回転抵抗を正確に設定できる
とともに、この設定した回転抵抗を長期に亘って維持す
ることができる。
【0043】第2実施形態(図7〜図9参照) 第1実施形態との相違点のみを説明する。
【0044】Cは上着掛け用のプラスチック製ハンガー
本体で、中心部に吊りフック30、左右両側にパイプ状
の肩部31,31を備え、この両側肩部31,31の先
端部に吊り棒受け32,32が一体に設けられている。
【0045】この両側吊り棒受け32,32は、肩部3
1,31の先端から下向きに延びる腕部33と、この腕
部33の下端に水平に設けられた筒状部34とから成
り、第1実施形態同様、この筒状部34の内周に、多数
の三角形の歯35a…が円周方向に一定ピッチで連続す
る凹凸面35が設けられている。
【0046】また、両側吊り棒受け32,32の下面間
に開き止め杆36が水平に架け渡され、この開き止め杆
36によって吊り棒受け32,32間の間隔が一定に保
持される。
【0047】一方、第1実施形態と同じ構成を備えたパ
イプ状の吊り棒14の両端に、プラスチック(たとえば
ポリプロピレン)製の軸体(図8に片側のみ示す)37
が取付けられている。
【0048】この軸体37は、鍔部38を挟んで第1軸
部39と第2軸部40とを有し、第1軸部39が吊り棒
14の両端部に嵌め込まれることによって軸体37が吊
り棒14の両端に取付けられている。
【0049】なお、図8に示すように第1軸部39の外
面に凹溝39a、吊り棒14の内面に凸部14aが設け
られ、第1実施形態同様、これらが嵌合することによっ
て両側軸体37が吊り棒14に対して回転方向に固定さ
れている。
【0050】また、第1軸部39の根元側に抜止めリン
グ41が軸方向固定状態で装着され、同リング41が筒
状部34の内向き側の開口端面に当接することによっ
て、軸体37が筒状部34から外側に抜け出すことが防
止される。
【0051】一方、第2軸部40には、外周に、弾性接
触子としての一対の板バネ42,42が対称配置で一体
に突設され、この板バネ42,42の先端が凹凸面35
に弾性的に接触する状態で第2軸部40が筒状部34に
嵌め込まれている。
【0052】なお、第2軸部40には、先端にキャップ
40aが一体に設けられ、このキャップ40aによって
筒状部34の外側の開口部が閉塞される。また、同キャ
ップ40aによって軸体37が筒状部34から内向きに
抜け出すことが防止される。
【0053】この第2実施形態によるときは、吊り棒1
4側の板バネ42,42と、吊り棒受け32側の凹凸面
35とによって回転抵抗機構が構成され、同機構によ
り、吊り棒14に一定の回転抵抗が付与されて、第1実
施形態と基本的に同様の効果を得ることができる。
【0054】また、同実施形態によると、第1実施形態
と比較して、弾性接触子として板バネ42,42を用い
ているため、軸体37の構造が簡単となり、その加工が
容易となる。
【0055】加えて、同実施形態によると、開き止め杆
36によって両側吊り棒受け32の間隔が拡大する方向
のハンガー全体の変形が防止されるため、この変形力に
よって吊り棒14と軸体37とが分離し、吊り棒14が
両側吊り棒受け32,32間から脱落するおそれがなく
なる。
【0056】第3実施形態(図10参照) 第3実施形態は、壁面に取付けられてスラックスやタオ
ル、ネクタイ等の各種帯状体が掛けられる多用途ハンガ
ーを適用対象としている。
【0057】この実施形態において、第1実施形態と同
一部分には同一符号を付して示し、その重複説明を省略
する。
【0058】両側吊り棒受け13,13における筒状部
18の外面に取付部としての取付アーム43が後向きに
突設されて、吊り棒14を水平状態に支持する支持体が
構成され、同アーム43の先端に設けられた取付座43
aが壁面等にねじ止め(接着、釘止めでもよい)によっ
て取付けられるようになっている。
【0059】他の実施形態 (1)上記実施形態では、吊り棒受け側に筒状部18,
34、吊り棒側に軸部(軸体24,37の第2軸部)2
7,40を設けたが、これとは逆に、吊り棒側に筒状
部、吊り棒受け側に軸部を設けてもよい。
【0060】(2)上記実施形態では、軸体24,40
に弾性接触子としてのリング状バネ28または板バネ4
2を一対、対称配置で設けたが、これらを一つのみ、ま
たは三つ以上設けてもよい。
【0061】また、この弾性接触子は、上記実施形態で
上げたリング状バネまたは板バネに限らず、湾曲したア
ーム状に形成してもよい。
【0062】さらに、同接触子を板バネ等の別体のバネ
材にて形成し、これを軸部外周に取付けてもよい。
【0063】また、弾性接触子を筒状部18,34の内
側に、凹凸面23,35を軸部外周に設けてもよい。
【0064】(3)吊り棒14の滑り止め29は、上記
実施形態のように吊り棒表面に摩擦係数の大きい材料か
らなる別部材を装着して形成してもよいし、吊り棒14
の外周面を加工して形成してもよい。
【0065】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、表面
に摩擦係数の大きい滑り止めを備えた吊り棒と、この吊
り棒を水平状態に支持する支持体のいずれか一方に軸
部、他方にこの軸部が吊り棒軸心まわりに回転可能に嵌
合する筒状部をそれぞれ設け、これら軸部と筒状部の間
に、軸部(吊り棒)に対して一定の回転抵抗を付与する
回転抵抗機構を設けたから、この回転抵抗機構による吊
り棒の回転抵抗を、(i)掛けられる衣類等の自重によ
っては回転せず、(ii)取出し時の衣類等の引っ張り力
によって回転する大きさに設定しておくことにより、衣
類等のずり落ちを防止しながら、取出し時には吊り棒の
回転により、衣類等を片手・ワンタッチで簡単に取出す
ことができる。
【0066】この場合、凹凸面と、この凹凸面の歯に対
して弾性的に係脱して軸部に回転抵抗付与する弾性接触
子とによって回転抵抗機構を構成した請求項2の発明に
よると、回転抵抗機構として、たとえば軸部と筒状部の
嵌合面にゴム等の摩擦リングを介在させて摩擦抵抗を大
きくする構成をとった場合と比較して、バネ力の設定や
凹凸面の歯の高さ等によって回転抵抗を正確に設定でき
るとともに、この設定した回転抵抗を長期に亘って維持
することができる。
【0067】また、請求項3,4の発明によると、弾性
接触子(リング状バネまたは板バネ)が一対、対称配置
で設けられているため、吊り棒の正逆両方向の回転に対
して均等なバネ力が発揮される。このため、正逆一方の
回転時に弾性接触子が凹凸面に引っ掛かったり回転抵抗
に差が生じたりすることがない。
【0068】加えて、請求項3の発明によると、弾性接
触子としてリング状バネを用いるため、たとえばアーム
状のバネを用いた場合と比較して、同接触子の所謂腰が
強くてへたりが少なく、バネ寿命が長いものとなる。
【0069】これに対し、請求項4の発明によると、弾
性接触子として板バネを用いるため、請求項3の発明の
ようにリング状バネを用いる場合と比較して、弾性接触
子および同接触子が設けられる軸部または筒状部の構造
が簡単となるため、加工が容易となる。
【0070】一方、請求項5の発明によると、凹凸面を
筒状部の内周に、弾性接触子を軸部の外周にそれぞれこ
れらの成形と同時に形成することができるため、凹凸面
および弾性接触子を筒状部および軸部に別部品として付
加する場合と比較して、製作が容易でコストが安くてす
む。
【0071】また、請求項6の発明によると、ハンガー
本体に上着が掛けられ、吊り棒にスラックス(またはス
カート)が掛けられる上着兼用スラックス(またはスカ
ート)ハンガーにおいて、上記作用を得ることができ
る。
【0072】一方、請求項7の発明によると、取付部を
壁面等の固定部分に取付けることにより、スラックス
(またはスカート)専用ハンガーとして、もしくはタオ
ルやネクタイ等の帯状体を掛ける多用途ハンガーとして
使用することができる。
【0073】さらに、請求項8の発明によると、開き止
め杆によって両側吊り棒受けの開き(間隔の拡大)が防
止されるため、吊り棒と吊り棒受けの一方に設けた軸部
と、他方に設けた筒状部を嵌合させて吊り棒を吊り棒受
け間に取付ける構成をとったことの弊害である、吊り棒
受けの開きによる吊り棒の脱落を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるハンガーの一部
切欠正面図である。
【図2】同ハンガーの要部の分解斜視図である。
【図3】同要部の正断面図である。
【図4】図3のIV−IV線拡大断面図である。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【図6】図3のVI−VI線拡大断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態にかかるハンガーの正面
図である。
【図8】同ハンガーの一部拡大断面図である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【図10】本発明の第3実施形態にかかるハンガーを示
す斜視図である。
【図11】従来のハンガーを示す斜視図である。
【符号の説明】
B 支持体を構成するハンガー本体 11 吊りフック 12,12 両側肩部 13,13 支持体を構成する吊り棒受け 18 吊り棒受けの筒状部 23 回転抵抗機構を構成する筒状部の凹凸面 23a 凹凸面を構成する歯 14 吊り棒 29 滑り止め 24 吊り棒に取付けられた軸体 27 軸体の第2軸部(軸部) 28,28 回転抵抗機構を構成する一対の弾性接触子
としてのリング状バネ 28a 同バネの突起 C ハンガー本体 30 吊りフック 31,31 両側肩部 32,32 吊り棒受け 34 筒状部 36 開き止め杆 35 凹凸面 35a 凹凸面を構成する歯 37 軸体 40 軸体の第2軸部(軸部) 42,42 弾性接触子としての板バネ 43 支持体の取付部としての取付アーム 43a 同アームの取付座

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類等が掛けられる吊り棒と、この吊り
    棒を水平状態に支持する支持体とを具備し、上記吊り棒
    は表面に摩擦係数の大きい滑り止めを備え、この吊り棒
    と支持体のいずれか一方に軸部、他方にこの軸部が吊り
    棒軸心まわりに回転可能に嵌合する筒状部がそれぞれ設
    けられ、これら軸部と筒状部の間に、上記軸部に対して
    一定の回転抵抗を付与する回転抵抗機構が設けられてな
    ることを特徴とするハンガー。
  2. 【請求項2】 回転抵抗機構として、軸部と筒状部の一
    方に、複数の歯が円周方向に並んだ凹凸面、他方に、こ
    の凹凸面の歯に対して弾性的に係脱して軸部に回転抵抗
    を付与する弾性接触子がそれぞれ設けられたことを特徴
    とする請求項1記載のハンガー。
  3. 【請求項3】 弾性接触子として、一対のリング状バネ
    が対称配置で設けられ、この両リング状バネに、凹凸面
    の歯に弾性的に係脱する突起が設けられたことを特徴と
    する請求項2記載のハンガー。
  4. 【請求項4】 弾性接触子として、一対の板バネが、対
    称配置でかつその先端が凹凸面の歯に弾性的に係脱する
    状態で設けられたことを特徴とする請求項2記載のハン
    ガー。
  5. 【請求項5】請求項2乃至4のいずれかに記載のハンガ
    ーにおいて、軸部および筒状部がそれぞれプラスチック
    にて形成され、筒状部の内周に凹凸面、軸部の外周に弾
    性接触子がそれぞれ一体に設けられたことを特徴とする
    ハンガー。
  6. 【請求項6】 左右両側肩部と吊りフックを備えた上着
    掛け用のハンガー本体の左右両側に、吊り棒受けが下向
    きに突設されて支持体が構成され、上記両側吊り棒受け
    と吊り棒両端部のいずれか一方に軸部、他方に筒状部が
    それぞれ設けられたことを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載のハンガー。
  7. 【請求項7】 吊り棒受けと、この吊り棒受けを壁面等
    の固定部に取付ける取付部とによって支持体が構成さ
    れ、上記吊り棒受けと吊り棒端部のいずれか一方に軸
    部、他方に筒状部がそれぞれ設けられたことを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれかに記載のハンガー。
  8. 【請求項8】 両側吊り棒受けの間隔を一定に保つ開き
    止め杆が両側吊り棒受け間に架け渡されたことを特徴と
    する請求項6または7記載のハンガー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0511878U (ja) * 1991-05-27 1993-02-19 平八 三ツ元 ズボンハンガー
JPH0690846A (ja) * 1992-09-16 1994-04-05 Shinko Hangaa Kk ハンガー
JP3094176U (ja) * 2002-11-20 2003-06-06 白金隆 排熱ブラジャーのカップの構造

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