JPH08255018A - 自動走行車両の位置誤差補正装置 - Google Patents
自動走行車両の位置誤差補正装置Info
- Publication number
- JPH08255018A JPH08255018A JP7058564A JP5856495A JPH08255018A JP H08255018 A JPH08255018 A JP H08255018A JP 7058564 A JP7058564 A JP 7058564A JP 5856495 A JP5856495 A JP 5856495A JP H08255018 A JPH08255018 A JP H08255018A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- error correction
- sensor
- traveling
- error
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Navigation (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種のセンサによって現在位置を認識して自
動走行が可能な車両にあって、地上の基準位置から発信
される信号によって自車の現在位置を補正する装置を提
供する。 【構成】 走行車両である芝刈り機1は、地磁気セン
サ、速度センサ、GPSセンサ、光ファイバージャイ
ロ、制御装置等を備え、無人による自立走行が可能であ
るサッカーグランドSG等の芝刈り対象領域E1を目標
軌跡P1に沿って芝刈りを行なう。フィールドFに設置
した誤差補正装置1000は、誤差補正装置L1上にレ
ーザー光を照射する。車両1に設けた受光素子は、受光
信号を制御装置へ送り、自車の現在位置の誤差を補正す
る。
動走行が可能な車両にあって、地上の基準位置から発信
される信号によって自車の現在位置を補正する装置を提
供する。 【構成】 走行車両である芝刈り機1は、地磁気セン
サ、速度センサ、GPSセンサ、光ファイバージャイ
ロ、制御装置等を備え、無人による自立走行が可能であ
るサッカーグランドSG等の芝刈り対象領域E1を目標
軌跡P1に沿って芝刈りを行なう。フィールドFに設置
した誤差補正装置1000は、誤差補正装置L1上にレ
ーザー光を照射する。車両1に設けた受光素子は、受光
信号を制御装置へ送り、自車の現在位置の誤差を補正す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無人運転が可能な作業車
両等の自動走行車両に関する。
両等の自動走行車両に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、乗用式の芝刈り機等にあって
は、フレーム上に運転座席、エンジン、操作装置等を有
し、車輪の操舵と駆動を制御するとともに、動力駆動さ
れるカッティングユニットを操作して芝刈りを実行す
る。この種の走行車両は、自動制御装置を搭載すること
によって、無人により自律運転が可能となる。
は、フレーム上に運転座席、エンジン、操作装置等を有
し、車輪の操舵と駆動を制御するとともに、動力駆動さ
れるカッティングユニットを操作して芝刈りを実行す
る。この種の走行車両は、自動制御装置を搭載すること
によって、無人により自律運転が可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の自動走行車両
にあっては、自車の現在位置,走行方向,走行速度等を
検出するセンサを装備する必要がある。センサとして
は、車輪の回転を検出する速度センサのほかに、地磁気
センサ,加速度センサ,GPSセンサ,光ファイバージ
ャイロ等のセンサが利用できる。しかしながら、無人運
転中の車両は、上述した各種のセンサで検出する自車の
現在位置に誤差を生ずる場合がある。この誤差は車両の
走行距離に比例して累積される性質をもつ。本発明は、
無人運転時の車両の現在位置を補正する装置を提供する
ものである。
にあっては、自車の現在位置,走行方向,走行速度等を
検出するセンサを装備する必要がある。センサとして
は、車輪の回転を検出する速度センサのほかに、地磁気
センサ,加速度センサ,GPSセンサ,光ファイバージ
ャイロ等のセンサが利用できる。しかしながら、無人運
転中の車両は、上述した各種のセンサで検出する自車の
現在位置に誤差を生ずる場合がある。この誤差は車両の
走行距離に比例して累積される性質をもつ。本発明は、
無人運転時の車両の現在位置を補正する装置を提供する
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の自動走行車両の
位置誤差補正装置は、車両のフレームと、フレーム上に
載置されるエンジンと、エンジンの動力により駆動され
る車輪と、走行操作装置と、走行操作装置を制御する制
御装置と、車両に装架されるボディと、ボディの側部に
装備される受光素子と、受光素子が受光した信号を制御
装置に対して出力する手段と、信号の入力を受けて車両
の現在位置の補正を演算する手段と、地上に固定されて
車両に向けてレーザー光を発光する手段を備える。
位置誤差補正装置は、車両のフレームと、フレーム上に
載置されるエンジンと、エンジンの動力により駆動され
る車輪と、走行操作装置と、走行操作装置を制御する制
御装置と、車両に装架されるボディと、ボディの側部に
装備される受光素子と、受光素子が受光した信号を制御
装置に対して出力する手段と、信号の入力を受けて車両
の現在位置の補正を演算する手段と、地上に固定されて
車両に向けてレーザー光を発光する手段を備える。
【0005】
【作用】自動走行車両は、各種のセンサによって自車の
現在位置を認識しているが、地上の固定位置からの光を
受光したときの位置と、認識している自車位置に誤差が
あるときには、受光位置を基準に自車の現在位置を補正
する。
現在位置を認識しているが、地上の固定位置からの光を
受光したときの位置と、認識している自車位置に誤差が
あるときには、受光位置を基準に自車の現在位置を補正
する。
【0006】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す走行車両の平面
図、図2は側面図である。全体を符号1で示す走行車両
は走行車両本体10と、走行車両本体10に外装される
ボディ300を有する。走行車両本体10は、例えば自
走式の芝刈り機であって、メインフレーム20は、2個
の前輪22と、1個の後輪24で支持される。メインフ
レーム20上にはエンジン30が搭載され油圧ポンプ2
00,250を駆動する。この芝刈り機にあっては、走
行用の動力や芝のカッティングユニット等の駆動力は油
圧により与えられるエンジン30の近傍には、燃料タン
ク34やバッテリー32等が配設される。
図、図2は側面図である。全体を符号1で示す走行車両
は走行車両本体10と、走行車両本体10に外装される
ボディ300を有する。走行車両本体10は、例えば自
走式の芝刈り機であって、メインフレーム20は、2個
の前輪22と、1個の後輪24で支持される。メインフ
レーム20上にはエンジン30が搭載され油圧ポンプ2
00,250を駆動する。この芝刈り機にあっては、走
行用の動力や芝のカッティングユニット等の駆動力は油
圧により与えられるエンジン30の近傍には、燃料タン
ク34やバッテリー32等が配設される。
【0007】メインフレーム20の中央上部には、オペ
レータ用の座席50がとりつけてあり、座席50の前方
にはステアリング装置52が配設してある。座席50の
周囲には、手動ブレーキレバー54やカッティングユニ
ットの制御スイッチ80に加えて、車両の前進ペダルや
後進ペダル(図示せず)が配設されている。この走行車
両本体10に装架されるボディ300は、メインフレー
ム20の周囲を曲面で囲むバンパーボディ310を備え
る。バンパーボディ310の上部には、エンジン30の
周囲を覆うエンジンカバー320と、車体の前部を覆う
フロントカバー330がとりつけられる。これらのボデ
ィは、プラスチック等でつくられ、適宜の塗装が施され
る。
レータ用の座席50がとりつけてあり、座席50の前方
にはステアリング装置52が配設してある。座席50の
周囲には、手動ブレーキレバー54やカッティングユニ
ットの制御スイッチ80に加えて、車両の前進ペダルや
後進ペダル(図示せず)が配設されている。この走行車
両本体10に装架されるボディ300は、メインフレー
ム20の周囲を曲面で囲むバンパーボディ310を備え
る。バンパーボディ310の上部には、エンジン30の
周囲を覆うエンジンカバー320と、車体の前部を覆う
フロントカバー330がとりつけられる。これらのボデ
ィは、プラスチック等でつくられ、適宜の塗装が施され
る。
【0008】この無人運転のために、各種のセンサと制
御装置が搭載される。制御装置のコントローラ100
は、座席50の周辺に配設される。センサとしては、車
両の位置や走行方向を検知するための衛星を用いるGP
S(グローバルポジショニング システム)センサ12
1や地磁気センサ123が装備される。バンパーボディ
310の前後には、障害物を検知するための対物センサ
111や、障害物や人間に触れたときに車両を停止する
ための接触センサ113が配設される。また、車両が地
面上にあることを検知するための地面センサ112も配
設される。GPSセンサ121や地磁気センサ123を
用いることによって、車両の走行位置を検知することは
できる。しかしながら、芝刈りの作業範囲等をより正確
に制御するため、地面に接触させて車速を検知するため
の車速センサ140を装備する。
御装置が搭載される。制御装置のコントローラ100
は、座席50の周辺に配設される。センサとしては、車
両の位置や走行方向を検知するための衛星を用いるGP
S(グローバルポジショニング システム)センサ12
1や地磁気センサ123が装備される。バンパーボディ
310の前後には、障害物を検知するための対物センサ
111や、障害物や人間に触れたときに車両を停止する
ための接触センサ113が配設される。また、車両が地
面上にあることを検知するための地面センサ112も配
設される。GPSセンサ121や地磁気センサ123を
用いることによって、車両の走行位置を検知することは
できる。しかしながら、芝刈りの作業範囲等をより正確
に制御するため、地面に接触させて車速を検知するため
の車速センサ140を装備する。
【0009】図3は、本発明の走行車両のシステム構成
を示す説明図である。エンジン30は、2つの油圧ポン
プ200,250を駆動する。第1の油圧ポンプ200
は、芝のカッティングユニットと、ステアリング操作用
の油圧ポンプである。油圧ポンプ200の出力は、コン
トロールバルブユニット40Aを介して、前部カッティ
ングユニット60の上下動シリンダ62と、後部カッテ
ィングユニット70の上下動シリンダ72に送られ、カ
ッティングユニット60,70の上下動を行なう。この
油圧は、各カッティングユニット60,70を駆動する
油圧モータ202,204へ送られ、カッティングユニ
ットを回転駆動する。このカッティングユニット60,
70は、固定刃とリール刃とを有するもので、リール刃
を回転駆動することで、固定刃との間で芝を鋭利に刈る
ことができる。
を示す説明図である。エンジン30は、2つの油圧ポン
プ200,250を駆動する。第1の油圧ポンプ200
は、芝のカッティングユニットと、ステアリング操作用
の油圧ポンプである。油圧ポンプ200の出力は、コン
トロールバルブユニット40Aを介して、前部カッティ
ングユニット60の上下動シリンダ62と、後部カッテ
ィングユニット70の上下動シリンダ72に送られ、カ
ッティングユニット60,70の上下動を行なう。この
油圧は、各カッティングユニット60,70を駆動する
油圧モータ202,204へ送られ、カッティングユニ
ットを回転駆動する。このカッティングユニット60,
70は、固定刃とリール刃とを有するもので、リール刃
を回転駆動することで、固定刃との間で芝を鋭利に刈る
ことができる。
【0010】コントロールバルブユニット40Aの出力
は、ステアリング油圧モータ210へも供給される。ス
テアリング油圧モータ210は、ステアリング52に連
結されていて、ステアリング52が操作されると、油圧
を後輪24に操舵するシリンダ212へ送る。操舵用シ
リンダ212は、後輪24を操舵する。第2の油圧ポン
プ250は、トランスミッション用の油圧ポンプであっ
て、その出力はコントロールバルブユニット40Bを介
して、前輪22の駆動用の油圧モータ252と、後輪2
4の駆動用油圧モータ254へ送られる。運転席に設け
られた前進ペダル90と後進ペダル92を交互に踏むこ
とによって、コントロールバルブユニット40Bを介し
て、車両の前進と後進が達成される。後輪24にはディ
スクブレーキ25が装備されており、手動ブレーキレバ
ー54によって機械的にブレーキがかけられる。
は、ステアリング油圧モータ210へも供給される。ス
テアリング油圧モータ210は、ステアリング52に連
結されていて、ステアリング52が操作されると、油圧
を後輪24に操舵するシリンダ212へ送る。操舵用シ
リンダ212は、後輪24を操舵する。第2の油圧ポン
プ250は、トランスミッション用の油圧ポンプであっ
て、その出力はコントロールバルブユニット40Bを介
して、前輪22の駆動用の油圧モータ252と、後輪2
4の駆動用油圧モータ254へ送られる。運転席に設け
られた前進ペダル90と後進ペダル92を交互に踏むこ
とによって、コントロールバルブユニット40Bを介し
て、車両の前進と後進が達成される。後輪24にはディ
スクブレーキ25が装備されており、手動ブレーキレバ
ー54によって機械的にブレーキがかけられる。
【0011】ボードコンピュータを備えるコントローラ
100は、バンパーボディ310に装備された障害物認
識センサ110からの情報を受ける。障害物認識センサ
110は、接触センサ111、地面センサ112、対物
センサ113を有する。また、地磁気センサ121、加
速度センサ122、GPSセンサ123、光ファイバー
ジャイロ124等の車両の走行を検知する各センサから
の情報も入力される。また、車両の現実の位置を検出し
て、その誤差の補正信号126もコントローラ100へ
与えられる。
100は、バンパーボディ310に装備された障害物認
識センサ110からの情報を受ける。障害物認識センサ
110は、接触センサ111、地面センサ112、対物
センサ113を有する。また、地磁気センサ121、加
速度センサ122、GPSセンサ123、光ファイバー
ジャイロ124等の車両の走行を検知する各センサから
の情報も入力される。また、車両の現実の位置を検出し
て、その誤差の補正信号126もコントローラ100へ
与えられる。
【0012】本走行車両1は、無人運転モードと有人運
転モードが選択でき、この運転モードの切換用スイッチ
102を有する。無人運転モードと有人運転モードを確
認するために、ドアインターロックスイッチ138が設
けられる。無人運転を達成するために、ステアリング用
の油圧モータ210を制御するための操舵用モータ23
0を備え、ステアリング角度センサ130の情報に応じ
て、コントローラ100は操舵用モータ230に出力信
号を送る。同様に、前進ペダル90と後進ペダル92を
操作するアクチュエータ136を備え、アクセル量検知
センサ134を介してペダルの踏込み量を制御する。エ
ンジン30を始動するイグニッションスイッチ36は、
障害物認識センサ110の接触センサ111によって直
接に操作され、障害物や人に触れると、イグニッション
スイッチ36を遮断して、エンジン30の運転を停止す
る。エンジン30の回転数は、スロットルレバー37で
制御される。
転モードが選択でき、この運転モードの切換用スイッチ
102を有する。無人運転モードと有人運転モードを確
認するために、ドアインターロックスイッチ138が設
けられる。無人運転を達成するために、ステアリング用
の油圧モータ210を制御するための操舵用モータ23
0を備え、ステアリング角度センサ130の情報に応じ
て、コントローラ100は操舵用モータ230に出力信
号を送る。同様に、前進ペダル90と後進ペダル92を
操作するアクチュエータ136を備え、アクセル量検知
センサ134を介してペダルの踏込み量を制御する。エ
ンジン30を始動するイグニッションスイッチ36は、
障害物認識センサ110の接触センサ111によって直
接に操作され、障害物や人に触れると、イグニッション
スイッチ36を遮断して、エンジン30の運転を停止す
る。エンジン30の回転数は、スロットルレバー37で
制御される。
【0013】図1,図2は、走行車両1が無人で運転さ
れる状態を示す。ボディ300のフロントカバー330
と、エンジンカバー320は閉じられていて、側面形状
が卵型に形成されている。平面形状も略楕円形状とな
る。バンパーボディ310の前部312は、前部カッテ
ィングユニット60のリール刃を覆う形状に形成されて
おり、異物のリール刃へのまき込みを防止する。ステア
リング52は、必要に応じて折り畳み可能とし、無人運
転時には収容される。この状態で無人運転されると、流
線型のボディは極めて斬新なデザインであって、注目を
集めやすい。フロントカバー330、エンジンカバー3
20は透明なプラスチックで形成してもよく、また適宜
のデザインに着色することができる。
れる状態を示す。ボディ300のフロントカバー330
と、エンジンカバー320は閉じられていて、側面形状
が卵型に形成されている。平面形状も略楕円形状とな
る。バンパーボディ310の前部312は、前部カッテ
ィングユニット60のリール刃を覆う形状に形成されて
おり、異物のリール刃へのまき込みを防止する。ステア
リング52は、必要に応じて折り畳み可能とし、無人運
転時には収容される。この状態で無人運転されると、流
線型のボディは極めて斬新なデザインであって、注目を
集めやすい。フロントカバー330、エンジンカバー3
20は透明なプラスチックで形成してもよく、また適宜
のデザインに着色することができる。
【0014】図4,図5は本発明の走行車両1を有人で
運転する状態を示す。本実施例の車両にあっては、エン
ジンカバー320は、走行車両本体10のメインフレー
ム20に固着されたスライドレール380上を後方へ摺
動する。フロントカバー330はメインフレーム20に
固定されているので、エンジンカバー320を開くこと
によって、フロントカバー330との間にスペースSが
形成される。
運転する状態を示す。本実施例の車両にあっては、エン
ジンカバー320は、走行車両本体10のメインフレー
ム20に固着されたスライドレール380上を後方へ摺
動する。フロントカバー330はメインフレーム20に
固定されているので、エンジンカバー320を開くこと
によって、フロントカバー330との間にスペースSが
形成される。
【0015】エンジンカバー320のフロントカバー側
には、ヒンジアーム340を介して窓350が開閉自在
に装備されている。この窓350はストッパ355で開
いた状態に保持される。運転者Dは、スペースSを利用
して座席50の乗り込み、ステアリング52を所定の位
置に戻し、走行車両1を運転する。走行車両本体10の
構成は、図1〜図3で説明したものであるので、説明は
省略する。
には、ヒンジアーム340を介して窓350が開閉自在
に装備されている。この窓350はストッパ355で開
いた状態に保持される。運転者Dは、スペースSを利用
して座席50の乗り込み、ステアリング52を所定の位
置に戻し、走行車両1を運転する。走行車両本体10の
構成は、図1〜図3で説明したものであるので、説明は
省略する。
【0016】図6は本発明の状態表示用の運転ランプを
備えた走行車両の平面図、図7は側面図である。状態表
示用の運転ランプ280は、車両のボディ300の最高
部より前方の窓350の上部にとりつけられる。この運
転ランプ280は、例えば横長のLEDランプであっ
て、10個のランプを有する。そして、車両の無人によ
る運転状態に応じて異なる表示を行なう。
備えた走行車両の平面図、図7は側面図である。状態表
示用の運転ランプ280は、車両のボディ300の最高
部より前方の窓350の上部にとりつけられる。この運
転ランプ280は、例えば横長のLEDランプであっ
て、10個のランプを有する。そして、車両の無人によ
る運転状態に応じて異なる表示を行なう。
【0017】図8は本発明の自動走行車両の位置誤差の
補正装置を示す説明図である。車両1に装備される位置
誤差の検出装置126は、複数の受光素子126aと、
受光素子126aが光を検知して受信する補正信号入力
126bと、この補正信号入力126bを保持する補正
信号保持回路126cを有する。この補正信号保持回路
126cは、補正信号出力126eをコントローラ10
0へ出力するとともに、リセット信号の入力端子126
dを有し、補正信号をリセットする。
補正装置を示す説明図である。車両1に装備される位置
誤差の検出装置126は、複数の受光素子126aと、
受光素子126aが光を検知して受信する補正信号入力
126bと、この補正信号入力126bを保持する補正
信号保持回路126cを有する。この補正信号保持回路
126cは、補正信号出力126eをコントローラ10
0へ出力するとともに、リセット信号の入力端子126
dを有し、補正信号をリセットする。
【0018】一方、全体を符号1000で示す可搬式の
誤差補正装置は、ハンドル1010を有するケーシング
1020を備え、ケーシング1020は支柱1030、
ベース1040によってフィールドF上に載置される。
ハンドル1010によって誤差補正装置1000を任意
の場所に移動することができる。ケーシング1020内
には、電源1100、レーザー駆動装置1120、発行
素子1130が装備されており、レーザー光1150を
発光する。芝刈り機1に装備される位置誤差検出装置1
26の受光素子126aは、このレーザー光1050を
受光したときに、補正信号126eを出力する。
誤差補正装置は、ハンドル1010を有するケーシング
1020を備え、ケーシング1020は支柱1030、
ベース1040によってフィールドF上に載置される。
ハンドル1010によって誤差補正装置1000を任意
の場所に移動することができる。ケーシング1020内
には、電源1100、レーザー駆動装置1120、発行
素子1130が装備されており、レーザー光1150を
発光する。芝刈り機1に装備される位置誤差検出装置1
26の受光素子126aは、このレーザー光1050を
受光したときに、補正信号126eを出力する。
【0019】図9は本発明による自動芝刈り機1の位置
誤差を補正する機構を説明する平面図である。自動芝刈
り機1は、先にも説明したように、地磁気センサ12
1、加速度センサ122、GPSセンサ123、光ファ
イバージャイロ124等を備えて自立による走行が可能
である。芝のフィールドFに、芝刈り対象領域E1とし
て、例えば、サッカーグラウンドSGを形成し、このサ
ッカーグラウンドSG内の芝を無人運転によって刈る場
合を説明する。
誤差を補正する機構を説明する平面図である。自動芝刈
り機1は、先にも説明したように、地磁気センサ12
1、加速度センサ122、GPSセンサ123、光ファ
イバージャイロ124等を備えて自立による走行が可能
である。芝のフィールドFに、芝刈り対象領域E1とし
て、例えば、サッカーグラウンドSGを形成し、このサ
ッカーグラウンドSG内の芝を無人運転によって刈る場
合を説明する。
【0020】サッカーグラウンドSGは、サイドライン
SLとエンドラインELで画成される矩形のグラウンド
であって、中央部にセンターラインCLが画成される。
このサッカーグラウンドSG上を自動芝刈り機1は目標
軌跡P1を設定し、この目標軌跡P1に沿って自立走行し
つつ芝刈りを実行する。現在、自動芝刈り機1は、サッ
カーグラウンドSG上を軌跡P2に沿って芝刈りを完了
し、センターラインCL上に達したものとする。センタ
ーラインCL上に誤差補正位置L1が設定されていて、
誤差補正装置1000はセンターラインCL上にレーザ
ー光1150を照射している。
SLとエンドラインELで画成される矩形のグラウンド
であって、中央部にセンターラインCLが画成される。
このサッカーグラウンドSG上を自動芝刈り機1は目標
軌跡P1を設定し、この目標軌跡P1に沿って自立走行し
つつ芝刈りを実行する。現在、自動芝刈り機1は、サッ
カーグラウンドSG上を軌跡P2に沿って芝刈りを完了
し、センターラインCL上に達したものとする。センタ
ーラインCL上に誤差補正位置L1が設定されていて、
誤差補正装置1000はセンターラインCL上にレーザ
ー光1150を照射している。
【0021】芝刈り機1は、自立走行によって自己の位
置がセンターラインCL上に、達したことを当然に記載
している。したがって、芝刈り機1にとりつけられて、
位置誤差検出装置126がレーザー光1150を受光し
たときに、自己が認識しているセンターラインCL位置
が一致していれば、自立走行による位置誤差はない。し
かしながら、このタイミングにずれが生じていると、自
立走行の位置認識に誤差が生じているので、この誤差を
キャンセルするように補正する。この補正によって、自
動芝刈り機は誤差の発生と補正量を学習する。したがっ
て、この位置誤差の補正は頻繁に行なう必要はない。
置がセンターラインCL上に、達したことを当然に記載
している。したがって、芝刈り機1にとりつけられて、
位置誤差検出装置126がレーザー光1150を受光し
たときに、自己が認識しているセンターラインCL位置
が一致していれば、自立走行による位置誤差はない。し
かしながら、このタイミングにずれが生じていると、自
立走行の位置認識に誤差が生じているので、この誤差を
キャンセルするように補正する。この補正によって、自
動芝刈り機は誤差の発生と補正量を学習する。したがっ
て、この位置誤差の補正は頻繁に行なう必要はない。
【0022】本発明にあっては、自動芝刈り機1の車体
の一側にのみ受光素子をとりつけ、装置の簡素化を図っ
ている。また、発光素子1130から照射されるレーザ
ー光1150は、遠方へ行くに従って拡張されてしま
う。そこで、誤差補正装置1000と自動芝刈り機1が
できるだけ近傍にあるときに誤差補正の処理を実行する
ことが望ましい。本発明の誤差補正装置1000は、可
搬式であるので、フィールドF上の芝刈り対象領域E1
の近傍に設置することができ、制度のよい誤差補正が達
成できる。また、誤差補正のパターンを自動芝刈り機1
が学習した後は、この誤差補正装置1000をとり除い
ても、自動芝刈り機1は自立によって位置誤差の少ない
走行が可能となる。
の一側にのみ受光素子をとりつけ、装置の簡素化を図っ
ている。また、発光素子1130から照射されるレーザ
ー光1150は、遠方へ行くに従って拡張されてしま
う。そこで、誤差補正装置1000と自動芝刈り機1が
できるだけ近傍にあるときに誤差補正の処理を実行する
ことが望ましい。本発明の誤差補正装置1000は、可
搬式であるので、フィールドF上の芝刈り対象領域E1
の近傍に設置することができ、制度のよい誤差補正が達
成できる。また、誤差補正のパターンを自動芝刈り機1
が学習した後は、この誤差補正装置1000をとり除い
ても、自動芝刈り機1は自立によって位置誤差の少ない
走行が可能となる。
【0023】図10は位置誤差補正の処理のフロー図で
ある。ステップS10で外部からの信号による誤差補正
の処理がスタートすると、ステップS11で誤差補正信
号はリセットされる。ステップS12で自立航法による
自動運転中である場合には、ステップS13で自動運転
制御を確認し、ステップS14で誤差補正信号入力の有
無を検出する。誤差補正信号をキャッチしたときに、自
立航法による位置とに誤差がある場合には、過去の航法
による累積誤差をキャンセルするとともに、ステップS
16によってこの誤差補正信号をリセットする。
ある。ステップS10で外部からの信号による誤差補正
の処理がスタートすると、ステップS11で誤差補正信
号はリセットされる。ステップS12で自立航法による
自動運転中である場合には、ステップS13で自動運転
制御を確認し、ステップS14で誤差補正信号入力の有
無を検出する。誤差補正信号をキャッチしたときに、自
立航法による位置とに誤差がある場合には、過去の航法
による累積誤差をキャンセルするとともに、ステップS
16によってこの誤差補正信号をリセットする。
【0024】
【発明の効果】本発明の走行車両は、地磁気センサ,加
速度センサ,GPSセンサ,光ファイバージャイロ等を
備えて、自立走行が可能である。しかしながら、上述し
た各種のセンサの信号に基づいて算出する車両の現在位
置は、車両の走行によって誤差を生ずる場合がある。こ
の位置誤差は走行距離に比例して累積される性質を有す
る。本発明にあっては、地上に設定した基準位置に発光
装置を配置し、車両側には受光装置を設け、この光を受
けたときの信号を制御装置に送る。制御装置は、この光
を受けた基準位置によって自車の現在位置を補正する。
車両の位置誤差の発生原因は、走行条件等により変化
し、一定ではない。走行車両は、この基準位置を複数回
通過して、位置補正の処理を実行することで、位置誤差
の傾向を学習し、以後の補正を省略することができる。
速度センサ,GPSセンサ,光ファイバージャイロ等を
備えて、自立走行が可能である。しかしながら、上述し
た各種のセンサの信号に基づいて算出する車両の現在位
置は、車両の走行によって誤差を生ずる場合がある。こ
の位置誤差は走行距離に比例して累積される性質を有す
る。本発明にあっては、地上に設定した基準位置に発光
装置を配置し、車両側には受光装置を設け、この光を受
けたときの信号を制御装置に送る。制御装置は、この光
を受けた基準位置によって自車の現在位置を補正する。
車両の位置誤差の発生原因は、走行条件等により変化
し、一定ではない。走行車両は、この基準位置を複数回
通過して、位置補正の処理を実行することで、位置誤差
の傾向を学習し、以後の補正を省略することができる。
【図1】本発明の第1の実施例の無人運転状態を示す平
面図。
面図。
【図2】本発明の第1の実施例の無人運転状態を示す側
面図。
面図。
【図3】走行車両のシステムを示す説明図。
【図4】本発明の第1の実施例の有人運転状態を示す平
面図。
面図。
【図5】本発明の第1の実施例の有人運転状態を示す側
面図。
面図。
【図6】本発明の受光素子を備えた車両の平面図。
【図7】本発明の受光素子を備えた車両の側面図。
【図8】位置誤差補正装置の構成を示す説明図。
【図9】位置誤差補正装置の構成を示す平面図。
【図10】位置誤差の補正処理のフローチャート。
1 走行車両 10 走行車両本体 20 メインフレーム 22,24 車輪 30 エンジン 40 コントロールバルブユニット 50 座席 52 ステアリング 60,70 カッティングユニット 100 コントローラ 111 接触センサ 112 地面センサ 113 対物センサ 121 地磁気センサ 122 加速度センサ 123 GPSセンサ 124 光ファイバージャイロ 126 受光素子 280 運転状態表示ランプ 300 ボディ 350 窓 1000 可搬式誤差補正装置 1150 レーザー光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 健二郎 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 青野 俊宏 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 三宅 徳久 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 乙母 正美 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号 日立京葉エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 小林 和男 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所産業機器事業部内
Claims (1)
- 【請求項1】 車両のフレームと、フレーム上に載置さ
れるエンジンと、エンジンの動力により駆動される車輪
と、走行操作装置と、走行操作装置を制御する制御装置
と、ボディの側部に装備される受光素子と、受光素子が
受光した信号を制御装置に対して出力する手段と、信号
の入力を受けて車両の現在位置の補正を演算する手段
と、地上に固定されて車両に向けてレーザー光を発光す
る手段とを備えてなる自動走行車両の位置誤差補正装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7058564A JPH08255018A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 自動走行車両の位置誤差補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7058564A JPH08255018A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 自動走行車両の位置誤差補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08255018A true JPH08255018A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13087954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7058564A Pending JPH08255018A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 自動走行車両の位置誤差補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08255018A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6615108B1 (en) * | 1998-05-11 | 2003-09-02 | F. Robotics Acquisitions Ltd. | Area coverage with an autonomous robot |
JP2010151619A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Equos Research Co Ltd | 制御装置 |
CN113200368A (zh) * | 2021-05-11 | 2021-08-03 | 中交一航局安装工程有限公司 | 一种散货码头单机行走位置自动校正系统 |
-
1995
- 1995-03-17 JP JP7058564A patent/JPH08255018A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6615108B1 (en) * | 1998-05-11 | 2003-09-02 | F. Robotics Acquisitions Ltd. | Area coverage with an autonomous robot |
US6885912B2 (en) | 1998-05-11 | 2005-04-26 | F Robotics Acquistions Ltd. | Area coverage with an autonomous robot |
US7155309B2 (en) | 1998-05-11 | 2006-12-26 | F Robotics Ltd. | Area coverage with an autonomous robot |
US7349759B2 (en) | 1998-05-11 | 2008-03-25 | F Robotics Acquisitions Ltd. | Area coverage with an autonomous robot |
JP2010151619A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Equos Research Co Ltd | 制御装置 |
CN113200368A (zh) * | 2021-05-11 | 2021-08-03 | 中交一航局安装工程有限公司 | 一种散货码头单机行走位置自动校正系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7349779B2 (en) | Automatic steering system | |
US7200490B2 (en) | GPS receiver with autopilot and integrated lightbar display | |
WO2020026651A1 (ja) | 収穫機、走行システム、走行方法、走行プログラム、及び、記憶媒体 | |
US12268113B2 (en) | Agricultural machine | |
JP7471359B2 (ja) | 圃場作業機 | |
JP2022097701A (ja) | 作業車両 | |
JP2002354905A (ja) | 農業用作業車 | |
JPH08255020A (ja) | 自動走行車両 | |
JP5560844B2 (ja) | 走行車両自動操舵用駆動装置 | |
JPH09128044A (ja) | 走行作業機械の半自動制御方式 | |
JPH0937610A (ja) | 無人芝刈り機の運転方式 | |
US20040114378A1 (en) | Illuminating apparatus for a work vehicle | |
JPH08255018A (ja) | 自動走行車両の位置誤差補正装置 | |
JPH09128043A (ja) | 無人移動作業機械の制御方式 | |
JP2024133164A (ja) | 作業車両 | |
US20240081173A1 (en) | Display system for lawnmower and lawnmower including display system | |
US20240081175A1 (en) | Drive-by-wire system for vehicle, zero-turn-radius lawnmower including same, and drive-by-wire system for lawnmower | |
JPH05153819A (ja) | 田植機 | |
JPH08255019A (ja) | 自動走行車両 | |
KR20230149618A (ko) | 농작업 차량의 자율 주행 시스템 및 제어 방법 | |
JPH08242607A (ja) | 自動走行車両 | |
JPH08244648A (ja) | 無人・有人運転可能な走行車両のボディ | |
JP7094338B2 (ja) | 作業車 | |
JP2023096967A (ja) | 作業車両 | |
JPH09243372A (ja) | 走行作業機械の運転制御方式 |